JP6820845B2 - 弾性および非弾性光散乱を利用したドップラー効果測定のためのシステムと方法 - Google Patents

弾性および非弾性光散乱を利用したドップラー効果測定のためのシステムと方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6820845B2
JP6820845B2 JP2017522494A JP2017522494A JP6820845B2 JP 6820845 B2 JP6820845 B2 JP 6820845B2 JP 2017522494 A JP2017522494 A JP 2017522494A JP 2017522494 A JP2017522494 A JP 2017522494A JP 6820845 B2 JP6820845 B2 JP 6820845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
target
shift
doppler
light scattering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017522494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017533433A5 (ja
JP2017533433A (ja
Inventor
スミス,デュアン,ディー.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raytheon Co
Original Assignee
Raytheon Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Raytheon Co filed Critical Raytheon Co
Publication of JP2017533433A publication Critical patent/JP2017533433A/ja
Publication of JP2017533433A5 publication Critical patent/JP2017533433A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6820845B2 publication Critical patent/JP6820845B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P5/00Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft
    • G01P5/26Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring the direct influence of the streaming fluid on the properties of a detecting optical wave
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/50Systems of measurement based on relative movement of target
    • G01S17/58Velocity or trajectory determination systems; Sense-of-movement determination systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/88Lidar systems specially adapted for specific applications
    • G01S17/95Lidar systems specially adapted for specific applications for meteorological use
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Description

