JP6826798B2 - 吸引具 - Google Patents

吸引具 Download PDF

Info

Publication number
JP6826798B2
JP6826798B2 JP2017021851A JP2017021851A JP6826798B2 JP 6826798 B2 JP6826798 B2 JP 6826798B2 JP 2017021851 A JP2017021851 A JP 2017021851A JP 2017021851 A JP2017021851 A JP 2017021851A JP 6826798 B2 JP6826798 B2 JP 6826798B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
suction
case
suction component
electronic cigarette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017021851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018126355A (ja
Inventor
松本 重樹
重樹 松本
恵理子 塚田
恵理子 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NATURAN INTERNATIONAL CO., LTD.
Original Assignee
NATURAN INTERNATIONAL CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NATURAN INTERNATIONAL CO., LTD. filed Critical NATURAN INTERNATIONAL CO., LTD.
Priority to JP2017021851A priority Critical patent/JP6826798B2/ja
Publication of JP2018126355A publication Critical patent/JP2018126355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6826798B2 publication Critical patent/JP6826798B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis

Landscapes

  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Description

本発明は、水素を体内に取り込めるようにした吸引具に関するものである。
吸引具の一種として、特許文献1、特許文献2に示すように電子タバコがある。また、ネプライザーのように、医療用の吸引具も広く一般的に使用されている。
一方、近時、水素、特に分子状水素が各種分野において注目されてきており、例えば、酸化防止、洗浄作用、化粧作用、皮膚病などの予防や治癒作用等においての利用が考えられている。また、水素水を飲用することにより、体内の活性酸素を低減させる作用も期待されている。さらに、医薬成分と共に水素を体内に取り込むことにより、医薬成分が患者に与える負担を軽減させようとする研究も行われるようになっている。
分子状水素を含んだ水素水は、特許文献3、特許文献4に記載のように、水に対して金属マグネシウム等の水素反応物質を反応させることによって、電気分解装置等を利用しなくとも簡単に生成することが可能である。すなわち、例えば水と金属マグネシウムとの反応により水酸化マグネシウムと水素ガスに変化する過程において、分子状水素が発生されることになる。そして、特許文献4には、分子状水素水を手軽に利用できるように、マグネシウム粉末が充填された透水性の棒状カートリッジを、水が充填されたペットボトル等の容器内に入れるようにしたものが開示されている。
特開2016−73316号公報 特開2014−39553号公報 特開2003−10865号公報 特開2003−24956号公報
ところで、水素を体内に取り込むために、別途水素水を生成して飲用することはかなり面倒となる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、吸引成分を吸うタイミングでもって手軽に水素を体内に取り込めるようにした吸引具を提供することにある。
記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
吸引成分発生部と該吸引成分発生部に連なる吸引部とを有し、該吸引成分発生部で発生された吸引成分を該吸引部を介して口から吸引させるようにすると共に水素発生部を有しない電子タバコと、
前記電子タバコの吸い口部に対して後付けされる後付け部材と、
を有し、
前記吸引成分発生部が、吸引成分と共に水蒸気を発生するように設定され、
前記後付け部材が、前記電子タバコの吸い口部に対して連通される連通路を有して、その一端部が後付け吸い口部とされると共に、その他端部が該電子タバコの吸い口部に対して後付けで接続される取付部とされ、
