JP6765790B2 - 産業及び車両応用のための、複数材料が統合されたニット熱防御材 - Google Patents

産業及び車両応用のための、複数材料が統合されたニット熱防御材 Download PDF

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Description

本明細書に記載される実施形態は、ニットファブリックに概して関し、より詳細には、セラミックストランドを有するニットファブリック、それから作られる熱防御部材、及びそれらの構築方法に関する。
高性能で、重量効率の良い、長期持続する極限環境熱防御材に対する要求は、セラミックファイバを組込んだ高性能な先進極限環境材料の使用を必要としてきた。セラミックファイバは、高い引張り強度、高い弾性率及び高温でこれらの特性を維持する能力を有するファブリック又はテキスタイルを提供する。けれども、セラミックファイバの特性は、やや脆い性質、すなわち、鋭角の曲がり(例えば、ソーイングマシンニードルが使用される場合、及び/又は複雑な幾何学形状が編まれる場合に存在するような)を受けると折れるファイバの性質である。セラミックファイバから作られ、従来の方法で撚り合わされたマシンソーイングスレッドが、マシンのソーイングニードルにおいて又は複雑な幾何学形状の部品の形成において遭遇するような小半径応力を受ける場合、従来の方法で撚り合わされたセラミックファイバソーイングスレッドは、破損しやすい。この問題のため、退屈で労働集約的な手縫い技術が、特定の応用のために適合された機械的及び熱的特性を増加させるために他の成分と縫い合わせられる若しくは結び付けられる必要がしばしばあるセラミックファイバのファブリック又はクロースから作られる物品を製造するために、用いられて来た。
更に、これら既知の労働集約的な技術は、複雑な幾何学形状を形成する能力が通常低く、これらのファイバベースの製品における皺、変形、及び続いて性能低下につながる。製作上の課題に加えて、現行技術を用いて生産される製品は、品質検査不合格、部品間のばらつきを日常的に被り、作動時にも日常保守時にも損傷を受けやすく、これにより、修理と交換の費用の増加を招く。
それゆえ、セラミックファイバを組み込んだ軽量、低コスト、耐高温性の改良部品及びそれらを製造する方法に対する必要性が存在する。
本明細書に記載される実施形態は、ニットファブリックに概して関し、より詳細には、セラミックストランドを有するニットファブリック、それから作られる熱防御部材、及びそれらの建造方法に関する。一つの実施形態によれば、多成分の撚りヤーンが、提供される。多成分の撚りヤーンは、連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを含む。連続するセラミックストランドは、連続する荷重軽減処理補助ストランドを巻いて、多成分の撚りヤーンを形成する。連続する荷重軽減処理補助ストランドは、ポリマー材料であってもよい。連続する荷重軽減処理補助ストランドは、金属材料であってもよい。連続するセラミックストランドは、マルチフィラメント材料であってもよく、連続する荷重軽減処理補助ストランドは、モノフィラメント材料であってもよい。
幾つかの実施形態において、多成分の撚りヤーンは、連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドと共に編まれる金属合金ワイヤを更に含んでよい。多成分の撚りヤーンは、追加のファイバ成分を更に含んでよい。追加のファイバ成分は、以下の機能のうちの少なくとも一つを提供しうる:断熱、熱輸送の減少又は増加、電気伝導度、電気信号、機械的強度又は機械的剛性の増加、及び耐流動性の増加。追加のファイバ成分は、セラミック、ガラス、無機物、熱硬化性ポリマー、熱可塑性ポリマー、エラストマ、金属合金、及びそれらの組合せからなる群から選択されうる。
他の実施形態において、ニットファブリックが提供される。ニットファブリックは、連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを含む。連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドは、共に編まれて、ニットファブリックを形成する。連続する荷重軽減処理補助ストランドは、ポリマー材料であってもよい。連続する荷重軽減処理補助ストランドは、金属材料であってもよい。連続するセラミックストランドは、連続する荷重軽減処理補助ストランドを巻いて、多成分の撚りヤーンを形成しうる。荷重軽減処理補助ストランドは、編んだ後に除去されてもよい。ニットファブリックは、プリフォームへと積層させてもよく、又はマンドレル上に取付けられてもよい。
幾つかの実施形態において、第二のファイバが、多成分の撚りヤーンと共に編まれてもよい。連続する荷重軽減処理補助ストランドは、ポリマー材料であってもよく、第二のファイバは、金属材料であってもよい。
幾つかの実施形態において、ニットファブリックは、一つ又は複数の追加のファイバ成分を更に含んでよい。一つ又は複数の追加のファイバ成分は、セラミック、ガラス、無機物、熱硬化性ポリマー、熱可塑性ポリマー、エラストマ、金属合金、及びそれらの組合せからなる群から選択される。
幾つかの実施形態において、ニットファブリックは、一つ又は複数の充填材料を更に含んでよい。一つ又は複数の充填材料は、耐流動性であってよい。一つ又は複数の充填材料は、耐熱性であってもよい。連続するセラミックストランド及び第二のファイバは、同じニットステッチであってもよいし、又は異なるニットステッチであってもよい。連続するセラミックストランド及び第二のファイバは、単一の層の中で共に編まれてもよい。連続するセラミックストランド及び第二のファイバは、部位として編まれてもよい。連続するセラミックストランド及び第二のファイバ成分は、縦糸方向及び/又は横糸方向にはめ込まれてよい。
幾つかの実施形態において、ニットファブリックは、複数の層として編まれてよい。複数の層は、層間に、断続的なステッチ又ははめ込まれた接続を有してよい。複数の層は、ポケット又はチャネルを包含してもよい。ポケット又はチャネルは、電気配線、センサ又は電気的機能性を包含してもよい。ポケット又はチャネルは、充填材挿入物を包含してもよい。複数の層は、耐熱性であってもよい。充填材挿入物は、耐熱性であってもよい。
