JP6822647B2 - 電力供給装置、回路基板及び電池保存方法 - Google Patents

電力供給装置、回路基板及び電池保存方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力供給装置、回路基板及び電池保存方法に関する。
アミューズメント用途の機器で使用されるモジュールでは、回路素子や電池が回路基板に直接実装されている場合が多い。
特許文献1には、関連する技術として、電池を搭載したメモリバックアップ用の回路基板に関する技術が開示されている。特許文献1に記載されている回路基板は、コネクタを介してメモリバックアップを実現する回路基板であり、搭載される電池は充電可能である。
実開平04−054099号公報
回路素子や電池が回路基板に直接実装されるモジュールでは、回路素子や電池が回路基板に実装された時点で回路素子を介してモジュールの負荷に電流が流れ、モジュールの検査が行われる前に電池の消耗が開始されてしまう。特に、負荷が抵抗性の素子を含む場合には、負荷に電流が流れ続け、電池の消耗が激しくなる。
そこで、電池と負荷との間に機械スイッチを設けて電池から負荷への電力の経路を開状態と閉状態に切り替えることが考えられる。
しかしながら、アミューズメント用途などの機器で使用されるモジュールでは使用できる部品に制約があり、機械スイッチやコネクタなどの部品の使用ができない場合がある。また、信頼性を担保する見地から、機械スイッチやコネクタをできるだけ使用しない方が望ましい。
特許文献1に記載された回路基板と同様に電池として充電可能な電池を用いることも考えられる。しかしながら、この場合にも充電を行うためにはコネクタが必要であり、コネクタを使用できない場合がある。
そのため、電子部品や電源が回路基板に直接実装されアミューズメント用途で使用されるモジュールにおいて、電池の消耗を防ぐことのできる技術が求められていた。
本発明は、上記の課題を解決することのできる電力供給装置、回路基板及び電池保存方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、外部に電力を供給する電源と前記電源から電力を受ける負荷との間に設けられ所定の端子に印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わるスイッチング素子と、サイリスタ、第1端子が前記サイリスタのカソードに接続される第1抵抗、第1端子が前記カソードに接続されるトランジスタ、及び、第1端子が前記トランジスタの第2端子に接続される第2抵抗を有し、前記サイリスタのアノードが前記電源の第1端子に接続され、前記第1抵抗の第2端子が前記電源の第2端子に接続され、前記トランジスタの第3端子が前記電源の第2端子に接続され、前記第2抵抗の第2端子が前記電源の第1端子に接続され、前記トランジスタの第2端子が前記所定の端子に接続され、前記所定の端子に印加される電圧に基づいて前記スイッチング素子を開状態に維持する電圧保持部と、を備える電力供給装置である。
また、本発明は、上記の電力供給装置と、前記電源と、を備える回路基板である。
また、本発明は、外部に電力を供給する電源と前記電源から電力を受ける負荷との間に設けられ所定の端に印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わるスイッチング素子と、サイリスタ、第1端子が前記サイリスタのカソードに接続される第1抵抗、第1端子が前記カソードに接続されるトランジスタ、及び、第1端子が前記トランジスタの第2端子に接続される第2抵抗を有し、前記サイリスタのアノードが前記電源の第1端子に接続され、前記第1抵抗の第2端子が前記電源の第2端子に接続され、前記トランジスタの第3端子が前記電源の第2端子に接続され、前記第2抵抗の第2端子が前記電源の第1端子に接続され、前記トランジスタの第2端子が前記所定の端子に接続される電圧保持部と、を備える電力供給装置による電池保存方法であって、前記所定の端子における電圧に基づいて前記スイッチング素子を開状態に維持する、電池保存方法である。


本発明によれば、電子部品や電源が回路基板に直接実装されアミューズメント用途で使用されるモジュールにおいて、電池の消耗を防ぐことができる。
本発明の第一の実施形態による電力供給装置の最小構成を示す図である。 本発明の第二の実施形態による電力供給装置の構成を示す図である。 本発明の第二の実施形態における回路基板上の実装例を示す図である。 本発明の第二の実施形態による回路基板の切断を説明するための図である。 本発明の第二の実施形態による電力供給装置の真理値表を示す図である。 本発明の第三の実施形態による電力供給装置の構成を示す図である。 本発明の第三の実施形態による電力供給装置の真理値表を示す図である。 本発明の第四の実施形態による電力供給装置の構成を示す図である。 本発明の第四の実施形態による電力供給装置の真理値表を示す図である。 本発明の第五の実施形態による電力供給装置の構成を示す図である。 本発明の第五の実施形態による電力供給装置の真理値表を示す図である。 本発明の第六の実施形態による電力供給装置の構成を示す図である。 本発明の第六の実施形態による電力供給装置の真理値表を示す第1の図である。 本発明の第六の実施形態による電力供給装置の真理値表を示す第2の図である。 本発明の第七の実施形態による電力供給装置の構成を示す図である。 本発明の第七の実施形態による電力供給装置の真理値表を示す第1の図である。 本発明の第七の実施形態による電力供給装置の真理値表を示す第2の図である。
<第一の実施形態>
本発明の第一の実施形態による電力供給装置について説明する。
本発明の第一の実施形態による電力供給装置は、本発明の最小構成の電力供給装置である。
本発明の第一の実施形態による電力供給装置1は、図1に示すように、少なくとも、電源10と、スイッチング素子20と、電圧保持部30と、を備える。
電源10は、外部に電力を供給する。
スイッチング素子20は、電源10と図示されていない負荷との間に設けられる。スイッチング素子20は、ゲートを備える。スイッチング素子20は、ゲートに印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わる。
電圧保持部30は、スイッチング素子20を開状態に維持する。
このようにすれば、電力供給装置1は、電子部品や電源が回路基板に直接実装されアミューズメント用途で使用されるモジュールにおいて、電池の消耗を防ぐことができる。
<第二の実施形態>
本発明の第二の実施形態による電力供給装置について説明する。