前記後付け部材内に、水蒸気と反応して水素を発生する水素発生部が設けられている、
うにしてある。上記解決手法によれば、吸引成分発生部から吸引成分と共に発生される水蒸気が水素発生部を通過するときに水素が発生されることになり、吸引成分を吸引するタイミングでもって手軽に水素を体内に取り込むことができる。また、水素発生部を有しない既存の電子タバコに対して後付け部材を取付けることにより、電子タバコを吸引するタイミングでもっても水素を体内に取り込むことができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、次のとおりである。
前記電子タバコは、一端部が吸い口部とされた細長のケース内に、電池と、該電池からの通電により発熱されるヒータと、該ヒーターにより加熱されたときに水蒸気と共に吸引成分を発生させる前記吸引成分発生部と、が配設されたものとされている、ようにすることができる。請求項2対応)。
前記水素発生部は、前記吸引成分が通過されるフィルタと、該フィルタに保持されて水蒸気と反応して水素を発生する水素生成物質と、有している、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、水素発生部の具体的な構造が提供される。また、水素生成物質をフィルタに保持させることにより、水素生成物質を安定した形態でもって吸引具に配設することができる。
前記水素発生部の外殻が、筒状のカセット部材により構成され、
前記カセット部材が着脱自在に取付けられている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、カセット部材を利用して、水素発生部の吸引具に対する取付け、取外しが容易となり、特に水素発生部を使い捨てとする場合に好適となる。
本発明によれば、吸引成分を吸引するタイミングでもって、気軽に水素を体内に取り込むことができる。
水素発生部を有する電子タバコを参考例として示す側面図。 図1に示す電子タバコの側面断面図。 図2の分解図。 水素発生部の拡大断面図。 本体ケース部と吸い口側ケース部との結合部位を示す要部拡大断面図。 電子タバコを収納する収納ケースの一例を示す側面図。 図6の左側面図。 図6の収納ケースの蓋部材を、収納ケース本体部から取外して、収納ケース本体部の底部に装着した状態を示す側面図。 収納ケース内の電子タバコに充電している状況を示す図。 既存の電子タバコと後付け部材とを示す分解断面図。 図10に示す電子タバコと後付け部材との取付け状態を示す断面図。 医療用吸引具としてのネプライザーによって水素を吸引する参考例を示す図。
ず、図1〜図9を参照しつつ、電子タバコについて説明するが、図示の例では水素発生部を有する参考例を示すものとなっている。
図1〜図3において、電子タバコTは、細長いケース1を有する。このケース1は、通常のタバコと同程度の太さおよび長さとされて、その一端部が吸い口部1aとされている。なお、説明の都合上、吸い口部1a側を上方(上部)とし、吸い口部1aとは反対側を下方(下部)として説明する。
図2、図3に示すように、ケース1は、大別して、第1ケース部11と第2ケース部12と第3ケース部13とを互いに着脱自在に結合することにより構成されている。第1ケース部11と第2ケース部12とによって、本体ケース部10が構成される。第3ケース部13は、吸い口部1aを有する吸い口側ケース部とされる。第3ケース部13には、吸引成分が通る吸引路13aが、その全長に渡って形成されている。
第1ケース部11は筒状とされて、その底部が、後述する施蓋部材21により着脱自在に施蓋されている(例えばねじ結合)。この第1ケース部11内には、吸い口部1aから吸引されたときに生じる気流(空気)の流れを感知する吸引感知センサ22と、制御部23と、充電式の電池24とが収納されている。
第2ケース部12内には、吸引成分を吸着する吸着フィルタ31と、吸着フィルタ31を加熱するためのヒーター(ヒータ素子)32とが配設されている。
第1ケース部11と第2ケース部12とは、連結具25、35を介して互いに着脱自在に連結される。具体的には、第1ケース部11の上端部に対して、連結部25が例えば圧入や接着等により固定されている。この連結具25は、導電性を有するように金属によって形成されて、雌ねじ部25aと、筒状の接続部25bとを有する。
一方、第2ケース部12の底部に対して、連結具35が例えば圧入や接着等によって固定されている。この連結具35は、ヒーター32を保持すると共に、連結具25の雌ねじ部25aに螺合される雄ねじ部35aを有する。
連結具35は、第2ケース部12内に細長く伸びる筒状の伝熱部35bを有する。伝熱部35bの周囲を吸着フィルタ31が取り巻いていて、ヒーター32による吸着フィルタ31の加熱が効果的に行われる。また、連結具35に保持されたヒーター32は、その下端部が連結具35から下方へと延設されている。
連結具35の雄ねじ部35aを、連結具25の雌ねじ部25aに螺合することにより、第1ケース部11と第2ケース部12とが連結される。この連結時において、ヒーター32の下端部が、連結具35の接続部35bに嵌合される(電気的な接続関係の構築)。
