JP6778224B2 - アンケート調査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アンケート調査方法に関する。
インターネット等の通信回線を介してアンケート調査を行うことが行われている。
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、ICカード等の情報記憶媒体を利用したアンケートシステムに係り、特に上述の情報記憶媒体に登録された情報を活用することにより、アンケートの対象者を広く確保し、また人手や郵送によるアンケートの配付、回収という手間を省くアンケートシステムを提供することを目的とし、そのアンケートシステムは、ICカードに個人情報や、商品の購買情報等を記憶し、この個人情報や購買情報からセンタに登録されたアンケートを選択し、選択されたアンケート情報を端末装置内に設けられたメモリに記憶し、CPUの制御によりアンケートに対する回答を同じく端末装置に設けられたメモリに順次書き込み、このアンケート回答をセンタへ送り、一方、既に回答したアンケートに対しては、そのアンケート名等をICカードに登録し、アンケート回答前に当該アンケートNo.と登録されたアンケートNo.を照合し、同一人に対し同じアンケート調査を重複して行うことを防止することが開示されている。
また、例えば、特許文献2には、回答者主導型のアンケート調査をリアルタイムで処理する方法に関しており、インターネット網を介して共通の特性を持つ多数の回答者を同じ時間帯にコミュニティで構成し、コミュニティの情報を必要とする複数の依頼者が一定の時間内に購買要請(アンケート調査依頼)をすると、最もよい条件を提示した依頼者を選定し、リアルタイムで支払金を受領し、コミュニティに対して依頼者が依頼したアンケート調査をリアルタイムで実行し、収集したアンケート結果を分析して依頼者に伝送する、回答者主導型のリアルタイム双方向アンケート調査方法を提供することが開示されている。
特開平6−236356号公報 特表2004−510263号公報
前述の特許文献に記載された技術では、アンケート調査の対象者(以下、対象者ともいう)は、アンケート調査の実施者によって個人が特定され得る。例えば、ICカードの個人情報等を活用することが行われている。アンケート調査を行う者(以下、実施者ともいう)とそのアンケート調査の結果を活用する者(以下、活用者ともいう)が分かれており、活用者に対して、アンケート調査の対象者の個人が特定されないことが明記されていたとしても、実施者には、個人が特定されてしまう。又は、個人を特定することが可能である。さらに、活用者が対象者の個人を特定しないという約束が確実に履行されていると、対象者側が確認することは困難である。
一方、アンケート調査の対象者は個人を特定されたくない場合が多い。つまり、個人情報の保護の観点の他に、個人が特定されてしまうおそれがある場合は、アンケート調査に対して本音(本心)の回答ができないということが生じるからである。特に、アンケート調査の対象者と活用者とが何らかの関係がある場合、例えば、学生(対象者)と教師(活用者、その学生の成績を評価する者)のような場合、学生は、成績等の観点から本音の回答を記入したくない場合がある。
そして、対象者だけでなく、活用者(実施者を含む)にあっても、アンケート調査の信頼度を高めるため(本音の回答をひきだすため)に、対象者の個人を特定することは不要である。なお、単に、個人が特定できないようにすると、例えば、同じ対象者が複数回の回答を行うことが生じてしまう。
そこで、本発明は、アンケート調査の対象者を特定することができないということを、その対象者にも判別できるように、アンケート調査を行うことができるアンケート調査方法を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の項の発明に存する。
請求項1の発明は、アンケート調査の対象者の集団を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップによって受け付けられた集団内の対象者に対して、アンケート調査の対象者である旨を通知する通知ステップと、ランダムに符号を生成する生成ステップと、前記生成ステップによって生成された1つの符号を一人の対象者にくじとして引かせることによって割り振りを行う割振ステップと、前記割振ステップによる割り振りが行われた後に、前記符号がアンケート処理装置に入力されることを条件として、アンケートの内容を表示し、その回答を記入させる欄を設けたアンケート画面のページを、対象者に送信することによってアンケート調査を行うアンケートステップと、前記アンケートステップで入力された前記符号と前記欄に記入された内容を対応付けて記憶する記憶ステップを行い、前記アンケートステップでは、入力された符号が前記記憶ステップによって記憶された既にアンケートが記入された符号である場合は、メッセージを表示することを特徴とするアンケート調査方法である。