更に別の実施形態において、セラミックを編むための方法が提供される。本方法は、連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを単一の材料フィーダを通して編み機の中に同時に送り込み、2成分ヤーンを形成することを含む。本方法は、連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを編み機の中に同時に送り込む前に、連続するセラミックストランドを連続する処理補助ストランドの周囲に巻くことを更に含んでよい。本方法は、2成分ヤーン及び金属合金ワイヤを第二の材料フィーダを通して同時に送り込み、ニットファブリックを形成することを、更に含んでよい。本方法は、ニットファブリックを第一の温度に加熱して、荷重軽減処理補助を除去することを更に含んでよい。本方法は、ニットファブリックを第一の温度より高い第二の温度に加熱して、セラミックストランドをアニールすることを更に含んでよい。本方法は、連続する荷重軽減処理補助ストランドをニットファブリックから除去することを更に含んでよい。処理補助は、処理補助を除去するための溶剤、熱又は光に曝すことによって除去されうる。
上述の特徴、機能及び利点は、様々な実施形態において独立に達成することが可能であり、又は別の実施形態において組み合わせることも可能であり、これらの実施形態について、以下の説明および添付図面を参照して更に詳細に説明する。
本開示の上記の特徴が詳細に理解できるように、上記で手短に要約された本開示のより詳細な説明を、実施形態を参照して得ることができ、実施形態の幾つかが、添付図面に示される。しかしながら、添付図面は、本開示の代表的な実施形態のみを示しており、それゆえ、本開示の範囲を限定するとみなされるべきでなく、本開示は、他の等しく有効な実施形態を認めうるということに留意されたい。
本明細書に記載された実施形態による、処理前の、連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを含む多成分の撚りヤーンの拡大部分透視図である。 本明細書に記載された実施形態による、連続する荷重軽減処理補助ストランドの周りに巻かれた連続するセラミックストランドを含む多成分の撚りヤーンの拡大部分透視図である。 本明細書に記載された実施形態による、処理前の、連続するセラミックストランド、連続する荷重軽減処理補助ストランド及び金属合金ワイヤを含む多成分の撚りヤーンの拡大部分透視図である。 本明細書に記載された実施形態による、連続する荷重軽減処理補助ストランドの周りに巻かれた連続するセラミックストランド及び金属合金ワイヤを含む多成分の撚りヤーンの拡大部分透視図である。 本明細書に記載された実施形態による、多成分のヤーン及びファブリックに統合されたインレーを含むニットファブリックの一例の拡大透視図である。 本明細書に記載された実施形態による、編まれた材料を形成するための処理フロー図である。 本明細書に記載された実施形態によって使用されうる例示的な編み機の透視図である。
理解を容易にするために、図に共通な同一の要素を示すために、可能な箇所では、同一の参照番号を用いた。加えて、一つの実施形態の要素は、本明細書に記載された他の実施形態での利用のために有利に適合されうる。
以下の開示は、ニットファブリックを記載し、より詳細には、セラミックストランドを有するニットファブリック、それから作られる熱防御部材、及びそれらの構築方法を記載する。幾らかの詳細が、本開示の様々な実施形態の徹底的な理解を提供するために、以下の説明及び図1〜図7の中で述べられる。ニットファブリック及びニットファブリックを形成することにしばしば関連する既知の構造及びシステムを記述する他の詳細は、様々な実施形態の説明を不必要に不明瞭にすることを回避するために、以下の開示の中で述べられていない。
図の中に示される詳細、寸法、角度及び他の特徴の多くは、特定の実施形態を説明しているにすぎない。従って、本開示の精神又は範囲から逸脱することなく、他の実施形態が、他の細部、構成要素、寸法、角度及び特徴を有することができる。加えて、本開示の別の実施形態が、以下に記載の詳細のうちの幾つか無しで、実施することができる。
現行の商業上入手可能なヤーンは、商業上のニッティング処理時に遭遇する曲率半径のため、ニッティング処理時に壊れるので、本明細書に記載された実施形態より以前には、セラミックファイバを編んでファブリック、複雑な幾何学形状を有する製品又は網に近い形状の部品にすることは不可能であった。現行のニッティング技術は、追加の強度を与えるためにセラミックファイバをポリマー材料で包むことにより、セラミックファイバの脆性に対処しようとしてきた。しかしながら、これらの包まれたセラミックファイバは、たいていの商業上の編み機に存在する小半径応力に曝されたときに、なお破損を被る。それゆえ、現行のニッティング技術は、耐荷重性の基本的問題に対処できない。本明細書に記載された実施形態は、セラミックファイバの過大応力を緩和するために荷重軽減処理補助をセラミックファイバのために提供することによって、ニッティング時のセラミックファイバの破損を防止する。処理補助の配置は、ニッティング処理時の荷重を軽減し、好ましくは、たいていの商業上の編み機に存在する小半径曲率の周りをファイバが回るときに、セラミックファイバの張力を低下させる。荷重軽減処理ストランドの包含は、商業上の編み機においてしばしば遭遇される小半径応力に耐えるセラミックファイバの能力を増加させ、これは、網に近い複雑な形状のプリフォームを生産レベルの速さで形成することを可能にする。
本明細書に記載された幾つかの実施形態は、商業上入手可能な編み機で共に編まれうる複数の材料を用いて熱防御を製造するための方法に関する。両方とも小直径ワイヤ(例えば、約50マイクロメータ〜約300マイクロメータ)であるが、高温セラミックファイバを、無機又は有機材料(例えば、金属合金又はポリマー)などの荷重軽減処理補助と共に、のみならず大直径ワイヤ(例えば、約300マイクロメータ〜約1,000マイクロメータ)をも、ニットの中に編むこの比類のない能力。荷重軽減処理補助は、構造上の支持を提供し、セラミックファイバが、商業上の編み機に存在する小半径曲率の応力に曝されるときに、セラミックファイバの張力を低下させる。こうして、生産レベルの速さでセラミックファイバを含む網に近い形状のプリフォームを作製することを可能にする。加えて、セラミック断熱材もまた、熱防御を増加させるために、共に統合することができる。
