JP6818272B2 - リスク評価プログラム、リスク評価方法およびリスク評価装置 - Google Patents

リスク評価プログラム、リスク評価方法およびリスク評価装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、リスク評価プログラム、リスク評価方法およびリスク評価装置に関する。
従来、空港やイベント会場等の施設において、施設内に入って目的地まで移動する犯罪者を想定した警備計画の検討に、シミュレーション処理が活用されている。
このシミュレーション処理の従来技術では、各時刻の警備員の位置を示す巡回スケジュールと、各時刻の侵入者の位置を示す侵入スケジュールとをもとに巡回スケジュールの効果を示す評価値を求める。そして、評価値が最小の侵入スケジュールを動的計画法を使用して数理的に計算する。
特開2004−302896号公報 特開2011−18094号公報 特開平7−282299号公報
R. Hohzaki, S. Morita and Y. Terashima, "A patrol problem in a building by search theory," Proceedings of 2013 IEEE Symposium on Computational Intelligence for Security and Defense Applications (CISDA), pp. 104−111, 2013.
しかしながら、上記の従来技術では、巡回スケジュールの効果を示す評価値が最小の侵入スケジュールを見つけることはできるが、巡回スケジュールにおいて警備を強化すべきエリアとタイミングとを把握することは困難であるという問題がある。
例えば、施設に対する警備では、警備リソースの問題もあり、全てのタイミングで、すべての警備の対象エリアに対し、監視の目が届く(警備リソースで視認される)状況とはならない場合がある。一例として、担当する警備員が各タイミングで視認できる範囲は限られており、監視カメラ等が視認できる範囲も警備の対象エリアの一部である。
ここで、警備に対するリスクの評価を行う場合、侵入者が視認されずに対象の施設に侵入できるかを評価することとなる。しかしながら、上述のように各タイミングでの視認の範囲は対象エリアの一部であること、および、侵入者は移動するため、過去の状況も含めて評価を行う、という点で、評価が難しい。
たとえば、上記の従来技術では、特定の巡回スケジュールに対し、最悪の侵入スケジュールを特定し、この最悪の侵入スケジュールにより巡回スケジュールを評価している。しかしながら、警備計画の評価においては、警備リソースを追加するタイミングおよび配置先を検討できることが望ましく、単に最悪の侵入スケジュールを特定するだけでは警備を強化すべきエリアとタイミングとを把握することは困難である。
1つの側面では、警備を強化すべきエリアとタイミングとを容易に把握することができるリスク評価プログラム、リスク評価方法およびリスク評価装置を提供することを目的とする。
第1の案では、リスク評価プログラムは、複数のエリアに対する警備計画に基づき、複数の算出タイミングにおいて、複数のエリアそれぞれにおける侵入者が警備リソースにより視認され得る侵入者の視認リスクを算出する処理をコンピュータに実行させる。また、リスク評価プログラムは、算出された複数のタイミングそれぞれにおける複数エリアそれぞれでの視認リスクを出力する処理をコンピュータに実行させる。また、複数の算出タイミングのそれぞれにおける算出は、複数のエリアそれぞれの直前の算出タイミングにおける視認リスク、侵入者の移動能力、および、警備計画に基づき、複数のエリアそれぞれでの視認リスクと、侵入者の視認リスクの累積値とを算出する。また、出力する処理は、複数の算出タイミングそれぞれにおける複数エリアそれぞれに到達した侵入者について、算出された累積値、またはタイミング以後に所定のエリアに到達するまでの間において算出された累積値を出力する。
本発明の1実施態様によれば、警備を強化すべき場所と時刻とを容易に把握することができる。
図1は、実施形態にかかる評価装置の機能構成例を示すブロック図である。 図2は、空間情報を説明する説明図である。 図3は、警備計画を説明する説明図である。 図4は、評価の対象とする対象領域の一例を説明する説明図である。 図5は、実施形態にかかる評価装置の動作例を示すフローチャートである。 図6は、視認リスク算出処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、視認リスクの算出結果を説明する説明図である。 図8は、視認リスクの算出結果を説明する説明図である。 図9は、視認リスクの算出結果を説明する説明図である。 図10は、算出結果の表示例を説明する説明図である。 図11は、算出結果の表示例を説明する説明図である。 図12は、視認リスク算出処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、視認リスクの算出結果を説明する説明図である。 図14は、視認リスクの算出結果を説明する説明図である。 図15は、視認リスクの算出結果を説明する説明図である。 図16は、算出結果の表示例を説明する説明図である。 図17は、算出結果の表示例を説明する説明図である。 図18は、実施形態にかかる評価装置のハードウエア構成例を説明する説明図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかるリスク評価プログラム、リスク評価方法およびリスク評価装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明するリスク評価プログラム、リスク評価方法およびリスク評価装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施形態にかかる評価装置の機能構成例を示すブロック図である。図1に示す評価装置1は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理装置である。評価装置1は、入力された情報に基づいて、警備の対象とする領域における警備計画12の効果を示す評価値を求めるシミュレーション処理を行い、求めた評価値を出力する。この評価値をもとに、ユーザは、警備計画12における侵入のリスクを評価を行う。図1に示すように、評価装置1は、記憶部10、入力部20、視認リスク算出部30および出力部40を有する。
