JP6824258B2 - 複数無線アクセス技術(rat)環境におけるパブリックランドモバイルネットワーク(plmn)探索の実施 - Google Patents

複数無線アクセス技術(rat)環境におけるパブリックランドモバイルネットワーク(plmn)探索の実施 Download PDF

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Description

スマートフォン、タブレットコンピュータ、およびラップトップコンピュータなどの、モバイル通信デバイスのいくつかの設計は、複数の別個のモバイルテレフォニーネットワークへのアクセスをユーザに提供する1つまたは複数の加入者識別モジュール(SIM:Subscriber Identity Module)カードを含む。モバイルテレフォニーネットワークの例は、第3世代(3G)、第4世代(4G)、ロングタームエボリューション(LTE)、時分割多元接続(TDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、およびユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)を含む。
パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)は、特定のネットワークオペレータによって制御されるモバイルテレフォニーネットワークである。PLMNは、モバイル国コードと、ネットワークオペレータに割り当てられるモバイルネットワークコードの一意の組合せによって定義され得る。モバイル通信デバイス上の各SIMは、対応する無線アクセス技術(RAT)を使用してPLMNに登録し、PLMN上で通信するために使用される加入をサポートし得る。たとえば、加入はLTE RATを使用して、LTE通信をサポートするPLMNと通信することができる。モバイル通信デバイスは、複数のSIM(マルチSIM通信デバイス)を含むことができ、各SIMは1つまたは複数のRATを利用して、そのそれぞれのネットワークと通信することができる。
モバイル通信デバイスがモバイルテレフォニーネットワークを介してサービスを獲得することができる前に、モバイル通信デバイスはPLMN探索を実施する。PLMN探索は、ネットワーク信号に対する通信周波数空間全体の走査を含む。モバイル通信デバイスが複数のRAT(たとえば、マルチSIMモバイル通信デバイス)を利用することができる場合、PLMN探索はそのモバイル通信デバイスが利用することができる各RATに対して実施される。たとえば、モバイル通信デバイスがGSM(登録商標) RAT、WCDMA(登録商標) RAT、およびLTE RATを通して通信することができる場合、モバイル通信デバイスは、GSM(登録商標)信号、WCDMA(登録商標)信号、およびLTE信号に対して別個のPLMN探索を実施する。
様々な実施形態は、モバイル通信デバイス上で複数の無線アクセス技術(RAT)に対するパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)探索を実施するためにモバイル通信デバイス上で実装される方法を含む。様々な実施形態は、複数のRATのうちの1つによって利用され得る1つまたは複数の周波数帯域を特定するために周波数空間をプロファイリングするステップと、各特定された周波数帯域を利用するRATを複数のRATの優先順序に従って決定するステップと、複数のRAT内の各RATに関して、各RATによって利用される特定された周波数帯域を複数のRAT内の他のRATに関連する除外リストに追加するステップと、各RATに関連する除外リストを利用して、複数のRAT内の各RATに対するPLMN探索を実施するステップとを含み得る。
いくつかの実施形態では、周波数空間をプロファイリングするステップは、周波数空間内の複数の狭周波数帯域に関する受信信号強度値を取得するステップと、1つまたは複数の周波数帯域を特定するステップであって、各特定された周波数帯域が、受信信号強度値がしきい値を超える複数の連続的狭周波数帯域を含む、特定するステップとを含み得る。いくつかの実施形態では、各狭周波数帯域は1MHzに及び得る。
いくつかの実施形態では、各特定された周波数帯域を利用するRATを複数のRATの優先順序に従って決定するステップは、複数のRAT内のRATを優先順序に従って選択するステップと、特定された周波数帯域の各々が選択されたRATに対する信号を搬送するかどうかを検証するステップとを含み得る。いくつかの実施形態では、優先順序は、複数のRAT内の各RATの周波数帯域幅のサイズに基づき得る。いくつかの実施形態では、優先順序は、複数のRATを最大周波数帯域幅から最小周波数帯域幅に順序付けることができる。
いくつかの実施形態は、近接セルリストからの情報を複数のRAT内の各RATに関連する除外リストに追加するステップをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、近接セルリストからの情報を複数のRAT内の各RATに関連する除外リストに追加するステップは、モバイル通信デバイスが複数のRAT内の第1のRATにキャンプオンしているかどうかを決定するステップと、モバイル通信デバイスが第1のRATにキャンプオンしているとの決定に応じて、第1のRATに関する近接セルリストを取得するステップと、近接セルリスト内の各近接セルの有効性を検査するステップと、近接セルリスト内の各有効近接セルを、第1のRATを除外して、複数のRAT内の各RATに関連する除外リストに追加するステップとを含み得る。
いくつかの実施形態では、各RATに関連する除外リストを利用して、複数のRAT内の各RATに対するPLMN探索を実施するステップは、複数のRATから第1のRATを選択するステップと、第1のRATに対するPLMN探索を実施するステップであって、PLMN探索が、第1のRATに関連する除外リスト内に記載された周波数を除外する、実施するステップと、第1のRATに対するPLMN探索に基づいて、第1のRATを除外して、複数のRAT内の各RATの除外リストを更新するステップとを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のRATに対するPLMN探索に基づいて、第1のRATを除外して、複数のRAT内の各RATの除外リストを更新するステップは、PLMN探索の間に第1のRATによって利用される第1の周波数帯域を特定するステップと、第1の周波数帯域を、第1のRATを除外して、複数のRAT内の各RATの除外リストに追加するステップとを含み得る。
さらなる実施形態は、メモリと、上記で説明した方法の動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成されたプロセッサとを含むモバイル通信デバイスを含む。さらなる実施形態は、モバイル通信デバイスのプロセッサに上記で説明した方法の動作を実行させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を記憶している非一時的プロセッサ可読記憶媒体を含む。さらなる実施形態は、上記で説明した方法の動作の機能を実行するための手段を含むモバイル通信デバイスを含む。
本明細書に組み込まれ本明細書の一部をなす添付の図面に、例示的な実施形態を示し、これらの添付の図面は、一般的な説明および本明細書で提供する詳細な説明とともに、開示されるシステムおよび方法の特徴について説明する役割を果たす。
様々な実施形態とともに使用するのに適したモバイルテレフォニーネットワークの通信システムブロック図である。 様々な実施形態による、マルチSIMモバイル通信デバイスの構成要素ブロック図である。 様々な実施形態による周波数空間のプロファイリングの一例を示す図である。 様々な実施形態によるPLMN探索の一例を示す図である。 様々な実施形態によるPLMN探索の一例を示す図である。 様々な実施形態によるPLMN探索の一例を示す図である。 様々な実施形態による、近接セルリストを利用して、PLMN探索の間に除外リストを更新する一例を示す図である。 様々な実施形態による、近接セルリストを利用して、PLMN探索の間に除外リストを更新する一例を示す図である。 様々な実施形態による、近接セルリストを利用して、PLMN探索の間に除外リストを更新する一例を示す図である。 様々な実施形態による、モバイル通信デバイス上でPLMN探索を実施するための方法を示すプロセス流れ図である。 様々な実施形態による、特定された周波数帯域を利用するRATを優先順序に従って決定するための方法を示すプロセス流れ図である。 様々な実施形態による、PLMN探索の間に近接セルリストからの情報を除外リストに追加するための方法を示すプロセス流れ図である。 様々な実施形態による、除外リストを利用するPLMN探索のための方法を示すプロセス流れ図である。 いくつかの実施形態の方法を実装するのに適したモバイル通信デバイスの構成要素ブロック図である。
添付の図面を参照して、様々な実施形態について詳細に説明する。可能な場合はいつでも、同一または同様の部分を指すために、図面全体にわたって同じ参照番号が使用される。特定の例および実装形態の参照は、説明のためのものであり、記載された説明の範囲または特許請求の範囲を限定するものとはしない。
本明細書で使用される「モバイル通信デバイス」、「マルチSIMモバイル通信デバイス」または「マルチSIMデバイス」という用語は、1つまたは複数のSIMカードと、プログラマブルプロセッサと、メモリと、1つまたは複数の共有無線周波数(RF)リソースを用いて少なくとも2つのモバイル通信ネットワークに接続するための回路とを含む、セルラー電話機、スマートフォン、パーソナルまたはモバイルマルチメディアプレーヤ、パーソナルデータアシスタント、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートブック、スマートウォッチ、パームトップコンピュータ、ワイヤレス電子メール受信機、マルチメディアインターネット対応セルラー電話機、ワイヤレスゲーミングコントローラ、および類似のパーソナル電子デバイス、のうちの任意の1つまたはすべてを指す。様々な実施形態は、スマートフォンなど、モバイル通信デバイス内で有用であり得、したがって、そのようなデバイスは様々な実施形態について説明する際に参照される。しかし、実施形態は、少なくとも1つの共有RFチェーンを利用する複数の加入を個別に維持できる任意の電子デバイスにおいて有用である場合があり、共有RFチェーンは、アンテナ、無線機、送受信機などのうちの1つまたは複数を含むことができる。
