JP6802724B2 - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、検査装置及び検査方法に関する。
検査装置に設置される容器内の検体量や検体位置(例えば、検体の偏り)を検出するためには、画像センサやレーザスキャンといった非接触検出手段が多く用いられている。一般的に、遠心分離機等による処理後の容器内の検体の偏りを検出するためには、3次元位置情報が必要である。例えば、複数方向に画像センサを設けて検体の偏りを検出する方法があるが、撹拌機構や磁気分離機等が設置されているため、見たい方向から検体を検出できない場合もある。そのため、新たに容器を回転させる機構を設けて見やすい向きへ変更する方法もあるが、検査装置が肥大化すること及びコスト高となる。
特開2000−275256号公報
本発明が解決しようとする課題は、専用手段を設けることなく精度良く容器内の検体の偏りを検出する検査装置及び検査方法を提供することである。
実施形態の検査装置は、対象を入れた容器を保持する少なくとも1つの容器保持部を有するソケットと、端部が繋がる少なくとも2つのリンクを含み、前記リンクが第1の姿勢の際に前記容器を前記容器保持部に設置し、更に前記リンクが前記第1の姿勢とは異なる第2の姿勢の際に前記容器を前記容器保持部に再設置可能な第1アームと、前記第1の姿勢及び第2の姿勢で前記容器が前記容器保持部に設置された際の前記対象の位置を示す認識結果を少なくとも得る認識部と、を備え、前記ソケットは第3回転軸を中心に回転可能であり、前記認識部は、前記第1の姿勢及び第2の姿勢とは異なる第3の姿勢と、前記第3の姿勢とは異なる第4の姿勢とで、前記容器が前記容器保持部に設置された際の前記対象の位置を示す認識結果を少なくとも得る。
実施形態の検査方法は、対象を入れた容器を保持する容器保持部を有するソケットと、端部が繋がる少なくとも2つのリンクを含む第1アームと、前記対象の位置を示す認識結果を得る認識部と、を備える検査装置における検査方法であって、前記第1アームが、第1の姿勢で前記容器を前記容器保持部に設置し、前記第1アームが、前記第1の姿勢とは異なる第2の姿勢で前記容器を前記容器保持部に再設置し、前記認識部が、前記第1の姿勢及び前記2の姿勢で前記容器を前記容器保持部に設置した際の認識結果を少なくとも得て、前記ソケットは第3回転軸を中心に回転し、前記認識部が、前記第1の姿勢及び第2の姿勢とは異なる第3の姿勢と、前記第3の姿勢とは異なる第4の姿勢で、前記容器を前記容器保持部に設置した際の認識結果を少なくとも得る。
第1の実施形態にかかる検査装置を横方向から見た断面図である。 第1の実施形態にかかる検査装置の処理エリアを上方向から見た上面図である。 チューブアーム及びピペッターアームの一例を示す概略図である。 回転チューブソケットの一例を示す概略図である。 チューブ保持部の一例を示す斜視図である。 チューブ保持部の開閉動作の一例を示す図である。 遠心分離機が回転している時のチューブ保持部に保持されたチューブの一例を示す断面図である。 保持つまみ操作部の一例を示す概略図である。 図4のY線分の断面をX方向から見た場合の一例を示す断面図である。 回転チューブソケットとチューブアームを簡略化した図である。 一のチューブ保持部にチューブを設置する際のチューブアームの姿勢を示す図である。 φが最大となる場合と、φが最小になる場合の第1リンク及び第2リンクの姿勢を示す図である。 送液部の一例を示すブロック図である。 制御部の一例を示すブロック図である。 検査装置の動作フローの一例を示す図である。 第2の実施形態にかかる検査装置の検体の認識方法の概略を示す図である。 回転チューブソケットの任意の点上でのチューブの保持角度の一例を示す図である。 第3の実施形態にかかる検査装置の検体の認識方法の概略を示す図である。 式(5)の条件が満たされる場合のリンクの位置を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態にかかる検査装置について説明する。同じ符号が付されているものは同様のものを示す。なお、図面は模式的又は概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係や部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかる検査装置について図1乃至図15を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態にかかる検査装置を横方向から見た断面図である。図2は、第1の実施形態にかかる検査装置の処理エリアを上方向から見た上面図である。
図1に示すように検査装置1は、中間ベースを境に上層と下層に区分され、上層は、中間ベース上に設けられ、設置エリア(第1エリアとも称する)と、処理エリア(第2エリアとも称する) を有する。下層は、ベース上に設けられ、廃棄エリア(第3エリアとも称する)と、制御エリア(第4エリアとも称する)を有する。検査装置1は、設置エリアに設置された複数のカートリッジを処理エリアに搬送し、処理エリアでカートリッジに装填されたチューブ内の検体を処理する。そして、チューブ内の検体の位置を把握するため、処理直後の検体の位置を認識部(後述する)で認識し、更に回転チューブソケット(後述する)上でチューブの設置箇所を変更して更に認識部で検体の位置を認識する。その後、検体をチューブから回収し回収後のチューブを廃棄エリアへ廃棄する。
図1及び図2に示すように検査装置1の設置エリアには、複数の回収容器や検体容器を装填する搬送カートリッジ11(第1カートリッジとも称する)と、複数のチップを装填するチップカートリッジ12(第2カートリッジとも称する)と、複数の遠心チューブを装填する遠心チューブカートリッジ13(第3カートリッジとも称する)と、チューブ内に磁気ビーズが入った複数の磁気ビーズチューブを装填する磁気ビーズチューブカートリッジ14(第4カートリッジとも称する)と、が設置される。それぞれのカートリッジは、カートリッジ搬送機構(図示しない)に載せられガイドレール(第1乃至4ガイドレールとも称する)を通り、処理エリアへ搬送される。設置エリアと処理エリアの境界には、それぞれゲートが設けられている(第1乃至4ゲートとも称する)。
処理エリアには、チューブアーム2と、ピペッターアーム3と、回転軸を中心に回転駆動する回転チューブソケット4と、磁気分離機5と、撹拌機6と、保持つまみ操作部7と、分注アーム8と、廃棄部9と、認識部10と、が位置する。
廃棄エリアには、廃棄部9と繋がる廃棄ダクト及び廃棄管と、廃棄物を回収する回収ボックスと、廃液を溜める廃液タンク等、が位置する。
制御エリアには、ピペッターポンプ等を備えた送液部15と、制御部16と、が位置する。
まず、設置エリアについて詳しく説明する。
設置エリアは、ゲートの開閉機構により気密的に区切られており、装置の外部との間に設置ゲートGを備え、処理エリアとの間に第1乃至4ゲートを備える。設置エリアは、滅菌装置17を備え、装置の外部と比較して無菌性を確保している。設置ゲートGから搬入された各カートリッジは、それぞれカートリッジ搬送機構(図示しない)に載せられる。
そして、ガイドレール上を通り第1乃至4ゲートを介して、処理エリアに搬入される。
具体的には、第1カートリッジ11は、第1ガイドレールL1を通り、第1処理ゲートG1を介して設置エリアと処理エリアの間を搬入又は搬出される。同様に、第2カートリッジ12は、第2ガイドレールL2を通り、第2処理ゲートG2を介して設置エリアと処理エリアの間を搬入又は搬出される。第3カートリッジ13は、第3ガイドレールL3を通り、第3処理ゲートG3を介して設置エリアと処理エリアの間を搬入又は搬出される。第4カートリッジ14は、第4ガイドレールL4を通り、第4処理ゲートG4を介して設置エリアと処理エリアの間を搬入又は搬出される。
第1乃至4カートリッジは、例えば、複数の容器あるいはチップを装填可能であり、上方からそれぞれの容器等を取出し可能な台である。第1乃至4ガイドレールは、中間ベース上に設置される。第1乃至4ガイドレールは、設置エリアと処理エリアの間を繋ぎ、各カートリッジ搬送機構に載置されたカートリッジを処理エリアへ導く。カートリッジ搬送機構は、例えば、モータを備えた直動機構であり、ガイドレール上を移動する。処理エリアに各カートリッジが搬入される際に、第1乃至4ゲートのそれぞれが開閉機構(図示しない)により開かれ、処理エリア内部に各カートリッジが搬入される。設置ゲートG及び第1乃至4ゲートは、例えば検査装置1の外面に設置された操作パネルPを用いて操作者(ユーザとも称する)により操作されても良い。
