JP6788761B1 - ペット用足殺菌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ペットを拘束することなく、ペットの足の裏の殺菌治療が行えて、有害な紫外線(UV−C)が装置外に漏れるのを防ぐことができ、同時に、装置の周りの屋内空気も殺菌、消臭することができる、構造が簡単で、安価な、ペット用足殺菌装置を提供する。【解決手段】 ペット2の足の裏に紫外線(UV−C)を照射して殺菌する装置1において、紫外線ランプ室3の上部に治療室10を設け、両室を、紫外線(UV−C)が透過する材料からなる足載せ板部材20aを一部に備える仕切り板20により仕切る。治療室10には、プラスチック材料などからなる複数のボール13を、自由に動き得る状態で、ペット2の足の裏以外の足の部分を隠す深さに収納する。ペット2の足が動いても、殺菌治療を続けて行うことができ、足の裏以外の部分に照射される紫外線(UV−C)は、遮断されて、装置1の外に漏れることがない。ランプ室3内には、屋内空気が循環して流れる。【選択図】 図1

Description

本願の発明は、ペット用足殺菌装置に関し、特に殺菌効果の高い、波長が220ナノメートル近辺から260ナノメートル近辺の殺菌線と呼ばれる紫外線が含まれるUV−Cに区分される紫外線(以下、紫外線(UV−C)と記す。)をペットの足の裏に照射して、ペットの足の裏を殺菌すると同時に、装置の周りの屋内空気も殺菌、消臭するようにして、ペットの飼育環境の改善を図った、ペット用足殺菌装置に関する。
最近は、犬などの小動物(以下、ペットという。)、特に犬を屋内で飼育する家庭が多くなっている。
通常、ペット自体が持っている保有菌は、人間にも余り影響はないと考えられるが、犬や猫が屋外から帰って来た時には、足の裏に菌を付けて家の中に持ち込んでしまう危険性がある。動物の足の裏は、皮脂でベタベタしているので、菌なども付着し易く、特に犬は、定期的に屋外を散歩させるために、犬の足の裏は、細菌などに汚染される可能性が高い。
よって、ペットが屋外から帰って来て、そのまま屋内に入れると、家の中の床などが細菌などで汚染されて、それが人間の手や口や鼻などを経て人体に伝染して、人間の健康を害することになる。また、ペット自身の健康上も良くない。
そこで、ペットが屋外から帰って来て、屋内に入る時などには、ペットの足の裏の殺菌が必要である。
しかし、ペットが屋外から帰って来て、屋内に入る時に、飼い主が、いつもペットの足の裏を洗ったり拭いたりするのは容易でない。かといって、人が手を施さないで、ペットの足の裏を清潔にする装置は、現在、見当たらない。昨今は、感染症が大きな社会問題になっており、動物による感染対策は、今後、ますます必要になってくるものと思われる。
動物の汚染された足をきれいにする方法の一つとして、動物を室内に入れる前に、動物の足を水などの液体で洗浄するという方法がある。
特開2008−79566号公報(特許文献1)には、動物(犬)の足が一本入る容器に洗浄液を入れ、洗浄液中に気泡を発生させる気泡発生手段を備えた動物足洗浄装置が記載されている。
しかしながら、この文献記載の動物足洗浄装置では、足の洗浄と乾燥に時間が掛かるし、一度に処理できるのは、足一本だけであるので、足四本全部をきれいにするには、更に手間と時間が掛かる上に、長時間犬を拘束しなければならないという問題がある。
水などの液体で洗浄する以外に、犬の足の裏に付着した細菌類を殺す又は不活性化する方法として、前記した紫外線(UV−C)を足の裏に照射して、菌やウイルスを殺すという方法がある。
この方法を使用した例として、特表2017−512106号公報(特許文献2)には、靴底に、その下側から紫外線(UV−C)を照射して、靴底に付いた細菌類を殺す又は不活性化する殺菌装置が記載されている。そして、この装置では、靴底に代えて、動物の足の裏への適用も可能であることが示唆されている。