本明細書に記載される幾つかの実施形態は、より高い動作温度を可能にする軽量、効率的、低コストの熱防御を更に含む。高温ファイバプリフォームのために同時に用いられる一般的な技術は、特定の応用のために適合された機械的及び熱的特性を増加させるために他の成分と手動で統合されなければならない織られたファブリックを含む。これらの技術は、複雑な幾何学形状を行う能力が通常低く、重要な部位での皺、変形、及び続いて、性能低下を招く。製作上の課題に加えて、現行の解決策は、品質検査不合格、部品間のばらつきを日常的に被り、作動時にも日常保守時にも損害を受けやすく、これにより、修理と交換の費用の増加を招く。複数材料が統合されたニット熱防御材は、一貫性のある材料特性を有する、網に近い形状のプリフォームを作ることにより、これら製造上の問題の多くを解決する。
加えて、本明細書に記載された幾つかの実施形態はまた、商業上入手可能な編み機を用いる、ニット熱防御材料のための製造処理を含む。以前のやり方と違って、本明細書に記載された幾つかの実施形態は、単一の層の中に共に編まれる複数の材料を含む。材料及び編み方のパラメータは、特定の応用のために適合された部分を生産するために変わり得る。本明細書に記載された幾つかの実施形態は、以下の利点のうちの少なくとも一つで、従来の技術と概して異なる:高い動作温度のエンジンを可能にする;認証の労力と時間を減らす;並びに処理製造費用及び保守費用を減らす。
本明細書に記載された幾つかの実施形態において、複数の材料(例えば、セラミックファイバ及び合金ワイヤ)が、単一の編まれた層の中に共に編まれる。単一の層の中に共に編むことは、重量を節約し、層の位置合わせのための製造及び組立ての労力を節約しうる。幾つかの実施形態において、ニットは、加えられた機械的な力に抵抗するのに役立つはめ込まれた大直径ワイヤを囲む。
本明細書に記載された実施形態は、多くの産業製品や航空に基礎を置く所有者の製品(亜音速の、超音速の及び宇宙の)を含む、軽量、低コストで耐高温性の成形部品から著しく利益を受けるであろう広範囲の製品にわたって潜在的に有用である。これらの部品は、限定されないが、例えば、耐熱シール、ガスケット、伸縮継手、ブランケット、配線絶縁材、配管/ダクト製品、配管スリーブ、防火壁、スラストリバーサ、エンジンストラット及び複合ファンカウルのための絶縁材などの種々の軟質の物品を含む。これらの部品はまた、限定されないが、排気及びエンジンカバー、シールド並びにタイルなどの硬質の物品も含む。
本明細書に記載されるニット熱防御材を製造するための材料及び方法が、商業的に入手可能な編み機を用いて実行されうる。幾つかの実施形態において、セラミックファイバの破損を防止するために、犠牲的なモノフィラメントが、その成分が編まれた後に除去されうるニット処理補助として使用されうる。加えて、幾つかの実施形態において、金属合金成分がセラミックヤーンで「めっき」され、所望のニットファブリックになりうる。
本明細書に記載される材料はまた、従来のバインドオフ及び他のアパレルニッティング技術によって機械を使わずに直接に編んで、網形状及び空間的に区別された、単純なものもあれば複雑なものもあるゾーンを包含するファブリックにすることができる。例示的な網形状は、単純な箱形の部品、複雑な湾曲した可変直径の管形状、及び幾何学的な管形状を含む。
本明細書で用いられる「フィラメント」という用語は、連続する又はほとんど連続する長さがあるファイバを指す。「フィラメント」という用語は、モノフィラメント及び/又はマルチフィラメントを含むことが意図され、必要に応じて、フィラメントのタイプについて特に言及がなされる。
本明細書で用いられる「フレキシブル」という用語は、小半径の曲がりに耐えるのに十分な柔軟性を有すること、すなわち破損せずに小ループを形成すること、を意味し、相当な破損をせずにステッチボンディング又は編み機で使用される能力を有するということではない。
本明細書で用いられる「熱変性」という用語は、加熱すると揮発する、燃焼する、又は分解することを意味する。
本明細書で用いられる「ストランド」という用語は、複数の揃えられ、集められたファイバ又はフィラメントを意味する。
本明細書で用いられる「ヤーン」という用語は、一群の天然又は合成ファイバ、フィラメント又は撚る、ほどく、若しくは一所に寄せることができる他の材料から紡がれた一つの連続するストランド又は複数のストランドを指す。
図をより詳細に参照すると、図1は、本明細書に記載された実施形態による、処理前の、連続するセラミックストランド110及び連続する荷重軽減処理補助ストランド120を含む多成分の撚りヤーン100の拡大部分透視図である。連続する荷重軽減処理補助ストランド120は、ニッティング処理の間、通常、張力を受けており、同時に、連続するセラミックストランドがニッティング処理の間に受ける張力の大きさを減少させる。図1に描かれているように、多成分の撚りヤーン100は、2成分の撚りヤーンである。
連続するセラミックストランド110は、耐高温セラミックストランドであってよい。連続するセラミックストランド110は、500℃より高い(例えば、1200℃より高い)温度に、通常、耐える。連続するセラミックストランド110は、複数フィラメントの無機ファイバを通常含む。連続するセラミックストランド110は、直径が約15マイクロメータ又はそれより小さい(例えば12マイクロメータ又はそれより小さい;約1ミクロン〜約12マイクロメータの範囲)個々のセラミックフィラメントを含んでよく、ヤーンは約50〜2,400デニールの範囲(例えば、約200〜約1,800の範囲;約400〜約1,000の範囲)を有しうる。連続するセラミックストランド110は、十分に脆いこともありうるが、0.07インチ(0.18cm)未満の小半径の曲がりで壊れることはない。幾つかの実施形態において、連続する炭素繊維ストランドが、連続するセラミックストランド110の代わりに使用されてもよい。
例示的な無機繊維は、溶融シリカ繊維(例えば、Astroquartz(登録商標)の連続する溶融シリカ繊維)などの無機繊維又はグラファイト繊維、炭化ケイ素繊維(例えば、日本の日本カーボン株式会社から入手可能なNICALON(商標)のセラミックファイバ)などの非ガラス繊維又はトリアシリカ金属(III)酸化物繊維、ジルコニアシリカ繊維、アルミナシリカ繊維、アルミナクロミア金属(IV)酸化物繊維、チタニア繊維、及びアルミナボリアシリカ繊維(例えば、3M(商標)Nextel(商標)312の連続するセラミック酸化物繊維)などの(非金属酸化物、例えば、SiOと結合させることができる)セラミック金属酸化物(複数可)の繊維を含む。これらの無機繊維は、高温応用に使用されうる。連続するセラミックストランド110が、アルミナボリアシリカヤーンを含む実施形態において、アルミナボリアシリカは、直径が約8マイクロメータ又はそれより小さい個々のセラミックフィラメントを含んでよく、ヤーンは約200〜1,200デニールの範囲を有しうる。
連続する荷重軽減処理補助ストランド120は、モノフィラメント又はマルチフィラメントストランドであってよい。連続する荷重軽減処理補助ストランド120は、有機材料(例えば、ポリマー)、無機材料(例えば、金属又は金属合金)又はそれらの組合せを含んでよい。幾つかの実施形態において、連続する荷重軽減処理補助ストランド120は、フレキシブルである。幾つかの実施形態において、連続する荷重軽減処理補助ストランド120は、大きい引張り強度及び大きい弾性率を有する。処理補助ストランド120がモノフィラメントである実施形態において、処理補助ストランド120は、約100マイクロメータ〜約625マイクロメータ(例えば、約150マイクロメータ〜約250マイクロメータ;約175マイクロメータ〜約225マイクロメータ)の直径を有してよい。処理補助ストランド120がマルチフィラメントである実施形態において、マルチフィラメントの個々のフィラメントは、各々、約10マイクロメータ〜約50マイクロメータ(例えば、約20マイクロメータ〜約40マイクロメータ)の直径を有してよい。
極高温の等級が必要とされない場合、処理補助ストランド120は、マルチフィラメントであれモノフィラメントであれ、例として、かつ限定せずに、ポリエステル、ポリアミド(例えば、ナイロン66)、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、綿糸、レーヨン、及び前記の全材料の難燃性(FR)変形から、応用に依存して、形成されることができる。より高温の等級が、FR性能に加えて望まれる場合、処理補助ストランド120は、例として、かつ限定せずに、メタ系アラミド繊維(例えば、Nomex(登録商標)、Conex(登録商標)という名称で販売されている)、パラ系アラミド(例えば、Kevlar(登録商標)、Twaron(登録商標)という商品名で販売されている)、ポリエーテルイミド(PEI)(例えば、Ultem(登録商標)という商品名で販売されている)、硫化ポリフェニレン(PPS)、液晶熱硬化性(LCT)樹脂、ポリ四フッ化エチレン(PTEE)、及びポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を含む材料から構築することができるであろう。さらに高温の等級が、FR性能に加えて望まれる場合、処理補助ストランド120は、例えば、繊維ガラス、玄武岩、シリカ及びセラミックなどの無機物ヤーンを含むことができる。芳香族ポリアミドヤーン及びポリエステルヤーンは、連続する荷重軽減処理補助ストランド120として使用することのできる例示的なヤーンである。
幾つかの実施形態において、処理補助ストランド120は、有機繊維から作られている場合、熱変性でありうる、すなわち、有機繊維は、このニット物品が高温(例えば、摂氏300度以上;摂氏500度以上)に曝されたときに、揮発又は焼き払われる。幾つかの実施形態において、処理補助ストランド120は、有機繊維から作られている場合、化学変性であってよい、すなわち、有機繊維は、このニット物品が化学処理に曝されたときに、溶解又は分解される。
幾つかの実施形態において、処理補助ストランド120は、金属又は金属合金である。耐食応用のための幾つかの実施形態において、連続する荷重軽減処理補助ストランド120は、ニッケルクロム系合金(例えば、INCONEL(登録商標)合金718)、アルミニウム、高い耐食特性を有する低炭素ステンレス鋼、例えば、SS316L、などのステンレス鋼の連続するストランドを含んでよい。例えば、銅、スズ又はニッケルめっき銅、及び他の金属合金などの金属ワイヤの他の導電性の連続するストランドが用いられてもよい。これらの導電性の連続するストランドは、導電性の応用において用いられうる。処理補助ストランド120がマルチフィラメントである実施形態において、マルチフィラメントの個々のフィラメントは、各々、約50マイクロメータ〜約300マイクロメータ(例えば、約100マイクロメータ〜約200マイクロメータ)の直径を有してよい。
連続する荷重軽減処理補助ストランド120及び連続するセラミックストランド110が両方とも、一緒に単一の材料フィーダを通ってニッティングシステムの中に引き入れられ、又は2つの材料フィーダを通ってニッティングシステムの中で「めっき」され、連続する荷重軽減処理補助ストランド120が、ファブリックの一つの面上に実質的に露出され、連続するセラミックストランド110が、ファブリックの反対の面上に実質的に露出されている所望のニットファブリックを作る。
図2は、本明細書に記載された実施形態による、連続する荷重軽減処理補助ストランド120の周りに巻かれた(掛けられた)連続するセラミックストランド110を含む多成分の撚りヤーン200の拡大部分透視図である。連続する荷重軽減処理補助ストランド120は、ニッティング処理の間、通常、張力を受けており、同時に、連続するセラミックストランド110がニッティング処理の間に受ける張力の大きさを減少させる。通常、張力のこの減少は、連続するセラミックストランド110の破損の減少につながる。
通常、連続するセラミックストランド110は、ニッティングシステムの中に引き入れられる前に、連続する荷重軽減処理補助ストランド120の周囲に巻かれる。連続する荷重軽減処理補助ストランド120の周囲に巻かれた連続するセラミックストランド110は、単一の材料フィーダを通ってニッティングシステムの中に引き入れられ、所望のニットファブリックを作りうる。
巻き処理が、連続するセラミックストランド110を連続する荷重軽減処理補助ストランド120に当てるために用いられうる。とは言え、連続する荷重軽減処理補助ストランド120の周りに連続するセラミックストランド110を巻く又は編むことによるようにして、連続する荷重軽減処理補助ストランド120に被覆を提供する任意の装置、例えば編組機又は積巻/上包み機など、が用いられることができるであろう。連続するセラミックストランド110は、幾つかの異なる方法で処理補助ストランド120の上に巻かれることができる、すなわち、連続するセラミックストランド110は、処理補助ストランド120の周りに両方向に巻かれることができる(ダブル巻き)、又は処理補助ストランド120の周りに一方向にのみ巻かれることができる(シングル巻き)。単位長さ当たりの巻き数もまた、様々でありうる。例えば、一つの実施形態において、1インチ当たり0.3〜3巻き(例えば、1cm当たり0.1〜1巻き)が、用いられる。
