JP6789421B2 - 情報処理装置、追跡方法、及び追跡プログラム - Google Patents

情報処理装置、追跡方法、及び追跡プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、追跡方法、及び追跡プログラムに関する。
近年の半導体技術の進歩により、産業機器向けSoC(System On Chip)、VGA(Video Graphics Array)解像度を超えるデジタルカメラ、及び画像センサが、高性能かつ安価になってきている。そのため、デジタルカメラ又は画像センサを用いたシステムが、容易に実現可能になってきている。例えば、当該システムは、空間内における人又は物体を追跡することができる。
ここで、人又は物体を追跡する技術が提案されている(特許文献1,2を参照)。例えば、特許文献1の通過人数計測装置は、複数のカメラが撮像した画像データに基づいて、人間を抽出し、抽出した人間を追跡する。例えば、特許文献2の制御装置は、複数のカメラから画像を取り込んで、画像上の車両を示す特徴を抽出し、車両の動きを追跡する。
特開平10−49718号公報 特開平10−269362号公報
ところで、人又は物体の移動軌跡は、複数の位置情報を統合することで算出される。複数の位置情報の中に外れ値の位置情報が含まれる場合がある。例えば、外れ値は、人又は物体の位置を誤検出したときの位置情報である。外れ値を含む複数の位置情報を統合することは、人又は物体の移動軌跡の精度を悪くする。
人又は物体の移動軌跡の精度が悪くなる問題は、単純にカメラのフレームレートを上げるだけでは解決しない。また、人又は物体の移動軌跡の精度が悪くなる問題は、センサがサンプリングする周期を上げるだけでは解決しない。
本発明の目的は、移動軌跡の精度を向上させることである。
本発明の一態様に係る情報処理装置が提供される。情報処理装置は、複数の検出装置のそれぞれが周期的に第1の検出対象を検出した複数の検出情報から前記第1の検出対象の位置を示す複数の検出対象位置を検出する位置検出部と、前記複数の検出装置の検出対象空間を統合した空間を示す共通系座標に前記複数の検出対象位置のそれぞれの座標を座標変換する変換部と、前記複数の検出装置が前記第1の検出対象を検出する前に、前記第1の検出対象が存在していた位置の座標であり、かつ前記共通系座標の座標である第1の座標と、前記第1の検出対象を除く検出対象を前記複数の検出装置が検出する前に、前記第1の検出対象を除く検出対象が存在していた位置の座標であり、かつ前記共通系座標の座標である複数の第3の座標とを記憶する記憶部と、前記複数の検出対象位置が前記共通系座標に変換された複数の座標である複数の変換後座標の中から、前記複数の検出装置のそれぞれが検出対象を検出する周期よりも長い第1の時間前までに検出された検出情報から検出された前記複数の検出対象位置が変換された複数の変換後座標を取得し、取得した前記複数の変換後座標の中から前記第1の座標と前記複数の第3の座標を含む複数の座標の中で前記第1の座標との距離が最も近い座標である複数の第2の座標を抽出する分類部と、前記複数の第2の座標に基づいて代表座標を算出し、算出した代表座標を、前記第1の検出対象が前記第1の座標から移動した位置と決定する代表座標算出部と、を有する。前記分類部は、取得した前記複数の変換後座標の中から、前記第1の座標と前記複数の第3の座標とを含む複数の座標のそれぞれとの間の距離が第1の閾値を超える複数の第1の変換後座標を抽出し、前記複数の第1の変換後座標に基づいて複数の特徴を検出し、前記複数の特徴のうち第1の特徴に基づいて前記複数の第1の変換後座標の中から第2の変換後座標を抽出する。前記代表座標算出部は、抽出された前記第2の変換後座標の数が第2の閾値以上の場合、前記第2の変換後座標に基づいて代表座標を算出し、算出した代表座標を新たに検出対象が検出された位置として前記記憶部に格納する。
本発明によれば、移動軌跡の精度を向上させることができる。
実施の形態1の追跡システムを示す図(その1)である。 実施の形態1の追跡システムを示す図(その2)である。 実施の形態1の情報処理装置が有する主なハードウェア構成を示す図である。 実施の形態1の情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1の移動軌跡テーブルの例を示す図である。 実施の形態1の変換後座標の格納処理を示すフローチャートである。 実施の形態1の代表座標の算出処理を示すフローチャートである。 実施の形態1の追跡処理の具体例を示す図(その1)である。 実施の形態1の追跡処理の具体例を示す図(その2)である。 実施の形態1の追跡処理の具体例を示す図(その3)である。 実施の形態2の情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態2の代表座標の算出処理を示すフローチャート(その1)である。 実施の形態2の代表座標の算出処理を示すフローチャート(その2)である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の追跡システムを示す図(その1)である。追跡システムは、情報処理装置100とカメラ200,201,202とを含む。情報処理装置100とカメラ200,201,202は、ネットワークを介して接続される。
情報処理装置100は、撮影対象者の追跡を実施することができる。例えば、情報処理装置100は、コンピュータである。情報処理装置100は、カメラ200,201,202が撮影した画像を取得する。
カメラ200,201,202は、撮像装置又は画像生成装置とも言う。カメラ200,201,202は、センサでもよい。カメラ200,201,202は、センサを含んでもよい。カメラ、センサ、又は、センサを含むカメラは、検出装置とも言う。図1では、カメラが3台の場合を示している。しかし、カメラの台数は、3台に限らない。
カメラ200,201,202は、撮影対象空間に設置される。撮影対象空間とは、カメラが設置された空間であり、カメラが撮影できる範囲の空間である。カメラ200,201,202は、撮影対象空間の上方に設置される。例えば、カメラ200,201,202は、撮影対象空間である室内の天井に設置される。カメラ200,201,202は、撮影対象を上方から撮影する。撮影された画像は、情報処理装置100に取得される。また、撮影された画像には、撮影された時刻が対応付けられている。
図1では、カメラ200,201,202が室内の天井に設置されている状態を示している。情報処理装置100は、当該室内に存在してもよいし、当該室内と別の場所に存在してもよい。
図2は、実施の形態1の追跡システムを示す図(その2)である。図2は、図1を横から見た状態を示している。カメラ200とカメラ201が撮影できる範囲の一部は、重なっている。カメラ201とカメラ202が撮影できる範囲の一部は、重なっている。このように、複数のカメラで撮影できる範囲の一部を重ねることは、撮影対象が複数のカメラで撮影されることになる。