しかしながら、この文献記載の装置は、紫外線(UV−C)を照射するターゲット(靴底)以外に紫外線(UV−C)が漏洩しないように、靴底の部分のみにその形状を合わせた複数の孔で形成された開口部を設けて、そこを通してのみ紫外線(UV−C)を照射することにより、靴底以外への紫外線(UV−C)の漏洩を防止する構造であるので、犬のような動物の足の裏を消毒する場合には、足の形が多種多様であることに加え、その開口部の上に足を拘束して置き続けさせるのは不可能といえる。
また、特表2016−522046号公報(特許文献3)には、紫外線(UV−C)を発生する装置の上に、紫外線(UV−C)を透過させる2つの層と、これら2つの層の間に、紫外線(UV−C)を吸収し透過させない液体の層とを備え、その上部の層に乗ると、上部の層が足の重みで変形し、中間の紫外線(UV−C)を吸収する液体を押しのけて、紫外線(UV−C)を透過させる上部の層と下部の層とが密着し、紫外線(UV−C)が透過して、足の裏に照射されるようにした消毒装置が記載されている。
この装置の場合、装置に押しつけられた物や足以外の部分からは、紫外線(UV−C)が漏洩しない構造となっている。
しかしながら、この装置の場合、前記紫外線(UV−C)を透過させる層には、変形可能なUVC透過フッ化フィルムが使用されており、紫外線(UV−C)を吸収し遮断する液体とともに、高価な材料といえる。さらに、この変形可能なUVC透過フッ化フィルムを、犬のような軽い荷重で変形させるためには、膜厚を薄くしなければならず、耐久性に問題を生じる。
特開2008−79566号公報 特表2017−512106号公報 特表2016−522046号公報
本願の発明は、従来のペット用足殺菌装置が有する前記のような問題点を解決して、ペットを拘束することなく、ペットが装置内で動いても、ペットの足の裏の殺菌治療を安心して、継続して行うことができ、かつ、有害な紫外線(UV−C)が装置外に漏洩するのを防ぐことができ、同時に、装置の周りの屋内空気も殺菌、消臭することができて、これらにより、ペットの飼育環境を改善させた、構造が簡単で、安価な、ペット用足殺菌装置を提供することを課題とする。
前記のような課題は、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載された次のような発明により解決される。
すなわち、その請求項1に記載された発明は、ペットの足の裏に、波長が220ナノメートル近辺から260ナノメートル近辺の殺菌線と呼ばれる紫外線が含まれるUV−Cに区分される紫外線(UV−C)を前記ペットの下方から照射して、前記ペットの足の裏を殺菌するペット用足殺菌装置において、紫外線(UV−C)を照射する紫外線ランプが内部に設置されたランプ室の上部に、前記ペットを収容することができる大きさに区画形成され、前記ペットの足の裏に殺菌治療を施す治療室が設けられ、前記治療室と前記ランプ室とは、紫外線(UV−C)を透過させる材料から作られた板部材であって、殺菌治療中に前記ペットが足を載せる足載せ板部材をその一部として備える仕切り板により仕切られており、 前記治療室には、木、プラスチック、ガラス及び金属の中から選ばれるいずれか1つの材料から作られた、球状もしくは多面体状の複数のボールが、自由に動き得る状態で、少なくとも前記ペットの足の裏以外の足の一部分を隠す深さに収納されて、前記ペットの足が前記治療室内で動いても、複数の前記ボールがこれに追従して動いて、自動的に前記ペットの足の裏以外の部分を囲んで覆い、足の裏以外の部分への紫外線(UV−C)の照射を遮断して、これが装置の外に漏洩するのを防止しながら、足の裏への紫外線(UV−C)の照射を受けて、そこの殺菌治療を続けることができるようにされていることを特徴とするペット用足殺菌装置である。
また、その請求項2に記載された発明は、前記ペットの餌を入れた餌箱が、前記治療室に臨むようにして、設けられていることを特徴とする請求項1記載のペット用足殺菌装置である。
また、その請求項3に記載された発明は、前記足載せ板部材の表面には、凹凸が設けられ、前記ペットの足の裏の肉球が、前記凹凸によって広げられて、肉球の奥まで、前記足載せ板部材を透過した紫外線(UV−C)により殺菌されることができるようにされていることを特徴とする請求項1記載のペット用足殺菌装置である。
