JP6800306B2 - 衛星通信における信号消去システムおよび方法 - Google Patents

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Description

この開示は一般的に、干渉低減および信号復調に関し、より具体的にいうと衛星通信における干渉およびノイズフロアの低減、および信号分離に関連するスループットの最大化に関する。
高速の無線通信に利用可能な帯域幅は限定されているが、利用可能な帯域幅内の種々の周波数スペクトルの使用は常に増加している。利用可能な周波数および周波数スペクトルの使用および再使用は、送信間での干渉の増加、および可能な限り利用可能な帯域幅を効率的に使用する必要の増加につながりかねない。
干渉を低減可能な1つの方法は、潜在的に干渉する信号間を可能な限り多く分離することである。そのような分離は、例えば周波数内での信号の分離、物理的距離での、時間でのなどによるものでもよい。そのような分離はまた、送信器と受信器の間で伝達可能な情報量を減少、さもなければ限定するかもしれない。そのような分離技術は、通信システム上で伝達可能な情報の効率を減少しかねない。
この開示は一般的に、干渉の低減およびノイズフロアの低減を通した干渉低減および信号復調に関連するシステムおよび方法を記載する。この開示のシステム、方法および装置はそれぞれいくつかの革新的な態様を有し、それらのいずれも唯一本明細書中に開示される望ましい属性の能力があるものではない。
本開示の1つの態様は、干渉低減装置を提供する。装置は、受信器を有することが可能である。受信器は合成信号を受信可能であり、合成信号は第1の信号、第2の信号、およびノイズフロアを有し、第1の信号が第2の信号と重なり、ノイズフロアが少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含む。装置は、少なくとも1つのプロセッサを有することが可能である。少なくとも1つのプロセッサは、第1の信号および第2の信号の少なくとも1つのシンボルレートおよび変調推定値を判断可能である。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのシンボル軌道、少なくとも1つの変調タイプを判断するため、変調推定値に基づき少なくとも1つのシンボルレートのX倍で合成信号をリサンプルすることが可能であり、Xはゼロより大きい整数である。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの変調タイプおよび少なくとも1つのシンボル軌道に基づき、第1の信号および第2の信号を統合可能である。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含む補助的入力を受信可能である。少なくとも1つのプロセッサは、ノイズフロアから干渉するコヒーレント信号を消去可能である。少なくとも1つのプロセッサは、減少したノイズフロアを有する第1の信号および第2の信号を出力可能である。
開示の他の態様は、干渉低減方法を提供する。方法は、合成信号を受信し、合成信号は第1の信号、第2の信号、およびノイズフロアを有し、第1の信号が第2の信号と重なり、ノイズフロアが少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含むことを含むことが可能である。方法は、第1の信号および第2の信号の少なくとも1つのシンボルレートおよび変調推定値を判断することを含むことが可能である。方法は、少なくとも1つのシンボル軌道、および少なくとも1つの変調タイプを判断するため、変調推定値に基づき少なくとも1つのシンボルレートのX倍で合成信号をリサンプルし、Xはゼロより大きい整数であることを含むことが可能である。方法は、少なくとも1つの変調タイプおよび少なくとも1つのシンボル軌道に基づき、第1の信号および第2の信号を統合することを含むことが可能である。方法は、少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含む補助的入力を受信することを含むことが可能である。方法は、ノイズフロアから干渉するコヒーレント信号を消去することを含むことが可能である。方法は、減少したノイズフロアを有する第1の信号および第2の信号を出力することを含むことが可能である。
開示の他の態様は、命令を含む非一過性のコンピュータ可読な媒体を提供する。プロセッサにより実行されるとき、命令は、コンピュータが、合成信号を受信し、合成信号は第1の信号、第2の信号、およびノイズフロアを有し、第1の信号が第2の信号と重なり、ノイズフロアが少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含む状態を引き起こすことが可能である。命令は、コンピュータが、第1の信号および第2の信号の少なくとも1つのシンボルレートおよび変調推定値を判断する状態を引き起こすことが可能である。命令は、コンピュータが、少なくとも1つのシンボル軌道、および少なくとも1つの変調タイプを判断するため、変調推定値に基づき少なくとも1つのシンボルレートのX倍で合成信号をリサンプルし、Xはゼロより大きい整数である状態を引き起こすことが可能である。命令は、コンピュータが、少なくとも1つの変調タイプおよび少なくとも1つのシンボル軌道に基づき、第1の信号および第2の信号を統合する状態を引き起こすことが可能である。命令は、コンピュータが、少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含む補助的入力を受信する状態を引き起こすことが可能である。命令は、コンピュータが、ノイズフロアから干渉するコヒーレント信号を消去する状態を引き起こすことが可能である。命令は、コンピュータが、減少したノイズフロアを有する第1の信号および第2の信号を出力する状態を引き起こすことが可能である。
本開示の他の機能および利点は、例として本開示の態様を示す後述の記載から明らかであるはずである。
本発明の実施形態の詳細を、それらの構造および動作の両方について、添付の図の観察から部分的に収集しえて、図の中で同一の参照番号は同一の部分を指す。
複数の地上ステーション間の衛星通信の実施形態の図式的な描写である。 複数の近接した衛星ビームの地理的範囲の図式的な描写である。 周波数および振幅で重なる図2の複数の衛星信号のグラフ表示である。 図1から図3の通信システム内で採用されうる通信装置の構成要素の機能ブロック図である。 信号復調器の機能ブロック図である。 信号分離方法のフローチャートである。 複数信号復調方法のフローチャートである。 周波数で重なり図6および図7の方法を用いて分離しうる2つの信号の図である。 周波数で重なり図6および図7の方法を用いて分離しうる2つの信号の他の図である。 周波数で重なり図6および図7の方法を用いて分離しうる2つの信号の他の図である。 図5の復調器の他の実施形態の機能ブロック図である。 重なった信号の復調、干渉低減、および分離方法のフローチャートである。
本開示の他の特徴および利点は、後述の詳細な記載を見ると当業者に明らかである。
添付の図と関連して後述する詳細な記載は、種々の実施形態の記載として意図され、本発明が実践されうる唯一の実施形態を示すことを意図しない。詳細な記載は、実施形態の完全な理解をもたらす目的での特定の詳細を含む。一部のケースで、記載を簡潔にするため、公知の構造および構成要素が簡略化された形態で示される。
干渉を最小化または低減するための周波数または物理的距離における信号の分離は、与えられた通信チャネルまたは媒体を介して伝達可能な情報量を減少するかもしれない。未知または敵意あるソースから干渉信号が受信された場合、干渉信号についての利用しうる情報が少ないまたはないので、これらの方法での信号の分離は可能でないかもしれない。
前述のように、干渉を低減するための周波数または物理的距離における信号の分離は、送信器と受信器の間で伝達可能な情報量および情報速度を減少させかねない。さらに、干渉する信号が未知または敵意あるソースからである場合、これらの方法での信号の分離は可能でないかもしれない。よって、複数の信号にわたる帯域幅の再使用、または周波数内で伝達される信号を重ねることが、利用可能な周波数スペクトルの効率的な使用をもたらしうる。
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態では、いくつかの復調技術は、衛星通信信号と衛星コマンドおよび制御(C2)のリンク、無人高所作業車(UAV)視線(LOS)と衛星データのリンク、船上マイクロ波および衛星通信システム、マイクロ波通信リンク、GPS受信器、携帯電話通信リンク、ケーブル信号、および偶然または意図的な干渉に影響されやすいあらゆるポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイント無線周波(RF)システムを含むが、それらに限定されない複数の異なる通信システムの適用を有してもよい。それはまた、単一のキャリア伝達よりも衛星トランスポンダまたは他の固定RF帯域幅リンクにわたり明らかに高いデータ速度の能力の増加をもたらす、ブラインド二重キャリア信号処理を可能にするのに使用可能である。
図1は、複数の地上ステーション間の衛星通信の実施形態の図式的な描写である。通信システム(「システム」)100は、衛星110を介して互いに通信する複数の地上ステーション102、104、106を表す。いくつかの実施形態では、通信システム100は、4つ以上の地上ステーション102、104、106および2つ以上の衛星110を備えてもよい。
いくつかのシステムは、干渉低減のためのエコー消去についての発出信号のローカルコピーに応じて決まってもよい。いくつかのシステムでは、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイント衛星通信のための平衡アプローチは、通信リンクの両方の端部(例えば、送信器−受信器のペア)において特定の信号処理を必要とするかもしれない。他のシステムで、不平衡アプローチは、1つのサイトでのみ信号処理を必要とするかもしれない。図1の通信システム100は不平衡アプローチの例であり、地上ステーション106は後述する伝達された信号のローカルコピーを有さない。
地上ステーション102は信号122(T)を衛星110へ送信してもよく、それはそれから地上ステーション104、106へリレーされる。地上ステーション104は信号124(T)を衛星110へ送信してもよく、それはそれから地上ステーション102および地上ステーション106へリレーされる。地上ステーション102は、(S+Sとして示された)合成信号134として、信号124(T)およびそれ自身が送信した信号122(T)のエコーを受信してもよい。同様に、地上ステーション104は、(S+Sとして示された)合成信号132として、信号122(T)およびそれ自身が送信した信号124(T)のエコーを受信してもよい。図1で使用される「T」は地上ステーション102、104、106のうちの1つまたは複数において送信された信号を示し、一方で「S」は、地上ステーション102、104、106の1つまたは複数において受信された対応する信号を示す。「S」および「S」はまた、合成信号(例えば、合成信号132、134、136)の成分信号を指しうる。
いくつかの実施形態では、地上ステーション102、104の両方が、エコー消去で使用するよう送信した信号122、124のローカルコピーを有してもよい。一部のケースで、自己干渉で送信した信号の除去は、エコー消去のようなプロセスを用いて遂行される。そのような実施形態で、「エコー」を、送信信号122、124のサンプリング、遅延線(図示せず)を通したこの信号の処理、着信合成信号132、134の位相およびゲインのマッチング、およびダウンリンク信号内の送信した信号を消去し処理された周波数空間内で付加された信号を抽出することにより提供してもよい。エコー消去は、いくつかの干渉低減レベルが信号122および信号124をそれぞれ受信および正常に復調可能でありうるように、通信システム100内にいくつかの干渉低減レベルを提供してもよい。
