JP6753675B2 - 電極形成用組成物、ならびにこれを用いて製造された電極および太陽電池 - Google Patents

電極形成用組成物、ならびにこれを用いて製造された電極および太陽電池 Download PDF

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Description

本発明は、電極形成用組成物、ならびにこれを用いて製造された電極および太陽電池に関する。
太陽電池は、太陽光の光子(photon)を電気に変換させるpn接合の光電効果を利用して電気エネルギーを発生させる。太陽電池は、pn接合が構成される半導体基板(半導体ウエハ)の上下面に、それぞれ前面電極と後面電極とが形成されている。太陽電池は、基板に入射する太陽光によってpn接合の光電効果が引き起こされ、これにより発生した電子が電極を通して外部に流れる電流を提供する。
このような太陽電池の電極は、電極形成用組成物を塗布し、パターニングおよび焼成を行うことによって、基板の表面に一定パターンに形成される。
太陽電池の変換効率を向上させるために、基板との接触性を向上させて、接触抵抗(Rc)と直列抵抗(Rs)とを最小化させる方法や、有機物でスクリーンマスク(screen mask)のパターンの線幅を小さく調整することにより、微細線幅(fine line)を形成して短絡電流(Isc)を高める方法が知られている。しかし、スクリーンマスクを用いて電極パターンの線幅を減少させる方法は、直列抵抗(Rs)の上昇を誘発し、微細パターンの連続印刷性を低下させることがある。
上記電極形成用組成物は、印刷に適した粘度およびレオロジー特性を付与するために有機ビヒクルを含むが、有機ビヒクルとしては、通常、有機バインダー、溶剤などを含むことができる。
分散性と保存安定性とを高めるための方策として、有機バインダーの含有量を高めたり、高分子量の有機バインダーを使用したりする方法が挙げられる。
しかしながら、有機バインダーの含有量を高める場合には、電極形成時に抵抗が高くなり得、高分子量の有機バインダーを使用する場合には、高剪断速度(high shear rate)においても粘度が高くなってテーリング(tailing、裾引き)現象および印刷不良が発生し得るという問題がある。
韓国公開特許第10−2012−0129698号公報
本発明は、高解像度の微細パターンの形成が可能で、印刷特性に優れ、分散性と保存安定性とに優れた電極形成用組成物を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、前記電極形成用組成物電極を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、前記電極を含む太陽電池を提供することにある。
本発明の一実施形態によれば、導電性粉末、ガラスフリット、有機バインダー、および溶媒を含む電極形成用組成物であって、
前記有機バインダーは、下記化学式1Aで表される構造単位および下記化学式1Bで表される構造単位の少なくとも一方を含む第1構造単位と、下記化学式2で表される第2構造単位と、を有する高分子を含む電極形成用組成物を提供する。
上記化学式1A中、
11は、水素原子またはメチル基であり、
12およびR13は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは非置換の直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1〜10のアルキル基、または置換もしくは非置換の炭素数6〜12のアリール基であり、
上記化学式1B中、
21は、水素原子またはメチル基であり、
22、R23、R24、R25、R26およびR27は、それぞれ独立して、水素原子、または直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1〜10のアルキル基であり、
上記化学式2中、
31は、水素原子またはメチル基であり、
32は、置換もしくは非置換の直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数2〜20のアルキレン基、エステル基と隣接しない少なくとも1つのメチレン基が−O−、−S−、−C(=O)−、−S(=O)−、−S(=O)−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、および−C(=O)NR−(ここで、Rは、水素原子、または炭素数1〜6のアルキル基である)からなる群より選択される少なくとも1種の連結基で置換された直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数3〜20のアルキレン基、置換もしくは非置換の炭素数6〜30のアリーレン基、置換もしくは非置換の炭素数3〜30のヘテロアリーレン基、置換もしくは非置換の炭素数3〜30のシクロアルキレン基、または置換もしくは非置換の炭素数3〜30のヘテロシクロアルキレン基である。
本発明の他の実施形態によれば、前記電極形成用組成物を用いて製造された電極を提供する。
本発明のさらに他の実施形態によれば、前記電極を含む太陽電池を提供する。
