本願の実施形態は、ネットワーク要素選択方法及び装置を提供し、その結果、4Gシステム及び5GシステムをサポートするUEであり相互運用要件を有していないUEがネットワーク要素を適切に選択できるようにする。
第1の態様によると、本願はネットワーク要素選択方法を提供し、当該方法は、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスにより送信された第1のメッセージを受信する段階であって、第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる、受信する段階と、第1のメッセージに応答して、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する段階であって、第1のサブスクリプション情報は、第1の通信システムにおける端末デバイスのサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報は、第2の通信システムにおける端末デバイスのサブスクリプション情報を含む、決定する段階とを含む。
従って、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として、適切なネットワーク要素を選択できる。従来技術では、端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートするかにのみ基づいてネットワーク要素を選択することに比較すると、4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、相互運用要件を有していない端末デバイスが、ネットワーク要素を適切に選択することができ、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少し得る。
任意選択的に、第1のサブスクリプション情報は、第1の通信システムにおける端末デバイスの1又は複数のデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報であってよい。第2のサブスクリプション情報も、第2の通信システムにおける端末デバイスの1又は複数のデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報であってよい。あるいは、第1のサブスクリプション情報は、第1の通信システムにおいて、端末デバイスがデータネットワーク識別情報をサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよく、第2のサブスクリプション情報は、第2の通信システムにおいても、端末デバイスがデータネットワーク識別情報をサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよい。
可能な設計において、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報に基づいてターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する段階は具体的に、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する段階を含んでよい。
従って、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報を参照して、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定してよい。
可能な設計において、第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はMMEである。第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する場合、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含むならば、MMEは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。5Gシステムのセッション管理性能及び4Gシステムのセッション管理性能を有するネットワーク要素は、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素である。
従って、MMEは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、相互運用性能及び相互運用要件の両方を有する端末デバイスのためのターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として選択してよい。
可能な設計において、第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はMMEである。第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する場合、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まないならば、MMEは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。
従って、MMEは、相互運用性能を有するが相互運用要件は有していない(すなわち、端末デバイスは5Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は5Gネットワークのサービスをサブスクライブしていない)端末デバイスのためのターゲットセッション管理ネットワーク要素として、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択してよい。このように、セッション要件を満たすことができるので、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少させることができる。
可能な設計において、第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はAMFである。第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する場合、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含むならば、AMFは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。5Gシステムのセッション管理性能及び4Gシステムのセッション管理性能を有するネットワーク要素は、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素である。
従って、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、相互運用性能及び相互運用要件の両方を有する端末デバイスのためのターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として選択してよい。
可能な設計において、第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はAMFである。第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する場合、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まないならば、AMFは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。
従って、AMFは、相互運用性能を有するが相互運用要件は有していない(すなわち、端末デバイスは4Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は4Gネットワークのサービスをサブスクライブしていない)端末デバイスのためのターゲットセッション管理ネットワーク要素として、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択してよい。このように、セッション要件を満たすことができるので、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少させることができる。
可能な設計において、当該方法は、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信し、その結果、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定する、送信する段階をさらに含む。
任意選択的に、第2のメッセージは、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に、第1の通信システム内にある、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システム、又は、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令する、命令情報を含む。第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はMMEである場合、MMEは、第2のメッセージを用いて、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に、相互運用性能は有するが相互運用要件は有していない端末デバイス(すなわち、端末デバイスは5Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は5Gネットワークのサービスをサブスクライブしない)のために、4Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷、及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はAMFである場合、AMFは、第2のメッセージを用いて、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に、相互運用性能は有するが相互運用要件は有していない端末デバイス(すなわち、端末デバイスは4Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は4Gネットワークのサービスをサブスクライブしない)のために、5Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷、及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。
第2の態様によると、本願は別のネットワーク要素選択方法を提供し、当該方法は、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信する段階であって、第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる、受信する段階と、第1のメッセージに応答して、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスの性能及び端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する段階とを含む。
従って、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として、適切なネットワーク要素を選択できる。従来技術では、端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートするかにのみ基づいてネットワーク要素を選択することに比較すると、4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、相互運用要件を有していない端末デバイスが、ネットワーク要素を適切に選択することができ、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少し得る。
可能な設計において、第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はMMEである。端末の第3のサブスクリプション情報は、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNが、5Gシステム(または、5GCと称される)との相互運用をサポートするかを示す、インジケーション情報であってよい。任意選択的に、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNが5Gシステム(または5GCと称される)との相互運用をサポートするかの表示することはさらに、端末の第3のサブスクリプション情報は、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNが、DNN及びネットワークスライス識別S‐NSSAIとの相互運用をサポートするかを示すインジケーション情報であることを含む。第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスの性能及び端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定することは、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、端末の第3のサブスクリプション情報が、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNは5Gシステムとの相互運用をサポートすることを示す場合、MMEが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階を含む。同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素は、4Gシステムのセッション管理性能、及び5Gシステムのセッション管理性能の両方を有するネットワーク要素、例えば、SMF+PGW‐Cであってよい。従って、MMEは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、相互運用性能及び相互運用要件の両方を有する端末デバイスのためのターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として選択してよい。
可能な設計において、第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はMMEである。端末の第3のサブスクリプション情報は、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNが、5Gシステム(または、5GCと称される)との相互運用をサポートするかを示す、インジケーション情報であってよい。任意選択的に、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNが5Gシステム(または5GCと称される)との相互運用をサポートするかの表示することはさらに、端末の第3のサブスクリプション情報は、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNが、DNN及びネットワークスライス識別S‐NSSAIとの相互運用をサポートするかを示すインジケーション情報であることを含む。第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスの性能及び端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定することは、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第3のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報APNは5Gシステムとの相互運用をサポートしないことを示す場合、MMEが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップする段階を含む。MMEが、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として選択する段階をスキップする段階は、MMEが、特に相互運用に用いられないセッション管理機能ネットワーク要素を、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として選択する段階を含む。従って、MMEは、相互運用性能を有するが相互運用要件は有していない(すなわち、5Gとの相互運用をサポートしていないAPN)端末デバイスのために、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択してよい。このように、セッション要件を満たすことができるので、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少させることができる。
可能な設計において、第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はAMFである。端末の第3のサブスクリプション情報は、セッションに対応するデータネットワーク識別情報DNNが、4Gシステム(または、EPSと称される)との相互運用をサポートするかを示す、インジケーション情報であってよい。任意選択的に、セッションに対応するデータネットワーク識別情報DNNが、4Gシステム(またはEPSと称される)との相互運用をサポートするかを表示することはさらに、端末の第3のサブスクリプション情報は、データネットワーク識別情報DNN及びネットワークスライス識別S‐NSSAIが、4G(またはEPSと称される)とのセッションサポート相互運用に対応するかを示すインジケーション情報であることを含む。第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスの性能及び端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定することは、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、端末の第3のサブスクリプション情報が、セッションに対応するデータネットワーク識別情報DNNは4Gシステム(またはEPSと称される)との相互運用をサポートすることを示す場合、AMFが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階を含む。同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素は、5Gシステムのセッション管理性能、及び4Gシステムのセッション管理性能、例えば、SMF+PGW‐Cの両方を有するネットワーク要素であってよい。従って、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、相互運用性能及び相互運用要件の両方を有する端末デバイスのためのターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として選択してよい。
可能な設計において、第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はAMFである。端末の第3のサブスクリプション情報は、セッションに対応するデータネットワーク識別情報DNNが、4Gシステム(または、EPSと称される)との相互運用をサポートするかを示す、インジケーション情報であってよい。任意選択的に、セッションに対応するデータネットワーク識別情報DNNが、4Gシステム(またはEPSと称される)との相互運用をサポートするかを表示することはさらに、端末の第3のサブスクリプション情報は、データネットワーク識別情報DNN及びネットワークスライス識別S‐NSSAIが、4G(またはEPSと称される)とのセッションサポート相互運用に対応するかを示すインジケーション情報であることを含む。第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスの性能及び端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定することは、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第3のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報DNNは4Gシステムとの相互運用をサポートしないことを示す場合、AMFが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップする段階を含む。AMFが、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として選択する段階をスキップする段階は、AMFが、特に相互運用に用いられないセッション管理機能ネットワーク要素を、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として選択する段階を含む。従って、AMFは、相互運用性能を有するが相互運用要件は有していない(すなわち、4Gとの相互運用をサポートしていないDNN)端末デバイスのために、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択してよい。このように、セッション要件を満たすことができるので、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少させることができる。
