JP6776910B2 - データ送信ネットワーク、データ送信方法及び中継装置 - Google Patents

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Description

本開示は、データ送信ネットワーク、データ送信方法及び中継装置に関する。
近年、インターネットにおけるトラフィックの増加に伴い、Information Centric Networking(ICN)が研究されている。ICNは、コンテンツデータ等のデータが格納された場所(サーバ装置などの情報処理装置)を指定した通信ではなく、データに付されたデータ名等に基づいてネットワークにおける通信が行われ、ユーザが目的のデータを取得できる技術として注目されている。ICNにおいてデータを保持するサーバ装置は、自身が保持するデータのデータ名を含む通知(広告)をインターネット内の各中継装置、例えばルータに送信する。各中継装置は広告に基づき、広告に含まれるデータ名と、広告を受信したポートとを対応付けた転送テーブルを作成する。その後、ユーザ端末装置からデータ名を特定するデータ要求が送信された場合には、各中継装置はデータ要求を、転送テーブルに従って、当該データ要求の対象となるデータを保持するサーバ装置へ向けて転送する。この際、各中継装置は、データ要求を特定するためのIdentification(要求ID)と、データ要求を受信したポートを特定するためのポートIDと、データ要求を送信したポートを特定するためのポートIDとを対応付けた要求登録テーブルを作成する。データ要求を受信したサーバ装置は、対象データを送信する。対象データを受信した各中継装置は、要求登録テーブルに基づいて、データ要求の発行元に向けて対象データを順次転送する。このような仕組みによりICNでは、Internet Protocol(IP)アドレス等、装置を特定するアドレス情報を用いることなく、データの送受信を行うことができる。尚、ICNにおいては、データ要求はInterest、転送テーブルはForwarding Information Base(FIB)、要求登録テーブルはPending Interest Table(PIT)、中継装置のポートはFaceと呼ばれることもある。
またICNの一形態として、Keyword Based Content Retrieval(KBCR)も研究されている。KBCRにおいては、コンテンツの属性を示す属性情報(以下、キーワード)に基づいて、ユーザ端末装置がサーバ装置からデータを取得することができる。KBCRにおいてサーバ装置は、自身が保持するデータの属性を表すキーワードに関する広告を行う。中継装置は、キーワードとポートとの対応関係を転送テーブルに登録する。ユーザ端末装置がキーワードを特定したデータ要求を発行した場合には、各中継装置の転送テーブルに基づいて、データ要求がサーバ装置へ向かって順次転送される。また、サーバ装置が送信した対象データは、各中継装置の要求登録テーブルに基づいて、ユーザ端末装置に向かって順次転送される。
尚、KBCRにおいては、ユーザ端末装置によって指定されたキーワードに関連する複数のデータがユーザ端末装置に送信される場合がある。この場合、中継装置が複数のデータを合成し、合成されたデータをユーザ端末装置に送信することにより、ユーザ端末装置におけるデータ受信に関する処理負荷を軽減させる方法が提案されている。
特開2016−059039号公報
佐藤 出、他3名、"IoTアプリケーションに向けたInformation‐Centric Networkingの拡張"、2015年12月18日、第3回ICN研究会
上述の先行技術においては、複数の中継装置が直列に接続されたネットワークを用いた、キーワードに基づくデータ送信方法において、端末装置のデータ受信に関する処理負荷を軽減させる方法は開示されていない。
開示の技術は、複数の中継装置が直列に接続されたネットワークを用いた、キーワードに基づくデータ送信方法において、端末装置のデータ受信に関する処理負荷を抑制することを目的とする。
第1中継装置と第2中継装置を含むデータ送信ネットワークであって、前記第1中継装置と前記第2中継装置の各々は、第1ポートと、第2ポートと、第3ポートと、タイマとを有し、データ要求を前記第3ポートにより受信し、前記第1ポート及び前記第2ポートを用いて前記データ要求を送信し、前記データ要求を送信してから前記タイマによって計測される所定時間以内に、前記データ要求に対応するデータを含むデータパケット及び前記データ要求に対応する他のデータを含む他のデータパケットが、前記第1ポート及び前記第2ポートのそれぞれによって受信された場合は、前記データ及び前記他のデータを含む合成データパケットを生成し、前記第3ポートを用いて前記合成データパケットを送信し、前記データ要求を送信してから前記タイマによって計測される前記所定時間以内に、前記データパケットが前記第1ポートによって受信され、前記他のデータパケットが前記第2ポートによって受信されない場合は、前記第3ポートを用いて前記データパケットを送信し、前記第1中継装置の前記第1ポートにより送信された前記データ要求は、前記第2中継装置の前記第3ポートにより受信され、前記第2中継装置の前記第3ポートにより受信された前記データ要求は、前記第2中継装置の前記第1ポート及び前記第2ポートから送信され、前記第2中継装置の前記タイマが計測する前記所定時間である第2時間は、前記第1中継装置の前記タイマが計測する前記所定時間である第1時間よりも短いことを特徴とするデータ送信ネットワークが開示される。
開示の技術により、複数の中継装置が直列に接続されたネットワークを用いた、キーワードに基づくデータ送信方法において、端末装置のデータ受信に関する処理負荷が抑制される。
データの属性を示すキーワードに基づいて実行されるデータ送受信方法を説明するための図である。 キーワードに関連するデータが複数のサーバ装置に保持されている場合におけるデータ送受信方法を説明するための図である。 図2で示されたデータ送受信方法に関し、タイマに設定された所定時間の満了までに中継装置が全てのデータパケットを受信した場合の、データ送受信方法を説明するための図である。 図2で示されたデータ送受信方法に関し、タイマに設定された所定時間の満了までに中継装置が全てのデータパケットを受信できなかった場合の、データ送受信方法を説明するための図である。 他のネットワーク構成の例を示す図である。 図5に示されるネットワークにおけるデータ送受信に関する各工程を時系列に示す図である。 図5に示されるネットワークにおけるデータ送受信に関する各工程を時系列に示す図である。 端末装置、中継装置、サーバ装置のハードウェア構成を示す図である。 端末装置のプロセッサにより実現される機能ブロックを示す図である。 データ要求生成部により生成されるデータ要求の例を示す図である。 中継装置のプロセッサによって実現される機能ブロックを示す図である。 タイマ制御テーブルの内容例を示す図である。 複数の中継装置によって転送されるデータ要求に含まれる情報と、各中継装置によって設定されるタイマ設定値を説明するための図である。 サーバ装置のプロセッサによって実現される機能ブロックを示す図である。 端末装置のプロセッサによって実行される処理のフローチャートである。 中継装置のプロセッサによって実行される処理のフローチャートである。 中継装置のプロセッサによって実行される処理のフローチャートである。 第2実施例における、複数の中継装置を順次転送されるデータ要求と、タイマ設定値とが変化していく様子を示す図である。 第3実施例における、タイマ制御テーブルの登録方法を説明するための図である。 第4実施例における、データ要求に複数のキーワードが含まれる場合におけるデータ送受信方法を説明するための図である。
<第1実施例>
本実施例においては、第1中継装置と第2中継装置を含むデータ送信ネットワークが開示される。第1中継装置及び第2中継装置は、例えばルータである。第1中継装置と第2中継装置の各々は、第1情報処理装置と、第2情報処理装置との間に直列に接続される。第1情報処理装置は、例えば端末装置である。第2情報処理装置は、例えばサーバ装置である。端末装置は、サーバ装置の保持するデータを対象とするデータ要求を生成する。データ要求は第1中継装置及び第2中継装置を経由してサーバ装置によって受信される。サーバ装置は、データ要求の対象となるデータを送信する。送信されたデータは、第2中継装置及び第1中継装置を介して端末装置によって受信される。
第1中継装置及び第2中継装置(以下、第1中継装置と第2中継装置を総称して「中継装置」と呼ぶ)はそれぞれ、データの送受信を行う第1乃至第3ポートと、タイマとを含み、以下の機能を有する。まず端末装置からのデータ要求が第3ポートにより受信された場合、中継装置はタイマに所定時間を設定して、第1ポート及び第2ポートを用いてデータ要求を送信する。また中継装置は、データ要求に対応する第1データを含む第1データパケット及び第2データを含む第2データパケットを、前記第1ポート及び前記第2ポートのそれぞれにより受信する。第1データパケット及び第2データパケットの受信が、データ要求が送信されてからタイマに設定された所定時間以内に行われた場合、中継装置は、第1データパケット及び第2データパケットを合成して合成データパケットを生成する。合成データパケットは第3ポートを用いて送信される。一方、データ要求が送信されてからタイマに設定された所定時間以内に、第1データパケットが第1ポートによって受信され、第2データパケットが第2ポートによって受信されないことも考えられる。このような場合は、タイマに設定された所定時間が経過した時点で、中継装置は第2データパケットの受信を待つことなく、第3ポートを用いて第1データパケットを送信する。
このような機能を有する第1中継装置と第2中継装置が、端末装置とサーバ装置との間に直列に接続され、第1中継装置から送信されたデータ要求は第2中継装置により受信される。そして、第2中継装置のタイマには、第1中継装置のタイマに設定された所定時間よりも短い時間が設定される。第2中継装置のタイマに、第1中継装置のタイマに設定された時間よりも短い時間を設定することにより、端末装置におけるデータ受信に関する端末装置の処理負荷を抑制することができる。以下、図面を用いて本実施例の具体例を説明する。