他方で地上ステーション106は、それ自身の信号を送信せず、よって信号122(S)および信号124(S)の受信および処理についての重要なエコー消去機能を有さなくてもよい。地上ステーション106で受信されるとき、信号122(S)および信号124(S)を共に合成信号136と呼ぶ。合成信号136は、合成信号132および合成信号134と同様に、2つの信号、S+Sの組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、信号122および信号124のどちらかまたは両方は、地上ステーション106を対象とする信号でありうる。
地上ステーション102、104、106のそれぞれは、それ自身のゲートウェイを有することが可能である。例えば、地上ステーション102はゲートウェイ144を有することが可能であり、地上ステーション104はゲートウェイ142を有することが可能であり、地上ステーション106はゲートウェイ140を有することが可能である。ゲートウェイ140、142、144のそれぞれは、地上ステーション146aから146nに接続された(例えば通信する)ゲートウェイ142と同様に、複数の地上ステーションに接続可能である。ゲートウェイ140、142、144のそれぞれを、地上ネットワーク148を介して共に通信可能に接続可能である。例えば、地上ネットワーク148はインターネットであることが可能である。本明細書で使用されるゲートウェイは、インターネットツー軌道ゲートウェイ(I2O)、または衛星システムと地上ネットワーク148に接続された他の地上装置間の他の同様のインタフェースを指すことができる。ゲートウェイ140、142、144のそれぞれは、デジタルネットワーク(例えば、SPECTRALNET)にわたり送信するよう、未処理の衛星通信送信をカプセル化または別の方法でコード化可能ないくつかの装置または他のプロセッサを有することが可能である。いくつかの例では、ゲートウェイ140、142、144は、インターネットプロトコル(IP)通信によりパケット化して移送する信号内の情報を復号することなく未処理の信号をコード化可能である。そのようなシステムは、デジタル中間周波数(IF)システムであることが可能である。デジタルIFは、IFにおける信号のデジタル化、またはデジタルまたはパケット交換ネットワークにわたるインターネットプロトコル(IP)パケットを介して無線周波数(RF)を送信し、それからRFデータのパケット化された同位相および直交(I/Q)表現からの本来の信号の再構成、または信号の処理のどちらかを行うプロセスである。
しかし合成信号136は、異なる作動環境による様々な形態およびレベルの干渉の影響を受けやすいかもしれない。いくつかの実施形態では、合成信号132、134、136はさらに、エコー干渉に加え干渉量の変化を含む。他の実施形態では、合成信号132、134、136内で見られる1つまたは複数の信号122、124をまた、本明細書では成分信号と呼びうる。共に送信された2つの変調信号もまた、付加的な変調とみなしてもよい。よって例えば、信号122および信号124を、合成信号136の成分信号と呼びうる。
いくつかの実施形態では、対象となる信号(例えば、信号122または信号124)を特徴付け、それから合成信号136から消去することが可能である。例えば、信号122が対象となる信号である場合、それを特徴付け、それから合成信号136から消去し、残留信号および/またはノイズフロアを残すことが可能である。本明細書で使用されるノイズフロアは、測定システム内のノイズ源全ておよび所望されない信号の合計で形成された信号の測定値を通常指し、ノイズは監視される信号以外のあらゆる信号と定義される。ノイズフロアは、合成信号136から対象となる信号(例えば、信号122、124)が取り除かれた後の残留信号または残りのノイズであると説明できる。それからノイズフロアを、本明細書に記載された干渉軽減または干渉除去方法(図4および図5に関連して後述)を用いて特徴付け、消去信号を生成可能である。
いくつかの実施形態では、ノイズフロアを特徴付けなくてもよい。従って、生成された消去信号をフィードフォワードループ内で合成信号のコピーと組み合わせ、一方で周波数および振幅の変動を補正し、ノイズフロアを減少することが可能である。これは、対象となる信号の信号対ノイズ(SNR)比を上げる結果をもたらしうる。これは、高位の変調スキームの使用を可能にすることにより潜在的なデータスループットを増加し、よって衛星110全体のスループットを増加することが可能である。信号理論では、ノイズフロアは、測定システム内の所望されない信号を含むノイズ源全ての合計の測定値であり、ノイズは監視される信号以外のあらゆる信号と定義される。ノイズフロアを、2つ以上の方法のうちの1つで特徴付けることが可能である。ノイズフロアを、「システムノイズフロア」、または「チャネルノイズフロア」と呼んでもよい。チャネルノイズフロアは、使用中のチャネル、つまり対象となる信号(1つまたは複数)122、124を伝えるチャネルのノイズフロアであってもよい。いくつかの例では、これは外部の信号または近接した信号を含まなくてもよい。他方でシステムノイズフロアは、近接した帯域幅または重なる帯域内で伝達されるいくつかの他の信号を考慮することが可能である。
いくつかの実施形態では、利用可能な周波数スペクトルの使用を最大化するため、信号122および信号124は同一または同様の帯域幅を使用してもよい。いくつかの実施形態では、信号122および信号124は、同一の振幅を有してもよい。いくつかの他の実施形態で、信号122および信号124は、帯域幅、位相、および振幅のうちの1つまたは複数でわずかに異なってもよい。従って地上ステーション102、104は、偶然または意図的に同様の周波数、帯域幅、および電力レベル(例えば振幅)を使用して、それらのそれぞれの信号(T、T)、例えば信号122および信号124を送信するかもしれない。よって、地上ステーション106が信号122および信号124を受信し、受信された信号間でかなりまたは完全な周波数の重なりがあるかもしれない。いくつかの実施形態では、図5に関連して後述するように、3つ以上の重なった信号があるかもしれない。2つ以上の対象となる信号の重なりは、地上ステーション106に、重なりもしかすると干渉する信号、例えば信号122および信号124の分離および解析を必要とするいくつかの問題を提示するかもしれない。
本明細書に記載される変調は、アナログ変調またはデジタル変調を含んでもよいが、それらに限定されない。本明細書で述べるいくつかの変調スキームは、直交振幅変調(QAM)、位相偏移変調(PSK)、バイナリPSK(BPSK)、直交PSK(QPSK)、差動PSK(DPSK)、差動QPSK(DQPSK)、振幅および位相偏移変調(APSK)、オフセットQPSK(OQPSK)、振幅偏移変調(ASK)、最小偏移変調(MSK)、他のタイプの変調の中でもガウスMSK(GMSK)、時分割多元接続(TDMA)、コード分割多重アクセス(CDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、および連続位相変調(CPM)を含むことが可能であるが、それらに限定されない。例えば、QAMおよびAPSKのようないくつかの変調タイプはまた、例えば2〜3例を挙げると4QAM、8QAM、および16APSKと係数で異なってもよい。
図2は、複数の近接した衛星ビームの地理的範囲の図式的な描写である。衛星通信システム(システム)190は、複数のスポットビーム衛星の地理的到達範囲(到達範囲)160を有することが可能である。システム190はシステム100と同様でありえ、到達範囲160が、1つまたは複数の衛星(例えば衛星110)からの信号または送信、または周波数で重なるかもしれない他の信号または送信と関連付けられる。それぞれのビームの到達範囲160は個々に160a、160b、160c、160d、160e、160f、160g、160hと呼ぶが、集合的に到達範囲160と呼ぶかもしれない。いくつかの例では、対地同期(または一部のケースで静止)衛星は、指定された「到達範囲」または地理的領域を有することが可能であり、その中で衛星通信が受信されることが意図される。複数の地上ステーション150は、それぞれの到達範囲160内に送信された信号を受信可能である。地上ステーション150は、個々に150a、150b、150c、150d、150e、150f、150gと呼ぶ。地上ステーション150は、図1の地上ステーション102、104、106、146と同様または同一であることが可能である。地上ステーション150のそれぞれは、それらのそれぞれの到達範囲160内で1つまたは複数の信号(例えば信号122、124)を送信および受信可能である。与えられた到達範囲160内に、2つ以上の地上ステーション150が存在することが可能である。
到達範囲160hを、例えば他の基地局170と関連付けることが可能である。基地局170を、セルラーサービスプロバイダまたは他の無線サービスと関連付けてもよい。基地局170は、地上ステーション150および到達範囲160a〜160gと関連する送信の周波数の範囲と重なる周波数の範囲で作動可能である。基地局170は例えば、WiMAX(ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス)サービスプロバイダであることが可能である。
いくつかの例では、到達範囲160はまた、衛星地上ステーション150のIF帯域において重なり、そのレベルで干渉することがありうる。干渉はまた、複数のRFまたはIF周波数で起こりうる。従って干渉信号は、干渉をもたらすのに対象となる信号と正確に同一の周波数である必要はない。衛星地上システムは、およそ22、000マイル超離れた電力が限定された衛星から信号を受信するよう意図されるとき、非常に高感度なので、地上システムは衛星地上システムアンテナにおいてより高い放射電力を有する。
いくつかの実施形態では、到達範囲160は、衛星の軌道を通して地理的位置上で比較的に静止を維持することが可能である。いくつかの他の実施形態で、いくつかの衛星はまた、それらの送信(例えばビーム)をたどりまたは形成し、それぞれの到達範囲160を再形成または移動する能力を有する。しかし、高いパーセンテージの帯域幅の使用、およびそれぞれの衛星(例えば衛星110)と地上ステーション150の間のチャネル分布がコンパクトなたぐいであれば、近接した到達範囲160間で重なりがありうる。近接したビームまたは到達範囲間の重なりは必ずしもメインビーム内でなく、すなわちそれは3dBのロールオフポイントの外側でありうる。いくつかの例では、干渉を最小化するように、到達範囲160は地理的に分離され、または異なる周波数または分極で使用される。しかし、ビームパターンのロールオフが3dBを超え、信号/ビームのある減衰がもっと低い強度においてさえも残るので、衛星ビーム(例えば到達範囲160)はなお重なりうる。従って、到達範囲160はそれぞれの衛星ビームのメイン部分の外側の領域を示すが、なお近隣の地上ステーション150への干渉を引き起こすのに十分な領域内でありうる。
例えば、到達範囲160aは到達範囲160dおよび到達範囲160bと重なる。一部のケースで、到達範囲160は、到達範囲160eのような複数の近接した衛星到達範囲160と重なりうる。地上ステーション150eはそのとき、近接した到達範囲160からの信号からの干渉により増加されたノイズフロアを有しうる。これは、システムノイズフロアを増加しうる。地上ステーション150のそれぞれは、地上ネットワーク148を介して接続可能である。同様に地上ステーション150のそれぞれは、1つまたは複数のゲートウェイ(例えばゲートウェイ140、142、144)に接続可能である。いくつかの例では、地上ステーション150を同一のゲートウェイに接続可能である。いくつかの他の例では、地上ステーション150はそれぞれ異なるゲートウェイに接続可能である。
