JP6831063B2 - 格子部材 - Google Patents

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Description

本発明は、格子本体と、格子本体の外周面部に貼り付けられる化粧シートと、を備える格子部材に関する。詳しくは、例えば、手摺りに用いられる格子部材や、バルコニーの外装材としての面材に用いられる格子部材や、フェンスの間仕切りなどに用いられる格子部材に関する。
従来、バルコニーの外装材として、面材としての格子部材を複数並べて配置したバルコニーが知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、特許文献1に記載のバルコニーの面材に用いられる格子部材において、格子本体の外周面部に、化粧シートを貼り付けて使用する場合がある。従来、格子本体の外周面部に化粧シートを貼り付ける場合に、化粧シートを格子本体の外周面部の一周に亘って貼り付けて、化粧シートの端部における継ぎ目において、化粧シートの端部同士を重ねて貼り付けることが行われている。
また、手摺りとして用いられる格子部材として、格子本体の外周面部に化粧シートを貼り付けたものが知られている(特許文献2参照)。特許文献2に記載の格子部材においては、格子本体の下方に凹部を設けて、化粧シートを格子本体の外周面部の一周に亘って貼り付けて、化粧シートの端部を格子本体の下方に設けた凹部の内部側に折り込むことで、化粧シートの継ぎ目を見えにくく構成している。
特開2014−125784号公報 特開2015−14132号公報
化粧シートを格子本体の外周面部の一周に亘って貼り付けて化粧シートの端部同士を重ねて貼り付ける場合には、化粧シートの端部同士の継ぎ目において、化粧シートに凹凸がある場合などには、化粧シートの端部同士が貼り付きにくいことがあった。また、特許文献2に記載の格子部材は、格子本体の下方に設けた凹部の内部に化粧シートの端部を折り込むため、格子本体に化粧シートを貼り付ける際の作業性が煩雑となる。
本発明は、意匠性を確保しつつ、格子本体に化粧シートを貼り付ける作業性を向上できる格子部材を提供することを目的とする。
本発明は、長手方向に延びる筒状の格子本体(例えば、後述の格子本体61)であって、外周面部(例えば、後述の外周面部601)と、該格子本体の下方に形成され該格子本体の内部側に窪むと共に該格子本体の長手方向に延びる少なくとも1つの凹溝(例えば、後述の凹溝63)と、を有する格子本体と、前記凹溝を除く前記外周面部に貼り付けられる化粧シート(例えば、後述の化粧シート65)と、を備える格子部材(例えば、後述の格子部材6)に関する。
また、前記凹溝における前記格子本体の周方向の端部(例えば、後述の一端縁634、他端縁635)は、面取りされていない角部により構成されることが好ましい。
また、前記凹溝は、該凹溝における前記格子本体の周方向の一端縁から、該凹溝の内側に向かうにしたがって下方から上方に向かうように傾斜する傾斜面(例えば、後述の凹溝傾斜面633a)を有することが好ましい。
また、前記化粧シートの表面には、複数の凹凸により形成された加工が施されていることが好ましい。
また、前記格子本体の長手方向の端面(例えば、後述の端面61a)に配置されるキャップ部材(例えば、後述のキャップ部材66)を更に備え、前記キャップ部材は、前記格子本体の長手方向における前記凹溝の側方においてキャップ部材の内面から窪むキャップ凹部(例えば、後述のキャップ凹部663)を有することが好ましい。
本発明によれば、意匠性を確保しつつ、格子本体に化粧シートを貼り付ける作業性を向上できる格子部材を提供することができる。
本発明の一実施形態の複数の格子部材をバルコニーの外装材を構成する複数の面材に適用した構成を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 格子部材の支柱への取り付け状態を示す横断面図である。 本発明の一実施形態の格子部材を示す縦断面図である。 格子本体の端部にキャップ部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 格子本体の凹溝とキャップ部材との間の隙間を示す斜視図である。 図6のB−B線断面図である。