図1は、データの属性を示すキーワードに基づいて実行されるデータ送受信方法を説明するための図である。図1に示されるネットワークでは、端末装置1とサーバ装置3aが、中継装置2aを介して接続される。中継装置2aは、データの送受信を行うポートP1及びポートP2を有する。ポートP1は端末装置1に接続され、ポートP2はサーバ装置3aに接続されているものとする。また中継装置2aは、転送テーブル219及び要求登録テーブル220を有する。
図1においてサーバ装置3aは、自身が保持するデータ、例えば第1データの属性を示すキーワードK1を含むキーワード通知を中継装置2aに送信する。中継装置2aは、キーワード通知を受信したポートP2を特定するポートID(P2とする)と、キーワード通知に含まれるキーワードK1とを対応付けて転送テーブル219に登録する。次に端末装置1が、キーワードK1を指定したデータ要求を中継装置2aに送信する。データ要求を受信した中継装置2aは、転送テーブル219に基づき、キーワードK1に関するキーワード通知はポートP2によって受信されたことを特定する。そして中継装置2aは、データ要求をポートP2から送信する。この際、データ要求を特定する要求ID(A1とする)と、データ要求を受信したポートP1を特定するポートID(P1とする)と、データ要求を送信したポートP2を特定するポートID(P2)が、互いに対応付けられて要求登録テーブル220に登録される。
中継装置2aから送信されたデータ要求は、サーバ装置3aによって受信される。サーバ装置3aは、キーワードK1に対応する第1データを含む第1データパケットを、中継装置2aに送信する。中継装置2aは、要求登録テーブル220の登録内容に基づいて、データ要求がポートP1によって受信されたことを特定する。そして中継装置2aは、第1データパケットをポートP1から送信する。その結果、キーワードK1に対応する第1データを含む第1データパケットは、データ要求の要求元である端末装置1によって受信される。
尚、本実施例を、例えば端末装置1がサーバ装置3aからセンサデータを取得するケースに適用する場合、データのサイズは例えば100バイト以下であり、合成データパケットのデータサイズの上限は例えば8Kバイトである。
図2は、キーワードに関連するデータが複数のサーバ装置に保持されている場合におけるデータ送受信方法を説明するための図である。図1に示された構成と同一の構成については同一の参照番号が付され、説明は適宜省略される。図2においては、中継装置2aは更にポートP3を有し、ポートP3がサーバ装置3bに接続される。サーバ装置3a及び3bはキーワードK1に関連する第1データ及び第2データをそれぞれ保持しているものとする。
サーバ装置3aは、キーワードK1を含むキーワード通知を中継装置2aに送信し、サーバ装置3bは、キーワードK1を含むキーワード通知を中継装置2aに送信する。中継装置2aは、サーバ装置3a及びサーバ装置3bから受信したキーワード通知に基づき、キーワードK1をポートP2及びポートP3の両方に対応付けて転送テーブル219に登録する。
次に端末装置1が、キーワードK1を含むデータ要求を、中継装置2aに送信する。中継装置2aは、転送テーブル219に基づき、データ要求をポートP2及びポートP3の両方から送信する。中継装置2aはこの際、要求ID(A1)と、ポートP1を特定するポートIP(P1)と、ポートP2を特定するポートID(P2)及びポートP3を特定するポートID(P3とする)とを対応付けて要求登録テーブル220に登録する。
中継装置2aから送信されたデータ要求は、サーバ装置3a及びサーバ装置3bによって受信される。サーバ装置3aは、キーワードK1に対応する第1データを含む第1データパケットを、中継装置2aに送信する。また、サーバ装置3bは、キーワードK1に対応する第2データを含む第2データパケットを、中継装置2aに送信する。中継装置2aは、第1データパケットと第2データパケットを合成して合成データパケットを生成する。合成データパケットには、第1データと第2データが含まれる。中継装置2aは、合成データパケットを端末装置1に送信する。複数のデータパケットを合成する処理を中継装置2aが実行することにより、端末装置1が受信するデータパケット数を削減させることができ、端末装置1のデータパケットの受信に要する処理負荷を軽減させることができる。尚、合成データパケットは、第1及び第2データパケットからそれぞれ抽出された第1及び第2データを含むデータパケットであってもよく、又は第1データパケットと第2データパケットがカプセル化されたデータパケットであってもよい。また、第1データと第2データが互いに同一データ部分を含む場合は、中継装置2aは、同一データ部分を削除して合成データパケットを生成してもよい。このデータ削除処理により、端末装置1による受信データの処理に関する負荷を軽減させることができる。
次に、中継装置2aの有するタイマの機能について説明する。図2において説明されたように、データ要求が複数のポートP2及びポートP3から送信された場合、中継装置2aは、複数のサーバ装置3a及びサーバ装置3bから送信された複数のデータパケットを合成して合成データパケットを生成する。合成データパケットデータは、データ要求の生成元に対して送信される。しかし、例えばサーバ装置3bからの第2データパケットの送信が、サーバ装置3aからの第1データパケットの送信に比べて遅延する場合がある。遅延の原因としては、例えば、サーバ装置3bにおけるデータ読出しに時間を要する場合、サーバ装置3bにおいて何等かの処理エラーが発生した場合、中継装置2aとサーバ装置3bの間の通信に輻輳が生じている場合等が考えられる。このような場合、2つのデータパケットを合成するために、中継装置2aが第2データパケットの到着を待つことになる。そうすると、第2データパケットの遅延に起因して、端末装置1が第1データパケットを受信するタイミングまでもが遅延することとなる。このような事態を避けるために、中継装置2aにはタイマが設けられる。
図3は、図2で示されたデータ送受信方法に関し、タイマに設定された所定時間の満了までに中継装置2aが全てのデータパケットを受信した場合の、データ送受信方法を説明するための図である。図3においては、端末装置1、中継装置2a、サーバ装置3a及びサーバ装置3bによって実行される処理が時系列で示される。サーバ装置3a及びサーバ装置3bがキーワード通知を送信した後、端末装置1がデータ要求を送信する。データ要求を端末装置1から受信した中継装置2aは、データ要求をサーバ装置3a及びサーバ装置3bに転送する。中継装置2aは、データ要求を転送した時刻にタイマを作動させ、経過時間の計測を行う。図3においては、時刻T1においてタイマに設定された所定時間が満了するものとする。
データ要求を受信したサーバ装置3a及びサーバ装置3bは、第1データを含む第1データパケット及び第2データを含む第2データパケットをそれぞれ送信する。ここでは第1データパケット及び第2データパケットが時刻T1までに中継装置2aに到達したとする。中継装置2aは、データ要求を送信した全てのポートからデータパケットを受信したため、これら2つのデータパケットを合成し、合成データパケットを端末装置1に送信する。このように、タイマに設定された所定時間が満了するまでに全てのデータパケットが中継装置2aによって受信された場合は、全てのデータパケットが合成され、端末装置1で受信されるデータパケットの数が削減される。
図4は、図2で示されたデータ送受信方法に関し、タイマに設定された所定時間の満了までに中継装置2aが全てのデータパケットを受信できなかった場合の、データ送受信方法を説明するための図である。図3に示された例と同様に、中継装置2aは、データ要求を転送した時点において、タイマを用いた経過時間の計測を開始する。サーバ装置3aから送信される第1データパケットは、所定時間が満了する時刻T1よりも早く、中継装置2aによって受信される。一方、サーバ装置3bから送信される第2データパケットは、時刻T1よりも遅いタイミングで中継装置2aに到達するものとする。この場合、所定時間が満了した時刻T1において、中継装置2aは既に受信された第1データパケットのみを、第2データパケットに先行して端末装置1に送信する。そして中継装置2aは、時刻T1以降の時刻に受信された第2データパケットについては、別途、端末装置1に送信する。このように、中継装置2aにおける待ち時間をタイマに設定することにより、複数のデータパケットのうちの一部のデータパケットの受信が遅延することに起因して、端末装置1が他のデータパケットを受信するタイミングが遅くなることを抑制することができる。
図5は、他のネットワーク構成の例を示す図である。図5に示されるネットワーク構成例では、端末装置1は、中継装置2a、中継装置2b、中継装置2cを介して、サーバ装置3a、サーバ装置3b、サーバ装置3cとデータ通信を行うことができる。以下、サーバ装置3a、サーバ装置3b、サーバ装置3cを個別に示す意図のない場合は、単に「サーバ装置3」と表記するものとする。同様に、中継装置2a、中継装置2b、中継装置2cを個別に示す意図のない場合は、単に「中継装置2」と表記するものとする。
図5において、中継装置2aは中継装置2b及び中継装置2cに接続される。また中継装置2bはサーバ装置3a及びサーバ装置3bに接続され、中継装置2bはサーバ装置3cに接続される。言い換えれば、図2に示されたネットワークに比べ、図5に示されるネットワークでは端末装置1とサーバ装置3の間に、複数の中継装置2が多段に接続されている。中継装置2aと中継装置2bは、端末装置1とサーバ装置3の間に直列に接続され、中継装置2aと中継装置2cは、端末装置1とサーバ装置3の間に直列に接続され、中継装置2bと中継装置2cは、端末装置1とサーバ装置3の間に並列に接続される。
