JP6786409B2 - 記憶装置、記憶装置の制御方法、プログラム及び画像管理システム - Google Patents
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Description
本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、撮像装置と情報処理端末と記憶装置とが互いに連携するシステムにおいて、情報処理端末上で行われた画像の仕分け操作を記憶装置に正しく反映するための技術を提供することを目的とする。
きる。
また、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって以下の実施例で説明される内容が適宜修正又は変更されてもよい。
以下、添付図面を参照して、本発明の例示的な実施例について詳細に説明する。
図1は、画像管理システム100の構成例を示す図である。画像管理システム100は、デジタルカメラ101、情報処理端末102、サーバー装置103及びストレージ装置104で構成される。なお、デジタルカメラ101は、撮像装置の一例である。また、サーバー装置103は、管理装置の一例である。また、ストレージ装置104は、記憶装置の一例である。
デジタルカメラ101は、利用者により撮影されたオリジナル画像(撮像画像)を記憶部308(図3)に保存した上で、対応する縮小画像を生成し、近距離無線通信により情報処理端末102に送信する。ここで、オリジナル画像はデジタルカメラ101によって撮像された画像データであり、縮小画像は、オリジナル画像よりもデータサイズを小さくした画像データである。縮小画像は、情報処理端末102の液晶モニタ408(図4)の解像度に応じたデータサイズとなっている。デジタルカメラ101及び情報処理端末102間で用いられる近距離無線通信としては、例えば、Bluetooth(登録商標)である。
情報処理端末102は、受信した縮小画像をカメラライブラリ200に登録して管理する。
本実施例においては、画像識別子(識別データ)としてはRFC4122のUUID(Universally Unique Identifier)を使った識別子が考えられる。オリジナル画像に対しては、割り振ったUUIDの接尾辞としてオリジナル画像であることを示す文字列、例えば「Original」といった文字列を付与することで一意性のある識別子を割り振れる。例えば、デジタルカメラ101により、オリジナル画像に対して「[UUID]‐Original」という書式の画像識別子が割り振られる。
また、縮小画像にも画像識別子が割り振られる。例えば、UUIDはオリジナル画像と同じものが使用され、接尾辞として例えば縮小画像であることを表す「Reduced」が付与され、デジタルカメラ101により、「[UUID]‐Reduced」という画像識別子が割り振られる。このように、同じUUIDが付与されることでオリジナル画像と縮小画像とが対応付られる。なお、UUIDは、識別情報の一例である。
ストレージ装置104は、受信したオリジナル画像をストレージライブラリ604aに登録する。ストレージライブラリ604aは、図2と同様のデータ構造を有する。 また、ストレージ装置104は、ストレージライブラリ604aの情報をルーター107を介してインターネット106に接続されているサーバー装置103に送信する。サーバー装置103は、ストレージライブラリ604aの情報に基づいてストレージライブラリ504aを生成する。さらに、サーバー装置103は、ストレージライブラリ504aの情報を無線基地局105を介してインターネット106を介して情報処理端末102に送信する。情報処理端末102は、ストレージライブラリ504aの情報に基づいてストレージライブラリ404aを生成する。これにより、情報処理端末102及びサーバー装置103においても同様のデータ構造をもつストレージライブラリが生成される。
さらに情報処理端末102、サーバー装置103及びストレージ装置104のストレージライブラリは、インターネット106を介した通信により同期される。これにより、各々のストレージライブラリが最新の状態に維持される。
