JP6759210B2 - 無人航空機システム(uas)操縦の制御および制限のための監視安全システム - Google Patents

無人航空機システム(uas)操縦の制御および制限のための監視安全システム Download PDF

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、2014年12月19日に出願された米国仮特許出願第62/094,798号の優先権及び利益を主張し、その内容は全ての目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
技術分野
各実施形態は一般に、無人航空機システム(unmanned aerial systems:UAS)のシステム、方法、および装置に関し、より具体的にはUASのアクセス制限に関する。
国家空域における無人航空機システム(UAS)の操縦を可能にするには、UASが制限/禁止空域に進入して有人航空機と衝突したりその運行に干渉しないようにする、信頼できる手段と方法が必要である。しかし、このニーズを満たすにあたり、UASの商業的可能性を促進するために、そのコストと複雑性を合理的に保つ必要がある。
免除・承認証明書(COA)にある共通の制限は、UASが空港から少なくとも5海里の距離離れていることを要求する。この空港周辺領域は、空港のトラフィックパターンで飛行している有人航空機からUASを遠ざけるためのバッファとして機能するように意図されている。 実際の物理的な障壁はないため、偶発的または故意により、UASはこのバッファを越えて比較的すぐに有人航空機に接近することが可能である。結果として、このようなバッファは、空中衝突の可能性を低減できるが、結局はそれを防止する作用はない。より具体的には、空港のトラフィックパターン内でUASが有人航空機との潜在的に致命的な空中衝突に巻き込まれることを物理的に阻止するものはない。空中衝突事故の最悪かつ確実な結果は惨事であるため、この事故は「大惨事」なる重要度が割り当てられている。
例示的な実施形態の方法は、プロセッサが、少なくとも1の飛行境界に対する無人航空機システム(UAS)の位置を特定するステップと;前記プロセッサが、特定されたUASの位置が前記少なくとも1の飛行境界を横切った場合に、当該UASに少なくとも1の飛行制限を実施するステップとを含むことを特徴とする。さらなる例示的な実施形態の方法では、前記少なくとも1の飛行境界は、飛行禁止区域を含んでもよい。さらなる例示的な実施形態の方法では、前記少なくとも1の飛行制限は、UASが前記飛行禁止区域を横断するのを防止する、例えば少なくとも1×10−7の十分に高いシステムの完全性を有することができる。さらなる例示的な実施形態の方法では、受信される少なくとも1の飛行境界が、ユーザが定義した飛行境界を含んでもよく、ここでユーザが定義した飛行境界は前記飛行禁止区域より小さい。さらなる例示的な実施形態の方法では、少なくとも1の飛行境界は、前記UASの感知・回避システムからの入力に基づいた少なくとも1の境界を含んでもよい。さらなる例示的な実施形態の方法では、前記感知・回避システムは、レーダー、ソナー、光学センサ、およびLIDARの少なくとも1つを含んでもよい。
さらなる例示的な実施形態の方法では、前記少なくとも1の飛行境界は、飛行前に第三者のデータベースからユーザによって更新される。さらなる例示的な実施形態の方法では、前記少なくとも1の飛行境界は、飛行中に、感知・回避システムおよび第三者データベースのうちの少なくとも1つによって更新されてもよい。さらなる例示的な実施形態の方法では、前記UASの位置は、全地球測位システム(GPS)、慣性測定ユニット(IMU)、および高度計を介して判定されてもよい。さらなる例示的な実施形態の方法は、UASにエラーが生じ、特定されたUASの位置が設定時間内に1以上の飛行境界を横切る軌道内にある場合に、プロセッサによって、UASの少なくとも1つの飛行制限を有効化することを含んでもよい。さらなる例示的な方法の実施形態では、エラーは、バッテリの故障、推進装置の故障、感知・回避システムの故障、および全地球測位システム(GPS)故障のうちの少なくとも1つであり得る。
さらなる例示的な方法の実施形態では、1以上の飛行制限のうちの第1の飛行制限が、UASが少なくとも1つの飛行境界のうちの第1の境界を横切ったときに、プロセッサがユーザに警告を発することを含んでもよい。さらなる例示的な方法の実施形態では、少なくとも1つの飛行制限のうちの第2の飛行制限が、UASを着地させることを含んでもよい。さらなる例示的な方法の実施形態では、UASの少なくとも1つの飛行制限が、パラシュートの作動、UASの1以上の推進装置の動力源の遮断、UASの1またはそれ以上の要素の分離、爆破、およびUASの1以上の推進装置へのスロットルの逆転、の1以上を含み得る。さらなる例示的な方法の実施形態では、UASの少なくとも1の飛行制限は、アクチュエータを最大偏向まで作動させること、受信された1またはそれ以上の飛行境界からUASが離れるようにアクチュエータを作動させること、の1以上を含み得る。
例示的なシステムの実施例は、アドレス可能メモリを有するプロセッサを含む飛行制限コントローラ(FLC)を含み、このプロセッサは、少なくとも1の飛行境界に対する無人航空機システム(UAS)の位置を特定し、特定されたUASの位置が前記少なくとも1の飛行境界を横切った場合に、前記UASに少なくとも1の飛行制限を実施するよう構成される。さらなる例示的なシステムの実施例では、システムは、UAS電源、UASコントローラ、UASナビゲーション装置、UAS無線、および1以上の推進装置を具える。さらなる例示的なシステムの実施例では、UASナビゲーション装置がさらに、全地球測位システム(GPS)、慣性測定ユニット(IMU)、および高度計を含んでもよい。さらなる例示的なシステムの実施例では、UAS無線がさらに、トランシーバを含んでもよい。
さらなる例示的なシステムの実施例では、UASがさらに、1以上の操縦面と、当該1以上の操縦面に取り付けられた1以上のアクチュエータとを具えてもよい。さらなる例示的なシステム実施例では、前記UASの少なくとも1つの飛行制限は、前記1以上のアクチュエータを最大偏向へと作動させることであってもよい。さらなる例示的なシステムの実施例では、飛行制限コントローラのプロセッサが、UAS電源、UASコントローラ、UASナビゲーション装置、UAS無線、および少なくとも1の推進装置のうちの1以上からの入力を受信するように構成されてもよい。さらなる例示的なシステムの実施例では、システムがさらに、アドレス可能メモリを有するUASオペレータコントローラプロセッサを含むUASオペレータコントローラを含み、当該UASコントローラプロセッサは、UAS電源、UASコントローラ、UASナビゲーション装置、UAS無線、および1以上の推進装置のうちの1以上のデータを含むUASのステータスを受信するとともに、特定されたUASの位置が少なくとも1の飛行境界を横切った場合に警告を受信する。
さらなる例示的なシステムの実施例では、FLCはさらに、FLC電源と、FLCコントローラと、FLCナビゲーション装置と、FLC無線とを含み得る。さらなる例示的なシステムの実施例では、FLCはさらにFLCメモリストアを含み、このFLCメモリストアはUASのフライトデータを記録することができ、フライトデータは、FLC電源、FLCコントローラ、FLCナビゲーション装置、およびFLC無線のうちの1以上からの入力を含み得る。さらなる例示的なシステムの実施例では、UASの少なくとも1の飛行制限は、パラシュートの作動、UASの1またはそれ以上の推進装置の電源遮断、UASの1またはそれ以上の要素の分離、爆破、およびUASの1以上の推進装置への動力の逆転、のうちの1以上を含み得る。さらなる例示的なシステムの実施例では、UASの少なくとも1の飛行制限は、アクチュエータを最大偏向まで作動させること、受信した1以上の飛行境界から離れる方向へUASを転回させるようアクチュエータを作動させること、の1以上を含み得る。
図中の構成要素は必ずしも一定の縮尺ではなく、代わりに本発明の原理を例示することに重点が置かれている。同じ参照符号は、異なる図を通して対応する部品を示す。実施形態は例として示され、添付の図面のものに限定されるものではない。
