JP6800381B1 - 制御連携システム - Google Patents

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Abstract

共通の行動計画にしたがって設備の制御を行う機能を設備に備えられるコントローラに持たせることなく、共通の行動計画にしたがって設備の制御を行う。また、設備に備えられる複数のコントローラに設備の制御を連携して行わせる。制御連携装置は、制御情報生成部及び制御情報送信部を備える。制御情報生成部は、行動計画生成装置によって立案された行動計画を含み行動計画生成装置によって生成された行動計画ファイルから、複数のコントローラによって制御される設備の制御内容を指定する情報を含み各々のコントローラが受け付ける制御データを生成する。制御情報送信部は、設備との接続情報を含む設備設計情報を基に制御データを各々のコントローラに送信する。

Description

本開示は、制御連携装置を備える制御連携システムに関する。
生産設備は、多くの場合は、生産設備を制御するコントローラを備える。
また、近年においては、行動計画に関する技術が著しく進歩している。このため、行動計画に関する技術を生産設備の制御に利用することが望まれている。
特許文献1に記載された生産セルにおいては、情報処理装置が、作業単位指示情報を作業実行要素に送る。また、作業実行要素が、実行可能通知を返す。また、情報処理装置が、実行可能通知を出力した作業実行要素の1つを選択して実行命令を出す(要約)。
特開2004−185228号公報
しかし、行動計画に関する技術を生産設備の制御に利用するためには、生産設備を制御するコントローラに、共通の行動計画にしたがって生産設備を制御する機能を持たせなければならない。
ただし、生産設備を制御するコントローラに当該機能を持たせることが可能である場合であっても、異なるメーカにより製造されたコントローラ又は異なる用途を有するコントローラが生産設備を制御する複数のコントローラに含まれる場合は、当該複数のコントローラに持たせる当該機能を共通化することができない場合がある。このため、当該複数のコントローラに生産設備を連携して制御させることができない場合がある。
これらの問題は、生産設備以外の設備が制御される場合にも生じる。
本開示は、これらの問題に鑑みてなされた。本開示は、共通の行動計画にしたがって設備の制御を行う機能を設備に備えられるコントローラに持たせることなく、共通の行動計画にしたがって設備の制御を行うことを目的とする。また、本開示は、設備に備えられる複数のコントローラに設備の制御を連携して行わせることを目的とする。
制御連携システムは、制御連携装置及び行動計画生成装置を備える。
制御連携装置は、制御情報生成部、設備情報収集部及び稼働情報出力部を備える。
制御情報生成部は、行動計画生成装置によって立案された行動計画を含み行動計画生成装置によって生成された行動計画ファイルから、複数のコントローラによって制御される設備の制御内容を指定する情報を含み各々のコントローラが受け付ける制御データを生成する
備情報収集部は、設備との通信方法を含む設備設計情報を基に各々のコントローラから設備の稼働状態を示す設備稼働データを収集し、設備稼働データを含む設備稼働情報を生成する。
稼働情報出力部は、設備稼働情報を行動計画生成装置が読み込み可能なファイルフォーマットおよび保存場所を指定する情報を含む行動計画設計情報を基に行動計画生成装置が読み込み可能な稼働情報ファイルに変換し、稼働情報ファイルを保存場所に出力する。
設備情報収集部は、データベースに記憶された、各々のコントローラと通信する情報にしたがって設備稼働データを収集し、設備稼働データは、データベースに記憶された、行動計画生成装置が要求する設備稼働データに一致する。
行動計画は、各々のコントローラによって制御される設備の制御内容を指定する情報を含み、行動計画ファイルは、データベースに記憶された、行動計画ファイルのファイルフォーマットおよび保存場所を指定する情報を含み、
制御情報生成部は、設備設計情報に含まれる設備との通信方法に基づいて、行動計画に含まれる設備の制御内容を指定する情報を制御データに変換する。


行動計画生成装置は、行動計画生成装置が要求する設備稼働データに一致する設備稼働情報を基に行動計画を生成する。
本開示によれば、共通の行動計画にしたがって設備の制御を行う機能をコントローラに持たせることなく、共通の行動計画にしたがって設備の制御を行うことができる。また、コントローラに設備の制御を連携して行わせることができる。
本開示の目的、特徴、局面及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1の生産システムを模式的に図示するブロック図である。 実施の形態1の生産システムに備えられるデータベースを模式的に図示する図である。 実施の形態1の生産システムに備えられる制御連携装置及び行動計画生成装置の各々を構成することができるコンピュータを模式的に図示するブロック図である。 実施の形態2の生産システムを模式的に図示するブロック図である。 実施の形態3の生産システムを模式的に図示するブロック図である。 実施の形態3の生産システムに備えられるコントローラによりサーボモータの3軸協調制御が行われる場合に計算される制御値の例を示すグラフである。 実施の形態4の生産システムを模式的に図示するブロック図である。 実施の形態5の発電システムを模式的に図示するブロック図である。 実施の形態5の発電システムに備えられる発電設備及び制御連携装置を模式的に図示するブロック図である。 実施の形態5の発電システムに備えられる行動計画生成装置により立案される行動計画の例を示すグラフである。 実施の形態6の水処理システムを模式的に図示するブロック図である。
1 実施の形態1
1.1 行動計画に関する技術の生産システムにおける活用
生産設備は、多くの場合は、専ら当該生産設備を制御する専用のコントローラを備える。専用のコントローラは、生産設備が生産活動を行っている間は、専用のコントローラに予め保存された生産活動用の制御プログラムを繰り返し実行して生産設備を制御する。また、専用のコントローラが、生産設備が作業に失敗した場合、生産設備により生産される品種を切り替える段取り替えが行われる場合等に、専用のコントローラに予め保存された専用の制御プログラムを実行して生産設備を制御することもある。
また、複数の生産設備により協調して行われる一連の生産活動を管理するために、各生産設備を制御する専用のコントローラに製造指示を送信する製造実行システム(MES;Manufacturing Execution System)が採用される場合もある。一連の生産活動は、段取り替えを含む。MESにより制御される各生産設備を制御する専用のコントローラも、多くの場合は、専用のコントローラに予め保存された制御プログラムを実行して各生産設備を制御する。
一方、近年においては、行動計画に関する技術が著しく進歩している。例えば、行動計画を立案及び管理するアルゴリズム及び情報機器の両方の進歩により、画像認識、音声認識、パラメータ調整、組み合わせ最適化、異常検知等の様々な分野において、人工知能(AI)、ビックデータの活用等により問題を解決する行動計画を立案及び管理することができるようになってきている。このため、行動計画に関する技術を生産システムにおいて活用することが望まれている。
また、行動計画を立案及び管理する機能の実装先を、生産設備に備えられる専用のコントローラ、パーソナルコンピュータ等から、生産設備が設置された工場の内部に設置されたサーバ、当該工場の内部に設置されたエッジ、当該工場の外部に設置されたクラウド等の高い計算処理能力を有する情報機器に変更する例が増加している。
しかし、行動計画に関する高度な技術を実際の生産システムにおいて活用するためには、そのために必要なインテグレーションコストが高いという課題が残っている。なぜならば、行動計画に関する技術の開発が行われる様々なプラットフォームにおける開発に精通した技術者は限られるからである。また、生産設備を制御する専用のコントローラと通信されるデータは、専用のコントローラを製造したメーカ又は専用のコントローラの用途により異なるため、生産システムを設計することができる技術者は限られるためである。また、行動計画を立案及び管理する機能並びに生産設備を制御する専用のコントローラと通信する機能の両方を有する生産システムを設計するためには、行動計画に関する技術及び生産設備を制御する専用のコントローラと通信されるデータの両方に精通していなければならないが、そのような技術者は限られるためである。
そこで、行動計画に関するシステムを構築する技術者と生産設備を構築する技術者との間のギャップを埋め、行動計画と生産システムとの橋渡しを実現し、行動計画に関するシステム及び生産設備を連携させる生産システムを容易に構築することができる技術を以下で開示する。
1.2 生産システムの概略
図1は、実施の形態1の生産システムを模式的に図示するブロック図である。図2は、実施の形態1の生産システムに備えられるデータベースを模式的に図示する図である。
実施の形態1の生産システム1は、生産を行うシステムである。
生産システム1は、図1に図示されるように、複数の生産設備10a,10b及び10c、データベース12、制御連携装置14並びに行動計画生成装置16を備える。実施の形態1においては、生産システム1は、3台の生産設備10a,10b及び10cを備える。しかし、生産システム1が、2台以下又は4台以上の生産設備を備えてもよい。
