JP6806591B2 - 撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動物体の被写体を自動検出し撮影を開始して記録するための撮像素子、撮像装置及び撮影装置に関する。
従来より、動物体の被写体を自動検出し撮影を開始して記録するために、種々の技法が知られている。
例えば、撮像素子エリア又はその周囲の所定箇所に配置された入射光量の変化を検出する変化検出素子の検出信号に基づいてトリガー信号を発生させ、そのトリガー信号に応じて、撮像装置における撮像用光電変換素子から得られる画素情報の取り込みの開始または停止を制御する技法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、実質的に動物体の被写体を自動検出するものではないが、高速に状態変化する撮影対象物を高速カメラ(撮像装置)により高速撮影するために、撮影対象物の明るさを測定するためのフォトダイオードなどの光センサーを撮影対象物の近くに配置し、ストロボ照明装置からの発光を当該撮影対象物に照射するとともに、その光センサーにも入射することで、適正露光量に対応する設定された光センサーの出力がしきい値以上になったときに光センサーから高速カメラにトリガー信号を出力し、高速カメラのシャッターを開くよう構成する技法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
尚、特許文献2では、動物体の被写体を自動検出するためには、その動物体の発する音や着荷信号などを、ストロボ照明装置の発光開始に同期させる仕組みが必要になるとされている。
特開2007−166581号公報 特開2004−336353号公報
特許文献1の技法では、変化検出素子が画素情報を取得する撮像素子とは異なるため、その変化検出素子を撮像素子エリアに配置した場合は画素情報が欠落し高画質化の妨げになるという問題がある。また、特許文献1に開示されるように、その光学検出素子と撮像素子とを分離配置してプリズムで分光した入射光を結像させる構成とすると、レンズを含む撮像装置が大型化してしまうという問題がある。
また、動物体の被写体を自動検出し撮影を開始して記録する撮影装置として、特許文献2の技法を利用し応用しようとしても、その動物体の発する音や着荷信号などを、ストロボ照明装置の発光開始に同期させる仕組みが必要となり、更には、ストロボ照明装置、撮像装置、及び光センサーの位置調整が個別に必要となるため、その制御も複雑化するという問題がある。このため、動物体の被写体を自動検出する撮影装置として特許文献2の技法を利用し応用しようとしても、動物体の自動検出に関する高速・高精度応答性の観点で改善の余地がある。
そこで、本発明の目的は、上述の問題を同時に解決するべく、照明装置と撮像装置との同期接続を不要とし小型化が可能で、且つ高画質、及び高速・高精度応答性を実現可能にして、動物体の被写体を自動検出し撮影を開始して記録するための撮像素子、撮像装置及び撮影装置を提供することにある。
本発明の撮影装置は、所定の撮像領域内に侵入する動物体の被写体に対し可視光及び赤外光を照射する照明装置、並びに、前記照明装置とは同期させる接続を行うことなく構成され前記被写体から反射する可視光及び赤外光を個別に受光して撮像する撮像素子と前記撮像素子の撮影タイミングを制御する制御部とを有する撮像装置、を備える撮影装置であって、前記照明装置は、可視光源及び赤外光源を有し、前記可視光源による可視光については前記赤外光源による赤外光よりも短い点灯時間で間欠点灯し、前記赤外光源による赤外光については前記可視光よりも長い点灯時間で間欠点灯させて、前記所定の撮像領域を照射するように構成され、前記撮像素子は、可視光を構成する青色光のみ吸収し残りを透過させて撮像する青色光撮像部と、可視光を構成する緑色光のみ吸収し残りを透過させて撮像する緑色光撮像部と、可視光を構成する赤色光のみ吸収し残りを透過させて撮像する赤色光撮像部と、赤外光のみに感度を持ち撮像する赤外光撮像部とを積層して構成され、前記青色光撮像部、前記緑色光撮像部、及び前記赤色光撮像部の各々は、二次元平面上に第1の画素配列で第1の画素サイズの画素部が配列された撮像面を有し、独立して露光量を制御可能で、且つ撮像制御可能な素子とし、前記赤外光撮像部は、前記二次元平面上に第2の画素配列で第2の画素サイズの画素部が配列された撮像面を有し、前記青色光撮像部、前記緑色光撮像部、及び前記赤色光撮像部の各々に対し独立して撮像制御可能な素子として構成され、前記撮像装置は、前記照明装置とは同期させる接続を行うことなく一体又は別体で構成され、前記撮像素子により前記被写体から反射する可視光及び赤外光を個別に受光して撮像するよう構成され、前記撮像装置における制御部は、前記赤外光撮像部から赤外光撮像画像信号を取得して、前記赤外光撮像画像信号から構成される赤外光画像の定常状態からの画素値変化を監視し、前記所定の撮像領域内に動物体の被写体が侵入したか否かを示すトリガー信号を発生させ、該トリガー信号が前記所定の撮像領域内に動物体の被写体が侵入している旨を示す間のみ、前記青色光撮像部、前記緑色光撮像部、及び前記赤色光撮像部の各々から得られる可視光画像信号を基に形成される可視光画像を所定の記録部に対し記録するよう撮影タイミングを制御することを特徴とする。