第1カートリッジ11には、検体を入れた複数の検体容器C1と処理された検体を回収する回収容器C2が装填される。第2カートリッジ12には、複数のチップTが装填される。チップTは、溶液の分注をするピペッターの先端に装着され、これを取り替えることで検体のコンタミネーションを防止する。第3カートリッジ13には、複数の遠心チューブC3が装填される。遠心チューブC3は、上部に開口部を有する検体を入れる容器である。第4カートリッジ14には、複数の磁気ビーズチューブC4が装填される。磁気ビーズは、永久磁石の磁力によりビーズを集合させるため、重力による分離に比べてコンタミネーションの少ない処理が可能である。遠心チューブC3と磁気ビーズチューブC4のチューブ形状は、略同一である。遠心チューブC3と磁気ビーズチューブC4を総称してチューブと称することもある。
次に、処理エリアについて詳しく説明する。処理エリアは、カートリッジに装填された検体容器等を処理するエリアである。
処理エリアには、チューブアーム2と、ピペッターアーム3と、回転軸を中心に回転駆動する回転チューブソケット4と、磁気分離機5と、撹拌機6と、保持つまみ操作部7と、分注アーム8と、廃棄部9と、認識部10が位置する。
チューブアーム2は、第3カートリッジ13に装填された複数の遠心チューブC3又は第4カートリッジ14に装填された複数の磁気ビーズチューブC4を回転チューブソケット4に設置する。
図3(a)は、チューブアーム2の一例を示す概略図である。
図3(a)に示すようにチューブアーム2は、チューブアームベース21と、第1直動機構22と、第1リンク23と、第1モータ24と、第1エンコーダ25と、第2リンク26と、第2モータ27と、第2エンコーダ28と、第1保持機構29と、を備える。
チューブアームベース21は、ベース上に設置される。第1直動機構22は、下端をチューブアームベース21に接続され、上端を第1リンク23に接続される。第1直動機構22は、中間ベースと垂直な方向である高さ方向に第1リンク23を移動する。第1直動機構22は、直動用モータを有する。第1リンク23の基端には、第1モータ24が接続される。第1モータ24と第1リンク23の間には、例えばベアリング(図示しない)が取り付けられ、第1モータ24の回転軸が第1直動機構22の上端と接続される。第1リンク23は、第1モータ24の第1回転軸A1を中心に中間ベースと略平行な水平面内を回転駆動する。第1モータ24には、その回転角を計測するための第1エンコーダ25が設置される。第1回転軸A1の方向と第1直動機構22の駆動方向は、略平行であることが好ましい。
第1リンク23の先端には、第2モータ27が設置される。第2モータ27には、その回転角を計測するための第2エンコーダ28が設置される。第2モータ27の回転軸と第1リンク23の間には、例えばベアリング(図示しない)が取り付けられ、第2モータ27の回転軸には第2リンク26の基端が接続される。第2リンク26は、第2モータ27の第2回転軸A2を中心に中間ベースと略平行な面内を回転駆動する。第1リンク23及び第2リンク26が回転駆動する面は、略平行となることが好ましい。
第2リンク26の先端には、遠心チューブ又は磁気ビーズチューブを保持するための第1保持機構29が接続される。第1保持機構29は、例えば、開閉可能な2本の棒状体で構成され、遠心チューブ又は磁気ビーズチューブの内径部をこの棒状体を開くことで保持しても良い。チューブの保持は、第1保持機構に設置されたつまみ(図示しない)等により保持しても良い。また、2つの爪でチューブを挟持して保持しても良い。チューブアーム2により、後述する回転チューブソケットのチューブ保持部に遠心チューブ又は磁気ビーズチューブを取り付けあるいは取り外しができる。また、チューブアーム2により、チューブ保持部に取り付けられた遠心チューブ又は磁気ビーズチューブを別のチューブ保持部へ移動して取り付けることもできる。
チューブアームベース21あるいは第1直動機構22は、中間ベースを貫通して第1リンク23、第2リンク26等を処理エリア内に支持する。
チューブアーム2は、後述する制御部16と接続され、第1直動機構22、第1モータ24、第2モータ27及び第1保持機構29の駆動が制御される。
図3(b)は、ピペッターアーム3の一例を示す概略図である。
ピペッターアーム3は、第2カートリッジ12に装填されたチップTをピペッターノズルの先端に装着する。そして、チップ及びピペッターノズルにより第1カートリッジに装填された検体容器から検体を抽出(あるいは吸引)し、回転チューブソケットに設置されたチューブに検体を注入する。
またピペッターアーム3は、回転チューブソケット4で処理後の検体を遠心チューブC3から吸引し、第1カートリッジ11に装填された回収容器C2に注入する。
図3(b)に示すようにピペッターアーム3は、ピペッターアームベース31と、第2直動機構32と、第3リンク33と、第3モータ34と、第3エンコーダ35と、第4リンク36と、第4モータ37と、第4エンコーダ38と、ピペッターノズル39と、を備える。
ピペッターアームベース31は、ベース上に設置される。第2直動機構32は、下端をピペッターアームベース31に接続され、上端を第3リンク33に接続される。第2直動機構32は、中間ベースと垂直な方向である高さ方向に第3リンク33を移動する。第2直動機構32は、直動用モータを有する。第3リンク33の基端には、第3モータ34が接続される。第3モータ34と第3リンク33の間には、例えばベアリング(図示しない)が取り付けられ、第3モータ33の回転軸が第2直動機構32の上端と接続される。第3リンク33は、第3モータ34の第3回転軸A3を中心に中間ベースと略平行な水平面内を回転駆動する。第3モータ34には、その回転角を計測するための第3エンコーダ35が設置される。第3回転軸A3の軸方向と第2直動機構の駆動方向は、略平行であることが好ましい。
第3リンク33の先端には、第4モータ37が設置される。第4モータ37には、その回転角を計測するための第4エンコーダ38が設置される。第4モータ37の回転軸と第3リンク33の間には、例えばベアリング(図示しない)が取り付けられ、第4モータ37の回転軸には第4リンク36の基端が接続される。第4リンク36は、第4モータ37の第4回転軸A4を中心に中間ベースと略平行な面内を回転駆動する。第3リンク33及び第4リンク36が回転駆動する面は、略平行となることが好ましい。
第4リンク36の先端には、ピペッターノズル39が接続される。ピペッターノズル39には、ピペッター内部の圧力を変化させるためにピペッターポンプが繋がれている。このピペッターポンプの動作により検体を吸引又は排出する。
ピペッターノズル39へのチップTの装着は、ピペッターノズル39をチップTに垂直方向から押付けることで嵌合により装着しても良い。例えば、ピペッターアーム3を駆動してピペッターノズル39をチップTの装填される第2カートリッジ12の上方まで移動する。そして、第2直動機構32を駆動することによりピペッターノズル39を低下させてチップTに垂直方向から押付けて嵌合する。
ピペッターノズル39には、例えば中空の突起部(図示しない)が設けられており、この突起部をチップTの内径部に押付けることにより嵌合しても良い。ピペッターノズル39からチップTを取り外す時は、チップ取り外し治具J(図2参照)によりチップTを取り外す。チップ取り外し治具Jは、例えば、突起部の形状に応じて切欠きJ1が設けられた板状体であり、切欠きJ1が嵌合箇所に突起部の側面から挿入される。その状態で第2直動機構32を上方に移動することによりチップTの縁部がチップ取り外し治具Jに接触してチップTが取り外される。チップ取り外し治具Jは、後述するチップTを廃棄する第1廃棄口付近に設けられるのが良い。
また、この突起部が鉛直方向に出し入れ可能であり、チップTを取り付ける際は、突起部を出した状態とする。チップTを取り外して廃棄する際は、チップTと嵌合した突起部をピペッターノズル39内に引っ込めることにより、ピペッターノズル39の外縁とチップTの縁を接触させてチップTを取り外しても良い。この場合は、チップ取り外し治具Jを用いなくてもチップの取り外しが可能となる。
ピペッターアームベース31あるいは第2直動機構32は、中間ベースを貫通して第3リンク33、第4リンク36等を処理エリア内に支持する。
ピペッターアーム3は、後述する制御部16と接続され、第2直動機構32、第3モータ34、第4モータ37、ピペッターノズル39及びピペッターポンプの駆動が制御される。
回転チューブソケット4は、チューブアーム2により取付けられた検体入りのチューブを回転させ処理する。
