JP6774043B2 - 無線ネットワークにおいて受信ビーム形成を用いるコンテンションベースのランダムアクセス - Google Patents

無線ネットワークにおいて受信ビーム形成を用いるコンテンションベースのランダムアクセス Download PDF

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Description

〔関連出願の相互参照〕
[0001] 本出願は、2017年1月13日に出願された米国仮特許出願第62/445,786号に対する優先権及びその利益を主張するものであり、この仮特許出願はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。
〔連邦政府が支援する研究又は開発に関する記述〕
[0002] 適用なし
〔コンピュータプログラムによる添付物の引用による組み入れ〕
[0003] 適用なし
〔著作権保護を受ける資料の通知〕
[0004] 本特許文書中の資料の一部は、米国及びその他の国の著作権法の下で著作権保護を受けることができる。著作権の権利所有者は、米国特許商標庁の一般公開ファイル又は記録内に表されるとおりに第三者が特許文献又は特許開示を複製することには異議を唱えないが、それ以外は全ての著作権を留保する。著作権所有者は、限定するわけではないが、米国特許法施行規則§1.14に従う権利を含め、本特許文献を秘密裏に保持しておくあらゆる権利を本明細書によって放棄するものではない。
[0006] 本開示の技術は、一般に、局間の指向性無線通信に関し、具体的には、STAとAPとの間のスロット通信において、スケジュールされた受信機ビーム形成を利用することに関する。
[0008] ミリメートル波長(mm波又はmmW)無線ネットワークは、その関連するリンクバジェットが乏しいにもかかわらず、ますます重要になってきている。しかし、多数のアンテナは、数ミリメートル程度の波長を有するので、mm波無線に実装することができる。これらのアンテナシステムは、いわゆるビーム形成において、指向性を高くすることができる。ビーム形成通信は、より多くのアンテナを利用して、送信を所望の無線方向に向けて、リンクバジェットの制限を克服しようとしている。
[0009] 図1A及び図1Bは、指向性アンテナ及び低指向性アンテナ又は無指向性アンテナの例を示す。図1Aに、mmW送信及び/又は受信ビーム形成(BF)のために形成することができる方向、ビームのセット例が見られる。図中、各ビームは、図1Bに見られる(擬似)オムニアンテナのための受信信号電力に対して、数十dBのゲインを与えることができる。この例では、擬似全方向性アンテナが見られ、これは、基本的に2つの一般的な方向を有するが、ビーム形状が、異なるアンテナで、著しく異なる。相違点は、図1Aの指向性アンテナは、スプリアス送信を低減しつつ、ゲインを所定の方向に増加させることである。
[0010] ビーム形成(BF)トレーニングは、BFトレーニングフレーム送信の双方向シーケンスであり、これは、セクタスイープを用い、必要なシグナリングを行って、ネットワークの各局(STA)が、送信及び受信の両方に対して適切なアンテナシステム設定を決定することができるようにする。IEEE802.11ad標準(以下、802.11adと呼ぶ)では、セクタレベルスイープ(SLS)は、必須の段階である。SLSの間に、1対のSTAが、異なるアンテナセクタにわたって、一連のセクタスイープ(SSW)フレームを交換して、最も高い信号品質を提供するものを見つける。最初に送信する局をイニシエータと呼び、2番目の局を応答機と呼ぶ。
[0011] 送信セクタスイープ(TXSS)の間に、SSWフレームが、異なるセクタで送信され、一方、ペアリングノード(応答機)は、擬似全方向性パターンで受信する。応答機は、最良のSNRを提供したイニシエータからアンテナアレイセクタを決定する。
[0012] 図2は、応答機STAによって受信するためのイニシエータSTAによる指向性送信を示す。応答機は、それ自身に向けられる送信セクタが、図2の上部に強調表示で示されているものであることを判定する。
[0013] 図3は、通常のシナリオにおけるBFトレーニング及びCBAPチャネルアクセスを示す802.11adにおけるアクセス期間を示す。図中、ビーコン送信間隔(BTI)及び関連付けビーム形成トレーニング期間(A−BFT)を含むビーコンヘッダ間隔(BHI)が見られる。BTI及びA−BFT間隔の間に、セクタレベルスイープが見られ、イニシエータTXSSと複数の応答機との間で、通信が行われている。BHIに続いて、コンテンションベースのアクセス期間(CBAP)を含むデータ伝送間隔(DTI)が示されている。DTIは、CBAP以外のチャネル時間を含むことができる。以下、例示の簡潔のために、限定するものではないが、DTIは、単一のCBAPを含むと仮定する。
[0014] アクセスポイント(AP)は、どのSTAが任意の時間に送信するのか分からないので、擬似オムニ受信のままである。CBAPに、CSMAベースのアクセスの2つの一般的な実施形態を利用することができる。(1)第1の実施形態では、RTS/CTSがなく、STAは、チャネル検出及びランダムバックオフにより、アクセスしようと競合する。STAが、アクセスを獲得したTXOPの始めに、更なるBFトレーニングを要求しない限り、APは、擬似オムニ送信のままである。複数のSTAがフレームをAPに送信しようとするとき、STAのデータフレームはAPで衝突する可能性があることが分かるであろう。通信プロトコルが、衝突の可能性を低減するための追加の手段を実装する場合は、好ましい。(2)第2の実施形態では、RTS/指向性CTSが行われ、STAは、RTS/CTS手順により、チャネルアクセスしようと競合する。RTSフレームは、APで衝突する可能性がある。RTS/CTS交換の後、APは、更なるBFトレーニング改善を行い、指向性モードで受信することができる。
[0015] 図4は、mmWアクセスの別の形式を示し、これは、802.11adにおいてサービス期間(SP)を用いるスケジュールされたアクセスである。チャネル時間の所有権は、APによって、単一のSTAに許可されて、これはAPと通信する。更に、APは、チャネル時間を2つの局に与えることができ、これらは、STA1がSTA3と通信しているSP3に見られるように、P2Pモードで互いに通信する。SP割り当ては、DTIの前に通信される。図は、BTI及びA−BFTを含むBHIと、これに続いて、複数のSPを含むDTIとを示す。間隔図のブロックの下に、SP1中のAPとSTA1との通信、SP2中のAPとSTA2との通信、SP3中のSTA1とSTA3との通信、及びSP4中のAPとSTA3との通信のアイコン図を示す。単一のSTAのみが、任意の時間スロットにチャネルにアクセスすることを許され、専用のスケジューリングメッセージが、APと局との間で交換されている。
[0016] しかしながら、上記の手法の場合、リンクバジェット及びMAC効率は、依然として制限される。
[0017] したがって、無線通信ネットワーク内の向上したアクセス機構が必要である。本開示は、その必要を満たし、従来技術よりも更なる利益を提供する。
[0018] 無線ネットワークに用いられる受信ビーム形成を利用し、特に、ミリメートル波(mmW)ネットワークで用いるのによく適しているコンテンションベースのランダムアクセス機構を説明する。本開示は、局がチャネルアクセスしようと競合することができるスロットを有するスロットランダムアクセス機構を利用する。受信機(Rx)ビーム形成(BF)のためのスケジュールされた時間内への送信セクタ及び受信セクタのマッピングを行い、このマッピングは、アクセスポイント(AP)によって用いられて、フレームの間に全ての受信セクタを走査する。局のみが、APからの最良BFセクタのマッピングに対応するスロットにおいて、チャネルにアクセスしようとする。
[0019] 本開示は、APでの通信衝突を低減しつつ、リンクバジェット及びMAC効率の両方の向上を含むいくつかの利益を提供する。BFトレーニングをデータ伝送間隔(DTI)内に延長する必要も低減する。更に、APからSTAへの明示スケジューリング情報の交換のためのオーバヘッドが低減される。