本発明の第二の実施形態による電力供給装置1は、図2に示すように、電源10と、スイッチング素子20と、電圧保持部30と、を備える。
なお、図2には、負荷40が示されている。
電源10は、例えば、電池である。
スイッチング素子20は、例えば、図2に示すpMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。
電圧保持部30は、抵抗301を備える。
電源10、スイッチング素子20、電圧保持部30、負荷40のそれぞれは、図3に示すように、回路基板50上に実装される。
電源10の高電圧側の端子a1は、回路基板50におけるパターン配線(以下、「パターン配線」と記載)を介して、スイッチング素子20のソース、スイッチング素子20のゲート(所定の端子)、抵抗301の端子c1のそれぞれに接続される。
電源10の低電圧側の端子b1は、パターン配線を介して、抵抗301の端子d1、負荷40の端子e1のそれぞれに接続される。
スイッチング素子20のドレインは、パターン配線を介して、負荷40の端子f1に接続される。
なお、端子b1、端子d1、端子e1のそれぞれは、図示されていないグラウンドパターン配線を介して接続されている。
スイッチング素子20のソース、スイッチング素子のゲート、抵抗301の端子c1のそれぞれには、電源10によってHigh状態を示す同一の電圧が印加される。
スイッチング素子20は、ソースとゲートのそれぞれに同一の電圧が印加されると、開状態となり、負荷40に電流をほとんど流さない。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、Low状態を示す電圧となる。
なお、このとき、電力供給装置1において流れる全電流の大部分は、電源10によって印加された電圧により抵抗301が流す電流である。
ここで、図2に示す電力供給装置1において、電源10の端子a1と抵抗301の端子c1とを接続しているパターン配線A1(第1配線、図2におけるA−A’間のパターン配線)が切断される。
例えば、パターン配線A1の切断は、図3で示す回路基板50のように、A−A’間にミシン目(スリット)の加工を施し、ミシン目に沿って回路基板50を切断することにより実現される。このとき、図3で示す回路基板50は、回路基板50aと回路基板50bのそれぞれに分離される。
なお、パターン配線A1の切断を行うために施される回路基板50の加工は、ミシン目の加工のほか、図4に示すVカットラインなどの回路基板の一部を切断するための加工であってもよい。
パターン配線A1が切断された場合、スイッチング素子20のソースには、電源10によって、High状態を示す電圧が印加される。また、抵抗301の端子c1には電源10によるHigh状態を示す電圧が印加されなくなるため、抵抗301は、電流を流さない。そのため、抵抗301の端子c1、スイッチング素子20のゲートのそれぞれには、電源10によってLow状態を示す電圧が印加される。
スイッチング素子20のゲートがスイッチング素子20のソースよりも電圧が低くなり、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)の絶対値がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなる。
スイッチング素子20は、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)の絶対値がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなると、閉状態となり、負荷40に電流を流す。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、High状態を示す電圧となる。
なお、このとき、スイッチング素子20は、pMOSトランジスタの線形領域で動作する。
したがって、図5に示す真理値表のように、電圧保持部30は、パターン配線A1が切断される前には、スイッチング素子20のゲートをHigh状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがHigh状態を示す電圧である場合、開状態となる。その結果、スイッチング素子20には電流が流れず、負荷40には電力が供給されない。
また、図5に示す真理値表のように、電圧保持部30は、パターン配線A1が切断された後には、スイッチング素子20のゲートをLow状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがLow状態を示す電圧である場合、閉状態となる。その結果、電源10からスイッチング素子20を介して負荷40に電流が流れ、電源10から負荷40に電力が供給される。
以上、本発明の第二の実施形態による電力供給装置1において、電源10は、負荷40に電力を供給する。スイッチング素子20は、電源10と負荷40との間に設けられる。スイッチング素子20は、ゲート(所定の端子)を備える。スイッチング素子20は、ゲートに印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わる。電圧保持部30は、電源10と並列に接続され端子c1(一端)がゲートに接続されてスイッチング素子20を開状態に維持する抵抗301を備える。また、スイッチング素子20は、ゲートに接続される電源10と抵抗301との間のパターン配線A1(第1配線)が切断された場合に、開状態から閉状態へと切り替わる。
このようにすれば、電力供給装置1は、電子部品や電源が回路基板に直接実装されアミューズメント用途で使用されるモジュールにおいて、電池の消耗を防ぐことができる。
<第三の実施形態>
本発明の第三の実施形態による電力供給装置について説明する。
本発明の第三の実施形態による電力供給装置1は、図6に示すように、電源10と、スイッチング素子20と、電圧保持部30と、を備える。
なお、図6には、負荷40が示されている。
スイッチング素子20は、例えば、図6に示すnMOSトランジスタである。
電圧保持部30は、抵抗301を備える。
電源10、スイッチング素子20、電圧保持部30、負荷40のそれぞれは、回路基板50上に実装される。
電源10の高電圧側の端子a2は、パターン配線を介して、抵抗301の端子c2、負荷40の端子e2のそれぞれに接続される。
電源10の低電圧側の端子b2は、パターン配線を介して、スイッチング素子20のソース、スイッチング素子20のゲート(所定の端子)、抵抗301の端子d2のそれぞれに接続される。