図4は、回転チューブソケット4の一例を示す概略図である。
図4に示すように回転チューブソケット4は、チューブソケットベース41と、第1歯車42と、第2歯車43と、複数のチューブ保持部44(容器保持部とも称する)と、チューブ保持部44を支持するソケットリング45と、第5モータ46と、ソケットリングの内側に位置し複数のチューブ保持部44を有する遠心分離機47と、を備える。
回転チューブソケット4は、遠心チューブC3又は磁気ビーズチューブC4を保持する複数のチューブ保持部44を有する円環状のソケットである。チューブソケットベース41上には、第1歯車42とベアリング(図示しない)を介して第2歯車43を有する。また、第5モータ46により第1歯車42が回転し、第1歯車42と噛み合う第2歯車43上のソケットリング45を回転する。ソケットリング45には、チューブ保持部44が複数設置される。チューブ保持部44に保持された磁気ビーズチューブC4は、回転チューブソケット4の中心である第5回転軸A5を中心に回転する。ソケットリング45の内側に遠心分離機47が配置されている。遠心分離機47は、外周部に遠心チューブC3を保持する複数のチューブ保持部44を有する。遠心分離機47のチューブ保持部44の側には、それぞれストッパー48が設けられている。遠心分離機47は、図示しない第6モータ、第6エンコーダを有する。遠心分離機47のチューブ保持部44に保持された遠心チューブC3は、第5回転軸A5と略一致する回転軸を中心に回転する。つまり、回転チューブソケット4は、第5回転軸A5を中心に内周で複数のチューブ保持部を回転させる遠心分離機47と、外周で複数のチューブ保持部を回転するソケットリング45の2重の構成である。また、ソケットリング45に支持された複数のチューブ保持部44と遠心分離機47に配置された複数のチューブ保持部44の高さは、略一致するのが良い。例えば、遠心分離機47には、円環状に等間隔に6個のチューブ保持部44が設置される。また、ソケットリング45には、円環状に等間隔に12個のチューブ保持部44が設置される。各チューブ保持部の個数は、この数に限定されず、検査装置1の規模等に応じて適宜変更できる。また、遠心分離機47とソケットリング45は、別個に回転可能である。
ソケットリング45のチューブ保持部44には、チューブアーム2により磁気ビーズチューブC4が設置される。また、遠心分離機47のチューブ保持部44には、チューブアーム2により遠心チューブC3が設置される。
図5は、チューブ保持部44の一例を示す斜視図である。
図5に示すようにチューブ保持部44は、遠心チューブC3又は磁気ビーズチューブC4を挿し込むホルダ441と、2つの保持つまみ回転軸442、443を有し、それぞれの回転軸周りに回動可能な2つの保持つまみ444、445と、2つの保持つまみの間を繋ぐ弾性部446と、を有する。また、遠心分離機47に設置されたホルダ441には、軸447が設けられており、チューブ保持部44は軸447周りで回動可能である。軸447の方向は、遠心分離機47の回転方向と略平行であり、遠心分離機47の径方向と垂直な方向である。弾性部446は、バネやゴム等で良い。
ホルダ441には、チューブを挿し込むための穴Dが開けられており、ホルダ441の下部に2つの保持つまみ444、445を有する。2つの保持つまみ444、445は、ホルダ441に設置された2つの保持つまみ回転軸442、443にそれぞれ設置され、保持つまみ回転軸442、443の周りをそれぞれ回動する。2つの保持つまみ444、445は、弾性部446により繋がれ、弾性部446は、それぞれの保持つまみを逆方向に回動するように付勢する。つまり、弾性部446は、2つの保持つまみを離間する方向に付勢する。これにより、2つの保持つまみ444、445のチューブを保持する側が近づきチューブを挟み込んで保持する。保持つまみのうち、弾性部446が位置する側のつまみ箇所をつまみ部と称し、チューブを保持する側を保持部と称しても良い。
図6は、チューブ保持部44の開閉動作の一例を示す図である。
図6(a)は、チューブ保持部44の閉動作を示す図である。図6(a)に示すように閉動作では、破線で示したチューブが2つの保持つまみに挟まれて保持されている状態である。弾性部446とチューブとの間に保持つまみ回転軸442、443が位置するように弾性部446は、配置される。2つの保持つまみは、安定してチューブを保持できるようにチューブの形状に応じて円弧状の溝Mが設けられ、溝Mより大きい径を有するチューブの外縁部C11が保持部に乗るように保持されているのが好ましい。また、チューブが挿入されていない状態で穴Dの径を確保するため、保持部のつまみ部の反対側がホルダ441に設けられた突出部448で閉動作が制限されている。チューブを保持しているとき、チューブと接触している溝Mが2つの保持つまみ回転軸442、443間よりも内側に来るようになっている。チューブに遠心力が働くと、保持つまみがチューブから受ける力が保持つまみ回転軸周りのモーメントとして働くが、このモーメントの向きが保持つまみを閉じる方向となるため、遠心チューブをより確実に保持することができる。
図6(b)は、チューブ保持部44の開動作を示す図である。図6(b)に示すように、2つの保持つまみ444、445が弾性部446を圧縮する方向に付勢される際に、チューブを挟み込んでいる保持つまみが開かれ、チューブがホルダから下方に落下する。2つの保持つまみを図6(b)の状態にするために後述する保持つまみ操作部7が用いられる。
遠心分離機47に設置されたチューブ保持部44のそれぞれは、2つの保持つまみが遠心分離機47の外側であるソケットリング45の方向を向くように設置される。また、ソケットリング45に設置されたチューブ保持部44のそれぞれは、2つの保持つまみがソケットリングの内側である遠心分離機47の方向を向くように配置される。つまり、遠心分離機47及びソケットリング45のそれぞれに配置されたチューブ保持部44は、保持つまみが対向するように配置される。
図7は、遠心分離機47が回動している時のチューブ保持部44に保持された遠心チューブC3の一例を示す断面図である。
図7に示すように遠心分離機47が回転している時は、遠心チューブC3及びチューブ保持部44に遠心力が生じる。遠心力の方向は、遠心分離機47の径方向の外側に生じる。遠心力の影響を防止するため、本実施形態のチューブ保持部44は、ホルダ441に設けられた軸447の周りに回動可能としている。図7に示すように遠心チューブC3に遠心力が生じると、遠心チューブC3及びチューブ保持部44は、軸447周りに回動し、遠心チューブC3の口が遠心分離機47の回転軸(第5回転軸)A5方向を向くように傾く。これにより、遠心チューブの下端が外側を向くように傾くことにより、遠心チューブ内の検体が遠心力で遠心チューブの外に飛び出すのを防止する。また、遠心分離機47の上面に設けたチューブ保持部ストッパー48の突出部481にホルダ441が接触することで、チューブ保持部44及び遠心チューブC3の傾きが所定の角度以下になるように制限される。また、遠心分離機47が停止して傾いたチューブ保持部44が水平に戻る時は、遠心分離機47の突起部471がチューブ保持部44と接触することで、チューブ保持部44及び遠心チューブC3の傾きが所定の角度以下になるように制限される。遠心チューブC3をチューブ保持部44から取り外す場合、チューブアーム2の第1保持機構29が遠心チューブC3の上方から近づき、遠心チューブC3を保持して上方に引き上げる。この時、チューブ保持部44が軸447周りに回動してしまうのを防止するため、第1保持機構29には、チューブ保持部44の回動を防止する規制部(図示しない)等が設けられているのが良い。チューブ保持部44は、上述した構成に限定されず、遠心分離機47の回転中にチューブが外れない程度にチューブを固定できればどんな構成でも良い。
磁気分離機5は、磁気ビーズの入った磁気ビーズチューブC4中の検体に磁界を印加することにより、磁気ビーズを検体中の不要物とともに磁界の方向に集合させる。磁気ビーズと分離されて残った検体溶液は、ピペッターノズル39に装着されたチップTを用いて吸引される。磁気分離機5は、ソケットリング45のチューブ保持部44に設置された磁気ビーズチューブC4の近傍に配置される(図2参照)。例えば、磁気ビーズチューブC4の下方に配置されるのが良い。磁気ビーズチューブC4の下方から磁気分離機により磁界を印加することにより、磁気ビーズがチューブの下部に集合し、不要物を排除した検体溶液が上部に残るため、ピペッターにより検体溶液を吸引し易いからである。磁気分離機5は、永久磁石や中空ソレノイド型の電磁石等で良い。