本発明によれば、高解像度の微細パターンの形成が可能で、印刷特性に優れ、分散性と保存安定性とに優れる電極形成用組成物が提供される。
本発明の一実施形態による太陽電池の構造を示す概略図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態について、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本発明は、種々の異なる形態で実現可能であり、ここで説明する実施形態に限定されない。
図面においては、様々な層および領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。明細書全体にわたって類似の部分については、同一の図面符号を付した。層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上」にあるとする時、これは、他の部分の「直上」にある場合のみならず、その中間にさらに他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分の「直上」にあるとする時には、中間に他の部分がないことを意味する。
本明細書において、特別な言及がない限り、「置換」とは、少なくとも1つの水素原子が、ハロゲン原子(F、Cl、Br、またはI)、ヒドロキシ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、イミノ基、アジド基、アミジノ基、ヒドラジノ基、ヒドラゾノ基、カルボニル基、アシル基、カルバミル基、チオール基、エステル基、エーテル基、カルボキシル基もしくはその塩の基、スルホン酸基もしくはその塩の基、リン酸基もしくはその塩の基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数2〜20のアルキニル基、炭素数6〜30のアリール基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルケニル基、炭素数3〜20のシクロアルキニル基、炭素数2〜20のヘテロシクロアルキル基、炭素数2〜20のヘテロシクロアルケニル基、炭素数2〜20のヘテロシクロアルキニル基、または炭素数3〜30のヘテロアリール基で置換されたことを意味する。
また、本明細書において、特別な言及がない限り、「ヘテロ」とは、環や基の中にN、O、S、およびPのうちの少なくとも1種のヘテロ原子が少なくとも1つ含まれているものを意味する。
さらに、本明細書において、(メタ)アクリルとは、アクリルおよびメタクリルの両方を含む概念であり、(メタ)アクリレートとは、アクリレートおよびメタクリレートの両方を含む概念である。
本発明の一実施形態による電極形成用組成物は、導電性粉末、ガラスフリット、有機バインダー、および溶媒を含む。
以下、本発明を詳細に説明する。
[導電性粉末]
本発明の電極形成用組成物は、導電性粉末として金属粉末を使用することができる。前記金属粉末の例としては、銀(Ag)、金(Au)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、バナジウム(V)、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、イットリウム(Y)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、鉄(Fe)、タングステン(W)、スズ(Sn)、クロム(Cr)、およびマンガン(Mn)からなる群より選択される少なくとも1つの金属が挙げられるが、これらに限定されない。
前記導電性粉末は、ナノサイズまたはマイクロサイズの粒径を有する粉末であってよいが、例えば、数十から数百ナノメートルの大きさの導電性粉末や、数から数十マイクロメートルの導電性粉末であってもよく、2以上の互いに異なるサイズを有する導電性粉末を混合して使用してもよい。
前記導電性粉末の形状は特に制限されず、球状、板状、無定形状のいずれであってもよい。前記導電性粉末の平均粒径(D50、体積換算)は、好ましくは0.1μm〜10μmであり、より好ましくは0.5μm〜5μmである。前記平均粒径(D50)は、イソプロピルアルコール(IPA)に導電性粉末を超音波で、常温(20〜25℃)で3分間分散させた後、シーラス(CILAS)社製の型番1064LDを用いて測定されたものである。前記の範囲内であれば、接触抵抗と線抵抗とを低減させる効果を有することができる。
前記導電性粉末は、電極形成用組成物の総量100質量%に対して、60〜95質量%含まれることが好ましい。前記の範囲内であれば、抵抗の増加で変換効率が低くなることを防止することができ、溶媒の量の相対的な減少でペースト化が困難になることを防止することができる。より好ましくは70〜90質量%含まれる。
[ガラスフリット]
ガラスフリット(glass frit)は、電極形成用組成物の焼成中に反射防止膜をエッチング(etching)し、導電性粉末粒子を溶融させて抵抗が低くなるように、エミッタ領域に導電性粉末の金属結晶粒子を生成させ、導電性粉末と基板との間の接着力を向上させ、焼結時に軟化して焼成温度をより下げる効果をもたらす。