図1は、複数の中間地点を通ってオペレーション領域へと移動する飛行経路内にある無人航空機システム(UAS)の例示的実施形態を示す図であり、UASが空港およびタワーのためのの飛行境界およびバッファゾーンから離れた状態にある。 図2Aは、UASが3つの飛行境界で囲まれた禁止空域への軌道内にある状態を示す例である。 図2Bは、図2AのUASが、禁止空域を囲む3つの飛行境界のうちの第1の飛行境界を横切る例を示す。 図2Cは、図2AのUASが、第1の飛行境界を通過して第2の飛行境界を横切る例を示す。 図2Dは、図2AのUASが、その航路を180度転回するよう調整して禁止空域および第2の飛行境界から離れる例を示す。 図2Eは、図2AのUASが、第1の飛行境界と第2の飛行境界を通過して、第3の飛行境界を横切る例を示す。 図2Fは、図2AのUASが、UASの方向舵に接続されたアクチュエータを最大偏向まで作動させて円形飛行パターンに維持し、さらなる前進を阻止してUASが禁止空域に入るのを防止する例を示す。 図2Gは、図2AのUASが、第3の飛行境界を横切った場合の飛行制限としてパラシュートを展開し、UASが禁止空域に入る前に着地させる例を示す。 図2Hは、図2AのUASが、禁止空域に入る前にパラシュートの展開および/または他の飛行制限に応じて着地した例を示す。 図3は、入力を受信し、ステータスを送信し、または警告信号を送り、1またはそれ以上の飛行制限を実施する、アドレス指定可能メモリを有するプロセッサを具える飛行制限コントローラ(FLC)の例を示す。 図4は、UASの飛行制限を実施するためにUASコントローラに組み込まれた複数の飛行制限態様を有するUASのシステム構成を示す。 図5は、飛行制限を実施するためにUASに加えられ、UASコントローラと通信するFLCを有するUASのシステム構成を示す。 図6は、飛行制限を実施するために、メモリが追加され、UASコントローラ、UASトランシーバ、およびUASのGPSと通信するFLCを有するUASのシステム構成を示す。 図7は、飛行制限を実施するために、メモリとGPSが追加され、アクチュエータと通信するFLCを有するUASのシステム構成を示す。 図8は、メモリとGPSが追加され、飛行制限を実施するためにアクチュエータと通信し、FLCからUASコントローラにデータを渡すためにUASコントローラと一方向通信するUASのシステム構成を示す。 図9は、飛行制限を実施するためにUASコントローラと各電子速度コントローラとの間に配線ハーネスとして接続されたFLCを有するクワッドコプター型UASのシステム構成を示す。 図10は、飛行制限としてUAS推進装置の1つの動力を遮断するために、電子速度コントローラの1つとUASコントローラとの間のスイッチに接続されたFLCを具えるクワッドコプター型UASのシステム構成を示す図である。 図11は、飛行制限を実施するために1またはそれ以上のUASシステムに取り外し可能に取り付けられ、別個の推力発生器および/またはパラシュートを有する独立した飛行制限装置(FLD)を示す。 図12は、UASが飛行境界を越えた場合に飛行制限を実施する実施例の例示的な機能ブロック図を示す。
本システムは、無人航空機システム(UAS)のための信頼性の高い監視装置を実現する。このシステムは、3次元空間におけるUASの位置を監視、評価し、その位置を1またはそれ以上の飛行境界と比較する。もしUASがこれらの飛行境界を越えた場合、システムは少なくとも1の飛行制限を自動的に作動させる。飛行制限は、UASのオペレータへの警告信号、飛行境界を離れるようにする自動操縦コマンド、UASが飛行境界に入らないようにする円形飛行パターンにUASを維持するための作動コマンド、パラシュートまたは他の緊急リカバリ装置の展開、UASの翼といった構成要素の分離、推進装置のスロットル調整、UASの1以上の推進装置への動力の遮断、および別個の推力発生装置を含む。このシステムは、UASコントローラ、全地球測位システム(GPS)、慣性測定ユニット(IMU)、高度計、バッテリ、メモリなどの既存のUASの構成要素に完全に一体型の装置として、または多様なUASに着脱可能な完全に別個の装置として、あるいは別個および既存の要素のいくつかの組み合わせとして、実施することができる。このシステムにより、安価なUASのような動作信頼性が比較的低い既製のUASでも、別個の信頼性の高い飛行停止装置と組み合わせることが可能となり、その組み合わせによって、UASの禁止空域への侵入、および/または、危険あるいは禁止された、および/またはUASを飛ばしてはいけない領域の上空飛行を防止するシステムが実現する。
図1は、無人航空機システム(UAS)が、空港およびタワー100用の飛行境界外の離れた制御空域周辺の飛行経路内にある例示的な実施例を示す。UAS102は、基点104から離陸する。このUAS102は、中間地点(106、108、110)の間を移動して操作空域112へと到達する。UAS102は操作領域112周辺を飛んでデータを収集し、および/または任務機能を実行する。UAS102は、中間地点(114、116、118)を介して基点104に戻る。中間地点(106、108、110、114、116、118)および/または操作領域112は、制御空域および/または他の障害物を含むジオフェンスなどの飛行境界に入らないようにUASの操縦者が規定することができる。飛行境界は、水平距離と地上からの垂直高さによって規定される仮想表面であり得る。飛行境界は、例えば円柱やドームといった単純な幾何学的形状、または複雑な多点表面であってもよい。いくつかの実施例では、中間地点(106、108、110、114、116、118)は、操作領域112の位置、任意の飛行境界、および/または、風速やUAS電池レベル等の追加的なUASのセンサ入力に基づいてUASのプロセッサが決定することができる。
制御空域は空港120を含み、これは例えば当該空港120の周囲5海里といった所定の距離の飛行禁止区域124を有する。この禁止飛行区域124は、例えば連邦航空局(FAA)といった政府機関の規則や規制に基づき設定される。UASは飛行禁止区域124を横切ってはならない。飛行禁止区域124と、空港120を利用する航空機の飛行ルートに対応する通常は空港の南北の領域が、UAS102の侵入を確実に防ぐバッファとして設けられる。これらの飛行境界は様々な制定規則、規制、および/または飛行禁止区域に基づいて変化してもよい。飛行境界は、政府機関および/または第三者データベースによって確立されてもよい。
飛行領域内にはUAS102への他の障害も存在し得るが、政府機関および/または第三者データベースによって制限されたものではない。タワー128がUAS102の飛行領域内に配置されているが、他の制限はない。タワー128の位置を知っているUASのオペレータは、UAS102がタワー128に衝突および/または干渉しないことを確実にするために、タワー128の周囲にユーザ定義の第2の飛行境界130を作成することができる。
UAS102は、飛行境界(124、126、130)の位置をメモリに記憶することができる。これらの飛行境界(124、126、130)は、政府機関および/または第三者データベースからダウンロードすることができる。UASのオペレータは、さらなる飛行境界を追加して飛行範囲を狭めることができるが、既存の飛行境界を削除することはできない。いくつかの実施例では、例えば消防活動のような緊急事態または自然災害のための領域を制限すべく、飛行境界はリアルタイムで更新されてもよい。
UAS102は、UASの飛行位置、速度、および/または収集された他のデータに関するステータス情報をUASのオペレータに提供してもよい。UAS102はまた、UAS102が飛行境界を交差した場合に、UASのオペレータに警告を発するようにしてもよい。UAS102は、飛行境界を横切った場合に少なくとも1の飛行制限を実施することができる。これらの飛行制限は、警告信号からUAS102を着地させることまで及びうる(図2A−2H参照)。
図2Aは、禁止空域の周りに設けられたいくつかの飛行境界にUASが近づく例を示している。UAS200が、禁止飛行領域204に向かって軌道202上を移動している。1またはそれ以上の飛行境界を作成して、UAS200が禁止飛行領域204に交差しないようにすることができる。禁止飛行領域204は、空港(図1参照)、または空中衝突を引き起こす可能性があることからUASの干渉が「大惨事」となる他の場所を含み得る。したがって、「大惨事」の臨界点を下げる安全作用に求められるシステム保全性(system integrity)のレベルは、小型一般航空機では1×10−6であり、大型航空機では1×10−9である。UASの必要条件はまだ決定されていないが、空域124にある有人航空機と少なくとも同等、すなわち1×10−6から1×10−9の間、あるいは約1×10−7となるであろう。これは非常に高い信頼性要件であり、UAS全体としてだけでなく、「大惨事」の危険を下げるべくUASの各部品に課される。したがって、UAS200が禁止飛行領域204を横切らないようにするシステムの信頼性は、少なくとも1×10−7が求められる。