請求項1のアンケート調査方法によれば、アンケート調査の対象者を特定することができないということを、その対象者にも判別できるように、アンケート調査を行うことができ、同じ対象者が複数回の回答を行うことを防止する。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 ユーザー情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 アンケートテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 アンケートテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理システムは、アンケート調査を行うものであって、図1の例に示すように、アンケート対象者処理装置100とアンケート処理装置150の組み合わせであり、アンケート調査の対象者が用いるユーザー端末130と通信回線を介して接続されている。
なお、アンケート対象者処理装置100とアンケート処理装置150は、1つのコンピュータ上で実現してもよい(アンケート対象者処理装置100とアンケート処理装置150の組み合わせとしての情報処理装置)。ただし、ユーザーID(IDentification)と回答者とを対応付けないようにするために、アンケート対象者処理装置100とアンケート処理装置150は、別々のコンピュータ上で実現することが好ましい。さらに、アンケート調査に関して、アンケート対象者処理装置100からアンケート処理装置150への通信は、アンケート調査の対象者の集団に属している人数のみとしてもよい。そして、アンケート調査に関して、アンケート処理装置150からアンケート対象者処理装置100への通信はできないようにしてもよい。なお、以下の説明において、必ずしも活用者と実施者を区別する必要はなく、活用者に実施者を含めてもよいし、実施者に活用者を含めてもよい。
アンケート対象者処理装置100は、アンケート対象者特定モジュール105、通信モジュール110、アンケート対象者記憶モジュール115、人数計数モジュール120を有している。アンケート対象者処理装置100は、アンケート調査の対象者を選択する。
アンケート対象者特定モジュール105は、通信モジュール110、アンケート対象者記憶モジュール115と接続されている。アンケート対象者特定モジュール105は、アンケート調査の対象者の集団を受け付ける。ここでの集団は、例えば、活用者の操作によって選択された集団であってもよいし、予め定められた集団であってもよい。この場合、各ユーザーを個別に選択してもよいし、グループ(ユーザー群)を選択してもよい。さらに、アンケート対象者処理装置100によって通知を行ったユーザー端末130から、その通知を開封したことを示す情報を受信したユーザーとしてもよい。通知を開封したユーザーをアンケート調査の対象者とするものである。
通信モジュール110は、アンケート対象者特定モジュール105、アンケート対象者記憶モジュール115と接続されており、また通信回線を介してユーザー端末130の通信モジュール135と接続されている。通信モジュール110は、アンケート対象者特定モジュール105によって受け付けられた集団内の対象者に対して、アンケート調査の対象者である旨を通知する。ここでの「通知」として、電子メール、チャット、電子掲示板、ソーシャルメディアを用いた通知、プッシュ通知等であってもよい。また、ユーザー端末130から、その通知を開封したことを示す情報を受信してもよい。
アンケート対象者記憶モジュール115は、アンケート対象者特定モジュール105、通信モジュール110、人数計数モジュール120と接続されている。アンケート対象者記憶モジュール115は、アンケート調査の対象者の集団を記憶している。例えば、ユーザー情報テーブル400を記憶している。ユーザー情報テーブル400については、図4の例を用いて後述する。
人数計数モジュール120は、アンケート対象者記憶モジュール115と接続されており、また通信回線を介してアンケート処理装置150の対象人数取得モジュール155と接続されている。人数計数モジュール120は、アンケート対象者記憶モジュール115に記憶されているデータから、アンケート調査の対象者数を計数する。対象者数は、前述したように、活用者の操作によって選択されたユーザー数であってもよいし、予め定められた集団に属するユーザー数であってもよいし、通信モジュール110が送信した通知を開封したユーザー数であってもよい。
ユーザー端末130は、通信モジュール135、提示モジュール140を有している。ユーザー端末130は、通信機能を有しており、ユーザーが用いる情報処理装置である。例えば、PC(Personal Computer、ノートPC等であってもよい)、携帯端末(スマートフォンを含む携帯電話等)等が該当する。
通信モジュール135は、提示モジュール140と接続されており、また通信回線を介してアンケート対象者処理装置100の通信モジュール110、アンケート処理装置150の通信モジュール175と接続されている。通信モジュール135は、アンケート対象者処理装置100から通知を受け取り、その通知を開封したことを示す情報をアンケート対象者処理装置100に送信し、また、アンケート処理装置150が提供するアンケート画面でアンケートの記入を行う。
提示モジュール140は、通信モジュール135と接続されている。提示モジュール140は、アンケート対象者処理装置100から受信した通知を液晶ディスプレイ等の表示画面に表示し、アンケート処理装置150からのアンケート画面を表示する。また、表示の他に、音声、振動等、それらの組み合わせによる提示であってもよい。さらに、キーボード、マウス、タッチスクリーン等に対する操作によって、アンケートの記入等を行うようにしてもよい。