可能な設計において、当該方法は、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信し、その結果、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定する、送信する段階をさらに含む。
任意選択的に、第2のメッセージは、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に、第1の通信システム内にある、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システム、又は、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令する、命令情報を含む。第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はMMEである場合、MMEは、第2のメッセージを用いて、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に、相互運用性能は有するが相互運用要件は有していない端末デバイス(すなわち、端末デバイスは5Gネットワークのサービスを用いる必要がない、又は5Gネットワークのサービスをサブスクライブしない)のために、4Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷、及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はAMFである場合、AMFは、第2のメッセージを用いて、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に、相互運用性能は有するが相互運用要件は有していない端末デバイス(すなわち、端末デバイスは4Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は4Gネットワークのサービスをサブスクライブしない)のために、5Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷、及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。
第3の態様によると、ネットワーク要素選択装置が提供され、当該装置は、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信するように構成されている受信ユニットであって、第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる、受信ユニットと、第1のメッセージに応答して、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定するように構成されている処理ユニットであって、第1のサブスクリプション情報は、第1の通信システムにおける端末デバイスのサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報は、第2の通信システムにおける端末デバイスのサブスクリプション情報を含む、処理ユニットとを含む。
可能な設計において、処理ユニットは、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定するように具体的に構成されている。
可能な設計において、第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、装置はMMEであり、処理ユニットは、端末デバイスが、第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含む場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されており、5Gシステムのセッション管理性能及び4Gシステムのセッション管理性能を有するネットワーク要素が、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素である。
可能な設計において、第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、装置はMMEであり、処理ユニットは、端末デバイスが、第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まない場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されている。
可能な設計において、第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、装置はAMFであり、処理ユニットは、端末デバイスが、第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含む場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されており、5Gシステムのセッション管理性能及び4Gシステムのセッション管理性能を有するネットワーク要素が、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素である。
可能な設計において、第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、装置はAMFであり、処理ユニットは、端末デバイスが、第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まない場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されている。
可能な設計において、当該装置は、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信し、その結果、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定するように構成されている、送信ユニットをさらに含む。
本発明の第4の態様は、別のネットワーク要素選択装置を開示し、当該装置は、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信するように構成されている受信ユニットであって、第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる、受信ユニットと、第1のメッセージに応答して、端末デバイスの性能及び端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定するように構成されている、処理ユニットとを含む。
可能な実装例において、第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、ネットワーク要素選択装置は5Gシステムにおけるアクセス及びモビリティ管理機能ネットワーク要素AMFであり、処理ユニットは、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、端末の第3のサブスクリプション情報が、セッションに対応するデータネットワーク識別情報DNNは4Gシステムとの相互運用をサポートすることを示す場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されている。
可能な実装例において、第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、ネットワーク要素選択装置は5Gシステムにおけるアクセス及びモビリティ管理機能ネットワーク要素AMFであり、処理ユニットは、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第3のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報DNNは4Gシステムとの相互運用をサポートしないことを示す場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択することをスキップするように具体的に構成されている。具体的には、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップする段階は、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階を含む。
可能な実装例において、第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、ネットワーク要素選択装置は4Gシステムにおけるモビリティ管理機能ネットワーク要素MMEであり、処理ユニットは、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、端末の第3のサブスクリプション情報が、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNは5Gシステムとの相互運用をサポートすることを示す場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されている。
可能な実装例において、第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、ネットワーク要素選択装置は4Gシステムにおけるモビリティ管理機能ネットワーク要素MMEであり、処理ユニットは、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第3のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報APNは5Gシステムとの相互運用をサポートしないことを示す場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択することをスキップするように具体的に構成されている。具体的には、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップする段階は、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階を含む。
可能な実装例において、当該装置は、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信し、その結果、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定するように構成されている、送信ユニットをさらに含む。
第5の態様によると、本願の実施形態はネットワーク要素選択装置を提供し、当該装置は、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素であってよく、又は、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素のチップであってよい。装置は、処理ユニット及び送受信ユニットを含んでよい。装置が、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素である場合、処理ユニットはプロセッサであってよく、送受信ユニットは送受信機であってよい。第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はさらに、記憶ユニットを含んでよく、当該記憶ユニットはメモリであってよい。記憶ユニットは命令を記憶するように構成されており、処理ユニットは、当該記憶ユニットに記憶された命令を実行し、その結果、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、第1の態様のうちいずれか1つ又は第1の態様の可能な設計における方法を実行する。装置が、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素のチップである場合、処理ユニットはプロセッサであってよく、送受信ユニットは、入出力インタフェース、ピン、回路などであってよい。処理ユニットは、記憶ユニットに記憶された命令を実行し、当該記憶ユニットは命令を記憶するように構成されている。記憶ユニットは、チップの記憶ユニット(例えば、レジスタ又はキャッシュ)であってもよく、又はチップの外に位置し、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素内にある記憶ユニット(例えば、リードオンリメモリ又はランダムアクセスメモリ)であってもよい。その結果、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、第1の態様のうちいずれか1つ又は第1の態様の可能な設計における方法を実行する。
第6の態様によると、本願の実施形態はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作する場合、コンピュータは、第1の態様又は第2の態様における方法を実行することが可能になる。
第6の態様によると、本願の実施形態はさらに、プログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作する場合、コンピュータは、第1の態様又は第2の態様における方法を実行することが可能になる。
以下は、添付の図面を参照して本願の実施形態を説明するものである。
図1は、本願の実施形態に係る具体的な応用シナリオの概略図である。図1は単なる例であり、本願を限定するために用いられるものではないことを理解されたい。
図1に示される4Gシステム及び5Gシステムの相互運用構造において、4Gネットワーク及び5Gネットワークは、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)+パケットデータネットワークゲートウェイのユーザプレーン機能(Packet Data Network Gateway User Plane Function、PGW−U)、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)+プロトコルデータユニットゲートウェイ制御プレーン機能(Protocol Data Unit Gateway Control plane function、PGW−C)、ポリシ制御機能(Policy Control Function、PCF)+ポリシ及び課金ルール機能(Policy and Charging Rules Function、PCRF)、及びホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server、HSS)+統一的データ管理(Unified Data Management、UDM)を共有する。ここでの「+」は、コロケーションを表し、ここでの「コロケーション」は、1つのデバイスが2つのエンティティの機能を有することを意味する。UPFは、5Gにおけるユーザプレーン機能ネットワーク要素であり、PGW−Uは、4G内にある、且つUPFに対応するPDUゲートウェイユーザプレーン機能ネットワーク要素であり、UPF+PGW‐Uは、同じ場所に配置されたユーザプレーン機能ネットワーク要素であり、且つ5Gシステムのユーザプレーン機能及び4Gシステムのユーザプレーン機能を有する。SMFは、5Gにおけるセッション管理機能ネットワーク要素であり、PGW−Cは、4G内にある、且つSMFに対応するPDUゲートウェイ制御プレーン機能ネットワーク要素であり、SMF+PGW‐Cは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素であり、且つ5Gシステムのセッション管理性能及び4Gシステムのセッション管理性能を有する。PCFは、5Gにおけるポリシ及び課金ルール機能ネットワーク要素であり、PCRFは、4Gにおけるポリシ制御機能ネットワーク要素であり、オンライン課金システム(online charging system、OCS)及びオフライン課金システム(offline charging system、OFCS)は4Gにおける課金システムネットワーク要素であり、PCF+PCRFは、同じ場所に配置されたポリシ及び課金ルール機能ネットワーク要素であり、且つ、5Gシステムのポリシ及び課金ルール機能、及び4Gシステムのポリシ及び課金ルール機能を有する。UDMは、5Gにおけるユーザデータを管理するように構成されており、例えば、5Gにおける当該ユーザデータは、5Gにおけるユーザのサブスクリプション情報を含む。HSSはUDMに対応し、4Gにおけるユーザデータを管理するように構成されており、例えば、4Gにおけるユーザデータは、4Gにおけるユーザのサブスクリプション情報を含む。HSS+UDMは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素である。図1の次世代の無線アクセスネットワーク(Next Generation Radio Access Networks、NG‐RAN)は、5Gにおけるアクセスネットワークデバイスであり、進化型UMTS地上無線アクセスネットワーク(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network、E−UTRAN)は、4Gにおけるアクセスネットワークデバイスであることに留意されたい。相互運用構造において、MMEは、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、SGW)及びUPF+PGW‐Uを用いて、又は、サービングゲートウェイ及びSMF+PGW‐Cを用いて、E−UTRANとの通信を行う。加えて、相互運用構造はさらに、純粋な4Gネットワーク要素を含んでよく、例えば、PGW−U、PGW−C、PCRF、及びHSSのうちの少なくとも1つを含んでよい。同様に、相互運用構造はさらに、純粋な5Gネットワーク要素を含んでよく、例えば、UPF、SMF、PCF、及びUDMのうちの少なくとも1つを含んでよい。
5GシステムにおけるUEがアクセスを実行する場合、アクセス及びモビリティ管理機能(Core Access and Mobility Management Function、AMF)が、UEが4Gシステム及び5Gシステムをサポートできると決定するならば、AMFは、UEが接続を確立するために、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択することを理解されたい。いくつかのシナリオにおいて、UEは4Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は4Gネットワークのサービスをサブスクライブしない。すなわち、4Gシステム及び5GシステムをサポートするUEは、相互運用要件を有していなくてもよい。従って、この場合、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素をUEのために選択する必要がない。従って、5GシステムにおけるUEがアクセスを実行する場合、ネットワーク要素が不適切に選択されるという問題も存在する。従って、ネットワーク要素が不適切に選択されるという問題を解決するために、本願の実施形態がネットワーク要素選択方法を提供する。図2に示されるように、4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、且つ相互運用要件を有していないUEが、ネットワーク要素を適切に選択できるようにするために、当該方法は以下の段階を含む。
段階200:第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信し、当該第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる。第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる。可能な設計において、第1のネットワーク要素は、第1のメッセージのメッセージタイプ又はメッセージ名に基づいて、当該メッセージがセッションの確立を要求するために用いられていると決定する。例えば、第1のメッセージはPDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)であり、又は、第1のメッセージはPDU接続性要求(PDN Connectivity Request)であり、第1のネットワーク要素は、メッセージ名に基づいて、当該メッセージがセッションの確立を要求するために用いられていると決定してよい。あるいは、第1のメッセージはアタッチ要求(Attach Request)であり、第1のネットワーク要素は、メッセージタイプに基づいて、ネットワークサイドで登録に成功した後に、UEがセッションの確立を要求する必要があると決定してよい。