太陽電池の効率を増加させるために太陽電池の面積を増加させると、太陽電池の接触抵抗が高くなり得るので、pn接合(pn junction)に対する影響を最小化すると同時に、直列抵抗を最小化させなければならない。また、多様な面抵抗を有する基板の種類が増えることによって焼成温度の変動幅も大きくなるので、幅広い焼成温度の範囲においても、熱安定性が十分に確保できるガラスフリットを使用することが好ましい。
前記ガラスフリットは、通常、電極形成用組成物に使用される有鉛ガラスフリットおよび無鉛ガラスフリットのうちの少なくとも1種が用いられる。
前記ガラスフリットは、鉛(Pb)、テルル(Te)、ビスマス(Bi)、リチウム(Li)、リン(P)、ゲルマニウム(Ge)、ガリウム(Ga)、セリウム(Ce)、鉄(Fe)、ケイ素(Si)、亜鉛(Zn)、タングステン(W)、マグネシウム(Mg)、セシウム(Cs)、ストロンチウム(Sr)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、スズ(Sn)、インジウム(In)、バナジウム(V)、バリウム(Ba)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、砒素(As)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、マンガン(Mn)、およびアルミニウム(Al)からなる群より選択される少なくとも1種の元素を含むことが好ましい。
ガラスフリットは、通常の製造方法により製造されることが好ましく、また前記の元素の酸化物に由来するものであることが好ましい。たとえば、前記元素の酸化物を特定組成で混合して製造した混合物を溶融した後、急冷(quenching)してから、再び粉砕して得ることができる。混合する工程は、ボールミル(ball mill)またはプラネタリーミル(planetary mill)を用いて実施すればよい。溶融工程は、好ましくは700℃〜1300℃の条件で行い、急冷工程は、常温(20〜25℃)で行うことが好ましい。粉砕工程は、ディスクミル(disk mill)、プラネタリーミルなどによって行うことができるが、これらに限定されるものではない。
前記ガラスフリットは、平均粒径(D50、体積換算)が0.1μm〜10μmのものを用いることが好ましく、電極形成用組成物の総量100質量%に対して0.5〜20質量%含まれることが好ましい。前記の範囲内であれば、電極の電気的特性を阻害しない範囲で、電極の接着強度を向上させることができる。
前記ガラスフリットの形状は、球状であっても、無定形状(non−shape)であってもよい。一実施形態において、ガラス転移温度が異なる2種のガラスフリットを使用してもよい。例えば、ガラス転移温度が200℃以上350℃以下の第1のガラスフリットと、ガラス転移温度が350℃超550℃以下の第2のガラスフリットとを、第1のガラスフリット:第2のガラスフリット=1:0.2〜1:1の質量比で混合して使用することができる。
[有機バインダー]
有機バインダーは、下記化学式1Aで表される構造単位および下記化学式1Bで表される構造単位の少なくとも一方を含む第1構造単位と、下記化学式2で表される第2構造単位と、を有する高分子を含む。
前記化学式1Aにおいて、
11は、水素原子またはメチル基であり、
12およびR13は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子(−F、−Cl、−Br、または−I)、置換もしくは非置換の直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1〜10のアルキル基、または置換もしくは非置換の炭素数6〜12のアリール基である。一例において、炭素数1〜10のアルキル基、または炭素数6〜12のアリール基は、ヒドロキシ基で置換されていてもよい。
前記化学式1Bにおいて、
21は、水素原子またはメチル基であり、
22、R23、R24、R25、R26およびR27は、それぞれ独立して、水素原子、または直鎖状もしくは分枝鎖状炭素数1〜10のアルキル基であり、
上記化学式2中、
31は、水素原子またはメチル基であり、
32は、置換もしくは非置換の直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数2〜20のアルキレン基、エステル基と隣接しない少なくとも1つのメチレン基が−O−、−S−、−C(=O)−、−S(=O)−、−S(=O)−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、および−C(=O)NR−(ここで、Rは、水素原子、または炭素数1〜6のアルキル基である)からなる群より選択される少なくとも1種の連結基で置換された直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数3〜20のアルキレン基、置換もしくは非置換の炭素数6〜30のアリーレン基、置換もしくは非置換の炭素数3〜30のヘテロアリーレン基、置換もしくは非置換の炭素数3〜30のシクロアルキレン基、または置換もしくは非置換の炭素数3〜30のヘテロシクロアルキレン基である。
