JP6788194B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関する。
弾球遊技機の代表例として、例えば、ぱちんこ遊技機は、遊技領域を構成する遊技盤上に多数本の遊技釘や風車、入賞口、アウト口などが配設されるとともに、遊技領域のほぼ中央にセンター役物が取り付けられ、このセンター役物の開口部内に遊技展開に応じた演出画像を表示する演出表示装置を備えたものが一般的に知られている(例えば、特許文献1を参照)。そして、遊技球が遊技領域に設けられた始動口に入球したことを契機として当否判定を実行した上で、当否判定の結果がはずれである場合には例えば3列からなる図柄を変動表示させた後に該図柄を予め定められた非当選態様で停止表示させる一方、当否判定の結果が大当りである場合には例えば3列からなる図柄を変動表示させた後に該図柄を予め定められた当選態様で停止表示して、大入賞口を開放状態とする特別遊技(大当り遊技)を成立させるように構成されている。
特開2015−192735号公報
近年においては、従来機種との差別化を図るため、より大型の演出表示装置や可動役物装置が取り付けられる傾向にある。それに伴い、センター役物を大型化すると、その周囲に形成される遊技領域が相対的に狭くなることで、センター役物の下方に設けられる入賞装置の配設スペースに制約が生じてしまい、限られた面積の遊技領域を有効に活用することができなくなるという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、限られた面積の遊技領域を有効に活用することのできる弾球遊技機を提供することを目的とする。
このような目的達成のために、本発明に係る弾球遊技機は、前面側に遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技領域の所定位置に設けられて、遊技球が入球可能な始動口と、前記遊技領域における前記始動口の下方に設けられて、遊技球が入球容易な開状態と入球困難な閉状態とに変化する可変入賞口と、前記遊技領域における前記可変入賞口の左右一方側に設けられて、前記遊技領域の左右一方側を流下する遊技球が流入可能な第1アウト口と、前記遊技領域における前記可変入賞口の下方に設けられて、前記遊技領域の左右他方側を流下する遊技球が流入可能な第2アウト口とを備え、前記遊技領域における前記始動口と前記可変入賞口との間には、前記第1アウト口へ向けて遊技球を流下させる傾斜面を有する案内部が設けられ、前記可変入賞口は、前記案内部と前記第2アウト口との間を前記左右他方側から流下する遊技球が入球可能に構成され、前記可変入賞口には、上面を遊技球が転動することにより前記可変入賞口へ向けて遊技球を流下させる誘導位置と遊技球を前記可変入賞口へ向けて流下させることなく下方へ落下させる非誘導位置とに変位可能な振分部材と、前記振分部材の遊技球の転動面の下流端側に位置し、前記振分部材に連動して前記可変入賞口への遊技球の入球を容易または可能とする開状態と前記可変入賞口への遊技球の入球を困難または不能とする閉状態とに変位可能な可動部材とが設けられており、前記振分部材が誘導位置に変位する場合に、前記可動部材が開状態に変位するよう構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、限られた面積の遊技領域を有効に活用することが可能となる。
本実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 上記ぱちんこ遊技機を後方から見た斜視図である。 遊技盤(透過していない状態)を示す正面図である。 遊技盤(透過した状態)を示す正面図である。 始動口ユニットを前方から見た斜視図である。 始動口ユニットを後方から見た斜視図である。 始動口ユニットを前方から見た分解斜視図である。 始動口ユニットを後方から見た分解斜視図である。 始動口ユニットの側面図である。 図9の矢印IX−IXに沿って示す断面図である。 始動口ユニットから前側通路形成部材を取り外した状態を示す斜視図である。 始動口ユニットから通路カバー部材を取り外した状態を示す斜視図である。 (A)は開状態での駆動機構の斜視図、(B)は開状態での駆動機構の平面図である。 (A)は閉状態での駆動機構の斜視図、(B)は閉状態での駆動機構の平面図である。 始動口ユニット(第2始動入賞装置)の変形例を示す斜視図である。 可動役物装置の斜視図である。 可動演出部材が待機位置に位置する状態の可動役物装置を示す正面図である。 可動演出部材が演出位置に位置する状態の可動役物装置を示す正面図である。 可動演出部材が演出位置に位置する状態の可動役物装置を示す背面図である。 可動役物装置の分解斜視図である。 ベース部を前方から見た分解斜視図である。 ベース部を後方から見た分解斜視図である。 左側発光演出部を前方から見た分解斜視図である。 (A)は左側ランプ基板を前方から見た斜視図であり、(B)は左側ランプ基板を後方から見た斜視図である。 左側導光部材を前方から見た斜視図である。 左側導光部材を後方から見た斜視図である。 左側ランプカバーを前方から見た斜視図である。 左側ランプカバーを後方から見た斜視図である。 左側ランプ基板の前方に左側導光部材が配置された状態を示す正面図である。 (A)は図29中の矢印A−Aに沿った断面図であり、(B)は図29中の矢印B−Bに沿った断面図であり、(C)は図29中の矢印C−Cに沿った断面図である。 右側発光演出部を前方から見た分解斜視図である。 (A)は右側ランプベース部材を前方から見た斜視図であり、(B)は右側ランプベース部材を後方から見た斜視図である。 (A)は右側ランプ基板を前方から見た斜視図であり、(B)は右側ランプ基板を後方から見た斜視図である。 右側導光部材を前方から見た斜視図である。 右側導光部材を後方から見た斜視図である。 第1及び第2右側ランプカバーを前方から見た斜視図である。 第1及び第2右側ランプカバーを後方から見た斜視図である。 右側発光演出部の平断面図である。 後側演出部を前方から見た分解斜視図である。 後側演出部を後方から見た分解斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明に係る弾球遊技機の代表例として、ぱちんこ遊技機PMを図1および図2に示すとともに、このぱちんこ遊技機PMに設けられる遊技盤20を図3および図4に示しており、まず、これらの図を参照してぱちんこ遊技機PMの全体構成について説明する。なお、以降の説明においては、便宜上、図2の各矢印で示す方向をそれぞれ、前後方向、左右方向、上下方向と称して説明する。
[遊技機の全体構成]
始めに、ぱちんこ遊技機PMの正面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの正面左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3a,3bにより横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側縁部に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
前枠2には、この前枠2の上部前面域に合わせた方形状のガラス枠5が上下のヒンジ機構3を利用して横開き開閉および着脱可能に組み付けられ、施錠装置4を利用して常には前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。前枠2の前面側には、遊技盤20が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス枠5の複層ガラス5aを通して遊技盤20の正面の遊技領域PAを視認可能に臨ませるようになっている。
ガラス枠5の下部には、遊技球を貯留する上下の球皿(上球皿6及び下球皿7)が設けられる。ガラス枠5の上部には、遊技の展開状況に応じて発光する演出ランプ11や、遊技の展開状況に応じて効果音を発生させるスピーカ8が設けられている。下球皿7の右側には、所定の演出操作を行うためのボタンやスイッチ、ダイヤル等の演出操作手段12などが取り付けられる。
前枠2の右下部には、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル9が設けられている。前枠2の下部には、図示省略するが、上球皿6に貯留された遊技球を1球ずつ送り出す球送り機構、この球送り機構から送り出された遊技球を遊技領域PAへ向けて打ち出す発射機構、球送り機構や発射機構の作動を同期的に制御する発射制御基板などが設けられている。
遊技盤20は、図3および図4に示すように、透明な合成樹脂材を用いて矩形の平板状に形成された基材をベースとして構成されている。なお、上記の図3および図4は遊技盤20を前面側から見た正面図であるが、図3は遊技盤20を透過していない状態を示し、図4は遊技盤20を透過した状態を示している。遊技盤20の前面には、左下部から右上部にかけて配設された円弧状の外レール21と、外レール21の内側において左下部から左上部にかけて配設された円弧状の内レール22と、外レール21の右上部から該盤面の下部までの間に配設されて左向きに開く湾曲形状に形成されたレール飾り23とを備えており、外レール21と内レール22とレール飾り23とで囲まれた内側に略円形の遊技領域PAが区画形成されている。この遊技領域PAは、略中央に配設される後述のセンター役物26を基準として、センター役物26の左側の領域である左側領域(左打ち領域)PA1と、センター役物26の右側の領域である右側領域(右打ち領域)PA2とを有している。また、外レール21と内レール22とにより、不図示の発射機構により打ち出された遊技球を遊技領域PAへ案内するための案内通路24が形成される。この案内通路24における遊技球の出口開口の近傍位置、すなわち、内レール22の先端部に、案内通路24を通って出口開口から遊技領域PA内へ放出された遊技球が再び案内通路24へ逆戻りするのを防止する球戻り防止弁25が配設されている。
遊技領域PAには、多数本の遊技釘や風車(図示せず)とともに、第1始動入賞装置200、第2始動入賞装置300、一般入賞装置400、作動ゲート装置61、第1大入賞装置62、第2大入賞装置63等の各種入賞装置が配設されている。また、図示省略するが、遊技領域PAには、第1特別図柄表示装置、第2特別図柄表示装置、普通図柄表示装置など、後述の主制御基板51にて点灯制御される各種表示装置が集約的に配設されている。遊技領域PAの略中央にはセンター役物26が配設されており、このセンター役物26の下方の開口を通して演出表示装置27の画面が視認可能に設けられている。このセンター役物26の上部には、遊技の展開状況に応じた演出動作を行う可動役物装置500が設けられている。遊技領域PAの下端部には、各種入賞装置200,300,400,61,62の入賞口に入球せずに流下した遊技球が通過可能な二つのアウト口71,72が設けられている。各種入賞装置200,300,400,61,62の入賞口に入球した遊技球又は各アウト口71,72に流入した遊技球は、遊技盤20に前後貫通して形成された貫通孔(図示せず)を通じて遊技盤20の後面側へ流下し、前枠下部の回収流路(遊技済み球通路)に、アウト口71,72および始動口等各種入賞口を通過した遊技球を含めて収集し、発射した遊技球の総数を検出するための前枠下部に備えられたアウト球センサ(発射球数センサ)を通過したのち遊技機外へ排出される。なお、このアウト球センサ(発射球数センサ)は、複数のアウト口71,72の共通センサ(シングルセンサ)として構成されており、各アウト口71,72を通過した遊技球を該共通センサ(アウト球センサ)で検出することで、コスト低減を図ることができるとともに、回収流路(遊技済み球通路)の省スペース化を図ることができる。
第1始動入賞装置200は、第1特別図柄遊技に対応する始動入賞装置として設けられている。この第1始動入賞装置200には、遊技球が入球可能な第1始動口201(図5等を参照)が設けられている。第1始動口201への遊技球の入球は、第1特別図柄抽選の契機となる。
第2始動入賞装置300は、第2特別図柄遊技に対応する始動入賞装置(後述の普通図柄抽選で当選した場合に作動する普通電動役物)として設けられている。この第2始動入賞装置300には、遊技球が入球可能な第2始動口301(図10等を参照)が設けられている。第2始動口301への遊技球の入球は、第2特別図柄抽選の契機となる。第2始動入賞装置300は、遊技球が第2始動口301へ入球可能又は入球容易な開状態と、遊技球が第2始動口301へ入球不能又は入球困難な閉状態とに変化する。つまり、第2始動入賞装置300は、開状態に変位しなければ遊技球が第2始動口301へ入球し難い構造となっており、後述の所定の契機(普通図柄抽選に当選する契機)で開状態となると遊技球の入球容易性が高くなる。
一般入賞装置400は、3つの一般入賞口401〜403(図5等を参照)を備えて構成されている。各一般入賞口401〜403への遊技球の入球は、特別図柄抽選又は普通図柄抽選の契機とはならないが、他の入賞装置(作動ゲート装置61を除く)と同じく賞球払出の契機となる。
作動ゲート装置61は、普通図柄遊技に対応する始動入賞口として設けられている。この作動ゲート装置61には、遊技球が通過可能な作動ゲート(図示せず)が設けられている。作動ゲートへの遊技球の通過は、第2始動口301を開状態とするか否かを決定するための普通図柄抽選の契機となる。
第1大入賞装置62は、第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選の抽選結果が大当り(後述の小当り発展大当りを含む)となった場合に開閉作動するアタッカー装置(特別電動役物)として構成されている。すなわち、第1大入賞装置62は、大当り遊技に対応するアタッカー装置である。この第1大入賞装置62には、遊技球が入球可能な第1大入賞口(図示せず)が設けられている。第1大入賞装置62は、遊技球が第1大入賞口へ入球可能又は入球容易な開状態と、遊技球が第1大入賞口へ入球不能又は入球困難な閉状態とに変化する。大当り遊技においては、第1大入賞装置61の開閉作動を伴う複数回のラウンド遊技(単位遊技)が行われる。
第2大入賞装置63は、第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選の抽選結果が小当りとなった場合に開閉作動するアタッカー装置(特別電動役物)として構成されている。すなわち、第2大入賞装置63は、小当り遊技に対応するアタッカー装置である。この第2大入賞装置63には、遊技球が入球可能な第2大入賞口(図示せず)が設けられている。第2大入賞装置63は、遊技盤20の盤面と直交する方向(前後方向)に向かってスライド移動する開閉部材を有する所謂スライド式アタッカーであり、遊技球が第2大入賞口へ入球可能又は入球容易な開状態と、遊技球が入球不能又は入球困難な閉状態とに可変する。小当り遊技においては、第2大入賞装置63の開放を伴う1回のラウンド遊技(単位遊技)が行われる。ここで、第2大入賞装置63の内部には、遊技球が通過可能な不図示の特定領域(Vゾーン)が設けられている。第2大入賞口に入球した遊技球は、該第2大入賞装置63に設けられた開閉部材(弁部材)により流下経路を振り分けられることで、特定領域又はそれ以外の非特定領域を通過する。遊技球が特定領域を通過すると、「小当り遊技」から「大当り遊技」に発展して(すなわち「小当り発展大当り」に昇格して)、第1大入賞装置62の開閉作動を伴う複数回のラウンド遊技が行われる。本実施形態の遊技機においては、小当り遊技に対応するアタッカーとしてスライド式アタッカーを使用しているが、これは、遊技球を開閉部材の上部での滞留期間を長くし、小当り遊技において開閉部材が開閉された際に高確率で特定領域(Vゾーン)へ入球させやすいためである。
なお、本実施形態において、これら二つの大入賞口は、遊技領域PAにおける右側領域PA2に設けられている。そのため、大当り遊技又は小当り遊技では、遊技領域PAに向けて遊技球を発射する際に、右側領域PA2を狙って打つ、いわゆる右打ちを行うことで、第1大入賞口又は第2大入賞口への入球が容易となっている。
なお、センター役物26の下方には、詳細後述する始動口ユニット28が内レール22の内周面に沿って取り付けられており、この始動口ユニット28に上述の第1始動入賞装置200、第2始動入賞装置300、一般入賞装置400および二つのアウト口71,72が配設されている。
続いて、ぱちんこ遊技機PMの背面側の基本構造を説明する。前枠2の背面側には、図2に示すように、中央に前後連通する窓口を有して前枠2よりも幾分小型の矩形枠状に形成された裏セット盤30が取り付けられている。裏セット盤30の各部には、遊技施設側から供給される多数個の遊技球を貯留する貯留タンク33、貯留タンク33からの遊技球を流下させる樋部材34、樋部材34により導かれた遊技球を払い出す賞球払出ユニット35、賞球払出ユニット35から払い出された遊技球を上球皿6又は下球皿7へ流下させる裏側通路部材36などが設けられている。
遊技盤20の背面側には、ぱちんこ遊技機PMの作動を統括的に制御する主制御基板51や、演出全般の制御を行う演出制御基板52、遊技展開に応じた画像表示、効果音の制御を行う画像制御基板53などが取り付けられている。なお、本実施形態では、演出制御基板52および画像制御基板53は、演出表示装置(液晶表示装置)27と一体化されたアッセンブリ状態で液晶ユニット28を構成している。これに対して、裏セット盤30の背面側には、遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御基板54や、遊技施設側から受電して各種制御基板や電気・電子部品に電力を供給する電源基板(図示せず)などが取り付けられている。なお、これらの制御基板は、不正改造防止のため、カシメ構造及び封印シール構造を有する透明樹脂製の基板ケースに収容されたアッセンブリ状態で遊技盤20の背面又は裏セット盤30の背面の所定位置にそれぞれ配設される。これらの制御基板とぱちんこ遊技機PM各部の電気・電子部品とがハーネス(コネクタケーブル)を介して相互に接続されて、ぱちんこ遊技機PMが作動可能に構成されている。
[遊技機の基本動作]
以上のように構成される、ぱちんこ遊技機PMは、外枠1が遊技施設の遊技島に固定設置され、前枠2、ガラス枠5等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、遊技球を上球皿6に貯留させて発射ハンドル9を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル9が回動操作されると、上球皿6に貯留された遊技球が、球送り機構によって1球ずつ発射機構に送り出され、該発射機構により遊技領域PAに向けて打ち出される。
遊技領域PAを転動流下する遊技球が、第1始動口201、第2始動口301、一般入賞口401〜403、第1大入賞口、第2大入賞口のいずれかに入球すると、その入賞口の種別に応じた個数の賞球が賞球払出ユニット35により上球皿6又は下球皿7に払い出される。例えば、遊技球が第1始動口201に入球した場合の賞球数は「4個」、第2始動口301に入球した場合の賞球数は「3個」、第1大入賞口又は第2大入賞口に入球した場合の賞球数は「15個」、一般入賞口401〜403に入球した場合の賞球数は「3個」である。
また、遊技球が第1始動口201又は第2始動口301に入球すると、特別図柄の抽選乱数値が取得され、当該抽選乱数値を所定の上限個数まで保留情報(保留球)として一時記憶する。そして、所定の始動条件(変動開始条件)が成立すると、最先の保留球に係る抽選乱数値に基づき、特別図柄の当否判定、図柄判定、変動パターン判定を行い、その判定結果に応じた表示態様で、第1特別図柄又は第2特別図柄が変動表示されるとともに、装飾図柄が変動表示される。特別図柄および装飾図柄の変動表示は、前記選択された変動パターンに応じた変動時間の経過後に同期的に停止表示(確定表示)される。
第1特別図柄又は第2特別図柄が大当りを示す停止表示態様で確定表示された場合、大当り遊技状態に移行して、第1大入賞装置62の開閉作動を伴う大当り遊技(複数回のラウンド遊技)が開始される。なお、大当りを示す装飾図柄の停止表示態様は、例えば3つの装飾図柄が全て一致した組合せ態様である。本実施形態では、大当りの種別(大当り図柄の種類)に応じて、規定ラウンド数の異なる複数種の大当り遊技のうちのいずれかが実行される。大当り遊技は、第1大入賞装置62の1回又は複数回の開閉動作を1回のラウンド遊技とし、当該ラウンド遊技を規定ラウンド数(例えば、16ラウンド、8ラウンド、2ラウンド)だけ連続して実行するものである。
一方、第1特別図柄又は第2特別図柄が小当りを示す停止表示態様で確定表示された場合、小当り遊技状態に移行して、第2大入賞装置63の開閉動作を伴う小当り遊技(1回のラウンド遊技)が開始される。この小当り遊技において、第2大入賞装置63内に設けられた特定領域(Vゾーン)に遊技球が入球すると、「小当り遊技」から「大当り遊技」に発展して、その大当り遊技として、第1大入賞装置62の開閉作動を伴う複数回のラウンド遊技が行われる。なお、本実施形態においては、第1特別図柄の当否抽選よりも、第2特別図柄の当否抽選の方が、高確率で小当りに当選するように構成されている。例えば、第2特別図柄の当否抽選における小当りの当選確率は「約10分の1程度」に設定される。このように第2特別図柄の当否抽選では、小当りの当選確率が高確率に設定されている。その結果、電チューサポート状態(時短遊技状態)においては、第2始動口301への遊技球の入球を契機として小当りが発生しやすくなっている。