段階210:第1のメッセージに応答して、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する。第1のサブスクリプション情報は、第1の通信システムにおける端末デバイスのサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報は、第2の通信システムにおける端末デバイスのサブスクリプション情報を含む。可能な設計において、第1のサブスクリプション情報は、第1の通信システムにおける端末デバイスの1又は複数のデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報であってよい。第2のサブスクリプション情報も、第2の通信システムにおける端末デバイスの1又は複数のデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報であってよい。別の可能な設計において、第1のサブスクリプション情報は、第1の通信システムにおいて、端末デバイスがデータネットワーク識別情報をサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよく、第2のサブスクリプション情報も、第2の通信システムにおいて、端末デバイスがデータネットワーク識別情報をサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよい。
第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を取得する必要がある。可能な設計において、段階200の前に、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第3のメッセージを送信し、当該第3のメッセージは、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を取得するために用いられる。第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を記憶する。あるいは、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、第1の通信システムにおけるユーザデータ管理ネットワーク要素に第1のサブスクリプション情報を個別に問い合わせ、第2の通信システムにおけるユーザデータ管理ネットワーク要素に第2のサブスクリプション情報を問い合わせる。従って、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を事前に記憶してよい。別の可能な設計において、段階200の後、且つ段階210の前に、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第4のメッセージを送信し、当該第4のメッセージは、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を問い合わせるために用いられる。あるいは、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、第1の通信システムにおけるユーザデータ管理ネットワーク要素に第1のサブスクリプション情報を個別に問い合わせ、第2の通信システムにおけるユーザデータ管理ネットワーク要素に第2のサブスクリプション情報を問い合わせる。従って、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報をリアルタイムで問い合わせてよい。同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素は、図1に示されるHSS+UDMであってよいことを理解されたい。加えて、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を取得する前に、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はさらに、現在のセッションのデータネットワーク識別情報を決定し、その後、第1のサブスクリプション情報として、第1の通信システムにおける端末デバイスのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を取得し、第2のサブスクリプション情報として、データネットワーク識別情報に対応し、且つ第2の通信システムにおける端末デバイスに関するデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を取得してよい。
第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を取得する順序は、本願において限定されるものではないことを理解されたい。言い換えれば、第1のネットワーク要素は、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を同時に取得してよく、又は、第1のサブスクリプション情報を最初に取得し、その後、第2のサブスクリプション情報を取得してよい。可能な設計において、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は最初に第1のサブスクリプション情報を取得する。そして、第1のサブスクリプション情報が存在すると決定された場合、第1のネットワーク要素はその後、第2のサブスクリプション情報を取得する。又は、第1のサブスクリプション情報が存在しないと決定された場合、第1のネットワーク要素は現在のセッション確立要求を拒絶し、任意選択的に、第2のサブスクリプション情報を取得しない。
段階210の可能な実装例において、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定してよい。任意選択的に、段階200の前に、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスにより送信される非アクセス層(Non Access Stratum、NAS)メッセージを受信し、NASメッセージは、端末デバイスの性能情報を搬送する。あるいは、第1のメッセージは端末デバイスの性能情報を搬送する。例えば、端末デバイスの性能情報は、端末デバイスが第1の通信システムをサポートするかについての情報、及び端末デバイスが第2の通信システムをサポートするかについての情報を含む。又は、端末デバイスの性能情報は、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートするかを示すインジケーション情報を含む。従って、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、端末デバイスの性能情報に基づいて、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートするかを決定してよい。
第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する具体的なプロセスは、具体的な応用シナリオを参照して以下に説明される。
シナリオ1:第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はMMEである。
シナリオ1は具体的に、2つの可能な例を含んでよい。
第1の可能な例において、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含む場合、MMEは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素、例えば、図1に示されるSMF+PGW‐Cを選択する。
第2の可能な例において、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まない場合、MMEは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素、例えば、図1に示されるPGW−Cを選択する。
上述した2つの可能な例において、MMEは、2つの決定段階を用いて、ターゲットセッション管理ネットワーク要素を決定する必要がある。2つの決定段階を実行する順序は、本願において限定されるものではない。
一方の決定段階は、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートするかを決定する段階である。具体的には、MMEは、端末デバイスの性能情報に基づいて、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートすると決定してよい。
他方の決定段階は、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含むかを決定する段階である。
最初に、MMEは、セッションのデータネットワーク識別情報を決定する必要がある。第1の通信システムが4Gシステムであり、第2の通信システムが5Gシステムである場合、セッションのデータネットワーク識別情報は、アクセスポイント名(Access Point Name、APN)である。特定のAPN決定方式は、本願において限定されるものではない。可能な設計において、第1のメッセージはセッションのデータネットワーク識別情報を搬送し、MMEは、第1のメッセージに基づいて、セッションのデータネットワーク識別情報を決定してよい。別の可能な設計において、第1のメッセージはデータネットワーク識別情報を搬送せず、MMEはAPN、例えば、デフォルトAPNを決定してよく、又は、ローカルポリシー、ローカル構成などに基づいて、構成されたAPNをセッション用に決定してよい。MMEによる、セッションのデータネットワーク識別情報を決定する以下の方法は、ここでの方法と一致する。重複する内容は、改めて説明されない。
第1の実装例において、MMEは、決定されたAPNに基づいて、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を決定又は取得する。この場合、第1のサブスクリプション情報は、4Gシステムにおける端末デバイスのAPNのサブスクリプション情報であるか、又は、端末デバイスがAPNをサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよい。第2のサブスクリプション情報は、APNに対応する、且つ5Gシステムにおける端末デバイスに関するデータネットワーク名(Data Network Name、DNN)のサブスクリプション情報であるか、又は、端末デバイスがDNNをサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよく、APNはDNNに対応する。あるいは、第2のサブスクリプション情報は、APNに対応する、且つ5Gシステムにおける端末デバイスに関するDNN+単一ネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance information、S‐NSSAI)のサブスクリプション情報であるか、又は、端末デバイスがDNN+S‐NSSAIをサブスクライブしているかと、APNがDNN+S‐NSSAIに対応するかを示すインジケーション情報であってよい。具体的には、第1の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含むとMMEが決定する方式は、以下の通りである。4GシステムにおけるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有し、APNに対応する、且つ5Gシステム内にあるDNNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有するか、又は、4GシステムにおけるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有し、APNに対応する、且つ5Gシステム内にあるDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報を端末デバイスが有する。第2の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まないとMMEが決定する方式は、以下の通りである。4GシステムにおけるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有し、APNに対応する、且つ5Gシステム内にあるDNNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有していないか、又は、4GシステムにおけるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有し、APNに対応する、且つ5Gシステム内にあるDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報を端末デバイスが有していない。本願におけるDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報は、DNNにS‐NSSAIを加えた粒度を有するサブスクリプション情報であることに留意されたい。以下のDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報は、ここでのDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報と同じ意味を有する。重複する内容は、改めて説明されない。
第2の可能な実装例において、MMEは最初に、4Gシステムにおける端末デバイスの全てのサブスクリプション情報、及び5Gシステムにおける端末デバイスの全てのサブスクリプション情報を取得する。この場合、第1のサブスクリプション情報は、4Gシステムにおいて端末デバイスがサブスクライブしている各APNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報は、5Gシステムにおいて端末デバイスがサブスクライブしている各DNNに対応するサブスクリプション情報を含むか、又は、第2のサブスクリプション情報は、5Gシステムにおいて端末デバイスがサブスクライブしている各DNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報を含む。具体的には、第1の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含むとMMEが決定する方式は、以下の通りである。第1のサブスクリプション情報はAPNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はAPNに対応するDNNのサブスクリプション情報を含むか、又は、第1のサブスクリプション情報はAPNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はAPNに対応するDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報を含むとMMEが決定する。第2の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報はセッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はセッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まないとMMEが決定する方式は、以下の通りである。第1のサブスクリプション情報はAPNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はAPNに対応するDNNのサブスクリプション情報を含まないとMMEが決定するか、又は、第1のサブスクリプション情報はAPNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はAPNに対応するDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報を含まないとMMEが決定する。
第3の可能な実装例において、MMEは最初に、4Gシステムにおける端末デバイスの全てのサブスクリプション情報を取得し、第1のサブスクリプション情報は、4Gシステムにおいて端末デバイスがサブスクライブしている各APNに対応するサブスクリプション情報を含む。その後、MMEは、決定されたAPNに基づいて、第2のサブスクリプション情報を決定又は取得し、第2のサブスクリプション情報は、APNに対応する、且つ5Gシステムにおける端末デバイスに関するDNNのサブスクリプション情報であるか、又は、端末デバイスがDNNをサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよい。あるいは、第2のサブスクリプション情報は、APNに対応する、且つ5Gシステムにおける端末デバイスに関する、DNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報であるか、又は、端末デバイスがDNN+S‐NSSAIをサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよい。具体的には、第1の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含むとMMEが決定する方式は、以下の通りである。第1のサブスクリプション情報はAPNに対応するサブスクリプション情報を含み、APNに対応する、且つ5Gシステム内にあるDNNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有するか、又は、第1のサブスクリプション情報はAPNに対応するサブスクリプション情報を含み、APNに対応する、且つ5Gシステム内にあるDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報を端末デバイスが有する。第2の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報はセッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はセッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まないとMMEが決定する方式は、以下の通りである。第1のサブスクリプション情報はAPNに対応するサブスクリプション情報を含み、APNに対応する、且つ5Gシステム内にあるDNNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有していないか、又は、第1のサブスクリプション情報はAPNに対応するサブスクリプション情報を含み、APNに対応する、且つ5Gシステム内にあるDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報を端末デバイスが有していない。
第1のサブスクリプション情報に含まれる全てのAPNに対応するサブスクリプション情報が、第2のサブスクリプション情報におけるDNNのサブスクリプション情報と1対1の対応関係にあるのではなく、一部のAPNのみのサブスクリプション情報が、5GシステムにおけるDNNのサブスクリプション情報と1対1の対応関係にあることを理解されたい。同様に、第1のサブスクリプション情報に含まれる全てのAPNに対応するサブスクリプション情報が、第2のサブスクリプション情報におけるDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報と1対1の対応関係にあるのではなく、一部のAPNのみのサブスクリプション情報が、5GシステムにおけるDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報と1対1の対応関係にある。