[0020] 本開示では、いくつかの用語が使用され、その意味は、一般に、下記の通りである。
[0021] A−BFT:関連付けビーム形成トレーニング期間;ネットワークに加わる新しい局(STA)の関連付け及びBFトレーニングに用いられる、ビーコンで知らされる期間。
[0022] AP:アクセスポイント;1つの局(STA)を含み、関連するSTAのための無線媒体(WM)を介して、分配サービスへのアクセスを行うエンティティ。
[0023] ビーム形成(BF):全方向性アンテナパターン又は擬似オムニアンテナパターンを用いない指向性送信。送信機でビーム形成を用いて、意図された受信機で、受信信号電力又は信号対雑音比(SNR)を向上させる。
[0024] BSS:基本サービスセット;ネットワーク内のAPとうまく同期した局(STA)のセット。
[0025] BSSID:基本サービスセット識別。
[0026] BHI:ビーコン送信間隔(BTI)及び関連付けビーム形成トレーニング期間(A−BFT)を含むビーコンヘッダ間隔。
[0027] BTI:ビーコン送信間隔;連続するビーコン送信の間の間隔。
[0028] CBAP:コンテンションベースのアクセス期間;コンテンションベースのエンハンスト分散チャネルアクセス(EDCA)が用いられる指向性マルチギガビット(DMG)BSSのデータ伝送間隔(DTI)内の期間。
[0029] DTI:データ伝送間隔;全BFトレーニングが許可され、この後に実際のデータ伝送が続く期間。これは、1つ又はそれ以上のサービス期間(SP)及びコンテンションベースのアクセス期間(CBAP)を含むことができる。
[0030] MACアドレス:媒体アクセス制御(MAC)アドレス。
[0031] 全方向性:送信の無指向性アンテナモード
[0032] 擬似全方向性:最も広いビーム幅が得られる指向性マルチギガビット(DMG)アンテナ動作モード。
[0033] 受信セクタスイープ(RXSS):異なるセクタを介するセクタスイープ(SSW)フレームの受信であり、スイープは、連続する受信の間に行われる。
[0034] RXBF:受信機ビーム形成。
[0035] SLS:セクタレベルスイープ段階;4つの構成要素と同数を含むことができるBFトレーニング段階:イニシエータをトレーニングするためのイニシエータセクタスイープ(ISS)、応答機リンクをトレーニングするための応答機セクタスイープ(RSS)、SSWフィードバック及びSSWACKを用いることなど。
[0036] SNR:受信信号対雑音比(単位:dB)
[0037] SP:サービス期間;アクセスポイント(AP)によってスケジュールされるSP。スケジュールされたSPは、一定の時間間隔で開始する。
[0038] STA:局;無線媒体(WM)に対する媒体アクセス制御(MAC)及び物理層(PHY)インタフェースの単独でアドレス指定可能なインスタンスである論理エンティティ。
[0039] スイープ:短いビーム形成フレーム間空間(SBIFS)間隔によって分離される送信のシーケンスであり、送信機又は受信機のアンテナ構成が送信間に変化する。
[0040] SSW:セクタスイープ;送信が、異なるセクタ(方向)及び受信信号、強度等について収集された情報で行われる動作である。
[0041] 送信セクタスイープ(TXSS):異なるセクタを介する複数のセクタスイープ(SSW)又は指向性マルチギガビット(DMG)ビーコンフレームの送信であり、スイープは、連続する送信の間に行われる。
[0042] 本明細書の以下の部分では、本明細書で説明する技術のさらなる態様を示すが、この詳細な説明は、本技術の好ましい実施形態に制限を課すことなく完全に開示することを目的とする。
[0043] 本明細書で説明する技術は、例示のみを目的とする以下の図面を参照することによってさらに完全に理解されるであろう。
擬似全方向性パターンと比較される指向性ビームパターンを示すアンテナパターンマップを示す図である。 擬似全方向性パターンと比較される指向性ビームパターンを示すアンテナパターンマップを示す図である。 応答機STAが擬似オムニパターンに従って受信するために、指向性送信を利用するイニシエータ局(STA)からのアンテナビームパターンを示す図である。 802.11adに利用されるコンテンションベースのアクセス期間(CBAP)を有するアクセス期間を示す通信期間図である。 802.11adに実装されるスケジュールされたアクセスを示す通信期間図である。 本開示の一実施形態により利用されるAPと2つの局との間のフレーム交換を示す通信期間図である。 本開示の一実施形態により利用されるAPと2つの局との間のフレーム交換を示す通信期間図である。 本開示の一実施形態による、APで行われるスケジュールされたRXBFのフロー図である。 本開示の一実施形態による、STAで行われるスケジュールされたRXBFのフロー図である。 本開示の一実施形態により利用されるアンテナセクタ図及び関連する通信期間図である。 本開示の一実施形態により利用されるアンテナセクタ図及び関連する通信期間図である。 本開示の一実施形態により利用されるAP、STA1及びSTA2の間のフレーム交換を行うBHIにおけるフレーム送信を示す通信期間図である。 本開示の一実施形態により利用される、APがそのRXBF動作モードを変更するビーコン送信を示す通信期間図である。 本開示の一実施形態により利用されるビーコンフレームフォーマットのデータフィールド図である。 本開示の一実施形態により利用される受信機BF制御フィールドフォーマットのデータフィールド図である。 本開示の一実施形態により利用されるスケジュール要素コンテンツのデータフィールド図である。
1.RXBFを用いるスロットコンテンションの導入説明
[0058] 開示される通信プロトコルは、APを、データ伝送間隔(DTI)の間に受信機(RX)ビーム形成(BF)で動作させるように構成される。APは、DTI内のそのコンテンションベースのアクセス期間(CBAP)をコンテンションスロットに分割し、ビーム形成によって指向性受信を用いて、各スロットで新しいアンテナセクタ方向から受信するようになっている。少なくとも1つの実施形態では、APのRXBFは、DTI内のCBAPの間の全ての受信方向をカバーする。DTIのスロットにわたるRXBFの正しいパターンは、BFトレーニング情報のマッピングにより決定される。ネットワーク上の局(STA)のみが、例えば、DTIにおいて送信されるフレーム、すなわち、ビーコンフレーム内の1ビット信号(RXBFフラグサブフィールド)を利用して、RXBFマッピングが適用されるか否かを知る必要があり、APからの最良セクタ方向に基づいて、どの送信時間スロットを用いるかを決定することができる。
2.コンテンションベースのRxBFの実施
[0060] 図5A及び図5Bは、BHIにおけるフレーム送信の例を示す。図5Aに、AP、STA1及びSTA2の間のフレーム交換例が見られる。この図では、BHI11の後にDTI15が続くのが見られる。BHI11は、BTI12及びA−BFT14に分割され、その下に、セクタレベルスイープフレーム及びセクタレベルスイープフィードバックフレーム16が見られる。APは、SSWフレームをビーコンフレームとして送信し(20)、STA1は、SSWフレームのセットを送信し(22)、STA2もフレームを送信している(24)のが見られ、APがフィードバックフレームを送信している(26)のが見られる。このように、STAは、ビーム形成されたビーコン信号を受信し、このビーコン信号は、BHIにおいてセクタスイープで送信されることが、図に見られる。STAは、各信号の信号品質を比較し、どのセクタが自局にとって最良であるかを判定する。STAは、A−BFTにおいてSSWフレーム送信で返信して、APに、どのセクタがそのAPにとって最良であるかを判定させ、STAは、AP方向のSTAの最良セクタを含むAPからSSWフィードバックを受信する。
