JP6828409B2 - 経路探索システム、経路探索装置、経路探索方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

経路探索システム、経路探索装置、経路探索方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、マルチモーダル経路をユーザに提供する経路探索システム、経路探索装置、経路探索方法、及びコンピュータプログラムに関する。
特許文献1には、移動手段が異なる複数のルートから構成されるマルチモーダル経路(移動予定経路)を、ユーザの移動端末に提供する経路探索システムが記載されている。
特許文献1の経路探索システムでは、サーバコンピュータよりなる経路探索装置が、移動予定経路を移動端末が予定通りに通行できるか否かを監視し、予定通りに通行できない事情が生じた場合に、最初に指定された探索条件にて新たな移動予定経路を算出し、新たな移動予定経路を移動端末に送信するようになっている。
特開2016−177396号公報
従来の経路探索システムでは、移動端末が移動予定経路を予定通りに通行できるか否かの監視処理を、経路探索装置が一括して実行する。従って、監視対象である移動予定経路の数(ユーザ数)が多くなるほど、移動予定経路の監視処理に多大な処理負荷が必要になるという問題がある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、マルチモーダル経路の監視処理のための処理負荷を適切に分散できる経路探索システム等を提供することを目的とする。
(1) 本発明の一態様に係る経路探索システムは、携帯端末と通信する経路探索装置を備える経路探索システムであって、前記経路探索装置は、ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有しており、前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含める。
徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
(11) 本発明の一態様に係る経路探索装置は、携帯端末と通信する経路探索装置であって、ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、受信した前記探索要求に応じて、上記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有しており、前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含める。
(12) 本発明の一態様に係る経路探索方法は、携帯端末と通信する経路探索装置が実行する経路探索方法であって、ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信するステップと、受信した前記探索要求に応じて、上記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記ユーザの前記携帯端末に送信するステップと、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記携帯端末の識別情報と対応付けた当該ユーザの識別情報と、を含めるステップと、を含む。
(13) 本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを携帯端末と通信する経路探索装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、受信した前記探索要求に応じて、上記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部、として機能させ、前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含める。
本発明によれば、マルチモーダル経路の監視処理のための処理負荷を適切に分散することができる。
本発明の実施形態に係る経路探索システムの全体構成図である。 携帯端末と管理装置との間の通信手順の一例を示すシーケンス図である。 徒歩ルートでのリルート判定処理の一例を示すフローチャートである。 非公共ルートでのリルート判定処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザIDごとのリルート判定処理の一例を示すフローチャートである。 公共IDごとのリルート判定処理の一例を示すフローチャートである。 ルート情報Aに含まれるルートのイメージ図である。 別のルート情報Bに含まれるルートのイメージ図である。
<本発明の実施形態の概要>
以下、本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本実施形態の経路探索システムは、携帯端末と通信する経路探索装置を備える経路探索システムであって、前記経路探索装置は、ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有する。
また、前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含める。
徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
本実施形態の経路探索システムによれば、制御部が、マルチモーダル経路のデータ内容に、ルートの通行スケジュールと、ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、ユーザの識別情報と対応付けられた当該移動手段の識別情報とを含める。
このため、ユーザが各ルートを予定通りに移動しているか否かの監視処理を、携帯端末などのローカル端末に実行させることができ、マルチモーダル経路の監視処理のための処理負荷を適切に分散できる。従って、経路探索装置の処理負荷を軽減できる。
(2) 本実施形態の経路探索システムにおいて、前記携帯端末は、前記徒歩ルートの通行スケジュールに基づいて、自機が前記徒歩ルートを予定通りに移動しているか否かを監視すればよい。
その理由は、徒歩ルートにおいて経路探索装置と通信する通信端末は携帯端末のみであるから、徒歩ルートの監視処理を携帯端末に実行させることが好ましいからである。
(3) 本実施形態の経路探索システムにおいて、前記携帯端末は、監視結果が否定的である場合に、前記探索処理を再実行させるためのリルート要求を前記経路探索装置に送信することが好ましい。
このようにすれば、ユーザが徒歩ルートを予定通りに移動できなかった場合でも、経路探索装置が新たに生成した次のマルチモーダル経路を携帯端末が受信することができ、今後に有効な経路情報をユーザに提供することができる。
(4) 本実施形態の経路探索システムにおいて、前記非公共車両に搭載された車載端末を更に備え、前記車載端末には、自車両が通行する前記非公共ルートの通行スケジュールと、自車両の識別情報が予め通知されている場合には、前記車載端末は、前記非公共ルートの通行スケジュールに基づいて、自車両が前記非公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視すればよい。
その理由は、非公共ルートの監視処理を車載端末が実行すれば、その監視処理を携帯端末が実行する必要がなくなり、携帯端末の充電残量の低下を抑制できるからである。
(5) 本実施形態の経路探索システムにおいて、前記車載端末は、監視結果が否定的である場合に、前記探索処理を再実行させるためのリルート要求を前記経路探索装置に送信することが好ましい。
このようにすれば、ユーザが非公共ルートを予定通りに移動できなかった場合でも、経路探索装置が新たに生成した次のマルチモーダル経路を携帯端末が受信することができ、今後に有効な経路情報をユーザに提供することができる。
(6) 本実施形態の経路探索システムにおいて、前記制御部は、前記公共ルートの通行スケジュールに基づいて、前記公共交通機関が前記公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視することが好ましい。
その理由は、公共交通機関には複数のユーザが搭乗する可能性があるので、1つの公共ルートを監視すれば、当該公共ルートを利用する複数のユーザについてリルートの必要性を判断できるからである。
(7) 従って、前記制御部は、監視結果が否定的である場合に、当該公共交通機関の識別情報に対応するすべての前記携帯端末の識別情報について、前記探索処理を再実行することが好ましい。
(8) 本実施形態の経路探索システムにおいて、前記ユーザが前記公共ルートを予定通りに移動しているか否かの監視については、前記経路探索装置により実行され、前記ユーザが前記公共ルート以外の前記ルートを予定通りに移動しているか否かの監視については、前記携帯端末又は前記非公共車両の車載端末により実行されることが好ましい。