UAS200は、例えばモータといった推進装置と、1以上の操縦面を有する無人航空機であってもよい。いくつかの実施例では、UAS200は、航空機の高度、速度、および/または軌道202を制御するために、1またはそれ以上の推進装置を有してもよい。UAS200は、バルーン、パラシュート、グライダー、および/またはカイトのような非動力航空機であってもよいが、禁止飛行領域204に入る前に少なくとも1の飛行制限が当該非動力航空機を着地させるようにする。UAS200は、飛行船や気球などの航空機よりも軽量であり得る。1またはそれ以上の飛行制限は、UAS200の推進、上昇および/または制御の種類に基づいて、UAS200が禁止飛行領域204に入るのを防止する。
図2Bは、図2Aの例のUASが第1の飛行境界を横切るところを示す。 UAS200は、禁止飛行領域204の周囲の第1の飛行境界206を横切る軌道202上にある。各飛行境界の位置は、例えば、第1の飛行境界206をUAS200の速度および/または軌道202において禁止飛行領域204から60秒地点とするといった時間ベースとすることができる。各飛行境界はまた、設定されたバッファ距離に基づいてもよく、例えば、第1の飛行境界206は禁止飛行領域204から1マイルのようにしてもよい。いくつかの実施例では、1またはそれ以上の飛行境界の位置が、UASのオペレータによって設定されてもよい。他の実施例では、各飛行境界の位置は時間ベースの要素と距離の組み合わせに基づき、例えば、設定範囲内で変化し、および/または設定範囲内でUASのオペレータによって選択されてもよい。
飛行境界の数は、UAS200の禁止飛行領域204への侵入を確実に防ぐために、飛行制限コントローラ(FLC)および/またはUASコントローラによって動的システムとして変更することができる。第1の飛行境界206を越えたとき、FLCおよび/またはUASコントローラがUASのオペレータに、UAS200が第1の飛行境界206を越えたことを知らせる信号を送信してもよい。この通知により、UASを着地させる等の更なる措置が実施される前に、オペレータにUAS200の軌道202を変更する機会が与えられる。
図2Cは、図2Aの例のUASが、 第2の飛行境界を横切るところを示す。UAS200の軌道202は禁止飛行領域204の方へと続き、第2の飛行境界208を横切る。FLCおよび/またはUASコントローラが、この第2の飛行境界208を横切るUAS200に第2の飛行制限を実施する。この第2の飛行制限は、UASコントローラ200にUASを着陸させるか、UASの方向を反転させるか(図2D参照)、および/またはUAS200が禁止飛行領域204に入るのを防ぐための他の操作を指示してもよい。第1の飛行境界206と第2の飛行境界208の距離の間の時間に、UASのオペレータはUAS200の軌道202を修正することができる。この第2の飛行制限はまた、UAS200が第2の飛行境界208の外に出るまで、および/または地上に着陸するまで(図2H参照)、UASのオペレータにUAS200のさらなる制御ができなくなるようにしてもよい。
図2Dは、図2Aの例のUASが、その飛行経路を禁止空域および第2の飛行境界から離れる方へ調整する場合を示す。UAS200の軌道202は、UAS200を禁止飛行領域204から離れる方向へ旋回するよう定めうる。FLCおよび/またはUASコントローラは、少なくとも1×10−7のシステム保全性の度合いを有するアクチュエータに指示し、UASの飛行コースを180度調整するよう作動させる。他の実施例では、自動操縦装置が例えばクアッドコプター型のUAS(図9−10参照)を、禁止飛行領域204から遠ざかるように誘導してもよい。UAS200は、適時にUASのオペレータに飛行経路の調整や他の飛行制限の確認を通信することができる。
図2Eは、図2Aの例のUASが、第3の飛行境界を横断するところを示す。UAS200の軌道202が、第3の飛行境界210を横切る。FLCおよび/またはUASコントローラは、第3の飛行境界210を横切った場合に第3の飛行制限を実施する。この第3の飛行制限はUAS200を着地させ、および/または、そうでなくても1×10−7のシステム保全性の度合いでUAS200による禁止飛行領域204の侵入を阻止する。第2の飛行境界208を越えた場合に第2の飛行制限が実施されてUAS200を禁止飛行領域204から離れるようにするが(図2D参照)、これが有効でなかったため、すなわちコントローラエラーおよび/または故障があるため、UAS200が禁止飛行領域204に入らないようにすべく、より思い切った行動が取られなければならない。
UAS200は、例えば15秒の設定時間内に、1以上の飛行境界(206、208、210)および/または禁止飛行領域204を横切る軌道202中にエラーが生じることがある。このエラーは、バッテリの電力不足、および/または他の1×10−7の評価に関連のない電源故障であり得る。このエラーはまた、例えばUAS200の操縦面を制御するためのアクチュエータモータがオペレータに応答しない、および/または他の1×10−7の評価に関連のない推進装置の故障であり得る。このエラーは、例えばレーダー、ソナー、光学センサ、および/またはLIDARシステムがオペレータに応答しない、および/または他の1×10−7の評価に関連のない感知・回避システムの故障であり得る。このエラーはまた、例えばGPSが最低必要数の衛星へ接続していない、および/または他の1×10−7の評価に関連のないGPSの故障であり得る。このエラーはまた、UAS200とオペレータ間の接続障害であり得る。このようなエラーが発生し、UAS200が設定時間内に少なくとも1つの飛行境界(206、208、210)および/または禁止飛行領域204を横切る軌道202上にある場合、1以上の飛行制限が実施されるようにする。飛行制限が実施されない場合、UAS200は1以上の飛行境界(206、208、210)および/または禁止飛行領域204を横切ることになる。設定時間は、システムおよび/またはオペレータによって、UAS200が1以上の飛行境界(206、208、210)および/または禁止飛行領域204に1×10−7の信頼性で交差しないことを保証するのに十分なものでなければならない。設定時間はまた:レイテンシー;UAS200から地上局へのデータ伝送時間;地上局での処理時間;人間の応答時間;風などの天候の影響;UAS200内部および/または外部の電磁干渉;音響、熱、振動、化学および/または冶金手段からの干渉;および/または、UAS200が1以上の飛行境界(206、208、210)および/または禁止飛行領域204を越えないことを確実にするためのUAS200の構成要素の精度;に基づくか、および/またはこれに合わせて調整されてもよい。設定時間はさらに、何らかの回避操作や、UAS200が1以上の飛行境界(206、208、210)および/または禁止飛行領域204を越える前にこのような回避操作が確実に実行されるようにするための基準に必要なコマンドおよび制御データリンクまたは他の通信リンクの可用性に基づいてもよい。
図2Fは、図2Aの例のUASにおいて、禁止空域へのUASの進入を防止する円形飛行パターンにUAS200を維持するためにアクチュエータを最大偏向まで作動させた状態を示す。FLCおよび/またはUASコントローラは第3の飛行制限として、例えばアクチュエータから舵をいっぱいに偏向させて急旋回を実施し、これによりUAS200の軌道202が螺旋となってUAS200が禁止飛行領域に入るのが防止される。この螺旋状の軌道202は、UAS200の電源がなくなって着地するまで継続されてもよい。
図2Gは、図2Aの例のUASが禁止空域に入る前に、パラシュートを展開させて降下する状態を示す。FLCおよび/またはUASコントローラは、UAS200が禁止飛行領域204に入らないようにするための第3の飛行制限として、パラシュート212を展開させる。パラシュート212は十分な牽引力をもたらし、UAS200がそれ以上禁止飛行領域204内へ飛ばないようにする。パラシュート212は、例えばモータなどのUASの推進装置をオフにしてUASを着地させる命令とともに展開してもよい。いくつかの実施例では、パラシュート212はUASに、UAS上に非対照的な力が生じてUASが飛行できないようにするUASの位置に設けられてもよい(図11参照)。
