JP6775287B2 - 物品送出し装置および充填包装機構 - Google Patents

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Description

本発明は、不規則にランダム状態で送られてくる物品を受け取り、更に、他の処理手段へ送り出す操作を自動的に行なうことができる物品送出し装置およびこの物品送出し装置を備える充填包装機構に関する。
従来、例えば、液体の充填包装業界にあっては、液体を充填するロータリー式充填機へ容器を連続して自動的に送り込むための物品送出し装置として、上面に載置した容器をランダム状態で多数搬送する移送手段と、この移送手段の途中に設けて容器の搬送状態を検出する検出手段と、回転手段により作動され前記移送手段の前記容器を受け取ってロータリー式充填機の所定の載置位置へ渡す受渡手段と、前記検出手段、受渡手段の回転手段、および前記ロータリー式充填機の作動手段とに連係させた制御手段とからなり、移送手段の容器の有無や該容器の搬送速度、移送手段から前記受渡手段への容器の受け渡しが行われる受渡位置までの現在位置を検出したその検出信号に基づいて、移送手段の検出した容器と同調・追従しながら該容器を前記受渡位置において前記把持部材により受け取らせ、更に、ロータリー式充填機の回転移動に同調しつつその容器を所定の位置へ送り出す物品送出し装置がある(特許文献1参照)。
このような構成の物品送出し装置は、繰入スクリューから1つずつ搬送される容器をスターホイルを用いてロータリー式充填機の所定位置へ送り出す構成の従前の物品送出し装置の欠点であった、繰入スクリューとの衝突を原因とする容器倒れ、ふらつきによる移送不良や容器検知不良の発生、容器の欠損等の問題を解消するものであった。また、容器形状が変更になると、この容器形状に見合う受け凹部(ポケット)を有する繰入スクリューに交換しなければならず、コストがかかるとともに在庫管理も大変であり、さらには、その都度の繰入スクリューとスターホイルとのタイミング合わせ調整が面倒であったこと等の問題点を解消することができた。
特許第3522393号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている物品送出し装置における回転手段により前記移送手段の上面に載置されている前記容器を受け取ってロータリー式充填機の所定の載置位置へ置き渡す受渡手段は、前記移送手段の上面の高さレベル(高さ位置)とロータリー式充填機の所定の載置位置の高さレベルとが同じである場合を想定したものであり、高さレベルの異なる位置からの送出しについては全く考慮されていなかった。
また、容器のサイズ(高さ寸法)が変わり、ロータリー式充填機のノズル高さとの関係において前記載置位置の高さレベルを変更するような場合には、それに伴って移送手段や物品送出し装置の高さレベル調整も必要となるなど、作業が大がかりとなっていた。
さらには、従来の物品送出し装置においては容器の送出し先は1箇所であったが、例えば、充填包装業界においても、受け取った容器を2箇所に分別して送り出すようなニーズもある。
本発明は、前記した問題点を解決するためになされたもので、移送手段から物品を受け取る際の高さレベルと後の処理手段へ物品を送り出す際の高さレベルとが異なる場合であっても、前記移送手段を搬送される物品と同調・追従しながら該容器を受け取り、更に、その物品を後の所定の処理手段へ送り出すことができ、また、前記移送手段から物品を受け取る際の高さレベルや、後の処理手段へ物品を送り出す際の高さレベル、物品の高さ寸法に変更があった場合であっても部品交換をすることなく簡単な設定変更により対応でき、装置全体を簡略化させることができる物品送出し装置と、この物品送出し装置を備える充填包装機構を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明の物品送出し装置は、物品を搬送経路上の受取位置へ1つずつ搬送する移送手段と、前記移送手段により搬送経路を搬送される物品の位置および/または速度並びに物品の不具合の有無を検出する検出手段と、同心軸上へ個別に回転自在に支承され、前記受取位置から前記物品を受け取り、後続の処理手段の送出位置へ渡す複数の把持部材、各把持部材に配設されて該把持部材を個別に回転させる回転手段および個別に昇降させる昇降手段を有する受渡し手段と、少なくとも前記検出手段、前記受渡し手段および前記処理手段に連係され、前記検出手段による検出信号に基づいて、前記移送手段上の検出した物品と同調・追従しながら該検出した物品を前記受取位置において前記把持部材により受け取り、該検出した物品の不具合の有無により予め設定入力された前記受取位置からの回転量並びに昇降量に基づいて、前記回転手段および昇降手段の駆動を制御して、該検出した物品を前記受渡手段の把持部材の回転軌跡上に順に位置させて配設された複数の処理手段のうちの該物品の不具合の有無に応じた何れかの送出位置へ渡す制御手段と、を備えることを特徴とする。
