相互参照
[0001]本特許出願は、2016年6月20日に出願された、「Retuning for Enhanced Machine Type Communication」と題する、Rico Alvarinoらによる米国特許出願第15/187,586号、2016年2月14日に出願された、「Retuning for Enhanced Machine Type Communication」と題する、Rico Alvarinoらによる米国仮特許出願第62/295,102号、2015年7月2日に出願された、「Retuning for Enhanced Machine Type Communication」と題する、Rico Alvarinoらによる米国仮特許出願第62/188,367号、および2015年6月25日に出願された、「Retuning For Enhanced Machine Type Communication」と題する、Rico Alvarinoらによる米国仮特許出願第62/184,850号の優先権を主張し、各々が本出願の譲受人に譲渡された。
[0002]以下は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、拡張マシンタイプ通信(eMTC:enhanced machine type communication)のための再チューニングに関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数の(multiple)ユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム)がある。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある、複数の(multiple)通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局を含み得る。
[0004]いくつかのワイヤレスシステムでは、送信信号の周波数は周期的に変更され得る。この周波数ホッピングは、周波数ダイバーシティを達成するのを助け得、狭帯域干渉を回避するのを助け得る。いくつかの場合には、UEは、広帯域動作能力を有し得、周波数が変更されるので信号を受信し得る。しかし、限られた送信および受信能力を有するいくつかのデバイスの場合、広帯域動作がサポートされないことがある。したがって、これらのタイプのデバイスは、周波数ホッピングをサポートするために、それらの受信機または送信機の部分を再チューンする必要があり得る。
[0005]ユーザ機器(UE)、および基地局などのネットワーク機器は、システム内での周波数ホッピングをサポートするようにそれらの動作を調整し得る。たとえば、マシンタイプ通信(MTC:machine type communication) UEが、様々な周波数帯域上での動作をサポートするために、それの受信または送信チェーン(chain)の部分を再チューンする必要があり得る。この再チューニング(retuning)は、MTC UEおよび基地局が考慮し得る遅延をもたらし得、基地局とUEの両方が遅延を予期または考慮する場合、再チューニングの持続時間は著しく低減され得る(たとえば、シンボル期間程度)。たとえば、基地局は、MTC UEの再チューニングを考慮するために、一定の時間期間(たとえば、1つ、2つ、または3つのシンボル期間)の間、送信するのを控え得る。いくつかの場合には、基地局はまた、アップリンク通信についての周波数ホッピング遅延を考慮し得る。たとえば、基地局は、アップリンク送信をそれに応じて復号するための再チューニング遅延を決定し得る。
[0006]システムは、カバレージ拡張(CEs)を用いた技法を含む、より低い複雑さのデバイスをサポートするための他の技法を採用し得る。たとえば、UEは、復調のためにいくつかの制御チャネル中で基準信号パターンを活用し得る。いくつかの場合には、基地局は、システム内の様々なタイプのUEを考慮するために制御チャネル送信を変更し得る。
[0007]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、送信時間間隔(TTI)中に第1のアップリンクメッセージを送信することと、第2のTTIの第1の部分中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のアップリンクメッセージを送信することとを含み得る。
[0008]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、TTI中に第1のアップリンクメッセージを送信するための手段と、第2のTTIの第1の部分中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンするための手段と、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のアップリンクメッセージを送信するための手段とを含み得る。
[0009]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、TTI中に第1のアップリンクメッセージを送信することと、第2のTTIの第1の部分中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のアップリンクメッセージを送信することとを行わせるように動作可能である。
[0010]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、TTI中に第1のアップリンクメッセージを送信することと、第2のTTIの第1の部分中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のアップリンクメッセージを送信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0011]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のTTIの第1の部分の持続時間が、システム帯域幅を用いて動作するUEの間の最長再チューニング時間に少なくとも部分的に基づく。追加または代替として、いくつかの例は、第2のアップリンクメッセージを送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得、第2のTTIの第1の部分の周りでレートマッチングすることを備える。
[0012]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のTTIの第1の部分の持続時間が、送信機の再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく。追加または代替として、いくつかの例では、第2のTTIの第2の部分は、第2のTTIの第1の部分によってパンクチャ(punctured)される。
[0013]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のTTIの第3の部分中で復調基準信号(DMRS:demodulation reference signal)を送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、第3の部分は、第1の部分に後続し、第2のTTIの第2の部分に先行する。追加または代替として、いくつかの例は、再チューニング能力を示すシグナリングを送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得、ここにおいて、第2のTTIの第1の部分の持続時間が、再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく。
[0014]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、CE要件(CE requirement)を識別することと、CE要件に少なくとも部分的に基づいて第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0015]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージを受信することと、第2のTTIの第1の部分中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージを受信することとを含み得る。
[0016]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージを受信するための手段と、第2のTTIの第1の部分中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンするための手段と、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージを受信するための手段とを含み得る。
[0017]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージを受信することと、第2のTTIの第1の部分中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージを受信することとを行わせるように動作可能である。
[0018]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージを受信することと、第2のTTIの第1の部分中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージを受信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0019]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のTTIの第1の部分は、第2のTTIのデータ領域の一部と制御領域とを備える。追加または代替として、いくつかの例は、第2のTTIの第1の部分が第2のダウンリンクメッセージの一部を備えると決定することと、他のデータを備えるシンボルによって第2のダウンリンクメッセージがパンクチャされるという仮定に少なくとも部分的に基づいて、第2のダウンリンクメッセージを復号することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0020]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、再チューニング能力を示すシグナリングを送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、第2のTTIの第1の部分の持続時間が、再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく。追加または代替として、いくつかの例では、第2のダウンリンクメッセージは、第1のダウンリンクメッセージの周りでレートマッチングされる。
[0021]上記で説明された方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のTTIの第1の部分は、第2のTTIの初期シンボル期間を備え、ここにおいて、本方法は、第2のTTIの初期シンボル期間以外の第2のTTIのシンボル中で基準信号を受信することを備える。
[0022]上記で説明された方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、TTIの基準信号を使用して、チャネル推定、周波数追跡、または時間追跡を実行するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、基準信号のパターンが、第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンするためのものとしてのTTIの指定に少なくとも部分的に基づく。
[0023]上記で説明された方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするために第2のTTIが指定されたことを示すシグナリングを受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0024]上記で説明された方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、シグナリングはシステム情報を備える。
[0025]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを受信することと、ダウンリンク制御チャネルがDMRSパターンを備える、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを受信することと、少なくとも、ダウンリンク制御チャネルのDMRSパターンを使用して、ダウンリンクデータチャネルのデータを復調することとを含み得る。
[0026]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを受信するための手段と、ダウンリンク制御チャネルがDMRSパターンを備える、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを受信するための手段と、少なくとも、ダウンリンク制御チャネルのDMRSパターンを使用して、ダウンリンクデータチャネルのデータを復調するための手段とを含み得る。
[0027]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを受信することと、ダウンリンク制御チャネルがDMRSパターンを備える、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを受信することと、少なくとも、ダウンリンク制御チャネルのDMRSパターンを使用して、ダウンリンクデータチャネルのデータを復調することとを行わせるように動作可能である。
[0028]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを受信することと、ダウンリンク制御チャネルがDMRSパターンを備える、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを受信することと、少なくとも、ダウンリンク制御チャネルのDMRSパターンを使用して、ダウンリンクデータチャネルのデータを復調することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0029]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ダウンリンクチャネルのためのプリコーディング行列を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、データは、少なくとも、ダウンリンク制御チャネルのセル固有基準信号(CRS:cell-specific reference signal)パターンとダウンリンクデータチャネルのCRSパターンとを使用して復調される。
[0030]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、短縮フォーマットをもつ物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と第1の周波数帯域中で異なるUEのためにスケジュールされたリソースとを備える第1のTTIの一部分中に基地局と通信することと、PUCCHの持続時間中に第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの一部分中に基地局と通信することとを含み得る。
[0031]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、短縮フォーマット(shortened format)をもつPUCCHと第1の周波数帯域中で異なるUEのためにスケジュールされたリソースとを備える第1のTTIの一部分中に基地局と通信するための手段と、PUCCHの持続時間中に第2の周波数帯域に再チューンするための手段と、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの一部分中に基地局と通信するための手段とを含み得る。
[0032]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、短縮フォーマットをもつPUCCHと第1の周波数帯域中で異なるUEのためにスケジュールされたリソースとを備える第1のTTIの一部分中に基地局と通信することと、PUCCHの持続時間中に第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの一部分中に基地局と通信することとを行わせるように動作可能である。
[0033]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、短縮フォーマットをもつPUCCHと第1の周波数帯域中で異なるUEのためにスケジュールされたリソースとを備える第1のTTIの一部分中に基地局と通信することと、PUCCHの持続時間中に第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの一部分中に基地局と通信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0034]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージをUEに送信することと、UEによる再チューニングを考慮するために、第2のTTIの第1の部分中にUEに送信することを控えること(refraining)と、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージをUEに送信することとを含み得る。
[0035]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージをUEに送信するための手段と、UEによる再チューニングを考慮するために、第2のTTIの第1の部分中にUEに送信することを控えるための手段と、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージをUEに送信するための手段とを含み得る。
[0036]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージをUEに送信することと、UEによる再チューニングを考慮するために、第2のTTIの第1の部分中にUEに送信することを控えることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージをUEに送信することとを行わせるように動作可能である。
[0037]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージをUEに送信することと、UEによる再チューニングを考慮するために、第2のTTIの第1の部分中にUEに送信することを控えることと、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージをUEに送信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0038]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEの間の特定された再チューニング時間に少なくとも部分的に基づいて、第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例では、第2のTTIの第1の部分は、第2のTTIのデータ領域の一部と制御領域とを備える。
[0039]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のダウンリンクメッセージを送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、第2のTTIの第1の部分の周り(around)でレートマッチングすることを備える。追加または代替として、いくつかの例は、第2のTTIの第1の部分の持続時間が第2のTTIの制御領域を備えると決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0040]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、再チューニング能力を示すシグナリングをUEから受信することと、再チューニング能力に少なくとも部分的に基づいて、第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例は、UEのためのCE要件を識別することと、CE要件に少なくとも部分的に基づいて、第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0041]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中にUEから第1のアップリンクメッセージを受信することと、システム帯域幅の第2の周波数帯域中で、第2のTTI中にUEから第2のアップリンクメッセージを受信することと、UEが第1の周波数帯域から第2の周波数帯域に再チューンするための持続時間を決定することと、決定された持続時間に少なくとも部分的に基づいて、第2のアップリンクメッセージを復号することとを含み得る。
[0042]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中にUEから第1のアップリンクメッセージを受信するための手段と、システム帯域幅の第2の周波数帯域中で、第2のTTI中にUEから第2のアップリンクメッセージを受信するための手段と、UEが第1の周波数帯域から第2の周波数帯域に再チューンするための持続時間を決定するための手段と、決定された持続時間に少なくとも部分的に基づいて、第2のアップリンクメッセージを復号するための手段とを含み得る。
[0043]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中にUEから第1のアップリンクメッセージを受信することと、システム帯域幅の第2の周波数帯域中で、第2のTTI中にUEから第2のアップリンクメッセージを受信することと、UEが第1の周波数帯域から第2の周波数帯域に再チューンするための持続時間を決定することと、決定された持続時間に少なくとも部分的に基づいて、第2のアップリンクメッセージを復号することとを行わせるように動作可能である。