配線の詳細は省略するが、電池24は、接続部25bに対して接続されていて、この電池24と接続部25bとは、スイッチ機能を有する制御部23の制御によって通電と通電遮断とが切換えられる。より具体的には、後述するように、吸引感知センサ22によって、吸い口部1aからの吸引作用が生じていることが感知されると、制御部23は、電池24から接続部25bへの通電を行って、接続部25bを介してヒーター32を発熱させる。吸引感知センサ22が吸引を感知していないときは、制御部23は、電池24と接続部25bとの通電を遮断する。
第2ケース部12内の吸着フィルタ31は、吸引成分を吸着しておくもので、液体状の吸引成分が第2ケース部12の上部から適宜供給(補充)される。
第3ケース部13の下端側には、水素発生部40が着脱自在に取付けられる。水素発生部40は、図4に示すように、その外殻が筒状のカセット部材41によって構成されている。このカセット部材41内には、フィルタ42が保持され、このフィルタ42に水素生成物質が保持されている(例えば練り込み)。
上記フィルタ42は、例えば合成樹脂繊維によって構成されて、水蒸気やガス状の吸引成分を通過可能となっている。より具体的には、フィルタ42として、特開平8−325918号公報に記載のような発泡解繊体を用いることができる。
フィルタ42に保持される水素生成物質は、水や水蒸気を反応して水素を発生するものであれば適宜のものを使用することができ、例えば金属マグネシウム、ニッケル触媒、金属カルシウム、チタン、酸化チタン、シリコン、イオン交換樹脂等を使用することができる(実施形態では微粉末状の金属マグネシウムを用いてある)。また、水素生成物質としては、あらかじめ水素を吸蔵した水素吸蔵体であってもよい(例えばMgH2等の水素吸蔵合金等)。
フィルタ42に対する水素生成物質(例えばMgH2)の含有割合は、例えば0.03重量%〜0.10重量%程度とすることができ、好ましくは0.04重量%〜0.06重量%程度とすることができる。なお、フィルタ42に水素生成物質を保持させる場合、水素生成物質(例えばMgH2)25重量%含むマスターバッチを、1重量%の割合でフィルタ42に練り込むことにより行うことができる。なお、フィルタ42の重量としては、水素生成物質を含有しない状態で、0.7g〜2.0g程度とすることができ、好ましくは0.9g〜1.5g程度とすることができる。なお、水素生成物質を含まない状態でのフィルタ42の重量や、水素生成物質の含有割合は、使用期間(電子タバコの吸引回数)を考慮して、適宜選択できる。
上述のような水素発生部40は、第3ケース部13に対して着脱自在に取付けられる。このため、第3ケース部13のうち、吸い口部1aとは反対側の端部において、吸引路13aよりも大径とされた嵌合部13bが形成されている。水素発生部40におけるカセット部材41が、上記嵌合部13bに対してがたつきなく嵌合される。
水素発生部40を嵌合部13bに嵌合させた状態では、水素発生部40の下部が第3ケース部13から露出される。水素発生部40のうち第3ケース部13から露出されている部分を手指で把持することができる(水素発生部40の第3ケース部13に対する取付け、取外しを容易に行うことができる)。
ここで、前述した第1ケース部11の底部に設けた施蓋部材21は、第1ケース部11の底部を施蓋する他に、次のような機能をも有している。すなわち、施蓋部材21は、電池24に対する充電時の給電機能(実施形態では非接触式給電を行うために、電磁誘導におけるコイル機能)を有している。また、施蓋部材21は、吸引感知センサ22が作動したとき(吸引による気流の流れを感知したとき)に点灯されるパイロットランプが付設されている。なお、電池24に対する充電、パイロットランプの点消灯および接続部25bに対する通電と通電遮断とは、制御部23によって制御される。
以上のような構成において、通常は、第1ケース部11と第2ケース部12とは常時一体化された状態とされる。第2ケース部12から第3ケース部13を取外した状態で、第2ケース部12内の吸着フィルタ31に対して、液体状の吸引成分が供給される。また、第3ケース部13に対して、水素発生部40が取付けられる。この後、第3ケース部13が、第2ケース部12に固定されて、図1、図2に示す状態とされる。上記吸引成分は、加熱された際に、気化されると共に水蒸気をも発生するものとなっている。
吸い口部1aから吸引を行うと、吸引によるケース1内の気流(空気)の流れが吸引感知センサ22により感知される。これにより、施蓋部材21に設けたパイロットランプが点灯される。また同時に、電池24から連結具25の接続部25bに対して通電されて、ヒーター32が発熱される。
ヒーター32の発熱により、吸着フィルタ31に吸着されている吸引成分が気化されると共に水蒸気が発生される。水蒸気と気化された吸引成分とは、水素発生部40を経由して、第3ケース部13の吸い口部1a側へ向けて移動される。水蒸気が水素発生部40を通過する際に、水素発生部40における水素生成物質と反応して、水素が発生される。水素発生部40で発生された水素は、気化された吸引成分と共に、吸い口部1aから吸引される(水素が吸引者の体内へ取り込まれる)。
