JP6755493B2 - 圧縮空気用フィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮空気用フィルタ装置に係り、特に、耐圧性の向上せしめられた圧縮空気用フィルタ装置の改良された構造に関するものである。
従来から、各種工場や医療分野及び原子力プラント等において用いられる種々の空気圧機器に対して圧縮空気を供給するための管路上には、通常、それら空気圧機器を保護したり、或いはそれら空気圧機器による作業の向上を図るために、圧縮空気用フィルタ装置が設けられ、このフィルタ装置によって、圧縮空気中に含まれる水分や油分等の除去が行われるようになっている。
そして、かかる圧縮空気用フィルタ装置の一種として、圧縮空気中に存在する蒸気乃至は液状微粒子を凝縮乃至は合体せしめて、圧縮空気より分離するフィルタ手段と、かかるフィルタ手段を通過せしめられた圧縮空気中に残存する蒸気乃至は液状粒子を圧縮空気より分離せしめる更なるフィルタ手段とを備えた構造を有するものがある(例えば、下記特許文献1乃至3参照)。
このような複数のフィルタ手段を用いたフィルタ装置にあっては、所定の仕切り部材の上部と下部とに対して、上部ハウジングと下部ハウジングとが、それぞれの内部に密閉空間が形成されるように、各々気密に取り付けられている。また、そのような仕切り部材には、下部ハウジングの内部密閉空間内に外部から供給される圧縮空気を導入せしめる圧縮空気導入通路と、下部ハウジングの内部密閉空間と上部ハウジングの内部密閉空間とを連通する連通路と、かかる連通路を通じて下部ハウジングの内部密閉空間内から上部ハウジングの内部密閉空間内に導かれた圧縮空気を、外部に送り出すための圧縮空気送出通路とが、設けられている。そして、そのような下部ハウジングの内部密閉空間内には、下部フィルタ手段が配置される一方、上部ハウジングの内部密閉空間内には、上部フィルタ手段が配置されている。かくして、かかるフィルタ装置では、圧縮空気が、先ず、下部ハウジング内に配置された下部フィルタ手段を通過せしめられた後、更に上部ハウジング内に配置された上部フィルタ手段を通過せしめられ、それによって、圧縮空気中に存在する蒸気乃至は液状微粒子が、圧縮空気より、極めて効率的且つ確実に分離、除去され得るようになっているのである。
ところで、かくの如き構造とされた圧縮空気用フィルタ装置においては、それが長期間使用されると、下部フィルタ手段や上部フィルタ手段を構成するフィルタ材に、圧縮空気中に含まれる油の如き粘性体や固体微粒子等が吸着、沈着して、圧縮空気の浄化効果(フィルタ効果)が低下するようになる。そのため、その使用開始から、ある一定期間が経過した後には、下部フィルタ手段や上部フィルタ手段を交換する必要が生じる。
そこで、特許文献1においては、上述の如きフィルタ装置における上部ハウジングや下部ハウジングを透明な樹脂成形品にて構成し、それら各ハウジングに収容配置されるフィルタ手段の汚れ状況を目視にて確認することによって、それぞれのフィルタ手段の交換時期を判断し得るように構成することが明らかにされ、またそこでは、仕切り部材も、樹脂材料を用いて成形されてなる樹脂製品にて構成することが、明らかにされている。このように、仕切り部材を樹脂製品とすることによって、その複雑な形状も、容易に成形することが出来ることに加えて、装置重量を軽減し得る等の利点を生じるからである。
しかしながら、上述の如きフィルタ装置における仕切り部材に対する上部ハウジングや下部ハウジングの取付けは、一般に、螺合構造において行われているところから、かかる仕切り部材を樹脂製とした場合にあっても、同じく、樹脂製の上部ハウジングや下部ハウジングを、螺合構造においてネジ締結せしめて、取り付けることとなり、従って、それらのネジ部が樹脂同士の螺合となるために、応力変形に弱く、そのために、流通せしめられる圧縮空気の圧力によって、そのネジ締結構造が破壊されて、フィルタ装置自体の破壊に繋がる問題を惹起する恐れがあった。
