JP6769794B2 - 通信データ量管理装置、通信データ量管理方法、及び、通信データ量管理プログラム - Google Patents

通信データ量管理装置、通信データ量管理方法、及び、通信データ量管理プログラム Download PDF

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Description

本願発明は、通信サービスを提供する場合に、従量課金の基準となる通信データ量を管理する技術に関する。
近年、移動体通信サービスなどでは、ユーザが利用可能な通信データ量とサービス利用料金とを組み合わせた従量課金モデルが主流となっている。このような従量課金モデルにおいては、顧客満足度を維持するために適切な課金を行うことが必要不可欠であるので、ユーザが利用した通信データ量に対して適切な課金を行う技術への期待が高まってきている。
このような技術に関連する技術として、特許文献1には、課金情報生成装置を通過した端末装置宛データが端末装置に届いていない場合に、そのデータに係る課金が行われるのを防止する課金システムが開示されている。このシステムは、基地局装置、データ中継装置、及び、課金情報生成装置を含んでいる。基地局装置は、課金情報生成装置を介して転送され且つ当該基地局装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する。データ中継装置は、課金情報生成装置を介して転送され且つ当該データ中継装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する。課金情報生成装置は、当該課金情報生成装置が転送したデータに基づいて課金情報を生成する。そして、この課金システムは、課金情報を、転送不可データ情報に基づいて修正する。
また、特許文献2には、Policy and Charging Controlアーキテクチャに基づいて、スポンサー付きデータアプリケーションに対する課金制御を実行する方法が開示されている。この方法では、ユーザによるサービスアクセス要求を受信する。この方法では、所定のポリシールールに基づいて、サービスアクセス要求に対応するスポンサー付きデータアプリケーションを判定する。この方法では、クレジット制御要求を、スポンサー付きデータ課金デバイスに送信する。当該クレジット制御要求は、スポンサー付きデータアプリケーションの識別情報を含む。この方法では、スポンサー付きデータ課金デバイスから返されたクレジット制御応答を受信する。当該クレジット制御応答は、サービスアクセス要求に対応付けられる課金制御情報を含む。そしてこの方法では、課金制御情報に基づいて、サービスアクセス要求を、スポンサー付きデータアプリケーションに対応付けられるネットワークデバイスにリダイレクトする。
また、特許文献3には、ユーザがサービスを提供するサービス事業者のサーバからサービスを利用する際の通信費算出方法が開示されている。この方法では、ユーザが使用した通信の通信料の情報を含む通信ログと、その通信ログのそれぞれに対して、ユーザがサービスを利用したか否かを示す情報を対応付ける。そして、この方法では、対応付けた通信ログを格納した通信ログ管理テーブルを用いて、ユーザがサービスのために利用した通信料を算出する。
特開2013-141083号公報 特表2015-509334号公報 国際公開第2015-111527号
上述した従量課金モデルでは、課金対象となる通信データ量は、通信サービス事業者が定める方式に従って累計される。一般的な従量課金モデルでは、通信サービス事業者によって提供される通信ネットワークを通過したパケットデータの量が、課金対象として累計される。
一方、通信サービス事業において、広告、あるいは、ユーザを特定のWebサイトへ誘導することを目的とした、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)通信に対するリダイレクト制御が行われることがある。このリダイレクト制御では、例えば、ユーザが目的とするWebサイトへのアクセス要求が、通信サービス事業者のシステム等による制御によって、別のWebサイトへ転送される。このようなリダイレクト制御による通信は、ユーザの要求ではなく、通信サービス事業者側の都合によって生じた通信であるので、リダイレクト制御による通信のデータ量を、そのまま課金対象として累計したのでは、適切な課金制御を行っているとは言えない。すなわち、このようなリダイレクト制御によって生じた通信のデータ量は、ユーザの要求によって生じた通信のデータ量とは異なる基準に基づいて、課金対象として累計することが課題である。特許文献1乃至3は、この課題について言及していない。本願発明の主たる目的は、この課題を解決する通信データ量管理装置等を提供することである。
本願発明の一態様に係る通信データ量管理装置は、端末装置とサーバ装置とが通信する通信データの内容に基づいて、前記通信データに対するリダイレクト制御を行う制御手段と、前記制御手段によって前記リダイレクト制御が行われた前記通信データに関して、実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、従量課金の基準となる通信データ量を算出する算出手段と、を備える。