このような構成を備えた本発明の物品送出し装置は、移送手段により物品が搬送経路上を搬送されて前記受取位置へ到る前に、検出手段により、該物品の位置および/または速度並びに物品の不具合の有無を検出する。この検出結果は、検出信号として制御手段へ送られる。制御手段は、受渡し手段における複数個の把持部材のそれぞれの回転手段を制御するもので、複数個の中の、把持部材の回転方向において前記受取位置の直上流に位置している1つの把持部材はその回転状態が移送手段の搬送状態に同期するように制御され、移送手段により搬送される前記検出された物品と同調・追従しながらこの検出した物品を受渡位置において受け取る。
また、物品を受け取った把持部材は、制御手段により、該検出した物品の不具合の有無により前記受取位置からの予め設定入力された回転量並びに昇降量に基づいて、前記回転手段および昇降手段の駆動が制御されつつ、前記物品を前記受渡手段の把持部材の回転軌跡上に順に位置させて配設された複数の処理手段のうちの何れかの送出位置へ渡す。
よって、移送手段から物品を受け取る際の高さレベルと後の処理手段へ物品を送り出す際の高さレベルとが異なる場合であっても、前記移送手段を搬送される物品と同調・追従しながら該容器を受け取り、更に、その物品を不具合の有無により後続の所望の処理手段の送出位置へ渡すことが可能となる。
また、処理手段は、前記送出位置において繰り入れられた物品を作動手段の駆動により搬送する物品搬送部材を有し、前記制御手段は、前記物品搬送部材の作動手段に連係されており、前記作動手段の駆動に同調しながら前記把持部材により物品を前記送出位置へ送出すように、前記把持部材の回転手段および昇降手段の駆動を制御することを特徴とする。
このような構成を備えた本発明の物品送出し装置は、物品を後続の処理手段の送出位置へ渡す際に、受渡し手段の把持部材の駆動を前記処理手段と同調させることが可能となる。
また、本発明の充填包装機構は、前記物品としてのボトル容器を受け取り、後続の処理手段へ送出す請求項1または請求項2に記載の物品送出し装置を有し、前記処理手段として、前記ボトル容器に充填物を注入する充填機または前記ボトル容器にキャップ(栓)を施す施蓋機を備えることを特徴とする。
本発明の充填包装システムによれば、ボトル容器の形状(高さ寸法)等に変更があっても、部品交換をすることなく、把持部材の昇降量の簡単な設定変更によって前記充填機または施蓋機へのボトル容器の供給高さ位置に合わせて当該物品送出し装置によりボトル容器を送り出すことができるので、充填包装システムとして、型換え等に対し簡便かつ迅速に対応することができ、システム全体を簡略化させることができる。
このように構成された本発明の物品送出し装置によれば、移送手段から物品を受け取る際の高さレベルと後の処理手段へ物品を送り出す際の高さレベルとが同じ場合はもちろんのこと、異なる場合であっても、前記移送手段を搬送される物品と同調・追従しながら該容器を受け取り、更に、その物品を不具合の有無により後の所定の処理手段へ送り出すことができる。
また、前記移送手段から物品を受け取る際の高さレベルや、後の処理手段へ物品を送り出す際の高さレベル、物品の高さ寸法等に変更があった場合に、部品交換をすることなく簡単な設定変更によりいわゆる型換えに対応できる。
特に、本発明の物品送出し装置を備える充填包装機構は、処理手段としての充填機や施蓋機に供される容器の型換え対応が簡便に行え、機構全体も簡略化させることが可能となる。
本発明の充填包装機構の一実施形態を示す概略的な平面図 図1の充填包装機構における物品送出し装置をii-iiラインで破断し、ボトル容器の受取り時および送出し時の状態を説明する説明図 図1の充填包装機構における物品送出し装置をii-iiインで破断し、図2のボトル容器とは高さの異なる別のボトル容器の受取り時及び送出し時の状態を説明する説明図
以下、図1乃至図3に基づいて、本発明の物品送出し装置と、この物品送出し装置を備えた充填包装機構の実施形態を説明する。
