JP6796170B2 - 位置測定システム及び位置測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光波式測距測角器を用いて施工機械の位置を測定するための位置測定システム及び位置測定方法に関するものである。
特許文献1には、杭打ち機のオペレータが直杭や斜杭の傾斜を管理するために、杭打ち機の向きと杭の位置を計測して表示装置にオペレータから見た前後左右の傾斜量を表示することで、傾斜制御が簡単に行えるようになる情報提供システムが開示されている。
この特許文献1には、杭打ち機に2つのターゲットを固定して向きの計測に使用し、杭の表面上の固定された2点の位置を計測することで杭の傾斜量の演算に利用することが記載されている。そして、これらのターゲットや計測点は、測量機器から視準し易い場所に取り付けられることが記載されている。
また、特許文献2には、杭リーダ部分の周囲に全方位反射型の反射体を直接、取り付けることで、杭打ち船に対していずれの方向にトータルステーションを設置しても、杭芯位置が測量できるようにした杭打設方法が開示されている。
さらに、特許文献3には、杭の頭部側方にターゲットプリズムを取り付け、光波測距儀によってターゲットプリズムを追尾させることで、杭打ち貫入量を管理する装置が開示されている。
特許第5378577号公報 特開2008−121219号公報 特開平10−30230号公報
しかしながら、トータルステーションなどの光波式測距測角器で杭打ち機などの施工機械の位置を測定する場合に、施工現場によっては、測量に適した場所に光波式測距測角器を設置できないことがある。また、施工機械が移動を繰り返しながら施工を行うような場合に、その都度、光波式測距測角器を据え付け直さなければならなくなると、盛り替え時間が増えて施工時間が長くなる要因になる。
一方、特許文献2に開示されているように、全方位反射型の反射体が直接、取り付けられる施工機械や部位は限定される。また、施工機械に合せた改良が必要になることが多く、汎用性に欠ける。
そこで、本発明は、様々な種類の施工機械に簡単に取り付けられ、光波式測距測角器の設置場所に制限を受け難い位置測定システム及び位置測定方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の位置測定システムは、光波式測距測角器を用いて施工機械の位置を測定するための位置測定システムであって、前記施工機械に向けて設置される光波式測距測角器と、前記光波式測距測角器のターゲットを有する前記施工機械に取り付けられる搭載部と、前記光波式測距測角器による計測結果から前記施工機械の位置を算定する演算処理部とを備え、前記搭載部は、前記ターゲットを軌道に沿って移動させるための走行機構を有していることを特徴とする。
ここで、前記搭載部はジャイロセンサを備えていて前記施工機械の方位変化が計測されるとともに、その計測結果は前記演算処理部に送られて前記施工機械の位置の算定に使用される構成とすることができる。
また、前記走行機構は、前記軌道となる直線状の直線レールと、前記ターゲットが取り付けられて前記直線レールに沿って移動するスライダ部と、前記スライダ部を走行させる駆動部とを備え、前記搭載部は、前記直線レールの向きを変更するための旋回部を備えている構成とすることができる。
または、前記走行機構は、前記軌道となる円弧状の円弧レールと、前記ターゲットが取り付けられて前記円弧レールに沿って移動する円弧移動部と、前記円弧移動部を走行させる駆動部とを備えている構成とすることができる。
さらに、前記軌道には複数の移動規制部が設けられ、前記ターゲットが第1の前記移動規制部に到達すると、第2の前記移動規制部に向けて走行方向が反転又は走行が停止する構成とすることもできる。
また、位置測定方法の発明は、上記いずれかに記載の位置測定システムを使用した位置測定方法であって、前記施工機械に向けて前記光波式測距測角器を設置するステップと、前記搭載部における前記軌道上の第1の測定点にある前記ターゲットの位置を前記光波式測距測角器で計測するステップと、前記走行機構によって前記ターゲットを前記軌道上の第2の測定点に移動させて前記光波式測距測角器で計測するステップと、前記第1及び第2の測定点の計測結果から前記施工機械の位置を前記演算処理部で算定するステップとを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明の位置測定システムでは、光波式測距測角器のターゲットを有する施工機械に取り付けられる搭載部は、ターゲットを軌道に沿って移動させるための走行機構を備えている。