ここで、同期とは、装置間のストレージライブラリに追加された画像データ及び削除された画像データに関する情報を送受信する処理である。具体的には、サーバー装置103及びストレージ装置104間でストレージライブラリ更新確認及びストレージライブラリ更新応答を送受信する処理である。
また、情報処理端末102は、無線基地局105を介してインターネット106経由してサーバー装置103のストレージライブラリ504aにアクセスすることができる。情報処理端末102以外の端末をサーバー装置103のストレージライブラリ504aにアクセスさせてもよい。
レンズ301は、被写体像をデジタルカメラ101内に取り込む。撮像部302は、CCDやCMOS等の撮像素子や各種電子機器を含み、レンズにより光学的に取り込まれた被写体像をデジタルデータに変換する。制御部303は、デジタルカメラ101全体を制
御し、例えばCPU(Central Processing Unit)である。画像処理部304は、撮像部
302で取り込まれた静止画に対し画像処理を施す。符号化部305は、画像処理部304で処理された画像データに対して、所望の符号化方式に従った符号化処理を行う。
ROM(Read Only Memory)306は、書き換え可能な不揮発性メモリでOS(Operating System)などのプログラム、外部装置から供給されるプログラムを保持する。RAM(Random Access Memory)307は、揮発性メモリでプログラムや撮影された画像データ、通信データなどを一時記憶する。例えば、記憶部308は、デジタルカメラ101に着脱可能なメモリカードである。記憶部308は、デジタルカメラ101で撮影した画像データを記憶することが可能である。
モリとの間)や、メモリと各I/Oデバイス(例えば、無線I/F311)間のデータ転送を制御する。例えば、BMU309は、撮像部302で生成されたオリジナル画像を画像処理部304及び符号化部305に送信する。なお、情報処理端末102、サーバー装置103及びストレージ装置104が有するBMUに関しても、同様に画像データの送受信を制御する。
近距離無線I/F310は、近距離での機器間通信(例えば、Bluetooth)により情報処理端末102と通信する。近距離無線I/F310は、消費電力の面で有利な無線I/Fであり、情報処理端末102に対して縮小画像を送信するのに適している。例えば、制御部303が近距離無線I/F310に所定のメッセージを入力することで情報処理端末102に当該所定のメッセージが送信され、情報処理端末102にメッセージに応じた処理を要求することができる。
無線I/F311は、Wi−Fi等の無線通信を通じて、ストレージ装置104と通信する。無線I/F311は、通信速度が比較的速い無線I/Fであり、ストレージ装置104に対してオリジナル画像を送信するのに適している。システムバス312は、各機器を通信可能に接続する。例えば、制御部303が無線I/F311に所定のメッセージを入力することでストレージ装置104に処理を要求することができる。なお、情報処理端末102、サーバー装置103及びストレージ装置104が有する各通信I/Fに関しても、他の装置に処理を要求する際は同様にして通信I/Fを用いてメッセージを送信する。
制御部401は、例えばCPUであり、情報処理端末102全体を制御する。ROM402は、書き換え可能な不揮発性メモリでOSなどのプログラム、外部装置から供給されるプログラムを保持する。
また、制御部401は、縮小画像に対して削除対象とするか否かをユーザの指定に応じて仕分けるデータ仕分部としての処理を行う。RAM403は、揮発性メモリでプログラムやデータを一時記憶する。記憶部404(データ記憶部)は、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、ハードディスクとフラッシュメモリを併用したハイブリッドドライブやメモリカードなどである。記憶部404は、デジタルカメラ101から取得した縮小画像やカメラライブラリ、サーバー装置103から取得し
たストレージライブラリなどを記憶する。
のVRAM406に生成した画像を、所定の規定に従って液晶モニタ408に送信し、これにより液晶モニタ408は画像を表示する。また液晶モニタ408は、タッチセンサ407を有するタッチパネルとなっている。なお、タッチパネルは、液晶モニタ408に重ね合わせて平面的に構成され、接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。
