JP6757025B1 - 潅水施肥システムとそれを用いた柑橘類の栽培方法 - Google Patents
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マルドリ方式とは、園地に敷設された不織布等からなるシート(マルチシート)の下に点滴チューブを設置し、この点滴チューブを用いて潅水や施肥を行うものである。なお、点滴チューブとは、側面に複数の小孔が所定の割合で設けられたポリエチレン製の筒体からなり、この点滴チューブが接続される配管には、潅水作業や施肥作業が自動的に行われるように、通常、手動で潅水時間を設定する電磁弁が設置されている。そして、このような構成によって、多数の果樹に対して適切な量の肥料や水分を計画的に供給することを可能にしている。
このような構成によれば、単一の設備で複数種類の作物や作付時期をずらした作物を栽培することが可能である。
特許文献2に開示された発明は、潅水チューブに供給される水又は液肥の流量を検出する流量センサーと、この流量センサーから出力された流量信号が潅水正常時における所定流量に対して所定の割合以上に変動したときを異常として検出する異常判定手段と、この異常判定手段によって検出された異常を所定の通報先へ通報する通報手段を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、潅水チューブの一部の潅水孔が塞がってしまうことにより流量が所定の割合以上に減少したり、潅水チューブに小さな破れや亀裂が生じて水漏れすることにより流量が所定の割合以上に増加したりする異常を検知することができる。
そして、第1の電磁弁は上記第1の潅水時間に従って開閉されるため、第1の発明においては、第1の園地に対し、果樹の品種と潅水の実施期間に対応した量の水が第1の単位期間ごとに正確に供給されるという作用を有する。
したがって、上記第1の潅水回数に従って第1の電磁弁を開閉させるように構成された第2の発明においては、第1の発明の作用に加え、第1の園地に対し、果樹の品種に対応した量の水が第2の単位期間ごとに正確に供給されるという作用を有する。
そして、第2の電磁弁は上記第2の潅水時間に従って開閉されるため、第3の発明においては、第2の発明の作用に加え、第2の園地に対し、果樹の品種と潅水の実施期間に対応した量の水が第1の単位期間ごとに正確に供給されるという作用を有する。
したがって、上記第2の潅水回数に従って第2の電磁弁を開閉させるように構成された第4の発明においては、第3の発明の作用に加え、第2の園地に対し、果樹の品種と潅水の実施期間に対応した量の水が第2の単位期間ごとに正確に供給されるという作用を有する。
したがって、上記液肥濃度に従って定量ポンプの回転数を制御することで液肥の吐出量を調節するように構成された第5の発明においては、第1の発明乃至第4の発明のいずれかの作用に加え、第1の園地や第2の園地に対して液肥の種類に対応した濃度の液肥が第3の単位期間ごとに正確に供給されるという作用を有する。
第6の発明においては、柑橘類を栽培する際に、第1の発明と同様の作用が発揮される。
第7の発明においては、柑橘類を栽培する際に、第6の発明の作用に加えて第5の発明と同様の作用が発揮される。
さらに、以下の実施例では、特許請求の範囲に記載された「第1の単位期間」を「1日」とし、「第2の単位期間」を「1ヶ月」としているが、「第1の単位期間」及び「第2の単位期間」は、「1日」や「1ヶ月」に限らない。ただし、「第1の単位期間」と「第2の単位期間」は異なるものとする。また、以下の実施例では、1日当たりの推奨潅水量や推奨液肥量等が記憶装置に潅水や施肥の実施月に関連付けられた状態で記憶されているが、これらは潅水や施肥の「実施月」に限らず、潅水や施肥の「実施期間」に関連付けられた状態で記憶装置に格納されていても良い。