本明細書で使用する、「SIM」、「SIMカード」、および「加入者識別モジュール」という用語は、集積回路であっても、リムーバブルカード内に組み込まれてもよいメモリであって、ネットワーク上のモバイル通信デバイスを識別および/または認証し、ネットワークとの通信サービスを可能にするために使用される国際モバイル加入者識別情報(IMSI)、関連する鍵、および/または他の情報を記憶するメモリを指すために互換的に使用される。SIM内に記憶された情報は、モバイル通信デバイスが特定の通信サービスのための通信リンクを特定のネットワークと確立するのを可能にするので、「加入」という用語は、本明細書では、特定のSIM内に記憶された情報に関連付けられこの情報によって可能にされる通信サービスを指すための簡略的な言及として使用される。これは、SIMと、通信ネットワーク、ならびにこのネットワークによってサポートされるサービスおよび加入とが、相互に関係するからである。
様々な実施形態の以下の説明では、第1のRATおよび第2のRATを参照する。第1および第2のRATの参照は、任意であり、実施形態について説明するために単に使用される。デバイスプロセッサは、モバイル通信デバイス上のRATを区別するために、いずれかのインジケータ、名称、または他の表示を割り当てることができる。
様々な実施形態の以下の説明では、特定のSIM/加入に関連するか、またはGSM(登録商標) RAT、GSM(登録商標) PLMN、WCDMA(登録商標) RAT、WCDMA(登録商標) PLMN、LTE RAT、およびLTE PLMNなどの特定のPLMNに関連する特定のRATを参照する。GSM(登録商標)、WCDMA(登録商標)、およびLTEの参照は、任意であり、実施形態について説明するために単に使用される。様々な実施形態において、SIM/加入およびPLMNは、3G、4G、LTE、TDMA、CDMA、WCDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、およびUMTSを含むが、これらに限定されない、モバイルテレフォニーネットワークと通信するための様々なRATを利用することができる。
モバイル通信デバイスは、いくつかのRATを利用することが可能であり得る。たとえば、モバイル通信は、1つまたは複数のSIMを含むことができ、各SIMは1つまたは複数のRATを利用することができる。PLMN探索を実施するとき、モバイル通信デバイスは、通常、各RATに関する周波数空間の完全走査を実施する。たとえば、モバイル通信デバイスがGSM(登録商標) RAT、WCDMA(登録商標) RAT、およびLTE RATを通して通信することができる場合、モバイル通信デバイスは、GSM(登録商標)信号、WCDMA(登録商標)信号、およびLTE信号に対して別個のPLMN探索を実施することができる。マルチRAT PLMN探索は、連続的に行われると、完了するのに数分程度かかる場合がある。
しかしながら、PLMN探索を実施するのにかかる時間量を低減する機会が存在する。1つのRATのみが所与の地理的エリア内で所与の周波数帯域を利用することができる。言い換えれば、複数のRATが同じエリア内で同じまたは重複する周波数帯域を利用することはできない。したがって、ある周波数帯域が特定のRATによって使用中であると決定することができる場合、それらの周波数は他のRATに対するPLMN探索から除外され得る。たとえば、LTE PLMN探索の間、モバイル通信デバイスがLTE信号を有する2個の周波数帯域を特定した場合、それらの周波数帯域は他のRATのPLMN探索から除外され得る。この手法は、より多くの情報が収集されると、連続的PLMN探索に関する時間量を低減する。
概して、様々な実施形態は、モバイル通信デバイス上で複数のRATに対するPLMN探索を実施するためにモバイル通信デバイス(たとえば、マルチSIMモバイル通信デバイス)のプロセッサを用いて実装されるシステムおよび方法を提供する。プロセッサは、複数のRATのうちの1つによって利用され得る1つまたは複数の周波数帯域を特定するために周波数空間をプロファイリングすることができる。たとえば、プロセッサは、周波数空間内の複数の狭周波数帯域に関する受信信号強度値を取得することができる。周波数帯域は、受信信号強度値がしきい値を超える複数の連続的狭周波数帯域を含むとして特定され得る。いくつかの実施形態では、周波数空間のプロファイリングは、単一の走査における周波数空間内の周波数帯域を特定することによってなど、並行して実行され得る。
プロセッサは、次いで、各特定された周波数帯域を利用するRATを複数のRATの優先順序に従って決定することができる。たとえば、プロセッサは、各RATを優先順序に従って選択し、特定された周波数帯域の各々が各選択されたRATに対する信号を搬送するかどうかを検証することができる。優先順序は、RATを最大周波数帯域幅から最小周波数帯域幅まで順序付けるなど、各RATの周波数帯域幅のサイズに基づき得る。
プロセッサは、複数のRAT内の各RATに関して、各RATによって利用される特定された周波数帯域を他のRATに関連する除外リストに追加することができる。プロセッサはまた、ネットワークによって与えられる近接セルリストからの情報を各RATに関連する除外リストに追加することができる。たとえば、プロセッサは、モバイル通信デバイスがRATにキャンプオンしているかどうかを決定し、キャンプしていた場合、そのRATに関する近接セルリストを取得し、近接セルリスト内の各近接セルの有効性を検査し、近接セルリスト内の各有効近接セルを他のRATに関連する除外リストに追加することができる。
プロセッサは、次いで、各RATに関連する除外リストを利用して各RATに対するPLMN探索を実施することができる。たとえば、プロセッサは、複数のRATから1つのRATを選択し、選択されたRATに関連する除外リスト内に記載された周波数を除外しながらそのRATに対するPLMN探索を実施し、選択されたRATに対するPLMN探索に基づいて、他のRATの除外リストを更新することができる。
様々な実施形態は、その一例が図1に示されている、少なくとも2つのモバイルテレフォニーネットワークなど、様々な通信システム100内で実装され得る。第1のモバイルネットワーク102および第2のモバイルネットワーク104は通常、各々が、複数のセルラー基地局(たとえば、第1の基地局130および第2の基地局140)を含む。第1のモバイル通信デバイス110は、第1の基地局130へのセルラー接続132を通して第1のモバイルネットワーク102と通信しているものとすることができる。第1のモバイル通信デバイス110はまた、第2の基地局140へのセルラー接続142を通して第2のモバイルネットワーク104と通信しているものとすることもできる。第1の基地局130は、ワイヤード接続134上で第1のモバイルネットワーク102と通信しているものとすることができる。第2の基地局140は、ワイヤード接続144上で第2のモバイルネットワーク104と通信しているものとすることができる。
第2のモバイル通信デバイス120は、同様に、第1の基地局130へのセルラー接続132を通して第1のモバイルネットワーク102と通信することができる。第2のモバイル通信デバイス120は、第2の基地局140へのセルラー接続142を通して第2のモバイルネットワーク104と通信することもできる。セルラー接続132および142は、第3世代(3G)、第4世代(4G)、ロングタームエボリューション(LTE)、時分割多元接続(TDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)、および他のモバイルテレフォニー通信技術など、双方向ワイヤレス通信リンクを通して行われ得る。
モバイル通信デバイス110、120が第1のモバイルネットワーク102に、および場合によっては、第2のモバイルネットワーク104に接続されるのが示されているが、いくつかの実施形態(図示せず)では、モバイル通信デバイス110、120は、2つ以上のモバイルネットワークへの2つ以上の加入を含むことができ、本明細書で説明するのと同様にしてこれらの加入に接続することができる。
いくつかの実施形態では、第1のモバイル通信デバイス110は、場合によっては、第1のモバイル通信デバイス110に関連して使用される周辺デバイス150とのワイヤレス接続152を確立することができる。たとえば、第1のモバイル通信デバイス110は、Bluetooth(登録商標)リンク上でBluetooth(登録商標)対応パーソナルコンピューティングデバイス(たとえば、「スマートウォッチ」)と通信することができる。いくつかの実施形態では、第1のモバイル通信デバイス110は、場合によっては、Wi-Fi接続を介するなど、ワイヤレスアクセスポイント160とのワイヤレス接続162を確立することができる。ワイヤレスアクセスポイント160は、ワイヤード接続166上でインターネット164または別のネットワークに接続するように構成され得る。
示されてはいないが、第2のモバイル通信デバイス120は、同様に、ワイヤレスリンク上で周辺デバイス150および/またはワイヤレスアクセスポイント160に接続するように構成され得る。
図2は、様々な実施形態を実装するのに適したマルチSIMモバイル通信デバイス200の機能ブロック図である。図1〜図2を参照すると、マルチSIMモバイル通信デバイス200は、説明したようなモバイル通信デバイス110、120のうちの1つまたは複数と同様であってよい。マルチSIMモバイル通信デバイス200は、第1のSIMインターフェース202aを含んでよく、第1のSIMインターフェース202aは、第1の加入に関連付けられた第1の識別モジュールSIM-1 204aを受けることができる。マルチSIMモバイル通信デバイス200はまた、場合によっては、第2のSIMインターフェース202bを含んでよく、第2のSIMインターフェース202bは、第2の加入に関連付けられた任意選択の第2の識別モジュールSIM-2 204bを受けることができる。