なお、図2では、情報処理装置100の図示を省略している。
次に、情報処理装置100の主なハードウェア構成について説明する。
図3は、実施の形態1の情報処理装置が有する主なハードウェア構成を示す図である。情報処理装置100は、プロセッサ101、揮発性記憶装置102、及び不揮発性記憶装置103を有する。
プロセッサ101は、情報処理装置100全体を制御する。例えば、プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、又はFPGA(Field Programmable Gate Array)などである。プロセッサ101は、マルチプロセッサでもよい。情報処理装置100は、処理回路によって実現されてもよく、又は、ソフトウェア、ファームウェア若しくはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。なお、処理回路は、単一回路又は複合回路でもよい。
揮発性記憶装置102は、情報処理装置100の主記憶装置である。例えば、揮発性記憶装置102は、RAM(Random Access Memory)である。不揮発性記憶装置103は、情報処理装置100の補助記憶装置である。例えば、不揮発性記憶装置103は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)である。
図4は、実施の形態1の情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。情報処理装置100は、位置検出部110、変換部120、座標蓄積部130、記憶部140、分類部150、代表座標算出部160、表示制御部170、及びタイマー180を有する。位置検出部110は、物体検出部111,112,113を有する。変換部120は、座標変換部121,122,123を有する。
位置検出部110、物体検出部111,112,113、変換部120、座標変換部121,122,123、分類部150、代表座標算出部160、及び表示制御部170の一部又は全部は、プロセッサ101によって実現してもよい。位置検出部110、物体検出部111,112,113、変換部120、座標変換部121,122,123、分類部150、代表座標算出部160、及び表示制御部170の一部又は全部は、プロセッサ101が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。当該プログラムは、揮発性記憶装置102又は不揮発性記憶装置103に格納される。また、当該プログラムは、追跡プログラムである。このように、位置検出部110、物体検出部111,112,113、変換部120、座標変換部121,122,123、分類部150、代表座標算出部160、及び表示制御部170は、情報処理装置100(例えば、コンピュータ)が有するプロセッサ101が実行する追跡プログラムのモジュールとして実現することができる。
座標蓄積部130及び記憶部140は、揮発性記憶装置102又は不揮発性記憶装置103に確保した記憶領域として実現される。
位置検出部110は、カメラ200,201,202のそれぞれが周期的に撮影対象を撮影した複数の撮影画像から撮影対象の位置を示す複数の画像座標を検出する。撮影対象は、検出対象とも言う。撮影対象は、第1の検出対象と表現してもよい。撮影画像は、検出情報とも言う。画像座標は、検出対象位置とも言う。
また、複数の撮影画像は、カメラ200,201,202のそれぞれが同じ周期で撮影対象を撮影した画像でもよいし、カメラ200,201,202のそれぞれが異なる周期で撮影対象を撮影した画像でもよい。
変換部120は、カメラ200,201,202が設置されている空間に基づく座標に複数の画像座標を変換する。当該空間は、カメラ200,201,202の撮影対象空間を統合した空間と表現してもよい。当該空間に基づく座標を共通系座標と言う。
座標蓄積部130は、複数の画像座標が共通系座標に変換された複数の変換後座標を格納する。
記憶部140は、撮影対象が過去に存在していた複数の位置情報を記憶する。複数の位置情報は、座標で示されている。当該座標は、共通系座標である。表示制御部170は、複数の位置情報(すなわち、複数の座標)を統合することで、移動軌跡を生成することができる。移動軌跡は、動線と表現してもよい。移動軌跡の基となる複数の座標の中で最新時刻に対応する座標を最新座標と言う。最新座標は、移動軌跡の先頭の座標である先頭座標と表現してもよい。
例えば、記憶部140は、カメラ200,201,202が、ある撮影対象(例えば、第1の検出対象とも言う。)を検出する前に、当該撮影対象が存在していた位置の座標を記憶する。当該座標は、空間に基づく座標(すなわち、共通系座標)である。当該座標は、後述するように変換後座標に最も近い当該撮影対象の最新座標であり、第1の座標と表現してもよい。
分類部150は、座標蓄積部130に格納されている複数の変換後座標の中から、最新座標と関係を有すると予測される複数の座標を抽出する。また、当該複数の座標は、複数の第2の座標とも言う。
代表座標算出部160は、当該複数の座標に基づいて代表座標を算出する。代表座標算出部160は、代表座標を、撮影対象が最新座標から移動した位置と決定する。
表示制御部170は、上述したように、記憶部140に格納されている複数の位置情報(すなわち、複数の座標)に基づいて、移動軌跡を示す2次元マップを生成する。例えば、2次元マップは、空間の上方から俯瞰したものであり、人又は物体の移動軌跡を現したものである。表示制御部170は、情報処理装置100が有するディスプレイに2次元マップを表示する。これにより、利用者は、人又は物体の移動軌跡を認識することができる。
次に、記憶部140に記憶される情報について、説明する。
図5は、実施の形態1の移動軌跡テーブルの例を示す図である。移動軌跡テーブル141は、記憶部140に格納される。移動軌跡テーブル141は、項番、データ内容、データ形式、及びデータサイズの項目を有する。
項番の項目は、識別子を示す。データ内容の項目は、データ内容を示す。データ形式の項目は、データ形式を示す。データサイズの項目は、データサイズを示す。データサイズの項目に登録される情報の単位は、バイトである。
例えば、項番2は、移動軌跡ID(identifier)の数がN(Nは、正の整数)個であることを示している。項番3には、移動軌跡IDがT1である撮影対象(以下「移動軌跡ID:T1」と表記する)の移動の開始位置の座標が登録されている。
