JP6767168B2 - 圧電デバイス用のパッケージ及び圧電デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、圧電デバイス用のパッケージ及び圧電デバイスに関する。
携帯端末や携帯電話などの電子機器では、圧電振動子や発振器などの圧電デバイスが搭載されている。圧電デバイスとしては、リッドやベースで構成されたパッケージ内のキャビティ(収容空間)に水晶振動片などの圧電振動片や半導体デバイス(ICチップ)などが収容されて構成される。このような圧電デバイスとして、半導体デバイス上の電極(端子)とベースに形成された電極(端子)とをワイヤボンディングし、その電極と圧電振動片を保持する接続電極(接続端子)とをビアを介して電気的に接続することで、半導体デバイスと圧電振動片とを電気的に接続したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−37441号公報
しかし、上記した特許文献1に記載された圧電デバイスでは、半導体デバイスとの間でワイヤボンディングされる電極と接続電極とがビアを介して電気的に接続されているので、ベースの中で電極間をつなぐ配線を引き回す必要があり、ベースを成形する手間がかかってしまう。特に、同じサイズのパッケージ内に異なるサイズの圧電振動片を収容可能な構成とする場合、異なるサイズの圧電振動片を保持する複数の接続電極と、半導体デバイスとワイヤボンディングされる電極とをつなぐ配線をそれぞれ引き回す必要があり、余計に手間がかかってしまう。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、手間をかけずに成形することができる圧電デバイス用のパッケージ及び圧電デバイスを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明では、圧電振動片を収容可能な圧電デバイス用の平面視矩形状のパッケージであって、半導体デバイスが実装される実装部と、圧電振動片を保持する保持部と、を備え、保持部は、凹形状の段差が形成され、保持部の上段は、大きいサイズの圧電振動片を保持可能であると共に、大きいサイズの圧電振動片の励振電極と電気的に接続される一対の第1接続電極を有し、保持部の下段は、小さいサイズの圧電振動片を保持可能であると共に、小さいサイズの圧電振動片の励振電極と電気的に接続される一対の第2接続電極を有し、第1接続電極と第2接続電極の各対は、それぞれ接続され、一対の第1接続電極は、矩形状の短手方向において一対の第2接続電極を挟む位置に配置され、一対の第2接続電極は、短手方向においてそれぞれ第1接続電極と並ぶように配置され、保持部の下段と実装部の底面は、同一又は略同一の高さであることを特徴とする圧電デバイス用のパッケージを提供する。
また、本発明は、上記した圧電デバイス用のパッケージと、パッケージの保持部に保持された圧電振動片と、パッケージの実装部に実装された半導体デバイスと、を備え圧電デバイスであって、保持部の上段にて大きいサイズの圧電振動片が保持され、半導体デバイスと第2接続電極がワイヤボンディングされたことを特徴とする圧電デバイスを提供する。また、この圧電デバイスにおいて、大きいサイズの圧電振動片は半導体デバイスの上方に位置してもよい。
また、本発明は、上記した圧電デバイス用のパッケージと、パッケージの保持部に保持された圧電振動片と、パッケージの実装部に実装された半導体デバイスと、を備え圧電デバイスであって、保持部の下段にて小さいサイズの圧電振動片が保持され、半導体デバイスと第1接続電極がワイヤボンディングされたことを特徴とする圧電デバイスを提供する。
本発明によれば、第1接続電極と第2接続電極の各対がそれぞれ接続され、保持部の上段にて大きいサイズの圧電振動片が保持される場合、半導体デバイスと第2接続電極がワイヤボンディングされ、保持部の下段にて小さいサイズの圧電振動片が保持される場合、半導体デバイスと第1接続電極がワイヤボンディングされるので、異なるサイズの圧電振動片を保持することができるとともに、パッケージ内で配線を引き回す必要がなくなり、パッケージを成形する手間を軽減することができる。