様々な実施形態におけるSIMは、たとえばGSM(登録商標)および/またはUMTSネットワークへのアクセスを可能にする、SIMおよび/またはユニバーサルSIMアプリケーションを用いて構成されたユニバーサル集積回路カード(UICC:Universal Integrated Circuit Card)であってよい。UICCはまた、電話帳または他のアプリケーション用の記憶域を提供する場合がある。代替的に、CDMAネットワークでは、SIMは、カード上のUICCリムーバブルユーザ識別モジュール(R-UIM:removable user identity module)またはCDMA加入者識別モジュール(CSIM:CDMA subscriber identity module)であってよい。SIMカードは、中央処理装置(CPU)、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、および入出力(I/O)回路を有し得る。
様々な実施形態で使用されるSIMは、ユーザアカウント情報と、国際モバイル加入者識別情報(IMSI)と、SIMアプリケーションツールキット(SAT)コマンドのセットと、電話帳連絡先用の記憶スペースとを含み得る。SIMカードはさらに、SIMカードネットワークオペレータプロバイダを示すために、ホーム識別子(たとえば、システム識別番号(SID)/ネットワーク識別番号(NID)ペア、ホームパブリックランドモバイル番号(HPLMN)コードなど)を記憶することもできる。集積回路カード識別(ICCID)SIMシリアル番号が、識別のためにSIMカード上に印刷されてもよい。しかし、SIMは、マルチSIMモバイル通信デバイス200のメモリの一部内で(たとえばメモリ214内で)実装されてもよく、したがって、別個のまたはリムーバブル回路、チップ、またはカードである必要がない場合もある。
マルチSIMモバイル通信デバイス200は、汎用プロセッサ206など、少なくとも1つのコントローラを備えることができ、汎用プロセッサ206は、コーダ/デコーダ(コーデック)208に結合されてよい。コーデック208はさらに、スピーカ210およびマイクロフォン212に結合され得る。汎用プロセッサ206をメモリ214に結合することも可能である。メモリ214は、プロセッサ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であってよい。たとえば、命令は、第1または第2の加入に関係する通信データを、対応するベースバンドRFリソースチェーンを通してルーティングすることを含むことができる。
メモリ214は、オペレーティングシステム(OS)、ならびにユーザアプリケーションソフトウェアおよび実行可能命令を記憶することができる。メモリ214はまた、アプリケーションデータを記憶することができ、RATに関する除外リストをマルチSIMモバイル通信デバイス200上に記憶することができる。
汎用プロセッサ206およびメモリ214は、各々、少なくとも1つのベースバンドモデムプロセッサ216に結合され得る。マルチSIMモバイル通信デバイス200内の各SIMおよび/またはRAT(たとえば、SIM-1 204aおよび/またはSIM-2 204b)は、ベースバンドRFリソースチェーンに関連付けられてよい。ベースバンドRFリソースチェーンは、ベースバンドモデムプロセッサ216を含むことができ、ベースバンドモデムプロセッサ216は、RATとの通信/RATの制御のための、ベースバンド/モデム機能を実行することができ、1つまたは複数の増幅器および無線機を含むことができ、これらは、本明細書では一般にRFリソース(たとえばRFリソース218、219)と呼ばれる。いくつかの実施形態では、ベースバンドRFリソースチェーンは、ベースバンドモデムプロセッサ216(すなわち、マルチSIMモバイル通信デバイス200上のすべてのRATについてのベースバンド/モデム機能を実行する単一のデバイス)を共有することができる。他の実施形態では、各ベースバンドRFリソースチェーンは、物理的または論理的に別個のベースバンドプロセッサ(たとえば、BB1、BB2)を含むことができる。
RFリソース218は、マルチSIMモバイル通信デバイス200上のSIM/RATの各々についての送信/受信機能を実行する送受信機であってよい。RFリソース218は、別個の送信回路および受信回路を含んでもよく、または、送信機機能と受信機機能とを結合した送受信機を含んでもよい。いくつかの実施形態では、RFリソース218は、複数の受信回路を含むことができる。RFリソース218は、ワイヤレスアンテナ(たとえば、ワイヤレスアンテナ220)に結合されてよい。RFリソース218はまた、ベースバンドモデムプロセッサ216にも結合されてよい。いくつかの任意選択の実施形態では、マルチSIMモバイル通信デバイス200は、RFリソース218と同様に構成され、かつ任意選択のワイヤレスアンテナ221に結合された任意選択のRFリソース219を含み得る。
いくつかの実施形態では、汎用プロセッサ206、メモリ214、ベースバンドプロセッサ216、およびRFリソース218、219は、システムオンチップ250としてマルチSIMモバイル通信デバイス200内に含まれ得る。いくつかの実施形態では、第1のSIM204aおよび第2のSIM204b、ならびに各加入に対するその対応するインターフェース202a、202bは、システムオンチップ250の外部にあってよい。さらに、様々な入力デバイスおよび出力デバイスが、インターフェースまたはコントローラなど、システムオンチップ250上の構成要素に結合され得る。マルチSIMモバイル通信デバイス200内での使用に適したユーザ入力構成要素の例は、次のものに限定されないが、キーパッド224、タッチスクリーンディスプレイ226、およびマイクロフォン212を含むことができる。
いくつかの実施形態では、キーパッド224、タッチスクリーンディスプレイ226、マイクロフォン212、またはその組合せは、発信呼を開始するための要求を受信する機能を実行することができる。たとえば、タッチスクリーンディスプレイ226は、連絡先リストから連絡先の選択を受信すること、または電話番号を受信することができる。別の例では、タッチスクリーンディスプレイ226およびマイクロフォン212のいずれかまたは両方は、発信呼を開始するための要求を受信する機能を実行することができる。たとえば、タッチスクリーンディスプレイ226は、連絡先リストのからの連絡先の選択を受信してよく、または電話番号を受信してよい。別の例として、発信呼を開始するための要求は、マイクロフォン212を介して受信される音声コマンドの形態であってよい。当技術分野で知られているように、マルチSIMモバイル通信デバイス200内の様々なソフトウェアモジュールおよび機能同士の間にインターフェースが提供されて、それらの間の通信が可能にされてよい。
2個のSIM204a、204b、ベースバンドプロセッサBB1、BB2、RFリソース218、219、およびワイヤレスアンテナ220、221は、ともに機能して、2つ以上の無線アクセス技術(RAT)を構成することができる。たとえば、マルチSIMモバイル通信デバイス200は、LTE、WCDMA(登録商標)、およびGSM(登録商標)など2個の異なるRATをサポートするように構成されたSIMとベースバンドプロセッサとRFリソースとを含む、LTE通信デバイスであってよい。追加のモバイルネットワークに接続するための、より多くのSIMカード、SIMインターフェース、RFリソース、およびアンテナを追加することによって、より多くのRATをマルチSIMモバイル通信デバイス200上でサポートすることもできる。
いくつかの実施形態(図示せず)では、マルチSIMモバイル通信デバイス200は、とりわけ、追加のモバイルネットワークとの加入通信をサポートするために、追加のSIMカード、SIMインターフェース、追加のSIMカードに関連付けられた複数のRFリソース、および追加のアンテナを含むことができる。
図3Aの図300は、様々な実施形態による周波数空間のプロファイリングの一例を示す。図1〜図3Aを参照すると、図300は、周波数空間302の線形表現を含む。周波数空間302は、3G、4G、LTE、WCDMA(登録商標)、CDMA、UMTS、およびGSM(登録商標)など、様々なRATに対して電気通信信号を送信するために所与の地理的エリア内で使用される周波数の範囲に及び得る。たとえば、周波数空間302は40MHz以上に及び得る。通常のPLMN探索の間に、モバイル通信デバイスは、各RATに対する周波数空間302全体を走査する。たとえば、モバイル通信デバイスは、一度GSM(登録商標)信号を探索し、次いで、別の時点で、WCDMA(登録商標)信号を探索し、次いで、第3の時点で、LTE信号を探索して周波数空間302を走査することができる。
しかしながら、複数のRATが所与の地理的エリア内で展開されるとき、1つを超えるRATに対して同じ周波数は展開されない。言い換えれば、各RATによって使用される周波数帯域は重複しない。したがって、様々な実施形態では、モバイル通信デバイスは、周波数空間302をプロファイリングし、PLMN探索を加速させるために、いくつかの連続的走査においてではなく、単一の走査の間に1つまたは複数のRATの信号に対する周波数帯域を決定することができる。
モバイル通信デバイスは、連続的狭周波数帯域走査を通して周波数空間302をプロファイリングして、RATに対する信号を搬送する可能性が高い周波数帯域を特定することができる。たとえば、モバイル通信デバイスは、各々が1MHzの幅を有する狭周波数帯域を走査するように構成され得る。モバイル通信デバイスは、1MHzの連続的増分で周波数空間302を走査することができる。いくつかの実施形態では、モバイル通信デバイスは、同じRF同調サイクルの間にいくつかの狭帯域を走査することが可能であり得、これはプロファイリングのための時間量を短縮し得る。たとえば、モバイル通信デバイスは、単一のRF同調サイクルの間に最高で6個の狭帯域周波数を走査することが可能であり得る。各狭帯域走査に関して、モバイル通信デバイスは受信信号強度値を決定することができる。モバイル通信デバイスが、たとえば、受信信号強度値をしきい値と比較することによって、高い受信信号強度を有する(特定のRATの帯域幅に等しくてよい)いくつかの連続的狭帯域を検出した場合、それはその特定のRATに対する信号の存在を示し得る。
モバイル通信デバイスが受信信号強度値がしきい値を超える連続的狭周波数帯域を検出した場合、RAT信号がそれらの連続的狭帯域内に存在する可能性は高い。たとえば、周波数帯域304aは、受信信号強度値がしきい値を超える5個の連続的狭周波数帯域を含み、周波数帯域306aは、受信信号強度値がしきい値を超える10個の連続的狭周波数帯域を含む。