本発明は、光学測定システムに関する。そして、より特定的には、散乱光のドップラー効果を測定するためのシステムおよび方法に関する。
ウェイブ(wave)のドップラー効果は、ウェイブ源(source)に関して移動している観察者側からのウェイブの周波数における変化として定義される。ドップラー効果について、受信される(反射される)ウェイブの周波数は、発せられるウェイブの周波数に対して、アプローチの最中に、より高く、通過する瞬間においては同じであり、そして、ウェイブ源が観察者(受信者)から離れるにつれて、より低い。別の言葉で言えば、それぞれの継続的なウェイブピーク(peak)は、ウェイブ源が観察者に向かって移動しているとき、以前のウェイブよりも観察者に対してより近い位置から発せられている。結果として、それぞれのウェイブは、観察者に到達するのに以前のウェイブよりも僅かに少ない時間がかかり、そして、従って、観察者における連続したウェイブピークの到着の時間間隔が削減され、周波数の増加を生じている。ウェイブが移動している間に、連続した波面(wave front)間の距離が削減され、ウェイブを一緒にまとめさせている。他方では、ウェイブ源が観察者から離れて移動しているとき、それぞれのウェイブは、以前のウェイブよりも観察者からより遠い位置から発せられ、そうして連続したウェイブ間での到着時間が増加され、周波数を低減している。連続した波面の距離は増加され、そうしてウェイブが引き伸ばされる。
ドップラー効果は、様々な異なるアプリケーションにおいて利用されている。例えば、流体の流れ、温度、振動、および速度を、ライダー(Lidar)またはレーザーによって、測定するものである。
光(フォトン(photon))の非弾性散乱(inelastic scattering)は、フォトンが原子または分子から散乱されたとき、散乱されたフォトンが入射フォトンと同一の周波数および波長を有するように、大部分のフォトンが弾性散乱(レイリー散乱(Rayleigh scattering))するようにしている。光(フォトン)の動的または擬似弾性(quasi−elastic)散乱は、懸濁(suspension)における小さなパーティクルまたは溶液の中の高分子化合物(polymer)のサイズ分布プロフィールを決定し、そして、濃縮された高分子溶液(polymer solution)といった複合流体の振る舞いを検査するために使用され得る。
光が小さなパーティクルに衝突するとき、パーティクルが光の波長と比較して小さい限り、光は、全ての方向において散乱する(レイリー散乱)。光源がレーザー(モノクロかつコヒ−レント(coherent))である場合には、散乱強度における時間に依存する変動が観察され得る。この変動は、溶液の中の小さな分子がブラウン運動(Brownian motion)を受けているという事実のせいであり、そして、溶液における散乱間の距離は、時間とともに絶えず変化している。この散乱された光は、次に、周囲のパーティクルによる強め合う干渉または弱め合う干渉を受け、そして、この強度変動の中に、散乱の移動の時間スケールに関する情報が含まれている。
風速(wind velocity)を測定するために、大気エアロゾル(atmosphere aerosol)と分子後方散乱(back−scattering)が使用される。しかしながら、従来のエッジ検出とスペクトルビニングウィンドライダーシステムは、ドップラー周波数シフトを測定し、そして、風速を抽出するために、低フィネスエタロン(low finesse etalon)を使用する。しかしながら、既存のアプローチは、あまりに遅く、かつ、速度精度があまりに低くて、いくつかのアプリケーションのより高い速度および精度のいくらかを満たすことができない。なぜなら、それらは、また、フォトン効率が悪い(photon−inefficient)かである。
流体からのドップラーシフトされたオフレゾナンス(off−resonance)光散乱(凝縮相(condensed phase)とガス)は、多くのアプリケーションにおいて、流れのダイナミクスを特徴付けるために重要である。しかしながら、パーティクルなしの流体流れ(ハイドロゾル、エアロゾル(aerosol))について、従来の擬似弾性光散乱測定は、信号対雑音比(SNR)が低い。
本発明に係るシステムおよび方法は、他の流れ成分自由度からドップラーリゾルブ(Doppler−resolved)非弾性光散乱を加えることによってSNRを増加させる。原子/分子の電子状態、および、分子回転/振動といったものである。増大されたSNRに加えて、本発明のシステムおよび方法に係るいくつかの実施例の他のいくつかの利点は、自由度の間での非平衡エネルギー移動(energy transfer)の測定、時間的および空間的に分解された密度、速度および温度マップ、複数種の燃焼ダイナミクス、等を含んでいる。
いくつかの実施例において、本発明は、散乱光のドップラー効果を測定するための方法である。本方法は、紫外線(UV)光をターゲットに向かって光エミッタによって投射するステップと、ターゲットで反射されたUV光から、ターゲットからのUV光散乱を光レシーバによって受信するステップと、ドップラーシフトに対応するターゲットの巨視的な事態(macroscopic matters)に係る視線速度の分布を獲得するために、発せられたUV光に関してUV光散乱の周波数シフトを測定するステップと、UV光散乱のドップラー効果を特定するために、視線速度の分布を処理するステップと、微視的ドップラーシフト確率分布の重心シフトとして、ウィンド視線速度分布を分離するステップ、を含む。
いくつかの実施例において、本発明は、散乱光のドップラー効果を測定するための装置である。本発明装置は、ターゲットに向かって紫外線(UV)光を発するために光エミッタと、ターゲットで反射されたUV光から、アンテナを介して、ターゲットからのUV光散乱を受信するための光レシーバと、分子回転、振動、または、同様に波長シフト非弾性散乱による光周波数シフトに一致する、ローカルオシレータに係る波長シフトコヒーレントレプリカを生成するための光周波数シフタと、受信したUV光散乱を電気信号へ変換するための光から電気への光検出変換回路と、ドップラーシフトに対応するターゲットの巨視的な事態に係る視線速度の分布を獲得するために発せられたUV光に関してUV光散乱の周波数シフトを測定するため、UV光散乱のドップラー効果を特定するために、前記視線速度の分布を処理するため、そして、微視的ドップラーシフト確率分布の重心シフトとしてウィンド視線速度分布を分離するための、プロセッサ、を含む。
ターゲットの巨視的な事態は、原子、分子、および、ターゲットのパーティクルのうち一つまたはそれ以上であってよい。視線速度の分布の中心のドップラーシフトは、全般的な流速/風速情報を提供し、かつ、より広い分布の幅は、ターゲット流れ情報における個々の巨視的な事態の速度によって決定される。
添付の図面と併せて考慮するときに以降の詳細な説明を参照することによって、本発明がより良好に理解されるようになるので、本発明のより完全な評価、および、それらに付随する特徴と態様の多くが、より容易に明らかになるだろう。図面では、類似の参照記号は、類似のコンポーネントを示している。
図1は、本発明のいくつかの実施例に従った、散乱されたコヒーレント光のドップラー効果を測定するための典型的なプロセスフローを示している。 図2は、本発明のいくつかの実施例に従った、光学トランシーバの典型的な簡素化されたブロックダイヤグラムである。 図3Aは、本発明のいくつかの実施例に従った、信号シミュレーションを示している。 図3Bは、本発明のいくつかの実施例に従った、信号シミュレーションを示している。
