本開示は、添付の図面を参照することによって、より良好に理解され得、その多くの特徴及び利点が当業者には明らかである。実施形態は例として示され、添付の図面に限定されない。
ガラス運搬ブロック(またはブッシングブロック)の特定の実施形態を示す概略図を含む。
当業者は、図中の要素が簡潔かつ明瞭のために図示されており、必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解する。例えば、図中の要素のいくつかの寸法は、本発明の実施形態の理解を改善するのを補助するために他の要素に対して誇張されている場合がある。
好ましい実施形態(複数可)の詳細な説明
以下は、一般に、酸化クロム体を有する耐火物及び酸化クロム体を有する耐火物を形成する方法に関する。本明細書に記載の実施形態によれば、酸化クロム体は、その体の組成の大部分が酸化クロム材料である任意の体として定義され得る。本明細書に記載の特定の実施形態によれば、耐火物は、Al2O3含有量、SiO2含有量、及びTiO2含有量を更に含み得る。
特定の実施形態によれば、本明細書に記載の実施形態に従って耐火物を形成する方法は、形成組成物を提供することと、形成組成物を耐火物に形成することと、を含み得る。
形成組成物は、耐火物を形成するのに使用される原料粉末の混合物を含み得る。この原料粉末は最初に、未処理の原料、例えば、未処理のCr2O3材料、未処理のAl2O3材料、未処理のSiO2材料、及び未処理のTiO2材料を含み得る。
形成組成物を提供することは、任意の好適な方法によって原料及び任意の追加の材料(すなわち、焼結助剤、バインダー、他の添加剤など)を組み合わせることまたは混合することを含み得る。混合またはバッチ調製は、乾式または湿式で実施され得る。混合は、造粒の追加工程を含み得る。造粒工程は、バッチの流動性を改善することで、グリーン体の見掛け密度を増加させるために追加され得る。1つの例の実施形態では、造粒は噴霧乾燥を使用して実施され得る。原料粉末は混合タンク中に混合され、次いで噴霧乾燥され得る。
形成組成物を耐火物に成形することは、噴霧乾燥粉末またはバッチを成形して、静水圧プレスを使用して特定の形状を有するグリーン体を形成することを含み得る。原料粉末は、固体金属缶内に保持されたゴムモールド内に充填される。次いで、バッグが封止され、原料粉末に真空を適用する。次いで、缶は、流体で満たされた圧力容器に沈められ、次いでプレスされる。プレス後、モールドは圧力容器から取り除かれ、グリーン体が取り除かれる。
成形は、特定の圧力、例えば、少なくとも約50MPa、例えば、少なくとも約60MPa、少なくとも約70MPa、少なくとも約80MPa、少なくとも約90MPa、少なくとも約100MPa、少なくとも約110MPa、少なくとも約120MPa、少なくとも約130MPa、少なくとも約140MPa、または更に少なくとも約150MPaの圧力で静水圧プレスによって行われ得る。圧力は、約10分〜約120分間持続する静水圧プレスサイクルを使用してグリーン体に段階的に適用され得る。これらのプレスサイクルは、プレス段階中の欠陥の形成を制限し得る。成形はまた、スリップキャスティングまたは一方向プレスなどの代替技術を使用して実施され得る。
グリーン体の形状は、直線状、円筒状、球状、楕円状、またはほぼ他の形状であり得る。特定の実施形態では、グリーン体は、ブランクと称される直線状ブロックの形状であり得、それはその後、プリズムブロック、フローブロック、またはブッシングブロックを形成するために後で機械加工され得る。別の特定の実施形態では、グリーン体は、約100mmより大きく、例えば、約200mmより大きく、約300mmより大きく、約400mmより大きく、約500mmより大きく、約600mmより大きく、約700mmより大きく、または更に約800mmより大きな少なくとも1つの寸法を有し得る。別の実施形態では、グリーン体は、成形後のプロセスを制限するために、最終部品、例えば、成形ブロックとより近く合致する手法で構成され得る。
図1は、ブッシングブロック100を示す。ブッシングブロック100は、開口部110を含み得る。開口部110は、ブッシングブロック100の長さに沿って異なる形状または寸法を有し得る。また、ブッシングブロックの厚さに沿ってテーパ状とされ得る。特定の用途のニーズまたは要望を満たすために、他の形状が使用され得る。
グリーン体が形成された後、グリーン体は、オーブン、ヒーター、炉などで加熱されて、Cr2O3形成組成物を含む耐火物を形成し得る。加熱プロセスは、水分、溶媒、または別の揮発性成分が蒸発されるか、有機材料が気化されるか、またはそれらの任意の組み合わせの初期加熱を含み得る。初期加熱は、およそ100℃〜およそ300℃の範囲の温度でおよそ10時間〜およそ200時間の範囲の期間行われ得る。一実施形態では、初期加熱に続いて、グリーン体は、少なくとも約1400℃、例えば、少なくとも約1450℃、少なくとも約1500℃の温度で焼結され得る。別の実施形態では、初期加熱に続いて、グリーン体は、約1550℃以下または更に約1500℃以下の温度で焼結され得る。グリーン体は、およそ10時間〜およそ100時間の範囲の期間焼結されて、体を形成し得る。
別の実施形態では、焼結中の酸化クロムの揮発を制限するために、炉の雰囲気中の酸素含有量が調節され得る。例えば、炉の雰囲気の酸素の分圧(「pO2」)は、10−1気圧以下、例えば、10−3気圧以下、10−5気圧以下、10−7気圧以下、10−9気圧以下、10−11気圧以下、または更に10−13気圧以下であり得る。
焼結は、設定された持続時間で焼結サイクル中の複数の期間で特定の加熱速度で焼結温度までグリーン体を加熱すること、及び次いで焼結体を特定の冷却速度で冷却することを含み得る。
1つの特定の実施形態によれば、加熱速度は、少なくとも約1℃/時、例えば、少なくとも約3℃/時、少なくとも約5℃/時、少なくとも約8℃/時、少なくとも約10℃/時、少なくとも約13℃/時、少なくとも約15℃/時、少なくとも約18℃/時、少なくとも約20℃/時、少なくとも約23℃/時、少なくとも約25℃/時、少なくとも約28℃/時、または更に少なくとも約29℃/時であり得る。また他の実施形態によれば、加熱速度は、約30℃/時以下、例えば、約27℃/時以下、約25℃/時以下、約22℃/時以下、約20℃/時以下、約17℃/時以下、約15℃/時以下、約12℃/時以下、約10℃/時以下、約7℃/時以下、約5℃/時以下、または更に約2℃/時以下であり得る。加熱速度は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値であり得ることが理解される。加熱速度は、上記の最大値と最小値との間の任意の数値の間の範囲内の任意の値であり得ることが更に理解される。
また別の実施形態では、焼結サイクルの継続時間は、少なくとも約15日、例えば、少なくとも約20日、少なくとも約25日、少なくとも約30日、少なくとも約35日、少なくとも約40日、少なくとも約45日、少なくとも約50日、少なくとも約55日、少なくとも約60日、少なくとも約65日、少なくとも約70日、少なくとも約75日、少なくとも約80日、または更に少なくとも約85日であり得る。更に、焼結サイクル継続時間は、約90日以下、例えば、約85日以下、約80日以下、約75日以下、約70日以下、約65日以下、約60日以下、約55日以下、約50日以下、約45日以下、約40日以下、約35日以下、約30日以下、約25日以下、または更に約20日以下であり得る。焼結サイクルは、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の日数であり得ることが理解される。焼結サイクルは、上記の最大値及び最小値のいずれかの間の範囲内の任意の日数であり得ることが更に理解される。
1つの特定の実施形態によれば、冷却速度は、少なくとも約1℃/時、例えば、少なくとも約3℃/時、少なくとも約5℃/時、少なくとも約8℃/時、少なくとも約10℃/時、少なくとも約13℃/時、少なくとも約15℃/時、少なくとも約18℃/時、少なくとも約20℃/時、少なくとも約23℃/時、少なくとも約25℃/時、少なくとも約28℃/時、または更に少なくとも約29℃/時であり得る。また他の実施形態によれば、加熱速度は、約30℃/時以下、例えば、約27℃/時以下、約25℃/時以下、約22℃/時以下、約20℃/時以下、約17℃/時以下、約15℃/時以下、約12℃/時以下、約10℃/時以下、約7℃/時以下、約5℃/時以下、または更に約2℃/時以下であり得る。冷却速度は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値であり得ることが理解される。冷却速度は、上記の最大値と最小値との間の任意の数値の間の範囲内の任意の値であり得ることが更に理解される。
焼結後の体の形状は、一般に、焼結前のグリーン体の形状に対応する。それ故、その体は、グリーン体に関して先述したような形状のいずれかを有し得る。焼結の間に、いくらかの収縮が起こる場合があり、その体はグリーン体よりも小さい場合がある。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のCr2O3含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、少なくとも約80重量%、例えば、少なくとも約83重量%、少なくとも約85重量%、少なくとも約88重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約93重量%、または更に少なくとも約95重量%のCr2O3含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、形成組成物は、約98重量%以下、例えば、約97.5重量%以下、約97重量%以下、約96.5重量%以下、または更に約96重量%以下のCr2O3を有し得る。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のCr2O3含有量を有し得ることが理解される。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のCr2O3含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のAl2O3含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、少なくとも約0.7重量%、例えば、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、または更に少なくとも約4.0重量%のAl2O3含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、形成組成物は、約10重量%以下、例えば、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.2重量%以下、または更に約6.0重量%以下のAl2O3含有量を有し得る。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のAl2O3含有量を有し得ることが理解される。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のAl2O3含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のSiO2含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、少なくとも約0.3重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、または更に少なくとも約2.5重量%のSiO2含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、形成組成物は、約5重量%以下、例えば、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約4.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、または更に約2.7重量%以下のSiO2含有量を有し得る。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のSiO2含有量を有し得ることが理解される。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のSiO2含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のムライト含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、少なくとも約0.7重量%、例えば、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、または更に少なくとも約4.0重量%のムライト含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、形成組成物は、約10重量%以下、例えば、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.2重量%以下、または更に約6.0重量%以下のムライト含有量を有し得る。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のムライト含有量を有し得ることが理解される。