制御部401は、タッチパネルを指やペンで触れる(以下、タッチダウン)、タッチパネルを指やペンで触れたまま移動する(以下、タッチムーブ)、タッチパネルへ触れていた指やペンを離す(以下、タッチアップ)等の操作を検知できる。また、制御部401は、タッチパネルを指やペンで触れている状態であること(以下、タッチオン)、タッチパネルに何も触れていない状態(以下、タッチオフ)を検出できる。なお、タッチパネルにタッチダウンしてからタッチアップするまでがタッチオンの状態であり、タッチダウン前又はタッチアップ後はタッチオフの状態である。
また、制御部401は、タッチパネル上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいてタッチパネル上の垂直成分、水平成分毎に判定できる。例えば、制御部401は、タッチパネル上をタッチダウンから所定の距離以上のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ドラッグを経てドロップが行われたと判定する。
なお、タッチパネルは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。
制御部501は、例えばCPUであり、サーバー装置103全体を制御する。制御部501は、例えば、情報処理端末102から受信した縮小画像をストレージ装置104に転送するデータ転送部としての処理を行う。ROM502は、書き換え可能な不揮発性メモリでOSなどのプログラム、外部装置から供給されるプログラムを保持する。RAM503は、揮発性メモリでプログラムやデータを一時記憶する。記憶部504(記憶領域)は、サーバー装置103に固定して設置されたHDD、SSD、ハードディスクとフラッシュメモリを併用したハイブリッドドライブやメモリカードなどである。記憶部504は、情報処理端末102、ストレージ装置104との間で同期するストレージライブラリ504aを記憶する。
BMU505は、例えばメモリ間(例えば、RAM503と他のメモリとの間)や、メモリと各I/Oデバイス間のデータ転送を制御する。有線I/F506は、インターネッ
ト106に接続される。サーバー装置103は、有線I/F506によりインターネット106を介して情報処理端末102やストレージ装置104と通信することでストレージライブラリの同期を行う。システムバス507は、各機器を通信可能に接続する。
制御部601は、例えばCPUであり、ストレージ装置104全体を制御する。制御部601は、例えば、情報処理端末102の仕分状況に応じてオリジナル画像を分類する画像分類部としての処理を行う。ROM602は、書き換え可能な不揮発性メモリでOSなどのプログラム、外部装置から供給されるプログラムを保持する。RAM603は、揮発性メモリでプログラムやデータを一時記憶する。記憶部604は、HDD、SSD、ハードディスクとフラッシュメモリを併用したハイブリッドドライブやメモリカードなどである。記憶部604(記憶領域)は、デジタルカメラ101から取得する画像データの保存や、保存した画像データから生成するストレージライブラリの情報を記憶する。記憶部604に記憶されるデータはファイルシステムにより管理される。ファイルシステムはデータを論理的に管理するための管理情報であり、データが記憶されているアドレス、ファイル名、フォルダ名、それにファイルパスなどの情報からなる。制御部601は、ファイルシステムを参照することにより、所望のデータに迅速にアクセスできる。
BMU605は、例えばメモリ間(例えば、RAM603と他のメモリとの間)や、メモリと各I/Oデバイス間のデータ転送を制御する。無線I/F606は、無線ネットワーク回線に繋がることで、アクセスポイント機能付きルーター107と通信することでインターネット106への接続が可能である。インターネット106を介してサーバー装置103と通信することでストレージライブラリの同期などが行える。また、ストレージ装置104は、無線I/F606を介してデジタルカメラ101から画像データを取得することができる。システムバス607は、各機器を通信可能に接続する。
