JP6783470B2 - 画像投影装置 - Google Patents

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本発明は、画像投影装置に関する。
ユーザの頭部に装着される画像投影装置、例えばヘッドマウントディスプレイが知られている。このような画像投影装置では、ユーザの眼の位置に個人差があることから、画像出力部からの画像がユーザの眼に投影されるように、画像出力部の位置調整が可能であることが求められている。例えば、左眼用表示ユニットと右眼用表示ユニットの間に設けた回転部材に左眼用表示ユニット及び右眼用表示ユニットを接続させることで、左右の眼に対する左眼用表示ユニット及び右眼用表示ユニットの位置を調整する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2007−81984号公報
特許文献1で用いられる回転部材は、ユーザの眼幅間隔の個人差に対応するために、ある程度大きな部品となる。ヘッドマウントディスプレイにおいて、ユーザの左右の眼の間の空間は小さいうえ、小型化及び高機能化に伴って益々小さくなっている。このため、このような回転部材をユーザの左右の眼の間に設けることが難しくなってきている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、画像出力部の位置調整が可能な画像投影装置を提供することを目的とする。
本発明は、ユーザの眼に画像を投影する画像投影装置であって、前記ユーザの頭部に装着されるフレームと、前記フレームに設置され、前記ユーザの左眼側と右眼側の間で環状に回転可能な無端状の線状部材と、前記線状部材に固定されて前記フレームに設置され、少なくとも一方が前記ユーザの眼に画像を投影する画像出力部を内蔵する左眼側筐体及び右眼側筐体と、を備え、前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体のうちの一方の筐体は、環状の前記線状部材における前記ユーザの左眼側と右眼側の間を延在する1対の延在部のうちの一方の延在部に固定され且つ他方の延在部には固定されてなく、他方の筐体は、前記他方の延在部に固定され且つ前記一方の延在部には固定されていない、画像投影装置である。
上記構成において、前記線状部材が回転することによって、前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体が連動して内外方向に移動する構成とすることができる。
上記構成において、前記線状部材を挟んで設けられ、前記線状部材の前記一方の延在部に固定され且つ前記他方の延在部には固定されていない第1挟持部材と、前記線状部材を挟んで設けられ、前記線状部材の前記他方の延在部に固定され且つ前記一方の延在部には固定されていない第2挟持部材と、を備え、前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体のうちの前記一方の筐体は、前記第1挟持部材に固定されることで、前記線状部材の前記一方の延在部に固定され且つ前記他方の延在部に固定されてなく、前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体のうちの前記他方の筐体は、前記第2挟持部材に固定されることで、前記線状部材の前記他方の延在部に固定され且つ前記一方の延在部に固定されていない構成とすることができる。
上記構成において、前記フレームは前記ユーザの左眼側に対応する部分及び右眼側に対応する部分に開口を有し、前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体は凹部を有し、前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材は貫通孔を有し、前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体のうちの前記一方の筐体は、前記第1挟持部材の前記貫通孔及び前記フレームの前記開口を介して前記凹部に固定部材が嵌め込まれることで、前記第1挟持部材に固定され、前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体のうちの前記他方の筐体は、前記第2挟持部材の前記貫通孔及び前記フレームの前記開口を介して前記凹部に固定部材が嵌め込まれることで、前記第2挟持部材に固定されている構成とすることができる。