このように搭載部を介してターゲットを配置する場合は、様々な種類の施工機械に簡単に取り付けられるようになる。また、ターゲットを軌道に沿って移動させることができるので、光波式測距測角器の設置場所の制限を受け難く、設置しやすい場所に光波式測距測角器を設置することができる。この際、ターゲットは軌道に沿って決められた範囲で移動するため、移動後も施工機械の位置の測定を迅速に行うことができる。
また、搭載部がジャイロセンサを備えていれば、施工機械が方位を変化させた履歴を連続して記録していくことができるので、移動後の施工機械の位置を迅速に算定することができる。
ここで、走行機構が直線レールに沿ってターゲットを移動させる構成であれば、搭載部を施工機械から張り出した位置に取り付けることも可能になり、施工機械の様々な場所により簡単に取り付けることができるようになる。
一方、軌道が円弧レールの場合は、軌道自体の向きを変更する構成を省略することができる。
また、直線レールや円弧レールなどの軌道に複数の移動規制部を設けておくことで、予め決められた位置でターゲットを反転又は停止させることができ、それに基づいて演算処理を行わせることができる。
さらに、本発明の位置測定方法であれば、軌道上の2つの測定点において計測を行うので、施工機械の方位角を算出することができて、その結果から施工機械の位置を簡単に算定することができる。
本発明の実施の形態の位置測定システムの構成を説明するブロック図である。 トータルステーションと施工機械との位置関係について測量に適しているか否かの判定結果を示した説明図である。 トータルステーションの設置場所で測量に適していない位置を示した説明図である。 本実施の形態の位置測定システムを適用することで測量が可能になることを示した説明図である。 搭載部上の測定された2点の座標データから方位角を算定する方法を演算式とともに示した説明図である。 搭載部上の測定された2点の座標データから施工機械の軸心を算定する方法を演算式とともに示した説明図である。 誘導時に使用される搭載部上の測定された1点の座標データから施工機械の軸心を算定する方法を演算式とともに示した説明図である。 施工機械の方位角と搭載部の取付け角との関係を示した説明図である。 1箇所に設置されたトータルステーションによって、広い範囲で移動する施工機械の位置と向きを測定できることを示した説明図である。 実施例1の位置測定システムの概略構成を説明する斜視図である。 実施例1の走行機構の構成を説明する斜視図である。 実施例1の旋回部の構成を示した説明図である。 実施例2の位置測定システムの概略構成を説明する図であって、(a)は施工機械の方位角とターゲット方位角が一致している場合の説明図、(b)は施工機械の方位角とターゲット方位角が一致しない場合の説明図である。 実施例2の円弧状の搭載部の構成を示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態の位置測定システムは、杭打ち機や地盤改良機などの施工機械Mの位置を、光波式測距測角器を用いて測定する際に適用される。光波式測距測角器は、レーザ光を利用してターゲットまでの距離や角度を測定する測量機器で、トータルステーション1と呼ばれるものが一般に使用されている。
トータルステーション1のターゲットには、プリズムなどの反射体が使用される。例えば全方位プリズムをターゲット3に使用することができる。プリズムは、入射光と反射光とが平行になるため、ターゲット3が視準可能な位置にトータルステーション1が設置されていれば測量が可能になる。
図1に、本実施の形態の位置測定システムの構成を説明するブロック図を示した。本実施の形態の位置測定システムは、自動追尾型のトータルステーション1と、施工機械Mに取り付けられる搭載部2と、演算処理や制御指示を行うための演算処理部6と、表示部となるモニタ61とによって主に構成される。
ここで、演算処理部6は、パーソナルコンピュータなどによって構成され、モニタ61はコンピュータに接続される。図示は省略されているが、演算処理部6は、トータルステーション1から例えば無線によって送信される計測データを受信したり、搭載部2との間でデータや指示信号などの送受信を行ったりするための送受信機や入出力端子などのインターフェースを備えている。
また、データやプログラムなどを記憶する記憶媒体も備えている。
また、施工機械Mに取り付けられる搭載部2は、トータルステーション1のターゲット3と、そのターゲット3を軌道に沿って移動させるための走行機構4と、ジャイロセンサ5とを主に備えている。