実施形態に係る圧電デバイスの構成を示す斜視図である。 大きいサイズの圧電振動片を搭載した圧電デバイスの平面図、a1−a1線に沿った断面図、b1−b1線に沿った断面図である。 小さいサイズの圧電振動片を搭載した圧電デバイスの平面図、a2−a2線に沿った断面図、b2−b2線に沿った断面図である。 圧電振動片の構成を示す平面図である。 圧電デバイスの断面図であって、(a)は図2のM−M線に沿った断面図、(b)は図3のN−N線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、図面においては、実施形態を説明するため、一部分を大きく又は強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現する場合がある。以下の各図において、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系においては、圧電振動片の表面に平行な平面をXZ平面とする。このXZ平面において圧電デバイスの長手方向をX方向と表記し、X方向に直交する方向をZ方向と表記する。XZ平面に垂直な方向(圧電振動片の厚さ方向)はY方向と表記する。X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとして説明する。
図1は、実施形態に係る圧電デバイス100の構成を示す斜視図である。また、図2は、大きいサイズの圧電振動片161を搭載した圧電デバイス100の平面図、a1−a1線に沿った断面図、b1−b1線に沿った断面図である。また、図3は、小さいサイズの圧電振動片162を搭載した圧電デバイス100の平面図、a2−a2線に沿った断面図、b2−b2線に沿った断面図である。なお、図1〜図3は、リッド(蓋材)110を外して圧電デバイス100の内部を見たときの構成を示している。また、図1〜図3は、パッケージ内における圧電振動片161及び162の搭載位置を点線で示している。
図1〜図3に示すように、圧電デバイス100は、リッド110と、ベース(基材)120と、圧電振動片161又は162とを備えている。リッド110とベース120とでパッケージが構成される。本実施形態では、パッケージは、異なるサイズの圧電振動片が収容可能であって、大きいサイズの圧電振動片161と小さいサイズの圧電振動片162のいずれか一方が収容される。圧電振動片161,162という表記は、特記しない限り、圧電振動片161又は162のことをいう。
一般に、パッケージに収容される圧電振動片のサイズに応じて、パッケージのサイズが変更される。一方、同じサイズのパッケージに異なるサイズの圧電振動片を収容することも行われる。すなわち、所定サイズの圧電振動片を収容可能なパッケージに、その所定サイズよりも小さいサイズの圧電振動片が収容されることもある。この場合、圧電振動片のサイズに応じた異なるサイズのパッケージを用意する必要がなくなる。
圧電デバイス100としては、例えば、温度補償型水晶発振器(TCXO)が用いられている。この圧電デバイス100は、水晶の温度特性を補償する温度補償回路が内蔵されており、広い温度範囲にわたって良好な温度特性が得られるものである。
リッド110は、圧電振動片161,162の+Y側に配置されている。リッド110は、矩形の板状に形成されており、裏面(−Y側の面)が接合面となっている。なお、リッド110の裏面は、圧電振動片161,162の表面(+Y側の面)と対向する。
ベース120は、圧電振動片161,162の−Y側に配置されるとともに、この圧電振動片161,162を保持している。ベース120は、矩形の板状に形成されており、表面121側に凹部122が形成されている。表面121の外周部は、リッド110の裏面と対向する。
リッド110及びベース120は、圧電振動片161,162をY方向に挟むように配置されている。リッド110の裏面は、接合材180を介してベース120の表面121の外周部に接合されている。接合材180としては、例えば、非電導性を有する低融点ガラスが用いられるが、これに代えて、ポリイミド等の樹脂を用いることもできる。リッド110及びベース120は、例えばセラミックス、ガラス、水晶片などによって形成されている。なお、リッド110とベース120とが接合されることにより、圧電振動片161,162を収容するキャビティが形成される。
圧電振動片161,162としては、例えばATカットの水晶振動片が用いられている。ATカットは、水晶振動子や水晶発振器等の圧電デバイスが常温付近で使用されるにあたって良好な周波数特性が得られる等の利点があり、人工水晶の3つの結晶軸である電気軸、機械軸及び光学軸のうち、光学軸に対して結晶軸周りに35°15′だけ傾いた角度で切り出す加工手法である。なお、圧電振動片161,162としては、水晶振動片に限定されるものではなく、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウムなどを用いたものでもよい。