また、かかる仕切り部材には、圧縮空気導入用の配管や圧縮空気送出用の配管を螺合構造において取り付けるために、圧縮空気の入口部や出口部において、ネジ部が形成されており、更に、フィルタ装置内の圧縮空気の圧力を検出する圧力計の取付け用ネジ穴やフィルタ装置を固定保持するブラケットの取付け用ネジ穴等も形成されることとなるが、それらネジ部やネジ穴の強度は、仕切り部材を構成する樹脂の強度に依存することとなり、更に、それらネジ部やネジ穴に対する繰返しの螺入作業によって、その強度が低下することは避けられず、特に樹脂の経時的な劣化による強度低下も惹起されることとなるところから、フィルタ装置の耐久性において、少なからず問題を内在するものであった。
実用新案登録第3124428号公報 特開2014−83469号公報 特開2014−237094号公報
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、仕切り部材の上下両側にハウジングを設けて、それらハウジング内に所定のフィルタ手段を配置せしめ、通気される圧縮空気中の蒸気乃至は液状微粒子等を分離除去せしめるようにした圧縮空気用フィルタ装置において、その構成部材たる上下のハウジングや仕切り部材を樹脂製とすることによって惹起される問題の解消を図ることにあり、また他の課題とするところは、仕切り部材とハウジングとの間の取付け強度や、仕切り部材に対する圧力計やブラケット等の付属部品の取付け強度の効果的な向上を図り、安全性を高めた圧縮空気用フィルタ装置を提供することにある。
そして、本発明は、上述した課題を解決するために、以下に列挙せる如き各種の態様において、好適に実施され得るものであるが、また、以下に記載の各態様は、任意の組合わせにおいて、採用可能である。なお、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに何等限定されることなく、明細書全体の記載及び図面に開示の発明思想に基づいて、認識され得るものであることが、理解されるべきである
そこで、本発明は、先ず、前記した課題を解決すべく、(a)外部から供給される圧縮空気を導く、中心部の下面に開口する圧縮空気導入通路と、周縁部近傍に位置して、上下に貫通する中間通路と、中心部の上面に形成された開口部を通じて圧縮空気を外部に送り出す圧縮空気送出通路とを備えた仕切り部材と、(b)該仕切り部材の下部に気密に取り付けられて、内部に密閉空間が形成されると共に、該密閉空間の下部が、圧縮空気中の蒸気乃至は液状微粒子を凝縮乃至は合体せしめて分離される液状物の収容空間とされる、有底円筒形状の下部ハウジングと、(c)該下部ハウジングの内部密閉空間の上部に位置するように配置されて、前記圧縮空気導入通路を通じて導かれた圧縮空気が通過せしめられることによって、該圧縮空気中に存在する蒸気乃至は液状微粒子を凝縮乃至は合体せしめて、該圧縮空気より分離せしめる下部フィルタ手段と、(d)前記仕切り部材の上部に気密に取り付けられて、内部に密閉空間が形成されると共に、かかる密閉空間が前記中間通路を通じて前記下部ハウジングの内部密閉空間に連通せしめられて、前記下部フィルタ手段を通過せしめられた圧縮空気が導入される、有底円筒形状の上部ハウジングと、(e)該上部ハウジングの内部密閉空間内に配置されて、前記中間通路を通じて前記下部ハウジング側より導かれた圧縮空気中に残存する蒸気乃至は液状粒子を、更に該圧縮空気より分離せしめる上部フィルタ手段と、を備えた圧縮空気用フィルタ装置において、前記下部ハウジング及び前記上部ハウジングのうちの少なくとも何れか一方を、樹脂成形品にて構成すると共に、前記仕切り部材を金属製品にて構成して、該仕切り部材に対して、該樹脂成形品からなるハウジングが気密に取り付けられるようにしたことを特徴とする圧縮空気用フィルタ装置を、その要旨とするものである。
なお、かかる本発明に従う圧縮空気用フィルタ装置の好ましい態様の一つによれば、前記仕切り部材のハウジング取付部位と前記樹脂成形品からなるハウジングの開口側部位との間が、金属製の締結部材にて締結せしめられることとなる。