[0061] 図5Bは、図5Aに示したようなBTI12、A−BFT14を示すビーコンヘッダ間隔(BHI)の実施形態例10を示し、セクタレベルスイープ及びフィードバックは、BHIの間に行われる。各STA及びAPは、このセクタレベルスイープにより、ボックス18に挙げられる情報を取得する。各STAは、それが送信を受信するAPセクタの数、APからのセクタのうち最良のもの、及びSTAからAPへの最良セクタを決定する。APは、異なるSTAからAPに向かう最良セクタを決定する。
[0062] ビーコンヘッダ間隔の間に行われるBFトレーニングの後、AP及び異なるSTAは、BF最良セクタ及びAPのアンテナ能力についての情報を取得する。次に、この情報を利用して、(a)DTIにおいてスケジュールされたRXBF内にマッピングを行い、(2)STAによって(DTI内のそれらの期間の間に)チャネルアクセスを試みる。STAがフレームをAPに送信しようとするとき、STAは、APが、最良のSNRを与えるビームを有するRXBFを実行している期間を選ぶ。この開示される解決法は、各スロットで、どのSTAがチャネルにアクセスするかについての明示的なシグナリングが必要ないので、オーバヘッドが著しく低減されることを理解されたい。
2.1.APでのスケジュールされたRxBF
[0064] APのプログラミングは、以下のステップに従ってRXBFを用いてスロットコンテンションを実行するように構成される。(1)APは、コンテンションベースの時間を、APにおけるセクタの数で分割して、各スロット間隔Tsを得る。本開示の全ての実施形態は、アンテナ方向性のいずれの粒度(量子)もサポートすることができ、一方、図1Aに見られるようなビームパターンを例示として示すが、これに限定されるものではないことを理解されたい。更に、これらの方向は、複数のアンテナに結合される単一の通信回線を用いることから、又は例えば各所望の方向軸にアンテナアレイを有する複数のアンテナに各々結合される複数の通信回線から生じることができることが理解されるであろう。(2)全てのSTAに向いている最良セクタの数は、STAから受信されるフィードバックから得られ、記録される。フィードバックは、STAによってA−BFTに送信されるSSWフレーム内で受信される。しかしながら、1つのアンテナセクタが、多くの(多すぎる)STAに向いている最良セクタである場合、システムは、従来のCBAPの使用にフォールバックすることができ、これは、RXBFフラグをその状態に設定することによって示される。それ以外の場合では、RXBFフラグは、RXBFを用いるスロットコンテンションアクセスを示すように設定され、その後、RXBFが利用される。
[0065] 本開示の実施形態は、最良セクタに加えて、他の利用できるアンテナ方向を記録し、これらを、特定の状況で、例えば、STA通信を同じスロットではなく異なるスロットにわたるように分離するのを助けるために用いるように、実施することもできることに留意されたい。
[0066] APでのスケジュールされたRxBFは、一般に、下記の通り表すことができる。
Figure 0006774043
[0069] (3)APは、前のステップから得られる値に基づいてBHIにおいて送信されるビーコンフレームにおいてRXBFフラグを送信するように構成される。(4)BHIに続くデータ伝送間隔(DTI)におけるコンテンションベースのアクセス期間(CBAP)の間に、APは、Tsの期間に対して各セクタアンテナパターンに対応するRxBFを適用する。
[0070] 図6は、APで行われるコンテンションベースのRxBFの実施形態例30を示す。処理が開始し(32)、DTIの時間を、APとネットワーク内のSTAの1つとの間で通信するための最良セクタであるアンテナセクタの数で分割する(34)ことによって、スロットの数を決定して、時間スロットの長さに達する。少なくとも、APから各STAへの最良セクタが記録される(36)。最良セクタの数が、選択された閾値よりも大きいか(例えば、STAが、コンテンションベースのRXBFの使用を保証するのに十分な最良セクタがあるか)どうかを判定するため、チェックが行われる(38)。例えば、全てのSTAがAPから単一の最良セクタ方向にあった場合、又は、そうでなければ、RXBFの実行を保証する最良セクタ方向が少なすぎる場合、プログラミングは、処理を終了する(46)前に、任意の所望の従来のコンテンションスキームの実行にデフォルト設定する(40)(スロットRXBFフラグは、BHIにおいてクリアである)ように構成される。十分な数の最良セクタ方向が識別される場合、ブロック42に達し、スロットRXBFフラグを設定する。次に、ブロック44で、DTIの間に、識別された時間スロットの各々に対して、受信機ビーム形成を用いることによって、AP通信が行われる。全ての時間スロットがこのように処理された後、通信フレーム及び処理が終了する(46)。
[0071] 例示及び実施の簡潔のために、各スロットは、同じ時間長であると考える。しかしながら、本開示の実施形態では、時間スロットが、単にDTI時間を最良セクタの数で分割すること以外の何かを用いることにより、異なる長さを有することができることが考えられる。例えば、CBAPを局の数で分割して、長さを求めることができ、共通のアンテナ方向を共有するSTAは、その求められた長さの倍数である長さを有する時間スロットを受信し、これにより、より多くの時間をSTAに与えて、その延長された時間スロット内にコンテンションの問題を処理するようになっている。上記を例示として示すが、これに限定されるものではない。というのも、本発明は、様々な機構を用いて、APとSTAとの間にスケジュールされたようにスロットを割り当てることができるからである。
2.2.STAでのスケジュールされたRxBF
[0073] 各局(STA)は、以下のステップに従って、APのスケジュールされたコンテンションベースのRXBFを利用して通信するように構成される。(1)コンテンションベースの時間を、APにおけるセクタの数で分割して、各スロット間隔Tsを得る。図9及び図10に関して後述するように、APにおけるセクタの数は、APによって送信されるビーコンフレームに含まれるBF制御フィールド内のBFスロットサブフィールドを介して、STAにシグナリングされる。(2)APからの最良セクタを記録する。(3)セクタ数を、対応するスロット数にマップする。上記のステップ(1)〜(3)は、APで実行される同じ処理において求められるのと同じ結果をもたらし、AP及びSTAは、スロット割り当ての使い方の点で一致する(同等である)。(4)入力フレームのヘッダ(BHI)を受信して処理する。RXBFスロットスケジューリングは、チャネルアクセスフラグ(例えば、ビット)で示される場合、実行され、それ以外の場合では、実行は、APによって利用されるものと一致する何らかの形式の従来のコンテンションアクセスの使用にフォールバックする。開示されるRXBFスロットスケジューリングを用いる場合、STAは、BFトレーニングの結果に応じて、APに向かって送信機ビーム形成(TXBF)を適用し、ステップ(3)のセクタとスロットとのマッピングに基づいて、APに送信しようとして、その後に、コンテンションランダムアクセスルールを、チャネル検出及びランダムバックオフ値の使用に適用する。これは、下記の通り表すことができる。
Figure 0006774043
[0080] 図7は、STAでのスケジュールされたRxBFの実施形態例50を示す。処理が開始し(52)、DTIの時間を、APとネットワーク内のSTAの1つとの間で通信するための最良セクタであるアンテナセクタの数で分割する(54)ことによって、スロットの数を決定して、時間スロットの長さに達する。少なくとも、APから各STAへの最良セクタが記録される(56)。次に、STAは、アンテナセクタ数を時間スロットにマップし、自局に対して、そのSTAについてAPで決定されたのと同じ決定に達する。ヘッダ情報が、受信され(60)、スケジュールされたRXBFが選択されているかチェックする(62)。フラグが設定されていない場合、プログラミングは、実行を、APで利用されるのと同じ従来のコンテンションスキームにデフォルト設定し(64)、DTIの後、処理を終了する(68)。そうでなければ、スロットRXBFが選択されている場合、STAは、決定されたスロットの間にTXBFを用いて、終了する(68)前にAPと通信する。
3.スロットコンテンションRXBFの利用の例