図2Hは、図2Aの例のUASが、禁止空域に入る前に地上に着陸した状態を示す。軌道202は、禁止空域に入る前にUASがパラシュートを展開(図2G)および/または螺旋状に(図2F)地面に着陸したことを示している。他の実施例では、FLCおよび/またはUASコントローラは、1またはそれ以上のUAS推進装置への電力供給を遮断、1またはそれ以上の推進装置への電力を反転、UASの翼または他の部品を分離させて継続飛行できないようにする、および/または爆薬を使用してもよい。いくつかの実施例では、飛行制限を動的にして、UASのオペレータおよび/またはUASコントローラに、例えばパラシュート展開および/またはUASの着地といったより厳しい行動をとる前にUASの軌道を修正する機会を与えてもよい。
図3は、プロセッサとアドレス可能メモリ300を有する飛行制限コントローラ(FLC)の一実施例を示す。FLC302は、プロセッサ304と、メモリ306とを具える。このFLC302はUASコントローラ308から独立したデバイスであってもよく(図5−8参照))、UASコントローラ308と一体型でもよい(図4参照)。 FLC302、UASコントローラ308、入力部および出力部間の統合の程度は、システム構成要素の信頼性に基づいて変更してもよい。FLC302をUASコントローラ308から分離させると、UASの飛行境界を越える飛行あるいは禁止空域への侵入に対する究極の監視制御がFLC302に提供される。UASの一部の誤動作、UASの飛行コースのユーザプログラミングの誤動作、および/またはUASのオペレータ322のエラーによりUASが飛行境界を越えることがあるが、FLC302はUASコントローラ308をオーバーライドして、飛行境界の制限、例えば、飛行打ち切り等を実施する。
FLC302は、飛行境界310を規定する入力を受け取ることができる。飛行境界310は、UASの飛行境界および/または禁止空域を規定するデータを提供する。飛行境界310は、例えば第三者サーバからのジオフェンスった外部ソースからダウンロードされ、FLC302のメモリ306に格納されてもよい。飛行境界310は、UASの離陸前にロードされてもよいし、例えば状況の変化および/または制限の更新によって、飛行中に動的に更新されてもよい。いくつかの実施例では、飛行境界310は、メモリ306に予めロードされていてもよい。
FLC302はまた、感知・回避システム312からの入力を受け取る。感知・回避システム312は、レーダー、ソナー、光学センサ、および/またはLIDARシステムであってもよい。感知・回避システム312は、例えばタワー(図1参照)、高い樹木および/または有人航空機などの、UASに衝突するか、および/またはそうでなくても運行の妨げとなり得る様々な物体の情報を提供する。感知・回避システム312は、他の航空機からの入力、例えば消防活動のために航空機に空域に入らないように通知する緊急車両からの信号を受信することもできる。FLC302は、感知・回避システム312および飛行境界310からの入力を、禁止および/または危険な空域へ入るのを避けるために使用してもよい。
FLC302はまた、全地球測位システム(GPS)314および慣性測定ユニット(IMU)316からの入力を受け取ってUASの位置を特定してもよい。高度計318の入力は、FLC302がUASの姿勢を特定するために用いることができる。GPS314、IMU316、および/または高度計318は、FLC302に入力を提供するだけの個別および/または冗長な装置であってもよい。いくつかの実施例では、GPS314、IMU316、および/または高度計318は、FLC302とUASコントローラ308の双方が用いることができる。いくつかの実施例では、FLC302は受信した1以上の入力(310、312、314、316、318)をUASコントローラ308に渡して、UASの対応するデバイスが故障した場合、および/またはFLC302が受信するデバイス入力の高いシステム保全性のための一時的な使用のためのバックアップとすることができる。いくつかの実施例では、受信された入力(310、312、314、316、318)は、UASの飛行データの「ブラックボックス」記録としてFLC302のメモリ306内に保存されてもよい。
バッテリ320は、FLC302に電力を供給するために使用される。位置の入力(314、316)と高度の入力318は、FLC302のプロセッサ304によって、飛行境界の入力310および感知・回避システムの入力312と組み合わせて、1またはそれ以上の飛行境界に対するUASの位置、これらの1以上の飛行境界を横切ったか、および/または、これらの1以上の飛行境界を横切った場合に1以上の飛行制限を実施すべきか、の決定に用いられる。
これらの飛行制限は、動的であってさらなる飛行制限が課される前にUASのオペレータ322および/またはUASコントローラ308のUAS自動操縦装置にUASの軌道を修正する機会を与えてもよい(図2A−2H参照)。FLC302は、トランシーバ326を介してステータス信号324をUASのオペレータ322に送信してもよい。UASのオペレータ322は、アドレス可能メモリを有するUASオペレータコントローラプロセッサを有するUASオペレータコントローラを使用してもよい。UASコントローラプロセッサはUASからステータス情報を受信し、このステータスにはUASの電源320、UASコントローラ308、UASナビゲーション装置、UAS無線、および1以上の進装置のうちの少なくとも1つに関するデータが含まれる。UASコントローラプロセッサはまた、特定されたUASの位置が以上の飛行境界を横切った場合に警告を受信する。
ステータス信号324は、FLCへの任意の入力(310、312、314、316、318、320)のデータを含んでもよい。ステータス信号324はまた、UASが飛行境界を越えていないことをUASオペレータ322に通知してもよい。最初の飛行制限として、FLCは、第1の飛行境界を横切った場合に警告信号328をUASのオペレータ322に送ってもよい(図2B参照)。UASのオペレータ322は、1またはそれ以上の飛行制限および各飛行制限のレベルを提供するように、FLC302を設定することができ、たとえば、警告信号328を送信するための第1の飛行境界を設定、あるいはUASコントローラ308の自動操縦に切り替えるための第1の飛行境界を設定することができる。 UASのオペレータはまた、UASの速度や軌道、および/または飛行境界に対するUASの設定された距離範囲に基づいて、1以上の飛行境界を特定するようにFLC302を設定してもよい。FLC302の飛行制限は、設定されたパラメータ内で、UASのオペレータ322の使用および/または必要性に基づいて、変更することができる。
さらなる飛行境界を越えた場合は、さらなる飛行制限が実施され得る。UASコントローラ308の自動操縦が、UASを飛行境界から離れる方向に向けるようにしてもよい(図2D参照)。UASが飛行境界に入るのを阻止する円形飛行パターンにUASを維持すべく、アクチュエータ330を最大偏向まで作動させてもよい(図2F参照)。このアクチュエータ330はUASの一部であってもよいし、および/または所望規格を満たすシステム完全性を有する別個のアクチュエータであってもよい。いくつかの実施例では、UASの方向舵がバネ付勢されており、アクチュエータへの電力供給がなくなると方向舵が最大偏向となってUASが円形飛行パターンを保持するようにしてもよい(図2F参照)。パラシュート322を展開させてUASが飛行境界を横切るのを防止してもよい(図2G参照)。クアッドコプター型の実施例では、パラシュート332の展開前に、UAS推進装置すなわちモータへの電力供給を遮断するようにする。UASの1またはそれ以上の構成部品を、例えば翼を胴体に連結するピンを破砕することによって分離させ334、その結果UASがその軌道や飛行境界の横断を継続できないようにしてもよい。推進装置スロットル336を、UASが徐々に降下するように絞ったり、UASがより早く下降するようにゼロに設定したり、および/またはUASが最も早く降下するように逆転させることができる。UASの1以上の推進装置の電力遮断338を行ってもよい。クアッドコプター型のUASでは、推進装置のうちの1つのみを電力遮断すると、UASを確実に着地させることができる(図10参照)。別個の推力発生器340を用いて、UASを着地および/または軌道偏向させるようにしてもよい(図11参照)。
