JP6797062B2 - Molded ceiling and its mounting structure - Google Patents
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Description
本発明は、車両ボデーの天井部を構成するルーフパネルの車室側に裏面を向けた状態で配置される成形天井及びその取付構造に関する。 The present invention relates to a molded ceiling and its mounting structure, which are arranged with the back surface facing the passenger compartment side of the roof panel constituting the ceiling portion of the vehicle body.
従来、この種の成形天井として、車両ボデーを構成するボデーパネル(例えば、ルーフパネル、ルーフサイドインナーパネル、ピラーインナーパネル等)と内装部材であるピラーガーニッシュとの間に配置される挟まれ部位を外縁部に備えるものが知られている。このような成形天井においては、ボデーパネル側に取り付けたスペーサーに挟まれ部位を当接させることによって、挟まれ部位をピラーガーニッシュに押し当てることが行われていた。 Conventionally, as this type of molded ceiling, a sandwiched portion arranged between a body panel (for example, a roof panel, a roof side inner panel, a pillar inner panel, etc.) constituting a vehicle body and a pillar garnish which is an interior member is used. Those provided for the outer edge are known. In such a molded ceiling, the sandwiched portion is pressed against the pillar garnish by bringing the sandwiched portion into contact with the spacer attached to the body panel side.
しかしながら、上述した従来の成形天井では、スペーサーの取り付け位置が挟まれ部位に対してずれていると、ボデーパネルと成形天井の間を所定間隔以上に保つことが困難となる。その結果、挟まれ部位とピラーガーニッシュとの間に隙間が発生するという問題が起こり得た。 However, in the above-mentioned conventional molded ceiling, if the spacer mounting position is deviated from the sandwiched portion, it becomes difficult to keep the space between the body panel and the molded ceiling at a predetermined distance or more. As a result, there could be a problem that a gap is generated between the sandwiched portion and the pillar garnish.
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ピラーガーニッシュとの間に隙間が形成されることを抑制可能な成形天井及びその取付構造の提供を目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a molded ceiling and a mounting structure thereof capable of suppressing the formation of a gap between the pillar garnish and the pillar garnish.
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、車両ボデーを構成する複数のボデーパネルのうち前記車両ボデーの天井部を構成するルーフパネルの車室側に裏面を向けた状態で配置され、前記ボデーパネルとピラーガーニッシュとの間に配置される挟まれ部位を外縁部に有する成形天井であって、前記挟まれ部位の裏側には、前記挟まれ部位から外側に張り出した張出片が裏側に折り返されてなる重なり部が固定されている。 The invention of claim 1 made to achieve the above object is arranged with the back surface facing the passenger compartment side of the roof panel constituting the ceiling portion of the vehicle body among the plurality of body panels constituting the vehicle body. A molded ceiling having a sandwiched portion on the outer edge, which is arranged between the body panel and the pillar garnish, and on the back side of the sandwiched portion, an overhanging piece protruding outward from the sandwiched portion. The overlapping part that is folded back is fixed.
請求項2の発明は、請求項1に記載の成形天井において、前記重なり部には、前記張出片の一部を裏側に膨出させてなる隆起部が設けられている。 According to the second aspect of the present invention, in the molded ceiling according to the first aspect, the overlapping portion is provided with a raised portion formed by bulging a part of the overhanging piece to the back side.
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の成形天井において、前記張出片のうち折返方向の外側を向く面又は折返方向の内側を向く面には、前記張出片の幅方向に延びる1対のVノッチが設けられている。 The invention of claim 3 is the width direction of the overhanging piece on the surface of the overhanging piece facing outward in the folding direction or the surface facing inward in the folding direction in the molded ceiling according to claim 1 or 2. There is a pair of V-notches that extend to.
請求項4の発明は、請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の成形天井を前記車両ボデーに取り付けた成形天井の取付構造であって、前記重なり部が前記ボデーパネルに当接して、前記挟まれ部位が前記ピラーガーニッシュに押し当てられている。 The invention of claim 4 is a mounting structure of a molded ceiling in which the molded ceiling according to any one of claims 1 to 3 is attached to the vehicle body, and the overlapping portion corresponds to the body panel. In contact, the sandwiched portion is pressed against the pillar garnish.
[請求項1,4の発明]
本発明に係る成形天井では、重なり部をスペーサーとしてボデーパネルに当接させることにより、挟まれ部位をピラーガーニッシュに押し当てることが可能となる。そして、本発明では、重なり部が挟まれ部位と一体に形成されているので、成形天井が車両ボデーに取り付けられたときにスペーサーが挟まれ部位に対してずれて配置されることがなくなる。その結果、挟まれ部位とボデーパネルとの間の間隔が担保されやすくなり、挟まれ部位をピラーガーニッシュに押し当て易くなる。これにより、ピラーガーニッシュとの間に隙間が形成されることを抑制可能となる。
[Invention of claims 1 and 4]
In the molded ceiling according to the present invention, the sandwiched portion can be pressed against the pillar garnish by bringing the overlapping portion into contact with the body panel as a spacer. Further, in the present invention, since the overlapping portion is formed integrally with the sandwiched portion, the spacer is not sandwiched and arranged with respect to the sandwiched portion when the molded ceiling is attached to the vehicle body. As a result, the distance between the pinched portion and the body panel can be easily secured, and the pinched portion can be easily pressed against the pillar garnish. This makes it possible to prevent the formation of a gap between the pillar garnish and the pillar garnish.