上記目的を達成する他の見地において、本願発明の一態様に係る通信データ量管理方法は、情報処理装置によって、端末装置とサーバ装置とが通信する通信データの内容に基づいて、前記通信データに対するリダイレクト制御を行い、前記リダイレクト制御が行われた前記通信データに関して、実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、従量課金の基準となる通信データ量を算出する。
また、上記目的を達成する更なる見地において、本願発明の一態様に係る通信データ量管理プログラムは、端末装置とサーバ装置とが通信する通信データの内容に基づいて、前記通信データに対するリダイレクト制御を行う制御処理と、前記制御処理によって前記リダイレクト制御が行われた前記通信データに関して、実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、従量課金の基準となる通信データ量を算出する算出処理と、を実行させるためのプログラムである。
更に、本願発明は、係る通信データ量管理プログラム(コンピュータプログラム)が格納された、コンピュータ読み取り可能な、不揮発性の記録媒体によっても実現可能である。
本願発明は、従量課金モデルが適用された通信サービスにおいて、リダイレクト制御によって生じた通信に対して、適切な課金制御を行うことを可能とする。
本願発明の第1の実施形態に係る移動体通信システム1の構成を示すブロック図である。 本願発明の第1の実施形態に係る通信データ量管理装置10によって求められる、従量課金の基準となる通信データ量の内容を例示する表である。である。 本願発明の第1の実施形態に係る通信データ量管理装置10の動作を示すフローチャートである。 本願発明の第2の実施形態に係る通信データ量管理装置30の構成を示すブロック図である。 本願発明の各実施形態に係る通信データ量管理装置を実行可能な情報処理装置の構成を示すブロック図である。
以下、本願発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本願発明の第1の実施の形態に係る移動体通信システム1の構成を概念的に示すブロック図である。本実施形態にかかる移動体通信システム1は、例えば、移動体通信事業者、あるいは、仮想移動体通信事業者MVNO(Mobile Virtual Network Operator)によって提供される通信システムである。移動体通信システム1は、例えば、LTE(Long Term Evolution)回線網を収容するEPC(Evolved Packet Core)ネットワークを構築する。
本実施形態にかかる移動体通信システム1は、大別して、通信データ量管理装置10、端末装置20、基地局21、MME(Mobility Management Entity)22、S−GW(Serving Gateway)23、P−GW(Packet Data Network Gateway)24、及び、サーバ装置25を含んでいる。通信データ量管理装置10とサーバ装置25とは、インターネット26を介して通信可能に接続されている。図1に示す移動体通信システム1の構成では、説明の便宜上、各構成要素を1つずつ備えているが、各構成要素を複数備える構成であってもよい。尚、移動体通信システム1は、フレームデータやパケットデータを転送するスイッチ、ユーザ認証を行う装置(RADIUS(Remote Authentication Dial-In User Service)サーバ)、及び、ファイアーウォール等の図示しないネットワーク機器を含んでもよい。
端末装置20は、例えば、スマートフォンやタブレット端末装置等の、無線通信機能を有するモバイル端末装置である。端末装置20は、サーバ装置25が実行するアプリケーションにより提供されるサービス(例えばWebサイトなど)を受けるために、図1に示す構成によって、サーバ装置25と通信を行う。
基地局21は、端末装置20から発信するときの受付制御機能、着信があったときに端末を呼び出す(ページング)機能、端末装置20が基地局間を移動する際のハンドオーバー制御機能等を備える。基地局21が備えるこれらの機能は周知であるので、その詳細の説明は省略する。
MME22、S−GW23、及び、P−GW24は、EPCを構築するノード(装置)である。MME22は、端末装置20に対する位置登録やページングやハンドオーバー等の移動制御機能、及び、パケットデータの経路を確立あるいは削除する機能等を備える。S−GW23は、基地局21あるいはP−GW24から転送されるパケットデータを、P−GW24あるいは基地局21へ中継する機能、及び、ハンドオーバーの際におけるパケットデータの集約点としての機能等を備える。P−GW24は、端末装置20とPDN(Packet Data Network)とを接続する機能、及び、端末装置20へIP(Internet Protocol)アドレスを付与する機能等を備える。MME22、S−GW23、及び、P−GW24の機能は、3GPP(Third Generation Partnership Project)によって規定されているので、その詳細の説明は省略する。
通信データ量管理装置10は、端末装置20を使用するユーザに対して従量課金を行うために、その従量課金の基準となる、端末装置20による通信データ量を管理する装置である。通信データ量管理装置10は、PCEF(Policy and Charging Enforcement Function)11、PCRF(Policy and Charging Rule Function)12、及び、OCS(Online Charging System)13を備える。PCEF11、PCRF12、及び、OCS13が備える機能の少なくとも一部は、EPCを構築するノードとして、3GPPによって規定されている。