図3は、周波数および振幅で重なる図2の複数の衛星信号のグラフ表示である。区画170で、到達範囲160(図2)に関連する信号が、振幅(垂直またはY軸)および周波数(水平またはX軸)で示されている。例えば対象となる信号は、地上ステーション150eにおいて受信が意図された信号172であってもよい。信号172は地上ステーション102により送信される信号Sと同様であってもよく、信号Sと重なってもよい。信号S、または他の干渉する送信は、地上ステーション150fおよび従って関連する到達範囲160fのような他の宛先が意図されうる。到達範囲160fおよび干渉信号174は、到達範囲160c、160h、160g、160d、または160bより多くの重なりを到達範囲160eと有しうる。よって干渉信号174は、他の干渉(または重なる)信号より大きい対象となる信号172の受信への干渉源を示すかもしれない。干渉信号174のような信号の低減は、システムノイズフロアを低減可能である。これはまた、信号172について必要とされる処理の量を減少させる。ノイズフロアにおける減少は、少量、例えば5から10パーセントであるかもしれない。しかし、5から10パーセントは相対的に見れば少量に見えるかもしれないが、高スループットの衛星(HTS)システムで、例示の5から10パーセントは移送されるデータの量の中ではかなりの増加になりうる。他の(例えば他の到達範囲160から)重なる信号は、対象となる信号136に例示の5から10パーセントより著しいまたは少ない効果を有しうる。
一部のケースで、干渉信号174のような干渉信号は、例えば地上ステーション150fでの受信が意図されるコヒーレント信号である可能性がある。従って干渉信号174は、単なる「バックグラウンドノイズ」ではない。干渉の観点からは、干渉信号174は、それが対象となる信号172の受信を干渉している範囲については「ノイズ」であるが、その成分送信はコヒーレント信号であるので、それらを特徴付け、従ってそれらを消去するのはより容易でありうる。これは、ノイズフロアを減少することが可能である。
いくつかの例では、地上ステーション150fは、対象となる信号172を含む合成信号(例えば図1の合成信号136)および1つまたは複数の干渉信号(例えば干渉信号174)および他のノイズを受信可能である。いくつかの実施形態では、干渉信号174を、例えば補助的な地上アンテナのような他の源から受信し、合成信号から消去することが可能である。そのような消去は、送信器がそれ自身が送信した信号のコピーを保持し、受信された信号からエコーを消去するエコー消去と同様であることが可能である。地上ステーション150eが他のアンテナまたはネットワークから干渉信号174のコヒーレントバージョンを受信する場合、そのような「エコー消去」方法を採用可能である。これはまた、干渉信号174が例えばセルラー、WiMAX、または衛星通信と同様の帯域幅を用いる他の無線システムからである場合にも有用でありうる。
いくつかの他の実施形態で、他の到達範囲160に関連する他の干渉信号を、ゲートウェイ(例えばゲートウェイ140、142、144)を介して利用可能である。例えば地上ステーション150b、150c、150e、150fを同一のゲートウェイに関連付けてもよく、同じ方法でゲートウェイ142は地上ステーション104、146a〜146nに関連付けられる(または接続される)。従って、地上ステーション150fに関連する干渉信号174のようないくつかの他の干渉信号を、ゲートウェイとの直接リンクにより利用可能でありうる。いくつかの他の例で、干渉信号174は、パケット交換またはデジタルネットワークを介して他のゲートウェイ(例えばゲートウェイ144)から地上ネットワーク148にわたって利用可能でありうる。そのような実施形態で、与えられた地上ステーションにおいて同一のゲートウェイを通って複数の信号が到達するので、他の干渉信号を、IPネットワークを介したSPECTRALNETシステム、またはゲートウェイへの直接リンクによるような他の手段により、干渉キャンセラに利用可能にできる。これは、システムノイズフロアを減少することが可能である。5%の減少でさえも、HTSシステムでの使用においては帯域幅内で劇的な増加でありうる。
図4は、図1の通信システム内で採用されうる通信装置の構成要素の機能ブロック図である。示されるように、通信装置200を、図1および図2の地上ステーションとして実施してもよい。例えば、通信装置200は地上ステーション106を備えてもよい。
通信装置(「装置」)200は、通信装置200の動作を制御するプロセッサ204を有してもよい。プロセッサ204をまた、中央処理装置(CPU)と呼んでもよい。通信装置200はさらに、プロセッサ204に動作可能に接続されたメモリ206を有してもよく、メモリ206は読み出し専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を有してもよく、プロセッサ204に命令およびデータを提供する。メモリ206の部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含んでもよい。プロセッサ204は通常、メモリ206内に格納されたプログラム命令に基づき、論理的および数学的動作を実行する。メモリ206内の命令を、本明細書に記載された方法を実行するよう実行可能であってもよい。
通信装置200が受信ノードまたは地上ステーションとして実行または使用されるとき、プロセッサ204を複数の異なる信号タイプの情報を処理するよう構成してもよい。そのような実施形態で、通信装置200を地上ステーション106として実行し、合成信号136を受信して解析またはその成分信号(例えば信号122および信号124)に分離するよう構成してもよい。例えばプロセッサ204を、信号122、124を統合または再生成するため、他の送信特性の中でとりわけ周波数、帯域幅、変調タイプ、形成因子およびシンボル軌道を判断するよう構成してもよい。プロセッサ204は、そのような判断を有効化するよう、いくつかの信号分離および干渉低減モジュール(「モジュール」)202内で、種々のプロセスまたは方法を実行してもよい。モジュール202はまた、図5と関連して後述する適応性再生技術(ART)を有してもよい。
プロセッサ204はさらに、1つまたは複数の適応性イコライザ(図示せず)を有してもよい。適応性イコライザを、時間領域内で着信信号を推定し特徴付けるよう構成してもよい。
プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサ204と共に実行される処理システムの構成要素を備えてもよく、または処理システムの構成要素であってもよい。1つまたは複数のプロセッサ204を、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能な論理装置(PLD)、コントローラ、ステートマシン、ゲーテッドロジック、個別のハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態マシン、または、計算または他の情報操作を実行可能なあらゆる他の適切なエンティティのあらゆる組み合わせで実行してもよい。
プロセッサ204はまた、ソフトウェアを格納する機械可読な媒体を有してもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または他にどのように呼ばれようとも、あらゆるタイプの命令を広く意味すると解釈されるべきである。命令は、(例えばソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能なコードフォーマット、またはあらゆる他の適切なコードのフォーマットの)コードを有してもよい。命令は、1つまたは複数のプロセッサ204により実行されるとき、処理システムに本明細書に記載された種々の機能を実行させる。
通信装置200はまた筐体208を有してもよく、筐体208は通信装置200と離れた箇所の間のデータの送信および受信を可能にする送信器210および受信器212を有してもよい。例えばそのような通信は、地上ステーション102、104、106、150の間で起こりうる。送信器210および受信器212を、送受信器214へ組み合わせてもよい。アンテナ216を、筐体208に取り付けてもよく、送受信器214へ、または送信器210および受信器212へ独立して電気的に接続してもよい。通信装置200はまた、複数の送信器、複数の受信器、複数の送受信器および/または複数のアンテナ(図示せず)を有してもよい。
通信装置200はまた信号検出器218を有してもよく、信号検出器218を送受信器214により受信される信号のレベルを検出および定量化しようとするために使用してもよい。信号検出器218は、そのような信号を、周波数、帯域幅、シンボルレート、トータルエネルギー、シンボルあたりのエネルギー、パワースペクトル密度および他の信号特性として検出してもよい。信号検出器218はまた、(図5に記載の)「ウィンドウ化モジュール」を有してもよく、着信データ(例えば1つまたは複数の信号122、124)を処理し、プロセッサ204が使用中の無線通信帯域の正しく帯域幅が限定された部分を受信するのを確実にするようさらに構成してもよい。非限定の例として、地上ステーション102、104へおよびそれらからのある伝達は、特定の時間および時間による周波数の変動を受けかねず、その伝達は衛星110により受信され、地上ステーション106へ別ルートで送られる。そのような変動は、他の因子の中でもとりわけドップラーシフトおよび移動した距離によるものでありうる。従って、プロセッサ204が信号(1つまたは複数)122、124、136を含むスペクトルの正しい部分を受信したのを確実にするよう、信号検出器218(またはウィンドウ化モジュール)は、帯域幅および中央周波数について着信信号(1つまたは複数)136を修正してもよい。
通信装置200はまた、信号処理に使用するデジタル信号プロセッサ(DSP)220を有してもよい。DSP220を、送信のためのデータユニットを生成するよう構成してもよい。DSP220はさらに、信号検出器218およびプロセッサ204と協働し、合成信号136のいくつかの特性を判断してもよい。
通信装置200はさらに、ユーザ・インタフェース222を備えてもよい。ユーザ・インタフェース222は、キーパッド、マイクロホン、スピーカ、および/またはディスプレイを備えてもよい。ユーザ・インタフェース222は、通信装置200のユーザに情報を伝送し、および/またはそのユーザからの入力を受信するあらゆる構成要素または部材を有してもよい。
本明細書に記載された通信装置200の種々の構成要素を、バスシステム226により共に接続してもよい。バスシステム226は、例えばデータバス、データバスと同様にデータバスに加え電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを有してもよい。当業者は、いくつかの他のメカニズムを用いて通信装置200の構成要素を共に接続または入力を互いに受け入れまたは提供してもよいことを理解するだろう。バスシステム226はさらに、通信装置を地上ネットワーク148に接続、例えば第1の通信装置を1つまたは複数の第2の通信装置に接続可能である。
多数の分離した構成要素が図4で示されるが、構成要素のうちの1つまたは複数を組み合わせまたは共同で実行してもよい。例えば、プロセッサ204について前述した機能を実行するのみだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220について前述した機能を実行するためにプロセッサ204を使用してもよい。さらに、図4で示される構成要素のそれぞれを、複数の分離した構成要素を用いて実行してもよい。さらに、プロセッサ204(または1つまたは複数のプロセッサ)を、あらゆる構成要素、モジュール、回路または後述するものなどを実行するのに使用してもよく、またはそれぞれを、複数の分離した構成要素を用いて実行してもよい。