前記化学式1Aで表される構造単位は、置換または非置換のアクリルアミド構造を有し、前記化学式1Bで表される構造単位は、置換または非置換のピロリドン(pyrrolidone)構造を有する。前記置換または非置換のアクリルアミド構造の窒素原子および酸素原子、ならびに置換または非置換のピロリドン構造に含まれている窒素原子および酸素原子は、電極形成用組成物に含まれる導電性粉末との静電的結合を引き起こし、導電性粉末の分散性を向上させることができる。また、前記化学式2で表される構造単位は、ヒドロキシ基を含むことで水素結合を引き起こし、溶媒との相溶性(compatibility)と溶解性(solubility)とを向上させて、分散性と保存安定性とを向上させ、電極形成時に焼成工程で電極パターンがつぶれて線幅が増加することを抑制することができる。
前記化学式1Aで表される構造単位を導入する際に用いられるモノマーの例としては、たとえば、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−イソブチル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−t−オクチル(メタ)アクリルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−シクロヘキシル(メタ)アクリルアミド、N−フェニル(メタ)アクリルアミド、N−ベンジル(メタ)アクリルアミド、N−トリフェニルメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
前記化学式1Bで表される構造単位を導入する際に用いられるモノマーの例としては、たとえば、N−ビニルピロリドン、N−ビニル−3−メチルピロリドン、N−ビニル−5−メチルピロリドン、N−ビニル−3,3,5−トリメチルピロリドン等が挙げられる。
前記化学式2で表される構造単位を導入する際に用いられるモノマーの例としては、たとえば、ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
これらのモノマーは、単独でもまたは2種以上混合しても用いることができる。
前記化学式1Aで表される構造単位および前記化学式1Bで表される構造単位の少なくとも一方を含む第1構造単位と、前記化学式2で表される第2構造単位とは、本発明に係る高分子中に、好ましくは5:95〜95:5、より好ましくは20:80〜80:20のモル比で含まれる。前記の範囲であれば、導電性粉末の分散性を向上させて溶媒との相溶性を向上させることができ、微細な線幅および高い縦横比(アスペクト比、aspect ratio、AR)を有する電極パターンを得ることができる。
前記高分子が、前記化学式1Aで表される構造単位および前記化学式1Bで表される構造単位を両方有する場合、化学式1Aで表される構造単位と化学式1Bで表される構造単位とのモル比は、5:95〜95:5が好ましく、20:80〜80:20がより好ましい。前記の範囲内であれば、導電性粉末の分散性を向上させて溶媒との相溶性を向上させることができ、微細な線幅を有する電極パターンを得ることができる。
前記高分子は、下記化学式3で表される構造単位をさらに含んでもよい。
上記化学式3中、
41は、水素原子またはメチル基であり、
42は、置換もしくは非置換の直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1〜30のアルキル基、置換もしくは非置換の直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数2〜30のアルケニル基、置換もしくは非置換の直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数2〜30のアルキニル基、置換もしくは非置換の炭素数3〜30のシクロアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数3〜30のヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数6〜30のアリール基、または置換もしくは非置換の炭素数3〜30のヘテロアリール基である。
前記化学式3で表される構造単位を提供するモノマーの例としては、たとえば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ラウリル(メタ)アクリレート、n−トリデシル(メタ)アクリレート、ペンタデシル(メタ)アクリレート、セシル(メタ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、n−ブトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシノニルエチレングリコール(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−フェノキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−フェノキシテトラエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−フェノキシペンタエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−フェノキシヘキサエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−フェノキシヘプタエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−フェノキシオクタエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−フェノキシノナエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−フェノキシデカエチレングリコール(メタ)アクリレート、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
前記化学式3で表される構造単位は、前記高分子が有する全構成単位を100モル%として1〜95モル%含まれることが好ましく、1〜80モル%含まれることがより好ましい。前記の範囲内にある場合、微細線幅の実現という利点がある。
前記高分子の重量平均分子量(Mw)は、1,000〜300,000g/molであることが好ましい。前記の範囲内であれば、電極形成用組成物の分散性と印刷特性とを改善することができる。
前記電極形成用組成物は、導電性粉末、ガラスフリット、有機バインダーおよび溶媒の合計質量を100質量%として、導電性粉末60〜95質量%、ガラスフリット0.5〜20質量%、有機バインダー1〜20質量%、および残部の溶媒を含むことが好ましい。前記の範囲内であれば、電極形成用組成物が適切な粘度となり、基板との接着力の低下を防止することができる。また、焼成時に有機バインダーの分解が円滑に行われず、抵抗が高くなり、焼成工程時、電極の割れ、オープン、ピンホール発生などの問題が起こるのを防止することができる。
[溶媒]
溶媒としては、100℃以上の沸点を有するものであることが好ましく、具体的には、メチルセロソルブ(methyl cellosolve)、エチルセロソルブ(ethyl cellosolve)、ブチルセロソルブ(butyl cellosolve)、脂肪族アルコール(aliphatic alcohol)、α−テルピネオール(terpineol)、β−テルピネオール、ジヒドロテルピネオール(dihydro−terpineol)、エチレングリコール(ethylene glycol)、エチレングリコールモノブチルエーテル(ethylene glycol mono butyl ether)、ブチルセロソルブアセテート(butyl cellosolve acetate)、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート(テキサノール(登録商標)、Texanol)などを、単独でまたは2種以上混合して使用することができる。
前記溶媒は、電極形成用組成物中の残部として含まれる。具体的には、導電性粉末、ガラスフリット、有機バインダーおよび溶媒の合計質量を100質量%として、1〜30質量%含まれることが好ましい。前記のような範囲であれば、十分な接着強度と優れた印刷性とを確保することができる。
前記電極形成用組成物は、上述した構成要素のほか、流動特性、工程特性および安定性を向上させるために、必要に応じて通常の添加剤をさらに含んでもよい。前記添加剤は、表面処理剤、分散剤、揺変剤、可塑剤、粘度安定化剤、消泡剤、顔料、紫外線安定剤、酸化防止剤、カップリング剤などを単独でまたは2種以上混合して使用することができる。
前記添加剤は、電極形成用組成物の総量100質量%に対して0.1〜5質量%含まれることが好ましいが、必要に応じて含有量を変更することができる。前記添加剤の含有量は、電極形成用組成物の印刷特性、分散性および保存安定性を考慮して、適宜選択可能である。
本発明の他の実施形態によれば、前記電極形成用組成物を用いて製造された電極を提供する。
本発明のさらに他の実施形態によれば、前記電極を含む太陽電池を提供する。
図1を参照して、本発明の一実施形態による太陽電池を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による太陽電池の構造を示す概略図である。
図1を参照すれば、p層(またはn層)101およびエミッタとしてのn層(またはp層)102を含む基板100上に、電極形成用組成物を印刷し、焼成して、後面電極210および前面電極230を形成することができる。例えば、電極形成用組成物を基板の後面に印刷塗布した後、好ましくは200℃〜400℃の温度で、好ましくは10〜60秒程度乾燥して、後面電極のための事前準備段階を行うことができる。
また、基板の前面に電極形成用組成物を印刷した後、乾燥して、前面電極のための事前準備段階を行うことができる。その後、好ましくは400℃〜980℃、より好ましくは700℃〜980℃で、好ましくは30秒〜210秒焼成する工程を行って、前面電極および後面電極を形成することができる。
