JP6812266B2 - Clamp sensor and measuring device - Google Patents
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Description
本発明は、本体部、一対のセンサ部、およびセンサ部の回動を規制する規制部材を備えたクランプセンサに関するものである。 The present invention relates to a clamp sensor including a main body portion, a pair of sensor portions, and a regulating member that regulates the rotation of the sensor portions.
この種のクランプセンサとして、下記特許文献1において出願人が開示したクランプセンサが知られている。このクランプセンサは、本体部と、一対のクランプ部とを備え、各クランプ部で検出対象を取り囲んだ状態において検出対象について被検出量を検出することが可能に構成されている。また、クランプセンサは、一方のクランプ部の基端部に設けられたレバー(操作レバー)を押し込む操作によってそのクランプ部を回動させることで、各クランプ部の先端部同士を開き、レバーの押し込みの解除によって各クランプ部の先端部同士を閉じることが可能に構成されている。また、このクランプセンサは、各クランプ部の先端部同士が閉じた状態において、本体部に配設されているスライド部をレバーに向けてスライドさせることで各クランプ部を閉じた状態に維持させることができ、スライド部をレバーから離反する向きにスライドさせることでクランプ部の先端部同士を開く操作(レバーを押し込む操作)が許容されるように構成されている。
As a clamp sensor of this type, a clamp sensor disclosed by the applicant in
ところが、上記のクランプセンサには、改善すべき以下の課題がある。具体的には、上記のクランプセンサでは、本体部に配設されているスライド部をスライドさせることで、各クランプ部の先端部同士が閉じた状態の維持(以下、この状態を「ロック状態」ともいう)と、開く操作を許容する状態とを切り替えている。したがって、このクランプセンサでは、ロック状態の各クランプ部の先端部同士を開くときには、スライド部をレバーから離反する向きにスライドさせる操作、およびレバーを押し込む操作の2つの操作を行う必要がある。また、このクランプセンサでは、先端部同士が開いた状態の各クランプ部をロック状態とさせるときには、レバーの押し込みを解除して各クランプ部の先端部同士を閉じる操作、およびスライド部をレバーに向けてスライドさせる操作の2つの操作を行う必要がある。このように、このクランプセンサでは、各クランプ部の先端部同士を開閉する際の操作が煩雑であり、その点の改善が望まれている。 However, the above-mentioned clamp sensor has the following problems to be improved. Specifically, in the above-mentioned clamp sensor, by sliding the slide portion arranged on the main body portion, the tip portions of the clamp portions are maintained in a closed state (hereinafter, this state is referred to as a "locked state"). (Also known as) and the state that allows the opening operation. Therefore, in this clamp sensor, when opening the tip portions of the clamp portions in the locked state, it is necessary to perform two operations, that is, an operation of sliding the slide portion in a direction away from the lever and an operation of pushing the lever. Further, in this clamp sensor, when locking each clamp portion in which the tip portions are open, the lever is released from being pushed in to close the tip portions of each clamp portion, and the slide portion is directed toward the lever. It is necessary to perform two operations of sliding. As described above, in this clamp sensor, the operation for opening and closing the tip portions of each clamp portion is complicated, and improvement of this point is desired.
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、操作性を向上し得るクランプセンサおよび測定装置を提供することを主目的とする。 The present invention has been made to solve such a problem, and an object of the present invention is to provide a clamp sensor and a measuring device capable of improving operability.