図5は、信号復調器(「復調器」)の機能ブロック図である。復調器300は未処理の信号310を受信可能であり、その部分は1つまたは複数の対象となる信号を含みうる。例えば、地上ステーション106は合成信号136を含む未処理の信号310を受信してもよく、それは前述のように複数の成分信号122、124を含みうる。未処理の信号310は、無線通信(例えば衛星通信)で使用する周波数の全体のスペクトル(1つまたは複数)を含んでもよい。
未処理の信号310は受信器212(図4)により受信され、デジタル化モジュール320により処理される。デジタル化モジュール320は、未処理の信号310をアナログ信号からデジタル信号へ変換する1つまたは複数のアナログ−デジタル(A2D)変換器を備えることが可能である。デジタル化モジュール320は、デジタル化信号322を出力可能である。
復調器300はさらに、デジタル化モジュール320に動作可能に接続されたウィンドウ化モジュール325を有する。前述のように、ウィンドウ化モジュール325は、信号検出器218の構成要素であることが可能である。ウィンドウ化モジュール325はまた、本明細書に記載されたプロセスを完了するため、プロセッサ204およびDSP220と協働可能である。
いくつかの実施形態では、ウィンドウ化モジュール325を、デジタル化信号322の帯域幅を限定、またはデジタル化信号322の部分に焦点を当て、復調器300が対象となる信号(1つまたは複数)を含むスペクトルの所望の部分を処理するのを確実にするよう構成可能である。いくつかの実施形態では、スペクトルの所望の部分は、1つまたは複数の対象となる信号(例えば、信号122および信号124)を含んでもよい。対象となる信号(1つまたは複数)(例えば、合成信号136および信号122、124)が復調器300により処理されるように、ウィンドウ化モジュール325はまた、中央周波数および帯域幅のスペクトルの帯域幅で限定された部分を修正可能である。後述の記載のために、ウィンドウ化モジュール325により限定されたデジタル化信号322の帯域幅で限定された部分を、本明細書では通常ウィンドウ化信号328と呼ぶ。いくつかの実施形態では、ウィンドウ化信号328は、複数の成分信号(例えば信号122および信号124、または図3に示され到達範囲160に関連する信号)を含む合成信号136のデジタル形態であってもよい。成分信号のうちの1つまたは複数は、例えば単一の対象172のような対象となる信号(1つまたは複数)であることが可能である。
復調器300はさらに、干渉検出器330を有することが可能である。いくつかの実施形態では、干渉検出器330を、ウィンドウ化信号328を受信し、信号122および信号124、または他の干渉信号に加え合成信号136の存在を判断するよう構成可能である。いくつかの実施形態では、合成信号136として共に伝送されるとき、自身が個別に変調された(例えばQPSK、4QAM、16APSKなど)2つ以上の信号を、さらに変調とみなしてもよい。
干渉検出器330は、複数の干渉信号(例えば、信号122および信号124)の存在を判断するよう、着信ウィンドウ化信号325を時間領域内で処理可能である。干渉検出器330はまた、周波数領域内のウィンドウ化信号328も処理可能である。いくつかの実施形態では、干渉検出器330は、複数の成分信号の存在を判断するよう、ウィンドウ化信号328の係数のフーリエ変換を分析可能である。いくつかの他の実施形態で、干渉検出器330により実行されるプロセスを、ソフトウェアで実行可能である。
干渉検出器330は、少なくとも変調推定値およびシンボルレートまたはクロックレートを判断するよう、周波数および時間の両方でプロセスを使用してもよい。いくつかの実施形態では、変調推定値は、持続波(CW)がn乗されたウィンドウ化信号328の結果になるまで、ウィンドウ化信号328に自身をn乗することにより得られうる。本明細書で使用される、信号に自身を乗算する、または信号をn乗する動作は、通常「べき乗」と呼ばれる。ウィンドウ化信号328のべき乗を、複数回完了し、時間領域および周波数領域内の複数の成分信号の存在を判断することが可能である。従って、干渉検出器330(または信号検出器218)がウィンドウ化信号328内に1つ、2つまたはそれを超える数の信号が存在すると判断するまで、ウィンドウ化信号328に自身を乗算してもよい。成分信号(例えば、信号122および信号124)のそれぞれは異なる変調を有してもよく、よってCWの結果を異なるn乗で生成する。例えば、3つの異なる変調タイプの成分信号を有する合成信号136のべき乗は、3つの異なるn乗で3つの異なるCW波形を生成しうる。他の例では、成分信号の2つ以上が同一の変調を有しえて、よってCW波形は同一の値のnでの結果になるであろう。いくつかの実施形態では、n乗は2の倍数である。
干渉検出器330はさらに、ウィンドウ化信号328のべき乗機能を通してシンボルレートの推定値を得ることが可能である。ウィンドウ化信号328のべき乗は、関連したシンボルレートの指標または推定値をもたらしうる。いくつかの実施形態では、信号に何度も自身を乗算するとき、シンボルの位相を相互に関連付けまたは消去してもよく、周波数領域内で単一の周波数により示されるCW結果をもたらす。このプロセスは、CW周波数周辺に均一に間隔を空けた小さなサイドローブ(例えば「サイド突起」)を生じるかもしれない。サイドローブの間隔は、対応する成分信号のキャリアのシンボルレートに関連し、シンボルレートの推定に使用してもよい。干渉検出器330はさらに、べき乗の結果(1つまたは複数)および「サイド突起」の間隔を使用し、さらに1つまたは複数のシンボルレート推定値を精密化して、成分信号に対応する1つまたは複数の実際のシンボルレートを得るよう構成された1つまたは複数の適応性イコライザ(図示せず)を有することが可能である。いくつかの実施形態では、そのような適応性イコライザは、複数のシンボルレート推定値で実際のシンボルレートを得るよう実行可能である。いくつかの実施形態では、このプロセスを、nのそれぞれの異なる値(例えばn乗)について完了してもよい。1つまたは複数の実際のシンボルレートは、ウィンドウ化信号328内に存在する1つまたは複数の成分信号に対応可能である。例えば、合成信号が(上記のように)3つの異なるシンボルレートを持つ3つの例示的な成分信号を有する場合、干渉検出器330により3つの別個のシンボルレートを得ることが可能である。実施形態で、2つ以上の成分信号が同一のシンボルレートを持って存在してもよい。別の実施形態では、2つ以上の成分信号(例えば信号122および信号124または対象となる信号172)が、同一のシンボルレートだが異なる変調を有することが可能である。
復調器300はさらに、1つまたは複数の適応性再生器(「ART」)350を有することが可能である。本明細書で使用される頭字語「ART」は「適応性再生技術」を表し、通常ART350を備えるプロセッサを指しうる。図5のART350は、複数のサブコンポーネントまたはモジュールを有してもよい。干渉検出器330により1つまたは複数の信号(例えば、対象となる信号および干渉信号)が検出されるとき、ウィンドウ化信号328はART350内の分離器モジュール352を通ってもよい。
分離器モジュール352は、(干渉検出器330からの)変調推定値を用いてシンボルレートのX倍でウィンドウ化信号328をリサンプルしてもよい。いくつかの実施形態では、ウィンドウ化信号328を、干渉検出器330と同様に、干渉検出器330により検出されたそれぞれのシンボルレートについて、シンボルレートのX倍でリサンプル可能である。よって分離器モジュール352は高速で着信成分信号(1つまたは複数)をサンプリングし、シンボル軌道、形成因子およびウィンドウ化信号328内に存在する成分信号のそれぞれの変調タイプのより正確な推定値を得ることが可能である。分離器モジュール352はまた、成分信号の周波数および帯域幅、およびウィンドウ化信号328内の成分信号(例えば信号122、124)のそれぞれの間の位相オフセットを判断することが可能である。本明細書で使用される形成因子は、与えられた成分信号(例えば信号122または信号124)の信号エネルギーの集中または分布を通常指しうる。いくつかの実施形態では、形成因子は、ウィンドウ化信号328のコサインスペクトルの平方根でありうる。ウィンドウ化信号328の周波数領域を指すとき形成因子を使用してもよく、一方でウィンドウ化信号328の時間領域を指すとき「パルス形成」を使用してもよい。
ART350はさらに、分離器モジュール352に動作可能に接続された再生器モジュール354を有することが可能である。再生器モジュール354は、成分信号の形成因子、変調、および位相オフセットと結び付けてシンボル軌道を使用し、成分信号(例えば、信号122、124または対象となる信号172)のそれぞれを統合または再生成することが可能である。再生器モジュール354はさらに、成分信号の再生成に、帯域幅、周波数オフセット、および振幅を使用してもよい。いくつかの実施形態では、成分信号(例えば、信号122、124または対象となる信号172)のそれぞれの復調を、同時にまたは少なくとも同時的に完了してもよい。
いくつかの実施形態では、再生器モジュール354が統合されまたは再生成されたバージョンの成分信号を出力する場合、プロセッサ204は、成分信号のどれが所望の信号(1つまたは複数)であるかを判断し、保護またはそうでなければ分離し、所望の信号(例えば信号122)に集中してもよい。例えば、信号122および信号124がウィンドウ化信号328の成分信号である場合、プロセッサは所望の信号として信号122を選択し、信号122の干渉がないバージョンを出力してもよい。いくつかの実施形態では、対象となる信号(例えば信号122)を、合成信号136のノイズフロアをさらに特徴付けるのに使用可能である。それからノイズフロアを、対象となる信号(例えば信号122)のSNRを増加するよう消去可能である。
再生成された信号(1つまたは複数)が対象となる信号でない場合、それらを干渉消去に使用してもよい。ART350はさらに、再生器モジュール354に動作可能に接続された反転モジュール356を有することが可能である。反転モジュール356は、信号122を反転し、信号122の反転コピーを消去モジュール360のデジタル化信号322のコピーと合計可能である。処理時間により、デジタル化信号322のコピーを遅延モジュール365を通して提供してもよい。消去モジュール360は、干渉低減信号370の生成のため、ゲインおよび位相について干渉信号の反転コピーを未処理の信号310で修正してもよい。いくつかの実施形態では、干渉低減信号370を、存在するあらゆる干渉をさらに低減するよう再度処理してもよい。干渉低減信号370を、所望の信号(例えば信号122)のコピー、または干渉信号(例えば信号124)が消去されたデジタル化信号322のコピーとみなしてもよい。他の例では、干渉低減信号370はまた、ノイズフロアを減少するために干渉信号174が対象となる信号172から消去された対象となる信号172のコピーであることが可能である。
いくつかの実施形態では、復調器300はさらに、消去モジュール360および再生器モジュール354に接続されたデジタル−アナログ(D2A)変換器(図示せず)を有することが可能であり、それは処理された信号をアナログ信号に変換して戻してもよい。