図1に示すように、潅水施肥システム1は、園地2a,2bで栽培されている果樹に点滴チューブ3a〜3cを介して水と肥料を供給するものである。点滴チューブ3aは土壌水分計4aとともに園地2aに設置されており、点滴チューブ3b,3cはそれぞれ土壌水分計4b,4cとともに園地2bに設置されている。
点滴チューブ3aは導水管5aを介して水源6に接続されており、導水管5aは、途中で導水管5bに分岐している。そして、点滴チューブ3bは、導水管5a,5bを介して水源6に接続されている。
また、導水管5bは、さらに途中で導水管5cに分岐しており、点滴チューブ3cは、導水管5a〜5cを介して水源6に接続されている。
そして、メインコントローラ14には、記憶装置が内蔵された営農サーバ17と携帯端末などの入力装置18がインターネット19を介して3G回線で接続されている。
図2に示すように、メインコントローラ14は、インターネット19を介して入力装置18から入力された情報等の受信と営農サーバ17に内蔵された記憶装置20に対する情報等の送受信を行うとともにサブコントローラ15,16に対して無線通信を行うための通信部14aと、入力装置18から入力された情報と記憶装置20に格納されている情報に基づいて各種の演算を行う演算部14bと、液位計7a、流量計10a及びEC計11aによる検出結果を受信するとともに、電磁弁9aと定量ポンプ12の動作を制御する制御部14cを備えている。
また、生産者等によって入力装置18から入力された潅水補正係数K1,K2及び液肥補正係数K3,K4が補正情報として潅水の実施月及び施肥の実施月ごとにそれぞれ格納される。さらに、水源の流量Frの他、貯水槽が設けられている場合には、その貯水量Wsと、単位時間当たりの貯水槽への流入量Fiが記憶装置20に水源情報として格納される。
図4(a)に示すように、サブコントローラ15は、メインコントローラ14の通信部14aに対して無線通信を行うための通信部15aと、土壌水分計4a、流量計10b及びEC計11bによる検出結果を受信するとともに、電磁弁9bの動作を制御する制御部15bを備えている。
また、図4(b)に示すように、サブコントローラ16は、メインコントローラ14の通信部14aに対して無線通信を行うための通信部16aと、土壌水分計4b,4c、流量計10c及びEC計11cによる検出結果を受信するとともに、電磁弁9cの動作を制御する制御部16bを備えている。
図5(a)に示すように、温州ミカンは収穫時期の異なる4つの種類に分けられる。一方、中晩柑は8つの種類に分けられるが、それらの収穫時期は5つに大別される。
図5(c)に示すように、潅水の量と回数は土壌の種類によって異なる。例えば、花崗岩土壌では水が狭い範囲で深く染み込むため、潅水の回数は多くして、1回当たりの潅水量は少なくすることが望ましい。また、安山岩土壌では、水が広い範囲で浅く染み込むため、潅水の回数は少なくして、1回当たりの潅水量は多くすることが望ましい。
図5(d)に示すように、潅水量は栽培方法によっても異なる。例えば、ハウス栽培は降雨の影響を受けないため、果樹がビニルで被覆される11月以降は露地栽培に比べて潅水量を多くすることが望ましい。
これに対し、中晩柑の「はれひめ」と温州ミカンは、乾燥ストレスを与えると糖度が増すことから、液胞発達期(8月)から花芽分化期(1月〜2月)にかけて潅水制限をする。ただし、それ以外の時期は、一定の周期で潅水と施肥を同時に行う。
図7は潅水施肥システム1の動作手順を示したフローチャートであり、図8はメインコントローラ14の演算部14bにおいて行われる演算の流れを示したフローチャートであり、図9はその演算結果の一例を示した表である。
図7及び図8に示すように、ステップS1において、生産者等により入力装置18から園地情報、チューブ情報及び補正情報が入力されると、メインコントローラ14の通信部14aは、その情報を受信して、制御部14cに送る(図2の矢印A)。