スイッチング素子20のドレインは、パターン配線を介して、負荷40の端子f2に接続される。
スイッチング素子20のソース、スイッチング素子のゲート、抵抗301の端子d2のそれぞれには、電源10によってLow状態を示す同一の電圧が印加される。
スイッチング素子20は、ソースとゲートのそれぞれに同一の電圧が印加されると、開状態となり、負荷40に電流をほとんど流さない。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、High状態を示す電圧となる。
なお、このとき、電力供給装置1において流れる全電流の大部分は、電源10によって印加された電圧により抵抗301が流す電流である。
ここで、図6に示す電力供給装置1において、電源10の端子b2と抵抗301の端子d2とを接続しているパターン配線B1(第1配線、図6におけるB−B’間のパターン配線)が切断される。
パターン配線B1の切断は、回路基板50におけるB−B’間にミシン目の加工を施し、ミシン目に沿って回路基板50を切断することにより実現される。
パターン配線B1が切断された場合、スイッチング素子20のソースには、電源10によって、Low状態を示す電圧が印加される。また、抵抗301の端子d2には電源10によるLow状態を示す電圧が印加されなくなるため、抵抗301は、電流を流さない。そのため、抵抗301の端子d2、スイッチング素子20のゲートのそれぞれには、電源10によってHigh状態を示す電圧が印加される。
スイッチング素子20のゲートがスイッチング素子20のソースよりも電圧が高くなり、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなる。
スイッチング素子20は、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなると、閉状態となり、負荷40に電流を流す。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、Low状態を示す電圧となる。
なお、このとき、スイッチング素子20は、nMOSトランジスタの線形領域で動作する。
したがって、図7に示す真理値表のように、電圧保持部30は、パターン配線B1が切断される前には、スイッチング素子20のゲートをLow状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがLow状態を示す電圧である場合、開状態となる。その結果、スイッチング素子20には電流が流れず、負荷40には電力が供給されない。
また、図7に示す真理値表のように、電圧保持部30は、パターン配線B1が切断された後には、スイッチング素子20のゲートをHigh状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがHigh状態を示す電圧である場合、閉状態となる。その結果、電源10から負荷40に電流が流れ、電源10から負荷40に電力が供給される。
以上、本発明の第三の実施形態による電力供給装置1において、電源10は、負荷40に電力を供給する。スイッチング素子20は、電源10と負荷40との間に設けられる。スイッチング素子20は、ゲート(所定の端子)を備える。スイッチング素子20は、ゲートに印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わる。電圧保持部30は、電源10と並列に接続され端子d2(一端)がゲートに接続されてスイッチング素子20を開状態に維持する抵抗301を備える。また、スイッチング素子20は、ゲートに接続される電源10と抵抗301との間のパターン配線B1(第1配線)が切断された場合に、開状態から閉状態へと切り替わる。
このようにすれば、電力供給装置1は、電子部品や電源が回路基板に直接実装されアミューズメント用途で使用されるモジュールにおいて、電池の消耗を防ぐことができる。
<第四の実施形態>
本発明の第四の実施形態による電力供給装置について説明する。
本発明の第四の実施形態による電力供給装置1は、図8に示すように、電源10と、スイッチング素子20と、電圧保持部30と、を備える。
なお、図8には、負荷40が示されている。
電源10は、例えば、電池である。
スイッチング素子20は、例えば、図8に示すpMOSトランジスタである。
電圧保持部30は、抵抗301と、サイリスタ302と、抵抗303と、nMOSトランジスタ304と、を備える。
電源10、スイッチング素子20、電圧保持部30、負荷40のそれぞれは、回路基板50上に実装される。
電源10の高電圧側の端子a3は、パターン配線を介して、スイッチング素子20のソース、抵抗301の端子c3、サイリスタ302のアノードのそれぞれに接続される。
電源10の低電圧側の端子b3は、パターン配線を介して、抵抗303の端子e3、nMOSトランジスタ304のソース、負荷40の端子g3のそれぞれに接続される。
スイッチング素子20のゲートは、パターン配線を介して、抵抗301の端子d3、nMOSトランジスタ304のドレインのそれぞれに接続される。
スイッチング素子20のドレインは、パターン配線を介して、負荷40の端子h3に接続される。
サイリスタ302のカソードは、パターン配線を介して、抵抗303の端子f3、nMOSトランジスタ304のゲートのそれぞれに接続される。
なお、サイリスタ302のゲートは、単独で存在する端子である。
スイッチング素子20のソース、抵抗301の端子c3、サイリスタ302のアノードのそれぞれには、電源10によってHigh状態を示す同一の電圧が印加される。
サイリスタ302のゲートにLow状態を示す電圧が印加される場合、サイリスタ302は、オフ状態であり、抵抗303に電流を流さない。
その結果、nMOSトランジスタ304のゲートは、Low状態を示す電圧となる。
nMOSトランジスタのゲートがLow状態を示す電圧である場合、nMOSトランジスタ304はオフ状態であり、抵抗301に電流を流さない。
その結果、スイッチング素子20のゲートは、ソースと同一の電位となる。
スイッチング素子20は、ソースとゲートのそれぞれが同一の電位となると、開状態となり、負荷40に電流をほとんど流さない。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、Low状態を示す電圧となる。
また、サイリスタ302のゲートにHigh状態を示す電圧が印加された場合、サイリスタ302は、オン状態であり、抵抗303に電流を流す。
