JP6775775B2 - ステップ式水位計 - Google Patents

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本発明は、ステップ式水位計に関する。
従来から、水面変動をステップ状の波形として測定するステップ式水位計が知られている。ステップ式水位計は、長手方向に並べた多数個の水位検出用電極(以下、電極)と、これら電極群と対をなす共通電極からなる測定棹を水面に立て、水位の変動に応じて電極が水に浸かったり空中に露呈したりすることによって得られる電極と共通電極間の電気的なオン、オフ状態(スイッチング作用)を利用して水位を検知し、これらを連続的に観測することによって水面の変動波形を測定する。
従来のステップ式水位計には、代表的なものとして水位検出方法の違いによりリレー型とパルス型と呼ばれる2つの形式がある。電極回路がオンなのかオフなのかを検出・弁別する手段として、リレー型では電磁リレーが用いられ、パルス型では論理素子・回路が用いられており、いずれの形式でも電極間に流れる電流値を適当な閾値で弁別することにより電極のオン/オフを判定している。このような電極の状態情報から水位出力を得る電子回路には、リレー型に抵抗直列型と抵抗並列型の2つの形式があり、パルス型に微分パルス型とパルス計数型がある。しかし、その信号変換方法は基本的に2種類に分けられる。その一つは水没電極の中で最も水面に近い電極位置に対応した出力を得るものであり、抵抗直列型と微分パルス型がこの形式と言える。もう一つは、水没電極の総数に比例した出力を得るものであり、抵抗並列型とパルス計数型がこの方式と言える。
佐々木弘 他、「マイクロプロセッサ応用によるステップ式波高計の応用について」、港湾技術研究所報告、Vol.22、No.3、p.57−82(1983)
従来の抵抗直列型や微分パルス型のステップ式水位計では、最上位水面の上方の電極に波しぶき等がかかった場合に、その電極が示す高さを水位として判断してしまう。同様の場合に、抵抗並列型やパルス計数型のステップ式水位計では、実水位より高い水位を表示してしまう。また、汚染による電極表面抵抗の増大に伴うオン電流の減少や、水草、藻などの付着等によるオフ時のリーク電流の増大とオフ抵抗の上昇回復の遅れなどが発生し、検出回路の応答特性変化や弁別レベルの閾値設定条件の変化が発生する。
また、実回路においては、各電極からそれぞれ電線を引き出し電気回路に接続しなければならず、電極が増えれば増えるほど電気回線が増え取扱いが困難になってくる。また、電極間隔を狭くすることが困難であり、1cm程度の水位変化を計測することが困難である。加えて、電極に用いる金属には電食の問題が発生する可能性があり、陽極側に白金電極を使用することで高価な装置になってしまう面がある。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取扱いが容易なステップ式水位計を実現することにある。
(1)本発明は、直列接続される複数のセンサーユニットと、前記複数のセンサーユニットとデータ通信を行い、前記複数のセンサーユニットに電源を供給する制御ユニットと、共通電極とを含み、前記センサーユニットは、前記共通電極と対をなすセンサー電極と、前記センサー電極と前記共通電極間に流れる電流を検出し、検出した電流値をデジタル化し規格化したデータを前記制御ユニットに送信する電子回路と、前記制御ユニット又は上位の前記センサーユニットと接続する第1コネクタと、下位の前記センサーユニットと接続する第2コネクタとを備えた、ステップ式水位計に関する。
本発明によれば、各センサーユニットが個別に検出データを発信するため、水位の高さ、その変動状態、しぶきの高さ等を測定できることはもとより、汚れ等の付着により電極間にリーク電流が発生、増加した場合でもその情報を即座に得ることができる。また、本発明によれば、コネクタを介して制御ユニットとセンサーユニットを接続し、コネクタを介してセンサーユニット同士を接続するだけで、制御ユニットと各センサーユニット間のデータ通信及び電源供給が可能となるため、配線の増大を招かずにセンサーユニット(センサー電極)の数を増やすことができる。
(2)また本発明に係るステップ式水位計では、前記センサー電極を炭素材料で形成し、前記共通電極を金属材料で形成してもよい。
本発明によれば、安価に電極対(センサー電極と共通電極)の電食を防止することができる。