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のムライト含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のTiO2含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、少なくとも約1.0重量%、例えば、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、または更に少なくとも約2.5重量%のTiO2含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、形成組成物は、約5.6重量%以下、例えば、約5.5重量%以下、約5.2重量%以下、約5.0重量%以下、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約3.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、または更に約2.7重量%以下のTiO2含有量を有し得る。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のTiO2含有量を有し得ることが理解される。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のTiO2含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のMgO含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.2重量%、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.4重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.6重量%、または更に少なくとも約0.7重量%のMgO含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、形成組成物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.9重量%以下、または更に約0.8重量%以下のMgO含有量を有し得る。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のMgO含有量を有し得ることが理解される。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のMgO含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のZrO2含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、少なくとも約4.0重量%、少なくとも約4.3重量%、少なくとも約4.5重量%、少なくとも約4.8重量%、または更に少なくとも約5.0重量%のZrO2含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、形成組成物は、約10重量%以下、例えば、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.0重量%以下、約5.7重量%以下、約5.5重量%以下、または更に約5.2重量%以下のZrO2含有量を有し得る。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のZrO2含有量を有し得ることが理解される。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のZrO2含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のグロッグ含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、少なくとも約1.0重量%、例えば、少なくとも約5重量%、少なくとも約10重量%、少なくとも約15重量%、少なくとも約20重量%、少なくとも約25重量%、または更に少なくとも約30重量%のグロッグ含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、形成組成物は、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、約50重量%以下、約45重量%以下、約40重量%以下、約35重量%以下、または更に約30重量%以下のグロッグ含有量を有し得る。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のグロッグ含有量を有し得ることが理解される。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のグロッグ含有量を有し得ることが更に理解される。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、特定の比FCCAl2O3/FCCSiO2(式中、FCCAl2O3は、形成組成物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、FCCSiO2は、形成組成物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を有し得る。例えば、形成組成物は、少なくとも約0.9、例えば、少なくとも約1.0、少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、少なくとも約1.3、少なくとも約1.4、少なくとも約1.5、少なくとも約1.8、少なくとも約2.0、少なくとも約2.3、少なくとも約2.5、少なくとも約2.8、少なくとも約3.0、少なくとも約3.3、少なくとも約3.5、少なくとも約3.8、少なくとも約4.0、少なくとも約4.5、少なくとも約4.8、または更に少なくとも約5.0の比FCCAl2O3/FCCSiO2を有し得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、約6.5以下、例えば、約6.2以下、約6.0以下、約5.7以下、約5.5以下、または更に約5.2以下の比FCCAl2O3/FCCSiO2を有し得る。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値の比FCCAl2O3/FCCSiO2を有し得ることが理解される。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内の比FCCAl2O3/FCCSiO2を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、比FCCZrO2/FCCAl2O3(式中、FCCZrO2は、形成組成物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、FCCAl2O3は、形成組成物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を有し得る。例えば、形成組成物は、少なくとも約0.1、例えば、少なくとも約0.5、少なくとも約1.0、少なくとも約1.5、または更に少なくとも約2.0の比FCCZrO2/FCCAl2O3を有し得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、約5以下、例えば、約4.5以下、約4.0以下、約3.5以下、約3.0以下、または更に約2.5以下の比FCCZrO2/FCCAl2O3を有し得る。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値の比FCCZrO2/FCCAl2O3を有し得ることが理解される。形成組成物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内の比FCCZrO2/FCCAl2O3を有し得ることが更に理解される。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のFe2O3含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のFe2O3含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、Fe2O3を本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のCaO含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のCaO含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、CaOを本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のNa2O含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のNa2O含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、Na2Oを本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のK2O含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%のK2O含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、K2Oを本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のHfO2含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のHfO2含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、HfO2を本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のMnO2含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のMnO2含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、MnO2を本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のNiO含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のNiO含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、NiOを本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の耐火物を形成するための形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での特定のV2O5含有量を有し得る。例えば、形成組成物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のV2O5含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、V2O5を本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、形成組成物は、形成組成物の総重量の重量%での組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5の特定の含有量を含み得る。例えば、形成組成物は、約1.5重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、例えば、約1.2重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、約1.0重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、約0.7重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、約0.5重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、約0.2重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、約0.1重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5を含み得る。また別の実施形態によれば、形成組成物は、組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5を実質的に含まない場合がある。
更に別の実施形態によれば、形成組成物は、例えば、希土類酸化物、アルカリ土類酸化物、アルカリ酸化物、及び本明細書に明示的に開示されていない任意の遷移金属酸化物などの金属酸化物の最小含有量を有し得る。希土類酸化物は、ランタニド系列からの希土類金属(すなわち、57〜71の原子番号を有する元素)を含む任意の酸化組成物、例えば、酸化ランタン、酸化セリウム、及び酸化ユーロピウムを含み得る。アルカリ土類酸化物は、第2族金属(すなわち、ベリリウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、及びラジウム)を含む任意の酸化組成物、例えば、酸化カルシウム及び酸化バリウムを含み得る。アルカリ酸化物は、第1族金属(すなわち、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、及びフランシウム)を含む任意の酸化組成物、例えば、酸化リチウム、酸化カリウム、及び酸化セシウムを含み得る。最小含有量の上記の任意の酸化物、例えば、希土類酸化物、アルカリ土類酸化物、アルカリ酸化物、及び本明細書に明示的に開示されていない任意の遷移金属酸化物を有する形成組成物は、形成組成物の総重量の約1重量%以下、例えば、約0.7重量%以下、約0.5重量%以下、または更に約0.2重量%以下の酸化物の含有量を有し得る。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のCr2O3含有量を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約80重量%、例えば、少なくとも約83重量%、少なくとも約85重量%、少なくとも約88重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約93重量%、または更に少なくとも約95重量%のCr2O3含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、耐火物は、約98重量%以下、例えば、約97.5重量%以下、約97重量%以下、約96.5重量%以下、または更に約96重量%以下のCr2O3含有量を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のCr2O3含有量を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のCr2O3含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のAl2O3含有量を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約0.7重量%、例えば、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、または更に少なくとも約4.0重量%のAl2O3含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、耐火物は、約10重量%以下、例えば、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.2重量%以下、または更に約6.0重量%以下のAl2O3含有量を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のAl2O3含有量を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のAl2O3含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のSiO2含有量を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約0.3重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、または更に少なくとも約2.5重量%のSiO2含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、耐火物は、約5重量%以下、例えば、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約4.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、または更に約2.7重量%以下のSiO2含有量を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のSiO2含有量を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のSiO2含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のTiO2含有量を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約1.0重量%、例えば、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、または更に少なくとも約2.5重量%のTiO2含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、耐火物は、約5.6重量%以下、例えば、約5.5重量%以下、約5.2重量%以下、約5.0重量%以下、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約3.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、または更に約2.7重量%以下のTiO2含有量を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のTiO2含有量を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のTiO2含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のMgO含有量を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.2重量%、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.4重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.6重量%、または更に少なくとも約0.7重量%のMgO含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、耐火物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.9重量%以下、または更に約0.8重量%以下のMgO含有量を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のMgO含有量を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のMgO含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のZrO2含有量を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、少なくとも約4.0重量%、少なくとも約4.3重量%、少なくとも約4.5重量%、少なくとも約4.8重量%、または更に少なくとも約5.0重量%のZrO2含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、耐火物は、約10重量%以下、例えば、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.0重量%以下、約5.7重量%以下、約5.5重量%以下、または更に約5.2重量%以下のZrO2含有量を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のZrO2含有量を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のZrO2含有量を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のグロッグ含有量を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約1.0重量%、例えば、少なくとも約5重量%、少なくとも約10重量%、少なくとも約15重量%、少なくとも約20重量%、少なくとも約25重量%、または更に少なくとも約30重量%のグロッグ含有量を有し得る。更に別の実施形態によれば、耐火物は、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、約50重量%以下、約45重量%以下、約40重量%以下、約35重量%以下、または更に約30重量%以下のグロッグ含有量を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のグロッグ含有量を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のグロッグ含有量を有し得ることが更に理解される。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、特定の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約0.9、例えば、少なくとも約1.0、少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、少なくとも約1.3、少なくとも約1.4、少なくとも約1.5、少なくとも約1.8、少なくとも約2.0、少なくとも約2.3、少なくとも約2.5、少なくとも約2.8、少なくとも約3.0、少なくとも約3.3、少なくとも約3.5、少なくとも約3.8、少なくとも約4.0、少なくとも約4.5、少なくとも約4.8、または更に少なくとも約5.0の比ROCAl2O3/ROCSiO2を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、約6.5以下、例えば、約6.2以下、約6.0以下、約5.7以下、約5.5以下、または更に約5.2以下の比ROCAl2O3/ROCSiO2を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値の比ROCAl2O3/ROCSiO2を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内の比ROCAl2O3/ROCSiO2を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、耐火物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約0.1、例えば、少なくとも約0.5、少なくとも約1.0、少なくとも約1.5、または更に少なくとも約2.0の比ROCZrO2/ROCAl2O3を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、約5以下、例えば、約4.5以下、約4.0以下、約3.5以下、約3.0以下、または更に約2.5以下の比ROCZrO2/ROCAl2O3を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値の比ROCZrO2/ROCAl2O3を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内の比ROCZrO2/ROCAl2O3を有し得ることが更に理解される。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のFe2O3含有量を有し得る。例えば、耐火物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のFe2O3含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、Fe2O3を本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のCaO含有量を有し得る。例えば、耐火物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のCaO含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、CaOを本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のNa2O含有量を有し得る。例えば、耐火物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のNa2O含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、Na2Oを本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のK2O含有量を有し得る。例えば、耐火物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のK2O含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、K2Oを本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のHfO2含有量を有し得る。例えば、耐火物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のHfO2含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、HfO2を本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のMnO2含有量を有し得る。例えば、耐火物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のMnO2含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、MnO2を本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のNiO含有量を有し得る。例えば、耐火物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のNiO含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、NiOを本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、耐火物の総重量の重量%での特定のV2O5含有量を有し得る。例えば、耐火物は、約1.0重量%以下、例えば、約0.8重量%以下、約0.5重量%以下、約0.4重量%以下、約0.3重量%以下、約0.2重量%以下、または更に約0.1重量%以下のV2O5含有量を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、V2O5を本質的に含まない場合がある。
