JP6794326B2 - 段差高さ推定装置、方法、及びプログラム - Google Patents

段差高さ推定装置、方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、段差高さ推定装置、方法、及びプログラムに係り、特に、画像から物体の段差の高さを推定するための段差高さ推定装置、方法、及びプログラムに関する。
マンホール鉄蓋などの路上に設置されるインフラ設備には、一般的にスリップ防止のための滑り止めが付いており、日々の点検ではそれらの滑り止めが摩耗していないかを確認することが求められる。こうした作業をより効率的に行うために、カメラ画像を使った自動認識の方法が取り組まれている。
村崎, 数藤, 谷口, "写真撮影によるマンホール鉄蓋摩耗度推定", 計測自動制御学会論文集, 51(12), 814-821, 2015 アイレック技建株式会社, "段サーチ2 | アイレック技建株式会社", URL:(http://www.airec.co.jp/products/renovation/StepSearch2.html)
非特許文献1では、画像特徴に基づいてマンホール鉄蓋表面の摩耗度合いを認識しているが、画像から直接摩耗量を推定しているために、様々な環境で様々な摩耗量の鉄蓋画像を学習する必要があり、また学習に用いたものと同様の模様を持つマンホール鉄蓋にしか適用できないという問題がある。
一方で非特許文献2で示されるように、3次元幾何を用いて様々な物体を対象としてカメラ画像から段差量を推定できる手法はすでに活用されているが、対象の段差個所を人手によって指定する必要があり作業に時間がかかる。また、幾何計算においてカメラパラメータ等を考慮していないため計測精度にも問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するために成されたものであり、精度よく、かつ、効率的に、画像から物体の段差の高さを推定することができる段差高さ推定装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明に係る段差高さ推定装置は、入力画像から、予め学習された、前記入力画像に写る物体の表面に対応する平面と略垂直を成す面であり、かつ、前記面の幅が段差の高さを示す立ち上がり面を表す領域を認識するための認識モデルに基づいて、前記入力画像の前記立ち上がり面を表す領域を抽出する立ち上がり面セグメンテーション部と、前記立ち上がり面を表す領域に基づいて、段差の起点となる段差端点を検出し、前記段差端点の位置と、前記入力画像を撮影したカメラのカメラパラメータとに基づいて、前記段差端点を通り、かつ、前記物体の表面に対応する平面と垂直な直線を、前記入力画像に投影した直線の、前記立ち上がり面を表す領域内の長さを求め、前記長さ及び前記カメラパラメータを用いて前記段差の高さを推定する実寸法推定部と、を含んで構成されている。
また、第1の発明に係る段差高さ推定装置において、前記カメラパラメータを、前記起点までの焦点距離、カメラの向きと前記平面とのなす角、及び起点となる段差端点からの視点高さとし、前記実寸法推定部は、カメラ座標空間における前記段差端点の位置及び前記焦点距離を用いて表される、前記入力画像上の前記段差端点に対応する座標と、前記焦点距離と、前記なす角と、前記視点高さと、前記平面と垂直な直線を前記入力画像に投影した直線の、前記立ち上がり面を表す領域内となる部分である線分の、前記段差端点とは反対側の端点の座標とに基づいて、前記段差の高さを推定するようにしてもよい。
また、第1の発明に係る段差高さ推定装置において、前記認識モデルに、前記立ち上がり面を表す領域を抽出するように学習された畳み込みニューラルネットワークを用いるようにしてもよい。
第2の発明に係る段差高さ推定方法は、立ち上がり面セグメンテーション部が、入力画像から、予め学習された、前記入力画像に写る物体の表面に対応する平面と略垂直を成す面であり、かつ、前記面の幅が段差の高さを示す立ち上がり面を表す領域を認識するための認識モデルに基づいて、前記入力画像の前記立ち上がり面を表す領域を抽出するステップと、実寸法推定部が、前記立ち上がり面を表す領域に基づいて、段差の起点となる段差端点を検出し、前記段差端点の位置と、前記入力画像を撮影したカメラのカメラパラメータとに基づいて、前記段差端点を通り、かつ、前記物体の表面に対応する平面と垂直な直線を、前記入力画像に投影した直線の、前記立ち上がり面を表す領域内の長さを求め、前記長さ及び前記カメラパラメータを用いて前記段差の高さを推定するステップと、を含んで実行することを特徴とする。