これから、添付の図面を参照して、本発明がより完全に説明されるだろう。図面には、典型的な実施例が示されている。本発明は、しかしながら、多くの異なる形式において具現化されるものであり、そして、ここにおいて明らかにされる実施例について限定されるものとして理解されるべきではない。むしろ、これらの実施例は、この開示が徹底的かつ完全であるように提供されており、そして、本発明のコンセプトを当業者に対して完全に伝えるものである。
いくつかの実施例において、本発明は、散乱コヒーレントレーザー光(scattered coherent laser light)のドップラー効果を測定するための方法およびシステムである。本発明の光散乱解析システムおよび方法は、増幅され、かつ、流体の中でプローブボリュームによって散乱される、狭スペクトル線幅ローカルオシレータ(絶対的な周波数または例外的に安定な周波数であることを必ずしも要しない)リファレンス(reference)を創成する。リファレンスの正確なオフセット波長シフトコヒーレントコピーも、また、生成され得る。オフセットコヒーレントコピーは、所与の観察ジオメトリ(viewing geometry)(後方散乱、側方散乱、および前方半球(forward semispheres)が一般的に選択される)について流体の中の原子および分子の内部自由度(電子的、振動的、および回転的)からの周波数シフトが一致するように選択され得る。次に、ヘテロダイン(heterodyne)、または、オフセットコヒーレントレプリカを使用している非弾性散乱光の干渉法による(interferometric)直接的な検出が、これらの内部自由度からの非弾性光散乱から流れのドップラースペクトルを測定するためのメカニズムを提供する。いくつかの実施例においては、オートダイン(autodyne)またはホモダイン(homodyne)、スクエア低光検出器における光混合(optical mixing)がヘテロダインの代わりに使用され得る。
つまり、利用可能なヘテロダイン検出帯域に対して最もよく適するように選択可能な時間と周波数解像度を用いて、非弾性散乱光について波長オフセットが生成され、そして、検出される。例えば、大気ガス分子について並進(translational)ドップラースペクトル幅は、典型的に、半値全幅(full width at half maximum)において3GHzであり、そうして、6GHzのヘテロダイン検出帯域は、速度分布のより多くのテール(tails)、および、従って、より正確な重心(centroid)測定を得る。
リファレンス波長オフセット間隔(spacing)は正確であり、そして、ドリフト率が低く、測定シナリオによって設定される。例えば、大気N分子振動ラマン(Raman)シフト後方散乱をコヒーレントに測定するために、適度に長い(数10メートルくらい)中空シングルモードファイバが、窒素(N によって充填されてよく、そして、UVローカルオシレータが、選択された回転−振動トランジション(transition)において誘導(stimulated)ラマン散乱を生成するように注入されてよく、かつ、次に、ちょうどそのトランジションを検査する(probe)ためのローカルオシレータとして使用され得る。複数の波長において後方散乱信号を提供するために役に立ち得るものであり、放射線分析の後方散乱測定およびラマン線におけるドップラー測定を改善できるようにしている。いくつかの実施例においては、流れにおける、原子、分子、及び/又は、パーティクルといった、微視的な事態(microscpic matters)からのレイリー散乱光の量を増加させるために、紫外線が使用される。散乱断面積は、一般的に、1/λとして拡大縮小され、ここでは、より短い波長を用いてより大きな信号が獲得され得ることを意味する。波長の選択は、多くのファクタに依存し得るものであり、例えば、波長は、蛍光発光を最小化するように選択されてよいが、なおもリーズナブルなレイリー散乱を有している。共鳴蛍光(resonance fluorescence)は、非常にスペクトル的に広く、かつ、強烈であり得るので、従って、求められる並進ドップラー拡幅(Doppler broadening)をマスキングしている。このように、本発明は、エアロゾルがないとき、大気のレンジリゾルブ(range−resolved)ドップラー風速を正確に測定することができる。
図1は、本発明のいくつかの実施例に従った、散乱されたコヒーレント光のドップラー効果を測定するための典型的なプロセスフローを示している。ブロック102に示されるように、紫外線(UV)光が、エミッタから、ターゲットに向かって投射される。レイリー散乱光は、入射レーザースペクトル幅によって本来的に設定されるスペクトル線幅(linewidth)を有している。このいわゆる仮想状態散乱(virtual state scattering)は、信号対雑音比(SNR)を実用的にするために十分高い強度を一緒に提供するレーザーパルス幅が選択され得ることを意味し、手元にある問題について望ましい空間範囲解像度を提供し、かつ、ドップラースペクトルの回収(retrieval)ができるようにする。
例えば、数100nm幅であるフェムト秒パルス(femtosecond pulse)は、300K辺りの大気ガスに対して望ましくないであろう。なぜなら、レーザースペクトル幅がドップラー拡幅よりずっと広く、そして、実用的なSNRが不可能でない場合に、ガスの流れ速度および並進エネルギー分布の回収を難しくし得るだろうからである。本発明がレシーバだけ(トランスミッタとレシーバの両方ではなく)に向けられている実施例において、ブロック102は存在せず、そして、UV光の発光は、エミッタ/トランスミッタによって実行される。
ブロック104においては、例えば、光学望遠鏡、等といった、光レシーバによって、ターゲットから散乱された発光を受信する。受信された(散乱された)光は、次に、光学的に処理され(そして、おそらくフィルターされて)、次に、電気信号へ変換される。ブロック106において、微視的な事態に係る視線速度(line of sight velocity)の分布を獲得するために、発光に関して電気信号の周波数シフトが測定される。ターゲットの原子、分子、及び/又はパーティクル、といったものであり、例えば、355nmにおいて、1m/sが5.6MHzのドップラーシフトに対応する。従って、300m/sで移動しているガス分子(海面空気における概ね音速)は、(300m/s)(5.6MHz)=1.68GHz周波数シフトである。
いくつかの実施例においては、光周波数がシフトされ、そして、従って、ヘテロダイン混合からの電気信号が必然的に同じ周波数シフトを示す、の両方である。これは、光学ヘテロダインウェイブ混合に係るよく知られたプロセスであり、ここでは、周波数シフトを測定するために、散乱された光と入射光の周波数シフトされたコピーが検出器における干渉計で混合される。