図3は、本明細書に記載された実施形態による、処理前の、連続するセラミックストランド110、連続する荷重軽減処理補助ストランド120及び金属ワイヤ310を含む多成分の撚りヤーン300の拡大部分透視図である。図3に描かれているように、多成分の撚りヤーン300は、3成分の撚りヤーンである。金属ワイヤ310は、ニッティング処理の間、連続するセラミックストランド110に追加的支持を提供する。処理補助ストランド120は、本明細書で前述したように、ポリマーモノフィラメントであってよい。処理補助ストランド120及び連続するセラミックストランド110が両方とも、単一の材料フィーダを通ってニッティングシステムの中に引き入れられ、第二の材料フィーダを通ってシステムの中に引き入れられる金属ワイヤ310で共に「めっき」され、所望のニットファブリックを作りうる。
前述の金属合金処理補助120と同様に、金属ワイヤ310は、ニッケルクロム系合金(例えば、INCONEL(登録商標)合金718)、アルミニウム、高い耐食特性を有する低炭素ステンレス鋼、例えば、SS316L、などのステンレス鋼の連続するストランドを含みうるけれども、例えば、銅、スズ又はニッケルめっき銅、及び他の金属合金などの、金属ワイヤの他の導電性の連続するストランドが用いられることができるであろう。
処理補助120が、熱変性(例えば、加熱クリーニング処理によって除去される)である実施形態において、金属ワイヤ310は、加熱クリーニング処理に耐えるように、通常、選択される。金属ワイヤ310がモノフィラメントである実施形態において、処理補助ストランドは、約100マイクロメータ〜約625マイクロメータ(例えば、約150マイクロメータ〜約250マイクロメータ)の直径を有しうる。金属ワイヤ310がマルチフィラメントである実施形態において、マルチフィラメントの個々のフィラメントは、各々、約10マイクロメータ〜約50マイクロメータの直径を有しうる。
図4は、本明細書に記載された実施形態による、連続する荷重軽減処理補助ストランド120の周りに巻かれた連続するセラミックストランド110、及び金属ワイヤ310を含む他の多成分の撚りヤーン400の拡大部分透視図である。図4に描かれているように、多成分の撚りヤーン400は、3成分の撚りヤーンである。処理補助ストランド120は、本明細書で前述したように、ポリマーモノフィラメントである。処理補助ストランド120の周りに巻かれた連続するセラミックストランド110が両方とも、単一の材料フィーダを通ってニッティングシステムの中に引き入れられ、第二の材料フィーダを通ってシステムの中に引き入れられる金属ワイヤ310で共に「めっき」され、所望のニットファブリックを作る。
図5は、本明細書に記載された実施形態による、縦糸又は横糸インレーヤーン520を含むうるニットファブリック500の中の多成分のヤーン510の一例の拡大透視図である。周期的に編み合わせられたインレー520を伴うニットファブリックは、ニットファブリック500に追加の剛性と強度を与える。ファブリックに統合されたインレー520は、前記の金属又はセラミック材料のうちの任意の材料から構成されうる。ファブリックに統合されたインレー520は、ファブリックに統合されたインレーの直径及び編み機の規格のために編むことができない又は編むのが難しい大直径の材料(例えば、約300マイクロメータ〜約3,000マイクロメータ)を通常含む。しかしながら、編むことができる材料の直径は、編み機の規格に依存しており、その結果、異なる編み機は、異なる直径の材料を編むことができるということが、理解されるべきである。ファブリックに統合されたインレー520は、編み合わせ効果のため、反対のステッチの間に置くことによって、ニットファブリック500の中に配置されうる。多成分のヤーン510は、図1〜図4に描かれた多成分のヤーンのうちの任意のものであってよい。図5は、ジャージーニットファブリックゾーンを描いているが、ジャージーニットファブリックゾーンの描写は単なる例示にすぎず、本明細書に記載される実施形態は、ジャージーニットファブリックに限定されないということに、留意すべきである。任意の適切なニットステッチ及びステッチの密集が、本明細書に記載されるニットファブリックを構築するために用いることができる。例えば、ジャージー、インタロック、リブ形成ステッチ又は他のニットステッチの任意の組合せが、用いられてもよい。
連続するセラミックストランドに加えて、ニットファブリックは、第二のファイバ成分を更に含んでよい。第二のファイバ成分は、セラミック、ガラス、無機物、熱硬化性ポリマー、熱可塑性ポリマー、エラストマ、金属合金、及びそれらの組合せからなる群から選択されうる。連続するセラミックストランド及び第二のファイバ成分は、同じ又は異なるニットステッチを含むことができる。連続するセラミックストランド及び第二のファイバ成分は、単一の層の中で共に編まれてもよい。連続するセラミックストランド及び第二のファイバは、同じニットステッチを含むこともできるし、又は異なるニットステッチを含むこともできる。連続するセラミックストランド及び第二のファイバは、最終的な編まれた製品の統合された別々の部位として編まれてもよい。統合された別々の部位として編むことは、その部位の特質を変化させる切断及び縫製の必要性を減少させうる。編まれた統合された部位は、連続的なファイバインターフェイスを有しうるが、一方、切断され縫製されたインターフェイスは、連続的なインターフェイスを有せず、以前の機能の統合を実行することを困難にする(例えば、電気伝導度)。連続するセラミックストランド及び第二のファイバ成分は、各々が、縦糸方向及び/又は横糸方向にはめ込まれてよい。
本明細書に記載されるニットファブリックは、複数の層に編まれてもよい。本明細書に記載されるニットファブリックを複数の層に編むことは、周囲の接続又はファブリック全体の層の中/間の重ね合せを維持しながら、異なる特性(例えば、構造的、熱的又は電気的)を有するファブリックとの組合せを可能にする。複数の層は、層間に、断続的なステッチ又ははめ込まれた接続を有してよい。層間の断続的なステッチ又ははめ込まれた接続は、短い長さのスケール(例えば、<0.25インチ)にわたっての機能的特性/接続の適合を可能にしうる。例えば、間に相互接続層を有する外側の2つの編まれた層。複数の層は、ポケット又はチャネルを包含してもよい。ポケット又はチャネルは、電気配線、センサ又は他の電気的機能性を包含してもよい。ポケット又はチャネルは、一つ又は複数の充填材料を包含してもよい。