項番4には、移動軌跡ID:T1に対応する撮影対象IDが登録されている。項番5には、移動軌跡ID:T1に対応する撮影対象IDの移動軌跡を算出する際に使用される座標の数が登録されている。図5では、当該座標の数がm個であることを示している。項番6には、移動軌跡ID:T1の最終更新時刻が登録されている。項番7以降は、移動軌跡ID:T1に対応する撮影対象IDが移動した位置が時系列順に登録されている。図5では、3次元座標の場合を例示しているが、2次元座標の場合もある。
また、図5では、移動軌跡ID:T1の最新座標を示している。移動軌跡ID:T1の最新座標は、x座標m1x、y座標m1y、z座標m1zである。
表示制御部170は、m個の座標を用いることで、移動軌跡ID:T1に対応する撮影対象IDの移動軌跡を生成できる。
移動軌跡テーブル141には、移動軌跡ID:T1に関する情報の後に、移動軌跡ID:T2,・・・,TNに関する情報が登録される。また、移動軌跡テーブル141には、移動軌跡ID:T1のように、移動軌跡ID毎に最新座標が登録されている。
次に、変換後座標が座標蓄積部130に格納されるまでの処理について、フローチャートを用いて説明する。
また、物体検出部111が実行する処理は、物体検出部112,113が実行する処理と同様である。そこで、図6では、物体検出部111が実行する処理を説明する。そして、物体検出部112,113が実行する処理については、説明を省略する。
座標変換部121が実行する処理は、座標変換部122,123が実行する処理と同様である。そこで、図6では、座標変換部121が実行する処理を説明する。そして、座標変換部122,123が実行する処理については、説明を省略する。
図6は、実施の形態1の変換後座標の格納処理を示すフローチャートである。図6の処理は、カメラ200が撮影する度に実行される。また、図6の処理の説明では、図1,2及び図4を参照する。
(ステップS11)物体検出部111は、カメラ200が撮影した画像を取得する。
(ステップS12)物体検出部111は、画像に対して認識処理を実行し、撮影対象を検出する。例えば、認識処理とは、背景差分処理、フレーム間差分処理、一般物体認識技術、又は特定物体認識技術である。また、物体検出部111は、画像に複数の撮影対象が存在する場合、複数の撮影対象を検出する。
(ステップS13)物体検出部111は、画像内における撮影対象の位置を検出する。すなわち、物体検出部111は、画像座標を検出する。画像座標は、カメラ200を基準とした相対位置である。また、物体検出部111は、複数の撮影対象を検出した場合、複数の画像座標を検出する。
(ステップS14)座標変換部121は、画像座標を共通系座標に変換する。変換には、事前に、共通系座標におけるカメラ200,201,202の設置位置及びカメラ200,201,202の向きに対応する位置を計測しておき、座標を変換するためのパラメータを算出しておく。座標変換部121は、パラメータを用いて、画像座標を共通系座標に変換する。
また、座標変換部121は、画像座標を2次元の共通系座標に変換してもよいし、画像座標を3次元の共通系座標に変換してもよい。例えば、座標変換部121は、画像座標を3次元の共通系座標に変換する場合、地面又は床等、既知の平面に2次元の共通系座標を投影して求める。
(ステップS15)座標変換部121は、画像座標が共通系座標に変換された変換後座標を座標蓄積部130に格納する。
このように、座標蓄積部130には、カメラ200,201,202が周期的に撮影した画像に基づく複数の変換後座標が格納されることになる。
また、画像座標が変換された変換後座標には、当該画像座標を含む画像が撮影された撮影時刻が対応付けられている。撮影時刻は、検出時刻とも言う。
ここで、カメラ200などがセンサの場合を説明する。例えば、センサは、赤外線センサである。センサは、赤外線などを用いて、検出対象を検出する。物体検出部111は、センサから検出対象を検出した検出情報を取得する。物体検出部111は、検出情報から検出対象位置を検出する。例えば、検出対象位置は、センサから検出対象までの距離を示す情報である。座標変換部121は、検出対象位置を共通系座標に変換する。座標変換部121は、検出対象位置が共通系座標に変換された変換後座標を座標蓄積部130に格納する。情報処理装置100は、センサが検出対象を検出する度に、検出対象位置を変換した変換後座標を座標蓄積部130に格納する。また、座標には、検出対象を検出した検出時刻が対応付けられている。
このように、情報処理装置100は、カメラ200がセンサの場合も、図6に示した処理と同様に処理を行う。
図7は、実施の形態1の代表座標の算出処理を示すフローチャートである。図7の処理は、分類部150が周期トリガを受信したときに開始される。周期トリガは、タイマー180で発生され、分類部150へ送信される。また、図7の処理の説明では、図1,2及び図4を参照する。
(ステップS21)分類部150は、各移動軌跡IDの最新座標を移動軌跡テーブル141から取得する。例えば、分類部150は、移動軌跡ID:T1の最新座標、移動軌跡ID:T2の最新座標などを移動軌跡テーブル141から取得する。
(ステップS22)分類部150は、ステップS22の実行開始時点から所定の時間前までに撮影された画像の画像座標が変換された変換後座標を座標蓄積部130から取得する。すなわち、分類部150は、撮影時刻(すなわち、検出時刻)に基づいて、複数の変換後座標を座標蓄積部130から取得する。所定の時間は、カメラ200,201,202が実行するサンプリング周期よりも長い時間である。また、所定の時間は、実運用で求められる時間分解能の精度に基づいて決めてもよい。例えば、所定の時間は、0.1〜2秒程度である。なお、所定の時間は、第1の時間とも言う。このように、分類部150は、分類部150の動作タイミングに合わせて、複数の変換後座標を取得できる。
また、分類部150は、座標蓄積部130に格納されている全ての変換後座標を取得してもよい。
また、変換後座標には、変換後座標が座標蓄積部130に格納された時刻(格納時刻とも言う)を対応付けることが可能である。分類部150は、格納時刻に基づいて、ステップS22の実行開始時点から所定の時間前までに、座標蓄積部130に格納された複数の変換後座標を取得してもよい。
(ステップS23)分類部150は、ステップS22で取得した複数の変換後座標の中から、変換後座標を1つ選択する。
(ステップS24)分類部150は、各移動軌跡IDの最新座標のうち、ステップS23で選択した変換後座標に最も近い最新座標の移動軌跡IDを、ステップS23で選択した変換後座標に付加する。例えば、分類部150は、各移動軌跡IDの最新座標とステップS23で選択した変換後座標との距離を算出する。分類部150は、算出した結果、ステップS23で選択した変換後座標に最も近い最新座標が移動軌跡ID:T1であることを特定する。分類部150は、ステップS23で選択した変換後座標に移動軌跡ID:T1を付加する。