[0044]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中にUEから第1のアップリンクメッセージを受信することと、システム帯域幅の第2の周波数帯域中で、第2のTTI中にUEから第2のアップリンクメッセージを受信することと、UEが第1の周波数帯域から第2の周波数帯域に再チューンするための持続時間を決定することと、決定された持続時間に少なくとも部分的に基づいて、第2のアップリンクメッセージを復号することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0045]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEが再チューンするための持続時間を決定することは、システム帯域幅内で動作するUEの間の最長再チューニング時間(longest retuning time)に少なくとも部分的に基づいて持続時間を決定することを備える。追加または代替として、いくつかの例は、第2のTTIの第1の部分中に第2のアップリンクメッセージを監視することと、第2のTTIの第1の部分内の第2のアップリンクメッセージの一部を検出することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得、ここにおいて、UEが再チューンするための持続時間を決定することは、第2のアップリンクメッセージの一部を検出することに少なくとも部分的に基づく。
[0046]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のTTIの第1の部分中にDMRSを監視することと、第2のTTIの第1の部分中のDRMSを受信することに少なくとも部分的に基づいて、第2のアップリンクメッセージを検出することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、UEが再チューンするための持続時間を決定することは、DMRSを受信することに少なくとも部分的に基づき、ここにおいて、第2のアップリンクメッセージは、第2のTTIの第2の部分中に受信される。追加または代替として、いくつかの例は、UEからシグナリングを受信すること、シグナリングは、UEが再チューンするための持続時間を示す、を行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得、ここにおいて、持続時間は、シグナリングに少なくとも部分的に基づいて決定される。
[0047]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEのためのCE要件を識別するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、UEが再チューンするための持続時間は、CE要件に少なくとも部分的に基づいて決定される。追加または代替として、いくつかの例では、第2のアップリンクメッセージは、第1のダウンリンクメッセージの周りでレートマッチングされる。
[0048]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを送信することと、ダウンリンク制御チャネルが、DMRSパターンを備え、プリコーダを使用して送信される、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを送信することと、ここにおいて、ダウンリンクデータチャネルが、プリコーダを使用して送信される、を含み得る。
[0049]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを送信するための手段と、ダウンリンク制御チャネルが、DMRSパターンを備え、プリコーダを使用して送信される、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを送信するための手段と、ここにおいて、ダウンリンクデータチャネルが、プリコーダを使用して送信される、を含み得る。
[0050]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを送信することと、ダウンリンク制御チャネルが、DMRSパターンを備え、プリコーダを使用して送信される、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを送信することと、ここにおいて、ダウンリンクデータチャネルが、プリコーダを使用して送信される、を行わせるように動作可能である。
[0051]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを送信することと、ダウンリンク制御チャネルが、DMRSパターンを備え、プリコーダを使用して送信される、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを送信することと、ここにおいて、ダウンリンクデータチャネルが、プリコーダを使用して送信される、を行うために実行可能な命令を含み得る。
[0052]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、制御チャネルフォーマットを示すシグナリングをUEに送信することと、制御信号が制御チャネルフォーマットを超えると決定することと、データ信号をUEに送信することと、ここにおいて、データ信号が制御信号の一部分によってパンクチャされる、を含み得る。
[0053]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、制御チャネルフォーマットを示すシグナリングをUEに送信するための手段と、制御信号が制御チャネルフォーマットを超えると決定するための手段と、データ信号をUEに送信するための手段と、ここにおいて、データ信号が制御信号の一部分によってパンクチャされる、を含み得る。
[0054]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、制御チャネルフォーマットを示すシグナリングをUEに送信することと、制御信号が制御チャネルフォーマットを超えると決定することと、データ信号をUEに送信することと、ここにおいて、データ信号が制御信号の一部分によってパンクチャされる、を行わせるように動作可能である。
[0055]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、制御チャネルフォーマットを示すシグナリングをUEに送信することと、制御信号が制御チャネルフォーマットを超えると決定することと、データ信号をUEに送信することと、ここにおいて、データ信号が制御信号の一部分によってパンクチャされる、を行うために実行可能な命令を含み得る。
[0056]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、データ信号を送信することは、電力ブーストされたデータ信号を送信することを備える。
[0057]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、第1のTTIの一部分、それが短縮PUCCHを備えると決定することと、決定に少なくとも部分的に基づいて、第1の周波数帯域中で第1のTTIの一部分中に第2のUEと通信することと、決定に少なくとも部分的に基づいて、第2の周波数帯域中で第2のTTIの一部分中に第2のUEと通信することとを含み得る。
[0058]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、第1のTTIの一部分、それが短縮PUCCHを備えると決定するための手段と、決定に少なくとも部分的に基づいて、第1の周波数帯域中で第1のTTIの一部分中に第2のUEと通信するための手段と、決定に少なくとも部分的に基づいて、第2の周波数帯域中で第2のTTIの一部分中に第2のUEと通信するための手段とを含み得る。
[0059]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、第1のTTIの一部分、それが短縮PUCCHを備えると決定することと、決定に少なくとも部分的に基づいて、第1の周波数帯域中で第1のTTIの一部分中に第2のUEと通信することと、決定に少なくとも部分的に基づいて、第2の周波数帯域中で第2のTTIの一部分中に第2のUEと通信することとを行わせるように動作可能である。
[0060]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、第1のTTIの一部分、それが短縮PUCCHを備えると決定することと、決定に少なくとも部分的に基づいて、第1の周波数帯域中で第1のTTIの一部分中に第2のUEと通信することと、決定に少なくとも部分的に基づいて、第2の周波数帯域中で第2のTTIの一部分中に第2のUEと通信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0061]ワイヤレス通信のさらなる方法が説明される。本方法は、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定することと、TTIの初期シンボル期間中に第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンすることと、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号を受信することとを含み得る。
[0062]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定するための手段と、TTIの初期シンボル期間中に第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンするための手段と、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号を受信するための手段とを含み得る。
[0063]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定することと、TTIの初期シンボル期間中に第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンすることと、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号を受信することとを行わせるように動作可能である。
[0064]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定することと、TTIの初期シンボル期間中に第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンすることと、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号を受信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0065]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、TTIの基準信号を使用して、チャネル推定、周波数追跡、または時間追跡を実行するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、基準信号のパターンが、第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンするためのものとしてのTTIの指定に少なくとも部分的に基づく。追加または代替として、いくつかの例は、第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたという決定に少なくとも部分的に基づいて、CRSまたはDMRSを使用して、TTI中に受信されたデータを復調するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0066]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたことを示すシグナリングを受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例では、シグナリングはシステム情報を備える。
[0067]ワイヤレス通信のさらなる方法が説明される。本方法は、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定することと、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号を送信することとを含み得る。
[0068]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定するための手段と、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号を送信するための手段とを含み得る。
[0069]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定することと、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号を送信することとを行わせるように動作可能である。
[0070]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定することと、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号を送信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0071]ワイヤレス通信のさらなる方法が説明される。本方法は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを送信することと、第2のTTI中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを送信することとを含み得る。
[0072]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを送信するための手段と、第2のTTI中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンするための手段と、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを送信するための手段とを含み得る。
[0073]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを送信することと、第2のTTI中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを送信することとを行わせるように動作可能である。
[0074]ワイヤレス通信のためのコードを記憶するさらなる非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを送信することと、第2のTTI中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを送信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0075]いくつかの例では、第2のメッセージは、第3のTTIまたは別のTTIのリソースの周りでレートマッチングすることなしに送信される。本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のTTIは受信デバイスが周波数ホッピング動作を実行するための時間間隔を備えると決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、送信機は、決定に少なくとも部分的に基づいて第2のTTI中に再チューンされる。いくつかの例では、周波数ホッピング動作は、受信デバイスにおける再チューニング動作を備える。
[0076]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のTTIおよび第3のTTIが第1の送信方向のために構成されたと決定することと、第2のTTIが第1の送信方向と反対である第2の送信方向のために構成されたと決定することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、送信機は、第2のTTIが第2の送信方向のために構成されたという決定に少なくとも部分的に基づいて、第2のTTI中に再チューンされる。いくつかの例では、第1の送信方向および第2の送信方向はそれぞれ、アップリンク送信方向またはダウンリンク送信方向のうちの1つを備える。
[0077]ワイヤレス通信のさらなる方法が説明される。本方法は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを受信することと、第2のTTI中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを受信することとを含み得る。
[0078]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを受信するための手段と、第2のTTI中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンするための手段と、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを受信するための手段とを含み得る。
[0079]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを受信することと、第2のTTI中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを受信することとを行わせるように動作可能である。
[0080]ワイヤレス通信のためのコードを記憶するさらなる非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを受信することと、第2のTTI中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを受信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0081]いくつかの例では、第2のメッセージは、第3のTTIまたは別のTTIのリソースの周りでレートマッチングすることなしに受信される。本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のTTIは周波数ホッピング動作を実行するための時間間隔を備えると決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、受信機は、決定に少なくとも部分的に基づいて第2のTTI中に再チューンされる。いくつかの例では、周波数動作は、受信機を再チューンすることを備える。
[0082]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のTTIおよび第3のTTIが第1の送信方向のために構成されたと決定することと、第2のTTIが第1の送信方向と反対である第2の送信方向のために構成されたと決定することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、受信機は、第2のTTIが第2の送信方向のために構成されたという決定に少なくとも部分的に基づいて、第2のTTI中に再チューンされる。いくつかの例では、第1の送信方向および第2の送信方向はそれぞれ、アップリンク送信方向またはダウンリンク送信方向のうちの1つを備える。
[0083]本開示の態様は、以下の図を参照して説明される。
[0084]本開示の様々な態様による、マシンタイプ通信(MTC)のための再チューニングをサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
[0085]本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
[0086]本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートする周波数ホッピングプロセスの一例を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートする周波数ホッピングプロセスの一例を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートする周波数ホッピングプロセスの一例を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートする周波数ホッピングプロセスの一例を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートする周波数ホッピングプロセスの一例を示す図。
[0087]本開示の様々な態様による、拡張MTC(eMTC)のための再チューニングをサポートするプロセスフローの一例を示す図。
本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートするプロセスフローの一例を示す図。
[0088]本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図。
本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図。
本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図。
[0089]本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートするユーザ機器(UE)を含むシステムのブロック図。
[0090]本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図。
[0091]本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートする基地局を含むシステムのブロック図。