ターゲット3は、予め位置関係が明確な軌道に沿って往復移動することができる。また、ジャイロセンサ5を搭載部2に設けることで、施工機械Mが移動すると生じる角度の変化や角速度を検出することができる。本実施の形態では、簡素な構成にするために単軸のジャイロセンサ5を使用する。ジャイロセンサ5の検出値を時系列で連続して蓄積していくことで、例えば施工機械Mの移動開始から終了までの方位変化を簡単に算定することができる。
演算処理部6は、このジャイロセンサ5の検出値を受信して、後述するように施工機械Mの位置の算定を行う。また、演算処理部6は、走行機構4にターゲット3の移動や後述する取付け角θの変更に関する制御信号を送ることができる。
ここで、図2を参照しながら、トータルステーション1と施工機械Mとの位置関係について説明する。施工機械Mに対してターゲット3が固定されているとすると、トータルステーション1をどのような位置においても同等の測量が行えるわけではない。
例えば、図2に二重丸「◎:優」で示した施工機械Mに正面から対向する範囲にトータルステーション1を設置すれば、ターゲット3の視準もし易く、好適に測量が行えると言える。そして、トータルステーション1の設置場所が搭載部2の正面から外れるに従って、測量の適度が低下することになる。
すなわち図3に示すように、トータルステーション1を測量に適していない「×:不可」の位置に設置すると、図の搭載部2の右側のターゲット3が施工機械Mのロッドやリーダなどが障害物となって視準できなくなる。
しかしながら測量に適していない設置場所にトータルステーション1を設置した場合でも、図4に示すように施工機械Mの軸心Pを中心にして搭載部2を傾けることで、2つのターゲット3,3がトータルステーション1によって視準できるようになる。但し、この際には、施工機械Mに対して搭載部2を傾けた取付け角θを把握しておく必要がある。
以下では、図5−図8を参照しながら、方位角の算定方法と施工機械Mの軸心Pの求め方について説明する。ここでは、アースオーガやアースドリルなどの杭打ち機を施工機械Mとして、施工現場F(図9参照)は傾斜のない平面であると想定している。
図5では、直線状の搭載部2の両端に移動したターゲット3によって、測定点Aと測定点Bの2点の2次元座標(XY座標)がトータルステーション1によって計測されていることを示している。
この測定点A,Bは、走行機構4によってターゲット3が往復移動する搭載部2の定点位置であり、線分ABの垂直2等分線上、かつ測定点Aから測定点Bを見て右側に施工機械Mのロッド中心(軸心P)が配置されるとする(図6参照)。
そして、測定点A,Bのトータルステーション1による計測は、以下のようにして行われる。まず、施工機械Mに向けてトータルステーション1を設置し、搭載部2における軌道上の第1の測定点Aにあるターゲット3の位置をトータルステーション1で計測する。
続いて、走行機構4によってターゲット3を軌道上の第2の測定点Bに移動させてトータルステーション1で計測する。
そして、垂直2等分線の矢印方向を搭載部2の方位角θ(以下、「ターゲット方位角」という。)と定義する。また、施工機械Mの現在方位角をθ、ジャイロセンサ5の起動時からの相対変位角をθとし、測定点A,Bの座標をそれぞれA(X,Y),B(X、Y)とすると、θ、θ、θはそれぞれ以下の関係式で表される。
θ=tan-1{(Y−Y)/(X−X)}−π/2 (単位:ラジアン)
θ=θ+θ
一方、図6に示すように、搭載部2と施工機械Mの軸心Pとの位置関係(オフセット距離)がlで規定されているとすると、軸心Pの座標(X,Y)は以下の式で求まる。
X=l/√(α+1)α+(X+X)/2
Y=l/√(α+1)α+(Y+Y)/2
ただし、α=−(Y−Y)/(X−X
上記式に示したように、施工機械Mの軸心Pの座標(X,Y)は、測定点A,Bの2点の座標が計測されると、正確に算定することができる。一方、施工機械Mが杭打ちの施工箇所(例えば図9の杭位置F1)まで移動するときのような誘導時は、精度の高い軸心Pの位置より、迅速に演算される軸心Pの位置情報の方が好ましい。
そこで、図7に示すように、誘導時は測定点Aにターゲット3を固定して、1点から施工機械Mの軸心Pの座標(X,Y)を求める。ここで、搭載部2の中心から測定点Aまでの距離をlと規定すると、軸心Pの座標(X,Y)は以下の式で簡易的に求められる。
X=X+ lcosθ - lsinθ
Y=Y+ lsinθ + lcosθ
ここで、軸心Pの座標(X,Y)は、原点Oに対するベクトルとなる。要するに、測定点Aのベクトルと、測定点Aから見た軸心Pのベクトルと、測定点A周りの軸心Pの回転角(方位角θ)から、軸心Pのベクトル座標を算出する。
このように測定点Aにあるターゲット3のトータルステーション1による追尾計測の結果から、誘導時の軸心Pの位置がリアルタイムで算定されると、モニタ61に移動中の施工機械Mの軸心Pの位置を表示することができるようになる。