本実施形態の充填包装機構においては、物品送出し装置100と、物品の送出し先となる後続の処理手段6としてのロータリー式充填機(以下、単に充填機という。)101を備えている。
物品送出し装置100は、移送手段1と、検出手段2と、受渡手段3と、制御手段4とにより基本的に構成される。
移送手段1は、物品、すなわち、ボトル容器Bを、その移送間隔がまちまちとなるランダム状態で順次搬送するもので、ベルトや無限軌道等のコンベアからなり、この上部載置面にボトル容器Bが載置される。
また、検出手段2は、移送手段1の中間部に設けられ、ボトル容器Bの搬送状態、すなわち、ボトル容器Bの有無、ボトル容器Bの搬送速度、移送手段1から受渡手段3へボトル容器Bが受け渡される受取位置Xまでの現在位置を検出する。
なお、この検出手段2は、例えば、投光器と受光器とを有する(反射形でも可)光電管や、リミットスイッチ、近接センサーあるいはカメラセンサ等の前記した作動を行ない得る任意のものを使用することができる。本実施形態においては光電管式の検出手段2を用いており、移送手段1を挟んでその両側に、投光部材2aと受光部材2bとのセットからなる第一の組と第二の組の二組を所定の間隔をもって並設し、第一の光電管が検出した後、第二の光電管が検出したその時間差によってボトル容器Bの移送速度を検出するように構成される。
また、これにより検出されたボトル容器Bの受取位置Xまでの距離を得ることで、後述する制御手段4との連係により、該受取位置Xまでのボトル容器Bの移動時間が得られる。
受渡手段3は、同心軸上へ個別に回転自在に支承され、受取位置Xから受け取ったボトル容器Bを後続の充填機101の送出位置Yへ受け渡すための4本の把持部材21を備え、数値制御可能なサーボモータ等の回転手段15により作動されて、移送手段1において検出手段2により検出されたボトル容器Bを受け取り、後続の処理手段6としての充填機101へ受け渡すように構成された可変ホイールである。
具体的には、受渡手段3はフレーム11に取り付けた支持筒12内へ中空状の第一軸13aを回転自在に装着し、この第一軸13内へ中空状の第二軸13bを回転自在に装着し、この第二軸13b内へ中空状の第三軸13cを回転自在に装着し、この第三軸13d内へ第四軸13dが回転自在に装着してあり、これら第一軸13a乃至第四軸13dは同心軸状となるようにフレーム11に支承されている。そして、本実施形態において、これら第一軸13a乃至第四軸13dには、それぞれギアやカップリング等の伝達部材14(図中、一部の伝達部材の符号省略)に連係させて回転駆動させるインデックスカムやサーボモータ等による減速機付き回転手段15(図中、一部の回転手段の符号省略)がそれぞれ接続されており、各軸13a乃至13dが単独にかつ任意の回転速度がその回転中において、制御手段4の制御により変換し得るように構成されている。
また、これら第一軸13a乃至第四軸13dの上端部にはそれぞれ、把持部材21を昇降させる昇降手段16として、鉛直方向に進退可能なシリンダ17を備えた昇降用アクチュエータ18が配設されている。また、シリンダ17の先端には、開閉自在とされた一対の係止部20をボトル容器Bの外周に係合させる把持部材21が所定ピッチの位相差を持って前記各軸13a…13dの中心から放射状に連結されている。なお、本実施形態においては、一対の係止部20は、各把持部材21に設けられたカムギア23を支持筒12の上方に臨ませてフレーム11に固定させて支承された円筒カム22と係合・係合解除させる(係合により、一対の係止部20が開状態となるか閉状態となるかは自由に設計することができる)ことにより、受取位置および送出位置において開閉動作するように構成されているが、把持部材21における一対の係止部20の開閉手段としてはこのカムギア23を用いた機構に限らず、別に設けた開閉アクチュエータの駆動を制御手段4において制御する構成であってもよい。
また、処理手段6としての充填機101は、移送手段1の近傍において作動手段102により所定速度によって回転される物品搬送部材としての平板状の回転体103を備え、回転体103の内周縁部に等間隔で設けられた容器受入部(不図示)へ、該容器受入部の移動軌跡上に設定された送出位置Yにおいて繰り入れられたボトル容器Bに対し、充填機101の充填ノズル104を鉛直方向に進退させることにより挿脱させながら内容物を注入する公知の構成の充填機101が用いられている。