設定されたシステム完全性、すなわち1×10−7の大惨事の臨界を達成するために、ハートウェアとソフトウェアを含むシステムの各要素がこの基準を満たす必要がある。RTCA文書DO−178C、名称「Software considerations in Airborne Systems and Equipment Certification」に開発保証プロセスが定義されている。このDO−178C文書は、ソフトウェアが空中環境で確実に機能するかどうかを判断するためのガイダンスを提供している。「大惨事」の臨界点の危険に関するソフトウェアベースの緩和は、通常DAL(Development Assurance Level)の「A」が要件となる(一般航空機の場合は「B」に下がる)。これは実際には航空機用のあらゆる部品にとって非常に高い要求となるが、特に多くの異なる航空タスクを実現するためにコストや機能の複雑さを低減させたUASにとって特に高くなる。UASはソフトウェア集約型であるため、UASの飛行制限のためのソフトウェア駆動型システムの追加は、必然的にすべてのソフトウェアをDALのAまたはB要件で実行させることとなり、その結果業界で現在行われている水準よりもソフトウェアコストが大幅に増加する。このように、UASが有人航空機が占用する空域に進入する可能性を防止するか、または少なくともこれらに衝突する可能性を最小限に抑えるために、UASを制限または制御するための信頼性が高くコストが低い装置またはシステムの要望が存在した。
図4は、飛行制限の態様がUASコントローラ400に組み込まれているUASのシステム構成を示す。このシステム構成400は、電力バス404に接続された電源、例えばバッテリ402を含む。電力バス404は、UASコントローラ406、トランシーバ408といった無線、例えばGPSであるナビゲーション装置410、および例えばアクチュエータである制御装置412とに電力を供給する。このUASコントローラ406は、メモリ414を有する。
UASコントローラ406はマイクロプロセッサを具え、UASの飛行を制御する。 UASコントローラ406およびすべての要素は、要求される臨界基準を満たす。UASコントローラ406はUASの位置を特定し、この特定されたUASの位置が少なくとも1つの飛行境界を横切る場合に、1以上の飛行制限を実施することができる。UASコントローラ406は、トランシーバ408および/またはメモリ414のいずれかから方向コマンドを受信してもよい。UASコントローラ406は、GPS410および/または他の入力から現在位置、進行方向、速度および/または高度を受信してもよい(図3参照)。UASコントローラ406は進行方向を特定し、例えばアクチュエータ412が方向舵を作動させるというように、1またはそれ以上の操縦面に作動指示を出す。アクチュエータ412は、方向舵、昇降舵、フラップ、補助翼などを含む様々な操縦面のいずれかに取り付けられ、コマンドを受けたときに飛行を終了させるのに十分なようにこれらの操縦面を偏向させる。他の実施例では、アクチュエータ412は、パラシュート、UASの部品セパレータ、スロットル制御部、電源スイッチ、および/または推力発生装置などの、別の飛行制限デバイスに置き換えられるか、および/または補充されてもよい。
図5は、UASに付加的なFLCが設けられ、UASコントローラと通信して飛行制限500を実施するUASのシステム構成を示す。FLC502は、既存の、例えば既製のUASシステム構成500に追加することができる。このFLC502はUASコントローラ504と通信して、FLC502がUASコントローラ504からUASの位置データ、UASのステータスデータ、および/または飛行境界のデータを受信することができる。FLCはUASコントローラ504とは別個独立して、UASの位置を特定し、UASが1以上の飛行境界を越えたかどうかを判定し、飛行制限すなわち飛行打ち切りを実施する必要があるか否かを決定することができる。飛行境界のデータはメモリ506に保持されており、UASコントローラ504を介してアクセス可能である。
FLC502、コントローラ504、トランシーバ508、GPS510、およびアクチュエータ512は、電力バス514を介してバッテリ516から電力供給される。いくつかの実施例では、FLC502は、独立および/またはバックアップ電源を有してもよい。飛行制限すなわち飛行の打ち切りを実施するために、FLC502は通信接続518を介してUASコントローラ504に信号を送信する。その後、UASコントローラ504は、作動信号520をアクチュエータ512に送信して、例えば方向舵を最大偏向させるというように操縦面を作動させることができる。本実施例では、FLC502、UASコントローラ504、バッテリ516、電源バス514、メモリ506、GPS510、およびアクチュエータ512の各々が、UASの信頼性要件全部を満たすのに十分に信頼できるものである必要がある。
図6は、メモリが追加されUASコントローラ、UASトランシーバ、およびUASのGPSと通信して飛行制限600を実施するFLCを具えるUASのシステム構成を示す。メモリ604付きのFLC602がUASシステム構成に追加され、UASからトランシーバ606やGPS608まで直接リンクされている。FLC602はまた、別個のメモリ612を有するUASコントローラ610と通信する。このFLC602は、メモリ604内に飛行制限を保存可能である。FLC602はまた、トランシーバ606を介してUASのオペレータにステータスおよび/または警告信号を送ることができる。FLC602は、飛行制限信号614をUASコントローラ610に送ることができる。これにより、UASコントローラ610がアクチュエータ618に作動信号616を送信する。電力は、FLC602、コントローラ610、トランシーバ606、GPS608、およびアクチュエータ618に、バッテリ620から電力バス618を介して提供される。
図7は、メモリとGPSを有し、アクチュエータと通信して飛行制限を実施させるFLCを具えるUASのシステム構成を示す。別個のメモリ704と、1以上の別個の入力すなわちGPS716とを有するFLC702を、UASのシステム構成に追加することができる。このFLC702は、アクチュエータ708に作動命令を直接送ることができる。このアクチュエータ708は、UASコントローラ710からの制御信号よりも、FLC702からの制御信号を優先する。いくつかの実施例では、FLC702は独立したアクチュエータを制御してもよい。FLC702は、メモリ712を有するUASコントローラ710から独立しており、トランシーバ714およびGPS716に接続されてもよい。UASコントローラ710は、UASを制御するためにUASのオペレータによって使用される。UASが飛行境界を越えたとFLC702が判定した場合、当該FLC702は、UASコントローラ710、メモリ712、トランシーバ714、および/またはGPS716からの入力なしで、直接的に飛行制限を実施させることができる。したがって、システムのFLC702、バッテリ718、電力バス720、メモリ704、GPS716、およびアクチュエータ708の要素のみが、UASの信頼性要件全体を満たすのに十分に信頼できるものである必要がある。UASコントローラ710、メモリ712、トランシーバ714、およびGPS716は、UASが禁止空域に入るのを防ぐのに必要ではないので、コストおよび/または信頼性が低くてもよい。
図8は、メモリとGPS有し、アクチュエータと通信して飛行制限を実施するとともに、UASコントローラ800と一方向通信を行うFLCを有するUASのシステム構成を示す。図8に示すシステム構成は図7に示すシステム構成と似ているが、FLC804からUASコントローラ806へ一方向信号802であるという相違がある。メモリ810、トランシーバ812、および/またはGPS814が故障した場合、FLC804は自身のメモリ816および/またはGPS818からコントローラ806に信号を送信する。いくつかの実施例では、独立したFLC804からの制御および/または入力は、UASコントローラ806への類似のおよび/または同一の制御および/または入力よりも高いシステム完全性および/または精度を有し得る。UASのオペレータは、FAS804がUASコントローラ806にこれらの制御および/または入力を提供して、UASの信頼性および/または機能を向上させるようにUASを設定することができる。FLC804は、UASの位置および飛行境界の自身の決定のためのデータを既に受信および/または特定しているので、このデータは、必要に応じてUASコントローラ806によって使用されてもよい。