また、本発明の撮影装置において、前記赤外光撮像部による赤外光撮像画像信号は、前記青色光撮像部、前記緑色光撮像部、及び前記赤色光撮像部の各々に対する撮影タイミングを制御するための赤外センサーとして機能するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の撮影装置において、前記第2の画素サイズは前記第1の画素サイズ以上とし、前記第2の画素配列は前記第1の画素配列と比して同一以下の解像度を持つ画素配列としていることを特徴とする。
本発明によれば、照明装置と撮像装置との同期接続が不要でその位置あわせが簡便となり、小型化が可能で、且つ高画質、及び高速・高精度応答性を実現可能な撮像素子、撮像装置及び撮影装置を構成することができる。
本発明による一実施形態の照明装置及び撮像装置よりなる撮影装置の概略構成を示す図である。 本発明による一実施形態の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の撮像装置における撮像素子の概略構成を示す斜視図である。 本発明による一実施形態の撮像装置における撮像素子の概略構造の一例を示す図である。 本発明による一実施形態の撮像装置における撮像素子の画素部の概略構造の一例を示す図である。 (a), (b)は、それぞれ本発明による一実施形態の撮像装置における撮像素子の可視光用画素配列と赤外光用画素配列の好適例を示す図である。 本発明による一実施形態の撮像装置の全体動作に係る概略構成を示す図である。 本発明による一実施形態の照明装置及び撮像装置よりなる撮影装置の実施例1の動作例を示す図である。 本発明による一実施形態の照明装置及び撮像装置よりなる撮影装置の実施例2の動作例を示す図である。 本発明による一実施形態の照明装置及び撮像装置よりなる撮影装置の実施例3の動作例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の照明装置2及び撮像装置3よりなる撮影装置1について説明する。
〔撮影装置〕
まず、本発明による一実施形態の撮影装置1の詳細について説明する。図1は、本発明による一実施形態の照明装置2及び撮像装置3よりなる撮影装置1の概略構成を示す図である。撮影装置1は、撮像領域W内に侵入する動物体の被写体Objを自動検出し撮影を開始して記録する装置として構成される。
照明装置2は、撮像装置3により動画撮影可能な波長帯域を持つ赤色光源2R、緑色光源2G、及び青色光源2Bの可視光源と、撮影装置1により撮影可能な波長帯域を持つ赤外光源2IRとを備えている。赤色光源2R、緑色光源2G、青色光源2B、及び赤外光源2IRは、それぞれ多数の発光ダイオードから構成することができる。
尚、照明装置2として利用する可視光源は、白色発光ダイオードやハロゲンランプ、或いは蛍光管ランプなど任意であり、赤色(R色)、緑色(G色)、及び青色(B色)のように発光分光させる必要はない。
一方、赤外光源2IRについては、可視光カットフィルタ等を利用したハロゲンランプ、或いは蛍光管ランプで構成することもできるが、照明装置2自体が独立にパルス制御して赤外光をパルス発光させストロボ照明できるものとする。
照明装置2は、本例では赤色光源2R、緑色光源2G、及び青色光源2Bから発光する可視光と、赤外光源2IRから発光する赤外光を撮像領域Wを照射する。この照明装置2の配置は、撮像領域Wを照射する配置であれば厳格性は要求されない。
撮影装置1は、動作撮影可能な撮像素子31を備え、当該撮影装置1が持つ結像レンズは、撮像領域Wの焦点位置に合うよう焦点距離を固定させて撮像素子31に結像させるように構成している。
尚、図1では、照明装置2と撮像装置3とを物理的に分離させた装置として図示しているが、照明装置2と撮像装置3とを一体化させた装置として構成することもできる。ただし、本実施形態の撮影装置1では、照明装置2と撮像装置3との同期接続を不要としている点に留意する。
〔撮像装置〕
次に、本発明による一実施形態の撮像装置3の詳細について説明する。図2は、本発明による一実施形態の撮像装置3の概略構成を示すブロック図である。撮像装置3は、撮像素子31と、結像レンズ32と、制御部33と、記録部34と、再生部35と、操作部36とを備える。
また、撮像素子31は、詳細は後述するが、青色(B色)光のみ吸収し残りを透過させて撮像する青色光撮像部31B、緑色(G色)光のみ吸収し残りを透過させて撮像する緑色光撮像部31G、赤色(赤色)光のみ吸収し残りを透過させて撮像する赤色光撮像部31R、及び赤外光(IR光)のみ吸収して撮像する赤外光撮像部31IRをそれぞれ独立した素子層として構成して四層積層し、赤外光撮像素子付き単板カラー撮像素子として構成されている。
