JP2017116768A - 生体情報取得装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な視界を確保する生体情報取得装置を提供する。【解決手段】ディスプレイフレーム10は、ディスプレイ41及び42の外縁に配置され、ディスプレイ41及び42を保持する。支持アームは、ディスプレイフレーム10に接続される。赤外線LED110,120,210及び220は、ディスプレイフレーム10又は支持アーム上に配置される。反射鏡111,112,121,122,211,212,221及び222は、ディスプレイフレーム10上に配置され、赤外線LED110,120,210及び220から照射された光を反射する。カメラ130及び230は、反射鏡111,112,121,122,211,212,221及び222により反射された光が照射された領域の画像を取得する。【選択図】図1
Description
本発明は、生体情報取得装置に関する。
近年、腕や頭部などの身体に装着して利用する端末装置であるウェアラブルデバイスの利用が盛んになってきている。そのウェアラブルデバイスの一つとして、頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイが知られている。
ヘッドマウントディスプレイとは、例えば、液晶パネルなどのディスプレイ上に表示された映像を、接眼レンズやハーフミラーなどを有する光学系を介して拡大して装着者の視界内に表示する装置である。
ヘッドマウントディスプレイには、多様なコンテンツが表示される表示面に対するユーザの視線を検出し、検出した視線を各種動作に利用する生体情報取得装置として用いられるものが存在する。他にも、生体情報取得装置としてヘッドマウントディスプレイを使用する技術として、ヘッドマウントディスプレイに虹彩認証の機能を搭載した従来技術が存在する。そのようなヘッドマウントディスプレイを利用した生体情報取得装置では、視線検出や虹彩認証のための赤外線LED(Light Emitting Diode)が搭載されることが一般的である。
ところで、視線検出や虹彩認証のためのヘッドマウントディスプレイは、メガネ型をしている場合がある。メガネ型のヘッドマウントディスプレイにおいて、視線検出や虹彩認証のための赤外線LEDは、メガネレンズを囲うフレーム上に実装される場合が多い。
なお、メガネ型でメガネレンズ上に映像を表示する技術として、レンズ上のホログラムシートに直接レーザダイオードの光を照射して映像を表示する従来技術がある。
しかしながら、メガネ型のヘッドマウントディスプレイを用いた生体情報取得装置において、メガネレンズを囲うフレーム上に赤外線LEDを実装した場合、フレームが太くなり視界を妨げるおそれがある。特に、従来の実装方法では、赤外線LEDは、視線検知や虹彩認証用のカメラに対し、死角が発生しないように多数実装される。
例えば、図6は、従来技術における1つの光源からの光の照射範囲を説明するための図である。また、図7は、従来技術における2つの光源からの光の照射範囲を説明するための図である。
フレーム上に配置する赤外線LED901はサイズが小さいため、照射範囲が狭くなる。そのため、図6のように赤外線LED901を1つ配置した場合、カメラ902の撮影範囲において赤外線LED901の照射した光が届かない光の照射の死角903が発生してしまう。そのため、状態91のように瞳がカメラ902に対して正面を向いている場合であっても、赤外線LED901を1つ配置した場合には、瞳の一部が死角903に入ってしまい、カメラ902は適切な撮影を行うことが困難となる。また、状態92のように瞳が横を向いてしまっている場合、瞳の全体が死角903に入ってしまうおそれがあり、このような状態では、カメラ902は適切な撮影を行うことがより困難となる。
そこで、光の照射の死角を無くすために、図7のように、赤外線LED901が目の横方向に並べて2つ配置される。これにより、状態93のように瞳がカメラ902に対して正面を向いている場合であっても、状態94のように瞳が横を向いている場合であっても、光の照射の死角が発生せず、カメラ902は適切な撮影を行うことができる。
このように、光の照射の死角をなくすために多数の赤外線LEDをフレーム上に実装した場合、視界を妨げる領域が広くなり、良好な視界を確保することが困難となる。
なお、直接映像をレンズ上に表示する従来技術では、視線検出や虹彩認証といった生体情報取得については考慮されておらず、この従来技術を用いてもレンズを囲うフレーム上に赤外線LEDを実装した場合に良好な視界を確保することは困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、良好な視界を確保する生体情報取得装置を提供することを目的とする。