図9は、UASコントローラとそれぞれの電子速度コントローラとの間に接続され飛行制限900を実施するFLCを有するクワッドコプター型UASのシステム構造を示す。クワッドコプター型UASは、4つの推進装置すなわちモータ(902、904、906、908)を有し、これらはそれぞれ対応する電子速度コントローラ(910、912、914、916)によって制御される。典型的なクワッドコプター型UASでは、各電子速度コントローラ(910、912、914、916)は、それぞれの電気接続(918、920、922、924)および信号接続(926、928、930、932)を有してもよい。これらの接続(918、920、922、924、926、928、930、932)は、配線ハーネスでUASコントローラ934に配線されてもよい。
クワッドコプター型UASでは、個々のモータおよび/または電子速度コントローラの迅速な取り外しと交換が可能であり、このため典型的に接続の容易のためにワイヤハーネスが利用される。これらの接続(918、920、922、924、926、928、930、932)は、UASコントローラ934に直接接続されるのではなく、FLC936に接続される。FLC936はこれらの接続をUASコントローラ934へ通し、UASコントローラ934は、まるで直接接続されているかのように機能し続けることができる。FLC936は、任意の飛行境界に対するUASの位置を特定し、飛行境界を交差した場合に、少なくとも1の飛行制限を実施する。FLC936の飛行制限は、飛行を終了させるためにモータ(902、904、906、908)のうちの1つのスロットルを低減、停止、および/または逆転することを含んでもよい。FLCはUASコントローラ934と各モータ(902、904、906、908)との間に配置されるので、FLC936のみがUASの信頼性要件全部を満たすのに十分な信頼性を有すればよい。したがって、FLC936は、既存のUASに適合するように設計されたワイヤハーネスを介して、そうしなければUASの信頼性要件を満たさない既存のUASに後付けすることができる。結果として得られるUASは、FLC936が付加され、UASの信頼性要件を満たすこととなる。
図10は、電子速度コントローラの1つとUASコントローラ1000との間のスイッチにFLCが接続されたクワッドコプター型UASのシステム構成を示す。典型的なクワッドコプター型UASの場合、例えば4つのモータ(1002、1004、1006、1008)のうちのモータ1002といった1つの推進装置のみのスロットルを低減、停止および/または逆転させると、確実にUASの飛行を終了させることができる。FLC1010を、電源接続1014に沿った例えば高信頼性の機械スイッチであるスイッチ1012に接続することができる。電源接続1014はUASコントローラ1016からスイッチ1012へと移動され、その後に1018を通してUASコントローラ1016へと通されてもよい。本実施例では、FLC1010の複雑さが低減され、UASの飛行打ち切りの信頼性が向上する。FLC1010は、任意の飛行境界に対するUASの位置を特定し、飛行境界を越えた場合に、例えばスイッチ1002を作動させてモータ1002への電力を遮断するなどの1以上の飛行制限を実施する。いくつかの実施例では、複数のスイッチが用いられ、制御信号および/または電力信号に沿って接続されてもよい。
図11は、飛行制限1100を実施するために1またはそれ以上のUASシステムに取り外し可能に取り付けられる独立したFLCを示す。飛行制限デバイス(FLD)1102は、1またはそれ以上の取り外し可能なアタッチメント(1104、1106)を介してUASの例えばUASの翼1108に着脱自在に取り付けることができる。FLD1102は、それが取り付けられたUASとは別個の独立型装置である。FLD1102とUAS間の唯一のインタフェースは、取り外し可能なアタッチメント(1104、1106)である。 いくつかの実施例では、FLD1102をUASの他の領域、例えばUASの胴体に取り付けてもよい。
FLD1102は本書における他の実施例と同様に機能し、UASの位置を特定し、UASの位置が飛行境界を横切った場合に飛行制限を実施する。UASの動作要素と別個のものとすることにより、FLD1102をUASに搭載するのに必要なものを除いてUASを変更する必要がない。UASの構成要素は、有人航空機または地上の重要地域の近くで運用するために求められる高信頼性要件を満たす必要はない。FLD1102とその構成要素がこれらの信頼性要件を満たす限り、UASはこれらの領域で運用することができる。
FLD1102は、最小限の構成要素および/またはソフトウェアとすることができる。FLD1102は、様々な異なる既存のUAS設計のいずれかとの使用のための共通の設計として製造することができ、その結果、コストの低減および信頼性の向上を達成できる。このようなFLD1102は、2以上のUASで使用可能である。UASのオペレータは、異なる目的のために異なる航空輸送手段を有してもよいが、UASオペレータは一度に1つしか飛ばせないため、当該UASのオペレータはFLD1102を1つのみ有し、必要に応じてUAS間で付け替えてもよい。
FLD1102は、バッテリ1110などの電源、電力バス1112、FLC1114、メモリ1116、GPS1118などのナビゲーション手段、アクチュエータ1120、およびパラシュート1122などの飛行を終了させるための手段を具える。FLC1114はバッテリ1110で駆動され、GPS1118からUASの位置を受信し、メモリ1116に保存された境界と比較し、UASが境界を通過したと判定された場合にアクチュエータ1120に指示してパラシュート1122を展開させ、飛行を終了させるよう機能する。
パラシュート1122はFLD1102の裏側から射出され、展開されたときにパラシュート1122が翼1108に十分な抗力を生じさせ、UASに非対象的な力が生じて飛行を継続できなくするサイズと構成である。胴体から出ている翼1108には、FLD1102が取り外し可能に取り付けられており、大きなレバーアームが設けられ、相対的に小さなパラシュート1122が、飛行を終了させるのに十分な抗力を生じさせる必要がある。いくつかの実施例では、同じFLD1102を、それぞれ異なるサイズのパラシュートを用いる、および/または、例えばより大きな航空機では胴体からさらに外の翼上といった翼の異なる場所に配置された、サイズの異なる航空機に使用してもよい。いくつかの実施例では、アクチュエータ1120有するパラシュート1122のホルダが、FLD1102の残りの部分から切り離して、FLD1102の異なる使用のために異なるパラシュートを取り付けることができる。
パラシュート1122の代わりに、FLD1102は飛行を終了させる様々な手段を用いることができ、これは限定しないが、爆薬、翼セパレータ、別個のプロペラ1124といった逆推力発生器、モータ1126といった推進装置、UASまたは地上局へのコマンド等を含む。いくつかの実施例では、FLD1102は、FLD1102に電力供給し、および/またはバッテリ1110を再充電するために、UASの飛行によってFLD1102を通る空気流を用いる発電機を含んでもよい。さらに、この発電機はFLC1114の命令によって飛行終了を生じさせる逆推力を提供してもよい。
信頼性向上のため、いくつかの実施例では、FLD1102をフェイルセーフ構成に設定することができる。例えば、パラシュート1122はアクチュエータ1120が起動されない限りデフォルトで展開するようにする。すなわち、電磁石が電力を得ている場合にのみパラシュート1120をその位置に保持し、これは当該パラシュート1120を電力供給された電磁石に対して押すことによることができる。すなわち、電力が失われると、アクチュエータ1120は自動的にパラシュート1122を開放し、UASの飛行は直ちに終了する。同様に、いくつかの実施例では、FLC1114は、GPSリンクの長時間の消失などの任意の内部エラーが発生した場合にパラシュート1122を展開するようにプログラムされてもよい。