撮像素子31は、青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、赤色光撮像部31R、及び赤外光撮像部31IRについて、図3に示すように四層積層させて構成しているため、同一光路上で撮像領域Wに対する画素密度(画素サイズ及び画素数)を共通化することができ、例えばRGBカラーフィルタをベイヤー配列とした撮像素子と比べて画素情報の欠落がなく、撮像解像度を高めることができる。また、プリズムで分光する必要がなく、撮像素子31を含む結像光学系を小型化させることができる。
ただし、赤外光撮像部31IRの画素サイズ及び画素数については、後述するが、緑色光撮像部31G、赤色光撮像部31R、及び赤外光撮像部31IRの画素サイズよりも大きくし、更には間欠画素配列とすることもできる。
結像レンズ32は、撮像領域Wの焦点位置に合うよう焦点距離を固定させて撮像素子31に結像させている。尚、結像レンズ32は、操作者によって撮像領域Wの変更ができるようにズーム機能付きとするのが好ましい。
制御部33は、青色光用撮像制御部331B、緑色光用撮像制御部331G、赤色光用撮像制御部331R、赤外光用撮像制御部332、可視光画像処理部334、動物体検出判定部335、記録制御部336、及び再生制御部337を備える。制御部33は、リード・オンリー・メモリ(ROM)等の所定のメモリ(図示せず)に記憶されたプログラムを読み出し、操作部36からの指示に応じて所定の処理を実行するマイクロプロセッサや、各種制御信号の生成や画像信号の処理に必要な回路を備える。尚、図2に示す制御部33は、本発明に係る制御に関する構成要素のみを図示している。
青色光用撮像制御部331Bは、撮像素子31における青色光撮像部31Bに対し撮像制御信号を出力し、青色光撮像画像信号を可視光画像処理部334へ出力させる機能部であり、この撮像制御信号により、青色光撮像部31Bにおける露光量制御(露光時間制御、又は青色光撮像部31Bに電子シャッター機能がある時はその制御)を可能とする。
緑色光用撮像制御部331Gは、撮像素子31における緑色光撮像部31Gに対し撮像制御信号を出力し、緑色光撮像画像信号を可視光画像処理部334へ出力させる機能部であり、この撮像制御信号により、緑色光撮像部31Gにおける露光量制御(露光時間制御、又は緑色光撮像部31Gに電子シャッター機能がある時はその制御)を可能とする。
赤色光用撮像制御部331Rは、撮像素子31における赤色光撮像部31Rに対し撮像制御信号を出力し、赤色光撮像画像信号を可視光画像処理部334へ出力させる機能部であり、この撮像制御信号により、赤色光撮像部31Rにおける露光量制御(露光時間制御、又は赤色光撮像部31Rに電子シャッター機能がある時はその制御)を可能とする。
赤外光用撮像制御部332は、撮像素子31における赤外光撮像部31IRに対し撮像制御信号を出力し、赤外光撮像画像信号を動物体検出判定部335へ出力させる機能部であり、本例では、赤外光の露光量が赤外光撮像部31IRにてオーバーフローしない設定としており、必ずしも赤外光撮像部31IRにおける露光量制御を行う必要はない。
可視光画像処理部334は、撮像素子31から青色光撮像画像信号、緑色光撮像画像信号、及び赤色光撮像画像信号を入力し、それぞれアナログ・デジタル変換処理を施してデジタル信号に変換し、シェーディング補正やガンマ補正、或いは色調補正等を行って合成し、動画像のフレーム単位の可視光画像を構成する可視光画像信号を記録制御部336に出力する。
動物体検出判定部335は、撮像素子31から赤外光撮像画像信号を入力し、アナログ・デジタル変換処理を施してデジタル信号に変換し、シェーディング補正等を行って赤外光画像を生成する。そして、動物体検出判定部335は、動画像のフレーム単位で、その赤外光画像の定常状態からの画素値変化を監視して、撮像領域W内に動物体の被写体が侵入したか否かを検出する。
動物体検出判定部335は、トリガー信号発生部335aを備えている。動物体検出判定部335は、撮像領域W内に動物体の被写体が侵入したと検出した場合、動物体の被写体が当該撮像領域W内で検出されている間、その検出している旨を示すトリガー信号をトリガー信号発生部335aにより発生させ、記録制御部336に出力する。
本例では、トリガー信号がON(パルス信号としてHi)のとき動物体の被写体が当該撮像領域W内で検出されている旨を示すものとし、トリガー信号がOFF(パルス信号としてLo)のとき、動物体の被写体が当該撮像領域W外となる(又は動物体の被写体が当該撮像領域W内で検出されていない)旨を示すものとする。
記録制御部336は、可視光画像処理部334から可視光画像信号を常時、入力しているが、動物体検出判定部335から得られるトリガー信号がONのときのみ当該可視光画像信号を動画ファイルとして記録部34へ記録し、トリガー信号がOFFのときには記録しないよう制御する。当該可視光画像信号を動画ファイルとして記録部34へ記録するときは、その撮影日時や当該撮像領域Wの設定等の付加情報を各動画ファイルに付加するのが好適である。
これにより、撮像素子31における赤外光撮像部31IRを、可視光画像信号の撮影タイミングを制御するトリガー信号発生用の赤外センサーとして機能させることができる。