ブロック108において、獲得された視線速度の分布は、ドップラー効果を獲得するために処理される。ドップラー効果は、ドップラースペクトルを生成して終了する。ドップラースペクトルは、ターゲットの全ての異なる速度から生じる全ての異なる周波数シフトのコレクションである。大気中の分子の場合、いくらかはセンサに向かって移動しており、いくらかはセンサから離れて移動しており、そして、その結果は、航空機のような単一の周波数シフトより、むしろ、周波数のかなり広いコレクション(つまり、スペクトル)である。測定されたドップラースペクトルは、かなり複雑であり得るもので、レシーバが提供するヘテロダインのビートノート(beat note)についてデジタルフーリエ変換を実行することによって達成される。例えば、大気散乱においては、ガス状の成分に係る熱駆動の並進(thermally−drive translation)のせいで、ドップラーシフトが存在する。また、ブリアン散乱(Brillouin scattering)、方向に依存するもの、および、微視的なドップラーシフトの全てに対してドップラーシフトを追加するスーパーインポーズされた巨視的な(macroscopic)ウィンド(wind)のせいで、他のドップラーシフトも、存在している。
ブロック110において、ウィンド視線速度分布は、微視的ドップラーシフト確率分布の重心シフトとして分離される。測定された周波数シフトされたドップラースペクトルから重心シフトを計算するために使用され得る様々なアルゴリズムが存在している。一つのスタートポイントは、ブリアン側波帯(sideband)といった、ウィング(wing)が存在し、かつ、非ガウシアン(non−Gaussian)形状であってさえも、ドップラーシフトスペクトルは対称であると仮定することである。いくつかの平均値に関して対称である速度分布の場合、重心シフト回収アルゴリズムは、これらに限定されるわけではないが、最小二乗法、モーメント法、および、最尤推定を含んでいる。重心シフト回収アルゴリズムは、ウィンド速度誤差が計算できるように、平均ドップラーシフトにおける誤差の不確実性を計算する。しかしながら、速度分布が、実際には対称であるにもかかわらず、対称であるように見えないという状況が存在する。例えば、風(wind)は突発し、そして、測定のドウェル時間(dwell time)にわたる風向きの変動は非対称のフィッティング誤差のように見え得るが、それらはいずれも、スキュー(skew)形状および大きさ(magnitude)を導いてはいない。その場合に、重心における変動(誤差ではない)は、風速および風向におけるローカルな変動を反映するものであり、測定誤差ではない。測定のドウェル時間を風速変化よりも早くなるように調整することが、この場合であるか否かを決定する。
フォトンの大量の蓄積は、ドップラーシフトスペクトルに直接的に関連するビートノートのスペクトルの精度とフィデリティ(fidelity)の増加を提供する。SNRが十分大きいときに、または同等に、全ての微視的ドップラーシフトに係る重心シフトを測定するために十分な散乱されたレーザーフォトンが存在するときに、LOS風速が決定され得る。風速測定の精度は、全ての微視的散乱に係る重心シフト(並進、振動、回転)がどれほど上手くフィット(fit)され得るかに依存している。
ヘテロダイン化(heterodyning)または周波数変換は、典型的な周波数カウンタによっては測定することが難しい電磁気信号の周波数を測定するために使用され得る。いくつかの事例においては、未知の周波数に近い既知の周波数に係るリファレンス信号が、例えば、光レシーバにおいて、ダイオードといった非線形混合デバイスの中で未知の周波数と混合される。このことは、2つの異なる周波数間でのヘテロダインまたは「ビート(”beat”)」信号を生成する。2つの信号が周波数において共に近い場合には、ビートが、周波数カウンタによって測定できるように十分低い。より高い周波数に達するためには、ヘテロダイン化のいくつかのステージが使用され、そして、一緒に結合されてよい。
図3Aと3Bは、本発明のいくつかの実施例に従った、信号シミュレーションを示している。示されるように、複数の散乱プロセスが、本発明が直接的に又は明確に測定できる異なるドップラー効果シフトおよびライン拡大メカニズムをもたらしている。図3Aは、全体的な非ガウシアン線形状(line shape)に対するエアロゾル、レイリー散乱、およびブリアン散乱の貢献を示している。図3Bは、25MHzの解像度で動作するコヒーレントヘテロダイントランシーバに係るモンテカルロシミュレーションを示しており、10 の光電子(photoelectron)が検出されている。線形状モデルは、Witschas、Appl.Opt.、Vol.50、No.3、pp.267−280(2011)からのものであり、その全てのコンテンツが、ここにおいて参照として包含されている。
分布の中心に係るドップラーシフトは、全体的な流速/風速を提供し、そして、並進および音響モード(ブリアン散乱)による、より広い微視的ドップラーシフトの幅は、正味の(net)流れにおける個々の分子の速度によって決定される。一方で、スパイクの幅は、分子流れにおける不完全な巻き込み(entrainment)によるローカルな速度変動のせいである速度変動を含んでいる流れにおけるエアロゾルによって決定される。非ガウシアンのレイリー−ブリアン線形状は、温度と圧力の関数である。低解像度ドップラースペクトル回収と競合する方法は、風速回収と温度測定の精度を譲歩するものであり、複合線形状関数によって提供される情報を廃棄または変形するものである。
波長オフセットは、異なる風速で移動している異なる分子速度グループによるものであり得る。スペクトル線形状に対する異なる貢献における情報が要求されない場合、プロフィールに係る重心の移動の良好な統計的精度に焦点を合わせるために、適応(adaptive)信号処理が、フーリエ変換のスペクトル解像度を低減し得る。ライダートランシーバの視線に沿って空気塊(parcel of air)を移動している風速だけによるものである。
適応信号処理の一つの例として、より大きな調査ボリュームにわたり、より少ない時間でおおよその風速を取得する必要性を考慮する。一つのアプローチは、ドップラーシフト見積りアルゴリズムに対して適用される、より少ない周波数ビン(bin)であり得る。仮に、風と温度をリカバー(recover)するために、ゼロ速度のそれぞれの側において500MHz幅の5個のスペクトルビンが選択される場合に(例えば、ドップラー分布に係る幅からのもの)、結果は、ゼロ速度のそれぞれの側において10個のビンが選択された場合よりも低い精度であろう。スペクトルシフトビンの数量と幅の選択は、適応的または動的に変更され得るが(例えば、プロセッサによる)、それぞれのビンに対して要求されるフォトンの数量、および、風と温度を判断するために必要とされる精度に部分的に依存している。例えば、最も密度の高い500MHz幅ビンにおいて1000個のフォトンが累積された場合に、その強度を判断することにおける平均誤差は、概ねsqrt(1000)〜31であり、そして、たった100個のフォトンを伴うビンにおける強度誤差は、〜10であろう。引き続き、これらのドップラー分布を温度に対してフィッティングすることは、より大きなビンにおいて100万個のフォトンが存在する場合よりも、より多くの誤差を有するだろう。
例えば、時間的ヘテロダインビートノートに係るフーリエ変換が実行されるとき、ウィンドウ関数が、レーザーパルス幅の逆数(例えば100n秒の長いスペクトル変換リミットパルスに対して4.4HMz)から、レシーバが検出することができる最も高いバンド幅のビートノート、例えば10GHzの瞬間的な帯域幅まで、のどこにでも設定し得るだろう。検出バンド幅を適応的に設定することにより、ユーザは、後方散乱光をどのように分配するか判断することができる。極端な例は、後方散乱光が2個のビンへと分割される、いわゆる「ダブルエッジ(”double edge”)」検出である。一つは、出て行くレーザーの赤色に対する全ての光であり、そして、残りは、出て行くレーザーの青色に対するものである。レーザーの赤色側と青色側における全体的な電子カウントの比率をとることが、風速ドップラーシフトを判断するために使用され得る。
