以下、本実施の形態に係る設定方法及び設定システム等について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置や接続形態、及び、工程(ステップ)や工程の順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
(実施の形態)
本実施の形態において、電力消費に関するユーザの意図を反映した照明制御をする設定方法について説明する。具体的には、この設定方法によれば、空間を照明する照明制御の内容を設定する際に、電力消費に関するユーザの意図を反映することができる。ここで、空間とは、建築物内において照明制御により照明される空間である。建築物は、具体的には、オフィスビル、学校、スーパーマーケット又はホテルなどであるが、これらに限定されない。
図1は、本実施の形態における照明システム18により照明される空間100を示す説明図である。空間100は、例えばオフィスビル内の1フロアに相当する。空間100には1以上の照明装置102を含む照明システム18が配備されており、空間100は、照明システム18つまり1以上の照明装置102により照明される。
設定システム1は、照明システム18が行う照明制御の内容を設定するシステムである。照明システム18が行う照明制御の内容とは、1以上の照明装置102それぞれの調光及び調色の制御の内容を含む。
設定システム1は、照明システム18が行う照明制御の内容を設定する際に、電力消費に関するユーザの意図を取得することで、電力消費に関するユーザの意図を反映した照明制御を可能とするものである。
設定システム1の構成について具体的に以下で説明する。
図2は、本実施の形態における設定システム1の機能ブロックを示すブロック図である。
図2に示されるように、設定システム1は、記憶部10と、制御決定部13と、表示画面16と、設定部17とを備える。なお、設定システム1が表示画面16を備えずに、設定システム1の外部の表示画面に画像を表示させる構成としてもよい。なお、設定システム1が照明システム18を備える構成としてもよいし、設定システム1が照明システム18を備えずに、照明システム18に接続される構成としてもよい。
記憶部10は、設定システム1が設定に利用する各種データを記憶している記憶装置である。記憶部10は、建築データ11と設備データ12とを記憶している。記憶部10は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性記憶装置、又は、HDD(Hard Disk Drive)若しくはSSD(Solid State Drive)などの不揮発性記憶装置により実現される。
建築データ11は、建築物の構成を示すデータであり、具体的には、照明システム18により照明される空間100の形状及び寸法を示す3次元データ等を含む。建築データ11は、建築物についての意匠設計、構造設計及び設備設計により作成され、建築物の意匠、構造に関する様々な情報、具体的には、建築物を構成する複数の部材の各々の名称、形状、寸法、配置、仕様、メーカ名、品番などの属性情報を含む。部材の形状は、例えば、3次元の形状であり、部材の配置は、建築物においてその部材を使用する3次元の位置である。建築データ11は、例えば、BIM(Building Information Modeling)データである。
設備データ12は、照明システム18により照明される空間100に配備される設備を示すデータである。設備データ12は、照明システム18に含まれる1以上の照明装置102に関するデータ、より具体的には、照明装置102の名称、種類、配置、仕様、メーカ名、品番などの属性情報を含む。
また、設備データ12は、照明システム18により照明される空間100に配備される、照明装置102と異なる電気機器に関するデータを含んでもよい。このデータに含まれる内容は、上記と同様に、電気機器の名称、種類、配置、仕様、メーカ名、品番などの属性情報である。この電気機器に関するデータは、空間100における、照明システム18を含む電気機器の消費電力を算出するために用いられる。
制御決定部13は、照明システム18が行う照明制御の内容を決定する処理部である。照明制御は、具体的には、空間100を照明する1以上の照明装置102の調光又は調色の制御である。つまり、照明制御の内容は、少なくとも1以上の照明装置102の調光又は調色の制御の内容、より具体的には、照明光の調光比の設定(0%〜100%)、照明光の色温度、照明光の色の色相、彩度、明度などの情報を含む。制御決定部13は、空間100を照明する照明制御として、第一の照明制御と、第一の照明制御とは異なる第二の照明制御の2つを少なくとも決定する。制御決定部13は、設定システム1であるコンピュータの動作を制御する制御部(より具体的には、プロセッサ(CPU(Central Processing Unit)及びメモリ等、不図示)により実現され得る。なお、上記コンピュータは、1つのコンピュータにより実現されるものであってもよいし、互いに通信可能に接続された複数のコンピュータ、つまり機能分散された複数のコンピュータにより実現されるものであってもよい。