また、第2の発明に係る段差高さ推定方法において、前記カメラパラメータを、前記起点までの焦点距離、カメラの向きと前記平面とのなす角、及び起点となる段差端点からの視点高さとし、前記実寸法推定部が推定するステップは、カメラ座標空間における前記段差端点の位置及び前記焦点距離を用いて表される、前記入力画像上の前記段差端点に対応する座標と、前記焦点距離と、前記なす角と、前記視点高さと、前記平面と垂直な直線を前記入力画像に投影した直線の、前記立ち上がり面を表す領域内となる部分である線分の、前記段差端点とは反対側の端点の座標とに基づいて、前記段差の高さを推定するようにしてもよい。
また、第2の発明に係る段差高さ推定方法において、前記認識モデルに、前記立ち上がり面を表す領域を抽出するように学習された畳み込みニューラルネットワークを用いるようにしてもよい。
第3の発明に係るプログラムは、コンピュータを、第1の発明に係る段差高さ推定装置の各部として機能させるためのプログラムである。
本発明の段差高さ推定装置、方法、及びプログラムによれば、入力画像から、認識モデルに基づいて、入力画像の立ち上がり面を表す領域を抽出し、立ち上がり面を表す領域に基づいて、段差の起点となる段差端点を検出し、段差端点の位置と、カメラパラメータとに基づいて、立ち上がり面を表す領域内の、段差端点を通り、かつ、物体の表面に対応する平面と垂直な直線を、入力画像に投影した直線の長さを求め、段差の高さを推定することにより、精度よく、かつ、効率的に、画像から物体の段差の高さを推定することができる、という効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る段差高さ推定装置の構成を示すブロック図である。 入力画像の一例であるマンホール鉄蓋の画像を示す図である。 認識モデルに用いる畳み込みニューラルネットワークの一例である。 立ち上がり面マップの一例を示す図である。 カメラパラメータと立ち上がり面との関係の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る段差高さ推定装置における段差高さ推定処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る段差高さ推定装置における透視投影変換処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<本発明の実施の形態に係る概要>
まず、本発明の実施の形態における概要を説明する。
本発明の実施の形態では、画像に含まれる立ち上がり面の領域を周辺の画像特徴を用いて抽出する立ち上がり面セグメンテーションを用いる。立ち上がり面とは、画像に写る物体の表面に対応する平面と略垂直を成す面であり、かつ、その面の幅が段差の高さを示す平面を意味する。立ち上がり面の認識は段差の量や凹凸形状の模様などに依存しない3次元形状の認識であるため、認識対象が学習サンプルと異なる形状であっても同様の平面であれば適用が可能である。立ち上がり面領域を抽出するための認識モデルには、深層学習を用い、画像中の立ち上がり面を塗りつぶした画像を訓練画像として一定数用意して予め学習して構築した立ち上がり面認識器を用いる。そして、抽出された立ち上がり面と撮影カメラのカメラパラメータを用いて、透視投影変換を想定した幾何計算を行う。これにより、実空間上での段差の高さを算出することができる。
<本発明の実施の形態に係る段差高さ推定装置の構成>
次に、本発明の実施の形態に係る段差高さ推定装置の構成について説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る段差高さ推定装置100は、CPUと、RAMと、後述する段差高さ推定処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この段差高さ推定装置100は、機能的には図1に示すように入力部10と、演算部20と、出力部50とを備えている。