その結果、nMOSトランジスタ304のゲートは、High状態を示す電圧となり、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)がnMOSトランジスタ304のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなる。
nMOSトランジスタ304は、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)がソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなると、オン状態となり、抵抗301に電流を流す。
その結果、スイッチング素子20のゲートは、Low状態を示す電圧となる。
このとき、スイッチング素子20は、スイッチング素子20のゲートがスイッチング素子20のソースよりも電圧が低くなり、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)の絶対値がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなる。
スイッチング素子20は、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)の絶対値がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなると、閉状態となり、負荷40に電流を流す。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、High状態を示す電圧となる。
なお、このとき、スイッチング素子20は、pMOSトランジスタの線形領域で動作する。
したがって、上述のサイリスタのゲートがLow状態の電圧を示す状態を切り替え前、サイリスタのゲートがHigh状態の電圧を示す状態を切り替え後とすると、図9に示す真理値表のように、電圧保持部30は、切り替え前には、スイッチング素子20のゲートをHigh状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがHigh状態を示す電圧である場合、開状態となる。その結果、スイッチング素子20には電流が流れず、負荷40には電力が供給されない。
また、図9に示す真理値表のように、電圧保持部30は、切り替え後には、スイッチング素子20のゲートをLow状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがLow状態を示す電圧である場合、閉状態となる。その結果、電源10からスイッチング素子20を介して負荷40に電流が流れ、電源10から負荷40に電力が供給される。
以上、本発明の第四の実施形態による電力供給装置1において、電源10は、負荷40に電力を供給する。スイッチング素子20は、電源10と負荷40との間に設けられる。スイッチング素子20は、ゲート(所定の端子)を備える。スイッチング素子20は、ゲートに印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わる。電圧保持部30は、抵抗301と、サイリスタ302と、抵抗303と、nMOSトランジスタ304と、を備える。サイリスタのゲートがLow状態の電圧を示す状態を切り替え前、サイリスタのゲートがHigh状態の電圧を示す状態を切り替え後とすると、電圧保持部30は、切り替え前には、スイッチング素子20のゲートをHigh状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがHigh状態を示す電圧である場合、開状態となる。その結果、スイッチング素子20には電流が流れず、負荷40には電力が供給されない。また、電圧保持部30は、切り替え後には、スイッチング素子20のゲートをLow状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがLow状態を示す電圧である場合、閉状態となる。その結果、電源10からスイッチング素子20を介して負荷40に電流が流れ、電源10から負荷40に電力が供給される。
このようにすれば、電力供給装置1は、電子部品や電源が回路基板に直接実装されアミューズメント用途で使用されるモジュールにおいて、電池の消耗を防ぐことができる。
<第五の実施形態>
本発明の第五の実施形態による電力供給装置について説明する。
本発明の第五の実施形態による電力供給装置1は、図10に示すように、電源10と、スイッチング素子20と、電圧保持部30と、を備える。
なお、図10には、負荷40が示されている。
電源10は、例えば、電池である。
スイッチング素子20は、例えば、図10に示すnMOSトランジスタである。
電圧保持部30は、抵抗301と、サイリスタ302と、抵抗303と、pMOSトランジスタ305と、を備える。
電源10、スイッチング素子20、電圧保持部30、負荷40のそれぞれは、回路基板50上に実装される。
電源10の低電圧側の端子a4は、パターン配線を介して、抵抗303の端子c4、pMOSトランジスタ305のソース、負荷40の端子g4のそれぞれに接続される。
電源10の高電圧側の端子b4は、パターン配線を介して、スイッチング素子20のソース、抵抗301の端子e4、サイリスタ302のカソードのそれぞれに接続される。
スイッチング素子20のゲートは、パターン配線を介して、抵抗301の端子f4、pMOSトランジスタ305のドレインのそれぞれに接続される。
スイッチング素子20のドレインは、パターン配線を介して、負荷40の端子h4に接続される。
サイリスタ302のアノードは、パターン配線を介して、抵抗303の端子d4、pMOSトランジスタ305のゲートのそれぞれに接続される。
なお、サイリスタ302のゲートは、単独で存在する端子である。
スイッチング素子20のソース、抵抗301の端子e4、サイリスタ302のカソードのそれぞれには、電源10によってLow状態を示す同一の電圧が印加される。
サイリスタ302のゲートにLow状態を示す電圧が印加される場合、サイリスタ302は、オフ状態であり、抵抗303に電流を流さない。
その結果、pMOSトランジスタ305のゲートは、High状態を示す電圧となる。
pMOSトランジスタのゲートがHigh状態を示す電圧である場合、pMOSトランジスタ305はオフ状態であり、抵抗301に電流を流さない。
その結果、スイッチング素子20のゲートは、ソースと同一の電位となる。
スイッチング素子20は、ソースとゲートのそれぞれが同一の電位となると、開状態となり、負荷40に電流をほとんど流さない。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、High状態を示す電圧となる。