また、本発明に従う圧縮空気用フィルタ装置の好ましい態様の他の一つによれば、前記仕切り部材のハウジング取付部位が、該仕切り部材の本体部から一体的に立ち上がる所定高さの円筒部にて構成され、該円筒部内に、前記樹脂成形品からなるハウジングの開口側部位が差し込まれてなる形態において、それらハウジングと仕切り部材とが組み付けられるようになっている。
さらに、本発明に従う圧縮空気用フィルタ装置の望ましい別の態様の一つによれば、前記締結部材が、内周面にネジ部が形成されてなる円筒状本体と、該円筒状本体の一方の端部に形成された、径方向内方に突出した内フランジ部とを有する金属製のリングナットにて構成され、該リングナットの内フランジ部を、前記樹脂成形品からなるハウジングの開口側部位の外周面に一体的に形成されたリング状突条に係合せしめた状態において、該リングナットのネジ部を前記仕切り部材のハウジング取付部位に設けたネジ部に螺合せしめることにより、該仕切り部材と該樹脂成形品からなるハウジングとの間の締結を行うようになっている。
加えて、本発明にあっては、望ましくは、前記仕切り部材の前記円筒部内で、且つ該円筒部内に差し込まれた前記樹脂成形品からなるハウジングの開口側部位の先端部に位置するように、Oリングが配置されて、該仕切り部材と該樹脂成形品からなるハウジングとの間のシールが形成されるようになっている。
そして、本発明に従う圧縮空気用フィルタ装置の望ましい態様の一つによれば、前記仕切り部材を構成する金属製品として、アルミニウム鋳造製品が用いられ、これによって、フィルタ装置の軽量化を図りつつ、装置強度の向上、ひいては耐久性の向上、そして安全性の向上に有利に寄与せしめられ得ることとなる。
このように、本発明に従う圧縮空気用フィルタ装置にあっては、仕切り部材の上下に取り付けられる上部ハウジングと下部ハウジングのうちの少なくとも何れか一方を、樹脂成形品にて構成することによって、その軽量化を図り、更にその内部に配置されるフィルタ手段の視認が可能となる構造を採用することが出来るようになると共に、仕切り部材が金属製品にて構成されているところから、そのような金属製の仕切り部材に対して、樹脂成形品からなるハウジングが気密に取り付けられるようにすることによって、それら仕切り部材とハウジングとの間の取付け強度が有利に高められ得ることとなるのである。
特に、そのような金属製の仕切り部材に対する樹脂製のハウジングの取付けに際し、金属製の締結部材を用い、かかる仕切り部材のハウジング取付部位と樹脂成形品からなるハウジングの開口側部位との間を締結せしめるようにすることによって、それら仕切り部材とハウジングとの間の取付け強度は、更に有利に高められ得ることとなるのである。
しかも、仕切り部材が金属製とされていることにより、そのような仕切り部材にネジ部やネジ穴を設けても、それらのネジ山は、樹脂ではなく、金属にて構成されるものであるところから、強度が高く、また経時的な劣化を来すこともなく、強度を有利に保持し得るものであるところから、圧縮空気の導入配管や送出配管を螺合せしめたり、更には圧力計やブラケットの如き付属部品を螺合構造において取り付けたりしても、それらの取付け強度は効果的に向上せしめられ得るのである。
従って、かくの如き本発明構造の採用によって、圧縮空気が加圧下において通気せしめられる圧縮空気用フィルタ装置における各種部材の取付け強度が有利に高められ得て、その耐久性の向上が図られ得ると共に、圧力容器としての安全性の向上も、効果的に高められ得ることとなるのである。
本発明に従う圧縮空気用フィルタ装置の一例を示す説明図であって、(a)は、その左側面説明図であり、(b)は、その底面説明図である。 図1の(a)におけるA−A断面拡大説明図である。 図1に示される圧縮空気用フィルタ装置に用いられている仕切り部材の平面説明図であり、(b)は、(a)におけるB−B断面説明図である。 図1に示される圧縮空気用フィルタ装置に用いられているリングナットの説明図であって、(a)は、その正面説明図であり、(b)は、その平面説明図であり、(c)は、(b)におけるC−C断面説明図である。