ここで、水素発生部40における水素発生能力は、最大で1000ppmの高濃度水素が吸引可能な程度とされて、約100回の吸引が可能(一般のタバコ5本を吸引する程度)とされている。所定回数以上吸引が行われて、水素発生部40での水素発生能力が低下したときは、水素発生部40が交換される。交換は、第3ケース部13を第2ケース部12から取外して簡単に行うことができる。
吸い口側ケース部となる第3ケース部13は、通常は、もっぱら吸い口形状を構成するのみで、内部構造は極めて単純である。よって、この第3ケース部13に水素発生部40を着脱自在に保持させる機能を持たせることは極めて容易となる。また、ケース1全体として、スペースの有効活用を行う上でも好ましいものとなる。
図6〜図9は、前述した電子タバコTを収納する収納ケース等の例を示すものである。収納ケース-50は、基本的に2本の電子タバコTを収納するものとなっている。収納ケース50は、本体ケース部51と、蓋部材52とからなる。蓋部材52を取外した状態が図9に示され、この蓋部材52は、本体ケース部51の底部に嵌合させておくことができる。
電子タバコTの充電は、図9に示すように、収納ケース50内に収納された状態で行われる。すなわち、商用電源に接続される充電器60から伸びる給電コード60aが、本体ケース部51の底部に着脱自在に接続されて、電子タバコTの充電が行われる。電子タバコTを収納した収納ケース50は、図6、図7の状態で、ポケットに入れたり、紐を利用して首に吊す等によって、携帯される。
なお、収納ケース50内に充電式バッテリを搭載して、このバッテリから電子タバコTに対する充電を行うこともできる。また、収納ケース50を別途用いることなく、電子タバコTに対して直接的に充電を行うようにすることもできる。
図10、図11は、本発明の実施形態を示すものであり、図1〜図5の形態と同一構成要素には同一符号を付してその重複した説明は省略する。本実施形態では、既存の電子タバコに対して後付け部材を取付けて、水素を吸引できるようにしたものである。
図10、図11に示す、電子タバコTBは、既存の電子タバコT1に対して後付け部材45を取付けたものとなっている。既存の電子タバコT1は、図1〜図5に示すものとほぼ同一の構成とされているが、水素発生部40を有しない点において図1〜図5に示す電子タバコTとは相違している。そして、水素発生部40は、後付け部材45内に配設してある。
後付け部材45は、上下方向に伸びる連通路45aを有し、その一端部が後付け吸い口部45bとされている(前記実施形態における吸い口部1aの代替となる)。連通路45aの他端部は大径の筒状とされた取付け部45cとされている。連通路45aの中間部は、中径部45dとされて、この中径部45dに、水素発生部40が嵌合、保持されている。なお、水素発生部40は、図4のものと同じものが用いられている。
後付け部材45は、例えば軟質の合成樹脂により形成されて、取付け部45cが、電子タバコT1の吸い口部1a外周に対して嵌合されるようになっている。この嵌合は、取付け部45cの弾性変形を利用して容易に行うことができ、また取付け状態では気密な接続とされる。
図10、図11に示す実施形態においては、水素発生部を有しない既存の電子タバコT1に対して後付け部材45を取付けるだけで、電子タバコT1を楽しむタイミングでもって水素を体内に取り込むことができる。なお、水素発生部40のみを使い捨て式として後付け部材45そのものは繰り返し使用するようにしてもよく、また後付け部材45を水素発生部40と共に使い捨てとすることもできる。
図12は、ネプライザーを利用して水素を吸引できるようにした参考例を示す。ネプライザー70は、本体容器部71と、吸引部72と、チューブ73と、を有する。本体容器部71は、例えばガラスや合成樹脂等によって開閉可能な密閉構造とされて(開閉用の蓋部材は図示略)、内部に液状の医薬成分74を貯溜することが可能となっている。また、本体容器部71内には、医薬成分を蒸発させる蒸発器75が配設されている。蒸発器75は、ヒータあるいは超音波発生器とされて、本体容器部71内の医薬成分を気化、霧化させる。このように、本体容器部71は、吸引成分を発生する吸引成分発生部の機能を有している。
吸引部72は、患者Mの口と鼻を覆うマスク部材によって構成されている。なお、吸引部72は、口に対してのみに装着されるもの、あるいは鼻に対してのみ装着されるもの(例えば鼻内に挿入されるもの)等、適宜の形態のものを採択できる。そして、本体容器部71(の上端部)と吸引部72とが、チューブ73によって接続されている。
チューブ73には、水素発生部40が接続されている。この水素発生部40は、図4の場合と同様に、筒状のカセット部材41内にフィルタ42を保持させて、このフィルタ42に水素生成物質を保持させたものとなっている。ただし、本参考例の場合は、筒状のカセット部材41の各端部に小径の接続部が構成されて、この接続部の外周に対してチューブ73が着脱自在に嵌合されるようになっている(チューブ73の弾性を利用した気密かつ着脱自在容易な接続)。
なお、水素発生部40(のカセット部材41)とチューブ73とを、ワンタッチ継手等の継手部材を介して接続することもできる。水素発生部40を安価に使い捨てとするため、チューブ73に接続される部分を筒状の外ケースによって構成すると共に、この外ケースを半割や軸線方向の分割構造として、この外ケース内にカセット部材41を着脱自在可能に収納するようにしてもよい。