本願の開示する生体情報取得装置は一つの態様において、表示部、フレーム、支持部、光源及び画像取得部を備える。フレームは、前記表示部の外縁に配置され、前記表示部を保持する。支持部は、前記フレームに接続される。光源は、前記フレーム又は前記支持部上に配置される。反射部材は、前記フレーム上に配置され、前記光源から照射された光を反射する。画像取得部は、前記反射部材により反射された光が照射された領域の画像を取得する。
本願の開示する生体情報取得装置の一つの態様によれば、良好な視界を確保することができるという効果を奏する。
以下に、本願の開示する生体情報取得装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する生体情報取得装置が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係るヘッドマウントディスプレイの正面図である。また、図2は、実施例1に係るヘッドマウントディスプレイを装着した状態の利用者を頭方向から見た図である。ここで、図1及び2では、ヘッドマウントディスプレイの構造を分かり易くするため、フレームの反対側や内部に配置された部材を透過させて表している。
ヘッドマウントディスプレイ1は、図1及び2に示すように、メガネ型をしている。そして、ヘッドマントディスプレイ1は、図1に示すように、ディスプレイ41及び42、並びに、ディスプレイフレーム10を有する。また、図2に示すように、ヘッドマウントディスプレイ1は、支持アーム11及び12を有する。
さらに、ここでは、左目P1から右目P2に向かう方向を「X方向」とし、右目P1から左目P2に向かう方向を「逆X方向」とする。また、利用者がヘッドマウントディスプレイ1を装着した場合の顔面から後頭部へ向かう方向を「Y方向」とし、後頭部から顔面へ向かう方向を「逆Y方向」とする。また、利用者がヘッドマウントディスプレイ1を装着した場合の足から頭へ向かう方向をZ方向とし、頭から足へ向かう方向を「逆Z方向」とする。
ディスプレイ41は左目P1に対応する画像表示装置であり、ディスプレイ42は右目P2に対応する画像表示装置である。本実施例では、ディスプレイ41及び42は、透過型のディスプレイである。ただし、ディスプレイ41及び42は、非透過型のディスプレイであってもよい。また、本実施例では、ヘッドマウントディスプレイ1は、2つの分離したディスプレイ41及び42を有するが、これに限らず、例えば、左目P1及び右目P2を覆う1つのディスプレイであってもよい。また、ヘッドマウントディスプレイ1は、一方の目にのみ対応する表示部を有する構造でもよい。さらに、ヘッドマウントディスプレイ1は、ヘルメット型でもよい。このディスプレイ41及び42が、「表示部」の一例にあたる。
ディスプレイフレーム10は、ディスプレイ41及び42の外周を囲むように配置され、ディスプレイ41及び42を挟持する。この、ディスプレイフレーム10によるディスプレイ41及び42の挟持が、「表示部の外縁に配置され、表示部を保持する」ことの一例にあたる。
ディスプレイフレーム10は、図2に示すように、ディスプレイ41に対するディスプレイ42と反対側の端部、すなわち逆X方向の端部で、軸21により支持アーム11にヒンジ運動可能に接続されている。また、ディスプレイフレーム10は、ディスプレイ42側に対するディスプレイ41と反対側の端部、すなわちX方向の端部で、軸22により支持アーム12にヒンジ運動可能に接続されている。
ディスプレイフレーム10は、図1で示された面の裏側の面、すなわち、利用者が装着した場合の顔側の面(以下では、「内側面」という)に、反射鏡111,112,121,122,211,212,221及び222が配置される。さらに、ディスプレイフレーム10は、内側面にはカメラ130及び230が配置される。このディスプレイフレーム10における反射鏡111,112,121,122,211,212,221及び222が配置された部分が、「枠部材」の一例にあたる。
支持アーム11及び12は、ディスプレイフレーム10にヒンジ運動可能に接続される。支持アーム11及び12は、開いた状態で、利用者の耳に掛かりディスプレイフレーム10を支持する部材である。支持アーム11には、図2に示すように電気回路30が搭載される。
支持アーム11には、利用者が装着した場合の顔側のディスプレイフレーム10との接続部近傍に、赤外線LED110及び120が配置される。同様に、支持アーム12には、利用者が装着した場合の顔側のディスプレイフレーム10との接続部近傍に、赤外線LED210及び220が配置される。この支持アーム11及び12が、「支持部」の一例にあたる。
