JP6779651B2 - 燃料ノズルを有するシステムおよび方法 - Google Patents

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Description

本明細書で開示する主題はガスタービンエンジンに関し、より詳細には、ガスタービンエンジンの燃料ノズル組立体に関する。
ガスタービンエンジンは燃料と空気の混合物を燃焼させて高温の燃焼ガスを生じさせ、これがひいては1つまたは複数のタービン段を駆動する。特に、高温の燃焼ガスはタービン動翼を強制的に回転させ、それによって軸を駆動させて、例えば発電機などの1つまたは複数の負荷を回転させる。ガスタービンエンジンは、燃料および空気を燃焼器内に噴射するために、1つまたは複数の燃料ノズル組立体を含む。燃料ノズル組立体の設計および構造は、排気エミッション(例えば、窒素酸化物、一酸化炭素など)および燃料ノズル組立体の構成部品の寿命に大きな影響を与え得る。さらに、燃料ノズル組立体の設計および構造は、取付け、取外し、保守、および一般整備の時間、コスト、ならびに複雑さに大きな影響を与え得る。したがって、燃料ノズル組立体の設計および構造を改良することは望ましいことと考えられる。
米国特許出願公開第2014/0060063号明細書
本来、特許請求される発明の範囲に相応する特定の実施形態を、以下に要約する。これらの実施形態は、特許請求される本発明の範囲を限定することを意図するものではなく、むしろこれらの実施形態は、本発明の可能な形態の簡潔な概要を提供することのみを意図する。実際、本発明は様々な形態を含むことができ、それらは、下記に説明する実施形態と同様な場合、または異なる場合がある。
第1の実施形態では、ガスタービンシステムは第1のボディを含み、第1のボディは、混合域から第1のボディの第1の下流端部にある中央出口へ延在する中央通路と、混合域内の燃料出口と、混合域内の酸化剤出口と、第1の下流端部に向かって下流方向に延在する第1の通路、および第1の下流端部から混合域内へ上流方向に延在する第2の通路を含む外側通路とを含む。
第2の実施形態では、ガスタービンシステムは燃料ノズルを含み、燃料ノズルは第1のボディおよび第2のボディを含み、第1のボディは、混合域から第1のボディの第1の下流端部にある中央出口へ延在する中央通路と、混合域に配置された複数の旋回羽根と、第1の下流端部に向かって下流方向に延在する第1の通路、および第1の下流端部から混合域内へ上流方向に延在する第2の通路を備える外側通路とを含み、第2のボディは第1のボディの周りに配置される。第2のボディは、第2のボディの第2の下流端部に延在する流体通路を含む。
第3の実施形態では、方法は、第1の流体を燃料ノズルの第1のボディの第1の下流端部に向かって下流方向に流すステップと、第1の流体を第1の下流端部から混合域内へ上流方向に流すステップと、第1の流体を第2の流体と混合域内で混合して、混合流体を生じさせるステップとを含む。混合域は、複数の旋回羽根、燃料出口、酸化剤出口、またはこれらの組合せを含む。本方法はまた、混合流体を混合域から中央通路を通して、燃料ノズルの第1の下流端部にある中央出口へ流すステップを含む。
本発明のこれらのおよび他の特徴、態様、および利点は、図面全体を通して同様の符号が同様の部品を表わす添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読めば、よりよく理解されるであろう。
中央ボディを含む燃料ノズル組立体を有するタービンシステムの実施形態のブロック図である。 図1のタービンシステムの燃焼器の実施形態の断面図であり、燃焼器は中央ボディを有する複数の燃料ノズル組立体を含む。 図1の燃料ノズル組立体および中央ボディの実施形態の断面図であり、中央ボディは、先端冷却通路、および燃料ノズル組立体の混合域の羽根に流体結合する冷却剤回収通路を含む。 中央ボディの実施形態の上面透視図であり、中央ボディは、中央パイロット、中央パイロットの周りを周方向に延在する複数の燃料開口、燃料開口の周りを周方向に延在する旋回羽根、および旋回羽根の周りを周方向に延在する酸化剤出口を含む。 中央ボディの実施形態の断面図であり、中央ボディは、冷却剤回収通路および中央パイロット通路の少なくとも一部分を画定する導管を含み、中央パイロット通路および冷却剤回収通路は、これらの形状が球形となるように、燃料ノズル組立体の中心線軸から離れるように半径方向外向きに非直線的に拡大している。 中央ボディの実施形態の断面図であり、中央ボディは、中央パイロット通路および冷却剤回収通路の少なくとも一部分を画定する導管を含み、冷却剤回収通路および中央パイロット通路は、これらの形状がワイングラス形となるように、燃料ノズル組立体の中心線軸から離れるように半径方向外向きに非直線的に拡大している。 中央ボディの有孔板の実施形態の上面図であり、有孔板は複数のインピンジメント開口を含む。 中央ボディの下流端部の実施形態の断面図であり、中央ボディは、先端冷却通路と冷却剤回収通路を流体結合する冷却室の上流に有孔板を含み、先端冷却通路は冷却流体流れを下流方向に向かって流し、冷却剤回収通路は冷却流体を上流方向に流す。 中央ボディの下流端部の実施形態の断面図であり、先端冷却通路および冷却剤回収通路の両方を画定する壁は有孔板の上流に複数の開口を含む。 図1のタービンシステムの燃焼器の実施形態の断面図であり、燃焼器はローブを有する複数の燃料ノズル組立体を含む。
本開示の1つまたは複数の特定の実装形態を以下に説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するために、本明細書では、実際の実装態様のすべての特徴を説明しないかもしれない。いかなるこうした実際の実装態様の開発に際しても、あらゆるエンジニアリングプロジェクトまたは設計プロジェクトにおけるように、システム関連およびビジネス関連の制約を遵守することなど、実施態様ごとに変わり得る開発者の特定の目標を達成するために、実装態様特有の多くの決定を行われなければならないことを理解されたい。さらに、このような開発の取り組みは、複雑であり時間を要する場合があるが、それにもかかわらず、この開示の恩恵を受ける当業者にとっては、設計、製作、および製造の定常作業であることを理解されたい。
本発明の様々な実施形態の要素を導入するときに、冠詞「1つ(a)」、「1つ(an)」、「その(the)」、および「前記(said)」は、それらの要素のうちの1つまたは複数があることを意味することを意図する。用語「備える、含む(comprising)」、「含む(including)」、および「有する(having)」は、包括的であり、列挙した要素以外に追加の要素があり得ることを意味することを意図する。
本開示は、ガスタービンエンジンに使用するための燃料ノズル組立体を対象とする。燃料ノズル組立体は、ガスタービンエンジンの燃焼器の燃焼域(例えば、火炎域)に燃料と酸化剤(例えば、空気)との混合物を供給して火炎を発生させ、それがひいては高温の燃焼ガスを発生させる。タービンは、火炎からの熱エネルギー(例えば、高温の燃焼ガス)を、発電機、ポンプなどの機械に動力を与えるために使用される機械エネルギーに変換する。燃料ノズル組立体は一般に、燃焼ノズル組立体の下流の燃焼域の火炎の特性(例えば、長さ、形状など)ならびにエミッションの発生を制御する。例えば、燃料ノズル組立体は、燃料および空気流を受け入れ、それによって混合物を生じさせる内部容積を画定する支持構造体(例えば、メインボディ)を含む。支持構造体は、燃料と空気の混合物の少なくとも一部分を燃焼域に供給し、燃焼域内で生じる火炎を安定させる中央ボディを含む。燃料ノズル組立体はまた、燃料ノズル組立体の下流端部に、支持構造体に結合されたノズルシュラウドを含む。特定の実施形態では、ノズルシュラウドは、燃料ノズル組立体内へ流れる燃料と空気の混合物の流れを互いに離間した複数の流れに分離することができる。例えば、ノズルシュラウドは、燃料ノズル組立体の下流端部まで延在するローブを含むことができ、それによって、流れが燃料ノズルから出るときに流れを分離することを助ける。燃料と空気の混合物を燃料ノズル組立体で複数の流れに分離することによって、燃焼域で生じる一次火炎を、燃料と空気の混合物を分割しないで生じる一次火炎に比べて長さが短い複数の火炎に分離することができる。