図6は、図5に示されるネットワークにおけるデータ送受信に関する各工程を時系列に示す図である。図6に示される例も、図4に示された例と同様に、サーバ装置3bから送信される第2データパケットが遅延する状況を想定している。
まずサーバ装置3a、サーバ装置3b、サーバ装置3cはそれぞれ自身が保持するデータに関するキーワードを含むキーワード通知を行う。各中継装置2は、自身が受信したキーワード通知を他の中継装置2に転送する。その結果、中継装置2a、中継装置2b、中継装置2cはそれぞれキーワード通知を受信し、キーワードを自身の転送テーブル219に登録する。その後、端末装置1が、キーワードを指定したデータ要求を中継装置2aに送信する。データ要求を受信した中継装置2aは、データ要求を中継装置2b及び中継装置2cに転送する。この際、中継装置2aは、タイマに所定時間を設定し、経過時間の計測を開始する。このタイマに設定された所定時間は時刻T1に満了するものとする。
次に、中継装置2aからデータ要求を受信した中継装置2bは、データ要求をサーバ装置3a及びサーバ装置3bに転送し、中継装置2cは、データ要求をサーバ装置3cに転送する。また中継装置2b及び中継装置2cは、それぞれタイマに所定時間を設定し、経過時間の計測を開始する。これらのタイマに設定された所定時間は、それぞれ時刻T2、時刻T3に満了するものとする。尚、中継装置2a、中継装置2b、中継装置2cのそれぞれのタイマに設定される所定時間は互いに同一値であるものとし、それゆえ、時刻T2及び時刻T3は、時刻T1よりも後の時刻となるものとする。
データ要求を受信したサーバ装置3a、サーバ装置3b、サーバ装置3cは、データ要求に対応する第1データを含む第1データパケット、第2データを含む第2データパケット、第3データを含む第3データパケットをそれぞれ送信する。
ここで、中継装置2bに着目する。第1データパケットは中継装置2bに、時刻T2よりも早い時刻に到達する。この時点では第2データパケットは中継装置2bには未だ到達していない。そのため中継装置2bは、第1データパケットを中継装置2aに送信せずに保持する。
次に、中継装置2cに着目する。第3データパケットは中継装置2cに、時刻T3よりも早い時刻に到達する。中継装置2cは、データ要求をサーバ装置3cにのみ送信しているため、サーバ装置3cからの第3データパケットを受信した時点で、第3データパケットを中継装置2aに送信する。
次に、中継装置2aに着目する。時刻T1において、中継装置2aのタイマに設定された所定時間が満了するが、この時点では第3データパケットのみが中継装置2aに到達している。そのため中継装置2aは、第3データパケットを他のデータパケットと合成することはできず、第3データパケットのみが端末装置1に送信される。その後、時刻T2において、中継装置2bのタイマに設定された所定時間が満了する。この時点でも、中継装置2bは第2データパケットを受信していないため、中継装置2bは、第1データパケットを中継装置2aに送信する。そして中継装置2aは、第1データパケットを、端末装置1に送信する。最後に、第2データパケットが中継装置2bを経由して中継装置2aに到達し、中継装置2aは第2データパケットを、端末装置1に送信する。
このように、第2データパケットの送信が遅延した場合に、第1データパケット及び第3データパケットについても、合成が行われずに個別に端末装置1に送信されることになる。これは、中継装置2aのタイマに設定される時間と、中継装置2aの後段に接続された中継装置2b及び中継装置2cのタイマに設定される時間が同一であることに起因すると考えられる。
発明者は、鋭意検討の結果、多段に接続された複数の中継装置2のタイマに、互いに異なる時間を設定するデータ送信方法を考案した。これにより、データパケットの集約率を高め、端末装置1におけるデータ受信にかかる処理負荷を抑制することができる。
図7は、図5に示されるネットワークにおけるデータ送受信に関する各工程を時系列に示す図である。図6と共通する内容に関しては適宜説明が省略される。図7においては、中継装置2aのタイマに設定される時間と、中継装置2aの後段に接続される中継装置2b及び中継装置2cのタイマに設定される時間が相違する。具体的には、中継装置2aのタイマに設定される時間が満了する時刻T1よりも、中継装置2b及び中継装置2cのタイマに設定される時間が満了する時刻T2及び時刻T3が早くなるように、それぞれのタイマの設定時間が決定される。
図7において、まず中継装置2bに着目する。サーバ装置3aから送信される第1データパケットは、中継装置2bに設定された所定時間が満了する時刻T2よりも早い時刻に、中継装置2bに到達する。しかし、図6に示された例と同様に、サーバ装置3bから送信される第2データパケットの到達は遅延するものとする。
次に中継装置2cに注目する。サーバ装置3cから送信される第3データパケットは、中継装置2cのタイマに設定された所定時間が満了する時刻T3よりも早い時刻に、中継装置2cに到達する。中継装置2cは、データ要求をサーバ装置3cにのみ送信しているため、第3データパケットは他のデータパケットと合成されることなく、中継装置2cから中継装置2aへ送信される。
次に中継装置2bに着目する。時刻T2に、中継装置2bのタイマに設定された所定時間が満了する。この時点でまだ第2データパケットが中継装置2bに到達していない。そのため中継装置2bは、第2データパケットの到達を待つことなく、第1データパケットを中継装置2aへ送信する。ここで、時刻T2が時刻T1よりも早い時刻に設定されているため、第1データパケットを、時刻T1よりも早い時刻に中継装置2aに到達させることが可能となる。
次に中継装置2aに着目する。時刻T1において中継装置2aは、その時点で既に受信されている第1データパケットと第3データパケットを合成し、合成データパケットを端末装置1へ送信する。これにより、第2データパケットの送信が遅延した場合であっても第1データパケットと第3データパケットは合成されて端末装置1に送信されるため、データの集約率を向上させることができ、端末装置1のデータ受信に関する処理負荷が抑制される。
中継装置2aは、その後に遅れて受信された第2データパケットを、個別に端末装置1に送信する。尚、図7においては第2データパケットの送信が遅れる例が開示されたが、第2データパケットが何等かの理由でサーバ装置3bから送信されない場合や、サーバ装置3bから送信された第2データパケットが送信中に紛失された場合などにも本実施例は適用される。
図8は、端末装置1、中継装置2、サーバ装置3のハードウェア構成を示す図である。図8の(a)は端末装置1のハードウェア構成を示す。端末装置1は、プロセッサ110、不揮発性メモリ130、揮発性メモリ140、入出力装置150、ネットワークインターフェース装置160を含む。プロセッサ110は、不揮発性メモリ130に格納されたコンピュータプログラムを揮発性メモリ140にロードして実行する。プロセッサ110はハードウェアプロセッサであり、Central Processing Unit(CPU)、Micro Control Unit(MCU)、Micro Processing Unit(MPU)、Digital Signal Processor(DSP)、Field Programmable Gate Array(FPGA)等が適用可能である。
不揮発性メモリ130は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。不揮発性メモリ130には、プロセッサ110によって実行されるコンピュータプログラム等が格納される。不揮発性メモリ130は、例えばRead Only Memory(ROM)、Mask Read Only Memory(マスクROM)、Programable Read Only Memory(PROM)、フラッシュメモリ、Magnetoresistive Random Access Memory(MRAM)、Resistance Random Access Memory(ReRAM)、Ferroelectric Random Access Memory(FeRAM)等である。コンピュータプログラムは、不揮発性メモリ130以外の記憶媒体であって、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録されることもできる。また、コンピュータプログラムが記録されたDigital Versatile Disc(DVD)、Compact Disc Read Only Memory(CD−ROM)などの可搬型記録媒体を流通させることもできる。また、コンピュータプログラムは、ネットワークを介して送信され得る。
揮発性メモリ140は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。揮発性メモリ140には、不揮発性メモリ130に格納されているコンピュータプログラムがロードされる。また揮発性メモリ140には、プロセッサ110による演算処理に使用されるデータや演算処理の結果であるデータ等が保持される。揮発性メモリ140は、例えばStatic Random Access Memory(SRAM)やDynamic Random Access Memory(DRAM)等である。尚、端末装置1は揮発性メモリ140を含まなくてもよい。その場合、プロセッサ110が不揮発性メモリ130に格納されているコンピュータプログラムを直接実行する。
入出力装置150は、ユーザによる端末装置1への指示入力を受け付け、またプロセッサ110によるデータ処理の結果を出力する。入出力装置150は例えばキーボードやマウス、ディスプレイ等である。
ネットワークインターフェース装置160はネットワークに接続され、データ要求を送信し、またデータパケットを受信する。ネットワークインターフェース装置160は例えばNetwork Interface Card(NIC)である。