ここで、特別図柄抽選にて小当り発展大当りを含む大当りのうち「特定の大当り」に当選した場合には、特別遊技(大当り遊技)の終了後に、特別図柄の変動時間短縮機能および電チューサポート機能が作動する場合がある。
すなわち、特別図柄の変動時間短縮機能が作動すると、特別図柄及び装飾図柄の平均的な変動時間が通常よりも短縮される傾向となり、単位時間当たりの特別図柄抽選回数が向上する(単位時間当たりの大当りの獲得容易性を高めることができる)。
さらに、特別図柄の変動時間短縮機能が作動すると、これに付随して、電チューサポート機能が作動する。電チューサポート機能は、普通図柄の確率変動機能、普通図柄の変動時間短縮機能、普通電動役物(第2始動入賞装置300)の開放延長機能が作動することにより、第2始動口301への入球容易性が高められる状態(「入球容易状態」とも称する)である。なお、普通図柄の確率変動機能が作動すると、普通図柄の当選確率が通常状態よりも高まる状態となる。普通図柄の変動時間短縮機能が作動すると、普通図柄の変動時間が短縮される状態となる。普通電動役物の開放時間延長機能が作動すると、普通電動役物の開放時間が通常状態よりも延長された状態となる。この入球容易状態においては、一定時間あたりの普通図柄の変動回数が通常よりも増加する可能性が高まる上、第2始動口301への入球容易性も高まるため、第2始動口301への入球数が増加する可能性も向上する。したがって、特別図柄の変動時間短縮機能及び電チューサポート機能の作動により、その期間中は第2始動口301への入球による賞球を得られる機会が増加する結果、持ち球をほとんど減らさずに遊技を継続することが可能となる。
なお、特別遊技(大当り遊技)の終了後、遊技状態が時短遊技状態に移行すると(変動時間短縮機能および電チューサポート機能が作動すると)、第2始動口301への遊技球の入球を契機とした小当りが発生しやすくなり、該小当りから大当りへ発展する可能性も高くなる。また、時短遊技状態において小当りが発生した場合は、通常状態において小当りが発生した場合よりも、その大当り遊技の終了後に遊技状態が時短状態へ移行する確率が高くなる。そのため、小当りVと呼ばれる本機種では、時短遊技状態において小当り発展大当りを繰り返して、いわゆる「連荘」を継続させることを狙った遊技性となる。すなわち、時短遊技状態を継続させることで、電チューサポート状態(入球容易状態)のもと、遊技球を第2始動入賞装置へ入球させることで、小当りVを狙う遊技が継続できるようになる。一方、大当り遊技の終了後に、遊技状態が時短遊技状態へ移行しなかった場合(通常遊技状態へ移行した場合)には、電チューサポート状態(入球容易状態)が終了してしまい、第2始動口301への遊技球の入球が困難(実質的に不可能)となるため、第1始動口201を狙った遊技性となる。なお、小当り遊技において、遊技球を特定領域(Vソーン)に入球させることができなかった場合は、大当り遊技に移行せず、小当り発生前の遊技状態が継続することになる。
[始動口ユニットの構成]
次に、本実施形態に係る始動口ユニット28について、図4〜図14を追加参照して説明する。
始動口ユニット28は、遊技盤20に着脱可能に取り付けられるユニット本体100と、遊技球が入球可能な第1始動口201を有する第1始動入賞装置200と、第1始動口201の下方に配設されて遊技球が入球可能な第2始動口301を有する第2始動入賞装置300と、第1始動口201の左方に配設されて遊技球が入球可能な一般入賞口401〜403を有する一般入賞装置400と、第2始動口301の左方に配設されて遊技球が流入可能な第1アウト口71と、第2始動口301の下方に配設されて遊技球が流入可能な第2アウト口72とを主体として構成される。この始動口ユニット28は、センター役物26の下方に配設されて、遊技領域PAの下部領域を構成している。
ユニット本体100は、図7および図8に示すように、遊技盤20の前面側に取り付けられて該ユニット本体100の取付ベースとなる基盤部材110と、この基盤部材110の前面側に取り付けられる前側通路形成部材120と、遊技盤20の後面側に取り付けられる装飾部材130,140と、装飾部材130,140の後面側に取り付けられる後側通路形成部材150と、後側通路形成部材150の後面側に取り付けられる通路カバー部材160,170と、後側通路形成部材150の後面側に取り付けられる電飾カバー部材180,190とを備えて構成される。このユニット本体100を構成する各構成部材110〜190は、合成樹脂材を用いて図示する形状に形成されている(装飾部材130,140は遊技球の流路を目隠しするため不透明な合成樹脂材、それ以外の構成部材は無色透明又は有色透明な合成樹脂材を用いて形成されている)。なお、前側通路形成部材120や基盤部材110の前面側の装飾箇所には、例えば文字や絵柄、模様などが印刷されたシールが貼着されて装飾されている(遊技球の流路を目隠しする)。そして、ユニット本体100は、これら複数の構成部材110〜190が遊技盤20を挟んで前後に重なり合うように取り付けられることで一体化される。なお、基盤部材100の後面側には、遊技盤20に位置決めするための複数のボス117が突設されている。
基盤部材110は、その前面が遊技盤20の盤面と略面一となる状態で取り付けられている。この基盤部材110の前面側には、第1始動口201、第2始動口301、一般入賞口401〜403、第1アウト口71、第2アウト口72が設けられており、遊技領域PAを流下する遊技球が該基盤部材110の前面側へ到達して第1始動口201、第2始動口301、一般入賞口401〜403、第1アウト口71、第2アウト口72に流入可能に構成されている。それでは以下において、各入賞装置200,300,400および各アウト口71,72の具体的な構成について詳述する(ユニット本体100を構成する上記の各構成部材110〜190についても併せて説明する)。なお、以下の説明においては、基盤部材110の前面側とは、遊技盤20の前面側と略同一の意味で用い、基盤部材110の後面側とは、遊技盤20の後面側と略同一の意味で用いる。
第1始動入賞装置200は、前側通路形成部材120の上端に形成されて遊技球が入球可能な第1始動口201と、後側通形成部材150と通路カバー部材160との間に跨って形成されて第1始動口201に入球した遊技球が流下する第1始動口排出通路210と、後側通路形成部材150と通路カバー部材160との間に設けられて第1始動口排出通路210を流下する遊技球を検出する第1始動入賞センサ220とを備えて構成される。
第1始動口201は、上方に向けて開口された常時開放型の入賞口である。この第1始動口201には、主として左側領域PA1を流下する遊技球(左打ちした遊技球が)が入球可能となっている。第1始動口201への遊技球の入球は、前述したように、第1特別図柄抽選の契機となる。第1始動口201は、基盤部材110の上端に前後に延びて形成された第1始動入賞連絡口111を介して、遊技盤20の後面側に設けられた第1始動口排出通路210に連通している。
第1始動口排出通路210は、後側通路形成部材150に前後貫通して形成された流入側通路部211と、後側通路形成部材150と通路カバー部材160との間に形成された流出側通路部212とを備えている。流入側通路部211は、遊技球約1個分の通路幅を有して、ほぼ前後方向に延びて形成されている(前側から後側へ向かって下り傾斜している)。この流入側通路部211は、基盤部材110に形成された第1始動入賞連絡口111を介して第1始動口201に繋がっている。一方、流出側通路部212は、遊技球約1個分の通路幅を有して、流入側通路部211の下流端に繋がって下方に延びたのち、略L字状に屈曲して緩やかに右斜め下方に延出している。流出側通路部212の途中には、第1始動口排出通路210を流下する遊技球を検出する第1始動入賞センサ220が取り付けられている。
第1始動入賞センサ220は、遊技球の通過を検出する通過型センサ(例えば電磁誘導型の近接センサ)であり、後側通路形成部材150の後面側に形成されたセンサ装着溝151と通路カバー部材160の前面側に形成されたセンサ装着溝161との間に跨って取り付けられている。この第1始動入賞センサ220は、遊技球が検出口220aを通過すると、この検出口220aの周囲に配置されたコイル(図示せず)のインピーダンスが変化することにより、遊技球(金属物体)を検出する。その変形例として、第1始動入賞センサ220は、例えばフォトセンサ等の光学式センサにより構成されていてもよい。第1始動入賞センサ220は、主制御基板51と電気接続されており、遊技球が検出口220aを通過したときに検出信号を生成して、この検出信号を主制御基板51に出力する。
ここで、後側通路形成部材150の後面側には、その間に通路カバー部材160を挟んで、前面側が開放された略矩形箱状の電飾カバー部材180が取り付けられる。この電飾カバー部材180の前面側には、第1始動口201の周囲を電飾するためのLED基板181が取り付けられている。LED基板181は、電飾するための発光体として表面実装型のLED(フルカラーLED)182を備えている。本実施形態では、LED基板181上には複数個のLED182が分散配置されており、各LED182の光が装飾部材130,140や後側通路形成部材150、通路カバー部材160などを透過、反射又は拡散等して、第1始動口201の周囲を発光するようになっている。
なお、第1始動口排出通路210の下流端に到達した遊技球は、該下流端に上下貫通して形成された球排出口213を通じて遊技盤20の下方へ落下し、この遊技盤20の下方に配置された不図示の遊技済み球通路を流下した後、機外(当該遊技機PMの外部)へ排出され、最終的には遊技島(遊技ホール施設)に回収される。
第2始動入賞装置300は、基盤部材110と前側通路形成部材120との間に形成されて遊技球が入球可能な第2始動口301と、第2始動口301の上流側に繋がって形成されて遊技球が流入可能な振分通路310と、基盤部材110の後面側に取り付けられて該入賞装置300の駆動源となる駆動機構320と、振分通路310内に流入した遊技球の流下経路を第2始動口301又は第2アウト72へと振り分ける振分部材330と、振分部材330と連動して第2始動口301を開閉する可動部材340と、第2始動口301に入球した遊技球が流下する第2始動口排出通路350と、第2始動口排出通路350を流下する遊技球を検出する二つの第2始動入賞センサ361,362とを備えて構成される。なお、本実施形態において、この第2始動口301への遊技球の入球に基づく第2特別図柄の当否抽選では、前述したように、小当りの当選確率が高確率(例えば10分の1)に設定されているため、不正入球対策の強化として、二つの第2始動入賞センサ361,362を用いたダブルセンサ方式を採用している。また、ダブルセンサは、その他の利用方法として、不正入球対策ではなく、遊技球の球詰まり対策としても使用できる。例えば、下流側のセンサ(下流側第2始動入賞センサ362)まで遊技球が滞留するような状況となった場合に、上流側のセンサ(上流側第2始動入賞センサ361)で検出した情報に基づいて、第2特別図柄の当否抽選に係る権利(保留情報)を取得可能とすることにより、遊技者が球詰まり等による不利益を被る事態を防止することができる。具体的には、或る遊技状態において第2特別図柄の作動保留球を4つ獲得させる遊技(例えば、A.入球容易状態が第2特別図柄の1変動で終了するものであり、当該1変動の間に普通電動役物を作動させて第2特別図柄の作動保留球を4つ獲得させ、合計5回の第2特別図柄の変動を実行させるものや、B.非入球容易状態における普通図柄抽選で普通電動役物の長時間の開放を伴う普通図柄が当選することのある遊技機など)を採用した場合に、第2特別図柄の作動保留球を1つしか獲得できずに当該状況が終了してしまった場合、著しく遊技者に不利となるため、ダブルセンサのうち上流側のセンサと下流側のセンサとの間に複数個の遊技球(好ましくは4球)が滞留できる間隔を設け、上流側のセンサで保留(始動入賞)の獲得を可能とするように設計し、下流側のセンサは確認用とすることで、前述のような不利益を解消するものとしてもよい。
振分通路310は、基盤部材110の前面と前側通路形成部材120の後面との間において、遊技球約1個分の通路幅を有して、ほぼ左右方向に延びて形成されている。この振分通路310の上流端は、右斜め上方に向けて開口して遊技領域PA(主に右側領域PA2)を流下する遊技球が当該振分通路310へ流入可能となるように形成されている。また、この振分通路310の途中にて、前側通路形成部材120に形成された左右の通路壁部121,122の間には、上下方向に開口して振分通路310内に在る遊技球を第2アウト口72へ向けて流下させる球流出口311が形成されている。この球流出口311は、振分部材330により開閉可能に構成されている。
第2始動口301は、基盤部材110の前面と前側通路形成部材120の後面との間で、振分通路310の下流端に繋がって、左右方向に開口して形成されている。第2始動口301への遊技球の入球は、前述したように、第2特別図柄抽選の契機となる。この第2始動口301は、可動部材340により開閉可能に構成されている。
駆動機構320は、図13〜図14等に示すように、基盤部材110の後面側に取り付けられる箱状のケース体321と、このケース体321に取り付けられるソレノイド(普通電動役物ソレノイド)322と、ソレノイド322の伸縮駆動に応じて左右方向に往復移動するスライド部材323と、スライド部材323に係合連結されて水平面内で回転変位する伝達部材324とを備えている。なお、図13〜図14では、駆動機構320の構造を分かり易くするため、ケース体321の上面開口を塞ぐカバー体の図示を省略しているが、実際にはケース体321の上面側には該カバー体が着脱自在に取り付けられるようになっている。
ケース体321は、前面および上面が開放された矩形箱状に形成されており、その内部空間にソレノイド322、スライド部材323および伝達部材324が収容されている。このケース体321の内部には、振分部材330および可動部材340が前後方向にスライド自在に取り付けられている。また、このケース体321の上面側には、該上面開口を閉塞するための上記のケース体(図示せず)が取り付けられる。
ソレノイド322は、不図示の電磁コイルが内蔵されたソレノイド本体322aと、電磁コイルの通電/非通電により軸方向(左右方向)に伸縮駆動されるプランジャ322bとを備えた電動アクチュエータである。プランジャ322bの先端部には、スライド部材323が連結されている。ソレノイド本体322aとスライド部材323との間には、プランジャ322aの外周に巻回されて該プランジャ322aを伸長方向(左方向)に付勢するためのコイルバネ(図示省略)が介装されている。
スライド部材323は、左右方向にスライド自在(往復動自在)となるようにケース体321に取り付けられている。スライド部材323の前端部には、上下方向に延びる軸状の係合突起323aが形成されている。スライド部材323は、プランジャ322bの先端部に連結されており、プランジャ322bの伸縮駆動に応じて左右方向にスライド可能となっている。
伝達部材324は、ケース体321の下面に回転自在に軸支されて上下方向に延びる段付円筒状の軸部325と、この軸部325の上半部に固定されて軸部325と一体回転する上側伝達部326と、この軸部325の下半部に固定されて軸部325と一体回転する下側伝達部327とを備えている。上側伝達部326は、軸部325と直交する方向(水平方向)に延びる略平板状に形成されている。この上側伝達部326には、スライド部材323の係合突起323aが係合される略U字形の係合溝326aが形成されるとともに、可動部材340の係合突起341が係合される略U字状の係合溝326bが形成されている。同じく、下側伝達部327は、軸部325と直交する方向(水平方向)に延びる略平板状に形成されている。この下側伝達部327には、振分部材330の係合突起331が係合される略U字形の係合溝327aが形成されている。なお、下側伝達部327は、上側伝達部326に対して、上方から見た平面視において、中心軸回り(軸部325の回り)に約180度だけオフセットした角度方向を指向して配置されている。この伝達部材324は、上側伝達部326の係合溝326aがスライド部材323の係合突起323aと係合することで、スライド部材323の左右方向のスライド移動に応じて、軸部325を中心に回転可能である。すなわち、スライド部材323が右方向にスライド移動することで、伝達部材324はX方向(図13を参照)に回転し、スライド部材323が左方向にスライド移動することで、伝達部材324はY方向(図14を参照)に回転する。そして、この伝達部材324は、スライド部材323の左右方向への直線運動を、後述の振分部材330および可動部材340の前後方向への直線運動に変換する。
振分部材330は、球流出口311の開口幅(左右長さ)に対応した板幅(左右長さ)を有した平板状に形成されており、遊技盤20の盤面と直交する方向(前後方向)に沿ってスライド可能となるようにケース体321に取り付けられている。振分部材330は、基盤部材110に前後貫通して形成されたスライド挿通口112を通じて基盤部材110の前面側に突出可能となっている。振分部材330には、上方に突出する係合突起331が形成されており、この係合突起331に下側伝達部327の係合溝327aが係合される。それにより、振分部材330は、伝達部材324(下側伝達部327)の回転に応じて、スライド挿通口112から前方に突出して球流出口311を閉鎖する閉鎖位置と、スライド挿通口112内へ向けて後方に退避して球流出口311を開放する開放位置との間で、前後方向にスライド可能となる。また、振分部材330には、前後方向(スライド方向)に延出するU字状の長穴332が形成されており、この長穴332に伝達部材324の回転中心軸となる軸部325が挿通されている。そのため、振分部材330が前後方向にスライド移動したとしても、常に軸部325は振分部材330の長穴332に挿通された状態で回転可能である。この振分部材330は、開放位置又は閉鎖位置にスライド移動することで、振分通路310内に流入する遊技球を第2始動口301又は第2アウト口72へ振り分ける。
可動部材340は、「く」の字形に屈曲して延びる角柱状に形成されており、遊技盤20の盤面と直交する方向(前後方向)に沿ってスライド可能となるようにケース体321に取り付けられている。可動部材340は、基盤部材110に前後貫通して形成されたスライド挿通口112を通じて基盤部材110の前面側に突出可能となっている。可動部材340には、上方に突出する係合突起341が形成されており、この係合突起341に上側伝達部326の係合溝326bが係合されている。それにより、可動部材340は、伝達部材324(上側伝達部326)の回転に応じて、スライド挿通口112から前方に突出して第2始動口301を閉鎖する閉鎖位置と、スライド挿通口112内へ向けて後方に退避して第2始動口301を開放する開放位置との間で、前後方向にスライド可能となる。つまり、可動部材340は、振分部材330と連動して、前後方向にスライド移動するようになっている。具体的には、振分部材330及び可動部材340は、前後方向に互い違いにスライド移動して、振分部材330が開放位置にあるとき可動部材340は閉鎖位置にあり、振分部材330が閉鎖位置にあるとき可動部材340は開放位置にある。
このような構成の駆動機構320において、ソレノイド322の電磁コイルが通電状態となると、図13に示すように、プランジャ322bが不図示のコイルバネの付勢力に抗してソレノイド本体322aに対して縮小駆動して、スライド部材323が右方向にスライド移動する。スライド部材323が右方向にスライド移動すると、伝達部材324が軸部325回りにX方向に回転することで、振分部材330が前方(球流出口311を閉鎖する方向)に向けて移動するとともに、可動部材340が後方(第2始動口301を開放する方向)に向けて移動する。それにより、振分部材330は球流出口311を閉鎖する閉鎖位置に変位し、可動部材340は第2始動口301を開放する開放位置に変位する。そのため、振分通路310内に流入してきた遊技球は、球流出口311を閉鎖する振分部材330の上面を転動して、その左方の第2始動口301へ向けて流下する。すなわち、振分通路310内における遊技球の流下経路が、第2始動口301へと向かう経路に振り分けられる。このとき、第2始動口301は可動部材340により開放されているため、第2始動口301への遊技球の入球が可能又は容易である。このように、振分部材330が閉鎖位置にあり且つ可動部材340が開放位置にあるときは、第2始動口301は遊技球が入球可能又は入球容易な「閉状態」となる。
一方、ソレノイド322の電磁コイルが非通電状態となると、図14に示すように、プランジャ322aが不図示のコイルバネの付勢力によりソレノイド本体322aに対して伸長駆動して、スライド部材323が左方向にスライド移動する。スライド部材323が左方向にスライド移動すると、伝達部材324が軸部325回りにY方向に回転することで、振分部材330が後方(球流出口311を開放する方向)に向けて移動するとともに、可動部材340が前方(第2始動口301を閉鎖する方向)に向けて移動する。それにより、振分部材330は球流出口311を開放する開放位置に変位し、可動部材340は第2始動口301を閉鎖する閉鎖位置に変位する。そのため、振分通路310内に流入してきた遊技球は、振分部材330にて開放された球流出口311に落下して、その下方の第2アウト口72へ向けて流下する。すなわち、振分通路310内における遊技球の流下経路が、第2アウト口72へと向かう経路に振り分けられる。このとき、第2始動口301は可動部材340により閉鎖されているため、勢いのある遊技球が球流出口311を飛び越えて第2始動口301へ向かっていったり、第2アウト口72側へ落下した遊技球が弾んで第2始動口301へ向かっていったとしても、該遊技球は第2始動口301に入球することはできず、可動部材340の外面に弾かれて球流出口311へ落下する。このように、振分部材330が開放位置にあり且つ可動部材340が閉鎖位置にあるときは、第2始動口301は遊技球が入球不能又は入球困難な「閉状態」となる。