複数の生産設備10a,10b及び10cは、図1に図示されるように、複数のコントローラ18a,18b及び18cをそれぞれ備える。実施の形態1においては、複数の生産設備10a,10b及び10cに含まれる各生産設備10は、1個のコントローラを備える。しかし、各生産設備10が、2個以上のコントローラを備えてもよい。
データベース12は、図2に図示されるように、複数の設備設計情報100a,100b及び100c並びに行動計画設計情報102を記憶する。
制御連携装置14は、複数のコントローラ18a,18b及び18cに通信可能に接続される。これにより、制御連携装置14は、複数のコントローラ18a,18b及び18cと直接的に通信することができる。また、実施の形態1においては、制御連携装置14は、行動計画生成装置16に通信可能に接続される。これにより、制御連携装置14は、行動計画生成装置16と直接的に通信することができる。しかし、制御連携装置14が、ファイルサーバ等を経由して行動計画生成装置16と間接的に通信してもよい。また、制御連携装置14は、データベース12に記憶された複数の設備設計情報100a,100b及び100c並びに行動計画設計情報102を参照することができる。
複数の生産設備10a,10b及び10cは、生産を行う設備である。各生産設備10は、各生産設備10に割り振られた生産活動を行う。
複数のコントローラ18a,18b及び18cは、複数の生産設備10a,10b及び10cの制御をそれぞれ行う。複数のコントローラ18a,18b及び18cは、それぞれ、専ら複数の生産設備10a,10b及び10cの制御を行う専用のコントローラである。
複数の設備設計情報100a,100b及び100cは、複数の生産設備10a,10b及び10cの設計情報をそれぞれ示す。行動計画設計情報102は、行動計画生成装置16の設計情報を示す。
制御連携装置14は、複数の設備設計情報100a,100b及び100c並びに行動計画設計情報102を参照する。また、制御連携装置14は、参照した複数の設備設計情報100a,100b及び100c並びに行動計画設計情報102に基づいて、複数のコントローラ18a,18b及び18cから複数の設備稼働データ110a,110b及び110cをそれぞれ収集し、収集した複数の設備稼働データ110a,110b及び110cを含む設備稼働情報112を含む稼働情報ファイル114を行動計画生成装置16に送信する。
行動計画生成装置16は、送信された稼働情報ファイル114を受信する。また、行動計画生成装置16は、複数の行動情報116a,116b及び116cを含む行動計画118を含む行動計画ファイル120を制御連携装置14に送信する。行動計画生成装置16は、その際に、受信した稼働情報ファイル114に基づいて送信する行動計画ファイル120を生成する。行動計画118は、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより行われる制御の内容を指定する情報を含む。実施の形態1においては、行動計画118は、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより行われる制御に用いられるパラメータの値を含む。また、実施の形態1においては、行動計画生成装置16は、行動計画ファイル120を1回で送信する。また、実施の形態1においては、複数の行動情報116a,116b及び116cは、それぞれ複数の生産設備10a,10b及び10cに与えられる。複数の行動情報116a,116b及び116cは、それぞれ複数の生産設備10a,10b及び10cの行動情報である。
制御連携装置14は、複数の設備設計情報100a,100b及び100c並びに行動計画設計情報102を参照する。また、制御連携装置14は、参照した複数の設備設計情報100a,100b及び100c並びに行動計画設計情報102に基づいて、行動計画ファイル120を受信し、受信した行動計画ファイル120に基づいて複数の制御データ122a,122b及び122cを複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ送信する。複数の制御データ122a,122b及び122cは、それぞれ複数のコントローラ18a,18b及び18cにより行われる制御の内容を指定する情報を含む。実施の形態1においては、複数の制御データ122a,122b及び122cは、それぞれ複数のコントローラ18a,18b及び18cにより行われる制御に用いられるパラメータの値を含む。
複数のコントローラ18a,18b及び18cは、複数の制御データ122a,122b及び122cをそれぞれ受信する。また、複数のコントローラ18a,18b及び18cは、複数の制御データ122a,122b及び122cに含まれる情報により指定される内容を有する制御を行う。実施の形態1においては、複数のコントローラ18a,18b及び18cは、複数の制御データ122a,122b及び122cに含まれる、制御に用いるパラメータの値にしたがって制御を行う。
これらにより、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより行われる制御が行動計画118にしたがって連携させられる。
行動計画生成装置16は、複数の設備稼働データ110a,110b及び110cを読み込むことができないが、稼働情報ファイル114を読み込むことができる。複数のコントローラ18a,18b及び18cは、行動計画ファイル120を受け付けることができないが、複数の制御データ122a,122b及び122cをそれぞれ受け付けることができる。
これにより、共通の行動計画118にしたがって複数の生産設備10a,10b及び10cの制御を行う機能を複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ持たせることなく、共通の行動計画118にしたがって複数の生産設備10a,10b及び10cの制御を行うことができる。また、複数のコントローラ18a,18b及び18cに複数の生産設備10a,10b及び10cの制御を連携して行わせることができる。
1.3 設備設計情報及び行動計画設計情報
複数の設備設計情報100a,100b及び100cに含まれる各設備設計情報100は、図2に図示されるように、通信情報130を含む。複数の設備設計情報100a,100b及び100cに含まれる通信情報130は、それぞれ複数のコントローラ18a,18b及び18cと通信するための情報である。通信情報130は、通信設定等を含む。複数の設備設計情報100a,100b及び100cに含まれる通信情報130に含まれる通信設定は、複数のコントローラ18a,18b及び18cの種別、インターネットプロトコル(IP)アドレス等をそれぞれ含む。
行動計画設計情報102は、図2に図示されるように、要求設備稼働データ132及び通信方法134を含む。要求設備稼働データ132は、行動計画生成装置16が要求する設備稼働データである。通信方法134は、行動計画生成装置16との通信方法である。通信方法134は、フォーマット情報136、保存場所138及びフォーマット情報140を含む。フォーマット情報136は、行動計画生成装置16が読み込むことができる稼働情報ファイル114のファイルフォーマットを示す情報である。フォーマット情報136は、例えば、複数の設備稼働データ110a,110b及び110cの種別及び内容の記述仕様に関する情報、タイムスタンプを含むファイル名の仕様等を含む。保存場所138は、稼働情報ファイル114の保存場所である。フォーマット情報140は、行動計画ファイル120のファイルフォーマットを示す情報である。
制御連携装置14は、稼働情報ファイル114のファイルフォーマットを示す情報であるフォーマット情報136、及び行動計画ファイル120のファイルフォーマットを示す情報であるフォーマット情報140を参照することができる。これにより、制御連携装置14及び行動計画生成装置16は、稼働情報ファイル114及び行動計画ファイル120のファイルフォーマットを共有する。
1.4 制御連携装置及び生産計画立案装置に備えられる要素
制御連携装置14は、図1に図示されるように、設備情報収集部150、稼働情報出力部152、ファイルデータ通信部154、制御情報生成部156、制御情報送信判定部158及び制御情報送信部160を備える。
行動計画生成装置16は、行動計画算出部180を備える。
設備情報収集部150は、複数のコントローラ18a,18b及び18cから複数の設備稼働データ110a,110b及び110cをそれぞれ収集する。また、設備情報収集部150は、収集した複数の設備稼働データ110a,110b及び110cを含む設備稼働情報112を生成する。設備情報収集部150は、その際に、複数の設備設計情報100a,100b及び100cに含まれる通信情報130にしたがって複数の設備稼働データ110a,110b及び110cを収集する。収集される複数の設備稼働データ110a,110b及び110cは、行動計画設計情報102に含まれる要求設備稼働データ132に一致する。収集される複数の設備稼働データ110a,110b及び110cは、複数の生産設備10a,10b及び10cの稼働状態をそれぞれ示す。複数の設備稼働データ110a,110b及び110cの各々は、個別のデータである。複数の設備稼働データ110a,110b及び110cは、それぞれ、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより管理されるデータ単体である。例えば、複数の設備稼働データ110a,110b及び110cは、それぞれ、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより実行される制御プログラムの内部の変数である。又は、複数の設備稼働データ110a,110b及び110cは、それぞれ、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより行われる制御に用いられるパラメータの値である。設備稼働情報112に含まれる設備稼働データが、収集された設備稼働データの一部であってもよい。