図4は、圧電振動片161の構成を示す平面図である。図4に示すように、圧電振動片161は、Y方向から見たときに、X方向に長辺、Z軸方向に短辺を有する矩形の板状に形成されている。圧電振動片161の表面(+Y側の面)には、励振電極161a及び引出電極161cが形成されている。圧電振動片161の裏面(−Y側の面)には、励振電極161b及び引出電極161dが形成されている。励振電極161a,161bは、それぞれ矩形状に形成されており、Y方向視で重なる位置及び寸法に形成されている。引出電極161c,161dは、励振電極161a,161bから圧電振動片161の−X側の端辺に向けて−X方向に延びている。圧電振動片161の表面における励振電極161a及び引出電極161cが形成されていない領域を周辺領域161mといい、圧電振動片161の裏面における励振電極161b及び引出電極161dが形成されていない領域を周辺領域161nという。なお、図2では、圧電振動片161の構成を示していたが、圧電振動片162の構成についても同様である。ただし、圧電振動片162は、圧電振動片161よりもX方向及びZ方向の辺の長さが短い圧電振動片である。
図1〜図3の説明に戻り、ベース120の凹部122内における−X側端部(長手方向の一方の端部)には、圧電振動片161,162の一端(固定端)を保持する保持部123が凹部122の内壁面(凹部122の内側のYZ平面)に沿って形成されている。この保持部123は、凹形状の段差が形成され、凹形状の段差の上段部123a,123bと、凹形状の段差の下段部123cとを有している。
上段部123a,123bは、それぞれ、凹部122の底面から+Y方向に所定量上がった段部であり、大きいサイズの圧電振動片161の一端を保持する部分である。上段部123a,123bには、一対の第1接続電極130a,130bが形成されている。下段部123cは、凹部122の底面と同一又は略同一の高さであり、小さいサイズの圧電振動片162の一端を保持する部分である。下段部123cには、一対の第2接続電極131a,131bが形成されている。
第1接続電極130a,130bと第2接続電極131a,131bの各対は、それぞれ、導電性の電極である連結部132a,132bで連結(接続)されている。第1接続電極130aと第2接続電極131aと連結部132aが一体形成された1つの電極を構成し、第1接続電極130bと第2接続電極131bと連結部132bも一体形成された1つの電極を構成する。
第1接続電極130a,130bは、図2のb1−b1線に沿った断面図に示すように、パッケージに大きいサイズの圧電振動片161が収容される場合、導電性接着剤133a,133bによって圧電振動片161の引出電極161c,161dと電気的に接続される。また、第2接続電極131a,131bは、図3のb2−b2線に沿った断面図に示すように、パッケージに小さいサイズの圧電振動片162が収容される場合、導電性接着剤134a,134bによって圧電振動片162の引出電極と電気的に接続される。図1〜図3において、ベース120に対する圧電振動片161,162の保持方法は、圧電振動片161,162の一端(一辺)が導電性接着剤によってベース120(保持部123)に保持される片持ちタイプの方法である。
凹部122内におけるZ方向の両側の端部(つまり−Z側の端部と+Z側の端部)には、その凹部122の底面から+Y方向に所定量上がった段部124a,124bがそれぞれ凹部122の内壁面(凹部122の内側のXY平面)に沿って形成されている。なお、図1に示す例では、段部124a,124bは、それぞれ、保持部123の上段部123aよりも低く、保持部123の上段部123bよりも高くなっている。また、段部124aと段部124bは、同じ高さに形成されている。
また、凹部122内における+X側端部(長手方向の他方の端部)には、圧電振動片161,162の他端(自由端)を下方(−Y方向)に下がらない(落ちない)ように規制(支持)する枕部としての段部124cが凹部122の内壁面(凹部122の内側のYZ平面)に沿って形成されている。なお、図1に示す例では、段部124cは、段部124a,124bよりも高くなっている。
凹部122の底面であって段部124a,124b,124cに囲まれた領域は、半導体デバイス200が実装される実装部125である。半導体デバイス200には、発振回路や温度補償回路等が組み込まれている。発振回路が圧電振動片161,162の駆動を制御することで、圧電振動片161,162から所定周波数の信号を得ることができる。半導体デバイス200は、Y方向視において実装部125のほぼ中央に配置されている。半導体デバイス200は、表面(+Y側の面)に8つの端子(電極パッド)201〜208が形成されている。