いくつかの実施例において、本発明は、原子/分子の自由度から非共振の(non−resonant)弾性および非弾性散乱を使用する。
図2は、本発明のいくつかの実施例に従った、光学トランシーバ200の典型的なブロックダイヤグラムである。示されるように、散乱コヒーレント光は、アンテナ202によって受信され、そして、フィルタと整列(filtering and alignment)回路(モジュール)204に対して与えられる。アンテナは、送信および受信光学系を含み、そして、ジンバルに入れられてよい(gimbaled)。整列回路(モジュール)204は、送信/受信の望遠鏡、整列光学系、偏光光学系、光学フィルタ、および、当業者に知られた他の適切な光学系を含んでよい。フィルターされ受信された光は、次に、レシーバ210に対して提供される。レシーバは、プロセッサ212によって処理されるように受信した光信号を電気信号へ変換するための光−電気変換回路を含んでいる。
ここでのアイデアは、レーザーによってプローブ(probe)されたガスにおけるボリュームを固定すること、そして、所定の測定方向だけに沿って分子(パーティクル、または原子)を観察することによってベクトル風速および異方性温度を探すために視角を変更することである。これは、ジェット、スクラムジェット(scramjet)、極超音速流れ、爆発、および、エネルギー移動を理解するための他の非平衡(non−equilibrium)システムについての診断において有効であり得る。
プロセッサ212は、電気信号を適応的に処理して、上述のように、視線速度の分布を計算し、次に、ドップラーシフトを得るように処理する。プロセッサ212は、単一のブロックによって描かれているが、当業者であれば、ブロックは、処理装置、関連するストレージおよび入力/出力回路、ネットワークインターフェイス、ユーザインターフェイス、および、本発明の目的のためにプロセッサ212を機能させるための他の典型的な回路を含むことを理解するであろう。
送信側おいては、プロセッサ212からの信号が、トランスミッタ206に対して提供される。トランスミッタは、例えば、355nm波長のレーザーを含んでいる。いくつかの実施例において、レーザーは、Nd:YAGレーザーの4次ハーモニックといった266nm波長のレーザー、308nmのXeClエキシマレーザー、または、多種多様な他の光源であってよい。それらが、FHMにおけるガウシアンスペクトル変換リミットパルスについてδτδν=0.441であるスペクトル変換リミットである限りにおいてである。光(レーザー)信号は、次に、ターゲットに向けた送信のためにアンテナ202に対して与えられる以前に、フィルタと整列回路(モジュール)204によってフィルターされて、整列される。タイミング回路208は、光学トランシーバ200の様々なコンポーネントに対して適切なクロックおよびタイミング信号を提供する。タイミング回路208は、分子回転、振動、または、同様に大きな(>100GHz)波長シフト非弾性散乱による光周波数シフトに一致する、ローカルオシレータに係る波長シフトコヒーレントレプリカ(replica)を提供するための光周波数シフタを含んでよい。
例えば、回転温度(rotational temperature)を測定することが目的である場合には、(平衡または非平衡ガスが存在するかを判断するための)N2窒素分子の回転状態に係る並進温度とは反対に、外に出て行く(outgoing)UVパルスを生成するために使用されたローカルオシレータ、回転ラマンシフトによって周波数シフトすることができる。窒素の回転ラマンスペクトルは、〜8cm−1または同等には240GHzによって分離された一連のラインから構成されている。電気−光の位相または振幅変調によってそうした大きい周波数シフトを達成することは、現在の技術を用いて現実的ではない。しかし、LOからファイバーを通じてUV光を設置すること、および、特定の回転ラマンラインを選択するために干渉計またはファイバーブラッググレーティング(Bragg grating)を用いて、興味の回転ラマンシフトラインをスペクトル的に選択することによって、窒素ガスで満たされている中空コアファイバーにおいて達成され得るものである。このプロセスが有効である一つの例は、真の大気速度を測定するための極超音速乗り物(hypersonic vehicle)においてである。極超音速乗り物は、飛行ベクトルに沿ったドップラーシフト方向に係る重心を見つけること、そして、次に、横に押されている流れによる、飛行に対して垂直な風速を観察することを要求する。これは、非常に非平衡な流れ状態であり、特に、境界層の衝撃インターフェイスを横切るところでそうである。本発明は、並進温度と回転温度の間の差異を観察することにより、乗り物の表面から外の自由流れゾーン(zone)への流れフィールド(field)をプローブすることができる。
タイミング回路208は、また、マスターオシレータキャリア周波数と比較して、増幅された外に出て行くレーザーパルスの周波数をモニタリングするための周波数モニタ回路を含んでもよい。注入されたレーザー光周波数帯を増幅器が完全にはフォローできず、そして、注入−出力(injection−output)誤差の記録により、オフセットの補償、および、従って、速度精度の改善ができるので、このことが行われる。図2は、周波数モニタ回路と光周波数シフタをタイミング回路208の一部として描いているが、いくつかの実施例において、周波数モニタ回路及び/又は光周波数シフタは、タイミング回路208から分離してよい。
上述のように、本発明のいくつかの実施例は、受信側に向けられており、プロセッサ212を含み、そして、トランスミッタを含まない。いくつかの実施例において、本発明に従ったレシーバは、オーダーソート(order sorting)のための非対称アームマッハ・ツェンダー干渉計(Mach−Zehnder interferometer、MZI)および青色/赤色ドップラー曖昧性除去(disambiguation)を使用する、コヒーレントダブルバランスヘテロダインレシーバ(CDBR)である。ヘテロダインCDBRとMZIは、従来のシングル検出器ヘテロダインレシーバと比較して、時間的検出バンド幅を4倍以上拡張している。
とりわけ、パルス化トランスミッタを駆動する注入シーダ(injection seeder)は、1064nm波長で動作している共通マスターオシレータを共有する。ローカルオシレータは、周波数トリプラー(tripler)を用いて創作される。周期的分極反転疑似位相整合タンタル酸リチウム結晶(periodically poled lithium tantalate quasi−phase−matched crystal)導波管(waveguide)といったもの、または、低電力連続ウェイブ周波数3倍化(tripling)のために適切なあらゆる他のタイプの周波数トリプラーである。
上述の発明に係る説明された実施例および他の実施例に対して、その広範な進歩性から逸脱することなく、様々な変更がなされ得ることが、当業者によって認識されよう。従って、本発明は、開示された特定の実施例または構成について限定されるものではなく、しかし、添付の請求項によって定められる本発明の範囲および精神の中にある、あらゆる変形、適合、または、変更をカバーするように、むしろ意図されていることが理解されよう。

