JP6778794B2 - ePDCCHサーチ空間のデザイン - Google Patents

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Description

本発明は無線通信ネットワークにおけるシグナリングの制御に関連する。
[関連出願]
本願は2012年8月3日に出願された米国仮出願第61/679,140号の優先権の利益を享受するものである。当該米国仮出願の内容のすべてはここに援用により取り込まれているものとする。
第3世代パートナーシッププロジェクトはロングタームエボリューション(LTE)技術として知られる第3世代無線通信を開発してきたが、これは進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)規格として文書化されている。LTEは広帯域移動無線通信技術であり、基地局(3GPP規格書ではeNodeBまたはeNBと呼ばれている)から移動局(3GPP規格書ではユーザ装置またはUEと呼ばれている)に直交周波数多重(OFDM)を使用して信号が送信される。OFDMは送信信号を複数のパラレルのサブキャリアの周波数に分離する。
より詳しく説明すると、LTEはダウンリンクにおいてOFDMを使用し、アップリンクにおいて離散フーリエ変換(DFT)拡散OFDMを使用する。基本的なLTEのダウンリンク物理リソースは、時間−周波数リソースのグリッドとして見ることができる。図1はLTE用の例示的な時間周波数リソースグリッド50の利用可能なスペクトラムの一部を示している。一般に、時間周波数グリッド50は1ミリ秒のサブフレームに分割される。図2が示すように、各サブフレームはいくつかのOFDMシンボルを含んでいる。ノーマルのサイクリックプレフィックス(CP)の長さであれば、つまり、これは極端にシビアなマルチパス分散が予想されていない状況で使用される場合に適したものであるが、サブフレームは14個のOFDMシンボルを有している。拡張されたサイクリックプレフィックスが使用される場合、サブフレームは12個だけのOFDMシンボルを含むことになる。周波数ドメインでは、隣のサブキャリアとの間隔が15kHzとなるように物理リソースが分割される。サブキャリアの数は割り当てられたシステム帯域に応じて変化する。時間周波数リソースグリッド50の最小要素はリソースエレメントである。リソースエレメントは1つのOFDMシンボルインターバルの間に1つのOFDMサブキャリアを含むものである。
LTEのリソースエレメントはリソースブロック(RB)にグループ化され、最も典型的な構成は12個のサブキャリアと7個のOFDMシンボルで形成される(1スロット)。したがって、RBは典型的に84個のREを含むことになる。所与の無線サブフレーム(2つのスロット)において12個のサブキャリアからなる同一のサブキャリアセットを占有している2つのRBはRBペアと呼ばれ、ノーマルのCPが使用される場合、68個のリソースエレメントを含むことになる。したがって、LTEの無線サブフレームは周波数領域において複数のRBペアを含み、RBペアの数は信号の帯域幅を決定している。時間領域において、LTEのダウンリンク送信は10msの無線フレームに組織化されており、各無線フレームはそれぞれ同一のサイズの10個のサブフレームから構成され、サブフレームの長さTsubframeは1msである。
eNBによって1つ以上のUEに対して送信される信号は複数のアンテナから送信されてもよい。同様に、信号は複数のアンテナを備えたUEにより受信されうる。eNB間での無線チャネルは複数のアンテナポートから送信された信号を歪めてしまう。ダウンリンクの送信信号を成功裏に復調するために、UEはダウンリンクで送信される基準シンボル(RS)に頼る。これらの基準シンボルのいくつかは図2に示したリソースグリッド50において示されている。これらの基準シンボルと時間周波数リソースグリッドにおけるこれらの位置は予めUEに知られており、したがってこれらの基準シンボル上で無線チャネルの影響を測定することによってチャネル推定を決定する。
無線リンクを介してユーザに送信されるメッセージは制御メッセージとデータメッセージとに大別される。制御メッセージはシステムの適切な動作を達成することに加え、システム内の各UEが適切な動作を達成するために使用される。制御メッセージはUEからの送信電力などのように機能を制御するためのコマンドを含み、UEによって受信されるべきデータがどのRBに搭載されているかを示すシグナリングなども含む。
システム機能に対するLTE信号において時間周波数リソースの特定の配置は物理チャネルと呼ばれる。たとえば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)はスケジューリングの情報と電力制御メッセージを搬送するために使用される物理チャネルである。物理HARQインジケータチャネル(PHICH)は直前のアップリンク送信に応答してACK/NACKを搬送し、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)はシステム情報を搬送する。プライマリおよびセカンダリ同期信号(PSS/SSS)も制御信号と考えられうるもので、時間および周波数において固定の位置で周期的に送信され、これによりネットワークへのアクセスを開始しようとするUEがこれらの信号を発見して同期できるようになっている。同様に、PBCHはプライマリおよびセカンダリ同期信号(PSS/SSS)に対して相対的に固定された位置に配置されている。UEはBCHで送信されたシステム情報を受信し、このシステム情報を使用して当該UEに対する個別の制御情報を搬送するPDCCHを発見して復調して復号する。
LTE規格のリリース10によれば、UEに対するすべてのメッセージは共通基準信号(CRS)から導出されたチャネル推定値を使用して復調される。これにより、制御メッセージはセルワイドのカバレッジをもたらし、UEの位置について特別の知識を有したeNBなしで、セル内のすべてのUEに届くようになる。この一般的な手法の例外がPSSとSSSであり、これらはスタンドアローンの信号であり、復調の前にCRSの受信を必要としない。サブフレームを構成する4つのOFDMシンボルの内の一番目のOFDMシンボルはそのような制御情報を搬送するために予約されており、これは図2、図3に示されている。制御領域として予約されているOFDMシンボルの実際の数は特定のセルの設定に応じて変化しうるものである。
制御メッセージは、1つだけのUEに対して送信される必要があるメッセージ(UE個別制御)と、eNBによってカバーされているセル内のすべてのUEまたは2つ以上のUEからなるいくつかのサブセットに送信される必要があるメッセージ(共通制御)とにカテゴリー分類可能である。前者のタイプのメッセージ(UE個別制御メッセージ)は典型的にはPDCCHを介して送信される。
PDCCHタイプの制御メッセージはCRSを用いて変調され、制御チャネルエレメント(CCE)と呼ばれる複数のユニットにより送信されるもので、各CCEは36個のREを含んでいる。PDCCHメッセージは、1、2、4または8個のCCEからなるアグリゲーションレベル(AL)を有していてもよい。これは、制御メッセージのリンクアダプテーションを実現する。各CCEは9個のリソースエレメントグループ(REG)にマッピングされ、各REGは4個のREで構成されている。所与のCCEについてのREGはシステム帯域にわたって分散配置されており、CCEについての周波数ダイバーシチ効果を提供する。これは図3に示されている。したがって、PDCCHメッセージは4つのOFDMシンボルにおける1番目のOFDMシンボルにおいてシステム帯域の全体にわたって拡散配置された8個のCCEから構成されうるものであり、これは設定にしたがう。
eNBにおけるPDCCHメッセージの処理はチャネルコーディング、スクランブリング、変調および制御情報のインターリーブから開始される。変調されたシンボルは制御領域のリソースエレメントにマッピングされる、上述したように、制御チャネルエレメント(CCE)は定義されており、各CCEは36個のリソースエレメントにマッピングされる。アグリゲーションレベルを選択することによって、PDCCHのリンクアダプテーションが実現される。サブフレームで送信されるすべてのPDCCHに対して全体として、NCCE個のCCEが利用可能となっており、NCCEという数は、サブフレーム間で変化しうるものであるが、これは制御シンボルの数nと設定されたPHICHリソースの数とに依存する。
CCEはサブフレーム間で変化しうるものであるため、受信側の端末は特定のPDCCHについてのCCEの位置だけでなく、PDCCHで使用されるCCEの数もブラインドで決定できねばならない。何の制約もなければ、これは演算的に強烈な復号タスクとなり得る。したがって、端末が試みなければならない可能なブラインド復号の数についてのいくつかの制約が導入されており、これはLTEのリリース8において規格化されている。1つの制約は、CCEに番号が付与され、サイズKのCCEアグリゲーションレベルは、Kによって割り切れる数のCCE番号でだけ開始されるようになっている。これは図4に示されており、とりわけ、アグリゲーションレベルAL−1,AL−2,AL−4およびAL−8についてのCCEアグリゲーションが示されている。たとえば、AL−8のPDCCHメッセージは8個のCCEで構成されており、0番、8番、16番・・・というように番号付けされたCCEでだけ開始される。
端末は、UEサーチ空間と呼ばれるCCEのセットにわたってブラインド復号して有効なPDCCHをサーチしなければならない。これは、端末が所与のALについてスケジューリングの割り当てや他の制御情報を受け取るために監視すべきことになっているCCEのセットである。したがって、各サブフレームでかつ各ALについて端末はその端末のサーチ空間におけるCCEによって形成されうるPDCCHの候補のすべてについて復号を試みる。当該試みた復号について巡回冗長検査(CRC)がチェック成功した場合、そのPDCCHの候補の内容はその端末にとって有効なものと判別され、当該端末は受信した情報にさらなる処理を実行する。なお、2つ以上の端末はサーチ空間が重複していてもよいが、この場合はネットワークはそのうちの1つの端末だけを制御チャネルのスケジューリングのために選択しなければならない。このような状況が発生すると、スケジューリングされなかった端末はブロックされたことになる。UEのサーチ空間はサブフレームが変わるごとに擬似ランダムで変化し、ブロックされる確率が低減される。
