JP6740124B2 - 傾斜した溝を備えた軟組織ディスプレーサツール及び方法 - Google Patents

傾斜した溝を備えた軟組織ディスプレーサツール及び方法 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2013年3月15日出願の米国特許出願第13/835,763号の優先権を主張し、参照によりその開示の全体が本書に組込まれる。
(発明の分野)
本開示は、骨中に窪みを形成するとき等の軟組織を置換するツールに関し、更に、当該ツールを用いる方法に関する。
従来の骨パンチを用いる経腱板的肩回旋筋腱板修復では、外科医は、骨パンチを肩回旋筋腱板に貫通させ骨の中に打ち込む。骨パンチは、パンチが所望の深さまで打ち込まれたときを決定するために、カメラを用いて外科医が見る視覚的マーキングを保有していてよい。骨パンチが肩回旋筋腱板を貫通して骨の中に打ち込まれるにつれて、骨パンチと肩回旋筋腱板との間の摩擦力は、骨パンチに肩回旋筋腱板を運ばせて骨に当てさせる。その結果、多くの場合、肩回旋筋腱板は、骨パンチへのカメラの視界をさえぎる。
視覚的マーキングを有する骨パンチを含む、軟組織ディスプレーサツールの本体上の螺旋形の溝は、肩回旋筋腱板を骨から離して持ち上げるために用いることができ、骨パンチとカメラとの間の見通しを復元させることが発見された。
一実施形態では、ツールの外側シャフト表面に沿って軟組織を動かすための軟組織ディスプレーサは、シャフトを含むことができる。シャフトは、中心軸に沿って細長くなっていることができ、近位端、遠位方向に近位端から離間される遠位端、及び近位端と遠位端との間に等距離に配置された中央位置を有するシャフト本体、並びに外側シャフト表面を含むことができる。外側シャフト表面は、少なくとも1つの傾斜した溝を含み、前記少なくとも1つの傾斜した溝は、シャフト本体の中へと窪んでおり、1)中心軸に垂直である面に対して傾斜していて、かつ2)中心軸の周りを回転し、前記溝は、第1の端部、及び遠位方向に沿って第1の端部から離間されている第2の端部で終端し、第2の端部は、遠位方向の反対側である近位方向に沿って遠位端から離間されている。
一実施形態では、骨の中に孔を形成する方法は、シャフトを軟組織に貫通させ、少なくとも骨まで挿入すること、及び、挿入するステップの後、傾斜した溝に軟組織を骨から離して引き上げさせるようにシャフトを回転させることを含む。シャフトは、中心軸に沿って細長くなっていることができ、近位端、遠位方向に近位端から離間されている遠位端、及び近位端と遠位端との間に等距離に配置された中央位置を有するシャフト本体、並びに外側シャフト表面を含むことができる。外側シャフト表面は、少なくとも1つの傾斜した溝を含み、前記少なくとも1つの傾斜した溝は、シャフト本体の中へと窪んでおり、1)中心軸に垂直である面に対して傾斜していて、かつ2)中心軸の周りを回転し、前記溝は、第1の端部、及び遠位方向に沿って第1の端部から離間されている第2の端部で終端し、第2の端部は、遠位方向の反対側である近位方向に沿って遠位端から離間されている。
前述の要約、並びに、以下の本出願の軟組織ディスプレーサツールの例示的実施形態の詳細な説明は、添付図面と併せ読むことによって、よりよく理解されるであろう。本出願の軟組織ディスプレーサツールを図示する目的で、例示的実施形態の図が示される。しかしながら、本出願は、示される厳密な配置及び器具の使用に限定されないことが理解されるべきである。図中、
一実施形態に従って構築された軟組織ディスプレーサツールの側面図である。 図1Aに示される軟組織ディスプレーサツールの部分の拡大側面図である。 図1Aに示される軟組織ディスプレーサツールの部分の拡大斜視図である。 軟組織及び骨に接近する図2に示される軟組織ディスプレーサツールの側面図である。 軟組織及び骨の中に打ち込まれ、軟組織が骨の表面まで運ばれた、図2に示される軟組織ディスプレーサツールの側面図である。 回転され、軟組織を骨から離して持ち上げた後の、図2に示される軟組織ディスプレーサツールの側面図である。 図2Bよりも深い深さまで軟組織及び骨の中に打ち込まれた後の、図2に示される軟組織ディスプレーサツールの側面図である。 軟組織の中に繰り返し打ち込まれ、軟組織を骨から離して持ち上げるために回転された後の、図2に示される軟組織ディスプレーサツールの側面図である。 回転され、軟組織及び骨から取り外された後の、図2Aに示される軟組織ディスプレーサツールの側面図である。 シャフト及びシャフトを骨に向かって誘導するように構成された誘導部材を含む、別の実施形態による軟組織ディスプレーサツールの側面図である。 図3Aに示されるシャフトの側面図である。 図3Bに示されるシャフトの部分の拡大斜視図である。 シャフトを通って延在するK−ワイヤの形状での誘導部材、及び図3Cに示されるシャフトの拡大部分の断面側面図である。 シャフトを通って延在するトロカールの形状での誘導部材、及び図3Cに示されるシャフトの拡大部分の断面側面図である。