上記構成において、前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材は、前記線状部材の前記一方の延在部及び前記他方の延在部が挿入された2つの貫通孔を有する構成とすることができる。
上記構成において、前記第1挟持部材と前記フレームとの間及び前記第2挟持部材と前記フレームとの間の少なくとも一方にゴム部材を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体は、前記フレームの前記ユーザの左眼側に対応する部分及び右眼側に対応する部分に設けられた凸状又は凹状のガイド部に嵌め込まれている構成とすることができる。
上記構成において、前記左眼側筐体と前記右眼側筐体の間に位置して前記フレームに設置された電子部品を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記画像出力部は、光源と、前記光源から出射された光線を走査する走査部と、前記走査部から出射された走査光を前記ユーザの網膜に照射して前記網膜に画像を投影する投影部と、を備える構成とすることができる。
本発明によれば、画像出力部の位置を調整することができる。
図1(a)及び図1(b)は、実施例1に係る画像投影装置の斜視図である。 図2は、実施例1に係る画像投影装置を背面側から見た図である。 図3(a)は、左眼側筐体がフレームに設置された部分を拡大した斜視図、図3(b)は、図3(a)のA−A間の断面斜視図である。 図4(a)は、右眼側筐体がフレームに設置された部分を拡大した斜視図、図4(b)は、図4(a)のA−A間の断面斜視図である。 図5は、右眼側筐体がフレームに設置された部分の分解斜視図である。 図6は、実施例1に係る画像投影装置を上方から見た図である。 図7(a)及び図7(b)は、実施例1に係る画像投影装置の効果を説明する図である。 図8(a)及び図8(b)は、挟持部材の他の例を示す斜視図である。 図9(a)は、左眼側筐体がフレームに設置された部分を背面側から見た図、図9(b)及び図9(c)は、図9(a)の領域Aでの組み付けを説明するための左眼側筐体及びフレームの斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。
図1(a)及び図1(b)は、実施例1に係る画像投影装置100の斜視図である。図2は、実施例1に係る画像投影装置100を背面側から見た図である。図1(a)から図2のように、実施例1の画像投影装置100は、フレーム10、レンズ12、カメラ14、ワイヤー30、左眼側筐体70、及び右眼側筐体72を備える。
フレーム10は、画像投影装置100をユーザの頭部に固定するために、ユーザの頭部に装着される。フレーム10は、例えばプラスチックなどの樹脂材料で形成されているが、金属材料など、その他の材料で形成されていてもよい。
レンズ12は、ユーザの左眼及び右眼の前方に位置し且つフレーム10に対して動かないように、フレーム10に固定されている。レンズ12は、フレーム10にネジで固定されていてもよいし、樹脂などの接着剤で固定されていてもよい。また、レンズ12は、近視、遠視、及び乱視に対応した度が入っている場合でもよいし、度が入っていない場合でもよい。
カメラ14は、左眼側のレンズ12と右眼側のレンズ12の間に位置してフレーム10に設置されている。カメラ14は、フレーム10に設けられた貫通孔を通して、ユーザの視線方向の画像を撮像する。
ワイヤー30は、ユーザの左眼側と右眼側に位置してフレーム10に設けられた2つの突起16を支柱にして環状に設けられ、端部を有していない。これにより、ワイヤー30は、ユーザの左眼側と右眼側の間で環状に回転可能となってフレーム10に設置されている。突起16は、滑車のように回転可能となっていてもよいし、回転可能でなくてもよい。ワイヤー30は、フレーム10の背面側に設けられた凹み内に接地されている。ワイヤー30は、例えば金属製のワイヤーである。なお、ワイヤー30の代わりにベルトなどのその他の線状部材を用いてもよい。
左眼側筐体70は、ワイヤー30を前後から挟む挟持部材36に固定部材40で固定されることで、ワイヤー30に固定されてフレーム10に設置されている。同様に、右眼側筐体72は、ワイヤー30を前後から挟む挟持部材38に固定部材42で固定されることで、ワイヤー30に固定されてフレーム10に設置されている。この点について、図3(a)から図5を用いて説明する。
