JP6783846B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置では、感光体ドラムや感光体ドラムに作用するプロセス手段などをカートリッジ化して装置本体に着脱可能とした画像形成装置が知られている。
その中では例えば、カートリッジを装置本体に挿入しやすくするために、トレイを装置本体に対して移動可能に設けているものがある。トレイにカートリッジを支持させた状態で、トレイを装置本体に挿入、あるいは、引出すことでプカートリッジの装置本体への着脱を実現している(特許文献1)。
また、装置本体へ装着するカートリッジは、画質向上のために高い位置精度が求められる。前述した従来技術によれば、カートリッジの位置精度を高めるため、トレイは本体挿入後にプロセスカートリッジから離れ、カートリッジは装置本体に設けられた支持部に支持される。その際カートリッジからトレイを離間するためにドアの開閉と連動したリンク機構を設けて、トレイを鉛直下方向に退避している構成が知られている。
特開2007−213018号公報
しかし、前述した従来技術によれば、プロセスカートリッジを装置本体の支持部に支持させるためには、ドアの閉じ動作と連動してトレイを退避させるリンク機構を画像形成装置内に配置する必要がある。画像形成装置の構成が複雑化してコストが必要になったり、あるいは装置の大型化を招いたりする可能性がある。
よって、本発明は画像形成装置を簡易化することを目的とする。すなわちカートリッジを装着した移動部材を装置本体の内部に移動される動作に伴ってカートリッジを装置本体に支持させることを目的とする。
本発明の代表的な構成は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、被支持部、及び、現像剤像を担持する感光ドラム又は前記感光ドラム上に形成された潜像を現像剤で現像する現像ローラを備えたカートリッジを内部に収容可能な装置本体と、前記被支持部を備えたカートリッジと、前記装置本体に設けられて、前記被支持部を支持することで前記カートリッジを画像形成が可能な位置に位置決めする本体側位置決め部と、前記カートリッジを装着した状態で前記装置本体に対して移動することで、前記装置本体の外部にあって前記カートリッジを着脱させる外部位置と、前記装置本体の内部にあって前記カートリッジを前記本体側位置決め部によって位置決めさせる内部位置と、を取り得る移動部材と、
前記移動部材に設けられ、前記カートリッジの力受け部に力を加え、前記カートリッジを前記装置本体の内部に移動させる第一力付与部と、を有し、前記移動部材が前記外部位置から前記内部位置に向けて移動する過程で、前記カートリッジは第一力付与部に接触したままの状態で、前記移動部材が前記外部位置から前記内部位置へ移動する移動方向に移動し、
前記移動部材が前記内部位置にある際に、前記第一力付与部と前記力受け部は離れており、前記移動部材が前記内部位置にある際に、前記力受け部は、前記力受け部が前記第一力付与部から力を受けている時と比べて、前記移動方向に関してより前記第一力付与部の下流に配置されていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、カートリッジを装着した移動部材を装置本体の内部に移動させる動作に伴ってカートリッジを装置本体に支持させることができる。
第一の実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 画像形成装置に適用可能なプロセスカートリッジの断面図である。 第一の実施形態に係る、画像形成装置本体へのプロセスカートリッジの装着動作を説明する斜視図である。 第一の実施形態に係る、画像形成装置本体へのプロセスカートリッジの装着動作を説明する断面図である。 第一の実施形態に係る、本体ガイド形状の説明図である。 第二の実施形態に係る、画像形成装置本体へのプロセスカートリッジ装着動作を説明する断面図である。 第三の実施形態に係る、画像形成装置本体へのプロセスカートリッジ装着動作を説明する断面図である。
《第一実施形態》
次に本発明の実施形態に係る、プロセスカートリッジを装置本体に着脱可能に装着し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置について、図を用いて説明する。
ここで、画像形成装置とは、電子写真形成プロセスを用いて、記録媒体に画像を形成するものである。そして、画像形成装置の例として、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ、ファクシミリ装置、および、ワードプロセッサ等が含まれる。また、記録媒体とは、画像形成装置によって、画像が形成されるものであって、例えば、紙、OHTシート等が含まれる。
