JP6810245B2 - かみそり用のハンドル - Google Patents

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Description

後述するシステムは、概ねかみそり用のハンドルに関する。
かみそりハンドルは、かみそりカートリッジに取り付けるために提供される。
更にまた別の実施形態に従って、かみそりハンドル用のヘッドが提供される。ヘッドは、カートリッジと、取り付け端と、を備える。カートリッジ係合端は、かみそりカートリッジを受容するように構成されている。取り付け端は、ステムと、少なくとも1つの突出部と、を備える。少なくとも1つの突出部は、ハンドル本体と相互作用して、ハンドル本体への取り付け端の取り付けを容易にするように構成されている。ステムは中心線を画定し、突出部はステム及び中心線から離れる方向に延在する。
特定の実施形態は、添付図面と共に示す以下の特定の説明によってより良く理解できるであろうと考えられる。
かみそりカートリッジ用のハンドルを示す等角図である。 図1のハンドルを示す組立分解等角図である。 明確に図示するために、特定の構成要素が除去され、他の構成要素が分解組立図で示される、図1のハンドルを示す等角図である。 図1のハンドルの右側シェルを示す側面図である。 図1のハンドルの左側シェルを示す側面図である。 図1のハンドルのヘッドを示す等角図である。 図6のヘッドの下面図である。 図6のヘッドの側面図である。 図1のハンドルのクリップ部材を示す組立分解等角図である。 明確に図示するために、特定の構成要素が除去された、図1のハンドルを示す側面図である。 図1のハンドルを示す側面図である。 図2の線12−12に沿った断面図である。 図1の線13−13に沿った断面図である。 図1のハンドルの製造法の一実施例を示すフロー図である。
図1〜図14の図及び実施例に関連して(図を通して類似の番号は、同一又は対応する要素を示す)、かみそりカートリッジ用のハンドル20は図1に示され、ヘッド22と、ヘッド22を操作するためにユーザーの手によって把持され得るベース部24と、を含む。ヘッド22は、かみそりカートリッジ27へのハンドル20の連結を容易にするように構成されているカートリッジ係合端26を含み得る。一実施形態では、図1に示されるように、カートリッジ係合端26は、GILLETTE MACH3(登録商標)カートリッジを受容するように(例えば、解除可能に連結し相互作用する、又は完全使い捨てタイプのかみそりの場合には永久的に取り付けられる)ように構成され得る。しかしながら、他の実施形態では、カートリッジ係合端26は、GILLETTE FUSIONかみそり(登録商標)など他のGILLETTE(登録商標)タイプのカートリッジを含んでよい、様々な他の好適なカートリッジを受容するように構成され得る。別の実施例では、カートリッジ係合端は、DORCO(登録商標)ドッキングインターフェイスに適合するかみそりカートリッジを受容するように構成され得、その実施例は、その全体が参照により本明細書に援用される、米国特許第8,590,162号に開示されている。別の実施例では、カートリッジ係合端は、AMERICAN SAFETY(登録商標)(ASR)ドッキングインターフェイスに適合するかみそりカートリッジを受容するように構成され得、その実施例は、その全体が参照により本明細書に援用される、米国特許第8,079,147号に開示されている。更に別の実施例では、カートリッジ係合端は、HARRY’Sかみそり(登録商標)カートリッジドッキングインターフェイスに適合するかみそりカートリッジを受容するように構成され得る。
ここで図2及び図3を参照すると、ベース部24は、右側シェル30と、左側シェル32と、ロッド34と、クリップ部材36と、カバー層38と、を備え得る。図3に示されるように、右側シェル30及び左側シェル32は解除可能に連結されて、前端42と、後端44と、を有する本体40を形成し得る。一実施形態では、図4及び図5に示されるように、右側シェル30は複数の孔46(図4)を画定し得、左側シェル32は、孔46のうちの1つにそれぞれ挿入されて、右側シェル30及び左側シェル32の解除可能な連結を容易にし得る複数の柱48(図5)を含み得る。当然のことながら、右側シェル30及び左側シェル32は、任意の様々な好適な別の方法(例えば、シェルは孔及び柱の両方を含み得る)で互いに解除可能に連結され得る。これもまた当然のことながら、本体40は、右側シェル30及び左側シェル32に分割されるように示されているが、本体は、例えば、単一の一体構造など任意の様々な配置で提供され得る。