このようにすれば、マルチモーダル経路に含まれるルートの監視主体を適切に分担させることができる。
(9) 本実施形態の経路探索システムにおいて、前記制御部は、前記携帯端末又は前記車載端末からのリルート要求を前記通信部が受信した場合に、前記リルート要求に含まれる前記ユーザの識別情報又は前記移動手段の識別情報に対応する前記ユーザの識別情報について、前記探索処理を再実行する処理であるリルートを実行することが好ましい。
このようにすれば、経路探索装置が監視主体ではない徒歩ルート又は非公共ルートおいて、ユーザが予定通りに移動できない事態が発生した場合でも、経路探索装置がリルートを実行できるようになる。
(10) 本実施形態の経路探索システムにおいて、前記制御部は、前記車載端末から前記非公共ルートの終点通過時刻を経過してもリルート要求がなく、かつ、当該非公共ルートの完了通知がない場合に、当該非公共ルートを予定通りに通過したか否かの確認要求を前記携帯端末に送信することが好ましい。
このようにすれば、一時的な通信不良などにより車載端末が経路探索装置と通信できなかった場合でも、ユーザが非公共ルートを予定通りに通過したかの監視処理を、携帯端末に実行させることができる。
(11) 本実施形態の経路探索装置は、上述の(1)〜(10)に記載の経路探索システムを構成する経路探索装置に関する。
従って、本実施形態の経路探索装置は、上述の(1)〜(10)に記載の経路探索システムと同様の作用効果を奏する。
(12) 本実施形態の経路探索方法は、上述の(1)〜(10)に記載の経路探索システムを構成する経路探索装置が実行する経路探索方法に関する。
従って、本実施形態の経路探索装置は、上述の(1)〜(10)に記載の経路探索システムと同様の作用効果を奏する。
(13) 本実施形態のコンピュータプログラムは、上述の(1)〜(10)に記載の経路探索システムを構成する経路探索装置としてコンピュータを機能させるコンピュータプログラムに関する。
従って、本実施形態のコンピュータプログラムは、上述の(1)〜(10)に記載の経路探索システムと同様の作用効果を奏する。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
〔経路探索システムの全体構成〕
図1は、本発明の実施形態に係る経路探索システムの全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態の経路探索システムは、交通管制センターなどに設置された、経路探索機能を有する管理装置(経路探索装置)1と、複数の携帯端末2と、複数の車載端末3とを備える。管理装置1と携帯端末2及び車載端末3は、インターネットなどよりなる公衆通信網4を経由して通信可能である。
本実施形態の管理装置1は、登録会員(ユーザ)が所有する携帯端末2のユーザIDを予め記憶している。ユーザIDは、MACアドレスなどのハードウェアに一意な物理アドレスを利用してもよいし、管理装置1が独自に定義した識別値を用いてもよい。例えば、管理装置1は、本システム利用登録申請をユーザから受けた時に、当該ユーザに固有のIDを割り当て記憶することができる。
管理装置1は、携帯端末2から受信した探索要求に応じて、その携帯端末2に対応するユーザIDに対して、ユーザ自身の車両や公共交通機関などの複数の移動手段を組み合わせた場合の最適な経路を探索し、その探索結果を携帯端末2に返信する、経路情報の提供サービスを実行可能である。
本明細書において「車両」とは、自動車、原動機付き自転車、軽車両及びトロリーバスなどのことをいう。「公共車両」とは、路線バス、電車などの複数人の乗り合わせが予定された公共性の高い車両のことをいう。「公共交通機関」とは、公共車両に加えて、航空機及び客船などの、車両以外の公共性の高い移動手段を加えたものをいう。
「非公共車両」とは、ユーザが所有する車両(以下、「自車両」という。)などの公共性がない車両、及び、タクシー、レンタカー、乗り合いタクシーなどの、移動先を当該車両の搭乗者自らが指定し得るような公共性が低い車両のことをいう。ユーザ以外の個人が所有し、当該個人が第三車への利用を認めた車両を含んでもよい。
携帯端末2は、管理装置1と通信可能なユーザが携帯する端末装置である。携帯端末2は、管理装置1から受信した探索結果を利用するためのアプリケーションがインストールされた、例えばスマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンなどよりなる。
車載端末3は、管理装置1と通信可能な非公共車両に搭載された端末装置である。車載端末3は、管理装置1から受信した探索結果を利用するためのアプリケーションがインストールされた、例えばカーナビゲーション装置よりなる。
管理装置1は、公衆通信網4を介して交通機関の予約管理サーバ5と通信可能である。管理装置1は、予約管理サーバ5に対して、ユーザが利用する交通機関の搭乗予約(例えば、タクシーの配車予約、電子チケットの手配など)を実行することができる。
管理装置1は、公衆通信網4を介して交通機関の運行管理サーバ6と通信可能である。管理装置1は、運行管理サーバ6との通信により、タクシーなどの交通機関及び公共交通機関の現状の運行スケジュールを取得することができる、
管理装置1は、公衆通信網4を介して気象情報を提供する気象サーバ7と通信可能である。管理装置1は、気象サーバ7との通信により、所定地域における現時点及びそれ以降の気象情報を取得することができる、
管理装置1は、公衆通信網4を介してイベント情報を提供する催事サーバ8と通信可能である。管理装置1は、催事サーバ8との通信により、所定地域で開催される現時点及びそれ以降のイベント情報を取得することができる。
管理装置1は、FM多重放送で配信されるVICS(「VICS」は登録商標である。)情報を道路交通情報センター(図示せず)から取得することができる。
管理装置1は、電話回線などの専用通信線を介して、所定の管轄エリアに含まれる交通信号制御機9と通信可能に接続されている。管理装置1は、管轄エリアに属する交差点の交通信号機について、交通状況に応じた信号制御パラメータ(スプリット、サイクル長及びオフセットなど)を変更する交通感応制御などを実行可能である。
〔管理装置の内部構成〕
管理装置1は、サーバコンピュータよりなる。図1に示すように、管理装置1は、通信部11、記憶部12、及び制御部13を備える。
通信部11は、公衆通信網4との有線通信に必要となる、増幅回路、周波数変換回路、変調及び復調回路などを有する通信機よりなる。通信部11は、交通信号制御機9との専用通信線を介した通信にも対応している。
記憶部12は、磁気記憶媒体又はフラッシュメモリなどの不揮発性記憶媒体よりなる。制御部13は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリなどを備えたマイクロコンピュータよりなる。
制御部13は、記憶部12に記録されたコンピュータプログラムをCPUが読み出して実行することにより、各種の処理・機能を実現する。制御部13が実行する処理には、例えば、マルチモーダル経路の探索処理、タクシーや公共交通機関の手配処理などがある。
記憶部12は、交通情報データベース、地図データベース、運行データベースなどを備える。交通情報データベースは、道路リンクごとに、当該道路の現在の混雑度合いの情報を含むデータである。
制御部13は、道路交通情報センターから受信するVICS情報などに基づいて、交通情報データベースに蓄積する交通情報(渋滞情報など)を逐次更新する。
地図データベースには、道路データと施設データが含まれる。道路データには、リンクの位置情報と種別情報、ノードの位置情報と種別情報、及び、ノードとリンクの接続関係などの、道路構成に関するデータが含まれる。
施設データには、施設ごとの施設情報が含まれる。施設情報には、施設の名称、位置情報、土地地番、施設の種類などのデータが含まれる。施設の種類には、例えば、官公庁、公園、学校、駐車場、コンビニエンスストア、レストラン、及び公共交通機関の乗降場所(例えば、駅、バス停、空港、船着き場)などが含まれる。
運行データベースには、公共交通機関(例えば、電車、バス、飛行機、船舶など)の定常的な運行状態を示す運行スケジュールが含まれる。運行スケジュールには、公共交通機関の路線ごとに、当該路線の名称のデータや、当該路線において運行される各便の乗降施設における到着時刻及び出発時刻のデータが含まれる。
制御部13は、所定時間(例えば1分)ごとに運行管理サーバ6にアクセスし、運行スケジュールの変更や遅延時間などを逐次更新する。
マルチモーダル経路の探索処理とは、記憶部12に含まれるデータベースに蓄積された各種のデータを用いて、ユーザにとって最適なマルチモーダル経路の候補を少なくとも1つ算出する処理のことをいう。