一つ又は複数の充填材料は、最終的な編まれた製品の所望の特性を高めるように選択されうる。一つ又は複数の充填材料は、耐流動性を有してもよい。一つ又は複数の充填材料は、耐熱性を有してもよい。例示的な充填材料は、カーボンブラック、雲母、例えばモンモリロナイト粘土などの粘土、ケイ酸塩、ガラス繊維、カーボン繊維等、及びそれらの組合せなどの普通の充填粒子を含む。
図6は、本明細書に記載された実施形態による、編まれた製品を形成するための処理フロー図600である。ブロック610で、連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドは、共に編まれて、ニットファブリックを形成する。連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドは、前記の通りであってもよい。ストランドは、図7に描かれた編み機700又は任意の他の適当な編み機で、共に編まれてよい。連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減ストランドは、単一の材料フィーダを通して編み機の中に同時に送り込まれ、多成分のヤーンを形成しうる。連続するセラミックストランドが連続する荷重軽減処理補助ストランドの周りに巻かれる実施形態(例えば、図2及び図4に描かれているような)において、連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを編み機の中に同時に送り込む前に、連続するセラミックストランドは、連続する処理補助ストランドの周りに巻かれてよい。積巻機/上包み機が、連続する荷重軽減処理補助ストランドの周りにセラミックファイバを巻くために用いられうる。ニッティングは手作業で行われうるけれども、ニット成分の商業的製造は、一般に編み機によって行われる。任意の適当な編み機が、用いられうる。編み機は、シングルの二重平台の編み機であってもよい。
多成分の撚りヤーンが、金属合金ワイヤを更に含む幾つかの実施形態において、2成分ヤーンが、第一の材料フィーダ(例えば、図7の704A)を通って送り込まれ、金属合金ワイヤが、第二の材料フィーダ(例えば、図7の704B)を通って同時に送り込まれ、ニットファブリックを形成してもよい。ストランドが、単一の層を形成するように、共に編まれてもよい。
ブロック620で、処理補助が犠牲的処理補助である幾つかの実施形態において、ニットファブリックは、処理補助除去プロセスに曝される。処理補助の材料に依存して、処理補助除去プロセスは、ニットファブリックを溶媒、熱及び/又は光に曝すことを含みうる。処理補助が、熱への曝露により除去される(例えば、熱変性)幾つかの実施形態において、ニットファブリックは、第一の温度に加熱され、荷重軽減処理補助を除去しうる。処理補助除去プロセスのために用いられる温度は材料に依存するということが、理解されるべきである。
任意選択で、ブロック630で、ニットファブリックは、強化熱処理プロセスに曝される。ニットファブリックは、第一の温度より高い第二の温度に加熱され、セラミックストランドをアニールしうる。セラミックストランドをアニールすることは、セラミックストランドの残留応力を緩め、より高い応力を加えないと、セラミックファイバが破損しないようにしうる。加熱洗浄の第一の温度より上に温度を上げることが、セラミックを強化し、もしあれば金属ワイヤもまた同時に強化するために、用いられてもよい。第一の温度より上に温度を上げた後に、その後、ステップダウン焼き戻し処理において、温度が下げられ、ある期間種々の温度に保持されてもよい。強化熱処理プロセスのために用いられる温度は、材料に依存するということが、理解されるべきである。
処理補助がナイロン66であり、セラミックストランドが、Nextel(商標)312であり、金属合金ワイヤが、INCONEL(登録商標)718である一つの例示的な実施形態において、ニッティングの後に、ニットファブリックは、熱処理プロセスに曝され、ナイロン66処理補助を加熱洗浄/バーンオフする。ひとたびナイロン66処理補助が除去されると、INCONEL(登録商標)718及びNextel(商標)312の両方が耐えることのできる強化熱処理が行われる。例えば、材料を摂氏1,000度へ加熱している間に、ナイロン66処理補助は、摂氏1,000度未満の第一の温度でバーンオフする。温度が、摂氏1,000度から摂氏約700〜800度に下げられ、そこで温度が、ある期間維持され、それから、ある期間摂氏600度に下げられる。このように、INCONEL(登録商標)718ワイヤの結晶粒成長と再結晶化が起こる間に、同時にNextel(商標)312セラミックをアニールする。このように、金属ワイヤの同時の強化とそれに続くセラミックの熱処理が、達成される。
ブロック640で、ニットファブリックは、その後に凝固する、選択された凝固性の含浸剤に含浸されられうる。ニットファブリックは、選択された凝固性の含浸剤への含浸の前に、プリフォームへと積層されてもよく、又はマンドレルの中に取付けられてもよい。適切な凝固性の含浸剤は、ニットファブリックと相性の良い任意の凝固性の含浸剤を含む。例示的な適切な凝固性の含浸剤は、ガラス、有機ポリマー、天然及び合成ゴム及び樹脂を含む、有機又は無機プラスチック及び他の凝固性の成形性物質を含む。ニットファブリックは、当技術分野で周知の任意の適切な液体成形処理を用いて凝固性の含浸剤を浸み込ませられうる。浸み込ませられたニットファブリックは、その後、熱及び/又は圧力を加えて硬化され、ニットファブリックを最終的な成形された製品へと硬化する。
一つ又は複数の充填材料もまた、最終的な編まれた製品の所望の特性に依存して、ニットファブリックの中に組み入れられうる。一つ又は複数の充填材料は、耐流動性を有してもよい。一つ又は複数の充填材料は、耐熱性を有してもよい。例示的な充填材料は、カーボンブラック、雲母、例えばモンモリロナイト粘土などの粘土、ケイ酸塩、ガラス繊維、カーボン繊維等、及びそれらの組合せなどの普通の充填粒子を含む。
