JP6819793B2 - センサ装置、センシング方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、センサ装置等に関する。
センサを用いて対象物(人間、機械など)の状態を判断する技術がある。この種の判断は、複数のセンサを用いて行われる場合もある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2004−216125号公報 特開2017−063946号公報
センサにより得られる情報は、その必要性に軽重がある場合もある。一般に、不要な情報や、重要性が低い情報に対しては、計測しない、あるいは計測しても記録しない、といった対処が要求されることがある。しかし、特許文献2に記載の技術のように、バッテリの残量やセンサの測定時間に基づいて駆動条件(測定間隔又は測定項目)を制御したのでは、対象物の状態の判断に必要な情報を適切に記録できない可能性がある、という技術的な課題がある。
本開示の例示的な目的は、このような課題に鑑み、センサを用いた判断に資する情報を適切に確保しつつ、全体としての情報量を抑制するための技術を提供することにある。
一の態様において、第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定する測定手段と、前記測定手段により測定された前記第1の情報及び前記第2の情報を出力する出力手段であって、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の基準を満たしている場合に、前記第2の情報が出力される時間間隔が長くなる出力手段とを含むセンサ装置が提供される。
別の態様において、第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定する測定手段と、前記測定手段により測定された前記第1の情報及び前記第2の情報を出力する出力手段であって、前記第1の情報及び前記第2の情報の少なくともいずれかが各々の基準を満たさなかった後に、前記第2の情報が出力される時間間隔が短くなる出力手段とを含むセンサ装置が提供される。
さらに別の態様において、第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定し、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の基準を満たしている場合に、前記第2の情報が出力される時間間隔が長くなるように前記第1の情報及び前記第2の情報を出力するセンシング方法が提供される。
さらに別の態様において、第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定し、前記第1の情報及び前記第2の情報の少なくともいずれかが各々の基準を満たさなかった後に、前記第2の情報が出力される時間間隔が短くなるように前記第1の情報及び前記第2の情報を出力するセンシング方法が提供される。
さらに別の態様において、コンピュータに、第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定するステップと、前記測定された前記第1の情報及び前記第2の情報を出力するステップであって、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の基準を満たしている場合に、前記第2の情報が出力される時間間隔が長くなるステップとを実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能なプログラム記録媒体が提供される。
さらに別の態様において、コンピュータに、第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定するステップと、前記測定された前記第1の情報及び前記第2の情報を出力するステップであって、前記第1の情報及び前記第2の情報の少なくともいずれかが各々の基準を満たさなかった後に、前記第2の情報が出力される時間間隔が短くなるステップとを実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能なプログラム記録媒体が提供される。
本開示によれば、センサを用いた判断に資する情報が適切に確保されつつ、全体としての情報量が抑制される。
図1は、情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、センサ装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、センサ装置の形態の一例を示す。 図4は、情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、センサ装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、測定レートの推移の第1の例を示すタイミングチャートである。 図7は、測定レートの推移の第2の例を示すタイミングチャートである。 図8は、測定レートの推移の第3の例を示すタイミングチャートである。 図9は、センサ装置の構成の別の例を示すブロック図である。 図10は、センサ装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、コンピュータ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
[第1実施形態]
図1は、一実施形態に係る情報処理システム100の構成を示すブロック図である。情報処理システム100は、センサ装置110と、情報処理装置120とを少なくとも含む。センサ装置110及び情報処理装置120は、例えば、通信ネットワークを介して互いに接続される。
センサ装置110は、センシング対象の人物に関する情報を取得するための装置である。本実施形態において、センサ装置110は、複数のセンサを含み、センシング対象の人物(以下「被験者」ともいう。)に装着される。センサ装置110は、いわゆるウェアラブルデバイスであってもよい。