上記目的を達成すべく請求項1記載のクランプセンサは、本体部と、当該本体部の一端部側に配設されると共に各先端部同士が開閉するように少なくとも一方が回動可能に構成されて検出対象を取り囲んだ状態において当該検出対象についての被検出量を検出する一対のセンサ部と、前記各先端部同士が開く向きの前記回動可能なセンサ部の回動を規制する規制部材と、レバーとを備え、前記回動可能なセンサ部が、前記本体部に向かう向きの前記レバーの移動に応じて前記各先端部同士が開く向きに回動可能に構成されたクランプセンサであって、前記規制部材は、前記本体部の前記一端部側と他端部側とを結ぶ方向にスライド可能に当該本体部に配設されて、前記一端部側に位置した状態において前記レバーに当接して前記本体部に向かう向きの当該レバーの移動を規制すると共に前記他端部側に位置した状態において当該本体部に向かう向きの当該レバーの移動規制を解除するように構成され、前記本体部に向かう向きおよび当該本体部から離反する向きの移動が可能に前記レバーの表面に配設された解除ボタンを備え、前記解除ボタンは、前記本体部に向かう向きに移動させられたときに前記規制部材を前記他端部側にスライドさせ、前記本体部から離反する向きに移動させられたときに前記規制部材の前記一端部側へのスライドを許容するように構成されている。
In order to achieve the above object, the clamp sensor according to
また、請求項2記載のクランプセンサは、請求項1記載のクランプセンサにおいて、前記規制部材を前記他端部側から前記一端部側に向けて付勢する第1付勢部材を備え、前記規制部材は、前記解除ボタンが前記本体部から離反する向きに移動させられたときに前記第1付勢部材の付勢力によって前記一端部側にスライドさせられる。
The clamp sensor according to
また、請求項3記載のクランプセンサは、請求項1または2記載のクランプセンサにおいて、前記解除ボタンを前記本体部から離反する向きに付勢する第2付勢部材を備え、前記解除ボタンは、前記本体部に向かう向きに外力が作用していない状態において前記第2付勢部材の付勢力によって前記本体部から離反する向きに移動させられる。
Further, the clamp sensor according to claim 3 includes, in the clamp sensor according to
また、請求項4記載の測定装置は、請求項1から3のいずれかに記載のクランプセンサと、当該クランプセンサによって検出された前記被検出量に基づいて前記検出対象についての被測定量を測定する測定部とを備えている。
Further, the measuring device according to
請求項1記載のクランプセンサ、および請求項4記載の測定装置は、スライド可能に本体部に配設されて一端部側に位置した状態において本体部に向かう向きのレバーの移動を規制し本体部の他端部側に位置した状態において本体部に向かう向きのレバーの移動規制を解除する規制部材と、本体部に向かう向きおよび本体部から離反する向きの移動が可能にレバーの表面に配設されて本体部に向かう向きに移動させられたときに規制部材を他端部側にスライドさせ、本体部から離反する向きに移動させられたときに規制部材の一端部側へのスライドを許容する解除ボタンとを備えている。このため、このクランプセンサおよび測定装置によれば、解除ボタンを本体部に向かう向きに移動させ(押し込み)続いて解除ボタンと共にレバーを本体部に向かう向きに移動させるという連続する1つの動作で、各先端部同士が閉じた閉状態(ロック状態)の各センサ部を、先端部同士が開いた開状態とさせることができる。したがって、このクランプセンサおよび測定装置によれば、各クランプ部を開状態とさせるのに、ロック用のスライド部をスライドさせる操作、およびレバーを押し込む操作という、独立した(連続しない)2つの操作を行う必要がある従来のクランプセンサおよびそのクランプセンサを備えた測定装置と比較して、操作性を十分に向上させることができる。
The clamp sensor according to
また、請求項2記載のクランプセンサ、および請求項4記載の測定装置によれば、規制部材を本体部の他端部側から一端部側に向けて付勢する第1付勢部材を備えたことにより、解除ボタンが本体部から離反する向きに移動したときに第1付勢部材の付勢力によって本体部の一端部側に規制部材を自動的にスライドさせることができる。したがって、このクランプセンサおよび測定装置によれば、規制部材が一端部側に自動的に移動しない構成(規制部材を一端部側に手動でスライドさせる構成)と比較して、回動可能なセンサ部のロック状態を解除する際の操作性をさらに向上させることができる。
Further, according to the clamp sensor according to
また、請求項3記載のクランプセンサ、および請求項4記載の測定装置によれば、解除ボタンを本体部から離反する向きに付勢する第2付勢部材を備えたことにより、本体部に向かう向きに外力が作用していない状態において第2付勢部材の付勢力によって本体部から離反する向きに解除ボタンを自動的に移動させることができる。したがって、このクランプセンサおよび測定装置によれば、解除ボタンが本体部から離反する向きに自動的に移動しない構成(解除ボタンを手動で本体部から離反する向きに移動させる構成)と比較して、回動可能なセンサ部をロック状態とさせる際の操作性をさらに向上させることができる。
Further, according to the clamp sensor according to claim 3 and the measuring device according to
以下、クランプセンサおよび測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the clamp sensor and the measuring device will be described with reference to the accompanying drawings.