Claims (5)

  1. 散乱光のドップラー効果を測定するための方法であって、
    紫外線(UV)光を、ターゲットに向かって、光エミッタによって投射するステップと、
    前記ターゲットによって反射された前記投射されたUV光から、光レシーバによって、前記ターゲットのUV光散乱を受信するステップと、
    前記ターゲットの巨視的な事態に係る視線速度の分布を獲得するために、既定の幅を有する複数のスペクトルシフトビンにおいて、発せられた前記UV光に関してドップラーシフトに相当する前記UV光散乱の周波数シフトを測定するステップであり、前記光レシーバによって提供される複数のヘテロダイン、オートダイン、または、ホモダインのビートノートについて、デジタルフーリエ変換を実行する、ステップと、
    前記UV光散乱のドップラー効果を特定するために、前記獲得された前記視線速度の分布を処理するステップと、
    微視的ドップラーシフト確率分布の重心シフトとして、ウインド視線速度を分離するステップ、
    を含み、さらに、
    それぞれのスペクトルシフトビンについて要求されるフォトンの数量、および、前記ドップラー効果に対する既定の要求される精度に応じて、前記スペクトルシフトビンの数量および幅を適応的に変更するステップと、
    後方散乱光を分配するために、前記複数のヘテロダイン、オートダイン、または、ホモダインの検出バンド幅を適応的に変更するステップと、を含み、
    前記ターゲットの巨視的な事態は、前記ターゲットに係る複数の原子、分子、または、パーティクルである、
    方法。
  2. 前記方法は、さらに、
    受信した前記UV光散乱を、光学的に、処理し、フィルターし、そして、電気信号へ変換するステップ、を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記視線速度の分布の重心シフトは、全体的な流速/風速情報を提供し、かつ、
    より広い分布の幅は、ターゲット流れ情報における前記ターゲットの巨視的な事態の速度によって決定される、
    請求項1に記載の方法。
  4. 散乱光のドップラー効果を測定するための装置であって、
    ターゲットに向かって紫外線(UV)光を発するために光エミッタと、
    前記ターゲットで反射された前記UV光から、前記ターゲットからのUV光散乱を受信するための光レシーバと、
    ドップラーシフトに対応する前記ターゲットの巨視的な事態に係る視線速度の分布を獲得するために、既定の幅を有する複数のスペクトルシフトビンにおいて、発せられた前記UV光に関して前記UV光散乱の周波数シフトを測定し、前記UV光散乱のドップラー効果を特定するために、前記視線速度の分布を処理し、微視的ドップラーシフト確率分布の重心シフトとして、ウインド視線速度を分離し、かつ、前記光レシーバによって提供される複数のヘテロダイン、オートダイン、または、ホモダインのビートノートについて、デジタルフーリエ変換を実行する、プロセッサ、
    を含み、
    前記プロセッサは、
    それぞれのスペクトルシフトビンについて要求されるフォトンの数量、および、前記ドップラー効果に対する既定の要求される精度に応じて、前記スペクトルシフトビンの数量および幅を適応的に変更し、かつ、
    後方散乱光を分配するために、前記複数のヘテロダイン、オートダイン、または、ホモダインの検出バンド幅を適応的に変更し、
    前記ターゲットの巨視的な事態は、前記ターゲットに係る複数の原子、分子、または、パーティクルである、
    装置。
  5. 前記装置は、さらに、
    受信した前記UV光散乱を、光学的に処理し、そして、スペクトル的にフィルターするための、フィルタと整列デバイス、を含む、
    請求項4に記載の装置。
JP2017522494A 2014-11-10 2015-09-04 弾性および非弾性光散乱を利用したドップラー効果測定のためのシステムと方法 Active JP6820845B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/537,683 US9766262B2 (en) 2014-11-10 2014-11-10 System and method for measuring doppler effect utilizing elastic and inelastic light scattering
US14/537,683 2014-11-10
PCT/US2015/048554 WO2016076942A1 (en) 2014-11-10 2015-09-04 System and method for measuring doppler effect utilizing elastic and inelastic light scattering