ここにおいて、人物に関する情報とは、当該人物に由来して計測される情報をいう。具体的には、人物に関する情報は、生理情報を少なくとも含む。本実施形態において、生理情報は、生体を介して計測される生体の生理的状態を表す情報である。生理情報は、例えば、いわゆるバイタルサイン(体温、呼吸数、血圧等)、心臓又は筋肉の電気的活動(いわゆる心電図等)、皮膚電位、血中酸素濃度、対光反射の有無などを含む。生理情報は、生体(又はその特定部位)の移動を表す情報(速度、加速度など)であってもよい。生理情報は、身体情報と言い換えられてもよい。
また、人物に関する情報は、環境情報を含んでもよい。本実施形態において、環境情報は、生体周囲の環境を表し、生体の生理的状態に影響を与え、又は生体の生理的状態に応じて変化し得る情報である。環境情報は、例えば、生体周囲の音、明るさ、温度、湿度などを含む。以下においては、本実施形態の生理情報及び環境情報を総称して「モニタリング情報」ともいう。本実施形態のモニタリング情報は、生体から直接的又は間接的に計測される情報であって、生体の生理的状態に関連する情報であるともいえる。
図2は、センサ装置110の構成を示すブロック図である。センサ装置110は、測定部111と、データ処理部112と、制御部113と、通信部114とを含む。センサ装置110は、被験者の操作を受け付けるボタンやスイッチをさらに含んでもよい。なお、図2において、図中の矢印は、データの流れの一例を示している。センサ装置110におけるデータの流れは、図中の矢印が示すものに限定されない。
測定部111は、モニタリング情報を測定する。測定部111は、より詳細には、センサ1111、1112、…、111nを含む。ここにおいて、センサの数(すなわちnの値)は、2以上であればよい。センサ1111〜111nは、それぞれ異なるモニタリング情報を測定する複数のセンサである。センサ1111〜111nは、それぞれ所定の物理量を計測することによってモニタリング情報を測定する。測定部111は、モニタリング情報をデータ処理部112に供給する。
センサ1111〜111nは、それぞれ、モニタリング情報を反復的に測定できるように構成されている。センサ1111〜111nは、例えば、制御部113によって決められた時間間隔で、モニタリング情報を周期的に測定する。ただし、センサ1111〜111nによる測定間隔は、互いに異なってもよく、同じでもよい。センサ1111〜111nは、モニタリング情報を取得した時刻を取得したモニタリング情報と共に記録してもよい。
データ処理部112は、モニタリング情報に基づいて所定の処理を実行する。データ処理部112により実行される処理は、測定部111から供給されたモニタリング情報が所定の基準を満たしているかを判断する処理を少なくとも含む。データ処理部112は、例えば、マイコン(マイクロコントローラ)を含んで構成される。
データ処理部112による判断、すなわち、モニタリング情報が所定の基準を満たしているかの判断における基準は、モニタリング情報毎に異なる。換言すれば、データ処理部112による判断における基準は、センサ毎に異なるともいえる。データ処理部112は、例えば、モニタリング情報を示す値が所定の数値範囲内であるかを判断する。あるいは、データ処理部112は、モニタリング情報を示す値の時間変化(すなわち波形)が所定のパターンに相当するかを判断してもよい。
データ処理部112は、このような判断の結果を示すデータを、モニタリング情報とともに制御部113に供給する。例えば、データ処理部112は、判断結果を「1」又は「0」のフラグで表すデータを制御部113に供給する。ただし、このデータは、モニタリング情報が所定の基準を満たしているか否かが判断可能であればよく、必ずしもフラグに限定されない。
制御部113は、データ処理部112による判断結果に応じた処理を実行する。制御部113は、データ処理部112による判断結果に基づいて、センサ1111〜111nによる測定間隔を制御する。また、制御部113は、データ処理部112から供給されたモニタリング情報を通信部114に供給する。制御部113は、例えば、1又は複数のプロセッサを含んで構成される。あるいは、制御部113は、データ処理部112と一体に構成されてもよい。
通信部114は、制御部113から供給されたデータを情報処理装置120に送信する。また、通信部114は、情報処理装置120からデータを受信してもよい。通信部114は、例えば、センサ装置110と情報処理装置120との通信に対応する通信モジュールを含んで構成される。
図3は、センサ装置110の形態の一例を示す。センサ装置110は、図3に例示されるような腕時計型のウェアラブルデバイスであってもよい。図3の例において、センサ1111〜1113は、被験者に装着された場合に被験者に接触するように設けられている。
なお、センサ装置110は、このような形態に限らず、例えば被験者の肌に貼付されるシート型のデバイスであってもよく、被験者の着衣と一体となったデバイスであってもよい。また、センサ装置110は、センサ1111〜111nが本体と無線接続する構成であってもよい。この場合、センサ1111〜111nは、被験者の複数の部位(頭部、腕部、胸部など)に別々に装着されてもよい。
情報処理装置120は、監視者(例えば、医師等の医療従事者)が被験者の状態をモニタするためのコンピュータ装置である。情報処理装置120は、例えば、パーソナルコンピュータである。情報処理装置120は、スマートフォン、タブレット端末等のモバイル機器であってもよい。
図4は、情報処理装置120の構成を示すブロック図である。情報処理装置120は、制御部121と、通信部122と、出力部123とを含む。また、情報処理装置120は、マウス、キーボード等の入力部を含んでもよい。
制御部121は、情報処理装置120の各部の動作を制御する。例えば、制御部121は、通信部122により受信されたデータに基づいて、出力部123による出力を制御する。制御部121は、例えば、1又は複数のプロセッサにより構成される。
