JP6790550B2 - 情報処理装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、画像形成装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
近年、複合機は、複合機自体のコントロールパネルなどのユーザインタフェースだけでなく、ユーザが携帯する端末を複合機のユーザインタフェースとして用いることが可能になっている。この場合、複数のユーザから同時並行してファイル等の同じ資源を操作対象として指定される場合もあり得るので、操作同士が矛盾しないように資源にロックをかけ排他制御を行う。つまり、一方の操作が完了するまで他方の操作に用いられたユーザインタフェースは待ち状態となる。
そこで、従来においては、ジョブ設定の予約を受け付けるなどして後手のユーザのユーザインタフェースを即座に解放できるようにする技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2006−237857号公報 特開2009−027482号公報 特開2014−007509号公報
ところで、例えば、アドレス帳に登録されているユーザAに対する操作(参照、削除等)とユーザBに対する操作とは、操作の対象となるオブジェクトデータ(ユーザA及びユーザB)が異なるため、排他制御しなくても各操作を同時並行して実行してもよいと考えられる。
また、例えば、同時並行した指定された一方の操作がアドレス帳に登録されているユーザAのアドレスの削除で、他方の操作が同じくユーザAを宛先としたメール送信の場合、ユーザAのアドレスの削除が先に実行されてしまうと、ユーザAへのメール送信が正常に終了できなくなる。一方、操作の実行順をその逆にすれば各操作は共に正常に処理できる。
このように、操作の対象となるオブジェクトデータ(上記例のユーザA、B)あるいはオブジェクトデータに対する操作の内容(参照、削除等)の組合せによっては、オブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御すれば、指定された操作を待たせる必要がなかったり、操作を正常に実行できたりする場合がある。
本発明は、ユーザにより指定された操作の対象となるオブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、ユーザにより指定された操作の対象となるオブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御する操作制御手段と、複数のユーザインタフェースから、ユーザにより指定された前記オブジェクトデータの変更、参照、および削除のいずれかを操作の内容とする操作を取得する取得手段と、を有し、前記取得手段は、一のユーザインタフェースから取得された操作の対象となったオブジェクトデータに対し、他のユーザインタフェースから他の操作を取得し、前記操作制御手段は、前記取得手段が取得した複数の操作が競合する場合であっても、いずれのユーザインタフェースにも操作を受け付けた旨のメッセージを表示させると共に、競合する前記複数の操作の前記操作の内容の組み合わせに応じた各操作の実行順に従って当該各操作を実行することを特徴とする。
また、前記操作制御手段は、競合する複数の操作のいずれかの操作の内容が変更または削除である場合、変更または削除の操作を取得したユーザインタフェースに変更または削除の目的を入力させる画面を表示させ、当該目的が入力されたあとに、操作を受け付けた旨のメッセージを前記ユーザインタフェースに表示させることを特徴とする。
また、前記操作制御手段は、競合する複数の操作の内容が同一の場合、当該操作を1回のみ実行するよう制御することを特徴とする。
前記操作制御手段は、競合する複数の操作が共に変更操作であってその変更の内容が異なる場合、当該各操作を指定したユーザにその旨を通知することを特徴とする。
また、競合する操作の内容の組合せ毎にオブジェクトデータが競合したときの対処方法が予め設定された競合回避情報を取得する情報取得手段を有し、前記操作制御手段は、前記競合回避情報の設定内容に基づいて各操作の実行制御を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、ユーザインタフェース手段と、前記ユーザインタフェース手段からユーザにより指定された操作を取得するユーザインタフェース操作取得手段と、リモート端末からユーザにより指定された操作を取得するリモート端末操作取得手段と、ユーザにより指定された操作の対象となるオブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御する操作制御手段と、複数のユーザインタフェースから、ユーザにより指定された前記オブジェクトデータの変更、参照、および削除のいずれかを操作の内容とする操作を取得する取得手段と、を有し、前記取得手段は、一のユーザインタフェースから取得された操作の対象となったオブジェクトデータに対し、他のユーザインタフェースから他の操作を取得し、前記操作制御手段は、前記取得手段が取得した複数の操作が競合する場合であっても、いずれのユーザインタフェースにも操作を受け付けた旨のメッセージを表示させると共に、競合する前記複数の操作の前記操作の内容の組み合わせに応じた各操作の実行順に従って当該各操作を実行することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、ユーザにより指定された操作の対象となるオブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御する操作制御手段、複数のユーザインタフェースから、ユーザにより指定された前記オブジェクトデータの変更、参照、および削除のいずれかを操作の内容とする操作を取得する取得手段、として機能させ、前記取得手段は、一のユーザインタフェースから取得された操作の対象となったオブジェクトデータに対し、他のユーザインタフェースから他の操作を取得し、前記操作制御手段は、前記取得手段が取得した複数の操作が競合する場合であっても、いずれのユーザインタフェースにも操作を受け付けた旨のメッセージを表示させると共に、競合する前記複数の操作の前記操作の内容の組み合わせに応じた各操作の実行順に従って当該各操作を実行することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ユーザにより指定された操作の対象となるオブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御することができる。また、複数の操作により操作対象とするオブジェクトデータが競合する場合であっても複数の操作の内容の組合せに応じて各操作の実行制御を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、変更または削除の目的に応じて各操作の実行順を決定することができる。
請求項に記載の発明によれば、競合する複数の操作の内容が同一の場合、当該操作の重複した実行を回避することができる。
請求項に記載の発明によれば、異なる操作の内容と競合していることをユーザに通知することができる。
請求項に記載の発明によれば、予め設定された競合回避情報の設定内容に基づいて各操作の実行制御を行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、操作が競合する場合に各操作の内容に応じて各操作の実行制御を行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、ユーザにより指定された操作の対象となるオブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御することができる。また、複数の操作により操作対象とするオブジェクトデータが競合する場合であっても複数の操作の内容の組合せに応じて各操作の実行制御を行うことができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。 本実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成図である。 本実施の形態における競合回避情報記憶部に予め設定される競合回避情報のデータ構成の一例を示した図である。 本実施の形態における操作情報記憶部に登録される操作情報のデータ構成の一例を示した図である。 本実施の形態における操作実行処理を示したフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。また、図2は、本実施の形態における画像形成装置10のハードウェア構成図である。画像形成装置10は、コピー機能、スキャナ機能等各種機能を搭載した複合機であり、コンピュータ(情報処理装置)を搭載した装置である。図2において、CPU21は、ROM29に格納されたプログラムにしたがってスキャナ24やプリンタエンジン26等本装置に搭載された各種機構の動作制御を行う。アドレスデータバス22は、CPU21の制御対象となる各種機構と接続してデータの通信を行う。操作パネル23は、ユーザからの指示の受け付け、情報の表示を行う。スキャナ24は、ユーザがセットした原稿を読み取り、電子データとしてHDD(Hard Disk Drive)25等に蓄積する。HDD25は、スキャナ24を使用して読み取った電子文書やアドレス帳などを格納する。プリンタエンジン26は、CPU21で実行される制御プログラムからの指示に従い出力用紙上に画像を印字する。ネットワークインタフェース(I/F)27は、ネットワークを接続し、外部の装置との間でデータ通信を行う。本実施の形態におけるネットワークインタフェース27は、ユーザが携帯するスマートフォンやPC等の端末(以下、「リモート端末」)1を画像形成装置10のインタフェース手段として利用可能なように有線又は無線により接続する。RAM28は、プログラム実行時のワークメモリや電子データ送受信時の通信バッファとして利用される。ROM29は、本装置の制御や電子データの暗号、電子データの送受信に関する各種プログラムが格納されている。各種プログラムが実行されることで後述する各構成要素が所定の処理機能を発揮する。外部メディアインタフェース(I/F)30は、USBメモリ、フラッシュメモリ等の外部メモリ機器とのインタフェースである。