また別の実施形態によれば、耐火物は、耐火物の総重量の重量%での組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5の特定の含有量を含み得る。例えば、耐火物は、約1.5重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、例えば、約1.2重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、約1.0重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、約0.7重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、約0.5重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、約0.2重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5、約0.1重量%以下の組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5を含み得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、組み合わされたFe2O3、CaO、Na2O、K2O、HfO2、MnO2、NiO、V2O5を実質的に含まない場合がある。
更に別の実施形態によれば、耐火物は、例えば、希土類酸化物、アルカリ土類酸化物、アルカリ酸化物、及び本明細書に明示的に開示されていない任意の遷移金属酸化物などの金属酸化物の最小含有量を有し得る。希土類酸化物は、ランタニド系列からの希土類金属(すなわち、57〜71の原子番号を有する元素)を含む任意の酸化組成物、例えば、酸化ランタン、酸化セリウム、及び酸化ユーロピウムを含み得る。アルカリ土類酸化物は、第2族金属(すなわち、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、及びラジウム)を含む任意の酸化組成物、例えば、酸化カルシウム及び酸化バリウムを含み得る。アルカリ酸化物は、第1族金属(すなわち、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、及びフランシウム)を含む任意の酸化組成物、例えば、酸化リチウム、酸化カリウム、及び酸化セシウムを含み得る。最小含有量の上記の任意の酸化物、例えば、希土類酸化物、アルカリ土類酸化物、アルカリ酸化物、及び本明細書に明示的に開示されていない任意の遷移金属酸化物を有する耐火物は、耐火物の総重量の約1重量%以下、例えば、約0.7重量%以下、約0.5重量%以下、または更に約0.2重量%以下の酸化物の含有量を有し得る。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、ASTM C373を使用して測定される耐火物の総体積の体積%での特定の多孔率を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約0.07体積%、例えば、少なくとも約0.1体積%、少なくとも約0.3体積%、少なくとも約0.5体積%、少なくとも約0.8体積%、少なくとも約1.0体積%、少なくとも約1.3体積%、少なくとも約1.5体積%、少なくとも約1.8体積%、少なくとも約2.0体積%、少なくとも約2.3体積%、少なくとも約2.5体積%、少なくとも約2.8体積%、少なくとも約3.0体積%、少なくとも約4.0体積%、少なくとも約5.0体積%、少なくとも約6.0体積%、少なくとも約7.0体積%、少なくとも約8.0体積%、少なくとも約9.0体積%、または更に少なくとも約10.0体積%の多孔率を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、約18体積%以下、例えば、約17体積%以下、約16体積%以下、約15体積%以下、約14体積%以下、約13体積%以下、約12体積%以下、または更に約11体積%以下の多孔率を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値の多孔率を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内の多孔率を有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、ASTM C373を使用して測定される特定の密度を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約4.1g/cm3、例えば、少なくとも約4.2g/cm3、少なくとも約4.3g/cm3、少なくとも約4.4/cm3、または更に少なくとも約4.5g/cm3の密度を有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、約4.8g/cm3以下、例えば、約4.7g/cm3以下、または更に4.6g/cm3以下の密度を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値の密度を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内の密度を有し得ることが更に理解される。
特定の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、ASTM D6272を使用して1200℃でMPaで測定される特定の破壊係数(MOR)を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約37MPa、例えば、少なくとも約38MPa、少なくとも約39MPa、少なくとも約40MPa、少なくとも約41MPa、少なくとも約42MPa、少なくとも約43MPa、少なくとも約44MPa、少なくとも約45MPa、少なくとも約46MPa、または更に少なくとも約47MPaのMORを有し得る。また別の実施形態によれば、耐火物は、約150MPa以下、例えば、約100MPa以下、または更に80MPa以下のMORを有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のMORを有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のMORを有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態によれば、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、ASTM D6272を使用して1200℃で測定される特定の弾性係数(MOE)を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約40GPa、例えば、少なくとも約45GPa、少なくとも約50GPa、少なくとも約55GPa、少なくとも約60GPa、少なくとも約65GPa、少なくとも約70GPa、少なくとも約75GPa、少なくとも約80GPa、少なくとも約85GPa、または更に少なくとも約90GPaをMOEを有し得る。また他の実施形態では、耐火物は、約120GPa以下、例えば、約115GPa以下、約110GPa以下、約105GPa以下、約100GPa以下、または更に約95GPa以下のMOEを有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値のMOEを有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内のMOEを有し得ることが更に理解される。
更に別の実施形態では、本明細書に記載の方法に従って形成される耐火物は、特定の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORは、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、ROMOEは、1200℃でGPaで測定される耐火物のMOEに等しい)を有し得る。例えば、耐火物は、少なくとも約0.5、例えば、少なくとも約0.6、少なくとも約0.7、少なくとも約0.8、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、または更に少なくとも約1.3の比ROMOR/(1000*ROMOE)を有し得る。更に別の実施形態によれば、耐火物は、約1.5以下、例えば、約1.45以下、または更に約1.4以下の比ROMOR/(1000*ROMOE)を有し得る。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値の比ROMOR/(1000*ROMOE)を有し得ることが理解される。耐火物は、上記の最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内の比ROMOR/(1000*ROMOE)を有し得ることが理解される。
多くの異なる態様及び実施形態が可能である。それらの態様及び実施形態のいくつかは、本明細書に記載されている。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様及び実施形態が単なる例示であり、本発明の範囲を限定しないことを理解する。実施形態は、以下に列挙される実施形態のうちのいずれか1つ以上に従い得る。
実施形態1.耐火物であって、耐火物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約0.7重量%かつ約10.0重量%以下のAl2O3含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約0.3重量%かつ約5.0重量%以下のSiO2含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、1200℃で測定される少なくとも約37MPaのMORと、を含む、耐火物。
実施形態2.耐火物であって、耐火物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約0.7重量%かつ約10.0重量%以下のAl2O3含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約0.3重量%かつ約5.0重量%以下のSiO2含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、少なくとも約0.5の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORが、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、ROMOEが、1200℃でGPaで測定される耐火物のMOEに等しい)と、を含む、耐火物。
実施形態3.耐火物であって、耐火物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、少なくとも約1かつ約8以下の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)と、を含む、耐火物。
実施形態4.耐火物は、1200℃で測定される少なくとも約37MPa、少なくとも約38MPa、少なくとも約39MPa、少なくとも約40MPa、少なくとも約41MPa、少なくとも約42MPa、少なくとも約43MPa、少なくとも約44MPa、少なくとも約45MPa、少なくとも約46MPa、及び少なくとも約47MPaのMORを更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態5.耐火物が、約150MPa以下、約100MPa以下、80MPa以下のMORを更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態6.耐火物が、少なくとも約0.5、少なくとも約0.6、少なくとも約0.7、少なくとも約0.8、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、及び少なくとも約1.3の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORは、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、RMOEは、1200℃で測定されるGPaでの耐火物のMOEに等しい)を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態7.耐火物が、約1.5以下、約1.45以下、及び約1.4以下の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORは、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、ROMOEは、1200℃で測定されるGPaでの耐火物のMOEに等しい)を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態8.耐火物が、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、少なくとも約1.3、少なくとも約1.4、少なくとも約1.5、少なくとも約1.8、少なくとも約2.0、少なくとも約2.3、少なくとも約2.5、少なくとも約2.8、少なくとも約3.0、少なくとも約3.3、少なくとも約3.5、少なくとも約3.8、少なくとも約4.0、少なくとも約4.5、少なくとも約4.8、及び少なくとも約5.0の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態9.