(3)また本発明に係るステップ式水位計では、前記共通電極は、前記制御ユニット及び前記複数のセンサーユニットを格納する金属製の格納容器であってもよい。
本発明によれば、制御ユニット及びセンサーユニットを格納する格納容器を共通電極として利用することで、機器構成を簡素化することができる。
(4)また本発明に係るステップ式水位計では、前記電子回路を樹脂でポッティングしてもよい。
本発明によれば、センサーユニットが備える電子回路を適切に保護することができる。
(5)また本発明に係るステップ式水位計では、前記制御ユニットは、前記センサーユニットにおける電流検出範囲を変更する制御を行ってもよい。
本発明によれば、汚れ等の付着によりセンサーユニットにおいて電極間にリーク電流が発生、増加した場合であっても、当該センサーユニットにおける電流検出範囲を適切な値に変更することで、当該センサーユニットを使用可能状態にすることができるため、センサーユニットの使用寿命を延ばすことができ、且つ保守の回数を減らすことができる。
本実施形態のステップ式水位計の構成の一例を示すブロック図である。 センサーユニットの構成の一例を示す図である。 制御ユニットとセンサーユニット間の接続及びセンサーユニット間の接続について説明するための図である。 格納容器の構成の一例を示す図である。 複数のセンサーユニットを格納した状態の格納容器を示す図である。 センサーユニットの第1コネクタと第2コネクタ間の配線の一例を示す図である。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
図1は、本実施形態の水位計(ステップ式水位計)の構成の一例を示すブロック図である。なお本実施形態の水位計1は図1の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
水位計1は、制御ユニット10と、同一種類の複数(n個)のセンサーユニット20(20−1〜20−n)と、ターミネータ部30(終端器)と、共通電極として機能する格納容器40から構成される。制御ユニット10とn個のセンサーユニット20とターミネータ部30は直列接続され、格納容器40に格納される。直列接続の最上位に制御ユニット10が位置し、最下位にターミネータ部30が位置し、その中間にn個のセンサーユニット20が位置する。水位計1自体を直列に複数接続することもでき、この場合、ターミネータ部30は、水位計1間で電源・通信を中継するリピータ部(中継器)として機能し、次段の水位計1の制御ユニット10と電源・通信ケーブルで接続される。
制御ユニット10は、電源部11と制御部12と通信部13を備える。電源部11(内部電源)は、n個のセンサーユニット20とターミネータ部30に電源を供給する。制御部12は、水位計1を統合制御する。制御部12は、通信部13を介してn個のセンサーユニット20のそれぞれとデータ通信(コマンド/アドレス信号の送信、データの送受信)を行い、各センサーユニット20から取得したデータに基づく測定データ(水位の変動等のデータ)を生成する。
制御ユニット10は、外部電源と演算器とを備えた表示機器100と電源・通信ケーブル101で接続される。表示機器100は、制御ユニット10から取得した測定データに基づく測定結果を表示部に表示する。また、表示機器100は、入力部を備え、入力された入力情報に基づく制御信号を制御ユニット10に送信する。制御ユニット10は、表示機器100から受信した制御情報に基づいて、各センサーユニット20の設定を変更する等の制御を行う。
図2は、センサーユニット20の構成の一例を示す図である。センサーユニット20は、回路基板に設けられたセンサー電極21と電子回路から構成される。電子回路は、センサー電極21に電圧を印加する電圧回路と、センサー電極21と共通電極(格納容器40)間に流れる電流を検出する電流検出回路と、AD変換器と、マイクロプロセッサ等を含む。電流検出回路で検出された電流値は、AD変換器でデジタル化され、マイクロプロセッサにより規格化されて制御ユニット10に送信される。センサーユニット20の電子回路を海水等から保護するために、電子回路は、プラスチック製枠と、水密性、耐候性、耐海水性に優れた樹脂でポッティングされている。
また、センサーユニット20は、回路基板の上面側と下面側のそれぞれに、通信用と電源用のコネクタを備えている。図2では、上面側の第1コネクタ22のみを図示しているが、下面側には第2コネクタ23が設けられている。センサー電極21は、センサーユニット20の側面から外部に露出し、第1コネクタ22、第2コネクタ23は、センサーユニット20の上下面から外部に露出している。