蒸発器75を作動させて、医薬成分74を気化、霧化させると、水蒸気(霧化された水を含む)が合わせて発生される。気化、霧化された医薬成分および水蒸気は、チューブ73を介して吸引部72に供給されて、患者Mの口と鼻との少なくとも一方から体内に取り込まれる。水蒸気が水素発生部40を通過する際に、水素生成物質と反応して水素が発生される。発生された水素は、気化、霧化された医薬成分と共に患者Mの体内に取り込まれる。
患者によっては医薬成分が大きな負担となる場合もあるが、医薬成分と合わせて水素を体内に取り込むことによって、患者の負担を軽減することが期待される。例えば、吸引成分として全身麻酔用の医薬成分である場合に、この医薬成分と共に水素を体内に取り込むことが好ましい(WO2013180240A1特許公報参照)。
なお、水素発生部40を、直接本体容器部71に対して接続することもできる。また、水素発生部40を、直接吸引部72の接続することもできる。さらに、水素発生部40を、本体容器部71内に配設することもでき、吸引部72内に配設することもできる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能である。電池24は非充電式であってもよい。ヒーター32に対する加熱は、ケース1に別途設けた手動スイッチを操作した際に行われるようにしてもよい。すなわち、手動スイッチがオンされたときに、電池24から接続部25b(つまりヒーター32)に対して通電されるようにすることもでき、この場合は、吸引感知センサ22や制御部23は不要となる。吸引成分をカセット容器に入れておく形式として、吸引成分が無くなった(少なくなったとき)ときは、カセットごと交換するようにしてもよい。
ケース1は、3分割構成とする場合に限らず、2分割構成としたり、4分割以上の構成とすることもできる。吸引成分は、ニコチン成分を含むものであってもよく(真性なタバコに対応)、ニコチン成分を含まないものであってもよい(擬似的なタバコに対応)。すなわち、本発明における電子タバコは、ニコチン成分を吸引する真性な電子タバコの場合と、ニコチン成分を吸引しないで、香り成分、サプリメント(例えばビタミン等)、カフェイン等を吸引する擬似的な電子タバコとの両方を含むものである。例えば、液体サプリメント(例えば酸化されやすいビタミンC等のビタミン)を吸引成分発生部31や水素発生部40に含ませるようにして、サプリメントと共に水素を吸引することにより、水素により還元された活性サプリメント(例えば活性ビタミン)として体内に取り込むことが可能となる。
水素発生部40の配設位置は、吸引成分発生部(実施形態では吸着フィルタ31)で気化あるいは霧化された吸引成分が、口または鼻に向けて移動する途中の経路であれば、適宜の位置に配設することができる。図1〜図5の参考例において、第2ケース部12の上端部(吸着フィルタ31の上方位置)に、水素発生部40を着脱自在に取付ける等のことができる(水素発生部40の一部が、第2ケース部12から露出するようにしておくのが好ましい)。水素発生部40と吸引成分発生部とを1つのカセット内に構成することもできる(水素発生部40と吸引成分発止部とが同時交換となる)。この場合は、水素発生部40での水素発生能力が交換レベルまで低下したのとほぼ同時期に、吸引成分発生部での吸引成分発生能力が交換レベルまで低下するように設定しておくのが好ましい。また、水素発生部40を構成するカセットと、吸引成分発生部を構成するカセットとを互いに別体として構成して、互いに着脱自在に固定(例えば嵌合や螺合)することにより一体化された状態で、ケース1内に配設するようにしてもよい。
香り成分や医薬成分等の吸引成分と共に水蒸気を発生させて、吸引されるようにしてもよい(参考例となるが例えば麻酔薬を吸引させる機器、)。また、参考例となるが特に医療用の場合は、人体(人間)に用いる場合に限らず、犬、猫、牛、馬、豚等の動物に用いるものであってもよい。本発明および参考例共に、水素発生部40に、水素生成物質以外に、例えば微粉末状とされたナトリウムやカリウム等のミネラル物質を含ませておくこともでき、また香り成分等を含ませておくこともできる(特に、水蒸気と触れることにより香りを発生するもの)。
本発明によれば、手軽に水素を体内に取り込むことができる。
T1:既存の電子タバコ(水素発生部なし)
TB:電子タバコ(電子タバコT1+後付け部材)
T:電子タバコ(水素発生部あり)
1:ケース
1a:吸い口部
10:本体ケース部
11:第1ケース部(本体ケース部構成用)
12:第2ケース部(本体ケース部構成用)
13:第3ケース部(吸い口側ケース部構成用)
13a:吸引路
13b:嵌合部(水素発生部の取付け用)
21:施蓋部材
22:吸引感知センサ
23:制御部
24:電池
25:連結具
25a:ねじ部
25b:接続部(ヒーター通電用)
31:吸着フィルタ(吸引成分用)
32:ヒーター
35:連結具
35a:ねじ部
35b:伝熱管
40:水素発生部
41:カセット部材
42:フィルタ
45:後付け部材
45a:連通路
45b:後付け吸い口部
45c:取付け部
45d:中径部(水素発生部保持用)
50:収納ケース
60:充電器
70:ネプライザー
71:本体容器部
72:吸引部
73:チューブ
74:医薬成分