図1に戻り、本実施の形態における画像形成装置10は、ローカルユーザインタフェース(UI)制御部11、リモートユーザインタフェース(UI)制御部12、操作内容分析部13、操作制御部14、ジョブ実行制御部15、操作情報記憶部16及び競合回避情報記憶部17を有している。ローカルユーザインタフェース制御部11は、画像形成装置10の操作パネル23からユーザにより指示された操作を取得する。リモートユーザインタフェース制御部12は、リモート端末1からユーザにより指示された操作を取得する。操作内容分析部13は、各ユーザインタフェース制御部11,12により取得された操作の内容を分析して操作情報を生成し、操作情報記憶部16に登録する。操作制御部14は、ユーザにより指示された操作の対象となるオブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御する。ジョブ実行制御部15は、指定された操作をジョブとして実行するための制御を行う。操作情報記憶部16については、動作の説明と合わせて説明する。
図3は、本実施の形態における競合回避情報記憶部17に予め設定される競合回避情報のデータ構成の一例を示した図である。図3に示した競合回避情報には、操作の対象がスキャン文書等のデータの宛先(送信先)の場合の設定例が示されている。メールアドレス等の宛先はアドレス帳に登録されているが、図3には、アドレス自体の変更(Edit)、スキャン文書の宛先として指定される場合にアドレス帳からの写しの読み出し(Duplicate)、アドレスのアドレス帳からの削除(Delete)が操作の種類の一例として示されている。その他にもアドレスの登録が存在するが、図3から省略している。
ところで、本実施の形態において「操作の内容」というのは、「ユーザAのアドレスをアドレスXからアドレスYに変更する。」、「ユーザBのアドレスを削除する。」など操作の指示内容のことである。ただ、操作の種類を示す「変更」、「削除」等は、必ず操作の内容に含まれるため、本実施の形態では、操作の種類を操作の内容と説明する場合もある。また、ユーザが指定する操作は、DuplicateではなくScanToSendであるが、ユーザにより操作(ScanToSend)が指定されると、当該操作の内容分析により操作(Duplicate)が一意に決まるため、共に「操作」と称している。ただ、場合によって、ScanToSend等のユーザにより指定された操作を「ユーザ操作」と説明する場合もある。
図3においては、二操作者間で競合が発生する場合を想定した競合回避情報であり、ある宛先、例えばユーザAというオブジェクトデータに対する操作がEdit、Duplicate又はDeleteの場合、競合する他の操作が同じくユーザAに対するEdit、Duplicate又はDeleteの場合の対処方法がテーブル内に示されている。
ところで、本実施の形態において「オブジェクト」というのは、ユーザの操作の対象となるデータのまとまりのこと又はもののことを指し、例えば1又は複数のデータを格納するファイルである。また、「オブジェクトデータ」というのは、オブジェクトとしてまとめられている個々のデータのことを指す。オブジェクトがアドレス帳の場合、各ユーザのアドレスがオブジェクトデータに相当する。
なお、図3では、二操作者間の対処を二次元テーブルにて示しているので行方向と列方向との交差した欄に対応する対処方法を示したが、操作がEditとDuplicateとの組合せに対する対処方法と、DuplicateとEditとの組合せに対する対処方法とは同じでよいので、一方の記述を“−”にて示し省略した。また、図3では、便宜的に二操作者間での競合の場合を示した二次元テーブルにて競合回避情報を示したが、三操作者以上で競合した場合を想定して競合回避情報を設定してもよい。
画像形成装置10における各構成要素11〜15は、画像形成装置10に搭載されたコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU21で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶部16,17は、画像形成装置10に搭載されたHDD25にて実現される。あるいは、RAM28又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
画像形成装置が複数のユーザインタフェースから同じオブジェクト(例えば、アドレス帳)に対する操作が指定された場合、従来では一方の操作を他方の操作が完了するまで待機させることで矛盾が発生しないように排他制御していた。つまり、先に実行される操作は、オブジェクト(アドレス帳)をロックしてから所定の処理を実行し、処理が完了するとアンロックすることでオブジェクトを解放する。オブジェクトが解放されてはじめて後手の操作の実行が開始可能になる。このように、一方の操作がユーザAに対する操作で他方の操作がユーザBに対する操作であっても、従来においては、オブジェクト(アドレス帳)を排他制御の単位としていたので一方の操作は待ち状態になっていた。