耐火物が、約6.5以下、約6.2以下、約6.0以下、約5.7以下、約5.5以下、及び約5.2以下の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態10.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約80重量%、少なくとも約83重量%、少なくとも約85重量%、少なくとも約88重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約93重量%、及び少なくとも約95重量%のCr2O3含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態11.耐火物が、耐火物の総重量の約98重量%以下、約97.5重量%以下、約97重量%以下、約96.5重量%以下、及び約96重量%以下のCr2O3含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態12.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約0.7重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、及び少なくとも約4.0重量%のAl2O3含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態13.耐火物が、耐火物の総重量の約10重量%以下、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.2重量%以下、及び約6.0重量%以下のAl2O3含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態14.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、及び少なくとも約2.5重量%のSiO2含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態15.耐火物が、耐火物の総重量の約5重量%以下、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約4.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、及び約2.7重量%以下のSiO2含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態16.耐火物は、耐火物の総重量の少なくとも1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、及び少なくとも約2.5重量%のTiO2含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態17.耐火物が、耐火物の総重量の約5.6重量%以下、約5.5重量%以下、約5.2重量%以下、約5.0重量%以下、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約3.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、約2.7重量%以下のTiO2含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態18.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.2重量%、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.4重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.6重量%、及び少なくとも約0.7重量%のMgO含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態19.耐火物が、耐火物の総重量の約1.0重量%以下、約0.9重量%以下、及び約0.8重量%以下のMgO含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態20.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、少なくとも約4.0重量%、少なくとも約4.3重量%、少なくとも約4.5重量%、少なくとも約4.8重量%、及び少なくとも約5.0重量%のZrO2の含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態21.耐火物が、耐火物の総重量の約10重量%以下、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.0重量%以下、約5.7重量%以下、約5.5重量%以下、約5.2重量%以下のZrO2含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態22.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約1.0重量%、少なくとも約5重量%、少なくとも約10重量%、少なくとも約15重量%、少なくとも約20重量%、少なくとも約25重量%、及び少なくとも約30重量%のグロッグ含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態23.耐火物が、耐火物の総重量の約60重量%以下、約55重量%以下、約50重量%以下、約45重量%以下、約40重量%以下、約35重量%以下、約30重量%以下のグロッグ含有量を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態24.耐火物が、少なくとも約0.1、少なくとも約0.5、少なくとも約1.0、少なくとも約1.5、少なくとも約2.0の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、耐火物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態25.耐火物が、約5以下、約4.5以下、約4.0以下、約3.5以下、約3.0以下、約2.5以下の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、耐火物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態26.耐火物が、耐火物の総体積の少なくとも約0.07体積%、少なくとも約0.1体積%、少なくとも約0.3体積%、少なくとも約0.5体積%、少なくとも約0.8体積%、少なくとも約1.0体積%、少なくとも約1.3体積%、少なくとも約1.5体積%、少なくとも約1.8体積%、少なくとも約2.0体積%、少なくとも約2.3体積%、少なくとも約2.5体積%、少なくとも約2.8体積%、少なくとも約3.0体積%、少なくとも約4.0体積%、少なくとも約5.0体積%、少なくとも約6.0体積%、少なくとも約7.0体積%、少なくとも約8.0体積%、少なくとも約9.0体積%、及び少なくとも約10.0体積%の多孔率を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態27.耐火物が、耐火物の総体積の約18体積%以下、約17体積%以下、約16体積%以下、約15体積%以下、約14体積%以下、約13体積%以下、約12体積%以下、及び約11体積%以下の多孔率を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態28.耐火物が、少なくとも約4.1g/cm3、少なくとも約4.2g/cm3、少なくとも約4.3g/cm3、少なくとも約4.4g/cm3、及び少なくとも約4.5g/cm3の密度を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態29.耐火物が、約4.8g/cm3以下、約4.7g/cm3以下、及び約4.6g/cm3以下の密度を更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態30.耐火物が、1200℃で測定される少なくとも約40GPa、少なくとも約45GPa、少なくとも約50GPa、少なくとも約55GPa、少なくとも約60GPa、少なくとも約65GPa、少なくとも約70GPa、少なくとも約75GPa、少なくとも約80GPa、少なくとも約85GPa、及び少なくとも約90GPaのMOEを更に含み得る、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態31.耐火物が、1200℃で測定される約120GPa以下、約115GPa以下、約110GPa以下、約105GPa以下、約100GPa以下、及び約95GPa以下のMOEを更に含む、実施形態1、2、及び3のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態32.Cr2O3組成物を提供することと、Cr2O3組成物を耐火物に形成することと、を含む、耐火物を形成する方法であって、耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約0.7重量%かつ約10.0重量%以下のAl2O3含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約0.3重量%かつ約5.0重量%以下のSiO2含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、1200℃で測定される少なくとも約37MPaのMORと、を含む、方法。
実施形態33.Cr2O3組成物を提供することと、Cr2O3組成物を耐火物に形成することと、を含む、耐火物を形成する方法であって、耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約0.7重量%かつ約10.0重量%以下のAl2O3含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約0.3重量%かつ約5.0重量%以下のSiO2含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、少なくとも約0.5の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORが、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、ROMOEが、1200℃でGPaで測定される耐火物のMOEに等しい)と、を含む、方法。
実施形態34.Cr2O3組成物を提供することと、Cr2O3組成物を耐火物に形成することと、を含む、耐火物を形成する方法であって、耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、耐火物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、少なくとも約1かつ約8以下の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)と、を含む、方法。
実施形態35.耐火物が、1200℃で測定される少なくとも約37MPa、少なくとも約38MPa、少なくとも約39MPa、少なくとも約40MPa、少なくとも約41MPa、少なくとも約42MPa、少なくとも約43MPa、少なくとも約44MPa、少なくとも約45MPa、少なくとも約46MPa、及び少なくとも約47MPaのMORを更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態36.耐火物が、約150MPa以下、約100MPa以下、及び80MPa以下のMORを更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態37.耐火物が、少なくとも約0.5、少なくとも約0.6、少なくとも約0.7、少なくとも約0.8、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、及び少なくとも約1.3の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORが、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、RMOEが、1200℃で測定されるGPaでの耐火物のMOEに等しい)を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態38.耐火物が、約1.5以下、約1.45以下、及び約1.4以下の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORは、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、ROMOEは、1200℃で測定されるGPaでの耐火物のMOEに等しい)を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態39.耐火物が、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、少なくとも約1.3、少なくとも約1.4、少なくとも約1.5、少なくとも約1.8、少なくとも約2.0、少なくとも約2.3、少なくとも約2.5、少なくとも約2.8、少なくとも約3.0、少なくとも約3.3、少なくとも約3.5、少なくとも約3.8、少なくとも約4.0、少なくとも約4.5、少なくとも約4.8、及び少なくとも約5.0の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態40.