稼働情報出力部152は、生成された設備稼働情報112を稼働情報ファイル114に変換し、稼働情報ファイル114を出力する。稼働情報出力部152は、その際に、行動計画設計情報102に含まれるフォーマット情報136に基づいて設備稼働情報112を稼働情報ファイル114に変換する。出力される稼働情報ファイル114は、行動計画生成装置16が読み込むことができるファイルフォーマットを有する。
ファイルデータ通信部154は、出力された稼働情報ファイル114を行動計画生成装置16に送信する。ファイルデータ通信部154は、その際に、行動計画設計情報102に含まれる通信方法134にしたがって稼働情報ファイル114を行動計画生成装置16に送信する。
これらの一連の処理により、行動計画生成装置16は、制御連携装置14を経由して設備稼働情報112を取り込む。
行動計画算出部180は、稼働情報ファイル114を受信する。また、行動計画算出部180は、複数の行動情報116a,116b及び116cを生成する。また、行動計画算出部180は、生成した複数の行動情報116a,116b及び116cを含む行動計画118を立案する。行動計画算出部180は、その際に、必要に応じて、受信した稼働情報ファイル114を参照し、参照した稼働情報ファイル114に基づいて行動計画118を立案する。また、行動計画算出部180は、立案した行動計画118を含む行動計画ファイル120を生成する。生成される複数の行動情報116a,116b及び116cは、それぞれ複数の生産設備10a,10b及び10cの制御の内容を指定する情報である。立案される行動計画118は、複数の生産設備10a,10b及び10cの制御を連携して行うために必要な一連の複数の行動情報116a,116b及び116cをまとめた行動計画である。行動計画118は、生産活動に利用される行動計画であってもよいし、立ち上げ調整、保守等に利用される行動計画であってもよい。
行動計画算出部180は、主に、複数のコントローラ18a,18b及び18cが行うことが困難な非リアルタイムの情報処理により行動計画118を立案する。例えば、行動計画算出部180は、複数の生産設備10a,10b及び10cのシミュレーションモデルを用いて複数の生産設備10a,10b及び10cの機械シミュレーションを行い、稼働情報ファイル114に含まれる複数の生産設備10a,10b及び10cの機械動作情報を機械シミュレーションの結果と比較し、複数の生産設備10a,10b及び10cの制御に用いられるパラメータの最適値の学習を行う。また、行動計画算出部180は、学習の結果に基づいて複数の生産設備10a,10b及び10cの機械動作のパラメータの値を変更する。また、行動計画算出部180は、変更された値を有するパラメータの種別及び変更されたパラメータの値を含む行動計画ファイル120を生成する。
行動計画算出部180が、複数の生産設備10a,10b及び10cが生産活動を行っている間に、生産する品種及び生産する数を含む行動計画ファイル120を生成してもよい。生産する品種及び生産する数は、複数の生産設備10a,10b及び10cへの製造指示となる。行動計画算出部180が、制御プログラムを実行させる指示を含む行動計画ファイル120を生成してもよい。
行動計画算出部180が、複数の生産設備10a,10b及び10cが作業に失敗した場合、複数の生産設備10a,10b及び10cにより生産される品種を切り替える段取り替えが行われる場合等に、制御プログラムを実行させる指示及び制御プログラムの内部のパラメータの値を含む行動計画ファイル120を生成してもよい。行動計画算出部180が、複数の生産設備10a,10b及び10cにより行われる制御に用いられるパラメータの値、試運転プログラムを実行させる指示等を含む行動計画ファイル120を生成してもよい。
ファイルデータ通信部154は、生成された行動計画ファイル120を行動計画生成装置16から受信する。ファイルデータ通信部154は、その際に、行動計画設計情報102に含まれる通信方法134にしたがって行動計画ファイル120を受信する。
制御情報生成部156は、受信された行動計画ファイル120から複数の制御データ122a,122b及び122cを生成する。生成される複数の制御データ122a,122b及び122cは、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより行われる制御の内容を指定する情報をそれぞれ含む。また、制御情報生成部156は、送信先情報124a,・・・を生成する。生成される送信先情報124a,・・・は、それぞれ制御情報送信部160が複数のコントローラ18a,18b及び18cに複数の制御データ122a,122b及び122cを送信するために必要な情報である。また、制御情報生成部156は、生成した複数の制御データ122a,122b及び122cをそれぞれ含み、生成した送信先情報124a,・・・をそれぞれ含む複数の制御情報126a,126b及び126cを生成する。制御情報生成部156は、その際に、行動計画設計情報102に含まれるフォーマット情報140に基づいて複数の制御データ122a,122b及び122cを生成する。制御情報生成部156は、行動計画設計情報102に含まれるフォーマット情報140に基づいて複数の行動情報116a,116b及び116cを複数の制御情報126a,126b及び126cにそれぞれ変換する。複数の制御情報126a,126b及び126cの生成の基礎となる複数の行動情報116a,116b及び116cは、それぞれ、複数の制御情報126a,126b及び126cを行動計画算出部180が取り扱うことができるデータフォーマットを有する情報に変換したものに相当する。
制御情報送信判定部158は、複数の制御データ122a,122b及び122cを複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ送信することができるか否かを判定する。制御情報送信判定部158は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することができると判定した場合は、制御情報送信部160に複数の制御データ122a,122b及び122cをそれぞれ送信させる。また、制御情報送信判定部158は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することができないと判定した場合は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することを制御情報送信部160にそれぞれ保留させる。また、制御情報送信判定部158は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することを制御情報送信部160に保留させた場合は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することができると判定した後に、制御情報送信部160に複数の制御データ122a,122b及び122cを送信させる。
制御情報送信判定部158は、複数のコントローラ18a,18b及び18cが複数の制御データ122a,122b及び122cをそれぞれ受信することができるか否かを判定する。制御情報送信判定部158は、複数のコントローラ18a,18b及び18cが複数の制御データ122a,122b及び122cを受信することができると判定した場合は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することができるとそれぞれ判定する。また、制御情報送信判定部158は、複数のコントローラ18a,18b及び18cが複数の制御データ122a,122b及び122cを受信することができないと判定した場合は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することができないとそれぞれ判定する。
制御プログラムの内部のパラメータの値を変更させる指示を含む複数の制御データ122a,122b及び122cが複数のコントローラ18a,18b及び18cに送信された後に複数のコントローラ18a,18b及び18cがパラメータの値を変更するために再起動される必要がある場合について考える。この場合は、制御情報送信判定部158は、複数のコントローラ18a,18b及び18cが再起動される前は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することができないとそれぞれ判定し、複数のコントローラ18a,18b及び18cが再起動された後は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することができるとそれぞれ判定する。