第2始動口排出通路350は、遊技盤20の前面側に形成された前面側通路部351と、遊技盤20の後面側に形成された後面側通路部352とを備えている。前面側通路部351は、前側通路形成部材120の後面側に形成され、遊技球約1個分の通路幅を有して、ほぼ左右方向に延びて形成されている(右側から左側へ向かって下り傾斜している)。前面側通路部351の上流端には、上記の第2始動口301が繋がっており、第2始動口301に入球した遊技球が該前面側通路部351に流入可能となっている。前面側通路部351の上流側には、第2始動口301から該前面側通路部351へ流入してきた遊技球を検出する第2始動入賞センサ(「上流側第2始動入賞センサ」とも呼称する)361が設けられている。また、前面側通路部351の下流端には、該前面側通路部351の下流端に到達した遊技球を検出する第2始動入賞センサ(「下流側第2始動入賞センサ」とも呼称する)362が設けられている。この下流側第2始動入賞センサ362を通過した遊技球は、遊技盤20の後面側に設けられた後面側通路部352に流入する。後面側通路部352は、基盤部材110に前後貫通して形成された前通路形成壁部113と、駆動機構320のケース体321に前方および下方が開放されて形成された後通路形成壁部329とに跨って形成され、遊技球約1個分の通路幅を有して、ほぼ前後方向に延びて形成されている(前側から後側へ向かって下り傾斜している)。
第2始動入賞センサ361,362は、遊技球の通過を検出する通過型センサ(例えば電磁誘導型の近接センサ)である。この第2始動入賞センサは、遊技球が検出口361a,362aを通過すると、この検出口361a,362aの周囲に配置されたコイル(図示せず)のインピーダンスが変化することにより、遊技球(金属物体)を検出する。その変形例として、第2始動入賞センサ361,362は、例えばフォトセンサ等の光学式センサにより構成されていてもよい。
上流側第2始動入賞センサ361は、基盤部材110の前面側に形成されたセンサ装着孔114と前側通路形成部材120の後面側に形成されたセンサ装着溝123との間に跨って取り付けられている。上流側第2始動入賞センサ361の検出口361aは、基盤部材110の前面側に配置されて、第2始動口301に入球して前面側通路部351に流入してきた遊技球が略左右方向に通過可能となるように配置されている。
下流側第2始動入賞センサ362は、駆動機構320のケース体321の前面側に取り付けられて、基盤部材110に前後貫通して形成された後面側通路部352に挿着されている。下流側第2始動入賞センサ362の検出口362aは、基盤部材110の前面側に配置されて、前面側通路部351の下流端に到達した遊技球が略前後方向に通過可能となるように配置されている。
第2始動入賞センサ361,362は、主制御基板51と電気接続されており、遊技球が検出口361a,362aを通過したときに検出信号を生成して、この検出信号を主制御基板51に出力する。なお、主制御基板51は、上流側第2始動入賞センサ361、下流側第2始動入賞センサ362という順に、その両方から検出信号を入力したときに、遊技球が第2始動口301に入球したと判定するようになっている。それにより、第2始動入賞センサ361,362のいずれか一方のみに対して不正な操作を行っても、第2始動口301への入賞を獲得できないような仕組みになっている。
なお、第2始動口排出通路350(後面側通路部352)の下流端に到達した遊技球は、該下流端に上下貫通して形成された球排出口353(図8を参照)を通じて遊技盤20の下方へ落下し、この遊技盤20の下方に配置された不図示の遊技済み球通路を流下した後、機外(当該遊技機PMの外部)へ排出され、最終的には遊技島(遊技ホール施設)に回収される。
一般入賞装置400は、基盤部材110に形成されて遊技球が入球可能な3個の一般入賞口401,402,403と、後面側通路部材150と通路カバー部材170との間に跨って形成されて一般入賞口401,402,403に入球した遊技球が流下する一般入賞口排出通路410と、後側通路形成部材150と通路カバー部材170との間に取り付けられて一般入賞口排出通路410を流下する遊技球を検出する一般入賞センサ420とを備えて構成される。
一般入賞口401〜403は、上方に向けて開口された常時開放型の入賞口である。この一般入賞口401〜403には、左側領域PA1を流下する遊技球(左打ちした遊技球が)が入球可能となっている。一般入賞口401〜403への遊技球の入球は、前述したとおり、特別図柄抽選又は普通図柄抽選の契機とはならないが、他の入賞装置(作動ゲート装置61を除く)と同じく賞球払出の契機となる。これら一般入賞口401〜403の下方には、内レール22の内周面に沿って延在(密着)して遊技球を第1アウト口71へ向けて案内する補助レール面118が基盤部材110に形成されている。なお、左側領域PA1を流下する遊技球が、一般入賞口401〜403のいずれか又は第1始動口201に入球しなかった場合には、第1アウト口71に流入することになる。
一般入賞口排出通路410は、後側通路形成部材150に前後貫通して形成されて一般入賞口401〜403にそれぞれ繋がる分岐通路部411〜413と、後側通路形成部材150の後面と通路カバー部材170の前面との間に形成されて各分岐通路部411〜413が合流する合流通路部414とからなる。分岐通路部411〜413は、遊技球約1個分の通路幅を有して、ほぼ前後方向に延びて形成されており(前側から後側へ向かって下り傾斜しており)、装飾部材130に前後貫通して形成された一般入賞連絡口131〜133を介して一般入賞口401〜403にそれぞれ繋がっている。合流通路部414は、遊技球1個分の通路幅を有して、各分岐流路部411〜413との合流部からL字状に屈曲して下方に延出している。合流通路部414の途中には、一般入賞口排出通路410(合流通路部414)を流下する遊技球を検出する一般入賞センサ420が設けられている。
一般入賞センサ420は、後側通路形成部材150に形成されたセンサ装着溝152と通路カバー材170に形成されたセンサ装着溝171との間に跨って取り付けられている。一般入賞センサ420は、遊技球の通過を検出する通過型センサ(例えば電磁誘導型の近接センサ)である。この一般入賞センサ420は、遊技球が検出口420aを通過すると、この検出口420aの周囲に配置されたコイル(図示せず)のインピーダンスが変化することにより、遊技球(金属物体)を検出する。その変形例として、一般入賞センサ420は、例えばフォトセンサ等の光学式センサにより構成されていてもよい。一般入賞センサ420は、主制御基板51と電気接続されており、遊技球が検出口420aを通過したときに検出信号を生成して、この検出信号を主制御基板51に出力する。なお、この一般入賞センサ420は、コスト低減等の観点から、三つの一般入賞口401〜403の共通センサ(シングルセンサ)として構成されており、いずれの一般入賞口401〜403への遊技球の入球も検出可能である。
後側通路形成部材150の後面側には、その間に通路カバー部材170を挟んで、前面側が開放された略矩形箱状の電飾カバー部材190が取り付けられる。電飾カバー部材190の前面側には、第2始動口301の周囲や一般入賞口401〜403の周囲を電飾するためのLED基板191が取り付けられている。LED基板191は、電飾するための発光体として表面実装型のLED(フルカラーLED)192を備えている。本実施形態では、LED基板191上には複数個のLED192が分散配置されており、各LED192の光が装飾部材130,140や後側通路形成部材150、通路カバー部材170などを透過、反射又は拡散等して、第2始動口301の周囲や一般入賞口401〜403の周囲を発光するようになっている。
なお、一般入賞口排出通路410の下流端に到達した遊技球は、該下流端に上下貫通して形成された球排出口415を通じて遊技盤20の下方へ落下し、この遊技盤20の下方に配置された不図示の遊技済み球通路を流下した後、機外(当該遊技機PMの外部)へ排出され、最終的には遊技島(遊技ホール施設)に回収される。
第1アウト口71は、第1始動口201の左斜め下方、且つ、第2始動口301の左方に配置されて、主として左側領域PA1を流下する遊技球がいずれの入賞口にも入球しなかった場合に流入する左打ち用のアウト口として形成されている。ここで、前側通路形成部材120の後面側には、第1始動口201と第2始動口301との間に位置して、第1アウト口71へ向けて左斜め下方に傾斜して延びる案内リブ125が突設されている。この案内リブ125は、第1始動口201に入球できずに流下してきた遊技球を左斜め下方へ方向転換して第1アウト口71へと誘導するようになっている。案内リブ125の左端部には、第1アウト口71の右縁部に沿って上下方向に延びる仕切壁部126が一体的に形成されており、左側領域PA1を流下して第1アウト口71に到達した遊技球、又は、案内リブ125の傾斜面の作用を受けて第1アウト口71に到達した遊技球を確実に当該アウト口71に流入させるようになっている。
第2アウト口72は、第2始動口301の下方(遊技領域PAの最下端)に配置されて、主として右側領域PA2を流下する遊技球がいずれの入賞口にも入球しなかった場合に流入する右打ち用のアウト口として形成されている。第2アウト口72は、基盤部材110の下端部に凹設されて該第2アウト口72の上半部を形成する上側アウト口形成部119と、内レール22の内周面に凹設されて該第2アウト口72の下半部を形成する下側アウト口形成部22aとを上下に組み合わせてなる。第2アウト口72は、第2始動入賞装置300の球流出口311(振分部材330)の真下に配置されており、該第2始動入賞装置300の振分通路310内に流入せずにそのまま流下した遊技球、或いは、振分通路310内に流入して第2始動口301へ至らず球排出口311に落下した遊技球(振分部材300により下方の第2アウト口72へ振り分けられた遊技球)が流入可能となっている。
なお、第1アウト口71又は第2アウト口72を通過して遊技盤20の後面側に到達した遊技球は、遊技盤20の下方に落下し、この遊技盤20の下方に配置された不図示の遊技済み球通路を流下した後、機外(当該遊技機PMの外部)へ排出され、最終的には遊技島(遊技ホール施設)に回収される。
以上、本実施形態に係る始動口ユニット28によれば、第1始動口201と第2始動口301とを上下に並べて配設し、第1始動口201に入球した遊技球が第1始動入賞センサ220に到達するまでに流下する流下流路(流入側通路部211)を遊技盤20の後面側に設ける一方、第2始動口301に入球した遊技球が第2始動入賞センサ361,362に到達するまでに流下する流下流路(前面側通路部351)を遊技盤20の前面側に設けて、これらの始動入賞装置同士を遊技盤20を挟んで前後に重なり合うような位置関係で配置することで、第1始動口201に入球した遊技球を流下させるため下流に向けて下方に傾斜させる流下流路と第2始動入賞装置300に係る構造(例えば流下流路)との干渉を避けることができ、第1始動入賞装置200および第2始動入賞装置300の配設スペースを上下方向に圧縮することができるため、遊技領域PAの略中央に大型のセンター役物26を配設したとしても、第1始動入賞装置200および第2始動入賞装置300の配設スペースを十分に確保することができ、その結果、限られた面積の遊技領域PAを有効に活用することが可能となる。
また、本実施形態に係る始動口ユニット28では、第2始動口301の左方に第1アウト口71を配置して、この第2始動口301の下方に第2アウト口72を配置する位置関係としたうえで、左側領域PA1を流下する遊技球がいずれの入賞口にも入球しなければ第1アウト口71に流入させ、右側領域PA2を流下する遊技球がいずれの入賞口にも入球しなければ第2アウト口72に流入させる流下経路が形成された盤面構成とすることで、第1アウト口71と第2アウト口72との間のスペース(デッドスペース)に、従来は遊技盤20の後面側にレイアウトしていた第2始動入賞装置(普通電動役物)300の入賞排出通路や入賞センサなどを配設することができるため、各アウト口71,72への遊技球の流下流路を遮ることなく、大型化したセンター役物26の下方に第1始動入賞装置200および第2始動入賞装置300をコンパクト且つ省スペースで配設することができ、その結果、限られた面積の遊技領域PAを有効に活用することが可能となる。
なお、上記実施形態では、第2始動口301の左方に第1アウト口71が配設され、第2始動口301の下方に第2アウト口72が配設される位置関係で構成されているが、この構成に限定されるものではなく、例えば、第2始動口301の左方(左斜め下方)に第1アウト口71が配設され、第2始動口301の右方(右斜め下方)に第2アウト口72が配設される位置関係で構成されていてもよい。その場合には、第1アウト口71および第2アウト口72が、第2始動口301を基準として左右対称に配設されていることが好適である。このとき、上下の位置関係については、第1アウト口71および第2アウト口72は、第1始動口201よりも下方且つ第2始動口301よりも上方に配設されていてもよいし、両方の始動口201,301よりも下方に配設されていてもよい。但し、第1アウト口71および第2アウト口72は、上下の位置関係が同じである必要はなく、第1アウト口71よりも第2アウト口72の方が下方に配設されていても、第2アウト口72よりも第1アウト口71の方が下方に配設されていてもよい。さらに、左右の位置関係においては、第1アウト口71よりも第2アウト口72の方が第2始動口301に近接配置されていても、第2アウト口72よりも第1アウト口71の方が第2始動口301に近接配置されていてもよい。加えて、第2始動口301の近傍に、第1アウト口71へ向けて左斜め下方に傾斜する案内リブ、或いは、第2アウト口72へ向けて右斜め下方に傾斜する案内リブを設けて、第2始動口301に入球できなかった遊技球を第1アウト口71又は第2アウト口72に誘導するように構成してもよい。なお、上記いずれの構成を採用する場合であっても、第1アウト口71および第2アウト口72は、内レール22上、又は、レール飾り23上に設けられていることが好適である。以上のように、第2始動口301の左方に第1アウト口71が配設され、第2始動口301の右方に第2アウト口72が配設される位置関係で構成することで、第2始動口301の真下に形成される空きスペースの分だけ、第1始動口201および第2始動口301の全体を遊技領域PAの下方にレイアウトすることができるため(その結果、第2始動口301を遊技領域PAの略最下端に配設することができるため)、センター役物26や演出表示装置27を更に大型化することができ、限られた面積の遊技領域PAをより一層有効活用することが可能となる。
また、上記実施形態では、第2始動入賞装置(普通電動役物)300を前後スライド式のベロ型電チューとして構成したが、この構成に限定されるものではなく、第2始動入賞装置(普通電動役物)300を左右揺動式の羽根型電チューとして構成してもよい。ここで、図15は、第2始動入賞装置(普通電動役物)300の変形例を示す斜視図である。なお、この変形例は、基本的には、上述の本実施形態と同様の構成を有しており、以下、同様の構成を有する部分には同一の符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。変形例に係る第2始動入賞装置(羽根型電チュー)300は、第2始動口301を開閉する可動部材340′を備えている。この可動部材340′は、下方から上方に向けて徐々に薄肉となる羽根形状(フラップ形状)を有しており、その下端部に形成された不図示の支軸部を中心に左右に揺動可能となっている。すなわち、可動部材340′は、不図示の駆動機構(ソレノイド)により、先端部を右斜め上方に指向させて第2始動口301を開放する開放位置と、先端部をほぼ垂直上方に指向させて第2始動口301を閉鎖する閉鎖位置との間で揺動可能である。第2始動口301に入球した遊技球は、図10等に示す第2始動口排出通路350(前面側通路部351、後面側通路部352)を通って遊技盤20の後面側に流下して、遊技盤20の下方に配置された遊技済み球通路を流下した後、機外(当該遊技機PMの外部)へ排出され、最終的には遊技島(遊技ホール施設)に回収される。かかる構成の変形例においても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することが可能である。
また、上記実施形態では、第1始動口201の下方に配置される可変入賞口として第2始動口301を適用したが、この構成に限定されるものではなく、第1始動口201の下方に配置される可変入賞口として大入賞口(第1大入賞口、第2大入賞口)を適用してもよい。なお、第2大入賞装置63は、特定領域(Vゾーン)に遊技球が入球することで小当り発展大当りが確定する小当りVスペック用の大入賞装置(アタッカー装置)に限らず、特定領域(Vゾーン)に遊技球が入球することで特別遊技終了後に確変状態(特定遊技状態)に移行することが確定する玉確スペック用の大入賞装置(アタッカー装置)であってもよい。
また、上記実施形態では、第2始動口排出通路350に二つの第2始動入賞センサ361,362を設けて構成しているが、この構成に限定されるものではなく、第2始動口排出通路350に単一の第2始動入賞センサのみを設けて構成してもよい。
また、上記実施形態では、第1始動入賞装置200、第2始動入賞装置300、一般入賞装置400、第1アウト口71および第2アウト口72を一つのユニット(始動口ユニット28)上にまとめて配設しているが、この構成に限定されるものではなく、第1始動入賞装置200、第2始動入賞装置300、一般入賞装置400、第1アウト口71および第2アウト口72をそれぞれ個々のユニットとして構成してもよい。さらには、第1始動入賞装置200および第2始動入賞装置300を一つのユニットとして構成したり、第1アウト口71および第2アウト口72を一つのユニットとして構成したり、種々の組合せ方を採用することができる。
[可動役物装置の構成]
次に、図16〜図40を追加参照して、可動役物装置500について説明する。可動役物装置500は、図3に示すように、センター役物26の上部前側に上下方向にスライド移動可能に配設される。可動役物装置500は、図16及び図20に示すように、ベース部501と、前側演出部601と、後側演出部801とを有して構成される。ベース部501は、図21及び図22に示すように、ベース部材511と、駆動モータ521と、駆動機構531とを有して構成される。
図21及び図22に示すように、ベース部材511は、樹脂材料を用いて左右方向に長く延びる板状に形成される。ベース部材511の左右端部は、センター役物26の左右後方に設けられた上下移動機構(図示せず)に結合され、この上下移動機構にベース部材511(すなわち、可動役物装置500)が上下方向にスライド移動可能に支持される。ベース部材511の前面左側に、左側支持部512が形成される。左側支持部512は、前側演出部601の左側発光演出部611(図16を参照)を前方に向けて固定支持する。ベース部材511の右側に、右側支持部513が形成される。右側支持部513は、駆動機構531の駆動部材571およびスライドガイドピン576を介して、前側演出部601の右側発光演出部711(図16を参照)を上下方向にスライド移動可能に支持する。
ベース部材511の中央部上側に、駆動モータ521の外周形状に合わせた開口部を有するモータ取付部514が形成される。モータ取付部514には、モータ軸522がベース部材511の後方へ延びるように駆動モータ521が取り付けられる。ベース部材511の前面中央部上側に、第1装飾部材取付部515が形成される。第1装飾部材取付部515には、所定の装飾が施された板状の第1装飾部材525が取り付けられる。ベース部材511の前面中央部下側及び右側に、第2装飾部材取付部516が形成される。第2装飾部材取付部516には、所定の装飾が施された板状の第2装飾部材526が取り付けられる。ベース部材511の中央部後面側に、駆動機構取付部517が形成される。駆動機構取付部517には、駆動機構531のギヤケース541が取り付けられる。
駆動モータ521は、駆動機構531を介して、後側演出部801の第1可動演出部材811及び第2可動演出部材821を回転駆動するとともに、前側演出部601の右側発光演出部711を上下方向に駆動する。図21及び図22に示すように、駆動機構531は、ギヤケース541と、第1〜第6ギヤ551〜556と、駆動部材571と、スライドガイドピン576とを有して構成される。ギヤケース541は、樹脂材料を用いて板状に形成される。なお、駆動モータ521は、ネジ等の結合部材(図示せず)により、ギヤケース541の上部前面側に結合された状態で、ベース部材511のモータ取付部514に取り付けられるようになっている。