図3(a)は、左眼側筐体70がフレーム10に設置された部分を拡大した斜視図、図3(b)は、図3(a)のA−A間の断面斜視図である。図4(a)は、右眼側筐体72がフレーム10に設置された部分を拡大した斜視図、図4(b)は、図4(a)のA−A間の断面斜視図である。図5は、右眼側筐体72がフレーム10に設置された部分の分解斜視図である。
図3(a)及び図3(b)のように、挟持部材36は、ワイヤー30を前後から挟む前部材36aと後部材36bとで構成されている。前部材36a及び後部材36bは、例えば金属材料で形成されているが、その他の材料で形成されていてもよい。前部材36a及び後部材36bは、軽くて強度が高い材料で形成されている場合が好ましく、例えばアルミニウムで形成される場合が好ましい。前部材36aと後部材36bはそれぞれ、ワイヤー30の上側延在部32と下側延在部34に対応する位置に凹みを有する。上側延在部32と下側延在部34は、ワイヤー30におけるユーザの左眼側と右眼側の間を延在する1対の延在部である。上側延在部32に対応する位置の凹みは下側延在部34に対応する位置の凹みよりも小さくなっている。
このような前部材36aと後部材36bで構成された挟持部材36は、ワイヤー30の上側延在部32が挿入されて上側延在部32に固定された貫通孔44と、ワイヤー30の下側延在部34が挿入され且つ下側延在部34に固定されていない貫通孔46と、を有する。すなわち、貫通孔44はワイヤー30の上側延在部32の直径よりも小さくなっていて、貫通孔46はワイヤー30の下側延在部34の直径よりも大きくなっている。このように、挟持部材36は、ワイヤー30の上側延在部32に固定されているが、下側延在部34には固定されていない。
図4(a)及び図4(b)のように、挟持部材38は、ワイヤー30を前後から挟む前部材38aと後部材38bとで構成されている。前部材38a及び後部材38bは、例えば金属材料で形成されているが、その他の材料で形成されていてもよい。前部材38a及び後部材38bは、軽くて強度が高い材料で形成されている場合が好ましく、例えばアルミニウムで形成される場合が好ましい。前部材38aと後部材38bはそれぞれ、ワイヤー30の上側延在部32と下側延在部34に対応する位置に凹みを有する。下側延在部34に対応する位置の凹みは上側延在部32に対応する位置の凹みよりも小さくなっている。
このような前部材38aと後部材38bで構成された挟持部材38は、ワイヤー30の上側延在部32が挿入され且つ上側延在部32に固定されていない貫通孔48と、ワイヤー30の下側延在部34が挿入されて下側延在部34に固定された貫通孔50と、を有する。すなわち、貫通孔48はワイヤー30の上側延在部32の直径よりも大きくなっていて、貫通孔50はワイヤー30の下側延在部34の直径よりも小さくなっている。このように、挟持部材38は、ワイヤー30の下側延在部34に固定されているが、上側延在部32には固定されていない。
図5のように、フレーム10は、ユーザの右眼側に対応する部分に前後に貫通する開口18が設けられている。また、右眼側筐体72には凹部74が設けられている。なお、図示は省略するが、フレーム10はユーザの左眼側に対応する部分にも同様に前後に貫通する開口18が設けられ、左眼側筐体70にも同様に凹部74が設けられている。
図4(a)から図5のように、右眼側筐体72は、ネジなどの固定部材42が挟持部材38を前後方向(厚み方向)に貫通する貫通孔52とフレーム10の開口18とを介して右眼側筐体72の凹部74に嵌め込まれることで、ワイヤー30に固定されてフレーム10に設置されている。同様に、図3(a)及び図3(b)のように、左眼側筐体70は、ネジなどの固定部材40が挟持部材36を前後方向に貫通する貫通孔52とフレーム10の開口18とを介して左眼側筐体70の凹部74に嵌め込まれることで、ワイヤー30に固定されてフレーム10に設置されている。
図3(a)から図5のように、挟持部材36とフレーム10の間、及び、挟持部材38とフレーム10の間に、ゴム部材60が設けられている。ゴム部材60は、例えば両面テープなどの接着剤によって、フレーム10に固定されている。挟持部材36及び挟持部材38は、ゴム部材60に設けられた開口62に開口62よりも大きな形状の突起54が嵌め込まれることで、ゴム部材60に対して動き(滑り)が抑制されつつ移動可能となっている。また、突起54は、フレーム10に設けられた開口18にも嵌め込まれている。固定部材40及び固定部材42は、ゴム部材60の開口62内に挿入されている。