PCEF11は、パケットデータの転送レートを制御する機能、リダイレクション等通信先を制御する機能、通信プロトコルを識別する機能、データ転送量をOCS13に通知する機能等を備える。PCEF11は、PCRF12から通知されるPCC(Policy and Charging Control)ルールに基づいて、前述した機能を実現する。PCRF12は、PCEF11にPCCルールを通知する機能等を備える。OCS13は、端末装置20を使用するユーザが利用可能なデータ容量(残容量)あるいは使用されたデータ量を管理する機能等を備える。
PCEF11とPCRF12とは、Gxインタフェースによって接続されている。PCEF11とOCS13とは、Gyインタフェースによって接続されている。Gxインタフェース及びGyインタフェースは、例えばDiameterプロトコルのような、セッション管理が可能なプロトコルを使用する。PCEF11は、端末装置20とサーバ装置25との間の通信データを受信したことを契機として、Gx及びGyインタフェースによって、PCRF12及びOCS13とのセッションを確立する。PCEF11は、PCRF12及びOCS13とのセッションを確立したのち、端末装置20とサーバ装置25との間の通信データを所定の期間に亘って受信できない場合、当該セッションを切断する。
PCEF11は、制御部111及び算出部112を備えている。制御部111は、端末装置20とサーバ装置25との間の通信データを受信したときに、PCRF12から通知されたPCCルールに基づいて、受信した通信データがリダイレクト制御対象か否かを判定する。PCCルールは、例えば、端末装置20によって指定されたアクセス先が第1のWebサイトであった場合に、通信データを第2のWebサイトへリダイレクトする(転送する)ことを示す情報を含んでいることとする。また、第1及び第2のWebサイトは、サーバ装置25、あるいは、図示しないその他のサーバ装置によって実行されていることとする。
制御部111は、受信した通信データがリダイレクト制御対象である(例えば、アクセス先が第1のWebサイトである)場合に、受信した通信データに対するリダイレクト制御(例えば、第2のWebサイトへ転送する)を行う。
算出部112は、端末装置20とWebサイトとの間の通信が、制御部111によってリダイレクト制御されたフローであるか否かを識別する機能を備えている。算出部112は、端末装置20とWebサイトとの間の通信がリダイレクト制御されたフローでない場合、端末装置20とWebサイトとの間の実際の通信データ量を測定し、その測定結果を、従量課金の基準となる通信データ量として、OCS13に通知する。算出部112は、端末装置20とWebサイトとの間の通信がリダイレクト制御されたフローである場合、端末装置20とWebサイトとの間の実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えて、置き換えた量を、従量課金の基準となる通信データ量として、OCS13に通知する。
図2に示す表は、本実施形態に係る算出部112によって求められる、従量課金の基準となる通信データ量の内容の一例を説明するための表である。図2に示す例では、端末装置20とWebサイトとの間の実際の通信データ量を100M(メガ)バイトとする。
図2に例示する通り、端末装置20とWebサイトとの間の通信が、ユーザリクエストによる通信である(即ち、リダイレクト制御による通信ではない)場合、算出部112は、実際の通信データ量(即ち、100Mバイト)をOCS13へ通知する。この場合、OCS13によって、端末装置20を使用するユーザが利用可能なデータ容量から、100Mバイトが消費される。
端末装置20とWebサイトとの間の通信が、制御部111によるリダイレクト制御が行われた通信である場合、算出部112は、実際の通信データ量ではなく、所定の基準に基づいて求めた通信データ量をOCS13へ通知する。算出部112は、例えば、リダイレクト制御による通信データ量を課金対象外とする場合、通信データ量として0バイトをOCS13へ通知する。この場合、OCS13は、端末装置20を使用するユーザが利用可能なデータ容量を更新しない。算出部112は、あるいは、リダイレクト制御によりユーザが広告を見てくれたことに対する謝礼として、ユーザが利用可能なデータ容量を加増する制御を行う場合、通信データ量として、−(マイナス)10MバイトをOCS13へ通知する。この場合、OCS13によって、端末装置20を使用するユーザが利用可能なデータ容量は、10Mバイト増加する。
端末装置20とWebサイトとの間の通信が、制御部111によるリダイレクト制御ののちに行われた、リダイレクト先のWebサイトに対するユーザリクエストによる通信である場合、算出部112は、実際の通信データ量(即ち、100Mバイト)をOCS13へ通知する。この場合、OCS13によって、端末装置20を使用するユーザが利用可能なデータ容量から、100Mバイトが消費される。
次に図3に示すフローチャートを参照して、本実施形態に係る通信データ量管理装置10の動作(処理)について詳細に説明する。