図2及び図3に示されるように、ヘッド22の取り付け端50は、本体40の前端42と連結され得る。本体40及び取り付け端50は、取り付け端50との本体40の前端42の連結を容易にするように構成されている様々な特徴を含み得る。一実施形態では、図4及び図5に示されるように、右側シェル30及び左側シェル32は、本体40の前端42(図3を参照)にそれぞれ配置された、個別の対のスロット52、54をそれぞれ含み得る。右側シェル30及び左側シェル32が連結されると、右側シェル30のスロット52のそれぞれは、左側シェル32のスロット54のうちの1つと一致し得る。右側シェル30及び左側シェル32はまた、個別の対の貫通孔56、58を含み得る。右側シェル30及び左側シェル32のそれぞれについて、貫通孔のうちの1つ(例えば、それぞれ56及び58)は、スロット(例えば、それぞれ52及び54)の間に配置されるように示され、他の貫通孔(例えば、それぞれ56及び58)は、スロット(例えば、それぞれ52及び54)の後方に配置されるように示される。
ここで図6〜図8を参照すると、取り付け端50は、ステム59と、一対の突出部60と、複数対の柱62と、を備え得る。突出部60及び柱62のそれぞれは、ステム59によって画定される中心線C1から実質的に垂直な方向で中心線C1から離れる方向に延在するように示される。突出部60は、同一の方向で中心線C1から離れる方向に延在し得る。柱62は、実質的に反対方向であり、かつ突出部60の方向に対して垂直な方向で、中心線C1から離れる方向に延在し得る。突出部60のそれぞれは、右側シェル30及び左側シェル32のそれぞれによって画定されたスロット52、54のうちの1つと一致し得る。柱62のそれぞれは、右側シェル30及び左側シェル32のそれぞれによって画定された貫通孔56、58のうちの1つと一致し得る。当然のことながら、ヘッド22及び/又は本体40には、本体40とのヘッド22の連結を容易にするために、任意の数及び構成の、互いに相互作用する突出部及びスロット、並びに/又は互いに相互作用する柱及び貫通孔が設けられ得る。
右側シェル30及び左側シェル32が、それらの間の取り付け端50と連結されると、突出部60のそれぞれは、スロット52、54のうちの1つへと延在し得、柱62のそれぞれは、貫通孔56、58のうちの1つへと延在し得る。一実施形態では、突出部60は、右側シェル30及び左側シェル32が連結されると、突出部60がスロット52、54内に収まり得るように実質的に方形であり得、この方形により、本体40に対するステム59の回転が阻止され得る。
一実施形態では、図6〜図8に示されるように、柱62は、遠位端に拡張部64をそれぞれ含み得る。拡張部64は、貫通孔56、58よりも大きい直径を有し得る。組み立て中、右側シェル30及び左側シェル32は、取り付け端50の上方に取り付けられ、拡張部64を押して個別の貫通孔56、58を通らせ、本体40の外側に至るのに十分な力で押し込まれ得る。貫通孔56、58及び/又は拡張部64は変形され得、結果として、右側シェル30及び左側シェル32を、またこれらを取り付け端50に弾性的かつ解除可能に連結し得る。当然のことながら、右側シェル30及び左側シェル32を、及びこれらを取り付け端50にこのように連結することは、ハンドル20が誤って取り扱われた(例えば、落とされた)ときに、ヘッド22が従来の装置での場合よりも本体40から分離しにくいように、本体40と取り付け端50との間の相互作用を強化し得る。
当然のことながら、ヘッド22、右側シェル30、及び左側シェル32のそれぞれは、ハンドル20を用いたシェービングを容易にするのに十分剛性である、任意の様々な材料、例えば、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)で形成され得る。これもまた当然ながら、ヘッド22、右側シェル30、及び左側シェル32のいずれかは、同一又は異なる材料で形成され得る。
再び図4及び図5を参照すると、右側シェル30及び左側シェル32は、個別の右側区画66及び左側区画68をそれぞれ画定し得る。右側シェル30及び左側シェル32が連結されると、右側区画66及び左側区画68は協働して中空内部70(図13)を画定し得る。ロッド34は、中空内部70に配置され得る。いくつかの実施形態では、ロッド34、右側区画66、及び左側区画68は互いに相互作用して、中空内部70の内部でのロッド34の運動を阻止し得る。ロッド34は、ベース部24に多少の線剛性を提供するように構成され得、ベース部24がユーザーに把持されたときに、ハンドル20に対する全体的な感触及びバランスを向上させる重量であり得る。一実施形態では、ロッド34は、例えば、ステンレス鋼、鋼鉄、又はアルミニウムなど金属で形成され得る。別の実施形態では、ロッド34は、高密度の熱可塑性物質で形成され得る。
ここで図3を参照すると、ロッド34(及び本体40)は、ロッド34と実質的に同軸である中心線C2を画定し得る。ロッド34は、右側シェル30及び左側シェル32の一部が間に配置されるように、中心線C2に沿って取り付け端50から離間配置され得る。この間隔により、ヘッド22がロッド34に対してある程度屈曲することができ、したがって、そうでなければロッド34の剛性が本体40からのヘッド22の分離に抵抗するヘッド22の能力に及ぼし得る悪影響をある程度軽減する。
中心線C2は、ヘッド22を互いの実質的な鏡像である右側部分72及び左側部分74に2等分する想像面P1に存在し得る。第2想像面P2は、第1想像面P1に対して垂直であり得、中心線C2は、第1想像面P1と第2想像面P2との交点に存在し得る。右側シェル30及び左側シェル32は協働して中心線C2と実質的に平行であり、右側シェル30及び左側シェル32がハンドル20の右側及び左側に配置されるように、実質的に第1想像面P1内に存在するシーム76を形成し得る。
更に図3を参照すると、クリップ部材36は、本体40の後端44と解除可能に連結され得る。クリップ部材36は実質的にU字形であり得、それぞれ実質的に同一の長さである一対のアーム部材78(図9)を含み得る。右側シェル30及び左側シェル32は協働して、クリップ部材36(例えば、U字形)と実質的に同一形状であるチャネル80を本体40の後端44に画定し得る。クリップ部材36は、アーム部材78がシーム76の一部を覆うようにチャネル80内に配置され得る。
ここで図9を参照すると、アーム部材78は、複数の複数の凹部(例えば、79及び81)を含み得る。図4及び図5に示されるように、右側シェル30及び左側シェル32は、複数の突起部83及び84を含み得る。クリップ部材36がチャネル80内に配置されるとき、凹部79及び81並びに突起部83及び84は、それぞれ相互作用して、右側シェル30及び左側シェル32へのクリップ部材36の連結又は保持、並びに右側シェル30及び左側シェル32の解除可能な連結を容易にし得る。図9に示されるように、クリップ部材36は、アーム部材78に解除可能に固定される一対のプレート82を含み得る。一実施形態では、一対のプレート82には、かみそり又はハンドル20を識別する製品情報(例えば、ロゴ又は他のマーク)が備えられ得る。ここで図10を参照すると、一実施形態では、クリップ部材36が本体40の後端44と連結している状態で、クリップ部材36は、ロッド34から(例えば、中心線C2、第1想像面P1(図3)及び第2想像面P2(図3)のそれぞれに沿って)分離され得る。
ここで図3及び図13を参照すると、カバー層38は実質的に中空であり得、前端42と後端44との間の本体40を少なくとも部分的に包囲し得る。カバー層38は、前端42とチャネル80との間の本体40を完全に包囲するように示されている。ユーザーがハンドル20を把持するとき、本体40を完全に包囲するカバー層38の部分は、ユーザーの手と接触して、ハンドル20に対するユーザーの把持力を増加させ得る。本体40の後端44に配置されているカバー層38の部分は、チャネル80まで延在し得(ただし、その内部までは延在しない)、チャネル80の周囲に配置されて、クリップ部材36の取り付け時に本体40の後端44の全体的な審美性を向上させ得る。したがって、カバー層38は、チャネル80へのクリップ部材36の取り付けを妨げない。
カバー層38は、任意の様々な好適な材料で形成され得、本体40にカバー層38が形成される方法で本体40にオーバーモールドされ得る、又は別の方法で適用され得る。一実施形態では、カバー層38は、ショアA硬度約15〜20を有し、ABSプラスチックに付着するように構成されている、SEBS系熱可塑性エラストマー(TPE)からなり得る。このTPEは、他の従来のかみそりハンドル装置よりも効果的にユーザーがベース部24を把持しやすくし得る。いくつかの実施形態では、TPEは、乾燥時及び水への曝露時に実質的に同一の摩擦係数を有するように構成され得る。