図8の(b)は中継装置2のハードウェア構成を示す。図8の(a)で既に説明された内容と重複する内容については説明が適宜省略される。中継装置2は、プロセッサ210、不揮発性メモリ230、揮発性メモリ240、入出力装置250、ネットワークインターフェース装置260、ストレージ装置270を含む。プロセッサ210は、不揮発性メモリ230に格納されたコンピュータプログラムを揮発性メモリ240にロードして実行する。プロセッサ210はハードウェアプロセッサである。不揮発性メモリ230には、プロセッサ210によって実行されるコンピュータプログラム等が格納される。揮発性メモリ240には、不揮発性メモリ230に格納されているコンピュータプログラムがロードされる。また揮発性メモリ240には、プロセッサ210による演算処理に使用されるデータや演算処理の結果であるデータ等が保持される。入出力装置250は、ネットワークの管理者による中継装置2への入力を受け付け、またプロセッサ210によるデータ処理の結果を出力する。ネットワークインターフェース装置260はネットワークに接続され、キーワード通知の送受信、データ要求の送受信、データパケットの送受信を行う。ストレージ装置270にはサーバ装置3から送信されたデータ等がキャッシュされてもよい。この場合、端末装置1からのデータ要求に応じてデータが配信される。ストレージ装置270は例えばSolid State Drive(SSD)やHard Disk Drive(HDD)である。
図8の(c)はサーバ装置3のハードウェア構成を示す。図8の(a)及び(b)で既に説明された内容と重複する内容については説明が適宜省略される。サーバ装置3は、プロセッサ310、不揮発性メモリ330、揮発性メモリ340、入出力装置350、ネットワークインターフェース装置360、ストレージ装置370を含む。プロセッサ310は、不揮発性メモリ330に格納されたコンピュータプログラムを揮発性メモリ340にロードして実行する。プロセッサ310はハードウェアプロセッサである。不揮発性メモリ330には、プロセッサ310によって実行されるコンピュータプログラム等が格納される。揮発性メモリ340には、不揮発性メモリ330に格納されているコンピュータプログラムがロードされる。また揮発性メモリ340には、プロセッサ310による演算処理に使用されるデータや演算処理の結果であるデータ等が保持される。入出力装置350は、サーバ装置3の管理者によるサーバ装置3への入力を受け付け、またプロセッサ310によるデータ処理の結果を出力する。ネットワークインターフェース装置360はネットワークに接続され、キーワード通知の送信、データ要求の受信、データパケットの送信を行う。
図9は、端末装置1のプロセッサ110により実現される機能ブロックを示す図である。プロセッサ110は、コンピュータプログラムを実行することにより、データ要求生成部111、データ要求送信部112、データパケット受信部113、データ処理部114、タイマ初期値特定部115として機能する。
データ要求生成部111はデータ要求を生成する。データ要求には、データ要求の対象データを特定するためのキーワードが含まれる。またデータ要求には、後述のタイマ初期値特定部115によって決定されるタイマ初期値が登録される。尚、データ要求には、個々のデータ要求を特定する要求IDが付される。データ要求送信部112はデータ要求生成部111によって生成されたデータ要求を送信する。データ要求は、ネットワークに含まれる中継装置2に送信される。データパケット受信部113は、データ要求に応じてサーバ装置3から送信されたデータパケットを受信する。データパケットは、データ要求にて指定されるキーワードに対応するデータを含む。データ処理部114は、受信されたデータの処理を実行する。例えばデータパケットのペイロード部から所望のデータが抽出され、抽出されたデータに基づく所定の演算処理等がデータ処理部114により実行される。タイマ初期値特定部115はタイマ初期値を特定し、データ要求生成部111へ通知する。タイマ初期値は、端末装置1から送信されるデータ要求を最初に受信する中継装置2のタイマに設定される所定時間に相当する。端末装置1が短時間でデータを取得し、データ処理結果をユーザに提示することが望ましいケースであれば、タイマ初期値は例えば3秒のように短い時間に設定される。また、端末装置1が例えば気温センサの計測値データを取得して空調の温度設定を自動変更するようなケースでは、緊急性が低いと考えられるため、タイマ初期値は1分のように長い時間に設定される。タイマ初期値は、ユーザによって入端末装置1の入出力装置150等のユーザインタフェースを介して入力されてもよい。データ要求生成部111は、キーワード及びタイマ初期値を含むデータ要求を生成する。
図10は、データ要求生成部111により生成されるデータ要求の例を示す図である。データ要求には、要求IDと、キーワードと、タイマ初期値が登録される。キーワードは、例えばkeyword/?keyword=K1のようにURIにおけるクエリストリング形式で規定される。図10に示される例では、タイマ初期値は5秒に設定されている。上述のように、端末装置1からデータ要求を直接受信した中継装置2は、自身のタイマ設定値を5秒に設定する。そしてデータ要求を他の中継装置2に送信する際、当該データ要求を受信する他の中継装置2が、自身のタイマ設定値を特定するために用いられる情報(以下、タイマ設定情報)をデータ要求に含ませる。タイマ設定情報の具体的な内容及び設定方法については後述される。
図11は、中継装置2のプロセッサ210によって実現される機能ブロックを示す図である。プロセッサ210は、コンピュータプログラムを実行することにより、キーワード通知送受信部211、テーブル制御部212、データ要求送受信部213、データ要求更新部214、データパケット送受信部215、データパケット合成部216、タイマ217、タイマ制御部218、転送テーブル219、要求登録テーブル220、タイマ制御テーブル221として機能する。尚、転送テーブル219、要求登録テーブル220、タイマ制御テーブル221はプロセッサ210で実現されなくても、例えば不揮発性メモリ230又は揮発性メモリ240内に設けられてもよい。
キーワード通知送受信部211は、サーバ装置3又は他の中継装置2から送信されたキーワード通知の送受信を行う。テーブル制御部212は、転送テーブル219、要求登録テーブル220、タイマ制御テーブル221の更新等の制御を行う。例えばキーワード通知送受信部211がキーワード通知を受信した場合には、テーブル制御部212は当該キーワード通知を受信したポートのポートIDと、当該キーワード通知に含まれるキーワードとを対応付けて転送テーブル219に登録する。また後述のデータ要求送受信部213がデータ要求を転送した場合は、テーブル制御部212は、当該データ要求の要求IDと、当該データ要求を受信したポートのポートIDと、当該データ要求を送信したポートのポートIDとを対応付けて要求登録テーブル220に登録する。
データ要求送受信部213は、データ要求を端末装置1もしくは他の中継装置2から受信し、また当該データ要求をサーバ装置3もしくは他の中継装置2に送信する。データ要求更新部214は、受信されたデータ要求に含まれる情報のうち、タイマ217の時間を設定するために用いられるタイマ設定情報の更新を行う。具体的には、データ要求が後段の中継装置2に送信される度に中継装置2のタイマ217に設定される時間が短くなるように、データ要求更新部214はデータ要求に含まれるタイマ設定情報の更新を行う。データ要求更新部214がタイマ設定情報の更新を行う際、タイマ制御テーブル221の登録内容が参照される。タイマ制御テーブル221の詳細は後述される。データパケット送受信部215はデータ要求に対応するデータパケットを、サーバ装置3もしくは他の中継装置2から受信する。またデータパケット送受信部215は、受信されたデータパケット又は合成データパケットを端末装置1又は他の中継装置2に送信する。データパケット合成部216は、複数のデータパケットを合成する合成処理を実行し、合成データパケットを生成する。
タイマ217は、データ要求がサーバ装置3又は他の中継装置2に送信されてから所定時間の計測を行い、所定時間が満了した場合に、データパケット送受信部215に満了通知を送信する。データパケット送受信部215は、タイマ217から満了通知を受信すると、その時点までに受信され、かつ他の中継装置2又は端末装置1に送信されていないデータパケットがある場合には、当該データパケットを送信する。尚、当該データパケットが複数ある場合には、データパケット合成部216によってそれらのデータパケットが合成され、合成データパケットがデータパケット送受信部215によって送信される。タイマ制御部218は、受信されたデータ要求に含まれるタイマ設定情報に基づいて、タイマ217に設定される時間を特定する。尚、中継装置2が複数の異なるデータ要求を転送した場合には、タイマ217は複数のデータ要求の各々について個別に所定時間の計測を実行する。この場合、タイマ設定値も、複数のデータ要求の各々について定められ、各データ要求に対応してタイマ217に設定される。
転送テーブル219は、キーワード通知送受信部211によるキーワード通知の受信に基づいて更新され、またデータ要求送受信部213によるデータ要求の送信時に、送信ポートを特定するために参照される。要求登録テーブル220は、データ要求送受信部213によるデータ要求の送受信時に更新され、またデータパケット送受信部215によるデータパケットの送信時に、送信ポートを特定するために参照される。タイマ制御テーブル221は、データ要求更新部214がデータ要求に含ませるタイマ設定情報を特定する際に参照される。
ここで、タイマ設定情報とは、データ要求を受信した中継装置2が、自身のタイマ217の設定値を特定するために用いられる情報である。タイマ設定情報には、「タイマ設定値」と「減算値」が含まれる。「タイマ設定値」は、データ要求を送信する中継装置2のタイマ217に設定された値を意味する。また「減算値」は、データ要求を送信する中継装置2のタイマ217に設定された値(タイマ設定値)と、データ要求を受信する中継装置2のタイマ217に設定される値との差分を示す情報である。言い換えると、データ要求を受信した中継装置2は、「タイマ設定値」から「減算値」を差し引いた値を、自身のタイマ217の設定値とする。