制御決定部13が決定する照明制御の内容は、照明システム18に含まれる1以上の照明装置102それぞれの調光及び調色の設定の1セットに相当する。この1セットが決定されると、空間100は1つの態様で照明される。この照明のされ方のことを照明シーンともいう。つまり、制御決定部13が1つの照明制御の内容を決定することは、1つの照明制御に対応した1つの照明シーンを決定することに相当する。制御決定部13は、照明される空間100がさまざまな色相、彩度又は明度等を有する、複数の照明制御の内容を保持している。また、制御決定部13は、ユーザによるユーザインタフェース(後述)を用いた入力、又は、外部の装置からの取得により、保持している照明制御の内容を増やすことができる。
また、制御決定部13は、決定した照明制御に関する画像及び情報を取得する画像取得部14と情報取得部15とを備える。
画像取得部14は、制御決定部13が決定した照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す画像を取得する処理部である。画像取得部14は、建築データ11に基づいて空間100の立体画像を作成し、制御決定部13が決定した照明制御により設備データ12に示される照明装置102が空間100を照明している様子を示す色を、作成した上記立体画像に付すことで上記画像を生成する。なお、制御決定部13は、建築データ11及び設備データ12を用いて予め生成した複数の画像のうちから適切なものを選択することで取得してもよいし、設定システム1の外部の装置から上記画像に相当する画像を取得してもよい。
情報取得部15は、制御決定部13が決定した照明制御により照明システム18が空間100を照明するのに要する電力に関連する情報を取得する処理部である。上記情報は、例えば、(1)上記照明制御により照明システム18が空間100を照明するのに要する電力、つまり、照明システム18の消費電力(W)、(2)上記照明制御により照明システム18が空間100を照明するのに要する電力量、つまり、照明システム18の消費電力量(Wh)、又は、(3)上記照明制御により照明システム18が空間100を照明するのに要する電気料金(円、ドル又はユーロ等)等である。情報取得部15は、設備データ12に基づいて、照明システム18に含まれる1以上の照明装置102が、制御決定部13が決定した照明制御に従って動作するときの消費電力を算出することで、上記情報を取得する。
表示画面16は、画像を表示する表示装置であり、例えば液晶ディスプレイにより実現される。表示画面16は、制御決定部13による制御に基づいて、画像取得部14が取得した画像と、情報取得部15が取得した情報とを含む画像を表示する。表示画面16は、具体的には、第一の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す画像(第一画像ともいう)と、照明システム18が第一の照明制御により空間100を照明するのに要する電力に関連する情報(第一情報ともいう)とを対応付けて表示する。また、表示画面16は、第一の照明制御とは異なる第二の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す画像(第二画像ともいう)と、照明システム18が第二の照明制御により空間100を照明するのに要する電力に関連する情報(第二情報)とを対応付けて、第一画像及び前記第一情報とともに表示する。
設定部17は、照明システム18に接続されており、空間100を照明するための照明制御を照明システム18に設定する処理部である。設定部17は、第一の照明制御及び第二の照明制御の一方を示す指示を受けて、照明システム18が空間100を照明する照明制御の内容として上記一方の内容を照明システム18又は制御決定部13に設定する。上記指示は、例えば、表示画面16に表示された第一情報、第一画像、第二情報及び第二画像を視認したユーザが、照明システム18により照明された空間100の様子又は雰囲気と、照明システム18による空間100の照明に要する電力とを考慮して、第一の照明制御と第二の照明制御のどちらで照明システム18による照明を行うかを指定する指示である。設定部17は、上記制御部により実現され得る。
なお、設定部17が照明制御を照明システム18に設定することは、当該照明制御によって照明システム18を稼動させる場合になされる。また、設定部17が照明制御を制御決定部13に設定することは、将来に当該照明制御によって照明システム18を稼動させる場合になされる。
なお、第二の照明制御に従って照明された空間100の色相、彩度又は明度は、第一の照明制御に従って照明された空間100の色相、彩度又は明度の類似範囲内に属してもよい。ここで、色相の類似範囲は、例えば、当該色相から色相環において角度15度〜30度程度以内、又は、色相差3程度以内(いわゆる隣接色相又は類似色相)の色相とすることができる。また、彩度の類似範囲とは、当該彩度から彩度差3S程度以内(いわゆる隣接彩度又は類似彩度)とすることができる。また、明度の類似範囲とは、明度差が2程度以内(いわゆる隣接明度又は類似明度)である明度とすることができる。また、第二の照明制御に従って空間100を照明する照明光の色温度が、第一の照明制御に従って空間100を照明する照明光の色温度の類似範囲内に属してもよい。ここで、色温度の類似範囲は、例えば、当該色温度から100K〜500Kの範囲内とすることができる。このようにすることで、設定システム1は、互いに類似する色相、彩度、明度又は色温度で空間100を照明する、つまり、互いに類似する雰囲気に空間100を照明する2つの照明制御をユーザに提示する。ユーザは、提示された2つの照明制御それぞれに従って照明される空間100の雰囲気及び消費電力を比較検討し、2つの照明制御のうちから、実際に空間100の照明に用いる照明制御を選択して指示することができる利点がある。