なお、ゴム部材60が、フレーム10に固定されてなく、フレーム10に対して移動可能となっていてもよい。この場合、挟持部材36及び挟持部材38は、ゴム部材60に設けられた開口62に開口62よりも大きな形状の突起54が嵌め込まれることで、ゴム部材60に固定されている。そして、ゴム部材60は、固定部材40及び固定部材42が挟持部材36及び挟持部材38をフレーム10側に締め付けることで、フレーム10側に押圧されている。これにより、ゴム部材60は、フレーム10に対して動き(滑り)が抑制されつつ移動可能となっていてもよい。
左眼側筐体70及び右眼側筐体72は、例えば樹脂材料又は金属材料で大部分が形成されていて、画像投影装置100を装着するユーザの眼90に画像を投影するための画像出力部76を内部に備える。左眼側筐体70及び右眼側筐体72のうちのユーザの眼90の前方に位置する部分は、画像出力部76からの光線がユーザの眼90に照射されるようにガラスなどの透明な材料で形成されている。例えば、ユーザは、左眼側筐体70及び右眼側筐体72の透明な材料で形成された部分とレンズ12を介して、外界を視認できてもよい。左眼側筐体70及び右眼側筐体72の内部に備わる画像出力部76について、図6を用いて説明する。図6は、実施例1に係る画像投影装置100を上方から見た図である。なお、図6では、画像出力部76の構成を説明するために、左眼側筐体70及び右眼側筐体72の内部を透視して図示している。図6のように、左眼側筐体70及び右眼側筐体72は、光源78、反射ミラー80、走査ミラー82、及び投影ミラー84からなる画像出力部76を内部に備える。
光源78は、制御部(不図示)の制御の下、単一又は複数の波長のレーザ光86を出射する。制御部は、例えばCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサであり、カメラ14及び/又は録画機器などから入力された画像データに基づいて、光源78からのレーザ光86の出射を制御する。光源78として、例えばRGB(赤・緑・青)のレーザダイオードチップと3色合成デバイスとが集積された光源が挙げられる。このように、画像データは、光源78によって画像光線であるレーザ光86に変換される。
反射ミラー80は、光源78から出射されたレーザ光86を走査ミラー82に向かって反射させる。走査ミラー82は、レーザ光86を2次元方向に走査して走査光88を出射する。走査ミラー82は、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーであり、水平方向及び垂直方向の2次元にレーザ光86を走査する。なお、走査部として走査ミラー82の場合を例に示したが、走査部はレーザ光86を走査可能であればよい。例えば、走査部として、電気光学材料であるタンタル酸ニオブ酸リチウム結晶などのその他の部品を用いてもよい。
走査ミラー82から出射された走査光88は投影ミラー84に入射する。投影ミラー84は、走査光88をユーザの眼90の瞳孔92を通過させて網膜94に照射することにより、網膜94に画像を投影する。ユーザは、網膜94に照射された走査光88の残像効果によって画像を認識する。投影ミラー84は、自由曲面を有する場合でもよいし、回折素子の場合でもよい。また、投影ミラー84は、眼90の視線方向の光を透過させるハーフミラーであってもよいし、光が透過しない全反射ミラーであってもよい。投影ミラー84がハーフミラーであれば、視線方向の実画像を透過させて、走査光88による画像と合わせて視認させることができる。全反射ミラーであれば、走査光88による画像のみを視認させることができる。なお、投影部として投影ミラー84の場合を例に示したが、投影部は瞳孔92近傍で走査光88を収束させて網膜94へ走査光88を投影することが可能であればよい。例えば、投影部として、レンズを用いてもよい。レンズを用いる場合は、投影ミラー84の位置に集光しないミラーを配置し、そのミラーの眼90側にレンズを配置することで実現でき、また、光源78、走査ミラー82などの光学系の配置の仕方により、レンズのみで網膜94へ投影する構成をとることも可能である。