図1A〜Cを参照して、一実施形態による軟組織ディスプレーサツール100は、シャフト本体107を有するシャフト105を含むことができる。シャフト本体107は、中心軸110に沿って一般に細長くなっていることができ、図示されるような直線形、又は、必要に応じて、他の形状であり得る。シャフト本体107は、近位端120、及び中心軸に沿って近位端120から離間されている遠位端130を画定する。シャフト本体107は更に、近位端120と遠位端130との間に配置され、近位端120及び遠位端130からおよそ等距離に離間されている中央位置135を含むことができる。例えば、中央位置135は、中心軸110上に配置されることができる。用語「近位」及びその派生語は、本明細書で使用するとき、遠位端130から近位端120への方向を指し、用語「遠位」及びその派生語は、本明細書で使用するとき、近位端120から遠位端130への方向を指す。シャフト本体107は、図1Aに示されるように、実質的に円筒状の形状を成していてもよく、又は、必要に応じて、多面体等の他の形状を成していることができる。シャフト本体107は、中心軸110の周りで延在する外側表面109を画定することができる。シャフト本体107は、軟組織を貫通し少なくとも患者の骨まで挿入するために適した、任意の長さ(L1)及び直径(D1)を有することができる。長さ(L1)及び直径(D1)は、外科手技で対処する骨のサイズ及び部位に基づいて選ぶことができる。すなわち、例えば、長さ(L1)は、約8センチメートル〜約30センチメートル(約3インチ〜約12インチ)、好ましくは、約13センチメートル〜約25センチメートル(約5インチ〜約10インチ)であり得、直径(D1)は、約0.13センチメートル〜約1.3センチメートル(約0.05インチ〜約0.5インチ)、好ましくは、約0.19センチメートル〜約0.64センチメートル(約0.075インチ〜約0.25インチ)であり得る。非限定的な例では、肩回旋筋腱板の修復で用いられるシャフト本体107は、約13センチメートル〜約23センチメートル(約5インチ〜約9インチ)の範囲であって、好ましくは、約17センチメートル〜約20センチメートル(約6.5インチ〜約8インチ)の範囲、又は約18〜19センチメートル(約7〜7.5インチ)の範囲の長さ(L1)を有することができる。非限定的な例では、肩回旋筋腱板の修復で用いられるシャフト本体107は、約0.25センチメートル〜約0.36センチメートル(約0.10インチ〜約0.14インチ)、若しくは約0.28センチメートル〜約0.33センチメートル(約0.11インチ〜約0.13インチ)の範囲、又は約0.30センチメートル(約0.12インチ)の範囲の直径(D1)を有することができる。
シャフト105は更に、シャフト本体107の中を延びる、例えば、外側表面109の中を中心軸110に向かって延びる、少なくとも1つの溝140を画定することができる。外側表面109は、溝区分140の間で実質的に滑らかであり得る。外側表面109は、1つ又は複数の凸部、例えば、幅広いねじ山として構成されることができ、その結果、溝140は隣接する凸部の間に画定される。溝140は、外側表面109と中心軸110との間の位置で終端することができる。溝140は、中心軸110に垂直である面113に対して傾斜しており、溝140は中心軸110の周りを回転する。したがって、溝140は、近位方向及び遠位方向に沿って進行するにつれて、外側表面109に沿って、例えば、円周方向に、延在する。例示する実施形態によると、溝140が近位方向に沿って進行するにつれて、溝は、遠位端130から近位に向いた視野に関して、中心軸110の周りで時計回りに延在することができる。したがって、溝140が遠位方向に沿って進行するにつれて、溝140は、近位端120から遠位に向いた視野に関して、中心軸110の周りで時計回りに延在することができる。