燃料と空気の混合物が燃焼している間、燃料ノズル組立体の下流端部は、摂氏約1000度(℃)から約2100℃より高い温度に曝される場合がある。このような高い温度は、燃料ノズル表面に対して熱応力、摩耗、および劣化を引き起こし、それによって、保守および交換コストを増大させる場合がある。燃料ノズル組立体の(例えば、燃焼域に隣接する)下流端部を冷却することによって燃料ノズル組立体の寿命を延ばすために、冷却方法が利用される場合がある。例えば、燃料ノズル組立体の下流端部を、冷却流体(例えば、空気などの酸化剤、不活性ガス、蒸気、燃料、または燃料以外のもの)を使って、フィルム冷却、インピンジメント冷却、または他の適切な冷却技法によって冷却することができる。一般に、冷却流体は、冷却後、燃焼域内に吐出される。吐出された冷却流体(例えば、空気などの燃料以外のもの)は、燃焼域で火炎を生じさせるために使用される燃料と空気の混合物を希釈し、それによって、燃料−空気混合物の燃空比が変化する場合がある。加えて、吐出された冷却流体は、燃料−空気混合物を冷却し、また燃料ノズル組立体の下流端部での圧力を変える場合がある。その結果、本開示の実施形態を用いない場合には、火炎が不安定化し、システム10の効率が下がり、燃焼エミッションが増加する場合がある。したがって、冷却流体を、下流端部を冷却した後に回収して、燃料ノズル組立体の予混合域に燃料−空気混合物を生じさせるように使用することが望ましい場合がある。このように、還流して予混合することによって、燃焼域内に冷却流体を直接吐出することに伴う燃空比、温度、および圧力の変動を軽減することができる。このようにして、システム効率を上げることができ、また、運転および保守コストを下げることができる。
図1は、タービンシステム10の実施形態のブロック図を示す。以下に詳細に説明するように、開示されるタービンシステム10(例えば、ガスタービンエンジン)は、システムの耐久性、操作性、および信頼性を改良することができる、以下に説明する燃料ノズル組立体を使用することができる。図示のように、システム10は、圧縮機12(例えば、1つまたは複数の圧縮段を有する)、1つまたは複数のタービン燃焼器14、およびタービン16(例えば、1つまたは複数のタービン段を有する)を含む。タービン燃焼器14は、タービンシステム10の回転軸の周りを周方向に延在するアニュラ形燃焼器とすることができる、または、システム10は回転軸の周りを周方向に間隔を置いて配置された複数の燃焼器14を含むことができる。タービン燃焼器14は、燃料22、ならびに、空気、酸素、酸素富化空気、酸素低減空気、またはこれらの任意の組合せなどの加圧酸化剤24の両方を受け入れるように構成された1つまたは複数の燃料ノズル組立体20を含むことができる。以下の議論では、酸化剤を空気24と称するが、開示される実施形態では任意の適切な酸化剤を使用することができる。さらに、特定の実施形態では、1つまたは複数の流体(例えば、燃料、蒸気、窒素および排気再循環(EGR:exhaust gas recirculation)ガスなどの不活性ガス、またはこれらの任意の組合せ)を燃料ノズル組立体20の上流で酸化剤に付加することができる。燃料ノズル組立体20は、燃料22(例えば、液体燃料、ならびに/あるいは、天然ガス、合成ガス、またはこれらの組合せなどの気体燃料)をタービン燃焼器14内に送る。図3〜9を参照して以下でさらに詳細に説明される、各燃料ノズル組立体20は、冷却流体(例えば、燃料22および/または空気24)を回収して燃料ノズル組立体20の混合域に導く流路を有する中央ボディ26を含む。例えば、燃料ノズル組立体20は、空気24の流れを2つの流れに分割し、一方の流れはメインボディ羽根に流入し(例えば、メインボディ空気)、他方の流れは中央ボディ26に流入する(例えば、中央ボディ空気)。メインボディ空気流は、燃料ノズル組立体20を通って流れる全空気24(例えば、メインボディ羽根と中央ボディ26を通る空気24)のうちの約90%から約98%の間とすることができる。中央ボディ26はまた、中央ボディ空気24を、中央パージジェットと内部先端冷却回収回路に分割することができる。中央ボディ26は、燃料ノズル組立体20内に配置され、燃料ノズル支持構造体およびノズルシュラウドの少なくとも一部分に取り囲まれる。中央ボディ26は、空気24を2つの流れに分割するように構成される。例えば、中央ボディ26は、空気24の第1の流れを、燃料ノズル組立体20の下流端部27にある冷却室に流体結合された冷却通路に導くことができ、空気24の第2の流れを、中央ボディ26内の中央パージジェットに導くことができる。加えて、中央ボディ26は、下流端部27を冷却した後の冷却流体(例えば、空気24の第1の流れ)を回収し、この回収冷却流体を、中央パイロットに流体結合した予混合域に導くことができる。空気24の第1の流れからの回収流体は、燃料22および空気24の第2の流れと混合され、それによって、燃料−空気混合物を生じさせる。冷却流体を回収し、燃料ノズル組立体20の予混合域に導いて、燃料−空気混合物を生じさせることによって、燃焼器14内での燃料−空気混合物の希釈が軽減される。したがって、適切な燃空比が保たれ、それによって、冷却流体を燃焼器14内に直接吐出する燃料ノズル組立体に比べて燃焼効率を上げることができる。さらに、冷却流体を燃焼器14内に直接吐出することに伴う下流端部27での圧力および温度の変動を小さくすることができる。したがって、上流で予混合することによって、燃焼器14内の燃料−空気混合物から生じる火炎を安定させることができ、燃焼エミッションを低減することができる。
圧縮機動翼は、圧縮機12の構成部品として含まれる。以下に説明するように、圧縮機12内の動翼は軸28に結合され、軸28がタービン16によって駆動されて回転すると、回転する。圧縮機12内で動翼が回転すると、空気取入口32からの空気30が圧縮されて加圧空気24となる。次いで、加圧空気24は、タービン燃焼器14の燃料ノズル組立体20内に送られる。加圧空気24の第1の部分(例えば、全燃料ノズル空気の約2%から約10%)は、燃料ノズル中央ボディの先端組立体20の下流端部27を(例えば、インピンジメント冷却によって)冷却するために使用されて、中央ボディ26の予混合域に再還流することができる。したがって、冷却流体(例えば、加圧空気24)は燃焼器14内に直接放出されない。さらに、回収流体(例えば、高温空気24)は、下流端部27からの熱吸収により、予混合域の燃料22を予熱することができる。これによって、燃焼器14内での燃料と空気の混合物の全体的な燃焼効率を上げることができる。加圧空気24の第2の少量の部分(例えば、燃料ノズル組立体20を通る全空気24の約0.1%から約1%)は、パージジェットを経て中央混合域に導かれ、燃料22の一部分および回収冷却流体と予混合されて、燃料−空気混合物の少なくとも一部分を生じさせることができる。