ステップS23で選択した変換後座標に最も近い最新座標は、第1の座標とも言う。また、移動軌跡IDが付加された変換後座標は、当該移動軌跡IDの最新座標と関係を有すると予測される座標と言える。
(ステップS25)分類部150は、ステップS22で取得した複数の変換後座標を全て選択したか否かを判定する。ステップS22で取得した複数の変換後座標を全て選択していない場合(ステップS25でNo)、分類部150は、処理をステップS23に進める。ステップS22で取得した複数の変換後座標を全て選択した場合(ステップS25でYes)、分類部150は、処理をステップS26に進める。
ここで、複数の変換後座標を全て選択した場合、複数の変換後座標のそれぞれには、移動軌跡IDが付加されている。このように、分類部150は、ステップS24を実行することで、複数の変換後座標を移動軌跡ID毎に分類できる。すなわち、分類部150は、ステップS24を実行することでクラスタリングを行う。
また、ステップS25が終了した時点では、複数の変換後座標が移動軌跡ID毎に分類されている。例えば、移動軌跡ID:T1の最新座標を第1の座標とする。また、移動軌跡ID:T1を除く移動軌跡ID:T1以外の複数の最新座標を複数の第3の座標とする。移動軌跡ID:T1が付加された複数の変換後座標は、第1の座標と複数の第3の座標を含む複数の座標の中で、第1の座標との距離が最も近い座標であると言える。
(ステップS26)代表座標算出部160は、ステップS24で付加された移動軌跡ID毎に代表座標を算出する。すなわち、代表座標算出部160は、移動軌跡ID毎に分類された複数の変換後座標に基づいて代表座標を算出する。
例えば、代表座標算出部160は、変換後座標が2次元座標の場合、同じ移動軌跡IDが付された複数の変換後座標の中から変換後座標を1つ選択する。代表座標算出部160は、複数の変換後座標のうち選択した変換後座標を除いた複数の変換後座標のそれぞれと、選択した変換後座標との距離を個別に算出する。そして、座標間で個別に算出した距離の合計を算出する。代表座標算出部160は、同様に、全ての変換後座標についても座標間で個別に算出した距離の合計を算出する。代表座標算出部160は、距離の合計のうち、最も短い距離の変換後座標を代表座標に決定する。
又は、代表座標算出部160は、同じ移動軌跡IDが付された複数の変換後座標の中からランダムにいくつかの変換後座標を選択し、選択した変換後座標の平均座標を算出する。代表座標算出部160は、平均座標を中心にして所定の範囲内に存在する変換後座標の数が閾値以上の場合、当該平均座標を代表座標と決定する。また、代表座標算出部160は、所定の範囲内に存在する変換後座標の数が当該閾値未満の場合、再度、ランダムに変換後座標を選択する処理を実行する。
代表座標算出部160は、移動軌跡ID毎に算出された代表座標を、移動軌跡ID毎の最新座標から移動した位置と決定する。例えば、代表座標算出部160は、移動軌跡ID:T1が付加された複数の変換後座標に基づいて算出された代表座標を、移動軌跡ID:T1に対応する撮影対象が移動軌跡ID:T1の最新座標から移動した位置と決定する。
(ステップS27)代表座標算出部160は、移動軌跡ID毎に代表座標を新たな最新座標として、移動軌跡テーブル141に追加する。また、代表座標算出部160は、代表座標を追加した時刻を移動軌跡テーブル141に登録する。例えば、代表座標算出部160は、移動軌跡ID:T1の代表座標に追加した時刻を、移動軌跡テーブル141の移動軌跡ID:T1の最終更新時刻に登録する。
(ステップS28)分類部150は、一定時間、待機する。分類部150は、待機後、処理をステップS21に進める。また、一定時間は、カメラ200,201,202のサンプリング周期よりも長い時間である。例えば、一定時間は、サンプリング周期の2倍以上である。
ここで、一般的な代表座標の算出では、空間的な外れ値の除去が行われる。しかし、実施の形態1では、分類部150により分類された複数の変換後座標(すなわち、同じ移動軌跡IDが付加された複数の変換後座標)が複数の撮影時刻に撮影された画像に基づく座標であるため、空間的な外れ値の除去と時間的な外れ値の除去とが同時に実行される。すなわち、移動軌跡テーブル141には、外れ値が含まれなくなる。そのため、情報処理装置100は、移動軌跡テーブル141に基づいて精度の高い移動軌跡を生成できる。よって、情報処理装置100は、移動軌跡の精度を向上できる。
また、各移動軌跡IDの最初の代表座標は、どのように算出されてもよい。
ステップS22では、ステップS22の実行開始時点から所定の時間前までに撮影された画像の画像座標が変換された変換後座標が座標蓄積部130から取得される。当該所定の時間は、ステップS28で分類部150が待機する待機時間と一致しても良いし、当該待機時間よりも長くても良い。
分類部150は、ステップS22で取得した複数の変換後座標に各移動軌跡IDを付加した。しかし、分類部150は、各移動軌跡IDの最新座標のうち、ステップS23で選択した変換後座標に最も近い最新座標との間の距離が閾値Th3(第3の閾値とも言う。)以下の場合、最も近い最新座標の移動軌跡IDを、ステップS23で選択した変換後座標に付加してもよい。これは、次のように考えてもよい。分類部150は、ステップS24で同じ移動軌跡IDが付加された複数の変換後座標のうち、当該移動軌跡IDの最新座標との距離が閾値Th3以下の変換後座標について何もせず、閾値Th3を超える変換後座標に付加された移動軌跡IDを除去する。そして、代表座標算出部160は、当該移動軌跡IDの最新座標との距離が閾値Th3以下の複数の変換後座標に基づいて代表座標を算出する。これにより、分類部150は、外れ値を排除できる。
また、分類部150は、以下に記載の処理を実行してもよい。分類部150は、各移動軌跡IDの最新座標のうち、ステップS23で選択した変換後座標に最も近い最新座標との距離が閾値Th1(第1の閾値とも言う。)を超える場合、最も近い最新座標の移動軌跡IDを、ステップS23で選択した変換後座標に付加しない。すなわち、移動軌跡IDが付加されなかった変換後座標は、各移動軌跡IDの最新座標のそれぞれとの間の距離が閾値Th1を超える座標と言える。このように、分類部150は、ステップS22で取得した複数の変換後座標の中から移動軌跡IDが付加されなかった変換後座標を抽出する。移動軌跡IDが付加されなかった変換後座標は、第1の変換後座標とも言う。また、例えば、これらの処理を、分類部150が第1の座標と複数の第3の座標とを含む複数の座標のそれぞれとの間の距離が第1の閾値を超える複数の第1の変換後座標を抽出すると表現してもよい。