ギヤケース541の上部に、前後方向に貫通したモータ軸挿通穴542が形成される。モータ軸挿通穴542には、駆動モータ521のモータ軸522が挿通され、このモータ軸522の先端部に第1ギヤ551が連結される。ギヤケース541の上部後面側に、後方に延びる軸部を有した第2ギヤ取付部543が形成される。第2ギヤ取付部543には、第2ギヤ552が回転自在に取り付けられる。ギヤケース541の右上部後面側に、後方に延びる軸部を有した第3ギヤ取付部544が形成される。第3ギヤ取付部544には、第3ギヤ553が回転自在に取り付けられる。ギヤケース541の中央部後面側に、後方に延びる長軸部745aを有した第4ギヤ取付部545が形成される。第4ギヤ取付部545には、第4ギヤ554が回転自在に取り付けられる。なお、第4ギヤ取付部545の長軸部745aは、第4ギヤ554よりも後方に突出して延びて、長軸部745aの先端部に後側演出部801のストッパ部材841(図39を参照)が取り付けられるようになっている。ギヤケース541の右部前面側に、前方に延びる軸部を有した第5ギヤ取付部546が形成される。第5ギヤ取付部546には、第5ギヤ555が回転自在に取り付けられる。ギヤケース541の右下部前面側に、前方に延びる軸部を有した第6ギヤ取付部547が形成される。第6ギヤ取付部547には、第6ギヤ556が回転自在に取り付けられる。
第1ギヤ551は、駆動モータ521のモータ軸522と連結され、第2ギヤ552と噛合する。第2ギヤ552は、第1ギヤ551と噛合するとともに、第3ギヤ553の前列のギヤ部と噛合する。第3ギヤ553は、前後2列のギヤ部を有して構成される。第3ギヤ553の前列のギヤ部は、第2ギヤ552と噛合するとともに、第4ギヤ554および第5ギヤ555と噛合する。第3ギヤ553の後列のギヤ部は、後側演出部801の第1可動演出部材811に形成された回転ギヤ部815(図39を参照)と噛合する。
第4ギヤ554は、第3ギヤ553の前列のギヤ部と噛合する。第4ギヤ554の後側の側部中央に、後方に延びる筒状の回転支持部564が形成される。回転支持部564は、後側演出部801の第1可動演出部材811に形成された回転穴部814(図39を参照)と嵌合し、第1可動演出部材811を回転自在に支持する。回転支持部564の先端部に、三又に分かれたボス状のギヤ側連結部565が形成される。ギヤ側連結部565は、後側演出部801の連結部材831(図39を参照)を介して、後側演出部801の第2可動演出部材821に形成された部材側連結部824(図39を参照)と連結される。これにより、後側演出部801の第1可動演出部材811と第2可動演出部材821とが、前側演出部601の左側発光演出部611及び右側発光演出部711の延在方向と垂直な方向(前後方向)に延びる回転軸を中心に、同軸で回転することが可能になる。
第5ギヤ555は、第3ギヤ553の前列のギヤ部と噛合するとともに、第6ギヤ556と噛合する。なお、ギヤケース541の第5ギヤ取付部546に、第5ギヤ555の一部をギヤケース541の後面側に露出させる切欠きが形成されており、ギヤケース541の後面側(第3ギヤ取付部544)に取り付けられる第3ギヤ553の前列のギヤ部と、ギヤケース541の前面側(第5ギヤ取付部546)に取り付けられる第5ギヤ555とが噛合可能に構成されている。第6ギヤ556は、第5ギヤ555と噛合する。第6ギヤ556の前側の側部に、前方に延びる係合ピン部566が形成される。係合ピン部566は、駆動部材571の係合穴部572と左右方向にスライド移動可能に係合する。第6ギヤ556は、係合ピン部566が最も上方に位置する初期回転位置と、係合ピン部566が最も下方に位置する遮蔽回転位置(図21を参照)との間で、約180°だけ回転可能に設定され、第6ギヤ556の回転に応じて、駆動部材571が上下方向にスライド移動するようになっている。
駆動部材571は、樹脂材料を用いて板状に形成される。駆動部材571は、スライドガイドピン576を用いて、ベース部材511の右側支持部513の後側にスライド移動可能に取り付けられる。駆動部材571の左上端部に、左右方向に延びる長穴状の係合穴部572が形成される。係合穴部572には、第6ギヤ556の係合ピン部566が左右方向にスライド移動可能に係合する。
駆動部材571の右上端部に、上側連結穴部573が形成される。上側連結穴部573には、ネジ等の連結部材(図示せず)を用いて、右側発光演出部711の右側ランプベース部材721に形成された上側連結棒部723が連結される。駆動部材571の左右下端部に、下側連結穴部574が形成される。下側連結穴部574には、ネジ等の連結部材(図示せず)を用いて、右側発光演出部711の右側ランプベース部材721に形成された下側連結棒部724が連結される。これにより、駆動部材571と右側発光演出部711(右側ランプベース部材721)とが連結され、第6ギヤ556の回転に応じて、駆動部材571とともに右側発光演出部711が上下方向にスライド移動するようになっている。
駆動部材571の右端部に、上下方向に延びる長穴状のスライド穴部575が形成される。スライド穴部575には、ベース部材511の右側支持部513の後面に結合された上下のスライドガイドピン576が係合する。これにより、駆動部材571が上下のスライドガイドピン576に沿って(上下方向に)スライド移動可能になり、駆動部材571と連結された右側発光演出部711は、駆動部材571およびスライドガイドピン576を介して、上方の初期位置(図17を参照)と、下方の遮蔽位置(図18を参照)との間で、ベース部材511の右側支持部513に上下方向にスライド移動可能に支持される。なお、第6ギヤ556が初期回転位置に回転移動すると、第6ギヤ556と連結された駆動部材571とともに右側発光演出部711が上方の初期位置にスライド移動し、第6ギヤ556が遮蔽回転位置に回転すると、駆動部材571とともに右側発光演出部711が下方の遮蔽位置にスライド移動するようになっている。
前側演出部601は、図16及び図20に示すように、左側に位置して前方から視認可能な左側発光演出部611と、右側に位置して前方から視認可能な右側発光演出部711とを有して構成される。左側発光演出部611は、ベース部材511の左側支持部512に固定支持される。左側発光演出部611は、図23に示すように、左側ランプ基板631と、左側導光部材641と、左側ランプカバー661とを有して構成される。
左側ランプ基板631は、左側ランプカバー661の形状に合わせた外周形状を有する板状に形成される。図24(A)に示すように、左側ランプ基板631の前面側には、前方に向けて光を発光可能な複数の左側発光ランプ632A〜632Wが設けられる。各左側発光ランプ632A〜632Wは、例えば変色発光可能な白色LED等を用いて構成される。複数の左側発光ランプ632A〜632Wのうち、第1左側発光ランプ632Aは、左側ランプ基板631の前面中央上部に配設される。第2左側発光ランプ632Bは、左側ランプ基板631の前面中央上部の第1左側発光ランプ632Aの左下方に配設される。第3左側発光ランプ632Cは、左側ランプ基板631の前面中央上部の第2左側発光ランプ632Bの右下方に配設される。第4左側発光ランプ632Dは、左側ランプ基板631の前面中央上部の第3左側発光ランプ632Cの左下方に配設される。第5左側発光ランプ632Eは、左側ランプ基板631の前面中央上部の第4左側発光ランプ632Dの右下方に配設される。
第6左側発光ランプ632Fは、左側ランプ基板631の前面左上部に配設される。第7左側発光ランプ632Gは、左側ランプ基板631の前面左上部の第6左側発光ランプ632Fの左下方に配設される。第8左側発光ランプ632Hは、左側ランプ基板631の前面左上部の第7左側発光ランプ632Gの右下方に配設される。第9左側発光ランプ632Iは、左側ランプ基板631の前面中央部に、上下方向に3つ並んで配設される。第10左側発光ランプ632Jは、左側ランプ基板631の前面左側に、第9左側発光ランプ632Iと同じ高さで上下方向に3つ並んで配設される。
第11左側発光ランプ632Kは、左側ランプ基板631の前面左下部に配設される。第12左側発光ランプ632Lは、左側ランプ基板631の前面左下部の第11左側発光ランプ632Kの左方に配設される。第13左側発光ランプ632Mは、左側ランプ基板631の前面左下部の第11左側発光ランプ632Kの左下方に配設される。第14左側発光ランプ632Nは、左側ランプ基板631の前面中央下部(第13左側発光ランプ632Mの右下方)に配設される。第15左側発光ランプ632Oは、左側ランプ基板631の前面左下部の第13左側発光ランプ632Mの右下方に、第14左側発光ランプ632Nと同じ高さで配設される。第16左側発光ランプ632Pは、左側ランプ基板631の前面中央下部の第14左側発光ランプ632Nの左下方に配設される。第17左側発光ランプ632Qは、左側ランプ基板631の前面左下部の第15左側発光ランプ632Oの左下方に、第16左側発光ランプ632Pと同じ高さで配設される。
第18左側発光ランプ632Rは、左側ランプ基板631の前面右下部に配設される。第19左側発光ランプ632Sは、左側ランプ基板631の前面右下部の第18左側発光ランプ632Rの右下方に、上下方向に2つ並んで配設される。第20左側発光ランプ632Tは、左側ランプ基板631の前面右下部の第19左側発光ランプ632Sの左下方に配設される。第21左側発光ランプ632Uは、左側ランプ基板631の前面右側に配設される。第22左側発光ランプ632Vは、左側ランプ基板631の前面右側の第21左側発光ランプ632Uの右下方に配設される。第23左側発光ランプ632Wは、左側ランプ基板631の前面右側の第21左側発光ランプ632Uの右方に配設される。
また、左側ランプ基板631の前面側における左側ランプカバー661のリブ部664と対向する部分には、前方に向けて光を発光可能な複数の左側装飾ランプ634,634,…が設けられる。各左側装飾ランプ634,634,…は、例えば単色LED等を用いて構成される。図24(B)に示すように、左側ランプ基板631の後面側には、各種コネクタ635が設けられる。左側ランプ基板631の後面側における上縁部及び下縁部には、左側ランプ基板631の外周側(上方及び下方)に向けて光を発光可能な複数の左側補助ランプ636,636,…が設けられる。各左側補助ランプ636,636,…は、例えばサイドビューLED等を用いて構成される。左側ランプ基板631の後面側における右下部には、駆動機構531における第4ギヤ554の位置検出片554aを検出可能な待機位置検出センサ638及び演出位置検出センサ639が設けられる。
図25及び図26に示すように、左側導光部材641は、透明もしくは半透明の樹脂材料を用いて、左側ランプカバー661の形状に合わせた外周形状を有する板状に形成され、左側ランプ基板631の前面側(第1〜第23左側発光ランプ632A〜632W)と対向して配置される。左側導光部材641の後面側には、第1〜第23左側発光ランプ632A〜632Wとそれぞれ対向して配置された第1〜第23左側入射面部643A〜643Wからなる光の入射面が形成される。左側導光部材641の前面側には、第1〜第23左側入射面部643A〜643Wに対応して形成された第1〜第23左側出射面部646A〜646Wからなる光の出斜面が形成される。
第1〜第23左側発光ランプ632A〜632Wのうち一の左側発光ランプから発光した光は、第1〜第23左側入射面部643A〜643Wのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)左側入射面部に入射して、第1〜第23左側出射面部646A〜646Wのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)左側出射面部を通るように構成される。このように、左側導光部材641は、第1〜第23左側発光ランプ632A〜632Wから発光した光を別個に透過させる第1〜第23左側導光部642A〜642Wを有して構成される。
図26に示すように、第1左側入射面部643Aは、左側導光部材641の後面中央上部に形成され、第1左側発光ランプ632Aと対向するようになっている。第2左側入射面部643Bは、左側導光部材641の後面中央上部の第1左側入射面部643Aの左下方に形成され、第2左側発光ランプ632Bと対向するようになっている。第3左側入射面部643Cは、左側導光部材641の後面中央上部の第2左側入射面部643Bの右下方に形成され、第3左側発光ランプ632Cと対向するようになっている。第4左側入射面部643Dは、左側導光部材641の後面中央上部の第3左側入射面部643Cの左下方に形成され、第4左側発光ランプ632Dと対向するようになっている。第5左側入射面部643Eは、左側導光部材641の後面中央上部の第4左側入射面部643Dの右下方に形成され、第5左側発光ランプ632Eと対向するようになっている。
第6左側入射面部643Fは、左側導光部材641の後面左上部に形成され、第6左側発光ランプ632Fと対向するようになっている。第7左側入射面部643Gは、左側導光部材641の後面左上部の第6左側入射面部643Fの左下方に形成され、第7左側発光ランプ632Gと対向するようになっている。第8左側入射面部643Hは、左側導光部材641の後面左上部の第7左側入射面部643Gの右下方に形成され、第8左側発光ランプ632Hと対向するようになっている。
第9左側入射面部643Iは、左側導光部材641の後面中央部に形成され、第9左側発光ランプ632Iと対向するようになっている。なお、第9左側発光ランプ632Iは、第9左側入射面部643Iと対向して上下方向に3つ並んで配設されているが、本実施形態においては、これらをまとめて1つの(1組の)第9左側発光ランプ632Iとする場合がある。第10左側入射面部643Jは、左側導光部材641の後面左側に、第9左側入射面部643Iと同じ高さで形成され、第10左側発光ランプ632Jと対向するようになっている。なお、第10左側発光ランプ632Jは、第10左側入射面部643Jと対向して上下方向に3つ並んで配設されているが、本実施形態においては、これらをまとめて1つの(1組の)第10左側発光ランプ632Jとする場合がある。
第11左側入射面部643Kは、左側導光部材641の後面左下部に形成され、第11左側発光ランプ632Kと対向するようになっている。第12左側入射面部643Lは、左側導光部材641の後面左下部の第11左側入射面部643Kの左方に形成され、第12左側発光ランプ632Lと対向するようになっている。第13左側入射面部643Mは、左側導光部材641の後面左下部の第11左側入射面部643Kの左下方に形成され、第13左側発光ランプ632Mと対向するようになっている。第14左側入射面部643Nは、左側導光部材641の後面中央下部(第13左側入射面部643Mの右下方)に形成され、第14左側発光ランプ632Nと対向するようになっている。第15左側入射面部643Oは、左側導光部材641の後面左下部の第13左側入射面部643Mの右下方に、第14左側入射面部643Nと同じ高さで形成され、第15左側発光ランプ632Oと対向するようになっている。第16左側入射面部643Pは、左側導光部材641の後面中央下部の第14左側入射面部643Nの左下方に形成され、第16左側発光ランプ632Pと対向するようになっている。第17左側入射面部643Qは、左側導光部材641の後面左下部の第15左側入射面部643Oの左下方に、第16左側入射面部643Pと同じ高さで形成され、第17左側発光ランプ632Qと対向するようになっている。
第18左側入射面部643Rは、左側導光部材641の後面右下部に形成され、第18左側発光ランプ632Rと対向するようになっている。第19左側入射面部643Sは、左側導光部材641の後面右下部の第18左側入射面部643Rの右下方に、上下方向に2つ並んで形成され、第19左側発光ランプ632Sと対向するようになっている。なお、第19左側発光ランプ632Sは、第19左側入射面部643Sと対向して上下方向に2つ並んで配設されているが、本実施形態においては、これらをまとめて1つの(1組の)第19左側発光ランプ632Sとする場合がある。第20左側入射面部643Tは、左側導光部材641の後面右下部の第19左側入射面部643Sの左下方に形成され、第20左側発光ランプ632Tと対向するようになっている。
第21左側入射面部643Uは、左側導光部材641の後面右側に形成され、第21左側発光ランプ632Uと対向するようになっている。第22左側入射面部643Vは、左側導光部材641の後面右側の第21左側入射面部643Uの右下方に形成され、第22左側発光ランプ632Vと対向するようになっている。第23左側入射面部643Wは、左側導光部材641の後面右側の第21左側入射面部643Uの右方に形成され、第23左側発光ランプ632Wと対向するようになっている。
図25及び図29に示すように、第1左側出射面部646Aは、左側導光部材641の前面中央上部に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第1左側出射面部646Aは、第1左側入射面部643Aの反対側に配置され、第1左側入射面部643A及び第1左側出射面部646Aにより、左右方向に延びるブロック状の第1左側導光部642Aが形成される。第1左側発光ランプ632Aから第1左側入射面部643Aに入射した光は、第1左側導光部642Aを透過して第1左側出射面部646Aを通るようになっている。
第2左側出射面部646Bは、左側導光部材641の前面中央上部の第1左側出射面部646Aの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第2左側出射面部646Bの凹凸は、上方に隣接する第1左側出射面部646Aの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第2左側出射面部646Bは、第2左側入射面部643Bの反対側に配置され、第2左側入射面部643B及び第2左側出射面部646Bにより、第1左側導光部642Aの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第2左側導光部642Bが形成される。第2左側発光ランプ632Bから第2左側入射面部643Bに入射した光は、第2左側導光部642Bを透過して第2左側出射面部646Bを通るようになっている。
第3左側出射面部646Cは、左側導光部材641の前面中央上部の第2左側出射面部646Bの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第3左側出射面部646Cの凹凸は、上方に隣接する第2左側出射面部646Bの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第3左側出射面部646Cは、第3左側入射面部643Cの反対側に配置され、第3左側入射面部643C及び第3左側出射面部646Cにより、第2左側導光部642Bの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第3左側導光部642Cが形成される。第3左側発光ランプ632Cから第3左側入射面部643Cに入射した光は、第3左側導光部642Cを透過して第3左側出射面部646Cを通るようになっている。
第4左側出射面部646Dは、左側導光部材641の前面中央上部の第3左側出射面部646Cの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第4左側出射面部646Dの凹凸は、上方に隣接する第3左側出射面部646Cの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第4左側出射面部646Dは、第4左側入射面部643Dの反対側に配置され、第4左側入射面部643D及び第4左側出射面部646Dにより、第3左側導光部642Cの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第4左側導光部642Dが形成される。第4左側発光ランプ632Dから第4左側入射面部643Dに入射した光は、第4左側導光部642Dを透過して第4左側出射面部646Dを通るようになっている。
第5左側出射面部646Eは、左側導光部材641の前面中央上部の第4左側出射面部646Dの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第5左側出射面部646Eの凹凸は、上方に隣接する第4左側出射面部646Dの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第5左側出射面部646Eは、第5左側入射面部643Eの反対側に配置され、第5左側入射面部643E及び第5左側出射面部646Eにより、第4左側導光部642Dの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第5左側導光部642Eが形成される。第5左側発光ランプ632Eから第5左側入射面部643Eに入射した光は、第5左側導光部642Eを透過して第5左側出射面部646Eを通るようになっている。
第6左側出射面部646Fは、左側導光部材641の前面左上部に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第6左側出射面部646Fは、第6左側入射面部643Fの反対側に配置され、第6左側入射面部643F及び第6左側出射面部646Fにより、左右方向に延びるブロック状の第6左側導光部642Fが形成される。第6左側発光ランプ632Fから第6左側入射面部643Fに入射した光は、第6左側導光部642Fを透過して第6左側出射面部646Fを通るようになっている。