GSM(登録商標)など、いくつかのRATは狭帯域技術であり、したがって、モバイル通信デバイスは、周波数空間のプロファイリングの間、それらのRATに対して可能性のある周波数帯域を特定することができない場合がある(たとえば、GSM(登録商標)周波数帯域は1MHz未満であり得る)。WCDMA(登録商標)およびLTEなど、いくつかの他のRATは広帯域技術である。たとえば、WCDMA(登録商標)周波数帯域は5MHzに及んでよく、LTE周波数帯域は10MHzまたは20MHzに及んでよい。周波数空間のプロファイリングは、広帯域RATに対して可能性のある周波数帯域を特定するために使用され得る。たとえば、周波数帯域304aは、5MHzに及んでよく、WCDMA1と表現されるWCDMA(登録商標)周波数帯域に対応し得る。同様に、周波数帯域306aは、10MHzに及んでよく、LTE1と表現されるLTE周波数帯域に対応し得る。しかしながら、周波数帯域306aは、2個の隣接するWCDMA(登録商標)周波数帯域であってもよい。周波数空間302をプロファイリングした後、モバイル通信デバイスは、RATの優先順序を使用して、RATがプロファイリングの間に特定された各周波数帯域(たとえば、周波数帯域304a、306a)を利用するかどうかを決定することができる。
周波数空間のプロファイリングの間に特定された周波数帯域は、特定のRATによって利用され、したがって、他のRATによって使用され得ない。したがって、1つのRATに対するPLMN走査の間、モバイル通信デバイスは、他のRATによって使用されるとしてすでに知られている周波数帯域を省略または除外することができる。モバイル通信デバイスは、それぞれ、GSM(登録商標) RAT、WCDMA(登録商標) RAT、およびLTE RATに関連する除外リスト310、312、および314を記憶することができる。除外リスト310、312、および314は、そのRATに対するPLMN探索の間に除外されるべき周波数帯域を含む場合があるが、これはそれらの帯域が他のRATによって使用されることによるものである。モバイル通信デバイスは、各特定された周波数帯域を利用するRATをRATの優先順序に従って決定し、それらの周波数帯域を他のRATの除外リストに追加することができる。優先順序は、各RATの周波数帯域幅のサイズに基づいてよく、その結果、最大周波数帯域幅を有するRATに対して特定された最大周波数帯域が最初にテストされる。
たとえば、LTE RATは10MHz帯域幅を利用することができ、WCDMA(登録商標) RATは5MHz帯域幅を利用することができ、GSM(登録商標) RATは1MHz未満(たとえば、0.2MHz)の帯域幅を利用することができる。モバイル通信デバイスは、最大帯域幅を有するRAT(すなわち、LTE)を最初に選択することができる。モバイル通信デバイスは、特定された周波数帯域のいずれかがLTE RATと少なくとも同じ帯域幅に及ぶかどうかを決定し、(たとえば、その周波数帯域上で受信された信号を復号することによって)それらの帯域がLTE信号を搬送することを検証することができる。LTE信号を搬送しない周波数帯域は、バッファ値とともに、他のRATの除外リストに追加される。バッファ値は、除外リストに関連するRATの帯域幅の半分に等しくてよい(すなわち、バッファ値は、LTE周波数帯域のエッジとGSM(登録商標) RATまたはWCDMA(登録商標) RATのいずれかの可能な周波数帯域の中央との間の最小可能周波数差を表す)。
たとえば、モバイル通信デバイスは、プロファイリングされた周波数帯域306aが周波数帯域幅LTE1を有するLTE信号に属すると決定することができる。モバイル通信デバイスは、LTE1に及ぶ周波数をGSM(登録商標) RATに関連する除外リスト310に追加することができる。GSM(登録商標) RATは1MHz未満の帯域幅を有してよく、したがって、GSM(登録商標)周波数帯域は、周波数帯域306aのすぐ外で生じ得る(すなわち、ごく小さなバッファ値が存在する)。モバイル通信デバイスは、LTE1±2.5MHzに及ぶ周波数をWCDMA(登録商標) RATに関連する除外リスト312に追加することもできる。WCDMA(登録商標) RATは5MHzの帯域幅を有してよく、したがって、WCDMA(登録商標)周波数帯域は、周波数帯域306aの少なくとも2.5MHz外にのみ中心を置くことができる(すなわち、2.5MHzのバッファ値)。
モバイル通信デバイスは、次いで、次の最大帯域幅を有するRAT(すなわち、WCDMA(登録商標))を選択し、残りの特定された周波数帯域のうちのいずれかがWCDMA(登録商標) RATと少なくとも同じ帯域幅(すなわち、5MHz)に及ぶかどうかを決定し、それらの帯域がWCDMA(登録商標)信号を搬送することを検証することができる。WCDMA(登録商標)信号を搬送しない周波数帯域は、バッファ値とともに、それぞれ、GSM(登録商標) RATおよびLTE RATの除外リスト310、314に追加される。たとえば、モバイル通信デバイスは、周波数帯域304aが周波数帯域幅WCDMA1を有するWCDMA(登録商標)信号に属すると決定することができる。モバイル通信デバイスは、WCDMA1に及ぶ周波数をGSM(登録商標) RATに関連する除外リスト310に追加することができる。GSM(登録商標) RATは1MHz未満の帯域幅を有してよく、したがって、GSM(登録商標)周波数帯域は、周波数帯域304aのすぐ外で生じ得る(すなわち、ごく小さなバッファ値が存在する)。モバイル通信デバイスは、WCDMA1±5MHzに及ぶ周波数をLTE RATに関連する除外リスト314に追加することもできる。LTE RATは10MHzの帯域幅を有してよく、したがって、LTE周波数帯域は、周波数帯域304aの少なくとも5MHz外にのみ中心を置くことができる(すなわち、5MHzのバッファ値)。
いずれかの追加の広帯域RATは、プロファイリングの間に見出された残りの周波数帯域に対して優先順序で比較され、次いで、他のRATの除外リストに追加されてもよい。
周波数空間302のプロファイリングおよび除外リスト310、312、および314のポピュレーションの後、モバイル通信デバイスは、図3B〜図3Dに示すように、除外リスト310、312、および314を利用する各RATに対するPLMN探索を実施することができる。図1〜図3Dを参照すると、各RATに対するPLMN探索は、一定の順序で実施されてよく、または無順序であってもよい。たとえば、PLMN探索は、周波数帯域幅の増大の順に、または周波数帯域幅の低減の順に実施されてよい。図3B〜図3Dは、GSM(登録商標) PLMN探索が最初に実施され、その後に、WCDMA(登録商標) PLMN探索、次いで、LTE PLMN探索が続く、周波数帯域幅の増大に従う、PLMN探索のための例示的な順序を示す。
図320では、モバイル通信デバイスは、周波数空間302上でGSM(登録商標) PLMN探索を最初に実施することができる。モバイル通信デバイスは、除外リスト310を利用して、周波数空間302内のどの周波数が探索から除外され得るかを決定することができる。たとえば、周波数帯域304aおよび306a(WCDMA1およびLTE1)は、除外リスト310内にあり、PLMN探索から除外され得る。モバイル通信デバイスは、PLMN探索の間、それぞれ、GSM1およびGSM2と表現される、2個のGSM(登録商標)周波数帯域308aおよび308bを見出すことができる。GSM1帯域およびGSM2帯域は、適切なバッファ値とともに、それぞれ、WCDMA(登録商標) RATおよびLTE RATに関する除外リスト312、314に追加され得る。
GSM(登録商標) PLMN探索が完了した後で、モバイル通信デバイスはWCDMA(登録商標) PLMN探索を実施することができるが、これは、WCDMA(登録商標) RATの周波数帯域幅は、GSM(登録商標) RATの周波数帯域幅よりも大きいが、LTE RATの帯域幅よりも小さいためである。図340では、モバイル通信デバイスは、除外リスト312を利用して、周波数空間302内のどの周波数がPLMN探索から除外され得るかを決定することができる。たとえば、周波数範囲GSM1±2.5MHz、GSM2±2.5MHz、およびLTE1±2.5MHzは、除外リスト312内にあってよく、したがって、除外され得る。周波数空間のプロファイリングの間に前に特定されたWCDMA1周波数帯域304aもPLMN探索から除外され得る。モバイル通信デバイスは、PLMN探索の間に、WCDMA2と表現される第2のWCDMA(登録商標)周波数帯域304bを見出すことができる。WCDMA2周波数帯域304bは、適切なバッファ値とともに、LTE RATに関する除外リスト314に追加され得る。
WCDMA(登録商標) PLMN探索が完了した後で、モバイル通信デバイスは、LTE RATに対して最後のPLMN探索を実施することができる。図360では、モバイル通信デバイスは、除外リスト314を利用して、周波数空間302内のどの周波数が探索から除外され得るかを決定することができる。たとえば、周波数範囲GSM1±5MHz、GSM2±5MHz、WCDMA1±5MHz、およびWCDMA2±5MHzは、除外リスト314内にあってよく、したがって、除外され得る。周波数空間のプロファイリングの間に前に特定されたLTE1周波数帯域306aもPLMN探索から除外され得る。モバイル通信デバイスは、PLMN探索の間に、LTE2と表現される第2のLTE周波数帯域306bを見出すことができる。したがって、除外リスト310、312、および314の利用は、各RATに対するPLMN探索を完了するために必要な時間量を短縮することができるが、これは、かなりの量の周波数が各探索から除外され得るためである。
優先順序付けされたPLMN探索を実行する前に、追加の情報が除外リスト310、312、および314に追加され得る。モバイル通信デバイスが1つまたは複数のRATにキャンプオンしている場合、モバイル通信デバイスは、それらのRATに関するシステム情報ブロック(SIB)を復号し、各キャンプされたRATに関する近接セルリストを取得することができる。近接セルリストは、周波数空間302内でRATによって利用される他の周波数帯域を含み、したがって、近接セル情報は除外リストに追加され得る。