[0082] 図8Aは、APから異なるSTA又はSTAのグループへのアンテナセクタ72a、72b、72c及び72dを示す実施形態例70を示す。この例では、セクタの数は4つであるが、本開示は、複数のセクタ(例えば、2つ以上)が識別される限り、任意の数のセクタ(任意の所望の閾値)で実行することができ、それ以外の場合では、従来のコンテンションを用いる動作にデフォルト設定することが好ましい。この例では、これらのセクタの4つが決定されるので、Tdataの長さを有するDTIは、4つのTs期間に分割される。したがって、Ts=Tdata /#sectorsであり、これは、この例では、Ts=Tdata /4である。上記の例は、表1に見られ、表1は、APセクタと時間スロット及び局とのマッピングを示し、これらの局は、各スロットでチャネルアクセスしようと競合する(例えば、STA2及びSTA3)。
表1
APセクタと時間スロットとのマッピング例
Figure 0006774043
[0083] 図8Bは、BFトレーニングからの情報を利用して、スケジュールされたRxBF及び選択的なコンテンションを用いてスロットチャネルアクセスを実行する通信期間92の実施形態例90を示す。ヘッダ間隔は、BTI98及びA−BFT100で示されている。BTI98内において、ビーコンフレーム102が、セクタスイープの形式で送信される。ビーコンフレームは、RXBFが対応するCBAPにおいて処理されるかどうかを示すRXBFフラグサブフィールドを含む。ビーコンフレームは、また、CBAPが何個のスロットに分割されるかを示すBFスロットサブフィールドを含む。長さTdataのデータ間隔(DTI)93は、この例では、4つの間隔104、106、108及び110に分割されているのが示され、各間隔は、長さTs103を有する。図の下部の局マッピング94に、STA1がAPの第1のセクタを最良セクタとして選択したので、STA1(96a)は期間104の間に通信し、STA2及びSTA3がAPの第2のセクタを最良セクタとして選択したので、STA2(96b)及びSTA3(96c)は期間106の間に通信し、STA4がAPの第3のセクタを最良セクタとして選択したので、STA4(96d)は期間108の間に通信し、STA5がAPの第4のセクタを最良セクタとして選択したので、STA5(96e)は期間110の間に通信することが見られる。説明したように、APは、STAから受信される応答に応じて、RXBFフラグの設定を変更することができる。APがRXBFフラグの値を変更した後、APは、A−BFTの最後のスロットを用いて、SSWフレームをSTAに送信して、RXBFフラグの変更を直ちに通知するようにすることができる。
[0084] 図9は、図5Aに示したものを延長する実施形態例130を示す。この図に、APが、RXBFフラグを更新し(132)、これが、フレームにおいて送信される(134)のが見られる。
[0085] 図10は、いくつかのビーコン間隔(BI)152a、152b、152cを示す実施形態例150を示す。APは、APと通信しているSTAの挙動の履歴に基づいて、RXBFフラグの設定を変更することができる。第1のビーコン間隔(BI)152aで、APは、BHI154においてRXBFフラグを1に設定して、RXビーム形成が、DTI156においてCBAPのスロット毎に適用されることを通知する。第2のBI152bで、APは、BHIにおいて1に設定されるRXBFフラグを再び送信した(160)。しかしながら、APは、STAがAPの同じセクタを最良セクタとして選択したことを示すSTAからの新しい応答158を受信した。結果として、DTI期間162の後、APは、従来のコンテンションスキームにスイッチバックすることを決定する。したがって、第3のBI152cで、APは、BHI164において、DTI166の前にビーコンフレームのRXBF制御フィールドのRXBFフラグサブフィールドをクリアすることによって、CBAPにRXBFを適用しないことをSTAに通知する。
4.スロットコンテンションRXBFのためのデータ構造
[0087] 図11は、以下のフィールド及び情報要素を有するビーコンフレームフォーマットの実施形態例170を示す。フレーム制御:802.11仕様に定義されるように、フレームのタイプ等を指定する。持続期間:802.11仕様に定義されるようなBTIの終わりまでの時間を指定する。BSSID:802.11仕様に定義されるようなネットワークのIDである。タイムスタンプ:802.11仕様に定義されるような、フレームの送信機によって維持されるネットワークタイマ値である。SSW:802.11仕様に定義されるようなセクタスイープ情報。スケジュール:802.11仕様に定義されるような、DTIにおいてSTAが媒体にアクセスすることができるタイミング情報を含む。RXBF制御:フレームの送信機がどのようにRXBFを実行するかを指定する。各種情報:802.11仕様に定義されるようなネットワーク属性に関する他の同報通信情報を提供することができる。
[0088] 図12は、以下のフィールドを含むRXBF制御フィールドフォーマットの実施形態例190を示す。RXBFフラグ:スケジュールされたRXBF又は従来のコンテンションを用いるかを示し、この実施形態例では、RXBFがDTIのコンテンション期間に作動されるとき、1に設定される。スケジュールインデックス:RXBFがどのコンテンション期間に作動されるかを指定する。RXBFは、同じスケジュールインデックスがスケジュール要素に割り当てられているCBAPにおいて作動される。BFスロット:コンテンション期間内のBF動作のためのスロットの数を示す(前記の例では、4つのスロット)。
[0089] 図13は、以下のフィールド192を含むスケジュール要素フォーマットの実施形態例190を示す。要素ID:情報要素のタイプを指定する(この情報ブロックはスケジューリングのためのものであることを示す)。長さ:情報要素の長さを指定する。割り当て:チャネル時間スケジュール情報を含む。APは、DTIにおいて複数の割り当てを設定することができることを理解されたい。
[0090] 上記の割り当てフィールドは、以下のサブフィールド194を含む。スケジュールインデックス:この特定の割り当てのインデックスであり、スケジュールインスタンスのIDとして用いられる。割り当てタイプ:これは、スケジュールインスタンスのタイプ、すなわち、(0)コンテンションアクセス、又は(1)非コンテンションアクセス、を指定する。割り当て開始:これは、スケジュールインスタンスが可能になる時間を指定する。割り当て持続期間:このサブフィールドは、スケジュールインスタンスの時間持続期間を指定する。ブロックの数:DTIにおいて、何個のスケジュールブロックが発生するかを指定するサブフィールドである。割り当てブロック期間:このサブフィールドは、スケジュールブロックの間の間隔を指定する。
5.実施形態の一般的な範囲
[0092] 提示される技術で説明される改良は、様々な無線(例えば、mm波)送信機、受信機及びトランシーバ内に容易に実装することができる。また、現代の無線送信機、受信機及びトランシーバは、好ましくは、1つ又はそれ以上のコンピュータプロセッサ装置(例えば、CPU、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、コンピュータ対応ASIC等)と、命令を記憶する関連するメモリ(例えば、RAM、DRAM、NVRAM、FLASH、コンピュータ可読媒体等)とを含むように実装され、これによって、メモリに記憶されるプログラミング(命令)は、プロセッサ上で実行されて、本明細書で説明する様々な処理方法のステップを実行することを理解されたい。
[0093] 当業者は、様々な現代の無線通信装置に関連するステップを実行するためのコンピュータ装置の使用を認識しているので、例示の簡潔のために、コンピュータ装置及びメモリ装置を図示しなかった。提示される技術は、メモリ及びコンピュータ可読媒体について、これらが非一時的である限り、非限定的であるので、一時的な電子信号を構成しない。
