JP6783934B2 - 照明システムのためのエネルギー測定 - Google Patents

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Description

本発明は、照明システムのためのエネルギー測定システム、照明システム、照明システムのためのエネルギー測定方法、及びコンピュータ可読媒体に関する。
本発明は、照明システム、例えばオフィスビル内で使用される照明システムのための、エネルギー測定に関する。欧州特許出願第2838322号は、照明システムにおけるエネルギー監視のための、方法及び装置を開示している。当該既知の方法は、区域内の照明デバイスのそれぞれが順次作動される、電力較正ステップを必要とする。このことは、特定の照明デバイスに関連付けられている電力使用を解明することを容易にするが、それらのライトのエネルギー使用を取得するために人為的な電力較正段階が必要とされるという欠点を有する。当該既知の方法は、散発的にのみ、好ましくは夜間に、電力較正を実行するように勧告している。
照明システムの劣化又は急変は、次回の電力較正ステップが実施されるまで検出されることがない。更には、当該既知の方法及び装置は、特に、電力較正ステップが夜間に実施される場合、又は電力較正が頻繁に行われる場合には、そうではない限り必要とされないライトを作動させることによって、エネルギーが浪費されるという欠点を有する。更には、夜間に建物内で様々なライトを作動させることは、その建物の夜間使用の理由により可能ではない場合があり、更には、警備員の注意を喚起することにより、誤ったセキュリティ警報を引き起こす恐れがある。
本発明は、照明システムのためのエネルギー測定システムを提供することによって、これらの先行技術の問題及び他の問題を解決することを目的とするものであり、照明システムは、複数の照明領域内に配置されている複数の照明ユニットと、照明領域に関連付けられている複数のセンサと、エネルギー測定デバイスとを備え、この照明システムは、照明領域に関連付けられている少なくともあるセンサに応じて、その照明領域を作動させるように構成されており、エネルギー測定システムは、
−複数のセンサからセンサデータを受信するように構成されている、第1の受信機であって、センサデータが、異なる時間における複数のセンサの状態を示す、第1の受信機と、
−エネルギー測定デバイスからエネルギー使用データを受信するように構成されている、第2の受信機であって、このエネルギー使用データが、異なる時間における複数の照明領域の総計エネルギー使用(aggregated energy use)を示す、第2の受信機と、
−プロセッサ回路であって、
−センサアイデンティティのセットと、対応するエネルギー使用の増大との、複数の対を取得するように構成されており、取得することが、
−センサデータから、複数のセンサのうちの1つ以上のセンサが、1つ以上の関連照明領域をオンに切り替えることを示す状態に変化した、切り替えイベントを決定する、及び状態変化した1つ以上のセンサのアイデンティティを決定することと、
−エネルギー使用データから、切り替えイベント後のエネルギー使用と、切り替えイベント以前のエネルギー使用との差として、その切り替えイベントに関連付けられるエネルギー使用の増大を決定することとを含み、
−エネルギー使用の増大を、センサアイデンティティのセット内の1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている照明領域の、対応する電源オンエネルギー使用と関連付けることによって、複数の対から、複数のセンサに関連付けられている複数の照明領域の電源オンエネルギー使用を取得するように構成されている、プロセッサ回路とを備える。
センサアイデンティティのセットと、対応するエネルギー使用の増大との、複数の対を取得するように構成されており、当該取得することが、照明領域のオン切り替えイベントを決定することと、オン切り替えイベントに関連付けられている1つ以上のセンサアイデンティティを決定することとを含む、プロセッサ回路を提供することによって、どれの照明領域がオンに切り替えられたかが決定され得ることが達成される。各切り替えイベントに関連付けられているエネルギー使用の増大を決定するようにプロセッサ回路を構成することによって、プロセッサ回路は、個々の照明領域の電源オンエネルギー使用を取得して、それにより、個々の電力領域によって使用されるエネルギーを測定することが可能となる。照明領域は、オン又はオフに共に切り替えられる、1つ以上の照明ユニットを含む。照明領域の典型的な例は、オフィス内のライトである。電源オンエネルギーはまた、電源投入エネルギーと称されてもよい。
したがって、本発明は、使用時に通常作動される際に、照明領域によって使用される電力を決定するものであり、それゆえ、別個の電力較正ルーチン又は電力較正ステップを必要としない。本発明によるエネルギー測定は、システムが使用されている間に継続的に行われてもよく、典型的には、日中に実施されることになるが、本発明は、そのように限定されるものではない。更には、本発明によるエネルギー測定は、別個の、ユーザの観点からは不要な、照明領域のオン切り替えを必要としない。
しかしながら、既知のシステムにおけるような、予め構成されているシーケンスの代わりに、ライトの通常の作動を使用することには、複雑な事態が存在する。2つ以上の照明領域が、同時に、又は殆ど同時にオンにされることが起こり得る。例えば、照明領域をオンにすることは、占有センサによってトリガされてもよく、朝には、多くの人々が建物に入るため、これらの占有センサのうちの一部は、時間的に互いに近接してトリガされる場合があり、その結果、対応する照明領域は、時間的に互いに近接してオンにされることになる。例えば、照明領域をオンにすることは、光センサによってトリガされてもよい。周囲光が閾値を下回る場合に、ライトがオンにされる。しかしながら、このことは、複数の光センサに関して同時に発生する場合があり、それゆえ、この場合もまた、複数の照明領域を同時にオンにする。
既知のシステムでは、この問題は、照明領域が同時にオンにされないことを、人為的に確実にすることによって解決される。しかしながら、請求項で定義されるように、本発明では、センサアイデンティティのセットは、少なくとも1つのセンサアイデンティティを含むが、複数のセンサアイデンティティを含んでもよい。エネルギー使用の増大を、センサアイデンティティのセット内の1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている照明領域の、対応する電源オンエネルギー使用と関連付けることによって、照明領域の電源オンエネルギー使用が演繹されることができる。
一実施形態では、複数の照明領域の電源オンエネルギー使用を取得することは、
−複数の対を複数の方程式として表すことであって、方程式が、1つ以上のセンサアイデンティティを、対応するエネルギー使用の増大に関連付けるものであり、1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている照明領域の電源オンエネルギー使用が、不明であることと、
−照明領域の電源オンエネルギー使用を取得するために、複数の方程式を解くこととを含む。
複数の方程式を使用することによって、センサアイデンティティと電源オンエネルギー使用との関係が、容易に確立されることができる。
一実施形態では、プロセッサ回路は、センサデータから、最大で閾値作動期間の持続時間を有する期間内で、1つ以上の照明領域を作動させることを示す状態に変化した、複数のセンサを決定するように構成されており、それにより、切り替えイベントは、最大で閾値作動期間の持続時間を有し、切り替えイベントに関連付けられるエネルギー使用の増大は、切り替えイベントにおける最後のセンサが状態変化した後のエネルギー使用と、切り替えイベントにおける最初のセンサが状態変化する以前のエネルギー使用との差として決定される。
切り替えイベントの持続時間を制限することによって、異なる照明領域の電源オンイベントは、より容易に区別されることができる。逆に、複数のセンサが、閾値切り替え期間内で状態変化する場合、これらのセンサ状態変化は、同じ切り替えイベントに属していると見なされることになる。
一実施形態では、プロセッサ回路は、センサデータから、複数のセンサのうちのあるセンサが、切り替えイベントの間に、1つ以上の関連照明領域をオフに切り替えることを示す状態に変化したか否かを決定し、変化している場合には、その切り替えイベントを無視するように構成されてもよい。本発明は、複数の照明領域の電源オンエネルギー使用を決定することに関わるものであるため、電源オフに関連する切り替えイベントは、好ましくは無視される。更には、電源オフイベントは、電源オンエネルギー使用の正確な決定を妨害する恐れがある。
プロセッサ回路は、切り替えイベントにおけるセンサの最後の状態変化の後の、後続の測定期間において、センサが状態変化したか否かを決定し、変化している場合には、その切り替えイベントを無視するように、及び/又は、切り替えイベントにおけるセンサの最初の状態変化の前の、先行の測定期間において、センサが状態変化したか否かを決定し、変化している場合には、その切り替えイベントを無視するように、更に構成されてもよい。
後続の期間においてセンサが状態変化したか否かを決定し、状態変化したことが当てはまる場合には、切り替えイベントを無視することによって、取得される電源オンエネルギー使用が、より正確になり得る。センサ状態変化の合間の非作動期間を必要とすることは、特定のセンサ状態変化にエネルギー使用の増大を割り当てる精度を向上させ、特定のセンサ状態変化に不正確なエネルギー使用の増大を結び付ける可能性を低減する。
当該センサのうちの少なくとも一部は、占有センサであってもよい。しかしながら、占有センサに加えて、又はその代わりに、他のセンサもまた使用されてもよい。代替的なセンサとしては、例えば、温度センサ、光センサ、及び光スイッチを挙げることができる。照明システムの一部は、例えば、周囲光が不十分である場合にのみ、光を生成するように構成されてもよい。