分類部150は、移動軌跡IDが付加されなかった変換後座標に基づいて複数の特徴を検出する。分類部150は、移動軌跡IDが付加されなかった変換後座標を特徴毎に分類する。例えば、分類部150は、複数の特徴のうち第1の特徴に基づいて移動軌跡IDが付加されなかった変換後座標の中から変換後座標(第2の変換後座標とも言う)を抽出する。ここで、第1の特徴の定義としては、例えば、当該座標を中心として所定の範囲内に他の変換後座標の数が閾値Th6以上存在する、といったものを用いる。分類部150は、抽出された変換後座標の数が閾値Th2(第2の閾値とも言う。)以上の場合、新たに検出された人又は物体であると判定する。代表座標算出部160は、抽出された変換後座標の数が閾値Th2以上の場合、抽出された変換後座標に基づいて代表座標を算出する。代表座標算出部160は、代表座標を新たに検出された人又は物体が検出された位置として移動軌跡テーブル141に登録する。また、代表座標算出部160は、新たに検出された人又は物体に新しい移動軌跡IDを付加して、移動軌跡テーブル141に登録する。これにより、分類部150は、追跡を開始する新規の人又は物体の初期位置を検出できる。
図8は、実施の形態1の追跡処理の具体例を示す図(その1)である。図8は、カメラ200,201が室内の天井に設定されていることを示している。撮影対象者U1と撮影対象者U2は、当該室内の床300の上をすれ違うように歩いている。
図9は、実施の形態1の追跡処理の具体例を示す図(その2)である。状況情報400は、時刻T1でカメラ200が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1の位置と、時刻T1でカメラ201が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U2の位置とを示したものである。
カメラ200が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者の位置と、カメラ201が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者の位置とは、共通系座標に変換された変換後座標である。
領域301は、カメラ200が撮影できる範囲を示している。領域302は、カメラ201が撮影できる範囲を示している。領域303は、カメラ200とカメラ201が重複して撮影する範囲である。重複して撮影する範囲を重複領域とする。図9では、網掛けした領域が重複領域である。
状況情報401は、時刻T2でカメラ200が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1の位置と、時刻T2でカメラ201が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1,U2の位置とを示したものである。
状況情報402は、時刻T3でカメラ200が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1,U2の位置と、時刻T3でカメラ201が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1,U2の位置とを示したものである。
状況情報403は、時刻T4でカメラ200が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1,U2の位置と、時刻T4でカメラ201が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1の位置とを示したものである。
状況情報404は、時刻T5でカメラ200が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U2の位置と、時刻T5でカメラ201が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1の位置とを示したものである。
図9は、位置検出部110及び変換部120による座標変換が理想的に行われた場合を示している。図9の重複領域では、カメラ200とカメラ201が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者の位置が、おおむね一致している。このように、検出された撮影対象者の位置がおおむね一致している場合、例えば、時刻T2〜T4のそれぞれでカメラ200とカメラ201が検出した各撮影対象者の位置を平均することで、撮影対象者U1及び撮影対象者U2の位置を高い精度で推定することが可能である。高い精度で推定された位置を用いて移動軌跡を生成することで、精度の高い移動軌跡を生成することができる。
図10は、実施の形態1の追跡処理の具体例を示す図(その3)である。図10は、図9の状況情報402が状況情報402aに変更された点が異なる。
状況情報402aは、時刻T3´でカメラ200が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1,U2の位置と、時刻T3´でカメラ201が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1,U2の位置とを示したものである。
状況情報402aが状況情報402と異なる箇所は、時刻T3´でカメラ200が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1の位置が異なる点である。例えば、状況情報402aの撮影対象者U1の位置は、位置検出部110による撮影対象者U1の誤検出により検出される。又は、状況情報402aの撮影対象者U1の位置は、変換部120が持つ変換パラメータの精度が不十分である等の原因により発生する。
このように、図10は、時刻T3´で撮影対象者U1の検出位置が大きく外れた例を示している。検出位置が大きく外れた位置を用いて、撮影対象者U1の移動軌跡を生成することは、撮影対象者U1の移動軌跡の精度を低くする。
実施の形態1は、撮影対象者U1の検出位置が大きく外れた場合でも、撮影対象者U1の移動軌跡の精度を高めることができる。以下に理由を説明する。
