JP6757662B2 - Tray holder - Google Patents
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Description
本発明は、複数枚のトレーを積み上げた状態で保持するためのトレーホルダに関する。 The present invention relates to a tray holder for holding a plurality of trays in a stacked state.
ベーカリーショップ等において、商品を選択し購入しようとする顧客が使用するトレーを積み上げて置いておくためのセルフスタンドが周知である(例えば、下記非特許文献を参照)。一般に、この種のスタンドは、トレーよりも大きい面積を有する平坦な天板を備えており、その天板上にトレーを積載するようになっている。 At bakery shops and the like, self-stands for stacking trays used by customers who want to select and purchase products are well known (see, for example, the following non-patent documents). In general, this type of stand has a flat top plate that has a larger area than the tray, and the tray is loaded on the top plate.
トレーを使用する者は、天板上に積み上がった複数枚のトレーのうちの最上段のトレーを取り上げるが、その際にトレーがセルフスタンドの天板から崩落してしまう懸念がある。また、水平な面上にトレーを垂直に積み上げていると、各段のトレーの間に隙間が生じにくく、最上段のトレーのみを手指で摘まむことが必ずしも容易でない。特に、トレーを裏返しに伏せた状態で、即ち底を上にした状態で積み上げていると(これは、トレーの内面に埃等が付着することを防ぎ、かつ使用者の手指が不用意にトレーの内面に触れることを避ける意図である)、最上段の一枚のトレーだけを取り上げることがより難しくなる。 The person who uses the tray picks up the uppermost tray among the multiple trays stacked on the top plate, but there is a concern that the tray may collapse from the top plate of the self-stand at that time. Further, when the trays are stacked vertically on a horizontal surface, a gap is unlikely to occur between the trays in each stage, and it is not always easy to pick only the top tray with fingers. In particular, when the trays are stacked upside down, that is, with the bottom facing up (this prevents dust from adhering to the inner surface of the tray, and the user's fingers carelessly touch the tray. It is intended to avoid touching the inner surface of the tray), making it more difficult to pick up only one tray at the top.
本発明は、積載した複数枚のトレーの崩落を抑止するとともに、最上段のトレーを簡便に取り上げることができるようなトレーホルダを提供しようとするものである。 The present invention is to provide a tray holder that can prevent the collapse of a plurality of loaded trays and can easily pick up the uppermost tray.
上述した課題を解決するべく、本発明では、複数枚のトレーを積み上げた状態で載置することのできるベースと、前記ベースから起立し、ベース上に積載されたトレーの前縁に当接または近接する前柵と、前記ベースから起立するとともに、前記前柵の側端よりも外側方に位置しまたはその前端が前柵よりも後方に位置して前柵から離間しており、ベース上に積載されたトレーの側縁に当接または近接する側柵と、前記ベースから起立し、ベース上に積載されたトレーの後縁に当接または近接する後柵とを具備し、前記後柵が、前記ベース上に積載されたトレーの後縁に突き当たる当接部と、この当接部よりも上方にあってその高さまで積み上げたトレーの後縁との間に隙間が生じるように当接部よりも後方に退避している退避部とを有しているトレーホルダを構成した。 In order to solve the above-mentioned problems, in the present invention, a base on which a plurality of trays can be placed in a stacked state and a base that stands up from the base and comes into contact with or abuts on the front edge of the trays loaded on the base. A front fence that is close to the base and stands up from the base, and is located on the outer side of the side end of the front fence or the front end thereof is located behind the front fence and separated from the front fence. It is provided with a side fence that abuts or approaches the side edge of the loaded tray and a rear fence that stands up from the base and abuts or approaches the trailing edge of the tray loaded on the base. , The contact portion so as to create a gap between the contact portion that abuts the trailing edge of the tray loaded on the base and the trailing edge of the tray that is above the contact portion and is stacked up to the height. A tray holder having a retracting portion retracted to the rear is configured.
特に、トレーが積載される前記ベースの上面は、前方から後方に向かうにつれて沈み込むように傾斜していることが望ましい。 In particular, it is desirable that the upper surface of the base on which the tray is loaded is inclined so as to sink from the front to the rear.
前記後柵が、前記ベース上に積載されたトレーの後縁に突き当たる当接部と、この当接部よりも上方にあってその高さまで積み上げたトレーの後縁との間に隙間が生じるように当接部よりも後方に退避している退避部とを有しているならば、最上段のトレーを下方のトレーに対し相対的に後方に変位させるように操作することで、最上段のトレーのみを他のトレーから脱離させることができる。 There is a gap between the abutting portion where the rear fence abuts against the trailing edge of the tray loaded on the base and the trailing edge of the tray which is above the abutting portion and stacked up to that height. If the tray has a retracting portion that retracts to the rear of the contact portion, the uppermost tray is operated so as to be displaced rearward relative to the lower tray. Only the tray can be detached from the other trays.
幅寸法の異なるトレーに対応するためには、前記側柵の前記ベースに対する取付位置を幅方向に沿って変更できることが好ましい。 In order to accommodate trays having different width dimensions, it is preferable that the mounting position of the side fence with respect to the base can be changed along the width direction.