図7(a)及び図7(b)は、実施例1に係る画像投影装置100の効果を説明する図である。図7(a)のように、画像投影装置100を装着したユーザは、左眼側筐体70と右眼側筐体72を手に取り、フレーム10に対して左眼側筐体70と右眼側筐体72の位置を内外方向に連動させて移動させることができる。これは、図7(b)のように、左眼側筐体70はワイヤー30の上側延在部32に固定され且つ下側延在部34には固体されてなく、右眼側筐体72はワイヤー30の下側延在部34に固定され且つ上側延在部32には固定されていないためである。このように左眼側筐体70と右眼側筐体72の位置を内外方向に連動させて移動させることで、左眼側筐体70及び右眼側筐体72の内部に備わる画像出力部76の位置が眼90に合うように位置調整をすることができる。また、左眼側筐体70と右眼側筐体72が連動して動くため、図7(a)のように、ユーザは左眼側筐体70と右眼側筐体72を手に取って位置調整ができ、位置調整の際にフレーム10を顔に押し付ける必要がなく、鼻への負担を軽減することができる。
このように、実施例1によれば、左眼側筐体70はワイヤー30の上側延在部32に固定され且つ下側延在部34には固定されてなく、右眼側筐体72はワイヤー30の下側延在部34に固定され且つ上側延在部32には固定されてない。これにより、図7(a)及び図7(b)で説明したように、左眼側筐体70及び右眼側筐体72に内蔵された画像出力部76の位置が眼90に合うように位置調整をすることができる。特に、図6に示すような網膜走査型の画像投影装置に適用する場合は、走査光88を7mm程度の瞳孔92を通して網膜に投射する必要があり、そのための左眼側筐体70及び右眼側筐体72の位置の微調整を容易に行うことが可能となる。
また、実施例1によれば、ユーザの左右の眼90の間には、画像出力部76の位置を調整するのに用いる部材としてワイヤー30が配置されるだけである。このため、例えば画像投影装置100にカメラ14を設ける場合、図1(a)から図2のように、フレーム10のうちの左眼側筐体70と右眼側筐体72の間であってユーザの左右の眼90の間の位置にカメラ14を設置することができる。このような位置にカメラ14を設置することで、ユーザの視線に近い画像をカメラ14で撮像することができる。また、この位置にはワイヤー30が配置されるだけであるため、画像投影装置100の厚みが増す(大型化する)ことを抑制できる。なお、左眼側筐体70と右眼側筐体72の間に位置してフレーム10に設置される電子部品は、カメラ14の場合に限られず、その他の電子部品であってもよい。
また、実施例1によれば、図3(a)及び図3(b)のように、左眼側筐体70は、ワイヤー30の上側延在部32に固定され且つ下側延在部34に固定されていない挟持部材36に固定されることで、ワイヤー30の上側延在部32に固定され且つ下側延在部34には固定されていない。図4(a)及び図4(b)のように、右眼側筐体72は、ワイヤー30の下側延在部34に固定され且つ上側延在部32に固定されていない挟持部材38に固定されることで、ワイヤー30の下側延在部34に固定され且つ上側延在部32には固定されていない。これにより、小型な部品である挟持部材36、38を用いて左眼側筐体70と右眼側筐体72をワイヤー30で連動して動かす構成を得ることができ、特許文献1のような大型な回転部材を用いずに済む。
また、実施例1によれば、図3(b)のように、左眼側筐体70は、挟持部材36の貫通孔52とフレーム10の開口18を介して凹部74に固定部材40が嵌め込まれることで挟持部材36に固定されている。図4(b)のように、右眼側筐体72は、挟持部材38の貫通孔52とフレーム10の開口18を介して凹部74に固定部材42が嵌め込まれることで挟持部材38に固定されている。これにより、左眼側筐体70及び右眼側筐体72を簡易な構造で挟持部材36及び挟持部材38に固定することができ、画像投影装置100が大型化することを抑制できる。
また、実施例1によれば、図3(b)のように、挟持部材36は、ワイヤー30の上側延在部32及び下側延在部34が挿入される貫通孔44及び貫通孔46を有する。図4(b)のように、挟持部材38は、ワイヤー30の上側延在部32及び下側延在部34が挿入される貫通孔48及び貫通孔50を有する。これにより、小型な部品である挟持部材36、38が、バランス良く且つ高い強度でワイヤー30を挟持することができる。