図7は、本明細書に記載された実施形態によって使用されうる例示的な編み機の透視図である。ニッティングは手作業で行われうるけれども、ニット成分の商業的製造は、一般に編み機によって行われる。編み機は、シングルの二重平台の編み機であってもよい。本明細書に記載された任意のニット成分を生産するのに適切である編み機700の一例が、図7に描かれている。編み機700は、例示の目的で、V字台の平たい編み機の構成を有するが、本明細書に記載された任意のニット成分又はニット成分の態様が、他のタイプの編み機で生産されうる。
編み機700は、互いに対して角度のある2つのニードル台701a、701b(合わせて701)を含み、これによりV字台を形成する。ニードル台701a、701bの各々が、共通の平面上にある複数の個々のニードル702a、702b(合わせて702)を含む。すなわち、一方のニード台701aからのニードル702aは、第一の平面上にあり、他方のニードル台701bからのニードル702bは、第二の平面上にある。第一の平面と第二の平面(すなわち、2つのニードル台701)は、互いに対して角度があり、接して、編み機700の幅の大部分に沿って伸びる交線を形成する。ニードル702は、各々、引っ込められた第一の位置と伸びた第二の位置を有する。第一の位置において、ニードル702は、第一の平面と第二の平面が接する交線から間隔が空いている。しかしながら、第二の位置において、ニードル702は、第一の平面と第二の平面が接する交線を通過する。
1対のレール703a、703b(合わせて703)が、ニードル台701の交線の上に交線と平行して伸びて、複数の標準的フィーダ704a〜d(合わせて704)のための取付け点を提供する。各レール703は、2つの側面を有し、側面の各々が、一つの標準的フィーダ704を載せている。よって、編み機700は、合計で4個のフィーダ704a〜dを含みうる。描かれているように、前方のレール703bは、2つの標準的フィーダ704c、704dを両側に含み、後方のレール703aは、2つの標準的フィーダ704a、704bを両側に含む。2つのレール703a、703bが描かれているけれども、編み機700の別の構成が、より多くのフィーダ704のための取付け点を提供する追加のレール703を組み入れてもよい。
キャリッジ705の作動により、フィーダ704が、レール703とニードル台701に沿って動き、それによりヤーンをニードル702に供給する。図7で、ヤーン706が、ニッティング動作のためにフィーダ704dに入る前に、スプール707によって種々のヤーンガイド708、ヤーンテイクバックスプリング709及びヤーンテンショナ710を通ってフィーダ704dに供給される。ヤーン706は、本明細書で前述した任意の多成分の撚りヤーンであってよい。個々の又は2成分材料のストランドが、多成分のヤーン706へと巻かれ、スプール707の上にまとめられてもよいが、別々にまとめられたヤーン(これらの追加のスプールは、描かれていない)が、それら両方ともがフィーダ704dにいっしょに入るように、ヤーンテンショナ710において結合されてもよい。
ヤーン706が、前述したように、耐荷重性ストランド及び耐荷重性ストランドを巻くセラミックストランドを組込んでいる場合、ヤーン706が標準的フィーダ704の小半径のフィーダ先端を出るときに、耐荷重性ストランドは、セラミックストランドよりもヤーン706の多くの荷重割合を支えうる。従って、セラミックストランドは、それが標準的フィーダ704のフィーダ先端を出るのと同じ大きさの荷重又は同じ厳しさの曲げ半径を受けることはない。
本明細書に記載された実施形態に基づいてサンプルに対して行われた、製造及び品質試験は、統合されたNextel(商標)312セラミックファイバ及びINCONEL(登録商標)合金718及びP−Sealのサンプルについての圧縮ひずみ、摩滅及び引火/火炎試験を含んで、現行の基準線を超える性能向上を示した。多層の現行の最先端の熱バリアシールが、本明細書に記載された実施形態により形成された、統合されたニットセラミック(Nextel(商標)312)及び金属合金(INCONEL(登録商標)合金718)シールと比較された。統合されたニットセラミックシールは、共に編まれた、Nextel(商標)312及び大直径INCONEL(登録商標)合金718ワイヤインレーを伴った小直径INCONEL(登録商標)合金718ワイヤを用いた。
圧縮ひずみ試験が、220時間の間、カ氏800度で行われた。全サンプルについて、試験後の高さの偏差が1%未満であった。同じ圧縮ひずみ試験条件の下で、現行の最先端のバリアシールは、可塑的に圧縮され、その結果、裂け目を生じ、最終的に、熱及び火炎バリアとして不合格となった。30%の圧縮で5,000サイクルの最初の摩滅試験の間に、不合格は生じなかった。カ氏3,000度のトーチが、5分間、シールから1インチのオフセットで前面に当てられたとき、シールの裏側は、カ氏200度の下で損なわれないままだった。15分間、カ氏2,000度の炎を伴う引火試験の下で、不合格は生じなかった。更に、試験中に炎の貫通は観察されず、炎が15分間の後に止められたときに、裏側の燃焼は起きなかった。
更に、本開示は、下記の条項に従う態様を含む。
連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを含む多成分の撚りヤーンであって、連続するセラミックストランドが、連続する荷重軽減処理補助ストランドを巻き、多成分の撚りヤーンを形成する、多成分の撚りヤーン。
連続する荷重軽減処理補助ストランドがポリマー材料である、多成分の撚りヤーン。
連続する荷重軽減処理補助ストランドが金属材料である、多成分の撚りヤーン。
連続するセラミックストランドは、マルチフィラメント材料であり、連続する荷重軽減処理補助ストランドは、モノフィラメント材料である、多成分の撚りヤーン。
連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドと共に編まれる金属合金ワイヤを更に含む、多成分の撚りヤーン。
追加のファイバ成分を更に含む、多成分の撚りヤーン。
追加のファイバ成分が、セラミック、ガラス、無機物、熱硬化性ポリマー、熱可塑性ポリマー、エラストマ、金属合金、及びそれらの組合せからなる群から選択される、多成分の撚りヤーン。
連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを含むニットファブリックであって、連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドが共に編まれて、ニットファブリックを形成する、ニットファブリック。