そこで、本実施の形態においては、オブジェクトではなくオブジェクトに含まれているオブジェクトデータ、上記例に従うとアドレス帳に登録されているユーザA,Bの各アドレスを排他制御の単位としたことを特徴としている。これにより、一方の操作がユーザAに対する操作で、他方の操作がユーザBに対する操作の場合、各操作の排他制御対象は異なるため、各操作は待機をせずに実行可能となる。また、2つの操作が共に同じユーザAに対する操作であっても、本実施の形態においては、待機という状態にせずに双方の操作を受け付け、受付後に操作の内容の組合せによって各操作の実行制御を行うようにした。以下、本実施の形態における動作について説明する。
あるユーザが操作パネル23に対して何らかの操作を行うと、ローカルユーザインタフェース制御部11はその操作を取得する。操作内容分析部13は、その取得された操作の内容を分析して操作情報を生成し操作情報記憶部16に登録する。また、あるユーザがリモート端末1から画像形成装置10に対して何らかの操作を行うと、リモートユーザインタフェース制御部12はその操作を取得する。操作内容分析部13は、上記と同様に取得された操作の内容を分析して操作情報を生成し操作情報記憶部16に登録する。このように、操作情報記憶部16には、操作パネル23及びリモート端末1からそれぞれ指定された操作に基づき生成された操作情報が登録される。
図4は、本実施の形態における操作情報記憶部16に登録される操作情報のデータ構成の一例を示した図である。操作情報は、それぞれに割り付けられる操作番号に、操作、UI、対象オブジェクトデータ及びパラメータ等が対応付けられて生成される。操作には、ユーザに指定された操作の種別が設定される。UIには、ユーザ操作に利用されたユーザインタフェースが設定される。設定される“local”は操作パネル23に、“remote”はリモート端末1にそれぞれ対応する。対象オブジェクトデータには、ユーザ操作の対象となったオブジェクトデータを示す項目が設定される。パラメータ等には、ユーザ操作の実行に必要なパラメータ等の情報が設定される。
図4には、操作パネル23から“userA”が宛先として指定されたScanToSend操作が指定された例と、リモート端末1から“userA”のアドレスを編集する操作が指定された例とが示されている。
なお、操作情報には、その他にも操作者の識別情報や操作日時等の基本的な情報を付加してもよいが、本実施の形態では、説明に用いないので省略している。また、本実施の形態では、各操作をジョブとして実行することを想定しており、そのジョブの実行に必要な情報に関しては省略している。また、ジョブ実行制御部15は、各ユーザインタフェース制御部11,12により操作が取得されると、その操作に基づきジョブを生成するかもしれないが、ジョブの生成自体は本実施の形態の特徴事項ではないので図や説明から省略する。
次に、本実施の形態において、指定された操作を実行するときの処理について図5に示したフローチャートを用いて説明する。この処理を実行するアプリケーションは、RAM28に常駐し、後述する処理を常時繰り返し実行する。
操作制御部14は、操作情報記憶部16から操作情報を抽出する(ステップ101)。基本的には、登録順に1つずつ取り出せばよい。そして、操作情報の対象オブジェクトデータを参照して、対象オブジェクトデータが同じ操作情報の存在を調べる。ここで、操作情報が存在しない場合(ステップ102でN)、操作制御部14は、従前と同様に当該操作を受け付けて実行を開始する旨のメッセージを操作元のユーザインタフェース手段(操作パネル23又はリモート端末1)に表示させる(ステップ108)。そして、操作制御部14が当該操作の実行を指示すると、ジョブ実行制御部15は、その指示に応じて当該操作のジョブの実行を開始する(ステップ107)。
一方、対象オブジェクトデータに同じ操作情報が存在する場合(ステップ102でY)、操作制御部14は、競合相手が存在すると認識し、次のように処理する。なお、ここでは、説明の便宜上、競合相手の操作は1つのみとする。
操作制御部14は、同じ対象オブジェクトデータが設定されている操作情報を操作情報記憶部16から抽出し(ステップ103)、この操作情報とステップ101で抽出した操作情報との関係を分析する。そして、例えば操作がScanToSend操作の場合、宛先として指定されたユーザのアドレスの写しをアドレス帳から取ればよいので、操作の種類は“Duplicate”と特定する。また、操作が宛先編集操作の場合、アドレス帳に登録されているアドレスを変更することになるので、操作の種類は“Edit”と特定する。各操作の種類を特定すると、操作制御部14は、競合回避情報を参照して各操作に対する対処方法を決定し(ステップ104)、その決定した対処方法に従った画面を各ユーザインタフェースに表示させると共にその表示内容に対する応答を受け付ける(ステップ105)。例えば、上記例示した“Duplicate”と“Edit”との組合せの場合、操作制御部14は、図3に示した競合回避情報においては欄31に設定された対処方法に従った処理を行う。
ここで、操作パネル23から指定された操作が宛先にユーザCのアドレスが指定されたScanToSend操作(操作の種類が“Duplicate”)の場合、他方のリモート端末1から宛先編集操作をした操作者がユーザCのアドレスを変更するのは、ユーザCの個人的な理由に応じて変更する場合もあり得るし、登録されているユーザCのアドレスに誤りがあるため訂正したい場合もあり得る。そこで、操作制御部14は、競合回避情報の設定内容に従って編集目的を入力させる画面をリモートユーザインタフェース制御部12に表示させる。