通信部122は、センサ装置110から送信されたデータを受信する。また、通信部122は、センサ装置110にデータを送信してもよい。通信部122は、例えば、センサ装置110と情報処理装置120との通信に対応する通信モジュールを含んで構成される。なお、通信部122は、センサ装置110と無線で直接通信してもよいが、他の通信機器を介してセンサ装置110と通信してもよい。このような場合、通信部122は、他の通信機器とは有線で通信してもよい。
出力部123は、情報を出力する。ここでいう出力は、表示媒体(紙、ディスプレイ等)への表示のほか、記録媒体への電磁的な記録や音声出力を含む。したがって、出力部123は、モニタリング情報を表示するディスプレイ又はプリンタを含んでもよく、モニタリング情報をハードディスク等の記憶媒体に書き込む書込装置を含んでもよい。また、出力部123は、スピーカやブザーを含んでもよい。
なお、情報処理システム100において、センサ装置110及び情報処理装置120の数は、特に限定されない。例えば、情報処理システム100は、センサ装置110及び情報処理装置120を同数(例えば1つずつ)含んでもよいし、1つ又は少数の情報処理装置120に対して多数のセンサ装置110が接続される構成であってもよい。
情報処理システム100の構成は、以上のとおりである。このような構成のもと、センサ装置110は、自装置を装着した被験者のモニタリング情報を測定し、測定されたモニタリング情報を情報処理装置120に送信する。また、情報処理装置120は、モニタリング情報を出力する。
監視者は、情報処理装置120により出力されたモニタリング情報を参照し、被験者の生理的な異常を判断する。そのため、情報処理システム100は、生理的な異常を判断するための情報を監視者に提供する。つまり、情報処理システム100により提供されるモニタリング情報は、被験者の異常そのものを示している必要はなく、異常の兆候、換言すれば異常の可能性を示していれば足りるともいえる。なお、ここでいう監視者は、被験者自身であってもよい。
図5は、センサ装置110の動作を示すフローチャートである。センサ装置110は、センサ1111〜111nによる測定を開始する際に以下の処理を実行する。以下においては、図5に例示された処理のことを、「タイミング制御」ともいう。
ステップS11において、制御部113は、センサ1111〜111nに対して既定の測定レートで測定を実行させる。ここでいう測定レートは、測定部111がモニタリング情報を測定する時間間隔、あるいはデータ処理部112が測定部111からモニタリング情報を取得する時間間隔を意味する。測定部111は、制御部113により設定された測定レートでモニタリング情報を測定する。なお、ステップS11において設定される測定レート、すなわち測定レートの初期値は、センサ1111〜111n毎に異なり得る。
ステップS12において、データ処理部112は、測定部111から供給されたモニタリング情報の全てが所定の基準を満たしているかを判断する。例えば、データ処理部112は、モニタリング情報のそれぞれを示すデータが各々に設定された数値範囲内であるか否かを判断する。ここでいう数値範囲は、許容範囲と言い換えられる。
データ処理部112は、モニタリング情報の全てが所定の基準を満たしていると判断された時刻を制御部113に通知する。また、データ処理部112は、ステップS12の判断結果、すなわちモニタリング情報の全てが所定の基準を満たしているか否かを示すデータを制御部113に供給する。
制御部113は、測定部111から供給されたモニタリング情報の全てが所定の基準を満たしている場合(S12:YES)、ステップS13を実行する。一方、測定部111から供給されたモニタリング情報の少なくともいずれかが所定の基準を満たしていない場合(S12:NO)、制御部113は、ステップS17を実行する。
ステップS13において、制御部113は、モニタリング情報の全てが所定の基準を満たしている期間が所定の期間(以下「第1の期間」ともいう。)以上であるかを判断する。第1の期間は、特に限定されないが、例えば「3分」などである。制御部113は、例えば、モニタリング情報が取得された時刻を用いて、ステップS13が実行された時刻において、モニタリング情報の全てが所定の基準を満たしている期間が所定の期間以上であるかを判断してもよい。制御部113は、測定レートからモニタリング情報の全てが所定の基準を満たしている期間が所定の期間以上であるかを判断してもよい。制御部113は、モニタリング情報の全てが所定の基準を満たしている期間が第1の期間以上である場合(S13:YES)、ステップS14を実行する。
一方、モニタリング情報の全てが所定の基準を満たしている期間が第1の期間未満である場合(S13:NO)、データ処理部112は、ステップS19を実行する。すなわち、この場合、制御部113は、測定レートの変更を実行しない。
ステップS14において、制御部113は、モニタリング情報の全てが所定の基準を満たしている期間が所定の他の期間(以下「第2の期間」ともいう。)以上であるかを判断する。第2の期間は、ステップS13の第1の期間よりも長く設定される。第2の期間は、例えば、「5分」などである。
制御部113は、モニタリング情報の全てが所定の基準を満たしている期間が第2の期間以上である場合(S14:YES)、ステップS16を実行する。一方、モニタリング情報の全てが所定の基準を満たしている期間が第2の期間未満(第1の期間以上第2の期間未満)である場合(S14:NO)、制御部113は、ステップS15を実行する。
ステップS15及びS16において、制御部113は、センサ1111〜111nの少なくともいずれかの測定レートを変更する。ステップS15及びS16は、測定レートを変更する処理である点において共通している。一方、ステップS15及びS16は、変更後の測定レートに相違がある。すなわち、センサ1111〜111nの測定レートは、ステップS15の実行後とステップS16の実行後とで比較すると、少なくともいずれかが同一でない。