再生制御部337は、操作者の操作に基づき、ユーザーインターフェースとして機能する操作部36からその操作信号を受け付け、記録部34に記録されている各動画ファイルのうち操作者が指定する動画ファイルを画像表示装置等の再生部35に再生するよう制御する機能部である。尚、画像表示装置等の再生部35を設ける代わりに、撮像装置3の外部へ出力する出力インターフェースとすることもできる。
操作部36は、制御部33に対して種々の指示を与える機能を有し、上述した動作の他に、撮像装置3の電源をオンオフする電源スイッチ、日時設定、当該撮像領域Wの設定、動画ファイルの指定等のメニューを所定の表示部に表示させるメニューボタン等から構成される。
〔撮像素子〕
次に、本発明による一実施形態の撮像装置3における撮像素子31の詳細について説明する。
まず、撮像素子31は、図3に示したように、青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、赤色光撮像部31R、及び赤外光撮像部31IRについて四層積層させて構成している。
青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、及び赤色光撮像部31Rの各層は、RGBのうち1色のみに感度を持つ感光層(本例では、有機光電変換膜)が積層された構造(各層は赤外光を透過)となっている。尚、本例の撮像素子31では、可視光撮像部の積層構造を各色単層としているが、必ずしも各色単層とせずともよく、例えば単層の青色光撮像部31B、単層の緑色光撮像部31G、及び2層の赤色光撮像部31Rとするなど、複層としてもよい。また、青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、及び赤色光撮像部31Rの積層順序は、本例に限定する必要はなく任意である。
一方、最下層の赤外光撮像部31IRは、赤外光のみに感度を持つ感光層となっており、上述したように、可視光画像信号の撮影タイミングを制御するトリガー信号発生用の赤外センサーとして機能する。赤外光撮像部31IRは、Si−PIN, InGaAs等の高速応答性を持つフォトダイオードの画素構造とするのが望ましい。
図4は、本発明による一実施形態の撮像装置3における撮像素子31の概略構造の一例を示す図である。また、図5は、本発明による一実施形態の撮像装置3における撮像素子31の画素部300の概略構造の一例(酸化物半導体TFT(ZnO‐TFT))を示す図である。
図4に示すように、撮像素子31を構成する四層積層された青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、赤色光撮像部31R、及び赤外光撮像部31IRの各々は、画素部300を2次元平面上に配列している。各画素部300は、行選択線で垂直走査回路400に接続され、出力信号線で水平信号読み出し回路500に接続される。垂直走査回路400は、制御部33からの各層の撮像制御信号で制御される。垂直走査回路400で行選択信号を発生させて行を選択し、行選択線を介して接続される各画素部300の図5に示すゲート電極308が制御されて、各画素部300におけるフォトダイオード(PD)を構成する図5に示す有機光電変換膜310からの信号が出力信号線を介して読み出される。また、この読み出された信号は、撮影画像信号として出力される。
図5では、略透明な酸化物半導体TFT(ZnO‐TFT)を用いて、四層積層された青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、赤色光撮像部31R、及び赤外光撮像部31IRの各層における画素部300を構成する例を示している。1画素を構成する図5に示す信号回路は酸化亜鉛薄膜トランジスタ(ZnO‐TFT)をスイッチング素子として採用し、無アルカリ基板(ガラス基板301)上に形成される。
図5に例示する酸化亜鉛薄膜トランジスタ(ZnO‐TFT)では、ガラス基板301上に設けたゲート電極308にSiN系ゲート絶縁膜302及びSiO系ゲート絶縁膜303を堆積し、さらに酸化亜鉛薄膜(ZnO)を形成している。酸化亜鉛薄膜(ZnO)の周囲をSiN系保護膜304で包囲し、エッチングしてドレインITO電極306及びソースITO電極309を形成し、さらにMoW合金の出力信号用電極307を形成してSiN系保護膜305で覆う構造となっている。
このZnO‐TFT回路上に光導電性有機材料の有機光電変換膜310として例えばキナクリドン薄膜を数十nm〜数百nmの厚さで形成し、その上に対向ITO電極311を形成している。
ただし、有機光電変換膜310としては、例えば、スチルベン誘導体、ベンゾキサゾール誘導体、縮合芳香族炭素環(ペリレン誘導体、アントラセン誘導体、テトラセン誘導体等)、メロシアニン誘導体、オキサジアゾール誘導体、ジアミン誘導体、チオフェン誘導体、PtやEu、Sn、Al、Ir、Zn等の金属錯体、DCM誘導体、アゾ系有機顔料、又は多環式系有機顔料(フタロシアニン類、キナクリドン類、ポルフィリン類等)等を用いることができる。
ガラス基板301として、光透過性の高いものが望ましく、石英、サファイア、BK7、無アルカリガラス、ソーダガラス等のガラス材料などがあり、その他、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリサルフォン、又はポリエーテルサルフォン等の透明プラスチック材料で構成した透明基板としてもよい。