タービン燃焼器14で燃料−空気混合物が点火、燃焼され、次いで、高温の加圧燃焼ガス34(例えば、排気)がタービン16内に流される。タービン動翼は軸28に結合され、軸28はまた、タービンシステム10全体のいくつかの他の構成部品に結合される。燃焼ガス34がタービン16内のタービン動翼に当たって、かつそれらの間を流れると、タービン16は駆動されて回転し、それによって軸28が回転する。最終的に、燃焼ガス34は排気出口36(例えば、排気導管)を経てタービンシステム10を出る。さらに、軸28は負荷38に結合することができ、負荷38は軸28の回転によって動力を与えられる。例えば、負荷38は、発電機、飛行機のプロペラなどの、タービンシステム10の回転出力によって動力を発生することができる任意の適切な装置とすることができる。
上で論じたように、中央ボディ26は、加圧空気24の流れを2つの流れ(例えば、先端冷却流れと中央パイロット流れ)に分離(例えば、分割)し、回収冷却流体(例えば、高温の加圧空気24)を予混合域に再還流する。予混合域は、中央ボディ26の中央ハブ内に配置される。以下の議論では、タービンシステム10の軸方向の軸線または方向40、半径方向の軸線または方向42、ならびに/あるいは周方向の軸線または方向44について言及する場合がある。図2は、タービン燃焼器14に燃料22と空気24の混合物を供給するための1つまたは複数の燃料ノズル組立体20および関連する中央ボディ26を有するシステム10のタービン燃焼器14(例えば、アニュラ形燃焼器)の斜視図である。以下の議論では、タービン燃焼器14をアニュラ形燃焼器として言及するが、任意の他の適切な燃焼器構成も本燃料ノズル組立体20に使用することができる。図示の実施形態では、タービン燃焼器14は、第1の燃焼器境界48(例えば、外側環状壁)および第2の燃焼器境界50(例えば、内側環状壁)によって画定された環状領域46を含む。壁50(例えば、第2の燃焼器境界)は回転軸51の周りを周方向に配置され、領域46は壁50の周りを周方向に配置され、壁48(例えば、第1の燃焼器境界)は領域46および壁50の周りを周方向に配置される。タービン燃焼器14は、環状領域46内に複数のノズルステム52(例えば、半径方向の突起、アーム、スポーク、または片持ち部材)を含む。例えば、タービン燃焼器14は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15個以上のノズルステム52を含むことができる。各ノズルステム52は、隣接するノズルステム52から周方向に(周方向の軸線44に沿って)距離53だけ間隔を置いて配置される。ノズルステム52は、ノズルステム52をタービン燃焼器14に結合しやすくして固定するために、取付け構造体(例えば、取付けフランジ)を含むことができる。
図示のノズルステム52はそれぞれ2つの燃料ノズル組立体20を含む。例えば、ノズルステム52は、外側燃料ノズル組立体54および内側燃料ノズル組立体56を含むことができる。特定の実施形態では、ノズルステム52はそれぞれ、1つの燃料ノズル組立体20、または、任意の数(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個以上)のノズル組立体20を含むことができる。上記のように、燃料ノズル組立体20は、燃料22と空気24の混合物をタービン燃焼器14の燃焼域内に送るように構成される。例えば、燃料ノズル組立体20は、燃料−空気混合物をタービン燃焼器14の環状領域46内に導き、ここで、燃料−空気混合物を燃焼させて熱エネルギーを生じさせ、これを使用してタービン16に動力を与え、1つまたは複数の機械(例えば、発電機、飛行機のプロペラなど)を駆動する。各ノズルステム52の外側および内側燃料ノズル組立体54、56はそれぞれ、同じまたは異なる種類、成分、および/または量の燃料22および/または酸化剤24を、第1のノズル開口58(例えば、環状の開口)および/または第1の中央パイロット開口60を通じて出力することができる。例えば、外側燃料ノズル組立体54が液体燃料22を出力し、内側燃料ノズル組立体56が気体燃料22を出力することができ、または、その逆も可能である。同様に、外側燃料ノズル組立体54が空気24(例えば、酸化剤24)を出力し、内側燃料ノズル組立体56が天然ガスおよび/または合成ガスを出力することができ、または、その逆も可能である。
図3は、タービン燃焼器14に燃料22および空気24を供給するために使用することができる燃料ノズル組立体20の実施形態の断面図である。燃料ノズル組立体20は、中央ボディ26に加えて、メインボディ70(例えば、支持構造体)およびノズルシュラウド72を含む。中央ボディ26の詳細図は図4〜8に示され、図3の議論全体を通してこれらの図を参照する。一実施形態では、メインボディ70、ノズルシュラウド72、および中央ボディ26は、例えば、ボルト、クランプ、締まりばめ、雌雄継手、またはこれらの任意の組合せなどの取外し可能な締結具によって取外し可能に互いに結合された別々の構造体である。メインボディ70、ノズルシュラウド72、および中央ボディ26はそれぞれ、燃料ノズル組立体20の軸方向の軸線76の周りに周方向44に延在しており、これらの形状は概ね環状とすることができる。特定の実施形態では、燃料ノズル組立体20の各構成部品(例えば、メインボディ70、ノズルシュラウド72、および中央ボディ26)は、結合機構を介して分離可能である。他の実施形態では、メインボディ70と中央ボディ26は単一構造体(例えば、1つの部品として一体に形成される)であり、ノズルシュラウド72はこの単一構造体(例えば、ボディ26、70)に取外し可能に結合された別の構造体である。すなわち、ボディ26、70は分離不可能であり、ノズルシュラウド72は分離可能(例えば、取外し可能)である。留意すべきことは、メインボディ70、ノズルシュラウド72、および中央ボディ26は単一構造体(例えば、分離不可能)とすることができることである。メインボディ70、ノズルシュラウド72、および中央ボディ26が1つの構造体(例えば、取外し不可能な結合)、または別々の構造体(例えば、取外し可能な結合)になるように、メインボディ70、ノズルシュラウド72、および中央ボディ26を3D印刷/付加製造技法によって製造することができる。メインボディ70に取外し可能に結合されたノズルシュラウド72を有する実施形態では、メインボディ70およびノズルシュラウド72は、メインボディ70とノズルシュラウドとの結合および分離をしやすくする、ボルト、ねじ、ねじ付き締結具、ねじ付き接続具、締まりばめ、クランプ、雌雄継手、または任意の他の適切な結合機構などの結合要素を含むことができる。特定の実施形態では、中央ボディ26は、締まりばめによって、メインボディ70、ノズルシュラウド72、またはこれらの組合せに結合することができる。
燃料ノズル組立体20は、メインボディ70、ノズルシュラウド72、および中央ボディ26によって画定された燃料ノズル組立体20の内部容積を通って燃料22および空気24が流れやすくなる様々な特徴を含む。例えば、中央ボディ26は、中央パイロット80を画定する中央パイロット導管78(例えば、中央環状壁)を含み、中央パイロット80は、燃料ノズル組立体20の下流端部27に第1の中央パイロット開口60(例えば、軸方向の開口)、および端部27の軸方向40上流に第2の中央パイロット開口82を有する。導管78(または、壁)は軸方向の軸線76の周りを周方向44に延在し、それによって、開口60と開口82との間を軸方向40に延在する軸方向通路86を画定する。留意すべきことは、開口58は、開口60および軸線76の周りを周方向44に延在していることである。