以下、実施例を通して本発明をより具体的に説明するが、これらの実施例は単に説明の目的のためのものであって、本発明を制限すると解釈されてはならない。
有機バインダーの合成
合成例1
窒素雰囲気のコンデンサが設けられた丸底フラスコに、N−ビニルピロリドン(vinyl pyrrolidinone)と、2−ヒドロキシエチルメタクリレートとを、モル比でN−ビニルピロリドン:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=8:2となるようにジメチルスルホキシド(DMSO)(単量体の総質量の2倍の質量)中に入れ、十分に攪拌しながら、温度を60℃に上昇させた。その後、アゾイソブチロニトリル(AIBN)(単量体の総量100モル%に対して0.1モル%)をジメチルスルホキシドに完全に溶かした後、滴下ロートを用いてフラスコにゆっくり滴下し、60℃で、窒素雰囲気下、24時間反応を進行させた。反応完了後、生成物をn−ヘキサンで再沈殿させ、ろ過して、重量平均分子量130,000g/molの高分子(アクリル系共重合体)を得た。
合成例2
N−ビニルピロリドンの代わりに、アクリルアミドを用いたことを除いては、合成例1と同様の方法により、重量平均分子量130,000g/molの高分子(アクリル系共重合体)を得た。
合成例3
N−ビニルピロリドンの代わりに、N−ビニルピロリドンとメチルメタクリレートとを、モル比でN−ビニルピロリドン:メチルメタクリレート:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=4:4:2となるように加えたことを除いては、合成例1と同様の方法により、重量平均分子量130,000g/molの高分子(アクリル系三元共重合体)を得た。
電極形成用組成物の製造
<実施例1>
有機バインダーとして、前記合成例1から製造された高分子を、溶媒の2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート(テキサノール(登録商標)、Texanol)に50℃で十分に溶解した後、平均粒径(D50、体積換算)が5.0μmである球状の銀粉末(Dowaハイテック株式会社製、5−8F)、および平均粒径が1.0μm、ガラス転移温度が341℃である低融点有鉛ガラスフリット(有鉛Glass、パーティクロジ(Particlogy)社製、CI−124)を表1に記載された含有量の通りに投入し、さらに添加剤として、分散剤であるBYK102(ビック・ケミージャパン株式会社製)0.2質量%および揺変剤であるチクサトロール(Thixatrol(登録商標)ST、エレメンティス社製)0.3質量%を投入して均一に混合した後、3ロール混練機で混合分散させて、電極形成用組成物を作製した。
<実施例2>
有機バインダーとして、合成例1で製造された高分子の代わりに、合成例2で製造された高分子を用いたことを除いては、実施例1と同様の方法により、電極形成用組成物を作製した。
<実施例3>
有機バインダーとして、合成例1で製造された高分子の代わりに、合成例3で製造された高分子を用いたことを除いては、実施例1と同様の方法により、電極形成用組成物を作製した。
<比較例1>
有機バインダーとして、合成例1で製造された高分子の代わりに、ベンジルメタクリレート(benzyl methacrylate、シグマアルドリッチ社製、BEMA)を用いたことを除いては、実施例1と同様の方法により、電極形成用組成物を作製した。
物性評価方法
(1)保存安定性(%)
下記式1に基づいて、製造された電極形成用組成物の保管前後の粘度変化率で保存安定性を評価し、その結果を下記表1に示した。
(2)微細パターンの評価
実施例1〜3、および比較例1による電極形成用組成物を、面抵抗90Ωのp型シリコンウエハ(ウエハ)の前面に、スクリーンマスクを用いてそれぞれスクリーン印刷してフィンガー電極(finger bar)を作製し、赤外線乾燥炉を用いて乾燥させた。その後、ウエハの後面に、アルミニウムを含む電極形成用組成物を後面印刷した後、同様の方法で乾燥した。上記で形成された電極を、ベルト型焼成炉を用いて、400〜950℃の温度で、30秒から50秒間焼成を行い、製造されたフィンガー電極(finger bar)の断線の有無を確認するために、EL テスター(MVテック社製)を用いて開口部(Line opening)の個数を測定した。電極ラインの線幅および厚さは、カラー3Dレーザ顕微鏡(株式会社キーエンス製、VK−9710)を用いて測定し、その結果を下記表1に示した。
*スクリーンマスク:SUS325タイプ/Emulsionの厚さ15μm/フィンガー電極の線幅35μm、フィンガー電極の個数90個。
表1を参照すれば、実施例1〜3による電極形成用組成物が、比較例1による電極形成用組成物に比べて、保存安定性に優れ、これから製造された電極パターンの線幅も微細に形成され、縦横比が高いことが分かる。
本発明の単なる変形または変更は、この分野における通常の知識を有する者によって容易に実施可能であり、このような変形や変更は、全て本発明の範囲に含まれると見なすことができる。
100 基板、
101 p層(またはn層)、
102 n層(またはp層)、
210 後面電極、
230 前面電極。

Claims (12)