プロセッサ回路は、切り替えイベントに関する最小予想エネルギー使用を計算する、及びその最小予想エネルギー使用が、エネルギー使用データから決定されたエネルギー使用の増大を下回る場合には、その切り替えイベントを無視するように構成されてもよい。このことは、例えば、照明領域が作動されることをセンサ状態変化が示しているが、実際の作動は、例えば、昼光が不十分であることを他のセンサが示しているため、実施されない場合の、誤ったエネルギー使用データの利用を防止し得る。最小予想エネルギー使用は、例えば、1つのライト当たり5W、又は1つのライト当たり10Wなどとして、1つの照明領域当たりのライトの数を考慮してもよい。
特定の実施形態では、プロセッサ回路は、
−照明領域のベースライン電源オンエネルギー使用から、照明領域の決定された電源オンエネルギー使用を減算する、
−減算が閾値を超えている照明領域を決定する、及び
−決定された照明領域を示す、警報信号を送信するように構成されてもよい。
どの照明領域に関して、決定された電源オンエネルギー使用とベースライン電源オンエネルギー使用との差が閾値を超えているかを確立することによって、照明計画におけるエラーを検出することが可能であってもよい。例えば、照明領域の決定された電源オンエネルギー使用が、75Wに等しく、その一方で、ベースライン電源オンエネルギー使用が、100Wである場合には、このことは、その照明領域のライトの4分の1が、もはや機能していないことを示し得る。逆に、照明領域の決定された電源オンエネルギー使用が、125Wに等しく、その一方で、ベースライン電源オンエネルギー使用が、100Wである場合には、このことは、設置に問題があることを示し得る。ベースライン電源オンエネルギー使用は、建物の照明計画に基づく、報告されている電源オンエネルギー使用であってもよい点に留意されたい。
一実施形態では、方程式は、線形方程式であり、1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている照明領域の不明な電源オンエネルギー使用の合計と、対応するエネルギー使用の増大との、等値性を示す方程式である。これら複数の方程式は、一部の実施形態では、優決定であってもよい。後者の場合には、対応する正規方程式を解くことによって、最小二乗近似が求解されてもよい。あるいは、行列方程式として表される場合、方程式系に、疑似逆行列を乗算することも可能である。
本発明は更に、上述のようなエネルギー測定システムと、複数の照明領域と、照明領域に関連付けられている複数のセンサと、エネルギー測定デバイスとを備える、照明システムを提供し、照明システムは、少なくとも照明領域に関連付けられているセンサに応じて照明領域をオンに切り替えるように構成されており、照明システムは、複数のセンサからエネルギー測定システムにセンサデータを送信するように構成されている、第1の送信機であって、センサデータが、異なる時間における複数のセンサの状態を示す、第1の送信機と、エネルギー測定デバイスからエネルギー測定システムにエネルギー使用データを送信するように構成されている、第2の送信機であって、エネルギー使用データが、異なる時間における複数の照明領域の総計エネルギー使用を示す、第2の送信機とを備える。
本発明は、照明システムのためのエネルギー測定方法を更に提供し、照明システムは、複数の照明領域内に配置されている複数の照明ユニットと、照明領域に関連付けられている複数のセンサと、エネルギー測定デバイスとを備え、照明システムは、少なくとも照明領域に関連付けられているセンサに応じて照明領域をオンに切り替えるように構成されており、エネルギー測定方法は、
−複数のセンサからセンサデータを受信するステップであって、センサデータが、異なる時間における複数のセンサの状態を示す、ステップと、
−エネルギー測定デバイスからエネルギー使用データを受信するステップであって、エネルギー使用データが、異なる時間における複数の照明領域の総計エネルギー使用を示す、ステップと、
−センサアイデンティティのセットと、対応するエネルギー使用の増大との、複数の対を取得するステップであって、
−センサデータから、複数のセンサのうちの1つ以上のセンサが、1つ以上の関連照明領域をオンに切り替えることを示す状態に変化した、切り替えイベントを決定する、及び状態変化した1つ以上のセンサのアイデンティティを決定することと、
−エネルギー使用データから、切り替えイベント後のエネルギー使用と、切り替えイベント以前のエネルギー使用との差として、その切り替えイベントに関連付けられるエネルギー使用の増大を決定することと、を含む、ステップと、
−センサアイデンティティのセット内の1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている照明領域の、電源オンエネルギー使用を、対応するエネルギー使用の増大と関連付けることによって、複数の対から、複数のセンサに関連付けられている複数の照明領域の電源オンエネルギー使用を取得するステップとを含む。
本発明は、上述の方法をプロセッサシステムに実行させる命令を表す、一時的又は非一時的なデータを含む、コンピュータ可読媒体を更に提供する。
エネルギー測定デバイスは、電子デバイスであり、広範囲の実用的用途に適用されることができる。そのような実用的用途としては、建物(必ずしもオフィスビルとは限らない)、船舶、列車、飛行機などの、個々の照明領域のエネルギー使用を取得することが挙げられる。
本発明による方法は、コンピュータ実施方法としてコンピュータ上に、又は専用のハードウェアとして、あるいは双方の組み合わせとして実装されてもよい。本発明による方法に関する実行可能コードが、コンピュータプログラム製品上に記憶されてもよい。コンピュータプログラム製品の例としては、メモリデバイス、光記憶デバイス、集積回路、サーバ、オンラインソフトウェアなどが挙げられる。好ましくは、コンピュータプログラム製品は、プログラム製品がコンピュータ上で実行される場合に、本発明による方法を実行する、コンピュータ可読媒体上に記憶されている非一時的プログラムコードを含む。
好ましい実施形態では、コンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムがコンピュータ上で実行される場合に、本発明による方法の全ての段階を実行するように適合されている、コンピュータプログラムコードを含む。好ましくは、コンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体上に具現化される。
本発明の別の態様は、ダウンロードすることで利用可能なコンピュータプログラムの作製方法を提供する。当該態様は、コンピュータプログラムが、例えば、AppleのApp Store、GoogleのPlay Store、若しくはMicrosoftのWindows Storeにアップロードされる場合に、及び、コンピュータプログラムが、そのようなストアからダウンロードすることで利用可能な場合に使用される。
本発明の更なる詳細、態様、及び実施形態が、単なる例として、以下の図面を参照して説明される。これらの図中の要素は、簡潔性及び明瞭性のために示されており、必ずしも正しい縮尺で描かれてはいない。これらの図中、既に説明されている要素に対応する要素は、同じ参照番号を有し得る。これらの図面において、
本発明によるエネルギー測定システムの一実施形態を備える、照明システムの一実施形態の、一実施例を概略的に示す。 本発明によるエネルギー測定システムの一実施形態の、一実施例を概略的に示す。 本発明に従って使用されてもよいセンサデータの、一実施例を概略的に示す。 本発明に従って使用されてもよいエネルギー使用データの、一実施例を概略的に示す。 本発明で使用されてもよいような切り替えイベントの、一実施例を概略的に示す。 本発明で使用されてもよいような、無視される切り替えイベントの一実例を概略的に示す。 本発明で使用されてもよいような、無視される切り替えイベントの一実例を概略的に示す。 本発明で使用されてもよいような、無視される切り替えイベントの一実例を概略的に示す。 本発明で使用されてもよいような、無視される切り替えイベントの一実例を概略的に示す。 本発明で使用されてもよいような、照明計画の一実施例を概略的に示す。 本発明によるエネルギー測定方法の一実施形態を概略的に示す。 本発明によるエネルギー測定方法の一実施形態を、より詳細に概略的に示す。 本発明によるエネルギー測定方法の一実施形態を、より詳細に概略的に示す。 本発明の一実施形態によるコンピュータプログラムを含む、書き込み可能な部分を有するコンピュータ可読媒体を示す。 本発明の一実施形態によるプロセッサシステムの概略図を示す。
本発明は、多くの異なる形態での実施形態が可能であるが、本開示は本発明の原理の例示として見なされるべきであり、図示及び説明される特定の実施形態に本発明を限定することを意図するものではないという理解の下に、1つ以上の特定の実施形態が、図面において示されており、本明細書で詳細に説明される。
以下では、理解するために、実施形態の諸要素は、動作時において説明される。しかしながら、それぞれの要素は、それらによって実行されるとして説明されている機能を実行するように構成されていることが、明らかとなるであろう。
更には、本発明は、それらの実施形態に限定されるものではなく、本発明は、本明細書に記載の、又は互いに異なる従属請求項に列挙されている、あらゆる新規な特徴、若しくは特徴の組み合わせにある。
本発明は、オフィス照明システム若しくは家庭照明システムなどの照明システムのための、エネルギー測定システム及びエネルギー測定方法を提供する。照明システムは、複数の照明領域内に配置されている、照明器具とも称されてもよい照明ユニットを備える。各照明領域は、1つ以上の照明ユニットを含んでもよい。1つ以上のセンサが、各照明領域に関連付けられている。エネルギー測定デバイスが、複数の照明領域に関連付けられることができる。照明システムは、特定の領域に関連付けられているセンサからの入力と、場合により更なる入力とに応答して、照明領域を作動させるように構成されている。エネルギー測定システムは、特定の照明領域を作動させることによって引き起こされた、エネルギー使用の増大を決定することにより、その作動された照明領域の個々のエネルギー使用を決定することが可能である。