撹拌機6は、磁気ビーズチューブC4中の磁気ビーズと注入された検体を撹拌する。磁気ビーズと検体溶液を撹拌することにより検体溶液中の不要物を磁気ビーズに混ぜて、磁界が印加された際に効率良く不要物を磁気ビーズに取り込めるようにする。撹拌機6は、磁気ビーズチューブC4に振動を加えられる位置に配置される(図2参照)。また、撹拌機6は、磁気分離機5の近傍に配置されるのが良い。撹拌機6は、シェーカーや振動機等で良い。
図8は、保持つまみ操作部7の一例を示す概略図である。
図8に示すように保持つまみ操作部7は、保持機構ベース71と、第1保持リンク72と、第2保持リンク73と、回転ソレノイド74と、並進ソレノイド75 と、支柱76と、を備える。
保持つまみ操作部7は、回転チューブソケット4の遠心分離機47とソケットリング45の両チューブ保持部44の上方に位置する。
垂直面と水平面の2面から成るL型の保持機構ベース71は、垂直面に回転ソレノイド74を、水平面に第1レールR1を有する。第1レールR1は、第1保持リンク72の第1保持リンクガイド721と繋がり第1保持リンクを水平方向に導く。また、第1レールR1は、第2保持リンク73の第2保持リンクガイド731と繋がり第2保持リンク73を水平方向に導く。
第1保持リンク72の先端には、第1保持アーム722が設けられている。第2保持リンク73の先端には、第2保持アーム732が設けられている。
回転ソレノイド74には、第1位置決め部741と第2位置決め部742が設けられており、第1位置決め部741は、第1保持リンク72の基端に設けられた長円形の穴に取り付けられ、第2位置決め部742は、第2保持リンク73の基端に設けられた長円形の穴に取り付けられる。第1保持リンク72と第2保持リンク73は、鉛直方向に向けて取り付けられる。図8に示すように第1位置決め部741及び第2位置決め部742は、保持アームが閉じた状態で鉛直方向に並ぶ。保持アームが「閉じた状態」とは、第1保持アーム722と第2保持アーム732の距離が最も近づき、対象物を保持する状態である。一方、保持アームが「開いた状態」とは、第1保持アーム722と第2保持アーム732の距離が離れ、対象物を保持しない状態である。回転ソレノイド74は、第6回転軸A6を中心にCW(clockwise:時計回り)とCCW(counterclockwise:反時計回り)に駆動可能である。図8の場合、回転ソレノイド74がCCW方向に駆動すると、第1保持リンク72と第2保持リンク73が離れる方向に移動する。つまり、保持アームが開いた状態となる。この状態から回転ソレノイドがCW方向に駆動すると、第1保持リンク72と第2保持リンク73が近づく方向に移動する。つまり、保持アームが閉じた状態となる。保持つまみ操作部7は、第1保持リンク72と第2保持リンク73の開閉動作により、チューブ保持部44の保持つまみ444、445のつまみ部を挟む。
並進ソレノイド75は支柱76に固定された支持板761により支持される。並進ソレノイド75は、高さ方向に上下に駆動して保持機構ベース71の高さを変化させる機能を有する。つまり、第1保持リンク72と第2保持リンク73の高さを変化させる。保持機構ベース71は、一端を支持板761に繋がれた引張りばね763の他端に繋がり、並進ソレノイド75の入出棒751により、下方に押し出されることで下降し、入出棒の引き戻しと引張りばね763の復元力で上昇する。支柱76に固定された支持ブロック762には、保持機構ベース71を垂直方向に導く第2レールR2が備えられ、保持機構ベース71に設けられたリンクガイド(図示しない)と繋がる。並進ソレノイド75の駆動に応じて、保持機構ベース71は、第2レールR2に沿って垂直方向に移動する。
第1保持リンク72及び第2保持リンク73は、並進ソレノイド75により上下に駆動し、更に回転ソレノイド74により横方向に駆動し第1保持アーム722と第2保持アーム732を開閉する。チューブ廃棄時には、保持つまみ操作部7は、第1保持アーム722と第2保持アーム732を開いた状態でチューブ保持部の高さまで保持アームを降下させる。そして、第1保持アーム722と第2保持アーム732を閉じてチューブ保持部の保持つまみ444、445の保持部を図6(b)の状態に開くことにより、チューブを落下させる。
第1保持アーム722及び第2保持アーム732の先端部は、遠心分離機47及びソケットリング45の径方向に対向して配置される保持つまみ444、445のつまみ部を同時に挟めるようにL字に形成されているのが好ましい。遠心分離機47及びソケットリング45上のチューブを同時に廃棄することによって、個別に廃棄する場合の半分の時間で廃棄動作を行うことができる。また、遠心分離機47のチューブ保持部44がソケットリング45のチューブ保持部44と径方向に並ばない位置とすることによって、ソケットリング45上のチューブのみを選択的に廃棄することもできる。
支柱76は、チューブソケットベース41の外縁上に固定される。または、中間ベース上に固定されても良い。
保持つまみ操作部7は、後述する制御部16と接続され、回転ソレノイド74、並進ソレノイド75、の駆動が制御される。
また、保持つまみ操作部7は、回転ソレノイド74を用いて保持アームを開閉することを説明したが、モータ等の単純な構成を用いて保持アームを開閉しても良い。
分注アーム8は、分注ノズル81を有し分注ノズル81から緩衝液を吐出する。分注アーム8はチューブソケットベース41に設置される。
図2に示すように分注アーム8の先端の分注ノズル81は、遠心分離機47の外周部に設置されたチューブ保持部44の上方に位置する。分注ノズル81は、チューブ保持部44に保持された遠心チューブ内の検体に上方から緩衝液を吐出する。分注ノズル8は、後述する緩衝液ポンプを介して緩衝液タンクと繋がる。緩衝液ポンプの圧力制御により、遠心チューブ内に吐出される緩衝液の量が制御される。
廃棄部9は、ピペッターアーム3のピペッターノズル39の先端に装着したチップTと回転チューブソケット4のチューブ保持部44に保持された遠心チューブC3又は磁気ビーズチューブC4を廃棄する箇所である。処理エリアの廃棄部9は、廃棄エリアへ繋がる。
図1及び図2に示すように廃棄部9は、チップを廃棄する第1廃棄口91とチューブを廃棄する第2廃棄口92とを有する。第1廃棄口91には、チップ内に残った余分な検体(溶液)を廃棄する廃液口93も設けられている。
図2に示すように第1廃棄口91は、ピペッターアームの可動範囲内であって回転チューブソケットの配置される箇所以外に設けられる。
図9は、図4のY線分の断面をX方向から見た場合の一例を示す断面図である。図4及び図9に示すように、第2廃棄口92は、保持つまみ操作部7の下方に設けられる。ソケットリング45のチューブ保持部44に設置された磁気ビーズチューブC4及び遠心分離機47のチューブ保持部44に設置された遠心チューブC3が回転半径方向に並んだ時に2つのチューブが鉛直下方に落下できる開口広さを第2廃棄口92は有する。第2廃棄口92には、中間ベースとチューブソケットベース41の間に廃棄ガイド921が設けられており、廃棄されるチューブを確実に廃棄口92へ誘導することができる。廃棄ガイド921には、遠心チューブC3及び磁気ビーズチューブC4が回転通過するための切り欠きが設けられている。第1廃棄口91及び第2廃棄口92は、中間ベースに穴を空けて廃棄エリアの廃液管や廃棄ダクトと繋がれる。
認識部10は、遠心チューブC3内の検体等の位置を認識する。図2に示すように認識部10は、回転チューブソケット4の外側に配置されチューブ内の検体等を側面方向から認識する。認識部10により、ソケットリング45及び遠心分離機47のチューブ保持部44に設置されたチューブ内部の検体等を認識可能である。認識部10により検体等の位置を認識することで、ピペッターノズル39により例えば遠心チューブC3内の検体を正確に吸引する。
認識部10は、後述する制御部16に接続される。認識部10により認識された認識結果は、制御部16で解析され、所定の方法で成分が分離された検体のうち、各成分同士の境界面形状を含む検体の位置情報が導出される。この検体の位置情報は、ピペッターノズル39が検体を吸引する際のピペッターアーム3の駆動制御に用いられる。