記憶部10は、入力部20より入力された空間情報11および警備計画12等の入力情報や、視認リスク算出部30により算出された演算データ13をRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置に格納する。
空間情報11は、ショッピングモールや空港等の警備の対象とする領域の構造を示す情報である。具体的には、空間情報11には、シミュレーション対象の人物(警備員、歩行者、侵入者など)が回遊する仮想空間(広さ、フロア数、壁、通路および施設の位置等)について、セル環境および空間内のノード(通路、施設等)の接続を示すネットワーク環境が記述されている。ユーザは、シミュレーションの検討対象とする仮想空間の空間情報11を評価装置1に入力する。
図2は、空間情報11を説明する説明図である。図2に示すように、空間情報11には、仮想空間の広さ、フロア数、シミュレーション対象の人物の進入不可能なセル(壁)を示す壁番号、壁の位置等のセル環境が記述されている。また、空間情報11には、ノードを示すノード番号ごとに、ノードの座標、歩行目標(Waypoint)、施設(Facility)などのノードの種類等のネットワーク環境が記述されている。また、ネットワーク環境には、移動可能なノード間のエッジごとに、エッジ番号と、互いに接続されているノードを示すノード番号とが記述されている。また、各ノードについては、ノードにおける明るさ(照度)など、視認にかかる環境情報が設定されていてもよい。
警備計画12は、警備の対象とする領域に対する警備員、監視カメラなどの警備リソースごとの、各時刻における配置を示すものである。具体的には、警備計画12では、警備リソースごとに、警備員または監視カメラなどの種類、初期の配置位置、移動経路、移動速度、視認距離および視野角が示されている。
図3は、警備計画12を説明する説明図である。図3に示すように、警備計画12では、警備リソースを識別する警備リソース番号ごとに、種類、初期位置、移動経路、移動速度、視認距離および視野角が記述されている。
警備計画12における種類では、警備員または監視カメラなどの警備リソースの種類が示される。初期位置では、警備リソースの初期の配置位置が空間情報11におけるノード番号などにより示される。例えば、警備リソース番号「1」の警備員の初期位置は、空間情報11における領域内のノード番号「8」の位置であることが示されている。
移動経路では、初期の配置位置からの移動経路が空間情報11におけるノード番号などにより示される。例えば、警備リソース番号「1」の警備員は、ノード番号「8」から「8→9→10→…→7→8」の順に移動することが示されている。移動速度では、警備リソースが単位時間あたりに移動する速度がノード数などにより示される。例えば、警備リソース番号「1」、「2」の警備員は、単位時間あたりに1つのノード数分移動することが示されている。なお、警備リソース番号「10」の監視カメラは、移動しないので移動経路および移動速度ともに「NA(Not Applicable)」とされる。
視認距離では、警備リソースが可視となる距離がノード数などにより示される。例えば、警備リソース番号「1」、「2」の警備員は、自ノードから10ノード先までが可視の範囲となる。視野角では、警備リソースが可視となる角度が示される。例えば、警備リソース番号「1」、「2」の警備員は、全周(2Π)が可視の角度となる。また、警備リソース番号「10」の監視カメラは、カメラの撮影画角に対応する一方向(2/3Π)が可視の角度となる。
なお、図3における警備計画12の例では警備リソースとして警備員および監視カメラが含まれる場合を例示しているが、本実施形態では、監視カメラは警備計画12に含まれないものとする。すなわち、本実施形態における警備計画12では、警備リソース番号「1」、「2」の警備員についての情報が示されているものとする。
図4は、評価の対象とする対象領域の一例を説明する説明図である。図4に示すように、空間情報11で示される対象領域200は、一例として、(1)〜(10)のノードで示される複数のエリア(場所)を有する。対象領域200におけるノード(1)、(3)は侵入口であり、各時刻に侵入者が侵入するものとする。また、対象領域200におけるノード(7)は侵入者の目的地とする。
各時刻においてノード(1)、(3)の侵入口より侵入した侵入者は、移動速度1で最短ルートを通って目的地であるノード(7)を目指すものとする。例えば、ノード(1)の侵入口より侵入した侵入者は、次の時刻には目的地であるノード(7)を目指してノード(10)に移動する。このように、侵入者は、時刻ごとに移動速度1で目的地であるノード(7)を目指して進む。
この対象領域200において、警備計画12における警備リソース番号「1」の警備員P1は、ノード番号「8」から「8→9→10→…→7→8」の順に反時計回りに移動速度1で一周する(図3参照)。また、警備計画12における警備リソース番号「2」の警備員P2は、ノード番号「3」から「3→2→1→…→4→3」の順に時計回りに移動速度1で一周する(図3参照)。