図1aは、本発明によるエネルギー測定システム140の一実施形態を備える、照明システム100の一実施形態の、一実施例を概略的に示す。
照明システム100は、複数の照明領域を含み、照明領域112、114、及び116が示されている。照明システムは、より多くの照明領域、又は、より少ない照明領域を含んでもよい点が理解されるであろう。照明システム100はまた、複数のセンサも含み、3つのセンサ111、113、及び115が示されており、各センサは、それぞれ、領域112、114、及び116に関連付けられている。センサ111、113、及び115は、それらの関連領域内に、それらの関連領域の近くに、又は、それらの関連領域から離して配置されてもよい。例えば、占有センサ又は光レベルセンサは、それらの関連領域内に配置されてもよく、その一方で、昼光センサなどの他のセンサは、それらの関連領域の外側に配置されてもよい点が理解されるであろう。図1では、1つの領域当たり単一のセンサのみが示されているが、各領域に関して、2つ以上のセンサが設けられてもよい点もまた理解されるであろう。
センサ111、113、及び115は、イベントが発生すると直ちに、若しくは定期的に、又はその双方で、センサデータを提供してもよい。センサが定期的にセンサデータを提供する場合には、例えば、1秒又は数ミリ秒などの、エネルギー測定システムへのセンサデータの送信間の好適な間隔が選択されてもよい。センサはそれぞれ、個別の識別子を有し、識別子は、送信されるセンサデータから、及び/又は、そのセンサデータとは別個に若しくは共に送信されてもよい、センサアイデンティティデータから決定されてもよい。例えば、センサは、コンピュータネットワークを介してエネルギー測定システム140と通信するように構成されてもよい。コンピュータネットワークは、無線若しくは有線ネットワーク、又はそれらの組み合わせであってもよい。例えば、コンピュータネットワークは、ZigBeeネットワーク、又はWiFiネットワークなどを含んでもよい。
例示的な照明システム100は、制御コンピュータ120及びエネルギー測定デバイス130を更に備える。制御コンピュータ120は、全ての照明領域及び全てのセンサに接続されており、それらのセンサによって生成されるセンサデータに応答して、また場合によっては、タイマー若しくは手動スイッチによって生成されるデータなどの、他のデータにも応答して、照明領域をオン及びオフに切り替えるように構成されている。多くの場合、照明制御コンピュータは、様々な照明ユニットの詳細な切り替え明細を提供しないことが問題である。例えば、照明制御コンピュータ120及びエネルギー測定システム140は、異なる製造業者によるものであってもよい。制御コンピュータ120が、独自技術を使用している場合には、個々の切り替え情報を取得することが不可能な場合がある。その一方で、センサ情報が利用可能であってもよく、例えば、エネルギー測定システム140が、センサ通信を直接リッスンすることも可能である。
照明ネットワークもまた、例えば、照明ユニット内でローカルに記憶されている規則を使用して、分散制御で機能してもよい。中央コンピュータ120を使用しない場合、照明ユニットは、センサがイベントを検出したこと、例えば占有、光レベルなどを検出したことを、それらの照明ユニットとセンサとを接続するコンピュータネットワークを介して受信することが可能である。この場合には、照明ユニットは、例えば、センサが占有を検出すること、光センサが閾値を下回る光レベルを検出することに応答して、それらの照明ユニットがオンに切り替わる場合、又は、例えば、占有の欠如、若しくは閾値を上回る(昼光の)光レベルをセンサが検出することに応答して、オフに切り替わるべき場合を決定する、規則を記憶している。この場合には、同じコンピュータネットワークを介して、照明ユニットを宛先とする同じセンサメッセージを受信することによって、センサ情報が取得されることができる場合であっても、切り替え情報は、中央位置では全く利用可能ではない。
エネルギー測定デバイス130は、電力計、又は、電力を測定するための同様のデバイスによって構成されてもよい。あるいは、エネルギー測定デバイス130は、電流及び電圧計を使用して実装されてもよい。エネルギー測定デバイス130は、電力を受け取るために、公共電気ネットワーク180又は発電機などの、電源に接続されている。エネルギー測定デバイス130は、複数の照明領域にわたって総計された電力を測定する。照明領域は、オン及びオフに共に切り替えられる、1つ以上の照明ユニットのセットである。例えば、あるセット内の照明ユニットは、それらの照明ユニットがセンサ情報にどのように応答するかを決定する、同じ規則を有することにより、同じ切り替え決定を行うか、又は、制御コンピュータ120のような中央制御コンピュータから、同じ切り替え決定を受信する。
エネルギー測定デバイス130は、エネルギー使用データを繰り返し提供するように、例えば、定期的に、又はエネルギー使用の変化が生じるたびに、提供するように構成されることが好ましい。エネルギー使用データを定期的に提供することは、例えば、毎秒又は数ミリ秒ごとなどの、好適な時間間隔を使用して、エネルギー使用データを提供することを含み得る。繰り返し提供されるエネルギー使用データは、異なる時間における複数の照明領域の総計エネルギー使用を示すことができる。
エネルギー測定デバイス130は、複数の照明領域の総計エネルギー使用についての情報を提供する。例えば、エネルギー測定デバイス130は、建物全体又はフロア全体などのエネルギー使用を測定してもよい。しかしながら、よりきめの細かいエネルギー測定データを利用可能にすることが所望される。特に、1つの照明領域当たりのエネルギー使用が所望されるであろう。例えば、そのようなデータは、どの照明領域が仕様外で動作しているかを示す。例えば、そのような照明領域は、不正確に構成されているか、又は動作不良の照明ユニットを含む場合がある。そのような照明領域は、修復される必要がある場合がある。更には、個別化されたデータは、例えばエネルギー消費における、環境目標を達成するために役立つ。個別化されたデータは、どの照明ユニットが大量のエネルギーを使用しているかを示す。
特に、照明領域の電源オンエネルギー使用が関心の対象となる。電源オンエネルギー使用は、例えば、照明領域の電源投入直後に消費されるエネルギーである。電源オンエネルギー使用は、ユニットの通常のエネルギー使用、例えば、エネルギー定格、又は指定されているエネルギー使用に最も近い。照明領域の電源オンの後、照明ユニットは、例えば、時間帯に基づいて、又は周囲光の量に基づいて、調光されてもよい。電源オン使用を知ることにより、どの場所に異なる定格の照明ユニットが設置されているか、例えば、どの場所に、40ワットの照明ユニットが(例えば照明計画に従って、10ワットの照明ユニットが存在するべきであっても)設置されているかが明らかとなる。
エネルギー測定システム140は、本発明によれば、第1の受信機141、第2の受信機142、及びプロセッサ回路143を含む。エネルギー測定システム140は、例示の明瞭性のために図1には示されていない、更なる構成要素を含んでもよい。第1の受信機141は、センサ111、113、及び115から、また場合によっては制御コンピュータ120からも、センサデータを受信するように構成されており、その一方で、第2の受信機142は、エネルギー測定デバイス130から、エネルギー使用データを受信するように構成されている。エネルギー測定デバイス130は、本実施例では、全ての照明領域によって消費される電気エネルギーを測定するように構成されているため、エネルギー測定デバイス130によって生成され、第2の受信機142によって受信されるエネルギー使用データは、それゆえ、異なる時間における複数の照明領域の総計エネルギー使用を示す。第1の受信機141及び第2の受信機142は、センサデータ及びエネルギー使用データの双方を受信するように構成されている、単一の受信機に統合されてもよい点が理解されるであろう。例えば、第1の受信機及び/又は第2の受信機は、照明システム100内のセンサからのコンピュータネットワークメッセージ、並びにエネルギー測定デバイス130からのエネルギー使用メッセージの双方を受信するように構成されている、コンピュータネットワークインタフェースであってもよい。
プロセッサ回路143は、データ対を取得するように構成されており、各対は、センサアイデンティティのセット、及び対応するエネルギー使用の増大を含む。各センサアイデンティティ、及び各エネルギー使用の増大は、タイムスタンプを含むことができ、あるいは、それぞれ、センサが状態変化した時間、及びエネルギー使用が増大した時間を表す、時間指標と関連付けられることができる。
プロセッサ回路143は、センサデータから、照明領域のうちのどれが作動されたか、すなわち、どの照明領域内でライトがオンに切り替えられたかを決定することによって、及び、照明領域の作動を引き起こすために、若しくはその作動の結果として、状態変化したセンサの、アイデンティティを決定することによって、これらのデータ対を取得するように更に構成されている。切り替えイベント後のエネルギー使用と、切り替えイベント以前のエネルギー使用との差を使用して、プロセッサ回路143は、その切り替えイベントに関連付けられるエネルギー使用の増大を決定する。
それゆえ、プロセッサ回路143は、特に、エネルギー使用の増大を、センサアイデンティティによって識別された照明領域の、対応する電源オンエネルギー使用と関連付けることによって、複数の対から、複数のセンサに関連付けられている複数の照明領域の電源オンエネルギー使用を取得することが可能である。
図1bは、本発明によるエネルギー測定システム101の一実施形態の、一実施例を概略的に示す。図1bは、例えば、ソフトウェアベースの実装における機能ユニットとして、若しくはハードウェアベースのシステム内の回路として、又は、ソフトウェア/回路のハイブリッド実装における、これらの組み合わせとしての、エネルギー測定システム101の可能なアーキテクチャを表す。
エネルギー測定システム101は、第1の受信ユニット241、及び第2の受信ユニット242を備える。第1の受信ユニット241は、複数のセンサ、例えばセンサ111〜115から、センサデータを受信するように構成されている。センサデータは、異なる時間における複数のセンサの状態を示す。第2の受信ユニット242は、エネルギー測定デバイス、例えばエネルギー測定デバイス130から、エネルギー使用データを受信するように構成されている。エネルギー使用データは、異なる時間における複数の照明領域の総計エネルギー使用を示している。