また、第二の照明制御に従って空間100を照明するのに要する電力が、第一の照明制御に従って空間100を照明するのに要する電力と異なってもよい。このようにすることで、設定システム1は、互いに異なる消費電力で空間100を照明する2つの照明制御をユーザに提示する。ユーザは、提示された2つの照明制御それぞれに従って照明される空間100の雰囲気及び消費電力を比較検討し、2つの照明制御のうちから、実際に空間100の照明に用いる照明制御を選択して指示することができる利点がある。
また、第二の照明制御に従って空間100を照明するのに要する照明器具が、第一の照明制御に従って空間100を照明するのに要する照明器具と異なってもよい。このようにすることで、設定システム1は、互いに異なる照明装置102で空間100を照明する2つの照明制御をユーザに提示する。ユーザは、提示された2つの照明制御それぞれに従って照明される空間100の雰囲気及び消費電力を比較検討し、2つの照明制御のうちから、実際に空間100の照明に用いる照明制御を選択して指示することができる利点がある。
なお、画像取得部14は、制御決定部13が決定した照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す画像を、建築データ11又は設備データ12を用いることなくコンピュータグラフィックス等により生成することも可能である。その場合、設定システム1は、建築データ11又は設備データ12を備えなくてもよい。
以降において、照明制御の設定に関わるデータ及び処理について詳細に説明する。
図3は、本実施の形態における設備データ12に含まれる照明装置102の属性を示す属性テーブルの説明図である。図3を参照しながら、照明システム18に含まれる1以上の照明装置102の属性を示す属性テーブルを説明する。なお、属性テーブルは、照明装置102それぞれについて1つ存在する。
図3に示されるように、属性テーブルは、取り付け位置31、アドレス32、寸法33、機能34及び消費電力35の属性を、1つの照明装置102について有する。
取り付け位置31は、照明装置102が存在している位置を示す3次元座標を示す情報である。3次元座標は、空間100に対して固定された座標系を用いる。なお、取り付け位置31として、上記情報の他にも、空間100内の位置を一意に特定し得る情報を採用することができる。取り付け位置31は、画像取得部14が空間100の画像を生成する際に参照される。
アドレス32は、照明装置102に固有に割り当てられた識別情報であり、照明装置102が制御される際に制御対象を示すために用いられる。
寸法33は、この照明装置102の寸法を示す情報であり、3次元座標系における各座標軸方向の寸法を採用し得る。寸法33は、画像取得部14が空間100の画像を生成する際に参照される。
機能34は、この照明装置102が有している機能を示す情報である。機能34は、例えば、調光又は調色などの機能のうち、この照明装置102が有している機能を示す。機能34は、制御決定部13による照明シーン設計の際に参照される。
消費電力35は、この照明装置102の消費電力を示す情報である。消費電力35は、例えば、この照明装置102の定格消費電力を採用し得る。なお、消費電力35は、調光比又は照明色ごとの消費電力に関する情報を含んでもよい。消費電力35は、照明システム18が空間100を照明するのに要する電力に関する情報を情報取得部15が取得する際に参照される。
図4は、本実施の形態における照明シーン設計のためのユーザインタフェース40を示す説明図である。ユーザインタフェース40は、例えば表示画面16に画像として表示され、ユーザによる照明シーン設計のための入力を受け付ける。ユーザインタフェース40を用いて照明シーンが設計されると、設計された照明シーンに対応する照明制御が制御決定部13に保持される。
ユーザインタフェース40は、選択シーン情報41と、調光情報42と、調色情報43と、決定ボタン44とを含む。
選択シーン情報41は、ユーザインタフェース40により設計される照明シーンを選択するための情報である。選択シーン情報41により選択される照明シーンが、ユーザインタフェース40により設計される対象となる照明シーンである。
調光情報42は、照明シーンの調光を設定するための情報である。調光情報42は、例えば、調光比(例えば、100%で最も明るく、0%で最も暗い)により表現される。
調色情報43は、照明シーンの調色を設定するための情報である。調色情報43は、例えば、色温度により表現される。なお、色温度の代わりに色相、彩度又は明度等を用いることもできる。
決定ボタン44は、照明シーンの調光及び調色を決定して、照明シーンの設計を終えるためのボタンである。決定ボタン44が操作されると、その時点で設定されている調光比及び色温度が、選択シーン情報41により特定される照明シーンにおける照明装置102の調光比及び色温度として、制御決定部13に保持される。
なお、ユーザインタフェース40は、1以上の照明装置102それぞれの調光又は調色を調整できるものであってもよい。