より詳細には、制御部113は、ステップS15において、センサ1111〜111nの少なくともいずれかの測定レートを、モニタリング情報が測定される時間間隔が長くなるように変更する。この場合、第1の期間の完了から第2の期間になるまで、測定レートは第1の期間の場合よりも長い一定の時間間隔に設定される。また、制御部113は、ステップS16において、ステップS15において測定レートが変更されたセンサ1111〜111nの少なくともいずれかの測定レートを、モニタリング情報が測定される時間間隔がさらに長くなるように変更する。
ステップS13〜S16の処理は、モニタリング情報の全てが所定の基準を満たしている場合の処理である。これに対し、ステップS17〜S18の処理は、モニタリング情報の少なくともいずれかが所定の基準を満たしていない場合の処理である。ステップS17〜S18の処理は、ステップS13〜S16の処理によって変更された測定レートをリセットする(すなわち初期値に戻す)処理であるといえる。
ステップS17において、制御部113は、測定レートのリセットの要否を判断する。具体的には、制御部113は、ステップS18において測定レートがリセットされるセンサに関し、測定レートが初期値であるか否かを判断する。制御部113は、測定レートが初期値のままである場合、すなわち変更されていない場合、測定レートのリセットが不要であると判断する。この場合(S17:NO)、制御部113は、ステップS18をスキップする。
一方、測定レートが初期値から変更されている場合(S17:YES)、制御部113は、ステップS18を実行する。ステップS18において、制御部113は、ステップS13〜S16の処理によって変更された測定レートの少なくともいずれかをリセットする。制御部113は、ステップS13〜S16の処理によって変更された測定レートの全てを初期値に戻してもよいし、あらかじめ決められたモニタリング情報の測定レートのみを初期値に戻してもよい。
ステップS19において、制御部113は、測定部111によるモニタリング情報の測定を終了するか判断する。例えば、制御部113は、モニタリング情報が測定された期間が所定の閾値以上になった場合に、モニタリング情報の測定を終了する。また、制御部113は、所定の時刻になった場合にモニタリング情報の測定を終了してもよい。あるいは、制御部113は、情報処理装置120からの指示や被験者の操作に応じてモニタリング情報の測定を終了してもよい。
図6〜8は、測定レートの推移を例示するタイミングチャートである。図6のタイミングチャートは、モニタリング情報に異常がない場合の測定レートの変化を示している。図7、図8のタイミングチャートは、モニタリング情報に何らかの異常が生じた場合の測定レートの変化を示している。これらのタイミングチャートは、モニタリング情報を取得するタイミングを、2つのレベルのいずれかを示す信号によって示している。モニタリング情報は、この信号がハイレベル(すなわちオン)のタイミングにおいて取得される。
なお、ここでいうモニタリング情報の異常は、当該モニタリング情報が所定の基準を満たしていない状態を意味する。したがって、モニタリング情報に異常があるといっても、そのことが直ちに被験者に生理的な異常があることを意味しない。換言すれば、モニタリング情報の異常は、被験者に生理的な異常がある可能性を示唆しているにすぎない。
また、この例において、モニタリング情報は、「第1の情報」、「第2の情報」及び「その他の情報」に分類される。ここにおいて、第1の情報は、被験者の生理的な異常の判断に与える影響が最も大きいモニタリング情報である。第2の情報は、被験者の生理的な異常の判断に与える影響が第1の情報に次いで大きいモニタリング情報である。その他の情報は、第1の情報及び第2の情報に比べ、被験者の生理的な異常の判断に与える影響が小さいものの、異常の判断に資する1又は複数のモニタリング情報である。ただし、その他の情報は、本実施形態において必須ではなく、モニタリング情報に含まれなくてもよい。
本実施形態において、第1の情報は、他のモニタリング情報よりも短い時間間隔で測定される。第2の情報は、第1の情報より長く、その他の情報より短い時間間隔で測定される。その他の情報は、第1の情報及び第2の情報より長い時間間隔で測定される。したがって、これらの情報が単位時間当たりに測定される頻度は、第1の情報が最も高く、その他の情報が最も低い。
なお、ここでは、第1の情報の測定レートの初期値をr1、第2の情報の測定レートの初期値をr2、その他の情報の測定レートの初期値をr3とする。r1、r2及びr3は、モニタリング情報の単位時間(例えば1分)当たりの取得回数を表し、ここではr1>r2>r3を満たす。
図6において、時刻t0から時刻t1までの期間は、第1の期間に相当する。また、時刻t0から時刻t2までの期間は、第2の期間に相当する。図6においては、第1の期間に全てのモニタリング情報に異常がない(すなわち所定の基準を満たしている)。そのため、制御部113は、第2の情報及びその他の情報の時刻t1以降における測定レートを変更する。この測定レートの変更は、図5のフローチャートにおいて、ステップS12、S13で「YES」、ステップS14で「NO」と判断され、ステップS15が実行されることによる。
また、図6においては、いずれのモニタリング情報も、時刻t2に至るまで異常がない。そのため、制御部113は、第2の情報及びその他の情報の時刻t2以降における測定レートをさらに変更する。この測定レートの変更は、図5のフローチャートにおいて、ステップS12、S13、S14で「YES」と判断され、ステップS16が実行されることによる。
第2の情報の測定レートは、時刻t1から時刻t2において「r2/2」、すなわち初期値の1/2であり、時刻t2以降において「r2/3」、すなわち初期値の1/3である。また、その他の情報の測定レートは、時刻t1から時刻t2において「r3/2」、すなわち初期値の1/2であり、時刻t2以降において「r3/3」、すなわち初期値の1/3である。