図8(a)及び図8(b)は、挟持部材36及び挟持部材38の他の例を示す斜視図である。図8(a)及び図8(b)のように、挟持部材36及び挟持部材38は、ワイヤー30の上側延在部32又は下側延在部34が挿入され且つ上側延在部32又は下側延在部34が固定されない側を貫通孔ではなく凹部56としてもよい。これにより、挟持部材36及び挟持部材38を軽量化することができる。また、挟持部材36及び挟持部材38の加工の容易性の効果や組み立て性の向上の効果も得られる。
また、実施例1によれば、図3(a)から図4(b)のように、挟持部材36とフレーム10の間及び挟持部材38とフレーム10の間にゴム部材60が設けられている。これにより、ユーザが左眼側筐体70と右眼側筐体72を手に取って移動させて位置調整をした後に左眼側筐体70と右眼側筐体72から手を離した場合に、左眼側筐体70及び右眼側筐体72はゴム部材60があることにより動くことが抑制される。よって、左眼側筐体70及び右眼側筐体72を調整した位置に維持させることができる。なお、ゴム部材60は、挟持部材36とフレーム10の間及び挟持部材38とフレーム10の間の少なくとも一方に設けられている場合でもよい。
図9(a)は、左眼側筐体70がフレーム10に設置された部分を背面側から見た図、図9(b)及び図9(c)は、図9(a)の領域Aでの組み付けを説明するための左眼側筐体70及びフレーム10の斜視図である。なお、図9(a)では、図の明瞭化のために、左眼側筐体70にハッチをかけている。
図9(a)から図9(c)のように、フレーム10は、ユーザの左眼側に対応する部分に凸状のガイド部11が設けられている。左眼側筐体70は凹状のガイド受け部71が設けられている。左眼側筐体70に設けられた凹状のガイド受け部71はフレーム10に設けられた凸状のガイド部11に嵌め込まれている。なお、図示は省略するが、ユーザの右眼側においても同様に、フレーム10はユーザの右眼側に対応する部分に凸状のガイド部11が設けられ、右眼側筐体72は凹状のガイド受け部71が設けられている。右眼側筐体72に設けられた凹状のガイド受け部71はフレーム10に設けられた凸状のガイド部11に嵌め込まれている。このように、左眼側筐体70及び右眼側筐体72は、フレーム10のユーザの左眼側及び右眼側に対応する部分に設けられた凸状のガイド部11に嵌め込まれている。これにより、左眼側筐体70及び右眼側筐体72は、挟持部材36、38に固定される部分と合わせて2か所でフレーム10に固定されるようになるため、フレーム10に安定して固定されるようになる。なお、フレーム10に設けられたガイド部11が凹状の形状をし、左眼側筐体70及び右眼側筐体72に設けられたガイド受け部71が凸状の形状をしている場合でもよい。
また、実施例1によれば、図6のように、左眼側筐体70及び右眼側筐体72の内部に設けられた画像出力部76は、光源78と走査ミラー82と投影ミラー84とを備える。走査ミラー82は光源78から出射されたレーザ光86を走査する。投影ミラー84は走査ミラー82から出射された走査光88をユーザの網膜94に照射して網膜94に画像を投影する。すなわち、画像投影装置100は、網膜94に画像を直接投影する、マクスウェル視を利用した網膜投影型の画像投影装置である。このような画像投影装置では、網膜94にレーザ光86を照射させるために、眼90に対して画像出力部76を精度良く位置合わせすることが求められる。したがって、網膜投影型の画像投影装置の場合に、実施例1を適用することが好ましい。
なお、実施例1では、左眼側筐体70及び右眼側筐体72の両方に画像出力部76が備わる場合を例に示したが、少なくとも一方に画像出力部76が備わる場合であればよい。また、画像投影装置100は、マクスウェル視を利用した網膜投影型の画像投影装置の場合に限られず、その他の投影方式の画像投影装置の場合でもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 フレーム
11 ガイド部
12 レンズ
14 カメラ
16 突起
18 開口
30 ワイヤー
32 上側延在部
34 下側延在部
36 挟持部材
38 挟持部材
40 固定部材
42 固定部材
44〜52 貫通孔
54 突起
56 凹部
60 ゴム部材
62 開口
70 左眼側筐体
71 ガイド受け部
72 右眼側筐体
74 凹部
76 画像出力部
78 光源
80 反射ミラー
82 走査ミラー
84 投影ミラー
86 レーザ光
88 走査光
90 眼
92 瞳孔
94 網膜
100 画像投影装置

Claims (9)