以下、本発明の構成を更に具体的に明らかにするために、本発明の代表的な実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1には、本発明に従う圧縮空気用フィルタ装置の一例が、左側面形態において(a)、また底面形態において(b)、それぞれ示されている。そこにおいて、圧縮空気用フィルタ装置10は、仕切り部材12と、その上下に配された上部ハウジング14及び下部ハウジング16と、それらハウジング14,16を仕切り部材12に締結せしめるリングナット18,18とから構成されている。なお、仕切り部材12には、その外周部の対応する位置に一体的に設けられた矩形の取付部12a,12bに対して、コ字状形態の取付ブラケット2がボルト固定せしめられており、この取付ブラケット2を介して、圧縮空気用フィルタ装置10が、所定の静止部材に固定、保持せしめられ得るようになっている。更に、仕切り部材12には、導入された圧縮空気や送出される圧縮空気の圧力を示す圧力計4,6が取り付けられて、仕切り部材12内の圧縮空気通路を流通する圧縮空気の圧力が、検知され得るようになっている。
ところで、かかる圧縮空気用フィルタ装置10において、仕切り部材12と上部ハウジング14、下部ハウジング16の材質と共に、それら仕切り部材12とハウジング14,16との間のリングナット18,18による締結構造以外の構成は、従来と同様なものであって、本実施形態においては、先に、特許文献1,2として挙げた実用新案登録第3124428号公報、特開2014−83469号公報等に示されるものと、同様な構造が採用されている。
すなわち、圧縮空気用フィルタ装置10の縦断面形態を示す図2や、仕切り部材単体の図である図3から明らかなように、仕切り部材12は、略厚肉円板状を呈し、それぞれ、その側面の径方向対称位置に一体的に形成された取付部12a,12bに開口して、その厚肉部内を径方向に延びる圧縮空気の導入通路20及び送出通路22が、それぞれ独立して設けられていると共に、その厚さ方向において上下に貫通する複数の中間通路24が、設けられている。また、仕切り部材12の下面中央部には、導入通路20に連通する下部開口部26が設けられている一方、側面の取付部12aに開口する導入通路20に対して、外部の圧縮空気の供給配管が、螺合構造において接続されるようになっている。更に、仕切り部材12の上面には、円柱状の嵌合突部28が、一体的に設けられており、この嵌合突部28の中央部において開口する上部開口部に連通する送出通路22が、全体としてL字状形態において配設されて、仕切り部材12の側面の取付部12bにおいて開口し、圧縮空気の送出配管が、螺合構造において取り付けられるようになっている。加えて、かかる仕切り部材12には、上方及び下方にそれぞれ所定高さ突出する上部円筒部34及び下部円筒部36が、一体的に形成されていると共に、それら円筒部34,36の外周面には、後述するように、リングナット18が螺合せしめられるネジ部34a,36aが形成されている。
そして、このような構造の仕切り部材12は、本発明に従って、金属製品にて構成されているのである。具体的には、強度の確保と共に、装置の軽量化を図るべく、仕切り部材12には、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム鋳造製品が好適に用いられ、特に、アルミダイカスト品が有利に用いられることとなる。勿論、そのような金属製品は、目的に応じて適宜の金属材質とされ得るものであって、アルミニウム材質のみならず、鉄材質や銅材質等の他の金属材質を採用することが可能である。