また、可視光用の各撮像部(青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、赤色光撮像部31R)は、必ずしもガラス基板上に作る必要は無く、シリコン基板上や後述のSi−PIN, InGaAs等の高速応答フォトダイオードを形成した基板上に層間絶縁膜を介して直接積層してもよい。
各電極は、光の透過率が高い事が望ましく、インジウム・スズ酸化物(ITO)で透明電極を形成する他、インジウム酸化物(IO)、インジウム・亜鉛酸化物(IZO)等の金属酸化物や、あるいは白金(pt)、金(Au)、銀(Ag)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)等の金属材料を5nm〜30nmと薄く堆積した透明又は半透明金属薄膜で構成することができる。
図5に示すように、ソースITO電極309上に、有機光電変換膜310及び対向ITO電極311を堆積したことで、入射した光に相当する電荷を発生するフォトダイオード(PD)が形成される。フォトダイオード(PD)による発生電荷は、ゲート電極308の印加電圧でドレインITO電極306とソースITO電極309との通電が制御されることにより、出力信号用電極307を介して出力して取り出すことができる。したがって、ドレインITO電極306、ソースITO電極309及び対向ITO電極311は1画素毎に設けられる画素電極として機能させ、ゲート電極308を行選択信号電極として機能させ、出力信号用電極307を出力信号線に接続する電極として機能させることができる。
このように、有機光電変換膜310は、入射光の一部を吸収・光電変換し、残りの成分は透過する半透明な有機材料とすることができるが、これ以外にも半透明の薄い無機半導体材料とすることができる。
また、画素部300を構成するために、可視光に対して略透明な酸化物半導体TFT(ZnO‐TFT)を用いる以外にも、SOI等の可視光に対する透過性を持つ半導体を用いることができる。
図4に示す垂直走査回路400はシフトレジスタで構成することができ、図4に示す水平信号読み出し回路500は、各画素部300で発生した光電変換信号を外部に読み出し増幅させるためのトランジスタ群で構成される。このトランジスタに用いられる半導体は、単結晶Si、多結晶Si、アモルファスSiなどのシリコン系材料による半導体、IGZO,ZnOなどの酸化物半導体、ペンタセンなどの有機半導体等を利用することができる。
尚、青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、及び赤色光撮像部31Rについては、その光透過性を高めるという観点からは、数十nmの薄いシリコンや酸化物半導体、透過性の高い有機半導体材料を用いることが望ましい。
また、有機材料の光電変換膜を用いる場合、光吸収特性を有機材料の選択と膜厚によって調整することができ、例えば、有機材料のキナクリドン(N,N’ジメチルキナクリドン)を用いれば、入射光として波長540nmの単波長光(緑色光)に対して、その膜厚調整で、10%〜90%の範囲で光吸収率を調整することができる。
また、赤外光撮像部31IRについては、動物体の検出判定用のトリガー信号を発生させるために用いるので、高速に応答できるものが望ましく、特にSi−PIN, InGaAs等の高速応答フォトダイオードが望ましい。
また、赤外光撮像部31IRから得られる赤外光撮像信号は、動物体の検出判定用のトリガー信号として用いるため、高解像度とするよりはむしろ高SN比・高ダイナミックレンジとし、尚且つ被写体の動きぼやけを低減させる画素配列とすることがより好適となる。
そこで、青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、及び赤色光撮像部31Rの各々における撮像領域Wに対する可視光用画素配列について、例えば図6(a)に示すように画素部300をN画素×M画素で配列構成した場合、赤外光撮像部31IRにおける撮像領域Wに対する赤外光用画素配列については、例えば図6(b)に示すようにN’画素×M’画素(N’<N,M’<M)のように画素数を減らして間欠画素配列とし、その赤外光用画素配列の画素部300の画素サイズを、可視光用画素配列の画素部300の画素サイズより大きくすることが好適である。
尚、赤外光撮像部31IRにおける撮像領域Wに対する赤外光用画素配列についても、青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、及び赤色光撮像部31Rの各々における撮像領域Wに対する可視光用画素配列と同じ構成とし、図2に示す動物体判定処理部335の処理として、図6(b)に示すようなN’画素×M’画素(N’<N,M’<M)の間欠画素配列に相当する信号変換処理を行うことで、高SN比で、尚且つ被写体の動きぼやけを低減させる画素配列に相当する動物体の検出判定用のトリガー信号を生成することができる。
(動作例)