また、奥行寸法の異なるトレーに対応するためには、前記後柵と前記前柵とのうち少なくとも一方のベースに対する取付位置を前後方向に沿って変更できることが好ましい。 Further, in order to support trays having different depth dimensions, it is preferable that the mounting position of the rear fence and the front fence with respect to at least one base can be changed along the front-rear direction.
前記前柵が透明であるならば、ベース上に積載されたトレーを正面側から容易に視認できる。 If the front fence is transparent, the tray loaded on the base can be easily seen from the front side.
本発明によれば、積載した複数枚のトレーの崩落を抑止でき、かつ最上段のトレーを簡便に取り上げることができるトレーホルダが実現される。 According to the present invention, a tray holder capable of suppressing the collapse of a plurality of loaded trays and easily picking up the uppermost tray is realized.
<第一実施形態>本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本実施形態のトレーホルダは、複数枚のトレー7を積み上げた状態で保持するとともに、トレー7を使用しようとする者が一枚のトレー7を簡便に取り上げることを可能とするものである。
<First Embodiment> An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The tray holder of the present embodiment holds a plurality of
トレー7は、平面視略方形状の外形をなす。トレー7には、樹脂製のものも紙製のものもあるが、ベーカリーショップ等においては紙製のトレー7が使用されるケースが増えてきている。
The
図1ないし図5に示すように、本実施形態のトレーホルダは、複数枚のトレー7を載置するためのベース1と、当該ベース1の四方から起立した柵即ち前柵2、左右の側柵3及び後柵4とを具備する。前柵2、側柵3及び後柵4は、ベース1上に積載したトレー7がベース1上から崩落することを抑止する役割を担う。
As shown in FIGS. 1 to 5, the tray holders of the present embodiment include a
ベース1は、例えば板金材を折曲成形することで作製される部材であり、底板11と、底板11の前端にて鉛直下方に屈曲して垂下する前壁12と、前壁12の下端にて後方に屈曲して延出する前側接地部13と、底板11の後端にて下方に屈曲した後壁14と、後壁14の下端にて後方に屈曲して延出する後側接地部15とを備えている。
The
底板11は、トレー7の後縁部を除く大部分が載せ置かれてこれを支持する部位であり、前方から後方に向かうにつれて沈み込むように傾斜している。なお、トレー7の後縁部は、後側接地部15に載せ置かれる。底板11の前端近傍、前側接地部13の直上に位置する箇所には、幅方向に拡張し底板11を貫通したスリット111を形成している。加えて、底板11の左右両側に、当該底板11を貫通する複数の取付孔112を穿ってある。これら取付孔112は、側柵3をベース1に取り付けるために使用する止着具5を挿入する孔である。
The
前側接地部13と後側接地部15とは、その下面が互いに略面一となっている。前側接地部13の前端近傍の左右両側には、前側接地部13を貫通する比較的内径の大きい取付孔131を穿っている。この取付孔131には、滑り止めとして機能する例えばゴム製の脚部品6を貫入して装着する。さらに、取付孔131よりも内側に、前側接地部13を貫通する、取付孔131と比べて内径の小さい複数の取付孔132を穿っている。これら取付孔132は、前柵2をベース1に取り付けるために使用する止着具5を挿入する孔である。
The lower surfaces of the
また、後側接地部15の後端近傍の左右両側にも、後側接地部15を貫通する内径の大きい取付孔151を穿っており、この取付孔151に滑り止めとなる脚部品6を貫入して装着する。さらに、取付孔151よりも内側に、後側接地部15を貫通する、取付孔151と比べて内径の小さい複数の取付孔152を穿っている。これら取付孔152は、後柵4をベース1に取り付けるために使用する止着具5を挿入する孔である。
Further, mounting
前柵2を構成する部材は、例えば透明な樹脂製の一体成形品であり、幅方向に拡張しかつ上方に伸長する本体21と、本体21の下端から後方に屈曲して延出する取付部22とを備えている。
The members constituting the
前柵2の本体21は、ベース1上に積載されるトレー7の前縁に当接または近接し、トレー7の前方への崩落を抑止する。本体21の左右幅寸法は、その上部よりも下部の方が大きく拡張している。本体21の下部の左右幅寸法は、ベース1の底板11に形成したスリット111の開口幅に略等しい。
The
取付部22は、ベース1の前側接地部13に接合する部位である。前柵2をベース1に取り付けるにあたっては、取付部22及び本体21の下部を順次底板11のスリット111に上方から挿入し、取付部22の下面を前側接地部13の上面に当接させるようにして、取付部22を前側接地部13に載置する。取付部22には、当該取付部22を貫通する複数の取付孔221を穿ってある。取付部22を前側接地部13に載置したとき、この取付部22に穿設した各取付孔221と前側接地部13に穿設した各取付孔132とがそれぞれ重なり合う。その状態で、双方の取付孔221、132に止着具5、例えばプッシュリベットを貫入することにより、取付部22を前側接地部13に対して固定する。