また、かかる仕切り部材12の上部と下部にそれぞれ気密に取り付けられる、上部ハウジング14と下部ハウジング16は、ここでは、従来と同様に、内部が観察し得るように透明な樹脂材料であるポリカーボネート樹脂からなる樹脂成形品にて構成されているのであるが、それら上部ハウジング14と下部ハウジング16の開口側部位の外周面には、図2から明らか如く、リング状の突条38,40がそれぞれ一体的に形成されており、それらリング状の突条38,40よりも開口端側の部位において、上部ハウジング14及び下部ハウジング16が、それぞれ、仕切り部材12の上部円筒部34及び下部円筒部36の内側に嵌入せしめられるようにして取り付けられている一方、それら上部円筒部34、下部円筒部36の内側基部とそれら上部ハウジング14及び下部ハウジング16の開口側部位の先端部との間に挟まれるようにして、ゴム等の弾性材料からなるOリング42,44が配置されて、それらの間のシールが形成されるようになっている。
さらに、上述の如く、仕切り部材12に対して、上部ハウジング14及び下部ハウジング16が、それぞれ組み付けられてなる状態において、それら仕切り部材12と上部ハウジング14との間及び仕切り部材12と下部ハウジング16との間が、それぞれ、金属製の締結部材を用いて、しっかりと締結せしめられるようになっているのであるが、ここでは、そのような締結部材として、図4に示される如きリングナット18が、用いられるようになっている。このリングナット18は、図面から明らかな如く、軸方向長さの短い円筒状本体18aと、この円筒状本体18aの一方の端部に形成された径方向内方に突出した内フランジ部18bとを有していると共に、円筒状本体18aの内面には、軸方向に所定長さに亘ってネジ部18cが形成されている一方、外周面には、所定幅のリング状のローレット加工部18dの2条が形成されて、それらローレット加工部18d,18dによって、リングナット18の手動による回動操作が容易となるようになっている。なお、このようなリングナット18にあっても、その軽量化を図るべく、アルミニウム材質にて形成されていることが望ましいのである。
そして、かかるリングナット18は、図2に示される如く、その内フランジ部18bを上部ハウジング14のリング状の突条38及び下部ハウジング16のリング状の突条40にそれぞれ係合せしめてなる形態において、円筒状本体18aの内周面に形成したネジ部18cを、仕切り部材12の上部円筒部34や下部円筒部36の開口側部位の外周面に形成されたネジ部34a,36aに螺合せしめることにより、それら仕切り部材12と上部ハウジング14及び下部ハウジング16とが、しっかりと締結せしめられるようになっているのである。
なお、仕切り部材12に対して気密に取り付けられた下部ハウジング16内には、従来と同様に、先の特開2014−83469号公報に示される如き、第一のフィルタ46とその外側に位置する円筒状の第二のフィルタ48とが同心的に配設されている一方、下部ハウジング16の内部密閉空間の下部には、従来と同様なドレン装置45が配設されている。そこで、第一のフィルタ46は、仕切り部材12における下部開口部26に取り付けられて、導入された圧縮空気が、その上部から下部に導かれて、下部ハウジング16の内部密閉空間内に導かれるようになっている一方、第二のフィルタ48は、仕切り部材12に設けられた中間通路24に対して配設されて、下部ハウジング16内に導かれた圧縮空気が、第二のフィルタ48の下部から入って、その上部から、中間通路24を通じて、仕切り部材12の上部に形成される上部ハウジング14の内部密閉空間内に導入されるようになっている。
ここで、上記した第一のフィルタ46は、例えば、筒体内にステンレス繊維等の金属繊維からなる網状体の巻回成形体等が、第一の詰物として充填されて構成されてなるものであり、また第二のフィルタ48は、二重筒構造の環状筒体における外筒と内筒との間の環状空間内に、綿繊維等からなる糸条を編成乃至は織成した構造体からなる第二の詰物が充填されてなる構造とされているものである。なお、ここでは、それら第一のフィルタ46と第二のフィルタ48とから、下部フィルタ手段が構成されている。