マルチモーダル経路とは、利用する移動手段が異なる複数のルートの組み合わせを許容する経路のことである。本実施形態では、次の各ルートがマルチモーダル経路の構成要素となり得る。
1)徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルートである。自転車などの車載端末3を有しない移動手段を利用する場合も、徒歩ルートに含まれる。
2)非公共ルート:ユーザが非公共車両(自車両、タクシー、レンタカー、乗り合いタクシーなど)を利用して移動するルートのことである。
3)公共ルート:ユーザが公共車両などの公共交通機関(路線バス、電車、航空機、客船など)を利用して移動するルートのことである。
マルチモーダル経路の探索処理は、例えば、地図データベースに含まれる道路リンク(徒歩ルート又は非公共ルートの構成単位)と、運行データベースに含まれる路線(公共ルートの構成単位)とを構成リンクとして、例えばダイクストラ法などにより、複数の候補経路のコストを比較することにより、所定のコストが最も低い経路を最適な経路とするアルゴリズムを採用する。
所定のコストには、区間の長さ(移動距離)、所要時間、料金(区間を通行する際の料金。例えば、電車の運賃)のうちいずれか1つを採用することができる。これら3つの量から算出される所定のパラメータ(例えばk1×長さ+k2×所要時間+k3×料金、ただし、k1〜k3は重み)を、コストとして採用してもよい。
かかる探索処理による算出される最適な経路は、すべてが非公共ルートになる場合もあるし、徒歩ルート、非公共ルート及び公共ルートを含む経路になる場合もある。
〔携帯端末の内部構成〕
図1に示すように、携帯端末2は、無線通信部21、位置検出部22、表示部23、操作部24、記憶部25、及び制御部26を備える。
無線通信部21は、公衆通信網4に繋がる基地局(図示せず)との無線通信に必要となる、増幅回路、周波数変換回路、変調及び復調回路などを有する無線通信機よりなる。
位置検出部22は、携帯端末2の現在位置を特定して制御部26に出力する装置であって、例えば、GPS受信機よりなる。
表示部23は、ユーザに文字及び画像などを表示するディスプレイ装置よりなる。操作部24は、ユーザの操作入力(例えば、目的地の設定どの操作入力)を受け付け、受け付けた操作に応じた信号を制御部26に出力する入力装置よりなる。
記憶部25は、磁気記憶媒体又はフラッシュメモリなどの不揮発性記憶媒体よりなる。制御部26は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリなどを備えたマイクロコンピュータよりなる。
制御部26は、記憶部25に記録されたコンピュータプログラムをCPUが読み出して実行することにより、各種の処理・機能を実現する。制御部26が実行する処理には、例えば、探索要求及びリルート要求の送信処理、徒歩ルートの監視処理などがある。
〔車載端末の内部構成〕
図1に示すように、車載端末3は、無線通信部31、位置検出部32、表示部33、操作部34、記憶部35、及び制御部36を備える。
無線通信部31は、公衆通信網4に繋がる基地局(図示せず)との無線通信に必要となる、増幅回路、周波数変換回路、変調及び復調回路などを有する無線通信機よりなる。
位置検出部32は、携帯端末2の現在位置を特定して制御部36に出力する装置であって、例えば、GPS受信機、車速センサ、ジャイロセンサを組み合わせた装置よりなる。
表示部33は、ユーザに文字及び画像などを表示するディスプレイ装置よりなる。操作部34は、ユーザの操作入力(例えば、目的地設定などの操作入力)を受け付け、受け付けた操作に応じた信号を制御部36に出力する入力装置よりなる。
記憶部35は、磁気記憶媒体又はフラッシュメモリなどの不揮発性記憶媒体よりなる。制御部36は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリなどを備えたマイクロコンピュータよりなる。
制御部36は、記憶部35に記録されたコンピュータプログラムをCPUが読み出して実行することにより、各種の処理・機能を実現する。制御部36が実行する処理には、例えば、リルート要求の送信処理、非公共ルートの監視処理などがある。
〔出発前の通信シーケンス〕
図2は、ユーザの出発前に行われる携帯端末と管理装置との間の通信手順の一例を示すシーケンス図である。
以下の説明では、動作主体を「管理装置1」及び「携帯端末2」とするが、実際に処理を実行するのは、管理装置1の制御部13及び携帯端末2の制御部26である。
図2に示すように、ユーザの携帯端末2が探索要求を管理装置1宛てに送信すると、その探索要求を管理装置1が受信する(ステップST1)。
最初のリクエストである探索要求には、ユーザID、出発地と目的地の位置情報、時刻情報(出発時刻及び到着時刻)などが含まれる。探索要求にはさらにユーザの嗜好情報を含んでもよい。嗜好情報には、旅行時間、乗り継ぎ回数、運賃、快適さ、自己所有車両や公共交通機関の利用優先など、ユーザが何を優先的に好むかを表す情報が含まれる。管理装置1は、ユーザの嗜好情報に応じて探索処理のコストを設定することができる。
次に、管理装置1は、探索要求に含まれる位置情報、時刻情報及び嗜好情報を入力情報として、マルチモーダル経路の探索処理を実行する(ステップST2)。
この場合、管理装置1は、探索結果として少なくとも1つのマルチモーダル経路を生成し、生成したマルチモーダル経路を携帯端末2に送信する(ステップST3)。
図2の右側には、管理装置1の探索処理により生成されるマルチモーダル経路の一例として、ルート情報Aのデータ内容が例示されている。
図示の通り、ルート情報Aには、探索要求の送信元である携帯端末2のユーザIDの値(ここではユーザID=xとする。)が対応付けられている。ルート情報Aには、複数のルートa1〜a5が含まれる。図示していないが、各ルートa1〜a5は、各ルートの始点及び終点を位置的に指定する情報を含む。道路リンク及びノードや運行路線などのデータが含まれていてもよい。
ルート情報Aには、ルートa1〜a5の所定の通過予定地点(図2の例では、ルートの始点及び終点)を適時に通過するための通行スケジュールと、ルートa1〜a5の通行に利用する移動手段の識別情報(以下、「交通ID」ともいう。)が含まれる。
すなわち、管理装置1の制御部13は、ルート情報Aのデータ内容として、各ルートa1〜a5の通行スケジュールと、ユーザID(=x)と対応付けられた交通IDであって、ルートa1〜a5の通行に用いる交通IDとを付加している。
図2の例では、ルートa1〜a5の通行スケジュールは、ルートa1〜a5の始点通過時点と終点通過時点よりなる。もっとも、ルートa1〜a5の中間地点(例えば、ルートa2の途中にある交差点などの所定ポイント)の通過予定時刻が含まれていてもよい。
管理装置1の制御部13が付加する交通IDは、本実施形態では非公共IDと公共IDに分類される。非公共IDには、タクシーID及び自車両IDなどが含まれる。公共IDには、電車ID、バスID、飛行機ID及び船舶IDなどが含まれる。ただし、各移動手段に固有であればIDの付与体系で非公共と公共を分類する必要はなく、各移動手段固有のID以外の情報で非公共や公共、移動手段の種類を区別できるようにしてもよい。
図2のルート情報Aの場合、ルートa1の通行スケジュールは、始点通過時刻が12:20であり終点通過時刻が12:30である。
ルートa1の交通IDは、Null(なし)である。この場合、交通IDが定義されていないので、ルートa1が徒歩ルートであることを表す。
ルートa2の通行スケジュールは、始点通過時刻が12:30であり終点通過時刻が12:50である。
ルートa2の交通IDは、所定のタクシーIDの識別値(=t2)である。この場合、交通IDがタクシーIDであるから、ルートa2が非公共ルートであることを表す。
ルートa3の通行スケジュール(定常的な運行スケジュール)は、始点通過時刻が12:56であり終点通過時刻が13:42である。
ルートa3の交通IDは、所定の電車IDの識別値(=d3)である。この場合、交通IDが電車IDであるから、ルートa3が公共ルートであることを表す。
ルートa4の通行スケジュールは、始点通過時刻が13:50であり終点通過時刻が14:05である。
ルートa4の交通IDは、所定のタクシーIDの識別値(=t4)である。この場合、交通IDがタクシーIDであるから、ルートa4が非公共ルートであることを表す。
ルートa5の通行スケジュール(定常的な運行スケジュール)は、始点通過時刻が15:20であり終点通過時刻が19:20である。
ルートa4の交通IDは、所定の飛行機IDの識別値(=p5)である。この場合、交通IDが飛行機IDであるから、ルートa5が公共ルートであることを表す。