最初に、測定装置の一例としての図1に示す測定装置1の構成について説明する。測定装置1は、検出対象の一例としての電線100(図2参照)に流れる電流(被測定量の一例)を測定可能に構成されている。具体的には、測定装置1は、図1に示すように、クランプセンサ2、測定部3、操作部4、表示部5および制御部6を備えて構成されている。
First, the configuration of the
クランプセンサ2は、検出対象としての電線100に電流が流れている際に生じる被検出量としての磁気を非接触(金属非接触)で検出可能に構成されている。具体的には、クランプセンサ2は、図2〜図4に示すように、本体部11、一対のセンサ部12,13、規制部材14(図4参照)および解除ボタン15を備えて構成されている。
The
本体部11は、図2,3に示すように、互いに嵌合して筐体を構成するケース21a,21bを備えて構成され、クランプセンサ2を使用する際のグリップ部(握持する部分)として機能する。また、本体部11の先端部11a側(一端部側に相当する)には、センサ部12,13が配設され、後端部11b側(他端部側に相当する)には、磁気(被検出量)を検出したときの検出信号S(図1参照)を測定部3に出力するためのケーブル16が接続されている。また、図4に示すように、本体部11の内部には、リブ11cおよび外壁11dによって区画された収容部11eが形成されており、この収容部11eには、規制部材14および後述するスプリング41(第1付勢部材に相当する)が配設されている。なお、同図および後述する図8,9では、ケース21aを取り外した状態のクランプセンサ2を図示している。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
センサ部12は、図2〜図4に示すように、互いに嵌合して平面視弧状(略半円状)の筐体を構成するケース22a,22bと、ケース22a,22bによって構成される筐体内に収容された図外のセンサとを備えて構成されている。また、センサ部12は、基端部12b側が本体部11の先端部11a側に固定されることにより、回動不可状態で本体部11に配設されている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
センサ部13は、図2〜図4に示すように、互いに嵌合して平面視弧状(略半円状)の筐体を構成するケース23a,23bと、ケース23a,23bによって構成される筐体内に収容された図外のセンサとを備えて構成されている。また、センサ部13は、基端部13bが回動軸31によって支持され、センサ部12,13の各先端部12a,13a同士が開く矢印A1の向き、および各先端部12a,13a同士が閉じる矢印A2の向きに回動軸31を中心として回動可能に本体部11の先端部11aに配設されている。また、センサ部13は、トーションばね33(図5,6)によって矢印A2の向きに付勢されている。なお、図5,6では、ケース23aを取り外した状態のセンサ部13を図示している。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
また、図2〜図4に示すように、センサ部13の基端部13bには、センサ部13を回動させる操作に用いるレバー32が設けられている(この例では、センサ部13およびレバー32が一体に形成されている)。この場合、レバー32は、センサ部12,13の先端部12a,13a同士が閉じた状態(図2参照:以下、「閉状態」ともいう)、およびセンサ部12,13の先端部12a,13a同士が開いた状態(図3参照:以下、「開状態」ともいう)のいずれの状態においても本体部11から突出するように構成されている。また、図5,6に示すように、レバー32の上面32a(表面)には、解除ボタン15における筒体15aの挿通が可能な挿通孔32bが形成され、レバー32の下部には解除ボタン15における当接部15cの挿通が可能な開口部32cが形成されている。さらに、レバー32内には、解除ボタン15を付勢するスプリング51(第2付勢部材に相当する)の一端部を当接させると共に、解除ボタン15におけるロッド15bを挿通させる挿通孔32eを有するリブ32dが形成されている。
Further, as shown in FIGS. 2 to 4, the
このクランプセンサ2では、レバー32が本体部11に向かう矢印B1の向き(図2,3参照)に移動させられた(本体部11に向けて押し込まれた)ときにセンサ部13が矢印A1の向きに回動する。また、このクランプセンサ2では、図2に示すように、センサ部12,13の各先端部12a,13a同士が閉じた状態においてセンサ部12,13によって環状体60が形成され、環状体60で電線100を取り囲んだ(クランプした)状態において電線100についての被検出量(電線100に電流が流れている際に生じる磁気)をセンサ部12,13が検出する。
In this
規制部材14は、矢印A1の向きのセンサ部13の回動を規制する部材であって、図4に示すように、本体部11の先端部11a側と後端部11b側とを結ぶ方向(本体部11の長さ方向:同図に示す矢印Dの方向)にスライド可能に本体部11の収容部11eに配設されている。また、規制部材14は、板状に形成されると共に、先端部(本体部11の先端部11a側の端部)の断面形状が円弧状をなすように形成されている。
The regulating