一実施形態では、図3〜図5に示されるように、右側シェル30及び左側シェル32は、ベース部24に一対の貫通孔86をそれぞれ備え得る。カバー層38が本体40に適用されると、カバー層38の材料は貫通孔86へと広がり得(例えば、入り込む)、いくつかの実施形態では、全体に広がって、本体40の後端44へのカバー層38の固定を促進する。本体40の前端42は、本体40の残りの部分よりも(例えば、後端44に向かって)貫通孔56、58で狭いように示されている。したがって、カバー層38は、前端42でより狭くてよく、これにより、本体40の前端42にカバー層38を効果的に固定できる。一実施形態では、カバー層38は、約2.75mm〜3.5mmの最大厚さを有し得る(ただし、任意の様々な厚さが企図される)。当然のことながら、任意の数及び構成の貫通孔が本体40に沿って(すなわち、前端42及び後端44において、又はこれらの間に)設けられ得、カバー層38はこれを通って延在し得る。
一実施形態では、図11に示されるように、カバー層38は、実質的に半透明の材料(例えば、上述のTPE)で形成され得る。カバー層38は、カバー層38を通して本体を視認できるように、本体40よりも透明であり得る。したがって、本体40には、カバー層38を通して視認できるしるし(例えば、製品名、ロゴ、又は他のマーク)が設けられ得る。いくつかの実施形態では、カバー層38は着色されて、半透明性を維持しつつも、審美的に美しい色をカバー層38にもたらし得る。当然のことながら、カバー層38は、任意の様々な好適な追加材料又は代替材料を含み得る。好適な材料のいくつかの例は、米国特許出願公開第2007/0143942号、同第2009/0035524号、同第2009/0039688号、同第2009/0142551号、同第2011/0233973号、及び同第2011/0256353号、並びに米国特許第7,827,704号に記載されており、これらの特許は、その全体が参照により本明細書に援用される。
ここで図12を参照すると、カバー層38は、そこから延出する複数の突起部90を有するベース面88を含み得る。複数の突起部90のそれぞれは、実質的に平面状の上面92を有し得る。一実施形態では、突起部90は、実質的に円錐ピラミッド形状である(すなわち、ピラミッド形状の上面92及び下面が平行であるように、この形状の上部が欠落している)ように示されるが、他の実施形態では、突起部90は、実質的に平面状の上面を有する、任意の様々な好適な別の形状であり得る。かかる実施形態では、上面92は、中心線C2から延出する半径方向線(例えば、図12及び図13のR1)に対して実質的に垂直である想像面(例えば、図12及び図13のP3)に存在し得る。
突起部90は、ユーザーの手によるベース部24の把持力を強化するパターンで、カバー層38に沿って分布し得る。突起部90のそれぞれは、ベース面88に対する高さを画定し得る。いくつかの実施形態では、カバー層38に沿った特定の位置において、突起部90の高さが直接隣接する各突起部90とは異なって、当該位置において所望の把持輪郭/外形をもたらし得る。ここで図12を参照すると、複数の突起部90は、(例えば、中心線C2が存在する想像面によって分割される)カバー層38に沿って長手方向に分布するように示される。突起部90のうちの1つは、高さH2を有する別の突起部90よりも大きい高さH1を有するように示される。これらの間に挟まれている突起部90のそれぞれの高さは矢印A1の方向で徐々に減少し得、その結果、これらの突起部90によって画定される把持輪郭は、矢印A1の方向で先細になる。別の突起部90は、高さH4を有する別の突起部90よりも大きい高さH3を有するように示される。これらの間に挟まれている突起部90のそれぞれの高さは矢印A2の方向で徐々に減少し得、その結果、これらの突起部90によって画定される把持輪郭は、矢印A2の方向で(例えば、本体40の後端44に向かって)先細になる。