以上から明らかな通り、図2に例示するルート情報Aは、出発地から目的地の順に、次のルートa1〜a5の組み合わせにより構成されている。
1)徒歩ルートであるルートa1
2)タクシーを利用する非公共ルートであるルートa2
3)電車を利用する公共ルートであるルートa3
4)タクシーを利用する非公共ルートであるルートa4
5)飛行機を利用する公共ルートであるルートa5
携帯端末2は、管理装置1から受信した少なくとも1つのマルチモーダル経路よりなるルート情報を自機の表示部23に表示し(ステップST4)、ユーザによるルート情報の選択入力を受け付ける。
ユーザが操作部24にてルート情報を選択すると、携帯端末2は、入力された選択結果を管理装置1に送信する(ステップST5)。選択結果を受信した管理装置1は、選択応答を携帯端末2に送信する(ステップST6)。
選択応答を受信した携帯端末2は、選択されたルート情報(ここでは、図2のルート情報Aとする。)に基づくルート案内を開始する(ステップST7)。
具体的には、携帯端末2は、ルート情報Aに含まれる各ルートa1〜a5を含む地図情報を表示部23に表示させる。ルート案内には、音声を伴っていてもよい。
選択応答を送信した管理装置1は、ルート情報Aを構成するルートa1〜a5をユーザが利用する場合に必要となる、各種の手配処理を実行する(ステップST8)。
具体的には、管理装置1は、ルートa2の始点通過時刻の前に当該始点にタクシーが配車されるように、タクシー会社の予約管理サーバ5に発注メッセージを送信する。
この発注メッセージには、ルート情報AのユーザID(=x)、ルートa2の通行スケジュール(例えば始点位置、終点位置、始点出発時刻、終点到着時刻)、及び、ルートa2に割り当てたタクシーID(=t2)が含まれる。予約管理サーバ5は、管理装置1から提供されたそれら情報を、配車予定のタクシーの車載端末3に提供する。これらに加えて、ルートa2の始点から終点に至る車両移動経路と移動スケジュールを含んでもよい。それらを含まず、車両移動経路と移動スケジュールはタクシー側(車載端末3等)で設定するようにしてもよい。
管理装置1は、ルートa4の始点通過時刻の前に当該始点にタクシーが配車されるように、タクシー会社の予約管理サーバ5に発注メッセージを送信する。
この発注メッセージには、ルート情報AのユーザID(=x)、ルートa4の通行スケジュール、及び、ルートa4に割り当てたタクシーID(=t4)が含まれる。予約管理サーバ5は、管理装置1から提供されたそれらの情報を、配車予定のタクシーの車載端末3に提供する。これらに加えて、ルートa4の始点から終点に至る車両移動経路と移動スケジュールを含んでもよい。それらを含まず、車両移動経路と移動スケジュールはタクシー側(車載端末3等)で設定するようにしてもよい。
管理装置1は、ルートa5の始点通過時刻に離陸する航空便のチケットの予約メッセージを、ルートa5の始点に位置する空港を利用する航空便を提供可能な航空会社の予約管理サーバ5に送信する。
ルートa2の移動手段の交通IDが自車両IDの場合には、管理装置1は、ルート情報AのユーザID(=x)、ルートa2の通行スケジュール、及び、ルートa2に割り当てた自車両IDを、自車両の車載端末3に送信する。ルートa4の場合も同様である。
〔徒歩ルートでのリルート判定処理〕
図3は、徒歩ルートでのリルート判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下の説明では、動作主体を「携帯端末2」とするが、実際に処理を実行するのは、携帯端末2の制御部26である。ここで、「リルート」とは、既に得られたマルチモーダル経路(最初でも2番目でもよい。)に従って移動中である所定のユーザID(=x)の携帯端末2について、マルチモーダル経路の探索処理を再実行することをいう。
図3に示すように、携帯端末2は、現時点で保持するルート情報Aに徒歩ルートa1が含まれるか否かを判定する(ステップST11)。
上記の判定結果が否定的である場合には、携帯端末2は処理を終了する。上記の判定結果が肯定的である場合には、携帯端末2は、徒歩ルートの監視処理を実行する(ステップST12)。
「監視処理」とは、ルート情報Aに含まれる通行スケジュールに基づいて、通過予定地点及びこれに対応する通過予定時刻(予定値)と、実際の通過地点及び通過時刻(実際値)との乖離を算出及び評価する処理のことをいう。
従って、徒歩ルートの監視処理では、携帯端末2は、徒歩ルートであるルートa1の通過予定地点及び通過予定時刻(予定値)と、実際の通過地点及び通過時刻(実際値)との乖離を算出する。また、携帯端末2は、算出した予定値と実際値との乖離が大きいか否かを判定する(ステップST13)。
例えば、携帯端末2は、現在時刻が12:30であり、現在位置とルートa1の終点(通過予定地点)との距離が所定距離(例えば300m)以上である場合には、予定値と実際値との乖離が大きいと判定する。
同様に、携帯端末2は、現在位置がルートa1の終点(通過予定地点)であり、現在時刻とルートa1の終点の通過予定時刻(=12:30)との時間差が所定時間(例えば5分)以上である場合には、予定値と実際値との乖離が大きいと判定する。
上記の判定結果が肯定的である場合には、携帯端末2が徒歩ルートを予定通りに移動していないと判断できるので、携帯端末2は、リルート要求を管理装置1に送信する(ステップST14)。携帯端末2は、自機のユーザID(=x)と現在位置をリルート要求に含める。この現在位置は、管理装置1がリルートを実行する場合の出発地となる。
上記の判定結果が否定的である場合には、携帯端末2は、リルート要求を管理装置1に送信せず、現状のルート情報Aを維持する(ステップST15)。
〔非公共ルートでのリルート判定処理〕
図4は、非公共ルートでのリルート判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下の説明では、動作主体を「車載端末3」とするが、実際に処理を実行するのは、車載端末3の制御部36である。
車載端末3は、管理装置1から車両移動経路及び時刻自体が指定されている時には、当該指定に沿って運転手を案内するか自動運転により車両を走行させる。管理装置1から通行スケジュールのみを受けている時は、自ら車両移動経路及び時刻を設定し当該設定に沿って運転手を案内するか自動運転により車両を走行させる。
想定以上に渋滞が発生したり運転手の運転が経路を外れることによって例えば対象ルートに指定された終点位置に予定時刻に到着できなかったりする場合には、リルートが行われる。指定された始点位置に予定時刻に車両が到着できない場合には、車載装置3から管理装置1等にその情報が送信され、管理装置1又は携帯端末2などでリルートを行うことができる。
図4に示すように、車載端末3は、管理装置1から通知された所定のユーザID(=x)のユーザが乗車したか否かを判定する(ステップST21)。
この判定は、例えば、非公共車両の運転者による、車載端末3に対する搭乗確認の操作入力が合ったか否かによって行われる。非公共車両の運転者(例えばタクシーの運転手)は、管理装置1から通知されたユーザID(=x)と、ユーザの携帯端末2が提示するユーザIDが一致すれば、搭乗確認の操作入力を行う。
携帯端末2と車載端末3が、WiFi通信などによって直接的な通信が可能な場合には、ユーザIDを照合する上記の搭乗確認を、両端末2,3の直接通信によって行うことにしてもよい。
上記の判定結果が否定的である場合には、車載端末3は処理を終了する。上記の判定結果が肯定的である場合には、車載端末3は、乗車確認を管理装置1に送信したあと(ステップST22)、非公共ルートの監視処理を実行する(ステップST23)。
前述の通り、「監視処理」とは、ルート情報Aに含まれる通行スケジュールに基づいて、通過予定地点及びこれに対応する通過予定時刻(予定値)と、実際の通過地点及び通過時刻(実際値)との乖離を算出及び評価する処理のことをいう。
従って、非公共ルートの監視処理では、車載端末3は、非公共ルートであるルートa2,a4の通過予定地点及び通過予定時刻(予定値)と、実際の通過地点及び通過時刻(実際値)との乖離を算出する。また、車載端末3は、算出した予定値と実際値との乖離が大きいか否かを判定する(ステップST24)。
例えば、ルートa2には、中間の通過予定地点である所定の交差点J2の位置情報と、通過予定地点に対応する通過予定時刻(=12:40)が含まれるものとする。
この場合、車載端末3は、現在時刻が12:40であり、現在位置と交差点J2の位置との距離が所定距離(例えば1000m)以上である場合には、予定値と実際値との乖離が大きいと判定する。
同様に、携帯端末2は、現在位置が交差点J2の位置であり、現在時刻と交差点J2の通過予定時刻(=12:40)との時間差が所定時間(例えば5分)以上である場合には、予定値と実際値との乖離が大きいと判定する。