図6は、信号分離方法のフローチャートである。示されるように、信号分離方法(「方法」)400は、ブロック402で始まり、未処理の信号310(図5参照)を受信する。ブロック402で、未処理の信号310をまた、デジタル化モジュール320によりデジタル化してもよい。いくつかの実施形態では、対象となる信号(1つまたは複数)(例えば、信号122、124)は、未処理の信号310のスペクトルの一部を占有するのみでもよい。また、復調システム300は、信号処理を考慮して未処理の信号310の量を選択的に限定してもよい。ブロック410で、ウィンドウ化モジュール325は、復調システム300が対象となる帯域幅とみなす帯域幅を調整可能である。例えば、未処理の信号310は、対象となる信号(1つまたは複数)(例えば、信号122および信号124)のみではなく地上ステーション106へ必ずしも意図されない種々の他の送信または他の干渉する送信を含む広い範囲の周波数でありうる。従ってブロック410で、ウィンドウ化モジュール325は、信号122が受信されると予測される帯域幅に集中するよう、未処理の信号310(例えば、ウィンドウ化信号328(図5))の帯域を制限してもよい。いくつかの実施形態では、信号122および信号124の両方が対象となる信号でありえ、よってウィンドウ化モジュール325は、信号122および信号124の両方を受信するよう未処理の信号310の帯域を制限することが可能である。いくつかの他の実施形態で、ウィンドウ化信号328は、信号122、124より多くを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、信号122、信号124、または受信されるあらゆる他の干渉信号について復調器300がわずかまたは全く情報を既知でなくてもよい。しかし一部のケースで、少なくとも予測される帯域幅が既知であってもよい。
地上ステーション102または地上ステーション104から衛星110へ、およびそれから地上ステーション106への長い送信距離にわたるドップラーシフトのため、ある程度の時間遅延または周波数における変化がおこりうる。例えば信号124は、1.44MHz(メガヘルツ)の中央周波数および22MHzの帯域幅を有すると予測されるかもしれない。そのような信号(例えば信号124)は長い送信路にわたって時間および周波数で変更されるかもしれず、よってウィンドウ化モジュール325により判断されるとき、1.452MHzの中央周波数および22.64MHzの帯域幅を有する合成信号136の一部として地上ステーション106に到着するかもしれない。ウィンドウ化信号328の帯域幅および中央周波数はさらに、例えばプロセッサ204により判断される他の因子に影響されうる。
よっていくつかの実施形態では、ウィンドウ化モジュール325はさらに、信号124に集中するよう、スペクトルの受信された部分(例えば未処理の信号310)の帯域幅を調整してもよい。別の実施形態では、合成信号136は、1つまたは複数の成分信号(例えば信号122および信号124)を有してもよい。ウィンドウ化モジュール325はそれから、全ての成分信号(例えば信号122、124)を包含するよう、受信された未処理の信号310の帯域幅を調整してもよい。図8A、図8B、および図8Cと関連して後述するように、合成信号136は周波数で重なった複数の成分信号122、124を有してもよい。
ブロック420で、干渉検出器330は、ウィンドウ化信号328をべき乗してもよい。べき乗プロセスは、ウィンドウ化信号328をn乗する、またはCWがn乗された結果になるまでウィンドウ化信号328に自身をn回乗算することを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、べき乗は時間領域内で完了可能である。干渉検出器330を、ウィンドウ化信号328の時間領域内の小さな時間ブロック内でそのような動作を実行するよう構成可能である。いくつかの実施形態では、これをソフトウェアにより実行してもよい。
判断ブロック425で、干渉検出器330は、べき乗により1つまたは複数のCWが生成されたかどうか判断してもよい。されていなければ、ブロック430で方法400はnを増加してもよい。方法400はそれからブロック420へ戻り、例えばn+2でウィンドウ化信号328を再度べき乗する。ブロック420でのべき乗を、1つまたは複数のCWが存在するまで繰り返してもよい。
いくつかの実施形態では、合成信号136(例えば、ウィンドウ化信号328)内の複数の成分信号は、異なるn乗で2つ以上のCW結果を出してもよい。例えば、信号122がBPSKを用いて変調される場合、持続波はn=2での結果になってもよい。他の例として、信号124がQPSKを用いて変調される場合、そのときCW波形はn=4のべき乗の結果になるであろう。いくつかの実施形態では、nは2の因数である。べき乗指数nは、そのとき変調タイプの指標、1=CW、2=BPSK、4=QPSK、およびn=mまでを提供する。いくつかの実施形態では、mは2の倍数のあらゆる整数であってもよい。QPSKと16QAMの間で、例えば両方がn=4でCWを出しうるとき、曖昧さをなくすためにいくつかの付加的なプロセスが必要とされるかもしれない。これは、詳細をさらに後述する。
いくつかの実施形態では、干渉検出器330により受信されたウィンドウ化信号328を、IおよびQの形態のシンボルのデータストリームとして受信してもよく、Iは実軸上のシンボル座標を表し、Qは虚軸上のシンボル座標を表す。IおよびQのデータを、与えられたシンボルの極座標を表すようさらに実行してもよい。従って、複合信号を、S=S+Sとして表すことが可能である。信号Sはべき乗され(例えばn乗され)、nは例えば2の倍数、n=2、4、8、12、16、24、32などであることが可能である。nの値(1つまたは複数)は、1つまたは複数の変調タイプを表すことが可能である。信号S、SおよびSの複合構成要素もまた、変調タイプが一定の振幅を有するかどうか判断するようべき乗可能である。例えばn=4では、変調はQPSKまたはQAMでありうる。2つのタイプの間の曖昧さをなくすため、IおよびQのそれぞれの四分円内に複数の電力および位相状態があるかどうか判断するよう、干渉検出器330は、シンボル電力および位相を示すシンボルベクトルのヒストグラムを作ることが可能である。ヒストグラムは、Sの変調がQPSK、8QAM、16QAM、または64QAMであるかどうかを明らかにすることが可能である。いくつかの実施形態では、APSK(例えば、16−APSKまたは32−APSK)が存在するかもしれない。そのような信号は、デジタルビデオ放送衛星第2世代(DVB−S2)に関連するかもしれない。いくつかの他の実施形態で、干渉検出器330はさらに、他の変調タイプの中でとりわけ図1の説明で前述したもののようなMSK、GMSK、OQPSK、および8PSKを識別可能である。
ブロック412で、干渉検出器330はまた、ウィンドウ化信号328内の1つまたは複数の成分信号の1つまたは複数のシンボルレートを得ることが可能である。前述のように、干渉検出器330は、1つまたは複数の成分信号に対応する1つまたは複数のシンボルレート推定値を精密化するため、べき乗の結果を使用するよう構成されたもう1つの適応性イコライザを有することが可能である。シンボルレート推定値をART350に提供可能な実際のシンボルレートに精密化するため、適応性イコライザを複数の推定されたシンボルレートで実行することが可能である。判断ブロック425で、干渉検出器330が1つまたは複数のCWの結果の存在を判断する場合、方法はブロック440へ進む。ブロック440で、干渉検出器330は、(ブロック412からの)1つまたは複数のシンボルレート、および(ブロック420からの)電力因子nに基づいた変調の推定値を、ART350へ提供してもよい。ART350はそれから、(ブロック412からの)X倍のシンボルレートにおいて電力因子を用いてウィンドウ化信号328をリサンプルしてもよい。従ってART350は、シンボル軌道を判断および変調タイプを精密化するため、高速でウィンドウ化信号328をリサンプルしてもよい。成分信号が複数存在すると、ART350はさらに、個々の成分信号の間の位相オフセットおよび周波数オフセットを判断してもよい。
ブロック450でART350は、前に判断されたシンボル軌道および変調を用いてリサンプルされた信号(1つまたは複数)を統合または再生成することが可能である。従ってART350は、1つまたは複数の成分信号(例えば信号122、124)のうち少なくとも1つのコピーを再生成してもよい。
いくつかの実施形態では、単一の成分信号(例えば、信号122)は対象となる信号である。例えば信号122は対象となる信号であるかもしれず、一方で信号124は干渉信号である。従って、判断ブロック452で、プロセッサ204はブロック450で再生成された信号が対象となる信号(例えば信号122)であると判断し、454で再生成された信号を保護してもよい。本明細書で使用される保護の語は、通常さらなる干渉低減および/または復調のために所望の信号を分離することを指しうる。
判断ブロック452で、プロセッサ204は、再生成された信号が干渉信号(例えば信号124)であり対象となる信号ではないと判断した場合、プロセッサ204はブロック455へ進んで、デジタル化信号322から干渉信号を消去してもよい。この消去を、複数の干渉信号を有するデジタル化信号322について反復してもよい。いくつかの実施形態では、ブロック450で再生成された信号をさらに精密化するため、方法400を反復してもよい。
ブロック460でデジタル化信号322が遅延モジュール365を通して入力された後、ブロック455で、ブロック450から再生成された信号をデジタル化信号322から消去してもよい。ブロック455での消去は、ブロック450で生成されたコピーの反転、ゲインおよび位相についてのコピーの修正、および反転されたコピーのデジタル化信号322との合計を含んでもよい。
ブロック465で、反転された干渉信号とデジタル化信号322の組み合わせから残留信号がもたらされる。残留信号は、少なくとも1つの成分信号(例えば干渉信号)が消去されたデジタル化信号322のバージョンであってもよい。いくつかの実施形態では、これをノイズフロアと呼んでもよい。これはさらに、復調器300がノイズフロアを特徴付け、対象となる信号、例えば信号122のSNRを増加することを可能にしうる。
図7は、複数の信号の復調方法のフローチャートである。方法500は、方法400と同様のいくつかの機能を有してもよい。従って、同一の数字は同一の機能および同一の構成要素を指す。
方法500はブロック502で始まり、受信器212において未処理の信号310を受信する。ブロック502で、未処理の信号310を、さらにデジタル化モジュール320によりデジタル化してデジタル化信号322を生成してもよい。ブロック510で、ウィンドウ化モジュール325は、方法400と同様に、ウィンドウ化信号328が対象となる信号(1つまたは複数)を含むように、デジタル化信号322の帯域を制限することが可能である。
いくつかの実施形態では、対象となる信号(1つまたは複数)は、周波数で重なってもよい。従ってウィンドウ化モジュール325は、ウィンドウ化信号328を対象となる信号(1つまたは複数)を含む帯域幅に調整可能である。
ブロック520で、干渉検出器330は、ウィンドウ化信号328をべき乗してもよい。ブロック520でのべき乗は、方法400のブロック420と同様に、ウィンドウ化信号328に自身をn回乗算してCW信号を生成する。
方法400と同様に、判断ブロック525で現在の電力インデックスnがCW信号を生成していない場合、そのときブロック530でnが増加され、方法500は増加された電力インデックスnでブロック520へ戻る。電力インデックスnを、ウィンドウ化信号328内のそれぞれの成分信号についてCW波形が生成されるまで増加してもよい。電力インデックスnは、成分信号の変調タイプの指標を提供する。前述したように、nの値は、2=BPSK、4=16QAMまたはQPSKなどを示してもよい。
いくつかの実施形態では、異なる変調タイプの2つ以上の信号が存在してもよい。従ってブロック420は、成分信号の数によって2つ以上のnの値を出してもよい。いくつかの実施形態では、2つ以上の成分信号が同一の変調タイプを有してもよく、よって同一の電力インデックスnが成分信号に対応する複数のCW波形を生成してもよい。