また、その請求項4に記載された発明は、前記ランプ室には、前記装置の周りの屋内空気を吸入する吸気口と、排気口と、ファンとが、連通状に設けられ、前記ランプ室の内壁面には、酸化チタン又は紫外線(UV)の範疇でも反応する光触媒が塗布されて、前記ファンにより前記ランプ室内に吸入された空気が、前記紫外線ランプが照射する紫外線(UV−C)による殺菌作用と、紫外線(UV−C)の照射を受けて、前記酸化チタン又は紫外線(UV)の範疇でも反応する光触媒の塗布膜が生起する酸化作用による殺菌、消臭作用とにより、殺菌、消臭されて、前記排気口から排出されるようにされていることを特徴とする請求項1記載のペット用足殺菌装置である。
本願の発明は、前記のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
本願の発明のペット用足殺菌装置においては、殺菌治療の対象となるペットを収容する治療室に、木、プラスチック、ガラス及び金属の中から選ばれるいずれか1つの材料から作られた複数のボールが、自由に動き得る状態で、少なくともペットの足の裏以外の足の一部分を隠す深さに収納されているので、散歩などで屋外を歩いたペットが屋外から帰って来て、屋内に入る時、ペットの足の裏に付着した細菌類を殺菌するために、ペットをペット用足殺菌装置の治療室に入れて、ペットの足の裏に、治療室の下方から、治療室とランプ室とを仕切る仕切り板が備える足載せ板部材を透過して来た紫外線(UV−C)を照射しようとしたとき、ペットの足が動いたとしても、ペットの体重により、複数のボールが、その動きに追従して治療室内を動いて、自動的にペットの足の裏以外の部分を囲んで覆い、ペットの足の裏以外の足の一部分を隠す深さに収納された当初の状態に戻るので、殺菌部位ではない、ペットの足の裏以外の部分への紫外線(UV−C)の照射を複数のボールで遮断して、これが装置の外に漏洩するのを防止しながら、殺菌部位である、足載せ板部材の上面に密接しているペットの足の裏への紫外線(UV−C)の照射を受けて、そこの殺菌治療を続けることができる。
これにより、殺菌治療中も、ペットを治療室内で固定もしくは拘束する必要がないので、ペットにストレスを与えることがなく、ペットの足の裏の殺菌治療を安心して、継続して行うことができる。また、紫外線(UV−C)が、装置の外に漏洩することがないので、人体の健康を害することもない。
また、このペット用足殺菌装置は、紫外線ランプがその内部に設置されたランプ室と、殺菌治療を施す治療室と、付属部品としての電装ボックス、ファンボックス、餌箱のみからなり、紫外線(UV−C)の遮蔽部材は、木、プラスチック、ガラス及び金属の中から選ばれるいずれか1つの材料から作られたボールであるので、装置全体を、簡単な構造で、安価に、製作することができる。紫外線(UV−C)の遮蔽部材が、木又はプラスチックの材料から作られたボールとされる場合には、装置全体を、特に安価に、軽量に、製作することができる。
また、ペットの餌を入れた餌箱は、治療室に臨むようにして設けられているので、殺菌に必要な時間の間、ペットに餌を食べさせながら、ペットを治療室内に留めて置くことができ、ペットにストレスを与えることが更になくなり、ペットの足の裏の殺菌治療を更に安心して続けて行うことができる。
また、足載せ板部材の表面には、凹凸が設けられているので、ペットの足の裏の肉球が、この凹凸によって広げられて、肉球の奥まで、足載せ板部材を透過した紫外線(UV−C)により照射されて殺菌されるようになり、ペットの足の裏の殺菌治療を余すところなく十分に行うことができる。
さらに、ランプ室には、装置の周りの屋内空気を吸入する吸気口と、排気口と、ファンとが、連通状に設けられ、ランプ室の内壁面には、酸化チタン又は紫外線(UV)の範疇でも反応する光触媒が塗布されているので、ファンによりランプ室内に吸入された空気は、紫外線ランプが照射する紫外線(UV−C)による殺菌作用と、紫外線(UV−C)の照射を受けて、酸化チタン又は紫外線(UV)の範疇でも反応する光触媒の塗布膜が生起する酸化作用による殺菌、消臭作用とにより、十分に殺菌され、消臭されて、排気口から排出されることになり、このような循環を繰り返しながら、屋内空気を清浄化することができる。