当然のことながら、溝140が近位方向に沿って進行するにつれて、溝140は、代わりに、遠位端130から近位に向いた視野に関して、中心軸110の周りで反時計回りに延在することができることが理解されるべきである。この点に関して、溝140は、シャフト105に沿って螺旋形の渦巻き形状である。更に、例示する実施形態によると、シャフト105は、外側表面109に沿って、互いに、例えば、等距離に又は可変に、円周方向に離間された、複数の溝140を含むことができる。シャフト105は、中心軸110の周りで、互いに180度離間された2つの溝140を含んで図示されるが、シャフト105は、1つの溝又は複数の溝である、1つ、2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の溝など、必要な数の溝140を含むことができる。複数の溝140のそれぞれは、溝140に関して本明細書で説明されるように、構築されることができる。
溝140は、第1又は近位端145、及び第2又は遠位端150で終端する。したがって、第2の端部150は、第1の端部145から遠位方向に離間され、第1の端部145は、第2の端部150から近位方向に離間される。第2の端部150は、シャフト本体107の遠位端130から近位方向に沿って、例えば、遠位端130と中央位置135との間の位置で、更に離間されていることができる。第2の端部150がシャフト本体107の遠位端130から離間される距離は、軟組織置換ツールの用途に基づいて選ぶことができる。大半の用途では、第2の端部150は、約0.13センチメートル〜約2.5センチメートル(約0.05インチ〜約1.0インチ)、好ましくは、約0.25センチメートル〜約2センチメートル(約0.1インチ〜約0.8インチ)、及びより好ましくは、約0.5センチメートル〜約0.8センチメートル(約0.2インチ〜約0.3インチ)であろう。肩回旋筋腱板の外科的修復手技に取り組むために有用である非限定的な例では、第2の端部150がシャフト本体107の遠位端130から離間される距離は、約0.13センチメートル〜約2センチメートル(約0.05インチ〜約0.8インチ)、又は約0.25センチメートル〜約1.3センチメートル(約0.1インチ〜約0.5インチ)、又は約0.64センチメートル(約0.25インチ)の範囲であり得る。第1の端部145は、第2の端部150の近位の位置で、必要に応じて、シャフト本体107に沿った任意の位置に配置されることができる。例えば、溝145の第1の端部は、中央位置135と溝150の第2の端部との間に配置されることができ、中央位置135とシャフト120の近位端との間に配置されることができ、更に、シャフト120の近位端まで延在することができる。溝の近位端145と遠位端150との間の中心軸110に沿った距離は、軟組織置換ツールの用途に基づいて選ぶことができる溝部の長さ(L2)を画定することができる。大半の用途では、溝部の長さ(L2)は、約1.3センチメートル〜約25センチメートル(約0.5インチ〜約10インチ)、好ましくは、約1.8センチメートル〜約13センチメートル(約0.7インチ〜約5インチ)、及びより好ましくは、約1.8センチメートル〜約10センチメートル(約0.7インチ〜約4インチ)であろう。肩回旋筋腱板の外科的修復手技に取り組むために有用である非限定的な例では、シャフト本体107は、約2.5センチメートル〜約3.6センチメートル(1インチ〜約1.4インチ)若しくは約2.8センチメートル〜約3.3センチメートル(約1.1インチ〜約1.3インチ)の範囲、又は約3.0センチメートル(約1.2インチ)である、溝部の長さ(L2)を有することができる。
引き続き図1A〜Cを参照して、溝140は、長さの少なくとも一部分、例えば全体にわたって一貫したピッチPを有する螺旋として構成されることができる。他の実施形態では溝140は、中心軸110の周りを回転し、可変するピッチPを有してもよい。本明細書で使用される場合、「螺旋」又は「螺旋形」の溝は、一貫したピッチP又は可変するピッチPを有してもよい。シャフト本体107は、溝140と外側表面109との間に境界面141を画定することができる。境界面141は、角度、勾配の付いた縁、丸みの付いた縁、又は、外側表面109と溝140との間に境界面を提供する好適に構築された任意の構造、を画定することができる。