図5は、本実施の形態における表示画面16が表示する画像の第一例(画像50)を示す説明図である。図5に示される画像50は、画像51(第一画像)及び情報52(第一情報)、画像53(第二画像)及び情報54(第二情報)、並びに、設定ボタン55を含む。
画像51は、第一の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す画像である。情報52は、第一の照明制御により照明システム18が空間100を照明するのに要する電力に関連する情報である。
ここで、画像51と情報52とは互いに対応付けて表示されている。より具体的には、画像51と情報52とは、互いに近接して表示されていることにより、互いに対応付けて表示されている。ここで、「近接して表示されている」とは、人が関連していると認識し得る程度に近寄って表示されていることをいい、例えば2〜3文字分の距離以下の間隔を隔てて表示されていることをいう。
なお、互いに近接して表示されること以外にも、画像51と情報52とが線で結ばれていること、画像51と情報52とが1つの枠で囲まれていること、画像51と情報52とに共通の一の図形が付されていることなどにより、対応付けて表示されてもよい。
画像53は、第二の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す画像である。情報54は、第二の照明制御により照明システム18が空間100を照明するのに要する電力に関連する情報である。
ここで、画像51と情報52とは互いに対応付けて表示されている。対応付けられていることの表示方法については、上記の画像51と情報52との対応付けと同様である。
設定ボタン55は、ユーザによる照明制御の設定操作を受け付けるボタンである。
ユーザは、画像50において互いに対応付けて表示されている画像51及び情報52から、第一の照明制御に従って空間100が照明される様子とその消費電力を認識するとともに、互いに対応付けて表示されている画像53及び情報54から、第二の照明制御に従って空間100が照明される様子とその消費電力を認識することができる。そして、ユーザは、空間100が照明される様子と消費電力とに基づいて、実際に空間100を照明するのに用いる照明制御を第一の照明制御又は第二の照明制御のいずれかに決定し、決定に基づいて第一の照明制御又は第二の照明制御のいずれかを選択する操作を行った後に設定ボタン55を操作する。設定部17は、ユーザによる設定ボタン55の操作を、第一の照明制御又は第二の照明制御の一方を示す指示として受け、指示された照明制御を、空間100を照明する照明制御として照明システム18に設定する。
図6は、本実施の形態における設定システム1が実行する設定方法の処理を示すフロー図である。
ステップS101(第一表示ステップ)において、表示画面16は、制御決定部13による制御に基づいて、第一の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す第一画像と、照明システム18が第一の照明制御により空間100を照明するのに要する電力に関連する第一情報とを対応付けて表示する。
ステップS102(第二表示ステップ)において、表示画面16は、制御決定部13による制御に基づいて、第一の照明制御とは異なる第二の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す第二画像と、照明システム18が第二の照明制御により空間100を照明するのに要する電力に関連する第二情報とを対応付けて、第一画像及び第一情報とともに表示する。
ステップS103(設定ステップ)において、設定部17は、第一の照明制御及び第二の照明制御の一方を示す指示を受けて、空間100を照明する照明制御の内容として上記一方の内容を設定する。
これにより、設定システム1は、電力消費に関するユーザの意図を反映した照明制御をすることができる。
以降において、上記設定方法の利用例を説明する。
図7は、本実施の形態における制御決定部13による照明制御の内容の決定方法の第一例を示す説明図である。図8は、本実施の形態における制御決定部13による照明制御の内容の決定方法の第一例において表示画面16が表示する画像を示す説明図である。
ここでは、空間100を照明する照明制御として第一の照明制御が既に設定されている場合に、設定システム1が、第一の照明制御に対応する照明シーンに類似した照明シーンを実現する他の照明制御の候補をユーザに提示して、照明制御を変更する機会を提供する場合を説明する。
図7には、複数の照明制御のそれぞれにより照明システム18が照明した空間100を示す複数の画像61a〜61c、及び、62a〜62hが示されている。ここで、画像61a〜61c、及び、62a〜62hは、表現方法の違いがあるものの、どちらも同様に照明制御によって空間100が照明される様子を示す画像である。画像61a〜61cは、空間100に配置されたテーブル、椅子、棚及び壁などが照明される様子を具体的に示した画像であり、画像62a〜62hは、照明された空間100の様子又は雰囲気などを抽象的に示した画像である。画像62a〜62hは、空間100に配置されたテーブル等を具体的に示す画像ではないが、空間100に配置されたテーブル等を示す画像61a〜61cとともに表示されることで、画像61a〜61cに示されたテーブル等が照明システム18による照明によって画像62a〜62hに示される色又は雰囲気に照明されることを示している。なお、図面上では、暖色系の色(例えば赤、黄色又は橙)をドット埋めで示し、その色の違いをドットの密度で示している。また、寒色系の色(例えば青又は緑)をハッチングで示し、その色の違いを斜線の密度で示している。