[請求項2の発明]
本発明では、隆起部の高さを異ならせることで、重なり部の厚みを容易に変更することが可能となる。これにより、ボデーパネルとピラーガーニッシュの間隔に対応した厚みを有する重なり部を容易に形成することが可能となる。
[Invention of claim 2]
In the present invention, the thickness of the overlapping portion can be easily changed by making the height of the raised portion different. This makes it possible to easily form an overlapping portion having a thickness corresponding to the distance between the body panel and the pillar garnish.
[請求項3の発明]
本発明によれば、張出片の折り返しが容易となる。
[Invention of claim 3]
According to the present invention, the overhanging piece can be easily folded back.
[第1実施形態]
図1に示されるように、本実施形態に係る成形天井10は、車両90の車両ボデー70に取り付けられる。具体的には、車両ボデー70は、ルーフパネル71、ルーフサイドインナーパネル72、ルーフサイドアウターパネル73、ピラーインナーパネル74、ピラーアウターパネル75等の複数のボデーパネル70Pを備えてなる(図5(A),5(B)参照)。成形天井10は、ルーフパネル71に取り付けられて、車両90における車室91の天井部を構成する。なお、以下では、成形天井10において、車室91を向く側を表側と呼び、ルーフパネル71を向く側を裏側と呼ぶことにする。
[First Embodiment]
As shown in FIG. 1, the
図2に示されるように、成形天井10は、平面視長方形状をなしている。詳細には、成形天井10は、ルーフパネル71の形状に対応させて中央部が裏側へ緩やかに膨出する形状に形成されている。なお、成形天井10は、シート材をプレス成形してなる。
As shown in FIG. 2, the
成形天井10の前端寄り部分には、ルームミラー92が挿通されるミラー挿通孔12、ルームランプ93が挿通されるランプ挿通孔13及びサンバイザー94が挿通されるサンバイザー挿通孔14が設けられている(ルームミラー92、ルームランプ93及びサンバイザー94については、図1を参照)。また、成形天井10の側縁部には、アシストグリップ95(図1参照)が挿通されるグリップ挿通孔15が複数形成されている。
A
図2及び図3(A)に示されるように、成形天井10の側縁部には、外側側方に突出するヒレ部21が設けられている。ヒレ部21は、車両90の内装部材であるピラーガーニッシュ81(図1参照)と略等幅に形成されている。ヒレ部21は、本発明の「挟まれ部位」を構成し、後述するように、成形天井10がルーフパネル71に取り付けられたときに、ボデーパネル70P(図5(B)の例では、ルーフサイドインナーパネル72)とピラーガーニッシュ81の間に配置される。
As shown in FIGS. 2 and 3A, a
図3(A)及び図3(B)に示されるように、ヒレ部21の裏面には、重なり部22が固定されている。重なり部22は、ヒレ部21から更に外側側方に張り出した張出片25を、張出片25の表側が裏側を向くように内側へ折り返してなる(図4(A)及び図4(B)参照)。なお、重なり部22の固定は、接着剤や両面テープ等によって行われる。
As shown in FIGS. 3 (A) and 3 (B), the overlapping
詳細には、図4(A)及び図4(B)に示されるように、張出片25の基端部における裏面には、張出片25の折り返しを容易にするためのVノッチ26が形成されている。Vノッチ26は、張出片25の幅方向に延在し、張出片25の張出方向に対をなして並べられている。なお、張出片25は、成形天井10の製造過程において、プレス成形後のシート材のうちトリミングで除去される部分が一部残されることによって形成される。
In detail, as shown in FIGS. 4A and 4B, a
本実施形態に係る成形天井10の構成に関する説明は以上である。次に、成形天井10のルーフパネル71への取り付けについて説明する。
This concludes the description of the configuration of the
成形天井10をルーフパネル71に取り付けるには、成形天井10の裏面をルーフパネル71に向けた状態で、各種挿通孔12,13,14,15に挿通させたルームミラー92、ルームランプ93、サンバイザー94及びアシストグリップ95をルーフパネル71に固定する。すると、ルーフパネル71とルームミラー92、ルームランプ93等の部品とに成形天井10が挟まれて、成形天井10がルーフパネル71に固定される(図5(A)参照)。
To attach the
本実施形態では、成形天井10がルーフパネル71に固定されると、図5(B)に示されるように、ヒレ部21がボデーパネル70P(ルーフサイドインナーパネル72)とピラーガーニッシュ81の間に配置される。ヒレ部21の裏面に固定された重なり部22は、ボデーパネル70P(ルーフサイドインナーパネル72)に下方から当接する。その結果、ヒレ部21とボデーパネル70P(ルーフサイドインナーパネル72)との間が所定間隔以上に保たれ、ヒレ部21がピラーガーニッシュ81に押し当てられる。
In the present embodiment, when the
このように、本実施形態の成形天井10では、重なり部22をスペーサーとしてボデーパネル70P(ルーフサイドインナーパネル72)に当接させることにより、ヒレ部21をピラーガーニッシュ81に押し当てることが可能となる。そして、本実施形態では、重なり部22がヒレ部21と一体に形成されているので、成形天井10がルーフパネル71に取り付けられたときにスペーサーがヒレ部21に対してずれて配置されることがなくなる。その結果、ヒレ部21とボデーパネル70P(ルーフサイドインナーパネル72)との間の間隔が担保されやすくなり、ヒレ部21をピラーガーニッシュ81に押し当て易くなる。これにより、ピラーガーニッシュ81との間に隙間が形成されることを抑制可能となる。