赤外線LED110及び120は、左目P1に光を照射するための光源である。赤外線LED110及び120は、支持アーム11における利用者が装着した場合の顔側のディスプレイフレーム10との接続部近傍に配置される。
詳しくは、赤外線LED110は、逆X方向の端部であってZ方向の端部近傍に配置される。そして、赤外線LED110は、逆Y方向に角度を付けてX方向に向けて、後述する反射鏡111及び112で光が反射されるように赤外線を照射する。
また、赤外線LED120は、逆X方向の端部であって逆Z方向の端部近傍に配置される。そして、赤外線LED120は、赤外線LED110と同様に、逆Y方向に角度を付けてX方向に向けて、後述する反射鏡121及び122で光が反射されるように赤外線を照射する。
また、赤外線LED210及び220は、右目P2に光を照射するための光源である。赤外線LED210及び220は、支持アーム12における利用者が装着した場合の顔側のディスプレイフレーム10との接続部近傍に配置される。
詳しくは、赤外線LED210は、X方向の端部であってZ方向の端部近傍に配置される。そして、赤外線LED210は、逆Y方向に角度を付けて逆X方向に向けて、後述する反射鏡211及び212で光が反射されるように赤外線を照射する。
また、赤外線LED220は、X方向の端部であって逆Z方向の端部近傍に配置される。そして、赤外線LED220は、逆Y方向に角度を付けて逆X方向に向けて、後述する反射鏡221及び222で光が反射されるように赤外線を照射する。この赤外線LED110,120,210及び220が、「光源」の一例にあたる。
反射鏡111,112,121,122,211,212,221及び222は、図1に示すように、ディスプレイフレーム10の内側面に配置される。反射鏡111及び112は、赤外線LED110から照射された光を反射して左目P1に照射するための鏡である。また、反射鏡121及び122は、赤外線LED120から照射された光を反射して左目P1に照射するための鏡である。また、反射鏡211及び212は、赤外線LED210から照射された光を反射して右目P2に照射するための鏡である。また、反射鏡221及び222は、赤外線LED220から照射された光を反射して右目P2に光を照射するための鏡である。
より詳しくは、反射鏡111及び112は、ディスプレイフレーム10のZ方向の端部に、左目P1が間に位置するように配置される。反射鏡111は、図2に示すように、赤外線LED110が照射した光の入射角及び反射角がθ1となるように配置される。また、反射鏡112は、赤外線LED110が照射した光の入射角及び反射角がθ2となるように配置される。ここで、θ1及びθ2は、左目P1へ照射された光にX方向及び逆X方向の死角ができないように決定される。例えば、θ1は28度に設定され、θ2は66度に設定される。
このように配置することで、図3に示すように光が左目P1に照射される。図3は、実施例1に係るヘッドマウントディスプレイを用いた場合の光の照射状態を示す図である。状態51は、瞳が後述するカメラ130に対して正面を向いている状態を表す。また、状態52は、瞳が横を向いている状態を表す。図3の状態51及び52に示すように、赤外線LED110から照射された光は反射鏡111及び112によって反射され、左目P1に照射される。そして、反射鏡111及び112から照射された光は、左目P1の全体を覆う範囲に照射される。これにより、状態51のように瞳がカメラ130に対して正面を向いている場合であっても、状態52のように瞳が横を向いている場合であっても、左目P1の瞳が光の照射の死角に位置することはない。これにより、カメラ130は、状態51及び52の何れの場合にも、左目P1の瞳を適切に撮影することができる。
ここで、図3では、ディスプレイ41から所定距離離れた左目P1の位置で、反射鏡111及び112の照射範囲が接触する状態で記載しているが、光の照射の死角が発生しなければ重なるように照射範囲が設定されてもよい。また、ディスプレイ41から左目P1までの距離である所定距離は、ディスプレイ41の画角などを基に左目P1によりディスプレイ41が見やすい位置に設定されることが好ましい。所定距離は、例えば、ディスプレイ41のZ方向の距離の所定倍などと決定される。
さらに、図3は、X方向及び逆X方向に対する光の照射を表す図であり、反射鏡111及び112だけでは、逆Y方向に光の照射の死角が発生するおそれがある。そこで、逆Y方向の光の照射の死角をなくすために反射鏡121及び122が配置される。