ここで図13を参照すると、複数の突起部90は、(例えば想像面P2など、中心線C2に対して垂直である想像面によって分割される)カバー層38に沿って半径方向に分布するように示される。突起部90のうちの1つは、それぞれの高さH6及びH7を有する他の突起部90よりも大きい高さH5を有するように示される。高さH5を有する突起部90と高さH6及びH7を有する突起部との間に挟まれている突起部90のそれぞれの高さは、矢印A3及びA4の方向で徐々に減少し得、その結果、これらの突起部90によって画定される把持輪郭は、本体40の上部に向かってA3及びA4の方向で先細になり、カバー層38は本体40の底部に沿ってより厚く感じられる。当然のことながら、突起部90は、カバー層38に沿って任意の様々な異なる輪郭を達成するように構成され得る。
更に図13を参照すると、一実施形態では、カバー層38は楕円形状であり得る。例えば、カバー層38は、想像面P1に沿って測定される最大高さH8と、想像面P2に沿って測定される最大幅W1と、を有し得る。最大幅W1に対する最大高さH8の比率は、それぞれ2未満の比率、好ましくは2〜1の比率、最も好ましくは約15〜約13.5の比率(例えば、又は約1.11の比率)であり得る。いくつかの実施形態では、本体40は、追加的又は代替的に、楕円形状であり得る。例えば、図13に示されるように、本体40は、想像面P1に沿って測定される最大高さH9と、想像面P2に沿って測定される最大幅W2と、を有し得る。最大幅W2に対する最大高さH9の比率は、それぞれ約2未満、好ましくは約2〜約1、最も好ましくは約15〜約13.5の比率(例えば、又は約1.11の比率)であり得る。当然のことながら、カバー層及び/又は本体の最大高さ及び幅は、カバー層及び/又は本体の楕円形状が任意の特定の方向であり得るように、ベース部24の周囲の任意の様々な位置に沿って測定され得る。
ハンドル20の組み立て方法の一実施例が図14に示されており、ここではこの方法を説明する。まず、ロッド34を区画66に挿入する(200)ことにより、ロッド34が右側シェル30に取り付けられ得る。次に、突出部60及び柱62を右側シェル30のスロット52及び貫通孔56とそれぞれ揃え(205、210)、取り付け端50を所定の位置に押し入れる(215)ことにより、ヘッド22の取り付け端50が右側シェル30に取り付けられ得る。次いで、クリップ部材36の凹部79及び81が右側シェル30の突起部83及び84とそれぞれ係合し、クリップ部材36を右側シェル30に連結するようにクリップ部材36を押し込むことにより、クリップ部材36が右側シェル30上に取り付けられ得る(210)。次いで、突出部60及び柱62が左側シェル32のスロット54及び貫通孔58とそれぞれ揃うように、左側シェル32が右側シェル30の上に位置付けられ得る(225)。次いで、右側シェル30及び左側シェル32は(例えば、手動で又は自動的に)押し込まれ得(230)、これにより、クリップ部材36の凹部79及び81に左側シェル32の突起部83及び84とそれぞれ係合させ得、柱62の拡張部64に第1シェル30及び第2シェル32の貫通孔56、58へとそれぞれ延在させ得る。次いで、本体40はカバー層38で被覆され得る(235)。この被覆は、本体40にカバー層38が形成される方法で本体40にオーバーモールドされ得る、又は別の方法で適用されてよい。カバー層は、突出部を伴って形成されてよい。
実施例/組み合わせ:
A.かみそりハンドル用のヘッドであって、ヘッドは、
かみそりカートリッジを受容するように構成されているカートリッジ係合端と、
ステムと、少なくとも1つの突出部とを備える取り付け端であって、ハンドル本体と相互作用してハンドル本体への取り付けを容易にするように、少なくとも1つの突出部が構成されている、取り付け端と、を備え、
ステムは中心線を画定し、突出部はステムから及び中心線から離れる方向に延在する、ヘッド。
B.少なくとも1つの突出部は一対の突出部を備える、段落Aに記載のヘッド。
C.突出部のうちの1つは、他の突出部よりも長い、段落Bに記載のヘッド。
D.突出部のそれぞれは、中心線に対して実質的に垂直な方向にステムから離れるように延在する、段落B及びCのいずれか1つに記載のヘッド。
E.取り付け端は、ステムの両側に配置された一対の柱を更に備える、段落A〜Dのいずれか1つに記載のヘッド。
F.柱のそれぞれは、突出部とは異なる方向にステムから離れるように延在する、段落Eに記載のヘッド。
G.柱のそれぞれは、拡張遠位端を備える、段落E及びFのいずれか1つに記載のハンドル。