  1. 導電性粉末、ガラスフリット、有機バインダー、および溶媒を含む電極形成用組成物であって、
    前記有機バインダーは、下記化学式1Aで表される構造単位および下記化学式1Bで表される構造単位の少なくとも一方を含む第1構造単位と、ヒドロキシメチル(メタ)アクリレートまたは2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートから導入される第2構造単位と、を有する高分子を含む、電極形成用組成物:
    上記化学式1A中、
    11は、水素原子またはメチル基であり、
    12およびR13は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは非置換の直鎖状もしくは分枝鎖状炭素数1〜10のアルキル基、または置換もしくは非置換の炭素数6〜12のアリール基であり、
    上記化学式1B中、
    21は、水素原子またはメチル基であり、
    22、R23、R24、R25、R26およびR27は、それぞれ独立して、水素原子、または直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1〜10のアルキル基である。
  2. 前記高分子中の前記化学式1Aで表される構造単位および前記化学式1Bで表される構造単位の少なくとも一方を含む第1構造単位と、前記第2構造単位とが、5:95〜95:5のモル比で含まれる、請求項1に記載の電極形成用組成物。
  3. 前記高分子は、下記化学式3で表される構造単位をさらに含む、請求項1または2に記載の電極形成用組成物:
    上記化学式3中、
    41は、水素原子またはメチル基であり、
    42は、非置換の炭素数1〜2のアルキル基である。
  4. 前記化学式3で表される構造単位は、前記高分子が有する全構成単位を100モル%として1〜95モル%含まれる、請求項3に記載の電極形成用組成物。
  5. 前記高分子の重量平均分子量(Mw)は、1,000〜300,000g/molである請求項1〜4のいずれか1項に記載の電極形成用組成物。
  6. 前記電極形成用組成物は、導電性粉末、ガラスフリット、有機バインダーおよび溶媒の合計質量を100質量%として、導電性粉末60〜95質量%、ガラスフリット0.5〜20質量%、有機バインダー1〜20質量%、および残部の溶媒を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電極形成用組成物。
  7. 前記ガラスフリットは、鉛(Pb)、テルル(Te)、ビスマス(Bi)、リチウム(Li)、リン(P)、ゲルマニウム(Ge)、ガリウム(Ga)、セリウム(Ce)、鉄(Fe)、ケイ素(Si)、亜鉛(Zn)、タングステン(W)、マグネシウム(Mg)、セシウム(Cs)、ストロンチウム(Sr)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、スズ(Sn)、インジウム(In)、バナジウム(V)、バリウム(Ba)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、砒素(As)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、マンガン(Mn)、およびアルミニウム(Al)からなる群より選択される少なくとも1種の元素を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電極形成用組成物。
  8. 前記溶媒は、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、脂肪族アルコール、α−テルピネオール(terpineol)、β−テルピネオール、ジヒドロテルピネオール、エチレングリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、ブチルセロソルブアセテート、および2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレートからなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電極形成用組成物。
  9. 前記ガラスフリットの平均粒径(D50)は、0.1μm〜10μmである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の電極形成用組成物。
  10. 表面処理剤、分散剤、揺変剤、可塑剤、粘度安定化剤、消泡剤、顔料、紫外線安定剤、酸化防止剤、およびカップリング剤からなる群より選択される少なくとも1種の添加剤をさらに含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の電極形成用組成物。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電極形成用組成物を用いて製造された電極。
  12. 請求項11に記載の電極を含む太陽電池。
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