Claims (4)

  1. 吸引成分発生部と該吸引成分発生部に連なる吸引部とを有し、該吸引成分発生部で発生された吸引成分を該吸引部を介して口から吸引させるようにすると共に水素発生部を有しない電子タバコと、
    前記電子タバコの吸い口部に対して後付けされる後付け部材と、
    を有し、
    前記吸引成分発生部が、吸引成分と共に水蒸気を発生するように設定され、
    前記後付け部材が、前記電子タバコの吸い口部に対して連通される連通路を有して、その一端部が後付け吸い口部とされると共に、その他端部が該電子タバコの吸い口部に対して後付けで接続される取付部とされ、
    前記後付け部材内に、水蒸気と反応して水素を発生する水素発生部が設けられている、
    ことを特徴とする吸引具。
  2. 請求項1において、
    前記電子タバコは、一端部が吸い口部とされた細長のケース内に、電池と、該電池からの通電により発熱されるヒータと、該ヒーターにより加熱されたときに水蒸気と共に吸引成分を発生させる前記吸引成分発生部と、が配設されたものとされている、ことを特徴とする吸引具。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記水素発生部は、前記吸引成分が通過されるフィルタと、該フィルタに保持されて水蒸気と反応して水素を発生する水素生成物質と、有している、ことを特徴とする吸引具。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記水素発生部の外殻が、筒状のカセット部材により構成され、
    前記カセット部材が着脱自在に取付けられている、
    ことを特徴とする吸引具。