図12は、タイマ制御テーブル221の内容例を示す図である。タイマ制御テーブル221には、他の中継装置2へデータ要求を送信する際に規定される減算値が、中継装置2のポートのポートIDと対応付けられて登録されている。図12に示される例では、データ要求がポートP1から送信される場合はデータ要求に含ませる減算値は0.8秒に、データ要求がポートP2から送信される場合はデータ要求に含ませる減算値は1.0秒、データ要求がポートP3から送信される場合はデータ要求に含ませる減算値は1.2秒に、それぞれ設定される。
ここで、タイマ制御テーブル221に登録される減算値の特定方法の例について説明する。図12に示された例では、減算値はポート毎に個別の値として登録されているが、減算値は複数のポートに対して共通に定められた値であってもよい。また減算値は、複数の中継装置2に個別に定められた値であってもよく、もしくは複数の中継装置2に共通に定められた値であってもよい。
減算値は、データ要求を送信する側の中継装置2と、データ要求を受信する側の中継装置2の間の信号伝達遅延に基づいて定められてもよい。例えば2つの中継装置2の間を信号が往復するのに要する時間を示すRound Trip Time(RTT)よりも大きい値に減算値は設定される。減算値をRTTより大きい値に設定するのは、各中継装置2がデータ要求のタイマ設定情報を更新したり、データパケットの合成処理を行うために要する時間を考慮することが好ましいからである。減算値はRTTの例えば2倍に設定されてもよい。RTTの値は、2つの中継装置2が互いにテスト信号及び応答信号の送受信を行うことにより定期的に測定されてもよい。
減算値の別の特定方法として、ネットワーク管理者が、各中継装置2間の信号伝達遅延として予測される値に基づいて、各中継装置2のタイマ制御テーブル221に減算値を登録してもよい。
尚、中継装置2のデータ要求更新部214は、必ずしもタイマ制御テーブル221に登録された複数の減算値を個々のポートに適用させなくてもよい。タイマ制御テーブル221に登録された複数の減算値の内、例えば一番大きな値を選択して、複数のポートから送信される個々のデータ要求の減算値に適用してもよい。更に、タイマ制御テーブル221に規定された減算値は適宜変更されてもよい。例えば、タイマ制御テーブル221に登録された減算値を用いてデータパケットの送受信が複数回行われた後、データパケットの合成が適切に行われていると判断される場合は、タイマ制御テーブル221に登録された減算値をより小さい値に変更してもよい。
図13は、複数の中継装置2によって転送されるデータ要求に含まれる情報と、各中継装置2によって設定されるタイマ設定値を説明するための図である。図13では、図の簡略化のため、中継装置2として中継装置2a及び中継装置2bのみ、サーバ装置3としてサーバ装置3aのみが示される。
上述のように端末装置1は、キーワード及びタイマ初期値を含むデータ要求を送信する。ここでは、タイマ初期設定値は5秒であるものとする。データ要求は中継装置2aによって受信される。中継装置2aは、受信されたデータ要求に規定されるタイマ初期値に基づいて、自身のタイマ217の設定値を5秒とする。
次に中継装置2aのデータ要求更新部214は、次段のノードにデータ要求を送信する。この際、データ要求に、タイマ設定値と減算値を、タイマ設定情報として登録する。図13に示される例では、タイマ設定値は5秒であり、減算値は1秒に設定されている。
当該データ要求を受信した次段の中継装置2bは、自身のタイマ217の設定値を、データ要求に規定されたタイマ設定値の5秒から減算値の1秒を差し引いた4秒と特定する。これにより、中継装置2aのタイマ217に設定される値よりも小さな値を、中継装置2bのタイマ217に設定させることができる。
更に中継装置2bは次段のノードにデータ要求を送信する。この際、中継装置2bのデータ要求更新部214は、データ要求に規定されるタイマ設定値を4秒とし、減算値を1秒と設定する。図13の例においては、中継装置2bが送信するデータ要求は、データ要求の最終宛先であるサーバ装置3aによって受信される。仮に当該データ要求が更に他の中継装置2によって受信される場合は、当該他の中継装置2は、自身のタイマ217の設定値を、データ要求に規定されたタイマ設定値の4秒から減算値の1秒を差し引いた3秒とする。
このように本実施例においては、データ要求が中継装置2を順次転送されていくに従って、タイマ217に設定される値が、データ要求に減算値として規定された値ずつ減少する。そのため、端末装置1に送信されるデータの集約率を高め、端末装置1の処理負荷を軽減させることができる。
図14は、サーバ装置3のプロセッサ310によって実現される機能ブロックを示す図である。プロセッサ310は、コンピュータプログラムを実行することにより、テーブル制御部311、キーワード通知部312、データ要求受信部313、ストレージ制御部314、データパケット送信部315、キーワード情報テーブル316として機能する。尚、キーワード情報テーブル316はプロセッサ310によって実現されなくてもよく、例えば、不揮発性メモリ330又は揮発性メモリ340内に設けられてもよい。
テーブル制御部311は、キーワード情報テーブル316の制御を行う。具体的には、ストレージ装置370内に格納されているデータの属性を示すキーワードと、当該データのストレージ装置370内におけるアドレスを対応付けてキーワード情報テーブル316に登録する。キーワード通知部312は、キーワード情報テーブル316に登録されているキーワードを、中継装置2に通知する。データ要求受信部313は、端末装置1から中継装置2を経由して送信されたデータ要求を受信する。ストレージ制御部314は、受信されたデータ要求からキーワードを抽出し、抽出されたキーワードとキーワード情報テーブル316に基づいてストレージ装置370からデータを読み出す。データパケット送信部315は、読み出されたデータを含むデータパケットを中継装置2に送信する。
図15は、端末装置1のプロセッサ110によって実行される処理のフローチャートである。処理フローは処理S500により開始され、処理S502においてデータ要求生成部111が、端末装置1が要求するデータのキーワードを特定する。処理S504においてタイマ初期値特定部115が、タイマ初期値を特定する。処理S506においてデータ要求生成部111が、特定されたキーワードと特定されたタイマ初期値を含むデータ要求を生成する。処理S508においてデータ要求送信部112が、生成されたデータ要求を中継装置2に送信する。処理S510においてデータパケット受信部113が、送信されたデータ要求に対応するデータを含むデータパケットを受信する。そして処理S512においてデータ処理部114が、受信されたデータパケットに含まれるデータの処理を実行する。図7において説明されたように、送信されたデータ要求に対応するデータは必ずしも一括で送信されるとは限らない。そのため処理S514においてデータパケット受信部113は、他のデータパケットが受信されたかどうかを判定する。他のデータパケットが受信されたと判定された場合は、処理フローは処理S512へ戻り、他のデータパケットが受信されたと判定されない場合は、処理S514が繰り返し実行される。
図16A及び図16Bは、中継装置2のプロセッサ210によって実行される処理のフローチャートである。処理フローは処理S600により開始され、処理S602においてキーワード通知送受信部211が、サーバ装置3又は他の中継装置2から送信されたキーワード通知を受信する。そして処理S604においてテーブル制御部212が、転送テーブル219を更新する。具体的にはテーブル制御部212は、キーワード通知に含まれるキーワードと、キーワード通知を受信したポートのポートIDとを対応付けて転送テーブル219に登録する。その後、処理S606においてデータ要求送受信部213が、端末装置1又は他の中継装置2から送信されたデータ要求を受信する。処理S608においてデータ要求送受信部213が、転送テーブル219に基づいて、データ要求を送信するポートを特定する。処理S610においてテーブル制御部212が、要求登録テーブル220を更新する。具体的にはテーブル制御部212は、データ要求を特定する要求IDと、当該データ要求を受信したポートのポートIDと、当該データ要求を送信するポートのポートIDを対応付けて要求登録テーブル220に登録する。処理S612においてタイマ制御部218が、タイマ217の設定値を特定する。処理S614においてデータ要求更新部214が、データ要求に含ませるタイマ設定情報を設定又は更新する。処理S616においてデータ要求送受信部213が、タイマ設定情報が設定又は更新されたデータ要求を他の中継装置2又はサーバ装置3に送信する。処理S618においてタイマ217が、経過時間の計測を開始する。その後、処理フローは図16Bの処理S620へ進む。
処理S620においてタイマ217は、タイマ217の設定時間が満了したかどうかを判定する。設定時間が満了したと判定された場合は、処理フローは処理S628へ進み、設定時間が満了したと判定されない場合は、処理フローは処理S622へ進む。
処理S622においてデータパケット送受信部215は、データパケットが受信されたかどうかを判定する。データパケットが受信されたと判定された場合は、処理フローは処理S624へ進み、データパケットが受信されたと判定されない場合は、処理フローは処理S620へ戻る。
処理S624においてデータパケット送受信部215は、全てのデータパケットが受信されたかどうかを判定する。具体的には、複数のポートからデータ要求が送信された場合には、それら複数のポートの全てにおいてデータパケットが受信されたかどうかを判定する。全てのデータパケットが受信されたと判定された場合は、処理フローは処理S626へ進み、全てのデータパケットが受信されたと判定されない場合は、処理フローは処理S620へ戻る。処理S626においてデータパケット合成部216が、受信された複数のデータパケットを合成する合成処理を実行し、データ要求送受信部213が合成データパケットを送信する。尚、データ要求が一つのポートのみから送信され、受信データパケットが一つのみである場合は、処理S626においてデータの合成処理は実行されず、当該一つのデータパケットがデータパケット送受信部215により送信される。