上記の判定結果が肯定的である場合には、車載端末3が非公共ルートを予定通りに移動していないと判断できるので、車載端末3は、リルート要求を管理装置1に送信する(ステップST25)。車載端末3は、自機の非公共(ID=t2又はt4)と現在位置をリルート要求に含める。この現在位置は、管理装置1がリルートを実行する場合の出発地となる。
上記の判定結果が否定的である場合には、車載端末3は、リルート要求を管理装置1に送信せず、現状のルート情報Aを維持する(ステップST26)。
なお、上記の判定結果が肯定的であり、ある通過予定地点に予定時刻に車両が到着できない場合でも、その先での交通状況の回復や車載装置3による移動経路設定の変更等により、最終的に終点位置へ予定時刻に車両が到着すると判断できる時は、リルート要求を管理装置1に送信しなくてもよい。
管理装置1へのリルート要求は、管理装置1から指定された通行スケジュールの通りに運行ができないと判断された場合に行えばよい。
〔公共交通機関への乗車等の確認〕
本実施形態の経路探索システムでは、路線バス、電車、航空機などの公共交通機関の移動手段が、管理装置1と通信可能な通信端末を備えていない。
そこで、携帯端末2の制御部13は、公共交通機関を利用するルートa3,a4の始点に適時に到着した場合には、自機のユーザID(=x)を含む乗車確認を管理装置1に送信することが好ましい。
このようにすれば、公共交通機関の移動手段が管理装置1と通信できなくても、管理装置1は、所定のユーザID(=x)を含む乗車確認の受信により、当該ユーザIDの携帯端末2を有するユーザが、マルチモーダル経路によって指定した通りの公共交通機関に無事に搭乗できたことを察知することができる。
なお、携帯端末2が乗車(及び/又は降車)確認を送信するトリガーとしては、例えば、次の条件のうちの少なくとも1つが成立することが考えられる。
条件1:自機の現在位置が通行スケジュールの始点と一致し、自機の現在時刻が通行スケジュールの始点通過時刻と一致すること(一致の判定は所定誤差を許容する。)。
条件2:携帯端末2の操作部34に対して、ユーザによる乗車又は降車確認の操作入力を受け付けたこと。
条件3:所定のゲート(例えば電車の改札口など)の通過が検知されたこと。
〔管理装置によるユーザIDごとのリルート判定処理〕
図5は、管理装置1によるユーザIDごとのリルート判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下の説明では、動作主体を「管理装置1」とするが、実際に処理を実行するのは、管理装置1の制御部13である。
図5に示すように、管理装置1は、所定のユーザID(=x)の携帯端末2よりリルート要求を受信したか否かを判定する(ステップST31)。
ステップS31の判定結果が肯定的である場合には、管理装置1は、当該ユーザID(=x)についてリルートを実行し、その探索結果を同じユーザID(=x)の携帯端末2に送信する(ステップST35)。この場合のリルートは、リルート要求に含まれる携帯端末2の現在位置を出発地として行われる、マルチモーダル経路の探索処理である。
ステップS31の判定結果が否定的である場合には、管理装置1は、更に、所定のユーザID(=x)に対応する非公共ID(=t2又はt4)の車載端末3よりリルート要求を受信したか否かを判定する(ステップST32)。
ステップS32の判定結果が肯定的である場合には、管理装置1は、当該ユーザID(=x)についてリルートを実行し、その探索結果を同じユーザID(=x)の携帯端末に送信する(ステップST35)。この場合のリルートは、リルート要求に含まれる車載端末3の現在位置を出発地として行われる、マルチモーダル経路の探索処理である。
ステップS32の判定結果が否定的である場合には、管理装置1は、更に、ユーザID(=x)のルート情報Aの現時点以降のルートに事情変更があるか否かを判定する(ステップST33)。
事情変更とは、例えば、大渋滞、大きな気象変動及びイベント開催の発生などにより、道路通行が急に不能となったり、予定されていた公共交通機関の運行が停止したりする場合などのことをいう。
ステップS33の判定結果が肯定的である場合には、管理装置1は、当該ユーザID(=x)についてリルートを実行し、その探索結果を同じユーザID(=x)の携帯端末に送信する(ステップST35)。
ステップS33の判定結果が否定的である場合には、管理装置1は、当該ユーザID(=x)についてリルートを実行せず、当該ユーザID(=x)のルート情報Aを維持する(ステップST34)。
〔管理装置による公共IDごとのリルート判定処理〕
図6は、管理装置1による公共IDごとのリルート判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下の説明では、動作主体を「管理装置1」とするが、実際に処理を実行するのは、管理装置1の制御部13である。
図6に示すように、管理装置1は、1つの公共ID(ここでは、図2に例示する電車ID=d3と仮定する。)に対して、複数のユーザID(=xi(i=1,2……))が対応付けられているか否かを判定する(ステップST41)。
1つの電車ID(=d3)に複数のユーザID(=xi)が対応する場合は、当該電車ID(=d3)の公共ルートを含むマルチモーダル経路に従ってそれぞれ移動中の複数のユーザが乗車していることを意味する。
上記の判定結果が否定的である場合には、管理装置1は処理を終了する。上記の判定結果が肯定的である場合には、管理装置1は、公共ルートの監視処理を実行する(ステップST42)。
前述の通り、「監視処理」とは、ルート情報Aに含まれる通行スケジュールに基づいて、通過予定地点及びこれに対応する通過予定時刻(予定値)と、実際の通過地点及び通過時刻(実際値)との乖離を算出及び評価する処理のことをいう。
もっとも、公共交通機関を利用する公共ルートの場合には、定常時の運行スケジュールが定まっているので、現時点の運行スケジュールが定常通りであるか否かを判定すれば、予定値と実際値との乖離を評価することができる。
そこで、公共ルートの監視処理では、管理装置1は、電車ID(=d3)のルートa3に対応する運行スケジュールの状況を運行管理サーバ6に問い合わせ、運行状況の変化が大きいか否かを判定する(ステップST43)。
管理装置1は本実施形態において、例えば事故の発生により電車ID(=d3)の運行スケジュールの遅延が所定時間(例えば15分)以上である場合は、運行状況の変化が大きいと判定する。
上記の判定結果が肯定的である場合には、管理装置1は、電車ID(=d3)に対応する複数のユーザID(=xi)についてリルートを実行し、その探索結果を各ユーザID(=xi)の携帯端末2に送信する(ステップST44)。
この場合、管理装置1は、ユーザを判定時点での直近駅で降車させて他の路線の電車を含む他の移動手段に変更するようなリルートを行う。当該直近駅に例えばタクシーを配車することができる。対象ユーザが多くタクシーが当該駅に集中するため渋滞の発生が予想されるような場合、管理装置1は、その渋滞を緩和するような信号制御を行うように指示することができる。
なお、判定結果が肯定的であっても目的地に予定時刻に到着すると判断した時、管理装置1はリルートを実行しなくてよい。この判断はユーザIDごとに行うことができる。同じ電車に搭乗しているユーザでも、その電車より後のルートに余裕のあるユーザについてはリルートを行う必要がない場合がある。
上記の判定結果が否定的である場合には、管理装置1は、電車ID(=d3)に対応する複数のユーザID(=xi)についてリルートを実行せず、当該ユーザID(=xi)の現状のルート情報を維持する(ステップST45)。
〔ルート情報のイメージ図〕
図7は、ルート情報Aに含まれるルートa1〜a5のイメージ図である。
ルート情報Aは、例えば、ユーザの自宅を出発地とし他府県の空港を目的地として、管理装置1が算出したマルチモーダル経路の例である。図7のルート情報Aは、図2のルート情報Aと同様であり、出発地から順に5つのルートa1〜a5を含む。
具体的には、ルートa1は、徒歩ルートであり、ルートa2は、タクシーを利用する非公共ルートであり、ルートa3は、電車を利用する公共ルートである。
ルートa4は、乗り合いタクシーを利用する非公共ルートであり、ルートa5は、飛行機を利用する公共ルートである。ルートa5の終点は目的地の空港である。
図8は、別のルート情報Bに含まれるルートb1〜b5のイメージ図である。
ルート情報Bは、例えば、出張先の取引会社を出発地とし他府県の自宅を目的地として、管理装置1が算出したマルチモーダル経路の例である。図8のルート情報Bは、出発地から順に5つのルートb1〜b5を含む。
具体的には、ルートb1は、徒歩ルートであり、ルートb2は、バスを利用する公共ルートであり、ルートa3は、電車を利用する公共ルートである。