第2の中央パイロット開口82は、第1の中央パイロット通路92(例えば、導管)、および1つまたは複数の第2の中央パイロット通路94(例えば、導管)を有する燃料インジェクタ90に流体結合される。第1の中央パイロット通路92は軸方向の軸線76に沿って延在し、一方、1つまたは複数の第2の中央パイロット通路94は軸方向の軸線76から半径方向42にずれている(図4の詳細図も参照のこと)。特定の実施形態では、通路92、94は、互いに同軸または同心、ならびに/あるいは燃料ノズル組立体20の軸方向の軸線76と同軸または同心である。例えば、第2の中央パイロット通路94は、第1の中央パイロット通路92の周りを周方向44に配置することができ、その結果、第2の中央パイロット通路94は第1の中央パイロット通路92の周りに環を形成する(図4参照)。通路92、94は、燃料22および/または(例えば、圧縮機12からの)加圧空気24の少なくとも一部分を受け入れ、燃料22および/または空気24を、燃料流を軸方向40に向ける1つまたは複数の第1および第2のパイロット開口100、102(例えば、軸方向の開口)をそれぞれ経由して、中央パイロット80に付随した混合域96(例えば四角の破線で示すように)に供給する。例えば、燃料パイロット通路104は通路94に流体結合されて、燃料22の少なくとも一部分を(例えば、通路94を経由して)混合域96に導く。同様に、以下でさらに詳細に論じるように、一部分(例えば、燃料ノズル組立体20を通る全燃料ノズル空気24の約0.1%と約1%の間)は、通路92を通って混合域96に流入し、ここで、燃料22および回収冷却流体と混合する。特定の実施形態では、ノズル燃料22の一部分(例えば、約0.5%と約20%の間)は、混合域96の上流の通路92で空気24と混合(例えば、乱流混合)する。留意すべきこととして、特定の実施形態では、燃料22は通路92を通って流れることができ、空気24は通路104を通って流れることができる。
第1の混合域96は、1つまたは複数の羽根106(例えば、旋回羽根またはラジアルスワラ)を含んで、燃料22と空気24の混合を促進することができる。例えば、第1の混合域96は、軸線76の周りを周方向44に延在する、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10枚以上の旋回羽根106、および通路92、94の少なくとも下流部を含むことができる(図4参照)。以下でさらに詳細に論じるように、第1の混合域96はまた、1つまたは複数の羽根106に流体結合された酸化剤出口108(例えば、半径方向の出口)から追加の空気24(例えば、回収冷却流体)を受け入れる。酸化剤出口108は、追加の空気24の流れを半径方向42に混合室96内に導いて、開口100、102をそれぞれ通る燃料22および空気24の流れに対して(例えば、直角に)横切るように方向付ける。特定の実施形態では、混合域96に流入する燃料22は、空気24の2つの流れ(例えば、回収冷却流体と通路92の空気24)の間を流れる。すなわち、燃料22は、回収冷却流体(例えば、空気24)と通路92からの空気24との間に「挟まれる」。この流れのパターンは、燃料22と空気24の混合を促進して、均質な燃料−空気混合物を生成する。
燃料ノズル組立体20は、燃料インジェクタ90に加えて、中央ボディ26ならびに/あるいは1枚または複数枚のメインボディ羽根112(例えば、1から50枚の羽根)を(例えば、軸方向の軸線76の周りに)取り囲むメインボディプレナム室110(例えば、環状室)を含む。特定の実施形態では、メインボディ羽根112のそれぞれは、流れを旋回させて燃料と空気の混合を強化するように構成された、軸方向および/または半径方向旋回羽根などの旋回羽根とすることができる。メインボディプレナム室110、および1枚または複数枚のメインボディ羽根112(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、または10枚以上)は、燃料ノズル組立体20の第2の混合域120に配置された混合室118の上流にある。1枚または複数枚のメインボディ羽根112は、空気24の流れが混合室118に入ること可能にする複数のメイン羽根開口124を含む(例えば、羽根1枚当たり1から50個)。メイン羽根開口124は、各羽根112の前縁126と後縁127との間で、後縁127に直に、または近接して、あるいは、任意の他の適切な位置で軸方向40に配置することができる。メインボディ70は、メインボディ外側壁130にメインボディ開口128(例えば、半径方向開口)を含んで、(例えば、半径方向の軸線42に沿った)空気24の半径方向流れを1枚または複数枚のメインボディ羽根112に供給する。メインボディプレナム室110からの燃料22の軸方向40の流れは、1枚または複数枚のメインボディ羽根112からの空気24と混合する。メインボディ羽根112(例えば、旋回羽根)は、混合室118で燃料22と空気24の混合を促進する。
燃料通路104とメインボディプレナム室110内の燃料22は同じ場合もあるし、異なる場合もある。例えば、一実施形態では、燃料通路104内の燃料22は一種類の燃料であり、メインボディプレナム室110内の燃料22は、燃料通路104内の第1の種類の燃料22とは異なる第2の種類の燃料とすることができる。例えば、燃料は、様々な気体燃料、様々な液体燃料、または様々な気体および液体燃料の組合せとすることができる。他の実施形態では、燃料通路104とメインボディプレナム室110内の両方の燃料22の種類は同じとすることができる。加えて、燃料通路104とメインボディプレナム室110内の燃料22は、同じ成分、または異なる成分とすることができる。複数の燃料噴射通路(例えば、燃料通路104およびメインボディプレナム室110)によって、燃料ノズル組立体20は少なくとも2つの異なる燃料を使用することが可能になる。この場合も、燃料は様々な気体燃料および/または液体燃料とすることができる。
特定の実施形態では、燃料ノズル組立体20は、混合室118に流体結合した追加の燃料通路および燃料噴射口を含むことができる。追加の燃料通路(例えば、燃料導管)および燃料口(例えば、燃料出口)は混合室118に追加の燃料22を供給することができる。混合室118内では、メインボディプレナム室110からの燃料22、および1枚または複数枚のメインボディ羽根112からの空気24とが、追加の燃料通路からの追加の燃料22と混合することができる。燃料口(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、または50個以上)は、軸方向の軸線76の周りを様々な軸方向、半径方向、および周方向位置に間隔を置いて周方向44に配置することができ、また、燃料口は、軸方向の軸線76に対して様々な角度(例えば、平行に、直角に、あるいは、10、20、30、40、50、60、70、または80度の鋭角)に向けることができる。