LTE規格のリリース11では、拡張された制御チャネルの形式で制御情報のUE個別送信を導入することが合意されている。これはUEに対する制御メッセージの送信を実施することによって実現されるが、ここで、この送信はLTEのサブフレームにおけるデータ領域に配置されており、かつ、UE個別基準信号に基づいて実行されることになっている。制御メッセージのタイプに依存して、この手法により形成された拡張制御チャネルは、拡張PDCCH(ePDCCH)や拡張PHICH(ePHICH)などと呼ばれる。
リリース11における拡張制御チャネルについては、復調用にp個のアンテナポートを使用することが合意されており(p∈{107,108,109,110})、これは基準シンボルの位置とアンテナポートpへのシーケンスのセット(p∈{7,8,9,10})に対応しており、つまり、UE個別RSを使用して物理データ共有チャネル(PDSCH)上でデータを送信するために同一のアンテナポートが使用される。この拡張は、データ送信についてすでに利用可能となっているプリコーディングゲインが制御チャネルに対しても同様に達成可能であることを意味する。他の利点としては、拡張制御チャネル用の物理リソースブロックペア(PRBペア)が、異なるセルに対して割り当て可能となったり、セル内の異なる送信地点に対して割り当て可能となったりすることである。これは図5に示されており、ここでは10個のRBペアが示されており、このうちの3個は、それぞれが1つのPRBペアを有している3つの異なるePDCCH領域に配置されている。なお、残りのRBペアはPDSCHの送信のために使用可能である。異なるPRBペアを異なるセルまたは異なる送信地点に割り当てるための能力は、制御チャネルについてのセル間または地点間の干渉の調整を容易にする。これは異種ネットワークが混在するシナリオで特に有用であり、以下でより詳細に説明する。
セル内の異なる送信地点または異なるセルに属する複数の送信地点でそれほど大きな干渉を及ぼし合っていないときは、同一の拡張制御領域がこれらによって同時並行的に使用可能となる。典型的なケースは、セル共有のシナリオであり、この一例が図6に示されている。マクロセル62はいくつかのより低電力なピコノードA、B、Cをそのカバレッジエリア68に収容しており、ピコノードA、B、Cは同一の同期信号/セルIDを有しているか、関連付けられている。地理的に離れているピコノードにおいて、とりわけこれは図6ではピコノードBとCに相当するが、同一の拡張制御領域、すなわち、ePDCCHに対して使用される同一のPRBは、再利用可能となる。この手法を用いれば、共有セルにおけるトータルでの制御チャネルの容量が増加するが、これはセル内の異なる地域で潜在的に複数回にわたって所与のPRBリソースが再利用されるからである。これは、エリア分割ゲインが得られることを保証する。図7には一例が示されており、ピコノードB、Cは拡張制御領域を共有しているが、ピコノードAはピコノードB,Cに対して近接しており、他のノードに対して干渉を与えるおそれがあり、したがってオーバラップしないように拡張された制御領域が割り当てられる。共有セルにおけるピコノードAとBとの間、これは送信地点AとBとの間と同義であるが、これらの間の干渉の調整がこのようにして達成される。なお、いくつかのケースでは、UEが、マクロセルから制御チャネルのシグナリングの一部を受信し、隣接したピコセルから制御シグナリングの残りの部分を受信しなければならないこともある。
このエリア分割および制御チャネル周波数コーディネーション(調整)はPDCCHについては実現できないが、これはPDCCHが帯域の全体にわたって散らばっているからである。さらに、PDCCHはUE個別プリコーディングを使用するための能力を提供していないが、これは復調のためにCRSを使用しなければならないからである。
図8は複数のグループに分割され、拡張制御領域の1つにマッピングされるePDCCHを示している。これは、ePDCCHの「ローカライズド(集約)された」送信を示しており、ePDCCHメッセージを形成しているすべてのグループが周波数領域で一緒にグループ化されている。これらの複数のグループはPDCCHにおけるCCEと類似している。また、図8が示すように、拡張制御領域は0番のOFDMシンボルからは開始されない。これはサブフレームにおけるPDCCHの同時送信を収容することを意味する。しかし、上述したように、LTEの将来のリリースにおいてはPDCCHが全く存在しないようなキャリアタイプも登場するかもしれず、そのようなケースでは拡張制御領域はサブフレームにおける0番のOFDMシンボルから開始されうるだろう。
図8に示されたePDCCHのローカライズドされた送信によってUE個別プリコーディングが実現される一方で(これは従来のPDCCHに対する利点でもあるが)、いくつかのケースではブロードキャストで広範囲のエリアカバレッジに対して拡張された制御チャネルを送信できるようにすることが有用であるかもしれない。これはとりわけ、eNBがあるUEに対してプリコーディングを実行するための信頼性のある情報を有していない場合に、有用であり、そのようなケースでは広範囲のエリアカバレッジに対する送信がよりロバストになるであろう。分散送信が有用となるような別のケースは、複数のUEに向けて特定の制御メッセージを送信するときであり、なぜならそのようなケースではUE個別プリコーディングを使用できないからである。これは、PDCCHを使用して共通の制御情報を送信するために採用される一般的なアプローチ(すなわち、共通サーチ空間(CSS)である)。
したがって、図8に示したローカライズドされた送信に代えて、拡張制御領域を介した分散送信が使用可能である。図9にはePDCCHの分散送信の一例が示されており、同一のePDCCHに属している4つの部分が拡張制御領域にわたって分散して配置されている。
3GPPはePDCCHのローカライズドされた送信と分散送信との両方についてサポートされるべきことについて合意しており、これらの2つのアプローチは図8、図9に対応している。
分散送信が使用されるときには、これはまたePDCCHメッセージのダイバーシチオーダーを最大化するためにアンテナダイバーシチが使用される場合に有用であろう。一方で、ときには広帯域のチャネル品質と広帯域のプリコーディング情報とがeNBで利用可能であることがあり、そのようなケースではUE個別の広帯域のプリコーディングとともに分散送信を実行することが有用であろう。
ここに開示される技術および装置は、同一の制御領域においてローカライズドされたサーチ空間と分散されたサーチ空間との両方をサポートする手法を提供するものであり、各タイプについて割り当てられるリソースの量を設定する手段を有し、PDSCH上でのスケジューリングの柔軟性に対する影響を軽減する。以下で詳細に説明するいくつかの実施形態では、これは、制御領域によって占有されるRBGの数を設定し、制御チャネル領域を複数の部分に分割(すなわち、分散部分とローカライズドの部分とに分割)するUE個別ポインタを導入することによって実現される。いくつかの実施形態では、同一の拡張制御領域において複数のタイプの制御チャネルの多重化をサポートするために、複数のポインタが使用される。いくつかの実施形態では、ローカライズドの部分におけるCCEが逆順で番号を付与され、ローカライズドされたePDCCH送信の高度のアグリゲーションレベルを、サーチ区間デザインへの影響を制限しつつ実現できるようになる。サーチ空間のローカライズドの部分をクラスタにおける複数のセットにわたって散在させることで、4を超えるアグリゲーションレベルが複数の隣接したPRBにマッピングされてもよく、所与のリソースの利用についてスケジューリングゲインを増大させる。
以下で詳細に開示される本技術の特定の実施形態は方法とそれに対応する装置を含む。例示的な方法はユーザ装置において実施されるものであり、無線ネットワークノードによって制御されるセルによってユーザ装置にサービスが提供される無線通信ネットワークにおいて制御情報を受信する方法であり、物理リソースブロック(PRB)ペアの少なくとも2つのセットから構成される拡張制御領域を有するダウンリンク信号を受信することから開始され、各PRBペアは、オーバラップしていない物理レイヤービルディングブロックのグループから構成されている。本方法は、各分散された拡張制御チャネルエレメント(eCCE)を形成するために複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによって、PRBペアの第1セットから1つ以上の分散されたeCCEを形成することを続いて実行する。1つ以上のローカライズドされたeCCEはPRBペアの第2セットから形成され、これは、各ローカライズドされたeCCEが第2セットにおける単一のPRBペアのうちからの物理レイヤービルディングブロックから形成されるように物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによって実行される。第1の制御チャネルメッセージの候補は分散されたeCCEから形成され、第2の制御チャネルメッセージの候補はローカライズドされたeCCEから形成される。これらの制御チャネルメッセージの候補は、有効な制御チャネルメッセージをサーチするために復号される。
例示的な本方法のいつくかの実施形態では、通信ネットワークはロングタームエボリューション(LTE)の無線ネットワークであり、物理レイヤービルディングブロックは拡張リソースエレメントグループ(eREG)であり、各eREGは8個または9個のリソースエレメントを有している。いくつかの実施形態では、第1の制御チャネルメッセージの候補と第2の制御チャネルメッセージの候補は、2つ以上のローカライズドされたeCCEまたは2つ以上の分散されたeCCEをアグリゲーションすることによって、形成される。いくつかの実施形態では、本方法は、PRBペアを第1のPRBペアのセットと第2のPRBペアのセットとに分割することを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信することを含む。