[0092]本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングのための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングのための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングのための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングのための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングのための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングのための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングのための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングのための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングのための方法を示す図。
詳細な説明
[0093]いくつかのワイヤレスシステムは、デバイスが人の介入なしに互いにまたは基地局と通信することを可能にするデータ通信技術をサポートする。そのような通信は、マシンタイプ通信(MTC)と呼ばれることがある。いくつかの場合には、システムは、拡張MTC(eMTC)と呼ばれることがある、MTCデバイスに合わせて調整された特徴または技法を使用し得る。MTCデバイスまたはMTC UEは、他のユーザ機器(UE)に対して、低複雑度、低コストデバイスであり得、低電力動作、限られた複信能力、および不十分な無線リンク状態をもつ環境における動作などの特徴によって特徴づけられ得る。eMTCをサポートするために、システムは、MTCデバイスの動作特性を考慮するように構成され得る。いくつかの場合には、MTC UEは、より広いシステム帯域幅内で狭帯域動作を使用し得る。たとえば、MTC UEは、1.4、3、5、10、15、または20MHzの帯域幅を使用し得る。
[0094]いくつかのワイヤレスシステムでは、送信信号の周波数は周期的に変更され得る。この周波数ホッピングは、周波数ダイバーシティを達成するのを助け得、狭帯域干渉を回避するのを助け得る。いくつかの場合には、UEは、広帯域動作能力を有し得、周波数が変更されるので信号を受信し得る。いくつかのMTC UEなど、他のデバイスは、広帯域動作のために構成されないことがある。この場合、デバイスは、周波数が変化するたびに、再チューンする必要があり得る。この再チューニングは、有限時間期間を要し得、増加されたネットワークオーバーヘッドを生じ得る。
[0095]芳しくない性能を回避するために、および狭帯域動作のための周波数再チューニング中の遅延期間を低減するために、再チューニング期間が低減され得る。周波数再チューニングは、たとえば、数個のシンボル期間程度の、サブフレームよりも小さい期間中に行われ得る。さらに、周波数再チューニングは、サブフレームの制御領域中に行われ得る。MTCデバイスなど、いくつかのデバイスは、制御領域中の情報をいずれにせよ無視し得、したがって、その時間を再チューニングのために使用することが、問題を緩和し得る。したがって、デバイスは、それの送信を受信するために時間内に再チューンし得る。いくつかの場合には、基地局およびUEは、特定の再チューニング構成をサポートし得る。他の場合には、基地局は、異なる再チューニング構成をもつUEに適応し得、それらの通信に基づいてUEの構成を推論し得る。ワイヤレスシステム内で接続された複数の(multiple)UEが異なる構成を有し得る。いくつかの場合には、基地局は、UEのカバレージ拡張(CE)に基づいて、様々な構成間で切り替わり得る。
[0096]概して、再チューニング構成は、アップリンク(UL)およびダウンリンク(DL)について異なり得る。たとえば、ULは、再チューンするために1つのサブフレームを使用し得、DLは、数個のシンボル期間と等価な時間期間を使用し得る。ULの場合、レガシー制御がないことがあり、したがって、再チューニング時間は、スペクトル効率の減少を暗示し得る。いくつかの場合には、ULのための再チューン構成はCEに依存し得る。
[0097]いくつかの場合には、UEは、それのUL再チューン時間期間に基づいてレートマッチングし得る。他の例では、UEは、再チューニング時間を考慮するために、アップリンクサブフレームまたはシンボルをパンクチャし得る。基地局は、UEの再チューニング能力を知らないことがある。これらの場合、基地局は、UEがいつ送信し始めるかを検出し得る。いくつかの場合には、たとえば、サブフレーム内の他のシンボル中でアップリンク復調基準信号(DMRS:Demodulation Reference Signal)を送ることに代え、あるいはそれに加えて、再チューニングの後の第1の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の第1のシンボル中でDMRSが送られ得る。DMRSは、基地局が検出することがより容易であり得、アップリンク送信の基地局検出を可能にし得る。したがって、基地局がDMRSを検出した場合、DMRSはチャネル推定のために使用され得る。他の例では、UEは、それの再チューン構成を基地局に送り得、基地局は、受信された構成に基づいてULをレートマッチングし得る。
[0098]いくつかの場合には、UEは、MTC物理ダウンリンク制御チャネル(MPDCCH:MTC physical downlink control channel)と物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)とのために同じアンテナポートを使用し得る。これは、MPDCCHチャネルとPDSCHチャネルとにわたるチャネル推定バンドリング(channel estimation bundling)を可能にし得る。この場合、データまたはDMRSは、MPDCCHと、関連するPDSCHとにわたって同じプリコーダを使用し得る。いくつかの場合には、UEは、レガシーポートを使用し得るか、または共通ポート、たとえば、ポート207/209を使用し得る。さらに、プリコーディング行列は、MPDCCHとPDSCHの両方の復調のためにセル固有基準信号(CRS)とDMRSとが使用され得るように、規格化され得る。
[0099]いくつかのワイヤレスシステムでは、制御フォーマットインジケータ(CFI:control format indicator)がUEに示され得る。CFIは制御シンボルの数を含んでいることがある。いくつかの場合には、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:physical control format indicator channel)は、(たとえば、狭帯域フロントエンドにより)UEによって復号されないことがあり、CFIは、多数のサブフレームにわたって固定され得る。しかし、基地局が前のCFI構成をオーバーライド(override)することが有利であり得る。たとえば、基地局は、所与のサブフレーム中の制御情報の大きい負荷を扱い得るが、この決定をUEに通信しないことがある。この場合、基地局は、PCFICHを変更し、より多くの制御シンボルを送信し得る。基地局はパンクチャリングを実行し得る。たとえば、MTC PDSCHは、レガシーPDCCHによってパンクチャされ得る。そのような場合、MTC UEはCFIの変化に気づいていないことがあり、UEは、シグナリングされたCFIを仮定して、PDSCHを復号し得る。他のUEは、新しいPDCCH領域にレートマッチングし得る。たとえば、それらは、PCFICHを復号し得、その場合、変化に気づいていることがある。
[0100]いくつかの例では、ダウンリンク通信のための周波数再チューニングが、基準信号を含んでいるシンボル期間中に行われ得、それにより、UEが基準信号を受信しないことが生じ得る。以下で説明されるように、基準信号は、チャネル推定、周波数追跡、または時間追跡のために使用され得るCRS、あるいはチャネル推定、復調などのために使用され得るDMRS(またはUE固有基準信号(UERS:UE-specific reference signal))を含み得る。サブフレームは、シンボル期間0、4、7、および11中にCRSを含んでいることがあり、シンボル5および6中にDMRSを含んでいることがある。いくつかの場合には、UEは、CRSまたはDMRSなど、基準信号を含む時間期間中に再チューンし得る。たとえば、UEは、シンボル期間0中に再チューンし得、シンボル期間0中に含まれているCRSトーンを受信しないことがある。UEが基準信号を含むシンボル中に異なる周波数に再チューンする状況を回避するために、いくつかのサブフレームが再チューニングサブフレーム(retuning subframe)として指定され得、したがって、UEは、サブフレームが再チューニングサブフレームであると決定し、再チューニングサブフレームの特定のシンボル期間(または他の部分)中に再チューニング動作を実行し(たとえば、トランシーバを再チューンし)得る。
[0101]以下で説明されるように、再チューニングサブフレームが使用される場合、UEはそれの挙動をわずかに調整し得る。たとえば、UEは、再チューニング動作が実行されるシンボル以外のシンボル中のCRSまたはDMRS、あるいは両方を活用するように、UEの周波数追跡、時間追跡、またはチャネル推定挙動を変更し得る。そのような場合、UEは、チャネル推定、周波数追跡、または時間追跡のために、シンボル期間4、7、および11中で受信されたCRSを依然として使用し得る。UEはまた、たとえば、チャネル推定のために、シンボル期間5、および6中で受信されたDMRSを依然として使用し得る。いくつかの場合には、復調は、再チューニングサブフレーム中のCRSまたはDMRSのみに基づき得る。このモードは、サブフレームが再チューニングサブフレームであるか否かに基づいて切り替えられ得る。いくつかの場合には、再チューニングサブフレームのみがDMRSを有し得、他のサブフレームはCRSを有し得る。
[0102]上記で紹介された本開示の態様は、ワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて以下でさらに詳細に説明される。次いで、MTCデバイスを再チューンするための具体的な例が説明される。本開示のこれらおよび他の態様は、MTCのための再チューニングに関係する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示され、それらを参照しながら説明される。
[0103]図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100はロングタームエボリューション(LTE)/LTEアドバンスト(LTE−A)ネットワークであり得る。
[0104]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介して、UE115とワイヤレスに通信し得る。各基地局105は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのUL送信、または基地局105からUE115へのDL送信を含み得る。UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、移動局、加入者局、リモートユニット、ワイヤレスデバイス、アクセス端末、ハンドセット、ユーザエージェント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、タブレット、パーソナル電子デバイス、MTCデバイスなどであり得る。
[0105]基地局105は、コアネットワーク130および互いと通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通して、コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接または間接的のいずれかで(たとえば、コアネットワーク130を通して)バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して互いと通信し得る。基地局105は、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。いくつかの例では、基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポットなどであり得る。基地局105はeノードB(eNB)105と呼ばれることもある。
[0106]いくつかのタイプのワイヤレスデバイスは、自動化された通信を提供し得る。自動化されたワイヤレスデバイスは、マシンツーマシン(M2M)通信またはMTCを実装するものを含み得る。M2MまたはMTCは、デバイスが人の介入なしに互いにまたは基地局と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。たとえば、M2MまたはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を活用することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、あるいはプログラムまたはアプリケーションと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を指すことがある。いくつかのUE115は、情報を収集するか、または機械の自動化された挙動を可能にするように設計されたものなど、MTCデバイスであり得る。MTCデバイスのための適用例の例としては、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネスの課金がある。MTCデバイスは、低減されたピークレートにおいて半二重(一方向)通信を使用して動作し得る。MTCデバイスはまた、アクティブ通信に関与していないとき、電力節約「ディープスリープ」モードに入るように構成され得る。
[0107]LTEシステムは、DL上では直交周波数分割多元接続(OFDMA)を利用し、UL上ではシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)を利用し得る。OFDMAおよびSC−FDMAは、システム帯域幅を、一般にトーンまたはビンとも呼ばれる複数(multiple)(K個)の直交サブキャリアに区分し得る。各サブキャリアはデータで変調され得る。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、それぞれ、1.4、3、5、10、15、または20メガヘルツ(MHz)の(ガードバンドをもつ)対応するシステム帯域幅に対して、15キロヘルツ(KHz)のサブキャリア間隔の場合、72、180、300、600、900、または1200に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーし得、1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のサブバンドがあり得る。いくつかのMTC UEは、全システム帯域幅と比較して狭帯域幅において動作し得る。
[0108]キャリアは、周波数分割複信(FDD)動作を使用して(たとえば、対のスペクトルリソースを使用して)または時分割複信(TDD)動作を使用して(たとえば、対でないスペクトルリソースを使用して)双方向通信を送信し得る。FDDのためのフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ1)およびTDDのためのフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ2)が定義され得る。TDDフレーム構造の場合、各サブフレームは、ULトラフィックまたはDLトラフィックを搬送し得、スペシャルサブフレームは、DL送信とUL送信との間で切り替えるために使用され得る。無線フレーム内のULサブフレームおよびDLサブフレームの割振りは、対称または非対称であり得、静的に決定され得るか、または半静的に再構成され得る。いくつかのDLサブフレームは、UEがそれのトランシーバをその間に再チューンし得る、再チューニングサブフレームとして(たとえば、システムオペレータによって)指定され得る。これらの再チューニングサブフレームは、他のサブフレームとは異なる基準信号のパターンを含んでいることがある。たとえば、再チューニングサブフレームは、サブフレームの初期シンボル期間中にCRSを含んでいないことがあるが、他のサブフレームは、初期シンボル期間中にCRSを有し得る。スペシャルサブフレームは、DLトラフィックまたはULトラフィックを搬送し得、DLトラフィックとULトラフィックとの間のガード期間(GP)を含み得る。ULトラフィックからDLトラフィックへの切替えは、スペシャルサブフレームまたはガード期間を使用せずに、UE115においてタイミングアドバンスを設定することによって達成され得る。フレーム期間(たとえば、10ms)またはフレーム期間の1/2(たとえば、5ms)に等しい切替えポイント周期性(switch-point periodicity)をもつUL−DL構成もサポートされ得る。たとえば、TDDフレームは1つまたは複数のスペシャルフレームを含み得、スペシャルフレーム間の期間がフレームのためのTDD DL UL間切替えポイント周期性を決定し得る。TDDの使用は、対UL−DLスペクトルリソース(paired UL-DL spectrum resource)を必要としないフレキシブル展開を提供する。いくつかのTDDネットワーク展開では、UL通信とDL通信との間で干渉(たとえば、異なる基地局からのUL通信とDL通信との間の干渉、基地局およびUEからのUL通信とDL通信との間の干渉など)が引き起こされ得る。たとえば、異なるTDD UL−DL構成に従って重複するカバレージエリア内で異なる基地局105が異なるUE115をサービスする場合、サービング基地局105からのDL送信を受信および復号することを試みるUE115は、他の、近接して位置するUE115からのUL送信からの干渉を受けることがある。いくつかのMTC UEは、半二重動作のために構成され得る。
[0109]データは、論理チャネルと、トランスポートチャネルと、物理レイヤチャネルとに分割され得る。チャネルはまた、制御チャネルとトラフィックチャネルとに分類され得る。論理制御チャネルは、ページング情報のためのページング制御チャネル(PCCH)と、ブロードキャストシステム制御情報のためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)スケジューリングおよび制御情報を送信するためのマルチキャスト制御チャネル(MCCH)と、専用制御情報を送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、ランダムアクセス情報のための共通制御チャネル(CCCH)と、専用UEデータのためのDTCHと、マルチキャストデータのためのマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)とを含み得る。DLトランスポートチャネルは、ブロードキャスト情報のためのブロードキャストチャネル(BCH)と、データ転送のためのダウンリンク共有チャネル(DL−SCH)と、ページング情報のためのページングチャネル(PCH)と、マルチキャスト送信のためのマルチキャストチャネル(MCH)とを含み得る。ULトランスポートチャネルは、アクセスのためのランダムアクセスチャネル(RACH)と、データのためのアップリンク共有チャネル(UL−SCH)とを含み得る。DL物理チャネルは、ブロードキャスト情報のための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、制御フォーマット情報のためのPCFICHと、制御およびスケジューリング情報のための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、HARQステータスメッセージのための物理ハイブリッド自動再送要求(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)と、ユーザデータのためのPDSCHと、マルチキャストデータのための物理マルチキャストチャネル(PMCH)とを含み得る。UL物理チャネルは、アクセスメッセージのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、制御データのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、ユーザデータのためのPUSCHとを含み得る。
[0110]PDCCHは、9つの論理的に連続するリソース要素グループ(REG)からなり得る、制御チャネル要素(CCEs)中でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、ここで、各REGは4つのリソース要素(RE)を含んでいる。DCIは、DLスケジューリング割当て、ULリソース許可、送信方式、UL電力制御、HARQ情報、変調およびコーディング方式(MCS)に関する情報、ならびに他の情報を含む。DCIメッセージのサイズおよびフォーマットは、DCIによって搬送される情報のタイプおよび量に応じて異なることがある。たとえば、空間多重化がサポートされる場合、DCIメッセージのサイズは、連続周波数割振り(contiguous frequency allocations)と比較して大きい。同様に、多入力多出力(MIMO)を採用するシステムの場合、DCIは、追加のシグナリング情報を含み得る。DCIサイズおよびフォーマットは、情報の量、ならびに帯域幅、アンテナポートの数、および複信モードなどのファクタに依存し得る。いくつかのワイヤレスシステムは、MTC UEのための制御およびスケジューリング情報のためにMPDCCHを使用し得る。いくつかの場合には、UEは、MPDCCHとPDSCHとにわたるチャネル推定バンドリングを可能にするために、これらのチャネルのために同じアンテナポートを使用し得る。いくつかの場合には、レガシーポートまたは新しい共通ポートが使用され得る。