エネルギー測定システム101は、データ分析器250を備える。データ分析器250は、センサデータ及びエネルギー使用データから、センサアイデンティティのセットと、対応するエネルギー使用の増大との、複数の対を取得するように構成されている。例えば、データ分析器250は、
−センサデータから、複数のセンサのうちの1つ以上のセンサが、1つ以上の関連照明領域をオンに切り替えることを示す状態に変化した、切り替えイベント(221〜224)を決定して、それら状態変化した1つ以上のセンサのアイデンティティを決定するように構成されてもよく(例えば、センサは、それらのアイデンティティを、データと共に送信してもよい。データベース、例えばテーブルは、センサアイデンティティと照明領域アイデンティティとのマッピングを含んでもよい。あるいは、センサアイデンティティは、対応する照明領域を表すために直接使用されてもよい。)、
−エネルギー使用データから、切り替えイベント後のエネルギー使用と、切り替えイベント以前のエネルギー使用との差として、その切り替えイベントに関連付けられるエネルギー使用の増大を決定するように構成されてもよい。
データ分析器は、それゆえ、照明領域とそれらの総計エネルギー使用とが表されている対のリストを生成する。各対が、1つの照明領域のみを含む場合であれば、様々な照明領域の、個別化されたエネルギー使用を取得することが容易になるであろう。しかしながら、一般に、それらの対におけるセットのうちの1つ以上は、2つ以上の照明領域を含むことになる。この場合には、個別化されたエネルギー使用は、その対のリストから直接読み取られることができない。
エネルギー測定システム101は、ソルバ260を備える。ソルバ260は、
−エネルギー使用の増大を、センサアイデンティティのセット内の1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている照明領域の、対応する電源オンエネルギー使用と関連付けることによって、複数の対から、複数のセンサに関連付けられている複数の照明領域の電源オンエネルギー使用を取得するように構成されている。このことを達成するための有利な方法は、ソルバ260を、
−複数の対を複数の方程式として表し、方程式が、1つ以上のセンサアイデンティティを、対応するエネルギー使用の増大に関連付けるものであり、1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている照明領域の電源オンエネルギー使用が、不明であり、
−照明領域の電源オンエネルギー使用を取得するために、複数の方程式を解くように、構成することである。
個別化されたエネルギー使用を取得するために方程式を使用する一実施例が、以下に示される。方程式を使用し、当該方程式を解くことは、照明領域のエネルギー使用を取得するための簡便な方法ではあるが、必須ではない。例えば、ソルバ260は、パターンで構成されてもよい。例えば、1つの照明領域のみを含む各セットに関して、ソルバ260は、照明領域のエネルギー使用を取得してもよい。次いで、当該情報は、他の対に代入されて、照明領域を、当該対から消去してもよい。この時点で、いくつかの対が、単一の照明領域のみを有する場合には、これらが取得されてもよい、などである。より高度なパターンが可能であり、例えば、ソルバ260は、3つの照明領域a、b、及びcのエネルギー使用を含む、3つの対を定めるように構成されてもよく、それにより、第1の対はa及びbの、第2の対はb及びcの、第3の対はa及びcのエネルギー使用を有する。最初の2つの対のエネルギー使用を加算して、第3の対のエネルギー使用を減算し、2で割ることによって、bのエネルギー使用が取得される。他のパターンも可能である。
一実施形態では、これらの方程式は、線形方程式である。このことは簡便であり、十分に正確であるが、しかしながら、観察されたデータに、エネルギー使用の非線形モデルを適合させることも可能である。線形方程式を解くことは、数多くの方法で、例えばガウスの消去法を使用して行われてもよい。対から得られる方程式系は、劣決定であってもよく、その場合、ソルバ260は、一部の領域に関するエネルギー使用を取得することのみが可能であるか、又は場合により、全く取得できない恐れもある。当該系はまた、優決定であってもよい。このことは、好ましいものであると同時に、照明システムの通常の使用からデータが取得される場合には、生じる可能性がより高い。この場合には、対応する正規方程式を解くことによって、最小二乗近似を求解することができる。また、行列方程式として表される場合、その方程式系に、疑似逆行列を乗算することも可能である。
ソルバ260の結果は、各照明領域に関して、又は少なくとも一部の照明領域に関して、エネルギー使用が、又は少なくとも電源オンエネルギー使用が知られることである。当該情報は、様々な方式で使用されてもよい。例えば、エネルギー測定システム101は、オプションのベースラインユニット270、及びベースラインデータベース275を備えてもよい。ベースラインデータベース275はまた、エネルギー測定デバイス240の外部に存在してもよい。ベースラインデータベース275は、例えば、過去の、又は予想されるような、1つ以上のベースライン、例えば、照明領域のエネルギー使用を記憶する。
例えば、ベースラインユニット270は、照明領域のベースライン電源オンエネルギー使用から、照明領域の、決定された電源オンエネルギー使用を減算するように構成されてもよい。減算は、新たな測定値がベースライン測定値よりも低い場合には、照明領域が壊れているか又は劣化していることを示し得る。減算は、新たな測定値がベースライン(例えば、予想される)エネルギー使用よりも高い場合は、設置に問題があることを示し得る。
例えば、ベースラインエネルギー使用は、ベースラインデータベース275から取得されてもよい。例えば、ベースラインデータベース275は、テーブルであってもよい。ベースラインは、建物の照明計画に従った、報告されているエネルギー使用とすることが可能である。この場合には、それら2つの間の偏差は、照明計画の実装におけるエラー、例えば、間違ったライトが設置された場所、又は、不良な構成によりエネルギー使用の増大又は減少を引き起こしている場所を示す。照明計画と現実との間の偏差は、比較的頻繁に、特にオフィスビル内の再編成の後に発生する。
ベースラインはまた、過去のある時点の、例えば1か月前の、同じ照明領域のエネルギー使用であってもよい。この場合には、偏差は、問題を有する照明ユニット、例えば、照明領域内の照明ユニットのうちの1つが故障しているか又は劣化している恐れがあることを示す。例えば、照明領域のエネルギー使用が、100ワットから75ワットに低下していた場合には、それらの照明ユニットのうちの1つが壊れている可能性が高い。
例えば、ベースラインユニット270は、上述の減算が閾値を超えている照明領域を、決定するように構成されてもよい。例えば、偏差は、正又は負であってもよい。ベースラインユニット270は、決定された照明領域を示す、警報信号を送信してもよい。例えば、ベースラインユニット270は、報告を、例えば電子メール又はsmsなどを送信してもよい。
図2aは、本発明に従って使用されてもよいセンサデータの、一実施例を概略的に示す。図2aは、時間の関数としてセンサデータを示している(時間の単位は、例えば1秒である)。センサデータ211、213、及び215は、それぞれ、センサ111、113、及び115によって提供されることができ、例えば、それぞれ、関連照明領域112、114、及び116の占有状態を表し得る。センサデータ211、213、及び215は、好適なサンプリングレートで、例えば、1秒当たり1つのサンプルで提供されるサンプルである。
図2aに見られ得るように、センサデータ211は、時間=0〜時間=200(例えば、秒)では「1」に等しく、時間中に第1の照明領域112が占有されていることを示す。次いで、センサデータ211は、例えば、時間=200〜時間=500では「0」に等しく、時間中に第1の照明領域112が占有されていないことを示す。第1のセンサ111は、照明領域112が占有されていることを第1のセンサ111が検出した作動状態から、照明領域112がもはや占有されていないことを第1のセンサが検出した作動停止状態へと変化することによって、時間=200で状態変化したことに留意されたい。
同様に、センサデータ211は、時間=500で、センサデータ211が「0」に等しい作動停止状態から、センサデータ211が「1」に等しい作動状態へと変化するように示されている。センサの状態が作動停止から作動へと変化する、切り替えイベントは、より詳細に後ほど説明されるように、本発明では、エネルギー使用の増大を識別するために使用される。
時間=600で、センサデータ211は、「1」から「0」に再び変化して、センサ111が作動停止されていることを示す。時間=900で、センサデータ211は、「0」から「1」に再び変化することにより、センサ111の再作動、及び対応する照明領域112のオン切り替えを反映している。
センサデータ213は、対応するセンサ113の時間=300での作動停止、及び時間=800での再作動を示し、その一方で、センサデータ215は、対応するセンサ115の、時間=400での作動及び時間=700での作動停止を示す。
図2bは、本発明に従って使用されてもよいエネルギー使用データの、一実施例を概略的に示す。図2bは、時間の関数としてエネルギー使用を示しており、例えば、図2aで使用された同じ時間の単位である。図2bで概略的に示されるエネルギー使用データは、エネルギー測定デバイス130によって測定されるような、図1の照明領域112、114、及び116の総計エネルギー使用を示す。図2bは、図2aと同じ状況に対応している。エネルギー使用データ220は、エネルギー測定デバイス130によって提供され、図1の第2の受信機142によって受信される。図2bはまた、照明領域の作動(すなわち、オン切り替え)によって引き起こされる、エネルギー使用の増大221、222、223、及び224も示す。