まず、図7には、上述した本実施形態の撮像装置3の全体動作に係る概略構成を示している。図7に示すように、撮像装置3は、制御部33によって、青色光撮像部31B、緑色光撮像部31G、及び赤色光撮像部31Rの各々に対し、撮像制御信号により駆動制御して、撮像領域Wに対する可視光用画素配列に対応する可視光の各RGB色光の撮像画像信号を得ることができる。また、撮像装置3は、制御部33によって、赤外光撮像部31IRに対し、撮像制御信号により駆動制御して、撮像領域Wに対する赤外光用画素配列に対応する赤外光の撮像画像信号を得ることができる。
そして、撮像装置3は、制御部33によって、赤外光の撮像画像信号を用いて赤外光画像を動画像のフレーム単位で形成し、動画像のフレーム単位で、その赤外光画像の定常状態からの画素値変化を監視して、撮像領域W内に動物体の被写体が侵入したか否かを示すトリガー信号を発生させる。制御部33は、当該トリガー信号が像領域W内に動物体の被写体が侵入している旨を示す間、可視光の各RGB色光の撮像画像信号を基に形成される可視光画像信号を記録部34に対し記録する。
ここで、図1に示す撮影装置1を構成する照明装置2及び撮像装置3の動作に関して、以下、様々な撮影条件を簡便に適用するべく、3つの実施例を説明する。
(実施例1)
図8は、本実施形態の照明装置2及び撮像装置3よりなる撮影装置1の実施例1の動作例を示す図である。図8の上部には、撮像領域W内に動物体の被写体Objが侵入している間の様子を示している。実施例1では、図1に示す照明装置2における赤色光源2R、緑色光源2G、青色光源2Bによる可視光、及び赤外光源2IRによる赤外光のいずれについても常時点灯させ、撮像領域Wに向けて照射している。
照明装置2による照明光が被写体Objにて反射することにより撮像装置3は可視光の撮像及び赤外光の撮像ができる。ただし、実施例1では、照明装置2における可視光源(赤色光源2R、緑色光源2G、及び青色光源2B)は、暗時撮影などを担保するために設けられ、用途によっては必ずしも必要ではない。
撮像装置3は、照明装置2との同期接続を不要としているため、照明装置2とは独立して動作し、制御部33によって、赤外光の撮像画像信号を用いて赤外光画像を動画像のフレーム単位で形成し、動画像のフレーム単位で、その赤外光画像の定常状態からの画素値変化(赤外光の受光強度の変化)を監視して、撮像領域W内に動物体の被写体Objが侵入したか否かを示すトリガー信号を発生させる。
トリガー信号は、動物体の被写体Objが当該撮像領域Wに侵入していない状態では、OFF(パルス信号としてLo)を発生し、撮像領域W内に動物体の被写体Objが侵入するとON(パルス信号としてHi)に遷移する。撮像装置3は、制御部33によって、当該トリガー信号が像領域W内に動物体の被写体が侵入している旨を示す間、可視光の各RGB色光の撮像画像信号を基に形成される可視光画像信号を記録部34に対し記録する。動物体の被写体が当該撮像領域W外となると、トリガー信号はOFF(パルス信号としてLo)に遷移して、記録部34に対する当該可視光画像信号の記録を停止する。
赤外光画像内の被写体の動きぼやけを低減させたい場合には、図6(b)を参照して説明したような間欠画素配列に相当する赤外光撮像画像信号とすればよい。
このように、実施例1では、照明装置2と撮像装置3との同期接続が不要であるため、その位置あわせが簡便となり、撮影装置1全体としても小型化が可能である。また、撮像素子31は、画素部300を各RGB色毎に密に配置した可視光層と、この可視光層とは別に同一光路上で下層に配置される赤外光層を有する構造としているため、この観点からも、撮影装置1全体としても小型化が可能であり、尚且つ高画質、及び高速・高精度応答性が実現される。
(実施例2)
図9は、本実施形態の照明装置2及び撮像装置3よりなる撮影装置1の実施例2の動作例を示す図である。図9の上部には、撮像領域W内に動物体の被写体Objが侵入している間の様子を示している。実施例2では、図1に示す照明装置2における赤色光源2R、緑色光源2G、及び青色光源2Bによる可視光は常時点灯とし、赤外光源2IRによる赤外光については間欠点灯(図中、ON:点灯、OFF:消灯)させ、撮像領域Wに向けて照射している。
照明装置2による照明光が被写体Objにて反射することにより撮像装置3は可視光の撮像及び赤外光の撮像ができる。ただし、実施例2においても、照明装置2における可視光源(赤色光源2R、緑色光源2G、及び青色光源2B)は、暗時撮影などを担保するために設けられ、用途によっては必ずしも必要ではない。
本実施例においても、撮像装置3は、照明装置2との同期接続を不要としているため、照明装置2とは独立して動作し、制御部33によって、赤外光の撮像画像信号を用いて赤外光画像を動画像のフレーム単位で形成し、動画像のフレーム単位で、その赤外光画像の定常状態からの画素値変化(赤外光の受光強度の変化)を監視して、撮像領域W内に動物体の被写体Objが侵入したか否かを示すトリガー信号を発生させる。