また、空間情報11において、対象領域200の中央部分には、警備員P1、P2の視野を遮る障害物が設定されている。よって、警備員P1、P2の視野は、自ノードから10ノード先までの全周が可視の範囲であるが、障害物により制限される。例えば、初期位置(ノード(8))における警備員P1が可視とする範囲は、ノード(1)、(10)、(9)、(8)、(7)および(6)である。
図1に戻り、入力部20は、例えばマウスやキーボードなどの入力装置より、空間情報11および警備計画12等のシミュレーションにかかる入力情報を受け付ける。入力部20は、受け付けた空間情報11および警備計画12を記憶部10に格納する。また、入力部20は、例えば警備計画12における視認リスクを求めるシミュレーション内容など、シミュレーションについての指定内容を受け付けて、受け付けた指定内容を視認リスク算出部30へ通知する。
視認リスク算出部30は、記憶部10に格納された入力情報(空間情報11および警備計画12)および入力部20を介して指定された内容に基づき、複数のタイミングそれぞれにおける対象領域200内の各場所について、警備計画12の効果を示す評価値である視認リスクを算出する。
視認リスク算出部30が視認リスクを算出する複数のタイミングは、シミュレーションされる時間を所定の時間間隔で区切ったシミュレーション上の時刻(t)である。すなわち、シミュレーション上の各時刻(t)である複数のタイミングは、視認リスクの算出が行われる算出タイミングである。この算出タイミング(以下、単に「タイミング」とよぶ)については、例えば、入力部20が受け付ける入力情報に含まれる、シミュレーション上の時刻を区切る時間間隔などの設定情報をもとに設定される。
視認リスク算出部30が算出する視認リスクは、例えば侵入口より侵入した侵入者が警備員より視認され得る度合いを示す視認度である。この視認リスクについては、視認度が高いほど警備計画12の効果が高く、視認されずに侵入されるリスクが低いことを意味する。逆に、視認度が低いほど警備計画12の効果が低く、視認されずに侵入されるリスクが高いことを意味する。なお、視認リスク算出部30が算出する視認度は、複数のタイミングそれぞれにおける対象領域200内の各場所にいる侵入者が受けた視認度の累積値(累積視認度)または最大視認度のいずれであってもよい。
具体的には、視認リスク算出部30は、空間情報11および警備計画12に基づき、特定のタイミング(時刻t)において、複数の場所(q)それぞれにおける侵入者が警備リソースにより視認され得る視認度(c)を算出する。この算出結果については、特定のタイミング(時刻t)における演算データ13として記憶部10に格納される。
より具体的には、視認リスク算出部30は、空間情報11および警備計画12をもとに、時刻tにおける警備リソース(警備員P1、P2)の場所(p)とその視認範囲を求める。次いで、視認リスク算出部30は、警備リソースの視認範囲内を可視(1)、他を不可視(0)とする。次いで、視認リスク算出部30は、警備リソースと各場所(q)との距離と、視認にかかる明るさとをもとに、次の式(1)により侵入者が視認され得る視認度c(p,q)を算出する。次いで、視認リスク算出部30は、特定のタイミング(時刻t)において算出した視認度c(p,q)を演算データ13として記憶部10に格納する。
Figure 0006818272
なお、δ(p,q)では、警備リソースの場所(p)に対する各場所(q)が警備リソースの視認範囲内であるか否かをもとに、不可視の場合に0、可視の場合に1とする。α(q)は、空間情報11における各ノードの明るさをもとに、各場所(q)における視認にかかる明るさを0〜1で示す。d(p、q)は、警備リソースの場所(p)と各場所(q)との距離値である。式(1)に示すように、視認度c(p,q)は、警備リソースの視認範囲内の場所については視認され得ることを示す値(0以上)となり、かつ、警備リソースとの距離の2乗に反比例する値となる。
次いで、視認リスク算出部30は、特定のタイミングの次のタイミング(時刻t+1または時刻t−1)における複数の場所(q)それぞれでの視認度を算出する。この算出結果については、次のタイミングの演算データ13として記憶部10に格納される。
より具体的には、視認リスク算出部30は、前の演算による演算データ13をもとにした複数の場所(q)それぞれの直前のタイミングにおける視認度、侵入者の移動能力(例えば単位時間あたりの移動量)、および、警備計画12に基づき、次のタイミングにおける複数の場所(q)それぞれでの視認度を算出する。なお、直前のタイミングとは、シミュレーション上の時刻が直前(直近)であるタイミングであり、一例として、次のタイミング(時刻t+1または時刻t−1)に対する特定のタイミング(時刻t)である。すなわち、次のタイミングの視認度の算出は、特定のタイミング(時刻t)における視認度に基づいて行われることとなる。なお、最初のタイミング(シミュレーション開始時刻)については、初期化された視認度(初期値)を参照するものとする。
以後、上記の処理を繰り返すことで、視認リスク算出部30は、複数のタイミングそれぞれにおける対象領域200内の各場所についての、侵入者が受ける視認度を算出する。つまり、視認リスク算出部30は、算出部に相当する。
例えば、視認リスク算出部30は、各時刻(t)において、各場所(q)に到達した侵入者がそれ以前に少なくとも受けた累積視認度U(q)(または最大視認度maxU(q))を求める(詳細は後述する)。なお、視認リスク算出部30は、各場所(q)について、U(q)が最小になる時刻とその最小値U(q)=minU(q)を求めてもよい。