図7Aにおいて、デジタルカメラ101は、オリジナル画像を記憶部308に記憶させるとともに、当該オリジナル画像に基づいて生成された縮小画像を記憶部308に記憶させる。続いて、デジタルカメラ101は、縮小画像を情報処理端末102に送信する。情報処理端末102は、記憶部404のカメラライブラリ200に受信した縮小画像を登録する。
ユーザによってカメラライブラリ200の縮小画像がストレージライブラリ404aに登録されると、情報処理端末102は、縮小画像をサーバー装置103に送信する。サーバー装置103は、記憶部504のストレージライブラリ504aに受信した縮小画像を登録する。続いて、サーバー装置103は、ストレージ装置104と同期をとる際に縮小画像をストレージ装置104に送信する。ストレージ装置104は、記憶部604のストレージライブラリ604aに受信した縮小画像を登録する。
このとき、ストレージ装置104は、周辺にいる他のユーザの要求に応じて、他のユーザが有する端末に無線I/F606を介して縮小画像を送信してもよい。これにより、他のユーザは、インターネットに接続しなくても縮小画像を利用することができるようになる。
オリジナル画像と縮小画像の画像識別子は、管理情報としてストレージライブラリ604aに登録される。オリジナル画像と縮小画像の画像識別子が同じUUIDを有することにより、ストレージライブラリ604aにおいてオリジナル画像と縮小画像とが関連付けられる。なお、ストレージライブラリ604aは、図2と同様のデータ構造を有する。
続いて、図7Cにおいて、ストレージ装置104は、ストレージライブラリ更新確認をサーバー装置103に送信し、サーバー装置103からストレージライブラリ更新応答を受信する。ストレージ装置104は、ストレージライブラリ更新応答に応じて、デジタルカメラ101から新しく受信したオリジナル画像をサーバー装置103に送信する。続いて、サーバー装置103は、受信したオリジナル画像を記憶部504のストレージライブラリ504aに記憶させる。なお、ストレージライブラリ504aは、図2と同様のデータ構造を有してもよい。
ユーザによってカメラライブラリ200の縮小画像がストレージライブラリ404aに登録されると、情報処理端末102は、縮小画像をサーバー装置103に送信する。サーバー装置103は、記憶部504のストレージライブラリ504aに受信した縮小画像を記憶させる。続いて、サーバー装置103は、ストレージ装置104と同期をとった際に縮小画像をストレージ装置104に送信する。ストレージ装置104は、記憶部604のストレージライブラリ604aに受信した縮小画像を記憶させる。
なお、ストレージ装置104からオリジナル画像がゴミ箱フォルダに移動されるため、その後のサーバー装置103及びストレージ装置104の同期処理によりオリジナル画像がサーバー装置103にアップロードされることはない。
なお、従来技術においては、情報処理端末102で縮小画像の削除が行われた場合であっても、対応するオリジナル画像がデジタルカメラ101からストレージ装置104に取り込まれ、ストレージライブラリ604aにオリジナル画像が残ることがある。さらに、サーバー装置103及びストレージ装置104間で同期がとられた場合に、当該ストレージライブラリ604aに残されたオリジナル画像がサーバー装置103にアップロードされることがある。このため、ユーザは、サーバー装置103及びストレージ装置104に意図せず取り込まれてしまったオリジナル画像を削除する操作が必要となるため、煩雑である。これに対し、本実施例の画像管理システムでは、情報処理端末102で縮小画像を
削除する仕分け操作が行われた場合は、対応するオリジナル画像は自動的にゴミ箱に分類されるため、従来のような不整合や煩雑な操作は発生しない。
図9は、デジタルカメラ101及び情報処理端末102間の通信処理を例示する図である。図9の処理は、図8Aのデジタルカメラ101から情報処理端末102に縮小画像を送信する処理に対応する。ステップS901でデジタルカメラ101が起動する。デジタルカメラ101は、利用者が撮影を行うタイミングで起動される。ステップS902でデジタルカメラ101は起動通知を情報処理端末102に繰り返し送信する。