例えば、ユーザは、表示画面16に表示された画像62aを視認すると、同じく表示画面16に表示されている画像61aに示されるテーブルなどが、画像62aにより表現される色で照明されることを想像することができる。このように、画像62a〜62hは、画像61a等とともに表示されることで、照明システム18が照明した空間100を示す画像として機能する。
図7の横軸は、照明制御に要する消費電力を示しており、右に位置する画像に対応する照明制御ほど消費電力が小さい。また、図7の縦軸は、照明システム18により照明された空間100の色又は雰囲気の違いを示している。例えば、縦軸の指標として空間100の色相、彩度若しくは明度、又は、照明光の色温度を採用することができる。以降では、縦軸の指標として空間100の色相を採用する場合を例として説明する。
図7において、画像61cが、既に設定されている第一の照明制御により照明される空間100を示した画像であるとする。
この場合、制御決定部13は、照明される空間100の色相、彩度又は明度が、第一の照明制御に従って照明された空間100の色相、彩度又は明度の類似範囲内に属する照明制御を第二の照明制御として決定する。言い換えれば、制御決定部13は、画像61cと縦軸方向の位置が所定の類似範囲内に属する画像61b、62a、62d及び62gに対応する照明制御それぞれを、第二の照明制御として決定する。なお、色相について類似範囲とは、人によって類似した色相であると認識される色相の範囲をいい、例えば隣接色相又は類似色相の範囲を採用することができる。
そして、制御決定部13は、第一の照明制御及び第二の照明制御を用いて表示画面16への画像の表示を行う(図8参照)。
図8には、第一の照明制御に対する画像61cと、第二の照明制御それぞれに対応する画像62a、61b、62d及び62gとが表示されており、これらの画像それぞれには、各照明制御に要する電力に関する情報が対応付けて表示されている。ユーザは、画像61c及び62a等を視認して、実際に空間100を照明する照明制御を選択することができる。
また、図8には、ユーザによる設定操作を受け付ける設定ボタン55が表示されている。第二の照明制御が選択された状態で設定ボタン55が操作されると、操作された時点で選択されている第二の照明制御が、変更する先の照明制御として設定される。
ユーザは、図8に示される表示画面16を視認することで、各照明制御によって照明された空間100の様子と、その照明制御に要する電力とを把握した上で、第一の照明制御から変更する先の照明制御をその消費電力を考慮して選択することができる。このようにして、設定システム1は、電力消費に関するユーザの意図を反映した照明制御を決定することができる。
なお、図7において画像61cと雰囲気が類似する類似範囲内に含まれる5つの画像のうち、画像62dは、画像61cと消費電力が類似する類似範囲内に属する。このような場合に、制御決定部13は、画像62dに対応する照明制御を、第二の照明制御から除外するようにしてもよい。ユーザは、第一の照明制御から照明制御を変更することを意図している場合、雰囲気と消費電力との両方が第一の照明制御と類似する照明制御は、変更する先として適当でないと考えられるためである。設定システム1が画像62dに対応する照明制御を第二の照明制御から除外することで、ユーザが意図に反した選択をすることを未然に回避することができる利点がある。
図9は、本実施の形態における制御決定部13による照明制御の内容の決定方法の第二例を示す説明図である。図10は、本実施の形態における制御決定部13による照明制御の内容の決定方法の第二例において表示画面16が表示する画像を示す説明図である。
この例では、将来の所定の期間に含まれる時間帯ごとに空間100を照明する照明制御を行う場合の、時間帯ごとの照明制御を事前に決定するときの決定方法を示している。以降では、上記所定の期間が一日であり、上記時間帯が数時間程度の時間帯(例えば4時〜9時、9時〜10時、10時〜14時、14時〜17時、17時〜23時、23時〜翌日4時)である場合の例を説明する。
ここで、上記時間帯のそれぞれに空間100を照明する照明制御として第一の照明制御が既に設定されている場合に、各時間帯において照明制御を変更する候補をユーザに提示して、照明制御を変更する機会を提供する場合を説明する。
例えば、図9では、「10時」と示される10時〜14時の時間帯に使用される照明制御の候補が3つあり、この3つの照明制御それぞれにより空間100が照明される様子を示す複数の画像70、71及び72が示されている。また、画像71が、この時間帯の照明制御として設定されている照明制御により照明される空間100を示した画像であるとする。なお、画像71の周囲に示されている図形73は、画像71がこの時間帯の照明制御として設定されていることを示す印として機能する。図形73は、矩形の形状として示されているが、矩形に限らず、円形又は三角形等であってもよい。