または、視認リスク算出部30は、各時刻(t)において、各場所(q)に到達した侵入者がそれ以後に目的地に到達するまでの間に少なくとも受ける累積視認度V(q)(または最大視認度maxV(q))を求める(詳細は後述する)。なお、視認リスク算出部30は、各場所(q)について、V(q)が最小になる時刻とその最小値V(q)=minV(q)を求めてもよい。
なお、U(q)(またはmaxU(q))およびV(q)(またはmaxV(q))のいずれを求めるか、および、侵入者の移動能力などのシミュレーション内容は、例えば入力部20を介してユーザより指定される。
出力部40は、記憶部10に格納された演算データ13をもとに、視認リスク算出部30による算出結果、すなわち、複数のタイミングそれぞれにおける各場所それぞれでの視認リスク(視認度)を表示装置への表示や印刷装置への印字により出力する。この出力部40における視認リスク算出部30の算出結果の出力は、逐次算出した結果を逐次出力してもよい。また、所定時間にわたって算出した結果の集計結果を出力してもよい。
次に、評価装置1における動作の詳細について説明する。図5は、実施形態にかかる評価装置の動作例を示すフローチャートである。
図5に示すように、処理が開始されると、視認リスク算出部30は、記憶部10に格納された空間情報11および警備計画12を取得する(S1)。次いで、視認リスク算出部30は、求める視認リスク(U(q)またはV(q))の指定を入力部20を介してユーザより受け付ける(S2)。
次いで、視認リスク算出部30は、空間情報11および警備計画12をもとに、S2において指定された視認リスク(U(q)またはV(q))を算出する算出処理を実行する(S3)。次いで、出力部40は、視認リスク算出部30による算出結果を表示装置への表示や印刷装置への印字により出力する(S4)。
ここで、視認リスクの算出処理の詳細について説明する。先ず、U(q)(またはmaxU(q))を求める場合を説明する。図6は、視認リスク算出処理の一例を示すフローチャートであり、具体的にはU(q)を求める処理の一例である。
図6に示すように、処理が開始されると、視認リスク算出部30は、処理にかかる値(時刻(t)およびU(q))を初期化する(S10)。具体的には、視認リスク算出部30は、処理にかかる時刻tをt←0とする。また、視認リスク算出部30は、対象領域200内の全ての場所(q)についてU(q)←∞とする。
次いで、視認リスク算出部30は、t←t+1として処理の時刻を進める(S11)。次いで、視認リスク算出部30は、時刻tにおけるそれぞれの侵入口(s)についての評価値(U(s))を求める(S12)。
具体的には、視認リスク算出部30は、U(s)←Σ t=1c(p ,s)とし、N人いる警備員(i)の侵入口(s)に対する視認度の和を求める。
次いで、視認リスク算出部30は、時刻tにおける評価値が未決定の場所qを選択する(S13)。次いで、視認リスク算出部30は、侵入者の移動能力をもとに、対象領域200内において単位時間で場所qに侵入者が到達可能な場所を求める。次いで、視認リスク算出部30は、求めた場所の中で、1つ前の時刻(t−1)における評価値が最も小さい場所(q’)を選択する(S14)。
次いで、視認リスク算出部30は、時刻tにおける場所qの評価値(U(q))を求める(S15)。具体的には、視認リスク算出部30は、U(q)←Ut−1(q’)+Σ i=1c(p ,q)とし、時刻tにおいて場所qに到達した侵入者がそれ以前に少なくとも受けた累積視認度を求める。なお、最大視認度(maxU(q))を求める場合は、上記のΣに代えてmaxとすればよい。
次いで、視認リスク算出部30は、対象領域200内において他に評価値を求めていない場所があるか否かを判定する(S16)。評価値を求めていない場所がある場合(S16:YES)、視認リスク算出部30はS13へ処理を戻す。
評価値を求めていない場所がない場合(S16:NO)、時刻tにおいて対象領域200内の各場所の評価が終了したこととなる。よって、評価値を求めていない場所がない場合(S16:NO)、視認リスク算出部30は、処理にかかる時刻tが演算終了の時刻T未満であるか否かを判定する(S17)。
なお、演算終了の時刻Tについては、警備計画12が一巡する周期などをもとに予め設定されるものとする。時刻tが時刻T未満である場合(S17:YES)、視認リスク算出部30は、S11へ処理を戻す。時刻tが時刻T未満でない場合(S17:NO)、視認リスク算出部30は、算出処理を終了する。
図7〜図9は、視認リスクの算出結果を説明する説明図である。具体的には、図7は、初期値(t=0)からt=3までの視認リスクの算出結果(累積視認度U(q))を説明する図である。また、図8は、t=4からt=7までの視認リスクの算出結果を説明する図である。図9は、t=8から警備計画12が一巡するt=11までの視認リスクの算出結果を説明する図である。
図7〜図9に示すように、視認リスク算出部30が視認リスクの算出処理(図6参照)を実行することで、各時刻においてノード(1)〜(10)に到達した侵入者がそれ以前に少なくとも受けた累積視認度を求めることができる。
具体的には、t=0の初期の時刻においては、ノード(1)〜(10)の累積視認度は初期値(∞)とされる。次の時刻(t=1)では、侵入口のノード(1)、(3)に出現する侵入者に対する警備員P1、P2の視認度が求められる。例えば、ノード(3)では、直近にいる警備員P2により視認度が「1.000」とされる。また、ノード(1)では、ノード2つ分離れた警備員P2による視認度と、ノード3つ分離れた警備員P1による視認度との和により視認度が「0.174」とされる。