図4A〜図4Cは、あるRATに関する近接セルリストからの情報を他のRATの除外リストに追加するための図を示す。図1〜図4Cを参照すると、図400は、モバイル通信デバイスがGSM(登録商標) RAT上でネットワークにキャンプしたときに取得することができる、GSM(登録商標) RATに関する近接セルリスト402を含む。ネットワークは、GSM(登録商標) RATを使用して通信するネットワークに属する近接セルの近接セルリストを含むSIBをモバイル通信デバイスに時々送ることができる。
近接セルリスト402は、2個の近接GSM(登録商標)周波数帯域GSM1およびGSM2を含む。モバイル通信デバイスは、(たとえば、周波数帯域GSM1およびGSM2から取得された信号を復号することによって)近接セルリスト402の有効性を検証することができる。検証時に、これらの近接GSM(登録商標)周波数帯域は、適切なバッファ値とともに、それぞれ、WCDMA(登録商標) RATおよびLTE RATの除外リスト312、314に追加され得る。
モバイル通信デバイスは、次いで、除外リスト312および314を利用して残りのRATに対するPLMN探索を実施することができる。たとえば、モバイル通信デバイスは、除外リスト314内に見出された周波数(たとえば、±2.5MHzのバッファ値とともに、LTE1、GSM1、およびGSM2の周波数帯域)を除外して、WCDMA(登録商標) RATに対するPLMN探索を最初に実施することができる。モバイル通信デバイスは、探索の間に見出されたいずれかのWCDMA(登録商標)周波数帯域をLTE RATの除外リスト314に追加することができる。モバイル通信デバイスは、次いで、除外リスト314内に見出された周波数(たとえば、±5MHzのバッファ値とともに、WCDMA1およびいずれかの追加の特定されたWCDMA(登録商標)周波数帯域、ならびにGSM1周波数帯域およびGSM2周波数帯域)を除外して、LTE RATに対するPLMN探索を実施することができる。モバイル通信デバイスは、GSM(登録商標) RATに対するPLMN探索を実施しなくてよいが、これは近接セルリスト402がすべてのGSM(登録商標)周波数帯域をすでに含んでいるためである。
図4Bの図420は、モバイル通信デバイスがWCDMA(登録商標) RAT上でネットワークにキャンプしたときに取得することができる、WCDMA(登録商標) RATに関する近接セルリスト404を含む。ネットワークは、WCDMA(登録商標) RATを使用して通信するネットワークに属する近接セルの近接セルリストを含むSIBをモバイル通信デバイスに時々送ることができる。近接セルリスト404は、2個の近接WCDMA(登録商標)周波数帯域WCDMA1(周波数帯域304a)およびWCDMA2を含む。モバイル通信デバイスは、(たとえば、周波数帯域WCDMA1およびWCDMA2から取得された信号を復号することによって)近接セルリスト404の有効性を検証することができる。検証時に、これらの近接WCDMA(登録商標)周波数帯域は、適切なバッファ値とともに、それぞれ、GSM(登録商標) RATおよびLTE RATの除外リスト310、314に追加され得る。
モバイル通信デバイスは、次いで、除外リスト310および314を利用して残りのRATに対するPLMN探索を実施することができる。たとえば、モバイル通信デバイスは、除外リスト310内に見出された周波数(たとえば、LTE1、WCDMA1、およびWCDMA2の周波数帯域)を除外して、GSM(登録商標) RATに対するPLMN探索を最初に実施することができる。モバイル通信デバイスは、見出されたいずれかのGSM(登録商標)周波数帯域をLTE RATの除外リスト314に追加することができる。モバイル通信デバイスは、次いで、除外リスト314内に見出された周波数(たとえば、±5MHzのバッファ値とともに、いずれかの特定されたGSM(登録商標)周波数帯域、ならびにWCDMA1およびWCDMA2の周波数帯域)を除外して、LTE RATに対するPLMN探索を実施することができる。モバイル通信デバイスは、WCDMA(登録商標) RATに対するPLMN探索を実施しなくてよいが、これは近接セルリスト404がすべてのWCDMA(登録商標)周波数帯域をすでに含んでいるためである。
図4Cの図440は、モバイル通信デバイスがLTE RAT上でネットワークにキャンプしたときに取得することができる、LTE RATに関する近接セルリスト406を含む。ネットワークは、LTE RATを使用して通信するネットワークに属する近接セルの近接セルリストを含むSIBをモバイル通信デバイスに時々送ることができる。近接セルリスト406は、2個の近接LTE周波数帯域LTE1(周波数帯域306a)およびLTE2を含む。モバイル通信デバイスは、(たとえば、周波数帯域LTE1およびLTE2から取得された信号を復号することによって)近接セルリスト406の有効性を検証することができる。検証時に、これらの近接LTE周波数帯域は、それぞれ、GSM(登録商標) RATおよびWCDMA(登録商標) RATの除外リスト310、312に追加され得る。
モバイル通信デバイスは、次いで、除外リスト310および312を利用して残りのRATに対するPLMN探索を実施することができる。たとえば、モバイル通信デバイスは、除外リスト310内に見出された周波数(たとえば、WCDMA1、LTE1、およびLTE2の周波数帯域)を除外して、GSM(登録商標) RATに対するPLMN探索を最初に実施することができる。モバイル通信デバイスは、見出されたいずれかのGSM(登録商標)周波数帯域をWCDMA(登録商標) RATの除外リスト312に追加することができる。モバイル通信デバイスは、次いで、除外リスト312内に見出された周波数(たとえば、±2.5MHzのバッファ値とともに、いずれかの特定されたGSM(登録商標)周波数帯域、ならびにLTE1およびLTE2の周波数帯域)を除外して、WCDMA(登録商標) RATに対するPLMN探索を実施することができる。モバイル通信デバイスは、LTE RATに対するPLMN探索を実施しなくてよいが、これは近接セルリスト406がすべてのLTE周波数帯域をすでに含んでいるためである。
モバイル通信デバイスが複数のRATにキャンプオンしている場合、各キャンプしたRATからの近接セルリストを使用して、除外リスト310、312、および314を更新することができる。たとえば、モバイル通信デバイスがGSM(登録商標) RATとLTE RATの両方にキャンプオンしている場合、近接セルリスト402と406の両方を使用して、除外リスト310、312、および314を更新することができる。モバイル通信デバイスは、除外リストを更新する前に、別個の近接セルリストから統合された近接セルリストを作成することができる。
図5は、様々な実施形態による、モバイル通信デバイス上の複数のRAT(たとえば、LTE、WCDMA(登録商標)、およびGSM(登録商標))に対するPLMN探索を実施するための方法500を示す。図1〜図5を参照すると、方法500は、1つまたは複数のSIM/加入をサポートするモバイル通信デバイス(モバイル通信デバイス110、120、200など)のプロセッサ(たとえば、汎用プロセッサ206、ベースバンドモデムプロセッサ216、別個のコントローラ、および/またはその他)を用いて実装されてよい。
ブロック502で、デバイスプロセッサは、複数のRATに関する周波数空間をプロファイリングすることができる。モバイル通信デバイスは、周波数空間内で連続的狭周波数帯域(たとえば、1MHz帯域)の走査を実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、モバイル通信デバイスは、同じRF同調サイクルの間にいくつかの狭帯域を走査することが可能であり得、これはプロファイリングのための時間量を短縮し得る。いくつかの実施形態では、モバイル通信デバイスは、周波数空間を並行してプロファイリングすることができる。各狭帯域走査について、デバイスプロセッサは受信信号強度値を取得することができる。デバイスプロセッサは、狭帯域周波数走査から複数のRATのうちの1つによって利用され得る周波数帯域を特定することができる。たとえば、デバイスプロセッサが(たとえば、受信信号強度をしきい値と比較することによって)高い受信信号強度を有する連続的狭帯域を検出した場合、それはRATによって利用される周波数帯域の存在を示し得る。
ブロック504で、デバイスプロセッサは、プロファイリングにおいて特定された各周波数帯域を利用するRATを複数のRATの優先順序で決定することができる。優先順序は、複数のRAT内の各RATの周波数帯域幅のサイズに基づき得る。いくつかの実施形態では、RATは、最大周波数帯域幅から最小周波数帯域幅に順序付けられ得る。デバイスプロセッサは、最大周波数帯域幅を有するRATを最初に選択し、特定された周波数帯域と選択されたRATとのマッチを試みることができる。たとえば、WCDMA(登録商標)周波数帯域は5MHzに及んでよく、LTE周波数帯域は10MHzに及んでよい。デバイスプロセッサは、LTE RATを最初に選択し、次いで、少なくとも10MHzに及ぶいずれかの特定された周波数帯域(たとえば、受信信号強度がしきい値を超える10個の連続的1MHz狭帯域)が存在するかどうかを決定することができる。デバイスプロセッサは、次いで、(たとえば、それらの帯域内で受信された信号を復号することによって)それらの周波数帯域がLTE信号を実際に搬送するかどうかを検証することができる。
デバイスプロセッサは、次いで、次の最大周波数帯域、およびLTE信号を搬送することが検証されていない残りの特定された周波数帯域を有するRATに対して同じことを行うことができる。たとえば、デバイスプロセッサは、WCDMA(登録商標) RATを選択し、少なくとも5MHzに及ぶいずれかの特定された周波数帯域(たとえば、受信信号強度がしきい値を超える5個の連続的1MHz狭帯域)が存在するかどうかを決定することができる。デバイスプロセッサは、次いで、(たとえば、それらの帯域内で受信された信号を復号することによって)それらの周波数帯域がWCDMA(登録商標)信号を実際に搬送するかどうかを検証することができる。各特定された周波数帯域を利用するRATを優先順序に従って決定することについては、方法600(図6)を参照してさらに論じる。