認識部10は、カメラ等の光学系とCCDセンサ(Charge Coupled Device)、あるいはCMOSセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子とを含む。また、赤外線ドットパターン投影方式カメラなどの三次元位置計測可能なカメラを利用することができる。カメラの焦点や照明条件において、チューブが図2中一点鎖線で示す範囲(認識範囲)にあるときに、そのチューブ内を精細に認識することができる。認識した画像はピペッターノズル先端の位置制御目標となることから、この認識範囲は、ピペッターアームの動作範囲内に設定されるのが良い。認識部10は、一つのカメラで構成されるが、それに限定されない。
認識結果は、例えば、チューブ内の検体等の距離情報を含む画像データである。画像データは、例えばjpg、gif、pngやbmp等の一般的に用いられているデータで良い。
ここで、本実施形態にかかる検査装置1の検体位置の認識方法について説明する。本実施形態では、チューブアーム2の各リンクの自由度と、回転チューブソケット4に設置されるチューブ保持部44の回転の自由度を組み合わせることにより、チューブの向きを任意に変更可能な方法とする。
図10は、回転チューブソケット4とチューブアーム2を簡略化した図である。
図10に示すように点A5は、回転チューブソケット4の第5回転軸A5であり、円弧Rは回転チューブソケット4により搬送されるチューブの中心、つまりチューブ保持部44の位置及び軌跡を示している。この円弧R(軌跡Rとも称する)は、遠心分離機上に設置されているチューブ保持部の軌跡であっても良いし、ソケットリングに設置されているチューブ保持部の軌跡であっても良い。点A1は、第1リンク23の第1回転軸A1であり、点A2は、第2リンク26の第2回転軸A2である。点Hは、第2リンク26の先端の第1保持機構29のチューブを保持する箇所である。直線Lは、点A5と点A1を結ぶ直線であり、直線Lは、点Hと点A1を結ぶ直線である。点Hは、直線Lと軌跡Rの交点である。rは、点A5から軌跡Rまでの距離(半径)である。cは、点Hから点A1までの長さ(点A1から軌跡Rまでの最短距離)である。aは、点A1から点A2までの長さ(つまり、第1リンクの長さ)であり、bは、点A2から点Hまでの長さ(つまり、第2リンクの長さ)である。cは、点A1から点Hまでの距離である。Φは、点A5及び点Hを結ぶ線分と直線Lとがなす角である。θは、直線Lと点H及び点A2を結ぶ線分とがなす角である。点Hは、チューブアーム2の第1保持機構29がチューブを保持している箇所である。これは、チューブ保持部44がチューブを保持する状態と一致するため、以下の説明において、点Hは全て軌跡R上に存在しているものとする。
図11は、一つのチューブ保持部にチューブを設置する際のチューブアームの姿勢を示す図である。
図11に示すように、チューブアーム2に2リンクアーム機構を採用すると、一つのチューブ保持部44にチューブを設置する姿勢は、2パターンの姿勢を取り得る。第1リンク23に対して第2リンク26が右側に折れる姿勢A(第1の姿勢とも称する)と、第1リンク23に対して第2リンク26が左側に折れる姿勢B(第2の姿勢とも称する)である。ここで姿勢とは、チューブアーム2がチューブをチューブ保持部44に設置又は再設置する際の第1リンク23、第2リンク26及び第1保持機構29の位置及び状態を示す。言い換えると、チューブアーム2の第1回転軸A1と第2回転軸A2と第1保持機構29のチューブ保持箇所の位置及び状態を示す。上述したが、チューブアーム2がチューブ保持部44にチューブを設置又は再設置する際、チューブ保持部44と第1保持機構29のチューブ保持箇所は一致する。従って姿勢とは、第1回転軸A1と第2回転軸A2とチューブ保持部44の位置及び状態ともいえる。ここで再設置とは、例えばチューブアーム2がチューブ保持部44に第1の姿勢で設置したチューブに対して、再度チューブアーム2により第1の姿勢でチューブを保持してチューブ保持部44より取り外し、第2の姿勢に変更してチューブ保持部44にチューブを設置し直すことをいう。再設置する対象のチューブ保持部は、第1の姿勢で設置されたチューブ保持部に限定されず他のチューブ保持部でも良い。
例えば、チューブ保持部44に設置されたチューブを第1の姿勢で保持して取り外した後、チューブを持ち直さないで第2の姿勢でチューブ保持部44に再設置することにより、回転チューブソケット上でのチューブの回転向きが2θ変化する。つまり、初めにチューブ保持部44にチューブを設置する姿勢を第1の姿勢で設置し、更に第2の姿勢でチューブ保持部にチューブを再設置すると、チューブはCCW方向に2θ回転する。また、初めにチューブ保持部44にチューブを設置する姿勢を第2の姿勢で設置し、更に第1の姿勢でチューブ保持部にチューブを再設置すると、チューブはCW方向に2θ回転する。これにより、認識部10でチューブ内部の検体等を側面から認識する際、チューブ内の検体の向きを2θ変化させて認識することが可能となる。ここで、θは、以下の式(1)で表される。
Figure 0006802724
また、基本的に検査装置においてa、b、rは固定であるが、cはφにより変化する。φは、以下の式(2)で表される。
Figure 0006802724
図12は、φが最大(φmaxと称する)となる場合と、φが最小(φと称する)になる場合の第1リンク及び第2リンクの姿勢を示す図である。
図12(a)に示すようにθの最小値(θと称する)は、aとbの和がcに等しい場合である。つまり、第1リンク23と第2リンク26が一直線をなす場合であり、θの値は0となる。θが0の時にφmaxとなる。この場合、チューブを設置し直しても回転向きは変化しない。φmaxは、式(2)のcの2乗をaとbの和の2乗に置き換えて計算される。φmaxより大きい値に位置するチューブは保持できないことになる。
図12(b)に示すようにθの最大値(θmaxと称する)は、cの最小値cとなりHがHに一致する場合である。つまりφが0であるφとなる。
φからφmaxまでは、回転チューブソケット4の回転分解能に制限されない限りは連続的に変化し、θも連続的に変化する(姿勢を反転させない限り)。よって、所望のθを得たい場合には、式(1)及び式(2)から逆算されるφを導出し、その位置でチューブの設置及び再設置を行えばよい。式(1)及び式(2)を用いた所望のθの導出等は、後述する制御部で行われる。
設置及び再設置を行う位置と異なるφ位置の近傍に認識部10が設置されている場合は、設置及び再設置をするたびに、回転チューブソケットでの搬送を伴うことになる。例えば、軌跡Rのφ位置の外側(内側でもよい)から認識部10でチューブ内の検体の認識を行う際に、θmax以外のチューブの回転量(θ)を得たい場合は、θが得られるφまで回転チューブソケット4でチューブを搬送し、そこでチューブの設置及び再設置を行う。再び回転チューブソケット4にてφ位置まで戻すことを行う。
実際、適切な回転角度θが不明であるため、複数方向からの認識が望まれることが多い。その場合は、例えば切の良いθ(例えば、45°、30°、15°など)から得られるφ位置をあらかじめ導出しておき、導出されたそれぞれの位置でチューブの設置及び再設置を行うことで、複数方向からチューブの認識を行うことができる(これに関し、φにおいて所望の角度θとなるように、c等の数値を設定することも可能である)。回転チューブソケット4の移動を省略するためにも、指定された位置に認識部10が設置されていることが好ましい。また、本実施形態のチューブの向きの変更方法は、チューブアーム2がチューブを保持している際に、チューブが回転しないことが前提である。そのためチューブアーム2の第1保持機構29がチューブをしっかり保持することが好ましい。
上述した第1の姿勢及び第2の姿勢で設置されたチューブを認識部10で認識した認識結果は、後述する制御部でチューブ内の検体の位置情報として処理される。制御部は、検体の位置情報に基づいてピペッターアーム3の駆動や回転チューブソケット4の駆動を制御する。例えば、チューブ内の検体の位置情報からピペッターアーム3を駆動することで、正確に検体をチップ内に吸引する。また、上記認識結果では、検体の位置情報が不十分である場合は、チューブの回転角度θを変更するために回転チューブソケット4の遠心分離器47等を回転してチューブ保持部44を所定の位置に移動するように制御する。また、第1の姿勢の認識結果に基づいてチューブアーム2の第2の姿勢を導出するように制御しても良い。制御部でのチューブアーム2、ピペッターアーム3、回転チューブソケット4の駆動制御は、様々な組合せで行うことができる。
次に、廃棄エリアについて詳しく説明する。