<装置の全体構成>
画像形成装置の概要について説明する。まず、図1を用いて画像形成装置本体の全体構成について、図2を用いてプロセスカートリッジの概略について説明する。なお、図1は第一の実施形態に係る画像形成装置の断面図であり、図2は画像形成時におけるプロセスカートリッジの断面図である。
第一の実施形態における画像形成装置の概略について説明する。図1のように画像形成装置本体10にはプロセスカートリッジ20が設置されている。装置本体10に装着されたプロセスカートリッジ20の上部にはスキャナユニット30が配置してある。
給送部内に収納された記録媒体60が反時計まわりに回転する給紙ローラ70により給送方向Pへ給送される。そして、記録媒体60は搬送ローラ80から感光体ドラム40と転写ローラ90へ送られる。ここで転写ローラ90へのバイアス印加により、感光体ドラム40の表面に形成された現像剤像が記録媒体60に転写される。続いて、現像剤像が転写された記録媒体60は定着ユニット160へ送られ加熱加圧される。これによって、現像剤像が記録媒体60に定着される。現像剤像が定着された記録媒体60は排出ローラ110により排出トレイ120の上部に排出される。
次に、図2を参照してプロセスカートリッジ20内部での動作の概略を説明する。プロセスカートリッジ20内部では画像形成時には帯電ローラ240によって感光体ドラム40の表面は電荷を帯びている。このときスキャナユニット30のレーザ光Lがミラー180で反射されて感光体ドラム40の表面を画像情報に応じて走査露光する。これによって感光体ドラム40の表面には静電潜像が順次形成される。続いて現像ユニット220内で静電潜像が現像ローラ50によって現像され、感光体ドラム40の表面に現像剤100による可視画像(現像剤像)が形成される。感光体ドラム40は現像剤を担持する像担持体である。また現像ローラ50は現像剤を担持し、感光体ドラム40に形成された潜像(静電潜像)を現像して現像剤像を形成する現像剤担持体である。
感光体ドラム40に形成された現像剤100による可視画像は記録媒体60に転写される。一方、転写位置で転写されずに感光体ドラム40の表面に残された現像剤10はクリーニングブレード210によって掻き取られ、クリーニングユニット230内に収納される。
図3は装置本体10の斜視図であり、図3を用いてプロセスカートリッジ20の装着動作の概略を説明する。ユーザーがプロセスカートリッジ20の交換を行う際の操作性を向上するため、プロセスカートリッジ20を装置本体10に対してスライド可能なトレイ130に支持した状態で装置本体10から引き出す構成としている。プロセスカートリッジ20は画像形成されるにつれて、プロセスカートリッジ20内の現像ユニット220に収容されている現像剤100が消費される。そして現像剤100が消費された際にプロセスカートリッジ20の交換が必要になる。本実施形の画像形成装置におけるプロセスカートリッジ20の交換方法は、矢印F方向からトレイ130に着脱して交換する方式である。トレイ130はプロセスカートリッジ20を装着した状態で装置本体10に対して移動する移動部材(カートリッジ支持部材)である。
ユーザーがプロセスカートリッジ20を装置本体10に装着する際には、まず、図3(a)のようにユーザーは装置本体10のドア140を開け、トレイ130を引き出した状態で斜め上方からプロセスカートリッジ20をトレイ130に載せる。ドア140はトレイ130が挿入される装置本体10の開口を開閉する開閉部材である。
その後、図3(b)のように矢印Gの方向へプロセスカートリッジ20が載ったトレイ130を挿入する。図3(c)のようにトレイ130の装置本体10への挿入が完了すると、プロセスカートリッジ20の装置本体10への装着も同時に完了する。最後に、図3(d)のようにドア140を閉めることでプロセスカートリッジ20の装置本体10への装着動作が完了する。ユーザーは逆の動作でプロセスカートリッジ20を装置本体10から引出すことが可能である。
図3(a)、(b)は、トレイ130が装置本体10の外部の外部位置(第一の位置)にある状態である。トレイ130は外部位置にあるとき、プロセスカートリッジ20をトレイ130に対して着脱可能な状態にする。
図3(c)、(d)は、トレイ130が装置本体10の内部の内部位置(第二の位置)にある状態である。トレイ130は内部位置にあるとき、プロセスカートリッジ20を装置本体10によって位置決めさせてプロセスカートリッジ20を画像形成が可能な状態にする。つまりトレイ130は内部位置においてプロセスカートリッジ20を画像形成が可能な位置に配置させる。
次にプロセスカートリッジ20が積載されたトレイ130およびプロセスカートリッジ20の装置本体10への挿入動作について、図4(a)〜(f)を参照して説明する。