PCEF11は、端末装置20とサーバ装置25との間の通信データを受信する(ステップS101)。PCEF11は、PCRF12及びOCS13とのセッションを確立したのち、PCRF12からPCCルールを入手する(ステップS102)。PCEF11における制御部111は、PCCルールに基づいて、受信した通信データがリダイレクト制御対象か否かを判定する(ステップS103)。
受信した通信データがリダイレクト制御対象でない場合(ステップS104でNo)、算出部112は、実際の通信データ量を測定し、測定した値をOCS13へ通知する(ステップS105)。OCS13は、端末装置20のユーザが利用可能なデータ容量を更新して(ステップS110)、全体の処理は終了する。
受信した通信データがリダイレクト制御対象である場合(ステップS104でYes)、制御部111は、受信した通信データに対するリダイレクト制御を行う(ステップS106)。算出部112は、リダイレクト制御された通信データの実際の通信データ量を、所定の値に置き換えて、その値をOCS13へ通知する(ステップS107)。
PCEF11は、リダイレクト先に対する、ユーザリクエストによる通信データを受信する(ステップS108)。算出部112は、ユーザリクエストによる通信データの実際の通信データ量を測定し、測定した値をOCS13へ通知し(ステップS109)、全体の処理はステップS110へ進む。
本実施形態に係る通信データ量管理装置10は、従量課金モデルが適用された通信サービスにおいて、リダイレクト制御によって生じた通信に対して、適切な課金制御を行うことができる。その理由は、通信データ量管理装置10は、端末装置20とサーバ装置25とが通信する通信データに対してリダイレクト制御を行った場合、当該通信データに関して、実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、従量課金の基準となる通信データ量を算出するからである。
以下に、本実施形態に係る通信データ量管理装置10によって実現される効果について、詳細に説明する。
通信サービス事業において、広告、あるいは、ユーザを特定のWebサイトへ誘導することを目的とした、HTTP通信に対するリダイレクト制御が行われることがある。このリダイレクト制御では、ユーザが目的とするWebサイトへアクセス要求が、通信サービス事業者のシステム等による制御によって、別のWebサイトへ転送される。このようなリダイレクト制御による通信は、ユーザの要求ではなく、通信サービス事業者側の都合によって生じた通信である。したがって、従量課金モデルを使用した通信サービス事業において、リダイレクト制御による通信のデータ量を、そのまま課金対象として累計したのでは、課金制御として不適切であるという問題がある。
このような問題を解決するために、本実施形態に係る通信データ量管理装置10では、ユーザリクエストによる通信とダイレクト制御による通信とを区別できるようにするために、PCEF11における制御部111が、端末装置20とサーバ装置25とが通信する通信データの内容に基づいて、その通信データに対するリダイレクト制御を行う。これにより、例えば、リダイレクト制御が、端末装置20あるいはサーバ装置25において実行されるアプリケーションによって行われた場合に、通信データ量管理装置10が、ユーザリクエストによる通信とダイレクト制御による通信とを区別することが困難になることを回避できる。
そして、PCEF11における算出部112は、制御部111によってリダイレクト制御が行われた通信データに関して、実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、従量課金の基準となる通信データ量を算出する。これにより、本実施形態に係る通信データ量管理装置10は、従量課金モデルが適用された通信サービスにおいて、リダイレクト制御によって生じた通信に対して、適切な課金制御を行うことができる。
また、本実施形態に係る通信データ量管理装置10は、リダイレクト制御が行われた通信データに関して、実際の通信データ量をゼロに置き換えた場合、リダイレクト制御が行われた通信データを、従量課金モデルにおける課金対象から除くことができる。
また、本実施形態に係る通信データ量管理装置10は、リダイレクト制御が行われた通信データに関して、実際の通信データ量を所定の負の値を示す量に置き換えた場合、リダイレクト制御によりユーザが広告を見てくれたことに対する謝礼として、ユーザが利用可能なデータ容量を加増するというサービスを提供することができる。
また、本実施形態に係る算出部112は、リダイレクト制御が行われた通信データに関して、実際の通信データ量を、そのデータ量に係数を乗算した量に置き換えてもよいし、あるいは、リダイレクト制御により通信データが転送される転送先に依存する量に置き換えてもよい。算出部112は、あるいはまた、リダイレクト制御が行われた通信データに関して、実際の通信データ量を、外部装置から値が設定可能なパラメータ変数を含む算出式を使用して求めた量に置き換えるようにしてもよい。本実施形態に係る通信データ量管理装置10は、リダイレクト制御が行われた通信データに関して、実際の通信データ量を、前述した様々な基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、柔軟な課金制御を行うことができる。