廃棄エリアは、中間ベースの下層に設けられ、廃棄部9より投入されたチップやチューブや検体溶液等が溜まる箇所である。図1及び図2に示すように廃棄エリアには、廃液口93と繋がる廃液管94と、第1廃棄口91と繋がる第1廃棄ダクト95と、第2廃棄口92と繋がる第2廃棄ダクト96と、廃液管94を通った廃液を溜める廃液タンク97と、第1廃棄ダクト95と第2廃棄ダクト96を通ったチップやチューブ等を溜める回収ボックス98と、を備える。廃棄エリアと装置外部とを繋ぐ廃棄ゲートG5が更に設けられている。操作者は、廃棄エリアに溜まった廃液タンク97や回収ボックス98を廃棄ゲートG5から搬出する。廃棄ゲートG5の開閉は、装置外部に設けられた操作パネルPで操作できる。
次に、制御エリアについて詳しく説明する。
制御エリアは、中間ベースの下層に設けられ、第1〜4カートリッジの搬送、第1〜4ゲートの開閉、処理エリア内のピペッターアーム3、チューブアーム2、回転チューブソケット4及び保持つまみ操作部7の制御やピペッターアーム3の圧力制御等を行う箇所である。
図1に示すように制御エリアには、送液部15と、制御部16と、を備える。
図13は、送液部15の一例を示すブロック図である。
図13に示すように送液部15は、第1電磁バルブ151と、第1電磁バルブ151と繋がるピペッターポンプ152と、第2電磁バルブ153と、第2電磁バルブ153と繋がる緩衝液ポンプ154と、緩衝液ポンプ154と繋がる第3電磁バルブ155と、第3電磁バルブ155と繋がる緩衝液タンク156と、を備える。第1電磁バルブ151は、ピペッターノズル39と繋がり、第2電磁バルブ153は、分注ノズル81と繋がる。
ピペッターアーム3に設置されたピペッターノズル39は、柔軟管と第1電磁バルブ151を介してピペッターポンプ152と接続されており、第1電磁バルブ151とピペッターポンプ152の組合せ動作により、ピペッターノズル39に装着されたチップTを介して、検体溶液を吸引、吐出する。
分注アーム8に設置された分注ノズル81は、柔軟管と第2電磁バルブ153を介して緩衝液ポンプ154と接続されており、緩衝液ポンプ154は、柔軟管と第3電磁バルブ155を介して緩衝液タンク156と接続されている。第2電磁バルブ153、第3電磁バルブ155及び緩衝液ポンプ154の組合せ動作によって、緩衝液タンク156にある緩衝液を分注ノズル81から吐出することができる。
図14は、制御部16の一例を示すブロック図である。
図14に示すように制御部16は、ソケットリング45と遠心分離機47とチューブアーム2とピペッターアーム3と送液部15と第1〜4カートリッジ及び第1〜4ゲート及び搬送ゲートをそれぞれ駆動するモータ駆動回路161と、モータ駆動回路161及び認識部10に指令信号を送信するシステムコントローラ162と、駆動フローや駆動ログ等を記憶する記憶部163と、を備える。
ソケットリング45を回転させる第5モータ46は、制御部16に備えられたモータ駆動回路161により、システムコントローラ162から送信される指令信号に基づいて所望の目標角度に制御される。また、遠心分離機47を回転させる第6モータは、制御部16に備えられたモータ駆動回路161により、第6エンコーダ信号及びシステムコントローラから送信される指令信号に基づいて目標角速度及び目標角に制御される。
チューブアーム2の各リンクを駆動する第1モータ24と第2モータ27及び第1直動機構22を駆動する直動用モータは、それぞれに接続されるモータ駆動回路161により、各モータのエンコーダ信号及びシステムコントローラ162から送信される指令信号に基づいて所望の目標角度に制御される。更に、第1直動機構22に設置された電磁ブレーキにより、動作時は電磁ブレーキを解放して第1直動機構22を動作可能とし、電源遮断時は、電磁ブレーキが機能して第1直動機構22がチューブアームの自重で下降するのを防止する。また、ピペッターアーム3の各リンクを駆動する第3モータ34と第4モータ37及び第2直動機構32を駆動する直動用モータは、それぞれに接続されるモータ駆動回路161により、各モータのエンコーダ信号及びシステムコントローラ162から送信される指令信号に基づいて所望の目標角度に制御される。更に、第2直動機構に設置された電磁ブレーキにより、動作時は電磁ブレーキを解放して第2直動機構32を動作可能とし、電源遮断時は、電磁ブレーキが機能して第2直動機構32がチューブアームの自重で下降するのを防止する。
送液部15に備えるピペッターポンプ152と緩衝液ポンプ154は、それぞれステッピングモータにより駆動するシリンダで吸排出量を調整する。各電磁バルブの指令信号は、システムコントローラ162から送信される。
保持つまみ操作部7に備える並進ソレノイド75と回転ソレノイド74は、システムコントローラ162からの指令信号により動作する。
第1〜4カートリッジ及び第1〜4ゲート及び搬送ゲートを駆動させるステッピングモータを制御する駆動回路も制御部内に備えられる。
また、操作者が情報の入出力を行う操作パネルPの画面生成や入力情報の取得をシステムコントローラ162が行う。システムコントローラ162は、例えば操作パネルに入力された入力情報に基づいてモータ駆動回路やソレノイド等の電機部品へ指令信号を送信する。
操作パネルPは、コンピュータ等のモニターから入力する方式でも良いし、タッチパネル等であっても良い。
認識部10は、チューブ内の検体等を認識して認識結果をシステムコントローラ162に転送する。システムコントローラは、認識結果に基づいてチューブアーム2、ピペッターアーム3、ソケットリング45と遠心分離機47の駆動を制御する。システムコントローラは、チューブ保持部44にチューブが設置又は再設置されたことをセンサ等により感知して認識部10に認識結果を生成するための指令信号を送信しても良い。また、システムコントローラは、チューブアーム2がチューブを設置及び再設置する際のチューブ内の検体等の位置を認識部10に常時認識させ、認識結果を生成するための指令信号を送信しても良い。この場合、チューブの回転角度θの範囲で検体の位置情報を取得できる。また、システムコントローラは、チューブアーム2の各リンクや第1保持機構の位置情報、回転チューブソケット4に設置されたチューブの位置情報、回転チューブソケット4の遠心分離器47やソケットリング45の回転量等に基づいて認識部10でチューブ内部の検体を認識するためのチューブの必要回転角等を導出しても良い。
システムコントローラ162は、DSP(Digital Signal Processor:デジタルシグナルプロセッサ)やCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)にあたり、センサデータやエンコーダデータを演算し指令信号を生成する。
記憶部163は、動作処理フローや動作プログラム及び、動作ログ等のデータが保存されており、状況に応じて適宜読み出し可能である。また、記憶部には、チューブアーム2やピペッターアーム3の各リンクの長さ情報や、各モータの情報等も記憶されている。記憶部は、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
次に、本実施形態にかかる検査装置1の動作の一例について説明する。
図15は、検査装置の動作フローの一例を示す図である。
図15に示すように、まず操作者が緩衝液タンクを設置し、検体を入れた検体容器C1と回収容器C2を装填した第1カートリッジ11とチップTを装填した第2カートリッジ12と遠心チューブC3を装填した第3カートリッジ13と磁気ビーズチューブC4を装填した第4カートリッジ14を設置エリアのカートリッジ搬送機構にそれぞれ設置する。そして、各カートリッジは、処理エリアに自動搬入される。
操作パネルPにより操作者は、処理内容の指定及び自動運転の開始を指示し、処理エリア内で自動処理が開始される。
工程S1501では、チューブアーム2が遠心チューブC3を第3カートリッジ13から取り出し、遠心分離機47上へ移す。遠心チューブC3を遠心分離機47のチューブ保持部44へ設置する。
工程S1502では、チューブアーム2が、磁気ビーズチューブC4を第4カートリッジ14から取り出し、回転チューブソケット4のソケットリング45上へ移し、磁気ビーズチューブC4をソケットリング45のチューブ保持部44へ設置する。
工程S1503では、ソケットリング45が回転し、磁気ビーズチューブを注入位置へ移す。注入位置とは、ピペッターアーム3によりチップTから検体を注入する位置である。ピペッターアーム3が第2カートリッジ12上へ移動し、チップTを装着し、第1カートリッジ11の検体容器C1上へ移動する。ピペッターポンプにより、検体容器から検体を吸引する。ピペッターアーム3がソケットリング45にセットされた磁気ビーズチューブC4上へ移動する。ピペッターポンプ152により、検体を磁気ビーズチューブC4へ吐出し、検体が磁気ビーズチューブC4へ注入される。ピペッターアーム3がチップ取外治具Jへ移動し、チップTを廃棄する。