このようにして、ペットの足の裏の殺菌と、屋内空気の清浄化(殺菌、消臭)とを、同時に行なうことができて、ペットの飼育環境の改善に寄与することができる。
本願の発明の一実施例のペット用足殺菌装置の縦断面図であって、装置の治療室に犬が入った状態で示した図である。 同ペット用足殺菌装置の平面図であって、装置の治療室に犬が入った状態で示した図である。 同ペット用足殺菌装置を前方斜め上から見た斜視図である。 同ペット用足殺菌装置のランプ室を、天井板となる仕切り板を取り除いて、後方斜め上から見た斜視図である。 同ペット用足殺菌装置を前方斜め上から見た斜視図であって、電装ボックス、ファンボックス、ランプ室の一部を断面にして示した図である。
次に、本願の発明のペット用足殺菌装置の一実施例を、図面を参照して、詳細に説明する。
なお、以下においては、ペットを代表して、犬の場合で説明するが、同じ考え方は、他の小動物に対しても適用されるものである。
また、以下の説明において、前後左右の方向は、「図〇において、」と断りがない限り、正常な姿勢にある犬の顔が向く方向を前方として定めることとする。
(実施例)
本実施例のペット用足殺菌装置は、犬の足の裏に、波長が220ナノメートル近辺から260ナノメートル近辺の殺菌線と呼ばれる紫外線が含まれるUV−Cに区分される紫外線(UV−C)を犬の下方から照射して、犬の足の裏を殺菌する装置である。
(全体構成)
その装置の構成は、あらまし、図1〜図3、図5に示されるように、紫外線(UV−C)を照射する紫外線ランプ14がその内部に設置されたランプ室3と、その上部に設けられ、足の裏の殺菌治療の対象となる犬2を収容して殺菌治療を施す治療室10と、ランプ室3の前側の上部の一側(図2において下側、図3において右側)であって、治療室10の前方に立設された電装ボックス4と、ランプ室3の前側の上部の他側(図2において上側、図3において左側)であって、治療室10の前方に立設されたファンボックス5と、治療室10に臨むようにして設置された餌箱6とからなっている。
なお、詳述すれば、電装ボックス4とファンボックス5とは、それらの間に間隔が開けられ、治療室10と前板7を介して境を接して、それぞれ設けられており、電装ボックス4の内部には制御基板18(図5参照)が、また、ファンボックス5の内部にはファン19(図5参照)が、それぞれ内蔵されている。
紫外線ランプ14は、ランプ室3の内部の略中央部に設置されている。
餌箱6には、犬2の餌(不図示)が収納されている。
(仕切り板、足載せ板部材)
ランプ室3と治療室10とは、仕切り板20により仕切られている。この仕切り板20は、図2に示されるように、平面視長方形状をなし、装置全体の平面積に及ぶ広さを有していて、ランプ室3の天井板と、治療室10の床板とを兼ねている。
また、この仕切り板20は、殺菌治療中に犬2が足を載せる足載せ板部材20aを、その一部を構成する板部材として備えている。
この足載せ板部材20aは、本実施例では、前足2本を載せる前部足載せ板部材20aと、後足2本を載せる後部足載せ板部材20aとの、2枚の足載せ板部材20a、20aが用意されており、これらが、仕切り板20の左右方向中央部であって、その前方部と後方部とに、それぞれ嵌め込まれて取り付けられており、これにより、1枚の仕切り板20が完成されるようになっている。
もちろん、この足載せ板部材20aは、前足2本と後足2本とを同時に載せる広さを有する1枚の板部材として作られても良い。
この足載せ板部材20aは、殺菌治療中に、犬2が足を載せる板部材であり、紫外線(UV−C)を透過させる材料からなり、本実施例では、そのような材料として、石英ガラスが使用されている。なお、仕切り板20のその余の部分は、金属板材から作られている。
紫外線ランプ14から発せられた紫外線(UV−C)は、これら2枚の足載せ板部材20a、20aをそれぞれ透過して、それらの足載せ板部材20a、20aの各上面に密接したペット2の足の裏に照射される。