  1. ユーザの眼に画像を投影する画像投影装置であって、
    前記ユーザの頭部に装着されるフレームと、
    前記フレームに設置され、前記ユーザの左眼側と右眼側の間で環状に回転可能な無端状の線状部材と、
    前記線状部材に固定されて前記フレームに設置され、少なくとも一方が前記ユーザの眼に画像を投影する画像出力部を内蔵する左眼側筐体及び右眼側筐体と、を備え、
    前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体のうちの一方の筐体は、環状の前記線状部材における前記ユーザの左眼側と右眼側の間を延在する1対の延在部のうちの一方の延在部に固定され且つ他方の延在部には固定されてなく、他方の筐体は、前記他方の延在部に固定され且つ前記一方の延在部には固定されていない、画像投影装置。
  2. 前記線状部材が回転することによって、前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体が連動して内外方向に移動する、請求項1記載の画像投影装置。
  3. 前記線状部材を挟んで設けられ、前記線状部材の前記一方の延在部に固定され且つ前記他方の延在部には固定されていない第1挟持部材と、
    前記線状部材を挟んで設けられ、前記線状部材の前記他方の延在部に固定され且つ前記一方の延在部には固定されていない第2挟持部材と、を備え、
    前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体のうちの前記一方の筐体は、前記第1挟持部材に固定されることで、前記線状部材の前記一方の延在部に固定され且つ前記他方の延在部に固定されてなく、
    前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体のうちの前記他方の筐体は、前記第2挟持部材に固定されることで、前記線状部材の前記他方の延在部に固定され且つ前記一方の延在部に固定されていない、請求項1または2記載の画像投影装置。
  4. 前記フレームは前記ユーザの左眼側に対応する部分及び右眼側に対応する部分に開口を有し、
    前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体は凹部を有し、
    前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材は貫通孔を有し、
    前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体のうちの前記一方の筐体は、前記第1挟持部材の前記貫通孔及び前記フレームの前記開口を介して前記凹部に固定部材が嵌め込まれることで、前記第1挟持部材に固定され、
    前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体のうちの前記他方の筐体は、前記第2挟持部材の前記貫通孔及び前記フレームの前記開口を介して前記凹部に固定部材が嵌め込まれることで、前記第2挟持部材に固定されている、請求項3記載の画像投影装置。
  5. 前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材は、前記線状部材の前記一方の延在部及び前記他方の延在部が挿入された2つの貫通孔を有する、請求項3または4記載の画像投影装置。
  6. 前記第1挟持部材と前記フレームとの間及び前記第2挟持部材と前記フレームとの間の少なくとも一方にゴム部材を備える、請求項3から5のいずれか一項記載の画像投影装置。
  7. 前記左眼側筐体及び前記右眼側筐体は、前記フレームの前記ユーザの左眼側に対応する部分及び右眼側に対応する部分に設けられた凸状又は凹状のガイド部に嵌め込まれている、請求項1から6のいずれか一項記載の画像投影装置。
  8. 前記左眼側筐体と前記右眼側筐体の間に位置して前記フレームに設置された電子部品を備える、請求項1から7のいずれか一項記載の画像投影装置。
  9. 前記画像出力部は、光源と、前記光源から出射された光線を走査する走査部と、前記走査部から出射された走査光を前記ユーザの網膜に照射して前記網膜に画像を投影する投影部と、を備える、請求項1から8のいずれか一項記載の画像投影装置。
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