The
前柵2をベース1に取り付けたとき、ベース1の底板11よりも上方に突出する本体21は、底板11の上面に対して略垂直に屹立する。既に述べた通り、底板11は傾斜しており、前柵2の本体21もまた幾分後傾した姿勢をとる。前柵2の本体21は透明であり、ベース1上に積載されたトレー7を視覚的に遮ることがない。
When the
左右に対をなす側柵3はそれぞれ、例えば樹脂製の一体成形品であり、奥行方向に拡張しかつ上方に伸長する本体31と、本体31の下端にて内側方に屈曲して延出する取付部32とを備えている。
The left and right paired
側柵3の本体31は、ベース1上に積載されるトレー7の側縁に当接または近接し、トレー7の側方への崩落を抑止する。
The
取付部32は、ベース1の底板11に接合する部位である。取付部32の奥行方向の中間部には、当該取付部32の内側端から外側方即ち側柵3の本体31の下端に向かって伸びる切り込み321を形成している。この切り込み321は、取付部32を前後に分断する。しかして、取付部32の前部には、その内側端から下方に屈曲して垂下した把手322を設けている。
The mounting
側柵3をベース1に取り付けるにあたっては、まず、取付部32の上面を、底板11の左右両側部の下面に当接させる。取付部32には、当該取付部32を貫通する複数の取付孔323を穿ってある。そして、この取付部32に穿設した各取付孔323と、底板11に穿設した各取付孔112とをそれぞれ重ね合わせる。その状態で、双方の取付孔323、112に止着具5であるプッシュリベットを貫入することにより、取付部32を底板11に対して固定する。
When attaching the
側柵3をベース1に取り付けたとき、ベース1の底板11よりも上方に突出する本体31は、底板11の上面に対して略垂直に屹立する。
When the
本実施形態のトレーホルダでは、側柵3のベース1に対する取付位置を、幅方向即ち左右方向に沿って変更することが可能である。図4及び図5に示すように、側柵3の取付部32には、前後に対向するように穿たれた一対の取付孔323と、それら取付孔323の中間に位置しかつ内側方に偏倚した箇所に穿たれた取付孔323とが存在する。他方、ベース1の底板11の左右両側には、取付部32の三つの取付孔323に対応するように穿たれた三つの取付孔の組112(a)、112(b)、112(c)が、幅方向に沿って複数配列されている。つまり、ベース1の底板11における何れかの取付孔の組112(a)、112(b)、112(c)を選択し、その組の取付孔112に側柵3の取付部32の取付孔323を重ね合わせて、しかる後それら取付孔323、112に止着具5を挿入することで、任意の取付位置に側柵3を取り付けることができる。ひいては、トレーホルダにおいて左右に両立する側柵3間の内法を、トレー7の幅寸法に合わせて複数段階に拡大または縮小することが可能となっている。なお、図5に示す例では、取付孔112(c)を使用している。
In the tray holder of the present embodiment, the mounting position of the
後柵4は、例えば樹脂製の一体成形品であり、幅方向に拡張しかつ上方に伸長する本体41と、本体41の下端にて前方に屈曲して延出する取付部42とを備えている。
The
後柵4の本体41は、ベース1上に積載されたトレー7の後縁に当接または近接し、トレー7の後方への崩落を抑止する。この後柵4の本体41は、取付部42に連なる下端からある程度の高さまで上方に延びる当接部411と、当接部411の上端から一旦後方に屈曲してしかる後再び上方に延伸する退避部412とを有している。
The
取付部42は、ベース1の後側接地部15に接合する部位である。後柵4をベース1に取り付けるにあたっては、まず、取付部42の下面を、後側接地部15の上面に当接させる。取付部42には、当該取付部42を貫通する複数の取付孔421を穿ってある。そして、この取付部42に穿設した各取付孔421と、後側接地部15に穿設した各取付孔152とをそれぞれ重ね合わせる。その状態で、双方の取付孔421、152に止着具5であるプッシュリベットを貫入することにより、取付部42を底板11に対して固定する。
The mounting
後柵4をベース1に取り付けたとき、ベース1の後側接地部15よりも上方に突出する本体41は、底板11の上面に対して略垂直に屹立する。底板11は傾斜しており、後柵4の本体41もまた幾分後傾した姿勢をとる。
When the
本実施形態のトレーホルダでは、後柵4のベース1に対する取付位置を、奥行方向即ち前後方向に沿って変更することが可能である。図4及び図5に示すように、後柵4の取付部42には、左右に対向するように穿たれた一対の取付孔421と、それら取付孔421の中間に位置しかつ後方に偏倚した箇所に穿たれた取付孔421とが存在する。他方、ベース1の後側接地部15には、取付部42の三つの取付孔421に対応するように穿たれた三つの取付孔の組152(a)、152(b)、152(c)が、奥行方向に沿って複数配列されている。つまり、ベース1の後側接地部15における何れかの取付孔の組152(a)、152(b)、152(c)を選択し、その組の取付孔152に後柵4の取付部42の取付孔421を重ね合わせて、しかる後それら取付孔421、152に止着具5を挿入することで、任意の取付位置に後柵4を取り付けることができる。ひいては、トレーホルダにおいて前後に並立する前柵2と後柵4との間の内法を、トレー7の奥行寸法に合わせて複数段階に拡大または縮小することが可能となっている。なお、図5に示す例では、取付孔152(a)を使用している。
In the tray holder of the present embodiment, the mounting position of the
本実施形態のトレーホルダを用いる際には、図1ないし図3に示しているように、ベース1の上方、四方の柵2、3、4に包囲された領域内に、複数枚のトレー7を、通常は下向きにして伏せた状態で積み上げる。ベース1に載置したトレー7は、後縁部を除く大部分が底板11上にある一方で、その後縁部が後側接地部15上に迫り出す。