以下、本発明の格子部材6の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態においては、格子部材6を、バルコニーの外装材を構成する面材に適用した例について説明する。図1は、本発明の一実施形態の複数の格子部材6をバルコニー1の外装材を構成する複数の面材に適用した構成を示す斜視図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3は、格子部材6の支柱4への取り付け状態を示す横断面図である。図4は、本発明の一実施形態の格子部材6を示す縦断面図である。図5は、格子本体61の端部にキャップ部材66が取り付けられた状態を示す斜視図である。図6は、格子本体61の凹溝63とキャップ部材66との間の隙間を示す斜視図である。図7は、図6のB−B線断面図である。
なお、本実施形態の説明においては、バルコニー1の外側を外方側といい、バルコニーの内側を内方側という。また、格子部材6が長尺に延びる方向を長手方向という。
図1に示すように、本実施形態のバルコニー1は、建物10の付設物として設けられる。バルコニー1は、建物10の外壁から突き出た床部11と、床部11の周縁部に設けられた腰壁部2と、腰壁部2の上端部に配置される下笠木3と、腰壁部2から立設される複数の支柱4と、複数の支柱4の上端部に配置される上笠木5と、支柱4における外方を向く面側に配置される複数の格子部材6と、を有する。
複数の格子部材6は、図1及び図2に示すように、L字アングル12により、複数の支柱4における外方を向く面側に配置されている。複数の格子部材6は、それぞれ、略水平方向(所定方向)に延びる長尺状に形成される。格子部材6は、断面形状が縦長の筒状の格子により形成される。複数の格子部材6は、格子部材6の長手方向が水平方向に沿うように配置され、上下方向に並べられている。本実施形態においては、複数の格子部材6は、上下方向において、第1格子部材6a及び第2格子部材6bが交互に並んで配置されている。
本実施形態においては、第1格子部材6a及び第2格子部材6bについては、図2に示すように、前面板部615a,615bの形状のみが異なり、その他の構成については同様である。特に、本発明の特徴部分である凹溝63の周辺の構成は、第1格子部材6a及び第2格子部材6bにおいて同様の構成である。
格子部材6は、図4及び図5に示すように、格子本体61と、化粧シート65と、一対のキャップ部材66と、を有する。
格子本体61は、例えばアルミ材料の型材により、中空部を有する筒状のホロー構造で構成される。格子本体61は、略水平方向(長手方向)に延びて形成される。格子本体61は、格子部材6の基材を構成する。
格子本体61は、縦断面において、図4に示すように、上下方向に直線状に延びる取付板部611と、上部内方側傾斜板部612と、上面板部613と、上部外方側傾斜板部614と、前面板部615と、下部外方側傾斜板部616と、底面板部617と、凹溝63と、下部内方側傾斜板部618と、を有する。凹溝63は、凹溝縦板部631、凹溝横板部632及び凹溝傾斜板部633を有する。支柱側の取付板部611、上部内方側傾斜板部612、上面板部613、上部外方側傾斜板部614、前面板部615、下部外方側傾斜板部616、底面板部617、凹溝縦板部631、凹溝横板部632、凹溝傾斜板部633及び下部内方側傾斜板部618は、格子本体61の周方向に、この順に連続して配置されている。
取付板部611は、図4に示すように、支柱4が延びる上下方向に沿って、上下方向に延びる。取付板部611は、L字アングル12(図2及び図3参照)を介して、支柱4におけるバルコニー1の外方側の面側に配置された状態で固定されている。
L字アングル12は、支柱4と格子本体61とを固定する。L字アングル12は、図2及び図3に示すように、上下方向に延びる長尺状に形成され、支柱4におけるバルコニー1の外方側の面側に配置される外方側板部121と、外方側板部121の横方向の一端部に接続されると共に支柱4における側方の面側に配置される側方側板部122と、を有する。
外方側板部121には、複数の格子本体61が上下方向に並べられた状態で、ネジ部材121aにより、格子本体61の取付板部611が固定されている。
側方側板部122は、ネジ部材122aにより、支柱4の側方の面に固定されている。
上部内方側傾斜板部612は、図4に示すように、格子本体61の上部の内方側の角部において面取りした傾斜状に形成され、取付板部611の上端部からバルコニー1の外方側に上り傾斜して延びる。
上面板部613は、上部内方側傾斜板部612の上端部からバルコニー1の外方側に略水平に延びる。