通信部14aから送られてきた園地情報、チューブ情報及び補正情報を受信した制御部14cは、記憶装置20からマスター情報と水源情報を読み出すための読み出し信号を通信部14aに送り(図2の矢印B)、通信部14aはインターネット19を経由して制御部14cの読み出し信号を記憶装置20に送る。
制御部14cの読み出し信号を受信した記憶装置20はインターネット19を経由してマスター情報と水源情報をメインコントローラ14の通信部14aに送り、通信部14aは記憶装置20に格納されていたマスター情報と水源情報を制御部14cに送る(図2の矢印A)。そして、制御部14cは、通信部14aから受信した園地情報、チューブ情報、補正情報、マスター情報及び水源情報とともに、演算開始信号を演算部14bに送る(図2の矢印C)。
具体的に説明すると、まず、演算部14bは、園地2aの点滴チューブ3aと園地2bの点滴チューブ3b,3cに関する単位長さ当たりの最大吐出量W0と全長Lの積を園地ごとに単位時間当たりの潅水量WGとする(図8のステップS2−1)。
ただし、園地2a〜2cに対し、水源流量Frを超える水を供給することはできないため、W0とLの積と水源流量Frを比較し(図8のステップS2−2)、W0とLの積が水源流量Frを超えている場合には、水源流量FrをW0とLの積の代わりに単位時間当たりの潅水量WGとする(図8のステップS2−3)。
具体的には、演算部14bにおいて、1本の果樹に対する1日当たりの推奨潅水量Wd及び1ヶ月当たりの推奨潅水量Wm並びに潅水補正係数K1,K2から1日当たりの潅水時間tdと1ヶ月当たりの潅水回数Tmが次の式(1)及び式(2)に従って園地ごとに算出される(図8のステップS3−1及びステップS3−2)。なお、潅水補正係数K1,K2は、生産者が1日当たりの推奨潅水量Wd及び1ヶ月当たりの推奨潅水量Wmの値について調整を希望するときに用いられるものであり、通常はそれぞれ1に設定されている。
このようにして演算部14bによって行われた各種の演算の結果は、制御部14cに送られる(図2の矢印D)。制御部14cは演算部14bの演算結果とともに書き込み信号を通信部14aに送り(図2の矢印B)、通信部14aは演算部14bの演算結果と制御部14cの書き込み信号を記憶装置20にインターネット19を経由して送る。これにより、記憶装置20には、1日当たりの潅水時間td及び1ヶ月当たりの潅水回数Tm並びに液肥濃度Fm及び1ヶ月当たりの施肥回数TFが演算部14bによる演算結果として園地2a,2bにそれぞれ対応付けられた状態で実施月ごとに格納される。
潅水開始信号と施肥開始信号を受信した制御部14cは、記憶装置20から演算結果を読み出すための読み出し信号を通信部14aに送り(図2の矢印B)、通信部14aはインターネット19を経由して制御部14cの読み出し信号を記憶装置20に送る。
制御部14cの読み出し信号を受信した記憶装置20はインターネット19を経由して演算部14bの演算結果をメインコントローラ14の通信部14aに送り、通信部14aは記憶装置20に格納されていた演算部14bの演算結果を制御部14cに送る(図2の矢印A)。
具体的には、図2の矢印Gで示すように流量計10aから送られてくる導水管5aの流量(導水管5aの内部を1分間に流れる水の量)の検出値が園地2a,2bのうち潅水の対象となる園地における単位時間当たりの潅水量WGに一致するように、電磁弁9aの開度が制御部14cによって調整される。なお、電磁弁9aを開く時間は、当該園地における1日当たりの潅水時間tdと同じであり、1ヶ月に電磁弁9aを開く回数は、当該園地における1ヶ月当たりの潅水回数Tmと同じである。また、園地2a,2bに対して同時に潅水を行う場合には、流量計10aによって検出される導水管5aの流量が園地2a,2bにおけるそれぞれの単位時間当たりの潅水量WGの合計値に一致するように、制御部14cによって電磁弁9aの開度が調整される。
具体的には、メインコントローラ14の制御部14cから通信部14aを経由してサブコントローラ15に送信された稼働開始信号は、通信部15aで受信された後、制御部15bに送られる(図4(a)の矢印A)。