ブロック506で、デバイスプロセッサは、複数のRAT内の各RATに関して、そのRATによって利用される特定された周波数帯域を複数のRAT内の各他のRATに関連する除外リストに追加することができる。たとえば、デバイスプロセッサがプロファイリングの間にLTE周波数帯域およびWCDMA(登録商標)周波数帯域を特定した場合、LTE周波数帯域はWCDMA(登録商標) RATおよびGSM(登録商標) RATの除外リストに追加され得る。同様に、WCDMA(登録商標)周波数帯域は、LTE RATおよびGSM(登録商標) RATの除外リストに追加され得る。除外リストを利用して、PLMN探索を実施するときに除外され得る周波数帯域を決定することができるが、これは、異なるRATは所与の地理的エリア内で重複する周波数帯域を利用することができないためである。
ブロック508で、デバイスプロセッサは、ネットワークから取得された近接セルリストからの情報を複数のRATに関する除外リストに追加することができる。モバイル通信デバイスは、1つまたは複数のRATを通して1つまたは複数のネットワーク基地局にキャンプオンすることができ、各ネットワーク基地局は、SIBをモバイル通信デバイスに時々送ることができる。SIBは、同じネットワーク上でRATによって利用される周波数帯域を含む近接セルリストを含む。この情報は、複数のRAT内の他のRATの除外リストに追加され得る。ブロック508で、近接セルリストからの情報の追加に関連する動作については、方法700(図7)を参照してさらに論じる。
ブロック510で、デバイスプロセッサは、各RATに関連する除外リストを利用して複数のRATに対するPLMN探索を実施することができる。いくつかの実施形態では、PLMN探索は無順序であってもよい。他の実施形態では、PLMN探索は、各RATに関する周波数帯域幅のサイズに基づいて順序付けられ得る。たとえば、PLMN探索に関して最小周波数帯域幅を有するRATを最初に選択することができ、次いで、次の最小周波数帯域幅を有するRATを次に探索することができる、等々である。たとえば、0.2MHz幅のGSM(登録商標) RATを最初に探索し、その後に、5MHz幅のWCDMA(登録商標) RAT、次いで10MHz LTE RATが続くことができる。特定のRATに対するPLMN探索が実施されるとき、RATに関連する除外リスト内に記載される周波数帯域は探索から除外され得るが、これは他のRATがそれらの周波数帯域を利用しているためである。PLMN探索の間、選択されたRATによって利用されるいずれかの追加の周波数帯域を未探索のRATの除外リストに追加することができる。PLMN探索の実施については、方法800(図8)を参照してさらに論じる。このようにして、方法500は、RAT周波数帯域と特定された周波数帯域との間で並行プロファイリングおよび優先順序付けされたマッチングを利用することによって、複数のRATに対するPLMN探索を実施する効率的な方法を提供する。
図6は、様々な実施形態による、モバイル通信デバイスによる周波数空間のプロファイリングを通して特定された周波数帯域を利用するRATを複数のRATの優先順序に従って決定するための方法600を示す。図1〜図6を参照すると、方法600は、1つまたは複数のSIM/加入をサポートするモバイル通信デバイス(モバイル通信デバイス110、120、および200など)のプロセッサ(たとえば、汎用プロセッサ206、ベースバンドモデムプロセッサ216、別個のコントローラ、および/またはその他)を用いて実装されてよい。
方法600は、ブロック504で、デバイスプロセッサが各特定された周波数帯域を利用するRATを複数のRATの優先順序に従って決定するときに実行され得る。ブロック502で複数のRATに関する周波数空間をプロファイリングした後で、デバイスプロセッサは、ブロック602で、複数のRAT内の前に選択されなかったRATを優先順序に従って選択することができる。優先順序は、複数のRAT内の各RATに関する周波数帯域幅のサイズに基づき得る。たとえば、最大周波数帯域幅を有するRATを最初に順序付け、その後に、次の最大周波数帯域幅が続く、等々であり得る。いくつかの実施形態では、優先順序は広帯域RAT(たとえば、LTE、WCDMA(登録商標))のみを含み、狭帯域RAT(たとえば、GSM(登録商標))を含まなくてよい。
ブロック604で、デバイスプロセッサは、プロファイリングにおいて特定された周波数帯域のうちのいずれかが選択されたRATに対する信号を搬送するかどうかを検証することができる。たとえば、デバイスプロセッサは、特定された周波数帯域が選択されたRATに関する周波数帯域幅と少なくとも同じくらい大きいかどうかを決定することができる。そうである場合、デバイスプロセッサは、周波数帯域内で受信された信号を復号して、信号が選択されたRATに対応するかどうかを決定することができる。
選択されたRATがいずれかの特定された周波数帯域を利用するかどうかを検証した後で、デバイスプロセッサは、決定ブロック606で、すべてのRATが優先順序で選択されているかどうかを決定することができる。デバイスプロセッサがすべてのRATが優先順序で選択されていないと決定した場合(すなわち、決定ブロック606=「No」)、デバイスプロセッサは、ブロック602で、別の前に選択されなかったRATを優先順序に従って選択することができ、次いで、RATが残りの特定された周波数帯域のうちのいずれかを利用するかどうかを検証する。デバイスプロセッサがすべてのRATが優先順序で選択されていると決定した場合(すなわち、決定ブロック606=「Yes」)、デバイスプロセッサは、ブロック506で、各RATによって利用される特定された周波数帯域を複数のRAT内の他のRATの除外リストに追加することができる。このようにして、方法600は、周波数空間のプロファイリングを通して特定されたどのRATが周波数帯域を利用するかを決定するための優先順序付けを実装する。
図7は、様々な実施形態による、ネットワークから取得された近接セルリストからの情報をモバイル通信デバイスによって利用される複数のRATに関する除外リストに追加するための方法700を示す。図1〜図7を参照すると、方法700は、方法500のブロック508において実行され得る動作を含み、1つまたは複数のSIM/加入をサポートするモバイル通信デバイス(モバイル通信デバイス110、120、200など)のプロセッサ(たとえば、汎用プロセッサ206、ベースバンドモデムプロセッサ216、別個のコントローラ、および/またはその他)を用いて実装されてよい。
ブロック506で、各RATによって利用される特定された周波数帯域を他のRATに関する除外リストに追加した後で、デバイスプロセッサは、決定ブロック702で、モバイル通信デバイスが1つまたは複数のRATにキャンプオンしているかどうか(すなわち、モバイル通信デバイスが特定のRATを使用して1つまたは複数のネットワーク基地局に接続されているかどうか)を決定することができる。
モバイル通信デバイスがいずれのRATにもキャンプオンしていないとの決定(すなわち、決定ブロック702=「No」)に応じて、デバイスプロセッサは、ブロック510で、除外リストを利用した複数のRATに対するPLMN探索の実施に進むことができる。言い換えれば、モバイル通信デバイスがいずれのネットワークサービスにも接続されていない場合、いずれの近接セルリストも取得することはできず、したがって、モバイル通信デバイスはPLMN探索を続ける。
モバイル通信デバイスが1つまたは複数のRATにキャンプオンしているとの決定(すなわち、決定ブロック702=「Yes」)に応じて、デバイスプロセッサは、ブロック704で、各キャンプされたRATの近接セルリストを取得することができる。ネットワーク基地局は、SIBをモバイル通信デバイスに時々送ることができる。デバイスプロセッサは、SIBを復号して、各キャンプされたRATに関する近接セルリストを取得することができる。
決定ブロック706で、デバイスプロセッサは、近接セルリスト内にいずれかの近接セルが存在するかどうか(すなわち、近接セルリストが空であるかどうか)を決定することができる。近接セルリスト内に何の近接セルも存在しないとの決定(すなわち、決定ブロック706=「No」)に応じて、デバイスプロセッサは、説明した方法500のブロック510で、除外リストを利用して複数のRATに対するPLMN探索を実施することができる。言い換えれば、近接セルリストが空である場合、除外リストに追加され得る追加の情報は存在せず、したがって、デバイスプロセッサはPLMN探索に進む。
近接セルリスト内に近接セルが存在するとの決定(すなわち、決定ブロック706=「Yes」)に応じて、デバイスプロセッサは、ブロック708で、近接セルリスト内の近接セルの有効性を検査することができる。たとえば、デバイスプロセッサは、ネットワーク基地局がそれらの周波数上で送信していることを検証するために、近接セルに関する周波数帯域上の信号の読取りおよび復号を試みることができる。
ブロック710で、デバイスプロセッサは、近接セルリスト内の近接セルの周波数帯域で他のRATの除外リストを更新することができる。たとえば、モバイル通信デバイスがLTE RAT上のネットワークにキャンプする場合、近接セルリストはLTE近接セルに関する周波数帯域を含む。これらの周波数帯域は、他のRAT(たとえば、WCDMA(登録商標)、GSM(登録商標))の除外リストに追加され得る。デバイスプロセッサは、次いで、説明したように方法500のブロック510で除外リストを利用して複数のRATに対するPLMN探索を実施することができる。このようにして、方法700は、モバイル通信デバイスが、近接セルデバイスからの情報で除外リストを更新することを可能にする。
図8は、様々な実施形態による、除外リストを利用して、モバイル通信デバイス上の複数のRATに対するPLMN探索を実施するための方法800を示す。図1〜図8を参照すると、方法800は、1つまたは複数のSIM/加入をサポートするモバイル通信デバイス(モバイル通信デバイス110、120、200など)のプロセッサ(たとえば、汎用プロセッサ206、ベースバンドモデムプロセッサ216、別個のコントローラ、および/またはその他)を用いて実装されてよい。
方法800は、ブロック510で、デバイスプロセッサがPLMN探索を実施するときに実行され得る。ブロック508で、近接セルリストからの情報を除外リストに追加した後で、デバイスプロセッサは、ブロック802で、複数のRATからまだ探索されていないRATを選択することができる。この選択は、無順序であってよく、または順序付け(たとえば、各RATの最小周波数帯域幅から最大周波数帯域幅、またはその逆)に基づいてもよい。たとえば、複数のRATが0.2MHz帯域幅を利用するGSM(登録商標) RAT、5MHz帯域幅を利用するWCDMA(登録商標) RAT、および10MHz帯域幅を利用するLTE RATを含む場合、デバイスプロセッサはGSM(登録商標) RATを最初に選択することができる。