混合室118は、第1の中央ボディ導管134(例えば、壁)の一部分、およびノズルシュラウド壁136(例えば、環状壁)の少なくとも一部分によって画定される。第1の中央ボディ導管134は、軸方向の軸線76の周りを周方向44に概ね延在する(例えば、環状壁134)。特定の実施形態では、導管134は、上流端部138に向かって上流方向に、軸線76から離れるように半径方向外向き42に(例えば、直線的に、非直線的に、または湾曲して)徐々に拡がることができる。特定の実施形態では、導管134は、第1のノズル開口58に向かって下流方向に、軸線76から離れるように半径方向外向き42に徐々に拡がることができる。ノズルシュラウド壁136は、軸方向の軸線76、および導管134の少なくとも一部分の周りを周方向44に概ね延在する(例えば、環状壁136)。混合室118は、下流端部27の開口58の上流にある。特定の実施形態では、開口58は、周方向44に間隔を置いて配置された複数のローブ140を含むことができ、これらのローブ140は、混合室118内に生じた燃料−空気混合物を、燃焼域46内への流入前に、離散した流路に分離する(例えば、周方向44に分割する)(例えば図10参照)。例えば、ローブ140は、燃料−空気混合物を燃焼域46内に導くローブ通路142を画定する。図示の実施形態では、混合室118の半径方向の寸法146(例えば、導管134の一部分とノズルシュラウド壁136との間)は、羽根112の後縁127から壁136の突出部142(例えば、小さな断面流路面積を有する領域を画定する環状の突出部)へ下流方向に小さくなる。断面流路面積を小さくすると、羽根112の下流で燃料22と空気24の混合を促進することができる。例えば、燃料−空気流は断面流路面積で収束され、これに伴って圧力が下がり、流体速度が上がり、それによって、第2の混合域120を通過する流れの燃料−空気の混合が強化される。さらに、半径方向の寸法146が突出部142の下流で大きくなる(例えば、突出部142と第1のノズル開口58との間の断面流路面積が拡がる)と、これはまた、燃料−空気混合物が室118内で滞留する時間が長くなり、それによって、第2の混合域120内での燃料22と空気24の混合を強化することができる。特定の実施形態では、室118は第1のノズル開口58と後縁127または突出部142との間にローブを含み、これらのローブは、燃料と空気の混合物を、燃焼域46への流入前に、離散した流路に分離する。燃料−空気混合物を離散した流路に分離すると、燃料と空気の混合物を分割しない流れから生じる一次火炎に比べて長さが短い複数の一次火炎を生じさせることによって、一次火炎の長さを短くすることができる。したがって、火炎の温度が高い(例えば、1500℃を超える温度)場合に、燃料と空気の混合物の燃焼から生じるエミッションを低減することができ、かつ/または、小さな反応域を有する小さな燃焼器を使用することができる。
上で論じたように、燃焼域46内での燃料と空気の混合物の燃焼は1000℃を超える温度になる場合がある。高温によって引き起こされる燃料ノズル組立体20の劣化を軽減するために、燃料ノズル組立体20の下流端部27は冷却流体148で冷却される。本開示の実施形態を用いない場合には、冷却流体(例えば、空気24)は、燃料ノズル組立体の下流端を冷却したあと、燃焼域の内へ、および/または第1の中央パイロット開口60に隣接する中央パイロット80の領域内へ吐出される場合がある。冷却流体を燃焼域46内へ、および/または第1の中央パイロット開口60に隣接して吐出することは、燃焼域46内の燃空比および火炎安定性に影響を与える場合がある。さらに、吐出された冷却流体は、下流端部27で圧力および温度の変動を引き起こす場合があり、その結果、燃料−空気混合物が燃焼域46に不均一に流入し、一様でない燃焼となる。冷却流体を直接燃焼域46内に吐出することによる、燃空比、圧力、および温度の変動は、一次火炎を不安定化させる場合があり、その結果、エミッション(例えば、NOxおよびCO)を増大させ、システム10の効率を低下させる。したがって、本開示の実施形態では、冷却流体を回収して、燃料−空気混合物を(例えば、混合域96内に)生じさせるように使用する。加えて、冷却流体を混合域96に供給すると、燃料22を予熱することができ、それによって、システム10の燃焼効率を上げることができる。
上で論じたように、中央ボディ26は、燃焼域46内で火炎を生じさせるために使用される燃料22および空気24の一部分を受け入れる。中央ボディ26は、空気24の軸方向40の流れを2つの別々の流れに分離する。例えば、空気24の第1の部分(例えば、中央ボディ26およびメインボディ70などの燃料ノズル組立体20を通る空気24の全流量のうちの約0.1%から約1%)は、通路92を通して混合域96に供給することができ、空気24の第2の部分(例えば、燃料ノズル組立体20を通る空気24の全流量のうちの約2%から約10%)は、燃料ノズル組立体20の下流端部27を冷却するため、および、混合域96に追加の空気24を供給して燃料−空気混合物を生じさせるために使用することができる。したがって、中央ボディ26は先端冷却通路150(例えば、外側通路)を含み、先端冷却通路150は、軸方向の軸線76および中央パイロット80から半径方向42にずれて、導管134の少なくとも一部分と、導管134から軸方向40に延在する第2の中央ボディ導管152(例えば、環状壁)と、第3の中央ボディ導管154(例えば、環状壁)とによって画定される。先端冷却通路150は、軸方向の軸線76の周りを周方向44に間隔を置いて配置された複数の離散した通路、および/または軸方向の軸線76の周りを周方向44に延在する共通の環状の通路を含むことができる。特定の実施形態では、先端冷却通路150は、中央パイロット80と(例えば、軸方向の軸線76に沿って)同軸または同心とすることができる。先端冷却通路150(例えば、導管134、152、および154の間)は、下流端部27で、中央パイロット80(例えば、導管78)の少なくとも一部分を周方向44に取り囲む。
図示の実施形態では、導管134は、導管154の第1の部分および中央軸線76の周りを周方向44に概ね延在する。導管152は、導管154の第2の部分の周りを(例えば、導管154の上流端で)、および軸線76の周りを周方向44に概ね延在する。導管154は、軸線76および導管78(例えば、環状壁78)の周りを周方向44に概ね延在する。中央ボディ26はまた、冷却剤回収通路160(例えば、内側環状通路)を含む。通路160は、導管154および導管78によって画定される。したがって、通路160は、導管154の反対側にある通路150に隣接して配置される。以下でさらに詳細に論じるように、冷却剤回収通路160は、冷却流体(例えば、燃料22、酸化剤24、またはこれらの組合せ)を、出口108を経て混合域96に導く。
通路150は、下流端部27に向かって下流方向に延在し、通路160は、下流端部27から混合域96へ上流方向に延在する。通路150、160は、軸方向の軸線76および中央パイロット80の周りを周方向44に概ね延在し(例えば、環状通路150、160)、通路150は、通路160の周りを周方向44に概ね延在する。中央パイロット80の半径方向の寸法170は矢印170で示され、通路150の半径方向の寸法172は矢印172(例えば、導管134/152と導管154との間)で示され、通路160の半径方向の寸法174は矢印174(例えば、導管78と導管154との間)で示される。