図2aと図2bとを比較すると、センサデータ211、213、及び215は、時間=300〜時間=400では全て「0」に等しいことが分かり、このことは、ゼロに等しいエネルギー使用に対応している。時間=400で、図2bに示されるように、エネルギー使用が0から60Wに増大する。エネルギー使用の増大221は、センサデータ215によって示されるようなセンサ115の作動、及び対応する照明領域116のオン切り替えに対応している。時間=500で、エネルギー使用の増大222は、60Wから約160Wに総エネルギー使用を上昇させている、同様に、エネルギー使用の増大223は、時間=800で、ゼロから40Wにエネルギー使用を上昇させており、センサデータ213によって示されるように、照明領域114がオンに切り替えられることによって引き起こされている。時間=900での、約40Wから140Wへのエネルギー使用の増大224は、センサデータ211によって示されるように、照明領域116のオン切り替えを反映している。
それゆえ、センサデータを使用して、各エネルギー使用の増大は、照明領域での切り替えイベントと対にされることができる点が理解され得る。その検出されたエネルギー使用の増大は、次いで、特定の照明領域のエネルギー使用の推定値として使用されることができる。第1の照明領域112に双方とも関連する(図2aのセンサデータ211を参照)エネルギー使用の増大222及び224などの、同じ照明領域の2つのエネルギー使用の増大が検出される場合には、それらのエネルギー使用の増大は、関係照明領域のエネルギー使用の、より良好な推定値を提供するために、平均化されてもよい。照明領域の個々のエネルギー使用を取得するために、方程式系が使用される場合には、イベント222及びイベント224における双方のエネルギーの増大を加算することにより、(他の照明領域もまた、その方程式のセット内で表されていると仮定すれば)優決定の方程式系がもたらされることになる。当該方程式のセットを解くことは、例えば、最小二乗適合を見出すことによって、観察されたデータに適合する照明領域112に関する値を、自動的に見出すことになる。照明領域112に関する解は、例えば、照明領域112についての他の情報が利用可能でない場合には、実際には、エネルギーの増大222と224との平均値であってもよい。
本発明は、好ましくは、エネルギー使用の減少(すなわち、オフ切り替えイベント)ではなく、エネルギー使用の増大(オン切り替えイベント)を使用することに留意されたい。エネルギー使用の増大の代わりに、又はそれに加えて、233及び234などのエネルギー使用の減少を使用することも可能であるが、エネルギー使用の減少(すなわち、オフ切り替えイベント)は、エネルギー使用の増大よりも信頼性の低い、実際のエネルギー使用の指標であることが見出されている。図2bでは、総計エネルギー使用は、時間=500(オン切り替えイベント222)〜時間=600(オフ切り替えイベント233)で漸減していることが見られ得る。漸減は(オフ切り替えイベントに関連する急激な減少とは対照的に)、使用の間の光ユニットの調光、使用される光ユニット(例えば、比較的高い正の温度係数を有する光ユニット)の特性、及び/又は他の要因によるものであることがある。その結果、オフ切り替えイベントにおけるエネルギー使用は、照明領域の平均エネルギー使用の信頼性の高い推定値を必ずしも提供するものではなく、ましてや、照明領域の最大エネルギー使用の信頼性の高い推定値を必ずしも提供するものではない。
一実施形態では、オン切り替えイベント及びオフ切り替えイベントの双方が考慮される。この場合には、以下で説明されるように、測定期間310及び330が、更に使用されてもよい。オン切り替えイベント及びオフ切り替えイベントの双方を考慮することによって、実際のエネルギー使用の推定値が取得される。例えば、エネルギー使用が、図2bの場合とほぼ同様に、時間的に線形である場合には、電源オン及び電源オフでのエネルギー消費の平均が、平均の指標を与える。例えば、222及び233でのエネルギー差の平均である。
例えば、時間=500頃に生じているエネルギー使用の増大222は、例えば、時間=499及び時間=501の平均消費電力を算出することによって決定されてもよい点に、更に留意されたい。時間499及び501の代わりに、例えば、切り替えイベント500から更に遠く離れている、他の時間が選択されてもよい。時間点の代わりに、エネルギー使用はまた、ある測定期間内で、例えば、490〜495、及び505〜510で計算されてもよい。
図3a〜図3eは、センサ状態変化によって表されるような、照明領域のオン切り替え(上向きの矢印)及びオフ切り替え(下向きの矢印)を、時間の関数として概略的に示す。図3aでは、センサ状態変化10及び20は、閾値切り替え期間320内で発生している。10は、状態変化した、切り替えイベントにおける第1のセンサであり、その一方で、20は、状態変化した、切り替えイベントにおける第2のセンサである。E1は、閾値切り替え期間320に先行する測定期間310において発生しており、その一方で、E2は、閾値切り替え期間320の後に続く測定期間330において発生している。
本発明によれば、プロセッサは、センサデータから、図3aのセンサ状態変化10及び20などの、状態変化した複数のセンサを決定するように構成されることができる。これらのセンサ状態変化10及び20は、1つ以上の照明領域の作動を示しており、閾値作動期間320内で発生している。その結果、切り替えイベントは、最大で閾値作動期間の持続時間を有する。切り替えイベントに関連付けられるエネルギー使用の増大は、E2によって示されるような、切り替えイベントにおける最後のセンサが状態変化した後のエネルギー使用と、図3aのE1によって示されるような、切り替えイベントにおける最初のセンサが状態変化する以前のエネルギー使用との差として、決定される。E2は、期間330の終わりに取得されてもよく、E1は、期間310の終わりであるが、320の前に取得されてもよい。時間点の代わりに、E1及びE2の前後の期間が使用されてもよい。
図3aでは、切り替えイベント10及び20は、閾値切り替え期間320において発生しており、その一方で、先行の測定期間310又は後続の測定期間330では、切り替えイベントは発生していない。E2及びE1で測定されたエネルギー使用の差(例えば、E2−E1)は、センサ10及び20に関連付けられている照明領域の電源オンエネルギー使用を表す。
プロセッサ回路は、センサデータから、複数のセンサのうちのあるセンサが、切り替えイベントの間に、1つ以上の関連照明領域をオフに切り替えることを示す状態に変化したか否かを決定し、変化している場合には、その切り替えイベントを無視するように構成されてもよい。より具体的には、プロセッサ回路は、切り替えイベントにおけるセンサの最後の状態変化の後の、後続の測定期間において、センサが状態変化したか否かを決定し、変化している場合には、その切り替えイベントを無視するように、及び/又は、切り替えイベントにおけるセンサの最初の状態変化の前の、先行の測定期間において、センサが状態変化したか否かを決定し、変化している場合には、その切り替えイベントを無視するように、構成されてもよい。
この場合には、E2とE1とのエネルギー差は、切り替えイベント10及び20に関連付けられている照明領域の、総計電源オンエネルギー使用を表す。この場合には、このことを表す方程式、例えば、切り替えイベント10及び20に関連付けられている照明領域の電源投入エネルギー使用が、E2とE1とのエネルギー使用差に等しいことを表す方程式が、定義されることができる。
無視される切り替えイベントの第1の例が、図3bに示されており、この図では、第3のセンサ状態変化30が、閾値切り替え期間320の後に、すなわち、後続の測定期間330において発生している。第3のセンサ状態変化30は、後続の測定期間において発生しているため、切り替えイベントは無視される。このことは、特定のエネルギー増大を特定の切り替えイベントに結び付けることを、より容易にするために行われる。新たなエネルギー使用測定値が、正確なものになるか、又は(例えば、エネルギー測定が、センサの変化よりも頻度が低い場合には)システムによって計測されるためには、ある程度の時間が必要とされる場合がある。最後のセンサの変化後に、休止期間を要求することによって、察知しているエネルギー使用の増大が、観察されているセンサの変化に完全に起因していることを、より確実なものにする。
無視される切り替えイベントの第2の例が、図3cに示されており、この図では、第3の切り替えイベント30が、先行の測定期間310において発生している。結果として、その切り替えイベント全体が無視される。期間310において取得されるエネルギー測定値は、切り替えイベント30を考慮してもよく、又は考慮しなくてもよい。更には、切り替え自体が、ネットワーク上の無視されるべき短いピークを引き起こし得る。
無視される切り替えイベントの第3の例が、図3dに示されており、この図では、第3の切り替えイベント30が、閾値切り替え期間内で発生している。しかしながら、第3の切り替えイベント30は、作動(オン切り替え)ではなく、作動停止(オフ切り替え)であるため、(センサ状態変更10及び20を含めた)その切り替えイベント全体が無視される。一実施形態では、電源オンエネルギー使用を取得することが好ましいが、これは、電源オンエネルギー使用が、照明領域のエネルギー定格に最も近似しているためである。
無視される切り替えイベントの第4の例が、図3eに示されており、この図では、第3の切り替えイベント/センサ状態変化30が、先行の測定期間において発生している。更には、第3のイベントが作動停止であるため、そのイベントは、2つの理由で無視される。
例えば、プロセッサ回路143は、以下のように切り替え期間320を選択してもよい。
切り替えイベントが生じないまま、第1の測定期間310が経過するまで待機する。
第1の切り替えイベントまで待機する。その切り替えイベントが、オフ切り替えイベントである場合には、段階1に戻る。
段階2での第1の切り替えイベントから開始して、切り替え期間320における全ての切り替えイベントを決定する。切り替えイベントがオフ切り替えである場合には、段階1に戻る。