また、制御手段4は、検出手段2、受渡手段3の把持部材21、回転手段15、昇降手段16および充填機101の回転体103の作動手段102等に連係され、これらを任意にコントロールするもので、例えば、汎用のコンピュータを用いる。そして、制御手段4は、検出手段2による検出信号に基づいて、移送手段1上の検出したボトル容器Bと同調・追従しながら該検出したボトル容器Bを前記受取位置Xにおいて把持部材21を開閉させることにより受け取り、予め設定入力された受取位置Xからの回転量、並びに、受取位置Xと送出位置Yとの高さ位置の位相差分の昇降量、作動手段102の回転速度等に基づいて、回転手段15および昇降手段16の駆動を制御しつつ、ボトル容器Bを充填機101の回転体103に設けられた容器受入部へ送出位置Yにおいて把持部材21を開閉させることによって送出す制御を行うように構成されている。
次に、本実施形態の物品送出し装置と、この物品送出し装置を備えた充填包装機構の作用効果について説明する。
本実施形態においては、ボトル容器Bの搬送ラインにおける移送手段1により、多数のボトル容器Bは容器間隔がまちまちのランダム状態で搬送される。このラインにおいてボトル容器Bが処理手段6に近づくと、移送手段1に設けた検出手段2が作動し、これを通過するボトル容器Bは、その搬送状態、すなわち、ボトル容器Bの有無や搬送速度、受渡位置Xに対するボトル容器Bの位置を検出して、この検出信号を制御手段4に送る。
すると、制御手段4は、ボトル容器Bの搬送速度と受渡位置Xでの時間とを演算出力して、そのデータに基づき受渡手段3における複数組(4組)の把持部材21(21a…21d)の回転手段5(5a…5d)が制御される。これにより、このうちもっとも移送手段1に近いものである把持部材21(制御手段4があらかじめこれらの把持部材21a…21dのいずれかを選定する)は、図2に示すように、移送手段1により搬送されるすでに検出済みのボトル容器Bに対応し、これと同調・追従しながら、受取位置において、該把持部材21に設けられたカムギア23を円筒カム22と係合(或いは係合解除)させることにより、一対の係止部20を閉状態として該ボトル容器Bを受け取る。
そして、把持部材21により受け取られたボトル容器Bは、この把持部材21に対応する回転手段15の駆動により所定量だけ回転移動するとともに、図2に示すようにあらかじめ制御手段4に入力されたデータ通りに制御される昇降手段16のシリンダ17を上昇または下降(図2においては上昇)させることにより、充填機101の送出位置Yの高さレベルに移動し、あらかじめ制御手段4に入力されたデータ通りに制御される作動手段102の回転速度と、受渡手段3の回転手段15による回転速度とが同期的に制御されるため、ボトル容器Bを保持した受渡手段3は充填機101の回転体103の回転速度と同調しつつ、その送出位置Yにおいて該把持部材21に設けられたカムギア23を円筒カム22と係合解除(或いは係合)させることにより、一対の係止部20を開状態として、ボトル容器Bを充填機101の容器受入部へ送り出す。なお、図2に示す充填包装機構200においては、移送手段1の受取位置Xの高さレベルよりも充填機101の送出位置Yの高さレベルが高い位置に設定されている。
本実施形態の充填機101においては、送出位置Yにおいて容器受入部に繰り入れられるボトル容器Bを充填機101の把持手段105により受け取り、回転体103を作動手段102の駆動によって回転させながら充填ノズル104により所望の充填を行うように構成されているものとし、その説明は省略する。
なお、ボトル容器Bを送り出した把持部材21は、この把持部材21に対応する回転手段15の駆動により所定量だけ回転移動するとともに、あらかじめ制御手段4に入力されたデータに従い、昇降手段16のシリンダ17を下降または上昇(図2においては下降)させることにより、移送手段1の受取位置Xの高さレベルに移動し、次のボトル容器Bの搬送に供せられる。
また、把持部材21の回転手段15による回転速度は、移送手段1や充填機101に近接したときに減速され、該位置において停止または低速で通過するように制御する。これにより急激な減速を回避でき、ボトル容器Bの傾倒等のトラブルをなくすことができる。
このように、本実施形態の物品送出し装置100によれば、移送手段1から物品を受け取る際の高さレベルと後の処理手段6へ物品を送り出す際の高さレベルとが同じ場合はもちろんのこと、異なる場合であっても、移送手段1を搬送されるボトル容器Bと同調・追従しながらボトル容器Bを受け取り、更に、その物品を後の所定の処理手段6へ送り出すことができる。