制御部15bは、上記稼働開始信号に従って、図4(a)の矢印Bで示すように流量計10bから送られてくる「導水管5bに分岐する箇所よりも下流における導水管5aの流量(導水管5aの内部を1分間に流れる水の量)」の検出値が園地2aにおける単位時間当たりの潅水量WGに一致するように、電磁弁9bに制御信号を送って、その開度を調整する(図4(a)の矢印C)。なお、電磁弁9bを開く時間は、園地2aにおける1日当たりの潅水時間tdと同じであり、1ヶ月に電磁弁9bを開く回数は、園地2aにおける1ヶ月当たりの潅水回数Tmと同じである。
制御部16bは、上記稼働開始信号に従って、図4(b)の矢印Bで示すように流量計10cから送られてくる「導水管5bの流量(導水管5cの内部を1分間に流れる水の量)」の検出値が園地2bにおける単位時間当たりの潅水量WGに一致するように、電磁弁9cに制御信号を送って、その開度を調整する(図4(b)の矢印C)。なお、電磁弁9cを開く時間は、園地2bにおける1日当たりの潅水時間tdと同じであり、1ヶ月に電磁弁9cを開く回数は、園地2bにおける1ヶ月当たりの潅水回数Tmと同じである。
潅水停止信号と施肥停止信号を受信した制御部14cは、電磁弁9aと定量ポンプ12にそれぞれ停止信号を送って(図2の矢印E及び矢印F)、それらの動作を停止させる。
また、潅水施肥システム1によれば、液肥の種類ごとに推奨される濃度の液肥が園地2a,2bに供給されるように定量ポンプ12の吐出量が調節されることから、1年を通して園地2a,2bに対して計画的に適切な施肥を行うことが可能である。
なお、潅水施肥システム1を柑橘類の栽培に用いた場合、上述の潅水施肥システム1の作用及び効果が同様に発揮される。
Claims (7)
- 水源に接続された第1の導水管と、
この第1の導水管の末端に接続された状態で第1の園地に設置された第1の点滴チューブと、
前記第1の導水管に設置された第1の電磁弁と、
この第1の電磁弁の下流において前記第1の導水管に液肥供給管を介して接続された液肥タンクと、
前記第1の電磁弁の動作を制御するメインコントローラと、
このメインコントローラに対して通信可能にそれぞれ接続される入力装置及び記憶装置と、を備え、
前記メインコントローラは、
前記入力装置及び前記記憶装置に対して通信を行うための第1の通信部と、
前記入力装置から入力された情報や前記記憶装置から読み出した情報に基づいて演算を行う演算部と、
前記第1の電磁弁を開閉する第1の制御部と、を備え、
前記記憶装置には、
第1の単位期間当たりの推奨潅水量が「果樹の品種」及び「潅水の実施期間」と関連付けられた状態で格納されるとともに、
園地情報として前記入力装置から入力された前記「果樹の品種」が「園地の名称」と関連付けられた状態で格納されており、
前記演算部は、
前記入力装置からチューブ情報として入力された前記第1の点滴チューブの全長及び単位長さ・時間当たりの最大吐出量に基づいて「単位時間当たりの第1の潅水量」を算出するとともに、
前記入力装置から入力された前記第1の園地における前記「果樹の品種」に対応するものとして前記記憶装置から読み出された前記第1の園地に対応する前記第1の単位期間当たりの推奨潅水量を前記「単位時間当たりの第1の潅水量」で割って第1の潅水時間を前記「潅水の実施期間」ごとに算出し、
前記第1の制御部は、
前記第1の潅水時間に従って、前記第1の電磁弁を開閉することを特徴とする潅水施肥システム。 - 前記記憶装置には、
第2の単位期間当たりの推奨潅水量が前記「果樹の品種」及び前記「潅水の実施期間」と関連付けられた状態で格納されており、
前記演算部は、
前記入力装置から入力された前記第1の園地における前記「果樹の品種」に対応するものとして前記記憶装置から読み出された前記第1の園地に対応する前記第2の単位期間当たりの推奨潅水量を、前記「単位時間当たりの第1の潅水量」と前記第1の潅水時間の積で割って前記第1の園地における第1の潅水回数を前記「潅水の実施期間」ごとに算出し、