切り替え期間320における最後の切り替えイベントから開始して、第2の測定期間330を待機する。切り替えイベントが生じる場合には、段階1に戻る。
切り替え期間中にオンに切り替えられた照明領域を、測定期間310及び測定期間320におけるエネルギー使用の差と共に記録する。
エネルギー測定システム140はまた、可能性規則に従って、切り替えイベントが実際の切り替えイベントに対応している可能性が低い場合には、その切り替えイベントを無視してもよい。
照明システムは、異なるタイプの多くのセンサを使用する、かなり多くの規則セットを有することができる。センサは、ライトがオンになるべきであると示すことが可能であり得るが、何らかの理由により(例えば、占有が検出されているが、周囲光が十分に明るいため)、又は、ライトが既にオンであった(例えば、ユーザが、コマンドインタフェースを使用して、システムの通常の応答をオーバーライドしていた)ため、それらのライトはオンにならない場合がある。
一実施形態では、システムは、例えば1つのライト当たり5ワットの(又は、適切な場合には、より大きい)最小エネルギー使用を想定してもよい。一部の照明システムでは、使用される最も微弱なライトは、10Wである。システムはまた、照明領域内のランプの数についての知識を使用することも可能である。利点は、精度が向上し得ることである。欠点は、壊れたランプが、もはや検出されない恐れがある点である。
一実施形態では、プロセッサ回路は、切り替えイベントに関する最小予想エネルギー使用を計算して、その最小予想エネルギー使用が、エネルギー使用データから決定されたエネルギー使用の増大を下回る場合には、その切り替えイベントを無視するように構成されている。
測定期間及び切り替え期間の長さは、エネルギー測定デバイス及び照明システムの速度、例えば、エネルギー測定デバイスが、切り替えイベント後に、どの程度速く正確な読み取り値を与えるかに応じて、決定されてもよい。例えば、これらの期間はそれぞれ、数秒間であってもよい。
図4は、本発明で使用されてもよいような、照明計画の一実施例を概略的に示す。オフィスの照明計画とすることが可能な、照明計画400は、複数の照明領域430を含み、それと共に、各照明領域は、複数の照明ユニット410を含む。占有センサとすることが可能な、センサ420が、各照明領域430内に、又は各照明領域430の近くに配置されるように示されている。一部の照明領域の境界は、壁によって画定されているが、その一方で、照明領域430.1、430.2、及び430.3の境界は、壁によって画定されていない。
例示的な照明計画400では、ある照明領域の照明ユニット410は、まとめて、オンに切り替えられ、オフに切り替えられ、オプションとして調光される。複数の照明領域が、共にオン又はオフに切り替えられてもよく、あるいは、共に調光されてもよい。
実際には切り替えイベントが発生しなかった場合であっても、センサが切り替えイベントを示していると考えられることが、起こり得る点に留意されたい。例えば、占有センサが、室内の存在を検出する場合があるが、それと同時に、オン切り替えが壁スイッチで却下された場合もある。この場合には、不正確なデータが使用されることが起こり得る。しかしながら、十分なデータが利用可能である場合には、このことは平均化されることになる。
様々な実施形態では、入力インタフェースは、様々な選択肢から選択されてもよい。例えば、入力インタフェースは、ローカルエリアネットワーク、若しくは広域ネットワーク、例えばインターネットに対する、ネットワークインタフェースであってもよく、又は、独自仕様のインタフェースなどであってもよい。
典型的には、デバイス120、140、及び101はそれぞれ、それらのデバイス120、140、及び101に記憶されている適切なソフトウェアを実行する、マイクロプロセッサ(別個には図示せず)を含み、例えば、そのソフトウェアは、対応するメモリ、例えば、RAMなどの揮発性メモリ、又はフラッシュなどの不揮発性メモリ(別個には図示せず)内に、ダウンロード及び/又は記憶されていてもよい。デバイス112〜116、111〜115、及び130にもまた、マイクロプロセッサ及びメモリ(別個には図示せず)が装備されてもよい。あるいは、デバイス120、140、及び101は、全体的に若しくは部分的に、例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array;FPGA)として、プログラマブルロジックで実装されてもよい。デバイス120、140、及び101は、全体的に若しくは部分的に、いわゆる特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit;ASIC)、すなわち、それらの特定の使用に関してカスタマイズされた集積回路(IC)として実装されてもよい。例えば、それらの回路は、例えば、Verilog、VHDLなどのハードウェア記述言語を使用して、CMOSとして実装されてもよい。
一実施形態では、デバイス140及び/又は101は、第1の受信回路、第2の受信回路、データ分析器回路、ソルバ回路、ベースラインユニット回路、及びベースラインデータベース回路を含む。それらの回路は、本明細書で説明される、対応するユニットを実装する。それらの回路は、プロセッサ回路及び記憶回路であってもよく、プロセッサ回路は、記憶回路内で電子的に表されている命令を実行する。それらの回路はまた、FPGA、ASICなどであってもよい。
図5aは、本発明によるエネルギー測定方法の一実施形態を概略的に示す。当該実施形態は、特定の照明領域に関連付けられている少なくとも1つのセンサに応じて、照明領域をオンに切り替えるように構成されている、照明システムにおいて使用されてもよい。
図5aに示される方法500は、この方法が開始される第1のアクション又は開始アクション505に続いて、複数のセンサ(図1aの111、113、及び115)からセンサデータを受信することを含む、受信アクション510を含み、それらのセンサデータは、異なる時間における複数のセンサの状態を示す。更なる受信アクション520は、エネルギー測定デバイス(図1aの130)からエネルギー使用データを受信することを含み、エネルギー使用データは、異なる時間における複数の照明領域の総計エネルギー使用を示す。
第1の取得アクション530は、センサアイデンティティのセットと、対応するエネルギー使用の増大との、複数の対を取得することを含む。第1の取得アクション530は、
−センサデータから、複数のセンサのうちの1つ以上のセンサが、1つ以上の関連照明領域をオンに切り替えることを示す状態に変化した、切り替えイベント(図2bの221〜224)を決定して、それら状態変化した1つ以上のセンサのアイデンティティを決定することを含む、第1の決定アクション531と、
−エネルギー使用データから、切り替えイベント後のエネルギー使用と、切り替えイベント以前のエネルギー使用との差として、その切り替えイベントに関連付けられるエネルギー使用の増大を決定することを含む、第2の決定アクション535との、サブアクションを含む。
第2の取得アクション540は、センサアイデンティティのセット内の1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている照明領域の、電源オンエネルギー使用を、対応するエネルギー使用の増大と関連付けることによって、複数の対から、複数のセンサに関連付けられている複数の照明領域の電源オンエネルギー使用を取得することを含む。
次いで、方法500は、終了アクション590で完結してもよい。しかしながら、方法500の実施形態は、図5aにおいて破線で示されている、更なるアクションを含んでもよい。方法500のオプションの更なるアクションは、
−照明領域のベースライン電源オンエネルギー使用xから、照明領域の決定された電源オンエネルギー使用xを減算する、減算アクション550と、
−減算が閾値を超えている(x−x>D;x−x>D)照明領域を決定する、決定アクション560と、
−決定された照明領域を示す、警報信号を送信する、送信アクション570とを含んでもよい。
ベースライン電源オンエネルギー使用は、建物の照明計画に従った、報告されているエネルギー使用であってもよい。あるいは、又は更に、ベースライン電源オンエネルギー使用は、本発明を使用して、過去に決定されてもよい。ベースラインエネルギー使用が、建物計画に基づいている場合、その建物計画に関連付けられている照明計画におけるエラーは、上記で概説されたアクション550〜570を使用して検出され得る。ベースラインエネルギー使用が、本発明を使用して決定される場合、欠陥のある照明領域又は劣化している照明領域は、再び本発明を使用することによって検出され得る。
図5bは、より詳細な本発明によるエネルギー測定方法の一実施形態を、概略的に示す。図5bは、第1の取得アクション530が、
−センサデータから、複数のセンサのうちのあるセンサが、切り替えイベントの間に、1つ以上の関連照明領域をオフに切り替えることを示す状態に変化したか否かを決定し、変化している場合には、その切り替えイベントを無視する、決定アクション532、
−切り替えイベントにおけるセンサの最後の状態変化の後の、後続の測定期間(図3a〜図3eの330)において、センサが状態変化したか否かを決定し、変化している場合には、その切り替えイベントを無視する、決定アクション533、及び/又は、
−切り替えイベントにおけるセンサの最初の状態変化の前の、先行の測定期間(図3a〜図3eの310)において、センサが状態変化したか否かを決定し、変化している場合には、その切り替えイベントを無視する、決定アクション534を更に含んでもよいことを、概略的に示す。
図5cは、より詳細な本発明によるエネルギー測定方法の一実施形態を、概略的に示す。図5cは、第2の取得アクション540が、
−複数の対を複数の方程式として表し、方程式が、1つ以上のセンサアイデンティティを、対応するエネルギー使用の増大に関連付けるものであり、それら1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている照明領域の電源オンエネルギー使用が、不明である、表現アクション542、及び、