第7左側出射面部646Gは、左側導光部材641の前面左上部の第6左側出射面部646Fの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第7左側出射面部646Gの凹凸は、上方に隣接する第6左側出射面部646Fの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第7左側出射面部646Gは、第7左側入射面部643Gの反対側に配置され、第7左側入射面部643G及び第7左側出射面部646Gにより、第6左側導光部642Fの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第7左側導光部642Gが形成される。第7左側発光ランプ632Gから第7左側入射面部643Gに入射した光は、第7左側導光部642Gを透過して第7左側出射面部646Gを通るようになっている。
第8左側出射面部646Hは、左側導光部材641の前面左上部の第7左側出射面部646Gの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第8左側出射面部646Hの凹凸は、上方に隣接する第7左側出射面部646Gの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第8左側出射面部646Hは、第8左側入射面部643Hの反対側に配置され、第8左側入射面部643H及び第8左側出射面部646Hにより、第7左側導光部642Gの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第8左側導光部642Hが形成される。第8左側発光ランプ632Hから第8左側入射面部643Hに入射した光は、第8左側導光部642Hを透過して第8左側出射面部646Hを通るようになっている。
第9左側出射面部646Iは、左側導光部材641の前面中央部(第5左側出射面部646Eの下側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第9左側出射面部646Iの凹凸は、上方に隣接する第5左側出射面部646Eの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第9左側出射面部646Iは、第9左側入射面部643Iの反対側に配置され、第9左側入射面部643I及び第9左側出射面部646Iにより、第5左側導光部642Eの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第9左側導光部642Iが形成される。第9左側発光ランプ632Iから第9左側入射面部643Iに入射した光は、第9左側導光部642Iを透過して第9左側出射面部646Iを通るようになっている。
第10左側出射面部646Jは、左側導光部材641の前面左側(第8左側出射面部646Hの下側かつ第9左側出射面部646Iの左側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第10左側出射面部646Jの凹凸は、上方に隣接する第8左側出射面部646Hの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第10左側出射面部646Jは、第10左側入射面部643Jの反対側に配置され、第10左側入射面部643J及び第10左側出射面部646Jにより、第8左側導光部642Hの下側と第9左側導光部642Iの左側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第10左側導光部642Jが形成される。第10左側発光ランプ632Jから第10左側入射面部643Jに入射した光は、第10左側導光部642Jを透過して第10左側出射面部646Jを通るようになっている。なお、第9左側出射面部646Iの左端部と第10左側出射面部646Jの右端部は、同一平面状に繋がって形成される。第9左側導光部642Iと第10左側導光部642Jとが繋がる部分の後面側に大きな切欠き(前方に向かうにつれて狭くなる断面視V字状に形成された、各出斜面部の後方全域に光が届きやすくなるためのV字溝)が形成されており(図26を参照)、第9左側発光ランプ632Iから第9左側導光部642Iを透過する光と、第10左側発光ランプ632Jから第10左側導光部642Jを透過する光とが、第9左側出射面部646Iと第10左側出射面部646Jとが繋がる部分においてなるべく干渉しないようになっている。
第11左側出射面部646Kは、左側導光部材641の前面左下部(第10左側出射面部646Jの右下側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第11左側出射面部646Kの凹凸は、上方に隣接する第10左側出射面部646Jの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第11左側出射面部646Kは、第11左側入射面部643Kの反対側に配置され、第11左側入射面部643K及び第11左側出射面部646Kにより、第10左側導光部642Jの右下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第11左側導光部642Kが形成される。第11左側発光ランプ632Kから第11左側入射面部643Kに入射した光は、第11左側導光部642Kを透過して第11左側出射面部646Kを通るようになっている。
第12左側出射面部646Lは、左側導光部材641の前面左下部の第11左側出射面部646Kの左側(第10左側出射面部646Jの左下側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第12左側出射面部646Lの凹凸は、上方に隣接する第10左側出射面部646Jの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第12左側出射面部646Lは、第12左側入射面部643Lの反対側に配置され、第12左側入射面部643L及び第12左側出射面部646Lにより、第10左側導光部642Jの左下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第12左側導光部642Lが形成される。第12左側発光ランプ632Lから第12左側入射面部643Lに入射した光は、第12左側導光部642Lを透過して第12左側出射面部646Lを通るようになっている。なお、第11左側出射面部646Kの左端部と第12左側出射面部646Lの右端部は、同一平面状に繋がって形成される。第11左側導光部642Kと第12左側導光部642Lとが繋がる部分の後面側に大きな切欠き(前述と同様のV字溝)が形成されており(図26を参照)、第11左側発光ランプ632Kから第11左側導光部642Kを透過する光と、第12左側発光ランプ632Lから第12左側導光部642Lを透過する光とが、第11左側出射面部646Kと第12左側出射面部646Lとが繋がる部分においてなるべく干渉しないようになっている。
第13左側出射面部646Mは、左側導光部材641の前面左下部の第11左側出射面部646Kの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第13左側出射面部646Mの凹凸は、上方に隣接する第11左側出射面部646Kの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第13左側出射面部646Mは、第13左側入射面部643Mの反対側に配置され、第13左側入射面部643M及び第13左側出射面部646Mにより、第11左側導光部642Kの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第13左側導光部642Mが形成される。第13左側発光ランプ632Mから第13左側入射面部643Mに入射した光は、第13左側導光部642Mを透過して第13左側出射面部646Mを通るようになっている。
第14左側出射面部646Nは、左側導光部材641の前面中央下部(第13左側出射面部646Mの右下側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第14左側出射面部646Nは、第14左側入射面部643Nの反対側に配置され、第14左側入射面部643N及び第14左側出射面部646Nにより、第13左側導光部642Mの右下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第14左側導光部642Nが形成される。第14左側発光ランプ632Nから第14左側入射面部643Nに入射した光は、第14左側導光部642Nを透過して第14左側出射面部646Nを通るようになっている。
第15左側出射面部646Oは、左側導光部材641の前面左下部の第13左側出射面部646Mの下側(第14左側出射面部646Nの左側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第15左側出射面部646Oの凹凸は、上方に隣接する第13左側出射面部646Mの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第15左側出射面部646Oは、第15左側入射面部643Oの反対側に配置され、第15左側入射面部643O及び第15左側出射面部646Oにより、第13左側導光部642Mの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第15左側導光部642Oが形成される。第15左側発光ランプ632Oから第15左側入射面部643Oに入射した光は、第15左側導光部642Oを透過して第15左側出射面部646Oを通るようになっている。なお、第14左側出射面部646Nの左端部と第15左側出射面部646Oの右端部は、同一平面状に繋がって形成される。第14左側導光部642Nと第15左側導光部642Oとが繋がる部分の後面側に大きな切欠き(前述と同様のV字溝)が形成されており(図26を参照)、第14左側発光ランプ632Nから第14左側導光部642Nを透過する光と、第15左側発光ランプ632Oから第15左側導光部642Oを透過する光とが、第14左側出射面部646Nと第15左側出射面部646Oとが繋がる部分においてなるべく干渉しないようになっている。
第16左側出射面部646Pは、左側導光部材641の前面中央下部の第14左側出射面部646Nの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第16左側出射面部646Pの凹凸は、上方に隣接する第14左側出射面部646Nの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第16左側出射面部646Pは、第16左側入射面部643Pの反対側に配置され、第16左側入射面部643P及び第16左側出射面部646Pにより、第14左側導光部642Nの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第16左側導光部642Pが形成される。第16左側発光ランプ632Pから第16左側入射面部643Pに入射した光は、第16左側導光部642Pを透過して第16左側出射面部646Pを通るようになっている。
第17左側出射面部646Qは、左側導光部材641の前面左下部の第15左側出射面部646Oの下側(第16左側出射面部646Pの左側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第17左側出射面部646Qの凹凸は、上方に隣接する第15左側出射面部646Oの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第17左側出射面部646Qは、第17左側入射面部643Qの反対側に配置され、第17左側入射面部643Q及び第17左側出射面部646Qにより、第15左側導光部642Oの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第17左側導光部642Qが形成される。第17左側発光ランプ632Qから第17左側入射面部643Qに入射した光は、第17左側導光部642Qを透過して第17左側出射面部646Qを通るようになっている。なお、第16左側出射面部646Pの左端部と第17左側出射面部646Qの右端部は、同一平面状に繋がって形成される。第16左側導光部642Pと第17左側導光部642Qとが繋がる部分の後面側に大きな切欠き(前述と同様のV字溝)が形成されており(図26を参照)、第16左側発光ランプ632Pから第16左側導光部642Pを透過する光と、第17左側発光ランプ632Qから第17左側導光部642Qを透過する光とが、第16左側出射面部646Pと第17左側出射面部646Qとが繋がる部分においてなるべく干渉しないようになっている。
第18左側出射面部646Rは、左側導光部材641の前面右下部に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第18左側出射面部646Rは、第18左側入射面部643Rの反対側に配置され、第18左側入射面部643R及び第18左側出射面部646Rにより、左右方向に延びるブロック状の第18左側導光部642Rが形成される。第18左側発光ランプ632Rから第18左側入射面部643Rに入射した光は、第18左側導光部642Rを透過して第18左側出射面部646Rを通るようになっている。
第19左側出射面部646Sは、左側導光部材641の前面右下部の第18左側出射面部646Rの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第19左側出射面部646Sの凹凸は、上方に隣接する第18左側出射面部646Rの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第19左側出射面部646Sは、第19左側入射面部643Sの反対側に配置され、第19左側入射面部643S及び第19左側出射面部646Sにより、第18左側導光部642Rの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第19左側導光部642Sが形成される。第19左側発光ランプ632Sから第19左側入射面部643Sに入射した光は、第19左側導光部642Sを透過して第19左側出射面部646Sを通るようになっている。
第20左側出射面部646Tは、左側導光部材641の前面右下部の第19左側出射面部646Sの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第20左側出射面部646Tの凹凸は、上方に隣接する第19左側出射面部646Sの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第20左側出射面部646Tは、第20左側入射面部643Tの反対側に配置され、第20左側入射面部643T及び第20左側出射面部646Tにより、第18左側導光部642Rの下側に繋がって左右方向に延びるブロック状の第20左側導光部642Tが形成される。第20左側発光ランプ632Tから第20左側入射面部643Tに入射した光は、第20左側導光部642Tを透過して第20左側出射面部646Tを通るようになっている。
第21左側出射面部646Uは、左側導光部材641の前面右側に、左右に傾斜した幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第21左側出射面部646Uは、第21左側入射面部643Uの反対側に配置され、第21左側入射面部643U及び第21左側出射面部646Uにより、左右に傾斜した方向に延びるブロック状の第21左側導光部642Uが形成される。第21左側発光ランプ632Uから第21左側入射面部643Uに入射した光は、第21左側導光部642Uを透過して第21左側出射面部646Uを通るようになっている。
第22左側出射面部646Vは、左側導光部材641の前面右側の第21左側出射面部646Uの右下側に、左右に傾斜した幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第22左側出射面部646Vの凹凸は、左上方に隣接する第21左側出射面部646Uの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第22左側出射面部646Vは、第22左側入射面部643Vの反対側に配置され、第22左側入射面部643V及び第22左側出射面部646Vにより、第21左側導光部642Uの下側に繋がって左右に傾斜した方向に延びるブロック状の第22左側導光部642Vが形成される。第22左側発光ランプ632Vから第22左側入射面部643Vに入射した光は、第22左側導光部642Vを透過して第22左側出射面部646Vを通るようになっている。
第23左側出射面部646Wは、左側導光部材641の前面右側の第21左側出射面部646U及び第22左側出射面部646Vの右側に、上下の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第23左側出射面部646Wは、第23左側入射面部643Wの反対側に配置され、第23左側入射面部643W及び第23左側出射面部646Wにより、第21左側導光部642U及び第22左側導光部642Vの右側に繋がって上下方向に延びるブロック状の第23左側導光部642Wが形成される。第23左側発光ランプ632Wから第23左側入射面部643Wに入射した光は、第23左側導光部642Wを透過して第23左側出射面部646Wを通るようになっている。
第1〜第23左側導光部642A〜642Wは、同様の断面形状を有している。例えば、図30(A)に示すように、第3左側出射面部646Cにおける第3左側入射面部643Cと対向する部分に、第3左側発光ランプ632Cから第3左側入射面部643Cに入射した光の一部を左右後方に向けて反射させる第3左側溝状面部644Cが形成される。第3左側導光部642Cの後面側における第3左側入射面部643Cの左右の幅方向に沿った側方に、第3左側溝状面部644Cで反射した光を前方に拡散反射させて第3左側出射面部646Cの全体に行きわたらせる第3左側ローレット面部645Cが形成される。第6左側出射面部646Fにおける第6左側入射面部643Fと対向する部分に、第6左側発光ランプ632Fから第6左側入射面部643Fに入射した光の一部を左右後方に向けて反射させる第6左側溝状面部644Fが形成される。第6左側導光部642Fの後面側における第6左側入射面部643Fの左右の幅方向に沿った側方に、第6左側溝状面部644Fで反射した光を前方に拡散反射させて第6左側出射面部646Fの全体に行きわたらせる第6左側ローレット面部645Fが形成される。
また例えば、図30(B)に示すように、第4左側出射面部646Dにおける第4左側入射面部643Dと対向する部分に、第4左側発光ランプ632Dから第4左側入射面部643Dに入射した光の一部を左右後方に向けて反射させる第4左側溝状面部644Dが形成される。第4左側導光部642Dの後面側における第4左側入射面部643Dの左右の幅方向に沿った側方に、第4左側溝状面部644Dで反射した光を前方に拡散反射させて第4左側出射面部646Dの全体に行きわたらせる第4左側ローレット面部645Dが形成される。第7左側出射面部646Gにおける第7左側入射面部643Gと対向する部分に、第7左側発光ランプ632Gから第7左側入射面部643Gに入射した光の一部を左右後方に向けて反射させる第7左側溝状面部644Gが形成される。第7左側導光部642Gの後面側における第7左側入射面部643Gの左右の幅方向に沿った側方に、第7左側溝状面部644Gで反射した光を前方に拡散反射させて第7左側出射面部646Gの全体に行きわたらせる第7左側ローレット面部645Gが形成される。
また例えば、図30(C)に示すように、第5左側出射面部646Eにおける第5左側入射面部643Eと対向する部分に、第5左側発光ランプ632Eから第5左側入射面部643Eに入射した光の一部を左右後方に向けて反射させる第5左側溝状面部644Eが形成される。第5左側導光部642Eの後面側における第5左側入射面部643Eの左右の幅方向に沿った側方に、第5左側溝状面部644Eで反射した光を前方に拡散反射させて第5左側出射面部646Eの全体に行きわたらせる第5左側ローレット面部645Eが形成される。第8左側出射面部646Hにおける第8左側入射面部643Hと対向する部分に、第8左側発光ランプ632Hから第8左側入射面部643Hに入射した光の一部を左右後方に向けて反射させる第8左側溝状面部644Hが形成される。第8左側導光部642Hの後面側における第8左側入射面部643Hの左右の幅方向に沿った側方(左側方)に、第8左側溝状面部644Hで反射した光を前方に拡散反射させて第8左側出射面部646Hの全体に行きわたらせる第8左側ローレット面部645Hが形成される。このように、第1〜第23左側導光部642A〜642Wは、左側溝状面部及び左側ローレット面部を有するブロック状に形成される。
図27及び図28に示すように、左側ランプカバー661は、透光性を有する樹脂材料を用いて蓋状に形成される。左側ランプカバー661は、前面に所定の装飾が施されて左側ランプ基板631及び左側導光部材641の前方を覆う天井部662と、左側ランプ基板631及び左側導光部材641の側方を覆う側壁部663とを有している。左側ランプ基板631及び左側導光部材641は、ネジ等の結合部材(図示せず)を用いて、左側ランプカバー661の内側(後面側)に結合される。左側ランプカバー661は、左側ランプ基板631及び左側導光部材641とともに、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いて、ベース部材511の左側支持部512に取り付け固定される。