[0094] また、これらの計算システムのコンピュータ可読媒体(命令を記憶するメモリ)は、「非一時的」なものであり、これは、あらゆる全ての形式のコンピュータ可読媒体を含み、唯一の例外は一時的な伝播信号であることを理解されたい。したがって、開示される技術は、あらゆる形式のコンピュータ可読媒体を含むことができ、これは、ランダムアクセスのもの(例えば、RAM)、周期的リフレッシュが必要なもの(例えば、DRAM)、経時劣化するもの(例えば、EEPROM、ディスク媒体)、又は短期間だけ及び/又は電源があるときのみデータを記憶するものを含むが、唯一の限定として、「コンピュータ可読媒体」という用語は、一時的な電子信号に適用することができない。
[0095] 本技術の実施形態は、コンピュータプログラム製品としても実装できる、本技術の実施形態による方法及びシステム、及び/又は手順、アルゴリズム、ステップ、動作、数式又はその他の計算表現のフロー図を参照して、本明細書で説明することができる。この点、フロー図の各ブロック又はステップ、及びフロー図のブロック(及び/又はステップ)の組み合わせ、及びあらゆる手順、アルゴリズム、ステップ、動作、式、又は計算表現は、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はコンピュータ可読プログラムコードの形で具体化された1つ又はそれ以上のコンピュータプログラム命令を含むソフトウェアなどの様々な手段によって実装することができる。理解されるように、このようなあらゆるコンピュータプログラム命令は、以下に限定されるわけではないが、汎用コンピュータ又は専用コンピュータ、又は機械を生産するためのその他のプログラマブル処理装置を含む1つ又はそれ以上のコンピュータプロセッサによって実行して、コンピュータプロセッサ又はその他のプログラマブル処理装置上で実行されるコンピュータプログラム命令が、特定される機能を実施するための手段を生み出すようにすることができる。
[0096] したがって、本明細書で説明したフロー図のブロック、及び手順、アルゴリズム、ステップ、動作、式、又は計算表現は、特定の機能を実行するための手段の組み合わせ、特定の機能を実行するためのステップの組み合わせ、及びコンピュータ可読プログラムコード論理手段の形で具体化されるような、特定の機能を実行するためのコンピュータプログラム命令をサポートする。また、本明細書で説明したフロー図の各ブロック、及び手順、アルゴリズム、ステップ、動作、式、又は計算表現、及びこれらの組み合わせは、特定の機能又はステップを実行する専用ハードウェアベースのコンピュータシステム、又は専用ハードウェアとコンピュータ可読プログラムコードの組み合わせによって実装することもできると理解されるであろう。
[0097] 更に、コンピュータ可読プログラムコードなどの形で具体化されるこれらのコンピュータプログラム命令を、コンピュータプロセッサ又はその他のプログラマブル処理装置に特定の態様で機能するように指示することができる1つ又はそれ以上のコンピュータ可読メモリ又はメモリ装置に記憶して、これらのコンピュータ可読メモリ又はメモリ装置に記憶された命令が、(単複の)フロー図の(単複の)ブロック内に指定される機能を実施する命令手段を含む製造の物品を生産するようにすることもできる。コンピュータプログラム命令をコンピュータプロセッサ又はその他のプログラマブル処理装置によって実行し、コンピュータプロセッサ又はその他のプログラマブル処理装置上で一連の動作ステップが実行されるようにしてコンピュータで実施される処理を生成し、コンピュータプロセッサ又はその他のプログラマブル処理装置上で実行される命令が、(単複の)フロー図の(単複の)ブロック、(単複の)手順、(単複の)アルゴリズム、(単複の)ステップ、(単複の)動作、(単複の)式、又は(単複の)計算表現に特定される機能を実施するためのステップを提供するようにすることもできる。
[0098] 更に、本明細書で使用する「プログラミング」又は「実行可能なプログラム」という用語は、本明細書で説明した1つ又はそれ以上の機能を実行するために1つ又はそれ以上のコンピュータプロセッサが実行できる1つ又はそれ以上の命令を意味すると理解されるであろう。命令は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで具体化することができる。命令は、装置の非一時的媒体にローカルに記憶することも、又はサーバなどに遠隔的に記憶することもでき、或いは命令の全部又は一部をローカル又は遠隔的に記憶することもできる。遠隔的に記憶された命令は、1つ又はそれ以上の要因に基づいて、ユーザが開始することによって又は自動的に装置にダウンロード(プッシュ)することができる。
[0099] 更に、本明細書で使用するプロセッサ、ハードウェアプロセッサ、コンピュータプロセッサ、中央処理装置(CPU)及びコンピュータという用語は、命令、並びに入力/出力インタフェース及び/又は周辺装置との通信を実行できる装置を示すために同義的に使用され、プロセッサ、ハードウェアプロセッサ、コンピュータプロセッサ、CPU及びコンピュータという用語は、単一又は複数の装置、単一コア及びマルチコア装置、及びその変形形態を含むことを意図するものであると理解されるであろう。
[00100] 本明細書の説明から、本開示は、限定ではないが以下の内容を含む複数の実施形態を含むと理解されるであろう。
[00101] 1.無線ネットワークにおける通信のための装置であって、前記装置は、(a)各々異なる送信方向を有する複数のアンテナパターンセクタを介して、指向性無線通信を利用して、無線ネットワーク内の他の無線通信局と無線通信するように構成される無線通信回線と、(b)前記無線ネットワーク上で動作するように構成される局内の前記無線通信回線に結合されるプロセッサと、(c)前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的メモリと、を備え、(d)前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、(d)(i)データ伝送間隔(DTI)内のコンテンションアクセス期間を、アクセスポイント(AP)局から前記無線ネットワーク内の各局(STA)へのいくつかのアンテナセクタ方向の決定に基づいて、複数の時間スロットに分割して、各局(STA)には、STA時間スロットが与えられ、前記STA時間スロットは、前記局専用のものであるか、又は1つ又はそれ以上の他の局と共有されるようになっているステップと、(d)(ii)スケジュールされた受信機ビーム形成が利用されることが判定される場合、前記アクセスポイント(AP)によって送信される管理フレーム内の受信機ビーム形成(RXBF)フラグを設定するステップと、(d)(iii)前記アクセスポイント(AP)局で受信機ビーム形成を用いて、各STA時間スロット内に、各アンテナセクタ方向にわたって、データの指向性受信を制御するステップと、を含むステップを実行する、装置。
[00102] 2.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、更に、DTI期間Tdataを、前記アクセスポイント(AP)から前記無線ネットワーク内の前記各局(STA)に決定される最良セクタの数で分割することによって、前記データ伝送間隔(DTI)を複数の時間スロットに分割することを含むステップを実行し、各最良セクタは、STA時間スロットにマップされる、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00103] 3.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、更に、前記アクセスポイント(AP)によって、不十分なSTA時間スロットが存在すると判定される場合、前記アクセスポイント(AP)で従来のコンテンションアクセス機構にデフォルト設定することを含むステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00104] 4.前記データ伝送間隔(DTI)内の前記コンテンションアクセス期間は、コンテンションベースのエンハンスト分散チャネルアクセス(EDCA)が利用される指向性マルチギガビット(DMG)BSSの前記データ伝送間隔(DTI)内の期間中のコンテンションベースのアクセス期間(CBAP)を含む、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00105] 5.