第4の可能な実装例において、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートする場合、MMEがAPNを決定した後、MMEは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第5のメッセージを送信し、第5のメッセージは、APNに対応するDNNに対応するサブスクリプション情報が、APNに対応するサブスクリプション情報内に存在するかを問い合わせるために用いられる。MMEは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素により送信される問い合わせ結果を受信する。APNに対応するDNNに対応するサブスクリプション情報が、APNに対応するサブスクリプション情報内に存在することを問い合わせ結果が示す場合、MMEは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。APNに対応するDNNに対応するサブスクリプション情報が、APNに対応するサブスクリプション情報内に存在しないことを問い合わせ結果が示す場合、MMEは、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。あるいは、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートする場合、MMEがAPNを決定した後、MMEは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第5のメッセージを送信し、第5のメッセージは、APNに対応するDNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報が、APNに対応するサブスクリプション情報内に存在するかを問い合わせるために用いられる。MMEは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素により送信される問い合わせ結果を受信する。APNに対応するDNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報が、APNに対応するサブスクリプション情報内に存在することを問い合わせ結果が示す場合、MMEは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。APNに対応するDNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報が、APNに対応するサブスクリプション情報内に存在しないことを問い合わせ結果が示す場合、MMEは、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。
第5の可能な実装例において、MMEは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第6のメッセージを送信し、第6のメッセージは、APNとDNNとの間のマッピング関係を取得するために用いられ、当該マッピング関係は、APNのサブスクリプション情報がDNNのサブスクリプション情報に対応することを示す。MMEは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素により送信されるマッピング関係を受信し、当該マッピング関係を記憶する。例えば、MMEは、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信する前に、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第6のメッセージを送信してよく、又は、MMEは、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信した後、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第6のメッセージを送信してよい。APNを決定した後、MMEは、APNに基づいてマッピング関係を問い合わせる。APNがDNNに対応することをマッピング関係が示す場合、MMEは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。APNがDNNに対応しないことをマッピング関係が示す場合、MMEは、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。同様に、上述した設計は、APNがDNN及びS‐NSSAIに対応する場合にも適用可能である。詳細はここで説明されない。
例えば、端末デバイスが、APN1、APN2、及びAPN3を含む4Gシステムにおける3つのAPNをサブスクライブし、DNN1、DNN2、DNN3、及びDNN4を含む5Gシステムにおける4つのDNNをサブスクライブする。APN1はDNN2に対応し、APN3はDNN3に対応する。このように、マッピング関係は、APN1とDNN2との間のマッピング関係、及びAPN3とDNN3との間のマッピング関係を含む。MMEがAPN2を決定する場合、MMEは、APN2に基づいてマッピング関係を問い合わせ、APN2がDNNに対応しないと決定し、MMEは、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。MMEがAPN3を決定する場合、MMEは、APN3に基づいてマッピング関係を問い合わせ、APN4に対応するDNNがDNN3であると決定し、MMEは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。
従って、上述した可能な実装例において、MMEは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、相互運用性能及び相互運用要件の両方を有する端末デバイスのためのターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として選択してよい。MMEは、相互運用性能を有するが相互運用要件は有していない(すなわち、端末デバイスは5Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は5Gネットワークのサービスをサブスクライブしていない)端末デバイスのためのターゲットセッション管理ネットワーク要素として、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択してよい。このように、セッション要件を満たすことができるので、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少させることができる。
シナリオ2:第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はAMFである。
シナリオ2は具体的に、2つの可能な例を含んでよい。
第1の可能な例において、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含む場合、AMFは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素、例えば、図1に示されるSMF+PGW‐Cを選択する。
第2の可能な例において、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まない場合、AMFは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択し、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素はSMFである。
シナリオ1と同様に、上述した2つの可能な例において、AMFは、2つの決定段階を用いて、ターゲットセッション管理ネットワーク要素を決定する必要がある。2つの決定段階を実行する順序は、限定されるものではない。
一方の決定段階は、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートするかを決定する。具体的には、AMFは、端末デバイスの性能情報に基づいて、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートすると決定してよい。
他方の決定段階は、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含むかをAMFが決定する。
最初に、AMFは、現在のセッションセッションのデータネットワーク識別情報を決定する。第1の通信システムが5Gシステムであり、第2の通信システムが4Gシステムである場合、セッションのデータネットワーク識別情報は、DNNであるか、又は、DNN及びS‐NSSAIである。特定のDNN決定方式、又は、DNN及びS‐NSSAIを決定する特定の方式は、本願において限定されるものではない。可能な設計において、第1のメッセージはセッションのデータネットワーク識別情報を搬送し、AMFは、第1のメッセージに基づいて、セッションのデータネットワーク識別情報を決定してよい。別の可能な設計において、第1のメッセージはデータネットワーク識別情報を搬送せず、AMFはDNN、又は、DNN及びS‐NSSAI、例えば、デフォルトDNN、又は、デフォルトDNN及びS‐NSSAIを決定してよく、又は、ローカルポリシー、ローカル構成などに基づいて、構成されたDNN、又は、構成されたDNN及びS‐NSSAIをセッション用に決定してよい。セッションのデータネットワーク識別情報をAMFが決定する以下の方法は、ここでの方法と一致する。重複する内容は、改めて説明されない。
第1の実装例において、AMFは、決定されたDNNに基づいて、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を決定又は取得する。この場合、第1のサブスクリプション情報は、5Gシステムにおける端末デバイスのDNNのサブスクリプション情報であるか、又は、端末デバイスがDNNをサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよい。第2のサブスクリプション情報は、DNNに対応する、且つ4Gシステムにおける端末デバイスに関するAPNのサブスクリプション情報であり、APNはDNNに対応するか、又は、第2のサブスクリプション情報は、DNN及びS‐NSSAIに対応する、且つ4Gシステムにおける端末デバイスのAPNに関するサブスクリプション情報であり、APNはDNN+S‐NSSAIに対応するか、又は、第2のサブスクリプション情報は、端末デバイスがAPNをサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよい。具体的には、第1の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含むとAMFが決定する方式は、以下の通りである。5GシステムにおけるDNNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有し、DNNに対応する、且つ4Gシステム内にあるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有するか、又は、5GシステムにおけるDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報を端末デバイスが有し、DNN+S‐NSSAIに対応する、且つ4Gシステム内にあるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有する。第2の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まないとAMFが決定する方式は、以下の通りである。5GシステムにおけるDNNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有し、DNNに対応する、且つ4Gシステム内にあるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有していないか、又は、5GシステムにおけるDNN+S‐NSSAIのサブスクリプション情報を端末デバイスが有し、DNN+S‐NSSAIに対応する、且つ4Gシステム内にあるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有していない。
第2の可能な実装例において、AMFは最初に、4Gシステムにおける端末デバイスの全てのサブスクリプション情報、及び5Gシステムにおける端末デバイスの全てのサブスクリプション情報を取得する。この場合、第1のサブスクリプション情報は、5Gシステムにおいて端末デバイスがサブスクライブしている各DNNに対応するサブスクリプション情報を含むか、又は、第1のサブスクリプション情報は、5Gシステムにおいて端末デバイスがサブスクライブしている各DNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報を含む。第2のサブスクリプション情報は、4Gシステムにおいて端末デバイスがサブスクライブしている各APNのサブスクリプション情報を含む。具体的には、第1の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含むとAMFが決定する方式は、以下の通りである。第1のサブスクリプション情報はDNNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はDNNに対応するAPNのサブスクリプション情報を含むとAMFが決定する。あるいは、第1のサブスクリプション情報はDNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はDNN+S‐NSSAIに対応するAPNのサブスクリプション情報を含むとAMFが決定する。第2の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報はセッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はセッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まないとAMFが決定する方式は、以下の通りである。第1のサブスクリプション情報はDNNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はDNNに対応するAPNのサブスクリプション情報を含まないとAMFが決定する。あるいは、第1のサブスクリプション情報はDNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はDNN+S‐NSSAIに対応するAPNのサブスクリプション情報を含まないとAMFが決定する。
第3の可能な実装例において、AMFは最初に、5Gシステムにおける端末デバイスの全てのサブスクリプション情報を取得し、第1のサブスクリプション情報は、5Gシステムにおいて端末デバイスがサブスクライブしている各DNNに対応するサブスクリプション情報を含むか、又は、第1のサブスクリプション情報は、5Gシステムにおいて端末デバイスがサブスクライブしている各DNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報を含む。AMFは、決定されたDNN、又は決定されたDNN+S‐NSSAに基づいて、第2のサブスクリプション情報を決定又は取得し、第2のサブスクリプション情報は、DNN、又はDNN+S‐NSSAに対応する、且つ4Gシステムにおける端末デバイスに関するAPNのサブスクリプション情報であるか、又は、端末デバイスがAPNをサブスクライブしているかを示すインジケーション情報であってよい。具体的には、第1の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含むとAMFが決定する方式は、以下の通りである。第1のサブスクリプション情報はDNNに対応するサブスクリプション情報を含み、DNNに対応する、且つ4Gシステム内にあるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有するか、又は、第1のサブスクリプション情報はDNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報を含み、DNN+S‐NSSAIに対応する、且つ4Gシステム内にあるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有する。第2の可能性の場合、第1のサブスクリプション情報はセッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報はセッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まないとAMFが決定する方式は、以下の通りである。第1のサブスクリプション情報はDNNに対応するサブスクリプション情報を含み、DNNに対応する、且つ4Gシステム内にあるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有していないか、又は、第1のサブスクリプション情報はDNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報を含み、DNN+S‐NSSAIに対応する、且つ4Gシステム内にあるAPNのサブスクリプション情報を端末デバイスが有していない。
第1のサブスクリプション情報に含まれる全てのDNNに対応するサブスクリプション情報は、第2のサブスクリプション情報におけるAPNのサブスクリプション情報と1対1の対応関係にあるのではなく、一部のDNNのみのサブスクリプション情報が、4GシステムにおけるAPNのサブスクリプション情報と1対1の対応関係にあることを理解されたい。同様に、第1のサブスクリプション情報に含まれる全てのDNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報は、第2のサブスクリプション情報におけるAPNのサブスクリプション情報と1対1の対応関係にあるのではなく、一部のDNN+S‐NSSAIのみのサブスクリプション情報が、4GシステムにおけるAPNのサブスクリプション情報と1対1の対応関係にある。
第4の可能な実装例において、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートする場合、AMFがDNNを決定した後、AMFは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第7のメッセージを送信し、第7のメッセージは、DNNに対応するAPNに対応するサブスクリプション情報が、DNNに対応するサブスクリプション情報内に存在するかを問い合わせるために用いられる。AMFは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素により送信される問い合わせ結果を受信する。DNNに対応するAPNに対応するサブスクリプション情報が存在すると決定したことを問い合わせ結果が示す場合、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。DNNに対応するAPNに対応するサブスクリプション情報が、DNNに対応するサブスクリプション情報内に存在しないことを問い合わせ結果が示す場合、AMFは、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。あるいは、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートする場合、AMFがDNN+S‐NSSAIを決定した後、AMFは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第7のメッセージを送信し、第7のメッセージは、DNN+S‐NSSAIに対応する、APNのサブスクリプション情報が、DNN+S‐NSSAIに対応するに対応するサブスクリプション情報内に存在するかを問い合わせるために用いられる。AMFは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素により送信される問い合わせ結果を受信する。DNN+S‐NSSAIに対応するAPNに対応するサブスクリプション情報が存在すると決定したことを問い合わせ結果が示す場合、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。DNN+S‐NSSAIに対応するAPNに対応するサブスクリプション情報が、DNN+S‐NSSAIに対応するサブスクリプション情報内に存在しないことを問い合わせ結果が示す場合、AMFは、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。