さらに、ターゲット方位角θと施工機械Mの現在方位角θとの関係について、図8を参照しながら説明する。まず、図8(a)に示すように、ターゲット方位角θと施工機械Mの現在方位角θとが一致する場合(θ=θ)は、施工機械Mに対する搭載部2の取付け角θの影響を考慮する必要はない。
一方、施工機械Mに対して搭載部2を傾けた場合は、取付け角θを把握しておく必要がある。ここで、取付け角θを考慮した場合の施工機械Mの方位角θは、以下の式となる。
θ=θ+θ+θ
図8(b)は、取付け角θとしたことによってターゲット方位角θと施工機械Mの現在方位角θとが一致しない場合を示している。この取付け角θの調整については、後述する実施例で詳細を説明する。
このように施工機械Mに対して取付け角θで搭載部2を傾けられるようにすることで、図9に示すように、施工現場Fの1箇所に設置されたトータルステーション1によって、複数の杭位置F1,・・・の施工時の軸心Pの座標を計測することができるようになる。この取付け角θを変更するための旋回部の機構は、いずれの形態でもよく、例えば所望する角度で停止可能な回動軸に走行機構4を取り付けた搭載部2とすることができる。
また、トータルステーション1の据え付け位置と施工機械Mの位置との関係が、例えば図3に示したように「×:不可」の範囲に入ったことを演算処理部6で判定させ、その判定結果に基づいて図4に示すように取付け角θで搭載部2を傾かせて「○:良」以上の範囲に入るような制御を行うことができる。
さらに、モニタ61に、リアルタイムに施工機械Mの位置や方位(方位角θなど)を杭位置F1に対して表示させることで、施工機械Mのオペレータはそれを見ながら容易に位置管理を行うことができる。ここで、杭位置F1は、設計情報として記憶させたものがモニタ61に表示される。
次に、本実施の形態の位置測定システム及び位置測定方法の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の位置測定システムでは、トータルステーション1のターゲット3を有する施工機械Mに取り付けられる搭載部2は、ターゲット3を軌道に沿って移動させるための走行機構4を備えている。
このように搭載部2を介してターゲット3を配置する場合は、搭載部2と施工機械Mとの位置関係(l,l)が任意に設定できるので、様々な種類の施工機械Mに簡単に取り付けられるようになる。
また、ターゲット3をトータルステーション1から視準できる位置に移動させて行う測量は、安定して精度の高い計測結果を得ることができる。これに対してGNSS衛星から送信される衛星の位置や時刻などの情報によって行われる測量は、周囲の環境によって左右されるロバスト性能の低いものとなる。特に、近隣に木立や建物が近接する場合は、ほとんどがマルチパスの影響を受け、安定した測位結果が得られない状況が度々生じることになる。
さらに、ターゲット3を例えば直線状の軌道に沿って移動させることができるので、トータルステーション1の設置位置に合わせてターゲット3を移動させることで、設置場所の制限を受け難くすることができる。要するに、施工現場Fの設置しやすい場所にトータルステーション1を設置することができるうえに、何度も盛り替え作業を行う必要がない。また、ターゲット3は軌道に沿って決められた範囲で移動するため、移動後も施工機械Mの位置の測定を迅速に行うことができる。
また、搭載部2がジャイロセンサ5を備えていることによって、施工機械Mが移動や旋回によって方位を変化させた履歴を連続して記録していくことができるので、移動後の施工機械Mの位置を迅速に算定することができる。
そして、ターゲット3を搭載部2の軌道上で移動させる本実施の形態の位置測定方法であれば、軌道上の2つの測定点A,Bで計測を行うことで、施工機械Mが向いている現在方位角θと軸心Pの座標(X,Y)を、2つの測定点A,Bの計測結果から簡単に算定することができる。
以下、前記実施の形態で説明した位置測定システムの具体的な構成となる実施例1について、図10−図12を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
図10は、実施例1の位置測定システムの概略構成を説明する斜視図である。この実施例1では、走行機構4の詳細及び搭載部2の取付け角θを調整するための旋回部7の詳細について説明する。
走行機構4は、図11に示すように、軌道となる直線状の直線レール41と、ターゲット3が取り付けられて直線レール41に沿って移動するスライダ部42と、スライダ部42を走行させる駆動部43とを主に備えている。
ここで、ジャイロセンサ5は、例えば直線レール41の一端に取り付けられる。