ルートb4は、乗り合いタクシーを利用する非公共ルートであり、ルートb5は、徒歩ルートである。
図8のルート情報Bでは、前述のようにルートb3の電車の運行に大きな遅延が発生したため、管理装置1が、その電車IDに搭乗する複数のユーザIDについてリルートを実行した場合を想定している。
従って、ルートb3よりも後のルートb4及びルートb5は、管理装置1がリルートによって算出したマルチモーダル経路である。
前述の通り、本実施形態の管理装置1は、管轄エリアに属する交差点の交通信号機について交通感応制御を実行可能である。
そこで、ルートb4で利用する乗り合いタクシーが、ルートb4の途中の交差点を青信号で通過し易くなる信号制御パラメータを採用するなどの交通信号制御を実行することが好ましい。このようにすれば、電車を利用するルートb3で発生した遅延をなるべく解消できるようになる。
〔本実施形態の効果〕
本実施形態の経路探索システムによれば、管理装置(経路探索装置)1の制御部13が、マルチモーダル経路のデータ内容に、ルートa1〜a5の通行スケジュールと、ルートa1〜a5の通行に用いる移動手段の識別情報(=交通ID)であって、ユーザIDと対応付けられた交通IDとを含める(図2参照)。
このため、ユーザが各ルートa1〜a5を予定通りに移動しているか否かの監視処理を、携帯端末2などのローカル端末に実行させることができ、マルチモーダル経路の監視処理のための処理負荷を適切に分散できる。
例えば、本実施形態の経路探索システムでは、携帯端末2が、徒歩ルートa1の通行スケジュールに基づいて、自機が徒歩ルートa1を予定通りに移動しているか否かを監視し(図3のステップST12,ST13)、監視結果が否定的である場合に、探索処理を再実行させるためのリルート要求を管理装置1に送信する(図3のステップST14)。
このため、ユーザが徒歩ルートa1を予定通りに移動できなかった場合でも、管理装置1が新たに生成した次のマルチモーダル経路を携帯端末2が受信することができ、今後に有効な経路情報をユーザに提供することができる。
本実施形態の経路探索システムでは、車載端末3が、非公共ルートa2,a4の通行スケジュールに基づいて、自車両が非公共ルートの予定通りに移動しているか否かを監視し(図4のステップST23,ST24)、監視結果が否定的である場合に、前記探索処理を再実行させるためのリルート要求を管理装置1に送信する。
このため、ユーザが非公共ルートa2,a4を予定通りに移動できなかった場合でも、管理装置1新たに生成した次のマルチモーダル経路を携帯端末が受信することができ、今後に有効な経路情報をユーザに提供することができる。
本実施形態の経路探索システムでは、管理装置1の制御部13は、公共ルートa3,a5の通行スケジュールに基づいて、公共交通機関が公共ルートa3,a5を予定通りに移動しているか否かを監視し(図6のST42,ST43)、監視結果が否定的である場合に、当該公共交通機関の交通IDに対応するすべてのユーザIDについて、探索処理を再実行する(図6のST44)。
このため、1つの公共ルートの監視結果に基づいて、複数のユーザIDの携帯端末2のためのリルートを実行できるようになる。
従って、同じ公共ルートを利用する複数のユーザIDの携帯端末2が、当該公共ルートの監視処理を実行する場合に比べて、システム全体としての処理負荷を低減することができる。
本実施形態の経路探索システムによれば、携帯端末2の探索要求に応じて管理装置1がマルチモーダル経路を探索し、その探索結果を受信した携帯端末2がユーザにマルチモーダル経路を表示する。
従って、ユーザは、マルチモーダル経路を最大限に利用し、自身のニーズに最も適した経路で目的地まで移動することができる。
本実施形態の経路探索システムによれば、ユーザの都合により経路変更の必要性が生じたり、公共交通機関の運行状況が変化したりすると、管理装置1のリルートにより新たなマルチモーダル経路が生成され、生成されたマルチモーダル経路がユーザに提供される。このため、ユーザは、移動途中の事情変更に柔軟に対応することができる。
本実施形態の経路探索システムによれば、管理装置1は、多数のユーザのために生成したマルチモーダル経路を集約することにより、交通機関の資源の最適化及び社会の消費エネルギーの最適化を図ることができる。
マルチモーダル経路のトレース(監視)をローカルの電子機器に任せることで、管理装置1の処理負担を軽減することができる。
特に、ユーザが利用している公共交通機関を利用する場合、管理装置1は、当該公共交通機関を利用するユーザIDを纏めて管理し、公共交通機関の運行状況をトレースするだけでよい。従って、管理装置1の処理量や情報通信資源の軽減を図ることができる。
〔第1の変形例〕
上述の実施形態では、携帯端末2の識別情報(以下、「携帯ID」という。)をユーザIDとして利用し、ユーザIDと携帯IDと区別していないが、管理装置1は、固有のユーザIDとこれに対応付けた携帯IDの双方を管理対象としてもよい。
すなわち、管理装置1は、例えば、ユーザが管理装置1のホームページに入力するなどにより特定した固有のユーザID(=xi(i=1,2……))に対して、入力時に定めた別の固有の携帯ID(=yj(j=1,2……))を対応付けて管理してもよい。
この場合、管理装置1は、携帯ID=y1を含む探索要求を受信した場合、これに対応するユーザID=x1の探索要求であると見なし、当該ユーザID=x1のユーザのためのマルチモーダル経路の探索処理を実行すればよい。
また、徒歩ルートでは、ユーザID(=x1)のユーザとともに移動するのは、携帯ID(=y1)の携帯端末2のみであるから、携帯端末2を徒歩ルートa1における移動手段と見なし、携帯ID(=y1)を交通IDに組み込むことにしてもよい。
ところで、携帯IDをユーザIDとして利用する上述の実施形態の場合には、各ルートa1〜a5の監視処理の主体は、次のようになる。
1)公共ルートa3,a5の監視処理は、管理装置1が行う。
2)公共ルートa3,a5以外のルートa1,a2,a4の監視処理は、ユーザID(=x1)の携帯端末2、或いは、ユーザID(=x1)に対応付けられた交通ID(タクシーID(=t2)又はタクシーID(=t4))の車載端末3が行う。
また、ユーザIDに対応付けて携帯IDを定義する当該変形例の場合、ルートの監視処理の主体は、次のようになる。
1)公共ルートa3,a5の監視処理は、管理装置1が行う。
2)公共ルートa3,a5以外のルートa1,a2,a4の監視処理は、ユーザID(=x1)に対応付けられた交通ID(携帯ID(=y1)、タクシーID(=t2)又はタクシーID(=t4))の携帯端末2又は車載端末3が行う。
上記の通り、いずれにしても、公共ルートa3,a5の監視処理については、管理装置1により実行され、それ以外のルートa1,a2,a4の監視処理については、ルートa1,a2,a4の交通IDより定義された移動手段である、携帯端末2又は車載端末3などのローカル端末により実行される。
なお、上記のローカル端末からリルート要求を受けた場合には、管理装置1は、リルート要求に含まれるユーザID、或いは、リルート要求に含まれる交通ID(携帯ID(=y1)、タクシーID(=t2)又はタクシーID(=t4))に対応するユーザIDについて、リルートを実行する。
〔第2の変形例〕
上述の実施形態(第1の変形例を含む。)において、車載端末3は、自機に割り当てられたルートをスケジュール通りに通行できた場合には、ルートの完了通知を管理装置1に送信することにしてもよい。
この場合、管理装置1は、所定の交通IDの車載端末3から、当該交通IDに割り当てたルートの終点通過時刻を経過してもリルート要求がなく、かつ、当該ルートの完了通知がない場合、当該ルートを予定通りに通過したか否かの確認要求を携帯端末2に送信することが好ましい。
かかる確認要求を受信した携帯端末2は、自機の現在位置及び時刻に基づいて、車載端末3に割り当てられたルートを予定通りに通行したか否かを判定し、その判定結果を管理装置1に送信すればよい。
このようにすれば、一時的な通信不良などにより車載端末3が管理装置1と通信できなかった場合でも、ユーザが非公共ルートを予定通りに通過したかの監視処理を、携帯端末2に実行させることができる。
〔その他の変形例〕
今回開示した実施形態(変形例を含む。)はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態において、通行スケジュールと移動手段の識別情報(=交通ID)の対応付けは、すべてのルートa1〜a5ではなく、少なくとも1つのルートについて行うことにしてもよい。
上述の実施形態において、管理装置1は、多数のユーザIDの探索要求に含まれるOD情報を集約し、集約したOD情報を交通信号制御などの交通管制に利用することにしてもよい。