When the tray holder of the present embodiment is used, as shown in FIGS. 1 to 3, a plurality of
ベース1の底板11の上面が傾斜しており、かつ後側接地部15が底板11の後端(または、下端)よりも低くなっていることから、複数枚のトレー7はやや傾いた軸に沿って上方に積み上がることとなる。このとき、図3に示すように、ベース1に近い下方に位置するトレー7の後縁は後柵4の当接部411に当接するが、当接部411よりも高い位置にあるトレー7の後縁は後柵4に当接せず、そのトレー7の後縁と後柵4の退避部412との間にはある程度の大きさの隙間Sが生じる。
Since the upper surface of the
本実施形態において、側柵3の本体31は前柵2の本体21の外側端よりも外側方に位置し、側柵3の本体31の前端は前柵2の本体21よりも後方に位置している。つまり、前柵2の本体21と側柵3の本体31とは離間しており、ベース1上に積載されるトレー7の前方の隅角部71が両者の間に差し入って露出する。
In the present embodiment, the
因みに、後柵4の本体41と側柵3の本体31との間も、同様に離間している。即ち、側柵3の本体31は後柵4の本体41の外側端よりも外側方に位置し、側柵3の本体31の後端は後柵4の本体41よりも前方に位置しており、ベース1上に積載されるトレー7の後方の隅角部が両者の間に差し入って露出する。
Incidentally, the
本実施形態のトレーホルダからトレー7を持ち出して使用しようとする者は、前柵2及び側柵3によって遮られずに露出している(換言すれば、前柵2の本体21よりも外側方に突出し、また側柵3の本体31よりも前方に突出している)トレー7の隅角部71に手指を掛けることで、ベース1上に積載された複数枚のトレー7のうちの最上段のトレー7を取り上げる。トレー7には、樹脂製のものも紙製のものもあるが、近時では、ベーカリーショップ等において紙製のトレー7が使用されるケースが増えてきている。紙製のトレー7は、硬質樹脂製のトレーと比較して全体的な剛性が低くなるものの、前縁と側縁とが交わる隅角部71の剛性は他の部位と比較して高くなる。本実施形態のトレーホルダは、この剛性の高い隅角部71を露出させる一方で、トレー7の隅角部71以外の部位を前柵2や側柵3によって遮蔽する。これにより、トレー7を持ち出そうとする者が自然に隅角部71に手指を掛けるように誘導される。
A person who intends to take out the
加えて、高い位置に積まれたトレー7の後縁と後柵4の退避部412との間には隙間Sが存在しており、その隙間Sを利用して最上段のトレー7を後柵4に向かって後方に変位させる操作を行うことで、最上段のトレー7を下方のトレー7に対し相対的に変位させることが可能である。これにより、最上段のトレー7のみを他のトレー7から脱離させることが容易となる。
In addition, there is a gap S between the trailing edge of the
本実施形態では、複数枚のトレー7を積み上げた状態で載置することのできるベース1と、前記ベース1から起立し、ベース1上に積載されたトレー7の前縁に当接または近接する前柵2と、前記ベース1から起立するとともに、前記前柵2の側端よりも外側方に位置し、またその前端が前柵2よりも後方に位置して前柵2から離間しており、ベース1上に積載されたトレー7の側縁に当接または近接する側柵3と、前記ベース1から起立し、ベース1上に積載されたトレー7の後縁に当接または近接する後柵4とを具備するトレーホルダを構成した。
In the present embodiment, the
本実施形態によれば、前柵2、側柵3及び後柵4が、ベース1上に積載された複数枚のトレー7の崩落を好適に抑止する。さらに、前柵2と側柵3とを間隙を隔てて設立しており、それら前柵2と側柵3との間隙を介してトレー7の隅角部71を露出させることができる。このため、トレー7を手に取ろうとする者が、最上段のトレー7の隅角部71に手指を掛けて簡便にこれをトレーホルダから持ち出すことが可能となる。また、トレー7の内部に手を触れずにトレー7を取り上げることができるので、そのトレー7を食品等を載せる目的で使用するときに衛生的である。
According to the present embodiment, the
加えて、本実施形態では、トレー7が積載される前記ベース1の上面が前方から後方に向かうにつれて沈み込むように傾斜しているので、積み上げられた一枚一枚のトレー7の隅角部71の間に手指を差し入れる隙間が生じやすくなる。いわば、前方においてトレー7の一枚一枚が離れやすくなる。従って、最上段のトレー7を一層容易に手に取ることができる。
In addition, in the present embodiment, since the upper surface of the
前記後柵4が、前記ベース1上に積載されたトレー7の後縁に突き当たる当接部411と、この当接部411よりも上方にあってその高さまで積み上げたトレー7の後縁との間に隙間Sが生じるように当接部411よりも後方に退避している退避部412とを有しているため、最上段のトレー7を下方のトレー7に対し相対的に後方に変位させるように操作することが可能であり、最上段のトレー7のみを簡便に他のトレー7から脱離させることができる。
The
前記側柵3の前記ベース1に対する取付位置を幅方向に沿って変更することができるため、幅寸法の異なるトレー7に対応することが可能である。
Since the mounting position of the
並びに、前記後柵4のベース1に対する取付位置を前後方向に沿って変更することができるため、奥行寸法の異なるトレー7に対応することが可能である。
Further, since the mounting position of the
前記前柵2が透明であるため、ベース1上に積載されたトレー7を正面側から容易に視認することができる。
Since the