アンケート処理装置150は、対象人数取得モジュール155、符号生成モジュール160、符号提示・選択モジュール165、アンケート記憶モジュール170、通信モジュール175、符号取得モジュール180、符号検査モジュール185、アンケート処理モジュール190を有している。アンケート処理装置150は、アンケート調査を実施する。
対象人数取得モジュール155は、符号生成モジュール160と接続されており、また通信回線を介してアンケート対象者処理装置100の人数計数モジュール120と接続されている。対象人数取得モジュール155は、アンケート対象者処理装置100からアンケート調査の対象者数を受信する。
符号生成モジュール160は、対象人数取得モジュール155、符号提示・選択モジュール165と接続されている。符号生成モジュール160は、アンケート調査の対象である集団に属していることを示しているが、個人を特定するものではない符号を生成する。
ここでの符号は、以下の条件を満たすものである。
(1)集団に属していることを示している。
つまり、符号が判明すれば、どの集団に属しているかが判明することを意味する。
(2)個人を特定するものではない符号である。
ここで「個人を特定するものではないこと」とは、符号と、ユーザーID、ユーザー名等は対応付けられていないこと、つまり、符号からユーザーID、ユーザー名等を検索できないことを意味する。
(3)一人に1つの符号を割り当てられている。
つまり、符号が異なれば、人も異なり、さらに、人が異なれば、符号も異なることを意味する。
さらに、以下の条件を付与してもよい。
(4)今回のアンケート調査のみで利用するものであり、他のアンケート調査に流用しない。複数回のアンケート調査を行う場合であっても、その都度に符号を割り振ることを行い、他のアンケート調査とリンクすることを防止するようにしてもよい。
今回のアンケート調査における符号と他のアンケート調査における符号は独立(無関係)である。したがって、同じ符号があっても偶然に一致したものであって、同じユーザーによる回答とは取り扱わないようにしてもよい。
なお、対象者が自ら作成した符号である場合は、他の対象者が作成した符号と重複しないようにした上で、さらに、他のアンケート調査で用いられた符号とも重複しないようにしてもよい。対象者は、他のアンケート調査で用いた符号と同じ符号を作成する傾向があるからである。そのための処理として、符号生成モジュール160における符号の生成処理は、対象者が自ら符号を作成する処理であるか否かを判断し、対象者が自ら符号を作成する処理である場合であって、対象者が作成した符号を受け付けたときは、そのアンケート調査及び他のアンケート調査において既に作成された符号を検索し、同じ符号が登録されている場合は、他の符号を作成する旨のメッセージを提示すればよい。
また、符号生成モジュール160は、集団内の対象者数(アンケート対象者処理装置100から受信した対象者数)よりも多い符号を生成するようにしてもよい。これによって、対象者が符号を選択する場合にあって、自らの意思で選択したことを担保することができる。具体的には、対象者が自らの符号を選択する場合、対象者数と符号数が同じ(対象者数だけ符号を生成した場合)であると、最後の対象者は1つの符号を選択するだけであり、自分の意思が反映されていないので、この提示された符号から自分が特定されてしまうと考えてしまう可能性があるからである。
なお、余分な符号(選択されなかった符号)は、対象としている集団には属していない符号として削除すればよい。
符号の生成方法は、連続した数であってもよいし、ランダムに生成した数(疑似乱数を含む)であってもよい。また、数だけでなく、英字、ひらがな、カタカナ、漢字等、これらの組み合わせであってもよい。さらに、対象者が自ら作成した符号であってもよい。ただし、符号が重複しないように、符号が入力された場合は、既に、その符号が登録されているか否かをチェックする処理を行う。
符号提示・選択モジュール165は、符号生成モジュール160、アンケート記憶モジュール170と接続されている。符号提示・選択モジュール165は、符号生成モジュール160によって生成された符号を、対象者に提示し、その対象者に選択させるようにしてもよい。また、符号を対象者にランダムに割り振るようにしてもよい。
例えば、対象者を会場等に集め、1台の計算機の液晶ディスプレイに複数の符号を表示し、1人の対象者が1つの符号を選択できるようにしてもよい。符号が選択されたならば、その符号を印刷し、対象者に手渡し、その符号は次の対象者によって選択できないように液晶ディスプレイから削除してもよい。対象者の意思によって符号を選択させることによって、活用者側では符号と対象者個人とを対応付けることができない。したがって、「対象者が選択した符号は、その対象者個人を特定するものではないこと」を、対象者は認識することとなる。
また、符号をランダムに割り振る処理には、コンピュータを用いてランダム数を発生し、符号を対象者と対応付けるようにしてもよい。ただし、この場合、コンピュータが関与しているので、意図的に符号が割り振られている(符号とユーザーID等が対応付けられている)と対象者は疑う可能性がある。その懸念を排除するために(活用者の関与を排除するために、無作為であることを示すために)、コンピュータを用いていない機器(アナログの機器)を用いた割り振り処理を行ってもよい。具体的には、符号を記載した紙片、こより等を用いたくじであってもよいし、回転抽選器(通称、ガラガラ)を用いてもよいし、あみだくじ等を利用してもよい。
