JP6742588B2 - 上肢リハビリ支援装置 - Google Patents
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Description
この一態様によれば、第1及び第2回転軸は、重力方向に対して垂直方向に向けて回転可能に設けられ、第1及び第2回転軸に連結され第1及び第2ハンドルを訓練者の手が把持し夫々回転操作する。これにより、第1及び第2ハンドルを操作する腕に重力負荷を掛けることでその動作時に十分な負荷を掛けることができる。さらに、第1及び第2ハンドルの一方のハンドルを回転させたときに他方のハンドルに対して連結手段により連動させる回転の方向を切替える。これにより、第1及び第2ハンドルの回転を連動させ、あるいは、第1及び第2ハンドルの回転方向を切替えることで、多様な動作を行うことができる。
この一態様において、前記第1及び第2回転機構の第1及び第2ハンドルの径を変更するための径変更手段を更に備えていてもよい。これにより、リハビリ訓練の目的に応じて、最適な径の第1及び第2ハンドルを選択でき、リハビリ訓練の効果を高め、その回復を早めることができる。
この一態様において、土台部を更に備え、前記土台部には、前記第1及び第2回転機構の第1及び第2ハンドルを回転軸方向に可動させる可動部が設けられており、前記可動部は、前記第1及び第2ハンドルに対して回転軸方向の外力が掛かると前記第1及び第2ハンドルを回転軸方向に弾性的に移動させ、前記第1及び第2ハンドルが回転軸方向の外力から解放させると、前記第1及び第2ハンドルを元の位置に弾性的に戻してもよい。これにより、例えば、訓練者の麻痺肢の動作に応じて、第1及び第2ハンドルを弾性的に回転軸方向に移動させることで、麻痺肢を動かし易くすることができる。
この一態様において、前記第1及び第2回転機構の第1及び第2回転軸の方向を、水平方向と重力方向との間で変更する回転軸方向変更手段を更に備えていてもよい。これにより、リハビリ訓練の目的に応じて、第1及び第2ハンドルの角度を最適に設定し、リハビリ訓練の効率をより高めることができる。
この一態様において、前記第1回転機構の第1ハンドルと前記第2回転機構の第2ハンドルとの間の距離を変更する距離変更手段を更に備えていてもよい。これにより、体格の異なる訓練者でも同一の運動を与えて最適なリハビリ訓練を行うことができる。
この一態様において、前記切替手段は、前記第1及び第2ハンドルを同方向に連動させて回転させる第1状態と、前記第1及び第2ハンドルを相互に逆方向に連動させて回転させる第2状態と、前記第1及び第2ハンドルを夫々独立して回転させる第3状態と、に切替わってもよい。これにより、第1及び第2ハンドルの回転を連動させ、あるいは、第1及び第2ハンドルの回転方向を切替えることで、多様な動作を行うことができる。
この一態様において、前記第1ハンドルの第1回転軸には、第1歯車が連結されており、前記連結手段は、前記第2ハンドルの第2回転軸に連結された第2プーリーと、第2歯車と、該第2歯車に連結された第1プーリーと、前記第1プーリーと前記第2プーリーとを連結するベルト部材と、を有しており、前記切替手段は、相互に噛合う第3及び第4歯車と、該第3及び第4歯車の位置を変更する切替えレバーと、を有すると共に、前記切替えレバーの操作に応じて、前記第3及び第4歯車を移動させて、前記第1歯車と前記第3歯車を噛合わせ、前記第3歯車と前記第2歯車を噛合わせる第1状態と、前記第3及び4歯車を移動させて、前記第1歯車と前記第3歯車を噛合わせ、前記第3歯車と前記第4歯車を噛合わせ、前記第4歯車と前記第2歯車を噛合わせる第2状態と、前記第3及び第4歯車を移動させて、前記第1及び第2歯車のうちの少なくとも一方が前記第3歯車と噛合わず、前記第1及び第2歯車を非連結状態にする第3状態、とに切替わってもよい。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
本発明の実施形態1に係る上肢リハビリ支援装置は、例えば、脳卒中等の脳疾患が原因で上肢が片麻痺になった患者などの訓練者の上肢の動作を回復させるためのリハビリ訓練を支援する装置である。