ステップS903で情報処理端末102は、デジタルカメラ101が送信する起動通知よりデジタルカメラ101が起動したことを検出した場合に、デジタルカメラ101に対して接続要求を送信する。ステップS904でデジタルカメラ101は、情報処理端末102に接続許可応答を送信する。以上の処理により、デジタルカメラ101と情報処理端末102の間で近距離無線による接続が確立される。
ステップS906でデジタルカメラ101は、ステップS905において生成されたオリジナル画像を記憶部308に記憶させる。また、デジタルカメラ101は、オリジナル画像をシステム内で一意に特定するための画像識別子を割り振る。例えば、図2において説明したように「[UUID]‐Original」という書式の画像識別子が割り振られる。
続いて、デジタルカメラ101は、RAM307に作成した縮小画像を記憶部308に記憶させる。
ステップS909で情報処理端末102は、デジタルカメラ101に画像取得要求を送信する。画像取得要求には、ステップS908で受信した新規画像追加イベントのメッセージに含まれる画像識別子が含まれる。
ステップS910でデジタルカメラ101は、画像取得要求のメッセージに含まれる画像識別子により情報処理端末102に送信する縮小画像を特定し、当該縮小画像を情報処理端末102に送信する。
以上の処理により、デジタルカメラ101で撮影が行われたことをきっかけに縮小画像が作成され、デジタルカメラ101から情報処理端末102に縮小画像が転送される。
左側の領域はカメラライブラリ領域1001であり、右側の領域はストレージライブラリ領域1002である。カメラライブラリ領域1001には、カメラライブラリ200に登録されている縮小画像に係るサムネイルデータの一覧が表示される。また、ストレージライブラリ領域1002には、ストレージライブラリに登録されている縮小画像に係るサムネイルデータの一覧が表示される。ここで、サムネイルデータとは、縮小画像を識別可能な程度にサイズを縮小した画像データである。
デジタルカメラ101から情報処理端末102に縮小画像が移動した時点では、当該縮小画像に係るサムネイルデータは、カメラライブラリ領域1001に表示される。縮小画像をカメラライブラリ200からストレージライブラリに移動させたい場合、利用者は、次の操作により移動させることができる。例えば、利用者は、カメラライブラリ領域1001にある移動させたい縮小画像のサムネイル上にタッチダウン1003し、タッチオン状態を保ったまま、ストレージライブラリ領域1002までタッチムーブ1004させた後、タッチアップする。これにより、縮小画像をカメラライブラリ200からストレージライブラリ404aに移動させることができる。そして、ストレージライブラリ404aに移動された縮小画像は、サーバー装置103及びストレージ装置105に送信される。
ステップS1101でストレージ装置104は、サーバー装置103に対してストレージライブラリの更新確認を行う。これはポーリング処理であり、ストレージ装置104は、定期的にストレージライブラリの更新確認をサーバー装置103に対して送信する。例えば、ストレージ装置104は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルを用いて、サーバー装置103にある所定のリソースに対してHTTP GETメッセージを送信する。
ステップS1101のポーリング処理はサーバー装置103からストレージライブラリ更新応答(ステップS1108)を受信するまで続けられる。また、ストレージライブラリ同期完了(ステップS1112)が完了した後、ステップS1101のストレージライブラリの更新確認が再開される。
ステップS1102で情報処理端末102は、サーバー装置103に向けてストレージライブラリ更新通知を行う。具体的には、情報処理端末102は、サーバー装置103にある所定のリソースに対してHTTP POSTメッセージを送信する。このHTTP POSTメッセージのBodyには、更新後のストレージライブラリの管理情報が付与される。
HTTP POSTメッセージのBodyに縮小画像を付与して送信する。