耐火物が、約6.5以下、約6.2以下、約6.0以下、約5.7以下、約5.5以下、及び約5.2以下の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態41.耐火物は、耐火物の総重量の少なくとも約80重量%、少なくとも約83重量%、少なくとも約85重量%、少なくとも約88重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約93重量%、及び少なくとも約95重量%のCr2O3含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態42.耐火物が、耐火物の総重量の約98重量%以下、約97.5重量%以下、約97重量%以下、約96.5重量%以下、及び約96重量%以下のCr2O3含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態43.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約0.7重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、及び少なくとも約4.0重量%のAl2O3含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態44.耐火物が、耐火物の総重量の約10重量%以下、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.2重量%以下、及び約6.0重量%以下のAl2O3含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態45.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、及び少なくとも約2.5重量%のSiO2含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態46.耐火物が、耐火物の総重量の約5重量%以下、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約4.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、及び約2.7重量%以下のSiO2含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態47.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、及び少なくとも約2.5重量%のTiO2含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態48.耐火物が、耐火物の総重量の約5.6重量%以下、約5.5重量%以下、約5.2重量%以下、約5.0重量%以下、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約3.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、及び約2.7重量%以下のTiO2含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態49.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.2重量%、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.4重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.6重量%、及び少なくとも約0.7重量%のMgO含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態50.耐火物が、耐火物の総重量の約1.0重量%以下、約0.9重量%以下、及び約0.8重量%以下のMgO含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態51.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、少なくとも約4.0重量%、少なくとも約4.3重量%、少なくとも約4.5重量%、少なくとも約4.8重量%、及び少なくとも約5.0重量%のZrO2含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態52.耐火物が、耐火物の総重量の約10重量%以下、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.0重量%以下、約5.7重量%以下、約5.5重量%以下、及び約5.2重量%以下のZrO2含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態53.耐火物が、耐火物の総重量の少なくとも約1.0重量%、少なくとも約5重量%、少なくとも約10重量%、少なくとも約15重量%、少なくとも約20重量%、少なくとも約25重量%、及び少なくとも約30重量%のグロッグ含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態54.耐火物が、耐火物の総重量の約60重量%以下、約55重量%以下、約50重量%以下、約45重量%以下、約40重量%以下、約35重量%以下、及び約30重量%以下のグロッグ含有量を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態55.耐火物が、少なくとも約0.1、少なくとも約0.5、少なくとも約1.0、少なくとも約1.5、少なくとも約2.0の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、耐火物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態56.耐火物が、約5以下、約4.5以下、約4.0以下、約3.5以下、約3.0以下、約2.5以下の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、耐火物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態57.耐火物が、耐火物の総体積の少なくとも約0.07体積%、少なくとも約0.1体積%、少なくとも約0.3体積%、少なくとも約0.5体積%、少なくとも約0.8体積%、少なくとも約1.0体積%、少なくとも約1.3体積%、少なくとも約1.5体積%、少なくとも約1.8体積%、少なくとも約2.0体積%、少なくとも約2.3体積%、少なくとも約2.5体積%、少なくとも約2.8体積%、少なくとも約3.0体積%、少なくとも約4.0体積%、少なくとも約5.0体積%、少なくとも約6.0体積%、少なくとも約7.0体積%、少なくとも約8.0体積%、少なくとも約9.0体積%、及び少なくとも約10.0体積%の多孔率を含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態58.耐火物が、耐火物の総体積の約18体積%以下、約17体積%以下、約16体積%以下、約15体積%以下、約14体積%以下、約13体積%以下、約12体積%以下、及び約11体積%以下の多孔率を更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの方法。
実施形態59.耐火物が、少なくとも約4.1g/cm3、少なくとも約4.2g/cm3、少なくとも約4.3g/cm3、少なくとも約4.4g/cm3、及び少なくとも約4.5g/cm3の密度を更に含む、請求項32、33、及び34のうちのいずれか1つに記載の方法。
実施形態60.耐火物が、約4.8g/cm3以下、約4.7g/cm3以下、及び約4.6g/cm3以下の密度を更に含む、請求項32、33、及び34のうちのいずれか1つに記載の方法。
実施形態61.耐火物が、1200℃で測定される少なくとも約40GPa、少なくとも約45GPa、少なくとも約50GPa、少なくとも約55GPa、少なくとも約60GPa、少なくとも約65GPa、少なくとも約70GPa、少なくとも約75GPa、少なくとも約80GPa、少なくとも約85GPa、及び少なくとも約90GPaのMOEを更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態62.耐火物が、1200℃で測定される約120GPa以下、約115GPa以下、約110GPa以下、約105GPa以下、約100GPa以下、及び約95GPa以下のMOEを更に含む、実施形態32、33、及び34のうちのいずれか1つに記載の方法。
実施形態63.耐火物であって、耐火物が、形成組成物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約0.7重量%かつ約10.0重量%以下のAl2O3含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約0.3重量%かつ約5.0重量%以下のSiO2含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、を含む形成組成物から形成され、耐火物が、1200℃で測定される少なくとも約37MPaのMORを有する、耐火物。
実施形態64.形成組成物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約0.7重量%かつ約10.0重量%以下のAl2O3含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約0.3重量%かつ約5.0重量%以下のSiO2含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、を含む形成組成物から形成される耐火物であって、耐火物が、少なくとも約0.5の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORが、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、ROMOEが、1200℃でGPaで測定される耐火物のMOEに等しい)を有する、耐火物。
実施形態65.形成組成物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、を含む形成組成物から形成される耐火物であって、耐火物が、少なくとも約1かつ約8以下の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を含む、耐火物。
実施形態66.耐火物が、1200℃で測定される少なくとも約37MPa、少なくとも約38MPa、少なくとも約39MPa、少なくとも約40MPa、少なくとも約41MPa、少なくとも約42MPa、少なくとも約43MPa、少なくとも約44MPa、少なくとも約45MPa、少なくとも約46MPa、及び少なくとも約47MPaのMORを更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態67.耐火物が、約150MPa以下、約100MPa以下、80MPa以下のMORを更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態68.耐火物が、少なくとも約0.5、少なくとも約0.6、少なくとも約0.7、少なくとも約0.8、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、及び少なくとも約1.3の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORは、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、RMOEは、1200℃で測定されるGPaでの耐火物のMOEに等しい)を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態69.耐火物が、約1.5以下、約1.45以下、約1.4以下の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORは、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、ROMOEは、1200℃で測定されるGPaでの耐火物のMOEに等しい)を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態70.耐火物が、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、少なくとも約1.3、少なくとも約1.4、少なくとも約1.5、少なくとも約1.8、少なくとも約2.0、少なくとも約2.3、少なくとも約2.5、少なくとも約2.8、少なくとも約3.0、少なくとも約3.3、少なくとも約3.5、少なくとも約3.8、少なくとも約4.0、少なくとも約4.5、少なくとも約4.8、及び少なくとも約5.0の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態71.耐火物が、約6.5以下、約6.2以下、約6.0以下、約5.7以下、約5.5以下、及び約5.2以下の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態72.