溝140は、外側表面109から中心軸110に向かって測定することができる一般に一貫した深さD2、及び、中心軸110に垂直に配向する面に沿って中心軸110を取り巻く方向に沿って、溝140の第1の側面から溝140の第2の側面まで測定することができる幅W、を有することができる。深さD2は、患者の体内の窪みを形成される骨のサイズ及び部位に基づいて選ぶことができる。例えば、深さD2は、約1.3×10−3センチメートル〜約0.13センチメートル(約0.0005インチ〜約0.05インチ)であり得、幅は、約2.5×10−2センチメートル〜約1.3センチメートル(約0.01インチ〜約0.50インチ)であり得る。例えば、肩回旋筋腱板の修復で用いられる装置では、溝140は、約1.3×10−2センチメートル〜約6.4×10−2センチメートル(約0.005インチ〜約0.025インチ)、若しくは約2.5×10−2センチメートル〜約5.0×10−2センチメートル(約0.010インチ〜約0.020インチ)の範囲、又は約3.6×10−2センチメートル(およそ0.014インチ)である深さD2、及び約0.2センチメートル〜約0.61センチメートル(約0.08インチ〜約0.24インチ)の幅Wを有することができる。溝140は、必要に応じて、任意の好適な代替の深さD2及び幅Wを画定することができることが理解されるべきである。溝140は、湾曲状の断面、又は複数の交差する面から構成された断面(例えば、長方形又は正方形)を有することができる。非限定的な例では、肩回旋筋腱板の修復で用いられるシャフト本体107は、曲率半径が約2.5×10−2センチメートル〜約0.25センチメートル(約0.01インチ〜約0.1インチ)の範囲、又は約0.15センチメートル(約0.06インチ)である湾曲状の断面を有する溝140を有することができる。
引き続き図1A〜Cを参照して、シャフト本体107の遠位端130は、先端部155を含むことができる。先端部155は、遠位方向にテーパ形状であり得る。いくつかの実施形態では、先端部155は、点形状で終端し、一方、他の実施形態では先端部155は、鈍い形状であり得る。先端部155は、円錐形、角錐形状、多面体、又は切頭体状であり得る。上述の先端部形状の例は、例示的なものであり、限定することを意図するものではない。先端部155は、以下でより詳細に説明するように、骨の皮質壁を貫通して骨の海綿状部分に入る等の、軟組織若しくは骨の中に打ち込まれる、又は軟組織若しくは骨を通って打ち込まれるように構成されることができる。先端部155は、中心軸110に対する角度(α)、及び軟組織置換ツールの用途に基づいて非依存的に選ぶことができる長さ(L3)、を有することができる。非限定的な例では、肩回旋筋腱板の修復で用いられるシャフト本体107は、中心軸(α)に対して、約20°〜約40°若しくは約25°〜約35°の範囲、又は約30°の角度を成す先端部を有することができる。非限定的な例では、肩回旋筋腱板の修復で用いられるシャフト本体107は、約0.25センチメートル〜約0.76センチメートル(約0.10インチ〜約0.30インチ)の範囲、又は約0.46センチメートル(約0.18インチ)である長さ(L3)を有する、先端部155を有することができる。
シャフト本体107は更に、一実施形態では、遠位に向いている切断エッジ160を画定することができる。切断エッジ160は、シャフト本体107が円筒状又は代わりの形状であるかに関係なく、先端部155に対して外に延びる、例えば、先端部155から、半径方向とも呼ぶことができる中心軸110に実質的に垂直な方向に延びる、肩部を画定することができる。切断エッジ160は、環状である、又は、必要に応じて分割されることができる。あるいは、切断エッジ160は、必要に応じて、中心軸110に対して任意の角度で先端部から外に延びることができる。切断エッジ160は、中心軸110の周りで延在する円形又は多角形の外周を有することができる。切断エッジ160は、直線状、ぎざぎざの形状、のこぎり歯状、又は軟組織若しくは骨の皮質壁等の骨を通って、切断する、穿孔する、あるいは、打ち込むことができる別の形態を成すことができる。