[0111]基地局105は、UE115のチャネル推定およびコヒーレント復調を助けるために、CRSなど、周期パイロットシンボルを挿入し得る。CRSは、504個の異なるセル識別情報のうちの1つを含み得る。それらは、それらを雑音および干渉に対して耐性があるようにするために、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase shift keying)を使用して変調され得、電力ブーストされ得る(たとえば、周囲のデータ要素よりも6dB高く送信され得る)。CRSは、受信UE115のアンテナポートまたはレイヤの数(最高4つ)に基づいて各リソースブロック中の4〜16個のリソース要素中に埋め込まれ得る。基地局105のカバレージエリア110中のすべてのUE115によって利用され得るCRSに加えて、DMRSは、特定のUE115を対象とし得、それらのUE115に割り当てられたリソースブロック上でのみ送信され得る。DMRSは、それらが送信される各リソースブロック中の6つのリソース要素上に信号を含み得る。異なるアンテナポートのためのDMRSは、それぞれ、同じ6つのリソース要素を利用し得、(たとえば、異なるリソース要素中で1または−1の異なる組合せで各信号をマスキングする)異なる直交カバーコードを使用して区別され得る。いくつかの場合には、DMRSの2つのセットは、隣接するリソース要素中で送信され得る。いくつかの場合には、再チューニングサブフレームは、サブフレーム中のUEの再チューニングを考慮するために、他のサブフレームとは異なる基準信号のパターンを含んでいることがある。チャネル状態情報基準信号(CSI−RS)として知られる追加の基準信号が、チャネル状態情報(CSI)を生成するのを助けるために含まれ得る。UL上で、UE115は、それぞれ、リンク適応および復調のための周期サウンディング基準信号(SRS)とUL DMRSの組合せを送信し得る。いくつかの場合には、DMRSは、サブフレームの最初に含まれていることがあり、チャネル推定のために基地局によって使用され得る。
[0112]フレーム構造は、物理リソースを編成するために使用され得る。フレームは、10ms間隔であり得、それは、10個の等しいサイズのサブフレームにさらに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。各スロットは、6つまたは7つのOFDMAシンボル期間を含み得る。リソース要素は、1つのシンボル期間と1つのサブキャリア(15KHz周波数範囲)とからなる。リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、各OFDMシンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域(1つのスロット)中に7つの連続するOFDMシンボルを含んでおり、すなわち84個のリソース要素を含んでいることがある。いくつかのリソース要素は、DL基準信号(DL−RS)を含み得る。DL−RSは、CRSとUERSとを含み得る。UERSは、PDSCHに関連するリソースブロック上で送信され得る。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(各シンボル期間中に選択され得るシンボルの構成)に依存し得る。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、データレートは高くなり得る。いくつかの場合には、指定された再チューニングサブフレーム中に含めると、1つまたは複数のシンボル期間が、再チューニングサブフレームとして指定され得、UEは、サブフレームのシンボル期間中に周波数帯域間で再チューンし得る(すなわち、トランシーバをチューンし得る)。
[0113]ロングタームエボリューション(LTE)における時間間隔は、基本時間単位(たとえば、サンプリング期間、Ts=1/30,720,000秒)の倍数単位で表され得る。時間リソースは、0から1023にわたるシステムフレーム番号(SFN:system frame number)によって識別され得る10msの長さの無線フレーム(Tf=307200Ts)に従って編成され得る。各フレームは、0から9までの番号を付けられた10個の1msサブフレームを含み得る。サブフレームは、その各々が(各シンボルにプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6つまたは7つの変調シンボル期間を含んでいる、2つの.5msスロットにさらに分割され得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボルは2048個のサンプル期間を含んでいる。いくつかの場合には、サブフレームは、送信時間間隔(TTI)としても知られる、最も小さいスケジューリング単位であり得る。他の場合には、TTIは、サブフレームよりも短いことがあるか、または(たとえば、短いTTIバーストにおいて、または短いTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアにおいて)動的に選択され得る。
[0114]いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、セルエッジに位置するか、低電力トランシーバを用いて動作するか、および/あるいは高干渉または経路損失を経験するUE115のための通信リンク125の品質を改善するために、CE技法を利用し得る。CE技法は、反復送信、TTIバンドリング、HARQ再送信、PUSCHホッピング、ビームフォーミング、電力ブースティング、または他の技法を含み得る。使用されるCE技法は、異なる状況におけるUE115の固有のニーズに依存し得る。たとえば、TTIバンドリングは、冗長性バージョンを再送信する前に否定応答(NACK)を待つのではなく、連続TTIのグループ中に同じ情報の複数の(multiple)コピーを送ることを伴い得る。これは、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VOIP)通信に関与するユーザのために有効であり得る。他の場合には、HARQ再送信の数も増加され得る。アップリンクデータ送信が、周波数ダイバーシティを達成するために、周波数ホッピングを使用して送信され得る。ビームフォーミングが、特定の方向において信号の強度を増加させるために使用され得、または送信電力が単に増加され得る。いくつかの場合には、1つまたは複数のCEオプションが組み合わせられ得、本技法が信号を改善することが予想されるデシベル数に基づいて、CEレベルが定義され得る(たとえば、CEなし、5dB CE、10dB CE、15dB CEなど)。いくつかの場合には、周波数再チューニング構成は、UEのためのCE構成に依存し得る。
[0115]本開示によれば、MTC UE115または基地局105、あるいは両方が、周波数ホッピングと拡張MTC動作とをサポートするために、短持続時間再チューニングを考慮し得る。基地局は、再チューニング遅延を考慮するために送信することを控え得る。同様に、基地局105は、再チューニング遅延を考慮することによってアップリンク通信を受信し得る。
[0116]図2は、本開示の様々な態様による、MTC周波数再チューニングのためのワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら説明されたUE115基地局105の例であり得る、UE115−aと基地局105−aとを含み得る。いくつかの場合には、UE115−aは、MTCデバイスであり、狭帯域構成を用いて動作し得、周波数ホッピングに適応するためにそれの周波数を再チューンし得る。
[0117]いくつかのワイヤレスシステムは、デバイスが人の介入なしに互いにまたは基地局と通信することを可能にするデータ通信技術をサポートする。そのような通信はMTCと呼ばれることがある。いくつかの場合には、システムは、MTCデバイスに合わせて調整された技法または特徴を使用することによって、MTCをサポートし得る。MTCを改善するために使用される技法または特徴は、eMTCと呼ばれることがある。eMTCをサポートするために、システムは、他のUEとは異なり得るMTCデバイスの動作特性を考慮するように構成され得る。これは、様々な繰返しレベル、トランスポートブロックサイズなどを使用して、あるMTC固有システム情報をブロードキャストすることを含み得る。
[0118]UE115−aは、MTCデバイスまたはMTC UEであり得、それは、他のUEに対して、低複雑度、低コストデバイスであり得、低電力動作、限られた複信能力、および/または不十分な無線リンク状態をもつ環境での動作などの特徴によって特徴づけられ得る。不十分な無線リンク状態を克服するのを助けるために、ワイヤレス通信システム200は、CEのための技法を実装し得る。CEは、データおよび基準信号の増加された電力、送信繰返し、再送信、または緩やかな性能要件を通して達成され得る。たとえば、通信リンク225−aはCEを採用し得る。ワイヤレス通信システム200は、これらのMTC UE特性を念頭に置いて構成され得る。特に、ワイヤレス通信システム200は、より大きいシステム帯域幅内の狭帯域動作をサポートすることによって、eMTCをサポートし得る。
[0119]UE115−aは、広帯域動作モードで、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)など、DL制御チャネルを監視し得る。UE115−aはまた、より広いシステム帯域幅内で狭帯域動作を使用し得る。たとえば、UE115−aは、1.4、3、5、10、15、または20MHzの帯域幅を使用し得る。
[0120]ワイヤレス通信システム200では、狭帯域干渉を回避し、通信を改善するために周波数ホッピングが使用され得る。この技法は、信号を送信する間に周波数チャネルを変更し得る。いくつかの場合には、UE115−aは、広帯域動作能力を有し得、周波数が変更されるので信号を受信し得る。他の場合には、UE115−aは、広帯域動作のために構成されない。この場合、UE115−aは、周波数が変化するたびに、再チューンする必要があり得る。この再チューニングは、有限時間期間を要し得、増加されたネットワークオーバーヘッドを生じ得る。
[0121]上述のように、狭帯域動作のための周波数再チューニング中の遅延期間を低減するために、周波数再チューニングは、他の動作と同時に、または他の動作を考慮する様式で実行され得る。周波数再チューニングは、たとえば、数個のシンボル期間程度の、サブフレームよりも小さい期間中に行われ得る。さらに、周波数再チューニングは、制御情報が送信されるサブフレーム時間期間中に行われ得る。この領域では、UE115−aはこの情報を無視し得る。したがって、デバイスは、それの送信を受信するために時間内に再チューンし得る。いくつかの場合には、基地局105−aおよびUE115−aは、特定の再チューニング構成のために構成され得る。他の場合には、基地局105−aは、異なる再チューニング構成をもつUE115−aに適応し得、それの通信に基づいてそれの構成を推論し得る。ワイヤレスシステム(たとえば、ワイヤレス通信システム100)内で接続された複数の(multiple)UEが、異なる構成を有し得る。いくつかの場合には、基地局105−aは、UE115−aのCEに基づいて、様々な構成の間で切り替わり得る。
[0122]概して、再チューニング構成は、ULおよびDLについて異なり得る。たとえば、ULは、再チューンするために1つのサブフレームを使用し得、DLは、数個のシンボル期間と等価な時間期間を使用し得る。ULの場合、レガシー制御がないことがあり、したがって、再チューニング時間は、スペクトル効率の減少を暗示し得る。いくつかの場合には、ULのための再チューン構成はCEに依存し得る。
[0123]いくつかの例では、UE115−aは、それのUL再チューン時間期間に基づいてレートマッチングし得る。別の場合には、UE115−aは、いくつかのシンボルをパンクチャし得る。基地局105−aは、UE115−aの再チューニング能力を知らないことがある。この場合、基地局105−aは、UE115−aがいつ送信し始めるかを検出し得る。いくつかの場合には、たとえばサブフレーム内の他のシンボル中でDMRSを送るのではなく、再チューニングの後の第1のPUSCHの第1のシンボル中でDMRSが送られ得る。いくつかの場合には、DMRSは、基地局105−aが検出することがより容易であり得る。したがって、基地局105−aがDMRSを検出した場合、基地局105−aはチャネル推定のためにそれを使用し得る。別の場合には、UE115−aは、それの再チューン構成を基地局105−aに送り得、基地局105−aは、受信された構成に基づいてULをレートマッチングし得る。
[0124]いくつかの場合には、UE115−aは、MPDCCHとPDSCHとのために同じアンテナポートを使用し得る。これは、MPDCCHチャネルとPDSCHチャネルとにわたるチャネル推定バンドリング(channel estimation bundling)を可能にし得る。この場合、データまたはDMRSは、MPDCCHと、関連するPDSCHとにわたって同じプリコーダを使用し得る。いくつかの場合には、UE115−aは、レガシーポートを使用し得るか、または共通ポート、たとえば、ポート207/209を使用し得る。さらに、プリコーディング行列は、MPDCCHとPDSCHの両方の復調のためにCRSとDMRSとが使用され得るように、規格化され得る。
[0125]ワイヤレスシステム200では、CFIがUE115−aに示され得る。CFIは制御シンボルの数を含んでいることがある。いくつかの場合には、PCFICHは復号されないことがあり、CFIは、多数のサブフレームにわたって固定され得る。しかしながら、基地局105−aが前のCFI構成をオーバーライドすることが有利であり得る。たとえば、基地局105−aは、所与のサブフレーム中の制御情報の大きい負荷を扱い得るが、この決定をUE115−aに通信しないことがある。この場合、基地局105−aは、PCFICHを変更し、より多くの制御シンボルを送信し得る。基地局105−aはパンクチャリングを実行し得る。たとえば、MTC PDSCHは、レガシーPDCCHによってパンクチャされ得る。そのような場合、UE115−aはCFIの変化に気づいていないことがあり、UE115−aは、シグナリングされたCFIを仮定して、PDSCHを復号し得る。いくつかの場合には、UE115−aは、新しいPDCCH領域にレートマッチングし得る。たとえば、UE115−aは、PCFICHを復号し得、その場合、変化に気づいていることがある。
[0126]いくつかの場合には、ダウンリンク通信のための周波数再チューニングは、基準信号を含んでいるシンボル期間中に行われ得、それは、UE115−aが、再チューニング時間中に送信された基地局105−aからの基準信号を受信しないことを生じ得る。これらの問題を回避するために、いくつかのDLサブフレームは、再チューニングサブフレームとして指定され得、それがある周波数帯域から別の周波数帯域にUEが再チューンするための時間に適応するか、または指定されたシンボル期間を含み得る。
[0127]図3A〜図3Cは、本開示の様々な態様による、MTC周波数再チューニングのための周波数ホッピング構成300−a、300−b、および300−cの例を示す。周波数ホッピング構成300−a、300−b、300−cは、ULおよびDL送信の周波数ホッピングを可能にするためのMTC周波数再チューニングのための技法を示し得る。
[0128]図3A中の周波数ホッピング構成300−aは、周波数ホッピングを用いたダウンリンク状況を表し得る。プロット301は、基地局105からの送信を表し得る。プロット302は、UE115が送信を受信することを表し得る。時間期間305−aおよび305−bは、MPDCCHを含んでいるTTIを表し得る。時間期間310−a〜310−fは、PDSCHを含んでいるTTIを表し得る。TTIは、TTIの最初において送られ得る制御情報のN個のシンボルを含んでいることがある。最初に、送信はF1の周波数を有し、ここで、時間期間305−a、bおよび310−a、bは周波数F1における送信である。時間期間310−aの後に、基地局は、送信周波数をF2に変更し得る。時間期間310−bの後に、UEは、それの周波数をF2に再チューンし得る。この周波数再チューニングは、UEのための有限時間期間を要し得、したがって、UEは、時間315において周波数F2を監視し始め得る。時間315は、概して、時間期間310−c、dの開始と一致しないことがある。いくつかの場合には、時間315は、制御シンボルを含んでいる、TTIの領域中に生じ得る。他の場合には、時間315は、PDSCH制御シンボルが送信された後に生じ得る。
[0129]一例では、基地局105は、それがサービスするすべてのUE115のうちの最悪の再チューニング能力に基づいて、それの動作を構成し得る。たとえば、フレーム中の制御シンボルの数、Nが、UE115によって知られ得る。UE115は、M個のシンボルの再チューニング能力を有し得、すなわち、UE115は、M個のシンボルの長さと等価な時間期間内に再チューンすることができる。しかしながら、ワイヤレスネットワーク中の他のUE115は、K個のシンボルの再チューニング能力を有し得、ここで、K>Mである。この場合、基地局105は、UEによる周波数再チューニングによりK個のシンボルが失われることを仮定し得る。これは、再チューニングの後の第1のサブフレーム中のK個の制御シンボルについてレートマッチングを実行すること、およびそれからN個の制御シンボルがそのポイントからくることと等価であり得る。
[0130]いくつかの例では、基地局105は、UE115の再チューニング遅延に適応するためにレートマッチングを実行しないことがある。この場合、UEのための再チューニング時間期間が制御シンボル時間期間よりも小さく、すなわち、M≦Nである場合、UEは、十分に速く再チューンし、すべてのデータシンボルを受信し得る。この場合、図3A中の時間315は、PDSCH時間期間310−dの影付き制御情報領域中に開始することになる。M>Nである場合、UEは、すべてのデータシンボルを受信するのに十分に速く再チューンしないことがあり、すなわち、時間期間315は、PDSCH時間期間310−dの影付き制御情報領域の後に開始し得る。この場合、UEは、受信されたシンボルがパンクチャされたかのように、それらを復号し得る。
[0131]他の例では、基地局は、UE再チューニング速度を知り得る。たとえば、UEは、それの構成を基地局にシグナリングし得る。基地局は、次いで、UE再チューニング速度にレートマッチングし得る。たとえば、UEがM個のシンボルの時間期間中に再チューンする場合、基地局はM個のシンボルについてレートマッチングし得る。
[0132]いくつかの場合には、基地局は、UEのCEに基づいて、様々な構成の間で切り替わり得る。たとえば、バンドルサイズが大きい場合(たとえば、各ホップにおいて8つのサブフレーム)、パンクチャリングによる損失は小さくなり得、UEによるパンクチャリングが、大きいコストにならないことがある。バンドルサイズが小さい場合(たとえば、小さいCEをもつUEの場合)、パンクチャリングはコーディング損失を生じ得る。これらの場合、基地局は、UEによるパンクチャリングを緩和し得る再チューニング構成を使用することを決定し得る。
[0133]いくつかの場合には、CFIがUEに示され得る。CFIは制御シンボルの数を含んでいることがある。いくつかの場合には、PCFICHは復号されないことがあり、CFIは、多数のサブフレームにわたって固定され得る。基地局が前のCFI構成をオーバーライドすることが有利であり得る。たとえば、基地局は、所与のサブフレーム中の制御情報の大きい負荷を扱い得るが、この決定をUEに通信しないことがある。この場合、基地局は、PCFICHを変更し、より多くの制御シンボルを送信し得る。基地局はパンクチャリングを実行し得る。たとえば、MTC PDSCHは、レガシーPDCCHによってパンクチャされ得る。そのような場合、MTC UEはCFIの変化に気づいていないことがあり、UEは、シグナリングされたCFIを仮定して、PDSCHを復号し得る。他のUEは、新しいPDCCH領域にレートマッチングし得る。たとえば、それらは、PCFICHを復号し得、その場合、変化に気づいていることがある。
[0134]図3B中の周波数ホッピング構成300−bは、周波数ホッピングを用いたアップリンク状況を表し得る。プロット318は、周波数ホッピングを使用したUE115から基地局105へのアップリンクを表し得る。時間期間320−a〜320−cはPUSCH TTIを表し得る。時間期間320−aにおいて、UEは、ある周波数において送信し得、時間期間320−bにおいて送信する前に周波数を変更し得る。時間期間325は、UEが、送信周波数を変更するときに再チューンするために要する時間を表し得る。ULの場合、レガシー制御がなく、したがって、再チューニング時間は、スペクトル効率の減少を暗示し得る。概して、このUL再チューニング時間期間は、DL再チューニング時間期間とは異なり得る。たとえば、ULは、再チューンするために1つのサブフレームを使用し得、DLは、数個のシンボル期間と等価な時間期間を使用し得る。概して、ULのための再チューン構成はCEに依存し得る。
[0135]一例では、UEは、それのUL再チューン時間期間に基づいてレートマッチングし得る。たとえば、UEがL個のシンボルの時間期間中に再チューンする場合、すなわちこの場合、図3B中の時間期間325はL個のシンボルの長さに等しいであろう。この場合、UEは、L個のシンボルにレートマッチングし得る。
[0136]第2の例では、UEは、いくつかのシンボルをパンクチャし得る。たとえば、UEは、L個のシンボルの時間期間中に再チューンし得るが、UEは、P個のシンボルをパンクチャし得る。いくつかの場合には、基地局は、UEの再チューニング能力を知らないことがある。そうである場合、基地局は、UEがいつ送信し始めるかを検出し得る。いくつかの場合には、たとえば、サブフレーム内の他のシンボル中に含まれるのではなく、周波数変更の後の第1のPUSCHの第1のL個のシンボル(時間期間320−b)が、DMRSのために使用され得る。DMRSは、基地局が検出することがより容易であり得る。したがって、基地局がDMRSを検出した場合、基地局はチャネル推定のためにそれを使用し得る。
[0137]第3の例では、UEは、それの再チューニング構成を基地局にシグナリングし得、基地局は、受信された構成に基づいてULをレートマッチングし得る。すなわち、基地局は、時間期間325の再チューニング時間を考慮に入れ得る。
[0138]図3Cは、チャネル推定バンドリングのための構成300−cを表す。時間期間330−a、bはMPDCCH TTIを表し得る。時間期間335−a、bはPDSCH TTIを表し得る。MPDCCHは、時間および周波数のユニットをもつシンボルからなり得る。シンボル340−aはMPDCCH内のCRSトーンを表し得る。シンボル340−cはMPDCCHトーンを表し得る。シンボル340−bは、MPDCCH内のUERSトーンを表し得、ポート207および208を使用し得る。シンボル340−dは、ポート209および210を使用する、MPDCCH内のUERSトーンを表し得る。シンボル345−aはPDSCH内のCRSトーンを表し得る。シンボル345−cはPDSCHトーンを表し得る。シンボル345−bは、PDSCH内のUERSトーンを表し得、ポート207および208を使用し得る。シンボル345−dは、ポート209および210を使用する、PDSCH内のUERSトーンを表し得る。