左側ランプ基板631の第1〜第23左側発光ランプ632A〜632Wから発光して左側導光部材641の出斜面(第1〜第23左側出射面部646A〜646W)を通った光が、左側ランプカバー661の天井部662を透過することで、所定の装飾が施された天井部662の前面が発光するように構成される。第1右側ランプカバー761の第1天井部762の前面にも同様に(図38を参照)形成されており、詳細な図示を省略するが、天井部662の前面には、装飾の形状(例えば、文字の形状)に沿って延びる断面視円弧状に(凸レンズ状に)前方に湾曲した曲面部(図示せず)が形成されている。これにより、天井部662の前面の一部(曲面部が形成された部分)を強調して発光させることが可能になる。天井部662の後面には、左側導光部材641の出斜面(第1〜第23左側出射面部646A〜646W)を通った光を拡散させるための微細な凹凸が形成されている。
図28に示すように、左側ランプカバー661の後面側における側壁部663よりも内側の部分に、天井部662の後面側から後方に延びるリブ部664が形成される。このリブ部664は、左側導光部材641の外周部を通って左側ランプ基板631の前面側と対向するようになっている。リブ部664の後縁部に、左側ランプ基板631の複数の左側装飾ランプ634,634,…と対向して複数のリブ側入射面665,665…が形成される。各リブ側入射面665,665…は、各左側装飾ランプ634,634,…に向けて山型に尖るテーパ状に形成される。左側装飾ランプ634から発光した光は、リブ側入射面665に対し屈折入射してリブ部664を透過し、天井部662の前面外周側を通るようになっている。これにより、天井部662の前面外周側の一部を、リブ側入射面665での光の屈折等によりボケた点状に発光させることができるため、左側発光演出部611による発光演出効果を高めることが可能になる。
右側発光演出部711は、ベース部材511の右側支持部513に上下方向にスライド移動可能に支持される。右側発光演出部711は、図31に示すように、右側ランプベース部材721と、右側ランプ基板731と、右側導光部材741と、第1右側ランプカバー761と、第2右側ランプカバー771とを有して構成される。
右側ランプベース部材721は、樹脂材料を用いて、第1及び第2右側ランプカバー761,771の形状に合わせた外周形状を有する板状に形成され、ベース部材511の右側支持部513の前方に配置される。図32(A)に示すように、右側ランプベース部材721の前面側には、右側ランプ基板731を受容する基板受容部722が形成される。図32(B)に示すように、右側ランプベース部材721の右上端部後面側には、後方に突出する棒状の上側連結棒部723が形成される。上側連結棒部723は、右側支持部513の前方から(上方を通って)右側支持部513の後方まで延びて、右側支持部513の後方に配置された駆動部材571の上側連結穴部573に連結される。右側ランプベース部材721の下端部後面側の左右2箇所には、後方に突出する棒状の下側連結棒部724が形成される。下側連結棒部724は、右側支持部513の前方から(下方を通って)右側支持部513の後方まで延びて、駆動部材571の下側連結穴部574に連結される。
右側ランプ基板731は、第1及び第2右側ランプカバー761,771の形状に合わせた外周形状を有する板状に形成される。図33(A)に示すように、右側ランプ基板731の前面側の中間部及び上部には、前方に向けて光を発光可能な複数の右上側発光ランプ732A〜732Nが設けられる。各右上側発光ランプ732A〜732Nは、例えば変色発光可能な白色LED等を用いて構成される。複数の右上側発光ランプ732A〜732Nのうち、第1右上側発光ランプ732Aは、右側ランプ基板731の前面右上部に、上下方向に3つ並んで配設される。第2右上側発光ランプ732Bは、右側ランプ基板731の前面右側(第1右上側発光ランプ732Aの右下方)に配設される。第3右上側発光ランプ732Cは、右側ランプ基板731の前面右側の第2右上側発光ランプ732Bの下方に配設される。第4右上側発光ランプ732Dは、右側ランプ基板731の前面右側の第3右上側発光ランプ732Cの下方に配設される。
第5右上側発光ランプ732Eは、右側ランプ基板731の前面中央部(第1右上側発光ランプ732Aの左下方)に、第2右上側発光ランプ732Bと同じ高さで配設される。第6右上側発光ランプ732Fは、右側ランプ基板731の前面中央部の第5右上側発光ランプ732Eの下方に、第3右上側発光ランプ732Cと同じ高さで配設される。第7右上側発光ランプ732Gは、右側ランプ基板731の前面中央部の第6右上側発光ランプ732Fの右下方に配設される。第8右上側発光ランプ732Hは、右側ランプ基板731の前面右下部(第4右上側発光ランプ732Dの左下方)に配設される。
第9右上側発光ランプ732Iは、右側ランプ基板731の前面左上部に、上下方向に2つ並んで配設される。第10右上側発光ランプ732Jは、右側ランプ基板731の前面左側(第9右上側発光ランプ732Iの下方)に配設される。第11右上側発光ランプ732Kは、右側ランプ基板731の前面左側の第10右上側発光ランプ732Jの右下方に配設される。第12右上側発光ランプ732Lは、右側ランプ基板731の前面左側の第11右上側発光ランプ732Kの右下方に配設される。第13右上側発光ランプ732Mは、右側ランプ基板731の前面左側の第11右上側発光ランプ732Kの左下方に配設される。第14右上側発光ランプ732Nは、右側ランプ基板731の前面左側の第13右上側発光ランプ732Mの左下方に配設される。
右側ランプ基板731の前面側の下縁部近傍には、前方に向けて光を発光可能な第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jが設けられる。第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jは、例えば単色LED等を用いて構成される。第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jは、右側ランプ基板731の下縁部に沿って右側から順に並んで配置される。なお、(後述の右側導光部材741において上下方向に延びるブロック状に形成された第2右下側導光部752B、第5右下側導光部752E、第8右下側導光部752H、及び第10右下側導光部752Jに対応する)第2右下側発光ランプ733B、第5右下側発光ランプ733E、第8右下側発光ランプ733H、及び第10右下側発光ランプ733Jは、他の右下側発光ランプに対して少し上方にオフセットして配置される。
また、右側ランプ基板731の前面側における第1右側ランプカバー761のリブ部764と対向する部分には、前方に向けて光を発光可能な複数の右側装飾ランプ734,734,…が設けられる。各右側装飾ランプ734,734,…は、例えば単色LED等を用いて構成される。図33(B)に示すように、右側ランプ基板731の後面側には、各種コネクタ735が設けられる。右側ランプ基板731の後面側の下縁部には、右側ランプ基板731の外周側(下方)に向けて光を発光可能な複数の右側補助ランプ736,736,…が設けられる。各右側補助ランプ736,736,…は、例えばサイドビューLED等を用いて構成される。
図34及び図35に示すように、右側導光部材741は、透明もしくは半透明の樹脂材料を用いて、第1及び第2右側ランプカバー761,771の形状に合わせた外周形状を有する板状に形成され、右側ランプ基板731の前面側(第1〜第14右上側発光ランプ732A〜732N及び第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733J)と対向して配置される。右側導光部材741の後面側には、第1〜第14右上側発光ランプ732A〜732N及び第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jとそれぞれ対向して配置された第1〜第14右上側入射面部743A〜743N及び第1〜第10右下側入射面部753A〜753Jからなる光の入射面が形成される。右側導光部材741の前面側には、第1〜第14右上側入射面部743A〜743N及び第1〜第10右下側入射面部753A〜753Jに対応して形成された第1〜第14右上側出射面部746A〜746N及び第1〜第10右下側出射面部756A〜756Jからなる光の出斜面が形成される。
第1〜第14右上側発光ランプ732A〜732Nのうち一の右上側発光ランプから発光した光は、第1〜第14右上側入射面部743A〜743Nのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)右上側入射面部に入射して、第1〜第14右上側出射面部746A〜746Nのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)右上側出射面部を通るように構成される。また、第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jのうち一の右下側発光ランプから発光した光は、第1〜第10右下側入射面部753A〜753Jのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)右下側入射面部に入射して、第1〜第10右下側出射面部756A〜756Jのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)右下側出射面部を通るように構成される。このように、右側導光部材741は、第1〜第14右上側発光ランプ732A〜732Nから発光した光を別個に透過させる第1〜第14右上側導光部742A〜742Nと、第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jから発光した光を別個に透過させる第1〜第10右下側導光部752A〜752Jとを有して構成される。
図35に示すように、第1右上側入射面部743Aは、右側導光部材741の後面右上部に形成され、第1右上側発光ランプ732Aと対向するようになっている。なお、第1右上側発光ランプ732Aは、第1右上側入射面部743Aと対向して上下方向に3つ並んで配設されているが、本実施形態においては、これらをまとめて1つの(1組の)第1右上側発光ランプ732Aとする場合がある。第2右上側入射面部743Bは、右側導光部材741の後面右側(第1右上側入射面部743Aの右下方)に形成され、第2右上側発光ランプ732Bと対向するようになっている。第3右上側入射面部743Cは、右側導光部材741の後面右側の第2右上側入射面部743Bの下方に形成され、第3右上側発光ランプ732Cと対向するようになっている。第4右上側入射面部743Dは、右側導光部材741の後面右側の第3右上側入射面部743Cの下方に形成され、第4右上側発光ランプ732Dと対向するようになっている。
第5右上側入射面部743Eは、右側導光部材741の後面中央部(第1右上側入射面部743Aの左下方)に、第2右上側入射面部743Bと同じ高さで形成され、第5右上側発光ランプ732Eと対向するようになっている。第6右上側入射面部743Fは、右側導光部材741の後面中央部の第5右上側入射面部743Eの下方に、第3右上側入射面部743Cと同じ高さで形成され、第6右上側発光ランプ732Fと対向するようになっている。第7右上側入射面部743Gは、右側導光部材741の後面中央部の第6右上側入射面部743Fの右下方に形成され、第7右上側発光ランプ732Gと対向するようになっている。第8右上側入射面部743Hは、右側導光部材741の後面右下部(第4右上側入射面部743Dの左下方)に形成され、第8右上側発光ランプ732Hと対向するようになっている。
第9右上側入射面部743Iは、右側導光部材741の後面左上部に形成され、第9右上側発光ランプ732Iと対向するようになっている。なお、第9右上側発光ランプ732Iは、第9右上側入射面部743Iと対向して上下方向に2つ並んで配設されているが、本実施形態においては、これらをまとめて1つの(1組の)第9右上側発光ランプ732Iとする場合がある。
第10右上側入射面部743Jは、右側導光部材741の後面左側(第9右上側入射面部743Iの下方)に形成され、第10右上側発光ランプ732Jと対向するようになっている。第11右上側入射面部743Kは、右側導光部材741の後面左側の第10右上側入射面部743Jの右下方に形成され、第11右上側発光ランプ732Kと対向するようになっている。第12右上側入射面部743Lは、右側導光部材741の後面左側の第11右上側入射面部743Kの右下方に形成され、第12右上側発光ランプ732Lと対向するようになっている。第13右上側入射面部743Mは、右側導光部材741の後面左側の第11右上側入射面部743Kの左下方に形成され、第13右上側発光ランプ732Mと対向するようになっている。第14右上側入射面部743Nは、右側導光部材741の後面左側の第13右上側入射面部743Mの左下方に形成され、第14右上側発光ランプ732Nと対向するようになっている。
第1〜第10右下側入射面部753A〜753Jは、右側導光部材741の後面側の下縁部近傍に、右側導光部材741の下縁部に沿って右側から順に並んで形成される。第1〜第10右下側入射面部753A〜753Jは、第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jと対向するようになっている。
図34に示すように、第1右上側出射面部746Aは、右側導光部材741の前面右上部に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第1右上側出射面部746Aは、第1右上側入射面部743Aの反対側に配置され、第1右上側入射面部743A及び第1右上側出射面部746Aにより、左右方向に延びるブロック状の第1右上側導光部742Aが形成される。第1右上側発光ランプ732Aから第1右上側入射面部743Aに入射した光は、第1右上側導光部742Aを透過して第1右上側出射面部746Aを通るようになっている。
第2右上側出射面部746Bは、右側導光部材741の前面右側(第1右上側出射面部746Aの右下側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第2右上側出射面部746Bの凹凸は、上方に隣接する第1右上側出射面部746Aの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第2右上側出射面部746Bは、第2右上側入射面部743Bの反対側に配置され、第2右上側入射面部743B及び第2右上側出射面部746Bにより、左右方向に延びるブロック状の第2右上側導光部742Bが形成される。第2右上側発光ランプ732Bから第2右上側入射面部743Bに入射した光は、第2右上側導光部742Bを透過して第2右上側出射面部746Bを通るようになっている。
第3右上側出射面部746Cは、右側導光部材741の前面右側の第2右上側出射面部746Bの右下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第3右上側出射面部746Cは、第3右上側入射面部743Cの反対側に配置され、第3右上側入射面部743C及び第3右上側出射面部746Cにより、左右方向に延びるブロック状の第3右上側導光部742Cが形成される。第3右上側発光ランプ732Cから第3右上側入射面部743Cに入射した光は、第3右上側導光部742Cを透過して第3右上側出射面部746Cを通るようになっている。なお、第2右上側出射面部746Bの下端部と第3右上側出射面部746Cの上端部は、同一平面状に繋がって形成される。第2右上側導光部742Bと第3右上側導光部742Cとが繋がる部分の後面側に大きな切欠き(前述と同様のV字溝)が形成されており(図35を参照)、第2右上側発光ランプ732Bから第2右上側導光部742Bを透過する光と、第3右上側発光ランプ732Cから第3右上側導光部742Cを透過する光とが、第2右上側出射面部746Bと第3右上側出射面部746Cとが繋がる部分においてなるべく干渉しないようになっている。
第4右上側出射面部746Dは、右側導光部材741の前面右側の第3右上側出射面部746Cの右下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第4右上側出射面部746Dは、第4右上側入射面部743Dの反対側に配置され、第4右上側入射面部743D及び第4右上側出射面部746Dにより、左右方向に延びるブロック状の第4右上側導光部742Dが形成される。第4右上側発光ランプ732Dから第4右上側入射面部743Dに入射した光は、第4右上側導光部742Dを透過して第4右上側出射面部746Dを通るようになっている。なお、第3右上側出射面部746Cの下端部と第4右上側出射面部746Dの上端部は、同一平面状に繋がって形成される。第3右上側導光部742Cと第4右上側導光部742Dとが繋がる部分の後面側に大きな切欠き(前述と同様のV字溝)が形成されており(図35を参照)、第3右上側発光ランプ732Cから第3右上側導光部742Cを透過する光と、第4右上側発光ランプ732Dから第4右上側導光部742Dを透過する光とが、第3右上側出射面部746Cと第4右上側出射面部746Dとが繋がる部分においてなるべく干渉しないようになっている。
第5右上側出射面部746Eは、右側導光部材741の前面中央部(第1右上側出射面部746Aの左下側かつ第2右上側出射面部746Bの左側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第5右上側出射面部746Eの凹凸は、上方に隣接する第1右上側出射面部746Aの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第5右上側出射面部746Eは、第5右上側入射面部743Eの反対側に配置され、第5右上側入射面部743E及び第5右上側出射面部746Eにより、左右方向に延びるブロック状の第5右上側導光部742Eが形成される。第5右上側発光ランプ732Eから第5右上側入射面部743Eに入射した光は、第5右上側導光部742Eを透過して第5右上側出射面部746Eを通るようになっている。なお、第2右上側出射面部746Bの左端部と第5右上側出射面部746Eの右端部は、同一平面状に繋がって形成される。第2右上側導光部742Bと第5右上側導光部742Eとが繋がる部分の後面側に大きな切欠き(前述と同様のV字溝)が形成されており(図35を参照)、第2右上側発光ランプ732Bから第2右上側導光部742Bを透過する光と、第5右上側発光ランプ732Eから第5右上側導光部742Eを透過する光とが、第2右上側出射面部746Bと第5右上側出射面部746Eとが繋がる部分においてなるべく干渉しないようになっている。
第6右上側出射面部746Fは、右側導光部材741の前面中央部の第5右上側出射面部746Eの下側(第3右上側出射面部746Cの左側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第6右上側出射面部746Fは、第6右上側入射面部743Fの反対側に配置され、第6右上側入射面部743F及び第6右上側出射面部746Fにより、左右方向に延びるブロック状の第6右上側導光部742Fが形成される。第6右上側発光ランプ732Fから第6右上側入射面部743Fに入射した光は、第6右上側導光部742Fを透過して第6右上側出射面部746Fを通るようになっている。
なお、第3右上側出射面部746Cの左端部と第6右上側出射面部746Fの右端部は、同一平面状に繋がって形成される。第3右上側導光部742Cと第6右上側導光部742Fとが繋がる部分の後面側に大きな切欠き(前述と同様のV字溝)が形成されており(図35を参照)、第3右上側発光ランプ732Cから第3右上側導光部742Cを透過する光と、第6右上側発光ランプ732Fから第6右上側導光部742Fを透過する光とが、第3右上側出射面部746Cと第6右上側出射面部746Fとが繋がる部分においてなるべく干渉しないようになっている。また、第5右上側出射面部746Eの下端部と第6右上側出射面部746Fの上端部は、同一平面状に繋がって形成される。第5右上側導光部742Eと第6右上側導光部742Fとが繋がる部分の後面側に大きな切欠き(前述と同様のV字溝)が形成されており(図35を参照)、第5右上側発光ランプ732Eから第5右上側導光部742Eを透過する光と、第6右上側発光ランプ732Fから第6右上側導光部742Fを透過する光とが、第5右上側出射面部746Eと第6右上側出射面部746Fとが繋がる部分においてなるべく干渉しないようになっている。
第7右上側出射面部746Gは、右側導光部材741の前面中央部の第6右上側出射面部746Fの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第7右上側出射面部746Gの凹凸は、上方に隣接する第6右上側出射面部746Fの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第7右上側出射面部746Gは、第7右上側入射面部743Gの反対側に配置され、第7右上側入射面部743G及び第7右上側出射面部746Gにより、左右方向に延びるブロック状の第7右上側導光部742Gが形成される。第7右上側発光ランプ732Gから第7右上側入射面部743Gに入射した光は、第7右上側導光部742Gを透過して第7右上側出射面部746Gを通るようになっている。