<第二実施形態>次に示す第二実施形態は、ベース1が長方形状をなしている、換言すれば長さの相異なる長辺161と短辺162とを有しており、その長辺161が奥行方向即ち前後方向を向くように配置するいわば「縦置き」での使用と、その長辺161が幅方向即ち左右方向を向くように配置するいわば「横置き」での使用とを任意に選択できるように構成したトレーホルダである。
<Second Embodiment> In the second embodiment shown below, the
図6ないし図9に示すように、本実施形態のトレーホルダもまた、複数枚のトレー7を載置するためのベース1と、当該ベース1の四方から起立した柵即ち前柵2、左右の側柵3及び後柵4とを具備する。
As shown in FIGS. 6 to 9, the tray holder of the present embodiment also has a
本実施形態におけるベース1は、平面視略長方形状の例えば金属製の薄板体であるベース本体16と、この本体に対して着脱可能である支持体17とを要素とする。ベース本体16は、トレー7が載せ置かれてこれを支持する部位である。他方、支持体17は、ベース本体16を前方から後方に向かうにつれて沈み込むように傾斜した姿勢に維持するための部材であって、ベース本体16の長辺161側または短辺162側の何れかの縁部に取り付けることとなる。
The
ベース本体16の長辺161近傍の縁部及び短辺162近傍の縁部にはそれぞれ、当該ベース本体16を貫通する複数の取付孔163を穿ってある。より具体的に述べると、ベース本体16の長辺161近傍の縁部には、長辺161と平行な方向沿って離間する一対の取付孔163を設け、かつそれら取付孔の対163(a)、163(b)、163(c)を複数、長辺161に対し直交する方向に沿って配列している。同様に、ベース本体16の短辺162近傍の縁部にも、短辺162と平行な方向沿って離間する一対の取付孔163を設け、かつそれら取付孔の対163(a)、163(b)、163(c)を複数、短辺162に対し直交する方向に沿って配列している。短辺162近傍の縁部に設けた複数の取付孔163の配置は、長辺161近傍の縁部に設けた複数の取付孔163の配置をベース本体16の上面に直交する軸回りに90°回転させたものに等しい。これら取付孔163は、支持体17、側柵3及び後柵4をベース本体16に取り付けるために使用する止着具5を挿入する孔である。
A plurality of mounting
加えて、ベース本体16の四隅に、ベース本体16を貫通する比較的内径の大きい取付孔164を穿っている。この取付孔164には、滑り止めとして機能する例えばゴム製の脚部品6を貫入して装着する。
In addition, mounting
支持体17は、例えば板金材を折曲成形することで作製され、ベース本体16に接合する接合板171と、接合板171の前端にて下方に屈曲して垂下する前壁173と、前壁173の下端にて後方に屈曲して延出する前側接地部175とを備える。接合板171には、これを貫通する複数の取付孔172を穿っている。接合板171に設けた複数の取付孔172の配置は、ベース本体16の長辺161近傍の縁部や短辺162近傍の縁部に設けた取付孔163の配置に等しい。また、接合板171の前端近傍、前側接地部175の直上に位置する箇所に、幅方向に拡張し接合板171を貫通したスリット177を形成している。
The
前壁173の左右両側には、当該前壁173を貫通する取付孔174を穿ってある。これら取付孔174は、前柵2を前壁173に取り付けるために使用する止着具5を挿入する孔である。
Mounting
また、前側接地部175の左右両側に、前側接地部175を貫通する比較的内径の大きい取付孔176を穿っている。この取付孔176には、滑り止めとして機能する例えばゴム製の脚部品6を貫入して装着する。
Further, mounting
支持体17をベース本体16に取り付けるにあたっては、支持体17の接合板171をベース本体16の長辺161近傍の縁部または短辺162近傍の縁部に臨ませ、接合板171の上面をベース本体16の縁部の下面に当接させる。このとき同時に、支持体17の接合板171に穿設した各取付孔172と、ベース本体16の縁部に穿設した各取付孔163とを重ね合わせる。その状態で、双方の取付孔163、172に止着具5、例えばプッシュリベットを貫入することにより、支持体17の接合板171をベース本体16の縁部に対して固定する。図6、図8及び図9に示すように、トレーホルダを縦置きで使用する場合には、支持体17の接合板171をベース本体16の短辺162近傍の縁部に固定する。これに対し、図7に示すように、トレーホルダを横置きで使用する場合には、支持体17の接合板171をベース本体16の長辺161近傍の縁部に固定する。支持体17を取り付けることで、ベース本体16の一方の縁部つまりは前縁部が支持体17により持ち上げられた状態となり、ベース本体16が前方から後方に向かうにつれて沈み込むように傾斜した姿勢をとるようになる。
When attaching the
前柵2を構成する部材は、例えば透明な樹脂製の一体成形品である。前柵2は、ベース1上に積載されるトレー7の前縁に当接または近接し、トレー7の前方への崩落を抑止する。前柵2の左右幅寸法は、その上部よりも下部の方が大きく拡張している。前柵2の下部の左右幅寸法は、ベース1の支持体17に形成したスリット177の開口幅に略等しい。前柵2の下部は、ベース1の支持体17の前壁173に接合する部位であり、その左右両側には、当該前柵2を貫通する取付孔23を穿ってある。
The member constituting the
前柵2をベース1に取り付けるにあたっては、前柵2の下部をベース1の支持体17のスリット177に上方から挿入し、前柵2の下部の前面を支持体17の前壁173の背面に当接させるようにする。このとき同時に、前柵2の下部に穿設した各取付孔23と、支持体17の前壁173に穿設した各取付孔174とを重ね合わせる。その状態で、双方の取付孔174、23に止着具5であるプッシュリベットを貫入することにより、前柵2の下部を支持体17の前壁173に対して固定する。
When attaching the