[0139]いくつかの場合には、UEは、MPDCCHとPDSCHとのために同じアンテナポートを使用し得る。これは、MPDCCHチャネルとPDSCHチャネルとにわたるチャネル推定バンドリングを可能にし得る。この場合、データまたはDMRSは、MPDCCHと、関連するPDSCHとにわたって同じプリコーダを使用し得る。いくつかの場合には、UEは、レガシーポートを使用し得るか、または共通ポート、たとえば、ポート207および209を使用し得る。さらに、プリコーディング行列は、MPDCCHとPDSCHの両方の復調のためにCRSとDMRSとが使用され得るように、規格化され得る。
[0140]いくつかの例では、レガシーPUCCH構造(たとえば、LTE Rel.8 PUCCH構造)が、サウンディング基準信号(SRS)の存在により短縮構成を有し得る。MTC動作は、これらの場合、MTCデバイスの再チューニングによる紛失シンボルがレガシーユーザのPUCCHとの直交性に影響を及ぼし得るので、エラーを引き起こし得る。たとえば、周波数ホッピングのための再チューニングに関連する遅延は、それぞれのUEからの送信の直交性に影響を及ぼし得る。これに適応するために、再チューニング時間(たとえば、シンボル)がSRSリソースと整合し、残りのPUCCHシンボルが直交性プロパティを維持するように、MTC UEアップリンク動作はシフトされ得る。
[0141]図3Dは、本開示の様々な態様による、MTCのための再チューニングをサポートする再チューニングサブフレーム構成300−dを示す。サブフレーム構成300−dはLTE/LTE−Aヌメロロジー(numerology)を使用し得、図3Dの例では、構成300−dは14個のシンボル期間349を含む。シンボル期間350(すなわち、サブフレーム構成300−dの初期シンボル期間)は、周波数再チューニングのために使用されるシンボル時間期間を表し得る。再チューニングサブフレーム構成300−dはまた、CRS355と、MPDCCHまたはMPDSCHトーン356と、UERS357(UERS357はDMRSと呼ばれることもある)とを含み得る。あるUERS357は、たとえば、アンテナポート207および208上で送信され、他のUERS357は、アンテナポート209および210上で送信され得る。
[0142] 本明細書で説明されるように、UEは、ある周波数帯域から別の周波数帯域に再チューンし得、再チューニングは、約シンボル期間の持続時間を有し得る。したがって、UE115は、再チューニングが行われるシンボル期間中に送信された信号を受信しないことがある。いくつかの場合には、CRS355は、シンボル期間0、4、7、および11中で送信され得る。図3Dの例では、CRS355は、シンボル期間350、すなわち指定された再チューニング時間、中に送信されないことがあり、CRS355またはDMRS、あるいは両方が、他のシンボル期間中に送信され得る。図3Dの例では、UEは、利用可能なCRS355またはUERS357に基づいて、復調、チャネル推定、周波数追跡を実行し得る。UEは、たとえば、チャネル推定、周波数追跡、または時間追跡のために、シンボル期間4、7、および11中で受信されたCRSを使用し得る。UEは、いくつかの場合には、チャネル推定のために、シンボル期間5および6中で受信されたUERS357を使用し得る。様々な例では、復調はCRS355またはUERS357に基づき得る。CRS復調が採用されるのかUERS復調が採用されるのかは、特定のサブフレームが再チューニングサブフレームであるか否かの関数であり得る。例として、UERS357は再チューニングサブフレームに限定され得、したがって、再チューニングサブフレームにおける復調は、UERS357に依存し得る。
[0143]UEは、周波数帯域間(たとえば、構成300−dを有する)でのチューニングのために特定のTTIまたはTTIのグループが指定されたことを示すシグナリングを受信し得る。いくつかの場合には、指定された再チューニングTTIは、システム情報中でシグナリングされ得る。
[0144]本明細書で説明されるように、いくつかの周波数ホッピング動作中に、たとえば、MTCデバイスの再チューニング時間を考慮するために、シンボルが送信または受信されないことがある。しかし、いくつかの場合には、再チューニングは、システム内で採用されたタイミング境界と整合し得るか、または整合するように構成され得る。
[0145]たとえば、再チューニングは、場合によっては送信のために指定されないTTI(たとえば、サブフレーム)中に再チューニングが行われ得るように、TTIバンドリング動作と関連し得る。このタイプのTTIは、無効なサブフレームと呼ばれることがある。いくつかの場合には、TDD構成を含むと、周波数ホッピングは、特定の方向における送信のために指定された時間および/または周波数領域において行われ得る。たとえば、周波数ホッピングは、アップリンクまたはダウンリンク送信のために指定された周波数領域間にあり得、アップリンク領域間での周波数ホッピングは、たとえば、ダウンリンク指定されたサブフレーム中に行われ得る。いくつかの場合には、再チューニングが予想された場合に、UEは、測定ギャップが予想されるので再チューンしないことがある。
[0146]したがっていくつかの例では、送信機および受信機(たとえば、基地局およびUE)が、レートマッチングまたはパンクチャリングが不要であるように再チューンし得る。そのような場合、領域間でのホッピングの間、送信または受信がその中で行われないことがあるサブフレームを考慮して、ソースおよびデスティネーション狭帯域周波数領域を適応させるために、レートマッチングまたはパンクチャリング、あるいは両方が行われ得る。領域間の時間期間(たとえば、サブフレームなど、TTI)が、送信のために必ずしもスケジュールされるとは限らない場合、UEは、異なる領域中でメッセージを受信するためにレートマッチングしないことがある。そのような場合、UEは、他の例に関して本明細書で説明されるように、レートマッチングおよびパンクチャリングを回避することが可能であり得る。
[0147]たとえば、本明細書で説明されるように、再チューニングは、ソース周波数領域の第1のサブフレームの最後のシンボルと、デスティネーション周波数領域の第2のサブフレームの第1のシンボルとをドロップすることによって実行され得、または、それは、再チューニングの前のサブフレームの最後の2つのシンボルをドロップすることを含み得る。再チューニングのためのタイミングは、しかしながら、シンボルがドロップされる必要がないようなタイミングであり得る。
[0148]図3Eは、本開示の様々な態様による、MTC周波数再チューニングのための周波数ホッピング構成300−eの例を示す。周波数ホッピング構成300−eは、ULおよびDL送信の周波数ホッピングを可能にするためのMTC周波数再チューニングのための技法を示し得る。
[0149]プロット361に示される例では、UEおよび基地局は、レートマッチングまたはパンクチャリングを回避するために送信が予期されないか、さもなければスケジュールされないことがあるTTIを考慮し得る。たとえば、時間期間375−a内のTTI中に、第1のメッセージが第1の周波数帯域中で送信または受信され得る。送信機と受信機とが両方とも、時間期間380−a中に別のTTI中でメッセージを送信または受信するために、別の周波数帯域に再チューンし得る。再チューニングは、TTIであり得る(たとえば、無効なサブフレーム)、時間期間376−b中に行われ得る。
[0150]プロット362に示される例では、UEおよび基地局は、レートマッチングまたはパンクチャリングを回避するために送信が予期されないか、さもなければスケジュールされないことがあるTTIを考慮し得る。たとえば、時間期間375−b内のTTI中に、第1のメッセージが第1の周波数帯域中で送信または受信され得る。送信機と受信機とが両方とも、時間期間380−b中に別のTTI中でメッセージを送信または受信するために、別の周波数帯域に再チューンし得る。再チューニングは、1つまたは複数のTTIであり得る、時間期間376−b中に行われ得る。たとえば、時間期間376−bは、測定ギャップであり得るか、または無効なサブフレームを含み得る。いくつかの場合には、時間期間375−bおよび380−bは、ある方向における送信のために構成されたTTIを含み、時間期間376−bは、別の異なる方向における送信のために構成された1つまたは複数のTTIを含む。たとえば、時間期間375−bおよび380−bはアップリンクTTIを含み得、時間期間376−bは1つまたは複数のダウンリンクTTIを含み得、または逆も同様である。
[0151]いくつかの場合には、基地局は、再チューニングがサブフレーム中で行われる(たとえば、再チューニングが、無効なサブフレームまたは他の指定された再チューニングサブフレームと整合する)ように、有効なサブフレーム構成を選定し得る。このタイプの動作は、リソースを失うことを回避し得、(たとえば、HARQフィードバックなど、PUCCH送信のために)UE間の直交性を維持し得る。
[0152]図4Aおよび図4Bは、本開示の様々な態様による、MTC周波数再チューニングのためのプロセスフロー400−aおよびプロセスフロー400−bの例を示す。プロセスフロー400−a、bは、図1〜図2を参照しながら説明されたUE115および基地局105の例であり得る、UE115−b、cおよび基地局105−b、cを含み得る。いくつかの場合には、UE115−b、cはMTCデバイスであり得る。
プロセスフロー400−aは、周波数ホッピングのためのダウンリンクMTC再チューニングの態様を表し得る。基地局105−bは、それの送信の周波数を変更し得、UE115−bは、それの周波数を再チューンし得る。この再チューニングは有限時間期間を要し得る。
[0153]405において、基地局105−bは、再チューニング能力を示すシグナリングをUEから受信し得る。いくつかの場合には、基地局105−bは、制御チャネルフォーマットを示すシグナリングをUE115−bに送信し得る。
[0154]410において、基地局105−bは、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージをUE115−bに送信し得る。いくつかの場合には、基地局105−bは、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを送信し得、ダウンリンク制御チャネルは、DMRSパターンを含み得、プリコーダを使用して送信され得る。
[0155]412において、送信周波数は変化し得、そのポイントにおいて、415において基地局105−bはそれの送信を構成し得、420においてUE115−bは再チューンし得る。
[0156]415において、基地局105−bは、UEの間の特定された再チューニング時間に基づいて、第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定し得る。他の場合には、基地局105−bは、第2のTTIの第1の部分の持続時間が第2のTTIの制御領域を含むと決定し得る。いくつかの場合には、基地局105−bは、第2のTTIの第1の部分の持続時間が第2のTTIの制御領域を含むと決定し得る。いくつかの例では、基地局105−bは、第2のTTIの第1の部分の持続時間が第2のTTIの制御領域を含むと決定し得る。基地局105−bはまた、再チューニング能力に基づいて第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定し得る。いくつかの場合には、基地局105−bは、UE115−bのためのCE要件を識別し得、基地局105−bは、CE要件に基づいて第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定し得る。いくつかの場合には、基地局105−bは、制御信号が制御チャネルフォーマットを超えると決定し得る。いくつかの場合には、基地局105−bは、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定し得、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号が送信され得る。
[0157]420において、UE115−bは、第2のTTIの第1の部分中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンし得る。いくつかの場合には、UE115−bは、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定し得、TTIの初期シンボル期間中に第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンし得る。
[0158]425において、基地局105−bは、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージをUE115−bに送信し得る。いくつかの例では、第2のTTIの第1の部分は、第2のTTIのデータ領域の一部と制御領域とを備える。いくつかの場合には、基地局105−bは、UEによる再チューニングを考慮するために、第2のTTIの第1の部分中にUEに送信することを控え得る。他の場合には、基地局105−bは、第2のTTIの第1の部分の周りでレートマッチングすることを含む、第2のダウンリンクメッセージを送信し得る。いくつかの場合には、基地局105−bは、プリコーダを使用してダウンリンクデータチャネルが送信され得るように、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを送信し得る。他の場合には、基地局105−bは、データ信号が制御信号の部分によってパンクチャされ得るように、データ信号をUE115−bに送信し得る。いくつかの例では、データ信号を送信することは、電力ブーストされたデータ信号を送信することを含み得る。
[0159]430において、UE115−bは第2のダウンリンクメッセージを復号し得る。いくつかの場合には、UE115−bは、他のデータを含むシンボルによって第2のダウンリンクメッセージがパンクチャされ得るという仮定に基づいて、復号し得る。
[0160]405において、UE115−bは、再チューニング能力を示すシグナリングを送信し得る。
[0161]410において、UE115−bは、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージを受信し得る。UE115−bは、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを受信し得、ダウンリンク制御チャネルはDMRSパターンを含む。
[0162]425において、UE115−bは、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージを受信し得る。いくつかの例では、第2のTTIの第1の部分は、第2のTTIのデータ領域の一部と制御領域とを備える。いくつかの場合には、UE115−bは、第2のTTIの第1の部分が第2のダウンリンクメッセージの一部を含むと決定し得る。いくつかの例では、第2のダウンリンクメッセージは、第1のダウンリンクメッセージの周りでレートマッチングされる。いくつかの場合には、UE115−bは、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを受信し得る。
[0163]430において、UE115−bは、少なくとも、ダウンリンク制御チャネルのDMRSパターンを使用して、ダウンリンクデータチャネルのデータを復調し得る。いくつかの場合には、UE115−bは、データが、少なくとも、ダウンリンク制御チャネルのCRSパターンとダウンリンクデータチャネルのCRSパターンとを使用して復調され得るように、ダウンリンクチャネルのためのプリコーディング行列を決定し得る。
[0164]プロセスフロー400−bは、周波数ホッピングのためのアップリンクMTCの再チューニングの態様を表し得る。基地局105−cは、それの送信の周波数を変更し得、UE115−cは、それの周波数を再チューンし得る。この再チューニングは有限時間期間を要し得る。
[0165]435において、UE115−cは、第2のTTIの第1の部分の持続時間が再チューニング能力に基づくように、再チューニング能力を示すシグナリングを送信し得る。
[0166]440において、UE115−cは、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、TTI中に第1のアップリンクメッセージを送信し得る。
[0167]445において、UE115−cは、第2のTTIの第1の部分中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンし得る。
[0168]450において、UE115−cは、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のアップリンクメッセージを送信し得る。いくつかの例では、第2のTTIの第1の部分の持続時間は、システム帯域幅を用いて動作するUEの間の最長再チューニング時間またはUEの間の特定された再チューニング時間、あるいはUEの間の特定された再チューニング時間、に少なくとも部分的に基づく。いくつかの場合には、UE115−cが第2のアップリンクメッセージを送信することは、第2のTTIの第1の部分の周りでレートマッチングすることを含み得る。いくつかの例では、第2のTTIの第1の部分の持続時間は、送信機の再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、第2のTTIの第2の部分は、第2のTTIの第1の部分によってパンクチャされる。いくつかの場合には、UE115−cは、第2のTTIの第3の部分中にDMRSを送信し得、ここで、第3の部分は、第1の部分に後続し、第2のTTIの第2の部分に先行する。いくつかの場合には、UE115−cはCE要件を識別し得、UE115−cは、CE要件に基づいて第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定し得る。
[0169]435において、基地局105−cはUEからシグナリングを受信し得、シグナリングは、UEが再チューンするための持続時間を示し得る。
[0170]440において、基地局105−cは、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中にUE−115cから第1のアップリンクメッセージを受信し得る。
[0171]450において、基地局105−cは、システム帯域幅の第2の周波数帯域中で、第2のTTI中にUE115−cから第2のアップリンクメッセージを受信し得る。いくつかの場合には、基地局105−cは、第2のTTIの第1の部分中に第2のアップリンクメッセージを監視し得る。いくつかの例では、基地局105−cは、第2のTTIの第1の部分中にDMRSを監視し得る。いくつかの例では、第2のアップリンクメッセージは、第2のTTIの第1の部分の周りでレートマッチングされる。
[0172]455において、基地局105−cは、UE115−cが第1の周波数帯域から第2の周波数帯域に再チューンするための持続時間を決定し得る。いくつかの例では、UE115−cが再チューンするための持続時間を決定することは、システム帯域幅内で動作するUEの間の最長再チューニング時間に少なくとも部分的に基づいて持続時間を決定することを含む。UE115−cが再チューンするための持続時間を決定することが、第2のアップリンクメッセージの一部を検出することに基づき得るように、基地局105−cは、第2のTTIの第1の部分内の第2のアップリンクメッセージの一部を検出し得る。いくつかの場合には、UE115−cが再チューンするための持続時間を決定することが、DMRSを受信することに基づき得るように、および第2のアップリンクメッセージが、第2のTTIの第2の部分中に受信され得るように、基地局105−cは、第2のTTIの第1の部分中でDRMSを受信することに基づいて第2のアップリンクメッセージを検出し得る。いくつかの場合には、持続時間は、435におけるシグナリングに基づいて決定され得る。いくつかの場合には、UEが再チューンするための持続時間が、CE要件に基づいて決定され得るように、基地局105−cは、UE115−cのためのCE要件を識別し得る。
[0173]460において、基地局105−cは、決定された持続時間に基づいて第2のアップリンクメッセージを復号し得る。
[0174]図5は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイス500のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス500は、図1〜図4を参照しながら説明されたUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス500は、受信機505、MTC再チューニングモジュール510、または送信機515を含み得る。ワイヤレスデバイス500はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。
[0175]受信機505は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびeMTCのための再チューニングに関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、MTC再チューニングモジュール510に、およびワイヤレスデバイス500の他の構成要素に受け渡され得る。
[0176]MTC再チューニングモジュール510は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、TTI中に第1のアップリンクメッセージを送信し、第2のTTIの第1の部分中に送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンし、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のアップリンクメッセージを送信し得る。MTC再チューニングモジュール510は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージを受信し、第2のTTIの第1の部分中に、受信機送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンし、第2の周波数帯域中で第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージを受信し得る。