また、本実施形態の包装充填機構200によれば、移送手段1からボトル容器Bを受け取る際の高さレベルや、後の処理手段6へボトル容器Bを送り出す際の高さレベル、ボトル容器Bの高さ寸法等に変更があった場合に、部品交換をすることなく簡単な設定変更により対応でき(型換え対応)、装置全体を簡略化させることができる。
図3は、図2に示す充填包装機構200において搬送するボトル容器Bよりも高さ寸法(背)が高いボトル容器Bを送り出す場合を示しており、図2および図3に示す包装充填機構200は、移送手段の受取位置Xの高さレベルや充填機101の充填ノズル104の基準位置(充填開始時におけるボトル容器Bの口部に対する充填ノズル104の高さ位置)は等しく設定されている。
このとき、図2および図3に示す充填包装機構200の物品送出し装置100においては、移送手段1の受取位置Xに位置したボトル容器Bの肩部を受渡手段3の把持部材21が把持するように各把持部材21に設けられた昇降手段16のシリンダ17の伸縮量を制御手段4に入力設定し、さらに、前述の充填機101の充填ノズル104の基準位置に対するボトル容器Bの口元高さで充填機101の送出位置Yへ送り出すように各把持部材21に設けられた昇降手段16のシリンダ17の伸縮量を制御手段4に入力設定する。なお、図2および図3の充填機101においては把持部材21が、充填ノズル104の基準位置に対するボトル容器Bの高さにおいて、送出位置Yに送り出された該ボトル容器Bの口部を把持する。
図2のように背の低いボトル容器Bを送り出す場合には、図3のように背の高いボト容器Bを送り出す場合よりもシリンダの昇降ストロークは大きくなるが、この昇降ストロークは制御手段4に予め入力設定する数値で調整可能であり、簡便である。
このように、本実施形態によれば、充填機101で処理するボトル容器Bの形状が変更になっても、充填機101の充填ノズル104の基準位置に対するボトル容器Bの口元高さで送り出すように制御手段4のデータを設定変更すればよく、ボトル容器Bの形状に合わせて装置自体の型換えや高さ設定を行う必要が無いので、作業時間が大幅に短縮されて、作業性も向上する。
なお、本実施形態の充填包装機構200においては、充填機101により内容物を充填済みのボトル容器Bをさらに後続の処理装置61へ送り出すべく、移送手段1としての充填機101の回転体103により搬送される充填済みのボトル容器101を検出手段2’により検出しながら、その回転体103の容器受入部の回転軌跡上に設けた受取位置X’から受取って、後続の処理手段6’(図1においては、移送手段1を共用)に設けた送出位置Y’へ送り出す、本実施形態と同様の物品送出し装置100’を別個に設けた場合を簡略図示したが、充填機101からのボトル容器Bの送出し(回収)の手段はこれに限るものではない。
<応用例>
本発明の物品送出し装置100とこれを備えた充填包装機構200においては、受渡手段3の把持部材21の回転軌跡上の数箇所にそれぞれ処理手段6を設け、各処理手段6の送出位置Yへ物品を送出すこともできる。つまり、処理手段6を、それぞれの送出位置Yが把持部材21の回転軌跡上に順に位置するようにして複数配設し、制御手段4は、物品を受け取った把持部材21に該物品に応じた送出位置Yを特定し、予め設定入力された受取位置Xからの回転量並びに昇降量に基づいて、特定された送出位置Yへ送り出すようにそれぞれの把持部材21の回転手段15および昇降手段16の駆動を制御する。
例えば、前述の実施形態の場合、受取位置Xにおいてボトル容器Bを受け取った把持部材21の回転方向において、受取位置Xに近い位置に第1の送出位置Yを設定し、その下流側に第2の送出位置Yを設定する。例えば、検出手段2としてカメラセンサを配設し、第1の送出位置Yに、検出手段2により検出したボトル容器Bに欠損等の不具合が検出された場合に該ボトル容器Bを回収する回収スライダを配設し、第2の送出位置Yに、充填機101を配設するようなことが想定される。
その場合においては、制御手段4は、検出手段2の検出結果に基づき、該ボトル容器Bの送出し先が第1の送出位置Yなのか第2の送出位置Yなのかを判断し、予め設定入力された受取位置Xからの第1の送出位置Yまたは第2の送出位置Yへの回転量、並びに、受取位置Xと送出位置Yとの高さ位置の位相差分の昇降量、作動手段102の回転速度等に基づいて、回転手段15および昇降手段16の駆動を制御しつつ、ボトル容器Bを判断された第1の送出位置Yまたは第2の送出位置Yへ回転搬送し、該送出位置Yにおいて把持部材21を開閉させることによって送出す制御を行う。