前記第1の制御部は、
前記演算部によって算出された前記第1の園地における前記第1の潅水回数に従って、前記第1の電磁弁を開閉することを特徴とする請求項1に記載の潅水施肥システム。 - 前記第1の導水管の途中から分岐する第2の導水管と、
この第2の導水管の末端に接続された状態で第2の園地に設置された第2の点滴チューブと、
前記第2の導水管に設置された第2の電磁弁と、
この第2の電磁弁の動作を制御するサブコントローラと、を備え、
前記サブコントローラは、
前記第1の通信部と通信を行うための第2の通信部と、
前記第1の制御部から送られてくる稼働開始信号に従って前記第2の電磁弁を開閉する第2の制御部と、を備え、
前記メインコントローラの前記演算部は、
前記入力装置から前記チューブ情報として入力された前記第2の点滴チューブの全長及び単位長さ・時間当たりの最大吐出量に基づいて前記第2の園地における「単位時間当たりの第2の潅水量」を算出するとともに、
前記入力装置から入力された前記第2の園地における前記「果樹の品種」に対応するものとして前記記憶装置から読み出された前記第2の園地に対応する前記第1の単位期間当たりの推奨潅水量を前記「単位時間当たりの第2の潅水量」で割って第2の潅水時間を前記「潅水の実施期間」ごとに算出し、
前記第1の制御部は、
前記第2の潅水時間に従って、前記第2の制御部に前記第2の電磁弁を開閉させることを特徴とする請求項2に記載の潅水施肥システム。 - 前記演算部は、
前記入力装置から入力された前記第2の園地における前記「果樹の品種」に対応するものとして前記記憶装置から読み出された前記第2の園地に対応する前記第2の単位期間当たりの推奨潅水量を前記「単位時間当たりの第2の潅水量」と前記第2の潅水時間の積で割って前記第2の園地における第2の潅水回数を前記「潅水の実施期間」ごとに算出し、
前記第1の制御部は、
前記第2の潅水回数に従って、前記第2の制御部に前記第2の電磁弁を開閉させることを特徴とする請求項3に記載の潅水施肥システム。 - 前記液肥供給管に設置されて前記メインコントローラによって動作を制御される定量ポンプを備え、
前記記憶装置には、
第3の単位期間当たりの推奨液肥量が前記「果樹の品種」、「液肥の種類」及び「施肥の実施期間」と関連付けられた状態で格納されるとともに、
前記園地情報として前記入力装置から入力された前記「液肥の種類」が前記「園地の名称」と関連付けられた状態で格納されており、
前記演算部は、
前記入力装置から入力された前記第1の園地における前記「液肥の種類」に対応するものとして前記記憶装置から読み出された前記第1の園地における前記第3の単位期間当たりの推奨液肥量に基づいて液肥濃度を前記「施肥の実施期間」ごとに算出し、
前記第1の制御部は、
前記演算部によって算出された前記液肥濃度に従って、前記定量ポンプの回転数を制御することで「液肥の吐出量」を調節することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の潅水施肥システム。 - 請求項1に記載された潅水施肥システムを用いた柑橘類の栽培方法であって、
前記潅水施肥システムの前記演算部によって前記柑橘類の種類ごとに前記第1の潅水時間を算出する工程と、
前記演算部で算出された前記第1の潅水時間に基づいて前記柑橘類に対して潅水を行う工程と、
を備えたことを特徴とする柑橘類の栽培方法。 - 請求項5に記載された潅水施肥システムを用いた柑橘類の栽培方法であって、
前記潅水施肥システムの前記演算部によって前記柑橘類の種類及び前記柑橘類に供給される前記「液肥の種類」ごとに液肥濃度を算出する工程と、
前記演算部で算出された前記液肥濃度に基づいて前記柑橘類に対して施肥を行うことを特徴とする柑橘類の栽培方法。
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