図3は、制御ユニット10とセンサーユニット20間の接続及びセンサーユニット20間の接続について説明するための図である。図3では、センサーユニット20のセンサー
電極21、電子回路、プラスチック製枠、ポッティング材の図示を省略している。図3に示すように、センサーユニット20の回路基板24上面に設けられた第1コネクタ22は、制御ユニット10の回路基板14下面に設けられたコネクタ15、或いは上位のセンサーユニット20の回路基板24下面に設けられた第2コネクタ23と接続する(センサーユニット20の第2コネクタ23は、下位のセンサーユニット20の第1コネクタ22と接続する)。本実施形態の水位計1は、多数のセンサーユニット20を垂直方向に重ね合わせて直列接続することができ、コネクタ15及び第1コネクタ22を介してセンサーユニット20を制御ユニット10に接続し、第1コネクタ22及び第2コネクタ23を介してセンサーユニット20同士を接続するだけで、制御ユニット10と各センサーユニット20間のデータ通信及び電源供給が可能となるように構成されている。従って、配線の増大を招かずにセンサーユニット20(センサー電極21)の数を増やすことができる。
図4は、格納容器40の構成の一例を示す図であり、図5は、制御ユニット10と複数のセンサーユニット20とターミネータ部30を格納した状態の格納容器40を示す図である。格納容器40は、導電性のある金属材料(例えば、ステンレス)で形成される。格納容器40には制御ユニット10により電圧が印加され、これにより、格納容器40は、各センサーユニット20のセンサー電極21と対をなす共通電極として機能する。格納容器40をマイナス電極にし、センサー電極21をプラス電極にすることで、格納容器40の電食を防止することができる。更に、センサー電極21をグラファイトカーボン(炭素材料の一例)で形成することで、安価で電食のない電極対を構成することができる。また、格納容器40を共通電極として利用することで、機器構成を簡素化することができる。
格納容器40の側面には、垂直方向に延びる縦長の開口41が設けられている。開口41は、格納容器40に格納された複数のセンサーユニット20の各センサー電極21に対向する位置に設けられ、格納容器40周囲の液体がセンサー電極21に接触できるように構成されている。共通電極である格納容器40と各センサー電極21間の距離(開口41側面と各センサー電極21間の距離)は、開口41の幅によって規定され、例えば、開口41の幅を1cmとした場合、共通電極と各センサー電極21間の距離は5mmとなる。
センサーユニット20のセンサー電極21と格納容器40(開口41)の間に海水等の導電性液体が付着すると、当該センサー電極21と格納容器40との間に電流が流れ、この電流値は当該センサーユニット20の電流検出回路により検出され、検出された電流値はDA変換器でデジタル化される。そして、このデジタルデータは、当該センサーユニット20のマイクロプロセッサによって、予め設定された電流検出範囲において、例えば0から255までの値(8ビット値)に規格化される。なお、電流検出範囲の下限値以下の値は全て0(或いは、255)に規格化され、上限値以上の値は全て255(或いは、0)に規格化される。この規格化された値によって、当該導電性液体の導電率の変化を検知することができ、且つリーク電流の強さも検知することができる。この値は、適切なプロトコル(例えば、RS485等のシリアル通信規格)で制御ユニット10(外部)から読み出される。これにより、淡水から海水までの導電率の違う液体の検出が可能になり、且つその種別をある程度判別することができる。
また、各センサーユニット20に設定された電流検出範囲(電流値として検出する下限値及び上限値)は、制御ユニット10から適切な通信プロトコルで変更できるように構成されている。
センサー電極21(プラス電極)と格納容器40(マイナス電極)間の印加電圧は、消費電力を抑えるために低くすることが望ましい。消費電力が低いとセンサーユニット20の連結数を増やすことが可能になり、例えば電極間の印加電圧を0.5V程度にすると、センサーユニット20の連結数を500以上とすることができる。なお、電極間の印加電
