JP6807805B2 - 燃料噴射ポンプ - Google Patents
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Description
図7に示す燃料噴射ポンプにおいて、バレル2とプランジャ8で構成されるポンプ室内にバレルポート4を経由して燃料供給ギャラリ(燃料室)3より燃料油を吸込み、プランジャ8の上昇により圧縮して吐出弁から燃料油を吐出する。その後、図7(a)に示すプランジャ8の下降行程において、プランジャ8の周面部がバレルポート4を塞いだ状態でプランジャ8が下降する際、ポンプ室内が負圧状態となり、キャビテーションクラウドが発生する。さらに図7(b)に示すように、プランジャ8が下降し、プランジャ8の周面部で塞がれていたバレルポート4が開かれるとバレルポート4を経由して燃料供給ギャラリ(燃料室)3より燃料油がポンプ室内に流入するが、これと同時にポンプ室内で発生したキャビテーションクラウドがバレルポート4から燃料供給ギャラリ(燃料室)3内に入り込み、この入り込んだキャビテーションクラウドはバレルポート4内および燃料供給ギャラリ3(燃料室)内に残存する。
燃料供給源に燃料室を介して接続された燃料供給口を有するバレルと、
前記バレルの内周面に接して上下動可能に設けられ前記燃料供給口を開閉して前記バレル内に供給された燃料油に圧力を加えるプランジャと、
を有する燃料吐出ポンプであって、
前記バレル内に連通する吸込み逆止弁と、前記燃料室と前記吸込み逆止弁とを連絡する連絡路とをさらに有し、
前記吸込み逆止弁は、燃料油に圧力を加える前記プランジャの上昇行程では開かず、前記プランジャが前記燃料供給口を塞ぐ前記プランジャの下降行程で開くことにより前記燃料室と前記バレル内を前記連絡路により連通させて前記バレル内の負圧を緩和し、
前記連絡路は、前記燃料室に連通する燃料室引出口と、前記吸込み逆止弁に連通する逆止弁引出口と、前記燃料室引出口と前記逆止弁引出口を連絡する外部連絡路とを備えることを特徴としている。
前記吸込み逆止弁の開弁設定圧力を、前記燃料供給口における燃料油の圧力未満としたことを特徴としている。
前記プランジャを従動子としてとして上下動させるカムをさらに有し、
前記プランジャの下降行程において、前記プランジャが前記燃料供給口を閉じた後に再び開く再開タイミングが当該カムの回転角度で200度〜330度の範囲であり、かつ前記燃料供給口を閉じた後に再び開く再開タイミングまでの間は前記プランジャが等速に降下するように、前記カムのプロフィールが設定されていることを特徴としている。
前記プランジャの下降行程において、前記プランジャが前記燃料供給口を閉じた後に再び開く再開タイミングが当該カムの回転角度280〜310度の範囲となるように、前記カムのプロフィールが設定されていること特徴としている。
図4には示さない機関の燃料タンクに接続された燃料供給管28にはポンプ27が介装されており、ポンプ27から所定の圧力で吐出された燃料油は、燃料入口主管28aを経て、図3等に示すようにハウジング1及びバレル2に取り付けられたデフレクタを兼用した燃料入口孔22aに入り、前記燃料室3及び前記バレルポート4を経由してポンプ室29内に供給される。図3及び図4に示す等圧弁5の出口側は、燃料噴射弁40に接続されており、所定の圧力にまで加圧された燃料油は燃料噴射弁40に送られて噴射される。また、図3及び図4に示すようにハウジング1及びバレル2に取り付けられた他方のデフレクタを兼用した燃料出口孔22bから出た燃料油は、燃料出口主管28bを経て、ポンプ27の上流側において前記燃料供給管28に還流する。
吸込み逆止弁25:前記バレル2内(ポンプ室29内)の圧力が前記燃料供給口4での燃料油の圧力未満の低い圧力で開となる。好ましくは 前記燃料供給口4での燃料油の圧力より0.1MPa低い値で開となるものとする。
吐出側チェックバルブ6:前記バレル2内(ポンプ室29内)の圧力が2.0〜3.0MPa以上で開となるものとする。
戻り側チェックバルブ7:吐出側の圧力が10.5〜8.0MPa以上で開となるものとする。
図5に示す(a)の期間は、プランジャ8の下限位置(カム10のベースサークル)から、バレル2のバレルポート4を塞ぐまでの上昇ストロークであり、この期間ではバレル2内の燃料油はバレルポート4より燃料室3に逃げるため圧縮されない。
2…バレル
3…燃料室
4…燃料供給口(バレルポート)
8…プランジャ
10…カム
25…吸込み逆止弁
26…連絡路としての外部連絡路
30…燃料噴射ポンプ
33…燃料室引出口
34…逆止弁引出口
40…燃料噴射弁
Claims (4)
- 燃料供給源に燃料室を介して接続された燃料供給口を有するバレルと、
前記バレルの内周面に接して上下動可能に設けられ前記燃料供給口を開閉して前記バレル内に供給された燃料油に圧力を加えるプランジャと、
を有する燃料吐出ポンプであって、
前記バレル内に連通する吸込み逆止弁と、前記燃料室と前記吸込み逆止弁とを連絡する連絡路とをさらに有し、
前記吸込み逆止弁は、燃料油に圧力を加える前記プランジャの上昇行程では開かず、前記プランジャが前記燃料供給口を塞ぐ前記プランジャの下降行程で開くことにより前記燃料室と前記バレル内を前記連絡路により連通させて前記バレル内の負圧を緩和し、
前記連絡路は、前記燃料室に連通する燃料室引出口と、前記吸込み逆止弁に連通する逆止弁引出口と、前記燃料室引出口と前記逆止弁引出口を連絡する外部連絡路とを備えることを特徴とする燃料噴射ポンプ。 - 前記吸込み逆止弁の開弁設定圧力を、前記燃料供給口における燃料油の圧力未満としたことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射ポンプ。
- 前記プランジャを従動子としてとして上下動させるカムをさらに有し、
前記プランジャの下降行程において、前記プランジャが前記燃料供給口を閉じた後に再び開く再開タイミングが当該カムの回転角度で200度〜330度の範囲であり、かつ前記燃料供給口を閉じた後に再び開く再開タイミングまでの間は前記プランジャが等速に降下するように、前記カムのプロフィールが設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の燃料噴射ポンプ。 - 前記プランジャの下降行程において、前記プランジャが前記燃料供給口を閉じた後に再び開く再開タイミングが当該カムの回転角度280〜310度の範囲となるように、前記カムのプロフィールが設定されていること特徴とする請求項3記載の燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
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JP2017115280A JP6807805B2 (ja) | 2017-06-12 | 2017-06-12 | 燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017115280A JP6807805B2 (ja) | 2017-06-12 | 2017-06-12 | 燃料噴射ポンプ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019002287A JP2019002287A (ja) | 2019-01-10 |
JP6807805B2 true JP6807805B2 (ja) | 2021-01-06 |
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ID=65007848
Family Applications (1)
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JP2017115280A Active JP6807805B2 (ja) | 2017-06-12 | 2017-06-12 | 燃料噴射ポンプ |
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JP (1) | JP6807805B2 (ja) |
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- 2017-06-12 JP JP2017115280A patent/JP6807805B2/ja active Active
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JP2019002287A (ja) | 2019-01-10 |
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