第5の可能な実装例において、端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートする場合、AMFは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第8のメッセージを送信し、第8のメッセージは、DNNとAPNとの間のマッピング関係を取得するために用いられ、AMFは、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素により送信されるマッピング関係を受信し、マッピング関係を記憶する。例えば、AMFは、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信する前に、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第8のメッセージを送信してよく、又は、AMFは、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信した後、同じ場所に配置されたユーザデータ管理ネットワーク要素に第8のメッセージを送信してよい。DNNを決定した後、AMFは、DNNに基づいてマッピング関係を問い合わせる。DNNがAPNに対応することをマッピング関係が示す場合、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。DNNがAPNに対応しないことをマッピング関係が示す場合、AMFは、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。同様に、上述した設計は、DNN+S‐NSSAIがAPN及びS‐NSSAIに対応する場合にも適用可能である。詳細はここで説明されない。
例えば、端末デバイスが、APN1、APN2、及びAPN3を含む4Gシステムにおける3つのAPNをサブスクライブし、DNN1、DNN2、DNN3、及びDNN4を含む5Gシステムにおける4つのDNNをサブスクライブする。APN1はDNN2に対応し、APN3はDNN3に対応する。このように、マッピング関係は、APN1とDNN2との間のマッピング関係、及びAPN3とDNN3との間のマッピング関係を含む。AMFがDNN2を決定する場合、AMFは、DNN2に基づいてマッピング関係を問い合わせ、DNN2に対応するAPNはAPN1であると決定し、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。AMFがDNN1を決定する場合、AMFは、DNN1に基づいてマッピング関係を問い合わせ、DNN1がAPNに対応しないと決定し、AMFは、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する。
従って、上述した可能な実装例において、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、相互運用性能及び相互運用要件の両方を有する端末デバイスのためのターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として選択してよい。AMFは、相互運用性能を有するが相互運用要件は有していない(すなわち、端末デバイスは4Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は4Gネットワークのサービスをサブスクライブしていない)端末デバイスのためのターゲットセッション管理ネットワーク要素として、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択してよい。このように、セッション要件を満たすことができるので、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少させることができる。
加えて、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はさらに、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、第2のメッセージを決定し、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信してよい。その結果、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定する。第2のメッセージは、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に、第1の通信システム内にある、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システム、又は、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令する、命令情報を含む。
シナリオ1及びシナリオ2は個別に、以下に具体的に説明される。
シナリオ1:第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はMMEである。
端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートする場合、第1のサブスクリプション情報は、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報は、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まず、MMEは同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択し、MMEは同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信する。その結果、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素は、第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムが4Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムであると決定する。第2のメッセージは、4Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に命令する命令情報を含む。従って、MMEは、第2のメッセージを用いて、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に、相互運用性能は有するが相互運用要件は有していない端末デバイス(言い換えれば、端末デバイスは5Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は5Gネットワークのサービスをサブスクライブしない)のために、4Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷、及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。
例えば、可能なネットワーキングにおいて、全てのPGW−CはSMF+PGW‐Cにアップグレードされるが、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムネットワーク要素はアップグレードされない。言い換えれば、4Gにおけるポリシ制御ネットワーク要素はPCRFであってよく、4Gにおける課金システムネットワーク要素はOCS及びOFCであってよい。この場合、MMEがSMF+PGW‐Cを選択しても、現在UEが相互運用要件を有していないこと、言い換えれば、UEが5GシステムにアクセスしないことをSMF+PGW‐Cは認識していない。従って、MMEは第2のメッセージをSMF+PGW‐Cに送信してよく、第2のメッセージは、4G内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択し、それらにアクセスするように、SMF+PGW‐Cに命令する命令情報を含む。
通常、MMEが4Gにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する場合、4Gにおけるセッション管理機能ネットワーク要素は4G内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択し、MMEが同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する場合、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素は同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システムを選択するということを理解されたい。しかしながら、本願のこの実施形態において提供される方法によると、MMEは、4Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。
シナリオ2:第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はAMFである。
端末デバイスが第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートする場合、第1のサブスクリプション情報は、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報は、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まず、AMFは同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択し、AMFは同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信する。その結果、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素は、第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムが5Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムであると決定する。第2のメッセージは、5Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に命令する命令情報を含む。従って、AMFは、第2のメッセージを用いて、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に、相互運用性能は有するが相互運用要件は有していない端末デバイス(言い換えれば、端末デバイスは4Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は4Gネットワークのサービスをサブスクライブしない)のために、5Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷、及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。
例えば、可能なネットワーキングにおいて、純粋なSMFデバイスの展開は、開始されていない。言い換えれば、全てのSMF+PGW‐CはPGW‐Cのアップグレードにより取得されるが、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムに関するネットワーク要素はアップグレードされない。従って、AMFはSMF+PGW‐Cのみを選択できる。AMFは第2のメッセージをSMF+PGW‐Cに送信してよく、第2のメッセージは、5G内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システム、例えば、PCFを選択し、それらにアクセスするように、SMF+PGW‐Cに命令する命令情報を含む。
通常、AMFが5Gにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する場合、5Gにおけるセッション管理機能ネットワーク要素は5G内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択し、AMFが同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する場合、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素は同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システムを選択するということを理解されたい。しかしながら、本願のこの実施形態において提供される方法によると、AMFは、5Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。
本願のこの実施形態におけるネットワーク要素選択処理は具体的に、添付の図面を参照して以下に説明される。
図3は、UEが4Gネットワークにおいてセッション接続を確立する具体的なプロセス1を示す。
段階301:MMEがUE性能情報を取得する。可能な設計において、アタッチ(Attach)手順又はトラックエリア更新(Track area update、TAU)手順において、UEは、NASメッセージをMMEに送信する。NASメッセージは、UE性能情報(UE性能)を搬送し、UE性能は、UEが4Gシステムをサポートするかについての情報、UEが5Gシステムをサポートするかについての情報などを含み、又は、UE性能情報は、UEが4Gシステム及び5Gシステムの両方をサポートするかを示すインジケーション情報を含む。MMEは、UE性能情報を記憶する。
段階302:UEがMMEにセッション要求メッセージを送信し、セッション要求メッセージはアタッチ要求(Attach request)に含まれてもよい。セッション要求メッセージはNASメッセージであってよい。
段階303:MMEがAPNを決定する。可能な設計において、セッション要求メッセージはAPNを搬送する。別の可能な設計において、セッション要求メッセージはAPNを搬送せず、MMEはAPN、例えば、デフォルトAPNを決定してよい。
段階304:MMEが、UE性能情報、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する。端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、APNに対応するサブスクリプション情報を含む場合、MMEは段階305aを実行する。端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、第1のサブスクリプション情報がAPNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、APNに対応するサブスクリプション情報を含まない場合、MMEは段階305bを実行する。UE性能情報、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素をMMEが決定する具体的なプロセスの場合、シナリオ1における可能な実装例を参照してよいことを理解されたい。繰り返される内容は、改めて説明されない。
可能な設計において、段階302前に、例えば、アタッチ手順又はTAU手順において、MMEは第3のメッセージをHSS+UDMに送信し、第3のメッセージは、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を取得するために用いられる。MMEは、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を記憶する。別の可能な設計において、段階303の後、MMEは第4のメッセージをHSS+UDMに送信し、第4のメッセージは、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を問い合わせるために用いられる。
段階305a:MMEが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素としてSMF+PGW‐Cを選択し、SMF+PGW‐Cにセッション要求メッセージを送信する。
段階305b:MMEが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素としてPGW−Cを選択し、PGW−Cにセッション要求メッセージを送信する。
後続セッション確立手順は主に、無線リソースの構成、ユーザプレーントンネルの確立などを含む。詳細については、従来技術を参照されたい。
図4は、UEが4Gネットワークにおいてセッション接続を確立する具体的なプロセス2を示す。全てのPGW−CはSMF+PGW‐Cにアップグレードされるが、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムに関するネットワーク要素はアップグレードされない。4Gにおけるポリシ制御ネットワーク要素はPCRFであり、4Gにおける課金システムネットワーク要素はOCS及びOFCSであり、5G内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムはPCFである。
段階401から段階403は、段階301から段階303と同一である。
段階404:MMEが、UE性能情報、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットポリシ制御ネットワーク要素及びターゲット課金システムを決定する。端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、APNに対応するサブスクリプション情報を含む場合、MMEは段階405aを実行する。端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、第1のサブスクリプション情報がAPNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、APNに対応するサブスクリプション情報を含まない場合、MMEは段階405bを実行する。
段階405a:MMEがSMF+PGW‐Cにセッション要求メッセージを送信する。セッション要求メッセージは命令情報を搬送しなくてよく、又は、第1の命令情報を搬送してよい。第1の命令情報は、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システムを選択するようにSMF+PGW‐Cに命令する。従って、ターゲットポリシ制御ネットワーク要素及びターゲット課金システムは、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システムである。
段階405b:MMEがSMF+PGW‐Cにセッション要求メッセージを送信し、セッション要求メッセージは、第2の命令情報を搬送し、第2の命令情報は、4G内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するようにSMF+PGW‐Cに命令する。従って、ターゲットポリシ制御ネットワーク要素及びターゲット課金システムは、4G内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムである。
図5は、UEが5Gネットワークにおいてセッション接続を確立する具体的なプロセス1を示す。DNNがAPNに対応する例のみが、説明のために以下で用いられる。DNN+S‐NSSAIがAPNに対応する処理手順は同様である。詳細はここで改めて説明されない。
段階501:AMFがUE性能情報を取得する。可能な設計において、登録(Registration)手順又は再登録(Re‐registration)手順において、UEはAMFにNASメッセージを送信する。NASメッセージは、UE性能情報(UE capabilities)を搬送し、UE性能情報は、UEが4Gシステムをサポートするかについての情報、UEが5Gシステムをサポートするかについての情報などを含み、又は、UE性能情報は、UEが4Gシステム及び5Gシステムの両方をサポートするかを示すインジケーション情報を含む。AMFは、UE性能情報を記憶する。
段階502:UEがAMFにセッション要求メッセージを送信し、セッション要求メッセージはNASメッセージである。
段階503:AMFがDNNを決定する。可能な設計において、セッション要求メッセージはDNNを搬送する。別の可能な設計において、セッション要求メッセージはDNNを搬送せず、AMFはDNN、例えば、デフォルトDNNを決定してよい。
段階504:AMFが、UE性能情報、第1のサブスクリプション情報、第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する。端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、DNNに対応するサブスクリプション情報を含む場合、AMFは段階505aを実行する。端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、第1のサブスクリプション情報がDNNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、DNNに対応するサブスクリプション情報を含まない場合、AMFは段階505bを実行する。UE性能情報、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素をAMFが決定する具体的なプロセスの場合、シナリオ2における可能な実装例を参照してよいことを理解されたい。繰り返される内容は、改めて説明されない。