また、サイリスタ302のゲートにHigh状態を示す電圧が印加された場合、サイリスタ302は、オン状態であり、抵抗303に電流を流す。
その結果、pMOSトランジスタ305のゲートは、Low状態を示す電圧となり、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)の絶対値がpMOSトランジスタ305のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなる。
pMOSトランジスタ305は、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)の絶対値がソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなると、オン状態となり、抵抗301に電流を流す。
その結果、スイッチング素子20のゲートは、High状態を示す電圧となる。
このとき、スイッチング素子20は、スイッチング素子20のゲートがスイッチング素子20のソースよりも電圧が高くなり、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなる。
スイッチング素子20は、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなると、閉状態となり、負荷40に電流を流す。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、Low状態を示す電圧となる。
なお、このとき、スイッチング素子20は、nMOSトランジスタの線形領域で動作する。
したがって、上述のサイリスタのゲートがLow状態の電圧を示す状態を切り替え前、サイリスタのゲートがHigh状態の電圧を示す状態を切り替え後とすると、図11に示す真理値表のように、電圧保持部30は、切り替え前には、スイッチング素子20のゲートをLow状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、スイッチング素子20のゲートがLow状態を示す電圧である場合、開状態となる。その結果、スイッチング素子20には電流が流れず、負荷40には電力が供給されない。
また、図11に示す真理値表のように、電圧保持部30は、切り替え後には、スイッチング素子20のゲートをHigh状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、スイッチング素子20のゲートがHigh状態を示す電圧である場合、閉状態となる。その結果、電源10からスイッチング素子20を介して負荷40に電流が流れ、電源10から負荷40に電力が供給される。
以上、本発明の第五の実施形態による電力供給装置1において、電源10は、負荷40に電力を供給する。スイッチング素子20は、電源10と負荷40との間に設けられる。スイッチング素子20は、ゲート(所定の端子)を備える。スイッチング素子20は、ゲートに印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わる。電圧保持部30は、抵抗301と、サイリスタ302と、抵抗303と、pMOSトランジスタ305と、を備える。サイリスタのゲートがLow状態の電圧を示す状態を切り替え前、サイリスタのゲートがHigh状態の電圧を示す状態を切り替え後とすると、電圧保持部30は、切り替え前には、スイッチング素子20のゲートをLow状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、スイッチング素子20のゲートがLow状態を示す電圧である場合、開状態となる。その結果、スイッチング素子20には電流が流れず、負荷40には電力が供給されない。また、電圧保持部30は、切り替え後には、スイッチング素子20のゲートをHigh状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、スイッチング素子20のゲートがHigh状態を示す電圧である場合、閉状態となる。その結果、電源10からスイッチング素子20を介して負荷40に電流が流れ、電源10から負荷40に電力が供給される。
このようにすれば、電力供給装置1は、電子部品や電源が回路基板に直接実装されアミューズメント用途で使用されるモジュールにおいて、電池の消耗を防ぐことができる。
<第六の実施形態>
本発明の第六の実施形態による電力供給装置について説明する。
本発明の第六の実施形態による電力供給装置1は、図12に示すように、電源10と、スイッチング素子20と、電圧保持部30と、を備える。
なお、図12には、負荷40が示されている。
電源10は、例えば、電池である。
スイッチング素子20は、例えば、図12に示すpMOSトランジスタである。
電圧保持部30は、SR−FF(Set−Reset Flip−Flop)306と、抵抗307と、抵抗308と、を備える。
電源10、スイッチング素子20、電圧保持部30、負荷40のそれぞれは、回路基板50上に実装される。また、回路基板50上には、SR−FF306に信号を入力するための端子S、端子R、端子GNDが設けられている。
電源10の高電圧側の端子a5は、パターン配線を介して、スイッチング素子20のソース、SR−FF306の電源端子Vのそれぞれに接続される。
電源10の低電圧側の端子b5は、パターン配線を介して、SR−FF306のGND、抵抗307の端子c5、抵抗308の端子e5、負荷40の端子g5、SR−FF306に信号を入力するための端子GNDのそれぞれに接続される。
スイッチング素子20のゲートは、パターン配線を介して、SR−FF306の端子Qに接続される。
スイッチング素子20のドレインは、パターン配線を介して、負荷40の端子h5に接続される。
SR−FF306の端子Sは、パターン配線を介して、抵抗308の端子f5、SR−FF306に信号を入力するための端子Sのそれぞれに接続される。
SR−FF306の端子Rは、パターン配線を介して、抵抗307の端子d5、SR−FF306に信号を入力するための端子Rのそれぞれに接続される。
SR−FF306に信号を入力するための端子SにHigh状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにLow状態を示す電圧が印加される場合、SR−FF306の出力Qは、High状態を示す電圧となり、スイッチング素子20のソースとゲートのそれぞれが同一の電位となる。