[0177]送信機515は、ワイヤレスデバイス500の他の構成要素から受信された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機515は、トランシーバモジュール中で受信機505とコロケート(collocate)され得る。送信機515は単一のアンテナを含み得るか、またはそれは複数のアンテナを含み得る。
[0178]図6は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイス600のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス600は、図1〜図5を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス500またはUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス600は、受信機505−a、MTC再チューニングモジュール510−a、または送信機515−aを含み得る。ワイヤレスデバイス600はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。MTC再チューニングモジュール510−aはまた、第1のTTIモジュール605と、周波数再チューンモジュール610と、第2のTTIモジュール615とを含み得る。
[0179]受信機505−aは、MTC再チューニングモジュール510−aに、およびワイヤレスデバイス600の他の構成要素に受け渡され得る情報を受信し得る。MTC再チューニングモジュール510−aは、図5を参照しながら説明された動作を実行し得る。送信機515−aは、ワイヤレスデバイス600の他の構成要素から受信された信号を送信し得る。
[0180]第1のTTIモジュール605は、送信機515と組み合わせて、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、TTI中に第1のアップリンクメッセージを送信し得る。第1のTTIモジュール605はまた、受信機505と組み合わせて、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、TTI中に第1のダウンリンクメッセージを受信し得る。第1のTTIモジュール605は、第1の周波数帯域中で、異なるUE(たとえば、LTE規格のリリース8に従って動作するUE)のためにスケジュールされたリソースおよびSRSを含む第1のTTIの一部分中に、基地局と通信し得る。第1のTTIモジュール605はまた、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中にUEから第1のアップリンクメッセージを受信し得る。いくつかの場合には、第1のTTIモジュール605はまた、第1のTTIの一部分がSRSを含むかどうかを決定する。いくつかの例では、第1のTTIモジュール605は、送信機515と組み合わせて、第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを送信し得る。または、第1のTTIモジュール605は、受信機505と組み合わせて、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第1のメッセージを受信し得る。
[0181]周波数再チューンモジュール610は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2のTTIの第1の部分中に、送信機515−aをシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンし得る。周波数再チューンモジュール610はまた、第2のTTIの第1の部分中に、受信機505−aをシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンし得る。周波数再チューンモジュール610は、たとえば、SRSの持続時間中に第2の周波数帯域に再チューンし得る。周波数再チューンモジュール610は、いくつかの場合には、UEが第1の周波数帯域から第2の周波数帯域に再チューンするための持続時間を決定し得る。いくつかの例では、UEが再チューンするための持続時間を決定することは、UEの間の特定された再チューニング時間(たとえば、規格によって特定された再チューニング時間)に基づいて持続時間を決定することを含む。いくつかの例では、特定された再チューニング時間は、基地局に接続されたまたはシステム内で動作するUEのための最長再チューニング時間に基づき得る。いくつかの場合には、周波数再チューンモジュール610は、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定し得る。いくつかの例では、周波数再チューンモジュール610は、TTIの初期シンボル期間中に第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンし得る。周波数再チューンモジュール610は、第2のTTI中に、送信機または受信機を第2の周波数帯域に再チューンし得る。
[0182]第2のTTIモジュール615は、送信機515−aと組み合わせて、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のアップリンクメッセージを送信し得る。いくつかの例では、第2のTTIの第1の部分の持続時間は、システム帯域幅を用いて動作するUEの間の最長再チューニング時間に、または特定された再チューニング時間に、あるいはその両方に少なくとも部分的に基づき得る。第2のアップリンクメッセージを送信することは、たとえば、第2のTTIの第1の部分の周りでレートマッチングすることを含み得る。いくつかの例では、第2のTTIの第1の部分の持続時間は、送信機515−aの再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、第2のTTIの第2の部分(たとえば、データ領域)は、第2のTTIの第1の部分(たとえば、制御領域)によってパンクチャされ得る。第2のTTIモジュール615はまた、送信機515−aと組み合わせて、第2のTTIの第3の部分中でDMRSを送信し得、それは、第2のTTIの第2の部分(たとえば、データ領域)に先行しそして第1の部分(たとえば、再チューニング部分)に後続し得る。第2のTTIモジュール615はまた、UEのためのCE要件に少なくとも部分的に基づいて、第2のTTIの第1の部分(たとえば、再チューニング部分)の持続時間を決定し得る。いくつかの場合には、第2のTTIモジュール615は、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号を受信し得る。
[0183]いくつかの例では、第2のTTIモジュール615は、送信機515または受信機505と組み合わせて、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを送信または受信し得る。
[0184]第2のTTIモジュール615は、いくつかの場合には、および受信機505−aと組み合わせて、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージを受信し得る。いくつかの例では、第2のTTIの第1の部分は、第2のTTIのデータ領域の一部と制御領域を含む。第2のTTIモジュール615はまた、第2のTTIの第1の部分が第2のダウンリンクメッセージの一部を含むと決定し得る。追加または代替として、第2のTTIモジュール615は、他のデータ(たとえば、他のUEのためのデータスケジュール)を含むシンボルによって第2のダウンリンクメッセージがパンクチャされるという仮定に基づいて、第2のダウンリンクメッセージを復号し得る。いくつかの例では、第2のダウンリンクメッセージは、第1のダウンリンクメッセージの周りでレートマッチングされ得る。
[0185]例として、第2のTTIモジュール615はまた、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの一部分中に基地局と通信し得る。第2のTTIモジュール615は、UEの間の特定された再チューニング時間(たとえば、規格によって、ネットワーク事業者によってなど特定された再チューニング時間)に基づいて、第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定し得る。いくつかの例では、第2のTTIの第1の部分は、第2のTTIのデータ領域の一部と制御領域を含む。第2のTTIモジュール615はまた、第2のTTIの第1の部分の持続時間が第2のTTIの制御領域を含むと決定し得る。いくつかの場合には、第2のTTIモジュール615は、再チューニング能力に基づいて第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定する。第2のTTIモジュール615はまた、CE要件に基づいて第2のTTIの第1の部分の持続時間を決定し得る。
[0186]図7は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイス500またはワイヤレスデバイス600の構成要素であり得るMTC再チューニングモジュール(MTC retuning module)510−bのブロック図700を示す。MTC再チューニングモジュール510−bは、図5〜図6を参照しながら説明したMTC再チューニングモジュール510の態様の一例であり得る。MTC再チューニングモジュール510−bは、第1のTTIモジュール605−aと、周波数再チューンモジュール610−aと、第2のTTIモジュール615−aとを含み得る。これらのモジュールの各々は、図6を参照しながら説明された機能を実行し得る。MTC再チューニングモジュール510−bは、再チューニング能力シグナリングモジュール(retuning capability signaling module)705と、CEモジュール710と、ダウンリンク制御チャネルモジュール715と、ダウンリンクデータモジュール720と、ダウンリンクデータ復調モジュール725と、プリコーディング行列モジュール730とをも含み得る。
[0187]再チューニング能力シグナリングモジュール705は、送信機515と組み合わせて、図2〜図4を参照しながら説明されたように、再チューニング能力を示すシグナリングを送信し得、第2のTTIの第1の部分の持続時間は再チューニング能力に基づく。再チューニング能力シグナリングモジュール705はまた、再チューニング能力を示すシグナリングを送信し得、第2のTTIの第1の部分の持続時間は再チューニング能力に基づき得る。再チューニング能力シグナリングモジュール705は、UEからシグナリングを受信し得、シグナリングは、UEが再チューンするための持続時間を示し得、いくつかの場合には、持続時間は、シグナリングに基づいて決定される。
[0188]CEモジュール710は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、CE要件を識別し得る。CEモジュール710はまた、UEのためのCE要件を識別し得、UEが再チューンするための持続時間は、CE要件に基づいて決定される。
[0189]ダウンリンク制御チャネルモジュール715は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを受信し得、ダウンリンク制御チャネルはDMRSパターンを含み得る。ダウンリンク制御チャネルモジュール715はまた、決定に基づいて、第1の周波数帯域中で、第1のTTIの一部分中に第2のUEと通信し得る。
[0190]ダウンリンクデータモジュール720は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを受信し得る。いくつかの場合には、ダウンリンクデータ復調モジュール725は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、少なくとも、ダウンリンク制御チャネルのDMRSパターンを使用して、ダウンリンクデータチャネルのデータを復調し得る。追加または代替として、プリコーディング行列モジュール730は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、ダウンリンクチャネルのためのプリコーディング行列を決定し得、データは、少なくとも、ダウンリンク制御チャネルのCRSパターンとダウンリンクデータチャネルのCRSパターンとを使用して復調され得る。
[0191]図8は、本開示の様々な態様による、eMTCをサポートするUEを含む、システム800の図を示す。システム800は、図1、図2および図5〜図7を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス500、ワイヤレスデバイス600、またはUE115の一例であり得る、UE115−dを含み得る。UE115−dは、図5〜図7を参照しながら説明されたMTC再チューニングモジュール510の一例であり得る、MTC再チューニングモジュール810を含み得る。UE115−dはCEモジュール825をも含み得、CEモジュール825は、バンドル送信などを含む、様々なCEsをサポートし得る。UE115−dは、通信を送信するための構成要素と通信を受信するための構成要素とを含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素をも含み得る。たとえば、UE115−dは、基地局105−dまたはUE115−eと双方向に通信し得る。
[0192]UE115−dは、プロセッサ805と、(ソフトウェア(SW)820を含む)メモリ815と、トランシーバ835と、1つまたは複数のアンテナ840とをも含み得、それらの各々は、(たとえば、バス845を介して)直接または間接的に互いと通信し得る。トランシーバ835は、上記で説明されたように、(1つまたは複数の)アンテナ840あるいはワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ835は、基地局105または別のUE115と双方向に通信し得る。トランシーバ835は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)アンテナ840に与え、(1つまたは複数の)アンテナ840から受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。UE115−dは、単一のアンテナ840を含み得るが、UE115−dはまた、複数の(multiple)ワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能な複数の(multiple)アンテナ840を有し得る。
[0193]いくつかの例では、MTC再チューニングモジュール810は、再チューニング動作中のパンクチャリングまたはレートマッチングの必要性を回避するために様々な動作を実行し得る。たとえば、MTC再チューニングモジュール810は、TTIが、周波数ホッピング動作がその間に実行されるべきである時間間隔であるかまたはそれを含むと決定し得、そしてそれに応じて送信機または受信機を再チューンし得る。いくつかの例では、MTC再チューニングモジュール810は、TTIが他のTTIとは異なる送信方向のために構成されたと決定し得、それに応じて再チューニング動作を調整し得る。
[0194]メモリ815は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ815は、実行されたとき、プロセッサ805に本明細書で説明される様々な機能(たとえば、eMTCのための再チューニングなど)を実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード820を記憶し得る。代替的に、ソフトウェア/ファームウェアコード820は、プロセッサ805によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実行させ得る。プロセッサ805は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)など)を含み得る。
[0195]図9は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイス900のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス900は、図1〜図8を参照しながら説明された基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス900は、受信機905、基地局MTC再チューニングモジュール910、または送信機915を含み得る。ワイヤレスデバイス900はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。
[0196]受信機905は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびeMTCのための再チューニングに関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、基地局MTC再チューニングモジュール910に、およびワイヤレスデバイス900の他の構成要素に受け渡され得る。
[0197]基地局MTC再チューニングモジュール910は、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージをUEに送信し、UEによる再チューニングを考慮するために、第2のTTIの第1の部分中にUEに送信することを控え、第2の周波数帯域中で第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージをUEに送信し得る。
[0198]送信機915は、ワイヤレスデバイス900の他の構成要素から受信された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機915は、トランシーバモジュール中で受信機905とコロケートされ得る。送信機915は単一のアンテナを含み得るか、またはそれは複数のアンテナを含み得る。
[0199]図10は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイス1000のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス1000は、図1〜図9を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス900または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1000は、受信機905−a、基地局MTC再チューニングモジュール910−a、または送信機915−aを含み得る。ワイヤレスデバイス1000はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。基地局MTC再チューニングモジュール910−aはまた、BS第1のTTIモジュール1005と、BS周波数再チューンモジュール1010と、BS第2のTTIモジュール1015と、BSダウンリンク制御チャネルモジュール1020と、BSダウンリンクデータモジュール1025と、制御チャネルフォーマットシグナリングモジュール1030と、制御信号構成モジュール1035と、パンクチャドデータ信号モジュール1040とを含み得る。
[0200]受信機905−aは、基地局MTC再チューニングモジュール910−aに、およびワイヤレスデバイス1000の他の構成要素に受け渡され得る情報を受信し得る。基地局MTC再チューニングモジュール910−aは、図9を参照しながら説明された動作を実行し得る。送信機915−aは、ワイヤレスデバイス1000の他の構成要素から受信された信号を送信し得る。
[0201]BS第1のTTIモジュール1005は、送信機915−aと組み合わせて、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージをUEに送信し得る。
[0202]BS周波数再チューンモジュール1010は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、UEによる再チューニングを考慮するために、第2のTTIの第1の部分中にUEに送信することを控えるか、または送信機915−aにそれを控えさせ得る。
[0203]BS第2のTTIモジュール1015は、送信機915−aと組み合わせて、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージをUEに送信し得る。いくつかの例では、BS第2のTTIモジュール1015はまた、システム帯域幅の第2の周波数帯域中で、第2のTTI中にUEから第2のアップリンクメッセージを受信し得る。BS第2のTTIモジュール1015は、いくつかの場合には、決定された持続時間に基づいて第2のアップリンクメッセージを復号し得る。追加または代替として、BS第2のTTIモジュール1015は、第2のTTIの第1の部分中に第2のアップリンクメッセージを監視し得る。BS第2のTTIモジュール1015は、いくつかの場合には、第2のTTIの第1の部分内の第2のアップリンクメッセージの一部を検出し得、UEが再チューンするための持続時間を決定することは、第2のアップリンクメッセージの一部を検出することに基づき得る。
[0204]いくつかの場合には、BS第2のTTIモジュール1015は、第2のTTIの第1の部分中にDMRSを監視し得る。BS第2のTTIモジュール1015は、たとえば、第2のTTIの第1の部分中でDRMSを受信することに基づいて、第2のアップリンクメッセージを検出し得、UEが再チューンするための持続時間を決定することは、DMRSを受信することに基づき得る。いくつかの例では、第2のアップリンクメッセージは、第2のTTIの第2の部分中に受信される。第2のアップリンクメッセージは、第1のアップリンクメッセージの周りでレートマッチングされ得る。BS第2のTTIモジュール1015はまた、決定に基づいて、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの一部分中に第2のUEと通信し得る。