可能な設計において、段階502前に、例えば、登録手順又は再登録手順において、AMFは第3のメッセージをHSS+UDMに送信し、第3のメッセージは、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を取得するために用いられる。AMFは、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を記憶する。別の可能な設計において、段階503の後、AMFは第4のメッセージをHSS+UDMに送信し、第4のメッセージは、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報を問い合わせるために用いられる。
段階505a:AMFが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素としてSMF+PGW‐Cを選択し、SMF+PGW‐Cにセッション要求メッセージを送信する。
段階505b:AMFが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素としてSMFを選択し、SMFにセッション要求メッセージを送信する。
後続セッション確立手順は主に、無線リソースの構成、ユーザプレーントンネルの確立などを含む。詳細については、従来技術を参照されたい。
図6は、UEが5Gネットワークにおいてセッション接続を確立する具体的なプロセス2を示す。純粋なSMFデバイスの展開は、開始されていない。言い換えれば、全てのSMF+PGW‐CはPGW−Cのアップグレードにより取得されるが、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムに関するネットワーク要素はアップグレードされない。例えば、4Gにおけるポリシ制御ネットワーク要素はPCRFであり、4Gにおける課金システムはOCS及びOFCSである。5Gには、独立したポリシ制御ネットワーク要素及び独立した課金システム、例えば、PCFがある。
段階601から段階603は、段階501から段階503と同一である。
段階604:AMFが、UE性能情報、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットポリシ制御ネットワーク要素及びターゲット課金システムを決定する。端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、DNNに対応するサブスクリプション情報を含む場合、AMFは段階605aを実行する。端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、第1のサブスクリプション情報がDNNに対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、DNNに対応するサブスクリプション情報を含まない場合、AMFは段階605bを実行する。
段階605a:AMFがSMF+PGW‐Cにセッション要求メッセージを送信する。セッション要求メッセージは命令情報を搬送しなくてよく、又は、第1の命令情報を搬送してよい。第1の命令情報は、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システムを選択するようにSMF+PGW‐Cに命令する。従って、ターゲットポリシ制御ネットワーク要素及びターゲット課金システムは、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システムである。
段階605b:AMFがSMF+PGW‐Cにセッション要求メッセージを送信し、セッション要求メッセージは、第2の命令情報を搬送し、第2の命令情報は、5G内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択し、それらにアクセスするようにSMF+PGW‐Cに命令する。従って、ターゲットポリシ制御ネットワーク要素及びターゲット課金システムは、5G内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムである。
上述した実施形態に基づいて、本願の実施形態はネットワーク要素選択装置を提供する。図7に示されるように、装置700は、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信するように構成されている受信ユニット701であって、第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる、受信ユニット701と、第1のメッセージに応答して、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定するように構成されている処理ユニット702であって、第1のサブスクリプション情報は、第1の通信システムにおける端末デバイスのサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報は、第2の通信システムにおける端末デバイスのサブスクリプション情報を含む、処理ユニット702とを含む。
可能な設計において、処理ユニット702は、端末デバイスの性能、第1のサブスクリプション情報、及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定するように具体的に構成されている。
可能な設計において、第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、装置はMMEであり、処理ユニット702は、端末デバイスが、第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含む場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されており、5Gシステムのセッション管理性能及び4Gシステムのセッション管理性能を有するネットワーク要素が、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素である。
可能な設計において、第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、装置はMMEであり、処理ユニット702は、端末デバイスが、第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まない場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されている。
可能な設計において、第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、装置はAMFであり、処理ユニット702は、端末デバイスが、第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報の両方が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含む場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されており、5Gシステムのセッション管理性能及び4Gシステムのセッション管理性能を有するネットワーク要素が、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素である。
可能な設計において、第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、装置はAMFであり、処理ユニット702は、端末デバイスが、第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、第1のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、第2のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含まない場合、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されている。
可能な設計において、当該装置は、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信し、その結果、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定するように構成されている、送信ユニット703をさらに含む。
図7におけるネットワーク要素選択装置に含まれる機能モジュールの特定の実装、及び対応する利点については、図2に示される実施形態の特定の説明を参照してよいことが理解できる。詳細はここで説明されない。
ユニットの分割は論理機能の分割に過ぎず、実際の実装の間、全て又はいくつかのユニットは、1つの物理エンティティに統合されてよく、又は物理的に分離されてよいことを理解されたい。加えて、これらのユニットは全て、処理要素により呼び出されることによってソフトウェアを用いて実装されてよく、又は全てハードウェアの形で実装されてよい。あるいは、いくつかのユニットは、処理要素により呼び出されることによってソフトウェアを用いて実装され、いくつかのユニットはハードウェアの形で実装される。実装の間に、上述した方法又は上述したユニットにおける段階は、処理要素においてハードウェア集積論理回路を用いて、又はソフトウェアの形の命令を用いて実装され得る。
例えば、上述したユニットは、上述した方法を実装するための1又は複数の集積回路、例えば、1又は複数の用途特定集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)又は1又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)又は1又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として構成されてよい。他の例では、上述したユニットのうち1つが、処理要素によりプログラムを呼び出すことにより実装される場合、処理要素は、中央演算処理装置(Central Processing Unit、CPU)又はプログラムを呼び出すことができる別のプロセッサのような汎用プロセッサであってよい。他の例では、これらのユニットは一体に統合されてよく、システムオンチップ(system on a chip、SoC)の形で実装される。
別の任意の変形において、本願の実施形態はネットワーク要素選択装置を提供する。本願の実施形態はネットワーク要素選択装置を提供する。例えば、ネットワーク要素選択装置はチップであってよく、装置は、プロセッサ及びインタフェースを含み、インタフェースは入出力インタフェースであってよい。プロセッサは、処理ユニット702の機能を実装し、インタフェースは、受信ユニット701の機能及び送信ユニット703の機能を実装する。装置はさらにメモリを含んでよい。メモリは、プロセッサ上で動作することができるプログラムを記憶するように構成されている。プロセッサがプログラムを実行する場合、図2に示される実施形態の方法が実行される。
上述した実施形態に基づいて、本願の実施形態はさらに、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素800を提供する。図8に示されるように、ネットワーク要素800は、送受信機801、プロセッサ802、及びメモリ803を含む。メモリ803は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ802は、メモリ803に記憶されているコンピュータプログラムを呼び出し、送受信機801を用いて、図2に示される方法を実行する。プロセッサはCPU、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、ハードウェアチップ、又はこれらの任意の組み合わせであってよい。メモリは、揮発性メモリ(volatile memory)、例えば、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)を含んでよい。あるいは、メモリは、リードオンリメモリ(read‐only memory、ROM)、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、又はソリッドステートドライブ(solid‐state drive、SSD)のような不揮発性メモリ(non‐volatile memory)を含んでよい。あるいは、メモリは、上述したタイプのメモリの組み合わせを含んでよい。
図7に示される実施形態における装置は、図8に示されるネットワーク要素800を用いて実装され得ることが理解できる。具体的には、処理ユニット702はプロセッサ802により実装され得て、受信ユニット701及び送信ユニット703は送受信機801により実装され得る。ネットワーク要素800の構造は、本願の実施形態において制限を構成するものではない。
図9は、UEが4Gネットワークにおいてセッション接続を確立する具体的なプロセス1を示す。
段階901:MMEがUE性能情報を取得する。可能な設計において、アタッチ(Attach)手順又はトラックエリア更新(Track area update、TAU)手順において、UEは、NASメッセージをMMEに送信する。NASメッセージは、UE性能情報(UE capabilities)を搬送し、UE性能情報は、UEが4Gシステムをサポートするかについての情報、UEが5Gシステムをサポートするかについての情報などを含み、又は、UE性能情報は、UEが4Gシステム及び5Gシステムの両方をサポートするかを示すインジケーション情報を含む。MMEは、UE性能情報を記憶する。
段階902:UEがMMEにセッション要求メッセージを送信し、セッション要求メッセージはアタッチ要求(Attach request)に含まれてもよい。セッション要求メッセージはNASメッセージであってよい。
段階903:MMEがAPNを決定する。可能な設計において、段階902におけるセッション要求メッセージはAPNを搬送する。別の可能な設計において、セッション要求メッセージはAPNを搬送せず、MMEはAPN、例えば、デフォルトAPNを決定してよい。APN決定方式は上記に説明されている。詳細は改めて説明されない。
段階904:MMEが、UE性能情報(または端末の性能と称される)、及び第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する。具体的には、端末の性能が、UEが4Gシステム及び5Gシステムをサポートすることを示し、端末の第3のサブスクリプションが、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNが5Gシステム(または5GCと称される)との相互運用をサポートすることを示す場合、MMEは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択し、段階905aを実行する。任意選択的に、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNが5Gシステム(または5GCと称される)との相互運用をサポートすることを端末の第3のサブスクリプションが表示することはさらに、端末の第3のサブスクリプション情報は、セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNが、DNN及びネットワークスライス識別S‐NSSAIとの相互運用をサポートすることを示すインジケーション情報であることを含む。同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素は、4Gシステムのセッション管理性能、及び5Gシステムのセッション管理性能の両方を有するネットワーク要素、例えば、SMF+PGW‐Cであってよい。端末の性能が、UEが4Gシステム及び5Gシステムをサポートすることを示し、第3のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報APNが5Gシステムとの相互運用をサポートしないことを示す場合、MMEは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択せず、段階905bを実行する。MMEが、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として選択しないことは、MMEが、特に相互運用に用いられないセッション管理機能ネットワーク要素、例えば、PGW−C、又は純粋な4GシステムにおけるPGWを、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として選択する段階を含む。従って、MMEは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、相互運用性能及び相互運用要件の両方を有する端末デバイスのためのターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として選択してよい。
加えて、MMEはさらに、端末デバイスの性能、及び第3のサブスクリプション情報に基づいて、第2のメッセージを決定し、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信してよい。その結果、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定する。第2のメッセージは、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に、第1の通信システム内にある、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システム、又は、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令する、命令情報を含む。具体的なプロセスについては、図4に対応する実施形態を参照されたい。
段階905a:MMEが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素としてSMF+PGW‐Cを選択し、SMF+PGW‐Cにセッション要求メッセージを送信する。
段階905b:MMEが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素としてPGW−Cを選択し、PGW−Cにセッション要求メッセージを送信する。
後続セッション確立手順は主に、無線リソースの構成、ユーザプレーントンネルの確立などを含む。詳細については、従来技術を参照されたい。
従って、MMEは、相互運用性能を有するが相互運用要件は有していない(すなわち、端末デバイスは5Gとの相互運用をサポートしていない)端末デバイスのために、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択してよい。このように、セッション要件を満たすことができるので、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少させることができる。任意選択的に、MMEは、同じ場所に配置されたセッション管理ネットワーク要素に、相互運用性能は有するが相互運用要件は有していない端末デバイス(すなわち、端末デバイスは5Gとの相互運用をサポートしない)のために、4Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷、及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。
さらに、図9に対応する実施形態の説明において明確に説明されていない内容については、上述した実施形態の説明を参照してよいことが理解できる。
加えて、図9におけるMMEの論理構造は、図7に示されてよく、図9において説明された段階は、図7内にある処理ユニット、受信ユニット、及び送信ユニットを用いて実装されてよい。図7に示される実施形態における装置は、図8に示されるネットワーク要素800を用いて実装され得ることが理解できる。具体的には、処理ユニット702はプロセッサ802により実装され得て、受信ユニット701及び送信ユニット703は送受信機801により実装され得る。ネットワーク要素800の構造は、本願の実施形態において制限を構成するものではない。
図10は、UEが5Gネットワークにおいてセッション接続を確立する具体的なプロセス1を示す。
段階1001:AMFがUE性能情報を取得する。可能な設計において、登録(Registration)手順又は再登録(Re‐registration)手順において、UEはAMFにNASメッセージを送信する。NASメッセージは、UE性能情報(UE capabilities)を搬送し、UE性能情報は、UEが4Gシステムをサポートするかについての情報、UEが5Gシステムをサポートするかについての情報などを含み、又は、UE性能情報は、UEが4Gシステム及び5Gシステムの両方をサポートするかを示すインジケーション情報を含む。AMFは、UE性能情報を記憶する。
段階1002:UEがAMFにセッション要求メッセージを送信し、セッション要求メッセージはNASメッセージである。