直線レール41は、例えば直方体の棒状に一方向に延伸される部材で、中央に軸方向に溝部411が延伸される。この溝部411には、スライダ部42の下方に突出した突起部(図示省略)が挿入される。これによってスライダ部42は、直線レール41の軸直交方向となる幅方向に傾くことなく、安定して移動させることができる。
駆動部43は、駆動源となるモータ431と、モータ431の回転軸に直結されるプーリ432と、そのプーリ432と対向する位置に配置されたプーリ434との間で巻き回されるタイミングベルト433とによって主に構成される。タイミングベルト433は、内周面に歯型が設けられた歯付きベルトで、プーリ432,434の歯型と噛み合うことによって、直線レール41の軸方向に移動する。
そして、スライダ部42をタイミングベルト433に対して連結部421によって連結させることで、スライダ部42を直線レール41に沿って往復移動させることができるようになる。
直線レール41は、施工機械Mに対する取り付け位置を溝部411の長さ方向の中央にして、スライダ部42の左右の移動範囲が同じ長さになるようにする。そして、直線レール41(溝部411)の両端側には、それぞれ移動規制部となるリミットスイッチ44,44が設けられる。
すなわち、ターゲット3が取り付けられたスライダ部42がリミットスイッチ44に到達すると、スライダ部42又は連結部421がリミットスイッチ44に接触して、スライダ部42の走行方向が反転又は走行が停止することになる。このようなリミットスイッチ44,44を設けることで、軸心Pを中心に対称となる位置にターゲット3を移動させ、定位置となる測定点A,Bの計測を行わせることができる。
図12は、搭載部2の取付け角θを調整するための旋回部7の詳細を示している。この旋回部7は、直線レール41を所望する向きに変更させるために、施工機械Mと直線レール41との間に介在される。
旋回部7は、施工機械Mの例えばオーガ本体フランジM1に取り付けられる円弧状の旋回レール71と、その旋回レール71に沿って移動する旋回移動部73とによって主に構成される。
旋回レール71は、例えば軸心Pを中心に270°の範囲に広がる円弧に形成される。すなわち、軸心Pを中心に90°の範囲が開放される。旋回レール71の内周側には、オーガ本体フランジM1に取り付けるための複数のブラケット72,・・・が張り出される。
このブラケット72は、固定ボルト721によってオーガ本体フランジM1の締付ボルト722の穴を利用して固定される。締付ボルト722の穴は、オーガ本体フランジM1の周縁に沿って一周するように等間隔で設けられているため、所望する向きで旋回レール71をオーガ本体フランジM1に固定することができる。
一方、旋回レール71の外周面側には、歯部711が設けられる。この歯部711は、チェーンを沿わせて設けてもよい。また、旋回レール71には、周方向に間隔を置いてリミットスイッチ74,・・・が設けられる。
このようにして構成される旋回レール71に沿って、直線レール41が固定された旋回移動部73を移動させる。旋回移動部73には、旋回レール71の外周面側にスプロケット731が設けられ、内周面側にはガイドローラ732,732が設けられる。
スプロケット731は、モータによって自転する歯車で、旋回レール71の歯部711に噛み合うことで周方向の移動が可能になる。旋回レール71の両側面を、スプロケット731とガイドローラ732,732とによって挟持させることで、旋回移動部73を安定して移動させることができる。
このように構成された実施例1の位置測定システムは、走行機構4が直線レール41に沿ってターゲット3を移動させる構成となっているため、搭載部2を施工機械Mから張り出した位置(例えばオフセット距離l)に取り付けることも可能になり、施工機械Mの様々な部位により簡単に取り付けることができるようになる。このオフセット距離lは、搭載部2を取り付ける施工機械Mの部位の形状などによって任意に設定することができる。
また、旋回部7を介して直線レール41を施工機械Mに取り付けるのであれば、直線レール41を所望する取付け角θに容易に調整することができる。この取付け角θの設定は、旋回レール71に等間隔で設けられたリミットスイッチ74の位置に合わせて調整することができる。
また、スプロケット731にロータリエンコーダを組み込んでおいて回転角を検出させることで、演算処理部6において回転角から旋回移動部73の移動距離を算定し、取付け角θの大きさに変換することができる。すなわち、取付け角θの制御や計測に、ロータリエンコーダの検出値を利用することもできる。