入力部10は、入力画像を受け付ける。入力画像は、例えば、図2に示すようなマンホール鉄蓋の画像である。
演算部20は、認識モデル22と、カメラパラメータ24と、立ち上がり面セグメンテーション部30と、実寸法推定部32とを含んで構成されている。
認識モデル22は、予め学習された立ち上がり面を表す領域を抽出するように学習された立ち上がり面認識器である。認識モデル22として、事前に、画像中の立ち上がり面が人手によって指定されている訓練画像を用いて、画像から立ち上がり面マップを推定する立ち上がり面認識器を学習しておく。立ち上がり面認識器の学習には、例えば以下のように、通常の機械学習による手法を用いることができる。
認識モデル22の立ち上がり面認識器として、図3のような階層構造で示される畳み込みニューラルネットワークを用いる。ネットワークの構造はこれに限られないが、画素毎の識別結果を一括で出力するネットワークを用いることで、効率よく学習と推定を行うことができる。図3で示されるニューラルネットワークは、畳み込み層と最大プーリング層とからなる。最大プーリング層において周辺画素の出力をまとめることによって画像サイズを小さくしていき、各解像度での畳み込み層の出力を元の画像サイズにリサイズして結合することで、局所的な特徴と大域的な特徴をあわせ持つ特徴量を抽出することができる。これらに、さらに畳み込み計算を行い、出力画像を得る。立ち上がり面認識器の学習処理では、予め用意された撮影画像と対応して立ち上がり面をラベル付けしたバイナリマップを用いて、上記畳み込みニューラルネットワークを学習する。出力結果の損失関数としてクロスエントロピーを用い、パラメータの更新には誤差逆伝播法を用いる。十分な回数のパラメータ更新を行い、得られたパラメータを立ち上がり面認識器として保持する。
カメラパラメータ24は、入力画像を撮影したカメラのパラメータである。カメラパラメータとしては、焦点距離f、カメラの向きと平面とのなす角θ、及び起点となる段差端点からの視点高さHを用いる。
立ち上がり面セグメンテーション部30は、入力部10で受け付けた入力画像から、認識モデル22に基づいて、入力画像の立ち上がり面を表す領域を抽出する。例えば、図4に示すように、入力画像に対して、立ち上がり面が存在する領域のみを1(白領域)とし、残りの画素を0(黒領域)とする立ち上がり面マップを出力する。
実寸法推定部32は、立ち上がり面を表す領域に基づいて、段差の起点となる段差端点を検出し、段差端点の各々について、段差端点の位置Pと、カメラパラメータ24とに基づいて、段差端点を通り、かつ、物体の表面に対応する平面と垂直な直線を、入力画像に投影した直線Qの、立ち上がり面を表す領域内の長さを求める。そして、段差端点の各々について、求めた長さ及びカメラパラメータ24を用いて段差の高さを推定する。具体的には、カメラ座標空間における段差端点の位置P及び焦点距離fを用いて表される、入力画像上の段差端点に対応する座標(P,P)と、焦点距離fと、なす角θと、視点高さHと、平面と垂直な直線を入力画像に投影した直線の、立ち上がり面を表す領域内となる部分である線分の、段差端点Pとは反対側の端点の座標Q’とに基づいて、段差の高さを推定する。
実寸法推定部32の処理の詳細について説明する。実寸法推定部32では、まず、立ち上がり面マップの立ち上がり面を表す領域から、高さ推定の起点となるような領域の最も上部(あるいは最も下部)となる画素を段差端点の各々として検出する。連続する立ち上がり面領域を抽出し、各領域の上部側(あるいは下部側)の境界線を求めることで段差の端点を示す画素が検出される。この処理は対象平面に垂直な方向が画像平面において上方向と一致することを想定しており、そうでない場合は画像を適宜回転するなどして垂直軸と画像平面軸を一致させてから上記の処理を行う。
得られた段差端点の位置を起点とし、カメラパラメータ24を用いて、以下に説明する透視投影変換を行って段差量を求める。カメラパラメータ24の焦点距離f、なす角θ、及び視点高さHと、立ち上がり面との関係を図5に示す。
計測対象となる段差端点のカメラ座標空間における座標をP:(P,P,P)として、対応する画像上での光学中心を原点とする段差端点の座標を(P,P)とすると、透視投影変換では以下(1)式のような対応関係が得られる。