段階1003:AMFがDNNを決定する。可能な設計において、段階1002におけるセッション要求メッセージはDNNを搬送する。別の可能な設計において、セッション要求メッセージはDNNを搬送せず、AMFはDNN、例えば、デフォルトDNNを決定してよい。DNN決定方式は上記に説明されている。詳細は改めて説明されない。
段階1004:AMFが、UE性能情報(または端末の性能と称される)、及び第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する。具体的には、端末の性能が、UEが4Gシステム及び5Gシステムをサポートすることを示し、端末の第3のサブスクリプションが、セッションに対応するデータネットワーク識別情報DNNが4Gシステム(または、EPS又はEPCと称される)との相互運用をサポートすることを示す場合、AMFは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択し、段階1005aを実行する。任意選択的に、セッションに対応するデータネットワーク識別情報DNNが、4Gシステム(または、EPS又はEPCと称される)との相互運用をサポートするかを端末の第3のサブスクリプションが表示することはさらに、端末の第3のサブスクリプション情報は、データネットワーク識別情報DNN及びネットワークスライス識別S‐NSSAIが、セッションサポート相互運用に対応することを示すインジケーション情報であることを含む。同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素は、4Gシステムのセッション管理性能、及び5Gシステムのセッション管理性能の両方を有するネットワーク要素、例えば、SMF+PGW‐Cであってよい。端末の性能が、UEが4Gシステム及び5Gシステムをサポートすることを示し、第3のサブスクリプション情報が、セッションのデータネットワーク識別情報DNNが4Gシステムとの相互運用をサポートしないことを示す場合、AMFは、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択せず、段階1005bを実行する。AMFが、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として選択しないことは、AMFが、特に相互運用に用いられないセッション管理機能ネットワーク要素、例えば、純粋な5GシステムにおけるSMFを、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として選択する段階を含む。従って、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、相互運用性能及び相互運用要件の両方を有する端末デバイスのためのターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として選択してよい。
加えて、AMFはさらに、端末デバイスの性能、及び第3のサブスクリプション情報に基づいて、第2のメッセージを決定し、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信してよい。その結果、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定する。第2のメッセージは、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に、第1の通信システム内にある、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素及び同じ場所に配置された課金システム、又は、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令する、命令情報を含む。具体的なプロセスについては、図6に対応する実施形態を参照されたい。
段階1005a:AMFが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素としてSMF+PGW‐Cを選択し、SMF+PGW‐Cにセッション要求メッセージを送信する。
段階1005b:AMFが、ターゲットセッション管理ネットワーク要素としてSMFを選択し、SMFにセッション要求メッセージを送信する。
後続セッション確立手順は主に、無線リソースの構成、ユーザプレーントンネルの確立などを含む。詳細については、従来技術を参照されたい。
従って、AMFは、相互運用性能を有するが相互運用要件は有していない(すなわち、端末デバイスは4Gとの相互運用をサポートしていない)端末デバイスのために、ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択してよい。このように、セッション要件を満たすことができるので、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少させることができる。任意選択的に、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理ネットワーク要素に、相互運用性能は有するが相互運用要件は有していない端末デバイス(すなわち、端末デバイスは4Gとの相互運用をサポートしない)のために、5Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷、及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。
さらに、図10に対応する実施形態の説明において明確に説明されていない内容については、上述した実施形態の説明を参照してよいことが理解できる。
加えて、図10におけるAMFの論理構造は、図7に示されてよく、図10において説明された段階は、図7内にある処理ユニット、受信ユニット、及び送信ユニットを用いて実装されてよい。図7に示される実施形態における装置は、図8に示されるネットワーク要素800を用いて実装され得ることが理解できる。具体的には、処理ユニット702はプロセッサ802により実装され得て、受信ユニット701及び送信ユニット703は送受信機801により実装され得る。ネットワーク要素800の構造は、本願の実施形態において制限を構成するものではない。
本願の一実施形態がさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作する場合、コンピュータは、図2に示される実施形態の方法を実行することが可能になり、プロセッサは、図9に示されるMMEに対応する段階を実行することが可能になり、プロセッサは、図10に示されるAMFに対応する段階を実行することも可能になる。
要するに、本願のこの実施形態において提供される方法において、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる。第1のメッセージに応答して、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素は、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する。従来技術では、端末デバイスが4Gシステム及び5Gシステムをサポートするかにのみ基づいてネットワーク要素を選択することに比較すると、4Gシステム及び5Gシステムをサポートし、相互運用要件を有していない端末デバイスが、ネットワーク要素を適切に選択することができ、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少し得る。
第1の通信システムが4Gシステムであり、第2の通信システムが5Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素がMMEである場合、MMEは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、相互運用性能及び相互運用要件の両方を有する端末デバイスのためのターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として選択してよい。MMEは、相互運用性能を有するが相互運用要件は有していない(すなわち、端末デバイスは5Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は5Gネットワークのサービスをサブスクライブしていない)端末デバイスのためのターゲットセッション管理ネットワーク要素として、4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択してよい。このように、セッション要件を満たすことができるので、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少させることができる。
第1の通信システムが5Gシステムであり、第2の通信システムが4Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素がAMFである場合、AMFは、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、相互運用性能及び相互運用要件の両方を有する端末デバイスのためのターゲットセッション管理機能ネットワーク要素として選択してよい。AMFは、相互運用性能を有するが相互運用要件は有していない(すなわち、端末デバイスは4Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は4Gネットワークのサービスをサブスクライブしていない)端末デバイスのためのターゲットセッション管理ネットワーク要素として、5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択してよい。このように、セッション要件を満たすことができるので、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素の負荷が減少させることができる。
第1の通信システムは4Gシステムであり、第2の通信システムは5Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はMMEである場合、MMEは、第2のメッセージを用いて、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に、相互運用性能は有するが相互運用要件は有していない端末デバイス(すなわち、端末デバイスは5Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は5Gネットワークのサービスをサブスクライブしない)のために、4Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷、及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。第1の通信システムは5Gシステムであり、第2の通信システムは4Gシステムであり、第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素はAMFである場合、AMFは、第2のメッセージを用いて、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素に、相互運用性能は有するが相互運用要件は有していない端末デバイス(すなわち、端末デバイスは4Gネットワークのサービスを用いる必要がないか、又は4Gネットワークのサービスをサブスクライブしない)のために、5Gシステム内にあるポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを選択するように命令してよい。その結果、同じ場所に配置されたポリシ制御ネットワーク要素の負荷、及び同じ場所に配置された課金システムの負荷が減少し得る。
当業者であれば、本願の実施形態は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するはずである。従って、本願の実施形態は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを有する実施形態の形式を用いてよい。さらに、本願の実施形態は、コンピュータ利用可能プログラムコードを含む1又は複数のコンピュータ利用可能記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD‐ROM、光メモリなどを含むがそれらに限定されるものではない)上で実装されるコンピュータプログラム製品の形式を用いてよい。
本願の実施形態は、本願の実施形態に係る方法、デバイス(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明されている。フローチャート及び/又はブロック図の各プロセス及び/又は各ブロックと、フローチャート及び/又はブロック図の処理及び/又はブロックの組み合わせとを実装するために、コンピュータプログラム命令が使用されてよいことを理解されたい。これらコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又は、別のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供されて、機械を生成してよく、その結果、別のプログラマブルデータ処理デバイスのコンピュータ又はプロセッサにより実行される命令は、フローチャートの1又は複数の処理、及び/又は、ブロック図内の1又は複数のブロックにおける特定の機能を実装するために装置を生成する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は別のプログラマブルデータ処理デバイスに、特定の方式で機能するように命令できるコンピュータ可読メモリに記憶され得る。その結果、コンピュータ可読メモリに記憶される命令は、命令装置を含むアーティファクトを生成する。命令装置は、フローチャートの1又は複数のプロセス、及び/又は、ブロック図の1又は複数のブロックにおける特定の機能を実装する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は別のプログラマブルデータ処理デバイス上にロードされてよく、その結果、一連の動作及び段階が、コンピュータ又は別のプログラマブルデバイス上で実行され、これによって、コンピュータにより実装される処理が生成される。従って、コンピュータ又は別のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1又は複数のプロセス及び/又はブロック図内の1又は複数のブロックにおける特定の機能を実装するための段階を提供する。
当然、当業者であれば、本願の思想及び範囲から逸脱することなく、本願の実施形態に様々な修正及び変形を加えることができる。このように、本願は、以下の請求項及びそれらの同等な技術により定義される保護の範囲内にある場合に限り、これらの修正及び変形をカバーすることを意図している。
(項目1)
ネットワーク要素選択方法であって、
第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスにより送信された第1のメッセージを受信する段階であって、上記第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる、受信する段階と、
上記第1のメッセージに応答して、上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する段階であって、上記第1のサブスクリプション情報は、上記第1の通信システムにおける上記端末デバイスのサブスクリプション情報を含み、上記第2のサブスクリプション情報は、第2の通信システムにおける上記端末デバイスのサブスクリプション情報を含む、決定する段階と、
を備える、方法。
(項目2)
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報に基づいてターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する上記段階は、
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記端末デバイスの性能、上記第1のサブスクリプション情報、及び上記第2のサブスクリプション情報に基づいて、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する段階を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記第1の通信システムは4Gシステムであり、上記第2の通信システムは5Gシステムであり、上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素はモビリティ管理エンティティMMEである、方法であって、
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記端末デバイスの性能、上記第1のサブスクリプション情報、及び上記第2のサブスクリプション情報に基づいて、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する上記段階は、
上記端末デバイスが上記第1の通信システム及び上記第2の通信システムをサポートし、上記第1のサブスクリプション情報及び上記第2のサブスクリプション情報の両方が、上記セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含む場合、上記MMEが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階であって、上記5Gシステムのセッション管理性能及び上記4Gシステムのセッション管理性能を有するネットワーク要素は、上記同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素である、選択する段階を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
上記第1の通信システムは4Gシステムであり、上記第2の通信システムは5Gシステムであり、上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素はMMEである方法であって、
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記端末デバイスの性能、上記第1のサブスクリプション情報、及び上記第2のサブスクリプション情報に基づいて、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する上記段階は、
上記端末デバイスが上記第1の通信システム及び上記第2の通信システムをサポートし、上記第1のサブスクリプション情報が、上記セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、上記第2のサブスクリプション情報が、上記セッションの上記データネットワーク識別情報に対応する上記サブスクリプション情報を含まない場合、上記MMEが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、上記4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階を含む、項目2に記載の方法。
(項目5)
上記第1の通信システムは5Gシステムであり、上記第2の通信システムは4Gシステムであり、上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素はアクセス及びモビリティ管理機能AMFである方法であって、
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記端末デバイスの性能、上記第1のサブスクリプション情報、及び上記第2のサブスクリプション情報に基づいて、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する上記段階は、
上記端末デバイスが上記第1の通信システム及び上記第2の通信システムをサポートし、上記第1のサブスクリプション情報及び上記第2のサブスクリプション情報の両方が、上記セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含む場合、上記AMFが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階であって、上記5Gシステムのセッション管理性能及び上記4Gシステムのセッション管理性能を有するネットワーク要素は、上記同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素である、選択する段階を含む、項目2に記載の方法。
(項目6)
上記第1の通信システムは5Gシステムであり、上記第2の通信システムは4Gシステムであり、上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素はAMFである方法であって、