この場合、規制部材14は、図4に示すように、先端部11a側に位置した状態においてセンサ部13のレバー32の下端部に当接して矢印B1の向きのレバー32の移動を規制して(以下、レバー32の移動(センサ部13の回動)が規制された状態を「ロック状態」ともいう)、センサ部12,13の閉状態を維持する。また、規制部材14は、図8,9に示すように、後端部11b側に位置した状態において矢印B1の向きのレバー32の移動規制を解除する。また、規制部材14は、収容部11eの後端部11bに配設されているスプリング41の付勢力によって後端部11b側から先端部11a側に向けて(図4に示す矢印D1の向きに)付勢されている。
In this case, as shown in FIG. 4, the regulating
解除ボタン15は、図5〜図7に示すように、筒体15a、ロッド15bおよび当接部15cを備えて構成されている。筒体15aは、図7に示すように、天面が閉塞された円筒状に形成されている。ロッド15bは、一端部が筒体15aの天面に接続され、他端部が当接部15cに接続されている。当接部15cは、規制部材14に当接させる部材であって、規制部材14の先端部に当接する当接面15dが解除ボタン15の長さ方向(同図に示す矢印B1,B2の向き)に対して45°程度傾斜するように構成されている。
As shown in FIGS. 5 to 7, the
また、解除ボタン15は、図5,6に示すように、センサ部13のレバー32の上面32aに形成されている挿通孔32bに筒体15aが挿通され、レバー32の内部に形成されているリブ32dの挿通孔32eにロッド15bが挿通された状態でレバー32に配設され、本体部11に向かう矢印B1の向き、および本体部11から離反する矢印B2の向きの移動が可能に構成されている。また、ロッド15bの周囲には、スプリング51が配設されている。このスプリング51は、筒体15aの内部の天面とリブ32dとの間に圧縮された状態で配置されており、解除ボタン15を矢印B2の向きに付勢する。
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the
この解除ボタン15は、矢印B1の向きに移動させられたとき(図6,8の状態のとき)に、本体部11の後端部11b側に向けて(図8に示す矢印D2の向きに)規制部材14を押圧して、規制部材14を後端部11b側にスライドさせ、これによって規制部材14によるレバー32の移動規制(矢印B1の向きの移動規制)を解除する。また、解除ボタン15は、矢印B2の向きに移動させられたとき(図4,5の状態のとき)に、本体部11の先端部11a側への(同図に示す矢印D1の向きの)規制部材14のスライドを許容する。この場合、解除ボタン15は、上記したように、スプリング51によって矢印B2の向きに付勢されている。このため、解除ボタン15は、矢印B1の向きに外力(使用者の指先からの押圧力)が作用していない状態では、図5に示すように、スプリング51の付勢力によって矢印B2の向きに移動させられる。
When the
測定部3は、制御部6の制御に従い、クランプセンサ2によって検出された磁気(クランプセンサ2から出力された検出信号S)に基づいて電線100に流れる電流を測定する測定処理を実行する。
The measuring unit 3 executes a measurement process for measuring the current flowing through the
操作部4は、各種のスイッチを備えて構成され、各スイッチが操作されたときに操作信号を出力する。表示部5は、制御部6の制御に従って電流の測定値等を表示する。制御部6は、操作部4から出力される操作信号に従って測定装置1を構成する各部を制御する。
The
次に、測定装置1の使用方法について、図面を参照して説明する。一例として、図2に示す電線100に流れる電流を測定する例について説明する。
Next, a method of using the
まず、操作部4を操作して電源を投入し、次いで、クランプセンサ2のセンサ部12,13で検出対象の電線100をクランプする。
First, the
ここで、この測定装置1のクランプセンサ2では、図5に示すように、解除ボタン15およびセンサ部13のレバー32に矢印B1の向きの外力が作用していない初期状態において、スプリング51の付勢力によって解除ボタン15が矢印B2の向きに移動させられて、解除ボタン15の筒体15aがレバー32の上面32aから突出している。また、この状態では、図4に示すように、矢印D1の向きの規制部材14のスライドが許容されて、スプリング41の付勢力によって規制部材14が本体部11の先端部11a側に位置し、規制部材14がレバー32の下端部に当接している。このため、矢印B1の向きのレバー32の移動が規制される結果、矢印A1の向き(各センサ部12,13の各先端部12a,13a同士が開く向き)のセンサ部13の回動が規制されて、センサ部12,13が閉状態に維持されている。
Here, in the
この状態のクランプセンサ2のセンサ部12,13で電線100をクランプする際には、本体部11を握持し、続いて、握持している手の指先(例えば、親指の指先)で解除ボタン15を本体部11に向けて押し込む(図8に示す矢印B1の向きに移動させる)。この際に、同図に示すように、解除ボタン15の当接部15cの当接面15dが規制部材14の先端部に当接する。また、解除ボタン15を押し込む力(矢印B1の向きの力)の矢印D2の向きの分力が、規制部材14と当接面15dとの当接部分に作用する。これにより、規制部材14が矢印D2の向きに移動させられる。
When the
次いで、図8に示すように、解除ボタン15の筒体15aの上部がレバー32の上面32aの近傍に位置するまで解除ボタン15を押し込んだ(矢印B1の向きに移動させた)ときには、規制部材14が、本体部11の後端部11b側に位置してレバー32の下端部と規制部材14との当接状態が解除されて、これによって矢印B1の向きのレバー32の移動規制が解除される。