連続する荷重軽減処理補助ストランドがポリマー材料である、ニットファブリック。
連続する荷重軽減処理補助ストランドが金属材料である、ニットファブリック。
連続するセラミックストランドが、連続する荷重軽減処理補助ストランドを巻いて、多成分の撚りヤーンを形成する、ニットファブリック。
第二のファイバが、多成分の撚りヤーンと共に編まれる、ニットファブリック。
連続する荷重軽減処理補助ストランドがポリマー材料であり、第二のファイバが金属材料である、ニットファブリック。
一つ又は複数の追加のファイバ成分を更に含む、ニットファブリック。
一つ又は複数の追加のファイバ成分は、セラミック、ガラス、無機物、熱硬化性ポリマー、熱可塑性ポリマー、エラストマ、金属合金、及びそれらの組合せからなる群から選択される、ニットファブリック。
連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを単一の材料フィーダを通して編み機の中に同時に送り込み、2成分ヤーンを形成することを含む、セラミックファブリックを編むための方法。
連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを編み機の中に同時に送り込む前に、連続するセラミックストランドを連続する処理補助ストランドの周囲に巻くことを更に含む方法。
2成分ヤーン及び金属合金ワイヤを第二の材料フィーダを通して同時に送り込み、ニットファブリックを形成することを更に含む方法。
ニットファブリックを第一の温度に加熱して、荷重軽減処理補助を除去することを更に含む方法。
ニットファブリックを第一の温度より高い第二の温度に加熱して、セラミックストランドをアニールすることを更に含む方法。
本明細書に記載された実施形態で構築された製品は、必要とされるサイズや長さに関わらず、様々な応用での使用に適するということに、留意すべきである。例えば、本明細書に記載された実施形態は、自動車、船舶、産業、航空又は航空宇宙の応用、又は、近くの部品を揮発性の流体や熱的条件に曝されることから保護するためのニット製品が望まれる任意の他の応用において、用いることができよう。
上記は、本開示の実施形態に向けられているが、本開示の他の別の実施形態が、本開示の基本的範囲から逸脱せずに、案出されることができるのであり、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲により決定される。
100 多成分の撚りヤーン
110 連続するセラミックストランド
120 連続する荷重軽減処理補助ストランド
200 多成分の撚りヤーン
300 多成分の撚りヤーン
310 金属ワイヤ
400 多成分の撚りヤーン
500 ニットファブリック
510 多成分のヤーン
520 インレー
600 処理フロー図
700 編み機
701a、701b ニードル台
702a、702b ニードル
703a、703b レール
704a、704b、704c、704d フィーダ
705 キャリッジ
706 ヤーン
707 スプール
708 ヤーンガイド
709 ヤーンテイクバックスプリング
710 ヤーンテンショナ

Claims (13)

  1. 多成分の撚りヤーンを含むニットファブリックであって、
    連続するセラミックストランド、及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを含み、
    前記連続するセラミックストランドが、前記連続する荷重軽減処理補助ストランドに接合されて、前記多成分の撚りヤーンを形成する、多成分の撚りヤーンを含む、ニットファブリック
  2. 前記連続する荷重軽減処理補助ストランドがポリマー材料である、請求項1に記載のニットファブリック
  3. 前記連続する荷重軽減処理補助ストランドが金属材料である、請求項1に記載のニットファブリック
  4. 前記連続するセラミックストランドがマルチフィラメント材料であり、前記連続する荷重軽減処理補助ストランドがモノフィラメント材料である、請求項1からのいずれか一項に記載のニットファブリック
  5. 前記連続するセラミックストランド及び前記連続する荷重軽減処理補助ストランドと共に接合される金属合金ワイヤを更に含む、請求項1に記載のニットファブリック
  6. 追加のファイバ成分を更に含む、請求項1からのいずれか一項に記載のニットファブリック
  7. 前記追加のファイバ成分が、セラミック、ガラス、無機物、熱硬化性ポリマー、熱可塑性ポリマー、エラストマ、金属合金、及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項に記載のニットファブリック
  8. セラミックファブリックを編むための方法であって、
    連続するセラミックストランド及び連続する荷重軽減処理補助ストランドを単一の材料フィーダを通して編み機の中に同時に送り込み、2成分ヤーンを形成することを含む方法。
  9. 前記連続するセラミックストランド及び前記連続する荷重軽減処理補助ストランドを前記編み機の中に同時に送り込む前に、前記連続するセラミックストランドを前記連続する荷重軽減処理補助ストランドの周囲に巻くことを更に含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記2成分ヤーン及び金属合金ワイヤを第二の材料フィーダを通して同時に送り込み、ニットファブリックを形成することを更に含む、請求項又はに記載の方法。
  11. 前記ニットファブリックを第一の温度に加熱して、前記連続する荷重軽減処理補助ストランドを除去することを更に含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ニットファブリックを前記第一の温度より高い第二の温度に加熱して、前記連続するセラミックストランドをアニールすることを更に含む、請求項11に記載の方法。
  13. 多成分の撚りヤーンであって、
    連続するセラミックストランド、及び
    連続する荷重軽減処理補助ストランドを含み、前記連続するセラミックストランドが、前記連続する荷重軽減処理補助ストランドの周囲に巻き付けられており、
    多成分の撚りヤーンが、前記連続するセラミックストランド及び前記連続する荷重軽減処理補助ストランドとともに接合される金属合金ワイヤを更に含む、多成分の撚りヤーン。
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