上述の実施形態において、管理装置1は、多数のユーザIDの探索要求に含まれるOD情報を利用して、所定の公共交通機関の混雑状況を予測することにしてもよい。さらに、その混雑状況をユーザから探索要求を受けた時に提供するようにしてもよい。
例えば、同じ電車IDに紐付けられたユーザIDの数と、予め定められた当該電車の乗車人数とから「乗車率」を計算し、移動経路の表示時にその乗車率も表示する。その乗車率を参考に、ユーザは、目的地への到着時刻が遅くなっても電車での混雑を避けたり、あくまで目的地へ予定時刻に到着することを望んだり等の選択を行うことができる。
上述の実施形態では、ルートを徒歩ルート、公共ルート、非公共ルートの3つに分類したが、非公共ルートをさらに複数種類に分け、そのルートの種類によって優先度やルート計算などの条件を変化させるようにしてもよい。
1 管理装置(経路探索装置)
2 携帯端末
3 車載端末
4 公衆通信網
5 予約管理サーバ
6 運行管理サーバ
7 気象サーバ
8 催事サーバ
9 交通信号制御機
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
21 無線通信部
22 位置検出部
23 表示部
24 操作部
25 記憶部
26 制御部
31 無線通信部
32 位置検出部
33 表示部
34 操作部
35 記憶部
36 制御部

Claims (21)

  1. 携帯端末と通信する経路探索装置を備える経路探索システムであって、
    前記経路探索装置は、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有しており、
    前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め
    前記非公共車両に搭載された車載端末を更に備え、
    前記車載端末には、自車両が通行する前記非公共ルートの通行スケジュールと、自車両の識別情報が予め通知されており、
    前記車載端末は、前記非公共ルートの通行スケジュールに基づいて、自車両が前記非公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視する経路探索システム。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  2. 前記車載端末は、監視結果が否定的である場合に、前記探索処理を再実行させるためのリルート要求を前記経路探索装置に送信する請求項1に記載の経路探索システム。
  3. 携帯端末と通信する経路探索装置を備える経路探索システムであって、
    前記経路探索装置は、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有しており、
    前記制御部は、
    前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め、
    前記公共ルートの通行スケジュールに基づいて、前記公共交通機関が前記公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視し、
    監視結果が否定的である場合に、当該公共交通機関の識別情報に対応するすべての前記ユーザの識別情報について、前記探索処理を再実行する経路探索システム。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  4. 携帯端末と通信する経路探索装置を備える経路探索システムであって、
    前記経路探索装置は、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有しており、
    前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め、
    前記ユーザが前記公共ルートを予定通りに移動しているか否かの監視については、前記経路探索装置により実行され、
    前記ユーザが前記公共ルート以外の前記ルートを予定通りに移動しているか否かの監視については、前記携帯端末又は前記非公共車両の車載端末により実行される経路探索システム。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  5. 前記制御部は、前記携帯端末又は前記車載端末からのリルート要求を前記通信部が受信した場合に、前記リルート要求に含まれる前記ユーザの識別情報又は前記移動手段の識別情報に対応する前記ユーザの識別情報について、前記探索処理を再実行する処理であるリルートを実行する請求項4に記載の経路探索システム。
  6. 前記制御部は、前記車載端末から前記非公共ルートの終点通過時刻を経過してもリルート要求がなく、かつ、当該非公共ルートの完了通知がない場合に、当該非公共ルートを予定通りに通過したか否かの確認要求を前記携帯端末に送信する請求項4又は請求項5に記載の経路探索システム。
  7. 携帯端末と通信する経路探索装置を備える経路探索システムであって、
    前記経路探索装置は、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有しており、
    前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め、
    前記移動手段の識別情報には、前記探索処理を再実行するか否かを前記ユーザごとに判定するために前記ユーザの識別情報と対応付けられた前記非公共車両の識別情報が含まれる経路探索システム。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  8. 前記携帯端末は、前記徒歩ルートの通行スケジュールに基づいて、自機が前記徒歩ルートを予定通りに移動しているか否かを監視する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の経路探索システム。
  9. 前記携帯端末は、監視結果が否定的である場合に、前記探索処理を再実行させるためのリルート要求を前記経路探索装置に送信する請求項に記載の経路探索システム。
  10. 携帯端末と通信する経路探索装置であって、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有しており、
    前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め
    前記通信部は、
    前記非公共車両に搭載されている車載端末に、自車両が通行する前記非公共ルートの通行スケジュールと、自車両の識別情報とを送信し、
    前記車載端末により、前記非公共ルートの通行スケジュールに基づいて、自車両が前記非公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視した結果を、前記車載端末から受信する、経路探索装置。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  11. 携帯端末と通信する経路探索装置であって、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有しており、
    前記制御部は、
    前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め、
    前記公共ルートの通行スケジュールに基づいて、前記公共交通機関が前記公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視し、
    監視結果が否定的である場合に、当該公共交通機関の識別情報に対応するすべての前記ユーザの識別情報について、前記探索処理を再実行する、経路探索装置。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  12. 携帯端末と通信する経路探索装置であって、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有しており、
    前記制御部は、
    前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め、
    前記ユーザが前記公共ルートを予定通りに移動しているか否かの監視を行い、
    前記通信部は、前記携帯端末又は前記非公共車両の車載端末により実行された、前記ユーザが前記公共ルート以外の前記ルートを予定通りに移動しているか否かの監視結果を、前記携帯端末又は前記車載端末から受信する、経路探索装置。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  13. 携帯端末と通信する経路探索装置であって、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部と、を有しており、