図4(a)のようにプロセスカートリッジ20にはトレイ130に対しプロセスカートリッジ20の位置決めを行うための第一の被位置決め部22はプロセスカートリッジ20の側壁に一対設けられている。
またプロセスカートリッジ20には、装置本体10に設けられた本体ガイド150、200に対してそれぞれ位置決めを行うための第二の被位置決め部21、第三の被位置決め部23がプロセスカートリッジ20の側壁にそれぞれ一対ずつ設けられている。
第二の被位置決め部21、第三の被位置決め部23は、プロセスカートリッジ20が装置本体に装着された際に(トレイ130が内部位置に移動した際に)、装置本体によって支持されるように構成された被支持部である。
本体ガイド150、200は、第二の被位置決め部21、第三の被位置決め部23を支持することで、カートリッジ20が装置本体10に装着されるのを案内する本体側カートリッジガイドである。
本体ガイド150、200は装置本体10に対して固定して設けられ、画像形成時のプロセスカートリッジ20を支持する。装置本体10内に挿入されたプロセスカートリッジ20を本体ガイド150、200にスムースに支持するために、本体ガイドにはそれぞれ第一の斜面151、第三の斜面201が設けられている。
一方、トレイ13は、図4(b)の装置本体10から引き出された第一の位置(外部位置)から、図4(f)の装置本体10に挿入された第二の位置(内部位置)まで移動可能である。また、ドア140はユーザーによって開閉自在に装置本体10に設けられており、開くことによってトレイ130が装置本体10の外部に引き出されたとき、トレイ130を支持する支持部材となっている。
<プロセスカートリッジの装着動作>
次に、プロセスカートリッジ20の装置本体10内部での装着動作について説明する。プロセスカートリッジ20を装置本体10に装着する際には、まず、図4(a)のようにドア140の上部で第一の位置まで引き出されたトレイ130にプロセスカートリッジ20を載せる。
このとき、図4(b)のように、プロセスカートリッジ20とトレイ130は第一の被位置決め部22とトレイ130のスリット135とが係合する。しかし、スリット135の幅が第一の被位置決め部22の幅よりも幅広であるため、プロセスカートリッジ20はトレイ130内でトレイ20の装置本体10への挿入の前後方向に移動可能である。
次にプロセスカートリッジ20が積載されたトレイ130を装置本体10に挿入していくと、図4(c)のようにプロセスカートリッジ20の第二の被位置決め部(突起部)21は装置本体10に設けられた本体ガイド150の第一の斜面151と接触する。このとき、図4(c)のようにトレイ130の第一の当接面131とプロセスカートリッジ20の第二の被位置決め部22には隙間がある。隙間がある場合には、プロセスカートリッジ20は第一の斜面151が抵抗となり、トレイ130の移動とは追従しない。
しかし、図4(d)のようにトレイ130の第一の当接面131とプロセスカートリッジ20の第一の被位置決め部(突起部)22が接触した状態でトレイ130を装置本体10の奥側へ押しこむ。すると、第一の当接面131によってプロセスカートリッジ20が押される。このとき第二の当接面132と第一の被位置決め部22の間には間隙が形成される(第二の当接面132と第一の被位置決め部22は接触していない)。
トレイ130の第一の当接面131は、プロセスカートリッジ20の第一の被位置決め部22に力を加えることで、前記プロセスカートリッジ20を装置本体10の内部に向けて移動させる第一力付与部である。第一被位置決め部22は、トレイ130(第一の当接面131)から力を受ける力受け部である。
第一の当接面131によってプロセスカートリッジ20が押されると、プロセスカートリッジ20に設けられた第二の被位置決め部21が第一の斜面151を移動し始める。同時に、プロセスカートリッジ20の第三の被位置決め部23も本体ガイド200の第三の斜面201を移動する。ここで第一の斜面151、第三の斜面201は第一の支持部材が外部位置から内部位置へ向かって移動する移動方向(図3(b)の矢印G参照)に向かって上方に傾斜した上方傾斜部である。
そのため、プロセスカートリッジ20は、トレイ130が外部位置から内部位置に移動する過程で第一の斜面151、第三の201に沿って上方に移動する。プロセスカートリッジ20はトレイ130に対して持ち上げられる(トレイ130に対してプロセスカートリッジ20が相対的に上方に移動する)。その結果、プロセスカートリッジ20を支持する部材(プロセスカートリッジ20の重量を主に受ける部材)がトレイ130から本体ガイド150および本体ガイド200へと切り替わる。