連結機構7は、第1プーリー71と、第1プーリー軸72と、第2歯車73と、第1プーリー軸受け74と、第2プーリー75と、第3プーリー軸76と、第3プーリー77と、第4プーリー軸78と、第4プーリー79と、第5プーリー80と、第5プーリー軸81と、第5プーリー軸支持部82と、第6プーリー83と、第6プーリー軸84と、第6プーリー軸支持部85と、ベルト部材86と、を有している。
第4プーリー軸78は、ブラケットを介して、第2軸受け62に回転可能に連結されている。第4プーリー79は、第4プーリー軸78に回転可能に連結され、第4プーリー軸78を中心に回転する。第2プーリー75及び第4プーリー79は、一体で左右方向に移動する。
切替機構8は、土台部2のレール部24に移動可能に設けられた第3及び第4回転軸91、92と、第3回転軸91に連結された第3歯車93と、第4回転軸92に連結され、第3歯車93と噛合う第4歯車94と、第3及び第4回転軸91、92を移動させる切替えレバー95と、切替えレバー95の位置を固定するインデックスプランジャ96と、を有している。第4歯車94は、例えば、第3歯車93よりも径が小さく歯数も少ない。
本発明の実施形態2において、土台部2の天板21の両端には、第1及び第2回転機構5、6の第1及び第2ハンドル3、4を回転軸方向に可動させる一対の可動部9が設けられている(図8)。これにより、第1及び第2ハンドル3、4に回転軸方向に外力が付加されると、第1及び第2ハンドル3、4はその外力に応じて弾性的に回転軸方向へ移動することができる。したがって、例えば、訓練者の麻痺肢の動作に応じて、第1及び第2ハンドル3、4を弾性的に回転軸方向に移動させることで、麻痺肢を動かし易くすることができる。
可動部9は、第1及び第2ハンドル3、4に対して回転軸方向の外力が付加されると第1及び第2ハンドル3、4を回転軸方向に弾性的に移動させ、第1及び第2ハンドル3、4が回転軸方向の外力から解放させると、第1及び第2ハンドル3、4を元の位置に弾性的に戻すように構成されている。
本発明の実施形態3においては、第1及び第2回転機構5、6の第1及び第2回転軸51、61の方向を、水平方向と重力方向との間で変更する構成となっている(図9)。これにより、リハビリ訓練に応じて、第1及び第2ハンドル3、4の角度を最適に設定することができる。
例えば、上記実施形態において、訓練者が操作する第1及び第2ハンドル3、4は、略円形状のハンドルであるが、これに限定されない。例えば、第1及び第2回転軸51、61にアーム部17が連結され、アーム部17に訓練者の手が把持するグリップ部18が連結される構成であってもよい(図11)。訓練者は、グリップ部18を把持し、上記第1及び第2ハンドル3、4と同様の、回転操作を行う。
上記実施形態において、第1ハンドル3を健常肢側とし、第2ハンドル4を麻痺肢側としているが、これに限定されない。第1ハンドル3を麻痺肢側とし、第2ハンドル4を健常肢側としてもよい。
さらに、上記実施形態を任意に組み合わせる構成であってもよい。
Claims (6)
- 重力方向に対して垂直方向に向けて回転可能に設けられた第1回転軸と、該第1回転軸に連結され訓練者の右手が把持し回転操作する第1ハンドルと、を有する第1回転機構と、
重力方向に対して垂直方向に向けて回転可能に設けられた第2回転軸と、該第2回転軸に連結され訓練者の左手が把持し回転操作する第2ハンドルと、を有する第2回転機構と、
前記第1及び第2回転機構の第1及び第2回転軸を連結し、前記第1及び第2ハンドルの回転を連動させる連結手段と、
前記第1及び第2ハンドルの一方のハンドルを回転させたときに他方のハンドルに対して前記連結手段により連動させる回転の方向を切替える切替手段と、
前記第1回転機構の第1ハンドルの第1回転軸と前記第2回転機構の第2ハンドルの第2回転軸との間の距離を変更する距離変更手段と、
を備え、
前記切替手段は、前記第1及び第2ハンドルを同方向に連動させて回転させる第1状態と、前記第1及び第2ハンドルを相互に逆方向に連動させて回転させる第2状態と、前記第1及び第2ハンドルを夫々独立して回転させる第3状態と、に切替わる、