シャフト105は更に、シャフト本体107の中へと延びる、例えば、中心軸110に向かって外側表面109の中へと延びるチャネル165を保有することができる。チャネル165は、外側表面109と中心軸110との間の位置で終端することができる。チャネル165は、中心軸110の周りで、例えば、中心軸110の周りで円周方向に、外側表面109に沿って延びることができる。チャネル165が中心軸110の周りで回転するときに、チャネル165は、中心軸110に沿って、近位又は遠位のどちらの方向にも並進移動しない。チャネルは、先端部155の近位かつ溝140の遠位に(例えば、先端部155と溝140との間に)配置されることができる。切断エッジ160が存在する実施形態では、切断エッジ160が先端部155とチャネル165との間に配置されるように、チャネル165は、切断エッジ160に対して、例えば、近位に、隣接して配置されることができる。チャネル165は、湾曲状の断面、又は複数の交差する面から構成された断面を有することができる。チャネル165は、溝140に対して、同じ深さ若しくは異なる深さ、及び/又は断面形状を有するように設計されることができる。非限定的な例では、肩回旋筋腱板の修復で用いられるシャフト本体107は、曲率半径が約2.5×10−2センチメートル〜約0.25センチメートル(約0.01インチ〜約0.1インチ)の範囲、又は約0.15センチメートル(約0.06インチ)である湾曲状の断面を有するチャネル165を有することができる。
シャフト本体107は、中心軸110に沿って遠位端130から所定の距離に設置される視覚的マーキング119を保有することができ、所定の距離は、上述したように直線距離であり得る。シャフトの遠位端130から視覚的マーキング119の距離は、特定の軟組織ディスプレーサツールが使用されるように設計された臨床的な状態に基づいて、予め設定されることができ、軟組織ディスプレーサツールの意図する使用によって異なり得る。通常、視覚的マーキング119はひとたび位置付けされると、軟組織ディスプレーサツール100の使用者によって変更されない。以下でより詳細に説明するように、示された深さが骨に打ち込まれるとき、所定の距離は、骨内に形成された窪みの好適な深さに相当することができる。したがって、医療専門家は、軟組織ディスプレーサツール100が骨に挿入された深さを測定するために、視覚的マーキング119をガイドとして用い、それによって、軟組織ディスプレーサツール100が挿入された骨の窪みの深さを測定することができる。
シャフト105は更に、シャフト本体107の中を延びる、例えば、外側表面109の中を中心軸110に向かって延びる第2のチャネル167を保有することができる。チャネル167は、外側表面109と中心軸110との間の位置で終端することができる。チャネル167は、中心軸110の周りで、例えば、中心軸110の周りで円周方向に、外側表面109に沿って延在することができる。チャネル167が中心軸110の周りで回転するときに、チャネル167は、中心軸110に沿って、近位又は遠位のどちらの方向にも並進移動しない。チャネルは、溝140の近位に(例えば、溝140と近位端120との間に)配置されることができる。チャネル167は、湾曲状の断面、又は複数の交差する面から構成された断面を有することができる。チャネル167は、溝140に対して、同じ深さ若しくは異なる深さ、及び/又は断面形状を有するように設計されることができる。
次に図2Aを参照して、窪みの中で軟組織を骨にこれから固定するために、軟組織ディスプレーサツール100を所定深さで骨へ挿入する方法が次に説明される。例えば、肩回旋筋腱板を含む軟組織の修復等のいくつかの手技では、シャフト105は、軟組織170を貫通して、少なくとも骨175の外側表面まで挿入されることができる。例示する実施形態によると、例えば、テーパ形状の又はとがった先端部であり得る遠位端130において、シャフトは、軟組織170の下にある骨の方へ軟組織170を貫通して打ち込まれることができる。次に、図2Bに示されるように、シャフト本体107の遠位端130は、下にある骨175の中に打ち込むことができる。例えば、遠位端130は、シャフトに加えられる遠位に向けられた力の下で、回転することなく、実質上に直線的に、骨の中に、穿孔される、又は打ち込まれることができる。力は、例えば、ハンマー又は槌からの衝撃を与える力であることができ、又は実質的に一定の力であることができる。代わりに又は追加的に、シャフト105に加えられた遠位力が遠位端130を骨に打ち込むにつれて、遠位端130は、一方向に、又は往復で、回転されることができる。シャフト本体107の外側表面109と軟組織170との間の摩擦力によって、軟組織170がシャフト105と共に、例えば、骨175の外側表面に向けて、運ばれてしまう可能性があり、軟組織と骨との間の視界(肉眼の、又は外科用カメラシステムのどちらか)を不明瞭にし得る。視覚的マーキング119が骨に対して所定の至近距離にあるとき、例えば、骨の外側表面と直線に並ぶ、又は隣接するとき、骨の深さが得られたことが理解されるであろう。それゆえに、視覚的マーキング119が、骨の外側表面と所定の至近距離にあるとき、視覚的マーキング119が確実に見えるように、骨の外側表面まで遮断されない視界を提供することが望ましい。