スイッチング素子20は、ソースとゲートのそれぞれが同一の電位となると、開状態となり、負荷40に電流をほとんど流さない。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、Low状態を示す電圧となる。
次に、SR−FF306に信号を入力するための端子Sと端子RのそれぞれにLow状態を示す電圧が印加されると、SR−FF306は、直前の状態を保持し、SR−FF306の出力Qは、High状態を示す電圧を保持する。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、Low状態を示す電圧を保持する。
また、SR−FF306に信号を入力するための端子SにLow状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにHigh状態を示す電圧が印加される場合、SR−FF306の出力Qは、Low状態を示す電圧となる。
このとき、スイッチング素子20は、スイッチング素子20のゲートがスイッチング素子20のソースよりも電圧が低くなり、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)の絶対値がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなる。
スイッチング素子20は、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)の絶対値がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなると、閉状態となり、負荷40に電流を流す。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、High状態を示す電圧となる。
なお、このとき、スイッチング素子20は、pMOSトランジスタの線形領域で動作する。
したがって、上述のSR−FF306に信号を入力するための端子SにHigh状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにLow状態を示す電圧が印加される場合を保管前、SR−FF306に信号を入力するための端子Sと端子RのそれぞれにLow状態を示す電圧が印加される場合を保管後、その後にSR−FF306に信号を入力するための端子SにLow状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにHigh状態を示す電圧が印加される場合を設定時とすると、図13に示す真理値表のように、電圧保持部30は、保管時及び保管後には、スイッチング素子20のゲートをHigh状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがHigh状態を示す電圧である場合、開状態となる。その結果、スイッチング素子20には電流が流れず、負荷40には電力が供給されない。
また、図13に示す真理値表のように、電圧保持部30は、設定後には、スイッチング素子20のゲートをLow状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがLow状態を示す電圧である場合、閉状態となる。その結果、電源10からスイッチング素子20を介して負荷40に電流が流れ、電源10から負荷40に電力が供給される。
なお、図13に示す真理値表における切断後とは、回路基板50が切断され、SR−FF306に信号を入力するための端子S、端子R、端子GNDが回路基板50から切り離された状態を示している。SR−FF306に信号を入力するための端子S、端子R、端子GNDが回路基板50から切り離されても、設定時の論理状態は変化しない。
なお、SR−FF306の端子Qをスイッチング素子20のゲートに接続させる代わりに出力Qの論理状態を反転した端子Qbarをスイッチング素子20のゲートに接続させてもよい。ただし、SR−FF306の端子Qをスイッチング素子20のゲートに接続させる代わりに端子Qbarをスイッチング素子20のゲートに接続させる場合、図14に示す真理値表のように、SR−FFの入力Sと、入力Rとを変更する必要がある。
また、SR−FF306の代わりにJK−FF(JK Flip−Flop)を用いてもよい。その場合、SR−FF306の端子Sの代わりがJK−FFの端子Jである。また、SR−FF306の端子Rの代わりがJK−FFの端子Kである。
以上、本発明の第六の実施形態による電力供給装置1において、電源10は、負荷40に電力を供給する。スイッチング素子20は、電源10と負荷40との間に設けられる。スイッチング素子20は、ゲート(所定の端子)を備える。スイッチング素子20は、ゲートに印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わる。電圧保持部30は、SR−FF306と、抵抗307と、抵抗308と、を備える。電源10、スイッチング素子20、電圧保持部30、負荷40のそれぞれは、回路基板50上に実装される。回路基板50上には、SR−FF306に信号を入力するための端子S、端子R、端子GNDが設けられている。SR−FF306に信号を入力するための端子SにHigh状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにLow状態を示す電圧が印加される場合を保管前とする。SR−FF306に信号を入力するための端子Sと端子RのそれぞれにLow状態を示す電圧が印加される場合を保管後とする。その後にSR−FF306に信号を入力するための端子SにLow状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにHigh状態を示す電圧が印加される場合を設定時とする。電圧保持部30は、保管時及び保管後には、スイッチング素子20のゲートをHigh状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがHigh状態を示す電圧である場合、開状態となる。その結果、スイッチング素子20には電流が流れず、負荷40には電力が供給されない。また、電圧保持部30は、設定後には、スイッチング素子20のゲートをLow状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがLow状態を示す電圧である場合、閉状態となる。その結果、電源10からスイッチング素子20を介して負荷40に電流が流れ、電源10から負荷40に電力が供給される。