−照明領域の電源オンエネルギー使用を取得するために、複数の方程式を解く、求解アクション544を更に含んでもよいことを、概略的に示す。
取り組み実施例が、以下に示される。エネルギー測定システム140が、5つの照明領域に関する5つの切り替えイベントを識別したと想定する。それらの照明領域を、指標1〜5で呼ぶものとする。それらの照明領域の、未だ不明の電源オンエネルギー使用は、x、...、xとして示される。第1の切り替えイベントでは、照明領域1及び2は、互いに直後にオンに切り替えられ、95のエネルギー使用の増大、例えば95Wが測定された。このことは、方程式x+x=95によって表され得る。当該実施例での他の4つの切り替えイベントは、x+x=115、x+x=130、x+x+x=210、及びx+x=100である。これらの方程式は、以下のような行列方程式として表されてもよい。
後者はまた、D・x=vとして書き表されてもよく、式中、D、x、及びvは、上記の方程式の、対応する行列及びベクトルを表す。上記の方程式は、行列Dの逆行列を左右に乗算することによって解かれてもよい。当該実施例では、逆行列は、以下の行列である。
上記の逆行列に、エネルギー使用の増大を含むベクトル、この場合にはベクトルvを乗算することにより、ベクトルxに関する以下の解を得る。
例えば、第2の照明領域が、それぞれ25ワットの4つのユニットを有するべきであることが、例えば照明計画から既知である場合には、当該解は、照明領域が現在75Wのみを消費していることを示す。このことは、壊れている照明ユニットに対応する可能性が高い。別の例として、第4の照明領域が、それぞれ15Wの4つのユニット、例えばLEDランプを含むべきであることが、ベースライン、例えば照明計画から既知であってもよい。観察された電源オン使用は、予想よりも50W高い。このことは、当該場所で設置エラーが生じたことを示唆する。恐らく、エネルギー効率の良いLEDランプによる計画的交換が行われていない。最後の例として、第5の照明領域は、ベースライン、例えば、以前に実施された、例えば1年前に実施された測定に従って、それぞれ17Wの4つの照明ユニットを備えてもよい。照明ユニットは、現在、68Wではなく、60Wのみを消費していることが見られ得る。このことは、第5の照明領域内の照明ユニットが劣化していることを示し得る。エネルギー使用の減少の代わりに、システムはまた、エネルギー使用の増大を検出してもよい。当該例の全てにおいて、システムは、状況を調査するように、及び/又は照明領域を修復するように、サービススタッフにアラート信号を送信してもよい。
当該実施例では、方程式の数は、照明領域の、不明なエネルギー始動使用の数に等しい。一実施形態では、あらゆるノイズを低減するために、追加的な方程式が使用される。その場合には、優決定系が使用される。優決定系を解くための、いくつかの既知の方法が存在する。例えば、行列Dの転置を左右に乗算することによって、例えば、正規方程式を解くことによって、例えば、解に対する最小二乗近似を計算してもよい。例えば、疑似逆行列などを左右に乗算してもよい。
当業者には明らかとなるように、当該方法を実行する多くの異なる方式が可能である。例えば、段階の順序が変更されることが可能であり、又は、一部の段階が並行して実行されてもよい。更には、段階の間に、他の方法段階が挿入されてもよい。挿入される段階は、本明細書で説明されるような方法の改良点を表してもよく、又は、本方法とは無関係であってもよい。例えば、いくつかの段階は、少なくとも部分的に、並行して実行されてもよい。更には、所与の段階は、次の段階が開始される前に、完全に終了していなくてもよい。
本発明による方法は、方法500、530、及び/又は540をプロセッサシステムに実行させる命令を含む、ソフトウェアを使用して実行されてもよい。ソフトウェアは、システムの特定のサブエンティティによって実施される段階のみを含み得る。ソフトウェアは、ハードディスク、フロッピー、メモリ、光ディスクなどの好適な記憶媒体内に記憶されてもよい。ソフトウェアは、有線若しくは無線による信号として、又は、データネットワーク、例えばインターネットを使用して送られてもよい。ソフトウェアは、ダウンロードで、及び/又は、リモートのサーバ上での使用で、利用可能にされてもよい。本発明による方法は、本方法を実行するための、プログラマブルロジック、例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)をコンフィギュレーションするように構成されている、ビットストリームを使用して実行されてもよい。
本発明はまた、本発明を実践するように適合されているコンピュータプログラム、特に、キャリア上又はキャリア内のコンピュータプログラムにも及ぶことが理解されるであろう。プログラムは、ソースコード、オブジェクトコード、コード中間ソース、及び、部分コンパイル形式などのオブジェクトコードの形態、あるいは、本発明による方法を実施する際に使用するために好適な、任意の他の形態であってもよい。コンピュータプログラム製品に関連する実施形態は、記載された方法のうちの少なくとも1つの処理段階のそれぞれに対応する、コンピュータ実行可能命令を含む。これらの命令は、サブルーチンに細分化されてもよく、及び/又は、静的若しくは動的にリンクされ得る1つ以上のファイル内に記憶されてもよい。コンピュータプログラム製品に関連する別の実施形態は、記載されたシステム及び/又は製品のうちの少なくとも1つの手段のそれぞれに対応する、コンピュータ実行可能命令を含む。
図6aは、一実施形態による、コンピュータプログラム1020を含む、書き込み可能な部分1010を有するコンピュータ可読媒体1000を示すものであり、コンピュータプログラム1020は、プロセッサシステムにエネルギー測定方法を実行させる命令を含む。コンピュータプログラム1020は、コンピュータ可読媒体1000上に、物理マークとして、又はコンピュータ可読媒体1000の磁化によって、具現化されてもよい。しかしながら、任意の他の好適な実施形態も想到可能である。更には、コンピュータ可読媒体1000は、ここでは光ディスクとして示されているが、コンピュータ可読媒体1000は、ハードディスク、固体メモリ、フラッシュメモリなどの、任意の好適なコンピュータ可読媒体であってもよく、記録不可又は記録可能であってもよい点が理解されるであろう。コンピュータプログラム1020は、プロセッサシステムに上述のエネルギー測定方法を実行させる命令を含む。
図6bは、一実施形態によるプロセッサシステム1100の概略図を示す。プロセッサシステムは、1つ以上の集積回路1110を含む。1つ以上の集積回路1110のアーキテクチャが、図6bに概略的に示されている。回路1110は、一実施形態による方法を実行し、及び/又は、モジュール若しくはユニットを実装する、コンピュータプログラム構成要素を実行するための、処理ユニット1120、例えばCPUを含む。回路1110は、プログラミングコード、データなどを記憶するための、メモリ1122を含む。メモリ1122の一部は、読み出し専用であってもよい。回路1110は、通信要素1126、例えば、アンテナ、コネクタ、又はその両方などを含み得る。回路1110は、本方法で定義された処理の一部又は全てを実行するための、専用集積回路1124を含み得る。プロセッサ1120、メモリ1122、専用IC1124、及び通信要素1126は、相互接続子1130、例えばバスを介して、互いに接続されていてもよい。プロセッサシステム1110は、アンテナ及び/又はコネクタを使用して、それぞれ、接触通信及び/又は非接触通信するように構成されてもよい。
例えば、一実施形態では、エネルギー測定システムは、プロセッサ回路及びメモリ回路を含んでもよく、プロセッサは、メモリ回路内に記憶されているソフトウェアを実行するように構成されている。例えば、プロセッサ回路は、Intel Core i7プロセッサ、ARM Cortex−R8などであってもよい。メモリ回路は、ROM回路、又は不揮発性メモリ、例えばフラッシュメモリであってもよい。メモリ回路は、揮発性メモリ、例えば、SRAMメモリであってもよい。後者の場合には、検証デバイスは、ソフトウェアを提供するように構成されている、不揮発性ソフトウェアインタフェース、例えば、ハードドライブ、ネットワークインタフェースなどを含み得る。
上述の実施形態は、本発明を限定するものではなく、むしろ例示するものであり、当業者は、多くの代替的実施形態を設計することが可能となる点に留意されたい。
請求項では、括弧内のいかなる参照符号も、その請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。動詞「含む(comprise)」及びその活用形の使用は、請求項に記述されたもの以外の要素又は段階が存在することを排除するものではない。要素に先行する冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、複数のそのような要素が存在することを排除するものではない。本発明は、いくつかの個別要素を含むハードウェアによって、及び、好適にプログラムされたコンピュータによって実装されてもよい。いくつかの手段を列挙するデバイスの請求項では、これらの手段のうちのいくつかは、1つの同一のハードウェア物品によって具現化されてもよい。特定の手段が、互いに異なる従属請求項内に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが、有利に使用され得ないことを示すものではない。
請求項では、括弧内の参照符号は、例示的実施形態の図面中の参照符号、又は実施形態の式を指すことにより、請求項の明瞭性を高めるものである。これらの参照符号は、請求項を制限するものとして解釈されるべきではない。
図1a〜図5cの参照番号のリスト:
10、20、30 状態変化したセンサ
100 照明システム
101 エネルギー測定システム
111、113、115 センサ
112、114、116 照明領域
120 照明システム制御コンピュータ
130 エネルギー測定デバイス
140 エネルギー測定システム
141 第1の受信機
142 第2の受信機
143 プロセッサ回路
180 電気ネットワーク
211〜213 センサデータ
220 エネルギー使用データ
221〜224 オン切り替え
233、234 オフ切り替え