座標蓄積部130は、状況情報401,402a,403の情報を記憶しているものとする。すなわち、座標蓄積部130は、時刻T2,T3´,T4におけるカメラ200,201が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1,U2の位置を記憶している。分類部150は、時刻T2,T3´,T4におけるカメラ200,201が撮影した画像に基づいて検出された撮影対象者U1,U2の位置のうち、時刻T1の撮影対象者U1に最も近い位置を抽出する。例えば、分類部150は、図10の領域501,502,503内の位置(すなわち、変化後座標)を抽出する。抽出された位置は、時刻T1の撮影対象者U1の位置と関係を有すると予測される位置である。代表座標算出部160は、図10の領域501,502,503内の位置(すなわち、変化後座標)に基づいて代表座標を決定する。状況情報402aの撮影対象者U1の位置は、外れ値になり、代表座標から除外される。代表座標は、状況情報402aの撮影対象者U1の位置以外の位置になる。そして、決定された代表座標が、状況情報400の撮影対象者U1の位置から移動した位置に決定される。このように、情報処理装置100は、状況情報402aの撮影対象者U1の位置を、撮影対象者U1の移動軌跡を示す座標(すなわち、位置情報)の中に含めないようにすることで、撮影対象者U1の移動軌跡の精度を高めることができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態1と相違する事項を主に説明し、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態2の説明では、図1〜6を参照する。
図11は、実施の形態2の情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。情報処理装置100aは、分類部150aと代表座標算出部160aを有する。分類部150aと代表座標算出部160aの機能については、後で詳細に説明する。
図4に示される構成と同じ又は対応する図11の構成は、図4に示される符号と同じ符号を付している。
図12は、実施の形態2の代表座標の算出処理を示すフローチャート(その1)である。図12の処理は、分類部150aが周期トリガを受信したときに開始される。周期トリガは、タイマー180で発生され、分類部150aへ送信される。また、座標蓄積部130には、複数の変換後座標が格納されている。図12の処理の説明では、図11を参照する。
(ステップS31)分類部150aは、各移動軌跡IDの最新座標を移動軌跡テーブル141から取得する。
ここで、実施の形態2の代表座標の算出処理では、現在代表座標候補が用いられる。現在代表座標候補は、ステップS34以降の処理で使用される情報である。また、複数の現在代表座標候補のそれぞれには、異なる移動軌跡IDが対応付けられている。
(ステップS32)分類部150aは、各移動軌跡IDの最新座標を各移動軌跡IDの現在代表座標候補に設定する。すなわち、分類部150aは、移動軌跡IDの最新座標を、当該移動軌跡IDと同じ移動軌跡IDの現在代表座標候補に設定する。例えば、分類部150aは、移動軌跡ID:T1の最新座標を移動軌跡ID:T1の現在代表座標候補に設定する。なお、各移動軌跡IDの最新座標は、第4の座標とも言う。
(ステップS33)分類部150aは、ステップS33の実行開始時点から所定の時間前までに撮影された画像の画像座標が変換された変換後座標を座標蓄積部130から取得する。すなわち、分類部150aは、撮影時刻(すなわち、検出時刻)に基づいて、複数の変換後座標を座標蓄積部130から取得する。
また、分類部150aは、座標蓄積部130に格納されている全ての変換後座標を取得してもよい。
(ステップS34)分類部150aは、ステップS33で取得した複数の変換後座標の中から、変換後座標を1つ選択する。
(ステップS35)分類部150aは、各移動軌跡IDの現在代表座標候補のうち、ステップS34で選択した変換後座標に最も近い現在代表座標候補の移動軌跡IDを、ステップS34で選択した変換後座標に付加する。
(ステップS36)分類部150aは、ステップS33で取得した複数の変換後座標を全て選択したか否かを判定する。ステップS33で取得した複数の変換後座標を全て選択していない場合(ステップS36でNo)、分類部150aは、処理をステップS34に進める。ステップS33で取得した複数の変換後座標を全て選択した場合(ステップS36でYes)、分類部150aは、処理をステップS37に進める。
このように、分類部150aは、ステップS33で取得した複数の変換後座標の中から、複数の第4の座標毎(すなわち、移動軌跡IDの最新座標毎)に、関係を有すると予測される複数の座標を抽出する。
(ステップS37)代表座標算出部160aは、ステップS35で付加された移動軌跡ID毎に代表座標を算出する。すなわち、代表座標算出部160aは、移動軌跡ID毎に分類された複数の変換後座標に基づいて代表座標を算出する。代表座標の算出方法は、ステップS26と同じである。
そして、代表座標算出部160aは、処理をステップS41に進める。
図13は、実施の形態2の代表座標の算出処理を示すフローチャート(その2)である。
(ステップS41)代表座標算出部160aは、移動軌跡ID毎に現在代表座標候補と代表座標との距離を算出する。例えば、代表座標算出部160aは、移動軌跡ID:T1の現在代表座標候補と、ステップS37で算出した移動軌跡ID:T1の代表座標との距離を算出する。
(ステップS42)代表座標算出部160aは、移動軌跡ID毎に算出した各距離が閾値Th4(第4の閾値とも言う。)以下、又は繰り返し回数が閾値Th5を超えたか否かを判定する。例えば、代表座標算出部160aは、ステップS41で算出した距離の中で1つでも閾値Th4よりも長い距離が存在する場合、処理をステップS43に進める。
なお、繰り返し回数とは、ステップS42でNoと判定され、ステップS43などの処理が実行され、再度、ステップS42の判定処理を繰り返す回数である。また、最初にステップS42でNoと判定された場合を、1回目とする。
代表座標算出部160aは、条件を満たす場合(ステップS42でYes)、処理をステップS44に進める。代表座標算出部160aは、条件を満たさない場合(ステップS42でNo)、処理をステップS43に進める。
(ステップS43)代表座標算出部160aは、各移動軌跡IDの代表座標を各移動軌跡IDの現在代表座標候補に設定する。すなわち、代表座標算出部160aは、移動軌跡IDの代表座標を、当該移動軌跡IDと同じ移動軌跡IDの現在代表座標候補に設定する。例えば、代表座標算出部160aは、ステップS37で算出した移動軌跡ID:T1の代表座標を移動軌跡ID:T1の現在代表座標候補に設定する。
そして、代表座標算出部160aは、処理をステップS34に進める。
(ステップS44)代表座標算出部160aは、各移動軌跡IDの代表座標を最新座標として、移動軌跡テーブル141に追加する。また、代表座標算出部160は、代表座標を追加した時刻を移動軌跡テーブル141に登録する。
(ステップS45)分類部150aは、一定時間、待機する。分類部150aは、待機後、処理をステップS31に進める。
実施の形態2によれば、情報処理装置100aは、ステップS42を繰り返すことで、適当な代表座標に収束する。そのため、移動軌跡テーブル141に登録される代表座標は、撮影対象の位置を高い精度で表していると言える。情報処理装置100aは、移動軌跡テーブル141に登録されている座標を用いることで、精度の高い移動軌跡を生成できる。
変形例.