いくつかの実施形態では、PRBペアの第3のセットがローカライズド部分と分散部分とを有し、このようなケースで本方法は上述したように、さらに、各追加の分散されたeCCEを形成するために複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによって、PRBペアの第3のセットから1つ以上の追加の分散されたeCCEを形成することと、PRBペアの第3のセットにおける単一のPRBペアのうちからの物理レイヤービルディングブロックから各追加のローカライズドされたeCCEが形成されるように物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによって、PRBペアの第3のセットから1つ以上の追加のローカライズドされたeCCEを形成することを含む。1つ以上の第3の制御チャネルメッセージの候補は追加の分散されたeCCEから形成され、1つ以上の第4の制御チャネルメッセージの候補は追加のローカライズドされたeCCEから形成され、これらの第3の制御チャネルメッセージの候補と第4の制御チャネルメッセージの候補は有効な制御チャネルメッセージをサーチするために復号される。いくつかの実施形態では、RRCシグナリングは、PRBペアの第3のセットにおける分割ポイントを示すために使用されてもよく、分割ポイントは第3のセットを、追加のローカライズドされたeCCEを形成するために使用される第1の部分と、追加の分散されたeCCEを形成するために使用される第2の部分とに、分割する。
他の実施形態は、無線ネットワークノードで実行される方法を含み、当該方法は当該無線ネットワークノードによって制御されるセルにより複数のユーザ装置がサービスを提供される無線通信ネットワークにおいて制御情報を送信する方法である。無線ネットワークノードは少なくとも2つのPRBペアにより構成された拡張制御領域を有したダウンリンク信号を送信するものであり、各PRBペアはオーバラップしていない物理レイヤービルディングブロックのグループにより構成されている。本方法は、1つ以上の第1の制御チャネルメッセージを、PRBペアの第1のセットにおける分散されたeCCEに割り当てることを含み、各分散されたeCCEは複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックのアグリゲーションから構成されており、さらに1つ以上の第2の制御チャネルメッセージを、PRBペアの第2のセットにおけるローカライズドされたeCCEに割り当てることを含み、各ローカライズドされたeCCEは単一のPRBペア内の物理レイヤービルディングブロックのアグリゲーションから構成されている。第1の制御チャネルメッセージと第2の制御チャネルメッセージはダウンリンク信号のサブフレーム内で送信される。
いくつかの実施形態によれば、分散されたeCCEとローカライズドされたeCCEに対する第1の制御チャネルメッセージと第2の制御チャネルメッセージを割り当てることには、制御チャネルメッセージを2つ以上のローカライズドされたeCCEのアグリゲーションまたは2つ以上の分散されたeCCEのアグリゲーションに対してマッピングすることを含む。いくつかの実施形態では、さらに、PRBペアを第1のセットのPRBペアと第2のセットのPRBペアとに分割することを示すRRCシグナリングを送信することを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の第3の制御チャネルメッセージが、PRBペアの第3のセットにおける分散された拡張制御チャネルエレメント(eCCE)にマッピングされ、各分散されたeCCEは複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックのアグリゲーションから構成されており、1つ以上の第4の制御チャネルメッセージが、PRBペアの第3のセットにおけるローカライズドされたeCCEにマッピングされ、各ローカライズドされたeCCEは単一のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックのアグリゲーションから構成されている。これらの実施形態において、第3の制御チャネルメッセージと第4の制御チャネルメッセージもまたダウンリンク信号のサブフレーム内で送信される。RRCシグナリングはPRBペアの第3のセットにおける分割ポイントを示すために送信されてもよく、当該分割ポイントは第3のセットを、ローカライズドされたeCCEにマッピングされる制御チャネルメッセージのために使用される第1の部分と、分散されたeCCEにマッピングされる制御チャネルメッセージのために使用される第2の部分とに分割するポイントである。
さらに他の実施形態は、上記に要約されたものや以下で詳細に説明される1つ以上の方法を実行するように適合したユーザ装置および基地局に加え、これらに対応するコンピュータプログラムプロダクトを含む。もちろん、ここに記述される技術及び装置は、上述の要約された特徴や利点にのみ限定されるわけではない。当業者であれば、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことにより他の特徴や利点についても認識するであろう。
OFDM信号の時間−周波数リソースグリッドを示す図 LTE信号のサブフレームを示す図 LTEサブフレームの制御領域に対するCCEのマッピングを示す図 制御チャネルメッセージへのCCEのアグリゲーションを示す図 LTEサブフレームに対する例示的な拡張制御チャネル領域のマッピングを示す図 例示的な異種(ヘテロジーニアス)ネットワークを示す図 異種ネットワークにおけるピコノードに対するePDCCHの配置を示す図 拡張制御領域に対するePDCCHのローカライズドされたマッピングを示す図 拡張制御領域に対するePDCCHの拡散されたマッピングを示す図 ここで開示されているいくつかの技術を適用できる例示的な無線通信ネットワークを示す図 複数のREGにおけるPRBをPRBペアのセットに対してマッピングすることを示す図 いくつかの実施形態によるeREGとPRBに対するeCCEの例示的なマッピングを示す図 いくつかの実施形態による拡張制御チャネル信号のマッピングについてのプロセスフローを示す図 分散技術によるeCCEへのeREGのアグリゲーションを示す図 集約(ローカライズド)技術によるeCCEへのeREGのアグリゲーションを示す図 eREGとPRBに対するeCCEの他の例示的なマッピングを示す図 複数のタイプの拡張制御チャネル領域の多重化をサポートした例示的な拡張制御領域を示す図 分散された部分とローカライズドされた部分とに分割されたいくつかのパーティションをサポートした例示的な拡張制御領域の他の例を示す図 制御領域パーティションにおける分散された部分またはローカライズドされた部分のそれぞれ内での独立したランダム化プロシージャの適用を示す図 いくつかの実施形態によるUEでの例示的な方法を示す図 本発明のいくつかの実施形態による基地局での例示的な方法を示す図 いくつかの実施形態による例示的な無線ノードのコンポーネントを示す図
以下の説明では、ここで開示される技術及び装置の特定の実施形態についての特定の詳細が説明されるが、これは説明目的にすぎず、限定の意図はない。当業者であれば理解できることであるが、これらの特定の詳細を逸脱することなく他の実施形態を採用できる。さらに、よく知られた方法、ノード、インターフェース、回路およびデバイスなどのいくつかの詳細な例示は省略されるが、これは不必要な説明が邪魔にならないようにするためである。当業者であれば、ここで説明される機能が1つ以上のノードに実装されてもよいことを理解するであろう。ここで説明される機能のすべてまたはいくつかは、アナログおよび/またはディスクリートの論理ゲートを相互接続し、特定の機能を実行するASIC、PLA、その他などのハードウエア回路を使用して、実装されてもよい。同様に、ここで説明される機能のすべてまたはいくつかは、1つ以上のデジタルマイクロプロセッサや汎用コンピュータとともにソフトウエアプログラムとデータを使用することで、実装されてもよい。エアインターフェースを使用して通信するノードが記述されているが、これらのノードは適切な無線通信回路を有しているものと理解されるであろう。さらに、これらの技術は、ここで説明される技術をプロセッサに実行させるコンピュータインストラクションの適切なセットを含むソリッドステートメモリや磁気ディスク、光ディスクなど、非一時的な形態を含む、コンピュータ可読メモリのいずれかの形態で実装されうることを追加的に考慮されうるものである。
ハードウエア実装は、限定なく、特定用途集積回路(ASIC)および/またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および、これらの機能を実行することが可能な状態マシーンなどを含むが、ただしこれらに限定されるわけではない、ハードウエア(たとえば、アナログやデジタル)回路、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウエア、縮小命令セットプロセッサを含むか包含してもよい。
コンピュータ実装の観点から、コンピュータは1つ以上のプロセッサや1つ以上のコントローラを含み、コンピュータ、プロセッサおよびコントローラといった用語は相互に置き換えされてもよい。コンピュータ、プロセッサまたはコントローラによって提供されるときには、これらの機能は、単一の専用のコンピュータ、プロセッサまたはコントローラによって提供されてもよいし、単一の共有のコンピュータ、プロセッサまたはコントローラによって提供されてもよいし、複数の個別のコンピュータ、プロセッサまたはコントローラによって提供されてもよく、これらのうちのいくつかは共用されてもよいし、分散されていてもよい。さらに、「プロセッサ」または「コントローラ」といった用語は上記に列挙した例示的なハードウエアのように、そのような機能および/またはソフトウエアを実行することができる他のハードウエアも指している。
次に図面を参照して説明するが、図10は移動局100に対して無線通信サービスを提供する例示的な移動通信ネットワーク10を示している。これらの移動局100は、LTE用語では「ユーザ装置」または「UE」と呼ばれるものであり、図10に示されている。移動局100は、たとえば、セルラー電話機、パーソナルデジタルアシスタンス、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、または無線通信機能を有する他のデバイスを含みうる。なお、用語「移動局」または「移動端末」が使用されているが、移動通信ネットワークにおいて動作する端末を指しており、端末自体がモバイルであるか、移動可能であることは必ずしも必要ではない。したがって、当該用語は、あるマシーンからマシーンへの用途やポータブルデバイス、自動車などに搭載されるデバイスなど、固定される形態でインストールされる端末を指してもよい。