上方傾斜部は、プロセスカートリッジ20に複数備えられた被支持部(第二の被位置決め部21、第三被位置決め部23)に対応するように装置本体10に複数備えられているとよい。第一の斜面151は、移動部材が内部位置へ向かう移動方向(図3(b)の矢印G)において第三の斜面201よりも下流側(図4(d)における右側)に設けられた下流側の上方傾斜部(第一の上方傾斜部)である。一方、第三の斜面201は前記移動方向において、第一の斜面151よりも上流側(図4(d)における左側)に設けられた上流側の上方傾斜部(第二の上方傾斜部)である。さらにトレイ130を装置本体10奥側へ押し込むと、図4(f)のようにプロセスカートリッジ20の第二の被位置決め部(突起部)21が第二の斜面152に差し掛かる。すると、プロセスカートリッジ2の自重によりプロセスカートリッジ20の第二の被位置決め部21が第二の斜面152を滑り落ちる。そして、第二の被位置決め部21が装置本体10の奥側に設けられた本体ガイド150の突き当て面153と接触して、プロセスカートリッジ20は装置本体10内での位置が決まる。つまり、第二の斜面152と突き当て面153は、第二の被位置決め部21を位置決めするための本体側位置決め部である。つまり、突き当て面153と第二の斜面152によって形成されるV字状の溝がプロセスカートリッジ20の被支持部(第二の被位置決め部21)を支持する。このことで、プロセスカートリッジ20は画像形成が可能な位置に配置される(プロセスカートリッジ20が位置決めされる)。
突き当て面153や第二の斜面152は被支持部を支持することで、本体側位置決め部(第一本体側被位置決め部)である。プロセスカートリッジ20の位置決めが本体側位置決め部(突き当て面153、第二傾斜部152)によって成されると、プロセスカートリッジ20に設けられた感光体ドラム40の位置決めも行われる。つまり感光体ドラム40も画像形成が可能な位置に配置される。つまり感光体ドラム40はスキャナユニット30(図1参照)からレーザ光を受けて潜像が形成される位置にある。
なお、第二の斜面152によって、プロセスカートリッジ20(第二の被位置決め部21)は下方に移動する(下降する)ことになる。しかしその下降量は第一の斜面151によってプロセスカートリッジ20(第二の被位置決め部21)が上昇した上昇量よりは小さい。そのためプロセスカートリッジ20は装置本体10に位置決めされた状態で、少なくとも一部がトレイ130に対して持ち上がった状態で保持されている(図4(f)参照)。
また、トレイ130は先端部133が装置本体10の奥側に設けられた突き当て部11と接触して、装置本体10内での位置が決まる。トレイ130は内部位置(第二の位置)にある状態である。このとき、プロセスカートリッジ20は上述のように自重によって第二の斜面を滑り落ちるため、プロセスカートリッジ20の力受け部(第一の被位置決め部22)とトレイ130の押込み部(第一の当接面131)は離間している。
したがってプロセスカートリッジ20は本体ガイド150、200のみで支持され、他部材による接触や干渉がなく、安定した位置において画像形成が可能となる。
本体ガイド200は第三の被位置決め部23を支持することでプロセスカートリッジ20が第二の被位置決め部21を中心に回転することを抑えている。つまり本体ガイド200もプロセスカートリッジ20の被支持部(第三の被位置決め部23)を支持することでプロセスカートリッジを画像形成が可能な状態(位置)に位置決めしている。本体ガイド200はプロセスカートリッジ20の装着をガイドする本体側カートリッジガイドであると同時に、プロセスカートリッジの位置決めを行う本体側位置決め部(第二本体側位置決め部)を兼ねている。
本実施形態では、トレイ130をユーザーが装置本体10の内部に挿入することによって、プロセスカートリッジ20を装置本体10(本体ガイド150、200)によって支持、位置決めさせることができた。
つまり従来のようにドア10の開閉に連動させてトレイ130をプロセスカートリッジ20から退避(離す)必要はない。したがってドア10の開閉とトレイ130を連動させる連動機構を装置本体10に設ける必要はなく装置本体10を小型化、低コスト化できる。
すなわち本実施形態ではトレイ130が装置本体10に挿入された時点で、ドア10が開いた状態(図3(c))であってもカートリッジ20は装置本体10(本体ガイド150、200)によって支持、位置決めされる。
なおプロセスカートリッジの被支持部である第二の被位置決め部21、第三の被位置決め部23のうち、第二の被位置決め部21は、トレイ130が内部位置に向けて移動する移動方向において下流側(図4(f)の右側)に位置する。つまり第二の被位置決め部21は下流側の被支持部(第一被支持部)である。一方、第三の被位置決め部23は、前記移動方向において第二の被位置決め部21よりも上流側(左側)に位置する上流側の被支持部(第二被支持部)である。