符号提示・選択モジュール165は、選択結果又は割り振り結果(アンケート調査の対象者の集団に属している者を示す符号)をアンケート記憶モジュール170に記憶させる。
アンケート記憶モジュール170は、符号提示・選択モジュール165、符号検査モジュール185、アンケート処理モジュール190と接続されている。アンケート記憶モジュール170は、アンケート調査の対象者の集団に属している者を示す符号、その符号に対応するアンケート調査の回答を記憶している。例えば、アンケートテーブル600、アンケートテーブル900を記憶している。アンケートテーブル600、アンケートテーブル900については、それぞれ図6、図9の例を用いて後述する。
通信モジュール175は、符号取得モジュール180、アンケート処理モジュール190と接続されており、また通信回線を介してユーザー端末130の通信モジュール135と接続されている。通信モジュール175は、通信モジュール135に対してアンケート画面を送信し、通信モジュール135から符号、アンケート調査の回答を受信する。
符号取得モジュール180は、通信モジュール175、符号検査モジュール185と接続されている。符号取得モジュール180は、通信モジュール175を介して、ユーザー端末130からアンケート調査の回答に先だって、符号を取得する。なお、この符号は、ユーザー端末130のユーザー(対象者)によって入力されたものである。
符号検査モジュール185は、アンケート記憶モジュール170、符号取得モジュール180と接続されている。符号検査モジュール185は、アンケート記憶モジュール170内のデータを用いて、符号取得モジュール180が取得した符号で、既にアンケート調査の回答が行われていないか、その符号はアンケート調査の対象者に該当するかを検査する。
アンケート処理モジュール190は、アンケート記憶モジュール170、通信モジュール175と接続されている。アンケート処理モジュール190は、符号生成モジュール160によって生成された1つの符号を、一人の対象者に、選択させる又はランダムに割り振る処理が行われた後に、その符号が入力されることを条件として、アンケート調査を行う。例えば、HTML(HyperText Markup Language)で記述されたアンケート画面のページを、通信モジュール175を介してユーザー端末130に送信するようにしてもよい。また、そのアンケート画面に符号入力欄を設けてもよい。
またアンケート処理モジュール190は、アンケート調査の際に入力された符号が、既に入力された符号である場合は、メッセージを提示するようにしてもよい。同じ人が複数回アンケートに回答することを防ぐためである。メッセージの提示先は、対象者であってもよいし、アンケート調査の管理者であってもよいし、その両者であってもよい。さらに、その対象者に対して、2回目以降の回答をすることができないように、アンケート画面をロック(入力不可)してもよい。また、2回目以降の回答をさせた場合は、その対象者に対して、1回目、2回目のいずれかを選択させるようにしてもよい。また、2回目以降の回答をさせた場合は、いずれかの回答(例えば、最後の回答)を自動的に選択してもよい。
またアンケート処理モジュール190は、入力された符号が、アンケート調査の対象としている集団に属していない場合は、メッセージを提示するようにしてもよい。回答の権限のない者による回答を防ぐためである。メッセージの提示先は、その符号を入力した者であってもよいし、アンケート調査の管理者であってもよいし、その両者であってもよい。また、アンケート調査の管理者に提示する場合は、アンケート画面にアクセスした日時を提示内容に含めてもよい。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
アンケート対象者処理装置100、ユーザー端末130A、ユーザー端末130B、ユーザー端末130C、アンケート処理装置150は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、アンケート対象者処理装置100、アンケート処理装置150による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
アンケート対象者処理装置100がユーザー端末130に対して、アンケート調査の対象者である旨の通知を行う。ユーザー端末130のユーザー(対象者)は、符号を割り当てられ、アンケート処理装置150が提示するアンケート画面に回答する。この回答の操作は、アンケート処理装置150のユーザーインタフェースを利用してもよいし、通信回線290を介してユーザー端末130のユーザーインタフェースを利用してもよい。