さらに次の時刻(t=2)では、前の時刻(t=1)にノード(3)にいた侵入者はノード(4)へ、ノード(1)にいた侵入者はノード(10)へそれぞれ移動する。この時、ノード(4)に到達した侵入者の累積視認度は、時刻(t=2)において警備員P2からは不可視となることから、前の時刻における視認度「1.000」のままとなる。また、ノード(10)に到達した侵入者の累積視認度は、時刻(t=2)において警備員P1から可視であり、ノード1つ分離れた警備員P1による視認度「0.250」と、前の時刻における視認度「0.174」との和により「0.424」とされる。
なお、時刻(t=2)において侵入口のノード(1)、(3)に新たに出現する侵入者に対する視認度は、前回と同様にして求められ、「0.361」、「0.250」とされる。また、以後の時刻(t=3〜11)についても同様に、視認リスクの算出処理(図6参照)を実行することで、ノード(1)〜(10)に到達した侵入者の累積視認度が得られる。
この算出結果をもとに、出力部40は、各時刻においてノード(1)〜(10)に到達した侵入者の累積視認度(図7〜図9参照)を表示画面などに出力する。
図10は、算出結果の表示例を説明する説明図である。図10に示すように、出力部40は、視認リスク算出部30が算出した、各時刻においてノード(1)〜(10)に到達した侵入者の累積視認度を表示画面300の算出結果表示領域302に表示する。具体的には、出力部40は、タブ301A〜301Cにより指定された時刻(図示例では時刻=4〜7)における累積視認度を算出結果表示領域302に表示する。この算出結果表示領域302の表示内容を確認することで、ユーザは、警備を強化すべき場所と時刻とを容易に把握することができる。
なお、タブ301Dは、警備計画12における評価の最小値を算出結果表示領域302に表示するタブである。出力部40は、タブ301Dが指定された場合、視認リスク算出部30が最小値U(q)=minU(q)として求めた演算結果を算出結果表示領域302に表示する。
図11は、算出結果の表示例を説明する説明図であり、警備計画12における評価の最小値の表示例である。図11に示すように、タブ301Dが指定された場合、出力部40は、警備計画12について算出されたノード(1)〜(10)における視認度の最小値を表示する。これにより、ユーザは、警備計画12において警備リソースによる視認度が低く、視認されずに侵入されるリスクが高い場所を容易に把握することができる。
なお、評価の最小値については、警備計画ごとに算出した結果を並べて表示してもよい。図示例では、警備員P1、P2の初期配置は同一であるが、警備員P1が反時計回り、警備員P2が時計回りに巡回する「警備計画1」と、警備員P1、P2ともに反時計回りに巡回する「警備計画2」とが並べて表示されている。このように、「警備計画1」および「警備計画2」の評価を比較できるように並べて表示してもよい。
次に、V(q)(またはmaxV(q))を求める場合を説明する。図12は、視認リスク算出処理の一例を示すフローチャートであり、具体的にはV(q)を求める処理の一例である。
図12に示すように、処理が開始されると、視認リスク算出部30は、処理にかかる値(時刻(t)およびV(q))を初期化する(S20)。具体的には、視認リスク算出部30は、処理にかかる時刻tをt←T+1とする。また、視認リスク算出部30は、対象領域200内の全ての場所(q)についてV(q)←∞とする。
次いで、視認リスク算出部30は、t←t−1として処理の時刻を戻す(S21)。次いで、視認リスク算出部30は、時刻tにおけるそれぞれの目的地(s)についての評価値(V(s))を求める(S22)。
具体的には、視認リスク算出部30は、V(s)←Σ i=1c(p ,s)とし、N人いる警備員(i)の目的地(s)に対する視認度の和を求める。
次いで、視認リスク算出部30は、時刻tにおける評価値が未決定の場所qを選択する(S23)。次いで、視認リスク算出部30は、侵入者の移動能力をもとに、対象領域200内において単位時間で場所qから侵入者が到達可能な場所を求める。次いで、視認リスク算出部30は、求めた場所の中で、1つ後の時刻(t+1)における評価値が最も小さい場所(q’)を選択する(S24)。
次いで、視認リスク算出部30は、時刻tにおける場所qの評価値(V(q))を求める(S25)。具体的には、視認リスク算出部30は、V(q)←Vt+1(q’)+Σ i=1c(p ,q)とし、時刻tにおいて場所qに到達した侵入者が目的地に到達するまでに受ける累積視認度を求める。なお、最大視認度(maxV(q))を求める場合は、上記のΣに代えてmaxとすればよい。
次いで、視認リスク算出部30は、対象領域200内において他に評価値を求めていない場所があるか否かを判定する(S26)。評価値を求めていない場所がある場合(S26:YES)、視認リスク算出部30はS23へ処理を戻す。
評価値を求めていない場所がない場合(S26:NO)、時刻tにおいて対象領域200内の各場所の評価が終了したこととなる。よって、評価値を求めていない場所がない場合(S26:NO)、視認リスク算出部30は、処理にかかる時刻tがt>1であるか否かを判定する(S27)。
t>1である場合(S27:YES)、視認リスク算出部30は、S21へ処理を戻す。t>1でない場合(S27:NO)、視認リスク算出部30は、算出処理を終了する。
図13〜図15は、視認リスクの算出結果を説明する説明図である。具体的には、図13は、初期値(t=12)からt=9までの視認リスクの算出結果(累積視認度V(q))を説明する図である。また、図14は、t=8からt=5までの視認リスクの算出結果を説明する図である。図15は、t=4からt=1までの視認リスクの算出結果を説明する図である。
図13〜図15に示すように、視認リスク算出部30が視認リスクの算出処理(図12参照)を実行することで、各時刻においてノード(1)〜(10)より目的地に到達するまでに侵入者が受ける累積視認度を求めることができる。