ことを特徴とする上肢リハビリ支援装置。 - 請求項1記載の上肢リハビリ支援装置であって、
前記第1及び第2回転機構の第1及び第2ハンドルの径を変更するための径変更手段を更に備える、
ことを特徴とする上肢リハビリ支援装置。 - 請求項1又は2記載の上肢リハビリ支援装置であって、
土台部を更に備え、
前記土台部には、前記第1及び第2回転機構の第1及び第2ハンドルを回転軸方向に可動させる可動部が設けられており、
前記可動部は、前記第1及び第2ハンドルに対して回転軸方向の外力が掛かると前記第1及び第2ハンドルを回転軸方向に弾性的に移動させ、前記第1及び第2ハンドルが回転軸方向の外力から解放させると、前記第1及び第2ハンドルを元の位置に弾性的に戻す、
ことを特徴する上肢リハビリ支援装置。 - 請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の上肢リハビリ支援装置であって、
前記第1及び第2回転機構の第1及び第2回転軸の方向を、水平方向と重力方向との間で変更する回転軸方向変更手段を更に備える、
ことを特徴とする上肢リハビリ支援装置。 - 請求項1乃至4のうちいずれか1項記載の上肢リハビリ支援装置であって、
前記第1ハンドルの第1回転軸には、第1歯車が連結されており、
前記連結手段は、
前記第2ハンドルの第2回転軸に連結された第2プーリーと、第2歯車と、該第2歯車に連結された第1プーリーと、前記第1プーリーと前記第2プーリーとを連結するベルト部材と、を有しており、
前記切替手段は、
相互に噛合う第3及び第4歯車と、該第3及び第4歯車の位置を変更する切替えレバーと、を有すると共に、
前記切替えレバーの操作に応じて、
前記第3及び第4歯車を移動させて、前記第1歯車と前記第3歯車を噛合わせ、前記第3歯車と前記第2歯車を噛合わせる第1状態と、
前記第3及び4歯車を移動させて、前記第1歯車と前記第3歯車を噛合わせ、前記第3歯車と前記第4歯車を噛合わせ、前記第4歯車と前記第2歯車を噛合わせる第2状態と、
前記第3及び第4歯車を移動させて、前記第1及び第2歯車のうちの少なくとも一方が前記第3歯車と噛合わず、前記第1及び第2歯車を非連結状態にする第3状態と、
に切替わる、
ことを特徴とする上肢リハビリ支援装置。 - 請求項5記載の上肢リハビリ支援装置であって、
前記第1歯車と前記第2歯車と歯数が異なるように、あるいは、前記第1プーリーと前記第2プーリーの径が異なるように構成されている、
ことを特徴とする上肢リハビリ支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018152777A JP6742588B2 (ja) | 2018-08-14 | 2018-08-14 | 上肢リハビリ支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018152777A JP6742588B2 (ja) | 2018-08-14 | 2018-08-14 | 上肢リハビリ支援装置 |
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JP2015254095A Division JP6432988B2 (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 上肢リハビリ支援装置 |
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Family Applications (1)
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JP2018152777A Active JP6742588B2 (ja) | 2018-08-14 | 2018-08-14 | 上肢リハビリ支援装置 |
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