リモート端末1の操作者により表示された入力画面から編集目的が入力されると、操作制御部14は、その編集目的を取得する。そして、操作制御部14は、ローカルユーザインタフェース制御部11に、その取得した編集目的及び既に認識している編集内容を合わせて操作パネル23に表示させる。表示画面には、ScanToSend操作をアドレス変更前に実行するか、アドレス変更後に実行するか、あるいは中止するかの問い合わせる問合せ画面でもよい。当該操作者は、その問合せ画面の表示内容を見ていずれかを選択する。
操作制御部14は、その選択結果を受け付けると、その選択結果に応じてアドレスの編集操作との順番を決定する(ステップ106)。二操作者間の場合、どちらの操作を先に実行するかを決定する。あるいは、操作者の選択に応じてScanToSend操作を中止するよう決定する。なお、図3では、操作の実行順の決定について詳細に記述してないが、上記の通り、問合せに対する応答の結果に応じて操作の実行順を決定する。そして、ジョブ実行制御部15は、操作制御部14による決定に従い、指定された操作をジョブにより実行させる(ステップ107)。
本実施の形態においては、以上説明したように動作するが、ステップ105において操作者との間でやり取りが発生するもののいずれの操作者に対しても待機させることはしない。つまり、宛先編集の操作者には、編集目的の入力終了後に当該操作を受け付けた旨のメッセージをリモートユーザインタフェース制御部12に表示させる。一方、ScanToSendの操作者には、問合せへの応答後に当該操作を受け付けた旨のメッセージをローカルユーザインタフェース制御部11に表示させる。厳密には、画像形成装置10の内部において一方の操作の実行を待たせることになるかもしれないが、操作者には待ち状態になる旨を通知しない。
なお、本実施の形態では、操作に競合が発生する場合、前述したようにステップ105においてはじめて操作を受け付けることになるので、このときを操作の「受付」とし、各ユーザインタフェース制御部11,12が操作を受け取ったことを「受付」ではなく「取得」と表現した。
操作対象のオブジェクトデータが異なる操作の場合、本実施の形態においては、従来と異なり競合の関係とはならないので(ステップ102でN)、各操作は同時並行して実行可能となる。
以上の説明は、“Duplicate”と“Edit”との組合せの場合であったが、その他の操作の組合せも基本的には競合回避情報の設定内容に従い処理すればよい。“Duplicate”と“Delete”との組合せの場合、“Duplicate”の操作を先に実行し、その後にアドレスを削除することで双方の操作は正常に実行できる。ただ、アドレスの削除目的がメールソフトのアンインストールというのであれば送信不能となるので、競合回避情報に示したように削除目的を“Delete”の操作者に先に問い合わせるようにし、その応答内容に応じて実行順を適宜決定するようにしてもよい。このように、競合する複数の操作の内容が異なる場合、競合回避情報の設定内容に従い各操作の内容に応じて操作の実行順を決定すればよい。
図3に示した“No Action”というのは、一方の操作は何もしなくてよいことを意味する。例えば、“Delete”同士の組合せの場合、一方の操作でアドレスを削除してしまえば、他方の削除操作は実行しなくてよい。“Duplicate”同士の組合せの場合、一方の操作でメール送信してしまえば、同じスキャン文書を2回送信する必要はないであろうから他方の送信操作は実行しなくてよい。このように、競合する複数の操作の内容が同一の場合、一致する操作を1回のみ実行するよう制御すればよい。異なる文書の場合はそれぞれ送信する必要はあるが、画像形成装置10には、通常1台のスキャナ24しか搭載されていないので同じ文書と予想できる。“Edit”同士の組合せの場合も同様である。ただ、同じ変更内容であれば問題ないが、各操作の変更内容が異なる場合、先に行われる変更は上書きされてしまう。そこで、競合回避情報に設定されているように双方の操作者に通知し問い合わせることで調整を行う必要がある。
本実施の形態によれば、以上説明したようにオブジェクトデータを排他制御の単位としたことで競合の発生機会が減少し、これにより待ち状態となる機会や待ち時間を減少させることが可能になる。また、競合が発生する場合でも競合する操作の実行順を制御するようにしたので、操作が異常終了する機会も減少する。競合回避情報の設定例から明らかなように、本実施の形態における操作制御は、操作の内容に優先順位を設定するのではなく競合する操作の内容の組合せに応じて適切な実行順を設定可能にしている。
なお、本実施の形態では、各ユーザインタフェース制御部11,12から指定された操作を例にして説明したが、例えばバッチにて指定された操作にも適用可能である。
また、本実施の形態では、操作に応じて処理を実行する装置として画像形成装置10を例にして説明したが、画像形成装置10ではなく情報処理装置(コンピュータ)又はコンピュータを搭載した様々な装置にも適用可能である。