このようにすれば、電力供給装置1は、電子部品や電源が回路基板に直接実装されアミューズメント用途で使用されるモジュールにおいて、電池の消耗を防ぐことができる。
<第七の実施形態>
本発明の第七の実施形態による電力供給装置について説明する。
本発明の第七の実施形態による電力供給装置1は、図15に示すように、電源10と、スイッチング素子20と、電圧保持部30と、を備える。
なお、図15には、負荷40が示されている。
電源10は、例えば、電池である。
スイッチング素子20は、例えば、図15に示すnMOSトランジスタである。
電圧保持部30は、SR−FF306と、抵抗307と、抵抗308と、を備える。
電源10、スイッチング素子20、電圧保持部30、負荷40のそれぞれは、回路基板50上に実装される。また、回路基板50上には、SR−FF306に信号を入力するための端子S、端子R、端子GNDが設けられている。
電源10の高電圧側の端子a6は、パターン配線を介して、スイッチング素子20のソース、SR−FF306の電源端子Vのそれぞれに接続される。
電源10の低電圧側の端子b6は、パターン配線を介して、SR−FF306のGND、抵抗307の端子c6、抵抗308の端子e6、負荷40の端子g6、SR−FF306に信号を入力するための端子GNDのそれぞれに接続される。
スイッチング素子20のゲートは、パターン配線を介して、SR−FF306の端子Qbarに接続される。
スイッチング素子20のドレインは、パターン配線を介して、負荷40の端子h5に接続される。
SR−FF306の端子Sは、パターン配線を介して、抵抗308の端子f5、SR−FF306に信号を入力するための端子Sのそれぞれに接続される。
SR−FF306の端子Rは、パターン配線を介して、抵抗307の端子d5、SR−FF306に信号を入力するための端子Rのそれぞれに接続される。
SR−FF306に信号を入力するための端子SにHigh状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにLow状態を示す電圧が印加される場合、SR−FF306の出力Qbarは、Low状態を示す電圧となり、スイッチング素子20のソースとゲートのそれぞれが同一の電位となる。
スイッチング素子20は、ソースとゲートのそれぞれが同一の電位となると、開状態となり、負荷40に電流をほとんど流さない。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、High状態を示す電圧となる。
次に、SR−FF306に信号を入力するための端子Sと端子RのそれぞれにLow状態を示す電圧が印加されると、SR−FF306は、直前の状態を保持し、SR−FF306の出力Qbarは、Low状態を示す電圧を保持する。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、High状態を示す電圧を保持する。
また、SR−FF306に信号を入力するための端子SにLow状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにHigh状態を示す電圧が印加される場合、SR−FF306の出力Qbarは、High状態を示す電圧となる。
このとき、スイッチング素子20は、スイッチング素子20のゲートがスイッチング素子20のソースよりも電圧が高くなり、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなる。
スイッチング素子20は、実効的なゲート電圧(Vgs−Vth)がスイッチング素子20のソース・ドレイン間電圧Vdsよりも大きくなると、閉状態となり、負荷40に電流を流す。
その結果、スイッチング素子20のドレインは、Low状態を示す電圧となる。
なお、このとき、スイッチング素子20は、nMOSトランジスタの線形領域で動作する。
したがって、上述のSR−FF306に信号を入力するための端子SにHigh状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにLow状態を示す電圧が印加される場合を保管前、SR−FF306に信号を入力するための端子Sと端子RのそれぞれにLow状態を示す電圧が印加される場合を保管後、その後にSR−FF306に信号を入力するための端子SにLow状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにHigh状態を示す電圧が印加される場合を設定時とすると、図16に示す真理値表のように、電圧保持部30は、保管時及び保管後には、スイッチング素子20のゲートをHigh状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがHigh状態を示す電圧である場合、開状態となる。その結果、スイッチング素子20には電流が流れず、負荷40には電力が供給されない。
また、図16に示す真理値表のように、電圧保持部30は、設定後には、スイッチング素子20のゲートをLow状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがLow状態を示す電圧である場合、閉状態となる。その結果、電源10からスイッチング素子20を介して負荷40に電流が流れ、電源10から負荷40に電力が供給される。
なお、図16に示す真理値表における切断後とは、回路基板50が切断され、SR−FF306に信号を入力するための端子S、端子R、端子GNDが回路基板50から切り離された状態を示している。SR−FF306に信号を入力するための端子S、端子R、端子GNDが回路基板50から切り離されても、設定時の論理状態は変化しない。
なお、SR−FF306の端子Qbarをスイッチング素子20のゲートに接続させる代わりに出力Qbarの論理状態を反転した端子Qをスイッチング素子20のゲートに接続させてもよい。ただし、SR−FF306の端子Qbarをスイッチング素子20のゲートに接続させる代わりに端子Qをスイッチング素子20のゲートに接続させる場合、図17に示す真理値表のように、SR−FFの入力Sと、入力Rとを変更する必要がある。
また、SR−FF306の代わりにJK−FFを用いてもよい。その場合、SR−FF306の端子Sの代わりがJK−FFの端子Jである。また、SR−FF306の端子Rの代わりがJK−FFの端子Kである。