図3は、本実施の形態(アンケート対象者処理装置100)による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、アンケート対象者特定モジュール105は、アンケート対象者又はグループを受け付ける。例えば、アンケート対象者記憶モジュール115が記憶しているユーザー情報テーブル400を用いる。図4は、ユーザー情報テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。ユーザー情報テーブル400は、ユーザーID欄410、グループID欄420、アンケート対象フラグ欄430、メールアドレス欄440、通知日時欄450、開封日時欄460を有している。ユーザーID欄410は、ユーザーを、本実施の形態において一意に識別するための情報(ユーザーID)を記憶している。グループID欄420は、そのユーザーが属しているグループを、本実施の形態において一意に識別するための情報(グループID)を記憶している。アンケート対象フラグ欄430は、そのユーザーはアンケート対象であるか否かを示すフラグを記憶している。メールアドレス欄440は、そのユーザーのメールアドレスを記憶している。通知日時欄450は、そのユーザーに対して通知した日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。開封日時欄460は、そのユーザーが通知を開封した日時を記憶している。例えば、ユーザー毎に指定された場合は、そのユーザーのアンケート対象フラグ欄430に対象者であることを示すフラグを記憶させ、グループが指定された場合は、そのグループに属するユーザーのアンケート対象フラグ欄430に対象者であることを示すフラグを記憶させる。
ステップS304では、通信モジュール110は、アンケート対象者に対してアンケート依頼をメールする。例えば、ユーザー情報テーブル400のメールアドレス欄440を用いればよい。
ステップS306では、人数計数モジュール120は、メール送信した人数又はメールを開封した人数を計数する。「メール送信した人数」は、ユーザー情報テーブル400のアンケート対象フラグ欄430に対象者であることを示すフラグが記憶されている数を計数すればよい。また、「メールを開封した人数」は、ユーザー端末130から受信した開封通知の数を計数すればよい。
ステップS308では、人数計数モジュール120は、アンケート処理装置150に計数結果を通知する。ユーザーID等は送付しない。
図5は、本実施の形態(アンケート処理装置150)による処理例を示すフローチャートである。
ステップS502では、対象人数取得モジュール155は、アンケート対象者処理装置100からアンケート対象人数を取得する。
ステップS504では、符号生成モジュール160は、ステップS502で取得した人数分より多い符号を生成する。
ステップS506では、符号提示・選択モジュール165は、符号を提示する。この後、その符号を選択させるためのくじを行う。選択されなかった符号は削除する。
そして、アンケートテーブル600を生成し、アンケート記憶モジュール170に記憶させる。図6は、アンケートテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。アンケートテーブル600は、符号欄610、アンケート日時欄620、アンケート内容欄630を有している。符号欄610は、符号を記憶している。アンケート日時欄620は、その符号が付与されたユーザーによってアンケート調査の回答が行われた日時を記憶している。アンケート内容欄630は、その符号が付与されたユーザーによるアンケートの記入内容を記憶している。
図7は、本実施の形態(アンケート処理装置150)による処理例を示すフローチャートである。
ステップS702では、アンケート処理モジュール190は、アンケート画面を生成する。そして、アンケート画面をユーザー端末130に送信する。
例えば、図11に示すアンケート画面1100を生成する。図11は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。アンケート画面1100は、符号記入欄1110、アンケート欄1120を有している。符号記入欄1110は、符号の入力を促すものである。符号記入欄1110には、例えば、「ユーザーID、ユーザー名は記入しないでください。」との注意を表示する。アンケート画面1100では、この符号の入力がないと、アンケート欄1120でのアンケート調査に回答することができないようにしてもよい。アンケート欄1120には、アンケート内容を表示する。例えば、「(1)講義○○○は理解できましたか?」、「(2)講義○○○を受講した理由は?」等と表示し、その回答を促す。
ステップS704では、提示モジュール140は、符号入力を促す。
ステップS706では、符号取得モジュール180は、符号を取得する。
ステップS708では、符号検査モジュール185は、符号はアンケート対象者か否かを判断し、アンケート対象者の場合はステップS710へ進み、それ以外の場合はステップS718へ進む。具体的には、その符号が、アンケート記憶モジュール170内のアンケートテーブル600に記憶されているか否かを判断すればよい。
ステップS710では、符号検査モジュール185は、既にアンケートを記入したか否かを判断し、記入した場合はステップS718へ進み、それ以外の場合はステップS712へ進む。具体的には、その符号に対応する回答が、アンケート記憶モジュール170内のアンケートテーブル600に記憶されているか否かを判断すればよい。
ステップS712では、アンケート処理モジュール190は、アンケートの記入を受け付ける。
ステップS714では、アンケート処理モジュール190は、アンケートの記入内容を記憶する。例えば、アンケートテーブル600のアンケート内容欄630に記憶させる。
ステップS716では、アンケート処理モジュール190は、アンケート数は対象人数を満たしたか否かを判断し、満たした場合は処理を終了し(ステップS799)、それ以外の場合はステップS702へ戻る。