前柵2を支持体17を介してベース本体16に取り付けたとき、ベース本体16よりも上方に突出する前柵2は、ベース本体16の上面に対して略垂直に屹立する。既に述べた通り、ベース本体16は傾斜しており、前柵2もまた幾分後傾した姿勢をとる。前柵2は透明であり、ベース1上に積載されたトレー7を視覚的に遮ることがない。
When the
本実施形態のトレーホルダでは、支持体17及び前柵2のベース1に対する取付位置を、奥行方向即ち前後方向に沿って変更することが可能である。支持体17の接合板171には、左右に対向するように穿たれた一対の取付孔172が存在する。他方、ベース本体16の前縁部には、接合板171の一対の取付孔172に対応するように穿たれた一対の取付孔の組163(a)、163(b)、163(c)が、奥行方向に沿って複数配列されている。つまり、ベース本体16における何れかの取付孔の組163(a)、163(b)、163(c)を選択し、その組の取付孔163に支持体17の接合板171の取付孔172を重ね合わせて、しかる後それら取付孔163、172に止着具5を挿入することで、任意の取付位置に支持体17及び前柵2を取り付けることができる。ひいては、トレーホルダにおいて前後に並立する前柵2と後柵4との間の内法を、トレー7の奥行寸法に合わせて複数段階に拡大または縮小することが可能となっている。
In the tray holder of the present embodiment, the mounting positions of the
左右に対をなす側柵3はそれぞれ、例えば樹脂製の一体成形品であり、奥行方向に拡張しかつ上方に伸長する本体31と、本体31の下端にて内側方に屈曲して延出する取付部32とを備えている。
The left and right paired
側柵3の本体31は、ベース1上に積載されるトレー7の側縁に当接または近接し、トレー7の側方への崩落を抑止する。
The
取付部32は、ベース本体16に接合する部位である。取付部32には、これを貫通する複数の取付孔324を穿っている。取付部32に設けた複数の取付孔324の配置は、ベース本体16の長辺161近傍の縁部や短辺162近傍の縁部に設けた取付孔163の配置に等しい。また、取付部32の奥行方向の中間部には、その内側端から下方に屈曲して垂下した把手322を設けている。
The mounting
側柵3をベース1に取り付けるにあたっては、側柵3の取付部32をベース本体16の長辺161近傍の縁部または短辺162近傍の縁部に臨ませ、取付部32の上面をベース本体16の縁部の下面に当接させる。このとき同時に、取付部32に穿設した各取付孔324とベース本体16の縁部に穿設した各取付孔163とを重ね合わせる。その状態で、双方の取付孔163、324に止着具5であるプッシュリベットを貫入することにより、取付部32をベース本体16の縁部に対して固定する。図6、図8及び図9に示すように、トレーホルダを縦置きで使用する場合には、側柵3の取付部32をベース本体16の長辺161近傍の縁部に固定する。これに対し、図7に示すように、トレーホルダを横置きで使用する場合には、側柵3の取付部32をベース本体16の短辺162近傍の縁部に固定する。
When attaching the
側柵3をベース本体16に取り付けたとき、ベース本体16よりも上方に突出する側柵3の本体31は、ベース本体16の上面に対して略垂直に屹立する。
When the
本実施形態のトレーホルダでは、側柵3のベース1に対する取付位置を、幅方向即ち左右方向に沿って変更することが可能である。側柵3の取付部32には、前後に対向するように穿たれた一対の取付孔324が存在する。他方、ベース本体16の左右の側縁部には、取付部32の一対の取付孔324に対応するように穿たれた一対の取付孔の組163(a)、163(b)、163(c)が、幅方向に沿って複数配列されている。つまり、ベース本体16における何れかの取付孔の組163(a)、163(b)、163(c)を選択し、その組の取付孔163に側柵3の取付部32の取付孔324を重ね合わせて、しかる後それら取付孔163、324に止着具5を挿入することで、任意の取付位置に側柵3を取り付けることができる。ひいては、トレーホルダにおいて左右に両立する側柵3間の内法を、トレー7の幅寸法に合わせて複数段階に拡大または縮小することが可能となっている。
In the tray holder of the present embodiment, the mounting position of the
後柵4は、例えば樹脂製の一体成形品であり、幅方向に拡張しかつ上方に伸長する本体41と、本体41の下端にて前方に屈曲して延出する取付部42とを備えている。
The
後柵4の本体41は、ベース1上に積載されたトレー7の後縁に当接または近接し、トレー7の後方への崩落を抑止する。この後柵4の本体41は、取付部42に連なる下端からある程度の高さまで上方に延びる当接部411と、当接部411の上端から一旦後方に屈曲してしかる後再び上方に延伸する退避部412とを有している。
The
取付部42は、ベース本体16に接合する部位である。取付部42には、これを貫通する複数の取付孔422を穿っている。取付部42に設けた複数の取付孔422の配置は、ベース本体16の長辺161近傍の縁部や短辺162近傍の縁部に設けた取付孔163の配置に等しい。
The mounting
後柵4をベース1に取り付けるにあたっては、後柵4の取付部42をベース本体16の長辺161近傍の縁部または短辺162近傍の縁部に臨ませ、取付部42の下面をベース本体16の縁部の上面に当接させる。このとき同時に、取付部42に穿設した各取付孔422とベース本体16の縁部に穿設した各取付孔163とを重ね合わせる。その状態で、双方の取付孔422、163に止着具5であるプッシュリベットを貫入することにより、取付部42をベース本体16の縁部に対して固定する。図6、図8及び図9に示すように、トレーホルダを縦置きで使用する場合には、後柵4の取付部42をベース本体16の短辺162近傍の縁部に固定する。これに対し、図7に示すように、トレーホルダを横置きで使用する場合には、後柵4の取付部42をベース本体16の長辺161近傍の縁部に固定する。
When attaching the