上部外方側傾斜板部614は、格子本体61の上部の外方側の角部において面取りした傾斜状に形成され、上面板部613におけるバルコニー1の外方側の端部からバルコニー1の外方側に下り傾斜して延びる。
前面板部615は、図4に示すように、上部外方側傾斜板部614の下端部から下方に向けて延び、S字状に緩く湾曲した曲面状に形成される。
本実施形態においては、例えば、図2に示すように、第1格子部材6aの前面板部615aは、上方側の部分が膨出すると共に下方側の部分が窪むような緩いS字のカーブ状に形成される。また、第2格子部材6bの前面板部615bは、第1格子部材6aの前面板部615aとは湾曲する方向が逆のS字のカーブ状に形成されており、上方側の部分が窪むと共に下方側の部分が膨出するような緩いS字のカーブ状に形成される。なお、前面板部615の形状は本実施形態の形状に限定されず、例えば、上下方向に直線状に延びるように形成されていてもよい。
下部外方側傾斜板部616は、図4に示すように、格子本体61の下部の外方側の角部において面取りした傾斜状に形成され、前面板部615の下端部からバルコニー1の内方側に下り傾斜して延びる。
底面板部617は、下部外方側傾斜板部616の下端部からバルコニー1の内方側に略水平に延びる。
下部内方側傾斜板部618は、格子本体61の下部の内方側の角部において面取りした傾斜状に形成され、取付板部611の下端部からバルコニー1の外方側に下り傾斜して延びる。
凹溝63は、図4に示すように、格子本体61の下方に形成され、格子本体61の下部から格子本体61の内部側の上方側に窪むと共に、格子本体61の長手方向に延びる。凹溝63は、格子本体61の下方において、格子本体61の周方向において、底面板部617におけるバルコニー1の内方側の端部617aと、下部内方側傾斜板部618におけるバルコニー1の外方側の下端部618aと、の間に配置される。
凹溝63は、格子本体61の周方向のバルコニー1の内方側の一端縁634(端部)と、格子本体61の周方向のバルコニー1の外方側の他端縁635(端部)と、を有する。また、凹溝63は、凹溝縦板部631と、凹溝横板部632と、凹溝傾斜板部633と、を有する。
格子本体61の周方向のバルコニー1の内方側の一端縁634は、格子本体61の底面板部617におけるバルコニー1の外方側の端部617aに接続される。格子本体61の周方向のバルコニー1の外方側の他端縁635は、格子本体61の下部内方側傾斜板部618の下端部618aに接続される。
凹溝63における格子本体61の周方向の一端縁634及び他端縁635は、面取りされていない角部により構成される。つまり、凹溝63における格子本体61の周方向の一端縁634及び他端縁635は、丸みがない角部により構成されている。
凹溝縦板部631、凹溝横板部632及び凹溝傾斜板部633は、バルコニー1の外方側から内方側に向けてこの順に連続して配置される。凹溝63の表面63aは、凹溝縦板部631の表面631aと、凹溝横板部632の表面632aと、凹溝傾斜板部633の凹溝傾斜面633aと、により構成される。
凹溝縦板部631は、底面板部617におけるバルコニー1の外方側の端部617aから上方側に向けて縦方向に延びる。底面板部617gの端部617aは、凹溝63における格子本体61の周方向のバルコニー1の外方側の他端縁635(端部)でもある。凹溝縦板部631の表面631aは、バルコニー1の内方側に配置される凹溝傾斜板部633の凹溝傾斜面633a(後述)側を向いて形成される。
凹溝横板部632は、凹溝縦板部631の上端部からバルコニー1の内方側に、略水平方向の横方向に延びる。凹溝横板部632の下面で構成される表面632aは、格子本体61の最も下部の位置よりも上方側に配置され、格子本体61の下部から奥まった上方側に配置される。凹溝横板部632の表面632aは、下方側を向いて形成される。
凹溝横板部632の表面632aは、凹溝63のバルコニー1の内方側の一端縁(端部)634及びバルコニー1の外方側の他端縁635(端部)から、上下方向における上方側に、窪み深さLで窪んだ位置に形成される。窪み深さLは、凹溝63の下端部から、凹溝横板部632の表面632aまでの上下(高さ)方向の距離である。
例えば、窪み深さLは、格子本体61の外周面部601に貼り付けた化粧シート65を切断する際に、切断カッター(図示せず)を使用する場合に、切断カッターが凹溝63の内部に入り込む寸法を確保するために設定されている。本実施形態においては、窪み深さLは、例えば、5mm以上である。なお、窪み深さLは、切断カッターの大きさなどにより異なる場合がある。
