JP6774835B2 - モールドベース、モールドベース装置及び樹脂モールド装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に設けられた型開閉機構に設けられたラックピニオン機構は、上金型と下金型が同時に型締めするための専用のプレス機構であり、ラックピニオン機構が中間プレートに軸支され、ピニオンを挟んでポストとスライドプレートにあるラックで挟むことで、スライドプレートを移動量2だけ上昇することにより中間プレートが移動量1だけ動くようになっている。
即ち、モールドベースにおいては、固定プラテンと可動プラテンがタイバーにより連結された型締め空間を有するプレス機構に着脱可能に搭載されるモールドベースであって、前記固定プラテンに積層配置された第一ベースプレートと前記可動プラテンに積層配置された第二ベースプレートと、前記第一ベースプレートと前記第二ベースプレートとの間に中間ベースプレートを有し、前記第一ベースプレートに固定された複数の第一ガイドポストが前記中間ベースプレートを貫通して延設され前記第二ベースプレートに固定された第二ガイドポストが前記第一ガイドポストと近接して前記中間ベースプレートを貫通して互いに平行に延設されてベースプレート間に上下一対の空間部が形成され、各ベースプレートの対向面にモールド金型が各々支持される積層金型用ベースプレートを備え、前記中間ベースプレートに対して前記第一ベースプレート及び前記第二ベースプレートを相対的に等距離で接離動させる差動機構が組み付けられていることを特徴とする。
これにより、第一ベースプレートと中間ベースプレート、中間ベースプレートと第二ベースプレートとを相対的に等距離で接離動させて、積層配置された一対のモールド金型の型開閉動作を簡易な構成で同時に行なうことができる。
これにより、プレス機構の型締め空間に複数のモールド金型を備えたモールドベース装置をセットする前に、当該モールドベース装置をトライプレス(プレス試験機)に載せられるため、事前に積層金型用ベースプレート及びモールド金型の調整(移動量や平行度等の調整)が容易に行える。
これにより、可動プラテンを昇降させることで各ベースプレートの対向面に支持され省スペースに積層配置された第一モールド金型及び第二モールド金型を簡易な構成で同時に型開閉動作を行うことができる。
また、モールドベースに複数のモールド金型を挿抜可能に設けられた組立性の良いモールドベース装置を提供することができる。
また、モールドベース装置は、既存のプレス機構の型締め空間に挿抜可能に搭載することができるため、安価な設備投資でモールド製品の生産性を向上させることができる。
更に、樹脂モールド装置に複数のモールド金型をセットする前にモールドベース装置ごとトライプレスに載せられるため、事前に複数のモールドベース及び複数のモールド金型の金型調整が容易であり、樹脂モールド装置の組立時間を短縮することができる。
図1を参照すると矩形状の上固定プラテン1と矩形状の下固定プラテン2が四隅に設けられたタイバー3によって各々連結されている。タイバー3には可動プラテン4が昇降可能に連繋して設けられている。可動プラテン4は、型開閉機構5によって、タイバー3にガイドされながら昇降するようになっている。上固定プラテン1と下固定プラテン2との間には、可動プラテン4に仕切られた一対の型締め空間が形成されている。型開閉機構5は、駆動源であるサーボモータ5aによりねじ軸5bを正逆回転駆動するようになっている。このねじ軸にねじ嵌合するナット部(図示せず)を介して可動プラテン4が昇降するようになっている。
尚、ピニオンブロック15には、ピニオンギヤ13cを各々回転駆動するサーボモータが設けられていてもよい。この場合、各サーボモータにより第一ベースプレート8と第二ベースプレート10の間隔を微調整することができ、より平行度を出すことができる。
次に、モールドベース装置21に備えた差動機構13の他の構成について図8乃至図12を参照して説明する。なお、積層金型用ベースプレート22を構成する第一ベースプレート8と第二ベースプレート10を相対的に等距離で接離動させるためであれば良いので、差動機構13は図8に示すようにタイバー3間の積層金型用ベースプレート22の側面であれば、どこに存在しても良い。
図10にモールドベース装置21に備えた差動機構13の他例にかかる模式図を示す。第二ベースプレート10にはねじ軸23が回転可能に立設されている。ねじ軸23は、中間ベースプレート7とナット部7aを介してねじ嵌合し、第一ベースプレート8とナット部8aを介して各々ねじ嵌合している。ナット部7aは中間ベースプレート7に、ナット部8aは第一ベースプレート8に各々固定されている。ねじ軸23は第一モールド金型6(第一上型6a及び第一下型6b)とねじ嵌合する部分の山ピッチと、第二モールド金型9(第二上型9a及び第二下型9b)とねじ嵌合する部分の山ピッチが1対2で形成されており、ねじ軸23が1回転することにより、移動量が2対1となるように構成されている。