一方、仕切り部材12の上方には、上部ハウジング14が気密に取り付けられることによって、その内部に、密閉空間が形成されることとなるが、その密閉空間内には、従来と同様な円筒状の第三のフィルタ50、例えば、公知のミストフィルタが配設されている。そして、第二のフィルタ48から、中間通路24を通じて、上部ハウジング14の内部密閉空間内に導かれた圧縮空気は、第三のフィルタ50を、その外周面から内周面に向かって通過した後、集気筒52から、仕切り部材12の上部開口部に入り、そして送出通路22を通じて、外部に送出せしめられるようになっている。なお、第三のフィルタ50においては、第二のフィルタ48を通じて導かれた圧縮空気中に未だ残存する蒸気乃至は液状粒子、固形粒子等が、付着捕集されて、圧縮空気より除去乃至は消失せしめられ得るようにしたものであって、そのような機能を有するフィルタ部材としては、公知の構造のものが、適宜に選択されて用いられることとなる。なお、ここで用いられたミストフィルタは、先に指摘した特許文献にも明らかにされている如く、筒壁が多孔構造の通気壁部とされた円筒体構造を有するものであって、その通気壁部を外側から内側に圧縮空気が通過することによって、かかる圧縮空気中に残存する蒸気乃至は液状粒子、固形粒子が、付着、捕集されて、除去乃至は消失せしめられるものである。
そして、このような構造とされた圧縮空気用フィルタ装置10にあっては、そこに導入される圧縮空気は、図2において白抜き矢印で示されるような経路にて流通せしめられて、浄化されることとなるのである。即ち、先ず、圧縮空気配管を通じて導かれた圧縮空気は、かかるフィルタ装置10における仕切り部材12の導入通路20から下部開口部26を通って、流通断面積の大きな第一のフィルタ46に導かれて、かかる圧縮空気中に含まれる水や油の液状微粒子が小滴に凝縮乃至は合体され、固形の微粒子と共に、圧縮空気より効果的に分離せしめられる。そして、その分離された液状微粒子等は、流通する圧縮空気によって下部ハウジング16内の下部に導かれて、ドレン装置45により、外部に排出されるようになっている。次いで、このように、液状微粒子や固形微粒子等が分離された圧縮空気は、第二のフィルタ48内に導かれ、そこで圧縮空気中に残存する液状微粒子は、充填されている第二の詰物に吸着されたり、それを通過する際に惹起される空気流の渦巻現象等の作用によって、気化され、また残存する固形微粒子は、第二の詰物を通過する際に捕集されることとなる。
その後、圧縮空気は、更に、仕切り部材12の中間通路24を通じて、上部ハウジング14内に導かれ、第三のフィルタ50の筒壁を外側から内側に向かって通過することにより、第二のフィルタ48では除去され得ずに圧縮空気中になお残存している液状微粒子や固形微粒子等を、確実に捕捉し得るようになっている。かくして、水分や油分等の液状微粒子及び固形微粒子が殆ど存在しない、可及的に浄化された圧縮空気が、第三のフィルタ50の内側空間において上方に向かって開口する集気筒52の開口及び仕切り部材12の上部開口部、更には送出通路22を通じて、そこに螺合せしめられた圧縮空気の送出配管によって、外部に送出せしめられるようになっているのである。
従って、かくの如き構成の圧縮空気用フィルタ装置10にあっては、上部ハウジング14や下部ハウジング16が、透明な樹脂成形品にて構成され、それら各ハウジング内の状況、具体的には各ハウジング内に収容配置される第一及び第二のフィルタ46,48や第三のフィルタ50の汚れ状況を目視にて確認することにより、それらフィルタの交換時期を容易に判断し得るようになっていると共に、それらハウジング14,16が取り付けられ、また、圧縮空気の導入配管や送出配管、更にはブラケットや圧力計等が、螺合構造において取り付けられる仕切り部材12が、樹脂成形品ではなく、金属製品にて構成されるものであるところから、それらの間の連結強度が効果的に高められ得ることとなり、特に、圧縮空気の高い圧力作用を受ける上部ハウジング14や下部ハウジング16の仕切り部材12に対する取付け強度の向上が、有利に図られ得ることとなるのである。