As described above, in the molded
[第2実施形態]
図6(A)に示されるように、本実施形態の成形天井10Vは、重なり部22に裏側へ突出する隆起部23を備えた構成を有し、その他の構成については上記第1実施形態と同じになっている。隆起部23は、張出片25の一部を膨出させてなる。具体的には、図6(B)に示されるように、張出片25が折り返される前に、張出片25の一部を表側に膨出させておく。そして、張出片25が折り返されると、隆起部23を有する重なり部22がヒレ部21の裏側に形成される。
[Second Embodiment]
As shown in FIG. 6A, the molded
図7に示されるように、成形天井10Vがルーフパネル71に取り付けられると、重なり部22の隆起部23がボデーパネル70P(ルーフサイドインナーパネル72)に下方から当接する。その結果、上記第1実施形態と同様に、ヒレ部21とボデーパネル70P(ルーフサイドインナーパネル72)との間が所定間隔以上に保たれ、ヒレ部21がピラーガーニッシュ81に押し当てられる。
As shown in FIG. 7, when the molded
本実施形態の成形天井10Vによれば、隆起部23の高さを異ならせることで、重なり部22の厚みを容易に変更することが可能となる。これにより、ボデーパネル70P(ルーフサイドインナーパネル72)とピラーガーニッシュ81の間隔に対応した厚みを有する重なり部22を容易に形成することが可能となる。
According to the molded
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
[Other Embodiments]
The present invention is not limited to the above-described embodiment. It can be changed and implemented.
(1)Vノッチ26は、1つだけであってもよいし、3つ以上であってもよい。
(1) The number of
(2)Vノッチ26は、張出片25の表側の面に形成されてもよい。
(2) The
(3)隆起部23は、張出片25の一部を厚肉にすることで形成されてもよい。
(3) The raised
(4)上記実施形態では、成形天井10の両側部の2箇所ずつにヒレ部21を備えて、そのヒレ部21がセンターピラーとリアピラーのピラーガーニッシュ81に押し当てられる構成を例示したが、成形天井10の両側部の1箇所ずつにヒレ部21を備えて、そのヒレ部21がセンターピラー又はリアピラーのピラーガーニッシュ81に押し当てられる構成としてもよい。
(4) In the above embodiment, the
10 成形天井
21 ヒレ部(挟まれ部位)
22 重なり部
23 隆起部
25 張出片
70 車両ボデー
70P ボデーパネル
71 ルーフパネル
81 ピラーガーニッシュ
90 車両
91 車室
10 Molded
22 Overlapping
Claims (4)
前記挟まれ部位の裏側には、前記挟まれ部位から外側に張り出した張出片が裏側に折り返されてなる重なり部が固定されている。 Of the plurality of body panels constituting the vehicle body, the roof panel constituting the ceiling of the vehicle body is arranged with the back surface facing the passenger compartment side, and is sandwiched between the body panel and the pillar garnish. A molded ceiling with this part on the outer edge
On the back side of the sandwiched portion, an overlapping portion formed by folding back the overhanging piece protruding outward from the sandwiched portion is fixed.
前記重なり部には、前記張出片の一部を裏側に膨出させてなる隆起部が設けられている。 In the molded ceiling according to claim 1,
The overlapping portion is provided with a raised portion formed by bulging a part of the overhanging piece to the back side.
前記張出片のうち折返方向の外側を向く面又は折返方向の内側を向く面には、前記張出片の幅方向に延びる1対のVノッチが設けられている。 In the molded ceiling according to claim 1 or 2.
A pair of V-notches extending in the width direction of the overhanging piece are provided on the surface of the overhanging piece facing outward in the folding direction or the surface facing inward in the folding direction.
前記重なり部が前記ボデーパネルに当接して、前記挟まれ部位が前記ピラーガーニッシュに押し当てられている。 A mounting structure for a molded ceiling in which the molded ceiling according to any one of claims 1 to 3 is attached to the vehicle body.
The overlapping portion is in contact with the body panel, and the sandwiched portion is pressed against the pillar garnish.
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