Then, as shown in FIG. 8, when the
続いて、解除ボタン15をさらに押し込む。この場合、解除ボタン15の筒体15aの上部がレバー32の上面32aの近傍に位置しているため、解除ボタン15を押し込んでいる指先が上面32aにも接触して、図9に示すように、レバー32が解除ボタン15と共に本体部11に向けて押し込まれる(矢印B1の向きに移動させる)。これにより、同図に示すように、センサ部13が矢印A1の向きに回動して、センサ部12,13が開状態となる。
Then, the
次いで、センサ部12,13を電線100に近づけ、続いて、図9に示すように、センサ部12,13の各先端部12a,13a間の隙間に電線100を通過させて、センサ部12,13の対向部位に電線100を位置させる。次いで、解除ボタン15およびレバー32の押し込み(解除ボタン15およびレバー32に対する押圧)を解除する。
Next, the
この際に、解除ボタン15が、スプリング51の付勢力によって図9に示す矢印B2の向きに移動させられる。また、センサ部13が、トーションばね33の付勢力によって同図に示す矢印A2の向きに回動し、続いて、図2に示すように、センサ部12,13の先端部12a,13a同士が閉じた閉状態となる。これにより、同図に示すように、センサ部12,13によって環状体60が形成されて、環状体60で電線100を取り囲んだ(クランプした)状態となる。次いで、センサ部12,13が、電線100に流れる電流によって生じる磁気を検出して検出信号Sを出力する。
At this time, the
一方、解除ボタン15が矢印B2の向きに移動させられた状態では、図4に示す矢印D1の向きの(本体部11の先端部11a側への)規制部材14のスライドが許容されるため、規制部材14がスプリング41の付勢力によって矢印D1の向きにスライドさせられて、先端部11a側に位置する。また、規制部材14が先端部11a側に位置した状態では、センサ部13のレバー32の下端部に規制部材14が当接して、これによって矢印B1の向きのレバー32の移動が規制されて、センサ部12,13がロック状態となる。
On the other hand, in the state where the
続いて、操作部4を操作して測定開始を指示する。これに応じて、制御部6が測定部3を制御して、測定処理を実行させる。この測定処理では、測定部3は、クランプセンサ2から出力された検出信号S(クランプセンサ2によって検出された検出量としての磁気)に基づいて電線100に流れる電流(検出対象についての被測定量)を測定する。次いで、制御部6が、表示部5を制御して、測定部3によって測定された電流の値を表示させる。以上により、電線100を流れる電流の測定が完了する。
Subsequently, the
一方、測定が完了して、電線100のクランプを解除する際には、指先で解除ボタン15を本体部11に向けて押し込んで、規制部材14を矢印D2(図8参照)の向きに移動させる。続いて、規制部材14が本体部11の後端部11b側に位置してレバー32の下端部と規制部材14との当接状態が解除された状態で、レバー32を解除ボタン15と共に本体部11に向けて押し込むことにより、図9に示すように、センサ部13が矢印A1の向きに回動して、センサ部12,13が開状態となる。次いで、センサ部12,13の各先端部12a,13aの間の隙間に電線100を通過させて、センサ部12,13の対向部位の外側に電線100を位置させる。これにより、センサ部12,13による電線100のクランプが解除される。
On the other hand, when the measurement is completed and the clamp of the
続いて、解除ボタン15およびレバー32の押し込みを解除する。この際に、解除ボタン15が、スプリング51の付勢力によって矢印B2(図4参照)の向きに移動させられる。また、センサ部13が、トーションばね33の付勢力によって同図に示す矢印A2の向きに回動し、次いで、同図に示すように、センサ部12,13の先端部12a,13a同士が閉じた閉状態となる。また、解除ボタン15が矢印B2の向きに移動させられているため、規制部材14がスプリング41の付勢力によって矢印D1の向きにスライドさせられて先端部11a側に位置して、センサ部13のレバー32の下端部に規制部材14が当接する。これによって矢印B1の向きのレバー32の移動が規制され、センサ部12,13がロック状態となる。
Subsequently, the
このように、このクランプセンサ2および測定装置1は、スライド可能に本体部11に配設されて先端部11a側に位置した状態において矢印B1の向きのレバー32の移動を規制し後端部11b側に位置した状態において矢印B1の向きのレバー32の移動規制を解除する規制部材14と、矢印B1,B2の向きの移動が可能にレバー32に配設されて矢印B1の向きに移動させられたときに規制部材14を後端部11b側にスライドさせ、矢印B2の向きに移動させられたときに規制部材14の先端部11a側へのスライドを許容する解除ボタン15とを備えている。このため、このクランプセンサ2および測定装置1によれば、解除ボタン15を矢印B1の向きに移動させ(押し込み)続いて解除ボタン15と共にレバー32を矢印B1の向きに移動させるという連続する1つの動作で、閉状態(ロック状態)のセンサ部12,13を開状態とさせることができる。したがって、このクランプセンサ2および測定装置1によれば、クランプ部を開状態とさせるのに、ロック用のスライド部をスライドさせる操作、およびレバーを押し込む操作という、独立した(連続しない)2つの操作を行う必要がある従来のクランプセンサおよびそのクランプセンサを備えた測定装置と比較して、操作性を十分に向上させることができる。