なお、第1の情報は、他のモニタリング情報に比べ、被験者の生理的な異常の判断に大きな影響を与える。すなわち、第1の情報は、監視者に最もよくモニタされるべきモニタリング情報であるともいえる。それゆえ、本実施形態において、第1の情報の測定レートは不変である。換言すれば、第1の情報は、測定レートが減少しないように設定されている。
図7において、時刻t0から時刻t1までの期間は、図6の例と同様に第1の期間に相当する。また、時刻t1における測定レートの変更動作は、図6の例と同様である。しかし、図7の例は、時刻t2に至る前に第1の情報に異常が生じている点において図6の例と相違している。この場合、制御部113は、第1の情報が所定の基準を満たさなかった後、すなわち時刻t3からの第2の情報の測定レートを「r2/2」から「r2」に変更(すなわちリセット)する。ただし、制御部113は、その他の情報の測定レートはリセットしない。
また、図7において、時刻t3から時刻t4までの期間は、第1の期間に相当する長さであり、時刻t0から時刻t1までの期間と等しい。この期間、モニタリング情報には、いずれも異常がなかったものとする。この場合、制御部113は、時刻t4において、第2の情報の測定レートを「r2」から「r2/2」に再び変更する。
図8は、モニタリング情報に短期間に複数の異常が生じた場合の例である。この例において、時刻t0から時刻t3までの動作は、図7の例と同様であるとする。しかし、時刻t3において第2の情報の測定レートがリセットされた後、第1の期間が経過する前に第2の情報に異常が生じている点が図7の例と異なっている。
この場合、制御部113は、第2の情報が所定の基準を満たさなかった後、すなわち時刻t5からのその他の情報の測定レートを「r3/2」から「r3」に変更(すなわちリセット)する。すなわち、この例においては、いずれのモニタリング情報の測定レートも、時刻t5以降は初期値になっている。これにより、図7の例の場合に比べ、被験者の異常をより早期に、又はより確実に判断することが可能になる。
本実施形態の情報処理システム100が適用可能な被験者の異常とモニタされるモニタリング情報の組み合わせとしては、以下のようなものが考えられる。例えば、被験者の特定部位(例えば腕部)の加速度、心拍数、音(独言)、体温、皮膚電位、血圧などをモニタすることで、脳梗塞患者の不穏状態又は問題行動の監視に適用可能である。この場合、第1の情報として加速度、第2の情報として心拍数が用いられてもよい。
また、被験者の心拍数、血中酸素濃度、血圧、体温、呼吸数などをモニタすることで、登山、ランニング等のスポーツ時における被験者の監視に適用可能である。この場合、第1の情報として心拍数、第2の情報として血中酸素濃度が用いられてもよい。
また、被験者の特定部位の加速度、心拍数、呼吸数、体温、血圧、音などをモニタすることで、独居高齢者の安否確認又は見守り支援に適用可能である。例えば、第1の情報として加速度、第2の情報として呼吸数を用いることで、浴室等での転倒を検知することができる。あるいは、第1の情報として心拍数、第2の情報として呼吸数を用いることで、心臓病の症状を検知することができる。
以上のとおり、本実施形態の情報処理システム100は、モニタリング情報の測定結果に応じたタイミング制御を実行する構成を有する。この構成は、測定されるモニタリング情報の全てに異常がない場合にはモニタリング情報の測定間隔を広げ、測定されるモニタリング情報の少なくともいずれかに異常がある場合にモニタリング情報の測定間隔を狭めることを可能にする。
一般に、モニタリング情報が安定的に所定の基準を満たしている場合には、被験者に異常が生じている可能性が低いといえる。このような場合、情報処理システム100は、モニタリング情報の測定間隔を広げることができる。一方、所定の基準を満たさないモニタリング情報が検出された場合には、より詳細な、又はより細心の判断が監視者に要求される。このような場合、情報処理システム100は、モニタリング情報の測定間隔を狭めることができる。
したがって、情報処理システム100は、モニタリング情報の精査が必要な場合にはモニタリング情報の測定間隔を狭め、そうでない場合にはモニタリング情報の測定間隔を広げることが可能である。ゆえに、情報処理システム100は、センサを用いた判断に資する情報を適切に確保しつつ、全体としての情報量を抑制することが可能である。換言すれば、情報処理システム100は、センサを用いた判断に資する情報を適切に確保する効果と全体としての情報量を抑制する効果とを両立することを可能にする。
また、モニタリング情報の測定間隔が可変であると、あるモニタリング情報の測定間隔が長いことがモニタリング情報に一定期間異常が生じていないことを意味する。あるいは、あるモニタリング情報の測定間隔が一定期間の経過後であっても短いことは、モニタリング情報に何らかの異常が発生したことを意味する。このように、本実施形態の情報処理システム100によれば、監視者は、ある時点でのモニタリング情報の測定間隔によって直近のモニタリング情報の異常の有無を容易に把握できるという付随的な効果を得ることが可能である。
[第2実施形態]
図9は、別の実施形態に係るセンサ装置200の構成を示すブロック図である。センサ装置200は、測定部210と、出力部220とを少なくとも含む。第1実施形態のセンサ装置110は、センサ装置200の一例に相当する。
測定部210は、複数の情報を繰り返し測定する。例えば、測定部210は、複数の情報を決められた時間間隔で測定する。測定部210により各々の情報が測定される時間間隔は、特定の数値範囲に限定されなくてよい。
本実施形態において、測定部210は、2以上の情報を測定する。これらの情報は、測定される時間間隔が異なる。以下においては、測定部210により測定される複数の情報のうち、測定される時間間隔が最も短いものを「第1の情報」ともいい、測定される時間間隔が第1の情報よりも長いものの一つを「第2の情報」ともいう。