工程S1504では、回転チューブソケット4のソケットリング45が磁気ビーズチューブC4を撹拌位置へ移し、撹拌機6が検体を撹拌して、検体と磁気ビーズを混ぜる。
工程S1505では、ソケットリング45が磁気ビーズチューブC4を磁気分離機5の位置へ移し、磁界を印可する。不要物を吸着した磁気ビーズが磁気分離機の電磁石周辺に集結する。ピペッターアーム3が第2カートリッジ12上へ移動し、チップTを装着し、磁気ビーズチューブC4上へ移動する。ピペッターポンプ152により、磁気ビーズチューブC4から検体を吸引し、磁気分離機5により固定された磁気ビーズが磁気ビーズチューブC4内に残される。吸引された検体は、磁気分離により不要物が取り除かれたものとなる。
ピペッターアーム3が遠心分離機47にセットされた遠心チューブC3へ吸引した検体を移動する。ピペッターポンプ152により、検体を遠心チューブC3へ吐出する。ピペッターアーム3がチップ取外治具Jへ移動し、チップTを廃棄する。
工程S1506では、遠心分離機47を駆動して遠心分離し、目的の検体が沈殿し不要な溶液が上澄みとなる。
工程S1507では、遠心分離機47で遠心分離された上澄み溶液の位置を認識部10により認識する。更に、チューブアーム2により遠心チューブC3を保持し、チューブ保持部44から遠心チューブC3を取り外す。遠心チューブC3を保持した第1の姿勢から第2の姿勢にチューブアーム2の姿勢を変更してチューブ保持部に遠心チューブC3を再設置する。チューブ保持部に再設置された遠心チューブC3内の上澄み溶液の位置を認識部10により認識する。
工程S1508では、遠心分離機47が遠心チューブC3を吸引位置へ移す。ピペッターアーム3が第2カートリッジ12上へ移動し、チップTを装着し、遠心チューブC3上へ移動する。制御部は、認識部10のチューブ内の上澄み溶液の認識結果に基づいてピペッターアーム3を駆動する。ピペッターポンプ152により、遠心チューブC3から不要な上澄み溶液を吸引する。ピペッターアーム3を、廃液口93上に移動し、ピペッターポンプ152により、上澄み溶液を吐出し廃棄する。
工程S1509では、遠心分離機47が遠心チューブC3を分注ノズル81下へ移す。緩衝液ポンプ154により、分注ノズル81から緩衝液を滴下する。緩衝液を滴下された後、チューブ内の検体の位置を認識部10により認識する。更に、チューブアーム2により遠心チューブC3を保持し、チューブ保持部44から遠心チューブC3を取り外す。遠心チューブC3を保持した第1の姿勢から第2の姿勢にチューブアーム2の姿勢を変更してチューブ保持部に遠心チューブC3を再設置する。チューブ保持部に再設置された遠心チューブC3内の検体の位置を認識部10により認識する。上記認識結果では検体位置を特定するのに不十分である場合は、他のチューブ保持部を用いて遠心チューブC3の設置及び再設置を行い検体位置の認識結果を生成しても良い。
工程S1510では、遠心分離機47が遠心チューブC3を吸引位置へ移す。制御部は、認識部10のチューブ内の検体位置の認識結果に基づいてピペッターアーム3を駆動する。ピペッターアーム3が遠心チューブ上へ移動し、ピペッターポンプ152により、遠心チューブC3から目的の検体である沈殿物を含む溶液を吸引する。ピペッターアーム3が回収容器C2上へ移動し、ピペッターポンプ152により、沈殿物を含む溶液を吐出し、検体溶液を回収容器C2へ移送する。ピペッターアーム3がチップ取外治具Jへ移動し、チップTを廃棄する。
工程S1511では、回転チューブソケット4のソケットリング45が磁気ビーズチューブC4を保持つまみ操作部7の下へ移す。保持つまみ操作部7が、チューブ保持部44の保持つまみ444、445のつまみ部を挟み、磁気ビーズチューブC4を落下させて廃棄する。
工程S1512では、遠心分離機47が遠心チューブC3を保持つまみ操作部7の下へ移す。保持つまみ操作部7が、チューブ保持部44の保持つまみ444、445のつまみ部を挟み、遠心チューブC3を落下させて廃棄する。工程S1511、工程S1512は、同時に行われても良く、順序が逆でも良い。
工程S1501〜S1512を、指定回数だけ繰り返した後、自動処理が終了する。
各カートリッジ搬送機構により、各カートリッジは設置エリアに自動搬出される。
操作者が、操作パネルPで設置ゲートGを開きカートリッジを回収する。
本フローでは、認識部10によりチューブ内の上澄み液及び検体位置を認識した後に、遠心分離機47を回転してピペッターアーム3の吸引位置へ移すことを説明したが、認識部10により検体位置を認識した位置と吸引位置は、一致していても良い。
本実施形態にかかる検査装置は、チューブアーム2によりチューブ保持部44へチューブの設置及び再設置を行うことで、チューブの向きを効果的に変更できる。これにより、認識部10を用いてチューブ内の検体位置や検体の偏りを容易に認識することができる。
また、チューブの向きを変更する専用の機構が必要ないため、装置構成を簡易かつコンパクトにすることができる。
また、チューブ保持部44がソケットリング45と遠心分離機47に円環状に2重に配置されているため、チューブの回転角度(向き変更角度)θを広い範囲で変更することができる。
また、本実施形態にかかる検体位置の認識手法を用いることにより、チューブ内の検体の位置情報を正確に取得でき、ピペッターアーム3により所望の検体のみを吸引することができる。
本実施形態では、チューブ内の検体等の位置情報や偏りを正確に認識することを説明したが、検体に限定されず、容器内に入った物質や物体、あるいは対象等の様々なものを含む。
(第2の実施形態)
第2の実施形態にかかる検査装置について図16を参照して説明する。
図16は、第2の実施形態にかかる検査装置の検体の認識方法の概略を示す図である。
図16に示すように複数のチューブ保持部(Rの軌跡上)のうち一のチューブ保持部(第1のチューブ保持部とも称する)にチューブを設置した後、他のチューブ保持部(第2のチューブ保持部とも称する)にチューブを再設置することにより、チューブの向きを変更する点が第1の実施形態にかかる検査装置の検体の認識方法と異なる。
他のチューブ保持部44にチューブを再設置することによりチューブの回転角θは、式(2)に示すcの値に依存した差を示す。つまり、φ位置にある一のチューブ保持部で設置したチューブを一のチューブ保持部とは異なるφ位置にある他のチューブ保持部に再設置するのみでチューブの回転角(チューブの向き)を変更することができる。
第1の実施形態にかかる検体の認識方法で説明したように、一つのチューブ保持部においてチューブを保持する姿勢は2通りある(図11参照)。本実施形態のように2カ所のチューブ保持部を選択する場合は、一のチューブ保持部での2通りの保持姿勢と、他のチューブ保持部での2通りの保持姿勢により、計4通りのチューブの回転角(チューブの向き)が選択できる。
φが変更されない場合は、式(1)及び式(2)で表される関係を考慮すればよいが、φの変更を考慮すると、回転チューブソケット上(Rの軌跡上)におけるチューブの保持角度を求める必要がある。
図17は、回転チューブソケットの任意の点上(Rの軌跡上)でのチューブの保持角度の一例を示す図である。
ここで、チューブの保持角度とは、回転チューブソケットの中心である点A5と第1保持機構のチューブ保持箇所である点Hが作る線分と、点Hと点A2(第2リンクの第2回転軸A2)が作る線分とのなす角である。図17に示されるようにリンクの姿勢により、R上での任意の点における保持角度は、ωとωとなる。それぞれは、以下の式(3)で表される。
Figure 0006802724
λは、点A5と点A1が作る線分と直線Lのなす角である。δは、φとλの和で表される角度である。
本実施形態にかかる検体装置の検体の認識方法を用いることにより、例えば、カートリッジ上で規定の方向に揃えられている検体入りのチューブ(あらかじめ既定の方向での検体の位置情報が解っている場合)を直接遠心分離機に設置する場合に、設置時に所望の角度θになるようなφ位置において設置すれば遠心分離機上でのチューブの設置及び再設置手順を省略できる。
また、遠心分離機及びソケットリングのチューブ保持部のうち、チューブが設置されていないチューブ保持部のいずれかを用いることによりr及びφの値を変更してチューブの回転角(チューブの向き)を変更できる。
また、本実施形態にかかる検体位置の認識方法と第1の実施形態にかかる検体位置の認識方法は、自由に組合せて用いることができる。
また、制御部は、一のチューブ保持部に設置された際の、チューブ内の検体位置の認識結果に基づいて他のどのチューブ保持部にチューブを設置するかを導出しても良い。