制御情報送信部160は、複数の制御データ122a,122b及び122cを複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ送信する。制御情報送信部160は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することができると判定された場合に、複数の制御データ122a,122b及び122cを複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ送信する。制御情報送信部160は、その際に、複数の生産設備10a,10b及び10cとの接続情報を含む設備設計情報100a,100b及び100cに基づいて複数の制御データ122a,122b及び122cに含まれる制御データを複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ送信する。制御情報送信部160は、その際に、複数の制御情報126a,126b及び126cに含まれる送信先情報124a,・・・及び複数の設備設計情報100a,100b及び100cから送信方法を解決し、解決された送信方法にしたがって複数の制御データ122a,122b及び122cを複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ送信する。
これらの一連の処理により、制御連携装置14は、行動計画生成装置16により生成された複数の行動情報116a,116b及び116cに基づいて複数の制御データ122a,122b及び122cを複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ送信することができる。また、制御連携装置14は、行動計画生成装置16により立案された行動計画118に基づいて複数の制御データ122a,122b及び122cを複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ送信することができる。
1.5 ハードウェア
図3は、実施の形態1の生産システムに備えられる制御連携装置及び生産計画立案装置の各々を構成することができるコンピュータを模式的に図示するブロック図である。
制御連携装置14及び行動計画生成装置16の各々は、図3に図示されるコンピュータ1000により構成することができる。
コンピュータ1000は、図3に図示されるように、プロセッサ1020、メモリ1022及びストレージ1024を備える。
ストレージ1024には、プログラム1040がインストールされる。プログラム1040のインストールは、外部記録媒体1060から読み出したプログラム1040をストレージ1024に書き込むことにより行われてもよいし、ネットワーク1062を経由して受信したプログラム1040をストレージ1024に書き込むことにより行われてもよい。
プロセッサ1020は、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、デジタル信号処理装置(DSP)等である。メモリ1022は、ランダムアクセスメモリ(RAM)等である。ストレージ1024は、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、RAMディスク等である。外部記録媒体1060は、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD)、ブルーレイディスク(BD)、ユニバーサルシリアルバス(USB)メモリ等である。
制御連携装置14及び行動計画生成装置16がコンピュータ1000により構成される場合は、プログラム1040は、それぞれコンピュータ1000を制御連携装置14及び行動計画生成装置16として動作させるためのプログラムである。制御連携装置14及び行動計画生成装置16の全部又は一部がプログラムを実行しないハードウェアにより構成されてもよい。
コンピュータ1000においては、ストレージ1024にインストールされたプログラム1040がメモリ1022にロードされ、ロードされたプログラム1040がプロセッサ1020により実行される。これにより、コンピュータ1000は、制御連携装置14又は行動計画生成装置16として動作する。
メモリ1022、ストレージ1024及び外部記録媒体1060は、プログラム1040を記録した非一時的でコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
1.6 実施の形態1の効果
以下では、実施の形態1の効果の理解を助けるために、生産システムのためのソフトウェアの開発上の課題が説明され、その後に実施の形態1の効果が説明される。
まず、制御連携装置と生産設備との間の通信について説明を行う。
生産設備の制御には、リアルタイム性が要求される。このため、生産設備を制御するコントローラは、一般的には、専用のコントローラである。専用のコントローラと通信されるデータは、一般的には、専用のコントローラの用途により異なる。
例えば、専用のコントローラがプログラマブルロジックコントローラ(PLC;Programmable Logic Controller)である場合について考える。PLCは、多くの場合は、多数の入出力機器を制御して生産装置の制御を統括する。PLCは、多くの場合は、他のコントローラ、パーソナルコンピュータ、サーバ等の外部装置とデータを通信する機能を複数有する。通信されるデータは、多くの場合は、ユーザにより記述された制御プログラムの内部の変数の値である。このため、専用のコントローラがPLCである場合は、専用のコントローラと通信されるデータは、多くの場合は、ユーザにより記述された制御プログラムの内部の変数の値を含む。
また、専用のコントローラがサーボシステムコントローラである場合について考える。サーボシステムコントローラは、サーボモータを制御する。サーボシステムコントローラは、多くの場合は、サーボシステムコントローラに予め設定されたサーボモータのパラメータの値、及びサーボモータの制御状態を示す値を通信する。このため、専用のコントローラがサーボシステムコントローラである場合は、専用のコントローラと通信されるデータは、多くの場合は、サーボシステムコントローラに予め設定されたサーボモータのパラメータの値、及びサーボモータの制御状態を示す値を含む。
また、専用のコントローラがロボットコントローラである場合について考える。ロボットコントローラは、ロボットを制御する。また、ロボットにひとつの作業を行わせるためには、多くの場合は、ロボットに複数の動作命令を発しなければならない。そして、ロボットコントローラは、多くの場合は、制御プログラムを実行することにより、ロボットに複数の動作命令を発する。このため、専用のコントローラがサーボシステムコントローラである場合は、専用のコントローラと通信されるデータは、多くの場合は、制御プログラムを起動する指示を含む。
加えて、専用のコントローラと通信されるデータは、専用のコントローラを製造したメーカにより異なる。なぜなれば、専用のコントローラの用途が同じである場合であっても、専用のコントローラを製造したメーカが異なるときは、専用のコントローラが利用するパラメータ及び専用のコントローラの動作の仕様が異なるためである。
さらに加えて、専用のコントローラにより実行される制御プログラムがユーザにより作成されたユーザプログラムである場合は、専用のコントローラと通信されるデータは、ユーザプログラムの内部においてユーザが定義したデータの仕様により異なる。
これらの事情により、生産設備を制御する際に実行される制御プログラムの設計及び調整を行う生産設備設計者以外の技術者は、生産設備を所望のように制御するために専用のコントローラと通信されるデータを把握することが困難である。例えば、特定のサーボモータのパラメータの値を変更するためにサーボシステムコントローラにより実行される制御プログラムがユーザプログラムを含む場合は、ユーザプログラムを理解した生産設備設計者以外の技術者は、特定のサーボモータのパラメータの値を変更するために専用のコントローラに送信しなければならない制御データを把握することが困難である。
また、生産設備設計者は、多くの場合は、専用のコントローラの用途ごとに提供されている専用の設定ソフトウェアにより生産設備の制御プログラムの作成及び調整を行う。また、生産設備設計者は、多くの場合は、機械又は電気の技術分野の技術者である。このため、生産設備設計者は、多くの場合は、専用のコントローラを製造したメーカにより提供される専用のコントローラと通信するための通信ドライバを利用して独自ソフトウェアツールを作成する等のソフトウェア開発の能力を十分に有しない。したがって、生産設備設計者は、専用のコントローラとデータを通信するソフトウェアが提供された場合は、生産設備の設計にしたがって当該ソフトウェアによりパラメータを容易に設定することができる。しかし、生産設備設計者は、生産システムごとに独自のソフトウェアを開発することは困難である。
続いて、行動計画を立案する行動計画生成装置において実行されるプログラムについて説明する。
行動計画を立案する行動計画生成装置に関する技術が著しく進歩しており、行動計画を立案するソフトウェアを実現する方法は多様化している。
行動計画を立案する近年のソフトウェアを動作させるソフトウェアライブラリは、大学等の研究専門機関により広く利用されている。このため、当該ソフトウェアライブラリが対応しているオペレーティングシステム(OS;Operating System)は、多くの場合は、オープンソースベースのLinux(登録商標)である。一方、専用のコントローラの用途ごとに提供されている専用の設定ソフトウェア、及び専用のコントローラを製造したメーカにより提供される、専用のコントローラと通信するための通信ドライバが対応しているOSは、多くの場合は、Microsoft(登録商標)Corporation製のWindows(登録商標)である。したがって、当該ソフトウェアライブラリが対応しているOSは、多くの場合は、当該設定ソフトウェア及び当該通信ドライバが対応しているOSと異なる。