移動通信ネットワーク10は複数の地理的なセルエリアまたはセクタ12を有している。地理的なセルエリアまたはセクタ12のそれぞれは、基地局20によって収容(サービスを提供)され、LTEでは一般に進化型ノードB(eNodeB)と呼ばれている。1つの基地局10が複数の地理的なセルエリアまたはセクタ12にサービスを提供してもよい。移動局100は1つ以上のダウンリンク(DL)チャネルを介して基地局20から信号を受信し、1つ以上のアップリンク(UL)チャネルを介して基地局20に信号を送信する。
図示する目的で、いくつかの実施形態はロングタームエボリューション(LTE)システムの内容でもって説明される。しかし、当業者であれば、ここで開示される技術がたとえばWiMax(IEEE802.16)システムを含む他の無線通信システムに対してより一般的に適用可能であることを理解するであろう。
上述したように、3GPPは、LTE規格の第4のリリースにおいてePDCCHの分散された送信とローカライズドされた送信との両方をサポートすることに合意している。拡張された制御チャネルの分散された送信だけでなく、ローカライズドされた送信についての複数のオプションをサポートするために、周波数領域において分散されたPRBペアのセットが拡張された制御領域について割り当てられなければならない。単一のPRBペアのセットによって提供されるものよりも高い制御チャネルキャパシティをサポートするために、拡張制御領域について複数のセットが割り当てられてもよい。なお、この割り当てはUE個別を基本として実行されてもよく、つまり、異なるUEに対しては異なる割り当てが同時並行で実行されてもよい。
PDSCHの送信に使用されるPRBペアはしばしばリソースブロックグループ(RBG)の観点から割り当てられるが、これは周波数の方向で連続したPRBのペアであり、所与のキャパシティのための拡張制御領域を含むRBGの数を制限する上で有用である。これは拡張制御チャネルに対して同一のRBGからPRBペアの複数のセットを割り当てることにより実現される。多様なセットを形成するRBGのグループはクラスタと呼ばれる。PRBペアは拡張制御領域の一部であるが、他の送信が発生しない場合にはPDSCHのために使用されてもよい。リソースの分割に関するこの一例が図11に示されている。この図示された例では、1つのRBGあたり3つのPRBが存在する。PRBペアのセットの数(3)はRBGのサイズに等しい。1つのクラスタあたりのRBGの数は4であり、これは1つのセットあたりで4つのPRBが存在することを意味する。分散されたePDCCHの送信は1つのセット内にマッピングされる。追加の制御リソースが必要となる場合、追加のクラスタが構成される。
LTE用の3GPP規格によって定義されているePDCCHの制御領域は1つまたはいくつかのPRBペアによって構成される。各PRBペアは、図12に示すように、2次元グリッドを形成する、eREGに分割される。eREGは拡張制御チャネルのための物理レイヤービルディングブロックであり、9個のリソースエレメント(RE)を有しており、1つのPRBペアあたり16個のeREGが存在する。図12において、各正方形はeREGを示しており、この例では1から192までの番号が付与されている。各コラム(列)がPRBペアである。なお、各セットにおけるPRBペア間の番号付けのギャップは、これらのPRBペアが相互に(周波数ドメインにおいて)離れていることを示しており、つまり、セット内のPRBペアは周波数的に散らばっている。この例は図11に示したPRBペアの3つのセットの例に対応している。
分散されたeCCEとローカライズドされたeCCEといった2つのeCCEのタイプが定義され、これにより2つの種類の送信がサポートされる。分散送信のためのeCCEは分散軸に沿ってeREGをアグリゲーションすることで作成され、つまり、セット内で複数のPRBペアにわたって作成されるが、これは1つのeCCEのアグリゲーションレベルのePDCCHについて周波数ダイバーシチ効果を得るためである。ローカライズド送信のためのeCCEはローカライズド軸に沿って、つまり、PRBペア内でeREGをアグリゲーションすることで構成される。図12にはこの両方の例が示されている。領域を分散部分とローカライズド部分とに分離するためにポインタが使用され、ここで各部分のREGは分散タイプと集約(ローカライズド)タイプのeCCEを形成するために組み合わされる。この例では、ポインタによって分散部分に属するeREG1からeREG128までと、ローカライズド部分に属するeREG129からeREG192までと、に分割されている。したがって、eCCE1−32は分散部分にあり、eCCE33−48はローカライズド部分にある。
「eCCE1」というラベルを付与されたeCCEは分散されたeCCEであり、PRBペア1、21、41および61からのeREGにより構成されている。これらのeCCEのうちの8個は、セット1のシェードを付与された上方の領域によって示されているように、単一のePDCCHを形成しており、これはeCC1からeCCH8までを含んでいる(これはeREG1からeREG32までと等価である)。Set1において下方のシェードを付与された部分は第2のePDCCHを形成するために2つの分散されたeCCE(eCCE11とeCCE12)のアグリゲーションを示している。
これに対して、「eCCE48」というラベルを付与されたeCCEはセット3の最後のほうに位置しており、ローカライズドされたeCCEであり、PRBペア63だけからのeREGで構成されている。
したがって、図12に図示された例のように、拡張制御領域にマッピングされたすべてのeCCEは番号付けされ、線形のeCCE区間を形成する。ePDCCHのより高いアグリゲーションレベルは、eCCE空間において連続したeCCEのリソースを組み合わせることによって得られる。拡張制御領域はeCCE空間においてポインタを設定することによって、ローカライズドされた部分と分散された部分といった2つの部分に分割され、ここで、eCCEと第1部分に属するeREGは上述したように分散手法によってアグリゲーションされ、第2部分において、eCCEとeREGはローカライズド手法によりアグリゲーションされる。反対の手法が採用されてもよく、この場合、第1の部分のeREG/eCCEがローカルでアグリゲーションされ、第2の部分のeREG/eCCEが分散手法によりアグリゲーションされる。図12に示した一例では第1の手法が示されており、ここでは最小の番号が付与されたeCCEたちが分散され、最大の番号を付与されたeCCEたちがローカライズドされる。
セパレートされたPRBペアについて分散およびローカライズドされたeCCEが望ましい場合、ポインタは、2つのセットのPRBペアの間に単純に挿入され、この場合は、分散されたePDCCHの送信とローカライズドされたePDCCHの送信とが同一のPRBペアには多重化されない。これは図12に示されたアプローチであり、ポインタはセット2とセット3との間に挿入されている。一方で、狭いシステム帯域やサービスを提供されるユーザの数が制限されている場合、制御オーバヘッドの観点から、分散されたePDCCHとローカライズドされたePDCCHとを同時並行で送信することをサポートするいくつかのPRBを設けることが有利であり、これはPRBペアにおける利用可能なeREGを2つのグループに分割するようにポインタを設定することによって達成される。
分散部分とローカライズド部分とにePDCCHリソースを分割するために使用されるポインタは、たとえば、無線リソース制御(RRC)シグナリングを使用して、UE個別を基本として移動端末にシグナリングされてもよい。あるいは、分割は規格によって固定されてもよく、たとえば、UEに対して設定された制御チャネルリソースの数に依存して決定されてもよい。
図13はいくつかの実施形態にしたがってeNBおよびUEにおいて実行されるプロシージャの一例を示す図である。ブロック1310に示すように、eNBはUEに対してM個のeCCEを含む拡張制御チャネルリソースを設定する。ブロック1320に示すように、eNBはUEに対して拡張制御チャネルリソースを分割するためのポインタを設定し、eREGとeCCEとを含む拡張制御チャネルリソースを部分Aと部分Bといった2つのパートに分割する。すでに説明したように、この設定は、いくつかの実施形態ではRRCシグナリングを通じて実行されうる。他のシステムでは、ポインタの位置は、UEに対して割り当てられる拡張制御チャネルリソースに基づいて、規格によって定義されるか、および/または、ルールによって決定されてもよい。
図13のブロック1310および1320はUEのイニシャルコンフィギュレーション(初期設定)を示しているが、残りのブロックは各ダウンリンクサブフレームごとに実行されるプロセスを示している。したがって、所与のサブフレームk(ブロック1330)について、eNBは第1の部分でeREGを使用して分散されたePDCCHを送信する一方で、これと並行して、第2の部分においてeREGを使用してローカライズドされたePDCCHを送信する。これはブロック1340に示されている。次に、ブロック1350および1360に示すように、UEはサーチ空間においてePDCCHのアセンブルする(組み立てる)ことによってePDCCHについてサーチ空間内をサーチする。ブロック1350に示すように、拡張制御チャネルリソースの部分Aについて、分散手法によってeREGをアグリケーションしてeCCEおよびePDCCHを形成する。UEはePDCCHの候補をデコード(復号)し、CRCをチェックして、当該UEに向けられたePDCCHが検出されたかどうかを判定する。同様に、ブロック1360に示すように、UEはリソースの部分Bについてローカライズド手法を使用してeREGをアグリゲーションしてePDCCHの候補を形成し、CRCをチェックして、当該UEに向けられたePDCCHが検出されたかどうかを判定する。ブロック1370に示すように、いずれかのチェックされたCRCが正しければ、UEはePDCCHからデコードされたダウンリンク制御情報(DCI)にしたがって受信や送信を行う。当該プロセスは、ブロック1380に示すように、次のサブフレームであるサブフレームk+1について繰り返し実行される。