後柵4をベース本体16に取り付けたとき、ベース本体16よりも上方に突出する後柵4の本体41は、ベース本体16の上面に対して略垂直に屹立する。ベース本体16は傾斜しており、後柵4の本体41もまた幾分後傾した姿勢をとる。
When the
本実施形態のトレーホルダでは、後柵4のベース1に対する取付位置を、奥行方向即ち前後方向に沿って変更することが可能である。後柵4の取付部42には、左右に対向するように穿たれた一対の取付孔422が存在する。他方、ベース本体16の後縁部には、取付部42の一対の取付孔422に対応するように穿たれた一対の取付孔の組163(a)、163(b)、163(c)が、幅方向に沿って複数配列されている。つまり、ベース本体16における何れかの取付孔の組163(a)、163(b)、163(c)を選択し、その組の取付孔163に後柵4の取付部42の取付孔422を重ね合わせて、しかる後それら取付孔422、163に止着具5を挿入することで、任意の取付位置に後柵4を取り付けることができる。ひいては、トレーホルダにおいて前後に並立する前柵2と後柵4との間の内法を、トレー7の奥行寸法に合わせて複数段階に拡大または縮小することが可能となっている。
In the tray holder of the present embodiment, the mounting position of the
本実施形態のトレーホルダを用いる際には、図6や図7に示しているように、ベース1の上方、四方の柵2、3、4に包囲された領域内に、複数枚のトレー7を、通常は下向きにして伏せた状態で積み上げる。
When the tray holder of the present embodiment is used, as shown in FIGS. 6 and 7, a plurality of
ベース本体16の上面が傾斜していることから、複数枚のトレー7はやや傾いた軸に沿って上方に積み上がることとなる。このとき、図8に示すように、ベース1に近い下方に位置するトレー7の後縁は後柵4の当接部411に当接するが、当接部411よりも高い位置にあるトレー7の後縁は後柵4に当接せず、そのトレー7の後縁と後柵4の退避部412との間にはある程度の大きさの隙間Sが生じる。
Since the upper surface of the
本実施形態において、側柵3の本体31は前柵2の本体21の外側端よりも外側方に位置し、側柵3の本体31の前端は前柵2の本体21よりも後方に位置している。つまり、前柵2の本体21と側柵3の本体31とは離間しており、ベース1上に積載されるトレー7の前方の隅角部71が両者の間に差し入って露出する。
In the present embodiment, the
因みに、後柵4の本体41と側柵3の本体31との間も、同様に離間している。即ち、側柵3の本体31は後柵4の本体41の外側端よりも外側方に位置し、側柵3の本体31の後端は後柵4の本体41よりも前方に位置しており、ベース1上に積載されるトレー7の後方の隅角部が両者の間に差し入って露出する。
Incidentally, the
本実施形態のトレーホルダからトレー7を持ち出して使用しようとする者は、前柵2及び側柵3によって遮られずに露出しているトレー7の隅角部71に手指を掛けることで、ベース1上に積載された複数枚のトレー7のうちの最上段のトレー7を取り上げる。トレー7には、樹脂製のものも紙製のものもあるが、近時では、ベーカリーショップ等において紙製のトレー7が使用されるケースが増えてきている。紙製のトレー7は、硬質樹脂製のトレーと比較して全体的な剛性が低くなるものの、前縁と側縁とが交わる隅角部71の剛性は他の部位と比較して高くなる。本実施形態のトレーホルダは、この剛性の高い隅角部71を露出させる一方で、トレー7の隅角部71以外の部位を前柵2や側柵3によって遮蔽する。これにより、トレー7を持ち出そうとする者が自然に隅角部71に手指を掛けるように誘導される。
A person who intends to take out the
加えて、高い位置に積まれたトレー7の後縁と後柵4の退避部412との間には隙間Sが存在しており、その隙間Sを利用して最上段のトレー7を後柵4に向かって後方に変位させる操作を行うことで、最上段のトレー7を下方のトレー7に対し相対的に変位させることが可能である。これにより、最上段のトレー7のみを他のトレー7から脱離させることが容易となる。
In addition, there is a gap S between the trailing edge of the
本実施形態では、複数枚のトレー7を積み上げた状態で載置することのできるベース1と、前記ベース1から起立し、ベース1上に積載されたトレー7の前縁に当接または近接する前柵2と、前記ベース1から起立するとともに、前記前柵2の側端よりも外側方に位置し、またその前端が前柵2よりも後方に位置して前柵2から離間しており、ベース1上に積載されたトレー7の側縁に当接または近接する側柵3と、前記ベース1から起立し、ベース1上に積載されたトレー7の後縁に当接または近接する後柵4とを具備するトレーホルダを構成した。
In the present embodiment, the
本実施形態によれば、前柵2、側柵3及び後柵4が、ベース1上に積載された複数枚のトレー7の崩落を好適に抑止する。さらに、前柵2と側柵3とを間隙を隔てて設立しており、それら前柵2と側柵3との間隙を介してトレー7の隅角部71を露出させることができる。このため、トレー7を手に取ろうとする者が、最上段のトレー7の隅角部71に手指を掛けて簡便にこれをトレーホルダから持ち出すことが可能となる。また、トレー7の内部に手を触れずにトレー7を取り上げることができるので、そのトレー7を食品等を載せる目的で使用するときに衛生的である。
According to the present embodiment, the
加えて、本実施形態では、トレー7が積載される前記ベース1の上面が前方から後方に向かうにつれて沈み込むように傾斜しているので、積み上げられた一枚一枚のトレー7の隅角部71の間に手指を差し入れる隙間が生じやすくなる。いわば、前方においてトレー7の一枚一枚が離れやすくなる。従って、最上段のトレー7を一層容易に手に取ることができる。