処理フローが処理S620から処理S628へ進んだ場合、処理S628においてデータパケット送受信部215が、受信されたデータパケットがあるかどうかを判定する。受信されたデータパケットがあると判定された場合は、処理フローは処理S630へ進み、受信されたデータパケットがあると判定されない場合は、処理フローは処理S636へ進む。
処理S630においてデータパケット送受信部215が、受信されたデータパケットが複数あるかどうかを判定する。受信されたデータパケットが複数あると判定された場合は、処理フローは処理S632へ進み、受信されたデータパケットが複数あると判定されない場合は、処理フローは処理S634へ進む。
処理S632においてデータパケット合成部216が、受信された複数のデータパケットを合成し、データパケット送受信部215が合成データパケットを端末装置1又は他の中継装置2に送信する。また処理S634においてデータパケット送受信部215が、受信されたデータパケットを端末装置1又は他の中継装置2に送信する。その後、処理S636において、他のデータパケットが中継装置2によって受信された場合には、データパケット送受信部215は当該他のデータパケットを、端末装置1又は他の中継装置2に送信する。その後、処理フローは処理S640で終了する。
以上、第1実施例が開示された。第1実施例において、端末装置1とサーバ装置3との間に2段の中継装置2が直列に接続される例が開示されたが、直列に接続される中継装置2の段数は3以上であってもよい。また、本実施例に開示された中継装置2の機能を有しない他の中継装置が、複数の中継装置2の間に配置されてもよい。
<第2実施例>
第1実施例では、データ要求を送信する側の中継装置2が、タイマ設定情報として減算値をデータ要求に含ませることにより、データ要求を受信する側の中継装置2におけるタイマ217の設定値を指定する例が開示された。第2実施例では、データ要求を受信する側の中継装置2が、減算値を特定してタイマ217の設定を行う例が開示される。
図17は、第2実施例における、複数の中継装置2を順次転送されるデータ要求と、タイマ設定値とが変化していく様子を示す図である。端末装置1からデータ要求を受けた中継装置2aは、データ要求に規定されているタイマ初期値に基づいて、自身のタイマ217の設定を行う。この例では、タイマ初期値が5秒に設定されているため、中継装置2aのタイマ設定値は5秒となる。次に中継装置2aは、データ要求に、自身のタイマ設定値(5秒)を示す情報を登録する。第1実施例においては、減算値を示す情報がデータ要求に含まれたが、第2実施例においては、減算値を示す情報はデータ要求には含まれない。
中継装置2aからデータ要求を受信した中継装置2bは、データ要求に含まれるタイマ設定値に基づいて、自身のタイマ217の設定値を特定する。ここで、例えば第1実施例の図12に示されたタイマ制御テーブル221が利用される。中継装置2bは、データ要求をポートP2にて受信した場合には、タイマ制御テーブル221においてポートP2に対応付けられて登録されている減算値(1秒)に基づいて、自身のタイマ設定値を、5秒から1秒を差し引いた値である4秒と設定してもよい。中継装置2bは、自身のタイマ設定値に基づいてデータ要求を更新し、データ要求を次段のノードに送信する。
このように第2実施例では、タイマ設定値の減算値が、データ要求を受信する側の中継装置2によって決定される。減算値の別の登録方法として、ネットワーク管理者が、複数の中継装置2間の信号伝達遅延として予測される値に基づいて、各中継装置2のタイマ制御テーブル221に減算値を登録してもよい。この場合、減算値は、複数の中継装置2のそれぞれに対して個別の値が登録されてもよく、また複数の中継装置2に同一の値が登録されてもよい。また、各中継装置2が、他の中継装置2との間のRTTを測定することによって、中継装置2自身によって減算値がタイマ制御テーブル221に登録されてもよい。
<第3実施例>
多段に接続された複数の中継装置2の全てにおいてタイマ設定値の減算が行われると、サーバ装置3に直接接続される中継装置2のタイマ設定値が短くなり、サーバ装置3のデータ読出し処理に与えられる時間が十分でなくなる場合がある。そうすると却ってデータパケットの集約率が低下する場合も考えられる。そこで第3実施例においては、端末装置1とサーバ装置3との間に設けられた複数段の中継装置2のうち、サーバ装置3に直接接続された中継装置2においてはタイマ設定値の減算を行い、他の中継装置2においては、タイマ設定値の減算を行わない。このようにすることで、サーバ装置3に直接接続される中継装置2のタイマ設定値を、サーバ装置3のデータ読出し処理に要する時間に対して十分な値に設定し易くなる。
図18は、第3実施例における、タイマ制御テーブル221の登録方法を説明するための図である。図18においては、端末装置1とサーバ装置3aとの間に、中継装置2a、中継装置2b、中継装置2cが直列に配置されている。中継装置2cは、ポートP2によりサーバ装置3aに直接接続されているものとする。
まずサーバ装置3aは、キーワード通知を送信する際に、自身がデータ保持ノードであることを示すフラグ(フラグの値を例えば「1」とする)をキーワード通知に含ませる。フラグを含むキーワード通知は、サーバ装置3aに直接接続された中継装置2cによって受信される。中継装置2cは、キーワード通知に含まれるフラグを確認することにより、自身がサーバ装置3aに直接接続されていることを認識することができる。そして中継装置2cはタイマ制御テーブル221に、ポートP2のポートIDに減算値、例えば1秒を対応付けて登録する。これは、ポートP2を用いてデータ要求を送信する場合には、自身のタイマ設定値の減算値を1秒とすることを意味している。
中継装置2cは、受信されたキーワード通知のフラグを削除し(フラグの値を例えば「0」とする)、次の中継装置2bに送信する。キーワード通知を受信した中継装置2bは、フラグが削除されていることに基づいて、自身はサーバ装置3aに直接接続されていないことを認識することができる。そのため、減算値を0秒としてタイマ制御テーブル221に登録する。中継装置2bと同様に、中継装置2aにおいても、タイマ制御テーブル221の減算値は0秒に登録される。
次に、データ要求が端末装置1から送信されたとする。この場合、中継装置2a及び中継装置2bでタイマ設定値の減算は行われず、例えばタイマ設定値はそれぞれ5秒となる。一方、サーバ装置3aに直接接続されている中継装置2cにおいてはタイマ設定値の減算が行われ、タイマ設定値が4秒となる。
このように第3実施例においては、タイマ設定値の減算を、サーバ装置3に直接接続された中継装置2においてのみ実行させることができる。
<第4実施例>
データ要求に含まれるキーワードは1つであってもよく、複数であってもよい。図19は、第4実施例における、データ要求に複数のキーワードが含まれる場合におけるデータ送受信方法を説明するための図である。図2と同一の構成については同一の参照符号が付され、説明が適宜省略される。
図19において、サーバ装置3aはキーワードK1に対応するデータを保持し、サーバ装置3bはキーワードK2に対応するデータを保持する。サーバ装置3aはキーワードK1に関するキーワード通知を送信し、サーバ装置3bはキーワードK2に関するキーワード通知を送信する。中継装置2aは、ポートP2のポートIDとキーワードK1とを対応付けて転送テーブル219に登録し、ポートP3のポートIDとキーワードK2とを対応付けて転送テーブル219に登録する。
ここで端末装置1が、キーワードK1とキーワードK2の両方を含むデータ要求を生成したとする。この場合、中継装置2aは当該データ要求を対応するポートに送信する。すなわちキーワードK1の部分に関してはポートP2が対応し、キーワードK2の部分に関してはポートP3が対応する。よってデータ要求はポートP2とポートP3の両方から送信され、サーバ装置3aとサーバ装置3bのそれぞれによって受信される。サーバ装置3aはキーワードK1に対応する第1データを含む第1データパケットを送信し、サーバ装置3bはキーワードK2に対応する第4データを含む第4データパケットを送信する。中継装置2aは、第1データと第4データを含む合成データパケットを生成し、合成データパケットを端末装置1に送信する。
尚、中継装置2aは、受信されたデータ要求を、キーワードK1を含む第1データ要求と、キーワードK2を含む第2データ要求とに分解してもよい。この場合、第1データ要求がポートP2からサーバ装置3aに送信され、第2データ要求がポートP3からサーバ装置3bに送信される。
このように、データ要求に複数のキーワードを含ませることが可能であり、第1乃至第3実施例に開示されたタイマ設定方法は、第4実施例に開示された複数キーワードを含むデータ要求を用いたデータ送信方法にも適用することが可能である。
開示の実施例に基づき、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1中継装置と第2中継装置を含むデータ送信ネットワークであって、
前記第1中継装置と前記第2中継装置の各々は、
第1ポートと、第2ポートと、第3ポートと、タイマとを有し、
データ要求を前記第3ポートにより受信し、前記第1ポート及び前記第2ポートを用いて前記データ要求を送信し、
前記データ要求を送信してから前記タイマによって計測される所定時間以内に、前記データ要求に対応するデータを含むデータパケット及び前記データ要求に対応する他のデータを含む他のデータパケットが、前記第1ポート及び前記第2ポートのそれぞれによって受信された場合は、前記データ及び前記他のデータを含む合成データパケットを生成し、前記第3ポートを用いて前記合成データパケットを送信し、