ステップS1105で情報処理端末102は、ストレージライブラリの同期完了確認を行う。これはポーリング処理であり、情報処理端末102が定期的に同期完了確認をサーバー装置103に対して送信する。例えば、情報処理端末102は、サーバー装置103にある所定のリソースに対してHTTP GETメッセージを送信する。また、ステップS1105のポーリング処理は、サーバー装置103からストレージライブラリ同期完了通知(ステップS1114)を受信するまで続けられる。
サーバー装置103は、ステップS1106の後に受け取ったストレージライブラリ更新確認に対し、ステップS1108でストレージライブラリ更新応答をストレージ装置104に返信する。具体的には、サーバー装置103は、HTTPのレスポンスのBodyに、ストレージライブラリ更新応答として更新後のストレージライブラリ504aの管理情報を付与し、ストレージ装置104に送信する。
ステップS1111でストレージ装置104は、ストレージライブラリの更新を行う。具体的には、ストレージ装置104は、ステップS1108で受信した管理情報と、ステップS1110で受信した縮小画像とを記憶部604で管理するストレージライブラリ604aに追加する。
ステップS1112でストレージ装置104は、ストレージライブラリ同期完了を通知するためのHTTP POSTメッセージをサーバー装置103に送信する。ステップS1113は、ステップS1105における情報処理端末102のストレージライブラリ同期完了確認の一部である。
また、ステップS1114のストレージライブラリ同期完了確認の受信に応じて、ステップS1105から継続して送信されたストレージライブラリ同期完了確認が完了する。
ここまでで、図10のGUI操作で新規にストレージライブラリに登録された縮小画像
が情報処理端末102、サーバー装置103及びストレージ装置104の間で同期された。これにより、例えば宅外にいる利用者が登録した縮小画像を、ストレージ装置104がある自宅において別のユーザーが閲覧することができる。
画面領域1201には、情報処理端末102のストレージライブラリ404aに登録されている縮小画像に係るサムネイルデータの一覧が表示される。利用者は削除したいサムネイルの下部にあるチェックボックス1202にタッチダウンし、チェックボックス内にチェックアイコン1203が表示されたことを確認後、タッチアップすることで削除対象を指定できる。その後、利用者は実行アイコン1204に対してタッチダウン、タッチアップすることで削除処理の実行を指示できる。
図11と同様にストレージライブラリの同期処理であるため基本的には図11のシーケンス図と同じ流れとなる。ここでは図11との違いのみを説明する。まず図13は削除操作の同期処理であるため、図11のS1104やS1110のような画像データの送信は発生しない。一方で、サーバー装置103では、S1306において削除対象となった縮小画像を消去する処理が行われる。ここで消去とは記憶部504から縮小画像を削除することを意味する。またストレージ装置104は、S1310において削除対象となった縮小画像をゴミ箱フォルダに移動させる処理を行う。ゴミ箱フォルダとは削除候補の画像をまとめておくフォルダであり、不要になった時には一括消去を実行することでまとめて削除することを可能にする。
なお、ステップS1301〜S1305、ステップS1307〜S1309、ステップS1311〜S1313等に示される情報処理端末102、サーバー装置103、ストレージ装置104間でストレージライブラリを同期する処理は図11と同様である。
以上のように、利用者が削除対象と指定した縮小画像を情報処理端末102、サーバー装置103では削除し、ストレージ装置104ではゴミ箱に移動する。
ステップS1401でデジタルカメラ101は、無線I/F411でストレージ装置104と通信するためにアクセスポイントの起動を行う。ステップS1402でストレージ装置104は、デジタルカメラ101に対して接続要求を送信する。ステップS1403でデジタルカメラ101は、無線I/F311に対してストレージ装置104に接続許可応答を返却する。これによりデジタルカメラ101とストレージ装置104との間で無線I/F411を用いた接続が確立される。
には、デジタルカメラ101に記憶されているオリジナル画像のUUIDのみを列挙してもよい。