In this way, the
また、このクランプセンサ2および測定装置1によれば、規制部材14を後端部11b側から先端部11a側に向けて付勢するスプリング41を備えたことにより、解除ボタン15が矢印B2の向きに移動したときにスプリング41の付勢力によって本体部11の先端部11a側に規制部材14を自動的にスライドさせることができる。したがって、このクランプセンサ2および測定装置1によれば、規制部材14が先端部11a側に自動的に移動しない構成(規制部材14を先端部11a側に手動でスライドさせる構成)と比較して、センサ部13のロック状態を解除する際の操作性をさらに向上させることができる。
Further, according to the
また、このクランプセンサ2および測定装置1によれば、解除ボタン15を矢印B2の向きに付勢するスプリング51を備えたことにより、矢印B1の向きに外力が作用していない状態においてスプリング51の付勢力によって矢印B2の向きに解除ボタン15を自動的に移動させることができる。したがって、このクランプセンサ2および測定装置1によれば、解除ボタン15が矢印B2の向きに自動的に移動しない構成(解除ボタン15を手動で矢印B2の向きに移動させる構成)と比較して、センサ部13をロック状態とさせる際の操作性をさらに向上させることができる。
Further, according to the
なお、クランプセンサおよび測定装置の構成は、上記の構成に限定されない。例えば、センサ部13(センサ部12,13の一方だけ)を回動可能とした構成例について上記したが、センサ部12を回動可能とする構成、およびセンサ部12,13の双方を回動可能とする構成を採用することもできる。このような構成を採用したときには、上記したレバー32、規制部材14および解除ボタン15と同様の機能を有する各部材を回動可能なセンサ部毎に設けることで、上記したクランプセンサ2と同様の効果を実現することができる。
The configuration of the clamp sensor and the measuring device is not limited to the above configuration. For example, the configuration example in which the sensor unit 13 (only one of the
また、センサ部13(回動可能なセンサ部)の基端部13bにレバー32を設ける(センサ部13とレバー32とを一体に形成する)例について上記したが、センサ部13とレバー32とを別体に形成する構成を採用することもできる。この場合、別体に形成したレバー32をセンサ部13の基端部13bに配設する(固定する)構成を採用してもよいし、センサ部13から離間した位置にレバー32を配設してリンク等を介してセンサ部13とレバー32とを連結する構成を採用してもよい。
Further, the example in which the
また、レバー32や解除ボタン15の形状は、上記した形状に限定されず、適宜変更することが可能である。
Further, the shapes of the
また、規制部材14を後端部11b側から先端部11a側に向けて付勢するスプリング41を備えた例について上記したが、スプリング41を備えずに、規制部材14を先端部11a側に手動でスライドさせる構成を採用することもできる。
Further, although the example provided with the
また、解除ボタン15を矢印B2の向きに付勢するスプリング51を備えた例について上記したが、スプリング51を備えずに、解除ボタン15を矢印B2の向きに手動で移動させる構成を採用することもできる。
Further, although the example provided with the
また、被検出量としての磁気を検出するクランプセンサ2を例に挙げて説明したが、磁気以外の各種の被検出量(例えば、電圧や容量)を検出するクランプセンサに適用することができる。また、クランプセンサ2によって検出された検出量(上記の例では、磁気)に基づいて被測定量の一例としての電流を測定する測定装置1を例に挙げて説明したが、磁気や上記した磁気以外の各種の検出量に基づいて電流以外の各種の被測定量を測定する測定装置に適用することができる。
Further, although the
1 測定装置
2 クランプセンサ
3 測定部
11 本体部
11a 先端部
11b 後端部
12,13 センサ部
12a,13a 先端部
14 規制部材
15 解除ボタン
15c 当接部
15d 当接面
32 レバー
41,51 スプリング
60 環状体
100 電線
A1,B1,B2,D,D1,D2 矢印
S 検出信号
1 Measuring
Claims (4)
前記規制部材は、前記本体部の前記一端部側と他端部側とを結ぶ方向にスライド可能に当該本体部に配設されて、前記一端部側に位置した状態において前記レバーに当接して前記本体部に向かう向きの当該レバーの移動を規制すると共に前記他端部側に位置した状態において当該本体部に向かう向きの当該レバーの移動規制を解除するように構成され、
前記本体部に向かう向きおよび当該本体部から離反する向きの移動が可能に前記レバーの表面に配設された解除ボタンを備え、