In addition, in the present embodiment, since the upper surface of the
前記後柵4が、前記ベース1上に積載されたトレー7の後縁に突き当たる当接部411と、この当接部411よりも上方にあってその高さまで積み上げたトレー7の後縁との間に隙間Sが生じるように当接部411よりも後方に退避している退避部412とを有しているため、最上段のトレー7を下方のトレー7に対し相対的に後方に変位させるように操作することが可能であり、最上段のトレー7のみを簡便に他のトレー7から脱離させることができる。
The
前記側柵3の前記ベース1に対する取付位置を幅方向に沿って変更することができるため、幅寸法の異なるトレー7に対応することが可能である。
Since the mounting position of the
並びに、前記後柵4のベース1に対する取付位置を前後方向に沿って変更することができるため、奥行寸法の異なるトレー7に対応することが可能である。
Further, since the mounting position of the
前記前柵2が透明であるため、ベース1上に積載されたトレー7を正面側から容易に視認することができる。
Since the
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では、前柵2、側柵3及び後柵4をベース1に取り付けるための止着具5としてプッシュリベットを採用していたが、これ以外の種類の止着具5、例えばねじまたはボルト及びナット等を使用することもできる。
The present invention is not limited to the embodiments described in detail above. For example, in the above embodiment, the push rivet is adopted as the
あるいは、前柵2、側柵3及び後柵4のうち少なくとも一つまたは全てを、ベース1に対して溶着、溶接、接着する等して取り外し不能に固定しても構わない。
Alternatively, at least one or all of the
上記実施形態では、トレー7が載置されるベース1の上面が傾斜していたが、ベースの上面を傾斜していない水平面とすることを妨げない。
In the above embodiment, the upper surface of the
その他、各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。 In addition, the specific configuration of each part can be variously modified without departing from the spirit of the present invention.
本発明は、複数枚のトレーを積み上げた状態で保持するためのトレーホルダに適用することができる。 The present invention can be applied to a tray holder for holding a plurality of trays in a stacked state.
1…ベース
2…前柵
3…側柵
4…後柵
411…当接部
412…退避部
7…トレー
S…隙間
1 ...
Claims (1)
前記ベースから起立し、ベース上に積載されたトレーの前縁に当接または近接する前柵と、
前記ベースから起立するとともに、前記前柵の側端よりも外側方に位置しまたはその前端が前柵よりも後方に位置して前柵から離間しており、ベース上に積載されたトレーの側縁に当接または近接する側柵と、
前記ベースから起立し、ベース上に積載されたトレーの後縁に当接または近接する後柵とを具備し、
前記後柵が、前記ベース上に積載されたトレーの後縁に突き当たる当接部と、この当接部よりも上方にあってその高さまで積み上げたトレーの後縁との間に隙間が生じるように当接部よりも後方に退避している退避部とを有しているトレーホルダ。 A base that can be placed with multiple trays stacked,
A front fence that stands up from the base and abuts or approaches the front edge of the tray loaded on the base.
Standing up from the base, the side of the tray loaded on the base is located on the outer side of the side end of the front fence or the front end thereof is located behind the front fence and separated from the front fence. With side fences that touch or approach the edges,
It is provided with a rear fence that stands up from the base and abuts or is close to the trailing edge of the tray loaded on the base .
A gap is formed between the abutting portion where the rear fence abuts against the trailing edge of the tray loaded on the base and the trailing edge of the tray which is above the abutting portion and stacked up to the height. A tray holder that has a retractable portion that retracts behind the contact portion .
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