本実施の形態1,2では、カメラ200,201,202を例示した。しかし、カメラ200,201,202は、少なくとも撮影対象空間において上方から撮影対象の相対位置を2次元座標として検出できるセンサでもよい。例えば、センサは、イメージセンサを含む画像センサである。例えば、画像センサは、撮影対象が人に限る場合、赤外線画像センサ又は熱画像センサである。例えば、赤外線画像センサから取得される赤外線画像では、人物領域が周囲より温度の高い領域として現される。そのため、位置検出部110は、背景差分処理において人がいない場合の赤外線画像と、赤外線画像センサから取得される赤外線画像との差分画像から人物領域を抽出できる。また、位置検出部110は、円領域を人物頭部として抽出できる。これにより、位置検出部110は、人と人の位置を検出できる。
また、カメラ200,201,202は、ToF(Time of Flight)センサでもよい。位置検出部110は、ToFセンサから取得した情報と撮影対象がいない場合の情報との奥行きマップの比較をすることで、上方から撮影対象の相対位置を2次元座標として検出することが可能である。なお、ToFセンサとは、光の飛行時間を計って距離を計測する技術のことであり、センサの出力はセンサ中心からの奥行き画像として得られる。位置検出部110は、ToFセンサを用いる場合、奥行き画像上で人物領域が奥行きの小さな領域として得られるため、背景差分で人物がいない場合の奥行き画像を引いた差分画像を算出し、局所的に奥行きの小さくなる領域を人物頭部領域として抽出する。ToFセンサを用いることは、撮影対象の検出が画像センサに比べて安定になるという効果がある。
このように、カメラ200,201,202は、画像センサ又はToFセンサでもよい。画像センサ又はToFセンサは、検出装置、撮像装置又は画像生成装置とも言う。
以上に説明した各実施の形態における特徴は、互いに適宜組み合わせることができる。
100,100a 情報処理装置、110 位置検出部、111,112,113 物体検出部、120 変換部、121,122,123 座標変換部、130 座標蓄積部、140 記憶部、141 移動軌跡テーブル、150,150a 分類部、160,160a 代表座標算出部、170 表示制御部、180 タイマー、200,201,202 カメラ。

Claims (4)

  1. 複数の検出装置のそれぞれが周期的に第1の検出対象を検出した複数の検出情報から前記第1の検出対象の位置を示す複数の検出対象位置を検出する位置検出部と、
    前記複数の検出装置の検出対象空間を統合した空間を示す共通系座標に前記複数の検出対象位置のそれぞれの座標を座標変換する変換部と、
    前記複数の検出装置が前記第1の検出対象を検出する前に、前記第1の検出対象が存在していた位置の座標であり、かつ前記共通系座標の座標である第1の座標と、前記第1の検出対象を除く検出対象を前記複数の検出装置が検出する前に、前記第1の検出対象を除く検出対象が存在していた位置の座標であり、かつ前記共通系座標の座標である複数の第3の座標とを記憶する記憶部と、
    前記複数の検出対象位置が前記共通系座標に変換された複数の座標である複数の変換後座標の中から、前記複数の検出装置のそれぞれが検出対象を検出する周期よりも長い第1の時間前までに検出された検出情報から検出された前記複数の検出対象位置が変換された複数の変換後座標を取得し、取得した前記複数の変換後座標の中から前記第1の座標と前記複数の第3の座標を含む複数の座標の中で前記第1の座標との距離が最も近い座標である複数の第2の座標を抽出する分類部と、
    前記複数の第2の座標に基づいて代表座標を算出し、算出した代表座標を、前記第1の検出対象が前記第1の座標から移動した位置と決定する代表座標算出部と、
    を有
    前記分類部は、取得した前記複数の変換後座標の中から、前記第1の座標と前記複数の第3の座標とを含む複数の座標のそれぞれとの間の距離が第1の閾値を超える複数の第1の変換後座標を抽出し、前記複数の第1の変換後座標に基づいて複数の特徴を検出し、前記複数の特徴のうち第1の特徴に基づいて前記複数の第1の変換後座標の中から第2の変換後座標を抽出し、
    前記代表座標算出部は、抽出された前記第2の変換後座標の数が第2の閾値以上の場合、前記第2の変換後座標に基づいて代表座標を算出し、算出した代表座標を新たに検出対象が検出された位置として前記記憶部に格納する、
    情報処理装置。
  2. 複数の検出装置のそれぞれが周期的に第1の検出対象を検出した複数の検出情報から前記第1の検出対象の位置を示す複数の検出対象位置を検出する位置検出部と、
    前記複数の検出装置の検出対象空間を統合した空間を示す共通系座標に前記複数の検出対象位置のそれぞれの座標を座標変換する変換部と、
    前記第1の検出対象を含む複数の検出対象を前記複数の検出装置が検出する前に、前記複数の検出対象が存在していた位置の座標であり、かつ前記共通系座標の座標である複数の第4の座標を記憶する記憶部と、