JP2017021851A 2017-02-09 2017-02-09 吸引具 Active JP6826798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017021851A JP6826798B2 (ja) 2017-02-09 2017-02-09 吸引具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017021851A JP6826798B2 (ja) 2017-02-09 2017-02-09 吸引具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018126355A JP2018126355A (ja) 2018-08-16
JP6826798B2 true JP6826798B2 (ja) 2021-02-10

Family

ID=63172263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017021851A Active JP6826798B2 (ja) 2017-02-09 2017-02-09 吸引具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6826798B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019093101A1 (ja) * 2017-11-08 2019-05-16 隆 竹原 喫煙兼水素吸引装置
JP6532076B1 (ja) * 2018-10-26 2019-06-19 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル生成装置の本体ユニット、エアロゾル生成装置及び非燃焼式吸引器
CN111096489A (zh) * 2018-10-26 2020-05-05 日本烟草产业株式会社 气溶胶生成装置及其主体单元、非燃烧式吸取器
CN109275962A (zh) * 2018-12-07 2019-01-29 苏州晶品新材料股份有限公司 一种用于烟雾发生装置的加热组件及电子烟
GB201902220D0 (en) * 2019-02-18 2019-04-03 Nicoventures Trading Ltd Aerosol provision systems
KR20210129152A (ko) * 2019-03-19 2021-10-27 아쿠아 뱅크 주식회사 서플리먼트 흡인 겸 수소 흡인 장치
JP6957577B2 (ja) 2019-11-05 2021-11-02 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル吸引器用の電源ユニット
JP6706712B1 (ja) 2019-11-05 2020-06-10 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル吸引器用の電源ユニット
EP3989756A4 (en) * 2020-09-07 2022-08-10 KT&G Corporation AEROSOL GENERATION DEVICE AND METHOD OF CONTROLLING THEIR PERFORMANCE MODE

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4842296B2 (ja) * 2008-05-23 2011-12-21 シンワ工業株式会社 水素ガス吸飲具
AT507187B1 (de) * 2008-10-23 2010-03-15 Helmut Dr Buchberger Inhalator
CN111990695A (zh) * 2015-05-06 2020-11-27 奥驰亚客户服务有限责任公司 非燃烧吸烟装置及其元件

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018126355A (ja) 2018-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6826798B2 (ja) 吸引具
EP2878214B1 (en) Portable charging device for electronic cigarette
CN206314582U (zh) 吸入器装置
KR102437935B1 (ko) 에어로졸 송달 장치용 착탈식 전원
ES2847775T3 (es) Sistema de líquido contenido para el rellenado de dispositivos de administración de aerosol
US10080387B2 (en) Aerosol delivery device with replaceable wick and heater assembly
ES2835401T3 (es) Sistema de suministro de aerosol calentado eléctricamente
US20120318882A1 (en) Vapor delivery devices
US20150305403A1 (en) Personal vaporizer system
US20100031968A1 (en) Method and apparatus relating to electronic smoking-substitute devices
JP2012005412A (ja) 霧化装置に用いる薬液、及び霧化装置
CN104023775A (zh) 便携式电子蒸汽产生装置和方法
KR20120050568A (ko) 다기능 전자담배
KR101094727B1 (ko) 전자담배
KR20120121314A (ko) 카트리지 및 이를 보관하기 위한 카트리지 케이스를 포함하는 흡입식 금연보조제
KR200452359Y1 (ko) 전자담배
KR20120132005A (ko) 일회용 전자흡입기구
US20160131360A1 (en) Handheld vaporizer
JP2023123820A (ja) カートリッジ及びそれを含むエアロゾル生成装置
CN105148362B (zh) 精神疾病防咬伤镇定给药装置
CN105435347B (zh) 呼吸内科护理给药多用装置
KR20170020576A (ko) 전자담배용 전원공급장치 및 이를 갖춘 전자담배
KR20070109605A (ko) 전자 금연 담배
US20220143332A1 (en) Supplement plus hydrogen inhalation device
JPWO2018047877A1 (ja) 水素ガス吸引具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6826798

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250