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017533433A JP2017533433A (ja) 2017-11-09
JP2017533433A5 JP2017533433A5 (ja) 2020-12-03
JP6820845B2 true JP6820845B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=54140733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017522494A Active JP6820845B2 (ja) 2014-11-10 2015-09-04 弾性および非弾性光散乱を利用したドップラー効果測定のためのシステムと方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9766262B2 (ja)
EP (1) EP3218741B1 (ja)
JP (1) JP6820845B2 (ja)
IL (1) IL251359B (ja)
WO (1) WO2016076942A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016092705A1 (ja) * 2014-12-12 2016-06-16 三菱電機株式会社 レーザレーダ装置
US10451518B2 (en) * 2016-05-10 2019-10-22 Rd2, Llc All fiber temperature and air density sensor
CN106200697B (zh) * 2016-09-06 2018-12-07 中国科学院上海天文台 一种射电望远镜指向实时修正方法
CN108387754B (zh) * 2018-03-20 2019-12-13 山东省科学院激光研究所 二维风速风向传感器及系统
CN110824184B (zh) * 2019-10-12 2020-11-17 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种激光多普勒测速仪数据反演方法
US11994785B2 (en) * 2020-06-03 2024-05-28 Raytheon Company Dispersive beam steering based on optical-frequency shift patterns
CN113447946B (zh) * 2021-06-28 2022-08-05 哈尔滨工业大学 微弱激光回波信号的微多普勒信息测量系统
CN117042273B (zh) * 2023-07-18 2024-04-16 中国人民解放军国防科技大学 基于超分辨光谱仪的二维等离子体速度测量系统及方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0411097D0 (en) 2004-05-19 2004-06-23 Qinetiq Ltd Laser radar device and method
US7656526B1 (en) * 2006-07-21 2010-02-02 University Corporation For Atmospheric Research Lidar system for remote determination of calibrated, absolute aerosol backscatter coefficients
FR2922314B1 (fr) * 2007-10-16 2010-02-26 Thales Sa Dispositif optique de mesure de parametres anemometriques
US8077294B1 (en) * 2008-01-17 2011-12-13 Ball Aerospace & Technologies Corp. Optical autocovariance lidar
US8339584B2 (en) * 2010-05-21 2012-12-25 Teledyne Technologies Incorporated Velocity measuring system
US9007570B1 (en) * 2013-01-11 2015-04-14 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Airborne wind profiling algorithm for Doppler Wind LIDAR