図12は、UASが飛行境界1200を越えた場合に飛行制限を実施する実施例の例示的な機能ブロック図を示す。プロセッサがUASの情報を受信する(ステップ1202)。UASの情報は、GPS、IMU、高度計、および/または感知・回避システムからのデータを含み得る(図3参照)。プロセッサは、1以上の飛行境界を受信する(ステップ1204)。飛行境界は、禁止空域、UASのオペレータによって設定された障害物、およびプロセッサおよび/またはUASオペレータ入力によって作成された1またはそれ以上の動的な境界を含み、当該UASが禁止空域へ侵入したり、有人航空機に干渉したり、および/または障害物に衝突しないようにする(図1、2A−2H参照)。飛行境界は、UASのオペレータによって小さくなり得るが、拡大はできない。プロセッサは、1以上の飛行境界に対するUASの位置を特定する(ステップ1206)。プロセッサは、UASの情報および飛行境界を用いてUASの位置を特定してもよい。次に、プロセッサは、UASが1以上の飛行境界を越えたかどうかを判断する(ステップ1208)。UASが1以上の飛行境界を越えていない場合、プロセッサは飛行境界に対するUASの位置を判定し続ける。UASが1以上の飛行境界を越えた場合、プロセッサはUASに1以上の飛行制限を実施する(ステップ1210)。この飛行制限は、UASが確実に禁止空域に入らないようにするための警告信号および/または1以上の動的応答を含んでもよい(図3参照)。
上記の実施例の特定の特徴および態様の様々な組み合わせ、および/または部分的な組み合わせが可能であり、それらは本発明の範囲内に入ると考えられる。したがって、開示された実施例の様々な特徴および態様は、開示された発明の様々な態様を形成するために、互いに組み合わせるか、または互いに置換できることを理解されたい。さらに、本発明の範囲は、例として本明細書中に開示され、上記の特定の開示された実施例によって限定されるべきではない。

Claims (25)

  1. 無人航空機システム(UAS)に飛行制限装置(FLD)を取り付けるステップであって、FLDがUASに取り外し可能に取り付けられ、前記UASが少なくとも1×10−7の操作信頼性を有し、前記FLDが取り外し可能に前記UASに取り付けられた際に前記UASが最終的な飛行境界を越える可能性が1×10−7%以下であり、前記FLDが前記UASから取り外されたときに前記UASはこれよりも低い操作信頼性を有するものであるステップと;
    アドレス可能メモリを有するFLDのプロセッサが、禁止飛行領域を内包する第1の飛行境界に対する無人飛行システム(UAS)の三次元の位置を特定するステップと;
    特定されたUASの三次元の位置が前記第1の飛行境界を越えている場合に、前記FLDのプロセッサが、少なくとも1つの飛行制限を有効にするステップと;
    前記FLDのプロセッサが、前記UASにエラーが生じたかどうかを特定するステップと;
    前記FLDが前記UASにエラーが生じたと特定した場合に、前記FLDのプロセッサが、前記UASの軌道が設定時間内に第2の飛行境界を越えるかどうかを特定するステップと;
    前記UASが前記設定時間内に前記第2の飛行境界を越えると特定された場合に、前記FLDのプロセッサが、少なくとも1つの飛行制限を有効にするステップであって、有効にされた飛行制限によって、前記UASが前記飛行禁止領域に進入することを防ぐステップと;を含み、
    前記FLDが:前記UASの位置を特定するために前記FLDのプロセッサと通信するFLDナビゲーション装置、前記FLDのプロセッサと通信するFLD無線、前記FLDのプロセッサと通信する少なくとも1つのFLD推進装置、および少なくとも1つのFLD電源であって、前記FLDのプロセッサ、前記FLDナビゲーション装置、前記FLD無線、および少なくとも1のFLD推進装置のうちの少なくとも1つに電力を供給するFLD電源、のうちの少なくとも1つを具え;
    前記UASが:アドレス可能メモリを有するUASプロセッサ、前記UASプロセッサと通信するUASナビゲーション装置、前記UASプロセッサと通信するUAS無線、前記UASプロセッサと通信する少なくとも1つのUAS推進装置、および少なくとも1つのUAS電源であって、前記UASプロセッサ、前記UASナビゲーション装置、前記UAS無線、および少なくとも1つの前記UAS推進装置のうちの少なくとも1つに電力を供給するUAS電源、のうちの少なくとも1つを具え;
    前記第1の飛行境界、前記第2の飛行境界、および前記最終的な飛行境界が、前記禁止飛行領域を内包し、前記UASから前記禁止飛行領域に向かってこの順序で配置されていることを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記FLDが、さらに:FLDナビゲーション装置、FLD無線、少なくとも1つのFLD推進装置、少なくとも1つのFLD電源であって、前記FLDのプロセッサ、前記FLDナビゲーション装置、前記FLD無線、および少なくとも1つの前記FLD推進装置のうちの少なくとも1つに電力を供給するFLD電源、を具えることを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、前記UASが、さらに:アドレス可能メモリを有するUASプロセッサ、UASナビゲーション装置、UAS無線、少なくとも1つのUAS推進装置、少なくとも1つのUAS電源であって、前記UASプロセッサ、前記UASナビゲーション装置、前記UAS無線、および少なくとも1つの前記UAS推進装置のうちの少なくとも1つに電力を供給するFLD電源、を具えることを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法が、さらに:
    前記FLDのプロセッサが、ユーザが規定した少なくとも1つの飛行境界に対する前記UASの位置を特定するステップと;
    特定したUASの位置がユーザが規定した少なくとも1つの前記飛行境界を越えている場合に、前記FLDのプロセッサが、少なくとも1つの飛行制限を有効にするステップと;を含むことを特徴とする方法
  5. 請求項1に記載の方法が、さらに:
    前記FLDのプロセッサが、前記UASを妨げる少なくとも1つの物体の感知・回避システムから入力を受信するステップと;
    前記FLDのプロセッサが、前記感知・回避システムから受信した入力に基づいて、少なくとも1の飛行境界を生成するステップと;
    前記UASの位置が生成した前記少なくとも1の飛行境界を越えた場合に、前記FLDのプロセッサが、UASの少なくとも1つの飛行制限を有効にするステップと;を含むことを特徴とする方法。
  6. 請求項5の方法において、前記感知・回避システムが、レーダー、ソナー、光学センサ、およびLIDARのうちの1以上を具えることを特徴とする方法。
  7. 請求項1の方法において、少なくとも1つの飛行境界が、飛行前にユーザによって第三者データベースから更新されることを特徴とする方法。
  8. 請求項1に記載の方法において、少なくとも1つの飛行境界が、前記UASの飛行中に、感知・回避システムおよび第三者データベースの少なくとも1つにより更新されることを特徴とする方法。
  9. 請求項1の方法において、前記UASの位置は、全地球測位システム(GPS)、慣性測定ユニット(IMU)、および高度計を介して特定されることを特徴とする方法。
  10. 請求項1に記載の方法において、前記エラーは、バッテリの故障、感知・回避システムの故障、全地球測位システム(GPS)故障、および前記UASとオペレータ間の接続故障、のうちの少なくとも1つであることを特徴とする方法。
  11. 請求項1の方法が、さらに:
    前記FLDのプロセッサが、特定した前記UASの三次元位置が前記第1の飛行境界を越えたかどうかを特定するステップと;
    前記UASが前記第1の飛行境界を越えたときに、前記FLDのプロセッサがユーザに警告を発信するステップと;を含むことを特徴とする方法。
  12. 請求項1に記載の方法において、前記少なくとも1つの飛行制限のうちの1つの飛行制限が、前記UASを着地させることを含むことを特徴とする方法。
  13. 請求項1に記載の方法において、UASの前記少なくとも1つの飛行制限が:、パラシュートの作動、前記UASの1以上の構成要素の分離、爆破、および前記UASの1以上の推進装置へのスロットルの逆転、のうちの1以上を含むことを特徴とする方法。
  14. 請求項1に記載の方法において、UASの前記少なくとも1つの飛行制限が、アクチュエータを作動させて前記UASを円形飛行パターンに維持することを含み、前記円形飛行パターンは少なくとも1つの前記飛行境界を横切っておらず、前記円形飛行パターンは前記禁止飛行領域の外側に前記UAVを維持することを特徴とする方法。