保持部123の上段部123a,123bにおいて大きいサイズの圧電振動片161が保持される場合、半導体デバイス200の端子201と第2接続電極131aがワイヤ171aで接続(ワイヤボンディング)され、半導体デバイス200の端子202と第2接続電極131bがワイヤ171bで接続(ワイヤボンディング)される。また、保持部123の下段部123cにおいて小さいサイズの圧電振動片161が保持される場合、半導体デバイス200の端子201と第1接続電極130aがワイヤ172aで接続(ワイヤボンディング)され、半導体デバイス200の端子202と第1接続電極130bがワイヤ172bで接続(ワイヤボンディング)される。ワイヤボンディングとは、例えば直径十数マイクロメートルから数百マイクロメートルの金、アルミニウム、銅などのワイヤを用いて、端子間を電気的に接続する方法である。
これにより、大きいサイズの圧電振動片161が第1接続電極130a,130bと接続される場合及び小さいサイズの圧電振動片162が第2接続電極131a,131bと接続される場合のいずれにおいても、圧電振動片が接続されていない方の接続電極と半導体デバイス200とがワイヤボンディングされることで、半導体デバイス200と圧電振動片とが接続電極を通じて電気的に接続されることとなる。このように、本実施形態における接続電極(第1接続電極130aと第2接続電極131aと連結部132aとからなる電極、第1接続電極130bと第2接続電極131bと連結部132bとからなる電極)は、圧電振動片と接続される電極という機能と、半導体デバイス200と接続される電極(端子)という機能とを兼ね備えた電極である。
段部124aには、X方向に所定間隔おいて3つの端子(電極)141a,142a,143aが形成されている。同様に、段部124bには、X方向に所定間隔おいて3つの端子(電極)141b,142b,143bが形成されている。段部124aにおける3つの端子141a,142a,143a及び段部124bにおける3つの端子141b,142b,143bは、それぞれ、半導体デバイス200の表面(+Y側の面)に形成された端子203〜208と接続(ワイヤボンディング)するための端子である。なお、図1〜図3においては、6つの端子141a,142a,143a,141b,142b,143bと半導体デバイス200上の端子203〜208とを接続するワイヤは図示していない。
上記した各電極や各端子、すなわち、圧電振動片161の励振電極161a,161bや引出電極161c,161d、並びに接続電極130a,130b,131a,131bや連結部132a,132b、端子141a,142a,143a,141b,142b,143bは、例えばメタルマスク等を用いたスパッタ法や真空蒸着法により導電性の金属膜が成膜されることで形成されている。また、これら電極や端子は、クロム(Cr)や、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、あるいはニッケルクロム(NiCr)やニッケルチタン(NiTi)、ニッケルタングステン(NiW)合金が下地膜として成膜され、この上に金(Au)又は銀(Ag)が主電極膜として成膜されて形成される。
なお、図1には示していないが、ベース120の裏面(−Y側の面)には、実装端子としての外部電極がそれぞれ設けられている。外部電極は、不図示の貫通電極等を介し端子141a,142a,143a,141b,142b,143bなどと電気的に接続されている。外部電極も上記した各電極や各端子と同様の方法で成形可能である。
次に、圧電デバイス100用のパッケージにおける各部(保持部123、半導体デバイス200、ワイヤ171a,171b,172a,172b等)の位置について説明する。
図5は、圧電デバイスの断面図であって、(a)は図2のM−M線に沿った断面図、(b)は図3のN−N線に沿った断面図である。なお、図5(a)において、上段部123a、第1接続電極130a、及び導電性接着剤133aの位置を点線で示し、図5(b)において、下段部123c、第2接続電極131a、導電性接着剤134a、圧電振動片162の位置を点線で示している。
図5(a)に示すように、半導体デバイス200が凹部122の底面の実装部125に実装される。半導体デバイス200の端子201と第2接続電極131aがワイヤ171aで接続される。図5(a)に示していないが、半導体デバイス200の端子202と第2接続電極131bもワイヤ171bで接続される。そして、大きいサイズの圧電振動片161の一端(一辺)が導電性接着剤133aによって保持部123の上段部123aにおける第1接続電極130aに保持される。図5(a)には示していないが、圧電振動片161の一端が導電性接着剤133bによって保持部123の上段部123bにおける第1接続電極130bに保持される。