いくつかの実施形態にしたがって、チャネル推定の複雑さや分散モードについての信号伝達範囲を制限するために、設定されたポインタによる一方の側のサーチ区間は、分散軸に沿ってアグリゲーションされたePDCCHの候補から構成される。図14はこのアグリゲーションの一例を示しており、とりわけ、アグリゲーションレベル1、2、3、および8についてのものである。図14において最も左に示したものはアグリゲーションレベルがAL=1のもので、4つのeREG(1つのeCCE)がアグリゲーションされており、最も右側に示されているものはアグリゲーションレベルがAL=8のものである。シェードが付与されているアグリゲーションはアックアグリゲーションレベルについてのサーチ区間を示しており、各シェードが付与されたアグリゲーションは各アグリゲーションレベルについてのサーチ空間におけるePDCCHの候補を表している。
周波数ドメインにおけるスケジューリングゲインを最大化するために、設定されたポインタによる他方側であるローカライズドされた送信についてのサーチ区間はローカライズド軸に沿ってアグリゲーションされる候補から構成される。これは図15に示されており、とりわけ、アグリゲーションレベル1、2、3、および8について示されている。また、シェードの付与されたアグリゲーションは各アグリゲーションレベルについてのサーチ空間を示している。
より一般的に言えば、様々な実施形態において、制御チャネルリソースは少なくとも2つの領域に分離されている。1つの領域において時間−周波数リソースの複数の「チャンク」(この「チャンク」はオーバラップしておらず、時には隣接した、時間−周波数リソースエレメントのアグリゲーションである)が、ローカライズド手法によって一緒にアグリゲーションされ、つまり、所与のアグリゲーションにおける複数のチャンクは周波数軸で隣接したリソースおよび時間軸で隣接したリソースの単一のグループのうちから選択される。アグリゲーションされたチャンクは単一の制御チャネルリソース(LTEのeCCE)を形成し、これは(基地局の場合)制御チャネルメッセージをエンコード/送信するために使用され、(移動局の場合)制御チャネルメッセージを受信/デコードするために使用される。他の領域では、複数のチャンクは分散手法によってアグリゲーションされ、つまり、所与のアグリゲーションにおける複数のチャンクが時間−周波数リソースの複数のグループから選択され、各グループは周波数軸上で相互に離間している。
なお、図12示したシナリオでは、上述したように、小さな番号を付与されたリソースを有している領域において分散されたアグリゲーションが実行され、その一方で、大きな番号を付与されたリソースを有している領域においてローカライズドされたアグリゲーションが実行される。その代わりにこれらは反対に適用されてもよいことは理解されるべきである。
これらの多くの実施形態では、制御チャネルリソースとして使用するために設定されるリソースの、複数の領域への分割は、「ポインタ」によって容易化され、このポインタは基地局によって移動局に対してシグナリング(設定)される。ポインタは制御チャネルリソースにおける分割ポイントを示すためのデータエレメントであり、これにより時間−周波数リソースが2つ(またはそれ以上の)領域に分割(区分)される。
いくつかの実施形態によれば、セット間のボーダー(境界)で常に開始されるeCCEの番号付与体系の構造を維持するために、ローカライズドされたeCCEの番号付けは逆順で実行されることが便利なことがあり、これはとりわけ、セット間ではなくPRBペアのセット内に、設定されたポインタが挿入されるケースである。このアプローチの例は図16に示されており、ローカライズドされたeCCEにはセット3の右下から番号付与がeCCE25により開始され、セット2の中央におけるeCCE48まで連続して付与される。図16に示しように、ローカライズドされたeCCEからePDCCHの候補を形成するための開始eCCEの位置(eCCE40)と、分散されたeCCEについての開始位置(eCCE1)は、番号を付与されたeCCEの範囲における両端の位置または両端に近い位置に配置され、これにより、第1の制御チャネルメッセージを形成するために使用された順番とは反対の順番にしたがって番号付与されたeCCEを辿ってゆくことにより第2の制御チャネルメッセージが形成されるようになる。
この手法は、ローカライズドされたeCCE空間が1つのPRBペア内に収まらないといった、高いアグリゲーションレベルについての問題を解決する。換言すれば(より一般的にいえば)、分割ポイントから最も遠く離れた、領域内の「エンド(端)」から、ローカライズドされたアグリゲーションについて指定された領域内の制御チャネルリソースを割り当てることを開始することが有利である。これは基地局において、制御チャネルメッセージを組み立て、エンコードし、送信する目的だけでなく、移動局においてeCCEの境界を識別し、eCCEサーチ空間にわたって動作することについて実行される。図16に示したように、これはPRBペアの境界に出くわす前に動作「空間」を増加させ、2つのPRBペア間にeCCEを分離配置することなく、または、1つ以上の時間−周波数リソースをスキップすることなく形成可能となる高いアグリゲーションレベルのeCCEの数を最大にする。
共通の基本ビルディングブロックとしてeREGを使用するといったコンセプトは、ePDCCH以外の、ePBCH、ePCFICHまたはePHICHなどのような他の制御チャネルにも拡大して適用可能である。とりわけ、負荷が低いときに制御チャネルオーバヘッドを制限するために、同一のリソースセット内に複数のタイプの制御チャネル構成を多重化できるようにすることは有利であろう。これは、空間を複数の部分に分離する複数のポインタを使用することによって解決される。この手法の一例が図17に示されており、分散サーチ空間(このうちの一部は共通サーチ空間であってもよい)と、ローカライズドされたUE個別のサーチ空間(USS)と、ePHICHのために予約された中間の空間といった3つの領域にeCCEが分割されている。
いくつかのケースでは、性能上の利点が得られ、これはePDCCHのような単一の制御チャネルを受信する目的で、単一のUEによって監視される拡張制御領域を、当該UEによって監視されるすべての制御領域である複数の制御領域に分割することによって実現される。この手法では、サーチ空間のパーティションの数と、それらの開始位置と終了位置とを示すために複数のポインタが使用される。各パーティションはそれぞれ個別に2つの部分にさらに分割され、そのうちの第1の部分は分散配置に利用され、第2の部分はローカライズド配置に利用される。制御領域の区分化(パーティション化)と、分散配置とローカライズド配置への細分化(サブパーティション化)との両方は、UE個別の手法により実行される。この手法は図18に示されており、ここでは3つのパーティションが示されている。第1のパーティションはその全範囲が分散サーチ空間に割り当てられており、残りの2つのパーティションはそれぞれ分散部分とローカライズド部分とに分割されている。
この手法の他の観点によれば、制御領域の全体の終了位置をシグナリングするためにポインタが使用されてもよい。このポインタは、拡張制御領域についてUEによって使用されることになっているRBGクラスタのシグナリングと合わせて使用されてもよい。RBGクラスタのシグナリングとポインタとの組み合わせは効率の良いシグナリングメカニズムをもたらし、最後のRBGクラスタの部分だけを制御領域が使用することを可能とし、制御領域のサイズを定義する際のさらなる柔軟性をもたらす。たとえば、システム帯域が100個のRBで構成されているケースでは、RBGサイズは4個のPRBである。したがって、eNBによってUEに対して制御領域がシグナリングされるときに、eNBは1つのクラスタまたは2つのクラスタのどちらかをシグナリングできる。1つのクラスタは4セット(これはPRBサイズに等しい)をもたらし、1セットあたり4個のPRBが存在するため、トータルで16個のPRBとなる。2つのクラスタは32個のPRBをもたらす。1つのクラスタは少なすぎる数のPRBであってもよく、2つのクラスタは不必要に大きくされてもよい。このシチュエーションでは制御領域のエンドポインタを使用することで、UEに対して、最後のクラスタにおいて制御領域が終了することをシグナリングすることができる。これは少ないオーバヘッドと制御領域を柔軟に定義する能力をもたらす。
複雑さの制限によって、UEによって実行可能なブラインドデコード(復号)の数が限定される。本技術のいくつかの実施形態によれば、UEは複数の制御領域パーティションのそれぞれにおいてePDCCHの後方をモニター(監視)しなければならないように、ブラインド復号の候補は分散される。たとえば、いくつかの実施形態によれば、各UEは定義されたパーティションのそれぞれにおいて少なくとも1つのブラインド復号の候補を持つことになろう。
LTEのリリース8では、ランダム化のプロセスを用いてブラインド復号の候補が決定され、制御領域内の開始CCE位置はUEのRNTIとサブフレーム番号とに基づいて決定される。モニターされる必要があるブラインド復号の候補の番号はこの開始CCE位置から順番に選択される。ブラインド復号の候補が各サブフレームごとに変化するようにランダム化が実行される。制御領域における各パーティション内の分散領域またはローカライズド領域そのそれぞれ内で類似のランダム化プロシージャが実行されるように、ここで開示した技術や装置とともに類似したアプローチを使用可能である。このプロシージャはあたかもリリース8の完全な制御領域であるかのように各サブ領域について個別に実施される。このアプローチの一例が図19に示されている。なお、このケースでは、パーティションはPRBペアのセットと同じであるが、これは一般的なケースではない。
とりわけ、リリース8のランダム化プロシージャによって使用される値の1つはNCCE,kであり、サブフレームにおける制御領域内のCCEのトータルでの数である。いくつかの実施形態では同一のランダム化プロシージャが使用されるが、NCCE,kの値には全体の制御領域における1つのパーティションの分散セクションまたはローカライズドセクション内におけるeCCEのトータル数が設定される。したがって、図19に示した例では、48個のeCCE制御領域が、それぞれ16個のeCCEからなる3つのパーティションに区分される。第2および第3のパーティションはさらに、それぞれ8個のeCCEからなる分散セクションとローカライズドセクションとに分離される。サーチ区間のランダム化が、たとえば、パーティション2の分散配置部分内で実行されるときは、NCCE,kの値は8に設定される。リリース8において使用されているものとは異なるランダム化のプロシージャが使用されてもよい。