特に、例示の如く、それら上部ハウジング14と下部ハウジング16の仕切り部材12に対する取付けにおいて、金属製のリングナット18を用いて、かかるリングナット18を、それらハウジングに設けられたリング状の突条38,40に係合させて、仕切り部材12の円筒部34,36の外周面に設けたネジ部34a,36aに螺合せしめるようにすることによって、それらハウジング14,16と仕切り部材12との間の直接の螺合構造を避けて、リングナット18と仕切り部材12との間の金属−金属の螺合構造が採用されているところから、それらハウジング14,16と仕切り部材12との間の締結力が更に高められ得ることとなるのであり、これによって、樹脂の経時的な劣化による取付け強度の低下の問題をより一層効果的に軽減乃至は解消して、圧力容器としてのフィルタ装置10において、その安全性が有利に高められ得るのである。
また、仕切り部材12が金属製とされていることにより、それに対する圧縮空気の配管の螺合やブラケット、圧力計等の付属部品の配設のための螺合構造にあっても、樹脂の劣化によるネジ山の潰れや破損等の問題も全く惹起されるようなことがないところから、それら配管や付属品の取付け強度の向上も効果的に図られ得て、フィルタ装置10全体の強度の向上、更にはその耐久性の向上が、有利に図られ得ることとなるのである。
以上、本発明の代表的な実施形態について詳述してきたが、それは、あくまでも、例示に過ぎないものであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
例えば、例示のフィルタ装置10においては、上部ハウジング14と下部ハウジング16の何れもが、樹脂成形品にて構成されているのであるが、その一方のみを、樹脂成形品にて構成することも可能であり、更に、ハウジング内部を視認する必要がない場合等にあっては、かかる樹脂成形品を不透明又は着色して用いることも可能である。
また、上部ハウジング14や下部ハウジング16の仕切り部材12に対する取付け構造にあっても、例示の実施形態においては、リングナット18を用いた締結構造が採用されているが、これに加えて、或いはこれに代えて、螺合構造において、それらハウジング14,16と仕切り部材12とを気密に締結せしめるようにすることも可能である。
さらに、上部ハウジング14や下部ハウジング16を構成する樹脂成形品を与える樹脂材料としては、例示のポリカーボネート樹脂が有利に用いられることとなるが、公知の各種の樹脂材料を使用することが可能であり、中でも、強度に優れた樹脂成形品を与えるものが、適宜に選択されることとなる。
加えて、下部ハウジング16の内部密閉空間内に配置される第一及び第二のフィルタ46,48や上部ハウジング14内に配置される第三のフィルタ50にあっても、公知の各種のフィルタ部材が、適宜に、選択使用されることとなる。例えば、第一のフィルタ46としては、先に特許文献として挙げた、実用新案登録第3124418号公報、特開2014−83469号公報、特開2014−237094号公報等に開示の如き、空気旋回用デフレクタや適当な網状体の巻回成形体が詰物として筒体内に充填されているフィルタを、第一のフィルタ46や第二のフィルタ48として用いることが出来る他、第三のフィルタ50にあっても、例示のミストフィルタの他、中空糸膜、ウレタンフォーム、焼結樹脂、ガラスファイバ等を用いた公知の各種のフィルタ部材を用いることが可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、そして、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範疇に属するものであることが、理解されるべきである。
2 取付ブラケット 4,6 圧力計
10 圧縮空気用フィルタ装置 12 仕切り部材
12a,12b 取付部 14 上部ハウジング
16 下部ハウジング 18 リングナット
18a 円筒状本体 18b 内フランジ部
18c,34a,36a ネジ部 18d ローレット加工部