第8右上側出射面部746Hは、右側導光部材741の前面右下部(第4右上側出射面部746Dの下側)に、上下の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第8右上側出射面部746Hは、第8右上側入射面部743Hの反対側に配置され、第8右上側入射面部743H及び第8右上側出射面部746Hにより、左右方向に延びるブロック状の第8右上側導光部742Hが形成される。第8右上側発光ランプ732Hから第8右上側入射面部743Hに入射した光は、第8右上側導光部742Hを透過して第8右上側出射面部746Hを通るようになっている。
第9右上側出射面部746Iは、右側導光部材741の前面左上部に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第9右上側出射面部746Iは、第9右上側入射面部743Iの反対側に配置され、第9右上側入射面部743I及び第9右上側出射面部746Iにより、左右方向に延びるブロック状の第9右上側導光部742Iが形成される。第9右上側発光ランプ732Iから第9右上側入射面部743Iに入射した光は、第9右上側導光部742Iを透過して第9右上側出射面部746Iを通るようになっている。
第10右上側出射面部746Jは、右側導光部材741の前面左側(第9右上側出射面部746Iの下側)に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第10右上側出射面部746Jの凹凸は、上方に隣接する第9右上側出射面部746Iの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第10右上側出射面部746Jは、第10右上側入射面部743Jの反対側に配置され、第10右上側入射面部743J及び第10右上側出射面部746Jにより、左右方向に延びるブロック状の第10右上側導光部742Jが形成される。第10右上側発光ランプ732Jから第10右上側入射面部743Jに入射した光は、第10右上側導光部742Jを透過して第10右上側出射面部746Jを通るようになっている。
第11右上側出射面部746Kは、右側導光部材741の前面左側の第10右上側出射面部746Jの下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第11右上側出射面部746Kの凹凸は、上方に隣接する第10右上側出射面部746Jの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第11右上側出射面部746Kは、第11右上側入射面部743Kの反対側に配置され、第11右上側入射面部743K及び第11右上側出射面部746Kにより、左右方向に延びるブロック状の第11右上側導光部742Kが形成される。第11右上側発光ランプ732Kから第11右上側入射面部743Kに入射した光は、第11右上側導光部742Kを透過して第11右上側出射面部746Kを通るようになっている。
第12右上側出射面部746Lは、右側導光部材741の前面左側の第11右上側出射面部746Kの右下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第12右上側出射面部746Lの凹凸は、上方に隣接する第11右上側出射面部746Kの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第12右上側出射面部746Lは、第12右上側入射面部743Lの反対側に配置され、第12右上側入射面部743L及び第12右上側出射面部746Lにより、左右方向に延びるブロック状の第12右上側導光部742Lが形成される。第12右上側発光ランプ732Lから第12右上側入射面部743Lに入射した光は、第12右上側導光部742Lを透過して第12右上側出射面部746Lを通るようになっている。
第13右上側出射面部746Mは、右側導光部材741の前面左側の第11右上側出射面部746Kの左下側に、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第13右上側出射面部746Mの凹凸は、上方に隣接する第11右上側出射面部746Kの凹凸に対して幅方向にずれて配置される。第13右上側出射面部746Mは、第13右上側入射面部743Mの反対側に配置され、第13右上側入射面部743M及び第13右上側出射面部746Mにより、左右方向に延びるブロック状の第13右上側導光部742Mが形成される。第13右上側発光ランプ732Mから第13右上側入射面部743Mに入射した光は、第13右上側導光部742Mを透過して第13右上側出射面部746Mを通るようになっている。
第14右上側出射面部746Nは、右側導光部材741の前面左側の第13右上側出射面部746Mの左下側に、左右に傾斜した幅方向に並ぶ幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第14右上側出射面部746Nは、第14右上側入射面部743Nの反対側に配置され、第14右上側入射面部743N及び第14右上側出射面部746Nにより、左右に傾斜した方向に延びるブロック状の第14右上側導光部742Nが形成される。第14右上側発光ランプ732Nから第14右上側入射面部743Nに入射した光は、第14右上側導光部742Nを透過して第14右上側出射面部746Nを通るようになっている。
第1〜第14右上側導光部742A〜742Nは、同様の断面形状を有している。例えば、図38に示すように、第2右上側出射面部746Bにおける第2右上側入射面部743Bと対向する部分に、第2右上側発光ランプ732Bから第2右上側入射面部743Bに入射した光の一部を左右後方に向けて反射させる第2右上側溝状面部744Bが形成される。第2右上側導光部742Bの後面側における第2右上側入射面部743Bの左右の幅方向に沿った側方に、第2右上側溝状面部744Bで反射した光を前方に拡散反射させて第2右上側出射面部746Bの全体に行きわたらせる第2右上側ローレット面部745Bが形成される。第5右上側出射面部746Eにおける第5右上側入射面部743Eと対向する部分に、第5右上側発光ランプ732Eから第5右上側入射面部743Eに入射した光の一部を左右後方に向けて反射させる第5右上側溝状面部744Eが形成される。第5右上側導光部742Eの後面側における第5右上側入射面部743Eの左右の幅方向に沿った側方に、第5右上側溝状面部744Eで反射した光を前方に拡散反射させて第5右上側出射面部746Eの全体に行きわたらせる第5右上側ローレット面部745Eが形成される。
第10右上側出射面部746Jにおける第10右上側入射面部743Jと対向する部分に、第10右上側発光ランプ732Jから第10右上側入射面部743Jに入射した光の一部を左右後方に向けて反射させる第10右上側溝状面部744Jが形成される。第10右上側導光部742Jの後面側における第10右上側入射面部743Jの左右の幅方向に沿った側方に、第10右上側溝状面部744Jで反射した光を前方に拡散反射させて第10右上側出射面部746Jの全体に行きわたらせる第10右上側ローレット面部745Jが形成される。このように、第1〜第14右上側導光部742A〜742Nは、右上側溝状面部及び右上側ローレット面部を有するブロック状に形成される。
図34に示すように、第1〜第10右下側出射面部756A〜756Jは、右側導光部材741の前面側の下縁部近傍に、右側導光部材741の下縁部に沿って右側から順に並んで形成される。第1右下側出射面部756A、第3右下側出射面部756C、第4右下側出射面部756D、第6右下側出射面部756F、第7右下側出射面部756G、及び第9右下側出射面部756Iは、左右の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第1右下側出射面部756A、第3右下側出射面部756C、第4右下側出射面部756D、第6右下側出射面部756F、第7右下側出射面部756G、及び第9右下側出射面部756Iは、第1右下側入射面部753A、第3右下側入射面部753C、第4右下側入射面部753D、第6右下側入射面部753F、第7右下側入射面部753G、及び第9右下側入射面部753Iの反対側に配置される。これらによって、左右方向に延びるブロック状の第1右下側導光部752A、第3右下側導光部752C、第4右下側導光部752D、第6右下側導光部752F、第7右下側導光部752G、及び第9右下側導光部752Iが形成される。
第2右下側出射面部756B、第5右下側出射面部756E、第8右下側出射面部756H、及び第10右下側出射面部756Jは、上下の幅方向に並ぶ前面視矩形状に区画された凹凸を有して形成される。第2右下側出射面部756B、第5右下側出射面部756E、第8右下側出射面部756H、及び第10右下側出射面部756Jは、第2右下側入射面部753B、第5右下側入射面部753E、第8右下側入射面部753H、及び第10右下側入射面部753Jの反対側に配置される。これらによって、上下方向に延びるブロック状の第2右下側導光部752B、第5右下側導光部752E、第8右下側導光部752H、及び第10右下側導光部752Jが形成される。
このように、左右方向に延びるブロック状の右下側導光部と、上下方向に延びるブロック状の右下側導光部とが可能な限り交互に配置されることで、第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jから第1〜第10右下側入射面部753A〜753Jに入射して第1〜第10右下側導光部752A〜752Jを透過する光が、第1〜第10右下側出射面部756A〜756Jにおいてなるべく干渉しないようになっている。第1〜第10右下側導光部752A〜752Jでは、第2右下側出射面部756B、第5右下側出射面部756E、第8右下側出射面部756H、及び第10右下側出射面部756Jにおいて、左右に隣接する(左右方向に延びる)右下側導光部を透過する光が混ざって通るようにしてもよい。第1〜第10右下側導光部752A〜752Jは、全体として(一塊の右下側導光部として見ると)左右方向に延びて形成されるため、上下方向に延びる第2右下側導光部752B、第5右下側導光部752E、第8右下側導光部752H、及び第10右下側導光部752Jを透過する光は、左右に隣接する右下側導光部を透過する光に対して殆ど干渉せず、部分的にアクセントを与える発光演出を実行可能としている。なお、第1〜第10右下側導光部752A〜752Jは、第1〜第14右上側導光部742A〜742Nと同様に、右下側溝状面部(図示せず)及び右下側ローレット面部(図示せず)を有するブロック状に形成される。
図36及び図37に示すように、第1右側ランプカバー761は、透光性を有する樹脂材料を用いて蓋状に形成される。第2右側ランプカバー771は、透光性を有する樹脂材料を用いて蓋状に形成され、第1右側ランプカバー761の下側に接合される。第1右側ランプカバー761及び第2右側ランプカバー771は、右側導光部材741とともに、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いて、基板受容部722で右側ランプ基板731を受容した右側ランプベース部材721の前面側に取り付け固定される。
第1右側ランプカバー761は、前面に所定の装飾が施されて右側ランプ基板731及び右側導光部材741の上側部分及び中間部分の前方を覆う第1天井部762と、右側ランプ基板731及び右側導光部材741の上側及び左右の側方を覆う第1側壁部763とを有している。右側ランプ基板731の第1〜第14右上側発光ランプ732A〜732Nから発光して右側導光部材741の上側の出斜面(第1〜第14右上側出射面部746A〜746N)を通った光が、第1右側ランプカバー761の第1天井部762を透過することで、所定の装飾が施された第1天井部762の前面が発光するように構成される。詳細な図示を省略するが、第1天井部762の前面には、装飾の形状(例えば、文字の形状)に沿って延びる断面視円弧状(凸レンズ状)に前方に湾曲した曲面部762a(図38を参照)が形成されている。これにより、第1天井部762の前面の一部(曲面部762aが形成された部分)を強調して発光させることが可能になる。第1天井部762の後面には、右側導光部材741の上側の出斜面(第1〜第14右上側出射面部746A〜746N)を通った光を拡散させるための微細な凹凸が形成されている。
図37に示すように、第1右側ランプカバー761の後面側における第1側壁部763よりも内側の部分に、第1天井部762の後面側から後方に延びるリブ部764が形成される。このリブ部764は、右側導光部材741の外周部を通って右側ランプ基板731の前面側と対向するようになっている。リブ部764の後縁部に、右側ランプ基板731の複数の右側装飾ランプ734,734,…と対向して複数のリブ側入射面765,765…が形成される。各リブ側入射面765,765…は、各右側装飾ランプ734,734,…に向けて山型に尖るテーパ状に形成される。右側装飾ランプ734から発光した光は、リブ側入射面765に対し屈折入射してリブ部764を透過し、第1天井部762の前面外周側を通るようになっている。これにより、第1天井部762の前面外周側の一部を、リブ側入射面765での光の屈折等によりボケた点状に発光させることができるため、右側発光演出部711による発光演出効果を高めることが可能になる。
第2右側ランプカバー771は、前面に所定の装飾が施されて右側ランプ基板731及び右側導光部材741の下側部分の前方を覆う第2天井部772と、右側ランプ基板731及び右側導光部材741の下側の側方を覆う第2側壁部773とを有している。右側ランプ基板731の第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jから発光して右側導光部材741の下側の出斜面(第1〜第10右下側出射面部756A〜756J)を通った光が、第2右側ランプカバー771の第2天井部772を透過することで、所定の装飾が施された第2天井部772の前面が発光するように構成される。第2天井部772の後面には、右側導光部材741の下側の出斜面(第1〜第10右下側出射面部756A〜756J)を通った光を拡散させるための微細な凹凸が形成されている。第2側壁部773の内側の面(上方を向く面)には、ローレット面が形成されている。
後側演出部801は、図39及び図40に示すように、第1可動演出部材811と、第1可動演出部材811の後方に配置される第2可動演出部材821と、連結部材831と、ストッパ部材841とを有して構成される。第1可動演出部材811は、樹脂材料を用いて、所定の装飾が施されて細長く延びる板状に形成される。第1可動演出部材811は、ベース部501の駆動モータ521及び駆動機構531により、前側演出部601の後側に隠れる第1待機位置(図16及び図17を参照)と、第1待機位置から(前方から見て)反時計回りに約225°回転して前側演出部601の前方から視認可能な第1演出位置(図18及び図19を参照)との間で回転可能に構成される。
第1可動演出部材811の回転中心を挟んだ両側に、第1可動演出部材811が第1待機位置に回転移動する際に前側演出部601の左側発光演出部611の後側に隠れる第1の演出体形成部812と、右側発光演出部711の後側に隠れる第2の演出体形成部813とが形成される。第1可動演出部材811の中央部に、前後に貫通した回転穴部814が形成される。回転穴部814は、駆動機構531における第4ギヤ554の回転支持部564と摺接可能に嵌合し、第1可動演出部材811が第4ギヤ554の回転支持部564に回転自在に支持されるようになっている。第1可動演出部材811の前面側における回転穴部814の周辺部に、駆動機構531における第3ギヤ553の後列のギヤ部と噛合する回転ギヤ部815が形成される。
第2可動演出部材821は、樹脂材料を用いて、所定の装飾が施されて細長く延びる板状に形成される。第2可動演出部材821は、ベース部501の駆動モータ521及び駆動機構531により、前側演出部601(及び、第1可動演出部材811)の後側に隠れる第2待機位置(図16及び図17を参照)と、第2待機位置から(前方から見て)反時計回りに約270°回転して前側演出部601の前方から視認可能な第2演出位置(図18及び図19を参照)との間で回転可能に構成される。
第2可動演出部材821の回転中心を挟んだ両側に、第2可動演出部材821が第2待機位置に回転移動する際に前側演出部601の左側発光演出部611の後側に隠れる第3の演出体形成部822と、右側発光演出部711の後側に隠れる第4の演出体形成部823とが形成される。第1可動演出部材811が第1演出位置に回転移動するとともに、第2可動演出部材821が第2演出位置に回転移動すると、第1可動演出部材811の第1の演出体形成部812及び第2の演出体形成部813と、第2可動演出部材821の第3の演出体形成部822及び第4の演出体形成部823とが回転方向に沿って並ぶように組み合わさって、略円盤状の一つの演出体が形成されるようになっている(図18及び図19を参照)。
図17に示すように、駆動モータ521及び駆動機構531により、第1可動演出部材811が第1待機位置に回転移動すると、第2可動演出部材821が第2待機位置に回転移動し、右側発光演出部711が上方の初期位置にスライド移動するように構成される。このとき、第1可動演出部材811の第2の演出体形成部813と、第2可動演出部材821の第4の演出体形成部823とが右側発光演出部711の後側に隠れるようになっている。一方、図18に示すように、駆動モータ521及び駆動機構531により、第1可動演出部材811が第1演出位置に回転移動すると、第2可動演出部材821が第2演出位置に回転移動し、右側発光演出部711が下方の遮蔽位置にスライド移動するように構成される。このとき、前述したように、第1可動演出部材811及び第2可動演出部材821により略円盤状の一つの演出体が形成されるが、第1可動演出部材811の第1の演出体形成部812と、第2可動演出部材821の第4の演出体形成部823との間に形成される間隙部が右側発光演出部711の後側に隠れるようになっている。
第2可動演出部材821の前面側に、連結部材831の外周形状に合わせて凹んだ部材側連結部824が形成される。部材側連結部824は、連結部材831とともに駆動機構531における第4ギヤ554のギヤ側連結部565を受容する。部材側連結部824の底部に、第4ギヤ554のギヤ側連結部565と位置整合した複数のネジ穴部825が貫通形成される。ネジ穴部825には、第2可動演出部材821の部材側連結部824と第4ギヤ554のギヤ側連結部565とを連結するための連結固定ネジ(図示せず)が挿通される。第2可動演出部材821の中央部に、前後に貫通した軸挿通穴部826が形成される。軸挿通穴部826には、駆動機構531のギヤケース541における第4ギヤ取付部545の長軸部745aが挿通される。第2可動演出部材821の後面側に、ストッパ部材841の外周形状に合わせて凹んだストッパ部材受容部827が形成される。ストッパ部材受容部827には、突起状のストッパ当接部828が形成される。
連結部材831は、樹脂材料を用いて円盤状に形成される。連結部材831の外周側にに、第4ギヤ554のギヤ側連結部565(及び、第2可動演出部材821のネジ穴部825)と位置整合した複数のボス挿通穴部832が貫通形成される。ボス挿通穴部832には、第4ギヤ554のギヤ側連結部565が挿通される。連結部材831の中央部に、支持軸挿通穴部833が形成される。支持軸挿通穴部833には、第4ギヤ取付部545の長軸部745aが挿通される。連結部材831のボス挿通穴部832と第2可動演出部材821のネジ穴部825とが位置整合するように、連結部材831が第2可動演出部材821の部材側連結部824に受容されるとともに、連結部材831のボス挿通穴部832に第4ギヤ554のギヤ側連結部565が挿通される。この状態で、連結固定ネジ(図示せず)が後方から第2可動演出部材821のネジ穴部825に挿通されて第4ギヤ554のギヤ側連結部565の先端部にネジ固定される。これにより、連結部材831を介して、第2可動演出部材821の部材側連結部824と第4ギヤ554のギヤ側連結部565とが連結される。なお、連結部材831の前面外周側は、第1可動演出部材811の後面中央側に摺接可能に構成される。
ストッパ部材841は、樹脂材料を用いて円盤状に形成される。ストッパ部材841の中央前面側に、前方に延びる筒状の軸係合部842が形成される。軸係合部842は、第4ギヤ取付部545の長軸部745aの先端部と係合する。ストッパ部材841の中央部後面側に、軸係合部842の内部空間と繋がるネジ挿通穴部843が形成される。ネジ挿通穴部843には、ストッパ部材841を固定するためのストッパ固定ネジ(図示せず)が挿通される。ストッパ部材841の軸係合部842と、第4ギヤ取付部545の長軸部745aの先端部とが係合した状態で、ストッパ固定ネジ(図示せず)が後方からネジ挿通穴部843に挿通されて第4ギヤ取付部545の長軸部745aの先端部にネジ固定される。これにより、ストッパ部材841は、第4ギヤ取付部545の長軸部745aの先端部に取り付け固定されるとともに、第2可動演出部材821のストッパ部材受容部827に受容される。ストッパ部材841の前面上側に、扇状に延びる突起状のストッパ部844が形成される。第2可動演出部材821が第2待機位置を越えて(前方から見て時計回りに)回転しようとすると、第2可動演出部材821のストッパ当接部828がストッパ部844の一方の端部(左端部)に当接し、第2可動演出部材821が第2演出位置を越えて(前方から見て反時計回りに)回転しようとすると、第2可動演出部材821のストッパ当接部828がストッパ部844の他方の端部(右端部)に当接するようになっている。