具体的には、t=12の初期の時刻においては、ノード(1)〜(10)の累積視認度は初期値(∞)とされる。前の時刻(t=11)では、目的地のノード(7)に到達する侵入者に対する警備員P1、P2の視認度が求められる。例えば、ノード(7)では、ノード1つ分離れた警備員P1による視認度「0.250」とされる。
さらに前の時刻(t=10)では、次の時刻(t=11)に目的地に到達する侵入者がノード(8)、(6)にいることとなる。この時、ノード(8)における侵入者の累積視認度は、ノード1つ分離れた警備員P1による視認度「0.250」とされる。また、ノード(6)における侵入者の累積視認度は、ノード2つ分離れた警備員P2による視認度と、ノード1つ分離れた警備員P1による視認度との和により視認度が「0.611」とされる。
なお、時刻(t=10)において目的地のノード(7)に新たに出現する侵入者に対する視認度は、前回と同様にして求められ、「1.000」とされる。また、さらに前の時刻(t=9〜1)についても同様に、視認リスクの算出処理(図12参照)を実行することで、ノード(1)〜(10)より目的地に到達するまでの侵入者の視認度が得られる。
この算出結果をもとに、出力部40は、各時刻においてノード(1)〜(10)より目的地に到達するまでの侵入者の視認度(図13〜図15参照)を表示画面などに出力する。
図16は、算出結果の表示例を説明する説明図である。図16に示すように、出力部40は、視認リスク算出部30が算出した、各時刻においてノード(1)〜(10)より目的地に到達するまでの侵入者の視認度を表示画面300の算出結果表示領域302に表示する。具体的には、出力部40は、タブ301A〜301Cにより指定された時刻(図示例では時刻=1〜4)における視認度を算出結果表示領域302に表示する。この算出結果表示領域302の表示内容を確認することで、ユーザは、警備を強化すべき場所と時刻とを容易に把握することができる。
なお、出力部40は、タブ301Dが指定された場合、視認リスク算出部30が最小値V(q)=minV(q)として求めた演算結果を算出結果表示領域302に表示する。
図17は、算出結果の表示例を説明する説明図であり、警備計画12における評価の最小値の表示例である。図17に示すように、タブ301Dが指定された場合、出力部40は、警備計画12について算出されたノード(1)〜(10)における視認度の最小値を表示する。これにより、ユーザは、警備計画12において警備リソースによる視認度が低く、視認されずに侵入されるリスクが高い場所を容易に把握することができる。
以上のように、評価装置1は、視認リスク算出部30において、複数のエリア(場所q)に対する警備計画12に基づき、特定のタイミング(時刻t)において、複数のエリアそれぞれにおける侵入者が視認され得る視認リスクを算出する。また、視認リスク算出部30は、特定のタイミングの次のタイミング(t−1またはt+1)において、複数のエリアそれぞれの特定のタイミング(t)における視認リスク、侵入者の移動能力、および、警備計画12に基づき、複数のエリアそれぞれでの視認リスクを算出する。評価装置1は、出力部40において、算出された複数のタイミングそれぞれにおける複数エリアそれぞれでの視認リスクを出力する。
したがって、ユーザは、評価装置1より出力された視認リスクをもとに、警備を強化すべき場所と時刻とを容易に把握することができる。また、評価装置1は、特定のタイミングで複数のエリアそれぞれにおける侵入者が視認され得る視認リスクを算出した後に、次のタイミングの視認リスクを順次算出していくので、計算量を抑えつつ視認リスクの算出を行うことができる。
評価装置1で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウエア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。また、評価装置1で行われる各種処理機能は、クラウドコンピューティングにより、複数のコンピュータが協働して実行してもよい。
ところで、上記の実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータ(ハードウエア)の一例を説明する。図18は、実施形態にかかる評価装置1のハードウエア構成例を説明する説明図である。
図18に示すように、評価装置1は、各種演算処理を実行するCPU101と、データ入力を受け付ける入力装置102と、モニタ103と、スピーカ104とを有する。また、評価装置1は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置105と、各種装置と接続するためのインタフェース装置106と、有線または無線により外部機器と通信接続するための通信装置107とを有する。また、評価装置1は、各種情報を一時記憶するRAM108と、ハードディスク装置109とを有する。また、評価装置1内の各部(101〜109)は、バス110に接続される。
ハードディスク装置109には、上記の実施形態で説明した各種の処理を実行するためのプログラム111が記憶される。また、ハードディスク装置109には、プログラム111が参照する各種データ112が記憶される。入力装置102は、例えば、評価装置1の操作者から操作情報の入力を受け付ける。モニタ103は、例えば、操作者が操作する各種画面を表示する。インタフェース装置106は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置107は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークと接続され、通信ネットワークを介した外部機器との間で各種情報をやりとりする。