ブロック512で、干渉検出器330はまた、ブロック520でCW波形(1つまたは複数)を生成するのに使用されるウィンドウ化信号328および電力インデックスに基づき、ウィンドウ化信号328内に存在するそれぞれの成分信号についてシンボルレートの推定値をさらに生成してもよい。図5と関連して記載したプロセスと同様に、干渉検出器330はさらに、ウィンドウ化信号328内のそれぞれの成分信号について実際のシンボルレートを得るため、シンボルレート推定値を精密化するよう構成された1つまたは複数の適応性イコライザを有してもよい。
方法500はブロック540へ続いてもよく、そこで、ブロック512で生成された実際のシンボルレートおよびブロック520で生成された電力インデックスnを受信する。前述と同様に、ブロック540でウィンドウ化信号328は、X倍のシンボルレートで(電力インデックスnによる)変調を用いてリサンプルされる。ブロック540で、増加されたリサンプリングレート、例えば複数のシンボルレートは、ART350がウィンドウ化信号328内に存在する成分信号のそれぞれについてシンボル軌道を生成することを可能にする。例えば、3つのnの値が異なるシンボルレートおよび異なるタイプの変調で3つのCW波形に対応する場合、ブロック540におけるリサンプリングは、種々の信号のシンボル軌道、形成因子、帯域幅、周波数オフセット、位相オフセット、および変調タイプを示す3つの成分信号全てについての特定の情報を出してもよい。ブロック540は、成分信号の数によって、複数の同時段階で起こってもよい。例えば、図7は複数の信号(例えば後述する信号S、および信号Sから信号S)に対応する3つのリサンプルブロック540を示す。
ブロック550でART350は、シンボル軌道、形成因子、位相オフセット、周波数オフセット、帯域幅、および他の利用可能な情報のうちの1つまたは複数を用いて成分信号をさらに再生成してもよい。再生成された信号を、信号S、信号Sから信号Sと呼ぶ。信号Sは、kの数までの3つ以上の信号を再生成してもよいことを示す。いくつかの実施形態では、kの数の信号を同時的に処理、よって同時に復調してもよい。
ブロック550で、種々の再生成された成分信号(例えば、信号S、S、S)を復調可能である。いくつかの実施形態では、周波数の重なりがある場合でも、ART350は独立して成分信号のそれぞれを得て、同時にそれらを復調可能である。
判断ブロック552で、プロセッサ204は再生成された信号のうちの1つまたは複数が所望の信号であるかどうか判断可能である。従って、プロセッサ204は、対象となる信号(例えば信号122)が方法500により復元されなかったことを判断してもよい。対象となる信号(例えば信号122)が低い電力レベル、または再生成された信号S:Sより低い電力レベルを有するので、いくつかの実施形態ではこれは起こりうる。例えば方法500を、対象となる信号より高い電力レベルを有する1つまたは複数の成分信号を分離し、そのような信号が干渉信号であると判断することを可能にしてもよい。再生成された信号のうちの1つまたは複数が対象となる信号でない場合、ブロック555で、再生成された干渉信号のうちの1つまたは複数の反転されたコピーを消去モジュール360に提供してもよい。いくつかの実施形態では、ブロック550で再生成された信号がどれも所望の信号でない場合、そのときそれらを干渉信号として扱い消去することが可能である。
消去モジュール360は、ブロック560で遅延モジュール365により遅延されたウィンドウ化信号328のコピーを入力としてもよい。ブロック565で、(対象となる信号(1つまたは複数)でない)1つまたは複数の再生成された信号をそれから消去させた残留信号を生成してもよい。従って、ブロック555でウィンドウ化信号328から消去された干渉信号を除き、ブロック565で所望の信号(例えば信号122)を生成してもよい。
判断ブロック552で、プロセッサ204が、再生成され復調された信号のうち1つまたは複数が対象となる信号であると判断する場合、方法500はブロック580へ移ることが可能である。ブロック580で、プロセッサ204はそれから、再生成された信号のうちの所望の1つまたは複数を保護してもよい。いくつかの実施形態では、方法500はいくつもの再生成された信号をもたらしてもよい。いくつかの実施形態では、望まない信号を廃棄または無視してもよい。いくつかの他の実施形態では、望まない信号を適応的消去(図示せず)により所望の信号を精密化するのに使用してもよい。
いくつかの実施形態では、方法500は反復される。方法500のそれぞれの繰り返しを、成分信号(例えば信号122、124)のより正確な再生成に引き続いて提供してもよい。図8A〜図8Cに示されるように、複数の重なる信号の復調を、周波数でかなりまたは全てでも重なって遂行することが可能である。
従って、前述のような干渉消去方法を用いることにより、複数の信号を周波数内で重ねてもよく、利用可能な周波数スペクトルの使用を最大化する。
続く図8A、図8B、および図8Cは、信号が重なりおよび送信されうる一方で、それらが本明細書に記載されたように分離および復調されうるように十分に区別する質を保持する実行可能な方法の図である。周波数で2つ以上の信号(例えば信号122および信号124)を重ねることにより、通信リンク(例えば通信システム100)は、利用可能な周波数スペクトルをより効率的に使用し、データスループットを増加してもよい。
前述のように、2つ以上の変調信号122、124の合計は、異なる変調を形成する可能性がある。いくつかの実施形態では、組み合わせた信号は、相互に干渉するかもしれない。(例えば通信システム100内の)通信チャネルの干渉またはノイズ混入の所定の程度について、チャネルを通る計算可能な最大速度まで、ほぼエラー無しで個別のデータ(デジタル情報)を通信することが可能である。そのような最大値を、シャノンの定理を用いて計算してもよい。本明細書に記載されたように重なった周波数を適用するとき、シャノンの定理は、変調信号122、124の信号対ノイズ比における変化は、信号122、124のそれぞれについて提案された変調技術、およびそれらの基本的に必要とされるノイズ電力スペクトル密度に対するビットあたりのエネルギー(EsN)によるものであることを示す。この値をまた、ビットあたりの信号対ノイズ比(SNR)、または個々の信号122、124の正規化されたSNR測定値として表現可能である。いくつかの実施形態では、そのような計算は、重なった信号を送信するとき最大に重なり最適の帯域幅または変調タイプを得るのに有用でありうる。いくつかの他の実施形態では、そのような計算はさらに、本明細書に記載された重なった信号の分離、再生成、および復調技術に有用でありうる。
図8Aは、周波数で重なり図6および図7の方法を用いて分離しうる2つの信号の図である。図600は、垂直(y)軸の振幅対水平(x)軸の周波数(f)で示されている。図600は、周波数で重なりART350により復調可能な(点線で囲まれた)信号122および(実線で囲まれた)信号124のような2つの信号の実施形態を示す。ある実施形態で、信号122および信号124は同一の帯域幅605を有しうる。信号122は中央周波数602を持つことが可能で、信号124は中央周波数612を持つことが可能である。中央周波数602と中央周波数612の間の差を、通常本明細書では位相オフセット610と呼ぶ。
ある実施形態でART350は、分離器モジュール352により使用される増加したサンプルレートにより、リサンプリングの間(例えばブロック450、550)一部分において信号122を信号124から区別してもよい。信号122および信号124は位相オフセット610によってわずかに偏っているだけであるが、高いリサンプリングレート(例えばX倍のシンボルレート)は、ART350が中央周波数、振幅または帯域幅におけるわずかな変動で複数の信号を区別することを可能にする。
例えば位相オフセット610は、信号122および信号124の間の位相シフトの結果であることが可能である。従って、信号122および信号124の両方が45度(π/4ラジアン)の位相オフセット610のQPSKで変調される場合、それぞれの信号122、124のQPSKコンステレーションは、45度の偏移で現れる。ART350はそれから信号122と信号124のシンボル軌道および形成因子を用いて信号122を信号124から区別し、信号122、124の両方を再生成および復調可能である。いくつかの実施形態では、システム300は、一度に3つ以上の信号を分離、再生成および復調可能であってもよい。
図8Bは、周波数で重なり図6および図7の方法を用いて分離しうる2つの信号の他の図である。図630は、垂直(y)軸の振幅対水平(x)軸の周波数(f)で示されている。図630はさらに、前述と同一の帯域幅605の(点線で囲まれた)信号122および(実線で囲まれた)信号124を示す。しかし図600と図630の間の違いは、図630で信号122、信号124が周波数で完全に重なり、両方が中央周波数632を有することである。図630はまた、振幅における差635を示す。振幅における差635は、信号122および信号124が同一の帯域幅605および同一の中央周波数632を共用する一方で、振幅における差635(例えば電力レベルまたは受信される信号強度)が、本明細書中に開示される方法400および方法500を用いて信号122、信号124を区別するのに十分でありうることを示す。従ってART350は、振幅における差635があるとき、同一の帯域幅605および同一の中央周波数632の2つ以上の周波数を分離、再生成、および復調してもよい。
図8Cは、周波数で重なり図6および図7の方法を用いて分離しうる2つの信号の他の図である。図660は、垂直(y)軸の振幅対水平(x)軸の周波数(f)で示されている。図660はさらに、同一の中央周波数662および同一の振幅664を有する(点線で囲まれた)信号122および(実線で囲まれた)信号124を示す。図660はさらに、帯域幅665を有する信号122、および帯域幅675を有する信号124を示す。信号122と信号124の間の帯域幅の違いは、ART350が信号122、信号124を分離、再生成、および復調するのを可能にするのに十分でありうる。
図9は、図5の復調器の他の実施形態の機能ブロック図である。復調器900は、復調器300と同様であることが可能である。図3に関連して記載したのと同様の方法で未処理の信号320を処理可能であり、結果としてデジタル化されたウィンドウ化信号328をもたらす。干渉検出器330を、ウィンドウ化信号328を受信し、対象となる信号172および1つまたは複数の干渉信号174(図3)の存在を判断するよう構成可能である。
干渉検出器330を、干渉調整モジュール910に接続可能である。干渉調整モジュール910は、補助的信号入力920からの入力を受信するのに加え、前述のART350の機能を実行可能である。補助的信号入力920は、干渉調整モジュール910に1つまたは複数の信号922を提供可能である。信号922は、図3で示されるシステムノイズフロアのチャネルノイズフロアを含む1つまたは複数の信号でありうる。例えば信号922は、干渉信号174、または地上ステーション150または区画170に関連する信号のうちの1つまたは複数を有することが可能である。補助的信号入力920は例えば、他の源から干渉信号を受信するよう動作可能な地上アンテナ(例えばアンテナ216)であることが可能である。信号922はまた、補助的信号または補助的入力と呼ぶことが可能である。信号922のうちの1つまたは複数は、コヒーレント信号であることが可能である。