ステップS1406でストレージ装置104は、ステップS1405で取得した画像リストの中で、未受信のオリジナル画像に係る画像識別子を指定した画像取得要求を送信する。ストレージ装置104は、デジタルカメラ101から受信した画像リストに含まれるが、ストレージ装置104のストレージライブラリ606aに登録されていない画像識別子を検索することで未受信のオリジナル画像に係る画像識別子を特定する。
ステップS1407でデジタルカメラ101は、ステップS1406で指定されたオリジナル画像のデータを転送する。ステップS1408でストレージ装置104は、オリジナル画像に対応する縮小画像がゴミ箱フォルダの中にあるか否かを判定する。具体的には、ストレージ装置104は、オリジナル画像の画像識別子のUUIDを使い、ストレージライブラリ内の同じUUIDを持つ縮小画像を検索する。続いて、ストレージ装置104は、同じUUIDを持つ縮小画像の記憶先フォルダがゴミ箱フォルダであるか否かを判定することで縮小画像がゴミ箱フォルダの中にあるか否かを判定する。
ステップS1409では、ストレージ装置104は、オリジナル画像を縮小画像と同じくゴミ箱フォルダに保存する処理を行う。かかる処理は、ストレージ装置104が、オリジナル画像を記憶部504に記憶後、ファイルシステムにおけるゴミ箱フォルダにオリジナル画像を関連付けることで実行される。
このように、縮小画像が遠隔削除され、ごみ箱フォルダにある場合、ストレージ装置104は、対応するオリジナル画像をゴミ箱フォルダに関連付ける。これにより、遠隔削除がストレージ装置104に反映される。したがって、利用者はオリジナル画像を取り込んだ後にサーバー装置103及びストレージ装置104からオリジナル画像を個別に削除操作する必要がなくなり、利用者の利便性に資する効果が得られる。
さらに、削除されたオリジナル画像と同じUUIDを持つ縮小画像を、オリジナル画像とともに削除するようにしてもよい。これにより、削除されたオリジナル画像に対応する縮小画像の削除を忘れることを防止することができる。
また、ストレージライブラリ604aに登録されたオリジナル画像をストレージ装置104に接続されたモニタに表示させる場合に、ごみ箱フォルダに関連付けられたオリジナル画像をモニタに表示させないようにしてもよい。
上記実施例では、デジタルカメラ101から情報処理端末102に取り込まれた縮小画像と画像識別子を利用して、情報処理端末102における画像の仕分け操作や装置間の同期制御を行ったが、仕分け操作や同期制御の実現方法はこれに限定されない。オリジナル
画像に関する識別情報(オリジナル画像を特定可能な情報)を用いれば同様の処理を実現可能である。例えば、識別情報として、画像識別子のみを用いたり、ファイル名、オリジナル画像から抽出した画像特徴量などを用いることができる。これにより、情報処理端末102、サーバー装置103及びストレージ装置104における通信量やデータ容量を抑える効果が得られる。
また、ストレージ装置104は、ユーザにより一括削除の操作が行われた場合に、ごみ箱フォルダにあるオリジナル画像及び縮小画像のうち一方のみを一括削除の対象としてもよい。これにより、ユーザの操作ミスにより不用意に画像データが削除されることを防ぐことができる。
また、ストレージ装置104は、遠隔削除の対象として指定されたことで削除された縮小画像に関する削除履歴を管理してもよい。かかる場合には、ストレージ装置104は、縮小画像の削除履歴に基づいて、削除された縮小画像と同じUUIDを持つオリジナル画像をゴミ箱フォルダに移動するようにしてもよい。
また、ストレージ装置104は、遠隔削除の対象のUUIDを持つオリジナル画像を、デジタルカメラ101から受信しないようにしてもよい。具体的には、ストレージ装置104は、図14のステップS1406画像取得要求から遠隔削除の対象のUUIDを持つオリジナル画像を除外してもよい。これにより、デジタルカメラ101及びストレージ装置104間の通信量を少なくすることができる。
また、ストレージ装置104は、ストレージ装置104のストレージライブラリ604aに一旦登録されたオリジナル画像を、情報処理端末102以外の他の端末によって削除されないようロックしてもよい。
また、上記実施例では、情報処理端末102における仕分け操作とストレージ装置104におけるオリジナル画像(撮像画像)の分類操作の一例として、画像の削除を説明したが、仕分け及び分類の操作はこれに限られない。例えば、画像を格納するフォルダの移動、画像のファイル名やプロパティの変更など、画像の管理に関わる操作であれば上記実施例で述べた処理を適用することができる。