形成組成物が、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、少なくとも約1.3、少なくとも約1.4、少なくとも約1.5、少なくとも約1.8、少なくとも約2.0、少なくとも約2.3、少なくとも約2.5、少なくとも約2.8、少なくとも約3.0、少なくとも約3.3、少なくとも約3.5、少なくとも約3.8、少なくとも約4.0、少なくとも約4.5、少なくとも約4.8、及び少なくとも約5.0の比FCCAl2O3/FCCSiO2(式中、FCCAl2O3は、形成組成物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、FCCSiO2は、形成組成物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態73.形成組成物が、約6.5以下、約6.2以下、約6.0以下、約5.7以下、約5.5以下、及び約5.2以下の比FCCAl2O3/FCCSiO2(式中、FCCAl2O3は、形成組成物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、FCCSiO2は、形成組成物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態74.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約80重量%、少なくとも約83重量%、少なくとも約85重量%、少なくとも約88重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約93重量%、及び少なくとも約95重量%のCr2O3含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態75.形成組成物が、形成組成物の総重量の約98重量%以下、約97.5重量%以下、約97重量%以下、約96.5重量%以下、及び約96重量%以下のCr2O3含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態76.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約0.7重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、及び少なくとも約4.0重量%のAl2O3含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態77.形成組成物が、形成組成物の総重量の約10重量%以下、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.2重量%以下、及び約6.0重量%以下のAl2O3含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態78.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、及び少なくとも約2.5重量%のSiO2含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態79.形成組成物が、形成組成物の総重量の約5重量%以下、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約4.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、及び約2.7重量%以下のSiO2含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態80.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、及び少なくとも約2.5重量%のTiO2含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態81.形成組成物が、形成組成物の総重量の約5.6重量%以下、約5.5重量%以下、約5.2重量%以下、約5.0重量%以下、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約3.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、及び約2.7重量%以下のTiO2含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態82.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.2重量%、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.4重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.6重量%、及び少なくとも約0.7重量%のMgO含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態83.形成組成物が、形成組成物の総重量の約1.0重量%以下、約0.9重量%以下、及び約0.8重量%以下のMgO含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態84.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、少なくとも約4.0重量%、少なくとも約4.3重量%、少なくとも約4.5重量%、少なくとも約4.8重量%、及び少なくとも約5.0重量%のZrO2含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態85.形成組成物が、形成組成物の総重量の約10重量%以下、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.0重量%以下、約5.7重量%以下、約5.5重量%以下、及び約5.2重量%以下のZrO2含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態86.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約1.0重量%、少なくとも約5重量%、少なくとも約10重量%、少なくとも約15重量%、少なくとも約20重量%、少なくとも約25重量%、及び少なくとも約30重量%のグロッグ含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態87.形成組成物が、形成組成物の総重量の約60重量%以下、約55重量%以下、約50重量%以下、約45重量%以下、約40重量%以下、約35重量%以下、及び約30重量%以下のグロッグ含有量を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態88.形成組成物が、少なくとも約0.1、少なくとも約0.5、少なくとも約1.0、少なくとも約1.5、及び少なくとも約2.0の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、形成組成物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、形成組成物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態89.形成組成物が、約5以下、約4.5以下、約4.0以下、約3.5以下、約3.0以下、約2.5以下の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、形成組成物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、形成組成物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態90.耐火物が、少なくとも約0.1、少なくとも約0.5、少なくとも約1.0、少なくとも約1.5、及び少なくとも約2.0の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、耐火物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態91.耐火物が、約5以下、約4.5以下、約4.0以下、約3.5以下、約3.0以下、及び約2.5以下の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、耐火物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態92.耐火物が、耐火物の総体積の少なくとも約0.07体積%、少なくとも約0.1体積%、少なくとも約0.3体積%、少なくとも約0.5体積%、少なくとも約0.8体積%、少なくとも約1.0体積%、少なくとも約1.3体積%、少なくとも約1.5体積%、少なくとも約1.8体積%、少なくとも約2.0体積%、少なくとも約2.3体積%、少なくとも約2.5体積%、少なくとも約2.8体積%、少なくとも約3.0体積%、少なくとも約4.0体積%、少なくとも約5.0体積%、少なくとも約6.0体積%、少なくとも約7.0体積%、少なくとも約8.0体積%、少なくとも約9.0体積%、及び少なくとも約10.0体積%の多孔率を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態93.耐火物が、耐火物の総体積の約18体積%以下、約17体積%以下、約16体積%以下、約15体積%以下、約14体積%以下、約13体積%以下、約12体積%以下、及び約11体積%以下の多孔率を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態94.耐火物が、少なくとも約4.1g/cm3、少なくとも約4.2g/cm3、少なくとも約4.3g/cm3、少なくとも約4.4g/cm3、及び少なくとも約4.5g/cm3の密度を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態95.耐火物が、約4.8g/cm3以下、約4.7g/cm3以下、及び約4.6g/cm3以下の密度を更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態96.耐火物が、1200℃で測定される少なくとも約40GPa、少なくとも約45GPa、少なくとも約50GPa、少なくとも約55GPa、少なくとも約60GPa、少なくとも約65GPa、少なくとも約70GPa、少なくとも約75GPa、少なくとも約80GPa、少なくとも約85GPa、及び少なくとも約90GPaのMOEを更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態97.耐火物が、1200℃で測定される約120GPa以下、約115GPa以下、約110GPa以下、約105GPa以下、約100GPa以下、及び約95GPa以下のMOEを更に含む、実施形態63、64、及び65のうちのいずれか1つの耐火物。
実施形態98.耐火物を形成する方法であって、形成組成物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約0.7重量%かつ約10.0重量%以下のAl2O3含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約0.3重量%かつ約5.0重量%以下のSiO2含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、を含む形成組成物を提供することと、形成組成物を1200℃で測定される少なくとも約37MPaのMORを有する耐火物に形成することと、を含む、方法。
実施形態99.耐火物を形成する方法であって、形成組成物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約0.7重量%かつ約10.0重量%以下のAl2O3含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約0.3重量%かつ約5.0重量%以下のSiO2含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、を含む形成組成物を提供することと、形成組成物を耐火物に形成することであって、耐火物が、1200℃で測定される約120GPa以下、約115GPa以下、約110GPa以下、約105GPa以下、約100GPa以下、及び約95GPa以下のMOEを更に含む、形成することと、を含む、方法。
実施形態100.耐火物を形成する方法であって、形成組成物の総重量の少なくとも約80重量%のCr2O3含有量と、形成組成物の総重量の少なくとも約1.0重量%かつ約5.6重量%以下のTiO2のTiO2含有量と、を含む形成組成物を提供することと、形成組成物を、少なくとも約1かつ約8以下の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を含む耐火物に形成することと、を含む、方法。