CPU101は、ハードディスク装置109に記憶されたプログラム111を読み出して、RAM108に展開して実行することで、各種の処理を行う。なお、プログラム111は、ハードディスク装置109に記憶されていなくてもよい。例えば、評価装置1が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラム111を、評価装置1が読み出して実行するようにしてもよい。評価装置1が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこのプログラムを記憶させておき、評価装置1がこれらからプログラム111を読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複数のエリアに対する警備計画に基づき、複数の算出タイミングにおいて、前記複数のエリアそれぞれにおける侵入者が警備リソースにより視認され得る前記侵入者の視認リスクを算出し、
算出された複数のタイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの視認リスクを出力する、
処理をコンピュータに実行させるリスク評価プログラムであって、
前記複数の算出タイミングのそれぞれにおける前記算出は、前記複数のエリアそれぞれの直前の前記算出タイミングにおける視認リスク、前記侵入者の移動能力、および、前記警備計画に基づき、前記複数のエリアそれぞれでの視認リスクを算出することを特徴とするリスク評価プログラム。
(付記2)前記警備計画は、前記複数のエリアにおける前記警備リソースが視認する視認範囲を特定する情報を含む、
ことを特徴とする付記1に記載のリスク評価プログラム。
(付記3)前記警備リソースは、監視カメラまたは警備員を含むことを特徴とする付記1に記載のリスク評価プログラム。
(付記4)前記算出する処理は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの前記侵入者の視認リスクの累積値を算出し、
前記出力する処理は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれに到達した侵入者について、算出された前記累積値を出力する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載のリスク評価プログラム。
(付記5)前記算出する処理は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの前記侵入者の視認リスクの累積値を算出し、
前記出力する処理は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの前記侵入者について、当該タイミング以後に所定のエリアに到達するまでの間において算出された前記累積値を出力する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載のリスク評価プログラム。
(付記6)複数のエリアに対する警備計画に基づき、複数の算出タイミングにおいて、前記複数のエリアそれぞれにおける侵入者が警備リソースにより視認され得る前記侵入者の視認リスクを算出し、
算出された複数のタイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの視認リスクを出力する、
処理をコンピュータが実行するリスク評価方法であって、
前記複数の算出タイミングのそれぞれにおける前記算出は、前記複数のエリアそれぞれの直前の前記算出タイミングにおける視認リスク、前記侵入者の移動能力、および、前記警備計画に基づき、前記複数のエリアそれぞれでの視認リスクを算出することを特徴とするリスク評価方法。
(付記7)前記警備計画は、前記複数のエリアにおける前記警備リソースが視認する視認範囲を特定する情報を含む、
ことを特徴とする付記6に記載のリスク評価方法。
(付記8)前記警備リソースは、監視カメラまたは警備員を含むことを特徴とする付記6に記載のリスク評価方法。
(付記9)前記算出する処理は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの前記侵入者の視認リスクの累積値を算出し、
前記出力する処理は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれに到達した侵入者について、算出された前記累積値を出力する、
ことを特徴とする付記6乃至8のいずれか一項に記載のリスク評価方法。
(付記10)前記算出する処理は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの前記侵入者の視認リスクの累積値を算出し、
前記出力する処理は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの前記侵入者について、当該タイミング以後に所定のエリアに到達するまでの間において算出された前記累積値を出力する、
ことを特徴とする付記6乃至8のいずれか一項に記載のリスク評価方法。
(付記11)複数のエリアに対する警備計画に基づき、複数の算出タイミングにおいて、前記複数のエリアそれぞれにおける侵入者が警備リソースにより視認され得る前記侵入者の視認リスクを算出する算出部と、
算出された複数のタイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの視認リスクを出力する出力部と、
を有するリスク評価装置であって、
前記算出部は、前記複数の算出タイミングのそれぞれにおける前記算出について、前記複数のエリアそれぞれの直前の前記算出タイミングにおける視認リスク、前記侵入者の移動能力、および、前記警備計画に基づき、前記複数のエリアそれぞれでの視認リスクを算出することを特徴とするリスク評価装置。