次に図2Cを参照して、軟組織ディスプレーサツールが骨175の中に挿入されると、シャフト105は、回転されることができ、それによって、少なくとも1つの溝140の少なくとも一部分に軟組織170の少なくとも一部分を少なくとも部分的に受け取らせる。溝140が傾斜しているため、シャフト105が回転されるにつれて、溝140は、近位に向けられた力を軟組織に加え、それによって、軟組織170が、骨175に対して近位方向に沿って動かされる。したがって、シャフト105の回転は、溝140に軟組織170を骨175から離して持ち上げさせる。言い換えると、シャフト105を回転させることによって軟組織170と接触する溝140上の1つ又は複数の位置が、シャフト105に沿って近位方向に動いて骨175から離れるように、溝140は傾斜している。図2Cに示されるように、シャフト105の時計方向の回転は、溝140に軟組織170を骨175から離して持ち上げさせる。あるいは、シャフト105の反時計方向の回転が、溝140に軟組織170を骨175から離して持ち上げさせるように、溝140が構成されることができることを理解するべきである。軟組織170が骨170から離間されるので、軟組織170と骨175との間に配置されたシャフト105の部分が見えるようになり、マーキングが、軟組織170と骨175との間に配置されたシャフト本体107の部分にあるとき、骨175に対する視覚的マーキング119の位置が確認される。軟組織は、視覚的マーキングの視野が可能になるまで十分な高さに引き上げられることができる。患者の生理機能に応じて、視覚的マーキング119の視野を回復させるために、軟組織170は、テントのように張るまで、又は、ぴんと張るまで、引き上げられることができる一方で、他の患者では、軟組織170がテントのように張るまで引き上げられることなく、視覚的マーキング119は視覚化されることができる。
シャフト105を回転させた後、視覚的マーキング119は、軟組織と骨の間とに配置されることができ、したがって、視野が軟組織と骨との間にあるカメラ又は他の画像装置によって、視覚的にアクセスされることができる。測定は、骨175に対する所定の至近距離に対する視覚的マーキング119の位置に関して行われることができる。マーキング119が未だ骨175に対して所定の至近距離にない場合、図2Dに示されるように、シャフト105は更に、軟組織170の中へ打ち込まれ、骨175の中へ打ち込まれることができる。図2Eを参照して、上述したように、シャフト105は再度、回転されて、軟組織170を骨175から離して引き上げることができる。シャフト105は、連続的に骨175に打ち込まれ、その次に、視覚的マーキング119が骨175に対して所定の至近距離にあるまで、必要に応じて、軟組織170を骨175から離して持ち上げさせるように、回転させることができ、それによって、シャフト105が所定の深さまで打ち込まれたことが示される。医療専門家が視覚的マーキングを見るのを補助するために、カメラ又は他の装置が用いられることができる。所望の深さを有する窪みが形成されると、シャフト105は、図2Fに示されるように、引く力、又は回す力を加える、又は、引く力と回す力の組み合わせを加えることによって、骨175から取り外されることができる。例えば、シャフト105は、近位端120から遠位端130への方向から見て、反時計回り方向にシャフト105を回転させることによって取り外されるように構成される、又は、近位端120から遠位端130への方向から見て、時計回り方向にシャフトを回転させることによって取り外されるように構成されることができる。