前記データ要求を送信してから前記タイマによって計測される前記所定時間以内に、前記データパケットが前記第1ポートによって受信され、前記他のデータパケットが前記第2ポートによって受信されない場合は、前記第3ポートを用いて前記データパケットを送信し、
前記第1中継装置の前記第1ポートにより送信された前記データ要求は、前記第2中継装置の前記第3ポートにより受信され、
前記第2中継装置の前記第3ポートにより受信された前記データ要求は、前記第2中継装置の前記第1ポート及び前記第2ポートから送信され、
前記第2中継装置の前記タイマが計測する前記所定時間である第2時間は、前記第1中継装置の前記タイマが計測する前記所定時間である第1時間よりも短い
ことを特徴とするデータ送信ネットワーク。
(付記2)
前記第1中継装置と前記第2中継装置は、第1情報処理装置と、第2情報処理装置との間に直列に接続され、
前記第1情報処理装置は前記データ要求を送信し、
前記第1情報処理装置から送信された前記データ要求は、前記第1中継装置により転送され、
前記第1中継装置によって転送された前記データ要求は、前記第2中継装置により更に転送され、
前記第2中継装置によって転送された前記データ要求は、前記第2情報処理装置によって受信されることを特徴とする付記1に記載のデータ送信ネットワーク。
(付記3)
前記第2中継装置において前記タイマの計測時間が前記第2時間に達する時刻は、前記第1中継装置において前記タイマの計測時間が前記第1時間に達する時刻よりも早いことを特徴とする付記1又は2に記載のデータ送信ネットワーク。
(付記4)
前記第2情報処理装置は、第1データを保持し、
前記第1中継装置及び前記第2中継装置は、前記第2情報処理装置に保持された前記第1データの属性を示す第1属性情報を保持し、
前記第1情報処理装置は、前記第1属性情報を指定した前記データ要求を生成し、
前記第2情報処理装置は、前記第1情報処理装置から前記第1中継装置及び前記第2中継装置を経由して送信された前記データ要求に応じ、前記第1データを含む第1データパケットを送信する
ことを特徴とする付記2又は3に記載のデータ送信ネットワーク。
(付記5)
前記第2中継装置は、前記第2情報処理装置から送信された前記第1データパケット又は前記合成データパケットを、前記第1中継装置に送信し、
前記第1中継装置は、前記第2中継装置から送信された前記第1データパケット又は前記合成データパケットを、前記第1情報処理装置に送信する
ことを特徴とする付記4に記載のデータ送信ネットワーク。
(付記6)
前記第1情報処理装置は、前記データ要求にタイマ初期値を示す情報を付して送信し、
前記第1中継装置は、前記データ要求に付された前記タイマ初期値を示す情報に基づいて、前記第1時間を特定し、
前記第1中継装置は、前記第2時間を特定するためのタイマ設定情報を、前記データ要求に付して前記第2中継装置へ送信し、
前記第2中継装置は、前記データ要求に付された前記タイマ設定情報に基づいて、前記第2時間を特定する
ことを特徴とする付記2乃至5何れか一つに記載のデータ送信ネットワーク。
(付記7)
前記タイマ設定情報は、前記第1時間を示す情報と、第3時間を示す情報を含み、
前記第2中継装置は、前記第1時間から前記第3時間を減算することにより、前記第2時間を特定する
ことを特徴とする付記6に記載のデータ送信ネットワーク。
(付記8)
前記第1情報処理装置は、前記データ要求にタイマ初期値を示す情報を付して送信し、
前記第1中継装置は、前記データ要求に付された前記タイマ初期値を示す情報に基づいて、前記第1時間を特定し、
前記第1中継装置は、前記第1時間を示す第1時間情報を、前記データ要求に付して前記第2中継装置へ送信し、
前記第2中継装置は、第3時間を示す第3時間情報を保持し、
前記第2中継装置は、前記第1時間から前記第3時間を減算することにより、前記第2時間を特定する
ことを特徴とする付記2乃至5何れか一つに記載のデータ送信ネットワーク。
(付記9)
前記第1中継装置は、前記第1中継装置と前記第2中継装置との間の信号伝達遅延に基づいて、前記第3時間を特定する
ことを特徴とする付記7に記載のデータ送信ネットワーク。
(付記10)
前記第2中継装置は、前記第1中継装置と前記第2中継装置との間の信号伝達遅延に基づいて、前記第3時間を特定する
ことを特徴とする付記8に記載のデータ送信ネットワーク。
(付記11)
第1中継装置と第2中継装置を含むデータ送信ネットワークを用いたデータ送信方法であって、前記第1中継装置と前記第2中継装置の各々は、第1ポートと、第2ポートと、第3ポートと、タイマとを有し、前記第1中継装置と前記第2中継装置の各々は、データ要求を前記第3ポートにより受信し、前記第1ポート及び前記第2ポートを用いて前記データ要求を送信し、前記データ要求を送信してから前記タイマによって計測される前記所定時間以内に、前記データ要求に対応するデータを含むデータパケット及び前記データ要求に対応する他のデータを含む他のデータパケットが、前記第1ポート及び前記第2ポートのそれぞれによって受信された場合は、前記データ及び前記他のデータを含む合成データパケットを生成し、前記第3ポートを用いて前記合成データパケットを送信し、前記データ要求を送信してから前記所定時間以内に、前記データパケットが前記第1ポートによって受信され、前記他のデータパケットが前記第2ポートによって受信されない場合は、前記第3ポートを用いて前記データパケットを送信し、前記データ送信方法は、
前記第1中継装置が、前記第1中継装置の前記第3ポートにより前記データ要求を受信し、
前記第1中継装置が、前記第1中継装置の前記タイマに、第1時間を前記所定時間として設定し、
前記第1中継装置が、前記第1中継装置の前記第1ポート及び前記第2ポートにより前記データ要求を送信し、
前記第2中継装置が、前記第1中継装置の前記第1ポートにより送信された前記データ要求を、前記第2中継装置の前記第3ポートにより受信し、
前記第2中継装置が、前記第2中継装置の前記タイマに、第1時間よりも短い第2時間を前記所定時間として設定し、
前記第2中継装置が、前記第2中継装置の前記第1ポート及び前記第2ポートにより前記データ要求を送信する、
ことを特徴とするデータ送信方法。
(付記12)
前記第1中継装置と前記第2中継装置は、第1情報処理装置と、第2情報処理装置との間に直列に接続され、
前記第1情報処理装置は前記データ要求を送信し、
前記第1情報処理装置から送信された前記データ要求は、前記第1中継装置により転送され、
前記第1中継装置によって転送された前記データ要求は、前記第2中継装置により更に転送され、
前記第2中継装置によって転送された前記データ要求は、前記第2情報処理装置によって受信されることを特徴とする付記11に記載のデータ送信方法。
(付記13)
前記第2中継装置において前記タイマの計測時間が前記第2時間に達する時刻は、前記第1中継装置において前記タイマの計測時間が前記第1時間に達する時刻よりも早いことを特徴とする付記11又は12に記載のデータ送信方法。
(付記14)
前記第2情報処理装置が、第1データを保持し、
前記第1中継装置及び前記第2中継装置が、前記第2情報処理装置に格納された前記第1データの属性を示す第1属性情報を保持し、
前記第1情報処理装置が、前記第1属性情報を指定した前記データ要求を生成し、
前記第2情報処理装置が、前記第1情報処理装置から前記第1中継装置及び前記第2中継装置を経由して送信された前記データ要求に応じ、前記第1データを含む第1データパケットを送信する
ことを特徴とする付記12又は13に記載のデータ送信方法。
(付記15)
前記第2中継装置が、前記第2情報処理装置から送信された前記第1データパケット又は前記合成データパケットを、前記第1中継装置に送信し、
前記第1中継装置が、前記第2中継装置から送信された前記第1データパケット又は合成データパケットを、前記第1情報処理装置に送信する
ことを特徴とする付記14に記載のデータ送信方法。
(付記16)
前記第1情報処理装置が、前記データ要求にタイマ初期値を示す情報を付して送信し、
前記第1中継装置が、前記データ要求に付された前記タイマ初期値を示す情報に基づいて、前記第1時間を特定し、
前記第1中継装置が、前記第2時間を特定するためのタイマ設定情報を、前記データ要求に付して前記第2中継装置へ送信し、
前記第2中継装置が、前記データ要求に付された前記タイマ設定情報に基づいて、前記第2時間を特定する
ことを特徴とする付記12乃至15何れか一つに記載のデータ送信方法。
(付記17)
前記第1情報処理装置が、前記データ要求にタイマ初期値を示す情報を付して送信し、
前記第1中継装置が、前記データ要求に付された前記タイマ初期値を示す情報に基づいて、前記第1時間を特定し、
前記第1中継装置が、前記第1時間を示す情報を、前記データ要求に付して前記第2中継装置へ送信し、
前記第2中継装置が、第3時間を示す情報を保持し、
前記第2中継装置が、前記データ要求に付された前記第1時間を示す情報と、前記第2中継装置に保持された前記第3時間を示す情報とに基づいて、前記第2時間を特定する
ことを特徴とする付記12乃至15何れか一つに記載のデータ送信方法。
(付記18)
データ送信ネットワークに含まれ、他の中継装置に接続される中継装置であって、
前記中継装置と前記他の中継装置の各々は、第1ポートと、第2ポートと、第3ポートと、タイマとを有し、データ要求が前記第3ポートにより受信された場合、前記タイマに所定時間を設定して、前記第1ポート及び前記第2ポートを用いて前記データ要求を送信し、前記データ要求を送信してから前記タイマが計測する前記所定時間以内に、前記データ要求に対応するデータを含むデータパケット及び前記データ要求に対応する他のデータを含む他のデータパケットが、前記第1ポート及び前記第2ポートのそれぞれによって受信された場合は、前記データ及び前記他のデータを含む合成データパケットを生成し、前記第3ポートを用いて前記合成データパケットを送信し、前記データ要求を送信してから前記タイマが計測する前記所定時間以内に、前記データパケットが前記第1ポートによって受信され、前記他のデータパケットが前記第2ポートによって受信されない場合は、前記第3ポートを用いて前記データパケットを送信し、前記中継装置は、