<プロセスカートリッジの引出し動作>
次に、プロセスカートリッジ20の装置本体10内部からの引出し動作について説明する。
基本動作は装着時の逆動作であるため、装着時と同様に図4を用いて説明する。図4(f)のように装着された状態のプロセスカートリッジ20はトレイ130から離間しているため、トレイ130の引き始めにはプロセスカートリッジ20は移動しない。しかし、トレイ130の第二の当接部132がプロセスカートリッジ20の第一の被位置決め部22に当接した状態でトレイ130を引き出すと、プロセスカートリッジ20はトレイ130の移動に追従する。このとき、第一の当接部131と第一の被位置決め部22の間には間隙が設けられている(第一の当接部131と第一の被位置決め部22は離れている)。
前記第二の当接部132は、トレイ130が外部位置(第1の位置)に向けて移動する際に、プロセスカートリッジの力受け部(第一の被位置決め部22)力を加えることでプロセスカートリッジを装置本体10の外部に移動させる第二力付与部である。
プロセスカートリッジ20が第二の当接部132から押されることで、第二の被位置決め部21が本体ガイド150の第二の斜面152を登り始める。このとき、プロセスカートリッジ20は本体ガイド150、200に支持される。さらにトレイ130を引出すと、図4(d)のようにプロセスカートリッジ20の第一の被位置決め部22、及び、第三の被位置決め部23が本体ガイド150の第一の斜面151、及び、本体ガイド200の第三の斜面201をそれぞれ滑り下りる。プロセスカートリッジ20を支持する支持部は装置本体10(本体ガイド150、200)からトレイ130に切り替わる。
トレイ130に支持されたプロセスカートリッジ20はトレイ130とともに図4(b)のように装置本体10から着脱可能な第一の位置(外部位置)まで引き出され、トレイ130から着脱可能な状態となる。なお、本実施形態においてトレイ20の挿抜軌跡は略水平となっている。
次に、図5を参照にして、本体ガイド150の第一の斜面151と第二の斜面152についての説明を補足する。
第一の斜面151は、トレイ130が第一の位置(外部位置)から第二の位置(内部位置)に移動する移動方向(図3の矢印G参照)に向かって上方に傾斜する上方傾斜部である。プロセスカートリッジ20を装置本体10に装着する時には、上述のようにユーザーがトレイ130を挿入し、第一の当接部131がプロセスカートリッジ2の第一の被位置決め部22を押すことで、プロセスカートリッジ20は第一の斜面151を登る。したがって、第一の斜面151と水平面とのなす角度αが小さいほど、プロセスカートリッジ20を挿入する際の抵抗が小さくなり、ユーザーの操作力は小さくなる。
一方、プロセスカートリッジ20の第二の被位置決め部21が第二の斜面152に差し掛かると、プロセスカートリッジ20は第二の斜面152を滑り落ちる。つまり、第二の斜面152と水平面とのなす角度βが大きいほど、トレイ130が第二の位置においてプロセスカートリッジ20は装置本体10に安定して位置決めされる。
したがって、
α(第一の斜面と水平面のなす角)<β(第二の斜面と水平面のなす角)
とした。このような関係が成立することで、プロセスカートリッジ20は挿入時には装置本体10に入れ易く、画像形成時には装置本体10に対する位置を安定させることができる。
第二の斜面152は、トレイ130が第一の位置(外部位置)から第二の位置(内部位置)に移動する移動方向に向かって下方に傾斜する下方傾斜部である。第二の斜面152は第二の被位置決め部21(被支持部)が第一の斜面151(上方傾斜部)を通過した後、突き当て面153(本体側位置決め部)に支持される前に、第二の被位置決め部21を突き当て面131に向けて案内するものある。
なお、現像ユニット220とクリーニングユニット230が一体となったいわゆる一体型のプロセスカートリッジを用いた例を説明したが、本発明は一体型のプロセスカートリッジを用いた場合に限定されるものではない。たとえば現像ユニット220とクリーニングユニット230がそれぞれ個別にカートリッジ化されて、装置本体に装着される構成であってもよい。また、装置本体に対して1つのプロセスカートリッジを装着した例を説明したが、装置本体に対して1つのプロセスカートリッジを用いた場合に本発明を限定するものではない。
《第二の実施形態》
次に、本発明にかかる第二の実施形態について、図6(a)(b)を参照して説明する。
なお、本実施形態での装置の基本構成は前述した第一の実施形態と同一であるため、重複する部分については説明を省略し、ここでは本実施形態の特徴となる構成について説明する。また、前述した第一の実施形態と同一機能を有する部材は同一符号とする。