20 導入通路帯 22 送出通路
24 中間通路 26 下部開口部
28 嵌合突部 34 上部円筒部
36 下部円筒部 38,40 リング状の突条
42,44 Oリング 45 ドレン装置
46 第一のフィルタ 48 第二のフィルタ
50 第三のフィルタ 52 集気筒

Claims (3)

  1. (a)外部から供給される圧縮空気を導く、中心部の下面に開口する圧縮空気導入通路と、周縁部近傍に位置して、上下に貫通する中間通路と、中心部の上面に形成された開口部を通じて圧縮空気を外部に送り出す圧縮空気送出通路とを備えた仕切り部材と、(b)該仕切り部材の下部に気密に取り付けられて、内部に密閉空間が形成されると共に、該密閉空間の下部が、圧縮空気中の蒸気乃至は液状微粒子を凝縮乃至は合体せしめて分離される液状物の収容空間とされる、有底円筒形状の下部ハウジングと、(c)該下部ハウジングの内部密閉空間の上部に位置するように配置されて、前記圧縮空気導入通路を通じて導かれた圧縮空気が通過せしめられることによって、該圧縮空気中に存在する蒸気乃至は液状微粒子を凝縮乃至は合体せしめて、該圧縮空気より分離せしめる下部フィルタ手段と、(d)前記仕切り部材の上部に気密に取り付けられて、内部に密閉空間が形成されると共に、かかる密閉空間が前記中間通路を通じて前記下部ハウジングの内部密閉空間に連通せしめられて、前記下部フィルタ手段を通過せしめられた圧縮空気が導入される、有底円筒形状の上部ハウジングと、(e)該上部ハウジングの内部密閉空間内に配置されて、前記中間通路を通じて前記下部ハウジング側より導かれた圧縮空気中に残存する蒸気乃至は液状粒子を、更に該圧縮空気より分離せしめる上部フィルタ手段と、を備えた圧縮空気用フィルタ装置において、
    前記下部ハウジング及び前記上部ハウジングのうちの少なくとも何れか一方を、樹脂成形品にて構成すると共に、前記仕切り部材を金属製品にて構成して、該仕切り部材のハウジング取付部位と該樹脂成形品からなるハウジングの開口側部位との間を、金属製の締結部材にて締結せしめることにより、該仕切り部材に対して、該樹脂成形品からなるハウジングが気密に取り付けられるようにした構造を有し、且つ
    前記仕切り部材のハウジング取付部位を、該仕切り部材の本体部から一体的に立ち上がる所定高さの円筒部にて構成し、該円筒部内に、前記樹脂成形品からなるハウジングの開口側部位が差し込まれてなる形態において、それらハウジングと仕切り部材とが組み付けられるようになっている一方、該樹脂成形品からなるハウジングの開口側部位の外周面から所定幅で一体的に立ち上がるリング状突条を、その側面が前記円筒部の先端面に当接する高さにおいて配設すると共に、
    前記締結部材を、内周面にネジ部が形成されてなる円筒状本体と、該円筒状本体の一方の端部に形成された、径方向内方に突出した内フランジ部とを有する金属製のリングナットにて構成して、該リングナットの内フランジ部を、前記樹脂成形品からなるハウジングの開口側部位の外周面に一体的に形成されたリング状突条に係合せしめた状態において、該リングナットのネジ部を前記仕切り部材のハウジング取付部位に設けたネジ部に螺合せしめることにより、かかるリング状突条を該リングナットの内フランジ部と前記円筒部の先端面との間で締め付けて、該仕切り部材と該樹脂成形品からなるハウジングとの間の締結を行うようにしたことを特徴とする圧縮空気用フィルタ装置。
  2. 前記仕切り部材の前記円筒部内で、且つ該円筒部内に差し込まれた前記樹脂成形品からなるハウジングの開口側部位の先端部に位置するように、Oリングが配置されて、該仕切り部材と該樹脂成形品からなるハウジングとの間のシールが形成されていることを特徴とする請求項に記載の圧縮空気用フィルタ装置。
  3. 前記仕切り部材を構成する金属製品が、アルミニウム鋳造製品であることを特徴をする請求項1又は請求項に記載の圧縮空気用フィルタ装置。
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