本明細書の全体を通して記載される全ての最大数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、かかるより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように包含するものと理解すべきである。本明細書の全体を通して与えられるあらゆる最小数値の限定は、それよりも大きいあらゆる数値限定を、こうしたより大きい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含むものである。本明細書の全体を通して与えられるあらゆる数値範囲は、こうしたより広い数値範囲内に含まれるあらゆるより狭い数値範囲を、こうしたより狭い数値範囲があたかも本明細書にいずれも明確に記載されているかのように含むものである。
特にそうでない旨の断りのない限り、本明細書、実施例、及び特許請求の範囲における明細書中の全ての部、比、及び百分率は、重量基準であり、全ての数値限定は、当該分野で可能な通常の程度の精度で用いられる。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指示がない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
「発明を実施するための形態」の中で引用された全ての文献は、関連部分において、参照により本明細書に援用される。いかなる文献の引用も、それが本開示に関する先行技術であることを承認するものとして解釈されるべきでない。本書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれた文献におけるいずれかの意味又は定義と相反する場合は、本書でその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。特に断らない限り、冠詞「a」、「an」、及び「the」は、「1つ以上」を意味する。
本開示の実施形態及び実施例の上述の説明を、例証及び説明の目的で提示してきた。それは、包括的であることも、説明された形態に本開示を限定することを意図しない。上記の教示を鑑みて、多数の修正が可能である。これらの修正の一部については説明されており、他の修正は当業者によって理解されるであろう。本開示の原理を最も明確に示すために実施形態が選択され、説明されたが、様々な実施形態は、企図される特定の使用に好適である。いくつかの実施形態では、図面は、正確な縮尺ではないことが理解され得る。当然のことながら、本開示の範囲は、本明細書に記載の実施例又は実施形態に限定されるものではなく、当業者によって、任意の数の他の用途及び等価の装置で用いられ得る。むしろ、本明細書では、添付の特許請求の範囲によって本開示の範囲が定義されることを意図する。また、特許請求される、及び/又は説明される任意の方法は、これらの方法がフロー図に併せて説明されたか否かにかかわらず、文脈によって指定された、又は必要とされた場合を除き、方法の実施時に実行された工程の任意の明示的又は黙示的順序は、これらの工程が示された順序で実行される必要があることを暗示するものではなく、別の順序で、又は平行して実行されてよいことを理解されたい。

Claims (6)

  1. かみそりハンドル用のヘッドであって、該ヘッドが、
    かみそりカートリッジを受容するように構成されているカートリッジ係合端と、
    ステムと、少なくとも1つの突出部とを備える取り付け端であって、ハンドル本体と相互作用して前記ハンドル本体への取り付けを容易にするように、前記少なくとも1つの突出部が構成されている、取り付け端と、
    を備え、
    前記ステムが中心線を画定し、前記突出部が前記ステム及び前記中心線から離れる方向に延在し、
    前記取り付け端が、前記ステムの両側に配置される一対の柱を更に備える、ヘッド。
  2. 前記少なくとも1つの突出部が一対の突出部を備える、請求項1に記載のヘッド。
  3. 前記突出部のうちの1つが他の突出部よりも長い、請求項2に記載のヘッド。
  4. 前記突出部のそれぞれが、前記中心線に対して実質的に垂直な方向に前記ステムから離れるように延在する、請求項3に記載のヘッド。
  5. 前記柱のそれぞれが、前記突出部とは異なる方向に前記ステムから離れるように延在する、請求項に記載のヘッド。
  6. 前記柱のそれぞれが拡張遠位端を備える、請求項に記載のハンドル。
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