特定の実施形態では、中央パイロット80および/または通路150、160は円錐台形とすることができる。したがって、中央パイロット80および通路150、160に関係する半径方向の寸法170、172、および/または174は軸方向40に可変とすることができる、かつ/または一定とすることができる。例えば、図5および6に示すように、中央パイロット80と関係する導管78は、混合域96から下流端部27に向かって下流方向に、軸方向の軸線76から離れるように半径方向外向き42に(例えば、直線的に、非直線的に、湾曲して)概ね拡がり、したがって、半径方向の寸法170は、下流方向に(例えば、直線的に、非直線的に、または湾曲して)徐々に大きくなる。導管78は、円筒形、円錐形、凹面形、および/または凸面形の任意の組合せとすることができる。例えば、図5および6は、中央パイロット80の半径方向の寸法170が非直線的に(例えば、湾曲して)大きくなっていることを示している。図5に示すように、導管78は、中央パイロット80の形状が球形となるように、凹面形とすることができる。しかしながら、導管78および中央パイロット80は、円筒形、円錐形、凹面形、および/または凸面形の任意の組合せとすることができる。例えば、他の実施形態では、図6に示すように、導管78は凸面形とすることができ、中央パイロット80はワイングラス形とすることができる。いくつかの実施形態では、半径方向の寸法170は、ある軸方向長さで小さくする、かつ/または一定のままとした後に、下流方向に大きくすることができる。留意すべきことは、特定の実施形態では、導管78は、軸線76から離れるように半径方向に拡がらない場合があることである。むしろ、導管78は軸線76と同軸とすることができ、その結果、半径方向の寸法170は、混合域96とパイロット開口60との間で一定となる。
導管134/152、154は、中央パイロット80の形状に合わせることができる、または、合わせないこともできる。例えば、特定の実施形態では、通路150、160に関係する半径方向の寸法172、174のうちの少なくとも1つは、半径方向の寸法170の下流方向の変化とは逆の変化をさせる(例えば、狭める、または拡げる)ことができる。したがって、壁134/152、154のうちの少なくとも1つは、上流端部138に向かって上流方向に、軸線76から離れるように半径方向外向き42に(例えば、直線的に、非直線的に、または湾曲して)徐々に拡がることができる。図3に示すように、壁154は、上流方向に軸線76から半径方向外向きに徐々に拡がることができ、その結果、通路160の半径方向の寸法174は、上流端部138に向かって(例えば、半径方向の寸法170が拡がる方向とは反対の方向に)徐々に拡がる。通路150の半径方向の寸法172は、半径方向の寸法174と同じ方向に、または、逆方向に拡がることができる。例えば、図3に示すように、通路150を画定する壁134、152の少なくとも一部分は、下流方向に軸線76から離れるように半径方向42に(例えば、下流端部27に向かって)徐々に拡がることができる。したがって、通路150の半径方向の寸法172は、通路160の半径方向の寸法174とは逆に、下流端部27に向かって下流方向に拡がる。特定の実施形態では、導管134、152は、上流方向に中央軸線76から離れるように半径方向外向き42に徐々に拡がる。したがって、通路150の半径方向の寸法172は、上流端部138に向かって半径方向の寸法174と同じ方向に徐々に大きくなる。
他の実施形態では、壁134/152、154の少なくとも一部分は中央パイロット80の形状に合う。一例として、図5および6は、導管78、154の両方が、下流方向に軸線76から半径方向外向き42に拡がっていることを示している。したがって、通路160に関係する半径方向の寸法174は、半径方向の寸法170と同じ方向に(例えば、下流端部27に向かって)増大している。特定の実施形態では、通路150、160に関係する半径方向の寸法172、174は、各導管134/152、154間で一定とすることができる。他の実施形態では、通路80、150、160は可変の(例えば、下流方向に徐々に増大および/または減少する)半径方向の寸法170、172、174を有することができる。
上で論じたように、通路150、160は、冷却流体148(例えば、下流方向への加圧空気24)を、下流端部27に向かって下流方向、および混合域96に向かって上流方向に流す。以下の議論では、冷却流体148を空気24と称する。しかしながら、特定の実施形態では、冷却流体148はまた、燃料22、蒸気、不活性ガス、または任意の他の適切な流体およびこれらの組合せも含むことができる。通路150は、冷却流体148を下流端部27に向かって軸方向40に流すことができる。上で論じたように、中央ボディ26は、空気24の軸方向流れ40を、(例えば、通路150を通る)先端冷却流れと(例えば、通路92を通る)中央パイロット流れに分割する。例えば、燃料ノズル組立体20(例えば、中央ボディ26およびメインボディ70)を通る空気24の全流量のうちの約2%から約10%が、通路150を通って流れることができ、全燃料ノズル空気24のうちの約0.1%から約1%が通路92を通って流れることができる。冷却流体148は、矢印148で示すように、先端冷却通路150(例えば、導管134/152と導管154との間)を通って、下流端部27に向かって下流方向に流れて、燃料ノズル組立体20の下流端部27を(例えば、フィルム冷却、インピンジメント冷却、または任意の他の適切な冷却技法によって)冷却する。例えば、図示の実施形態では、冷却流体148は、下流端部27近くの有孔冷却板186(例えば、インピンジメント冷却板および/またはフィルム冷却板)の1つまたは複数(例えば、1個から100個)の軸方向のインピンジメント開口182を通って流れて、燃料ノズル組立体20の冷却室188(例えば、半径方向通路)の内面190(例えば、軸方向端板)に衝突し、それによって、内面190を冷却する。以下でさらに詳細に論じるように、冷却室188は、通路150と通路160を流体結合して、冷却流体148を、内面190冷却後、上流方向に混合域96へ導く。
各インピンジメント開口182の直径は、(例えば、インピンジメント開口182の上流の)冷却通路150の半径方向の寸法172に比べて小さい。このようにして、インピンジメント開口182を通って流れる冷却流体148の速度は速くなり、それによって、冷却流体148の衝突および内面190の冷却が促進される。全体として、冷却流体148は、インピンジメント開口182を通って内面190に向かって軸方向40に流れる。しかしながら、冷却流体148の軸方向流れ40は、内面190の特定の領域に到達することができない。例えば、インピンジメント開口182の位置に基づくと、冷却流体148は、縁192近くの領域を効率的に冷却するように適切な速度で、内面190の縁192(例えば、導管134に隣接する縁)に衝突することができない。したがって、以下でさらに詳細に論じるように、軸方向の軸線76に対してある角度(例えば、10、20、30、40、50、60、70、または80度の鋭角)にインピンジメント開口182の一部分196を向けることが望ましい場合がある。