[0205]図11は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートするワイヤレスデバイス900またはワイヤレスデバイス1000の構成要素であり得る基地局MTC再チューニングモジュール910−bのブロック図1100を示す。基地局MTC再チューニングモジュール910−bは、図9〜図10を参照しながら説明された基地局MTC再チューニングモジュール910の態様の一例であり得る。基地局MTC再チューニングモジュール910−bは、BS第1のTTIモジュール1005−aと、BS周波数再チューンモジュール1010−aと、BS第2のTTIモジュール1015−aと、BSダウンリンク制御チャネルモジュール1020−aと、BSダウンリンクデータモジュール1025−aと、制御チャネルフォーマットシグナリングモジュール1030−aと、制御信号構成モジュール1035−aと、パンクチャドデータ信号モジュール1040−aとを含み得る。これらのモジュールの各々は、図10を参照しながら説明された機能を実行し得る。基地局MTC再チューニングモジュール910−bは、BS再チューニング能力シグナリングモジュール1105と、BS CEモジュール1110とをも含み得る。
[0206]BS再チューニング能力シグナリングモジュール(BS retuning capability signaling module)1105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、再チューニング能力を示すシグナリングをUEから受信し得る。BS CEモジュール1110は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、UEのためのCE要件を識別し得る。いくつかの場合には、BSダウンリンク制御チャネルモジュール1120は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを送信し得、ダウンリンク制御チャネルは、DMRSパターンを含み得、プリコーダを使用して送信され得る。
[0207]BSダウンリンクデータモジュール1125は、いくつかの場合には、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを送信し得、ダウンリンクデータチャネルは、プリコーダを使用して送信され得る。制御チャネルフォーマットシグナリングモジュール1130は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、制御チャネルフォーマットを示すシグナリングをUEに送信し得る。制御信号構成モジュール1135は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、制御信号が制御チャネルフォーマットを超えると決定し得る。いくつかの例では、パンクチャドデータ信号モジュール1140は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、データ信号をUEに送信し得、データ信号は制御信号の一部分によってパンクチャされ得る。いくつかの例では、データ信号を送信することは、電力ブーストされたデータ信号を送信することを含む。
[0208]図12は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングをサポートする基地局105を含むシステム1200の図を示す。システム1200は、図1、図2および図9〜図11を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス900、ワイヤレスデバイス1000、または基地局105の一例であり得る、基地局105−eを含み得る。基地局105−eは、図9〜図11を参照しながら説明された基地局MTC再チューニングモジュール910の一例であり得る、基地局MTC再チューニングモジュール1210を含み得る。基地局105−eは、通信を送信するための構成要素と通信を受信するための構成要素とを含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素をも含み得る。たとえば、基地局105−eは、UE115−fまたはUE115−gと双方向に通信し得る。
[0209]いくつかの場合には、基地局105−eは、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンク(wired backhaul links)を有し得る。基地局105−eは、コアネットワーク130−aへのワイヤードバックホールリンク(たとえば、S1インターフェースなど)を有し得る。基地局105−eはまた、基地局間バックホールリンク(たとえば、X2インターフェース)を介して、基地局105−fおよび基地局105−gなど、他の基地局105と通信し得る。基地局105の各々は、同じまたは異なるワイヤレス通信技術を使用してUE115と通信し得る。いくつかの場合には、基地局105−eは、基地局通信モジュール1225を利用して105−fまたは105−gなどの他の基地局と通信し得る。いくつかの例では、基地局通信モジュール1225は、基地局105のうちのいくつかの間の通信を行うために、ロングタームエボリューション(LTE)/LTE−Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを与え得る。いくつかの例では、基地局105−eは、コアネットワーク130を通して他の基地局と通信し得る。いくつかの場合には、基地局105−eは、ネットワーク通信モジュール1230を通してコアネットワーク130と通信し得る。
[0210]基地局105−eは、プロセッサ1205と、(ソフトウェア(SW)1220を含む)メモリ1215と、トランシーバ1235と、(1つまたは複数の)アンテナ1240とを含み得、それらの各々は、(たとえば、バスシステム1245を介して)直接または間接的に互いと通信していることがある。トランシーバ1235は、(1つまたは複数の)アンテナ1240を介して、マルチモードデバイスであり得るUE115と双方向に通信するように構成され得る。トランシーバ1235(または基地局105−eの他の構成要素)はまた、アンテナ1240を介して、1つまたは複数の他の基地局(図示せず)と双方向に通信するように構成され得る。トランシーバ1235は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ1240に与え、アンテナ1240から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。基地局105−eは、各々が1つまたは複数の関連するアンテナ1240をもつ、複数の(multiple)トランシーバ1235を含み得る。トランシーバは、図9の組み合わせられた受信機905および送信機915の一例であり得る。
[0211]メモリ1215はRAMおよびROMを含み得る。メモリ1215はまた、実行されたとき、プロセッサ1205に本明細書で説明される様々な機能(たとえば、eMTCのための再チューニング、CE技法を選択すること、呼処理、データベース管理、メッセージルーティングなど)を実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード1220を記憶し得る。代替的に、ソフトウェア1220は、プロセッサ1205によって直接的に実行可能でないことがあるが、たとえば、コンパイルされ実行されたとき、コンピュータに本明細書で説明される機能を実行させるように構成され得る。プロセッサ1205は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサ1205は、エンコーダ、キュー処理モジュール、ベースバンドプロセッサ、無線ヘッドコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)など、様々な専用プロセッサを含み得る。
[0212]いくつかの例では、BS MTC再チューニングモジュール1210は、再チューニング動作中のパンクチャリングまたはレートマッチングの必要性を回避するために様々な動作を実行し得る。たとえば、BS MTC再チューニングモジュール1210は、TTIが、周波数ホッピング動作がその間に実行されるべきである時間間隔であるかまたはそれを含むと決定し得、それに応じて送信機または受信機を再チューンし得る。いくつかの例では、BS MTC再チューニングモジュール1210は、TTIが他のTTIとは異なる送信方向のために構成されたと決定し得、それに応じて再チューニング動作を調整し得る。
[0213]基地局通信モジュール1225は、他の基地局105との通信を管理し得る。いくつかの場合には、通信管理モジュールは、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、基地局通信モジュール1225は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法(interference mitigation techniques)のためのUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。
[0214]ワイヤレスデバイス500、ワイヤレスデバイス600、およびMTC再チューニングモジュール510−bの構成要素は、UE115−d、ワイヤレスデバイス900、ワイヤレスデバイス1000、BS MTC再チューニングモジュール910−b、および基地局105−eは、各々、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで実行するように適応された少なくとも1つのASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、少なくとも1つのIC上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または別のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0215]図13は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングのための方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、図5〜図8を参照しながら説明されたように、MTC再チューニングモジュール510によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0216]ブロック1305において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、TTI中に第1のアップリンクメッセージを送信する。いくつかの例では、ブロック1305の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第1のTTIモジュール605によって実行され得る。
[0217]ブロック1310において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2のTTIの第1の部分中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンする。いくつかの例では、ブロック1310の動作は、図6を参照しながら説明されたように、周波数再チューンモジュール610によって実行され得る。
[0218]ブロック1315において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のアップリンクメッセージを送信する。いくつかの例では、ブロック1315の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第2のTTIモジュール615によって実行され得る。
[0219]図14は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングのための方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図5〜図8を参照しながら説明されたように、MTC再チューニングモジュール510によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0220]ブロック1405において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージを受信する。いくつかの例では、ブロック1405の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第1のTTIモジュール605によって実行され得る。
[0221]ブロック1410において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2のTTIの第1の部分中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンする。いくつかの例では、ブロック1410の動作は、図6を参照しながら説明されたように、周波数再チューンモジュール610によって実行され得る。
[0222]ブロック1415において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージを受信する。いくつかの例では、ブロック1415の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第2のTTIモジュール615によって実行され得る。
[0223]図15は、本開示の様々な態様による、拡張CE動作のための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図5〜図8を参照しながら説明されたように、MTC再チューニングモジュール510によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0224]ブロック1505において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを受信し、ダウンリンク制御チャネルはDMRSパターンを備える。いくつかの例では、ブロック1505の動作は、図7を参照しながら説明されたように、ダウンリンク制御チャネルモジュール715によって実行され得る。
[0225]ブロック1510において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを受信する。いくつかの例では、ブロック1510の動作は、図7を参照しながら説明されたように、ダウンリンクデータモジュール720によって実行され得る。
[0226]ブロック1515において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、少なくとも、ダウンリンク制御チャネルのDMRSパターンを使用して、ダウンリンクデータチャネルのデータを復調する。いくつかの例では、ブロック1515の動作は、図7を参照しながら説明されたように、ダウンリンクデータ復調モジュール725によって実行され得る。
[0227]図16は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングのための方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、基地局MTC再チューニングモジュール910によって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するように基地局105の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0228]ブロック1605において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のダウンリンクメッセージをUEに送信する。いくつかの例では、ブロック1605の動作は、図10を参照しながら説明されたように、BS第1のTTIモジュール1005によって実行され得る。
[0229]ブロック1610において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、UEによる再チューニングを考慮するために、第2のTTIの第1の部分中にUEに送信することを控える。いくつかの例では、ブロック1610の動作は、図10を参照しながら説明されたように、BS周波数再チューンモジュール1010によって実行され得る。
[0230]ブロック1615において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージをUEに送信する。いくつかの例では、ブロック1615の動作は、図10を参照しながら説明されたように、BS第2のTTIモジュール1015によって実行され得る。
[0231]図17は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングのための方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、基地局MTC再チューニングモジュール910によって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するように基地局105の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0232]ブロック1705において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中にUEから第1のアップリンクメッセージを受信する。いくつかの例では、ブロック1705の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第1のTTIモジュール605によって実行され得る。
[0233]ブロック1710において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第2の周波数帯域中で、第2のTTI中にUEから第2のアップリンクメッセージを受信する。いくつかの例では、ブロック1710の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第2のTTIモジュール615によって実行され得る。
[0234]ブロック1715において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、UEが第1の周波数帯域から第2の周波数帯域に再チューンするための持続時間を決定する。いくつかの例では、ブロック1715の動作は、図6を参照しながら説明されたように、周波数再チューンモジュール610によって実行され得る。
[0235]ブロック1720において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、決定された持続時間に少なくとも部分的に基づいて、第2のアップリンクメッセージを復号する。いくつかの例では、ブロック1720の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第2のTTIモジュール615によって実行され得る。
[0236]図18は、本開示の様々な態様による、拡張CE動作のための方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1800の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、基地局MTC再チューニングモジュール910によって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するように基地局105の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0237]ブロック1805において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第1のTTI中にダウンリンク制御チャネルを送信し、ダウンリンク制御チャネルは、DMRSパターンを備え、プリコーダを使用して送信される。いくつかの例では、ブロック1805の動作は、図11を参照しながら説明されたように、BSダウンリンク制御チャネルモジュール1120によって実行され得る。
[0238]ブロック1810において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2のTTI中にダウンリンクデータチャネルを送信し、ここにおいて、ダウンリンクデータチャネルは、プリコーダを使用して送信される。いくつかの例では、ブロック1810の動作は、図11を参照しながら説明されたように、BSダウンリンクデータモジュール1125によって実行され得る。
[0239]図19は、本開示の様々な態様による、CFIオーバーライディング(CFI overriding)のための方法1900を示すフローチャートを示す。方法1900の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1900の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、基地局MTC再チューニングモジュール910によって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するように基地局105の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0240]ブロック1905において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、制御チャネルフォーマットを示すシグナリングをUEに送信する。いくつかの例では、ブロック1905の動作は、図11を参照しながら説明されたように、制御チャネルフォーマットシグナリングモジュール1130によって実行され得る。
[0241]ブロック1910において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、制御信号が制御チャネルフォーマットを超えると決定する。いくつかの例では、ブロック1910の動作は、図11を参照しながら説明されたように、制御信号構成モジュール1135によって実行され得る。
[0242]ブロック1915において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、データ信号をUEに送信し、ここにおいて、データ信号は制御信号の一部分によってパンクチャされる。いくつかの例では、ブロック1915の動作は、図11を参照しながら説明されたように、パンクチャドデータ信号モジュール1140によって実行され得る。