従って本実施例においても、トリガー信号は、動物体の被写体Objが当該撮像領域Wに侵入していない状態では、OFF(パルス信号としてLo)を発生し、撮像領域W内に動物体の被写体Objが侵入するとON(パルス信号としてHi)に遷移する。撮像装置3は、制御部33によって、当該トリガー信号が像領域W内に動物体の被写体が侵入している旨を示す間、可視光の各RGB色光の撮像画像信号を基に形成される可視光画像信号を記録部34に対し記録する。動物体の被写体が当該撮像領域W外となると、トリガー信号はOFF(パルス信号としてLo)に遷移して、記録部34に対する当該可視光画像信号の記録を停止する。
ところで、実施例2では、赤外光源2IRによる赤外光については間欠点灯(図中、ON:点灯、OFF:消灯)させ、撮像領域Wに向けて照射している。このため、照明装置2側での赤外光の間欠点灯により、赤外光画像内の被写体の動きぼやけを低減させることができるため、図6(b)を参照して説明したような間欠画素配列に相当する赤外光撮像画像信号とせずともよいし、これを組み合わせた構成としてもよい。
従って本実施例においても、照明装置2と撮像装置3との同期接続が不要であるため、その位置あわせが簡便となり、撮影装置1全体としても小型化が可能である。また、撮像素子31は、画素部300を各RGB色毎に密に配置した可視光層と、この可視光層とは別に同一光路上で下層に配置される赤外光層を有する構造としているため、この観点からも、撮影装置1全体としても小型化が可能であり、尚且つ高画質、及び高速・高精度応答性が実現される。
(実施例3)
図10は、本実施形態の照明装置2及び撮像装置3よりなる撮影装置1の実施例3の動作例を示す図である。撮像領域W内に動物体の被写体Objが侵入している間の様子は、前述した実施例1,2と同様であり、その図示を省略している。実施例3では、図1に示す照明装置2における赤色光源2R、緑色光源2G、及び青色光源2Bによる可視光は赤外光よりも短い点灯時間で間欠点灯し(図中、ON:点灯、OFF:消灯)、一方、赤外光源2IRによる赤外光については、可視光よりも長い点灯時間で間欠点灯させ、撮像領域Wに向けて照射している。
照明装置2による照明光が被写体Objにて反射することにより撮像装置3は可視光の撮像及び赤外光の撮像ができる。実施例3においては、照明装置2における可視光源(赤色光源2R、緑色光源2G、及び青色光源2B)を必要とする撮影現場を想定し、可視光照明を必要としている。
本実施例においても、撮像装置3は、照明装置2との同期接続を不要としているため、照明装置2とは独立して動作し、制御部33によって、赤外光の撮像画像信号を用いて赤外光画像を動画像のフレーム単位で形成し、動画像のフレーム単位で、その赤外光画像の定常状態からの画素値変化(赤外光の受光強度の変化)を監視して、撮像領域W内に動物体の被写体Objが侵入したか否かを示すトリガー信号を発生させる。
従って本実施例においても、トリガー信号は、動物体の被写体Objが当該撮像領域Wに侵入していない状態では、OFF(パルス信号としてLo)を発生し、撮像領域W内に動物体の被写体Objが侵入するとON(パルス信号としてHi)に遷移する。撮像装置3は、制御部33によって、当該トリガー信号が像領域W内に動物体の被写体が侵入している旨を示す間、可視光の各RGB色光の撮像画像信号を基に形成される可視光画像信号を記録部34に対し記録する。動物体の被写体が当該撮像領域W外となると、トリガー信号はOFF(パルス信号としてLo)に遷移して、記録部34に対する当該可視光画像信号の記録を停止する。
ところで、実施例3では、図10に示すように、照明装置2における可視光及び赤外光の間欠点灯を、厳格性は要求されないが、ある程度同期させている。
また、撮像装置3は、撮像素子31における赤外光撮像部31IRに対し撮像制御信号を常時出力して駆動している一方で、可視光の撮像部(青色光撮像部31B,緑色光撮像部31G,赤色光撮像部31R)に対しては、通常時では撮像制御信号を停止している。
そこで、撮像装置3は、トリガー信号のONに応じて、可視光の各色毎の撮像制御信号の駆動を開始して同期させ、トリガー信号のOFFに応じて可視光の各色毎の撮像制御信号の駆動を停止する。従って、撮像装置3は、照明装置2との同期接続を不要としていながら、トリガー信号のONで可視光画像信号を得るための撮像制御信号のタイミング同期を得ることができ、これにより、動画像のフレーム単位で、露光量制御(露光時間制御、又は撮像素子31内に電子シャッター機能がある時はその制御)を可能としている。
実施例3では、照明装置2側での可視光の間欠点灯により、可視光画像内の被写体の動きぼやけを低減させることができる。赤外光画像についても、照明装置2側での赤外光の間欠点灯により、赤外光画像内の被写体の動きぼやけを低減させることができるため、図6(b)を参照して説明したような間欠画素配列に相当する赤外光撮像画像信号とせずともよいし、これを組み合わせた構成としてもよい。
尚、実施例3の変形例として、赤外光源2IRによる赤外光については常時点灯させ、撮像領域Wに向けて照射してもよく、赤外光画像内の被写体の動きぼやけを低減させるには図6(b)を参照して説明したような間欠画素配列に相当する赤外光撮像画像信号とすればよい。