・・・(1)
段差端点Pを通る平面に垂直な線を考え、その線上の点QをPからの相対高さhによって表すことを考えると、Qは以下(2)式のように表現される。

・・・(2)
この直線を入力画像上で表現することを考えると画像座標(Q,Q)を用いて以下の(3)式のように表現される。

・・・(3)
が段差端点Pを通る垂直な線を画像に投影した直線と言える。段差量を推定するために、Qの直線上で立ち上がり面ラベルがどこまで付与されているかを検出する。Pを起点として直線上に立ち上がり面ラベルが付与されていることを確認していき、立ち上がり面ラベルが途切れた座標をQ’とする。Q’が与えられると、以下(4)式のようにして、P−Q’により立ち上がり面を表す領域内の、段差端点Pを通り、かつ、物体の表面に対応する平面と垂直な直線を、入力画像に投影した直線Qの長さが求まり、段差端点に対応する段差高さh’を求めることができる。

・・・(4)
ここで、Pはカメラ位置の高さHによって以下(5)式のように置き換えることができる。

・・・(5)
最終出力である段差高さh’は以下(6)式のように算出される。

・・・(6)
実寸法推定部32では、全ての段差端点について、上記(6)式で段差高さh’を推定し、入力画像についての段差高さデータとして出力部50に出力する。
<本発明の実施の形態に係る段差高さ推定装置の作用>
次に、本発明の実施の形態に係る段差高さ推定装置100の作用について説明する。入力部10において入力画像を受け付けると、段差高さ推定装置100は、図6に示す段差高さ推定処理ルーチンを実行する。
まず、ステップS100では、入力部10で受け付けた入力画像から、認識モデル22に基づいて、入力画像の立ち上がり面を表す領域を抽出し、立ち上がり面マップを出力する。
次に、ステップS102では、立ち上がり面マップの立ち上がり面を表す領域に基づいて、段差の起点となる段差端点を検出し、段差端点の各々について、段差端点の位置Pと、カメラパラメータ24とに基づいて、段差端点を通り、かつ、物体の表面に対応する平面と垂直な直線を、入力画像に投影した直線Qの、立ち上がり面を表す領域内の長さを求め、求めた長さ及びカメラパラメータ24を用いて段差の高さを推定して出力部50に出力する。
ステップS102の透視投影変換処理の詳細について図7を参照して説明する。
ステップS200では、立ち上がり面マップの立ち上がり面を表す領域から、高さ推定の起点となるような領域の最も上部となる画素を段差端点の各々として検出する。
ステップS202では、ステップS200で検出した段差端点の各々について、カメラ座標空間における段差端点の位置P及びカメラパラメータ24の焦点距離fを用いて表される、入力画像上の段差端点に対応する座標(P,P)と、焦点距離fと、カメラパラメータ24のなす角θとに基づいて、上記(3)式における平面と垂直な直線を入力画像に投影した直線Qを算出する。
ステップS204では、ステップS202で算出されたQの直線上で立ち上がり面ラベルがどこまで付与されているかを検出し、立ち上がり面を表す領域内となる部分である線分の、段差端点Pとは反対側の端点の座標Q’を求める。
ステップS206では、段差端点の各々について、入力画像上の段差端点Pと、焦点距離fと、なす角θと、カメラパラメータ24の視点高さHと、座標Q’とに基づいて、上記(6)式に従って段差の高さを推定する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る段差高さ推定装置によれば、入力画像から、認識モデルに基づいて、入力画像の立ち上がり面を表す領域を抽出し、立ち上がり面を表す領域に基づいて、段差の起点となる段差端点を検出し、段差端点の位置と、カメラパラメータとに基づいて、立ち上がり面を表す領域内の、段差端点を通り、かつ、物体の表面に対応する平面と垂直な直線を、入力画像に投影した直線の長さを求め、段差の高さを推定することにより、精度よく、かつ、効率的に、画像から物体の段差の高さを推定することができる。
また、本発明の実施の形態の手法によって、従来よりも精度よく多様な画像に対して段差高さの推定が可能となる。車載カメラ画像などの撮影条件が十分に整っていない画像に対しても段差量推定が可能となり、従来の手法と比べて更なる点検作業の効率化を見込めるようになる。
また、様々な模様のマンホール鉄蓋など多様な認識対象に対して同一の認識器を適用することができ、認識対象毎の学習といった手間を省くことができる。
また、点検等に用いる場合には、あらかじめ段差量を知りたい領域を決めておく必要があるが、対象の領域においての最大高さや平均高さなどを本発明の実施の形態の手法によって取得し、点検に活用する方法が考えられる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述した実施の形態では、起点となる段差端点Pとは反対側の端点の座標を求める場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、段差計測の起点からの視点高さHを与えることができれば、起点は必ずしも段差の上下端である必要はなく、任意の点からの段差量を計測することができる。
10 入力部
20 演算部
22 認識モデル
24 カメラパラメータ
30 立ち上がり面セグメンテーション部
32 実寸法推定部
50 出力部
100 段差高さ推定装置