[0243]図20は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングのための方法2000を示すフローチャートを示す。方法2000の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2000の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、基地局MTC再チューニングモジュール910によって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するように基地局105の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0244]ブロック2005において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第1のTTIの一部分が、(たとえば、SRSリソース構成による)短縮PUCCHフォーマットと、第1の周波数帯域中で第1のUEのためにスケジュールされたデータとを含むと決定する。いくつかの例では、ブロック2005の動作は、図10を参照しながら説明されたように、BS第1のTTIモジュール1005によって実行され得る。
[0245]ブロック2010において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、決定に基づいて、第1の周波数帯域中で、第1のTTIの一部分中に第2のUEと通信する。いくつかの例では、ブロック2010の動作は、図10を参照しながら説明されたように、BS第2のTTIモジュール1015によって実行され得る。
[0246]ブロック2015において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、決定に基づいて、第2の周波数帯域中で、第2のTTIの一部分中に第2のUEと通信する。いくつかの例では、ブロック2015の動作は、図10を参照しながら説明されたように、BS第2のTTIモジュール1015によって実行され得る。
[0247]図21は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングのための方法2100を示すフローチャートを示す。方法2100の動作は、図1〜図20を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2100の動作は、図5〜図8を参照しながら説明されたように、MTC再チューニングモジュール510によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0248]ブロック2105において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第1の周波数帯域からシステム帯域幅の第2の周波数帯域にチューンするためにTTIが指定されたと決定する。いくつかの例では、ブロック2105の動作は、図6を参照しながら説明されたように、周波数再チューンモジュール610によって実行され得る。
[0249]ブロック2110において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、TTIの初期シンボル期間中に第1の周波数帯域から第2の周波数帯域にチューンする。いくつかの例では、ブロック2110の動作は、図6を参照しながら説明されたように、周波数再チューンモジュール610によって実行され得る。
[0250]ブロック2115において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、TTIの初期シンボル期間以外のTTIのシンボル中で基準信号を受信する。いくつかの例では、ブロック2115の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第2のTTIモジュール615によって実行され得る。
[0251]図22は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングのための方法2200を示すフローチャートを示す。方法2200の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2200の動作は、図5〜図8を参照しながら説明されたように、MTC再チューニングモジュール510によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0252]ブロック2205において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを送信する。いくつかの例では、ブロック2205の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第1のTTIモジュール605によって実行され得る。
[0253]ブロック2210において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2のTTI中に、送信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンする。いくつかの例では、ブロック2210の動作は、図6を参照しながら説明されたように、周波数再チューンモジュール610によって実行され得る。
[0254]ブロック2215において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを送信する。いくつかの例では、ブロック2215の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第2のTTIモジュール615によって実行され得る。
[0255]図14は、本開示の様々な態様による、eMTCのための再チューニングのための方法1400を示すフローチャートを示す。方法2300の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2300の動作は、図5〜図8を参照しながら説明されたように、MTC再チューニングモジュール510によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実行し得る。
[0256]ブロック2305において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1のTTI中に第1のメッセージを受信する。いくつかの例では、ブロック2205の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第1のTTIモジュール605によって実行され得る。
[0257]ブロック2310において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2のTTI中に、受信機をシステム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンする。いくつかの例では、ブロック2310の動作は、図6を参照しながら説明されたように、周波数再チューンモジュール610によって実行され得る。
[0258]ブロック2315において、UE115は、図2〜図4を参照しながら説明されたように、第2の周波数帯域中で、第3のTTI中に第2のメッセージを受信する。いくつかの例では、ブロック1415の動作は、図6を参照しながら説明されたように、第2のTTIモジュール615によって実行され得る。
[0259]したがって、方法1300、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000、2100、2200、および2300は、eMTCのための再チューニング、ならびに様々なCEおよびeMTC技法を提供し得る。方法1300、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000、および2100は可能な実装形態を表すこと、ならびに動作およびステップは、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。いくつかの例では、方法1300、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000、および2100のうちの2つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。
[0260]本明細書の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
[0261]本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。符号分割多元接続(CDMA)システムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD:High Rate Packet Data)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。時分割多元接続(TDMA)システムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の一部である。3GPP(登録商標)ロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)、LTE、LTE−A、およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上記のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。ただし、本明細書の説明では、例としてLTEシステムについて説明し、上記の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。
[0262]本明細書で説明されるそのようなネットワークを含む、LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局を表すために使用され得る。本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの発展型ノードB(eNB)が様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークを含み得る。たとえば、各eNBまたは基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る3GPP用語である。
[0263]基地局は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。基地局のための地理的カバレージエリアは、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る。本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリアがあり得る。
[0264]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内で動作し得る、低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(multiple)(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0265]本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0266]本明細書で説明されるダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。たとえば、図1および図2のワイヤレス通信システム100および200を含む、本明細書で説明される各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、複数の(multiple)サブキャリアからなる信号(たとえば、異なる周波数の波形信号)であり得る。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。本明細書で説明される通信リンク(たとえば、図1の通信リンク125)は、周波数分割複信(FDD)動作を使用して(たとえば、対スペクトルリソースを使用して)または時分割複信(TDD)動作を使用して(たとえば、不対スペクトルリソースを使用して)双方向通信を送信し得る。周波数分割複信(FDD)(たとえば、フレーム構造タイプ1)およびTDD(たとえば、フレーム構造タイプ2)のためのフレーム構造が定義され得る。
[0267]添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
[0268]添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素の間で区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
[0269]本明細書で説明される情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0270]本明細書の開示に関して説明される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP)とマイクロプロセッサとの組合せ、複数の(multiple)マイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
[0271]本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。
[0272]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0273]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられた。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信の方法であって、
システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、送信時間間隔(TTI)中に第1のアップリンクメッセージを送信することと、
第2のTTIの第1の部分中に、送信機を前記システム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、および
前記第2の周波数帯域中で、前記第2のTTIの第2の部分中に第2のアップリンクメッセージを送信することと
を備える、方法。
[C2]
前記第2のTTIの前記第1の部分の持続時間が、ユーザ機器(UEs)の間の特定された再チューニング時間に少なくとも部分的に基づく、C1に記載の方法。
[C3]
前記第2のアップリンクメッセージを送信することが、前記第2のTTIの前記第1の部分の周りでレートマッチングすることを備える、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記第2のTTIの前記第1の部分の持続時間が、前記送信機の再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく、C1に記載の方法。
[C5]
前記第2のTTIの前記第2の部分が、前記第2のTTIの前記第1の部分によってパンクチャされる、C4に記載の方法。
[C6]
再チューニング能力を示すシグナリングを送信することをさらに備え、ここにおいて、前記第2のTTIの前記第1の部分の持続時間が、前記再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく、
C1に記載の方法。
[C7]
ワイヤレス通信の方法であって、
システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1の送信時間間隔(TTI)中に第1のダウンリンクメッセージを受信することと、
第2のTTIの第1の部分中に、受信機を前記システム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンすることと、および
前記第2の周波数帯域中で、前記第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージを受信することと
を備える、方法。
[C8]
前記第2のTTIの前記第1の部分が、前記第2のTTIのデータ領域の一部と制御領域とを備える、C7に記載の方法。
[C9]
前記第2のTTIの前記第1の部分が前記第2のダウンリンクメッセージの一部を備えると決定することと、および
他のデータを備えるシンボルによって前記第2のダウンリンクメッセージがパンクチャされるという仮定に少なくとも部分的に基づいて、前記第2のダウンリンクメッセージを復号することと
をさらに備える、C8に記載の方法。
[C10]
再チューニング能力を示すシグナリングを送信することをさらに備え、ここにおいて、前記第2のTTIの前記第1の部分の持続時間が、前記再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく、
C7に記載の方法。
[C11]
前記第2のダウンリンクメッセージが、前記第1のダウンリンクメッセージの周りでレートマッチングされる、C7に記載の方法。
[C12]
前記第2のTTIの前記第1の部分が、前記第2のTTIの初期シンボル期間を備え、ここにおいて、前記方法が、
前記第2のTTIの前記初期シンボル期間以外の前記第2のTTIのシンボル中で基準信号を受信することを備える、
C7に記載の方法。
[C13]
前記TTIの基準信号を使用して、チャネル推定、周波数追跡、または時間追跡を実行すること、ここにおいて、前記基準信号のパターンが、前記第1から前記第2の周波数帯域にチューンするためのものとしての前記TTIの前記指定に少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C12に記載の方法。
[C14]
前記システム帯域幅の前記第1の周波数帯域から前記システム帯域幅の前記第2の周波数帯域にチューンするために前記第2のTTIが指定されたことを示すシグナリングを受信すること
をさらに備える、C12に記載の方法。
[C15]
前記シグナリングがシステム情報を備える、C14に記載の方法。
[C16]
ワイヤレス通信のための装置であって、
システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、送信時間間隔(TTI)中に第1のアップリンクメッセージを送信するための手段と、
第2のTTIの第1の部分中に、送信機を前記システム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンするための手段と、および
前記第2の周波数帯域中で、前記第2のTTIの第2の部分中に第2のアップリンクメッセージを送信するための手段と
を備える、装置。
[C17]
前記第2のTTIの前記第1の部分の持続時間が、ユーザ機器(UEs)の間の特定された再チューニング時間に少なくとも部分的に基づく、C16に記載の装置。
[C18]
前記第2のTTIの前記第1の部分の周りでレートマッチングするための手段
をさらに備える、C16に記載の装置。
[C19]
前記第2のTTIの前記第1の部分の持続時間が、前記送信機の再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく、C16に記載の装置。
[C20]
前記第2のTTIの前記第2の部分が、前記第2のTTIの前記第1の部分によってパンクチャされる、C19に記載の装置。
[C21]
再チューニング能力を示すシグナリングを送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記第2のTTIの前記第1の部分の持続時間が、前記再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく、
C16に記載の装置。
[C22]
ワイヤレス通信のための装置であって、
システム帯域幅の第1の周波数帯域中で、第1の送信時間間隔(TTI)中に第1のダウンリンクメッセージを受信するための手段と、
第2のTTIの第1の部分中に、受信機を前記システム帯域幅の第2の周波数帯域に再チューンするための手段と、および
前記第2の周波数帯域中で、前記第2のTTIの第2の部分中に第2のダウンリンクメッセージを受信するための手段と
を備える、装置。
[C23]
前記第2のTTIの前記第1の部分が、前記第2のTTIのデータ領域の一部と制御領域とを備える、C22に記載の装置。
[C24]
前記第2のTTIの前記第1の部分が前記第2のダウンリンクメッセージの一部を備えると決定するための手段と、
他のデータを備えるシンボルによって前記第2のダウンリンクメッセージがパンクチャされるという仮定に少なくとも部分的に基づいて、前記第2のダウンリンクメッセージを復号するための手段と
をさらに備える、C23に記載の装置。
[C25]
再チューニング能力を示すシグナリングを送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記第2のTTIの前記第1の部分の持続時間が、前記再チューニング能力に少なくとも部分的に基づく、
C22に記載の装置。
[C26]
前記第2のダウンリンクメッセージが、前記第1のダウンリンクメッセージの周りでレートマッチングされる、C22に記載の装置。
[C27]
前記第2のTTIの前記第1の部分が、前記第2のTTIの初期シンボル期間を備え、ここにおいて、前記方法が、前記第2のTTIの前記初期シンボル期間以外の前記第2のTTIのシンボル中で基準信号を受信することを備える、C22に記載の装置。
[C28]
前記TTIの基準信号を使用して、チャネル推定、周波数追跡、または時間追跡を実行するための手段、ここにおいて、前記基準信号のパターンが、前記第1から前記第2の周波数帯域にチューンするためのものとしての前記TTIの前記指定に少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、C27に記載の装置。
[C29]
前記システム帯域幅の前記第1の周波数帯域から前記システム帯域幅の前記第2の周波数帯域にチューンするために前記第2のTTIが指定されたことを示すシグナリングを受信するための手段
をさらに備える、C27に記載の装置。
[C30]
前記シグナリングがシステム情報を備える、C29に記載の装置。