反射鏡121及び122は、ディスプレイフレーム10の逆Z方向の端部に、左目P1が間に位置するように配置される。ここで、図2では、赤外線LED110、反射鏡111及び112を一例として透過的に記載したが、赤外線LED120、反射鏡121及び122も同様に配置される。すなわち、反射鏡121は、赤外線LED120が照射した光の入射角及び反射角がθ1となるように配置される。また、反射鏡122は、赤外線LED120が照射した光の入射角及び反射角がθ2となるように配置される。
ここで、本実施例では、反射鏡121及び122に対する光の入射角及び反射角を、反射鏡111及び112の光の入射角及び反射角と同じ角度にした。ただし、それぞれの角度は異なってもよく、具体的には、赤外線LED110及び120の光の照射角に応じて、左目P1に対する光の照射の死角が発生しないように設定されることが好ましい。
反射鏡211,212,221及び222は、それぞれ、反射鏡111,112,121及び122のX方向及び逆X方向を逆にした状態で配置される。具体的には、反射鏡211は、図2に示すように、赤外線LED210が照射した光の入射角及び反射角がθ1となるように配置される。また、反射鏡212は、赤外線LED210が照射した光の入射角及び反射角がθ2となるように配置される。また、反射鏡221は、赤外線LED220が照射した光の入射角及び反射角がθ1となるように配置される。また、反射鏡222は、赤外線LED220が照射した光の入射角及び反射角がθ2となるように配置される。
ここで、本実施例では、反射鏡211,212,221及び222を、反射鏡111,112,121及び122のX方向及び逆X方向を逆にした状態で配置したが、角度や配置位置は異なってもよい。すなわち、反射鏡211,212,221及び222の配置は、赤外線LED210及び220の光の照射角に応じて、右目P2に対する光の照射の死角が発生しないように設定されることが好ましい。この反射鏡111,112,121,122,211,212,221及び222が、「反射部材」の一例にあたる。
さらに、カメラ130及び230は、図1に示すように、ディスプレイフレーム10の内側面に配置される。カメラ130は、左目P1を撮影するためのカメラである。また、カメラ230は、右目P2を撮影するためのカメラである。
より詳しくは、カメラ130は、ディスプレイフレーム10の逆Z方向端部で、且つ、反射鏡121と122との間に配置される。カメラ130は、反射鏡111,112,121及び122で反射された赤外線LED110及び120を光源とする光に照射された左目P1を撮影する。
カメラ230は、ディスプレイフレーム10の逆Z方向端部で、且つ、反射鏡221と222との間に配置される。カメラ230は、反射鏡211,212,221及び222で反射された赤外線LED210及び220を光源とする光に照射された右目P2を撮影する。
ただし、カメラ130及び230の配置はこの位置に限らない。すなわち、カメラ130及び230は、光が照射された左目P1及び右目P2をそれぞれ撮影できる位置であれば他の位置に配置されてもよい。このカメラ130及び230が、「画像取得部」の一例にあたる。
電気回路30は、赤外線LED110,120,210及び220へ電力を供給する。また、電気回路30は、例えば、カメラ130及び230の撮影を制御する制御部や撮影された画像を取得して外部装置へ転送する転送部を有してもよい。
ここで、赤外線LED110及び反射鏡111を例に各サイズについて説明する。赤外線LED110には、電力を供給するラインや電力を受けて発光するLEDなどが配置される。これに対して、反射鏡111は、単に光を反射するだけの部材であり、光を反射する面を有すものであればよい。そのため、反射鏡111は、赤外線LED110に比べてサイズを小さくすることができる。
このことから、図7のように赤外線LEDを目の周りに4つ配置する場合に比べて、本実施例のように反射鏡111,112,121,122,211,212,221及び222を配置することで、配置領域を小さくすることができる。すなわち、本実施例に係るヘッドマウントディスプレイは、目の周囲のフレームを細くすることができる。
以上に説明したように、本実施例に係る生体情報取得装置は、赤外線LEDから照射された光を反射鏡で反射させて眼球に光を照射させる。これにより、目の周囲のフレームを細くすることができ、良好な視界を確保することができる。
また、1つの赤外線LEDから照射された光を複数の反射鏡で反射させ眼球に光を照射することで、光の照射の死角を発生させずに赤外線LEDの数を減らすことができる。これにより、生体情報取得装置の消費電力を低減することができる。