足載せ板部材(石英ガラス板)20aは、コストの面からと、有害な紫外線(UV−C)の放射量を必要最小限にするために、犬2の前足2本、後足2本が、それぞれ動き得る最大範囲を想定して、適切な広さにその大きさ(縦、横寸法)が設定される。
そして、犬2が、餌箱6に入れられた餌を食べようとして、前板7に設けられたU字形にカットされた部分から首を出した時、丁度、犬2の足が載る仕切り板20上の位置に、2枚の足載せ板部材(石英ガラス板)20a、20aがあるようにして、仕切り板20にそれぞれ設置されている。
(前板、後板、2枚の側板)
前記した前板7は、その中央上半部が、犬2が首を入れられるように、U字形にカットされており、餌箱6は、そのカット部分の前方直下で、電装ボックス4とファンボックス5との間に開けられた間隔部分に、そのカット部分に支えられて設置されている。
前板7は、その下端が、仕切り板20の上面に固定され、その前面が、電装ボックス4とファンボックス5との各背面に固定されて、取り付けられている。
また、ランプ室3の後端上部には、後板8が、仕切り板20の上面に、横方向に長く立設されて設けられている。この後板8の高さは、前板7や、後述する側板9の高さよりもかなり低くされており、犬2が、この後板8を越えて、治療室10に容易に出入りすることができるようになっている。
これら前板7と後板8との間には、略犬2の大きさ程の広さを有する長方形状の側板9が2枚、仕切り板20上に、左右対向して設置されている。
これらの側板9、9の各々は、その前後端が、前板7と後板8とにそれぞれ固定されるが、犬2の体型(体の幅)に合わせて、両側板9、9の間の間隔が調整できるようになっている。
これら前板7、後板8、2枚の側板9、9は、いずれも、ポリカーボネートのような、透明で、外から犬2が視認できると同時に、紫外線(UV−C)は透過させない材質のものから作られている。
但し、後板8は、犬2がこれを越える時、打撃を受けることがあることを考慮して、損傷しにくい金属板材から作られても良い。
(治療室)
治療室10は、これら前板7、後板8、2枚の側板9、9、仕切り板20により四面及び床面を囲まれて、犬2を収容することができる大きさに、また、犬2の足の裏に殺菌治療を施すに十分なスペースを有するものとして、ランプ室3の上部に区画形成されている。なお、この治療室10は、天井板を有していない。
(ボールの収納)
治療室10には、図1に示されるように、木又はプラスチックの材料から作られて、軽量の、球状もしくは多面体状の複数のボール13が、自由に動き得る状態で、少なくとも犬2の足の裏以外の足の一部分を隠す深さに充填されて、収納されている。
このため、犬2の足が治療室10内で動いても、犬2の体重による慣性で、複数のボール13は、犬2の動きに追従して治療室10内を動いて、自動的に犬2の足の裏以外の部分を囲んで覆い、犬2の足の裏以外の足の一部分を隠す深さに収納された当初の状態に戻ることができる。
犬2の足が、治療室10内で動く間、犬2の足は、常に、その前足の少なくとも1本が前方の足載せ板部材(石英ガラス板)20aの上に、また、その後足の少なくとも1本が後方の足載せ板部材(石英ガラス板)20aの上に、それぞれ載っていて、犬2の足の裏は、それら足載せ板部材(石英ガラス板)20aの上面に密接している。
したがって、犬2の足の裏は、足載せ板部材(石英ガラス板)20aを下方から透過して来る紫外線(UV−C)の照射を続けて受けることができ、殺菌治療を続けて受けることができる。
他方、犬2の足の裏以外の部分に向けて照射される紫外線(UV−C)は、そこを囲み覆う複数のボール13により遮断、遮蔽されるので、これが装置1の外に漏れることはない。
(ランプ室)
ランプ室3は、図4に示されるように、扁平な直方体の箱状を呈していて、その6面の外壁(天井板は不図示)は、仕切り板20に嵌着された足載せ板部材(石英ガラス板)20a、20aの部分を除く仕切り板20を含めて、金属板材から作られている。
このランプ室3には、紫外線ランプ14が設けられるほかに、装置の周りの屋内空気17をランプ室3の内部に取り入れるための吸気口15と、排気口12と、ファン19とが、連通状に設けられている。排気口12は、ファンボックス5の頂部近くの前面に設けられており(図3参照)、ファン19は、前記のとおり、ファンボックス5に内蔵されている(図5参照)。