いくつかの例では、補助的信号入力910は、区画170から送信されるWiMAX信号を受信可能である。WiMAXは、衛星通信と同様の周波数スペクトルを使用可能である。復調器900が対象となる信号172を保護しており、区画170からのWiMAX信号(例えば干渉信号174)がコヒーレント信号であるので、補助的信号入力920は、(WiMAX信号を含む)信号922を干渉調整モジュール910へ送ることが可能である。干渉調整モジュール910は、対象となる信号172のゲインおよび位相に合致するようそれらについて信号922を調整し、ゲインおよび位相が修正された信号(修正信号)924を出力可能である。信号922をさらに消去し対象となる信号172を保護するように、消去モジュール360はそれから、遅延モジュール365からのデジタル化信号322の遅延バージョンに加えて修正信号924を使用するようさらに動作可能であることが可能である。
干渉低減信号370は、干渉およびノイズフロアが減少した対象となる信号172のバージョンであることが可能である。干渉低減信号370を、それからゲイン/位相モニタ930に送ることが可能である。干渉低減信号370および干渉調整モジュール910が、ゲイン/位相モニタ930からの入力に基づき干渉信号922のゲインおよび位相を変更可能なように、ゲイン/位相モニタ930は、修正信号924のノイズまたは干渉の寄与を監視可能である。例えば、ゲイン/位相モニタ930は、干渉低減信号の信号対ノイズ比に基づき干渉信号のゲインおよび位相をどのように調整するか判断可能である。
いくつかの他の実施形態では、補助的信号入力920はゲートウェイからの入力であることが可能である。例えば補助的信号入力920は、1つまたは複数のゲートウェイ140、142、144から来ることが可能である。従って、干渉信号174(図3)を、同一のゲートウェイ(例えば、ゲートウェイ142および地上ステーション146)に接続された到達範囲160および地上ステーション150に関連付けてもよい。よって、例えば、ゲートウェイ146aが補助的信号入力910としてはたらくことが可能であり、干渉低減に使用するため受信された信号(例えば干渉信号174)をゲートウェイ142に提供する。ノイズフロアに寄与する少数の優位な信号(例えば、干渉信号174)がある場合、そのようなプロセスを複数回繰り返してもよい。
いくつかの他の実施形態では、補助的信号入力920は、地上ネットワーク148であることが可能である。例えば、地上ステーション104における干渉消去での使用のため、ゲートウェイ144は地上ステーション102に関連する信号T(図1)をゲートウェイ142に提供可能である。そのようなプロセスは、ゲートウェイ142または地上ステーション104における再構成のため、信号Tをその送信を復号することなくデジタル化し、信号Tをパケット化されたデータとしてIPネットワークにわたり移送することが可能である。復調器900はそれから、干渉低減のため再構成された信号Tを使用可能である。
図10は、重なった信号の復調、干渉低減、および分離方法のフローチャートである。方法700は、ブロック710で、地上ステーション(例えば図1の地上ステーション106)が2つ以上の成分信号を有する入力(例えば未処理の信号310)を受信するとき開始する。いくつかの実施形態では、2つ以上の成分信号(例えば、信号122および信号124)は、対象となる信号であってもよい。いくつかの他の実施形態では、入力は1つまたは複数の干渉信号を有してもよい。
ブロック720で復調器300は、入力(例えばウィンドウ化信号328)の部分内のいくつかの干渉信号を検出してもよい。干渉検出器330は、ウィンドウ化信号328内の2つ以上の成分信号122、124についてのシンボルレートを得ることが可能である。干渉検出器330はまた、ウィンドウ化信号328のべき乗(例えばn乗)を通して変調の推定値を得ることが可能である。べき乗(例えばn乗)の結果のCW波形を、位相オフセット、周波数オフセット、帯域幅、および時間遅延の判断に使用してもよい。
ブロック730で、信号122および信号124のシンボル軌道、形成因子、位相オフセット、周波数オフセット、および変調タイプを判断するため、1つまたは複数の適応性イコライザをウィンドウ化信号328にX倍の個々の成分信号122、124のシンボルレートで適用してもよい。本明細書で使用されるXは、整数を示す。
ブロック740で、復調器300、およびより具体的にいうとART350は、帯域幅、シンボル軌道、形成因子、変調タイプ、位相オフセットおよび周波数オフセットのうちの1つまたは複数に基づき、成分信号(例えば信号122および信号124)を統合または再生成してもよい。
判断ブロック746で、プロセッサ204は、例えば地上ネットワーク148、利用可能なゲートウェイ(例えばゲートウェイ140、142、144)から、または他のアンテナ(例えばWiMAX信号)から補助的信号入力910が利用可能かどうか判断可能である。利用可能な補助的源がある場合、ブロック742でプロセッサ204は補助的信号入力(1つまたは複数)を受信し、それらを干渉調整モジュール910に提供可能である。
ブロック744で、干渉調整モジュール910は、干渉信号のゲインおよび位相を調整し、ブロック760で消去のためそれらを消去モジュール360へ送ることが可能である。フローチャートでは特に示されないが、ゲイン/位相モニタ930は、補助的信号入力920から受信されたそれぞれの干渉信号174の寄与を監視し、プロセッサ204、またはより具体的にいうと干渉調整モジュール910へ、そのような情報をフィードバックすることが可能である。フィードバックは、干渉低減信号370の出力のサンプリングからのものである。干渉低減信号370内の残りが消去モジュール360で最小化されるように、ゲイン/位相モニタ930は、残りの干渉構成要素が干渉調整モジュール910内で補助的信号(例えば信号(1つまたは複数)922)の位相およびゲインを調整しているかを判断するため、フィードバックを監視可能である。
判断ブロック746で利用可能な補助的信号入力がないと、方法700は判断ブロック745へ移る。
判断ブロック745で、プロセッサ204は、再生成された信号が対象となる信号であるかどうか判断可能である。再生成された信号が対象となる信号である場合、方法700はブロック750に進むことが可能である。
ブロック750で、復調器300は成分信号のそれぞれを復調可能である。いくつかの実施形態では、成分信号を同時に復調可能である。いくつかの他の実施形態では、方法700に開示された適応性再生成は、時間遅延から独立して起こることが可能である。適応性等化およびシンボルレートのX倍のリサンプリングにより、干渉消去のみによるよりも速い速度で、より正確な成分信号の推定値を生成可能である。いくつかの実施形態では、ブロック710、ブロック720、およびブロック730で示されるステップを、ソフトウェアで実行可能である。いくつかの実施形態では、ブロック740およびブロック750で示されるステップを、ファームウェアで実行可能である。
判断ブロック745で信号が対象となる信号でない場合、再生成された信号(例えばブロック740)を干渉信号とみなすことが可能である。従ってブロック760で、復調器300(図5)は、ウィンドウ化信号328から干渉信号を消去することが可能である。方法700はそれからブロック750へ進み、少なくとも1つの対象となる信号を出力することが可能である。
いくつかの実施形態では、成分信号を復調または分離する必要に応じ、方法700を繰り返しまたは反復することが可能である。方法700を方法400および方法500と組み合わせ、方法700を用いて残留信号(例えば図7のブロック565)を判断し、残留信号を再処理するため、未処理の信号の時間遅延コピーから1つまたは複数の成分信号を消去することにより、さらなる干渉の消去をもたらすことが可能である。
本明細書中に開示された実施形態と関連して記載された種々の論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップの例を、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとして実施してもよい。このハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に説明するため、種々の構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップの例を、概してそれらの機能の観点から前述した。そのような機能をハードウェアとしてまたはソフトウェアとしてのどちらで実施するかは、システム全体に課せられた特定の適用および設計の制約によって異なる。当業者は、それぞれの特定の適用について種々の方法で記載された機能を実施してもよいが、そのような実施決定は本発明の範囲から逸脱したものと解釈されるべきではない。
本明細書に記載された技術を、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのあらゆる組み合わせで実施してもよい。そのような技術を、汎用コンピュータ、無線通信装置ハンドセット、または無線通信装置ハンドセットおよび他の装置内のアプリケーションを含む複数を使用する集積回路装置のようなさまざまな装置のいずれで実施してもよい。モジュールまたは構成要素として記載されたあらゆる機能を、統合した論理装置内で、または個別に分離しているが相互運用可能な論理装置として共に実施してもよい。ソフトウェアで実施される場合、技術を、実行されるとき前述の方法のうちの1つまたは複数を実行する命令を含むプログラムコードを備えるコンピュータ可読なデータ記憶媒体によって、少なくとも部分的に実現してもよい。コンピュータ可読なデータ記憶媒体は、コンピュータプログラム製品の一部を形成してもよく、それはパッケージ化素材を含んでもよい。コンピュータ可読な媒体は、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)のようなランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気的消去可能プログラム可能読出専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データ記憶媒体などのようなメモリまたはデータ記憶媒体を含んでもよい。加えてまたは代わりに技術を、命令またはデータ構造の形態でプログラムコードを運びまたは通信し、伝搬された信号または伝搬波のようなコンピュータによりアクセス、読み出し、および/または実行可能なコンピュータ可読な通信媒体により、少なくとも部分的に実現してもよい。
プログラムコードをプロセッサにより実行してもよく、それは1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能なロジックアレイ(FPGA)、または図4に関連して記載したような他の同等の統合または個別論理回路のような1つまたは複数のプロセッサを含んでもよい。そのようなプロセッサを、この開示に記載されるあらゆる技術を実行するよう構成してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替手段として、プロセッサはあらゆる従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサを、計算装置の組み合わせ、例えばDSPおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併用した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、またはあらゆる他のそのような構成として実施してもよい。従って、本明細書で使用される「プロセッサ」の語は、あらゆる前述の構造、前述の構造のあらゆる組み合わせ、または本明細書に記載された技術の実施に適切なあらゆる他の構造または機器の全てを指しうる。またいくつかの態様で、本明細書に記載された機能を、コード化および復号のために構成された専用ソフトウェアモジュールまたはハードウェアモジュール内で提供してもよく、または複合エンコーダ−デコーダ(CODEC)に包含してもよい。