また、同じアームの内部に電気回路及び赤外線LEDを実装するため、実装領域を集約することができ、生体情報取得装置の構造を容易に構成でき安価に製造することができる。また、生体情報取得装置のサイズも小型化することができる。ただし、実装領域の集約を図らなくてもよい場合、赤外線LEDは、ディスプレイフレームのX方向及び逆X方向の端部に配置してもよい。
ここで、本実施例に係るヘッドマウントディスプレイは、視線検出や虹彩情報の取得だけでなく、例えば、網膜認証などの他の生体情報の取得にも用いることができる。
図4は、実施例2に係るヘッドマウントディスプレイの正面図である。本実施例に係るヘッドマウントディスプレイ1は、実施例1に係るヘッドマウントディスプレイから赤外線LEDをさらに少なくしたものである。以下では、単眼のゴーグルを例に説明する。ただし、本実施例に係るヘッドマウントディスプレイ1においても、メガネ型のフレームを用いることも可能である。図4においても、分かり易いように、内側面に配置された部材を透過させて表示している。
図4に示すように、本実施例に係るヘッドマウントディスプレイ1は、単眼のディスプレイ40を有する。そして、ディスプレイフレーム10は、ディスプレイ40の外周を囲むように配置され、ディスプレイ40を挟持する。また、図4では図示していないが、実施例1と同様にディスプレイフレーム10には、X方向及び逆X方向の端部に支持アームが2つ接続される。このディスプレイ40が、「表示部」の一例にあたる。
左目P1側の支持アームの一方には、ディスプレイフレーム10の接続部付近に赤外線LED110が配置される。赤外線LED110は、逆X方向の端部であって左目P1の横側近傍に配置される。そして、赤外線LED110は、逆Y方向に角度を付けてX方向に向けて、後述する反射鏡111,112,121及び122で光が反射されるように赤外線を照射する。
反射鏡111,112,121及び122は、実施例1と同様に配置される。反射鏡111,112,121及び122は、赤外線LED110から照射された光を反射し、左目P1へ照射する。左目P1へ照射された光は、死角を発生させずに左目P1を照らす。
また、右目P2側の赤外線LED210、並びに、反射鏡211,212,221及び222は、赤外線LED110、並びに、反射鏡111,112,121及び122とディスプレイフレーム10のX方向の中心軸に対して対称に配置される。
以上に説明したように、本実施例に係る生体情報取得装置は、各眼球に対してそれぞれ1つの赤外線LEDが配置される。そして、各赤外線LEDから照射された光は対応する眼球を死角なく照らす。したがって、本実施例に係る生体情報取得装置は、実施例1に比べてより少ない赤外線LEDを用いて、より適切に眼球の撮影を行うことができる。したがって、本実施例に係る生体情報取得装置は、実施例1に比べてより消費電力を低減することができる。
図5は、実施例3に係るヘッドマウントディスプレイの正面図である。本実施例に係るヘッドマウントディスプレイ1は、赤外線LEDからの直接光と反射鏡からの反射光とで眼球を照射する。図5においても、分かり易いように、内側面に配置された部材を透過させて表示している。
図5に示すように、本実施例に係るヘッドマウントディスプレイ1は、2つのディスプレイ41及び42を有する。そして、ディスプレイフレーム10は、ディスプレイ41及び42のそれぞれの外周を囲むように配置され、ディスプレイ41及び42を挟持する。また、図5では図示していないが、実施例1と同様にディスプレイフレーム10には、X方向及び逆X方向の端部に支持アームが2つ接続される。
赤外線LED110,120,210及び220、並びに、反射鏡112,122,212及び222は、図5に示すように、ディスプレイフレーム10の内側面に配置される。
赤外線LED110は、ディスプレイフレーム10のZ方向の端部であって、反射鏡112との間に左目P1が位置するように、支持アーム側に配置される。赤外線LED110は、左目P1へ直接光を照射するとともに、反射鏡112へ光を照射する。
反射鏡112は、赤外線LED110から照射された光を反射して左目P1に照射するための鏡である。より詳しくは、反射鏡112は、ディスプレイフレーム10のZ方向の端部に、赤外線LED110との間に左目P1が位置するように配置される。反射鏡112は、赤外線LED110が照射した光が左目P1に照射されるように配置される。
ここで、赤外線LED110及び反射鏡112は、それぞれから左目P1へ照射された光にX方向及び逆X方向の死角ができないように配置される。ここで、赤外線LED110と反射鏡112とは位置が逆に配置されてもよい。
赤外線LED120は、ディスプレイフレーム10の逆Z方向の端部であって、反射鏡122との間に左目P1が位置するように、支持アーム側に配置される。赤外線LED120は、左目P1へ直接光を照射するとともに、反射鏡122へ光を照射する。