凹溝傾斜板部633は、凹溝横板部632におけるバルコニー1の内方側の端部から、下部内方側傾斜板部618の下端部618aまで、下り傾斜して延びる。下部内方側傾斜板部618の下端部618aは、凹溝63における格子本体61の周方向のバルコニー1の内方側の一端縁634(端部)でもある。凹溝傾斜面633aは、凹溝63における格子本体61の周方向におけるバルコニー1の内方側の一端縁634から、凹溝63の内側に向かうにしたがって下方から上方に向かうように傾斜する。
本実施形態においては、凹溝傾斜面633aは、凹溝63におけるバルコニー1の内方側に配置されている。そのため、例えば、バルコニー1の内方側から子供の指が凹溝63に入ることも想定される。ここで、本実施形態では、凹溝傾斜面633aを、凹溝63におけるバルコニー1の内方側の一端縁634から、凹溝63の内側(バルコニー1の外方側)に向かうにしたがって下方から上方に向かうように傾斜するように構成した。これにより、仮に、バルコニー1の内方側から子供の指が凹溝63に入ったとしても、凹溝63から指を容易に取り出すことができる。
また、格子部材6の格子本体61には、上部内方側傾斜板部612が形成されている。そのため、複数の格子部材6が上下方向に隣接して並べて配置されている場合に、凹溝63を有する格子部材6の下方に隣接して配置される格子部材6の格子本体61には、上部内方側傾斜板部612が形成されている。下方側の格子部材6の上部内方側傾斜板部612は、バルコニー1の内方側に下り傾斜している。これにより、仮に、バルコニー1の内方側から子供の指が凹溝63に入ったとしても、上方側の格子部材6の凹溝63から指を取り出す際に、下方側の格子部材6の上部内方側傾斜板部612に沿って指を移動させることで、上方側の格子本体61の凹溝63から指を容易に取り出すことができる。
格子本体61の外周面部601には、化粧シート65が貼り付けられている。
本実施形態では、化粧シート65の外面(表面)には、複数の凹凸が形成された浮造り加工が施されている。浮造り加工とは、天然木の風合いを表現するために、木の木目や年輪を凹凸により浮き立たせて表現する加工方法である。本実施形態では、浮造りの加工が施された化粧シート65には、エンボス加工が施されており、外面及び裏面には、複数の凹凸が形成されている。
化粧シート65は、図4に示すように、格子本体61の外周面部601(下部内方側傾斜板部618、支柱側の取付板部611、上部内方側傾斜板部612、上面板部613、上部外方側傾斜板部614、前面板部615、下部外方側傾斜板部616及び底面板部617の外面)に亘って貼り付けられている。
また、化粧シート65は、凹溝63を構成する凹溝縦板部631、凹溝横板部632及び凹溝傾斜板部633には、貼り付けられていない。
格子本体61の外周面部601に貼り付けられた化粧シート65の外面は、外部から視認される部分であるため、格子部材6の意匠面を構成する。また、凹溝63の表面63aも、外部から目立ちにくいが、外部から視認される可能性があるため、格子部材6の意匠面を構成する。
本実施形態では、格子部材6が上下方向に隣接して並べて配置されており、格子本体61の凹溝63が窪んで形成されるため、格子本体61の凹溝63の表面63aの基材色は目立ちにくい。
一対のキャップ部材66,66は、図5に示すように、格子本体61の長手方向の両端部の端面61a,61aに取り付けられる。キャップ部材66,66は、キャップ本体661と、キャップ内面突出縁部662と、キャップ凹部663と、を有する。
キャップ本体661は、格子本体61の長手方向の両端部の端面61a,61aの開口を塞ぐように、格子本体61の長手方向の両端部の端面61a,61aに配置される。キャップ本体661は、格子本体61の縦断面の形状に対応して、縦長の板状に形成される。
キャップ内面突出縁部662は、図5及び図6に示すように、キャップ本体661の内面の外周縁部において、外周縁部の全周に亘ってキャップ本体661の内面から内側に突出して形成される。キャップ内面突出縁部662は、キャップ本体661の全周に亘って略同じ幅で形成されている。キャップ内面突出縁部662の内側は、キャップ本体661の内面において、キャップ内面突出縁部662に対して窪んで形成されている。そのため、キャップ内面突出縁部662の内側は、キャップ凹部663を構成する。
キャップ凹部663は、図6及び図7に示すように、格子本体61の長手方向における凹溝63の上部の側方におけるキャップ内面突出縁部662の内側において、キャップ本体661の内面から外方に向けて窪む。