ステップS718では、符号検査モジュール185は、メッセージを表示し、処理を終了する(ステップS799)。ステップS708で「No」の場合のメッセージとして、例えば、アンケートの対象者でない旨を表示する。ステップS710で「Yes」の場合のメッセージとして、例えば、既に回答している旨を表示する。
図8は、本実施の形態(アンケート処理装置150)による処理例を示すフローチャートである。図5の例に示したフローチャートとは別の処理例を示すものである。
ステップS802では、対象人数取得モジュール155は、アンケート対象者処理装置100からアンケート対象人数を取得する。
ステップS804では、符号生成モジュール160は、人数分より多い符号を生成する。
ステップS806では、符号提示・選択モジュール165は、符号を提示する。例えば、図10に示す符号提示画面1000を、アンケート処理装置150の液晶ディスプレイに表示してもよい。チェックボックス1010と符号1012の組み合わせを表示する。
ステップS808では、符号提示・選択モジュール165は、選択された符号を受け付ける。例えば、符号提示画面1000を用いる。図10は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。符号提示画面1000には、チェックボックス1010、符号1012の組み合わせを表示する。ユーザーは、自分の意思でいずれかのチェックボックス1010を選択する。
ステップS810では、符号提示・選択モジュール165は、その符号を選択済みとする。つまり、その符号は選択できない状態にする。例えば、符号提示画面1000からそのチェックボックス1010を削除してもよいし、そのチェックボックス1010を選択不可としてもよい。
ステップS812では、符号提示・選択モジュール165は、対象人数分の符号の選択は終了したか否かを判断し、終了した場合は処理を終了し(ステップS899)、それ以外の場合はステップS806へ戻る。
図9は、アンケートテーブル900のデータ構造例を示す説明図である。図6の例に示したアンケートテーブル600とは別のデータ構造例を示すものである。
アンケートテーブル900は、符号欄910、符号取得日時欄920、アンケート日時欄930、アンケート内容欄940を有している。符号欄910は、符号を記憶している。符号取得日時欄920は、その符号が取得された日時を記憶している。アンケート日時欄930は、その符号が付与されたユーザーによってアンケート調査の回答が行われた日時を記憶している。アンケート内容欄940は、その符号が付与されたユーザーによるアンケートの記入内容を記憶している。
なお、本実施の形態(アンケート対象者処理装置100、ユーザー端末130、アンケート処理装置150)としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図12に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1201を用い、記憶装置としてRAM1202、ROM1203、HD1204を用いている。HD1204として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。アンケート対象者特定モジュール105、通信モジュール110、人数計数モジュール120、通信モジュール135、提示モジュール140、対象人数取得モジュール155、符号生成モジュール160、符号提示・選択モジュール165、通信モジュール175、符号取得モジュール180、符号検査モジュール185、アンケート処理モジュール190等のプログラムを実行するCPU1201と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1202と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1203と、アンケート対象者記憶モジュール115、アンケート記憶モジュール170等としての機能を有する補助記憶装置(フラッシュメモリ等であってもよい)であるHD1204と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1206と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置1205と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1207、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1208により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図12に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図12に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図12に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分又は全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