以上のように構成される可動役物装置500において、前側演出部601の左側発光演出部611及び右側発光演出部711による発光演出を行う場合について述べる。左側発光演出部611による発光演出を行う際、左側ランプ基板631の第1〜第23左側発光ランプ632A〜632Wと、複数の左側装飾ランプ634,634…と、複数の左側補助ランプ636,636…が発光する。第1〜第23左側発光ランプ632A〜632Wから発光した光は、左側導光部材641の入射面に入射して左側導光部材641を透過し、左側導光部材641の出射面を通る。
このとき、第1〜第23左側発光ランプ632A〜632Wのうち一の左側発光ランプから発光した光は、左側導光部材641の第1〜第23左側入射面部643A〜643Wのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)左側入射面部に入射して、第1〜第23左側出射面部646A〜646Wのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)左側出射面部を通る。そして、左側導光部材641の出斜面(第1〜第23左側出射面部646A〜646W)を通った光は、左側ランプカバー661の天井部662を透過し、所定の装飾が施された左側ランプカバー661の天井部662の前面が発光する。
本実施形態において、左側導光部材641は、第1〜第23左側発光ランプ632A〜632Wから発光した光を別個に透過させる第1〜第23左側導光部642A〜642Wを有して構成され、第1〜第23左側導光部642A〜642Wがブロック状に並んで形成されている。そのため、第1〜第23左側発光ランプ632A〜632Wから発光する光(色相、明度、彩度のうち少なくともいずれか)を互いに異なるように変化させることで、左側導光部材641の出斜面(例えば、上下方向に並ぶ第1〜第5左側出射面部646A〜646E、第6〜第8左側出射面部646F〜646H、第9〜第17左側出射面部646I〜646Q、第18〜第20左側出射面部646R〜646T等)を通る光を、上下方向にグラデーション状に変化させることができる。その結果、左側ランプカバー661の天井部662の前面をグラデーション状に(左右方向に延びる縞状に)変化させて発光させることが可能になる。
左側導光部材641の入射面を構成する複数の左側入射面部(例えば、第1〜第5左側入射面部643A〜643E、第6〜第8左側入射面部643F〜643H、第18〜第20左側入射面部643R〜643T等)は、対応する複数の左側出射面部(例えば、第1〜第5左側出射面部646A〜646E、第6〜第8左側出射面部646F〜646H、第18〜第20左側出射面部646R〜646T等)に対して、入射面方向(入射面の延在方向)において複数の左側出斜面部が並ぶ方向(上下方向)と直角な左右の幅方向にずれるとともに、上下方向に並んで配置される。これにより、複数の左側入射面部が互いに近接して配置されるのを防ぐことができるため、一の左側入射面部に入射する光が他の左側入射面部にも入射して干渉するのを防止することができる。そのため、例えばグラデーション状に発光させる発光演出等において左側発光演出部611の装飾性を高めることができ、可動役物装置500の装飾性をより高めることが可能になる。
左側導光部材641の出射面を構成する左側出射面部(例えば、第1〜第5左側出射面部646A〜646E、第6〜第8左側出射面部646F〜646H、第18〜第20左側出射面部646R〜646T等)は、出射面方向(出射面の延在方向)において複数の左側出斜面部が並ぶ方向(上下方向)と直角な左右の幅方向に並ぶ凹凸を有して形成され、当該凹凸は、隣接して並ぶ左側出射面部の凹凸に対して左右の幅方向にずれて配置される。これにより、複数の左側出斜面部同士が同一平面状に繋がる部分を小さくすることができるため、一の左側入射面部に入射して一の左側出射面部を通る光が、他の左側出射面部をも通って干渉するのを防止することができる。そのため、例えばグラデーション状に発光させる発光演出等において左側発光演出部611の装飾性を高めることができ、可動役物装置500の装飾性をより高めることが可能になる。
また、左側装飾ランプ634から発光した光は、左側ランプカバー661のリブ側入射面665に対し屈折入射してリブ部664及び天井部662の外周側を透過し、左側ランプカバー661の天井部662の前面外周側が部分的に発光する。これにより、天井部662の前面外周側の一部を、リブ側入射面665での光の屈折等によりボケた点状に発光させることができるため、左側発光演出部611による発光演出効果を高めることが可能になる。左側補助ランプ636から発光した光は、左側ランプカバー661の上下の側壁部663を透過して、左側ランプカバー661の上下の側面が部分的に発光したり、左側ランプカバー661の右上部の切欠き部分を通って第1装飾部材525の後側に達し、第1装飾部材525の上部が発光したりする。
右側発光演出部711による発光演出を行う際、右側ランプ基板731の第1〜第14右上側発光ランプ732A〜732Nと、第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jと、複数の右側装飾ランプ734,734…と、複数の右側補助ランプ736,736…が発光する。第1〜第14右上側発光ランプ732A〜732Nから発光した光は、右側導光部材741の上側の入射面に入射して右側導光部材741を透過し、右側導光部材741の上側の出射面を通る。
このとき、第1〜第14右上側発光ランプ732A〜732Nのうち一の右上側発光ランプから発光した光は、右側導光部材741の第1〜第14右上側入射面部743A〜743Nのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)右上側入射面部に入射して、第1〜第14右上側出射面部746A〜746Nのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)右上側出射面部を通る。そして、右側導光部材741の上側の出斜面(第1〜第14右上側入射面部743A〜743N)を通った光は、第1右側ランプカバー761の第1天井部762を透過し、所定の装飾が施された第1右側ランプカバー761の第1天井部762の前面が発光する。
本実施形態において、右側導光部材741は、第1〜第14右上側発光ランプ732A〜732Nから発光した光を別個に透過させる第1〜第14右上側導光部742A〜742Nを有して構成され、第1〜第14右上側導光部742A〜742Nがブロック状に並んで形成されている。そのため、第1〜第14右上側発光ランプ732A〜732Nから発光する光(色相、明度、彩度のうち少なくともいずれか)を互いに異なるように変化させることで、右側導光部材741の出斜面(例えば、上下方向に並ぶ第1〜第7右上側出射面部746A〜746G、第9〜第14右上側出射面部746I〜746N等)を通る光を、上下方向にグラデーション状に変化させることができる。その結果、第1右側ランプカバー761の第1天井部762の前面をグラデーション状に(左右方向に延びる縞状に)変化させて発光させることが可能になる。
第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jから発光した光は、右側導光部材741の下側の入射面に入射して右側導光部材741を透過し、右側導光部材741の下側の出射面を通る。このとき、第1〜第10右下側発光ランプ733A〜733Jのうち一の右下側発光ランプから発光した光は、右側導光部材741の第1〜第10右下側入射面部753A〜753Jのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)右下側入射面部に入射して、第1〜第10右下側出射面部756A〜756Jのうち一の(対応する同じアルファベット記号の)右下側出射面部を通る。そして、右側導光部材741の下側の出斜面(第1〜第10右下側出射面部756A〜756J)を通った光は、第2右側ランプカバー771の第2天井部772を透過し、所定の装飾が施された第2右側ランプカバー771の第2天井部772の前面が発光する。
右側導光部材741の上側の入射面を構成する複数の右上側入射面部(例えば、第10〜第12右上側入射面部743J〜743L等)は、対応する複数の右上側出射面部(例えば、第10〜第12右上側出射面部746J〜746L等)に対して、入射面方向(入射面の延在方向)において複数の右上側出斜面部が並ぶ方向(上下方向)と直角な左右の幅方向にずれるとともに、上下方向に並んで配置される。これにより、複数の右上側入射面部が互いに近接して配置されるのを防ぐことができるため、一の右上側入射面部に入射する光が他の右上側入射面部にも入射して干渉するのを防止することができる。そのため、例えばグラデーション状に発光させる発光演出等において右側発光演出部711の装飾性を高めることができ、可動役物装置500の装飾性をより高めることが可能になる。
右側導光部材741の上側の出射面を構成する右上側出射面部(例えば、第10〜第12右上側出射面部746J〜746L等)は、出射面方向(出射面の延在方向)において複数の右上側出斜面部が並ぶ方向(上下方向)と直角な左右の幅方向に並ぶ凹凸を有して形成され、当該凹凸は、隣接して並ぶ右上側出射面部の凹凸に対して左右の幅方向にずれて配置される。これにより、複数の右上側出斜面部同士が同一平面状に繋がる部分を小さくすることができるため、一の右上側入射面部に入射して一の右上側出射面部を通る光が、他の右上側出射面部をも通って干渉するのを防止することができる。そのため、例えばグラデーション状に発光させる発光演出等において右側発光演出部711の装飾性を高めることができ、可動役物装置500の装飾性をより高めることが可能になる。
また、右側装飾ランプ734から発光した光は、第1右側ランプカバー761のリブ側入射面765に対し屈折入射してリブ部764及び第1天井部762の外周側を透過し、第1右側ランプカバー761の第1天井部762の前面外周側が部分的に発光する。これにより、第1天井部762の前面外周側の一部を、リブ側入射面765での光の屈折等によりボケた点状に発光させることができるため、右側発光演出部711による発光演出効果を高めることが可能になる。右側補助ランプ736から発光した光は、第2右側ランプカバー771の下側の第2側壁部773を透過し、第2右側ランプカバー771の下側の側面が部分的に発光する。
次に、可動役物装置500において、後側演出部801による可動演出を行う場合について述べる。通常の状態では、可動役物装置500がセンター役物26の上部前側に配置さており、図16及び図17に示すように、後側演出部801の第1可動演出部材811が第1待機位置に位置し、後側演出部801の第2可動演出部材821が第2待機位置に位置し、右側発光演出部711が初期位置に位置するようになっている。このとき、第1可動演出部材811及び第2可動演出部材821は、左右に略水平に倒れた状態となり、左側発光演出部611及び右側発光演出部711の後側に隠れる。より具体的には、第1可動演出部材811の第1の演出体形成部812と、第2可動演出部材821の第3の演出体形成部822とが左側発光演出部611の後側に隠れる。また、第1可動演出部材811の第2の演出体形成部813と、第2可動演出部材821の第4の演出体形成部823とが右側発光演出部711の後側に隠れる。
後側演出部801による可動演出を行う際、センター役物26の左右後方に設けられた上下移動機構(図示せず)により、可動役物装置500がセンター役物26の上部前側の位置から下方の位置(演出表示装置27の画面の前側の位置)にスライド移動する。この状態で、駆動モータ521は、駆動機構531を介して、第1可動演出部材811及び第2可動演出部材821を(前方から見て)反時計回りに回転駆動するとともに、右側発光演出部711を下方に駆動する。
このとき、駆動機構531の第1ギヤ551と、第2ギヤ552と、第3ギヤ553を介して、駆動モータ521の駆動力が第1可動演出部材811に伝達され、第1可動演出部材811が第1待機位置から反時計回りに約225°回転して第1演出位置に回転移動する。またこのとき、駆動機構531の第1ギヤ551と、第2ギヤ552と、第3ギヤ553と、第4ギヤ554と、連結部材831を介して、駆動モータ521の駆動力が第2可動演出部材821に伝達され、第2可動演出部材821が第2待機位置から反時計回りに約270°回転して第2演出位置に回転移動する。またこのとき、駆動機構531の第1ギヤ551と、第2ギヤ552と、第3ギヤ553と、第5ギヤ555と、第6ギヤ556と、駆動部材571を介して、駆動モータ521の駆動力が右側発光演出部711に伝達され、右側発光演出部711が初期位置から下方の遮蔽位置にスライド移動する。
このように、図18及び図19に示すように、駆動モータ521及び駆動機構531により、第1可動演出部材811が第1演出位置に回転移動すると、第2可動演出部材821が第2演出位置に回転移動し、右側発光演出部711が下方の遮蔽位置にスライド移動する。第1可動演出部材811が第1演出位置に回転移動するとともに、第2可動演出部材821が第2演出位置に回転移動すると、第1可動演出部材811の第1の演出体形成部812及び第2の演出体形成部813と、第2可動演出部材821の第3の演出体形成部822及び第4の演出体形成部823とが回転方向に沿って並ぶように組み合わさって、前側演出部601の前方から視認可能な略円盤状の一つの演出体が形成される。
第1可動演出部材811及び第2可動演出部材821は、第1待機位置及び第2待機位置において左側発光演出部611及び右側発光演出部711の後側に隠れるように、細長く延びる板状に形成される。そのため、左側発光演出部611の下方に現れた第1可動演出部材811の第2の演出体形成部813と、左側発光演出部611の上方に現れた第2可動演出部材821の第3の演出体形成部822との間に略扇形の間隙部が形成されるが、この間隙部は左側発光演出部611の後側に隠れるようになっている。同様に、右側発光演出部711の上方に現れた第1可動演出部材811の第1の演出体形成部812と、右側発光演出部711の下方に現れた第2可動演出部材821の第4の演出体形成部823との間に略扇形の間隙部が形成されるが、この間隙部は遮蔽位置にスライド移動した右側発光演出部711の後側に隠れるようになっている。
このように、本実施形態において、前側演出部601の右側発光演出部711は、第1及び第2待機位置に移動した第1及び第2可動演出部材811,821を隠す初期位置と、第1及び第2演出位置に移動した第1及び第2可動演出部材811,821の間隙部を覆う遮蔽位置とに移動可能に構成されている。これにより、第1及び第2可動演出部材811,821が組み合わさって形成される演出体の装飾性を高めることができ、可動役物装置500の装飾性をより高めることが可能になる。
本実施形態の可動役物装置500において、左側ランプカバー661及び第1右側ランプカバー761のリブ側入射面665,765が山型に尖るテーパ状に形成され、左側ランプカバー661及び第1右側ランプカバー761の天井部662,762の前面外周側が部分的に発光するように構成されているが、これに限られるものではない。例えば、左側ランプカバー661及び第1右側ランプカバー761のリブ側入射面がローレット面状に形成され、当該リブ側入射面に入射した光が左側ランプカバー661及び第1右側ランプカバー761のリブ部664,764の全体に行きわたるようにすることで、左側ランプカバー661及び第1右側ランプカバー761の天井部662,762の前面外周側が全体的な縁取りを有して発光するように構成されてもよい。
本実施形態の可動役物装置500において、左側導光部材641は、概ね左右方向に延びて上下方向に並ぶ複数の左側導光部642A〜642Wを有して構成され、左側ランプカバー661の天井部662の前面をグラデーション状に(左右方向に延びる縞状に)変化させて発光させることが可能に構成されているが、これに限られるものではない。例えば、左側導光部材は、上下方向に延びて左右方向に並ぶ複数の左側導光部を有して構成され、左側ランプカバー661の天井部662の前面をグラデーション状に(上下方向に延びる縞状に)変化させて発光させることが可能に構成されてもよい。すなわち、左側導光部材の入射面を構成する複数の左側入射面部及び、左側導光部材の出射面を構成する複数の左側出射面部は、左右方向に並んで配置されるようにしてもよい。
本実施形態の可動役物装置500において、右側導光部材741は、概ね左右方向に延びて上下方向に並ぶ複数の右上側導光部742A〜742Nを有して構成され、第1右側ランプカバー761の第1天井部762の前面をグラデーション状に(左右方向に延びる縞状に)変化させて発光させることが可能に構成されているが、これに限られるものではない。例えば、右側導光部材は、上下方向に延びて左右方向に並ぶ複数の右上側導光部を有して構成され、第1右側ランプカバー761の第1天井部762の前面をグラデーション状に(上下方向に延びる縞状に)変化させて発光させることが可能に構成されてもよい。すなわち、右側導光部材の入射面を構成する複数の右上側入射面部及び、右側導光部材の出射面を構成する複数の右上側出射面部は、左右方向に並んで配置されるようにしてもよい。
本実施形態の可動役物装置500は、ぱちんこ遊技機PMに設けられているが、これに限られるものではなく、例えば、アレンジボール、雀球遊技機、回胴式遊技機(スロットマシン)等に設けられてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態(変形例を含む)に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
PM ぱちんこ遊技機
PA 遊技領域
PA1 左側領域
PA2 右側領域
1 外枠
2 前枠
5 ガラス枠
20 遊技盤
26 センター役物
27 演出表示装置
28 始動口ユニット
61 作動ゲート装置
62 第1大入賞装置
63 第2大入賞装置
71 第1アウト口
72 第2アウト口
100 ユニット本体
200 第1始動入賞装置
201 第1入賞口
210 第1始動口排出通路
211 流入側通路部
212 流出側通路部
220 第1始動入賞センサ
300 第2始動入賞装置
301 第2始動口
310 振分通路
320 駆動機構
330 振分部材
340 可動部材
350 第2始動口排出通路
351 前面側通路部
352 後面側通路部
361 第2始動入賞検出センサ
362 第2始動入賞検出センサ
400 一般入賞装置
500 可動役物装置(演出装置)
601 前側演出部
611 左側発光演出部
631 左側ランプ基板
632A〜632W 第1〜第23左側発光ランプ
634 左側装飾ランプ
641 左側導光部材
642A〜642W 第1〜第23左側導光部
643A〜643W 第1〜第23左側入射面部
646A〜646W 第1〜第23左側出射面部
661 左側ランプカバー
664 リブ部
665 リブ側入射面
711 右側発光演出部(遮蔽部)
731 右側ランプ基板
732A〜732N 第1〜第14右上側発光ランプ
734 右側装飾ランプ
741 右側導光部材
742A〜742N 第1〜第14右上側導光部
743A〜743N 第1〜第14右上側入射面部
746A〜746N 第1〜第14右上側出射面部
761 第1右側ランプカバー
764 リブ部
765 リブ側入射面
771 第2右側ランプカバー
801 後側演出部
811 第1可動演出部材
821 第2可動演出部材

Claims (1)

  1. 前面側に遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられて、遊技球が入球可能な始動口と、
    前記遊技領域における前記始動口の下方に設けられて、遊技球が入球容易な開状態と入球困難な閉状態とに変化する可変入賞口と、
    前記遊技領域における前記可変入賞口の左右一方側に設けられて、前記遊技領域の左右一方側を流下する遊技球が流入可能な第1アウト口と、
    前記遊技領域における前記可変入賞口の下方に設けられて、前記遊技領域の左右他方側を流下する遊技球が流入可能な第2アウト口とを備え、
    前記遊技領域における前記始動口と前記可変入賞口との間には、前記第1アウト口へ向けて遊技球を流下させる傾斜面を有する案内部が設けられ、
    前記可変入賞口は、前記案内部と前記第2アウト口との間を前記左右他方側から流下する遊技球が入球可能に構成され
    前記可変入賞口には、上面を遊技球が転動することにより前記可変入賞口へ向けて遊技球を流下させる誘導位置と遊技球を前記可変入賞口へ向けて流下させることなく下方へ落下させる非誘導位置とに変位可能な振分部材と、前記振分部材の遊技球の転動面の下流端側に位置し、前記振分部材に連動して前記可変入賞口への遊技球の入球を容易または可能とする開状態と前記可変入賞口への遊技球の入球を困難または不能とする閉状態とに変位可能な可動部材とが設けられており、
    前記振分部材が誘導位置に変位する場合に、前記可動部材が開状態に変位するよう構成されていることを特徴とする弾球遊技機。
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