前記データ要求を前記中継装置の前記第3ポートにより受信し、
前記第1中継装置の前記タイマに、第1時間を前記所定時間として設定し、
前記第1時間よりも短い第2時間が前記他の中継装置の前記タイマに設定されるよう、タイマ設定情報を前記データ要求に付して前記中継装置の前記第1ポートにより前記他の中継装置へ送信する
ことを特徴とする中継装置。
(付記19)
前記中継装置から送信された前記データ要求は、前記他の中継装置により受信され、
前記他の中継装置は、前記タイマ設定情報に基づいて、前記他の中継装置の前記タイマに前記第2時間を前記所定時間として設定する
ことを特徴とする付記18に記載の中継装置。
(付記20)
前記中継装置と前記他の中継装置は、第1情報処理装置と、第2情報処理装置との間に直列に接続されることを特徴とする付記19に記載の中継装置。
1 端末装置
2、2a、2b、2c 中継装置
3、3a、3b、3c サーバ装置
P1、P2、P3 ポート
110、210、310 プロセッサ
130、230、330 不揮発性メモリ
140、240、340 揮発性メモリ
150、250、350 入出力装置
160、260、360 ネットワークインタフェース装置
270、370 ストレージ装置
111 データ要求生成部
112 データ要求送信部
113 データパケット受信部
114 データ処理部
115 タイマ初期値特定部
211 キーワード通知送受信部
212 テーブル制御部
213 データ要求送受信部
214 データ要求更新部
215 データパケット送受信部
216 データパケット合成部
217 タイマ
218 タイマ制御部
219 転送テーブル
220 要求登録テーブル
221 タイマ制御テーブル
311 テーブル制御部
312 キーワード通知部
313 データ要求受信部
314 ストレージ制御部
315 データパケット送信部
316 キーワード情報テーブル

Claims (10)

  1. 第1中継装置と第2中継装置を含むデータ送信ネットワークであって、
    前記第1中継装置と前記第2中継装置の各々は、
    第1ポートと、第2ポートと、第3ポートと、タイマとを有し、
    データ要求を前記第3ポートにより受信し、前記第1ポート及び前記第2ポートを用いて前記データ要求を送信し、
    前記データ要求を送信してから前記タイマによって計測される所定時間以内に、前記データ要求に対応するデータを含むデータパケット及び前記データ要求に対応する他のデータを含む他のデータパケットが、前記第1ポート及び前記第2ポートのそれぞれによって受信された場合は、前記データ及び前記他のデータを含む合成データパケットを生成し、前記第3ポートを用いて前記合成データパケットを送信し、
    前記データ要求を送信してから前記タイマによって計測される前記所定時間以内に、前記データパケットが前記第1ポートによって受信され、前記他のデータパケットが前記第2ポートによって受信されない場合は、前記第3ポートを用いて前記データパケットを送信し、
    前記第1中継装置の前記第1ポートにより送信された前記データ要求は、前記第2中継装置の前記第3ポートにより受信され、
    前記第2中継装置の前記第3ポートにより受信された前記データ要求は、前記第2中継装置の前記第1ポート及び前記第2ポートから送信され、
    前記第2中継装置の前記タイマが計測する前記所定時間である第2時間は、前記第1中継装置の前記タイマが計測する前記所定時間である第1時間よりも短い
    ことを特徴とするデータ送信ネットワーク。
  2. 前記第1中継装置と前記第2中継装置は、第1情報処理装置と、第2情報処理装置との間に直列に接続され、
    前記第1情報処理装置は前記データ要求を送信し、
    前記第1情報処理装置から送信された前記データ要求は、前記第1中継装置により転送され、
    前記第1中継装置によって転送された前記データ要求は、前記第2中継装置により更に転送され、
    前記第2中継装置によって転送された前記データ要求は、前記第2情報処理装置によって受信されることを特徴とする請求項1に記載のデータ送信ネットワーク。
  3. 前記第2中継装置において前記タイマの計測時間が前記第2時間に達する時刻は、前記第1中継装置において前記タイマの計測時間が前記第1時間に達する時刻よりも早いことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ送信ネットワーク。
  4. 前記第2情報処理装置は、第1データを保持し、
    前記第1中継装置及び前記第2中継装置は、前記第2情報処理装置に保持された前記第1データの属性を示す第1属性情報を保持し、
    前記第1情報処理装置は、前記第1属性情報を指定した前記データ要求を生成し、
    前記第2情報処理装置は、前記第1情報処理装置から前記第1中継装置及び前記第2中継装置を経由して送信された前記データ要求に応じ、前記第1データを含む第1データパケットを送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータ送信ネットワーク。
  5. 前記第2中継装置は、前記第2情報処理装置から送信された前記第1データパケット又は前記合成データパケットを、前記第1中継装置に送信し、
    前記第1中継装置は、前記第2中継装置から送信された前記第1データパケット又は前記合成データパケットを、前記第1情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ送信ネットワーク。
  6. 第1中継装置と第2中継装置を含むデータ送信ネットワークを用いたデータ送信方法であって、前記第1中継装置と前記第2中継装置の各々は、第1ポートと、第2ポートと、第3ポートと、タイマとを有し、前記第1中継装置と前記第2中継装置の各々は、データ要求を前記第3ポートにより受信し、前記第1ポート及び前記第2ポートを用いて前記データ要求を送信し、前記データ要求を送信してから前記タイマによって計測される所定時間以内に、前記データ要求に対応するデータを含むデータパケット及び前記データ要求に対応する他のデータを含む他のデータパケットが、前記第1ポート及び前記第2ポートのそれぞれによって受信された場合は、前記データ及び前記他のデータを含む合成データパケットを生成し、前記第3ポートを用いて前記合成データパケットを送信し、前記データ要求を送信してから前記所定時間以内に、前記データパケットが前記第1ポートによって受信され、前記他のデータパケットが前記第2ポートによって受信されない場合は、前記第3ポートを用いて前記データパケットを送信し、前記データ送信方法は、
    前記第1中継装置が、前記第1中継装置の前記第3ポートにより前記データ要求を受信し、
    前記第1中継装置が、前記第1中継装置の前記タイマに、第1時間を前記所定時間として設定し、
    前記第1中継装置が、前記第1中継装置の前記第1ポート及び前記第2ポートにより前記データ要求を送信し、
    前記第2中継装置が、前記第1中継装置の前記第1ポートにより送信された前記データ要求を、前記第2中継装置の前記第3ポートにより受信し、
    前記第2中継装置が、前記第2中継装置の前記タイマに、第1時間よりも短い第2時間を前記所定時間として設定し、
    前記第2中継装置が、前記第2中継装置の前記第1ポート及び前記第2ポートにより前記データ要求を送信する、
    ことを特徴とするデータ送信方法。
  7. 前記第1中継装置と前記第2中継装置は、第1情報処理装置と、第2情報処理装置との間に直列に接続されることを特徴とする請求項6に記載のデータ送信方法。
  8. 前記第2中継装置において前記タイマの計測時間が前記第2時間に達する時刻は、前記第1中継装置において前記タイマの計測時間が前記第1時間に達する時刻よりも早いことを特徴とする請求項6又は7に記載のデータ送信方法。
  9. データ送信ネットワークに含まれ、他の中継装置に接続される中継装置であって、
    前記中継装置と前記他の中継装置の各々は、第1ポートと、第2ポートと、第3ポートと、タイマとを有し、データ要求が前記第3ポートにより受信された場合、前記タイマに所定時間を設定して、前記第1ポート及び前記第2ポートを用いて前記データ要求を送信し、前記データ要求を送信してから前記タイマが計測する前記所定時間以内に、前記データ要求に対応するデータを含むデータパケット及び前記データ要求に対応する他のデータを含む他のデータパケットが、前記第1ポート及び前記第2ポートのそれぞれによって受信された場合は、前記データ及び前記他のデータを含む合成データパケットを生成し、前記第3ポートを用いて前記合成データパケットを送信し、前記データ要求を送信してから前記タイマが計測する前記所定時間以内に、前記データパケットが前記第1ポートによって受信され、前記他のデータパケットが前記第2ポートによって受信されない場合は、前記第3ポートを用いて前記データパケットを送信し、前記中継装置は、
    前記データ要求を前記中継装置の前記第3ポートにより受信し、
    記中継装置の前記タイマに、第1時間を前記所定時間として設定し、
    前記第1時間よりも短い第2時間が前記他の中継装置の前記タイマに設定されるよう、タイマ設定情報を前記データ要求に付して前記中継装置の前記第1ポートにより前記他の中継装置へ送信する
    ことを特徴とする中継装置。
  10. 前記中継装置から送信された前記データ要求は、前記他の中継装置により受信され、
    前記他の中継装置は、前記タイマ設定情報に基づいて、前記他の中継装置の前記タイマに前記第2時間を前記所定時間として設定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の中継装置。
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