また、行動計画を立案する近年のソフトウェアを動作させるソフトウェアライブラリは、多くの場合は、行列演算の記述に適したプログラミング言語により記述されている。当該プログラミング言語は、MATLAB(登録商標)/Simulink(登録商標)、Python(登録商標)等である。一方、専用のコントローラの用途ごとに提供されている専用の設定ソフトウェア、及び専用のコントローラを製造したメーカにより提供される、専用のコントローラと通信するための通信ドライバは、多くの場合は、C言語で記述されている。したがって、当該ソフトウェアライブラリを記述するプログラミング言語は、多くの場合は、当該設定ソフトウェア及び当該通信ドライバを記述するプログラミング言語と異なる。
このため、行動計画を立案する機能、及び生産設備を制御する専用のコントローラと通信する機能をひとつのソフトウェアにより実現するためには、行列演算の記述に適したプログラミング言語により記述されたソフトウェアライブラリをC言語により記述しなおす作業と、Linuxに対応しているソフトウェアライブラリをWindowsに対応させる作業と、が発生する。このため、行動計画を立案する機能、及び生産設備を制御する専用のコントローラと通信する機能をひとつのソフトウェアにより実現するために必要なインテグレーションコストは、高くなる。
実施の形態1によれば、研究専門機関により広く利用されているソフトウェアライブラリ上で行動計画算出部180を動作させることができ、複数の生産設備10a,10b及び10cと簡単なパラメータにより通信することができる生産システム1を実現することができる。
また、実施の形態1によれば、複数のコントローラ18a,18b及び18cと通信するための通信ドライバが対応するソフトウェアの開発環境で制御連携装置14を構築することができ、制御連携装置14が簡単なパラメータにより複数のコントローラ18a,18b及び18cと通信することもできる。これにより、制御連携装置14を複数の生産設備10a,10b及び10cに通信可能に接続することが容易になる。
また、実施の形態1によれば、行動計画生成装置16は、行動計画を立案するソフトウェアが対応しているソフトウェア環境で行動計画生成装置16を構築することができる。また、行動計画生成装置16は、ファイルという、異なるOS、ソフトウェアプラットフォーム等においても共通化することができる情報を制御連携装置14と通信することができる。
これらにより、様々なプラットフォームにおいて構築される行動計画生成装置16が、簡単なパラメータにより複数の生産設備10a,10b及び10cと通信することができる。
実施の形態1によれば、設備情報収集部150及び制御情報送信部160が、複数の設備設計情報100a,100b及び100c並びに行動計画設計情報102に基づいて複数のコントローラ18a,18b及び18cと通信する。また、稼働情報出力部152及び制御情報生成部156が、行動計画算出部180が扱うことができるファイルフォーマットを有する稼働情報ファイル114及び行動計画ファイル120を行動計画算出部180と通信する。これにより、共通の行動計画118にしたがって複数の生産設備10a,10b及び10cを制御する機能を複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ持たせることなく、共通の行動計画118にしたがって複数の生産設備10a,10b及び10cを制御することができる。また、複数のコントローラ18a,18b及び18cに複数の生産設備10a,10b及び10cを連携して制御させることができる。
1.7 変形例
実施の形態1においては、制御連携装置14は、行動計画生成装置16を構成するコンピュータと異なるコンピュータにより構成される。しかし、制御連携装置14が、行動計画生成装置16を構成するコンピュータと同じコンピュータにより構成されてもよい。この場合は、ひとつのプログラムがコンピュータに備えられるプロセッサにより実行されることによりコンピュータが制御連携装置14及び行動計画生成装置16として動作させられてもよい。
実施の形態1においては、行動計画118は、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより行われる制御に用いられるパラメータの値を含む。しかし、行動計画118が、当該値以外の情報を含んでもよい。例えば、行動計画118が、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより実行される制御プログラムの内部の変数の値、複数のコントローラ18a,18b及び18cに特定の処理の実行を開始させる命令、複数のコントローラ18a,18b及び18cの状態を特定の状態に遷移させるユーザプログラムを複数のコントローラ18a,18b及び18cに実行させる指示等を含んでもよい。
実施の形態1においては、行動計画ファイル120が、図1に図示される形式を有する。しかし、行動計画ファイル120が、当該形式以外の形式を有してもよい。
実施の形態1においては、行動計画ファイル120が、複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ与えられる複数の行動情報116a,116b及び116cを含む。しかし、行動計画ファイル120が、当該複数の行動情報116a,116b及び116c以外の行動情報を含んでもよい。例えば、行動計画ファイル120が、ひとつのコントローラに連続して与えられる複数の行動情報を含んでもよい。
実施の形態1においては、行動計画生成装置16が、行動計画ファイル120を1回で送信する。しかし、行動計画生成装置16が、行動計画ファイル120を2回以上にわけて送信してもよい。
行動計画生成装置16が、特定の設備稼働情報を含む稼働情報ファイル114を受信するのに連動して行動計画ファイル120を送信してもよい。
行動計画生成装置16が、行動計画ファイル120のファイル名及び保存場所に応じて接続する制御連携装置及び生産設備を変更してもよい。
行動計画生成装置16が、行動計画ファイル120を読み込む順序を管理するために必要な情報を行動計画ファイル120に含めてもよい。
2 実施の形態2
図4は、実施の形態2の生産システムを模式的に図示するブロック図である。
図4に図示される実施の形態2の生産システム2は、図1に図示される実施の形態1の生産システム1と主に下述する点で相違する。下述されない点については、生産システム1において採用される構成と同様の構成が生産システム2においても採用される。
制御連携装置14は、図4に図示されるように、制御順序管理部200をさらに備える。
行動計画算出部180は、複数の実行順序情報210a,・・・を生成する。また、行動計画算出部180は、複数の実行順序情報210a,・・・をそれぞれ含む複数の行動情報116a,116b及び116cを生成する。複数の実行順序情報210a,・・・は、それぞれ複数の制御データ122a,122b及び122cを送信する順序を管理するために必要な情報である。複数の実行順序情報210a,・・・は、条件212a,・・・をそれぞれ含む。条件212a,・・・は、例えば、それぞれ複数のコントローラ18a,18b及び18cにより出力される特定の信号により示される値が特定の値であるという条件である。複数のコントローラ18a,18b及び18cにより出力される特定の信号により示される値は、例えば、それぞれ、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより管理されているパラメータの値である。又は、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより出力される特定の信号により示される値は、例えば、それぞれ、複数のコントローラ18a,18b及び18cにより実行される制御プログラムの内部の変数の値である。
制御情報生成部156は、生成された複数の実行順序情報210a,・・・をそれぞれ含む複数の制御情報126a,126b及び126cを生成する。
制御順序管理部200は、複数の実行順序情報210a,・・・に基づいて複数の制御データ122a,122b及び122cを送信する順序を管理する。制御順序管理部200は、その際に、複数の制御情報126a,126b及び126cにそれぞれ含まれる複数の実行順序情報210a,・・・を確認し、確認した複数の実行順序情報210a,・・・に基づいて複数の制御データ122a,122b及び122cを送信する順序を管理する。制御順序管理部200は、その際に、条件212a,・・・が満たされたか否かを判定する。制御順序管理部200は、条件212a,・・・が満たされたと判定した場合は、制御情報送信部160に複数の制御データ122a,122b及び122cをそれぞれ送信させる。また、制御順序管理部200は、条件212a,・・・が満たされていないと判定した場合は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することを制御情報送信部160にそれぞれ保留させる。また、制御順序管理部200は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することを制御情報送信部160に保留させた場合は、条件212a,・・・が満たされたと判定した後に、制御情報送信部160に複数の制御データ122a,122b及び122cをそれぞれ送信させる。