従って本実施例においても、照明装置2と撮像装置3との同期接続が不要であるため、その位置あわせが簡便となり、撮影装置1全体としても小型化が可能である。また、撮像素子31は、画素部300を各RGB色毎に密に配置した可視光層と、この可視光層とは別に同一光路上で下層に配置される赤外光層を有する構造としているため、この観点からも、撮影装置1全体としても小型化が可能であり、尚且つ高画質、及び高速・高精度応答性が実現される。
上記の実施形態及び実施例では、照明装置2と撮像装置3とを別体として構成する例を説明したが一体化させてもよく、特定の画素部300の構造例及び画素配列を主として説明したが他の画素構造及び画素配列でもよい。従って、本発明は上述の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載によってのみ制限される。
本発明によれば、照明装置と撮像装置との同期接続が不要でその位置あわせが簡便となり、小型化が可能で、且つ高画質、及び高速・高精度応答性を実現可能となるので、動物体の被写体検出やその撮影記録を可能とする撮像素子、撮像装置及び撮影装置の用途に有用である。
1 撮影装置
2 照明装置
2R 赤色光源
2G 緑色光源
2B 青色光源
2IR 赤外光源
3 撮像装置
31 撮像素子
31R 赤色光撮像部
31G 緑色光撮像部
31B 青色光撮像部
31IR 赤外光撮像部
32 結像レンズ
33 制御部
34 記録部
35 再生部
36 操作部
300 画素部
301 ガラス基板
302 SINx
303 SIOx
304 SINx
305 SINx
306 ドレインITO電極
307 出力信号用電極
308 ゲート電極
309 ソースITO電極
310 有機光電変換膜
311 対向ITO電極
400 垂直走査回路
500 水平信号読み出し回路
331R 赤色光用撮像制御部
331G 緑色光用撮像制御部
331B 青色光用撮像制御部
332 赤外光用撮像制御部
334 可視光画像処理部
335 動物体検出判定部
335a トリガー信号発生部
336 記録制御部
337 再生制御部

Claims (3)

  1. 所定の撮像領域内に侵入する動物体の被写体に対し可視光及び赤外光を照射する照明装置、並びに、前記照明装置とは同期させる接続を行うことなく構成され前記被写体から反射する可視光及び赤外光を個別に受光して撮像する撮像素子と前記撮像素子の撮影タイミングを制御する制御部とを有する撮像装置、を備える撮影装置であって、
    前記照明装置は、可視光源及び赤外光源を有し、前記可視光源による可視光については前記赤外光源による赤外光よりも短い点灯時間で間欠点灯し、前記赤外光源による赤外光については前記可視光よりも長い点灯時間で間欠点灯させて、前記所定の撮像領域を照射するように構成され、
    前記撮像素子は、
    可視光を構成する青色光のみ吸収し残りを透過させて撮像する青色光撮像部と、
    可視光を構成する緑色光のみ吸収し残りを透過させて撮像する緑色光撮像部と、
    可視光を構成する赤色光のみ吸収し残りを透過させて撮像する赤色光撮像部と、
    赤外光のみに感度を持ち撮像する赤外光撮像部とを積層して構成され、
    前記青色光撮像部、前記緑色光撮像部、及び前記赤色光撮像部の各々は、二次元平面上に第1の画素配列で第1の画素サイズの画素部が配列された撮像面を有し、独立して露光量を制御可能で、且つ撮像制御可能な素子とし、
    前記赤外光撮像部は、前記二次元平面上に第2の画素配列で第2の画素サイズの画素部が配列された撮像面を有し、前記青色光撮像部、前記緑色光撮像部、及び前記赤色光撮像部の各々に対し独立して撮像制御可能な素子として構成され
    前記撮像装置は、前記照明装置とは同期させる接続を行うことなく一体又は別体で構成され、前記撮像素子により前記被写体から反射する可視光及び赤外光を個別に受光して撮像するよう構成され、
    前記撮像装置における制御部は、
    前記赤外光撮像部から赤外光撮像画像信号を取得して、前記赤外光撮像画像信号から構成される赤外光画像の定常状態からの画素値変化を監視し、前記所定の撮像領域内に動物体の被写体が侵入したか否かを示すトリガー信号を発生させ、該トリガー信号が前記所定の撮像領域内に動物体の被写体が侵入している旨を示す間のみ、前記青色光撮像部、前記緑色光撮像部、及び前記赤色光撮像部の各々から得られる可視光画像信号を基に形成される可視光画像を所定の記録部に対し記録するよう撮影タイミングを制御することを特徴とする撮影装置
  2. 前記赤外光撮像部による赤外光撮像画像信号は、前記青色光撮像部、前記緑色光撮像部、及び前記赤色光撮像部の各々に対する撮影タイミングを制御するための赤外センサーとして機能するよう構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の撮影装置
  3. 前記第2の画素サイズは前記第1の画素サイズ以上とし、前記第2の画素配列は前記第1の画素配列と比して同一以下の解像度を持つ画素配列としていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の撮影装置
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