図7は、有孔冷却板186に沿って様々な半径方向および周方向位置に、軸方向の軸線76の周りに間隔を置いて周方向44に配置された複数(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、または50個以上)のインピンジメント開口182、196を有する有孔冷却板186の一部分の上面図である。縁192の冷却を促進するために、インピンジメント開口196は、壁154から半径方向の距離198だけ離れて配置することができる。インピンジメント開口196は、導管134に向かう方向(例えば、軸線76に対して外向きの鋭角)に向けられる。したがって、インピンジメント開口196は、縁192に向けて冷却流体148を導くことができ、それによって、冷却流体148が、効率的なインピンジメント冷却のために適切な速度で縁192近くの領域の内面190に到達することができる。特定の実施形態では、インピンジメント開口182、196の直径200は、隣接する開口182、196の直径200に対して、軸方向の軸線76から半径方向42に離れるとともに小さくすることができる。例えば、導管154に隣接するインピンジメント開口182の直径200は、導管134に隣接するインピンジメント開口182、196の直径200に比べて大きくすることができる。特定の実施形態では、導管154に隣接するインピンジメント開口182の直径200は、導管134に隣接するインピンジメント開口182、196の直径200より1.1から5倍、1.2から4倍、1.2から3倍、1.4から2倍大きくすることができる。これは、燃焼域46内の燃料−空気混合物の燃焼中の内壁190の温度勾配にある程度よっている。例えば、内壁190の温度は、一次火炎の位置によって、中央軸線76から半径方向外側42に離れるにしたがって高くなる場合がある。したがって、インピンジメント冷却効率は、冷却流体148の衝突速度に関係するので、導管134近くの内面190の領域(例えば、軸線76から半径方向42に最も離れた内面190の領域)を冷却する冷却流体148の衝突速度は、導管154近くの内面190の領域(例えば、軸線76に半径方向42に最も近い内面190の領域)を冷却する冷却流体148の衝突速度に比べて速くすることができる。
図8は、燃料ノズル組立体20の下流端部27の中央ボディ26の一部分を示す。上で論じたように、冷却流体148は、インピンジメント開口182、196を通って冷却室188(例えば、半径方向の通路)に流入して、内面190に衝突し、それによって、燃料ノズル組立体20の下流端部27の中央ボディ26を冷却する。内面190に衝突した後、冷却室188内を流れる冷却流体148(この時には、加熱流体206)は流れ方向を変える。例えば、加熱流体206は、軸線76に向かって半径方向42に流れて通路160(例えば、導管78と導管154との間)に入ることができる。加熱流体206は、通路160内では、導管78と導管154との間を軸方向40上流に流れる。すなわち、加熱流体206は、通路150内(例えば、導管134と動管154との間)の冷却流体148が流れる方向とは反対の方向に流れる。図3に示すように、通路160は、加熱流体206を第1の混合域96に向かって上流に導き、そこで、加熱流体206は、導管78(例えば、中央パイロット80の環状壁)を貫通する1つまたは複数(例えば、1個から100個)の開口108を経て通路160から第1の混合域96内に出る。開口108は、混合域96内にあり、羽根112に流体結合される(例えば、羽根112間に間隔をおいて配置される)。したがって、加熱流体206は混合域96に流入して、通路92、94からの燃料22および空気24と混合することができる。複数(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、または50個以上)の半径方向の開口108を、軸方向の軸線76の周りを周方向44に間隔を置いて、導管78に沿って様々な軸方向および周方向位置に配置することができ、また、半径方向の開口108を、軸方向の軸線76に対して様々な角度(例えば、直角、または10、20、30、40、50、60、70、または80度の鋭角)に向けることができる。加熱流体206は、羽根106間を流れて、燃料インジェクタ90から第1の混合域96に出る燃料22および空気24と混合する。このようにして、加熱流体206(例えば、加圧空気24)を回収して、燃料と空気の混合物を混合域96内に生じさせるように使用することができ、それによって、燃焼域46内に冷却流体を直接吐出する燃料ノズル組立体で一般的に付随する、下流端部27での燃空比の変化および圧力変動から生じる火炎の不安定化を軽減することができる。さらに、流体148、206を回収して、燃料−空気混合物を混合域96内に生じさせるように使用すると、不安定な火炎に伴うエミッションを低減することができる。
特定の実施形態では、導管154は、導管154の一部分に沿って配置された開口を含むことができる。例えば、図9は、導管154の長さの少なくとも一部分に沿って軸方向40に間隔を置いて配置された開口210を示す。開口210はまた、導管154に沿った様々な軸方向位置で、軸方向の軸線76の周りを周方向44に延在することができ、また、半径方向の軸線42に対してある角度(例えば、直角、あるいは、10、20、30、40、50、60、70、または80度の鋭角)に向けることができる。例えば、特定の実施形態では、開口210は、下流端部27に向かって半径方向の軸線42から離れるように向けることができる。他の実施形態では、開口210は、上流端部138に向かって半径方向の軸線42から離れるように向けることができる。開口210は、冷却流体148の少なくとも一部分を有孔板186の上流で通路160内に導くことができる。冷却流体148は、通路160内で加熱流体206と混合することができ、それによって、混合域96で燃料22と混合する前に流体206の温度を下げることができる。加えて、開口182、196と同様に、開口210は導管78をインピンジメント冷却することができる。
上で論じたように、燃料ノズル組立体20の特定の実施形態は、冷却後に冷却流体を混合域に導く冷却流体回収通路を含む。回収冷却流体は、燃焼域に中央パイロットを経て供給する燃料−空気混合物の一部分を生じさせために使用され、それによって、燃焼器14の反応域(例えば、燃焼域)での火炎の安定を促進する。燃料ノズル組立体20は、冷却流体回収通路160に流体結合した先端冷却通路150を有する中央ボディ26を含む。冷却通路150は、冷却流体148(例えば、空気24)を、有孔板186に配置されたインピンジメント開口182、196を経て冷却室188に導く。インピンジメント開口182、196は、冷却流体148の流速を上げて、下流端部27の内面190へのインピンジメント冷却を促進する。インピンジメント開口196を、燃料ノズル組立体20の中心線軸76に対してある角度に向けて、冷却流体148の軸方向の流れが行きにくい内面190の特定の領域へのインピンジメント冷却を促進することができる。冷却室188は、通路150、160に流体結合され、加熱された冷却流体(例えば、加熱流体206)の回収を可能にする。通路160は、加熱流体206を羽根106(例えば、スワラ)に導き、羽根106は、燃料22、加熱流体206、および通路92、94からの空気24の混合を促進する。このようにして、冷却流体を燃焼域内に直接吐出することに一般的に付随した下流端部27での燃空比、圧力、および温度の変動を軽減することができる。したがって、燃料−空気混合物を生じさせるように冷却流体を回収、使用しない燃料ノズル組立体に比べて、システム10の火炎の安定および燃焼効率を向上することができ、燃焼エミッションおよび運転/保守コストを削減することができる。
本明細書では、最良の態様を含む例を用いて本発明を開示し、また、任意の装置またはシステムの作製および使用、ならびに任意の組み入れられた方法の実施を含め、当業者が本発明を実施できるように本発明を開示している。本発明の特許性を有する範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者が想到する他の例も含むことができる。このような他の例は、特許請求の範囲の文言と相違ない構成要素を有する場合、または特許請求の範囲の文言と実質的に相違ない等価の構成要素を含む場合、特許請求の範囲内であることを意図されている。
10 タービンシステム
12 圧縮機