前述の実施の形態は以下のように把握してもよい。
例えば、課題として以下のものがある。
前述の特許文献に記載された技術では、アンケート調査の対象者(以下、対象者ともいう)は、アンケート調査の実施者によって個人が特定され得る。例えば、ICカードの個人情報等を活用することが行われている。アンケート調査を行う者(以下、実施者ともいう)とそのアンケート調査の結果を活用する者(以下、活用者ともいう)が分かれており、活用者に対して、アンケート調査の対象者の個人が特定されないことが明記されていたとしても、実施者には、個人が特定されてしまう。又は、個人を特定することが可能である。さらに、活用者が対象者の個人を特定しないという約束が確実に履行されていると、対象者側が確認することは困難である。
一方、アンケート調査の対象者は個人を特定されたくない場合が多い。つまり、個人情報の保護の観点の他に、個人が特定されてしまうおそれがある場合は、アンケート調査に対して本音(本心)の回答ができないということが生じるからである。特に、アンケート調査の対象者と活用者とが何らかの関係がある場合、例えば、学生(対象者)と教師(活用者、その学生の成績を評価する者)のような場合、学生は、成績等の観点から本音の回答を記入したくない場合がある。
そして、対象者だけでなく、活用者(実施者を含む)にあっても、アンケート調査の対象者の集団に属していることが担保できるならば、アンケート調査の信頼度を高めるため(本音の回答をひきだすため)に、対象者の個人を特定することは不要である。なお、単に、個人が特定できないようにすると、例えば、同じ対象者が複数回の回答を行うことが生じてしまう。
そこで、本実施の形態は、アンケート調査の対象者の集団に属していることを担保した上で、対象者の個人が特定できないことがその対象者にも判別できるように、アンケート調査を行うようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
[A1]アンケート調査の対象者の集団を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けられた集団内の対象者に対して、アンケート調査の対象者である旨を通知する通知手段と、
前記集団に属していることを示しているが、個人を特定するものではない符号を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された1つの符号を、一人の対象者に、選択させる又はランダムに割り振る処理が行われた後に、該符号が入力されることを条件として、アンケート調査を行うアンケート手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。
[A2]前記生成手段は、前記集団内の対象者数よりも多い符号を生成する
ことを特徴とする[A1]に記載の情報処理装置。
[A3]前記アンケート手段は、入力された符号が、既に入力された符号である場合は、メッセージを提示する
ことを特徴とする[A1]又は[A2]に記載の情報処理装置。
[A4]前記アンケート手段は、入力された符号が、アンケート調査の対象としている集団に属していない場合は、メッセージを提示する
ことを特徴とする[A1]から[A3]のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[A5]コンピュータを、
アンケート調査の対象者の集団を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けられた集団内の対象者に対して、アンケート調査の対象者である旨を通知する通知手段と、
前記集団に属していることを示しているが、個人を特定するものではない符号を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された1つの符号を、一人の対象者に、選択させる又はランダムに割り振る処理が行われた後に、該符号が入力されることを条件として、アンケート調査を行うアンケート手段
として機能させるための情報処理プログラム。
そして、前述の発明は、以下の効果を有する。
[A1]の情報処理装置によれば、アンケート調査の対象者の集団に属していることを担保した上で、対象者の個人が特定できないことがその対象者にも判別できるように、アンケート調査を行うことができる。
[A2]の情報処理装置によれば、対象者が符号を選択する場合にあって、自らの意思で選択したことを担保することができる。
[A3]の情報処理装置によれば、同じ対象者が複数回の回答を行うことを防ぐことができる。
[A4]の情報処理装置によれば、アンケート調査の対象としている集団に属していない者による回答を防ぐことができる。
[A5]の情報処理プログラムによれば、アンケート調査の対象者の集団に属していることを担保した上で、対象者の個人が特定できないことがその対象者にも判別できるように、アンケート調査を行うことができる。
また、前述の実施の形態は以下のように把握してもよい。
[B1]アンケート調査の対象者の集団を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けられた集団内の対象者に対して、アンケート調査の対象者である旨を通知する通知手段と、