本発明の実施形態を特定の実施形態について前述したが、本発明の多数の変形が可能である。例えば種々の構成要素の数を増やしまたは減らしてもよく、供給電圧を判断するモジュールおよびステップを、周波数、他のシステムパラメータ、またはパラメータの組み合わせを判断するよう変更してもよい。また、種々の実施形態の機能を、前述の組み合わせと異なる組み合わせで組み合わせてもよい。
当業者は、本明細書中に開示される実施形態と関連して記載されたブロックおよびモジュールの種々の例を、種々の形態で実施可能であることを理解する。いくつかのブロックおよびモジュールを、概してそれらの機能の観点から前述した。そのような機能がどのように実行されるかは、システム全体に課せられた設計の制約によって異なる。当業者はそれぞれの特定の適用についてさまざまな方法で記載された機能を実施可能であるが、そのような実施の決定を、本発明の範囲から逸脱を起こしていると解釈されるべきではない。また、モジュール、ブロック、またはステップ内の機能の分類は、記載を容易にするためである。特定の機能またはステップを、本発明から逸脱することなく1つのモジュールまたはブロックから移動、またはモジュールまたはブロックにわたり分散することが可能である。
開示された実施形態の前述の記載は、全ての当業者が本発明を製造または使用するのを可能にするよう提供される。これらの実施形態の種々の改良は当業者に容易に明らかであり、本明細書に記載された全体的な原理は、本発明の精神または範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用可能である。よって、本明細書で示された記載および図は本発明の現在望ましい実施を表し、従って本発明により広く検討される主題を表現することを理解すべきである。本発明の範囲は当業者に明らかとなりうる他の実施形態を完全に包含し、従って本発明の範囲は添付の請求項以外の何によっても限定されないことがさらに理解される。

Claims (18)

  1. 干渉低減のための装置であって、前記装置は、
    合成信号を受信するよう構成された受信機であって、前記合成信号は第1の信号、第2の信号、およびノイズフロアを有し、前記第1の信号が前記第2の信号と重なり、前記ノイズフロアが少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含む受信器と、
    少なくとも1つのプロセッサであって、
    前記第1の信号および前記第2の信号の少なくとも1つのシンボルレートおよび変調推定値を判断することと
    少なくとも1つのシンボル軌道、少なくとも1つの変調タイプを判断するため、前記変調推定値に基づき前記少なくとも1つのシンボルレートのX倍で前記合成信号をリサンプルすることであって、Xはゼロより大きい整数であることと
    前記少なくとも1つの変調タイプおよび前記少なくとも1つのシンボル軌道に基づき、前記第1の信号および前記第2の信号を統合することと
    前記少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含む補助的入力を受信することと
    前記ノイズフロアから前記干渉するコヒーレント信号を消去することと
    減少したノイズフロアを有する前記第1の信号および前記第2の信号を出力することと、
    減少したノイズフロアを有する前記第1の信号および前記第2の信号内の残りの干渉をさらに低減するため、減少したノイズフロアを有する前記第1の信号および前記第2の信号のサンプルを含むフィードバックに基づき前記補助的入力のゲインおよび位相を調整することと、
    を行うよう構成されたプロセッサと
    を備える、装置。
  2. 前記補助的入力が、前記少なくとも1つのプロセッサに接続された近接した受信器から受信されたコヒーレント信号を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記近接した受信器がWiMaxアンテナを備える、請求項2に記載の装置。
  4. 前記近接した受信器が衛星地上ステーションを備える、請求項2に記載の装置。
  5. 前記プロセッサが、
    第1のn乗が前記第1の信号に対応する第1の持続波を出し、第2のn乗が前記第2の信号に対応する第2の持続波を出すまで前記合成信号をnでべき乗することにより、前記第1の信号および前記第2の信号の前記少なくとも1つのシンボルレートおよび前記変調推定値を判断することであって、前記第1のn乗は前記第1の信号についての変調推定値に対応し、前記第2のn乗は前記第2の信号についての変調推定値に対応し、nはゼロより大きい整数であることと
    前記第1のn乗および前記第2のn乗に基づき前記第1の信号に対応する前記少なくとも1つのシンボルレートを得ることと、
    を行うよう構成され、請求項1に記載の装置。
  6. 前記プロセッサが、
    前記リサンプリングに基づき前記第1の信号と前記第2の信号の間のオフセット情報をさらに判断するよう前記合成信号をリサンプルすることと
    オフセットを示すオフセット情報にさらに基づき、前記第1の信号と前記第2の信号を統合することと、
    を行うようさらに構成され、請求項1に記載の装置。
  7. 干渉低減のための方法であって、前記方法は、
    受信器において合成信号を受信することであって、前記合成信号は第1の信号、第2の信号、およびノイズフロアを有し、前記第1の信号が前記第2の信号と重なり、前記ノイズフロアが少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含むことと、
    前記受信器に接続された少なくとも1つのプロセッサにより、前記第1の信号および前記第2の信号の少なくとも1つのシンボルレートおよび変調推定値を判断することと、
    少なくとも1つのシンボル軌道、および少なくとも1つの変調タイプを判断するため、
    前記変調推定値に基づき前記少なくとも1つのシンボルレートのX倍で前記合成信号をリサンプルすることであって、Xはゼロより大きい整数であることと、
    前記少なくとも1つの変調タイプおよび前記少なくとも1つのシンボル軌道に基づき、前記第1の信号および前記第2の信号を統合することと、
    前記少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含む補助的入力を受信することと、
    前記ノイズフロアから前記干渉するコヒーレント信号を消去することと、
    減少したノイズフロアを有する前記第1の信号および前記第2の信号を出力することと
    減少したノイズフロアを有する前記第1の信号および前記第2の信号内の残りの干渉をさらに低減するため、減少したノイズフロアを有する前記第1の信号および前記第2の信号のサンプルを含むフィードバックに基づき前記補助的入力のゲインおよび位相を調整することと、
    を含む、方法。
  8. 前記補助的入力が、前記少なくとも1つのプロセッサに接続された近接した受信器から受信されたコヒーレント信号を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記近接した受信器がWiMaxアンテナを備える、請求項8に記載の方法。
  10. 前記近接した受信器が衛星地上ステーションを備える、請求項8に記載の方法。
  11. 前記判断することが、
    第1のn乗が前記第1の信号に対応する第1の持続波を出し、第2のn乗が前記第2の信号に対応する第2の持続波を出すまで前記合成信号をnでべき乗することであって、前記第1のn乗は前記第1の信号についての変調推定値に対応し、前記第2のn乗は前記第2の信号についての変調推定値に対応し、nはゼロより大きい整数であることと、
    前記第1のn乗および前記第2のn乗に基づき前記第1の信号に対応する前記少なくとも1つのシンボルレートを得ることと
    を含む、請求項7に記載の方法。
  12. 前記リサンプリングに基づき前記第1の信号と前記第2の信号の間のオフセット情報をさらに判断するよう前記合成信号をリサンプルすることと、
    オフセットを示すオフセット情報にさらに基づき、前記第1の信号と前記第2の信号を統合することと
    をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  13. 命令を包含する非一過性のコンピュータ可読な記憶媒体であって、前記命令は、プロセッサにより実行されるとき、コンピュータ
    合成信号を受信することであって、前記合成信号は第1の信号、第2の信号、およびノイズフロアを有し、前記第1の信号が前記第2の信号と重なり、前記ノイズフロアが少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含むことと
    前記第1の信号および前記第2の信号の少なくとも1つのシンボルレートおよび変調推定値を判断することと
    少なくとも1つのシンボル軌道、および少なくとも1つの変調タイプを判断するため、前記変調推定値に基づき前記少なくとも1つのシンボルレートのX倍で前記合成信号をリサンプルすることであって、Xはゼロより大きい整数であることと
    前記少なくとも1つの変調タイプおよび前記少なくとも1つのシンボル軌道に基づき、前記第1の信号および前記第2の信号を統合することと
    前記少なくとも1つの干渉するコヒーレント信号を含む補助的入力を受信することと
    前記ノイズフロアから前記干渉するコヒーレント信号を消去することと
    減少したノイズフロアを有する前記第1の信号および前記第2の信号を出力することと、
    減少したノイズフロアを有する前記第1の信号および前記第2の信号内の残りの干渉をさらに低減するため、減少したノイズフロアを有する前記第1の信号および前記第2の信号のサンプルを含むフィードバックに基づき前記補助的入力のゲインおよび位相を調整することと、
    を行わせる、非一過性のコンピュータ可読な記憶媒体。
  14. 前記補助的入力が、前記少なくとも1つのプロセッサに接続された近接した受信器から受信されたコヒーレント信号を含む、請求項13に記載の非一過性のコンピュータ可読な記憶媒体。
  15. 前記近接した受信器がWiMaxアンテナを備える、請求項14に記載の非一過性のコンピュータ可読な記憶媒体。
  16. 前記近接した受信器が衛星地上ステーションを備える、請求項14に記載の非一過性のコンピュータ可読な記憶媒体。
  17. 前記命令が、前記コンピュータ
    第1のn乗が前記第1の信号に対応する第1の持続波を出し、第2のn乗が前記第2の信号に対応する第2の持続波を出すまで前記合成信号をnでべき乗することであって、前記第1のn乗は前記第1の信号についての変調推定値に対応し、前記第2のn乗は前記第2の信号についての変調推定値に対応し、nはゼロより大きい整数であることと、
    前記第1のn乗および前記第2のn乗に基づき前記第1の信号に対応する前記少なくとも1つのシンボルレートを得ることと
    により、前記第1の信号および前記第2の信号の前記少なくとも1つのシンボルレートおよび前記変調推定値を判断させる、請求項13に記載の非一過性のコンピュータ可読な記憶媒体。
  18. 前記命令が、前記コンピュータに、
    前記リサンプリングに基づき前記第1の信号と前記第2の信号の間のオフセット情報をさらに判断するよう前記合成信号をリサンプルすることと
    オフセットを示すオフセット情報にさらに基づき、前記第1の信号と前記第2の信号を統合することと、
    を行わせる、請求項13に記載の非一過性のコンピュータ可読な記憶媒体。
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