複数の制御データ122a,122b及び122cを送信する順序を管理する方法が、複数の実行順序情報210a,・・・に基づいて管理する方法と当該方法以外の方法との組み合わせであってもよい。後者の方法は、例えば、生産設備とは無関係に、行動計画ファイル120の内部における複数の行動情報116a,116b及び116cの順序にしたがって複数の制御データ122a,122b及び122cを送信する順序を管理する方法である。この場合は、行動情報に含まれる条件が満たされないときに、当該行動情報の後の行動情報を変換した制御データを送信することが保留される。又は、後者の方法は、例えば、生産設備ごとに、行動計画ファイル120の内部における複数の行動情報116a,116b及び116cの順序にしたがって複数の制御データ122a,122b及び122cを送信する順序を管理する方法である。行動計画ファイル120が、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信する順序を示す実行順序番号を含んでもよい。当該実行順序番号は、複数の行動計画ファイル120について共通の実行順序番号であってもよいし、ひとつの行動計画ファイル120に固有の実行順序番号であってもよい。複数の実行順序情報210a,・・・に基づいて管理する方法は、制御順序管理部200のみが担う。しかし、当該方法以外の方法は、必ずしも制御順序管理部200のみが担うわけではない。
実施の形態2は、実施の形態1の効果と同様の効果を有する。
加えて、実施の形態2によれば、複数の制御情報126a,126b及び126cにそれぞれ含まれる複数の実行順序情報210a,・・・を確認し、確認した複数の実行順序情報210a,・・・に基づいて複数の制御データ122a,122b及び122cを送信する順序が管理される。これにより、複数の制御データ122a,122b及び122cが複数のコントローラ18a,18b及び18cに送信されるタイミングを、それぞれ、複数の制御情報126a,126b及び126cに含まれる複数の実行順序情報210a,・・・により特定されるタイミングにすることができる。
3 実施の形態3
図5は、実施の形態3の生産システムを模式的に図示するブロック図である。
図5に図示される実施の形態3の生産システム3は、図1に図示される実施の形態1の生産システム1と主に下述する点で相違する。下述されない点については、生産システム1において採用される構成と同様の構成が生産システム3においても採用される。
制御連携装置14は、図5に図示されるように、時計情報同期部300、定周期信号出力部302及び制御順序管理部304をさらに備える。
行動計画算出部180は、複数の実行順序情報310a,・・・を生成する。また、行動計画算出部180は、生成した複数の実行順序情報310a,・・・をそれぞれ含む複数の行動情報116a,116b及び116cを生成する。複数の実行順序情報310a,・・・は、それぞれ複数の制御データ122a,122b及び122cを送信する順序を管理するために必要な情報である。複数の実行順序情報310a,・・・は、それぞれ複数の条件312a,・・・を含む。実施の形態3においては、複数の条件312a,・・・は、定周期信号を構成する各周期の信号が設定された回数出力されるという条件である。設定される回数は、例えば、3回である。複数の条件312a,・・・が、複数の実行順序情報310a,・・・について判定が開始されてから定周期信号を構成する各周期の信号が設定された回数出力されるという条件であってもよい。
時計情報同期部300は、制御連携装置14が有する時計情報を複数の生産設備10a,10b及び10cが有する時計情報と同期させる。時計情報同期部300は、公知の技術により実現することができる。
定周期信号出力部302は、制御連携装置14が有する時計情報にしたがって定周期を有する定周期信号を出力する。定周期信号出力部302は、その際に、時計情報同期部300により出力される同期情報に基づいて定周期が到来するごとに定周期信号を構成する各周期の信号を出力する。出力された各周期の信号は、制御順序管理部304に入力される。定周期は、制御連携装置14のパラメータにより予め設定されている。定周期は、例えば、100マイクロ秒である。
制御順序管理部304は、定周期信号に基づいて複数の制御データ122a,122b及び122cを送信する順序を管理する。制御順序管理部304は、その際に、複数の条件312a,・・・が満たされたか否かを判定する。制御順序管理部304は、複数の条件312a,・・・が満たされたと判定した場合は、制御情報送信部160に複数の制御データ122a,122b及び122cをそれぞれ送信させる。また、制御順序管理部200は、複数の条件312a,・・・が満たされていないと判定した場合は、複数の制御データ122a,122b及び122cを送信することを制御情報送信部160にそれぞれ保留させる。制御順序管理部304は、定周期信号出力部302により定周期信号を構成する各周期の信号が設定された回数出力された場合に、複数の条件312a,・・・が満たされたと判定する。これにより、制御順序管理部304は、定周期信号を割り込み信号として利用し、制御情報送信部160に複数の制御データ122a,122b及び122cを定周期で送信させる。
実施の形態3は、複数のコントローラ18a,18b及び18cが、制御値を計算するのに多くの演算処理を要するサーボモータの制御を行うコントローラを含む場合に好適に採用される。そこで、以下では、複数のコントローラ18a,18b及び18cが、サーボモータの3軸協調制御をおこなうコントローラを含む場合について考える。
図6は、実施の形態3の生産システムに備えられるコントローラよりサーボモータの3軸協調制御が行われる場合に計算される制御値の例を示すグラフである。
サーボモータの3軸協調制御を行うコントローラに制御データが送信される場合は、当該コントローラに制御データが送信される前に、行動計画算出部180が、サーボモータの3軸協調制御の軌跡を計算する。また、行動計画算出部180が、図6に図示されるように、時間を等分割することにより得られる一定の長さΔtを有する期間ごとに、制御軸1、制御軸2及び制御軸3の指令位置からなる制御値を計算する。また、行動計画算出部180が、計算した制御値を含む行動計画ファイル120を生成する。また、制御情報送信部160が、計算された制御値を定周期で当該コントローラに送信する。これにより、当該コントローラにサーボモータの3軸協調制御を行わせている間に当該コントローラに多くの演算処理を行わせることなく、当該コントローラにサーボモータの3軸協調制御を行わせることができる。
一定の長さΔtを有する期間ごとに計算された制御値が行動計画ファイル120に含められる場合は、複数の行動情報116a,116b及び116cに含まれる各行動情報にひとつの制御値が含められてもよいし、各行動情報に複数の制御値が含められてもよい。各行動情報に複数の制御値が含められる場合は、条件が満たされるごとに複数の制御値から選択されたひとつの制御値を含む制御データが送信され、複数の制御値をそれぞれ含む複数の制御データが送信された後に制御データの送信が完了したと扱われてもよい。
実施の形態3は、実施の形態1の効果と同様の効果を有する。
加えて、実施の形態3によれば、定周期で生産設備に制御データを送信することが必要となる生産設備を備える生産システムを提供することができる。
4 実施の形態4
図7は、実施の形態4の生産システムを模式的に図示するブロック図である。
図7に図示される実施の形態4の生産システム4は、図1に図示される実施の形態1の生産システム1と主に下述する点で相違する。下述されない点については、生産システム1において採用される構成と同様の構成が生産システム4においても採用される。
制御連携装置14は、図7に図示されるように、制御順序管理部400及び制御演算処理部402をさらに備える。
制御順序管理部400は、生産システム2に備えられる制御順序管理部200が行う処理と同様の処理を行う。
制御情報生成部156は、複数の演算処理410a,・・・をそれぞれ含む複数の制御データ122a,122b及び122cを生成する。複数の演算処理410a,・・・は、例えば、演算式により指定される。
制御演算処理部402は、複数の演算処理410a,・・・にしたがって演算を行う。また、制御演算処理部402は、複数の演算処理410a,・・・にしたがって行った演算の結果を生成された複数の制御データ122a,122b及び122cにそれぞれ含める。制御演算処理部402は、その際に、必要に応じて、複数の設備稼働データ110a,110b及び110cを参照し、参照した複数の設備稼働データ110a,110b及び110cに基づいて複数の演算処理410a,・・・にしたがって演算をそれぞれ行う。また、制御演算処理部402は、その際に、複数の演算処理410a,・・・にしたがって行った演算の結果で、生成された複数の制御データ122a,122b及び122cをそれぞれ上書きする。
実施の形態4は、実施の形態1の効果と同様の効果を有する。
加えて、実施の形態4によれば、制御連携装置14に備えられる制御演算処理部402が複数の演算処理410a,・・・にしたがって演算を行う。このため、行動計画算出部180により行われる演算を減らすことができ、行動計画算出部180を経由しなければならない処理を減らすことができる。この効果は、複数の制御データ122a,122b及び122cが生成される際に複数の設備稼働データ110a,110b及び110cに含まれる値に対して四則演算等の簡単な演算が行われるために行動計画算出部180により行われる演算が増える場合に顕著に表れる。