圧電振動片161は、その他端が段部124cで下方に落ちないように支持される。なお、段部124cは、圧電振動片161が下がった場合に、圧電振動片161の周辺領域161n(裏面側の周辺領域)の+X方向側端部と接触する位置に設けられている。凹部122の底面の実装部125に実装された半導体デバイス200は、圧電振動片161の裏面の下方に位置する。このとき、ワイヤ171a,171bも、圧電振動片161の下方の空間に位置しているため、圧電振動片161の裏面(励振電極161b)と接触しない。これにより、ワイヤ171a,171bと圧電振動片161の励振電極161bとの接触がなくなり、圧電振動片161の特性の変動を抑制し、動作の安定化を図ることができる。
図5(b)に示すように、図5(a)の場合と同様に、半導体デバイス200が凹部122の底面の実装部125に実装される。小さいサイズの圧電振動片162の一端(一辺)が導電性接着剤134aによって保持部123の下段部123cにおける第2接続電極131aに保持される。図5(b)には示していないが、圧電振動片162の一端が導電性接着剤134bによって保持部123の下段部123cにおける第2接続電極131bに保持される。そして、半導体デバイス200の端子201と第1接続電極130aがワイヤ172aで接続される。図5(b)に示していないが、半導体デバイス200の端子202と第1接続電極130bもワイヤ172bで接続される。
下段部123cは、凹部122(実装部125)の底面と同一又は略同一の高さに形成されているので、圧電振動片162は、その他端が凹部122の底面で下方に落ちないように支持される。実装部125に実装された半導体デバイス200の端子201,202は、圧電振動片161の表面の上方に位置する。このとき、ワイヤ172a,172bも、圧電振動片162の上方の空間に位置しているため、圧電振動片162の表面(励振電極162a)と接触しない。これにより、ワイヤ172a,172bと圧電振動片162の励振電極162aとの接触がなくなり、圧電振動片162の特性の変動を抑制し、動作の安定化を図ることができる。
なお、端子141a,142a,143a,141b,142b,143bと半導体デバイス200の端子203〜208との間に接続されるワイヤ(図示せず)が圧電振動片161,162と接触しないように調整しておくことが望ましい。これを実現するために、例えば、端子141a,142a,143a,141b,142b,143bの高さ(凹部122の底面からの高さ)を、上段部123a,123bの高さよりも低くしてもよい。
以上に説明したように、本実施形態では、圧電振動片161,162を収容可能な圧電デバイス100用のパッケージであって、半導体デバイス200が実装される実装部125と、圧電振動片161,162を保持する保持部123と、を備え、保持部123は、凹形状の段差が形成され、上段123a,123bには大きいサイズの圧電振動片161の励振電極161a,161bと電気的に接続される一対の第1接続電極130a,130bが設けられ、下段123cには小さいサイズの圧電振動片162の励振電極162a,162bと電気的に接続される一対の第2接続電極131a,131bが設けられ、第1接続電極130a,130bと第2接続電極131a,131bの各対は、それぞれ接続され、保持部123の上段123a,123bにて大きいサイズの圧電振動片161が保持される場合、半導体デバイス200と第2接続電極131a,131bがワイヤボンディングされ、保持部123の下段123cにて小さいサイズの圧電振動片162が保持される場合、半導体デバイス200と第1接続電極130a,130bがワイヤボンディングされる。このような構成によれば、異なるサイズの圧電振動片161,162を保持することができるとともに、パッケージ内で配線を引き回す必要がなくなり、パッケージを成形する手間を軽減することができる。また、圧電振動片が保持されていない方の接続電極と半導体デバイス200とをワイヤボンディングするだけで半導体デバイス200と圧電振動片とを電気的に接続することができるので、大きな手間をかけずに半導体デバイス200と圧電振動片との接続を実現することができる。