1 リモート端末、10 画像形成装置、11 ローカルユーザインタフェース(UI)制御部、12 リモートユーザインタフェース(UI)制御部、13 操作内容分析部、14 操作制御部、15 ジョブ実行制御部、16 操作情報記憶部、17 競合回避情報記憶部、21 CPU、22 アドレスデータバス、23 操作パネル、24 スキャナ、25 ハードディスクドライブ(HDD)、26 プリンタエンジン、27 ネットワークインタフェース(I/F)、28 RAM、29 ROM、30 外部メディアインタフェース(I/F)。

Claims (7)

  1. ユーザにより指定された操作の対象となるオブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御する操作制御手段と、
    複数のユーザインタフェースから、ユーザにより指定された前記オブジェクトデータの変更、参照、および削除のいずれかを操作の内容とする操作を取得する取得手段と、
    を有し、
    前記取得手段は、一のユーザインタフェースから取得された操作の対象となったオブジェクトデータに対し、他のユーザインタフェースから他の操作を取得し、
    前記操作制御手段は、前記取得手段が取得した複数の操作が競合する場合であっても、いずれのユーザインタフェースにも操作を受け付けた旨のメッセージを表示させると共に、競合する前記複数の操作の前記操作の内容の組み合わせに応じた各操作の実行順に従って当該各操作を実行することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記操作制御手段は、競合する複数の操作のいずれかの操作の内容が変更または削除である場合、変更または削除の操作を取得したユーザインタフェースに変更または削除の目的を入力させる画面を表示させ、当該目的が入力されたあとに、操作を受け付けた旨のメッセージを前記ユーザインタフェースに表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記操作制御手段は、競合する複数の操作の内容が同一の場合、当該操作を1回のみ実行するよう制御することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記操作制御手段は、競合する複数の操作が共に変更操作であってその変更の内容が異なる場合、当該各操作を指定したユーザにその旨を通知することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 競合する操作の内容の組合せ毎にオブジェクトデータが競合したときの対処方法が予め設定された競合回避情報を取得する情報取得手段を有し、
    前記操作制御手段は、前記競合回避情報の設定内容に基づいて各操作の実行制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. ユーザインタフェース手段と、
    前記ユーザインタフェース手段からユーザにより指定された操作を取得するユーザインタフェース操作取得手段と、
    リモート端末からユーザにより指定された操作を取得するリモート端末操作取得手段と、
    ユーザにより指定された操作の対象となるオブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御する操作制御手段と、
    複数のユーザインタフェースから、ユーザにより指定された前記オブジェクトデータの変更、参照、および削除のいずれかを操作の内容とする操作を取得する取得手段と、
    を有し、
    前記取得手段は、一のユーザインタフェースから取得された操作の対象となったオブジェクトデータに対し、他のユーザインタフェースから他の操作を取得し、
    前記操作制御手段は、前記取得手段が取得した複数の操作が競合する場合であっても、いずれのユーザインタフェースにも操作を受け付けた旨のメッセージを表示させると共に、競合する前記複数の操作の前記操作の内容の組み合わせに応じた各操作の実行順に従って当該各操作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  7. コンピュータを、
    ユーザにより指定された操作の対象となるオブジェクトデータを排他制御の単位として操作の実行を制御する操作制御手段、
    複数のユーザインタフェースから、ユーザにより指定された前記オブジェクトデータの変更、参照、および削除のいずれかを操作の内容とする操作を取得する取得手段、
    として機能させ
    前記取得手段は、一のユーザインタフェースから取得された操作の対象となったオブジェクトデータに対し、他のユーザインタフェースから他の操作を取得し、
    前記操作制御手段は、前記取得手段が取得した複数の操作が競合する場合であっても、いずれのユーザインタフェースにも操作を受け付けた旨のメッセージを表示させると共に、競合する前記複数の操作の前記操作の内容の組み合わせに応じた各操作の実行順に従って当該各操作を実行することを特徴とするプログラム。
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