本実施形態では、第一の実施形態と比べると、本体ガイド150に図5(b)のような第二の斜面152を設けていない点で異なる。つまり本実施形態では第一の実施形態と異なり、プロセスカートリッジ20の上部からバネ170を用いてプロセスカートリッジ20の第二の被位置決め部(突起部)21を本体ガイド150の突き当て面153と当接するように付勢している。バネ170は、プロセスカートリッジ20に設けられた被支持部(第二の被位置決め部21)を本体側位置決め部(突き当て面153)に向けて付勢する付勢部である。
バネ170によって第二の被位置決め部21が付勢されることによって、第一の実施形態に対して、プロセスカートリッジ20の重量に依存せず、プロセスカートリッジ20の位置を装置本体10に対して安定させることが可能となる。また、第一の実施形態においても、第二の実施形態と同様の付勢部(バネ170)を追加することで、より確実に位置の固定を行うことが可能である。本実施形態においては、バネ170をプロセスカートリッジ20の上部に配置したが、バネ170をプロセスカートリッジ20の下部に配置することも可能である。
《第三の実施形態》
次に、第三の実施形態について、図7を参照して説明する。
なお、本実施形態での装置の基本構成は前述した第一の実施形態と同一であるため、重複する部分については説明を省略し、ここでは本実施形態の特徴となる構成について説明する。また、前述した第一の実施形態と同一機能を有する部材は同一符号とする。
図7は本実施形態における画像形成装置の断面図である。
第三の実施形態では、第一の実施形態とは比較すると、プロセスカートリッジ20が装置本体10内部で移動する際に斜面部にガイドされて鉛直上方向に移動することなく、略水平に移動する。一方、トレイ130が装置本体10内部で移動する際に鉛直方向に上下動することでプロセスカートリッジ20とトレイ130への支持、あるいは離間を実現している点で異なる。
具体的な構成について以下に説明する。図7(a)のようにトレイ13の底部には凸部134が設けられ、装置本体10には凸部134に対応するように凹部12が設けられている。
図7(a)においてプロセスカートリッジ20はトレイ130に支持され、トレイ130の移動に追従する。図7(b)のようにトレイ130を装置本体10に挿入していくと、トレイ130の凸部134が装置本体の凹部12に沿って移動し、トレイ130は下方に移動する。凸部134が凹部12にはまると、トレイ130はプロセスカートリッジ20に対して下方に離れることから、プロセスカートリッジ20を支持する支持部はトレイ130から本体ガイド150、及び、200に切り替わる。
本実施形態において凹部12は、カートリッジトレイ130が内部位置(第二の位置)に向けて移動するのを案内するガイド(本体側移動部材ガイド)の一部である。凹部12(本体側移動部材ガイド)はトレイ130が内部位置に向けて移動する過程でトレイ130を下降させる。これにより、凹部12(本体側移動部材ガイド)はプロセスカートリッジ20をトレイ130に支持された状態から装置本体10(本体ガイド150、200)に支持された状態に移す働きをする。
さらにトレイ130を押しこむとトレイ130の先端部133と装置本体10の突き当て部11が接触し、装置本体10に対するトレイ130の装着が完了する。このとき、プロセスカートリッジ20はバネ170によって本体ガイド150と当接するように付勢され、プロセスカートリッジ20とトレイ130は離間されている状態である。第三の実施形態では、プロセスカートリッジ20が挿抜軌跡において本体に設けられた支持部材の斜面部を登る必要がないため、プロセスカートリッジ20の重量が重い場合には、第一の実施形態に比べてユーザーの操作力を軽減することが可能となる。
10 装置本体
20 プロセスカートリッジ
21 第二の被位置決め部
23 第三の被位置決め部
130 トレイ
150 本体ガイド
151 第一の斜面
152 第二の斜面
153 本体ガイドの突き当て面
200 本体ガイド
201 第三の斜面
F トレイ挿入方向
G トレイ引出し方向

Claims (11)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    被支持部、及び、現像剤像を担持する感光ドラム又は前記感光ドラム上に形成された潜像を現像剤で現像する現像ローラを備えたカートリッジを内部に収容可能な装置本体と、前記被支持部を備えたカートリッジと、
    前記装置本体に設けられて、前記被支持部を支持することで前記カートリッジを画像形成が可能な位置に位置決めする本体側位置決め部と、