以上のように構成されるキャップ部材66,66が、格子本体61の長手方向の両端部の端面61a,61aに取り付けられた状態においては、図6及び図7に示すように、凹溝63の上部の側方は、キャップ凹部663が配置され、凹溝63の下部の側方には、キャップ内面突出縁部662が配置される。そのため、凹溝63の上部において、キャップ凹部663と凹溝63とが連通するため、格子本体61とキャップ凹部663とにより、隙間Sが形成される。隙間Sからは、格子本体61の内部に浸入した水を外部に排出させることができる。
また、キャップ凹部663を凹溝63の下部の側方まで形成しなくても、凹溝63の上部の側方において、キャップ凹部663と凹溝63とを連通させることができる。そのため、キャップ部材66の下方側を切り欠かない構成で、格子本体61の内部に浸入した水を外部に排出させることができる。これにより、高い意匠性を確保できる。また、キャップ部材66の下方側を切り欠かない構成で、格子本体61の内部に浸入した水を外部に排出させることができるため、キャップ内面突出縁部662を、キャップ本体661の全周に亘って略同じ幅で形成することができる。これにより、キャップ部材66の外周縁における強度を確保できる。
以上説明した本実施形態の格子部材6によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の格子部材6は、長手方向に延びる筒状の格子本体61であって、外周面部601と、格子本体61の下方に形成され格子本体61の内部側に窪むと共に格子本体61の長手方向に延びる少なくとも1つの凹溝63と、を有する格子本体61と、凹溝63を除く外周面部601に貼り付けられる化粧シート65と、を備える。
そのため、化粧シート65を、格子本体61の外周面部601に貼り付ける場合に、化粧シート65の端部同士を重ねずに、格子本体61に貼り付けることができる。これにより、格子本体61に化粧シート65を容易に貼り付けることができる。よって、格子本体61に化粧シート65を貼り付ける作業性を向上できる。
また、格子本体61の凹溝63が窪んで形成されるため、格子本体61の凹溝63の表面63aの基材色は目立ちにくい。
よって、意匠性を確保しつつ、格子本体61に化粧シート65を貼り付ける作業性を向上できる。
また、本実施形態では、凹溝63における格子本体61の周方向の一端縁634及び他端縁635は、面取りされていない角部により構成される。これにより、化粧シート65を格子本体61の外周面部601に貼り付ける場合に、凹溝63の一端縁634及び他端縁635を、化粧シート65を切断する際の位置決めとすることができる。これにより、格子本体61に化粧シート65を貼り付ける作業性を向上できる。
また、本実施形態では、凹溝63は、凹溝63における格子本体61の周方向の一端縁634から、凹溝63の内側に向かうにしたがって下方から上方に向かうように傾斜する凹溝傾斜面633aを有する。そのため、凹溝63における格子本体61の周方向の一端縁634から指が入ったとしても、指が凹溝63から抜けやすい。これにより、安全性を確保できる。
本実施形態においては、凹溝傾斜面633aは、凹溝63におけるバルコニー1の内方側に配置される。そのため、例えば、バルコニー1の内方側から子供の指が凹溝63に子供の指が入ることも想定される。しかし、本発明によれば、仮に、バルコニー1の内方側から子供の指が凹溝63に入ったとしても、凹溝傾斜面633aがバルコニー1の内方側の一端縁634から、凹溝63の内側に向かうにしたがって下方から上方に向かうように傾斜するため、指が凹溝63から抜けやすくなる。これにより、安全性を向上できる。
また、凹溝63が凹溝傾斜面633aを有している。凹溝傾斜面633aが斜めに配置されるため、縦面及び横面で構成されるL字状の面を有する凹溝を形成するよりも、傾斜面を有する凹溝を形成した方が、凹溝を構成する面の長さが短くなるため、格子本体61に使用する材料を少なくできる。これにより、格子部材6の格子本体61の材料に要するコストを低減できる。