ePDCCHのためにRBGを十分に使用できない状況も想定され、そのようなケースではRBG内のいくつかのリソースが無駄になってしまうだろう。リソースの利用効率を最大化するためには、UEがこれらのリソースも使用できるようにすれば有用であろう。しかしながら、ePDCCHについてRBGのどの部分が使用されているかを示す知識(情報)が必要になる。しかし、他のUEに対してePDCCHを送信するために使用されているRBGにおいてUEがデータを受信する場合、データを受信するUEは、他のUEのePDCCHについてのサイズと位置の情報を有していないだろう。いくつかの実施形態によれば、RBG内でePDCCHを受信するUEはRBG内の残りのリソースを、データのために利用するが、これはePDCCHを搬送するRBGがデータのために割り当てられたことをePDCCHがシグナリングするときである。すなわち、DCIメッセージにおいてダウンリンクのPDSCHリソースの割り当てが、DCIメッセージが受信されたRBGを含む場合に、UEはRBGにおける残りのRBがPDSCHを含むものと認識する。
上述した発明性のある技術は分散ePDCCH送信とローカライズドePDCCH送信との両方についての共通サーチ空間のデザインを提供するものであり、これはPDSCHのスケジューリングの柔軟性に対するインパクトが低く、リソースを効率良く使用するものである。これらの技術は、分散されたサーチ空間のチャネル推定の複雑さを制限しつつ、かつ、ローカライズドされたサーチ空間におけるスケジューリングゲインを最大化しつつ、ローカライズされたサーチ空間および分散サーチ空間を物理リソースにマッピングする方法を提供するものである。このサーチ空間デザインは、同一のPRBペアにおいてローカライズドと分散とを混在させるときに、あるアグリゲーションレベルでのローカライズドされた送信が複数のPRBにわたって分割されてしまう問題を解決する。
上述した特別の例を念頭におくと、図20は無線ネットワークノードによって制御されるセルに収容されるUEにおいて制御情報を受信する方法を一般化して示したプロセスフローダイアグラムであることを理解できるであろう。ここで、制御領域は、複数のeREGにより構成されており、これらはeCCEへとアグリゲーションされ、これらはさらに制御チャネルメッセージ(たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ)を含む制御チャネルへとアグリゲーションされる。ブロック2010が示すように、例示的な方法は、拡張制御領域を含むダウンリンク信号の受信から開始される。ブロック2020が示すように、UEは、拡張制御領域におけるPRBペアの第1のセットから分散されたeCCEを形成するが、これは、eREGがPRBペアの第1のセットに属しているときにeCCEを形成するために複数のPRBペアからのeREGをアグリゲーションすることによって実行される。ブロック2030が示すように、UEは、eREGがPRBペアの第2のセットに属しているときにeCCEを形成するために同一のPRBペアからのeREGをアグリゲーションすることによって、PRBペアの第2のセットからローカライズドされたeCCEを形成する。
ブロック2040に図示されたオプションが示すように、いくつかの(ただし、すべてではない)実施形態では、PRBペアの第3のセットにおいてeREGから、分散されたeCCEとローカライズドされたeCCEとの両方が形成されるが、これはPRBペアのセットの端部ではなく中央部で分散部分とローカライズド部分とに拡張制御領域が分割されるケースであろう。より詳細には、1つ以上の追加の分散されたeCCEがPRBペアの第3のセットから形成され、これは、各追加の分散されたeCCEを形成するために複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックのアグリゲーションによって実現され、さらに、1つ以上の追加のローカライズドされたeCCEがPRBペアの第3のセットから形成され、これは、各追加のローカライズドされたeCCEが第3のセットにおける単一のPRBペア内からの物理レイヤービルディングブロックから形成されるように、物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによって実現される。
ブロック2050に示すように、eCCEは制御チャネルメッセージの候補を形成するためにアグリゲーションされる。いくつかのケースでは、2、4、8個のeCCEがアグリゲーションされ、候補メッセージが形成される。ブロック2060が示すように、これらの制御チャネルメッセージの候補は復号され、当該UEについての実際の制御チャネルメッセージであるかどうかが判定される。
すでに詳細に説明した例が示すように、図20に示した技術はLTEネットワークにおいて実行されるが、物理レイヤービルディングブロックは8個または9個のリソースエレメントを有するeREGである。しかし、本技術は、同様に他の無線通信ネットワークに対しても適用可能である。
いくつかの実施形態によれば、図20に示した動作は、制御ノードからのシグナリング(例:RRCシグナリング)をUEが受信するのに先立って実行されてもよく、ここでこのシグナリングはPRBペアの第1のセットと第2のセットへと複数のPRBペアを分割することを示す。いくつかのケースでは、シグナリングは、PRBペアのセットにおける分割ポイントを示してもよく、分割ポイントは当該セットを追加のローカライズドされたeCCEを形成するために使用される第1の部分と、追加の分散されたeCCEを形成するために使用される第2の部分とに分割するものである。
いくつかの実施形態では、分散されたeCCEとローカライズドされたeCCEとから制御チャネルメッセージを形成することには、拡張制御領域における開始eCCEの位置を判定することが含まれ、開始eCCEの位置は、ダウンリンク信号についてのサブフレーム番号と、そのユーザ装置についての無線ネットワークテンポラリー識別子(RNTI)とにしたがって、変化する。いくつかの制御チャネルメッセージの候補は、開始eCCE位置から開始されるeCCEから形成される。なお、いくつかのケースでは、開始eCCE位置を決定することと、いくつかの制御チャネルメッセージの候補を形成することは、ローカライズドされたeCCEと分散されたeCCEとでそれぞれ個別に実行される。またいくつかのケースでは、eREGとeCCEの番号付けは第1のセットと比較して第2のセットでは逆順で実行されてもよい。
基地局において実施される制御チャネルメッセージを形成して送信するための対応する方法は、上述したものから直接的に理解されるであろう。図21はそのような方法の一例を示しており、ブロック2110が示すように、物理リソースブロックペアの第1のセットにおいて分散されたeCCEに対して第1の制御チャネルメッセージをマッピングすることから開始される。分散されたeCCEのそれぞれは複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックのアグリゲーションしたものから構成される。ブロック2120が示すように、基地局は、物理リソースブロックペアの第2のセットにおいてローカライズドされたeCCEに対して第2の制御チャネルメッセージをマッピングする。ローカライズドされたeCCEのそれぞれは単一のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックのアグリゲーションしたものから構成される。ブロック2130におけるオプションの動作が示すように、いくつかの実施形態では、第3および第4の制御チャネルメッセージが、PRBペアの第3のセットにおける分散されたeCCEとローカライズドされたeCCEとにそれぞれマッピングされてもよい。PRBペアのこれらのセットは、一緒になって、拡張制御領域を形成する。この拡張制御領域は、上述した制御チャネルメッセージを搬送するものであり、ブロック2140において示すように、ダウンリンク信号のサブフレーム内で送信される。
図示した方法についてのいくつかの実施形態によれば、分散されたeCCEとローカライズドされたeCCEとに第1の制御チャネルメッセージと第2の制御チャネルメッセージとをマッピングすることは、2つ以上のローカライズドされたeCCEまたは2つ以上の分散されたeCCEをアグリゲーションしたものに対して制御チャネルメッセージをマッピングすることを含む。いくつかのケースでは本方法に先立って第1のPRBペアと第2のPRBペアとに複数のPRBペアを分割することを示すRRCシグナリングの送信が実行されてもよい。いくつかのケースでは当該シグナリングは、PRBペアの第3のセットを、ローカライズドされたeCCEに割り当てられた制御チャネルメッセージのために使用される第1の部分と、分散されたeCCEに割り当てられた制御チャネルメッセージのために使用される第2の部分とに分割する分割ポイントを示してもよい。
これらの方法を実行するように(たとえば、プログラミングされているか、または、ハードウエアにより構成された処理回路を使用して)適合した対応する装置の実施形態、つまり、上述の説明に直接的にしたがったユーザ装置/移動局などの装置や基地局(例:eNodeB)などの装置についても理解できるであろう。より具体的には、上述した技術や方法における機能は、移動局や基地局内に電子データ処理回路を使用して実装されることを理解されるであろう。もちろん、移動局や基地局のそれぞれは、LTEのフォーマットやLTEのプロトコルなどの基地虚のフォーマットやプロトコルにしたがってフォーマット化された無線信号を受信および送信する適切な無線回路を有している。
図22は、ここで開示した技術についてのいくつかの実施形態に従った例示的な通信ノード2200の特徴を示している。物理的なサイズや電力要件などの特徴だけでなく、詳細な構成については変更しうるものであるが、通信ノード2200の構成要素の一般的な特徴については無線基地局と移動局との両方で共通となる。さらに、ローカライズドの手法と分散の手法との両方において、制御チャネルエレメントを形成するために、時間−周波数リソースをアグリゲーションするための上述した1つまたは複数の技術を実行するように、無線基地局と移動局との両方が適合していてもよい。