圧が低いと、電極間に電解質(海水等)が付着した場合、初期状態では電極間に電流が流れるが、その後徐々に電流値が減少する。これは、この電極間に発生した逆起電力が印加電圧を相殺するからである。そのため、低い印加電圧(0.5V程度)を採用する場合(消費電力を抑えたい場合)は、センサー電極回路の入力端にスイッチング回路を挿入し、データ取り込みをしない時はプラス電極への電源供給を遮断してグランド(マイナス電極)に短絡する必要がある。このようにすることで、電極間の印加電圧が低い場合でも、電極間に付着又は没した液体の導電率の違いを判定することができるようになる。また、電極間の印加電圧が1.3V程度以上の時は、電解質が電極間に付着又は没した初期状態ではパルス的に電流が流れ、その後ある程度の電流値を維持し、電解質の付着又は没状態の有無が繰り返された場合はパルス的な電流が繰り返し流れるので、水面の変化状態を観測するのに効果的である。
また、本実施形態の水位計1では、複数のセンサーユニット20を重ね合わせて直列に接続するだけで接続順に応じたアドレスが各センサーユニット20に割り当てられるように、電気回路的な工夫を施している。
図6は、センサーユニット20の回路基板に設けられた第1コネクタ22と第2コネクタ23間の配線の一例を示す図である。センサーユニット20の第1コネクタ22及び第2コネクタ23(及び、制御ユニット10のコネクタ15)は、同数の複数の端子を有している。第1コネクタ22及び第2コネクタ23が有する複数の端子は、複数のグループに区分され、各グループに含まれる端子の数は互いに素である(各グループに含まれる端子の数は互いに異なる素数である)。図6に示す例では、第1コネクタ22及び第2コネクタ23が有する5本の端子を、2本の端子A1、A2を含む第1グループと、3本の端子B1〜B3を含む第2グループに分けている。
そして、各グループにおいて、第1コネクタ22のn番目の端子は、第2コネクタ23のn番目以外の端子に接続されている。図6に示す例では、第1グループにおいては、第1コネクタ22の端子A1(1番目の端子)が第2コネクタ23の端子A2(2番目の端子)に接続され、第1コネクタ22の端子A2が第2コネクタ23の端子A1に接続されている。また、第2グループにおいては、第1コネクタ22の端子B1(1番目の端子)が第2コネクタ23の端子B3(3番目の端子)に接続され、第1コネクタ22の端子B2(2番目の端子)が第2コネクタ23の端子B1に接続され、第1コネクタ22の端子B3が第2コネクタ23の端子B2に接続されている。
センサーユニット20の電子回路は、論理積回路25を有している。論理積回路25は、各グループの第1コネクタ22のいずれか1つの各端子からの信号の論理積を演算し、演算結果に応じてイネーブル信号を出力する。図6に示す例では、論理積回路25は、第1グループの端子A1からの信号と第2グループの端子B1からの信号との論理積を演算するように接続されている。
表1は、図6に示す例において、センサーユニット20−1〜20−6のそれぞれに割り当てられるアドレス(各端子に入力される信号レベル)を示している。
Figure 0006775775
図6、表1に示すように、制御ユニット10において端子A1、B1に入力される信号レベルをH(high)とし、端子A2、B2、B3に入力される信号レベルをL(low)とすると、センサーユニット20−1において、Hレベルの信号が端子A1、B1から論理積回路25に入力され、当該論理積回路25の出力信号レベルがHとなる(論理積回路25からイネーブル信号が出力される)。また、制御ユニット10において端子A2、B2に入力される信号レベルをHとし、端子A1、B1、B3に入力される信号レベルをLとすると、センサーユニット20−2において、Hレベルの信号が端子A1、B1から論理積回路25に入力され、当該論理積回路25からイネーブル信号が出力される。同様に、制御ユニット10において端子A1、B3に入力される信号レベルをHとすると、センサーユニット20−3の論理積回路25からイネーブル信号が出力され、端子A2、B1に入力される信号レベルをHとすると、センサーユニット20−4の論理積回路25からイネーブル信号が出力され、端子A1、B2に入力される信号レベルをHとすると、センサーユニット20−5の論理積回路25からイネーブル信号が出力され、端子A2、B3に入力される信号レベルをHとすると、センサーユニット20−6の論理積回路25からイネーブル信号が出力される。このように、制御ユニット10において表1に従って各端子に信号(アドレス信号)を出力することで、任意のセンサーユニット20をイネーブルにして当該センサーユニット20とデータ通信を行うことができる。