ここで、候補とは、予め定められた照明制御の候補であり、例えば、空間100をどのような色又は雰囲気に照明するかという条件を満たすものが定められている。例えば、日中に人が訪れる空間を暖色系の色になるように照明する、夜間にあまり人が訪れない空間を低い明度で照明するなどの条件が設定されていてもよい。
以降において、ユーザが「10時」と示される時間帯の設定を行うときに制御決定部13が表示画面16に表示する画像を図10に示す。
図10には、この時間帯に使用される照明制御の3つの候補それぞれに従って空間100が照明される様子を示す画像70、71及び72が表示され、また、この時間外の照明制御として設定されている照明制御を示す図形73が画像71の周囲に表示されている。ここで、画像71が第一の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す画像に相当し、画像70及び72が第二の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す画像に相当する。図10に示される設定ボタン55は、図8に示されるものと同じ機能を有する。
ユーザは、図10に示される表示画面16を視認することで、照明制御によって空間100が照明される様子と、その照明制御に要する電力とを把握し、これらに基づいて、当該時間帯に設定する照明制御を決定することができる。
なお、制御決定部13は、表示画面16に一日の合計消費電力量75を併せて表示してもよい。合計消費電力量75は、一日に含まれる各時間帯の消費電力[W]と、各時間帯の時間長[h]との積を各時間帯に亘って足し合わせることで得られる。合計消費電力量75が表示画面16に表示されていると、ユーザは、各時間帯の照明制御により照明した空間100を示す画像と、その照明制御に要する電力とに加えて、一日の合計消費電力を考慮して、各時間帯の照明制御を設定することができる。
このように、制御決定部13は、将来の一の時間帯に空間100を照明する照明制御の選択の指示を受け、上記指示により選択された照明制御を、第一の照明制御として表示画面16に表示するとともに、上記指示により選択された照明制御とは異なる照明制御を、第二の照明制御として表示画面16に表示する。これにより、例えばユーザから指示された時間帯に行うものとして定められている照明制御と、他の照明制御とをともにユーザに視認させ、これらを比較検討させる機会をユーザに与えることができる。そして、比較検討の結果、ユーザが当該時間帯に行う照明制御を他の照明制御に変更することを意図した場合には、その意図に沿った照明制御の設定を行うことができる。
図11は、本実施の形態における制御決定部13による照明制御の内容の決定方法の第三例を示す説明図である。
図11は、空間100で使用することができる電力の制限値が設定されている場合に、所定の期間に含まれる時間帯ごとに空間100を照明する照明制御を行う場合の、時間帯ごとの照明制御を事前に決定するときの決定方法を示している。所定の期間、及び、時間帯については、上記第二例の場合と同様であるので詳細な説明を省略する。
電力の制限値には、例えば、電力会社により電力契約単位でデマンド要求に基づいて定められる要求値が含まれる。なお、電力契約が建築物の単位でなされている場合には電力会社からの要求値は建築物の単位でなされるが、その場合には、建築物の単位の要求値を、建築物内の複数の空間に割り振ることで、空間100で使用することができる電力の制限値を算出することができる。
図11には、空間100の照明制御を行う電力の複数の時間帯それぞれにおける制限値を示したグラフ80と、複数の時間帯それぞれにおける照明制御の候補に対応する画像が示されている。
グラフ80の横軸は、時間を示しており、縦軸は、各時間帯における空間100の電力の制限値を示している。
また、複数の時間帯それぞれにおける照明制御の候補に対応する画像は、各時間帯における空間100の電力の制限値より小さい消費電力で行うことができる照明制御に対応する画像になっている。これらの照明制御の候補からユーザが第二の照明制御を選択する方法については、上記第二例(図9及び図10)の場合と同様のものとしてもよいし、より詳しい情報を総合的に示すもの(図12参照)であってもよい。
図12は、本実施の形態における制御決定部13による照明制御の内容の決定方法の第三例において表示画面16が表示する画像を示す説明図である。
図12に示されるように、表示画面16には、制御期間90と、合計消費電力量91と、画像群92と、候補画像群93と、電力量のグラフ94と、設定ボタン55が表示されている。
制御期間90は、この照明制御によって照明システム18が制御される時間区間(8時〜21時)を示す。制御期間90は、照明制御が行われる複数の時間帯を含む。
合計消費電力量91は、制御期間90の全体に亘る消費電力量の合計値を示す。合計消費電力量91は、図9の合計消費電力量75と同じ意味である。
画像群92は、制御期間90に含まれる1以上の時間帯における照明制御に従って照明される空間100の様子を示す1以上の画像と、各画像に対応付けられたその照明制御に要する電力に関する情報とを含む。画像群92において、空間100の様子を示す1以上の画像が制御期間90に亘って表示されている。画像群92を視認することでユーザは、上記1以上の時間帯それぞれについて、第一の照明制御及び第二の照明制御の一方を示す指示により指定された照明制御に対応する、空間100の様子を示す画像と、電力に関する情報とを一覧し、一の時間帯と他の時間帯とを見比べて必要に応じて変更する機会を得る。