通信ノード2200は(基地局であるケースでは)移動端末と通信する通信装置2220または(移動端末であるケースでは)1つ以上の基地局と通信する通信装置2220と、当該通信装置2220によって送信される信号や受信された信号を処理する処理回路2210を有している。通信装置2220は、1つ以上の送信アンテナ2228と結合された送信機2225と、1つ以上の受信アンテナ2233と結合された受信機2230とを有しうる。送信または受信のために同一のアンテナ2228、2233が使用されてもよい。受信機2230と送信機2225は、LTEおよび/またはLTEアドバンスドのための3GPP規格のように特定の通信標準規格にしたがった既知の無線処理部や信号処理部を使用する。そのような回路の実装や設計に関連した技術的なトレードオフや様々な詳細については既知であり、ここで開示した技術や装置を理解するためには必要がないため、追加の詳細な説明は省略される。
処理回路2210は、1つ以上のプロセッサ2240、ファームウエア、またはこれらを組み合わせたものを有しており、これは1つ以上のメモリデバイス2250に接続されており、メモリデバイス2250はデータ記憶メモリ2255とプログラム記憶メモリ2260とを有している。メモリ2250は、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、ひとつまたは複数の種類の記憶装置を有していてもよい。また、移動デバイスや無線基地局についてのベースバンド処理回路のデザインに関連した様々な詳細やエンジニアリングトレードオフは既知であり、ここで開示した技術や装置を理解する上では必要がないため、追加の詳細な説明は省略される。処理回路2210の典型的な機能は、送信信号の変調やコーディングと受信信号の復調やデコーディングを含む。いくつかの実施形態では、たとえば、ユーザ装置において制御情報を受信したり、基地局から制御情報を送信したりするために、上述した1つ以上の技術を実行するために、プログラム記憶メモリ2260に記憶された適切なプログラムコードを使用して、処理回路2210は適合される。もちろん、これらの技術のうちのすべてが、単一のモジュールや単一のマイプロプロセッサで実行される必要はない。したがって、ここで開示された技術の実施形態は、基地局の装置向けの対応するコンピュータプログラムプロダクトだけでなく、ユーザ装置向けのコンピュータプログラムプロダクトを含む。
例示的なコンピュータプログラムプロダクトは、プログラム記憶メモリ2260などのノントランジトリー(非一時的)なコンピュータ可読記憶媒体を有し、コンピュータ可読記憶媒体は、UEのプロセッサにより実行されるように構成されたコンピュータプログラムインストラクションを含む。当該コンピュータプログラムインストラクションは、たとえば、物理リソースブロック(PRB)ペアの少なくとも2つのセットにより構成された拡張された制御領域を含むダウンリンク信号をUEに受信させるプログラムインストラクションを含み、ここで各PRBペアは相互にオーバラップしていない物理レイヤービルディングブロックのグループから構成されており、さらに、分散された拡張制御チャネルエレメント(eCCE)のそれぞれを形成するために複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによってPRBペアの第1のセットから1つ以上の分散されたeCCEをUEに形成させるプログラムインストラクションと、PRBペアの第2のセットにおける単一のPRBペア内の物理レイヤービルディングブロックから各ローカライズドされたeCCEが形成されるよう物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによってPRBペアの第2のセットから1つ以上のローカライズドされたeCCEをUEに形成させるプログラムインストラクションと、分散されたeCCEから第1の制御チャネルメッセージの候補を形成させ、ローカライズドされたeCCEから第2の制御チャネルメッセージの候補をUEに形成させるプログラムインストラクションと、有効な制御チャネルメッセージをサーチするために第1の制御チャネルメッセージの候補と第2の制御チャネルメッセージの候補をUEにデコードさせるプログラムインストラクションとを含む。
同様に、基地局において使用される他の例示的なコンピュータプログラムプロダクトは、プログラ記憶メモリ2260のような非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含む。このケースでは、コンピュータ可読記憶媒体は、基地局の装置におけるプロセッサによって実行されるように構成されたコンピュータプログラムインストラクションを含む。当該コンピュータプログラムインストラクションは、物理リソースブロック(PRB)ペアの少なくとも2つのセットにより構成された拡張された制御領域を含むダウンリンク信号を基地局に送信させるプログラムインストラクションを含み、ここで各PRBペアは相互にオーバラップしていない物理レイヤービルディングブロックのグループから構成されており、さらに、PRBペアの第1のセットにおける分散された拡張制御チャネルエレメント(eCCE)に対して1つ以上の第1の制御チャネルメッセージを基地局にマッピングさせるプログラムインストラクションを含み、ここで、分散されたeCCEのそれぞれは複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションしたものから形成されており、さらに、PRBペアの第2のセットにおけるローカライズドされたeCCEに対して1つ以上の第2の制御チャネルメッセージを基地局にマッピングさせるプログラムインストラクションを含み、ここで、ローカライズドされたeCCEのそれぞれは、単一のPRBペア内の物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションしたものから形成されており、さらに、ダウンリンク信号のサブフレームにおいて第1の制御チャネルメッセージと第2の制御チャネルメッセージとを基地局に送信させるプログラムインストラクションを含む。
当業者であれば、ここに開示した技術や装置の範囲から逸脱することなく上述した実施形態に対して様々な変更を適用しうるであろう。たとえば、上述の実施形態では3GPPネットワークの一部を参照しながら説明を行ったが、実施形態は3GPPネットワークの後継版など、類似の機能コンポーネントを有した同様のネットワークにも適用可能であることも理解されよう。したがって、上述した説明や添付の図面および添付の特許請求の範囲において使用されている用語と関連づけられているかまたは関連した用語や現在または将来版の3GPPの用語は同様に理解されるであろう。
特定の実施形態の図解を用いていくつかの実施形態の例示について詳細に説明した。もちろん、コンポーネントや技術のあり得る組み合わせについて記述することが可能であるため、当業者であれば、本願の技術や装置は、必須の特徴から逸脱することなく、ここで特別に説明したものとは異なる手法でもって実装可能であることを理解するであろう。本願の実施形態は一切の限定の目的ではなく、すべて図解の目的で提供されているものと理解されなければならない。
これらのバリエーションは他のバリエーションを考慮すれば、上述の説明や添付の図面は拡張された制御チャネル情報を形成し、送信し、受信し、復調し、デコードするためにここで教示されたシステムや装置の非限定的な例を示していることを、当業者であれば理解するであろう。開示されたシステムや装置は上述した説明や添付の図面によって限定されるものではない。

Claims (18)

  1. ユーザ装置において無線通信ネットワークにおける制御情報を受信するための方法であって、前記方法は、
    物理リソースブロック(PRB)ペアの少なくとも2つのセットから構成される拡張制御領域を有するダウンリンク信号を受信すること(2010)であって、各PRBペアは、オーバラップしていない物理レイヤービルディングブロックのグループから構成されている、ことと
    分散された拡張制御チャネルエレメント(eCCE)のそれぞれを形成するために複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによってPRBペアの第1のセットから1つ以上の分散されたeCCEを形成すること(2020)と、
    PRBペアの第2のセットにおける単一のPRBペア内からの物理レイヤービルディングブロックからローカライズドされたeCCEのそれぞれが形成されるよう物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによって前記PRBペアの第2のセットから1つ以上のローカライズドされたeCCEを形成すること(2030)と、
    前記分散されたeCCEから第1の制御チャネルメッセージの候補を形成するともに、前記ローカライズドされたeCCEから第2の制御チャネルメッセージの候補とのそれぞれを形成すること(2050)と、
    有効な制御チャネルメッセージをサーチするために前記第1および第2の制御チャネルメッセージの候補のそれぞれをデコードすること(2060)とにより、
    前記有効な制御チャネルメッセージのサーチを実行することと、を有し、
    前記物理レイヤービルディングブロックは拡張リソースエレメントグループ(eREG)であり、各eREGは8個または9個のリソースエレメントから構成されており、
    前記分散されたeCCEから前記第1の制御チャネルメッセージの候補を形成し、前記ローカライズドされたeCCEから前記第2の制御チャネルメッセージの候補を形成すること(2050)は、記拡張制御領域内での始eCCE位置を決定することと、前記開始eCCE位置に始まるeCCEからいくつかの制御チャネルメッセージの候補を形成することとを含み、前記開始eCCE位置を決定することと、前記いくつかの制御チャネルメッセージの候補を形成することとは、前記分散されたeCCEと前記ローカライズドされたeCCEとのそれぞれについて、独立に実行されることを特徴とする方法。
  2. 前記第1の制御チャネルメッセージの候補を形成すること(2020)は、2つ以上の前記分散されたeCCEをアグリゲーションすることによって前記制御チャネルメッセージの候補の少なくともいくつかを形成することを含み、前記第2の制御チャネルメッセージの候補を形成すること(2030)は、2つ以上の前記ローカライズドされたeCCEをアグリゲーションすることによって前記制御チャネルメッセージの候補の少なくともいくつかを形成することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記PRBペアを前記PRBペアの第1のセットと前記PRBペアの第2のセットとに分割することを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信することをさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 追加の分散されたeCCEのそれぞれを形成するために複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによってPRBペアの第3のセットから1つ以上の追加の分散されたeCCEを形成すること(2040)と、