また、本実施形態では、化粧シート65の表面には、複数の凹凸により形成された浮造り加工が施されている。従来、格子本体に化粧シートを貼り付ける場合に、化粧シート65の周方向の端部同士を重ねて貼り付けることで、格子本体に化粧シートを貼り付けていた。しかし、表面に複数の凹凸により形成された浮造り加工が施された化粧シート65を格子本体に貼り付ける場合に、化粧シート65の周方向の端部同士を重ねて貼り付けようとしても、複数の凹凸により十分に貼り付かないことがあった。これに対して、本発明では、表面に複数の凹凸により形成された浮造り加工が施され化粧シート65を、化粧シート65の周方向の端部同士を凹溝63において離間させた状態で、格子本体61に貼り付けることができる。これにより、格子本体61の下方に凹溝63を設けることにより、複数の凹凸により形成された浮造り加工が表面に施された化粧シート65を、格子本体61に容易に貼り付けることができる。
また、本実施形態では、格子本体61の長手方向の端面61aに配置されるキャップ部材66を更に備え、キャップ部材66は、格子本体61の長手方向における凹溝63の側方においてキャップ部材66の内面から窪むキャップ凹部663を有する。そのため、凹溝63の上部において、凹溝63の上部とキャップ凹部663と間には、隙間Sが形成される。これにより、隙間Sからは、格子本体61の内部に浸入した水を外部に排出させることができる。また、キャップ部材66の下方側を切り欠かない構成で水を排出する構成を実現しているため、高い意匠性を確保できる。また、キャップ内面突出縁部662をキャップ本体661の全周に亘って略同じ幅で形成できるため、キャップ部材66の外周縁における強度を確保できる。
従って、格子本体61の内部に浸入した水を外部に排出できると共に、高い意匠性を確保しつつ、キャップ部材66の強度を確保できる。
以上、本発明の格子部材6の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、格子部材をバルコニーの外装材としての面材に適用した例について説明したが、これに限定されない。格子部材を、例えば、手摺りや、フェンスの間仕切りなどに適用してもよい。
また、前記実施形態においては、凹溝63を格子本体61の下方に1つ設けたが、これに限定されず、凹溝を格子本体の下方に2つ以上設けてもよい。
また、前記実施形態においては、凹溝63に凹溝傾斜面633aを設けたが、これに限定されない。例えば、凹溝63を、傾斜面を設けずに、断面視で逆U字形状の溝で形成してもよいし、2つの傾斜面を有する逆V字形状の溝で構成してもよい。
また、前記実施形態においては、格子本体を縦長に形成したが、これに限定されない。例えば、格子本体を、円筒状や楕円筒状や横長状に形成してもよい。
また、前記実施形態においては、化粧シート65について、化粧シート65の表面に、複数の凹凸により形成された浮造り加工を施したものを用いたが、これに限定されない。化粧シート65の表面に、浮造り加工以外の加工により、複数の凹凸の加工を施したものを用いてもよい。
6 格子部材
61 格子本体
61a 端面
63 凹溝
65 化粧シート
66 キャップ部材
601 外周面部
633a 凹溝傾斜面(傾斜面)
634 一端縁(端部)
635 他端縁(端部)
663 キャップ凹部

Claims (4)

  1. 上下方向に延びる中空部を有すると共に水平方向に沿って長手方向に延びる筒状の格子本体であって、外周面部と、該格子本体の下方に形成され該格子本体の内部側に窪むと共に該格子本体の長手方向に延びる少なくとも1つの凹溝と、を有する格子本体と、
    前記凹溝を除く前記外周面部に貼り付けられる化粧シートと、を備え
    前記凹溝は、該凹溝における前記格子本体の周方向の一端縁から、該凹溝の内側に向かうにしたがって下方から上方に向かうように傾斜する傾斜面を有する格子部材。
  2. 前記凹溝における前記格子本体の周方向の端部は、面取りされていない角部により構成される請求項1に記載の格子部材。
  3. 前記化粧シートの表面には、複数の凹凸により形成された加工が施されている請求項1又は2に記載の格子部材。
  4. 前記格子本体の長手方向の端面に配置されるキャップ部材を更に備え、
    前記キャップ部材は、前記格子本体の長手方向の端部の側方に配置されるキャップ本体と、前記キャップ本体の前記格子本体側の内面の外周縁部において前記キャップ本体の内面から前記格子本体側に突出して形成されるキャップ内面突出縁部と、前記格子本体の長手方向における前記凹溝の側方における前記キャップ内面突出縁部の内側において前記キャップ本体の内面から窪むキャップ凹部と、を有する請求項1からのいずれかに記載の格子部材。
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