    前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め、
    前記移動手段の識別情報には、前記探索処理を再実行するか否かを前記ユーザごとに判定するために前記ユーザの識別情報と対応付けられた前記非公共車両の識別情報が含まれる経路探索装置。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  14. 携帯端末と通信する経路探索装置が実行する経路探索方法であって、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信するステップと、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記ユーザの前記携帯端末に送信するステップと、
    前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含めるステップと、
    前記非公共車両に搭載されている車載端末に、自車両が通行する前記非公共ルートの通行スケジュールと、自車両の識別情報とを送信するステップと、
    前記車載端末により、前記非公共ルートの通行スケジュールに基づいて、自車両が前記非公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視した結果を、前記車載端末から受信するステップと、
    を含む、経路探索方法。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  15. 携帯端末と通信する経路探索装置が実行する経路探索方法であって、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信するステップと、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記ユーザの前記携帯端末に送信するステップと、
    前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含めるステップと、
    前記公共ルートの通行スケジュールに基づいて、前記公共交通機関が前記公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視するステップと、
    前記監視するステップにおける監視結果が否定的である場合に、当該公共交通機関の識別情報に対応するすべての前記ユーザの識別情報について、前記探索処理を再実行するステップと、
    を含む、経路探索方法。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  16. 携帯端末と通信する経路探索装置が実行する経路探索方法であって、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信するステップと、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記ユーザの前記携帯端末に送信するステップと、
    前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含めるステップと、
    前記ユーザが前記公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視するステップと、
    前記携帯端末又は前記非公共車両の車載端末により実行された、前記ユーザが前記公共ルート以外の前記ルートを予定通りに移動しているか否かの監視結果を、前記携帯端末又は前記車載端末から前記経路探索装置が受信するステップと、
    を含む経路探索方法。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  17. 携帯端末と通信する経路探索装置が実行する経路探索方法であって、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信するステップと、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記ユーザの前記携帯端末に送信するステップと、
    前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含めるステップと、を含み、
    前記移動手段の識別情報には、前記探索処理を再実行するか否かを前記ユーザごとに判定するために前記ユーザの識別情報と対応付けられた前記非公共車両の識別情報が含まれる、経路探索方法。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  18. コンピュータを携帯端末と通信する経路探索装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部、として機能させ、
    前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め、
    前記通信部は、
    前記非公共車両に搭載されている車載端末に、自車両が通行する前記非公共ルートの通行スケジュールと、自車両の識別情報とを送信し、
    前記車載端末により、前記非公共ルートの通行スケジュールに基づいて、自車両が前記非公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視した結果を、前記車載端末から受信するコンピュータプログラム。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  19. コンピュータを携帯端末と通信する経路探索装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部、として機能させ、
    前記制御部は、
    前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め、
    前記公共ルートの通行スケジュールに基づいて、前記公共交通機関が前記公共ルートを予定通りに移動しているか否かを監視し、
    監視結果が否定的である場合に、当該公共交通機関の識別情報に対応するすべての前記ユーザの識別情報について、前記探索処理を再実行するコンピュータプログラム。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  20. コンピュータを携帯端末と通信する経路探索装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部、として機能させ、
    前記制御部は、
    前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め、
    前記ユーザが前記公共ルートを予定通りに移動しているか否かの監視を行い、
    前記通信部は、前記携帯端末又は前記非公共車両の車載端末により実行された、前記ユーザが前記公共ルート以外の前記ルートを予定通りに移動しているか否かの監視結果を、前記携帯端末又は前記車載端末から受信する、コンピュータプログラム。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
  21. コンピュータを携帯端末と通信する経路探索装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、
    ユーザの識別情報を含む探索要求を前記携帯端末から受信し、前記探索要求に対応する探索結果を前記ユーザの前記携帯端末に送信する通信部と、
    受信した前記探索要求に応じて、下記のルートの少なくとも1つを含むマルチモーダル経路の探索処理を実行し、その探索結果である前記マルチモーダル経路を前記通信部に送信させる制御部、として機能させ、
    前記制御部は、前記マルチモーダル経路のデータ内容に、前記ルートの通行スケジュールと、前記ルートの通行に用いる移動手段の識別情報であって、前記ユーザの識別情報と対応付けた当該移動手段の識別情報と、を含め、
    前記移動手段の識別情報には、前記探索処理を再実行するか否かを前記ユーザごとに判定するために前記ユーザの識別情報と対応付けられた前記非公共車両の識別情報が含まれる、コンピュータプログラム。
    徒歩ルート:ユーザが徒歩により移動するルート
    非公共ルート:ユーザが非公共車両を利用して移動するルート
    公共ルート:ユーザが公共交通機関を利用して移動するルート
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