Claims (11)
- 撮像装置と、該撮像装置から受信した撮像画像に関する識別情報を記憶し、ユーザの指定に応じて該識別情報を仕分ける情報処理端末と通信する記憶装置であって、
前記情報処理端末から受信した前記識別情報と、前記撮像装置から受信した撮像画像とを対応付けて記憶する記憶領域と、
前記情報処理端末から識別情報の仕分け状況に関する情報を受信し、該識別情報の仕分け状況に応じて、前記撮像装置から受信する予定の撮像画像を分類する画像分類部と、を有する記憶装置。 - 前記画像分類部は、前記情報処理端末から削除する撮像画像に対応する識別情報を、仕分け状況に関する情報として受信し、該仕分け状況に関する情報に応じて、前記撮像装置から受信する予定の撮像画像のうち、前記記憶領域から削除する対象の撮像画像を分類することを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
- 前記画像分類部は、前記撮像装置から受信する予定の撮像画像のうち、前記記憶領域から削除する対象の撮像画像を前記撮像装置から受信し、前記記憶領域に記憶された場合に、該撮像画像を削除することを特徴とする請求項2に記載の記憶装置。
- 前記画像分類部は、前記撮像装置から受信する予定の撮像画像のうち、前記記憶領域から削除する対象の撮像画像を前記撮像装置から受信しないよう、前記撮像装置と通信する際に、前記撮像装置から受信する撮像画像を指定することを特徴とする請求項2に記載の記憶装置。
- 前記画像分類部は、前記撮像装置から受信する予定の撮像画像のうち、前記記憶領域から削除する対象の撮像画像を前記撮像装置から受信し、前記記憶領域に記憶された場合に、前記記憶装置に接続されたモニタに前記削除する対象の撮像画像を表示させないようにすることを特徴とする請求項2に記載の記憶装置。
- 前記画像分類部は、前記記憶領域に記憶されている撮像画像が削除された場合に、さらに該削除された撮像画像に対応する識別情報を削除することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の記憶装置。
- 前記撮像画像の識別情報と、前記撮像画像とに加え、前記情報処理端末から受信した前記撮像画像よりもサイズを小さくした縮小画像と、該縮小画像の識別情報とを対応付けて前記記憶領域に記憶させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の記憶装置。
- 前記撮像画像の識別情報と、前記縮小画像の識別情報とは同じ識別情報を含むことを特徴とする請求項7に記載の記憶装置。
- 撮像装置と、該撮像装置から受信した撮像画像に関する識別情報を記憶し、ユーザの指定に応じて該識別情報を仕分ける情報処理端末と通信する記憶装置の制御方法であって、
前記情報処理端末から受信した前記識別情報と、前記撮像装置から受信した撮像画像とを対応付けて記憶領域に記憶するステップと、
前記情報処理端末から識別情報の仕分け状況に関する情報を受信し、該識別情報の仕分け状況に応じて、前記撮像装置から受信する予定の撮像画像を分類するステップと、を有する記憶装置の制御方法。 - 請求項9に記載の制御方法の各ステップを記憶装置に実行させるためのプログラム。
- 撮像装置と、該撮像装置から送信された撮像画像を記憶する記憶装置と、該記憶装置に記憶されている撮像画像を管理する情報処理端末とを含む画像管理システムであって、
前記情報処理端末は、
撮像装置から受信した撮像画像に関する識別情報を記憶するデータ記憶部と、
ユーザによって指定された識別情報を仕分けるデータ仕分部とを有し、
前記記憶装置は、
前記情報処理端末から受信した前記識別情報と、前記撮像装置から受信した撮像画像とを対応付けて記憶する記憶領域と、
前記情報処理端末から識別情報の仕分け状況に関する情報を受信し、該識別情報の仕分け状況に応じて、前記撮像装置から受信する予定の撮像画像を分類する画像分類部と、を有することを特徴とする画像管理システム。
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