吸気口15は、ガラリ15として形成されており、このガラリ15は、図4により良く示されるように、ランプ室3の後側の面に設けられている。
また、紫外線ランプ14から発せられる紫外線(UV−C)が、ガラリ15から外部に漏れないように、複数枚(本実施例の場合、3枚)の遮光板16が、ガラリ15の近くのランプ室3の内部に、1枚だけ前後、左右方向に位置を違えて配置されて、設けられている。
また、ランプ室3は、その内壁面の全面に、酸化チタンが塗料に含めて塗布されて、そこに、酸化チタンの塗布膜(酸化チタン膜)が形成されている。この酸化チタンは、光触媒の一種であり、その塗布膜は、紫外線ランプ14から発せられる紫外線(UV−C)の照射を受けて、強い酸化作用を発揮し、これに触れる屋内空気17を殺菌、消臭する。
そこで、今、ファン19が回転すると、屋内空気17が、ガラリ15を通ってランプ室3内に吸入され、複数枚の遮光板16の間を蛇行しながら、ランプ室3の内部を流れる(図4参照)。
この間、空気17は、紫外線ランプ14から発せられる紫外線(UV−C)が本来有する殺菌作用により殺菌される。同時に、ランプ室3の内壁面に形成された酸化チタン膜が、紫外線(UV−C)の照射を受けて強い酸化作用を生起するので、この酸化チタン膜の酸化作用によっても殺菌、消臭されて、排気口12から排出される。屋内空気17は、このような循環が繰り返されて、清浄化される。
(作用)
そこで、今、散歩などで屋外を歩いた犬2が屋外から帰って来て、屋内に入る時、犬2の足の裏に付着した細菌類を殺菌するために、犬2を、ペット用足殺菌装置1の治療室10の中に入れると、犬2は、治療室10内に収納された複数のボール13を足を使って押しのけて、その足の裏を、仕切り板20(治療室10の床板)の前後2個所にある足載せ板部材(石英ガラス板)20a、20aの上に載せ、そこに密接させる。
次いで、電装ボックス4に設けられた電源スイッチ11(図2、図3参照)を押して、紫外線ランプ14を点灯すると、紫外線ランプ14から紫外線(UV−C)が発せられる。この紫外線(UV−C)は、足載せ板部材(石英ガラス板)20a、20aを透過して、犬2の足の裏に照射され、そこを殺菌する。
この時、犬2の足によって押しのけられた複数のボール13は、自動的に犬2の足の裏以外の部分を囲み覆うような位置に移動して、犬2の足の裏以外の足の一部分を隠す深さに収納された当初の状態に戻っているので、犬2の足の裏以外の部分に向けて照射される紫外線(UV−C)は、そこを囲み覆う複数のボール13により遮断、遮蔽される。
以上のような犬2の足の裏の殺菌治療は、犬2に、餌箱6に入れられた餌を食べさせながら行われる。また、犬2の足が、治療の途中で動いたとしても、同じようにして繰り返されて行われる。
同時に、ランプ室3の内部においては、そこを流れる屋内空気17は、前記のとおり、紫外線ランプ14から発せられる紫外線(UV−C)が本来有する殺菌作用により殺菌されるとともに、紫外線(UV−C)の照射を受けて、ランプ室3の内壁面に形成された酸化チタン膜が生起する強い酸化作用によっても殺菌、消臭されて、排気口12から排出される。屋内空気17は、このような循環が繰り返されて、清浄化される。
(実施例の効果)
本実施例のペット用足殺菌装置1は、前記のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