(付記12)前記警備計画は、前記複数のエリアにおける前記警備リソースが視認する視認範囲を特定する情報を含む、
ことを特徴とする付記11に記載のリスク評価装置。
(付記13)前記警備リソースは、監視カメラまたは警備員を含むことを特徴とする付記11に記載のリスク評価装置。
(付記14)前記算出部は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの前記侵入者の視認リスクの累積値を算出し、
前記出力部は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれに到達した侵入者について、算出された前記累積値を出力する、
ことを特徴とする付記11乃至13のいずれか一項に記載のリスク評価装置。
(付記15)前記算出部は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの前記侵入者の視認リスクの累積値を算出し、
前記出力部は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの前記侵入者について、当該タイミング以後に所定のエリアに到達するまでの間において算出された前記累積値を出力する、
ことを特徴とする付記11乃至13のいずれか一項に記載のリスク評価装置。
1…評価装置
10…記憶部
11…空間情報
12…警備計画
13…演算データ
20…入力部
30…視認リスク算出部
40…出力部
101…CPU
102…入力装置
103…モニタ
104…スピーカ
105…媒体読取装置
106…インタフェース装置
107…通信装置
108…RAM
109…ハードディスク装置
110…バス
111…プログラム
112…各種データ
200…対象領域
300…表示画面
301A〜301D…タブ
302…算出結果表示領域
P1、P2…警備員

Claims (5)

  1. 複数のエリアに対する警備計画に基づき、複数の算出タイミングにおいて、前記複数のエリアそれぞれにおける侵入者が警備リソースにより視認され得る前記侵入者の視認リスクを算出し、
    算出された複数のタイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの視認リスクを出力する、
    処理をコンピュータに実行させるリスク評価プログラムであって、
    前記複数の算出タイミングのそれぞれにおける前記算出は、前記複数のエリアそれぞれの直前の前記算出タイミングにおける視認リスク、前記侵入者の移動能力、および、前記警備計画に基づき、前記複数のエリアそれぞれでの視認リスクと、前記侵入者の視認リスクの累積値とを算出し、
    前記出力する処理は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれに到達した侵入者について、算出された前記累積値、または前記タイミング以後に所定のエリアに到達するまでの間において算出された前記累積値を出力する、
    ことを特徴とするリスク評価プログラム。
  2. 前記警備計画は、前記複数のエリアにおける前記警備リソースが視認する視認範囲を特定する情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリスク評価プログラム。
  3. 前記警備リソースは、監視カメラまたは警備員を含むことを特徴とする請求項1に記載のリスク評価プログラム。
  4. 複数のエリアに対する警備計画に基づき、複数の算出タイミングにおいて、前記複数のエリアそれぞれにおける侵入者が警備リソースにより視認され得る前記侵入者の視認リスクを算出し、
    算出された複数のタイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの視認リスクを出力する、
    処理をコンピュータが実行するリスク評価方法であって、
    前記複数の算出タイミングのそれぞれにおける前記算出は、前記複数のエリアそれぞれの直前の前記算出タイミングにおける視認リスク、前記侵入者の移動能力、および、前記警備計画に基づき、前記複数のエリアそれぞれでの視認リスクと、前記侵入者の視認リスクの累積値とを算出し、
    前記出力する処理は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれに到達した侵入者について、算出された前記累積値、または前記タイミング以後に所定のエリアに到達するまでの間において算出された前記累積値を出力する、
    ことを特徴とするリスク評価方法。
  5. 複数のエリアに対する警備計画に基づき、複数の算出タイミングにおいて、前記複数のエリアそれぞれにおける侵入者が警備リソースにより視認され得る前記侵入者の視認リスクを算出する算出部と、
    算出された複数のタイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれでの視認リスクを出力する出力部と、
    を有するリスク評価装置であって、
    前記算出部は、前記複数の算出タイミングのそれぞれにおける前記算出は、前記複数のエリアそれぞれの直前の前記算出タイミングにおける視認リスク、前記侵入者の移動能力、および、前記警備計画に基づき、前記複数のエリアそれぞれでの視認リスクと、前記侵入者の視認リスクの累積値とを算出し、
    前記出力部は、前記複数の算出タイミングそれぞれにおける前記複数エリアそれぞれに到達した侵入者について、算出された前記累積値、または前記タイミング以後に所定のエリアに到達するまでの間において算出された前記累積値を出力する、
    ことを特徴とするリスク評価装置。
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