ブロック804で、デバイスプロセッサは、その関連する除外リストを利用して、周波数空間上で選択されたRATに対するPLMN探索を実施することができる。除外リストは、他のRATによって使用されている周波数帯域を含む。異なるRATは所与の地理的エリア内で同じ周波数を利用することはできず、したがって、すでに使用された周波数を除外することは、PLMN探索を完了するための時間を短縮する。除外リストは、ブロック502、504、および506で周波数空間のプロファイリング、およびブロック508で近接セルリストから取得された追加の情報を通して作成され得る。
ブロック806で、デバイスプロセッサは、現在選択されているRATに対するPLMN探索に基づいて、未探索のRATに関する除外リストを更新することができる。選択されたRATによって使用される周波数帯域がPLMN探索の間に特定された場合、それらの周波数帯域は未探索のRATに関する除外リストに追加され、その結果、未探索のRATが探索されるとき、選択されたRATによって使用される周波数帯域は探索から除外され得る。
決定ブロック808で、デバイスプロセッサは、すべてのRATに対するPLMN探索が実施されているかどうかを決定することができる。すべてのRATに対するPLMN探索が実施されていないとの決定(すなわち、決定ブロック808=「No」)に応じて、デバイスプロセッサは、ブロック802で、まだ探索されていない別のRATを複数のRATから選択することができる。すべてのRATに対するPLMN探索が実施されているとの決定(すなわち、決定ブロック808=「Yes」)に応じて、デバイスプロセッサは、ブロック810で、PLMN探索プロセスを完了することができる。このようにして、方法800は、除外リストを利用して優先順序付けされたPLMN探索を開始するための方法を提供する。
様々な実施形態は、様々な通信デバイスのいずれにおいても実装され得、その通信デバイスの一例(たとえば、マルチSIMモバイル通信デバイス900)が、図9に示されている。図1〜図9を参照すると、マルチSIMモバイル通信デバイス900は、説明したモバイル通信デバイス110、120、200と同様であってよい。したがって、マルチSIMモバイル通信デバイス900は、様々な実施形態に従って、方法500、600、700、および800を実装することができる。
マルチSIMモバイル通信デバイス900は、タッチスクリーンコントローラ904と内部メモリ906とに結合されたプロセッサ902を含むことができる。プロセッサ902は、全般的な処理タスクまたは特定の処理タスクのために指定された1つまたは複数のマルチコア集積回路とされ得る。内部メモリ906は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリとされ得、セキュアメモリおよび/もしくは暗号化されたメモリ、またはアンセキュアメモリおよび/もしくは暗号化されていないメモリ、あるいはその任意の組合せともされ得る。タッチスクリーンコントローラ904およびプロセッサ902は、抵抗感知タッチスクリーン、静電容量感知タッチスクリーン、赤外線感知タッチスクリーンなどのタッチスクリーンパネル912にも結合され得る。加えて、マルチSIMモバイル通信デバイス900のディスプレイは、タッチスクリーン機能を有する必要はない。
マルチSIMモバイル通信デバイス900は、プロセッサ902と1つまたは複数のアンテナ910とに結合され、セルラー通信を送受信するように構成された、1つまたは複数のセルラーネットワーク送受信機908を有することができる。1つまたは複数の送受信機908および1つまたは複数のアンテナ910は、様々な実施形態方法を実装するために本明細書で記述した回路とともに使用されてよい。マルチSIMモバイル通信デバイス900は、1つまたは複数の送受信機908および/またはプロセッサ902に結合され、かつ本明細書で説明したように構成される場合のある、1つまたは複数のSIMカード916を含むことができる。
マルチSIMモバイル通信デバイス900はまた、オーディオ出力を提供するためのスピーカ914を含むことができる。マルチSIMモバイル通信デバイス900はまた、本明細書で論じた構成要素のすべてまたはいくつかを収容するための、プラスチック、金属、または材料の組合せで構築された筐体920を含むことができる。マルチSIMモバイル通信デバイス900は、使い捨てのまたは充電式の電池など、プロセッサ902に結合された電源922を含むことができる。充電式電池はまた、マルチSIMモバイル通信デバイス900外部のソースから充電電流を受信するために、周辺デバイス接続ポートに結合されてよい。マルチSIMモバイル通信デバイス900はまた、ユーザ入力を受信するための物理的ボタン924を含むことができる。マルチSIMモバイル通信デバイス900はまた、マルチSIMモバイル通信デバイス900をオンおよびオフにするための電源ボタン926を含むことができる。
示し説明した様々な実施形態は、特許請求の範囲の様々な特徴を示すための単なる例として提供された。しかしながら、いずれかの所与の実施形態に関して示し説明した特徴は、関連する実施形態に必ずしも限定されるとは限らず、示し説明した他の実施形態とともに使用されてよく、またはそれらと組み合わされてもよい。さらに、特許請求の範囲は、いずれかの1つの例示的な実施形態に限定されることが意図されない。
上記の方法の説明およびプロセス流れ図は、単に説明のための例として提供され、様々な実施形態の動作が提示された順序で実行されなければならないことを要求または暗示するものではない。当業者によって諒解されるように、上記の実施形態における動作の順序は、任意の順序で実行されてもよい。「その後」、「次いで」、「次に」などの単語は、動作の順序を限定するものではなく、これらの単語は単に、方法の説明を通して読者を導くために使用される。さらに、たとえば、冠詞「a」、「an」、または「the」を使用する単数形でのクレーム要素へのいかなる参照も、要素を単数形に限定するものとして解釈すべきではない。
本明細書で開示した実施形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム動作は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装されてもよい。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、および動作について、概してそれらの機能の観点から本明細書で説明した。そのような機能が、ハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるのかは、具体的な適用例と、システム全体に課される設計制約とによって決まる。当業者は、説明した機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実装してもよいが、そのような実装の決定は、本実施形態の範囲からの逸脱を生じさせるものとして解釈されるべきではない。
本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装されてもよい。代替的に、いくつかの動作または方法は、所与の機能に固有の回路機構によって実行され得る。
1つまたは複数の例示的な態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装されてよい。ソフトウェアで実装される場合、機能は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体または非一時的プロセッサ可読記憶媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして記憶されてもよい。本明細書で開示した方法またはアルゴリズムの動作は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体上または非一時的プロセッサ可読記憶媒体上に常駐し得るプロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールの中で具現化され得る。非一時的コンピュータ可読記憶媒体または非一時的プロセッサ可読記憶媒体は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされ得る任意の記憶媒体であってよい。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読記憶媒体または非一時的プロセッサ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、FLASHメモリ、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得るとともに、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含み得る。本明細書において使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。記憶媒体の組合せも、非一時的コンピュータ可読媒体および非一時的プロセッサ可読媒体の範囲に含まれる。さらに、方法またはアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品内に組み込まれ得る、非一時的プロセッサ可読記憶媒体および/または非一時的コンピュータ可読記憶媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せもしくはセットとして存在することができる。
開示した実施形態の前述の説明は、いかなる当業者も本実施形態を作成または使用することができるように提供される。これらの実施形態に対する様々な修正が当業者にはすぐに明らかであろうし、本明細書で定義される一般原理は、記載された説明の趣旨または範囲を逸脱することなくいくつかの実施形態に適用されることが可能である。したがって、本開示は、本明細書で示される実施形態に限定されるものとはせず、後続の特許請求の範囲と、本明細書で開示される原理および新規な特徴とに一致する最も広い範囲を与えられることになる。