241 第1の受信ユニット
242 第2の受信ユニット
250 データ分析器
260 ソルバ
270 ベースラインユニット
275 ベースラインデータベース
310 先行の測定期間
320 閾値切り替え期間
330 後続の測定期間
E1、E2 エネルギー使用
400 照明計画
410 照明ユニット
420 占有センサ
430 照明領域
500 方法
505 開始
510 センサデータを受信する
520 エネルギー使用データを受信する
530 第1の取得
531 第1の決定
532 第1の無視決定
533 第2の無視決定
534 第3の無視決定
535 第2の決定
540 第2の取得
542 表現アクション
544 求解アクション
550 ベースラインから減算する
560 閾値を超えている領域を決定する
570 警報信号を送信する
590 終了

Claims (13)

  1. 照明システムのためのエネルギー測定システムであって、前記照明システムが、
    複数の照明領域内に配置されている複数の照明ユニットと、
    前記照明領域に関連付けられている複数のセンサと、
    エネルギー測定デバイスと、を備え、
    前記照明システムが、前記照明領域に関連付けられている少なくともあるセンサに応じて、照明領域をオンに切り替えるように構成されており、
    前記エネルギー測定システムは、
    前記複数のセンサからセンサデータを受信するように構成されている、第1の受信機であって、前記センサデータが、異なる時間における前記複数のセンサの状態を示す、第1の受信機と、
    前記エネルギー測定デバイスからエネルギー使用データを受信するように構成されている、第2の受信機であって、前記エネルギー使用データが、異なる時間における前記複数の照明領域の総計エネルギー使用を示す、第2の受信機と、
    プロセッサ回路であって、
    センサアイデンティティのセットと、対応するエネルギー使用の増大との、複数の対を取得するように構成されており、前記取得することが、
    前記センサデータから、前記複数のセンサのうちの1つ以上のセンサが、1つ以上の関連照明領域をオンに切り替えることを示す状態に変化した、切り替えイベントを決定する、及び状態変化した前記1つ以上のセンサのアイデンティティを決定することと、
    前記エネルギー使用データから、前記切り替えイベント後のエネルギー使用と、前記切り替えイベント以前のエネルギー使用との差として、前記切り替えイベントに関連付けられるエネルギー使用の増大を決定することと、を含み、
    前記エネルギー使用の増大を、前記センサアイデンティティのセット内の1つ以上の前記センサアイデンティティに関連付けられている前記照明領域の、対応する電源オンエネルギー使用と関連付けることによって、前記複数の対から、前記複数のセンサに関連付けられている前記複数の照明領域の電源オンエネルギー使用を取得するように構成されている、プロセッサ回路と、を備える、エネルギー測定システム。
  2. 前記複数の照明領域の前記電源オンエネルギー使用を取得することが、
    前記複数の対を複数の方程式として表すことであって、方程式が、前記1つ以上のセンサアイデンティティを、前記対応するエネルギー使用の増大に関連付けるものであり、前記1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている前記照明領域の前記電源オンエネルギー使用が、不明であることと、
    前記照明領域の前記電源オンエネルギー使用を取得するために、前記複数の方程式を解くことと、を含む、請求項1に記載のエネルギー測定システム。
  3. 前記プロセッサ回路が、前記センサデータから、最大で閾値作動期間の持続時間を有する期間内で、1つ以上の照明領域を作動させることを示す状態に変化した、複数のセンサを決定するように構成されており、それにより、前記切り替えイベントが、最大で前記閾値作動期間の持続時間を有し、前記切り替えイベントに関連付けられる前記エネルギー使用の増大が、前記切り替えイベントにおける最後のセンサが状態変化した後のエネルギー使用と、前記切り替えイベントにおける最初のセンサが状態変化する以前のエネルギー使用との差として決定される、請求項1又は2に記載のエネルギー測定システム。
  4. 前記プロセッサ回路が、
    前記センサデータから、前記複数のセンサのうちのあるセンサが、前記切り替えイベントの間に、1つ以上の関連照明領域をオフに切り替えることを示す状態に変化したか否かを決定し、変化している場合には、前記切り替えイベントを無視するように構成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエネルギー測定システム。
  5. 前記プロセッサ回路が、
    前記切り替えイベントにおけるセンサの最後の状態変化の後の、後続の測定期間において、センサが状態変化したか否かを決定し、変化している場合には、前記切り替えイベントを無視するように、及び/又は、
    前記切り替えイベントにおけるセンサの最初の状態変化の前の、先行の測定期間において、センサが状態変化したか否かを決定し、変化している場合には、前記切り替えイベントを無視するように構成されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエネルギー測定システム。
  6. 前記センサのうちの少なくとも一部が、占有センサである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエネルギー測定システム。
  7. 前記プロセッサ回路が、前記切り替えイベントに関する最小予想エネルギー使用を計算する、及び前記最小予想エネルギー使用が、前記エネルギー使用データから決定された前記エネルギー使用の増大を下回る場合には、前記切り替えイベントを無視するように構成されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエネルギー測定システム。
  8. 前記プロセッサ回路が、
    前記照明領域のベースライン電源オンエネルギー使用から、前記照明領域の決定された前記電源オンエネルギー使用を減算する、
    前記減算が閾値を超えている照明領域を決定する、及び
    決定された前記照明領域を示す、警報信号を送信するように構成されている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のエネルギー測定システム。
  9. 前記方程式が、線形方程式であり、前記1つ以上のセンサアイデンティティに関連付けられている前記照明領域の不明な前記電源オンエネルギー使用の合計と、前記対応するエネルギー使用の増大との、等値性を示す方程式である、請求項2、又は請求項2に従属する請求項3乃至8のいずれか一項に記載のエネルギー測定システム。
  10. 前記複数の方程式が、優決定である、請求項2、請求項9、又は請求項2に従属する請求項3乃至のいずれか一項に記載のエネルギー測定システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のエネルギー測定システムと、複数の照明領域と、前記照明領域に関連付けられている複数のセンサと、エネルギー測定デバイスとを備える、照明システムであって、前記照明システムは、少なくとも前記照明領域に関連付けられている前記センサに応じて照明領域をオンに切り替えるように構成されており、前記照明システムは、前記複数のセンサから前記エネルギー測定システムにセンサデータを送信するように構成されている、第1の送信機であって、前記センサデータが、異なる時間における前記複数のセンサの状態を示す、第1の送信機と、前記エネルギー測定デバイスから前記エネルギー測定システムにエネルギー使用データを送信するように構成されている、第2の送信機であって、前記エネルギー使用データが、異なる時間における前記複数の照明領域の総計エネルギー使用を示す、第2の送信機とを備える、照明システム。
  12. 照明システムのためのエネルギー測定方法であって、前記照明システムが、
    複数の照明領域内に配置されている複数の照明ユニットと、
    前記照明領域に関連付けられている複数のセンサと、
    エネルギー測定デバイスと、を備え、
    前記照明システムが、少なくとも前記照明領域に関連付けられている前記センサに応じて照明領域をオンに切り替えるように構成されており、
    前記エネルギー測定方法は、
    前記複数のセンサからセンサデータを受信するステップであって、前記センサデータが、異なる時間における前記複数のセンサの状態を示す、ステップと、
    前記エネルギー測定デバイスからエネルギー使用データを受信するステップであって、前記エネルギー使用データが、異なる時間における前記複数の照明領域の総計エネルギー使用を示す、ステップと、
    センサアイデンティティのセットと、対応するエネルギー使用の増大との、複数の対を取得するステップであって、
    前記センサデータから、前記複数のセンサのうちの1つ以上のセンサが、1つ以上の関連照明領域をオンに切り替えることを示す状態に変化した、切り替えイベントを決定する、及び状態変化した前記1つ以上のセンサのアイデンティティを決定することと、
    前記エネルギー使用データから、前記切り替えイベント後のエネルギー使用と、前記切り替えイベント以前のエネルギー使用との差として、前記切り替えイベントに関連付けられるエネルギー使用の増大を決定することと、を含む、ステップと、
    前記センサアイデンティティのセット内の1つ以上の前記センサアイデンティティに関連付けられている前記照明領域の、電源オンエネルギー使用を、対応する前記エネルギー使用の増大と関連付けることによって、前記複数の対から、前記複数のセンサに関連付けられている前記複数の照明領域の前記電源オンエネルギー使用を取得するステップと、を含む、エネルギー測定方法。
  13. 請求項12に記載の方法をプロセッサシステムに実行させる命令を表す、一時的又は非一時的なデータを含む、コンピュータ可読媒体。
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