本実施例のペット用足殺菌装置1においては、殺菌治療の対象となる犬2を収容する治療室10に、木又はプラスチックの材料から作られた複数のボール13が、自由に動き得る状態で、少なくとも犬2の足の裏以外の足の一部分を隠す深さに収納されているので、散歩などで屋外を歩いた犬2が屋外から帰って来て、屋内に入る時、犬2の足の裏に付着した細菌類を殺菌するために、犬2を装置1の治療室10に入れて、犬2の足の裏に、治療室10の下方から、治療室10とランプ室3とを仕切る仕切り板20が備える足載せ板部材(石英ガラス板)20a、20aを透過して来た紫外線(UV−C)を照射しようとしたとき、犬2の足が動いたとしても、犬2の体重により、複数のボール13が、その動きに追従して治療室10内を動いて、自動的に犬2の足の裏以外の部分を囲んで覆い、犬2の足の裏以外の足の一部分を隠す深さに収納された当初の状態に戻るので、殺菌部位ではない、犬2の足の裏以外の部分に向けての紫外線(UV−C)の照射を、複数のボール13により遮断して、これが装置1の外に漏洩するのを防止しながら、殺菌部位である、足載せ板部材(石英ガラス板)20a、20aの上面に密接している犬2の足の裏への紫外線(UV−C)の照射を受けて、そこの殺菌治療を続行することができる。
これにより、殺菌治療中も、犬2を治療室10内で固定もしくは拘束する必要がないので、犬2にストレスを与えることがなく、犬2の足の裏の殺菌治療を安心して、継続して行うことができる。また、紫外線(UV−C)が、装置1の外に漏洩することがないので、人体の健康を害することもない。
また、このペット用足殺菌装置1は、紫外線ランプ14がその内部に設置されたランプ室3と、殺菌治療を施す治療室10と、付属部品としての電装ボックス4、ファンボックス5、餌箱6のみからなり、紫外線(UV−C)の遮蔽部材は、木又はプラスチックの材料から作られたボール13であるので、装置全体を、簡単な構造で、安価に、軽量に、製作することができる。
また、殺菌治療を行うためには、一定時間以上紫外線(UV−C)を照射する必要があるが、犬2の餌を入れた餌箱6が、治療室10に臨むようにして設けられているので、必要な時間の間、犬2に餌を食べさせながら、犬2を治療室10内に留めて置くことができ、犬2にストレスを与えることが更になくなり、犬2の足の裏の殺菌治療を更に安心して、続けて行うことができる。
また、足載せ板部材(石英ガラス板)20a、20aの表面には、凹凸が設けられているので、犬2の足の裏の肉球が、この凹凸によって広げられて、肉球の奥まで、足載せ板部材(石英ガラス板)20a、20aを透過した紫外線(UV−C)により照射されて殺菌されるようになり、犬2の足の裏の殺菌治療を余すところなく十分に行うことができる。
また、治療室10を区画形成する板部材であって、仕切り板20上に、前板7と後板8との間に亘って、左右対向して設置される2枚の側板9、9は、それらの前後端が、前板7と後板8とにそれぞれ固定されながら、犬2の体型(体の幅)に合わせて、それらの間の間隔が調整できるようになっているので、ペット用足殺菌装置1の汎用性を高めることができる。
さらに、ランプ室3には、ペット用足殺菌装置1の周りの屋内空気17を吸入する吸気口(ガラリ)15と、排気口12と、ファン19とが、連通状に設けられ、ランプ室3の内壁面には、酸化チタンが塗布されているので、ファン19によりランプ室3内に吸入された空気17は、紫外線ランプ14が照射する紫外線(UV−C)による殺菌作用と、紫外線(UV−C)の照射を受けて、酸化チタン膜が生起する酸化作用による殺菌、消臭作用とにより、十分に殺菌され、消臭されて、排気口12から排出されることになり、このような循環を繰り返しながら、屋内空気17を清浄化することができる。
以上のようにして、犬2の足の裏の殺菌と、屋内空気17の清浄化(殺菌、消臭)とを、同時に行なうことができて、犬2の飼育環境の改善に寄与することができる。
(変形例)
本願の発明のペット用足殺菌装置は、以上の実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
例えば、治療室10に収納される複数のボール13は、木又はプラスチックの材料から作られたものとされたが、これに代えて、ガラス又は金属の材料から作られたものとすることも可能である。
また、ランプ室3の内壁面には、酸化チタンが塗布されたが、これに代えて、紫外線(UV)の範疇でも反応する特性を備えた光触媒が塗布されても良い。このようにして形成される光触媒膜も、紫外線ランプ14から発せられる紫外線(UV−C)の照射を受けて、強い酸化作用を発揮し、これに触れる屋内空気17を殺菌、消臭する。