本実施形態において測定部210により測定される情報は、第1実施形態のモニタリング情報を含み得る。しかし、本実施形態において測定部210により測定される情報は、モニタリング情報に限定されない。また、本実施形態におけるセンシング対象は、人物である必要はなく、他の生物や機械であってもよい。また、本実施形態におけるセンシング対象は、土壌、液体、気体などであってもよい。
測定部210は、1以上のセンサを含んでもよく、1以上のセンサから情報を取得するインタフェースを含んでもよい。換言すれば、測定部210は、必ずしもセンサそのものを含まなくてもよい。したがって、測定部210は、第1実施形態の測定部111と同様の構成であってもよいが、このような構成のみに限定されない。
出力部220は、測定部210により測定された複数の情報を出力する。出力部220により複数の情報が出力される時間間隔は、各々が所定の基準を満たしているかによって、あるいは当該基準を満たしている時間の長さに応じて異なり得る。第1実施形態のデータ処理部112及び制御部113は、出力部220の一例に相当する。
第1の態様において、出力部220は、第1の情報及び第2の情報が各々の基準を満たしている場合に、第2の情報が出力される時間間隔が長くなる。すなわち、第2の情報が出力される時間間隔は、第1の情報及び第2の情報が各々の基準を満たしている場合には、そうでない場合と比較して長くなる。例えば、出力部220は、第1の情報及び第2の情報が所定の期間に渡って各々の基準を満たしている場合に、第2の情報が出力される時間間隔を長くする。
第2の態様において、出力部220は、第1の情報及び第2の情報の少なくともいずれかが各々の基準を満たさなかった後に、第2の情報が出力される時間間隔が短くなる。すなわち、第2の情報が出力される時間間隔は、第1の情報及び第2の情報が各々の基準を満たさなくなった後に、それ以前と比較して短くなる。例えば、出力部220は、第1の情報及び第2の情報が所定の期間に渡って各々の基準を満たした後、その少なくともいずれかが基準を満たさなくなった場合に、第2の情報が出力される時間間隔を短くする。
出力部220は、第1の態様と第2の態様の少なくともいずれかで動作する。また、出力部220は、第1の態様と第2の態様とを組み合わせて動作してもよい。例えば、第1実施形態のデータ処理部112及び制御部113は、第1の態様と第2の態様の組み合わせに相当する。
いくつかの場合において、出力部220は、第1実施形態の制御部113のように、測定部210による情報の測定間隔を制御することによって情報が出力される時間間隔を制御することが可能である。ただし、出力部220は、測定部210による情報の測定間隔を変更することなく、情報が出力される時間間隔を制御することも可能である。
例えば、出力部220は、測定部210により測定された情報の少なくとも一部を間引いて出力してもよい。より詳細には、出力部220は、第2の情報が単位時間当たりにi回測定された場合に、このi回分の第2の情報のうちのj回分を出力し、(i−j)回分を破棄する。ここにおいて、jは、i>jを満たす。
出力部220は、第2の情報に加え、又は第2の情報に代えて、他の情報が出力される時間間隔を制御してもよい。例えば、出力部220は、第2の情報に加え、第1の情報が出力される時間間隔を制御してもよい。あるいは、出力部220は、第2の情報に代えて、第3の情報が出力される時間間隔を制御してもよい。ここにおいて、第3の情報は、測定部210により測定される複数の情報のうち、測定される時間間隔が第1の情報よりも長く、かつ第2の情報でないものである。例えば、第1実施形態の「その他の情報」は、第3の情報の一例に相当する。
例えば、出力部220は、第1の情報、第2の情報及び第3の情報が各々の基準を満たしている場合に、第2の情報及び第3の情報の少なくともいずれかが出力される時間間隔を長くしてもよい。あるいは、出力部220は、第1の情報、第2の情報及び第3の情報が各々の基準を満たしている場合に、第1の情報、第2の情報及び第3の情報が出力される時間間隔を長くしてもよい。
また、出力部220は、第1の情報が基準を満たさなかった後には、第2の情報が出力される時間間隔が短くなり、第2の情報が基準を満たさなかった後には、第2の情報及び第3の情報が出力される時間間隔が短くなってもよい(例えば、図8参照)。
あるいは、出力部220は、第1の情報、第2の情報又は第3の情報が基準を満たさない回数が所定の頻度未満である場合には、第2の情報が出力される時間間隔が短くなり、当該回数が所定の頻度以上である場合には、第2の情報及び第3の情報が出力される時間間隔が短くなってもよい。ここでいう頻度は、ある決められた時間内における第1の情報、第2の情報又は第3の情報の異常の回数であるともいえる。図8の例は、ここにおける所定の頻度を「2(回)」とした場合の例であるともいえる。
図10は、センサ装置200の動作を示すフローチャートである。ステップS21において、測定部210は、複数の情報を決められた時間間隔で測定する。ステップS22において、出力部220は、ステップS21において測定された複数の情報を出力する。
ステップS22において、出力部220は、ステップS21において測定された複数の情報が各々に関する基準を満たしている場合に、当該複数の情報のいずれか(例えば、第2の情報)が出力される時間間隔が長くなってもよい。あるいは、出力部220は、ステップS21において測定された複数の情報の少なくともいずれかが各々に関する基準を満たさなかった後に、当該複数の情報のいずれか(例えば、第2の情報)が出力される時間間隔が短くなってもよい。
以上のとおり、本実施形態のセンサ装置200は、複数の情報の測定結果に応じた制御を実行する構成を有する。この構成は、例えば、第1の情報と第2の情報の双方に異常がない場合には第2の情報が出力される時間間隔を広げ、第1の情報と第2の情報の少なくともいずれかに異常がある場合には第2の情報が出力される時間間隔を狭めることを可能にする。したがって、センサ装置200は、第実施形態の情報処理システム100と同様に、センサを用いた判断に資する情報を適切に確保しつつ、全体としての情報量を抑制することが可能である。