前記解除ボタンは、前記本体部に向かう向きに移動させられたときに前記規制部材を前記他端部側にスライドさせ、前記本体部から離反する向きに移動させられたときに前記規制部材の前記一端部側へのスライドを許容するように構成されているクランプセンサ。 The detection target is detected in a state where at least one of the main body and one end of the main body is rotatably configured so as to open and close each other and surround the detection target. The rotatable sensor unit includes a pair of sensor units for detecting the amount, a regulating member for restricting the rotation of the rotatable sensor unit in a direction in which the tip portions are opened, and a lever. A clamp sensor configured to be rotatable in a direction in which each of the tip portions opens in response to the movement of the lever in the direction toward the main body portion.
The restricting member is slidably arranged on the main body in a direction connecting the one end side and the other end side of the main body, and abuts on the lever in a state of being located on the one end side. It is configured to restrict the movement of the lever in the direction toward the main body and to release the movement restriction of the lever in the direction toward the main body when it is located on the other end side.
A release button arranged on the surface of the lever is provided so that the lever can be moved in a direction toward the main body and in a direction away from the main body.
When the release button is moved toward the main body, the restricting member is slid toward the other end, and when the restricting member is moved away from the main body, the regulating member is said. A clamp sensor configured to allow sliding towards one end.
前記規制部材は、前記解除ボタンが前記本体部から離反する向きに移動させられたときに前記第1付勢部材の付勢力によって前記一端部側にスライドさせられる請求項1記載のクランプセンサ。 A first urging member for urging the regulating member from the other end side toward the one end side is provided.
The clamp sensor according to claim 1, wherein the restricting member is slid toward one end by the urging force of the first urging member when the release button is moved away from the main body.
前記解除ボタンは、前記本体部に向かう向きに外力が作用していない状態において前記第2付勢部材の付勢力によって前記本体部から離反する向きに移動させられる請求項1または2記載のクランプセンサ。 A second urging member for urging the release button in a direction away from the main body is provided.
The clamp sensor according to claim 1 or 2, wherein the release button is moved in a direction away from the main body by the urging force of the second urging member in a state where no external force is applied in the direction toward the main body. ..
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