5 実施の形態5
図8は、実施の形態5の発電システムを模式的に図示するブロック図である。
図8に図示される実施の形態5の発電システム5は、発電を行うシステムである。
図8に図示される実施の形態5の発電システム5は、図1に図示される実施の形態1の生産システム1と主に下述する点で相違する。下述されない点については、生産システム1において採用される構成と同様の構成が発電システム5においても採用される。
生産システム1においては、行動計画に関する技術が生産に活用される。これに対して、発電システム5においては、行動計画に関する技術が発電に活用される。これにともない、発電システム5は、生産システム1と下述する点で相違する。
生産システム1は、複数の生産設備10a,10b及び10c、並びに行動計画算出部180を備える行動計画生成装置16を備える。また、生産システム1に備えられる制御連携装置14は、複数の生産設備10a,10b及び10c並びに行動計画生成装置16に通信可能に接続される。これに対して、発電システム5は、複数の生産設備10a,10b及び10c並びに行動計画生成装置16に代えて、発電設備50a,50b及び50c、並びに行動計画算出部580を備える行動計画生成装置56を備える。また、発電システム5に備えられる制御連携装置14は、発電設備50a,50b及び50c並びに行動計画生成装置56に通信可能に接続される。発電設備50a,50b及び50cは、発電を行う設備である。
また、生産システム1に備えられる行動計画生成装置16は、複数の行動情報116a,116b及び116cを含む行動計画118を含む行動計画ファイル120を生成する。これに対して、発電システム5に備えられる行動計画生成装置56は、複数の行動情報116a,116b及び116cを含む行動計画118を含む行動計画ファイル120に代えて、行動情報516a,516b及び516cを含む行動計画518を含む行動計画ファイル520を生成する。
行動情報516a,516b及び516cは、それぞれ発電設備50a,50b及び50cの行動情報である。
また、生産システム1に備えられるデータベース12は、複数の設備設計情報100a,100b及び100c並びに行動計画設計情報102を記憶する。発電システム5に備えられるデータベース12も、図示されない複数の設備設計情報及び行動計画設計情報を記憶する。
制御連携装置14は、複数のコントローラ18a,18b及び18cから複数の設備稼働データ110a,110b及び110cをそれぞれ収集する。また、制御連携装置14は、収集した複数の設備稼働データ110a,110b及び110cを含む設備稼働情報112を含む稼働情報ファイル114を行動計画生成装置56に送信する。
行動計画生成装置56は、送信された稼働情報ファイル114を受信する。また、行動計画生成装置56は、行動情報516a,516b及び516cを含む行動計画518を含む行動計画ファイル520を制御連携装置14に送信する。
制御連携装置14は、行動計画ファイル520を受信する。また、制御連携装置14は、受信した行動計画ファイル520に基づいて複数の制御データ122a,122b及び122cを複数のコントローラ18a,18b及び18cにそれぞれ送信する。
図9は、実施の形態5の発電システムに備えられる発電設備及び制御連携装置を模式的に図示するブロック図である。
図9には、発電設備50a,50b及び50cのうち、発電設備50aのみが描かれている。
発電設備50aは、電力系統570に電気的に接続される。制御連携装置14は、発電設備50aに通信可能に接続される。
発電設備50aは、複数の機器を備える。実施の形態5においては、複数の機器は、遮断器(CB)580、発電機(G)582、設備内負荷584、自動電圧調整器(AVR)586及び電圧検出器(VT)590を含む。複数の機器が、これらの機器以外の機器を含んでもよい。複数の機器に含まれる機器は、水力発電、火力発電、原子力発電等の発電のためのプラントに備えられる任意の機器である。
発電機(G)582は、遮断器(CB)580を介して電力系統570に電気的に接続される。設備内負荷584は、電力系統570に電気的に接続される。
設備内負荷584は、複数の単位負荷L1,L2,・・・,Lnからなる。複数の単位負荷L1,L2,・・・,Lnのうち電力系統570に投入される単位負荷は、時刻により変化する。
自動電圧調整器(AVR)586は、電圧検出器(VT)590により検出される発電機(G)582の出力電圧が、与えられた電圧指令値に追従するように発電機(G)582を制御する。以下では、発電機(G)582の出力電圧を発電電圧という。
図10は、実施の形態5の発電システムに備えられる行動計画生成装置より立案される行動計画の例を示すグラフである。
図10には、経過時間による発電電圧の変化がグラフにより図示される。当該グラフにおいては、横軸に経過時間がとられており、縦軸に発電電圧がとられている。当該グラフ中には、経過時間による自動電圧調整器(AVR)586の運転モードの変化、遮断器(CB)580を投入するタイミング、及び遮断器(CB)580を投入することを決定するタイミングが図示されている。自動電圧調整器(AVR)586の運転モードは、通常運転モード又は電圧事前調整運転モードとなる。
実施の形態5においては、行動計画518は、図10に図示される経過時間による発電電圧の変化、経過時間による自動電圧調整器(AVR)586の運転モードの変化、遮断器(CB)580を投入するタイミング、及び遮断器(CB)580を投入することを決定するタイミングを含む。行動計画518が、これらの情報以外の情報を含んでもよい。行動計画518に含まれる情報は、発電設備50aを制御するための情報である。
実施の形態5においては、発電設備50aに備えられる各機器と制御連携装置14との通信が、コントローラ18aを介して行われる。また、複数の生産設備10aを制御するコントローラ18aにリアルタイム性が要求されるのと同様に、発電設備50aを制御するコントローラ18aにもリアルタイム性が要求される。また、コントローラ18aには、製造したメーカ又は用途により通信するデータが異なる専用のコントローラが用いられる場合がある。この点は、発電設備50b及び50cについても同様である。このため、発電システム5は、通信するデータが互いに異なる複数の専用のコントローラを備える場合がある。しかし、実施の形態5によれば、通信するデータが互いに異なる複数の専用のコントローラを発電システム5が備える場合であっても、制御連携装置14により、共通の行動計画518にしたがって発電設備50a,50b及び50cの制御を行う機能を複数のコントローラ18a,18b及び18cに持たせることなく、共通の行動計画518にしたがって発電設備50a,50b及び50cの制御を行うことができる。また、複数のコントローラ18a,18b及び18cに発電設備50a,50b及び50cの制御を連携して行わせることができる。
6 実施の形態6
図11は、実施の形態6の水処理システムを模式的に図示するブロック図である。
図11に図示される実施の形態6の水処理システム6は、水処理を行うシステムである。
図11に図示される実施の形態6の水処理システム6は、図1に図示される実施の形態1の生産システム1と主に下述する点で相違する。下述されない点については、生産システム1において採用される構成と同様の構成が水処理システム6においても採用される。
生産システム1においては、行動計画に関する技術が生産に活用される。これに対して、水処理システム6においては、行動計画に関する技術が水処理に活用される。これにともない、水処理システム6は、生産システム1と下述する点で相違する。
生産システム1は、複数の生産設備10a,10b及び10c、並びに行動計画算出部180を備える行動計画生成装置16を備える。また、生産システム1に備えられる制御連携装置14は、複数の生産設備10a,10b及び10c並びに行動計画生成装置16に通信可能に接続される。これに対して、水処理システム6は、複数の生産設備10a,10b及び10c並びに行動計画生成装置16に代えて、水処理設備60a及び60b並びに図示されない、行動計画算出部を備える行動計画生成装置を備える。また、水処理システム6に備えられる制御連携装置14は、水処理設備60a及び60b並びに行動計画生成装置に通信可能に接続される。水処理設備60a及び60bは、水処理を行う設備である。
また、生産システム1に備えられる行動計画生成装置16は、複数の行動情報116a,116b及び116cを含む行動計画118を含む行動計画ファイル120を生成する。水処理システム6に備えられる図示されない行動計画生成装置も、行動情報を含む行動計画を含む行動計画ファイルを生成する。
行動情報は、水処理設備60a及び60bの行動情報である。
また、生産システム1に備えられるデータベース12は、複数の設備設計情報100a,100b及び100c並びに行動計画設計情報102を記憶する。水処理システム6に備えられるデータベース12も、図示されない複数の設備設計情報及び行動計画設計情報を記憶する。
水処理システム6は、図11に図示されるように、水処理プラントシステム670a及び670b並びに制御連携装置14を備える。
水処理プラントシステム670a及び670bは、A市及びB市によりそれぞれ運用される。
水処理プラントシステム670a及び670bの各々は、水処理設備680、プラント制御バス682及び中央監視制御装置684を備える。