    前記PRBペアの第3のセットにおける単一のPRBペア内からの物理レイヤービルディングブロックから追加のローカライズドされたeCCEのそれぞれが形成されるよう物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによって前記PRBペアの第3のセットから1つ以上の追加のローカライズドされたeCCEを形成すること(2040)と、
    前記追加の分散されたeCCEから1つ以上の第3の制御チャネルメッセージの候補を形成するとともに、前記追加のローカライズドされたeCCEから1つ以上の第4の制御チャネルメッセージの候補を形成することと、
    有効な制御チャネルメッセージをサーチするために前記第3および第4の制御チャネルメッセージの候補のそれぞれをデコードすることと
    をさらに有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記PRBペアの第3のセットにおける分割ポイントを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信することをさらに有し、前記分割ポイントは、前記PRBペアの第3のセットを、前記追加のローカライズドされたeCCEを形成するために使用される第1の部分と、前記追加の分散されたeCCEを形成するために使用される第2の部分とに分割するものであることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記分散されたeCCEから前記第1の制御チャネルメッセージの候補を形成し、前記ローカライズドされたeCCEから前記第2の制御チャネルメッセージの候補を形成すること(2050)は、前記ダウンリンク信号についてのサブフレーム番号と前記ユーザ装置についての無線ネットワークテンポラリー識別子(RNTI)とにしたがって開始eCCE位置が変化するように、前記拡張制御領域内での前記開始eCCE位置を決定することと、前記開始eCCE位置に始まるeCCEからいくつかの制御チャネルメッセージの候補を形成することとを含む、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1の制御チャネルメッセージを形成するために使用された順番とは逆方向に番号付けされたeCCEをたどることで前記第2の制御チャネルメッセージが形成されるように、前記ローカライズドされたeCCEのための前記開始eCCE位置と、前記分散されたeCCEのための前記開始eCCE位置とは、前記番号付けされたeCCEの範囲における両端またはその近くに配置されている、請求項6に記載の方法。
  8. 前記PRBペアの第1のセットと前記PRBペアの第2のセットとは別個のものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の方法。
  9. 無線ネットワークノードによって制御されるセルにおいて複数のユーザ装置にサービスが提供される無線通信ネットワークにおいて前記無線ネットワークノードで制御情報を送信するための方法であって、前記方法は、
    物理リソースブロック(PRB)ペアの少なくとも2つのセットから構成される拡張制御領域を有するダウンリンク信号を送信することを有し、各PRBペアはオーバラップしていない物理レイヤービルディングブロックのグループから構成されており、
    さらに、前記方法は、
    分散された拡張制御チャネルエレメント(eCCE)のそれぞれが複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションしたものから構成されており、PRBペアの第1のセットにおける分散されたeCCEに対して1つ以上の第1の制御チャネルメッセージをマッピングすること(2110)と、
    ローカライズドされたeCCEのそれぞれが単一のPRBペア内からの物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションすることによって構成されており、PRBペアの第2のセットにおけるローカライズドされたeCCEに対して1つ以上の第2の制御チャネルメッセージをマッピングすること(2120)と、
    前記ダウンリンク信号のサブフレームにおいて前記第1の制御チャネルメッセージと前記第2の制御チャネルメッセージとを送信すること(2140)と
    を有し、
    前記物理レイヤービルディングブロックは拡張リソースエレメントグループ(eREG)であり、各eREGは8個または9個のリソースエレメントから構成されており、
    これによって前記ユーザ装置が、記拡張制御領域内での始eCCE位置を決定し、前記開始eCCE位置に始まるeCCEからいくつかの制御チャネルメッセージの候補を形成することによって、前記分散されたeCCEから前記第1の制御チャネルメッセージの候補を形成し、前記ローカライズドされたeCCEから前記第2の制御チャネルメッセージの候補を形成し、前記開始eCCE位置を決定することと、前記いくつかの制御チャネルメッセージの候補を形成することとは、前記分散されたeCCEと前記ローカライズドされたeCCEとのそれぞれについて、独立に実行されることを特徴とする方法。
  10. 前記第1および第2の制御チャネルメッセージの少なくともいくつかを前記分散されたeCCEと前記ローカライズドされたeCCEとにマッピングすることは、2つ以上の前記ローカライズドされたeCCEまたは2つ以上の前記分散されたeCCEをアグリゲーションしたものに制御チャネルメッセージをマッピングすることを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  11. 前記PRBペアを前記PRBペアの第1のセットと前記PRBペアの第2のセットとに分割することを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを送信することをさらに有することを特徴とする請求項または10に記載の方法。
  12. 複数のPRBペアからの物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションしたものから分散された拡張制御チャネルエレメント(eCCE)のそれぞれが構成されており、PRBペアの第3のセットにおいて当該分散されたeCCEに対して1つ以上の第3の制御チャネルメッセージをマッピングすること(2130)と、
    単一のPRBペア内からの物理レイヤービルディングブロックをアグリゲーションしたものからローカライズドされたeCCEのそれぞれが構成されており、前記PRBペアの第3のセットにおいて当該ローカライズドされたeCCEに対して1つ以上の第4の制御チャネルメッセージをマッピングすること(2130)と、
    前記第3の制御チャネルメッセージと前記第4の制御チャネルメッセージとを前記ダウンリンク信号の前記サブフレームで送信することと
    を有することを特徴とする請求項ないし11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記PRBペアの第3のセットにおける分割ポイントを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを送信することをさらに有し、前記分割ポイントは、前記PRBペアの第3のセットを、前記ローカライズドされたeCCEに対してマッピングされる制御チャネルメッセージのために使用される第1の部分と、前記分散されたeCCEに対してマッピングされる制御チャネルメッセージのために使用される第2の部分とに分割するものであることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記PRBペアの第1のセットと前記PRBペアの第2のセットとは別個のものであることを特徴とする請求項ないし13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 基地局であって、
    各物理リソースブロック(PRB)ペアがオーバラップしていない物理レイヤービルディングブロックのグループから構成されており、前記PRBペアの少なくとも2つのセットから構成される拡張制御領域を有するダウンリンク信号を送信するように適合した通信装置(2220)と、
    処理回路(2210)と
    を有し、
    前記処理回路(2210)は、請求項ないし14のうちいずれか1項に記載された方法を実行するように適合していることを特徴とする基地局。
  16. ユーザ装置であって、
    各物理リソースブロック(PRB)ペアがオーバラップしていない物理レイヤービルディングブロックのグループから構成されており、前記PRBペアの少なくとも2つのセットから構成される拡張制御領域を有するダウンリンク信号を受信するように適合した通信装置(2220)と、
    処理回路(2210)と
    を有し、
    前記処理回路(2210)は、請求項1ないしのうちいずれか1項に記載された方法を実行するように適合していることを特徴とするユーザ装置。
  17. 無線通信ネットワークにおいて動作するよう構成されたユーザ装置におけるプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに請求項1ないしのいずれか1項に記載された方法を実行させる、コンピュータプログラム。
  18. 無線通信ネットワークにおいて動作するように構成された基地局装置におけるプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに請求項ないし14のいずれか1項に記載された方法を実行させる、コンピュータプログラム。
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