(第3の実施形態)
第3の実施形態にかかる検査装置について図18を参照して説明する。
図18は、第3の実施形態にかかる検査装置の検体の認識方法の概略を示す図である。
上述したようにチューブの向きの変更を行う場合、一つのチューブ保持部に対して2通りの保持姿勢を取り得る。これによりチューブの回転方向は、CCWとCWの2通りが可能であるので、最大180°の2θが得られるのであれば、全ての角度に対して1回の置き換えで足りることになる。
図18に示すように同一のチューブ保持部(同一のφ位置)でチューブの設置及び再設置を行う場合に、一度の再設置のみで180°の角度が得られるのは、HがHかつφがφの時である。この時のa、b、cの関係は、以下の式(4)で表される。
Figure 0006802724
式(4)で表されるように、a、b、cにより直角三角形が形成される。
上記条件で2θが180°となるので、上記条件が満たされ、かつチューブの向き変更の迅速性が優先される場合に用いれば良い。図18(a)は、チューブの移動軌跡が円状であることを想定しているが、図18(b)のように円以外の任意の軌跡に対しても本実施形態にかかる方法を適用できる。図18(b)に示すように、Qはチューブの搬送の軌跡であり、JはQ上の任意の点における接線であり、TはJとQの接点におけるJに対する垂線である。A1は、T上に位置する。
図18(a)に相当する条件としては、更に式(5)の条件が満たされるとリンクの動作範囲を小さくし、チューブの回転角度を180°とすることができる。
Figure 0006802724
図19は、式(5)の条件が満たされる場合のリンクの位置を示す図である。図19に示すように第1リンクの位置を固定した状態で、第2リンクをちょうど90°回転させると、チューブの向きを180°変更することが可能である。
これにより、少ないチューブアームの動作で効果的にチューブの向きを変更することができる。
上述した実施形態では、チューブアーム2を2つのリンク構成として説明したが、リンクの数は2つに限定されず2つ以上の場合も含む。
また、チューブ保持部やチューブアーム先端の第1保持機構に、チューブの中心軸周りにチューブを回転可能とする回転機構を有していても良い。その回転機構の動作範囲に制限がある場合においても、上述した実施形態を適用することで、回転機構の動作範囲を越えてチューブの向きを広範囲に変更することができる。
上述した実施形態では、2つの認識結果に基づいてチューブ内の検体位置を認識することを主に説明したが、2つの認識結果に限定されず複数の認識結果に基づいて検体位置を認識することも含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 検査装置
2 チューブアーム
3 ピペッターアーム
4 回転チューブソケット
5 磁気分離機
6 撹拌機
7 保持つまみ操作部
8 分注アーム
9 廃棄部
11〜14 第1〜第4カートリッジ
15 送液部
16 制御部
17 滅菌装置
21 チューブアームベース
22 第1直動機構
23 第1リンク
24 第1モータ
25 第1エンコーダ
26 第2リンク
27 第2モータ
28 第2エンコーダ
29 第1保持機構
31 ピペッターアームベース
32 第2直動機構
33 第3リンク
34 第3モータ
35 第3エンコーダ
36 第4リンク
37 第4モータ
38 第4エンコーダ
39 ピペッターノズル
41 チューブソケットベース
42 第1歯車
43 第2歯車
44 チューブ保持部
45 ソケットリング
46 第5モータ
47 遠心分離機
48 ストッパー

Claims (9)

  1. 対象を入れた容器を保持する少なくとも1つの容器保持部を有するソケットと、
    端部が繋がる少なくとも2つのリンクを含み、前記リンクが第1の姿勢の際に前記容器を前記容器保持部に設置し、更に前記リンクが前記第1の姿勢とは異なる第2の姿勢の際に前記容器を前記容器保持部に再設置可能な第1アームと、
    前記第1の姿勢及び第2の姿勢で前記容器が前記容器保持部に設置された際の前記対象の位置を示す認識結果を少なくとも得る認識部と、を備え、
    前記ソケットは第3回転軸を中心に回転可能であり、前記認識部は、前記第1の姿勢及び第2の姿勢とは異なる第3の姿勢と、前記第3の姿勢とは異なる第4の姿勢とで、前記容器が前記容器保持部に設置された際の前記対象の位置を示す認識結果を少なくとも得る検査装置。
  2. 前記第1アームは、第1回転軸と、前記第1回転軸と一端が繋がり前記第1回転軸を中心に回転可能な第1リンクと、前記第1リンクの他端と繋がり前記第1回転軸と略平行な第2回転軸と、前記第2回転軸と一端が繋がり前記第2回転軸を中心に回転可能な第2リンクと、前記第2リンクの他端と繋がり前記容器を保持する保持部と、を含む請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記第1の姿勢は、前記ソケット内の第1の容器保持部に前記保持部が前記容器を設置する際の前記保持部と、前記第1回転軸と、前記第2回転軸の位置を示し、
    前記第2の姿勢は、前記ソケット内の前記第1の容器保持部に前記保持部が前記容器を設置する際の前記保持部と、前記第1回転軸と、前記第2回転軸の位置を示す請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記第1の姿勢は、前記ソケット内の第1の容器保持部に前記保持部が前記容器を設置する際の前記保持部と、前記第1回転軸と、前記第2回転軸の位置を示し、
    前記第2の姿勢は、前記ソケット内の前記第1の容器保持部とは異なる第2の容器保持部に前記保持部が前記容器を設置する際の前記保持部と、前記第1回転軸と、前記第2回転軸の位置を示す請求項2に記載の検査装置。
  5. 前記ソケットは、前記第3回転軸の周りに前記容器保持部を円環状に配置する第1ソケットと、前記第1ソケットの外側に位置し前記第3回転軸の周りに前記容器保持部を円環状に配置する第2ソケットを含み、前記第1ソケットと前記第2ソケットは、前記第3回転軸を中心にそれぞれ回転可能である請求項に記載の検査装置。
  6. 前記容器内の前記対象を吸引可能な第2アームを更に備える請求項1乃至のいずれか1項に記載の検査装置。
  7. 前記認識結果に基づいて前記第2アームの駆動を制御する制御部を更に備える請求項に記載の検査装置。
  8. 対象を入れた容器を保持する少なくとも1つの容器保持部を有するソケットと、
    端部が繋がる少なくとも2つのリンクを含み、前記リンクを駆動することにより前記容器を前記容器保持部に設置可能な第1アームと、
    前記容器内の対象を吸引可能な第2アームと、
    前記リンクが第1の姿勢で前記容器を前記容器保持部に設置した際の前記対象の位置を示す第1の認識結果と、前記リンクが前記第1の姿勢とは異なる第2の姿勢で前記容器を前記容器保持部に設置した際の前記対象の位置を示す第2の認識結果を少なくとも得る認識部と、
    前記第1の認識結果と前記第2の認識結果に基づいて前記第2アームの駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1の認識結果に基づいて前記ソケットの駆動を制御し、前記ソケットは第3回転軸を中心に回転可能であり、前記認識部は、前記第1の姿勢及び第2の姿勢とは異なる第3の姿勢と、前記第3の姿勢とは異なる第4の姿勢とで、前記容器が前記容器保持部に設置された際の前記対象の位置を示す認識結果を少なくとも得る検査装置。
  9. 対象を入れた容器を保持する容器保持部を有するソケットと、端部が繋がる少なくとも
    2つのリンクを含む第1アームと、前記対象の位置を示す認識結果を得る認識部と、を備
    える検査装置における検査方法であって、
    前記第1アームが、第1の姿勢で前記容器を前記容器保持部に設置し、
    前記第1アームが、前記第1の姿勢とは異なる第2の姿勢で前記容器を前記容器保持部
    に再設置し、
    前記認識部が、前記第1の姿勢及び前記2の姿勢で前記容器を前記容器保持部に設置し
    た際の認識結果を少なくとも得て、
    前記ソケットは第3回転軸を中心に回転し、前記認識部が、前記第1の姿勢及び第2の姿勢とは異なる第3の姿勢と、前記第3の姿勢とは異なる第4の姿勢で、前記容器を前記容器保持部に設置した際の認識結果を少なくとも得る検査方法。
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