水処理設備680は、機器690p及び690q、PLC692p及び692q並びに統合制御装置694を備える。水処理設備680は、図示されない浄水場、処理場等を備える。実施の形態6においては、機器690p及び690qは、それぞれモータ及びセンサである。機器690pが、モータ以外の機器であってもよい。機器690qが、センサ以外の機器であってもよい。
PLC692p及び692qは、機器690p及び690qにそれぞれ通信可能に接続される。PLC692p及び692qは、機器690p及び690qをそれぞれ制御する。PLC692p及び692qが、PLC以外の専用のコントローラに置き換えられてもよい。
統合制御装置694は、PLC692p及び692qに通信可能に接続される。統合制御装置694は、PLC692p及び692qを制御する。統合制御装置694は、プラント制御バス682を介して中央監視制御装置684に通信可能に接続される。
中央監視制御装置684は、インターネットを介して制御連携装置14に通信可能に接続される。
水処理プラントシステム670bに備えられるPLC692p及び692qを製造したメーカは、水処理プラントシステム670aに備えられるPLC692p及び692qを製造したメーカと異なる。このため、水処理システム6が制御連携装置14を備えない場合は、共通の行動計画にしたがってPLC692p及び692qに機器690p及び690qの制御を行わせるためには、共通の行動計画にしたがって機器690p及び690qの制御を行う機能をPLC692p及び692qに持たせなければならない。
制御連携装置14は、複数の水処理設備680を広域監視する事務所等に設置される。事務所の所員等は、行動計画を制御連携装置14に入力する。これにより、制御連携装置14は、複数の水処理設備680の制御を連携して行う。行動計画は、例えば、ユーザの需要量の予測に基づいて決定される上水の提供量に関する計画である。ユーザの需要量は、朝の支度時における使用量、夕方の風呂時における使用量、日中におけるビル、工場等による使用料等を含む。連携制御が行われる場合は、制御連携装置14は、実施の形態1において説明されたのと同様に、設備情報収集部150及び制御情報送信部160が、設備設計情報及び行動計画設計情報に基づいて、水処理設備60a及び60bの制御をそれぞれ行うPLC692p及び692qと通信する。また、稼働情報出力部152及び制御情報生成部156が行動計画算出部と通信することができるファイルフォーマットに対応する。これらにより、PLC692p及び692qに機能を追加することなく、入力された行動計画に基づいて機器690p及び690qを含む複数の水処理設備680の制御を連携して行うことができる。
実施の形態6においては、2個の中央監視制御装置684が制御連携装置14に通信可能に接続される。ただし、3個以上の中央監視制御装置684が制御連携装置14に通信可能に接続されてもよい。この場合は、3個以上の中央監視制御装置684にそれぞれ対応する3個以上の水処理設備に含まれるPLC692p及び692qに連携して制御を行わせる。
実施の形態6においては、2個の水処理設備680が運用され、運用される2個の水処理設備680に備えられる2個の中央監視制御装置684が制御連携装置14に通信可能に接続される。ただし、単一の水処理設備が運用されてもよい。この場合は、単一の水処理設備に備えられる中央監視制御装置が制御連携装置の機能を有してもよい。これにより、単一の水処理設備に備えられる複数のPLCが互いに異なるメーカにより製造されている場合、共通の行動計画にしたがって制御を行う機能を複数のPLCが有していない場合等であっても、複数のPLCに連携して制御を行わせることができる。すなわち、実施の形態1において説明されたのと同様に、設備情報収集部150及び制御情報送信部160が、設備設計情報及び行動計画設計情報に基づいて、単一の水処理設備の制御を行う複数のPLCと通信する。また、稼働情報出力部152及び制御情報生成部156が、行動計画算出部と通信することができるファイルフォーマットに対応する。これらにより、複数のPLCに機能を追加することなく、入力された行動計画に基づいて複数のPLCに連携して制御を行わせることができる。
なお、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
実施の形態は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、実施の形態がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、想定され得るものと解される。
1,2,3,4 生産システム、5 発電システム、6 水処理システム、10a,10b,10c 生産設備、12 データベース、14 制御連携装置、16 行動計画生成装置、18a,18b,18c コントローラ、50a,50b,50c 発電設備、60a,60b 水処理設備、150 設備情報収集部、152 稼働情報出力部、154 ファイルデータ通信部、156 制御情報生成部、158 制御情報送信判定部、160 制御情報送信部、180 行動計画算出部、200,304,400 制御順序管理部、300 時計情報同期部、302 定周期信号出力部、402 制御演算処理部、580 行動計画算出部。

Claims (10)

  1. 制御連携装置及び行動計画生成装置を備える制御連携システムであって、
    前記制御連携装置は、
    前記行動計画生成装置によって立案された行動計画を含み前記行動計画生成装置によって生成された行動計画ファイルから、複数のコントローラによって制御される設備の制御内容を指定する情報を含み各々のコントローラが受け付ける制御データを生成する制御情報生成部と、
    前記設備との通信方法を含む設備設計情報を基に前記各々のコントローラから前記設備の稼働状態を示す設備稼働データを収集し、前記設備稼働データを含む設備稼働情報を生成する設備情報収集部と、
    前記設備稼働情報を前記行動計画生成装置が読み込み可能なファイルフォーマットおよび保存場所を指定する情報を含む前記行動計画設計情報を基に前記行動計画生成装置が読み込み可能な稼働情報ファイルに変換し、前記稼働情報ファイルを前記保存場所に出力する稼働情報出力部と、
    を備え、
    前記設備情報収集部は、データベースに記憶された、前記各々のコントローラと通信する情報にしたがって前記設備稼働データを収集し、
    前記設備稼働データは、前記データベースに記憶された、前記行動計画生成装置が要求する設備稼働データに一致し、
    前記行動計画生成装置は、前記行動計画生成装置が要求する設備稼働データに一致する設備稼働情報を基に前記行動計画を生成し、
    前記行動計画は、前記各々のコントローラによって制御される前記設備の制御内容を指定する情報を含み、
    前記行動計画ファイルは、前記データベースに記憶された、前記行動計画ファイルのファイルフォーマットおよび保存場所を指定する情報を含み、
    前記制御情報生成部は、前記設備設計情報に含まれる前記設備との通信方法に基づいて、前記行動計画に含まれる前記設備の制御内容を指定する情報を前記制御データに変換する
    制御連携システム。
  2. 前記制御データを前記各々のコントローラに送信するか否かを判定し、前記制御データを前記各々のコントローラに送信すると判定した場合には、前記制御データを前記制御情報送信部に送信させ、前記制御データを送信しないと判定した場合には、前記制御データを送信することを前記制御情報送信部に保留させる制御情報送信判定部
    を備える請求項1に記載の制御連携システム。
  3. 前記行動計画ファイルは、前記制御データを送信する順序を管理する実行順序情報を含み、
    前記実行順序情報に基づいて前記制御データを送信する順序を管理する制御順序管理部を備える
    請求項1または2に記載の制御連携システム。
  4. 前記実行順序情報は、条件を含み、
    前記制御順序管理部は、前記条件が満たされたか否かを判定し、前記条件が満たされたと判定した場合には、前記制御データを前記制御情報送信部に送信させ、前記条件が満たされていないと判定した場合には、前記制御データを送信することを前記制御情報送信部に保留させる
    請求項に記載の制御連携システム。
  5. 前記制御連携装置が有する時計情報を前記設備が有する時計情報と同期させる時計情報同期部と、
    前記制御連携装置が有する時計情報にしたがって定周期を有する定周期信号を出力する定周期信号出力部と、
    前記定周期信号に基づいて前記制御データを送信する順序を管理する制御順序管理部と、
    を備える請求項1からまでのいずれか1項に記載の制御連携システム。
  6. 前記制御データは、演算処理方法を含み、
    前記演算処理方法にしたがって演算を行って前記演算の結果を前記制御データに含める制御演算処理部を備える
    請求項1からまでのいずれか1項に記載の制御連携システム。
  7. 前記設備を備える
    請求項1に記載の制御連携システム。
  8. 前記行動計画生成装置は、前記稼働情報ファイルに基づいて前記行動計画を立案する行動計画算出部を備える
    請求項1に記載の制御連携システム。
  9. 前記行動計画算出部は、前記設備の機械動作のパラメータの種別及び変更されたパラメータの値を含む前記行動計画ファイルを生成する
    請求項に記載の制御連携システム。
  10. 前記行動計画算出部は、一定周期で前記各々のコントローラに送信する連続した制御値を含む前記行動計画ファイルを生成する
    請求項に記載の制御連携システム。
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