図6に示す例では、5本の端子(信号線)を2本の端子と3本の端子にグループ分けしているため、2×3=最大6台のセンサーユニット20にアドレスを割り当てることができる。例えば、10本の端子を2本の端子と3本の端子と5本の端子の3グループに分けて、各グループの端子を上述した手法で配線すれば、2×3×5=最大30台のセンサーユニット20にアドレスを割り当てることができる。また、例えば256台のセンサーユニット20を直列接続する場合、21本の端子を2本の端子と3本の端子と5本の端子と11本の端子の4グループに分けて、各グループの端子を上述した手法で配線すればよい。この場合、2×3×5×11=最大330台のセンサーユニット20にアドレスを割り当てることができる。このように、少ない信号線で多数のセンサーユニット20にアドレスを割り当て、制御ユニット10からアクセスすることができる。
以上説明したように、本実施形態の水位計1によれば、各センサーユニット20が個別に検出データ(電流値をデジタル化し規格化したデータ)を発信するため、水位の高さ、その変動状態、しぶきの高さ等を測定できることはもとより、汚れ等の付着により電極間にリーク電流が発生、増加した場合でもその情報を即座に得ることができる。そして、センサーユニット20において電極間にリーク電流が発生、増加した場合であっても、当該センサーユニット20における電流検出範囲(閾値)を適切な値に変更することで、当該センサーユニット20を使用可能状態にすることができるため、センサーユニット20の使用寿命を延ばすことができ、且つ保守の回数を減らすことができる。一方、センサーユニット20の厚みを小さく(例えば、1cm程度)し、多数のセンサーユニット20を接続し、且つ、超波計等の測定最小高が大きい(例えば、10cm程度)機器に採用した場
合には、多数のセンサーユニット20のうち数個のセンサーユニット20が経年劣化等で故障したとしても、その故障したセンサーユニット20からのデータを採用しなければ問題がないので機器としての使用上問題は発生しない。また、故障したセンサーユニット20を新しいセンサーユニット20と交換する際に、アドレスの指定や閾値の指定等の設定を個別に交換作業現場で行う必要がないため、保守作業が容易になる。
以上、本実施形態あるいは変形例について説明したが、本発明はこれら本実施形態あるいは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 水位計(ステップ式水位計)、10 制御ユニット、11 電源部、12 制御部、13 通信部、14 回路基板、15 コネクタ、20 センサーユニット、21 センサー電極、22 第1コネクタ、23 第2コネクタ、24 回路基板、25 論理積回路、30 ターミネータ部、40 格納容器、41 開口、100 表示機器、101 電源・通信ケーブル

Claims (5)

  1. 直列接続される複数のセンサーユニットと、
    前記複数のセンサーユニットとデータ通信を行い、前記複数のセンサーユニットに電源を供給する制御ユニットと、
    共通電極とを含み、
    前記センサーユニットは、
    前記共通電極と対をなすセンサー電極と、
    前記センサー電極と前記共通電極間に流れる電流を検出し、検出した電流値をデジタル化し規格化したデータを前記制御ユニットに送信する電子回路と、
    前記制御ユニット又は上位の前記センサーユニットと接続する第1コネクタと、
    下位の前記センサーユニットと接続する第2コネクタとを備えた、ステップ式水位計。
  2. 請求項1において、
    前記センサー電極は炭素材料で形成され、前記共通電極は金属材料で形成された、ステップ式水位計。
  3. 請求項1又は2において、
    前記共通電極は、前記制御ユニット及び前記複数のセンサーユニットを格納する金属製の格納容器である、ステップ式水位計。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記電子回路を樹脂でポッティングした、ステップ式水位計。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記制御ユニットは、
    前記センサーユニットにおける電流検出範囲を変更する制御を行う、ステップ式水位計。
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