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記データ伝送間隔(DTI)内のコンテンションアクセス期間を、ビーム形成(BF)トレーニング情報のマッピングによって、前記DTIの局時間スロットにわたって、RXBFの特定のパターンに、複数の時間スロットに分割するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00106] 6.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含む受信機制御フィールドを含むビーコンフレームを送信することによって、管理フレーム内の受信機ビーム形成(RXBF)フラグを設定するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00107] 7.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含み、また、前記RXBFがどのコンテンション期間に作動されるかを指定するスケジュールインデックスも含む受信機制御フィールドを設定するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00108] 8.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含み、また、前記コンテンション期間内のビーム形成動作のためのいくつかのスロットを示すビーム形成(BF)スロットも含む受信機制御フィールドを設定するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00109] 9.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを、受信機ビーム形成(RXBF)又は従来のコンテンションアクセス方法であるかどうかを示すバイナリビットとして設定するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00110] 10.前記指向性無線通信は、少なくとも1つの通信回線に結合される複数のアンテナからの複数のビーム方向を用いて動作するように構成される、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00111] 11.無線ネットワークにおける通信のための装置であって、前記装置は、(a)各々異なる送信方向を有する複数のアンテナパターンセクタを介して、指向性無線通信を利用して、無線ネットワーク内の他の無線通信局と無線通信するように構成される無線通信回線と、(b)前記無線ネットワーク上で動作するように構成される局内の前記無線通信回線に結合されるプロセッサと、(c)前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的メモリと、を備え、(d)前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、(d)(i)データ伝送間隔(DTI)内のコンテンションアクセス期間を、アクセスポイント(AP)局から前記無線ネットワーク内の各局(STA)へのいくつかのアンテナセクタ方向の決定に基づいて、複数の時間スロットに分割して、各局(STA)が、STA時間スロットを有し、前記STA時間スロットは、前記局専用のものであるか、又は1つ又はそれ以上の他の局と共有されるようになっているステップと、(d)(ii)前記アクセスポイント(AP)局から前記局(STA)で受信される管理フレーム内の受信機ビーム形成(RXBF)フラグを受信するステップと、(d)(iii)受信機ビーム形成(RXBF)を利用して、各アンテナセクタ方向にわたってデータを受信するように構成される前記アクセスポイント(AP)局によって受信するため、前記STA時間スロットの間に、送信機ビーム形成(TXBF)を利用することによって、フレームを前記アクセスポイント(AP)局に送信するステップと、を含むステップを実行する、装置。
[00112] 12.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、更に、DTI期間Tdataを、前記アクセスポイント(AP)から前記無線ネットワーク内の前記各局(STA)に決定される最良セクタの数で分割することによって、前記データ伝送間隔(DTI)を複数の時間スロットに分割することを含むステップを実行し、各最良セクタは、STA時間スロットにマップされる、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00113] 13.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、更に、前記アクセスポイント(AP)から受信される前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグが、従来のコンテンションアクセス機構を実行することを示すように設定されている場合、前記局(STA)で従来のコンテンションアクセス機構にデフォルト設定することを含むステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00114] 14.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含む受信機制御フィールドを含むビーコンフレームを含む、前記アクセスポイント(AP)によって送信される管理フレーム内の受信機ビーム形成(RXBF)フラグを受信するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00115] 15.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記アクセスポイント(AP)によって送信される前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含み、また、前記RXBFが、どのコンテンション期間に、前記アクセスポイント(AP)によって作動されるかを指定するスケジュールインデックスも含む受信機制御フィールドを受信するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00116] 16.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含み、また、前記コンテンション期間内のビーム形成動作のためのいくつかのスロットを示すビーム形成(BF)スロットも含む前記受信機制御フィールドを受信するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00117] 17.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを、前記局によって受信機ビーム形成(RXBF)又は従来のコンテンションアクセス方法を実行するかどうかを示すバイナリビットとして受信するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00118] 18.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記局(STA)が、前記アクセスポイント(AP)から受信される各指向性信号の信号品質を比較し、どのセクタ方向が自局(STA)にとって最良の信号を供給するかを判定し、前記最良の信号のセクタ方向を前記アクセスポイント(AP)に返信するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00119] 19.前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記局(STA)が、前記APが最良の信号対雑音比を提供するRXBFを実行している期間を選択することによって、フレームを前記アクセスポイント(AP)に送信するためのステップを実行する、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00120] 20.前記指向性無線通信は、少なくとも1つの通信回線に結合される複数のアンテナからの複数のビーム方向を用いて動作するように構成される、前出又は以下のいずれかの実施形態に記載の装置。