Also Published As

Publication number Publication date
IL251359A0 (en) 2017-05-29
IL251359B (en) 2021-02-28
EP3218741B1 (en) 2022-06-15
WO2016076942A1 (en) 2016-05-19
EP3218741A1 (en) 2017-09-20
US9766262B2 (en) 2017-09-19
US20160131676A1 (en) 2016-05-12
JP2017533433A (ja) 2017-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6820845B2 (ja) 弾性および非弾性光散乱を利用したドップラー効果測定のためのシステムと方法
JP2017533433A5 (ja)
JP6552983B2 (ja) ブリルアン散乱測定方法およびブリルアン散乱測定装置
CN105408764B (zh) 同轴直接检测lidar系统
Miles et al. Laser rayleigh scattering
JP5102022B2 (ja) スペクトル位相勾配を用いた受動的距離測定
CN110186577A (zh) 超快光场的信息实时测量系统
JP4464416B2 (ja) 光波測距方式及び測距装置
CA3034765A1 (en) Method for processing a signal arising from coherent lidar and associated lidar system
Spollard et al. Mitigation of phase noise and Doppler-induced frequency offsets in coherent random amplitude modulated continuous-wave LiDAR
CA3048330A1 (en) Method for processing a signal from a coherent lidar in order to reduce noise and related lidar system
Jiang et al. Laser vibrometry from a moving ground vehicle
Xu et al. Performance analysis of dual-frequency lidar in the detection of the complex wind field
Henriksson et al. Scintillation index measurement using time-correlated single-photon counting laser radar
Torun et al. Multi-tone modulated continuous-wave lidar
Ren et al. Adaptive Doppler compensation method for coherent LIDAR based on optical phase-locked loop
Totems et al. Advanced signal processing methods for pulsed laser vibrometry
Zhu et al. High anti-interference 3D imaging LIDAR system based on digital chaotic pulse position modulation
Natanson et al. Reflectometry in open and fiber mediums: technology transfer
Fajardo et al. Coherent optical transients observed in rubidium atomic line filtered Doppler velocimetry experiments
Streicher et al. Aliens: Atmospheric lidar end-to-end simulator
Dong et al. Numerical analysis of linewidth demands in heterodyne lidar
Bandutunga Digitally Enhanced Interferometry for Precision Metrology
Hill Modern fibre-optic coherent lidars for remote sensing
Ohishi et al. High-resolution rangefinder with a pulsed laser developed by an undersampling method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180723

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190401

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20190401

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190409

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20190416

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20190426

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20190514

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20191119

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20191224

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200424

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200519

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200707

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20200721

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20201009

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201020

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20201117

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20201215

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20201215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6820845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250