また、本実施形態に係る制御部111は、通信データに対するリダイレクト制御を行う回数を、所定の値以下に制限するようにしてもよい。例えば、上述した、リダイレクト制御によりユーザが広告を見てくれたことに対する謝礼として、ユーザが利用可能なデータ容量を加増するというサービスを悪用することにより、ユーザが利用可能なデータ容量が上限なく加増されるという問題がある。あるいは、リダイレクト制御が発生する回数が多い場合、顧客がアクセスしたいWebサイトとは異なるWebサイトに何度も誘導されることによって、顧客満足度が低下するという問題もある。本実施形態に係る通信データ量管理装置10は、リダイレクト制御を行う回数を制限することによって、このような問題が発生することを回避できる。また、本実施形態に係る通信データ量管理装置10は、例えば、1日あたりのリダイレクト制御の上限回数に応じて、通信料金を減額する、あるいは、ユーザが利用可能なデータ容量を加増するというような、柔軟な料金プランを有するサービスを提供することができる。
尚、上述した第1の実施形態では、通信データ量管理装置10をLTE回線網に適用した例を示したが、通信データ量管理装置10が適用される回線網は、LTE回線網に限定されない。通信データ量管理装置10は、例えば、xGSN(serving/gateway General packet radio service Support Node)回線網等に適用してもよい。
<第2の実施形態>
図4は、本願発明の第2の実施形態に係る通信データ量管理装置30の構成を概念的に示すブロック図である。通信データ量管理装置30は、制御部31、及び、算出部32を備えている。
制御部31は、端末装置40とサーバ装置41とが通信する通信データの内容に基づいて、その通信データに対するリダイレクト制御を行う。
算出部32は、制御部31によってリダイレクト制御が行われた通信データに関して、実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、従量課金の基準となる通信データ量を算出する。
本実施形態に係る通信データ量管理装置30は、従量課金モデルが適用された通信サービスにおいて、リダイレクト制御によって生じた通信に対して、適切な課金制御を行うことができる。その理由は、通信データ量管理装置30は、端末装置40とサーバ装置41とが通信する通信データに対してリダイレクト制御を行った場合、当該通信データに関して、実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、従量課金の基準となる通信データ量を算出するからである。
<ハードウェア構成例>
上述した各実施形態において図1、及び、図4に示した通信データ量管理装置における各部は、専用のHW(HardWare)(電子回路)によって実現することができる。また、図1、及び、図4において、少なくとも、下記構成は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。
・制御部111及び31、
・算出部112及び32。
但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図5を参照して説明する。
図5は、本願発明の各実施形態に係る通信データ量管理装置を実行可能な情報処理装置900(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図5は、図1、及び、図4に示した通信データ量管理装置を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図5に示した情報処理装置900は、構成要素として下記を備えている。
・CPU(Central_Processing_Unit)901、
・ROM(Read_Only_Memory)902、
・RAM(Random_Access_Memory)903、
・ハードディスク(記憶装置)904、
・外部装置との通信インタフェース905、
・バス906(通信線)、
・CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記録媒体907に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ908、
・入出力インタフェース909。
即ち、上記構成要素を備える情報処理装置900は、これらの構成がバス906を介して接続された一般的なコンピュータである。情報処理装置900は、CPU901を複数備える場合もあれば、マルチコアにより構成されたCPU901を備える場合もある。