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記端末デバイスの性能、上記第1のサブスクリプション情報、及び上記第2のサブスクリプション情報に基づいて、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する上記段階は、
上記端末デバイスが上記第1の通信システム及び上記第2の通信システムをサポートし、上記第1のサブスクリプション情報が、上記セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、上記第2のサブスクリプション情報が、上記セッションの上記データネットワーク識別情報に対応する上記サブスクリプション情報を含まない場合、上記AMFが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、上記5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階を含む、項目2に記載の方法。
(項目7)
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信することで、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、上記第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定する、送信する段階
をさらに備える、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
ネットワーク要素選択方法であって、
第1の通信システムにおける第1のネットワーク要素が、端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信する段階であって、上記第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる、受信する段階と、
上記第1のメッセージに応答して、上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記端末デバイスの性能及び上記端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する段階とを備える、方法。
(項目9)
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素はアクセス及びモビリティ管理機能ネットワーク要素AMFであり、上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記端末デバイスの性能及び上記端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する上記段階は、
上記端末デバイスが上記第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、上記端末の上記第3のサブスクリプション情報が、上記セッションに対応するデータネットワーク識別情報DNNは4Gシステムとの相互運用をサポートすることを示す場合、上記AMFが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階であって、上記第1の通信システムは5Gシステムであり、上記第2の通信システムは4Gシステムである、選択する段階を備える、項目8に記載の方法。
(項目10)
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素はアクセス及びモビリティ管理機能ネットワーク要素AMFであり、上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記端末デバイスの性能及び上記端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する上記段階は、
上記端末デバイスが上記第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、上記第3のサブスクリプション情報が、上記セッションのデータネットワーク識別情報DNNは4Gシステムとの相互運用をサポートしないことを示す場合、上記AMFが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップする段階であって、上記第1の通信システムは5Gシステムであり、上記第2の通信システムは4Gシステムである、スキップする段階を備える、項目8に記載の方法。
(項目11)
上記AMFが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップする上記段階は、上記AMFが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、上記5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階を含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素はモビリティ管理機能ネットワーク要素MMEであり、上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記端末デバイスの性能及び上記端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する上記段階は、
上記端末デバイスが上記第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、上記端末の上記第3のサブスクリプション情報が、上記セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNは5Gシステムとの相互運用をサポートすることを示す場合、上記MMEが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階であって、上記第1の通信システムは4Gシステムであり、上記第2の通信システムは5Gシステムである、選択する段階を含む、項目8に記載の方法。
(項目13)
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素はモビリティ管理機能ネットワーク要素MMEであり、上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記端末デバイスの性能及び上記端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定する上記段階は、
上記端末デバイスが上記第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、上記第3のサブスクリプション情報が、上記セッションのデータネットワーク識別情報APNは5Gシステムとの相互運用をサポートしないことを示す場合、上記MMEが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップする段階であって、上記第1の通信システムは4Gシステムであり、上記第2の通信システムは5Gシステムである、スキップする段階を含む、項目8に記載の方法。
(項目14)
上記MMEが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップする上記段階は、上記MMEが、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、上記4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階を含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
上記第1の通信システムにおける上記第1のネットワーク要素が、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信することで、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、上記第2のメッセージに基づいてポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定する、送信する段階
をさらに備える、項目8から14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
ネットワーク要素選択装置であって、
端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信するように構成されている受信ユニットであって、上記第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる、受信ユニットと、
上記第1のメッセージに応答して、第1のサブスクリプション情報及び第2のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定するように構成されている処理ユニットであって、上記第1のサブスクリプション情報は、上記第1の通信システムにおける上記端末デバイスのサブスクリプション情報を含み、上記第2のサブスクリプション情報は、第2の通信システムにおける上記端末デバイスのサブスクリプション情報を含む、処理ユニットとを備える、装置。
(項目17)
上記処理ユニットは、
上記端末デバイスの性能、上記第1のサブスクリプション情報、及び上記第2のサブスクリプション情報に基づいて、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定するように具体的に構成されている、項目16に記載の装置。(項目18) 上記第1の通信システムは4Gシステムであり、上記第2の通信システムは5Gシステムであり、上記装置はMMEである装置であって、
上記処理ユニットは、
上記端末デバイスが、上記第1の通信システム及び上記第2の通信システムをサポートし、上記第1のサブスクリプション情報及び上記第2のサブスクリプション情報の両方が、上記セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含む場合、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されており、上記5Gシステムのセッション管理性能及び上記4Gシステムのセッション管理性能を有するネットワーク要素が、上記同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素である、項目17に記載の装置。
(項目19)
上記第1の通信システムは4Gシステムであり、上記第2の通信システムは5Gシステムであり、上記装置はMMEである装置であって、
上記処理ユニットは、
上記端末デバイスが、上記第1の通信システム及び上記第2の通信システムをサポートし、上記第1のサブスクリプション情報が、上記セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、上記第2のサブスクリプション情報が、上記セッションの上記データネットワーク識別情報に対応する上記サブスクリプション情報を含まない場合、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、上記4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されている、項目17に記載の装置。
(項目20)
上記第1の通信システムは5Gシステムであり、上記第2の通信システムは4Gシステムであり、上記装置はAMFである装置であって、
上記処理ユニットは、
上記端末デバイスが、上記第1の通信システム及び上記第2の通信システムをサポートし、上記第1のサブスクリプション情報及び上記第2のサブスクリプション情報の両方が、上記セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含む場合、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されており、上記5Gシステムのセッション管理性能及び上記4Gシステムのセッション管理性能を有するネットワーク要素が、上記同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素である、項目17に記載の装置。
(項目21)
上記第1の通信システムは5Gシステムであり、上記第2の通信システムは4Gシステムであり、上記装置はAMFである装置であって、
上記処理ユニットは、
上記端末デバイスが、上記第1の通信システム及び上記第2の通信システムをサポートし、上記第1のサブスクリプション情報が、上記セッションのデータネットワーク識別情報に対応するサブスクリプション情報を含み、上記第2のサブスクリプション情報が、上記セッションの上記データネットワーク識別情報に対応する上記サブスクリプション情報を含まない場合、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、上記5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されている、項目17に記載の装置。
(項目22)
上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信することで、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、上記第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定するように構成されている、送信ユニット
をさらに備える、項目16から21のいずれか一項に記載の装置。
(項目23)
ネットワーク要素選択装置であって、
端末デバイスにより送信される第1のメッセージを受信するように構成されている受信ユニットであって、上記第1のメッセージは、セッションの確立を要求するために用いられる、受信ユニットと、
上記第1のメッセージに応答して、上記端末デバイスの性能及び上記端末の第3のサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素を決定するように構成されている、処理ユニットとを備える、装置。
(項目24)
上記処理ユニットは、上記端末デバイスが、上記第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、上記端末の上記第3のサブスクリプション情報が、上記セッションに対応するデータネットワーク識別情報DNNは4Gシステムとの相互運用をサポートすることを示す場合、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されており、上記第1の通信システムは5Gシステムであり、上記第2の通信システムは4Gシステムであり、上記ネットワーク要素選択装置は上記5Gシステムにおけるアクセス及びモビリティ管理機能ネットワーク要素AMFである、項目23に記載の装置。
(項目25)
上記処理ユニットは、上記端末デバイスが、上記第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、上記第3のサブスクリプション情報が、上記セッションのデータネットワーク識別情報DNNは4Gシステムとの相互運用をサポートしないことを示す場合、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップするように具体的に構成されており、上記第1の通信システムは5Gシステムであり、上記第2の通信システムは4Gシステムであり、上記ネットワーク要素選択装置は上記5Gシステムにおけるアクセス及びモビリティ管理機能ネットワーク要素AMFである、項目23に記載の装置。
(項目26)
上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップする上記段階は、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、上記5Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階を含む、項目25に記載の装置。
(項目27)
上記処理ユニットは、上記端末デバイスが上記第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、上記端末の上記第3のサブスクリプション情報が、上記セッションに対応するデータネットワーク識別情報APNは5Gシステムとの相互運用をサポートすることを示す場合、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択するように具体的に構成されており、上記第1の通信システムは4Gシステムであり、上記第2の通信システムは5Gシステムであり、上記ネットワーク要素選択装置は、上記4Gシステムにおけるモビリティ管理機能ネットワーク要素MMEである、項目23に記載の装置。
(項目28)
上記処理ユニットは、上記端末デバイスが上記第1の通信システム及び第2の通信システムをサポートし、上記第3のサブスクリプション情報が、上記セッションのデータネットワーク識別情報APNは5Gシステムとの相互運用をサポートしないことを示す場合、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を、選択する段階をスキップするように具体的に構成されており、上記第1の通信システムは4Gシステムであり、上記第2の通信システムは5Gシステムであり、上記ネットワーク要素選択装置は、上記4Gシステムにおけるモビリティ管理機能ネットワーク要素MMEである、項目23に記載の装置。
(項目29)
上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、同じ場所に配置されたセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階をスキップする上記段階は、上記ターゲットセッション管理ネットワーク要素として、上記4Gシステムにおけるセッション管理機能ネットワーク要素を選択する段階を含む、項目28に記載の装置。
(項目30)
上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素に第2のメッセージを送信することで、上記ターゲットセッション管理機能ネットワーク要素が、上記第2のメッセージに基づいて、ポリシ制御ネットワーク要素及び課金システムを決定するように構成されている、送信ユニット
をさらに備える、項目23から29のいずれか一項に記載の装置。
(項目31)
コンピュータ記憶媒体であって、上記コンピュータ記憶媒体は、コンピュータソフトウェア命令を記憶し、上記コンピュータ命令が実行される場合、項目1から7のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータ記憶媒体。
(項目32)
コンピュータ記憶媒体であって、上記コンピュータ記憶媒体は、コンピュータソフトウェア命令を記憶し、上記コンピュータ命令が実行される場合、項目8から15のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータ記憶媒体。
(項目33)
コンピュータプログラム製品であって、上記コンピュータプログラム製品は、命令を備え、上記命令が実行される場合、項目1から7のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータプログラム製品。
(項目34)
コンピュータプログラム製品であって、上記コンピュータプログラム製品は、命令を備え、上記命令が実行される場合、項目8から15のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータプログラム製品。
(項目35)
鍵取得装置であって、上記装置は、プロセッサ及び送受信機を備え、上記プロセッサは、項目1から7のいずれか一項に記載の方法の対応する機能の実行において、上記装置をサポートするように構成されており、上記送受信機は、上記装置及び別のネットワークデバイスとの間の通信をサポートするように構成されている、鍵取得装置。
(項目36)
鍵取得装置であって、上記装置は、プロセッサ及び送受信機を備え、上記プロセッサは、項目8から15のいずれか一項に記載の方法の対応する機能の実行において、上記装置をサポートするように構成されており、上記送受信機は、上記装置及び別のネットワークデバイスとの間の通信をサポートするように構成されている、鍵取得装置。
(項目37)
鍵取得装置であって、上記装置は、項目1から7のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、鍵取得装置。
(項目38)
鍵取得装置であって、上記装置は、項目8から15のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、鍵取得装置。