[00121] 本明細書で使用する単数語「a」、「an」、及び「the」は、文脈によって別途明確に指定しない限り、複数の参照物を含むことができる。単数形による物への言及は、明述しない限り「唯一」を意味するものではなく、「1つ又はそれ以上」を意味するものである。
[00122] 本明細書で使用する「セット(set)」という語は、1つ又はそれ以上の物の集まりを意味する。したがって、例えば、物のセットは、単一の物又は複数の物を含むことができる。
[00123] 本明細書で使用する「実質的に(substantially)」及び「約(about)」という語は、小さな差を説明するために用いられる。これらの語は、出来事又は状況と共に用いられるとき、その出来事又は状況が正確に発生する場合、及びその出来事又は状況が近似的に発生する場合を意味することができる。これらの語は、数値と共に用いられるとき、その数値の±10%以下、例えば、±5%以下、±4%以下、±3%以下、±2%以下、±1%以下、±0.5%以下、±0.1%以下、又は±0.05%以下などの差の範囲を意味することができる。例えば、「実質的に」位置合わせされるとは、±10%以下、例えば、±5%以下、±4%以下、±3%以下、±2%以下、±1%以下、±0.5%以下、±0.1%以下、又は±0.05%以下などの角度差の範囲を意味することができる。
[00124] 更に、本明細書で、量、比、及び他の数値を、範囲の形式で示すことができる場合もある。このような範囲の形式は、便宜及び簡潔のために用いられ、範囲の限界として明示される数値を含むが、あたかも各数値及び部分範囲が明示されているかのようにその範囲に包含される全ての個々の数値又は部分範囲も含むと柔軟に理解されるべきであることを理解されたい。例えば、約1〜約200の範囲の比は、約1及び約200の明示された限界を含むが、約2、約3及び約4などの個々の比、及び約10〜約50、約20〜約100等などの部分範囲も含むと理解されるべきである。
[00125] 本明細書の説明は多くの詳細を含んでいるが、これらは本開示の範囲を限定するものではなく、現在のところ好ましい実施形態の一部を例示するものにすぎないと解釈すべきである。したがって、本開示の範囲は、当業者に明らかになると思われる他の実施形態も完全に含むと理解されたい。
[00126] 当業者には周知の開示した実施形態の要素の構造的及び機能的同等物も、引用によって本明細書に明確に組み入れられ、本特許請求の範囲に含まれることが意図されている。更に、本開示の要素、構成要素又は方法ステップは、これらが特許請求の範囲に明示されているかどうかにかかわらず、一般に公開されることを意図するものではない。本明細書における請求項の要素のどれも、この要素が「のための手段」という語句を使用して明示的に示されていない限り、「手段プラス機能」要素と解釈されないものとする。本明細書における請求項の要素のどれも、この要素が「のためのステップ」という語句を使用して明示的に示されていない限り、「ステッププラス機能」要素と解釈されないものとする。
10 実施形態例
11 BHI
12 BTI
14 A−BFT
15 DTI
16 セクタレベルスイープフレーム、セクタレベルスイープフィードバックフレーム
30 実施形態例
50 実施形態例
70 実施形態例
72a,72b,72c,72d アンテナセクタ
90 実施形態例
92 通信期間
93 データ間隔(DTI)
94 局マッピング
96a STA1
96b STA2
96c STA3
96d STA4
96e STA5
98 BTI
100 A−BFT
102 ビーコンフレーム
104,106,108,110 間隔/期間
130 実施形態例
150 実施形態例
152a,152b,152c ビーコン間隔(BI)
154 BHI
156 DTI
158 応答
162 DTI期間
164 BHI
166 DTI
170 実施形態例
190 実施形態例
192 フィールド
194 サブフィールド

Claims (17)

  1. 無線ネットワークにおける通信のための装置であって、前記装置は、
    (a)各々異なる送信方向を有する複数のアンテナパターンセクタを介して、指向性無線通信を利用して、無線ネットワーク内の他の無線通信局と無線通信するように構成される無線通信回線と、
    (b)前記無線ネットワーク上で動作するように構成される局内の前記無線通信回線に結合されるプロセッサと、
    (c)前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的メモリと、
    を備え、
    (d)前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、
    (i)データ伝送間隔(DTI)内のコンテンションアクセス期間を、アクセスポイント(AP)局から前記無線ネットワーク内の各局(STA)へのいくつかのアンテナセクタ方向の決定に基づいて、複数の時間スロットに分割して、各局(STA)には、STA時間スロットが与えられ、前記STA時間スロットは、前記局専用のものであるか、又は1つ又はそれ以上の他の局と共有されるようになっているステップと、
    (ii)スケジュールされた受信機ビーム形成が利用されることが判定される場合、前記アクセスポイント(AP)によって送信される管理フレーム内の受信機ビーム形成(RXBF)フラグを設定するステップと、
    (iii)前記アクセスポイント(AP)局で受信機ビーム形成を用いて、各STA時間スロット内に、各アンテナセクタ方向にわたって、データの指向性受信を制御するステップと、
    を含むステップを実行し、そして
    前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、更に、前記アクセスポイント(AP)によって、最良セクタの数が選択された閾値よりも小さいと判定される場合、前記アクセスポイント(AP)で従来のコンテンションアクセス機構にデフォルト設定することを含むステップを実行する、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、更に、DTI期間Tdataを、前記アクセスポイント(AP)から前記無線ネットワーク内の前記各局(STA)に決定される最良セクタの数で分割することによって、前記データ伝送間隔(DTI)を複数の時間スロットに分割することを含むステップを実行し、各最良セクタは、STA時間スロットにマップされることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記データ伝送間隔(DTI)内の前記コンテンションアクセス期間は、コンテンションベースのエンハンスト分散チャネルアクセス(EDCA)が利用される指向性マルチギガビット(DMG)BSSの前記データ伝送間隔(DTI)内の期間中のコンテンションベースのアクセス期間(CBAP)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  4. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記データ伝送間隔(DTI)内のコンテンションアクセス期間を、ビーム形成(BF)トレーニング情報のマッピングによって、前記DTIの局時間スロットにわたって、RXBFの特定のパターンに、複数の時間スロットに分割するためのステップを実行することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  5. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含む受信機ビーム形成(RXBF)制御フィールドを含むビーコンフレームを送信することによって、管理フレーム内の受信機ビーム形成(RXBF)フラグを設定するためのステップを実行することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  6. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含み、また、前記RXBFがどのコンテンションアクセス期間に作動されるかを指定するスケジュールインデックスも含む受信機ビーム形成(RXBF)制御フィールドを設定するためのステップを実行することを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含み、また、前記コンテンションアクセス期間内のビーム形成動作のためのいくつかのスロットを示すビーム形成(BF)スロットも含む受信機ビーム形成(RXBF)制御フィールドを設定するためのステップを実行することを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  8. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを、受信機ビーム形成(RXBF)又は従来のコンテンションアクセス方法であるかどうかを示すバイナリビットとして設定するためのステップを実行することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  9. 前記指向性無線通信は、少なくとも1つの通信回線に結合される複数のアンテナからの複数のビーム方向を用いて動作するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  10. 無線ネットワークにおける通信のための装置であって、前記装置は、
    (a)各々異なる送信方向を有する複数のアンテナパターンセクタを介して、指向性無線通信を利用して、無線ネットワーク内の他の無線通信局と無線通信するように構成される無線通信回線と、
    (b)前記無線ネットワーク上で動作するように構成される局内の前記無線通信回線に結合されるプロセッサと、
    (c)前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的メモリと、
    を備え、
    (d)前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、
    (i)データ伝送間隔(DTI)内のコンテンションアクセス期間を、アクセスポイント(AP)局から前記無線ネットワーク内の各局(STA)へのいくつかのアンテナセクタ方向の決定に基づいて、複数の時間スロットに分割して、各局(STA)が、STA時間スロットを有し、前記STA時間スロットは、前記局専用のものであるか、又は1つ又はそれ以上の他の局と共有されるようになっているステップと、
    (ii)前記アクセスポイント(AP)局から前記局(STA)で受信される管理フレーム内の受信機ビーム形成(RXBF)フラグを受信するステップと、
    (iii)受信機ビーム形成(RXBF)を利用して、各アンテナセクタ方向にわたってデータを受信するように構成される前記アクセスポイント(AP)局によって受信するため、前記STA時間スロットの間に、送信機ビーム形成(TXBF)を利用することによって、フレームを前記アクセスポイント(AP)局に送信するステップと、
    を含むステップを実行し、
    前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含む受信機制御フィールドを含むビーコンフレームを含む、前記アクセスポイント(AP)によって送信される管理フレーム内の受信機ビーム形成(RXBF)フラグを受信するためのステップを実行し、
    前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記アクセスポイント(AP)によって送信される前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含み、また、前記RXBFが、どのコンテンションアクセス期間に、前記アクセスポイント(AP)によって作動されるかを指定するスケジュールインデックスも含む受信機制御フィールドを受信するためのステップを実行する、ことを特徴とする装置。
  11. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、更に、DTI期間Tdataを、前記アクセスポイント(AP)から前記無線ネットワーク内の前記各局(STA)に決定される最良セクタの数で分割することによって、前記データ伝送間隔(DTI)を複数の時間スロットに分割することを含むステップを実行し、各最良セクタは、STA時間スロットにマップされることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  12. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、更に、前記アクセスポイント(AP)から受信される前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグが、従来のコンテンションアクセス機構を実行することを示すように設定されている場合、前記局(STA)で従来のコンテンションアクセス機構にデフォルト設定することを含むステップを実行することを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  13. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを含み、また、前記コンテンションアクセス期間内のビーム形成動作のためのいくつかのスロットを示すビーム形成(BF)スロットも含む前記受信機制御フィールドを受信するためのステップを実行することを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  14. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記受信機ビーム形成(RXBF)フラグを、前記局によって受信機ビーム形成(RXBF)又は従来のコンテンションアクセス方法を実行するかどうかを示すバイナリビットとして受信するためのステップを実行することを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  15. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記局(STA)が、前記アクセスポイント(AP)から受信される各指向性信号の信号品質を比較し、どのセクタ方向が自局(STA)にとって最良の信号を供給するかを判定し、前記最良の信号のセクタ方向を前記アクセスポイント(AP)に返信するためのステップを実行することを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  16. 前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記局(STA)が、前記アクセスポイント(AP)局が最良の信号対雑音比を提供するRXBFを実行している期間を選択することによって、フレームを前記アクセスポイント(AP)に送信するためのステップを実行することを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  17. 前記指向性無線通信は、少なくとも1つの通信回線に結合される複数のアンテナからの複数のビーム方向を用いて動作するように構成されることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
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