なお、実施例1のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以下、前記実施の形態及び実施例1で説明した位置測定システムとは別の形態について、図13,図14を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は他の実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
前記実施の形態及び実施例1では、直線状の搭載部2について説明したが、本実施例2では、円弧状の搭載部2Aについて説明する。図13は、実施例2の位置測定システムの搭載部2Aの概略構成を説明する図である。
すなわち本実施例2では、施工機械Mに対して円弧状の搭載部2Aを取り付け、その搭載部2Aに沿ってターゲット3を周方向に移動させる。図13(a)は、施工機械Mの方位角θとターゲット方位角θとが一致している場合の位置測定方法を例示している。
ターゲット3は、施工機械Mの軸心Pを中心とする円周上を移動する構成となっていて、ターゲット方位角θに直交して軸心Pを通る直径と交わる搭載部2A上の点が、測定点A,Bとなる。そして、測定点Aで計測を終えたターゲット3は、軸心Pを中心に180°移動して測定点Bにおける計測が行われる。
一方、図13(b)は、施工機械Mの方位角θとターゲット方位角θとが一致していない場合の位置測定方法を例示している。この場合は、取付け角θに従って傾いたターゲット方位角θに直交する直線と交わる搭載部2Aの点が測定点Aとなり、反対側の測定点Bまでターゲット3が移動することになる。
図14は、円弧状の搭載部2Aの詳細を示している。この搭載部2Aの走行機構8は、軌道となる円弧状の円弧レール81と、ターゲット3が取り付けられて円弧レール81に沿って移動する円弧移動部82と、円弧移動部82を走行させる駆動部83とによって主に構成される。
円弧レール81は、例えば軸心Pを中心に270°の範囲に広がる円弧に形成される。すなわち、軸心Pを中心に90°の範囲が開放される。円弧レール81の内周側には、オーガ本体フランジM1に取り付けるための複数のブラケット85,・・・が張り出される。
このブラケット85は、固定ボルト851によってオーガ本体フランジM1の締付ボルト852の穴を利用して固定される。締付ボルト852の穴は、オーガ本体フランジM1の周縁に沿って一周するように等間隔で設けられているため、所望する向きで円弧レール81をオーガ本体フランジM1に固定することができる。
また、例えば中央のブラケット85に、ジャイロセンサ5が取り付けられる。
一方、円弧レール81の外周面側には、歯部811が設けられる。この歯部811は、チェーンを沿わせて設けてもよい。また、円弧レール81には、周方向に間隔を置いて移動規制部となるリミットスイッチ84,・・・が設けられる。
このようにして構成される円弧レール81に沿って円弧移動部82を移動させる。円弧移動部82には、駆動部83として円弧レール81の外周面側にスプロケット831と、内周面側にガイドローラ832とが設けられる。
スプロケット831は、モータによって自転する歯車で、円弧レール81の歯部811に噛み合うことで円弧移動部82の周方向の移動が可能になる。円弧レール81の両側面を、スプロケット831とガイドローラ832,832とによって挟持させることで、円弧移動部82を安定して移動させることができる。
円弧レール81に等間隔で設けられたリミットスイッチ84は、ターゲット3を所定の
測定点A,Bで停止させるために使用される。図14では、施工機械Mの方位角θとターゲット方位角θとが一致していない場合の位置測定方法を例示している。この場合は、取付け角θに従って傾いたターゲット方位角θを中心に等距離の2点が測定点A,Bとなる。この測定点A,Bとなる位置にはリミットスイッチ84,84が設けられているので、ターゲット3が直接、取り付けられた円弧移動部82を所定の位置で停止又は走行方向を反転させることができる。
また、取付け角θや測定点A,Bの位置制御は、スプロケット831にロータリエンコーダを組み込んでおいて回転角を検出させることで、演算処理部6において回転角から移動距離を算定することで実行させることもできる。
このように構成された実施例2の位置測定システムであれば、軌道が円弧レール81となっているので、軌道自体の向きを変更する構成がなくても、取付け角θを所望する角度に簡単に設定することができる。
なお、実施例2のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、施工機械Mが杭打ち機である場合を例に主に説明したが、これに限定されるものではなく、施工機械Mが3軸オーガや深層混合処理に使用される地盤改良機などであってもよい。施工機械Mの向きの変更や移動が多く、正確な位置での施工が求められる場合に、特に本発明の位置測定システム及び位置測定方法は適している。