Claims (7)

  1. 入力画像から、予め学習された、前記入力画像に写る物体の表面に対応する平面と垂直を成す前記物体上の面であり、かつ、前記面の幅が前記物体上の段差の高さを示す立ち上がり面を表す領域を認識するための認識モデルに基づいて、前記入力画像の前記立ち上がり面を表す領域を抽出する立ち上がり面セグメンテーション部と、
    前記立ち上がり面を表す領域に基づいて、当該領域が連続する面領域を抽出し、各面領域の上部側又は下部側の境界線となる画素を段差の起点となる段差端点として検出し、前記段差端点の位置と、前記入力画像を撮影したカメラのカメラパラメータとに基づいて、前記段差端点を通り、かつ、前記物体の表面に対応する平面と垂直な直線を、前記入力画像に投影した直線の、前記立ち上がり面を表す領域内の長さを求め、前記長さ及び前記カメラパラメータを用いて前記段差の高さを推定する実寸法推定部と、
    を含む段差高さ推定装置。
  2. 前記カメラパラメータを、前記起点までの焦点距離、カメラの向きと前記平面とのなす角、及び起点となる段差端点からの視点高さとし、
    前記実寸法推定部は、カメラ座標空間における前記段差端点の位置及び前記焦点距離を用いて表される、前記入力画像上の前記段差端点に対応する座標と、前記焦点距離と、前記なす角と、前記視点高さと、前記平面と垂直な直線を前記入力画像に投影した直線の、前記立ち上がり面を表す領域内となる部分である線分の、前記段差端点とは反対側の端点の座標とに基づいて、前記段差の高さを推定する請求項1に記載の段差高さ推定装置。
  3. 前記認識モデルに、前記立ち上がり面を表す領域を抽出するように学習された畳み込みニューラルネットワークを用いる請求項1又は請求項2に記載の段差高さ推定装置。
  4. 立ち上がり面セグメンテーション部が、入力画像から、予め学習された、前記入力画像に写る物体の表面に対応する平面と垂直を成す前記物体上の面であり、かつ、前記面の幅が前記物体上の段差の高さを示す立ち上がり面を表す領域を認識するための認識モデルに基づいて、前記入力画像の前記立ち上がり面を表す領域を抽出するステップと、
    実寸法推定部が、前記立ち上がり面を表す領域に基づいて、当該領域が連続する面領域を抽出し、各面領域の上部側又は下部側の境界線となる画素を段差の起点となる段差端点として検出し、前記段差端点の位置と、前記入力画像を撮影したカメラのカメラパラメータとに基づいて、前記段差端点を通り、かつ、前記物体の表面に対応する平面と垂直な直線を、前記入力画像に投影した直線の、前記立ち上がり面を表す領域内の長さを求め、前記長さ及び前記カメラパラメータを用いて前記段差の高さを推定するステップと、
    を含む段差高さ推定方法。
  5. 前記カメラパラメータを、前記起点までの焦点距離、カメラの向きと前記平面とのなす角、及び起点となる段差端点からの視点高さとし、
    前記実寸法推定部が推定するステップは、カメラ座標空間における前記段差端点の位置及び前記焦点距離を用いて表される、前記入力画像上の前記段差端点に対応する座標と、前記焦点距離と、前記なす角と、前記視点高さと、前記平面と垂直な直線を前記入力画像に投影した直線の、前記立ち上がり面を表す領域内となる部分である線分の、前記段差端点とは反対側の端点の座標とに基づいて、前記段差の高さを推定する請求項4に記載の段差高さ推定方法。
  6. 前記認識モデルに、前記立ち上がり面を表す領域を抽出するように学習された畳み込みニューラルネットワークを用いる請求項4又は請求項5に記載の段差高さ推定方法。
  7. コンピュータを、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の段差高さ推定装置の各部として機能させるためのプログラム。
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