反射鏡122は、赤外線LED120から照射された光を反射して左目P1に照射するための鏡である。より詳しくは、反射鏡122は、ディスプレイフレーム10の逆Z方向の端部に、赤外線LED120との間に左目P1が位置するように配置される。反射鏡122は、赤外線LED120が照射した光が左目P1に照射されるように配置される。
ここで、赤外線LED120及び反射鏡122は、それぞれから左目P1へ照射された光にX方向及び逆X方向の死角ができないように配置される。ここで、赤外線LED120と反射鏡122とは位置が逆に配置されてもよい。
また、右目P2側の赤外線LED210及び220、並びに、反射鏡212及び222は、赤外線LED110及び120、並びに、反射鏡112及び122とディスプレイフレーム10のX方向の中心軸に対して対称に配置される。
以上に説明したように、本実施例に係る生体情報取得装置は、赤外線LEDの直接光及び反射鏡との反射光を眼球に照射することで、眼球に対して死角のない光の照射を行う。この場合、従来に比べて配置する赤外線LEDの個数を減らすことができるため、従来よりも目の周囲のフレームを細くすることができ、良好な視界を確保することができる。また、従来よりも消費電力を低減することができる。
ここで、以上の各実施例では、ディスプレイの外周の全周を囲うようにディスプレイフレームを配置した。ただし、ディスプレイフレーム及び支持アームが各実施例における反射鏡及び赤外線LEDを搭載できれば、ディスプレイフレームは、ディスプレイの全周を囲わなくてもよい。例えば、ディスプレイフレームは、ディスプレイをZ方向及び逆Z方向から挟む構造でもよい。
1 ヘッドマウントディスプレイ
10 ディスプレイフレーム
11,12 支持アーム
21,22 軸
30 電気回路
41,42 ディスプレイ
110,120,210,220 赤外線LED
111,112,121,122,211,212,221,222 反射鏡
130,230 カメラ
P1 左目
P2 右目
10 ディスプレイフレーム
11,12 支持アーム
21,22 軸
30 電気回路
41,42 ディスプレイ
110,120,210,220 赤外線LED
111,112,121,122,211,212,221,222 反射鏡
130,230 カメラ
P1 左目
P2 右目
Claims (5)
- 表示部と、
前記表示部の外縁に配置され、前記表示部を保持するフレームと、
前記フレームに接続された支持部と、
前記フレーム又は前記支持部上に配置された光源と、
前記フレーム上に配置され、前記光源から照射された光を反射する反射部材と、
前記反射部材により反射された光が照射された領域の画像を取得する画像取得部と
を備えたことを特徴とする生体情報取得装置。 - 前記反射部材は、前記表示部における前記反射部材が配置された側の前記表示部から所定距離離れた位置において、反射光の照射領域が接触もしくは重なるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の生体情報取得装置。
- 前記フレームは、少なくとも前記表示部の外縁から前記表示部を挟む枠部材を有し、
前記反射部材は、前記枠部材の前記表示部を挟む場所のそれぞれに配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の生体情報取得装置。 - 前記枠部材は、前記表示部を少なくとも2カ所で挟むように2対配置され、
前記反射部材は、各前記対に含まれる前記表示部を挟む前記枠部材それぞれに2つずつ組で配置されることを特徴とする請求項3に記載の生体情報取得装置。 - 前記光源は、各前記組の前記反射部材の並ぶ方向に、前記反射部材に並べて前記表示部の外縁近傍に配置されることを特徴とする請求項4に記載の生体情報取得装置。
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JP7128597B1 (ja) | 2021-07-05 | 2022-08-31 | 克弥 西沢 | 熱画像を用いる生体認証装置 |
WO2023021724A1 (ja) * | 2021-08-18 | 2023-02-23 | ソニーグループ株式会社 | 眼球情報検出装置、表示装置、眼球情報検出方法及び表示方法 |
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JP2023008014A (ja) * | 2021-07-05 | 2023-01-19 | 克弥 西沢 | 熱画像を用いる生体認証装置 |
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