100 通信システム
102 第1のモバイルネットワーク
104 第2のモバイルネットワーク
110 第1のモバイル通信デバイス、モバイル通信デバイス
120 第2のモバイル通信デバイス、モバイル通信デバイス
130 第1の基地局
132 セルラー接続
134 ワイヤード接続
140 第2の基地局
142 セルラー接続
144 ワイヤード接続
150 周辺デバイス
152 ワイヤレス接続
160 ワイヤレスアクセスポイント
162 ワイヤレス接続
164 インターネット
166 ワイヤード接続
200 マルチSIMモバイル通信デバイス
202a 第1のSIMインターフェース
202b 第2のSIMインターフェース
204a 第1の識別モジュールSIM-1
204b 第2の識別モジュールSIM-2
206 汎用プロセッサ
208 コーダ/デコーダ(コーデック)
210 スピーカ
212 マイクロフォン
214 メモリ
216 ベースバンドモデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ
218 RFリソース
219 RFリソース
220 ワイヤレスアンテナ
221 ワイヤレスアンテナ
224 キーパッド
226 タッチスクリーンディスプレイ
250 システムオンチップ
300 図
302 周波数空間
304a 周波数帯域、WCDMA1周波数帯域
304b 第2のWCDMA(登録商標)周波数帯域、WCDMA2周波数帯域
306a 周波数帯域、LTE1周波数帯域
306b 第2のLTE周波数帯域
308a GSM(登録商標)周波数帯域
308b GSM(登録商標)周波数帯域
310 除外リスト
312 除外リスト
314 除外リスト
320 図
340 図
360 図
400 図
402 近接セルリスト
404 近接セルリスト
406 近接セルリスト
420 図
440 図
500 方法
600 方法
700 方法
800 方法
900 マルチSIMモバイル通信デバイス
902 プロセッサ
904 タッチスクリーンコントローラ
906 内部メモリ
908 セルラーネットワーク送受信機
910 アンテナ
912 タッチスクリーンパネル
914 スピーカ
916 SIMカード
920 筐体
922 電源
924 物理的ボタン
926 電源ボタン

Claims (9)

  1. モバイル通信デバイス上で複数の無線アクセス技術(RAT)に対するパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)探索を実施するための方法であって、
    前記複数のRATよって利用され得る1つまたは複数の周波数帯域を特定するために周波数空間をプロファイリングするステップであって、
    前記周波数空間内の複数の狭周波数帯域に関する受信信号強度値を取得するステップと、
    前記1つまたは複数の周波数帯域を特定するステップであって、前記各特定された周波数帯域が、受信信号強度値がしきい値を超える複数の連続的狭周波数帯域を含む、特定するステップとを含む、プロファイリングするステップと
    前記プロファイリングするステップにて特定された各周波数帯域を利用するRATを前記複数のRATの優先順序に従って決定するステップであって、
    前記複数のRAT内のRATを前記優先順序に従って選択するステップであって、前記優先順序が前記複数のRATの各RATの周波数帯域幅のサイズに基づく、選択するステップと、
    前記特定された周波数帯域の各々が前記選択されたRATに対する信号を搬送するかどうかを検証するステップと、を含む、決定するステップと、
    前記複数のRAT内の各RATに関して、各RATによって利用される前記特定された周波数帯域を前記複数のRAT内の他のRATに関連する除外リストに追加するステップと、
    各RATに関連する前記除外リストを利用して、前記複数のRAT内の各RATに対する前記PLMN探索を実施するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記各狭周波数帯域が1MHzに及ぶ、請求項1に記載の方法。
  3. 近接セルリストからの情報を前記複数のRAT内の各RATに関連する前記除外リストに追加するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 近接セルリストからの情報を前記複数のRAT内の各RATに関連する前記除外リストに前記追加するステップが、
    前記モバイル通信デバイスが前記複数のRAT内の第1のRATにキャンプオンしているかどうかを決定するステップと、
    前記モバイル通信デバイスが前記第1のRATにキャンプオンしているとの決定に応じて、前記第1のRATに関する近接セルリストを取得するステップと、
    前記近接セルリスト内の各近接セルの有効性を検査するステップと、
    前記近接セルリスト内の各有効近接セルを、前記第1のRATを除外して、前記複数のRAT内の各RATに関連する前記除外リストに追加するステップと
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 各RATに関連する前記除外リストを利用して、前記複数のRAT内の各RATに対して前記PLMN探索を前記実施するステップが、
    前記複数のRATから第1のRATを選択するステップと、
    前記第1のRATに対する前記PLMN探索を実施するステップであって、前記PLMN探索が、前記第1のRATに関連する前記除外リスト内に記載された周波数を除外する、実施するステップと、
    前記第1のRATに対する前記PLMN探索に基づいて、前記第1のRATを除外して、前記複数のRAT内の各RATの前記除外リストを更新するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のRATに対する前記PLMN探索に基づいて、前記第1のRATを除外して、前記複数のRAT内の各RATの前記除外リストを前記更新するステップが、
    前記PLMN探索の間に前記第1のRATによって利用される第1の周波数帯域を特定するステップと、
    前記第1の周波数帯域を、前記第1のRATを除外して、前記複数のRAT内の各RATの前記除外リストに追加するステップと
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. モバイル通信デバイスのプロセッサに、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法を実施するための動作を実行させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  8. モバイル通信デバイスであって、
    複数の無線アクセス技術(RAT)よって利用され得る1つまたは複数の周波数帯域を特定するために周波数空間をプロファイリングするための手段とであって、
    前記周波数空間内の複数の狭周波数帯域に関する受信信号強度値を取得する手段と、
    前記1つまたは複数の周波数帯域を特定する手段であって、前記各特定された周波数帯域が、受信信号強度値がしきい値を超える複数の連続的狭周波数帯域を含む、特定する手段を備える、プロファイリングする手段と
    前記プロファイリングする手段にて特定された各周波数帯域を利用するRATを前記複数のRATの優先順序に従って決定するための手段であって、
    前記複数のRAT内のRATを前記優先順序に従って選択する手段であって、前記優先順序が前記複数のRATの各RATの周波数帯域幅のサイズに基づく、選択する手段と、
    前記特定された周波数帯域の各々が前記選択されたRATに対する信号を搬送するかどうかを検証する手段と、を備える、決定する手段と、
    前記複数のRAT内の各RATに関して、各RATによって利用される前記特定された周波数帯域を前記複数のRAT内の他のRATに関連する除外リストに追加するための手段と、
    各RATに関連する前記除外リストを利用して、前記複数のRAT内の各RATに対するパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)探索を実施するための手段と
    を備える、モバイル通信デバイス。
  9. 数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように構成された無線周波数(RF)リソース
    前記RFリソースに結合され、
    前記複数のRATによって利用され得る1つまたは複数の周波数帯域を特定するために周波数空間をプロファイリングするステップであって、
    前記周波数空間内の複数の狭周波数帯域に関する受信信号強度値を取得するステップと、
    前記1つまたは複数の周波数帯域を特定するステップであって、前記各特定された周波数帯域が、受信信号強度値がしきい値を超える複数の連続的狭周波数帯域を含む、特定するステップとを含む、プロファイリングするステップと、
    前記プロファイリングするステップにて特定された各周波数帯域を利用するRATを前記複数のRATの優先順序に従って決定するステップであって、
    前記複数のRAT内のRATを前記優先順序に従って選択するステップであって、前記優先順序が前記複数のRATの各RATの周波数帯域幅のサイズに基づく、選択するステップと、
    前記特定された周波数帯域の各々が前記選択されたRATに対する信号を搬送するかどうかを検証するステップと、を含む、決定するステップと、
    前記複数のRAT内の各RATに関して、各RATによって利用される前記特定された周波数帯域を前記複数のRAT内の他のRATに関連する除外リストに追加するステップと、
    各RATに関連する前記除外リストを利用して、前記複数のRAT内の各RATに対するパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)探索を実施するステップと
    を行うためのプロセッサ実行可能命令を備えたプロセッサと、
    を備える、モバイル通信デバイス。
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