また、画像群92に含まれる1以上の画像のうち、ユーザが設定することができる画像には、そのことを示す図形が付されている。この図形が付された画像が第一画像に相当し、第一画像に対応付けられた電力に関する情報が第一情報に相当し、この図形が付された画像に対応する照明制御が第一の照明制御に相当する。
候補画像群93は、画像群92に含まれる1以上の画像のうち図形で示される画像に対応する時間帯の、照明制御の候補を示す複数の画像を含む。また、候補画像群93に含まれる各画像には、各画像に対応する照明制御に要する電力を示す情報が対応付けて表示されている。候補画像群93に示された画像それぞれが第二画像に相当し、第二画像に対応付けられた電力に関する情報が第二情報に相当し、候補画像群93に示された画像それぞれに対応する照明制御が第二の照明制御に相当する。
電力量のグラフ94には、照明制御に要する電力量95、空間100で稼動する電気機器(照明システム18を含む)が消費する電力量96、及び、空間100で消費する電力の閾値97が示されている。グラフ94において、横軸が時間を示し、縦軸が電力量を示している。
照明制御に要する電力量95は、制御決定部13が決定した各時間帯の照明制御に要する電力に基づいて時間帯ごとに算出された電力量である。
空間100で消費する電力量96は、照明制御に要する電力に、制御決定部13が取得する、空間100で使用される電気機器の消費電力を加えたものとして得られる。
空間100で消費する電力の閾値97は、電力に関する所定の閾値であり、例えば、デマンド要求等に基づいて定められる、空間100の照明制御を行う電力量の制限である。なお、空間100で消費する電力量が、制限電力量を超えている時間帯の領域98を、他の時間帯とは異なる態様(異なる色、影の有無、又は、線の太さの相違等)で表示するようにしてもよい。
設定ボタン55は、図8に示されるものと同じ機能を有する。
ユーザは、画像群92及び候補画像群93を用いて、図10と同様に第二の照明制御の決定及び設定を行うことができる。また、電力量のグラフを参照することで、時間帯ごとの照明制御に要する電力、空間100における電気機器の消費電力を把握し、これらと制限電力量との関係を知ることができる。これを用いてユーザは、例えば、消費電力量が制限電力量を超える時間帯がある場合に制限電力量を超えない範囲内で、画像群92及び候補画像群93を用いて照明制御を変更することができる。
以上のように本実施の形態における設定方法は、照明システム18が行う照明制御の内容を設定する設定方法であって、第一の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す第一画像と、照明システム18が第一の照明制御により空間100を照明するのに要する電力に関連する第一情報とを対応付けて、表示画面16に表示する第一表示ステップと、第一の照明制御とは照明態様が異なる第二の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す第二画像と、照明システム18が第二の照明制御により空間100を照明するのに要する電力に関連する第二情報とを対応付けて、第一画像及び第一情報とともに表示画面16に表示する第二表示ステップと、第一の照明制御及び第二の照明制御の一方を示す指示を受けて、空間100を照明する照明制御の内容として上記一方の内容を設定する設定ステップとを含む。
これによれば、設定システム1は、2つの照明制御それぞれにより照明システム18が照明した空間100の様子又は雰囲気と、その際の消費電力とをユーザに視認させ、これらを比較検討させる機会をユーザに与えることができる。そして、比較検討の結果、ユーザが指示した照明制御に従って照明システム18を稼働させることができる。よって、本実施の形態における設定方法によれば、電力消費に関するユーザの意図を反映した照明制御をすることができる。
例えば、上記設定方法は、さらに、将来の一の時間帯に照明システム18が行う照明制御を選択する指示を受ける選択ステップを含み、第一表示ステップでは、選択ステップで受けた指示により選択された照明制御を、第一の照明制御として用いて表示をし、第二表示ステップでは、選択ステップで受けた指示により選択された照明制御とは異なる照明制御を、第二の照明制御として用いて表示をし、設定ステップでは、上記一の時間帯に空間100を照明する照明制御の内容として、上記一方の内容を設定する。
これによれば、設定システム1は、将来の一の時間帯に行うものとして定められている照明制御と、他の照明制御とをともにユーザに視認させ、これらを比較検討させる機会をユーザに与えることができる。そして、比較検討の結果、ユーザが当該時間帯に行う照明制御を他の照明制御に変更することを意図した場合には、その意図に沿った照明制御の設定を行い、照明システム18を稼働させることができる。
例えば、第二の照明制御は、第二の照明制御に従って照明された空間100の色相、彩度又は明度が、第一の照明制御に従って照明された空間100の色相、彩度又は明度の類似範囲内に属する、照明制御である。