そして、上述した実施形態を例に説明した本願発明は、図5に示した情報処理装置900に対して、次の機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給する。その機能とは、その実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1、及び、図4)における上述した構成、或いはフローチャート(図3)の機能である。本願発明は、その後、そのコンピュータプログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能な揮発性のメモリ(RAM903)、または、ROM902やハードディスク904等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータプログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。その手順としては、例えば、CD−ROM等の各種記録媒体907を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等がある。そして、このような場合において、本願発明は、係るコンピュータプログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記録媒体907によって構成されると捉えることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本願発明を説明した。しかしながら、本願発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本願発明は、本願発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
1 移動体通信システム
10 通信データ量管理装置
11 PCEF
111 制御部
112 算出部
12 PCRF
13 OCS
20 端末装置
21 基地局
22 MME
23 S−GW
24 P−GW
30 通信データ量管理装置
31 制御部
32 算出部
40 端末装置
41 サーバ装置
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 ハードディスク(記憶装置)
905 通信インタフェース
906 バス
907 記録媒体
908 リーダライタ
909 入出力インタフェース

Claims (9)

  1. 端末装置とサーバ装置とが通信する通信データの内容に基づいて、前記通信データのうちリダイレクト制御の対象の通信データに対するリダイレクト制御を行う制御手段と、
    前記制御手段によって前記リダイレクト制御が行われた前記通信データに関して、実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、従量課金の基準となる通信データ量を算出する算出手段と、
    を備える通信データ量管理装置であって、
    前記算出手段は、前記実際の通信データ量を、前記リダイレクト制御により前記通信データが転送される転送先に依存する量に置き換える通信データ量管理装置
  2. 前記算出手段は、前記実際の通信データ量を、ゼロ、あるいは所定の負の値を示す量に置き換える、
    請求項1に記載の通信データ量管理装置。
  3. 前記算出手段は、前記実際の通信データ量を、前記実際の通信データ量に係数を乗算した量に置き換える、
    請求項1に記載の通信データ量管理装置。
  4. 前記算出手段は、前記実際の通信データ量を、外部装置から値が設定可能なパラメータ変数を含む算出式を使用して求めた量に置き換える、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信データ量管理装置。
  5. 前記制御手段は、前記通信データに対する前記リダイレクト制御を行う回数を、所定の値以下に制限する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信データ量管理装置。
  6. 前記制御手段、及び、前記算出手段は、3GPPにおいて規定されたノードであるPCEFに含まれる、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信データ量管理装置。
  7. 前記制御手段は、LTE回線網あるいはxGSN回線網に接続された前記端末装置によって通信される、前記通信データに対するリダイレクト制御を行う、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信データ量管理装置。
  8. 情報処理装置によって、
    端末装置とサーバ装置とが通信する通信データの内容に基づいて、前記通信データのうちリダイレクト制御の対象の通信データに対するリダイレクト制御を行い、
    前記リダイレクト制御が行われた前記通信データに関して、実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、従量課金の基準となる通信データ量を算出し、
    前記算出を行う際、前記実際の通信データ量を、前記リダイレクト制御により前記通信データが転送される転送先に依存する量に置き換える通信データ量管理方法。
  9. 端末装置とサーバ装置とが通信する通信データの内容に基づいて、前記通信データのうちリダイレクト制御の対象の通信データに対するリダイレクト制御を行う制御処理と、
    前記制御処理によって前記リダイレクト制御が行われた前記通信データに関して、実際の通信データ量を、所定の基準に基づいて求めた量に置き換えることにより、従量課金の基準となる通信データ量を算出する算出処理と、
    前記算出を行う際、前記実際の通信データ量を、前記リダイレクト制御により前記通信データが転送される転送先に依存する量に置き換える置き換え処理と、
    をコンピュータに実行させるための通信データ量管理プログラム。
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