実施形態101.耐火物が、1200℃で測定される少なくとも約37MPa、少なくとも約38MPa、少なくとも約39MPa、少なくとも約40MPa、少なくとも約41MPa、少なくとも約42MPa、少なくとも約43MPa、少なくとも約44MPa、少なくとも約45MPa、少なくとも約46MPa、及び少なくとも約47MPaのMORを更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態102.耐火物が、約150MPa以下、約100MPa以下、80MPa以下のMORを更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態103.耐火物が、少なくとも約0.5、少なくとも約0.6、少なくとも約0.7、少なくとも約0.8、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、及び少なくとも約1.3の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORが、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、RMOEが、1200℃で測定されるGPaでの耐火物のMOEに等しい)を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態104.耐火物が、約1.5以下、約1.45以下、及び約1.4以下の比ROMOR/(1000*ROMOE)(式中、ROMORは、1200℃でMPaで測定される耐火物のMORに等しく、ROMOEは、1200℃で測定されるGPaでの耐火物のMOEに等しい)を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態105.耐火物が、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、少なくとも約1.3、少なくとも約1.4、少なくとも約1.5、少なくとも約1.8、少なくとも約2.0、少なくとも約2.3、少なくとも約2.5、少なくとも約2.8、少なくとも約3.0、少なくとも約3.3、少なくとも約3.5、少なくとも約3.8、少なくとも約4.0、少なくとも約4.5、少なくとも約4.8、及び少なくとも約5.0の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態106.耐火物が、約6.5以下、約6.2以下、約6.0以下、約5.7以下、約5.5以下、及び約5.2以下の比ROCAl2O3/ROCSiO2(式中、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、ROCSiO2は、耐火物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態107.形成組成物が、少なくとも約0.9、少なくとも約1.0、少なくとも約1.1、少なくとも約1.2、少なくとも約1.3、少なくとも約1.4、少なくとも約1.5、少なくとも約1.8、少なくとも約2.0、少なくとも約2.3、少なくとも約2.5、少なくとも約2.8、少なくとも約3.0、少なくとも約3.3、少なくとも約3.5、少なくとも約3.8、少なくとも約4.0、少なくとも約4.5、少なくとも約4.8、及び少なくとも約5.0の比FCCAl2O3/FCCSiO2(式中、FCCAl2O3は、形成組成物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、FCCSiO2は、形成組成物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態108.形成組成物が、約6.5以下、約6.2以下、約6.0以下、約5.7以下、約5.5以下、及び約5.2以下の比FCCAl2O3/FCCSiO2(式中、FCCAl2O3は、形成組成物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表し、FCCSiO2は、形成組成物の総重量の重量%でのSiO2の含有量を表す)を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態109.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約80重量%、少なくとも約83重量%、少なくとも約85重量%、少なくとも約88重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約93重量%、及び少なくとも約95重量%のCr2O3を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態110.形成組成物が、形成組成物の総重量の約98重量%以下、約97.5重量%以下、約97重量%以下、約96.5重量%以下、及び約96重量%以下のCr2O3含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態111.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約0.7重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、及び少なくとも約4.0重量%のAl2O3を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態112.形成組成物が、形成組成物の総重量の約10重量%以下、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.2重量%以下、及び約6.0重量%以下のAl2O3含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態113.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、及び少なくとも約2.5重量%のSiO2含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態114.形成組成物が、形成組成物の総重量の約5重量%以下、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約4.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、及び約2.7重量%以下のSiO2含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態115.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、及び少なくとも約2.5重量%のTiO2含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態116.形成組成物が、形成組成物の総重量の約5.6重量%以下、約5.5重量%以下、約5.2重量%以下、約5.0重量%以下、約4.7重量%以下、約4.5重量%以下、約4.2重量%以下、約3.0重量%以下、約3.7重量%以下、約3.5重量%以下、約3.2重量%以下、約3.0重量%以下、及び約2.7重量%以下のTiO2含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態117.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.2重量%、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.4重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.6重量%、及び少なくとも約0.7重量%のMgO含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態118.形成組成物が、形成組成物の総重量の約1.0重量%以下、約0.9重量%以下、及び約0.8重量%以下のMgO含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態119.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.3重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約0.8重量%、少なくとも約1.0重量%、少なくとも約1.3重量%、少なくとも約1.5重量%、少なくとも約1.8重量%、少なくとも約2.0重量%、少なくとも約2.3重量%、少なくとも約2.5重量%、少なくとも約2.8重量%、少なくとも約3.0重量%、少なくとも約3.3重量%、少なくとも約3.5重量%、少なくとも約3.8重量%、少なくとも約4.0重量%、少なくとも約4.3重量%、少なくとも約4.5重量%、少なくとも約4.8重量%、及び少なくとも約5.0重量%のZrO2含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態120.形成組成物が、形成組成物の総重量の約10重量%以下、約9.7重量%以下、約9.5重量%以下、約9.2重量%以下、約9.0重量%以下、約8.7重量%以下、約8.5重量%以下、約8.2重量%以下、約8.0重量%以下、約7.7重量%以下、約7.5重量%以下、約7.2重量%以下、約7.0重量%以下、約6.7重量%以下、約6.5重量%以下、約6.0重量%以下、約5.7重量%以下、約5.5重量%以下、及び約5.2重量%以下のZrO2含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態121.形成組成物が、形成組成物の総重量の少なくとも約1.0重量%、少なくとも約5重量%、少なくとも約10重量%、少なくとも約15重量%、少なくとも約20重量%、少なくとも約25重量%、及び少なくとも約30重量%のグロッグ含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態122.形成組成物が、形成組成物の総重量の約60重量%以下、約55重量%以下、約50重量%以下、約45重量%以下、約40重量%以下、約35重量%以下、及び約30重量%以下のグロッグ含有量を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態123.形成組成物が、少なくとも約0.1、少なくとも約0.5、少なくとも約1.0、少なくとも約1.5、及び少なくとも約2.0の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、形成組成物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、形成組成物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態124.形成組成物が、少なくとも約0.1、少なくとも約0.5、少なくとも約1.0、少なくとも約1.5、及び少なくとも約2.0の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、形成組成物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、形成組成物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態125.耐火物が、少なくとも約0.1、少なくとも約0.5、少なくとも約1.0、少なくとも約1.5、及び少なくとも約2.0の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、耐火物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態126.耐火物が、約5以下、約4.5以下、約4.0以下、約3.5以下、約3.0以下、及び約2.5以下の比ROCZrO2/ROCAl2O3(式中、ROCZrO2は、耐火物の総重量の重量%でのZrO2の含有量を表し、ROCAl2O3は、耐火物の総重量の重量%でのAl2O3の含有量を表す)を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態127.耐火物が、耐火物の総体積の少なくとも約0.07体積%、少なくとも約0.1体積%、少なくとも約0.3体積%、少なくとも約0.5体積%、少なくとも約0.8体積%、少なくとも約1.0体積%、少なくとも約1.3体積%、少なくとも約1.5体積%、少なくとも約1.8体積%、少なくとも約2.0体積%、少なくとも約2.3体積%、少なくとも約2.5体積%、少なくとも約2.8体積%、少なくとも約3.0体積%、少なくとも約4.0体積%、少なくとも約5.0体積%、少なくとも約6.0体積%、少なくとも約7.0体積%、少なくとも約8.0体積%、少なくとも約9.0体積%、及び少なくとも約10.0体積%の多孔率を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態128.耐火物が、耐火物の総体積の約18体積%以下、約17体積%以下、約16体積%以下、約15体積%以下、約14体積%以下、約13体積%以下、約12体積%以下、及び約11体積%以下の多孔率を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態129.耐火物が、少なくとも約4.1g/cm3、少なくとも約4.2g/cm3、少なくとも約4.3g/cm3、少なくとも約4.4g/cm3、及び少なくとも約4.5g/cm3の密度を更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態130.耐火物が、約4.8g/cm3以下、約4.7g/cm3以下、及び約4.6g/cm3以下の密度を更に含む、請求項98、99、及び100のうちのいずれか1つに記載の方法。
実施形態131.耐火物が、1200℃で測定される少なくとも約40GPa、少なくとも約45GPa、少なくとも約50GPa、少なくとも約55GPa、少なくとも約60GPa、少なくとも約65GPa、少なくとも約70GPa、少なくとも約75GPa、少なくとも約80GPa、少なくとも約85GPa、及び少なくとも約90GPaのMOEを更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。
実施形態132.耐火物が、1200℃で測定される約120GPa以下、約115GPa以下、約110GPa以下、約105GPa以下、約100GPa以下、及び約95GPa以下のMOEを更に含む、実施形態98、99、及び100のうちのいずれか1つの方法。