図11にモールドベース装置21に備えた差動機構13の他例にかかる模式図を示す。本実施例も図11には特に記載していないが、実施例1と同様に第一ベースプレート8には第一ガイドポスト11が、第二ベースプレート10には第二ガイドポスト12が各々立設されている(図8参照)。差動機構13は、第一ベースプレート8と中間ベースプレート7との間に第一中間移動プレート17が平行に設けられている。第一ベースプレート8と第一中間移動プレート17との間及び第一中間移動プレート17と中間ベースプレート7との間は、複数の平行リンク19で連結されている。また、中間ベースプレート7と第二ベースプレート10との間に第二中間移動プレート18が平行に設けられている。中間ベースプレート7と第二中間移動プレート18との間及び第二中間移動プレート18と第二べースプレート10との間は複数の平行リンク20で連結されている。
上述した実施例は、第一モールド金型6及び第二モールド金型9がともに下型キャビティが形成される圧縮成形用の金型を用いた場合について説明したが、上段及び下段共に上型キャビティが形成される金型であってもよい。
また、上段の金型と下段の金型とで、上型キャビティが形成される圧縮成形用の金型と下型キャビティが形成される圧縮成形用の金型を別に有していてもよい。また、上段の金型と下段の金型は共にトランスファ成形用の金型であってもよいし、トランスファ成形用の金型と圧縮成形用の金型であってもよい。
例えば、モールドベースに用いられるベースプレートを3枚より多く例えば4枚以上設けることで3以上に形成される空間部にモールド金型を3層以上で積層配置する構成としてもよい。
Claims (7)
- 固定プラテンと可動プラテンがタイバーにより連結された型締め空間を有するプレス機構に着脱可能に搭載されるモールドベースであって、
前記固定プラテンに積層配置された第一ベースプレートと前記可動プラテンに積層配置された第二ベースプレートと、前記第一ベースプレートと前記第二ベースプレートとの間に中間ベースプレートを有し、前記第一ベースプレートに固定された複数の第一ガイドポストが前記中間ベースプレートを貫通して延設され前記第二ベースプレートに固定された第二ガイドポストが前記第一ガイドポストと近接して前記中間ベースプレートを貫通して互いに平行に延設されてベースプレート間に上下一対の空間部が形成され、各ベースプレートの対向面にモールド金型が各々支持される積層金型用ベースプレートを備え、前記中間ベースプレートに対して前記第一ベースプレート及び前記第二ベースプレートを相対的に等距離で接離動させる差動機構が組み付けられていることを特徴とするモールドベース。 - 前記差動機構は、第一ベースプレートに設けられた第一ラック部と第二ベースプレートに設けられた第二ラック部とが、前記第一ベースプレートと第二ベースプレートとの間に設けられた中間ベースプレートに回転可能に支持されたピニオンギヤと各々噛み合っているラックピニオン機構を備えている請求項1記載のモールドベース。
- 固定プラテンと可動プラテンがタイバーにより連結された型締め空間を有するプレス機構に請求項1又は請求項2のいずれか1項記載のモールドベースが着脱可能に搭載され、積層配置された複数のベースプレートの対向面にモールド金型が各々挿抜可能に設けられていることを特徴とするモールドベース装置。
- 一方の固定プラテンに支持された第一ベースプレートと、前記一方の固定プラテンと前記可動プラテンとの間に設けられた中間ベースプレートとで各々金型が支持されてなる第一モールド金型と、
前記中間ベースプレートと前記可動プラテンに支持された第二ベースプレートとで各々金型が支持されてなる第二モールド金型と、を具備し、
前記差動機構は、前記可動プラテンの昇降動作に連動して前記中間ベースプレートに対して前記第一ベースプレートと前記第二ベースプレートを相対的に等距離で接離動させる請求項3記載のモールドベース装置。 - 前記ベースプレートに支持される金型が圧縮成型用金型を含む請求項3又は請求項4記載のモールドベース装置。
- 一方の固定プラテンと他方の固定プラテンとが可動プラテンを介してタイバーにより連結されて一対の型締め空間を有し、前記他方の固定プラテンに前記可動プラテンを昇降させる型開閉機構を具備したプレス機構に、前記一方の固定プラテンと前記可動プラテンとの間の型締め空間に請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のモールドベース装置が挿抜可能に組み付けられ、前記型開閉機構によって前記可動プラテンを昇降させることで積層配置された複数のモールド金型の開閉動作が同期を取って行われることを特徴とする樹脂モールド装置。
- 前記一方の固定プラテンに支持された第一ベースプレートと、前記一方の固定プラテンと前記可動プラテンとの間に設けられた中間ベースプレートとの対向面に各々金型が支持されてなる第一モールド金型と、
前記中間ベースプレートと前記可動プラテンに支持された第二ベースプレートとの対向面に各々金型が支持されてなる第二モールド金型と、
前記他方の固定プラテンに支持され、前記可動プラテンを昇降させることで積層配置された前記第一モールド金型及び前記第二モールド金型の開閉動作を行なう型開閉機構と、を具備し、
前記差動機構は、前記可動プラテンの昇降動作に連動して前記中間ベースプレートに対して前記第一ベースプレートと前記第二ベースプレートを相対的に等距離で接離動させる請求項6記載の樹脂モールド装置。
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