    前記カートリッジを装着した状態で前記装置本体に対して移動することで、前記装置本体の外部にあって前記カートリッジを着脱させる外部位置と、前記装置本体の内部にあって前記カートリッジを前記本体側位置決め部によって位置決めさせる内部位置と、を取り得る移動部材と、
    前記移動部材に設けられ、前記カートリッジの力受け部に力を加え、前記カートリッジを前記装置本体の内部に移動させる第一力付与部と、
    を有し、
    前記移動部材が前記外部位置から前記内部位置に向けて移動する過程で、前記カートリッジは第一力付与部に接触したままの状態で、前記移動部材が前記外部位置から前記内部位置へ移動する移動方向に移動し、
    前記移動部材が前記内部位置にある際に、前記第一力付与部と前記力受け部は離れており、
    前記移動部材が前記内部位置にある際に、前記力受け部は、前記力受け部が前記第一力付与部から力を受けている時と比べて、前記移動方向に関してより前記第一力付与部の下流に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装置本体に設けられ、前記移動部材が前記外部位置から前記内部位置に向けて移動する過程で前記カートリッジと接触して、前記カートリッジを前記移動部材に対して上方に移動させる上方傾斜部を備え、
    前記上方傾斜部は、前記被支持部と接触して前記カートリッジを上方に移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記装置本体は、前記被支持部を本体側位置決め部に案内する本体側カートリッジガイドを備え、
    前記上方傾斜部は前記本体側カートリッジガイドに設けられることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記装置本体は、前記移動方向に向かって下方に傾斜した下方傾斜部を有し、
    前記被支持部が前記上方傾斜部を通過した後かつ前記本体側位置決め部に位置を決められる前に、前記下方傾斜部は前記被支持部と接触することで前記被支持部を前記本体側位置決め部に向けて案内することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記上方傾斜部によって前記被支持部が上方に移動する上昇量は、前記下方傾斜部によって前記被支持部が下方に移動する下降量よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記上方傾斜部と水平面とがなす角度をα、前記下方傾斜部と水平面とがなす角度をβとすると、α<βが成立することを特徴とした請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記カートリッジは前記被支持部として第一被支持部と、前記第一被支持部よりも前記移動方向において前記第一被支持部よりも上流に位置する第二被支持部とを備え、
    前記装置本体は前記第一被支持部と前記第二被支持部に対応させて、前記上方傾斜部と前記本体側位置決め部をそれぞれ複数備えることを特徴とする請求項2乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記装置本体は、前記移動部材が挿入される開口を開閉する開閉部材を備え、
    前記移動部材が前記外部位置から前記内部位置へ移動することで、前記開閉部材が開いた状態のまま前記カートリッジは前記本体側位置決め部に位置決めされることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記移動部材が前記内部位置にある際に、前記被支持部を前記本体側位置決め部に付勢する付勢部を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記移動部材は、
    前記移動部材が前記内部位置へ向けて移動する際に前記カートリッジに力を加えて前記カートリッジを前記装置本体の内部に移動させる第一力付与部と、
    前記移動部材が前記外部位置へ移動する際に前記カートリッジに力を加えて前記カートリッジを前記装置本体の外部へ移動させる第二力付与部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第一力付与部は、前記カートリッジに設けられた力受け部に力を加えるものであり、
    前記移動部材が前記内部位置にある際に、前記第一力付与部と前記力受け部は離れていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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