また、本実施形態では、保持部123の下段123cと実装部125の底面は、同一又は略同一の高さである。このような構成によれば、圧電デバイス100に振動や衝撃等が加わった場合でも、小さいサイズの圧電振動片162が実装部125の底面(パッケージ内のキャビティの底面)で支持され、圧電振動片162が下に落ちてしまうことがない。なお、大きいサイズの圧電振動片161は、段部124cによって下に落ちることが防止される。
また、本実施形態では、保持部123の上段123aにて大きいサイズの圧電振動片161が保持される場合、大きいサイズの圧電振動片161は半導体デバイス200の上方に位置する。このような構成によれば、半導体デバイス200と第2接続電極とをワイヤボンディングしても、ワイヤが大きいサイズの圧電振動片161と接触しない。従って、圧電振動片161の特性の変動を抑制し、動作の安定化を図ることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能である。また、上記の実施の形態で説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。そのような変更又は改良、省略した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記した実施の形態や変形例の構成を適宜組み合わせて適用することも可能である。
例えば、上記実施形態では、圧電デバイス100として、温度補償型水晶発振器(TCXO)を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、電圧制御水晶発振器(VCXO)やパッケージ水晶発振器(SPXO)など、他の種類の水晶発振器であってもよい。
また、圧電デバイス100は上記した実施形態に限定されず、例えば、リッド110に圧電振動片等を収容する凹部を形成してもよい。
また、上記した実施形態では、保持部123は、上段部123a,123bと下段部123cの2つの段部が設けられているが、3つ以上の段部が設けられてもよい。この場合、3種類以上の異なるサイズの圧電振動片を搭載することが可能となる。
100…圧電デバイス
110…リッド(パッケージ)
120…ベース(パッケージ)
123…保持部
123a,123b…上段部(上段)
123c…下段部(下段)
125…実装部
130a,130b…第1接続電極
131a,131b…第2接続電極
132a,132b…連結部
161,162…圧電振動片
161a,161b…励振電極
171a,171b,172a,172b…ワイヤ
200…半導体デバイス

Claims (4)

  1. 圧電振動片を収容可能な圧電デバイス用の平面視矩形状のパッケージであって、
    半導体デバイスが実装される実装部と、前記圧電振動片を保持する保持部と、を備え、
    前記保持部は、凹形状の段差が形成され、
    前記保持部の上段は、大きいサイズの前記圧電振動片を保持可能であると共に、大きいサイズの前記圧電振動片の励振電極と電気的に接続される一対の第1接続電極を有し、
    前記保持部の下段は、小さいサイズの前記圧電振動片を保持可能であると共に、小さいサイズの前記圧電振動片の励振電極と電気的に接続される一対の第2接続電極を有し、
    前記第1接続電極と前記第2接続電極の各対は、それぞれ接続され、
    前記一対の第1接続電極は、前記矩形状の短手方向において前記一対の第2接続電極を挟む位置に配置され、
    前記一対の第2接続電極は、前記短手方向においてそれぞれ前記第1接続電極と並ぶように配置され、
    前記保持部の下段と前記実装部の底面は、同一又は略同一の高さであることを特徴とする圧電デバイス用のパッケージ。
  2. 請求項1記載の圧電デバイス用のパッケージと、前記パッケージの前記保持部に保持された圧電振動片と、前記パッケージの前記実装部に実装された半導体デバイスと、を備える圧電デバイスであって、
    前記保持部の上段にて前記大きいサイズの前記圧電振動片が保持され、前記半導体デバイスと前記第2接続電極がワイヤボンディングされたことを特徴とする圧電デバイス。
  3. 前記大きいサイズの前記圧電振動片は前記半導体デバイスの上方に位置することを特徴とする請求項2記載の圧電デバイス。
  4. 請求項1記載の圧電デバイス用のパッケージと、前記パッケージの前記保持部に保持された圧電振動片と、前記パッケージの前記実装部に実装された半導体デバイスと、を備える圧電デバイスであって、
    前記保持部の下段にて前記小さいサイズの前記圧電振動片が保持され、前記半導体デバイスと前記第1接続電極がワイヤボンディングされたことを特徴とする圧電デバイス。
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