また、前記実施の形態及び実施例では、平面位置の測量を中心に説明したが、これに限定されるものではなく、トータルステーション1とターゲット3の組み合わせであるため、杭の貫入量などの高さ方向の位置管理にも本発明の位置測定システムを適用することができる。さらには、高さ方向の変化と軸心Pなどの平面位置の変化とを対比させることで、高さが変化しても平面位置が同じなら杭が真っ直ぐに打設されており、高さの変化に伴って平面位置が変化していけば杭が傾斜して打設されているなどの判断に利用することができる。
さらに、前記実施の形態及び実施例では、移動規制部としてリミットスイッチ44,74,84を例に説明したが、これに限定されるものではなく、ピンなどのストッパを移動規制部とすることもできる。
そして、前記実施の形態及び実施例では、直線状又は円弧状の搭載部2,2Aを例に説明したが、これに限定されるものではなく、曲線状など他の形状の軌道を備えた搭載部にすることもできる。
1 :トータルステーション(光波式測距測角器)
2 :搭載部
3 :ターゲット
4 :走行機構
41 :直線レール
42 :スライダ部
43 :駆動部
44 :リミットスイッチ(移動規制部)
5 :ジャイロセンサ
6 :演算処理部
7 :旋回部
2A :搭載部
8 :走行機構
81 :円弧レール
82 :円弧移動部
83 :駆動部
84 :リミットスイッチ(移動規制部)
M :施工機械
P :軸心(位置)
A :(第1の)測定点
B :(第2の)測定点

Claims (6)

  1. 光波式測距測角器を用いて施工機械の位置を測定するための位置測定システムであって、
    前記施工機械に向けて設置される光波式測距測角器と、
    前記光波式測距測角器のターゲットを有する前記施工機械に取り付けられる搭載部と、
    前記光波式測距測角器による計測結果から前記施工機械の位置を算定する演算処理部とを備え、
    前記搭載部は、前記ターゲットを軌道に沿って移動させるための走行機構を有しており、
    前記演算処理部では、前記施工機械の方位角に対する前記搭載部の取付け角が設定されて、前記光波式測距測角器による2つの測定点の計測結果から前記施工機械の方位角算定する際に使用されるとともに、
    前記施工機械の方位角と前記光波式測距測角器による1つの測定点の計測結果とに基づいた前記施工機械の位置の算定を可能にしたことを特徴とする位置測定システム。
  2. 前記搭載部はジャイロセンサを備えていて前記施工機械の方位変化が計測されるとともに、その計測結果は前記演算処理部に送られて前記施工機械の位置の算定に使用されることを特徴とする請求項1に記載の位置測定システム。
  3. 前記走行機構は、前記軌道となる直線状の直線レールと、前記ターゲットが取り付けられて前記直線レールに沿って移動するスライダ部と、前記スライダ部を走行させる駆動部とを備え、
    前記搭載部は、前記直線レールの向きを変更するための旋回部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置測定システム。
  4. 前記走行機構は、前記軌道となる円弧状の円弧レールと、前記ターゲットが取り付けられて前記円弧レールに沿って移動する円弧移動部と、前記円弧移動部を走行させる駆動部とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置測定システム。
  5. 前記軌道には複数の移動規制部が設けられ、前記ターゲットが第1の前記移動規制部に到達すると、第2の前記移動規制部に向けて走行方向が反転又は走行が停止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の位置測定システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の位置測定システムを使用した位置測定方法であって、
    前記施工機械に向けて前記光波式測距測角器を設置するステップと、
    前記搭載部の取付け角を設定するステップと、
    前記搭載部における前記軌道上の第1の測定点にある前記ターゲットの位置を前記光波式測距測角器で計測するステップと、
    前記走行機構によって前記ターゲットを前記軌道上の第2の測定点に移動させて前記光波式測距測角器で計測するステップと、
    前記第1及び第2の測定点の計測結果から前記施工機械の方位角及び位置を前記演算処理部で算定するステップとを備えたことを特徴とする位置測定方法。
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