  15. システムにおいて:
    アドレス可能メモリを有するUASプロセッサ、前記UASプロセッサと通信するUASナビゲーション装置、前記UASプロセッサと通信するUAS無線、前記UASプロセッサと通信する少なくとも1つのUAS推進装置、および少なくとも1つのUAS電源であって、前記UASプロセッサ、前記UASナビゲーション装置、前記UAS無線、および少なくとも1つの前記UAS推進装置のうちの少なくとも1つに電力を供給するUAS電源、のうちの少なくとも1つを有する無人航空機システム(UAS)と、
    UASに取り外し可能に取り付けられた飛行制限装置(FLD)であって:
    アドレス可能なメモリを有するFLDのプロセッサを有し、当該FLDのプロセッサが:
    禁止飛行領域を内包する第1の飛行境界に対する前記UASの三次元の位置を特定するステップと;
    特定した前記UASの位置が前記第1の前記飛行境界を越えている場合に、UASの少なくとも1つの飛行制限を有効にするステップと;
    前記UASにエラーが生じたかどうかを特定するステップと;
    FLDが前記UASにエラーが生じたと特定した場合に、前記FLDのプロセッサが、前記UASの軌道が設定時間内に第2の飛行境界を越えるかどうかを特定するステップと;
    前記UASが前記設定時間内に第2の飛行境界を越えると特定された場合に、少なくとも1つの飛行制限を有効にするステップであって、有効にされた飛行制限によって、前記UASが前記飛行禁止領域に進入することを防ぐステップと;を実行するように構成されている飛行制限装置(FLD)と;
    前記UASの位置を特定するために前記FLDのプロセッサと通信するFLDナビゲーション装置、前記FLDのプロセッサと通信するFLD無線、前記FLDのプロセッサと通信する少なくとも1つのFLD推進装置、および少なくとも1つのFLD電源であって、前記FLDのプロセッサ、前記FLDナビゲーション装置、前記FLD無線、および少なくとも1のFLD推進装置のうちの少なくとも1つに電力を供給するFLD電源、のうちの少なくとも1つと;を具え、
    前記UASが少なくとも1×10−7の操作信頼性を有し、前記FLDが取り外し可能に前記UASに取り付けられた際に前記UASが最終的な飛行境界を越える可能性が1×10−7%以下であり、前記FLDが前記UASから取り外されたときに前記UASはこれよりも低い操作信頼性を有し、
    前記第1の飛行境界、前記第2の飛行境界、および前記最終的な飛行境界が、前記禁止飛行領域を内包し、前記UASから前記禁止飛行領域に向かってこの順序で配置されていることを特徴とするシステム。
  16. 請求項15に記載のシステムにおいて、前記UASが、さらに:
    UASプロセッサと;
    UASナビゲーション装置と;
    UAS無線と;
    少なくとも1つのUAS推進装置と;
    UAS電源と;を具え、
    前記FLDがUASコントローラと通信して少なくとも1つの飛行制限を有効にすることを特徴とするシステム。
  17. 請求項16のシステムにおいて、前記UASナビゲーション装置がさらに、全地球測位システム(GPS)、慣性測定ユニット(IMU)、および高度計を含むことを特徴とするシステム。
  18. 請求項16のシステムにおいて、前記UAS無線は、トランシーバを含むことを特徴とするシステム。
  19. 請求項16に記載のシステムが、さらに:
    前記UASの少なくとも1つの操縦面と;
    前記少なくとも1つの操縦面に取り付けられた少なくとも1つのアクチュエータと;を具え、
    前記UASの少なくとも1つの飛行制限が、少なくとも1つの前記アクチュエータを作動させて、前記UAVが前記禁止飛行領域に進入するのを防止する円形飛行パターンに前記UAVを維持することを特徴とするシステム。
  20. 請求項16に記載のシステムにおいて、前記FLDのプロセッサが、前記UAS電源、前記UASコントローラ、前記UASナビゲーション装置、前記UAS無線、および少なくとも1つの前記UAS推進装置、のうちの少なくとも1つからの入力を受信するように構成されていることを特徴とするシステム。
  21. 請求項16に記載のシステムが、さらに:
    UASオペレータコントローラであって:
    アドレス可能メモリを有するUASオペレータコントローラプロセッサであって:
    UASの状態を受信するステップであって、前記状態が、前記UAS電源、前記UASコントローラ、前記UASナビゲーション装置、前記UAS無線、および少なくとも1つの前記UAS推進装置、のうちの少なくとも1つのデータを含むものであるステップと;
    特定されたUASの位置が少なくとも1つの飛行境界を越えている場合に警告を受信するステップと;を実行するように構成されたUASオペレータコントローラプロセッサ、を有するUASオペレータコントローラを具えることを特徴とするシステム。
  22. 請求項15に記載のシステムにおいて、前記FLDが、さらに:
    前記FLDナビゲーション装置と;
    前記FLD無線と;
    前記FLD電源と;を具えることを特徴とするシステム。
  23. 請求項15に記載のシステムにおいて、UASの少なくとも1つの前記飛行制限が:パラシュートの作動;前記UASの1以上の構成要素の分離;爆破;および前記UASの1以上の推進装置へのスロットルの逆転;のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とするシステム。
  24. 請求項15に記載のシステムにおいて、UASの少なくとも1つの前記飛行制限が、アクチュエータを作動させて前記UASを円形飛行パターンに維持することを含み、前記円形飛行パターンは少なくとも1つの前記飛行境界を横切っておらず、前記円形飛行パターンは前記禁止飛行領域の外側に前記UAVを維持することを特徴とするシステム。
  25. プロセッサおよびアドレス可能メモリを有する第1の無人航空機システム(UAS)に飛行制限装置(FLD)を取り付けるステップであって、FLDが第1のUASに取り外し可能に取り付けられ、前記第1のUASが少なくとも1×10−7の操作信頼性を有し、前記FLDが取り外し可能に前記第1のUASに取り付けられた際に前記第1のUASが最終的な飛行境界を越える可能性が1×10−7%以下であるステップと;
    前記FLDを前記第1のUASから取り外すステップであって、前記FLDを前記UASから取り外したときに前記UASの操作信頼性が低くなるものであるステップと;
    プロセッサおよびアドレス可能メモリを有する第2の無人航空機システムに前記FLDを取り付けるステップであって、前記FLDが第2のUASに取り外し可能に取り付けられ、前記第2のUASが少なくとも1×10−7の操作信頼性を有し、前記FLDが取り外し可能に前記第2のUASに取り付けられた際に前記第2のUASが最終的な飛行境界を越える可能性が1×10−7%以下であり、前記FLDが前記第2のUASから取り外されたときに前記第2のUASはこれよりも低い操作信頼性を有するものであるステップと;
    アドレス可能メモリを有するFLDのプロセッサが、禁止飛行領域を内包する第1の飛行境界に対する前記第2のUASの三次元の位置を特定するステップと;
    特定された第2のUASの三次元の位置が前記第1の飛行境界を越えている場合に、前記FLDのプロセッサが、少なくとも1つの飛行制限を有効にするステップと;
    前記FLDのプロセッサが、前記第2のUASにエラーが生じたかどうかを特定するステップと;
    前記FLDが前記第2のUASにエラーが生じたと特定した場合に、前記FLDのプロセッサが、前記第2のUASの軌道が設定時間内に第2の飛行境界を越えるかどうかを特定するステップと;
    前記第2のUASが前記設定時間内に前記第2の飛行境界を越えると特定された場合に、前記FLDのプロセッサが、少なくとも1つの飛行制限を有効にするステップであって、有効にされた飛行制限によって、前記第2のUASが前記飛行禁止領域に進入することを防ぐステップと;を含み、
    前記第1の飛行境界、前記第2の飛行境界、および前記最終的な飛行境界が、前記禁止飛行領域を内包し、前記UASから前記禁止飛行領域に向かってこの順序で配置されていることを特徴とする方法。
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