符号を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された1つの符号を、コンピュータ内部の処理によってではなく、一人の対象者にくじとして引かせることによって割り振る処理が行われた後に、該符号が入力されることを条件として、アンケート調査を行うアンケート手段
を具備し、
前記生成手段は、以下の条件(1)から(4)を満たしている符号を生成し、
(1)前記集団に属していることを示していることを示す符号であること、
(2)個人を特定できない符号であること、
(3)符号が異なれば、人も異なり、さらに、人が異なれば、符号も異なる符号であること、
(4)今回のアンケート調査のみで利用する符号であること、
前記アンケート手段は、アンケート画面のページを、対象者に送信する
ことを特徴とする情報処理装置。
[B2]前記生成手段は、前記集団内の対象者数よりも多い符号を生成する
ことを特徴とする[B1]に記載の情報処理装置。
[B3]前記アンケート手段は、入力された符号が、既に入力された符号である場合は、メッセージを提示する
ことを特徴とする[B1]又は[B2]に記載の情報処理装置。
[B4]前記アンケート手段は、入力された符号が、アンケート調査の対象としている集団に属していない場合は、メッセージを提示する
ことを特徴とする[B1]から[B3]のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[B5]コンピュータを、
アンケート調査の対象者の集団を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けられた集団内の対象者に対して、アンケート調査の対象者である旨を通知する通知手段と、
符号を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された1つの符号を、コンピュータ内部の処理によってではなく、一人の対象者にくじとして引かせることによって割り振る処理が行われた後に、該符号が入力されることを条件として、アンケート調査を行うアンケート手段
として機能させ、
前記生成手段は、以下の条件(1)から(4)を満たしている符号を生成し、
(1)前記集団に属していることを示していることを示す符号であること、
(2)個人を特定できない符号であること、
(3)符号が異なれば、人も異なり、さらに、人が異なれば、符号も異なる符号であること、
(4)今回のアンケート調査のみで利用する符号であること、
前記アンケート手段は、アンケート画面のページを、対象者に送信する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
そして、前述の発明は、以下の効果を有する。
[B1]の情報処理装置によれば、アンケート調査の対象者の集団に属していることを担保した上で、対象者の個人が特定できないことがその対象者にも判別できるように、アンケート調査を行うことができる。
[B2]の情報処理装置によれば、対象者が符号を選択する場合にあって、自らの意思で選択したことを担保することができる。
[B3]の情報処理装置によれば、同じ対象者が複数回の回答を行うことを防ぐことができる。
[B4]の情報処理装置によれば、アンケート調査の対象としている集団に属していない者による回答を防ぐことができる。
[B5]の情報処理プログラムによれば、アンケート調査の対象者の集団に属していることを担保した上で、対象者の個人が特定できないことがその対象者にも判別できるように、アンケート調査を行うことができる。
100…アンケート対象者処理装置
105…アンケート対象者特定モジュール
110…通信モジュール
115…アンケート対象者記憶モジュール
120…人数計数モジュール
130…ユーザー端末
135…通信モジュール
140…提示モジュール
150…アンケート処理装置
155…対象人数取得モジュール
160…符号生成モジュール
165…符号提示・選択モジュール
170…アンケート記憶モジュール
175…通信モジュール
180…符号取得モジュール
185…符号検査モジュール
190…アンケート処理モジュール
290…通信回線

Claims (1)

  1. アンケート調査の対象者の集団を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップによって受け付けられた集団内の対象者に対して、アンケート調査の対象者である旨を通知する通知ステップと、
    ランダムに符号を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップによって生成された1つの符号を一人の対象者にくじとして引かせることによって割り振りを行う割振ステップと、
    前記割振ステップによる割り振りが行われた後に、前記符号がアンケート処理装置に入力されることを条件として、アンケートの内容を表示し、その回答を記入させる欄を設けたアンケート画面のページを、対象者に送信することによってアンケート調査を行うアンケートステップと、
    前記アンケートステップで入力された前記符号と前記欄に記入された内容を対応付けて記憶する記憶ステップ
    を行い、
    前記アンケートステップでは、入力された符号が前記記憶ステップによって記憶された既にアンケートが記入された符号である場合は、メッセージを表示する
    ことを特徴とするアンケート調査方法。
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