なお、ここで、紫外線(UV)とは、紫外線(UV−A)(波長315〜380nm)、紫外線(UV−B)(波長280〜315nm)、紫外線(UV−C)(波長200〜280nm)を含む紫外線の総称である。
このような特性を備えた光触媒は、その1例が、「可視光応答型複合薄膜光触媒」と呼ばれて、2020年5月25日付け日刊工業新聞の「大分県産業科学技術センター」の特集欄(第18欄)に、そこで行われている研究開発の複数事例が紹介された中の一事例として、紹介されている。
「可視光応答型複合薄膜光触媒材料に関する研究(金属担当)」と題する、その紹介記事によれば、「複合薄膜光触媒材料を作製するこの技術は、従来から用いられている酸化チタンと比較して、UV照射下で3倍以上の効果を発揮し、可視光照射下でも効果を示す。」とされている。
1…ペット用足殺菌装置、2…ペット、3…ランプ室、4…電装ボックス、5…ファンボックス、6…餌箱、7…前板、8…後板、9…側板、10…治療室、11…電源スイッチ、12…排気口、13…ボール、14…紫外線ランプ、15…吸気口(ガラリ)、16…遮光板、17…空気、18…制御基板、19…ファン、20…仕切り板(ランプ室の天井板、治療室の床板)、20a…足載せ板部材(石英ガラス板)。



























Claims (4)

  1. ペットの足の裏に、波長が220ナノメートル近辺から260ナノメートル近辺の殺菌線と呼ばれる紫外線が含まれるUV−Cに区分される紫外線(UV−C)を前記ペットの下方から照射して、前記ペットの足の裏を殺菌するペット用足殺菌装置において、
    紫外線(UV−C)を照射する紫外線ランプが内部に設置されたランプ室の上部に、前記ペットを収容することができる大きさに区画形成され、前記ペットの足の裏に殺菌治療を施す治療室が設けられ、
    前記治療室と前記ランプ室とは、紫外線(UV−C)を透過させる材料から作られた板部材であって、殺菌治療中に前記ペットが足を載せる足載せ板部材をその一部として備える仕切り板により仕切られており、
    前記治療室には、木、プラスチック、ガラス及び金属の中から選ばれるいずれか1つの材料から作られた、球状もしくは多面体状の複数のボールが、自由に動き得る状態で、少なくとも前記ペットの足の裏以外の足の一部分を隠す深さに収納されて、
    前記ペットの足が前記治療室内で動いても、複数の前記ボールがこれに追従して動いて、自動的に前記ペットの足の裏以外の部分を囲んで覆い、足の裏以外の部分への紫外線(UV−C)の照射を遮断して、これが装置の外に漏洩するのを防止しながら、足の裏への紫外線(UV−C)の照射を受けて、そこの殺菌治療を続けることができるようにされている
    ことを特徴とするペット用足殺菌装置。
  2. 前記ペットの餌を入れた餌箱が、前記治療室に臨むようにして、設けられていることを特徴とする請求項1記載のペット用足殺菌装置。
  3. 前記足載せ板部材の表面には、凹凸が設けられ、
    前記ペットの足の裏の肉球が、前記凹凸によって広げられて、肉球の奥まで、前記足載せ板部材を透過した紫外線(UV−C)により殺菌されることができるようにされている
    ことを特徴とする請求項1記載のペット用足殺菌装置。
  4. 前記ランプ室には、前記装置の周りの屋内空気を吸入する吸気口と、排気口と、ファンとが、連通状に設けられ、
    前記ランプ室の内壁面には、酸化チタン又は紫外線(UV)の範疇でも反応する光触媒が塗布されて、
    前記ファンにより前記ランプ室内に吸入された空気が、前記紫外線ランプが照射する紫外線(UV−C)による殺菌作用と、紫外線(UV−C)の照射を受けて、前記酸化チタン又は紫外線(UV)の範疇でも反応する光触媒の塗布膜が生起する酸化作用による殺菌、消臭作用とにより、殺菌、消臭されて、前記排気口から排出されるようにされている
    ことを特徴とする請求項1記載のペット用足殺菌装置。



















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