14 タービン燃焼器
16 タービン
20 燃料ノズル組立体
22 燃料
24 加圧酸化剤、加圧空気
26 中央ボディ
27 下流端部
28 軸
30 空気
32 空気取入口
34 燃焼ガス
36 排気出口
38 負荷
40 軸方向
42 半径方向
44 周方向
46 環状領域、燃焼域
48 第1の燃焼器境界
50 第2の燃焼器境界
52 ノズルステム
53 距離
54 外側燃料ノズル組立体
56 内側燃料ノズル組立体
58 第1のノズル開口
60 第1の中央パイロット開口
70 メインボディ
72 ノズルシュラウド
76 軸方向の軸線
78 中央パイロット導管
80 中央パイロット、通路
82 第2の中央パイロット開口
86 軸方向通路
90 燃料インジェクタ
92 第1の中央パイロット通路
94 第2の中央パイロット通路
96 混合域
100 第1のパイロット開口
102 第2のパイロット開口
104 燃料パイロット通路
106 羽根
108 酸化剤出口、開口
110 メインボディプレナム室
112 メインボディ羽根
118 混合室
120 第2の混合域
124 メイン羽根開口
126 前縁
127 後縁
128 本体開口
130 本体外側壁
134 第1の中央ボディ導管、壁
136 ノズルシュラウド壁
138 上流端部
140 ローブ
142 突出部、ローブ通路
146 半径方向の寸法
148 冷却流体
150 先端冷却通路
152 第2の中央ボディ導管、壁
154 第3の中央ボディ導管、壁
160 冷却剤回収通路
170 半径方向の寸法
172 半径方向の寸法
174 半径方向の寸法
182 インピンジメント開口
186 有孔冷却板
188 冷却室
190 内面
192 縁
196 ンピンジメント開口
198 半径方向の距離
200 直径
206 加熱流体
210 開口

Claims (13)

  1. 燃料ノズル(20)を備えるガスタービンシステム(10)であって、前記燃料ノズル(20)が第1のボディ(26)を備え、前記第1のボディ(26)が、
    混合域(96)から前記第1のボディ(26)の第1の下流端部(27)の中央出口(60)まで延在する中央通路(80)であって、該中央通路(80)が第1の環状壁(78)によって画定されており、該中央通路(80)の中心軸線(76)に対する前記第1の環状壁(78)の半径方向距離が、第1の下流端部(27)に向かって下流方向に拡がっている、中央通路(80)と、
    前記第1のボディ(26)の上流端部(138)から前記混合域(96)内に軸方向に延在する環状パイロット燃料出口(102)であって、空気(24)と燃料(22)を前記混合域(96)に供給するように構成された中央パイロット燃料通路(100)の周りを取り囲んでいるとともに前記中心軸線(76)と平行に配向している環状パイロット燃料出口(102)と、
    前記混合域(96)内の酸化剤出口(108)と、
    前記第1の下流端部(27)に向かって下流方向に延在する第1の通路(150)及び前記第1の下流端部(27)から前記混合域(96)内へ上流方向に延在する第2の通路(160)を備える外側通路であって、前記第1の下流端部(27)に隣接する第2の通路(160)の第1の半径方向寸法が前記混合域(96)に隣接する第2の通路(160)の第2の半径方向寸法よりも小さくなるように、前記中心軸線(76)に対する前記第2の通路(160)の半径方向距離が上流方向に拡がっている、外側通路
    を備えており、前記燃料ノズル(20)が前記第1の通路(150)、前記第2の通路(160)及び前記酸化剤出口(108)を通して前記混合域(96)内に流体を流すように構成されている、ガスタービンシステム(10)。
  2. 前記混合域(96)が複数の羽根(106,112)を備える、請求項1記載のガスタービンシステム(10)。
  3. 前記複数の羽根(106,112)が、前記中央通路(80)内へ内向きに延在する複数の旋回羽根及び又は複数の半径方向の通路のうちの少なくとも1つを含む、請求項2記載のガスタービンシステム(10)。
  4. 前記複数の羽根(106,112)が、前記中央通路(80)の中央ハブの周りに配置される、請求項2又は請求項3に記載のガスタービンシステム(10)。
  5. 前記第1の通路(150)と前記第2の通路(160)が同心の環状通路である、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のガスタービンシステム(10)。
  6. 前記第1のボディ(26)が、前記第1の通路(150)と前記第2の通路(160)との間延在する複数の半径方向の通路を備える、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のガスタービンシステム(10)。
  7. 記第1のボディ(26)が、前記第1の環状壁(78)の周りに配置された第2の壁(154)を備え、前記第1の通路(150)及び前記第2の通路(160)が前記第2の壁(154)の両側に配置され、前記第2の壁(154)が複数のインピンジメント口(210)を備える、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のガスタービンシステム(10)。
  8. 前記外側通路が、前記第1の下流端部に隣接して配置された冷却室(188)、あるいは、半径方向の入口、軸方向の入口又はそれらの組合せを備える、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のガスタービンシステム(10)。
  9. 複数のインピンジメント口(182196)を有するインピンジメント板(186)を備え、前記冷却室(188)が前記インピンジメント板(186)と前記第1の下流端部(27)との間に配置される、請求項8に記載のガスタービンシステム(10)。
  10. 前記第1のボディ(26)の周りに配置された第2のボディを備え、前記第2のボディが、前記第2のボディの第2の下流端部に延在する流体通路を備える、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の記載のガスタービンシステム(10)。
  11. 前記燃料ノズル(20)を有するガスタービン燃焼器(14)、ガスタービンエンジン、又はそれらの組合せを備える、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のガスタービンシステム(10)。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のガスタービンシステム(10)を運転する方法であって、
    第1の流体(148)を燃料ノズル(20)の第1のボディ(26)の第1の下流端部(27)に向かって下流方向に流すステップと、
    前記第1の流体(148)を前記第1の下流端部から混合域(96)内へ上流方向に流すステップと、
    前記第1の流体(148)を第2の流体と混合域(96)内で混合して、混合流体を生じさせるステップと
    前記混合流体を前記混合域(96)から中央通路(80)を通して、前記燃料ノズル(20)の前記第1の下流端部にある中央出口(60)へ流すステップと
    を含む方法。
  13. 前記燃料ノズル(20)の前記第1の下流端部(27)を前記第1の流体(148)で冷却するステップを含む、請求項12に記載の方法。
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