    前記複数の検出対象位置が前記共通系座標に変換された複数の座標である複数の変換後座標の中から、前記複数の検出装置のそれぞれが検出対象を検出する周期よりも長い第1の時間前までに検出された検出情報から検出された前記複数の検出対象位置が変換された複数の変換後座標を取得し、取得した前記複数の変換後座標の中から、前記複数の第4の座標毎に、関係を有すると予測される複数の座標を抽出する分類部と、
    前記複数の第4の座標毎に抽出された複数の座標に基づいて複数の代表座標を算出する代表座標算出部と、
    を有
    前記分類部は、前記複数の代表座標と前記複数の第4の座標との間の距離が第4の閾値を超える場合、取得した前記複数の変換後座標の中から、前記複数の代表座標毎に、関係を有すると予測される複数の座標を抽出し、
    前記代表座標算出部は、さらに、前記複数の代表座標毎に抽出された複数の座標に基づいて、新たに複数の代表座標を算出する、
    情報処理装置。
  3. 情報処理装置が、
    複数の検出装置のそれぞれが周期的に第1の検出対象を検出した複数の検出情報から前記第1の検出対象の位置を示す複数の検出対象位置を検出し、
    前記複数の検出装置の検出対象空間を統合した空間を示す共通系座標に前記複数の検出対象位置のそれぞれの座標を座標変換し、
    前記複数の検出装置が前記第1の検出対象を検出する前に、前記第1の検出対象が存在していた位置の座標であり、かつ前記共通系座標の座標である第1の座標前記第1の検出対象を除く検出対象を前記複数の検出装置が検出する前に、前記第1の検出対象を除く検出対象が存在していた位置の座標であり、かつ前記共通系座標の座標である複数の第3の座標とを取得し、
    前記複数の検出対象位置が前記共通系座標に変換された複数の座標である複数の変換後座標の中から、前記複数の検出装置のそれぞれが検出対象を検出する周期よりも長い第1の時間前までに検出された検出情報から検出された前記複数の検出対象位置が変換された複数の変換後座標を取得し、取得した前記複数の変換後座標の中から前記第1の座標と前記複数の第3の座標を含む複数の座標の中で前記第1の座標との距離が最も近い座標である複数の第2の座標を抽出し、取得した前記複数の変換後座標の中から、前記第1の座標と前記複数の第3の座標とを含む複数の座標のそれぞれとの間の距離が第1の閾値を超える複数の第1の変換後座標を抽出し、前記複数の第1の変換後座標に基づいて複数の特徴を検出し、前記複数の特徴のうち第1の特徴に基づいて前記複数の第1の変換後座標の中から第2の変換後座標を抽出し、
    前記複数の第2の座標に基づいて代表座標を算出し、算出した代表座標を、前記第1の検出対象が前記第1の座標から移動した位置と決定抽出された前記第2の変換後座標の数が第2の閾値以上の場合、前記第2の変換後座標に基づいて代表座標を算出し、算出した代表座標を新たに検出対象が検出された位置と決定する、
    追跡方法。
  4. コンピュータに、
    複数の検出装置のそれぞれが周期的に第1の検出対象を検出した複数の検出情報から前記第1の検出対象の位置を示す複数の検出対象位置を検出し、
    前記複数の検出装置の検出対象空間を統合した空間を示す共通系座標に前記複数の検出対象位置のそれぞれの座標を座標変換し、
    前記複数の検出装置が前記第1の検出対象を検出する前に、前記第1の検出対象が存在していた位置の座標であり、かつ前記共通系座標の座標である第1の座標前記第1の検出対象を除く検出対象を前記複数の検出装置が検出する前に、前記第1の検出対象を除く検出対象が存在していた位置の座標であり、かつ前記共通系座標の座標である複数の第3の座標とを取得し、
    前記複数の検出対象位置が前記共通系座標に変換された複数の座標である複数の変換後座標の中から、前記複数の検出装置のそれぞれが検出対象を検出する周期よりも長い第1の時間前までに検出された検出情報から検出された前記複数の検出対象位置が変換された複数の変換後座標を取得し、取得した前記複数の変換後座標の中から前記第1の座標と前記複数の第3の座標を含む複数の座標の中で前記第1の座標との距離が最も近い座標である複数の第2の座標を抽出し、取得した前記複数の変換後座標の中から、前記第1の座標と前記複数の第3の座標とを含む複数の座標のそれぞれとの間の距離が第1の閾値を超える複数の第1の変換後座標を抽出し、前記複数の第1の変換後座標に基づいて複数の特徴を検出し、前記複数の特徴のうち第1の特徴に基づいて前記複数の第1の変換後座標の中から第2の変換後座標を抽出し、
    前記複数の第2の座標に基づいて代表座標を算出し、算出した代表座標を、前記第1の検出対象が前記第1の座標から移動した位置と決定抽出された前記第2の変換後座標の数が第2の閾値以上の場合、前記第2の変換後座標に基づいて代表座標を算出し、算出した代表座標を新たに検出対象が検出された位置と決定する、
    処理を実行させる追跡プログラム。
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