[変形例]
上述した第1〜第2実施形態は、例えば、以下のような変形を適用することができる。これらの変形例は、必要に応じて適宜組み合わせることも可能である。また、特定の実施形態を用いて記載された変形例は、矛盾を生じない範囲において、他の実施形態にも適用され得る。
(1)制御部113は、モニタリング情報に異常がある場合に、モニタリング情報の異常を示すデータを出力してもよい。この場合、センサ装置110は、モニタリング情報の異常を示すデータを情報処理装置120に送信する。情報処理装置120は、このデータを用いて、スピーカ等による警告を出力してもよい。
(2)制御部113は、モニタリング情報そのものに代えて、モニタリング情報を表示するための表示データを出力してもよい。この場合、センサ装置110は、表示データを情報処理装置120に送信する。情報処理装置120は、この表示データを用いて、モニタリング情報を表示してもよい。
(3)センサ装置110は、被験者への装着を必ずしも要しない。センサ装置110は、例えば、モニタリング情報を遠隔から測定する、といったように、モニタリング情報を被験者と接触せずに測定する構成であってもよい。
(4)本開示に係る装置(センサ装置110、情報処理装置120及びセンサ装置200)の具体的なハードウェア構成は、さまざまなバリエーションが含まれ、特定の構成に限定されない。例えば、本開示に係る装置は、ソフトウェアを用いて実現されてもよく、複数のハードウェアを用いて各種処理を分担するように構成されてもよい。
図11は、本開示に係る装置を実現するコンピュータ装置300のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。コンピュータ装置300は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、記憶装置304と、ドライブ装置305と、通信インタフェース306と、入出力インタフェース307とを含んで構成される。
CPU301は、RAM303を用いてプログラム308を実行する。通信インタフェース306は、ネットワーク310を介して外部装置とデータをやり取りする。入出力インタフェース307は、周辺機器(カメラ、マイクロホン、その他のセンサなど)とデータをやり取りする。通信インタフェース306及び入出力インタフェース307は、データを取得又は出力するための構成要素として機能することができる。
なお、プログラム308は、ROM302に記憶されていてもよい。また、プログラム308は、メモリカード等の記録媒体309に記録され、ドライブ装置305によって読み出されてもよいし、外部装置からネットワーク310を介して送信されてもよい。
本開示に係る装置は、図11に示す構成(又はその一部)によって実現され得る。例えば、センサ装置200の場合、測定部210及び出力部220は、CPU301、ROM302及びRAM303に対応する。

なお、本開示に係る装置の構成要素は、単一の回路(プロセッサ等)によって構成されてもよいし、複数の回路の組み合わせによって構成されてもよい。ここでいう回路(circuitry)は、専用又は汎用のいずれであってもよい。例えば、本開示に係る装置は、一部が専用のプロセッサによって実現され、他の部分が汎用のプロセッサによって実現されてもよい。例えば、データ処理部112と制御部113とは、単一のプロセッサによって構成されても、別異のプロセッサによって構成されてもよい。
[付記]
本開示の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得る。ただし、本発明は、必ずしもこの付記の態様に限定されない。
(付記1)
第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された前記第1の情報及び前記第2の情報を出力する出力手段であって、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の基準を満たしている場合に、前記第2の情報が出力される時間間隔が長くなる出力手段と
を含むセンサ装置。
(付記2)
前記出力手段は、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の前記基準を満たしている時間の長さに応じて、前記第2の情報が出力される時間間隔が異なる
付記1に記載のセンサ装置。
(付記3)
前記出力手段は、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の前記基準を満たしている場合に、前記第1の情報及び前記第2の情報が出力される時間間隔が長くなる
付記1に記載のセンサ装置。
(付記4)
前記測定手段は、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第3の情報を繰り返し測定し、
前記出力手段は、前記第1の情報、前記第2の情報及び前記第3の情報が各々の基準を満たしている場合に、前記第2の情報及び前記第3の情報の少なくともいずれかが出力される時間間隔が長くなる
付記1に記載のセンサ装置。
(付記5)
第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された前記第1の情報及び前記第2の情報を出力する出力手段であって、前記第1の情報及び前記第2の情報の少なくともいずれかが各々の基準を満たさなかった後に、前記第2の情報が出力される時間間隔が短くなる出力手段と
を含むセンサ装置。
(付記6)
前記出力手段は、前記第1の情報が前記基準を満たさなかった後に、前記第1の情報及び前記第2の情報が出力される時間間隔が短くなる
付記5に記載のセンサ装置。
(付記7)
前記測定手段は、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第3の情報を繰り返し測定し、