勿論、前記複数の処理手段6が2基の充填機101であってもよい。第1の送出位置Yが設けられた充填機101と第2の送出位置Yが設けられた充填機1とのボトル容器101の振り分けは交互でもよいし、その他の規則等(例えば、カメラセンサで検出した商品種類毎など)に基づいて振り分けてもよい。
さらに、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において種々変更することができる。
例えば、把持部材21は係止部20を開閉させる構成に限らず、例えば、吸引や吸着により物品を把持する構成の部材であってもよい。また、本発明の物品送出し装置100の処理対象となる物品はボトル容器Bに限らず、工業用部品(パーツ)や函箱等であってもよい。
また、本実施形態においては、検出手段2は、ボトル容器Bの有無、ボトル容器Bの搬送速度、移送手段1から受渡手段3へボトル容器Bが受け渡される受取位置Xまでの現在位置を検出する構成のものを用いた場合を説明したが、例えば、検出手段2を受取位置直前に配設し、受取位置へ到るボトル容器Bの検出しつつ把持部材21を回転させ、該ボトル容器Bの把持動作を同調させる構成とすることも可能である。
また、送出位置Yが設けられる処理手段6は、物品搬送部材としての回転体103を作動手段102で駆動することで繰り入れられた物品を搬送する構成とし、物品送出し装置100において物品を繰り出す際に、搬送を同期させる構成としたが、処理手段6において、物品が搬送されることは必須の構成要件ではない。
さらには、本発明の物品送出し装置100および包装充填機構200における処理装置6は充填機101に限らず、施蓋機(巻締めキャッパー、中栓の打栓機など)、シール機、シュリンク機、物品の受け渡し・合流・振り分けを目的としたマテリアルハンドリング機器などであってもよい。
1 移送手段
2 検出手段
2a 透光部材
2b 受光部材
3 受渡手段
4 制御手段
6 処理手段
11 フレーム
12 支持筒
13a 第一軸
13b 第二軸
13c 第三軸
13d 第四軸
14 伝達部材
15 回転手段
16 昇降手段
17 シリンダ
18 昇降用アクチュエータ
20 係止部
21 把持部材
22 円筒カム
23 カムギア
100 物品送出し装置
101 (ロータリー式)充填機
102 作動手段
103 回転体
104 充填ノズル
200 充填包装機構
B ボトル容器
X 受取位置
Y 送出位置

Claims (3)

  1. 物品を搬送経路上の受取位置へ1つずつ搬送する移送手段と、
    前記移送手段により搬送経路を搬送される物品の位置および/または速度並びに物品の不具合の有無を検出する検出手段と、
    同心軸上へ個別に回転自在に支承され、前記受取位置から前記物品を受け取り、後続の処理手段の送出位置へ渡す複数の把持部材、各把持部材に配設されて該把持部材を個別に回転させる回転手段および個別に昇降させる昇降手段を有する受渡し手段と、
    少なくとも前記検出手段、前記受渡し手段および前記処理手段に連係され、前記検出手段による検出信号に基づいて、前記移送手段上の検出した物品と同調・追従しながら該検出した物品を前記受取位置において前記把持部材により受け取り、
    該検出した物品の不具合の有無により予め設定入力された前記受取位置からの回転量並びに昇降量に基づいて、前記回転手段および昇降手段の駆動を制御して、該検出した物品を前記受渡手段の把持部材の回転軌跡上に順に位置させて配設された複数の処理手段のうちの該物品の不具合の有無に応じた何れかの送出位置へ渡す制御手段と、
    を備えることを特徴とする物品送出し装置。
  2. 前記処理手段は、前記送出位置において繰り入れられた物品を作動手段の駆動により搬送する物品搬送部材を有し、
    前記制御手段は、前記物品搬送部材の作動手段に連係されており、前記作動手段の駆動に同調しながら該検出した物品を前記送出位置へ送出すように、該検出した物品を把持した前記把持部材の回転手段および昇降手段の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の物品送出し装置。
  3. 前記物品としてのボトル容器を受け取り、後続の処理手段へ送出す請求項1または請求項2に記載の物品送出し装置を有し、前記処理手段として、前記ボトル容器に充填物を注入する充填機または前記ボトル容器にキャップを施す施蓋機を備えることを特徴とする充填包装機構。
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