これによれば、設定システム1は、色相、彩度又は明度において互いに類似する雰囲気に空間100を照明する2つの照明制御をユーザに提示する。ユーザは、提示された2つの照明制御それぞれに従って照明される空間100の雰囲気及び消費電力を比較検討し、2つの照明制御のうちから、実際に空間100の照明に用いる照明制御を選択して指示することができる。
例えば、第二の照明制御は、第二の照明制御に従って空間100を照明する照明光の色温度が、第一の照明制御に従って空間100を照明する照明光の色温度の類似範囲内に属する、照明制御である。
これによれば、設定システム1は、色温度において互いに類似する雰囲気に空間100を照明する2つの照明制御をユーザに提示する。ユーザは、提示された2つの照明制御それぞれに従って照明される空間100の雰囲気及び消費電力を比較検討し、実際に空間100の照明に用いる照明制御を選択して指示することができる。
例えば、第二の照明制御は、第二の照明制御に従って空間100を照明するのに要する電力が、第一の照明制御に従って空間100を照明するのに要する電力と異なる、照明制御である。
これによれば、設定システム1は、互いに消費電力が異なる2つの照明制御それぞれに従って照明される空間100の雰囲気及び消費電力をユーザに提示する。ユーザは、提示された2つの照明制御それぞれに従って照明される空間100の雰囲気及び消費電力を比較検討し、実際に空間100の照明に用いる照明制御を選択して指示することができる。
例えば、第二の照明制御は、第二の照明制御に従って空間100を照明するのに要する照明装置が、第一の照明制御に従って空間100を照明するのに要する照明装置と異なる、照明制御である。
これによれば、設定システム1は、用いる照明装置102が互いに異なる2つの照明制御をユーザに提示する。ユーザは、提示された2つの照明制御それぞれに従って照明される空間100の雰囲気及び消費電力を比較検討し、実際に空間100の照明に用いる照明制御を選択して指示することができる。
例えば、設定ステップでは、上記一の時間帯の時間長より長い期間に含まれる複数の時間帯それぞれについて、第一の照明制御及び第二の照明制御の一方を示す指示を受けて空間100を照明する照明制御の内容を設定し、設定方法は、さらに、複数の時間帯それぞれについて設定された照明制御により照明システムが照明した空間100を示す画像を、上記期間に亘って表示する第三表示ステップを含む。
これによれば、設定システム1は、上記1以上の時間帯それぞれについて、空間100の様子を示す画像と、電力に関する情報との一覧をユーザに提示する。ユーザは、提示された一覧において、一の時間帯と他の時間帯とを見比べて、必要に応じて照明制御を変更する機会を得る。
例えば、第三表示ステップでは、さらに、複数の時間帯それぞれについて、照明システム18が空間100を照明するのに要する電力と、空間100で稼動する電気機器により消費される電力とを合計した合計電力を表示画面16に表示する。
これによれば、ユーザは、空間100で稼動する電気機器が消費する合計電力を知ることで、必要に応じて照明制御を変更する機会を得る。
例えば、第三表示ステップでは、複数の時間帯それぞれについて、合計電力が閾値を超えている場合に、合計電力が閾値を超えていない場合とは異なる態様で、合計電力を表示画面16に表示する。
これによれば、ユーザは、合計電力が閾値を上回る時間帯をグラフから直観的に知ることができる。そして、合計電力が閾値を上回ることを回避することを意図する場合には、設定システム1を用いて照明制御を変更することができる。
例えば、第一表示ステップでは、空間100を示す建築データであるBIMデータと、空間100に配備された設備の仕様を含む設備データとを用いて予め生成された第一画像及び第一情報を用いて、表示をし、第二表示ステップでは、BIMデータと設備データとを用いて予め生成された第二画像及び第二情報を用いて、表示をする。
これによれば、設定システム1は、具体的にBIMデータと設備データとを用いて照明システム18が行う照明制御の内容を設定することができる。
本実施の形態における設定システム1は、照明システムが行う照明制御の内容を設定する設定システム1であって、設定システム1は、制御部を備え、制御部に、第一の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す第一画像と、照明システム18が第一の照明制御により空間100を照明するのに要する電力に関連する第一情報とを対応付けて、表示画面16に表示する第一表示ステップと、第一の照明制御とは照明態様が異なる第二の照明制御により照明システム18が照明した空間100を示す第二画像と、照明システム18が第二の照明制御により空間100を照明するのに要する電力に関連する第二情報とを対応付けて、第一画像及び第一情報とともに表示画面16に表示する第二表示ステップと、第一の照明制御及び第二の照明制御の一方を示す指示を受けて、空間100を照明する照明制御の内容として上記一方の内容を設定する設定ステップとを実行させる。
これによれば、上記設定方法と同様の効果を奏する。
本実施の形態におけるプログラムは、上記の設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これによれば、上記設定方法と同様の効果を奏する。
(その他)
以上、本発明に係る設定方法等について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。