前記出力手段は、前記第1の情報、前記第2の情報及び前記第3の情報の少なくともいずれかが各々の基準を満たさなかった後に、前記第2の情報及び前記第3の情報の少なくともいずれかが出力される時間間隔が短くなる
付記5に記載のセンサ装置。
(付記8)
前記出力手段は、前記第1の情報が前記基準を満たさなかった後には、前記第2の情報が出力される時間間隔が短くなり、前記第2の情報が前記基準を満たさなかった後には、前記第2の情報及び前記第3の情報が出力される時間間隔が短くなる
付記7に記載のセンサ装置。
(付記9)
前記出力手段は、前記第1の情報、前記第2の情報又は前記第3の情報が前記基準を満たさない回数が所定の頻度未満である場合には、前記第2の情報が出力される時間間隔が短くなり、当該回数が所定の頻度以上である場合には、前記第2の情報及び前記第3の情報が出力される時間間隔が短くなる
付記7に記載のセンサ装置。
(付記10)
前記測定手段における前記測定される時間間隔を制御する制御手段を備える
付記1から付記9までのいずれかに記載のセンサ装置。
(付記11)
前記出力手段は、前記測定手段により測定された前記第1の情報及び前記第2の情報の少なくとも一部を間引いて出力する
付記1から付記3まで又は付記5から付記6までのいずれか1項に記載のセンサ装置。
(付記12)
第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定し、
前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の基準を満たしている場合に、前記第2の情報が出力される時間間隔が長くなるように前記第1の情報及び前記第2の情報を出力する
センシング方法。
(付記13)
第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定し、
前記第1の情報及び前記第2の情報の少なくともいずれかが各々の基準を満たさなかった後に、前記第2の情報が出力される時間間隔が短くなるように前記第1の情報及び前記第2の情報を出力する
センシング方法。
(付記14)
コンピュータに、
第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定するステップと、
前記測定された前記第1の情報及び前記第2の情報を出力するステップであって、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の基準を満たしている場合に、前記第2の情報が出力される時間間隔が長くなるステップと
を実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能なプログラム記録媒体。
(付記15)
コンピュータに、
第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定するステップと、
前記測定された前記第1の情報及び前記第2の情報を出力するステップであって、前記第1の情報及び前記第2の情報の少なくともいずれかが各々の基準を満たさなかった後に、前記第2の情報が出力される時間間隔が短くなるステップと
を実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能なプログラム記録媒体。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
100 情報処理システム
110 センサ装置
111 測定部
112 データ処理部
113 制御部
114 通信部
120 情報処理装置
121 制御部
122 通信部
123 出力部
200 センサ装置
210 測定部
220 出力部
300 コンピュータ装置

Claims (3)

  1. 第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された前記第1の情報及び前記第2の情報を出力する出力手段であって、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の基準を満たしている場合に、前記第2の情報が出力される時間間隔が長くなる出力手段と
    を備え
    前記出力手段は、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の前記基準を満たしている時間の長さに応じて、前記第2の情報が出力される時間間隔が異なる
    センサ装置。
  2. 第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定し、
    前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の基準を満たしている場合に、前記第2の情報が出力される時間間隔が長くなり、かつ、当該第2の情報が出力される時間間隔が、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の前記基準を満たしている時間の長さに応じた時間間隔となるように前記第1の情報及び前記第2の情報を出力する
    センシング方法。
  3. コンピュータに、
    第1の情報と、測定される時間間隔が前記第1の情報よりも長い第2の情報とを繰り返し測定するステップと、
    前記測定された前記第1の情報及び前記第2の情報を出力するステップであって、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の基準を満たしている場合に、前記第2の情報が出力される時間間隔が長くなり、かつ、当該第2の情報が出力される時間間隔が、前記第1の情報及び前記第2の情報が各々の前記基準を満たしている時間の長さに応じた時間間隔となるように前記第1の情報及び前記第2の情報を出力するステップと
    を実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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