以上、本発明の第七の実施形態による電力供給装置1において、電源10は、負荷40に電力を供給する。スイッチング素子20は、電源10と負荷40との間に設けられる。スイッチング素子20は、ゲート(所定の端子)を備える。スイッチング素子20は、ゲートに印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わる。電圧保持部30は、SR−FF306と、抵抗307と、抵抗308と、を備える。電源10、スイッチング素子20、電圧保持部30、負荷40のそれぞれは、回路基板50上に実装される。回路基板50上には、SR−FF306に信号を入力するための端子S、端子R、端子GNDが設けられている。SR−FF306に信号を入力するための端子SにHigh状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにLow状態を示す電圧が印加される場合を保管前とする。SR−FF306に信号を入力するための端子Sと端子RのそれぞれにLow状態を示す電圧が印加される場合を保管後とする。その後にSR−FF306に信号を入力するための端子SにLow状態を示す電圧が印加され、SR−FF306に信号を入力するための端子RにHigh状態を示す電圧が印加される場合を設定時とする。電圧保持部30は、保管時及び保管後には、スイッチング素子20のゲートをHigh状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがHigh状態を示す電圧である場合、開状態となる。その結果、スイッチング素子20には電流が流れず、負荷40には電力が供給されない。また、電圧保持部30は、設定後には、スイッチング素子20のゲートをLow状態を示す電圧に保持する。スイッチング素子20は、ゲートがLow状態を示す電圧である場合、閉状態となる。その結果、電源10からスイッチング素子20を介して負荷40に電流が流れ、電源10から負荷40に電力が供給される。
このようにすれば、電力供給装置1は、電子部品や電源が回路基板に直接実装されアミューズメント用途で使用されるモジュールにおいて、電池の消耗を防ぐことができる。
なお、本発明の実施形態における真理値表は、負荷40として抵抗性の負荷を想定した場合の論理を示している。しかしながら、本発明の実施形態における負荷40は、抵抗性の負荷に限定するものではない。本発明の実施形態における負荷40は、それぞれのモジュールの用途に応じた負荷(例えば、容量性の負荷)であってよい。
なお、本発明の実施形態による電力供給装置1は、pMOSトランジスタの代わりにpnpバイポーラトランジスタを用いて構成されてもよい。また、本発明の実施形態による電力供給装置1は、nMOSトランジスタの代わりにnpnバイポーラトランジスタを用いて構成されてもよい。
なお、本発明の実施形態における処理は、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
本発明の実施形態における記憶部のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、記憶部のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
本発明の実施形態について説明したが、上述の電力供給装置1のそれぞれは内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータがそのプログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、発明の範囲を限定しない。これらの実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、追加、種々の省略、置き換え、変更を行ってよい。
1・・・電力供給装置
10・・・電源
20・・・スイッチング素子
30・・・電圧保持部
40・・・負荷
50、50a、50b・・・回路基板
301、303、307、308・・・抵抗
302・・・サイリスタ
304・・・nMOSトランジスタ
305・・・pMOSトランジスタ
306・・・SR−FF
A1・・・パターン配線

Claims (5)

  1. 外部に電力を供給する電源と前記電源から電力を受ける負荷との間に設けられ所定の端子に印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わるスイッチング素子と、
    サイリスタ、第1端子が前記サイリスタのカソードに接続される第1抵抗、第1端子が前記カソードに接続されるトランジスタ、及び、第1端子が前記トランジスタの第2端子に接続される第2抵抗を有し、前記サイリスタのアノードが前記電源の第1端子に接続され、前記第1抵抗の第2端子が前記電源の第2端子に接続され、前記トランジスタの第3端子が前記電源の第2端子に接続され、前記第2抵抗の第2端子が前記電源の第1端子に接続され、前記トランジスタの第2端子が前記所定の端子に接続され、前記所定の端子に印加される電圧に基づいて前記スイッチング素子を開状態に維持する電圧保持部と、
    を備える電力供給装置。
  2. 前記スイッチング素子は、
    前記サイリスタがオフ状態からオン状態に切り替わった場合に、開状態から閉状態へと切り替わる、
    請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 前記スイッチング素子は、
    MOSトランジスタである、
    請求項1または請求項2に記載の電力供給装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の電力供給装置と、
    前記電源と、
    を備える回路基板。
  5. 外部に電力を供給する電源と前記電源から電力を受ける負荷との間に設けられ所定の端に印加される電圧に応じて開状態と閉状態とに切り替わるスイッチング素子と、サイリスタ、第1端子が前記サイリスタのカソードに接続される第1抵抗、第1端子が前記カソードに接続されるトランジスタ、及び、第1端子が前記トランジスタの第2端子に接続される第2抵抗を有し、前記サイリスタのアノードが前記電源の第1端子に接続され、前記第1抵抗の第2端子が前記電源の第2端子に接続され、前記トランジスタの第3端子が前記電源の第2端子に接続され、前記第2抵抗の第2端子が前記電源の第1端子に接続され、前記トランジスタの第2端子が前記所定の端子に接続される電圧保持部と、を備える電力供給装置による電池保存方法であって、
    前記所定の端子における電圧に基づいて前記スイッチング素子を開状態に維持する、電池保存方法。
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