軟組織ディスプレーサツールは一実施形態に従って説明されたが、軟組織ディスプレーサツールは、必要に応じて任意の好適な他の実施形態に従って構築されることができることが理解されるべきである。例えば、軟組織ディスプレーサツールのシャフトは、中実でとがった先端部を有し得る一方で、軟組織ディスプレーサツールのシャフトは、カニューレ状にされていて、ガイドワイヤー又は個別の窪み形成器具と組み合わせて使用されることができる。
次に図3A〜3Cを参照して、軟組織ディスプレーサツール200は、前述したように構築することができるカニューレ状にされているシャフト205を含むことができるが、更にカニューレ状にされるように構成され、したがって、ツール200は誘導部材285を受け取ることができ、ガイド部材は軟組織を穿孔することができ、いくつかの実施形態では、下にある骨に挿入されることができる。例えば、誘導部材285は、下にある骨の中に窪みを形成するように構成されることができ(例えば、自己切断K−ワイヤ)、又は下にある骨の中の以前に形成された窪みに固定されるように構成されることができ(例えば、掘削手技の後に用いられるK−ワイヤ)、又は骨に当接するように構成されることができる(例えば、トロカール)。以下でより詳細に説明されるように、誘導部材285は、少なくとも骨の表面まで進められることができ、いくつかの実施形態では、下にある骨の中へ進められる、又は固定されることができ、視覚的マーキング219への視覚的なアクセスを提供する目的で、軟組織を骨から離して持ち上げるように、軟組織ディスプレーサツール200は上述の方法で回転されることができる。
シャフト205は、このようにシャフト本体207を含むことができる。シャフト本体207は、中心軸210に沿って一般に細長くなっていることができ、図示されるような直線形、又は、必要に応じて、他の形状であり得る。シャフト本体207は、近位端220、及び中心軸に沿って近位端220から離間された遠位端230を画定する。シャフト本体207は更に、近位端220と遠位端230との間に配置され、近位端220及び遠位端230からおよそ等距離に離間されている中央位置235を含むことができる。例えば、中央位置235は、中心軸210上に配置されることができる。用語「近位」及びその派生語は、本明細書で使用するとき、遠位端130から近位端220への方向を指し、用語「遠位」及びその派生語は、本明細書で使用するとき、近位端220から遠位端230への方向を指す。シャフト本体207は、図3Aに図示されるように、実質的に円筒状の形状を成してもよく、又は、必要に応じて、多面体等の他の形状を成すことができる。シャフト本体207は、中心軸210の周りで延在する外側表面209を画定することができる。シャフト本体207は、軟組織を貫通して少なくとも患者の骨まで挿入するために適している任意の長さ(L4)及び直径(D3)を有することができ、これらの寸法は、上述した長さ(L1)及び直径(D1)と同じであり得る。シャフト205は、金属及びプラスチックを含む、任意の好適な材料で作られることができ、ポリカーボネート、アクリル、及びポリスチレンが挙げられるが、これらに限定されない透明又は半透明の材料が好ましい。
シャフト205は更に、シャフト本体207の中へ延びる、例えば、外側表面209の中へ中心軸210に向かって延びる、少なくとも1つの溝240を画定することができる。溝240は、上述の溝140に類似することができ、上述の溝140と同じ一般形状、パターン、及び数を成すことができる。
溝の近位端245と遠位端250との間の中心軸210に沿った距離は、軟組織置換ツールの用途に基づいて選ぶことができる溝の長さ(L5)を画定することができる。長さ(L5)は、上述の長さ(L2)と同じであり得、深さ(D4)は、上述の深さ(D2)と同じであり得る。
引き続き図3A〜Cを参照して、シャフト本体207の遠位端230は、先端部255を含むことができる。先端部255は、遠位方向にテーパ形状であり得る。一実施形態では、先端部255は、鈍い先端部であり得、いくつかの実施形態では、先端部255は、切頭体又は多面体の形状である。上述の先端部形状の例は、例示的なものであり、限定することを意図するものではない。先端部255は、以下でより詳細に説明するように、軟組織の中に、又は軟組織を貫通して、打ち込まれるように構成されることができる。先端部255は、中心軸210に対する角度(β)、及び軟組織置換ツールの用途に基づいて独立的に選ぶことができる長さ(L6)を有することができる。非限定的な例では、肩回旋筋腱板の修復で用いられるシャフト本体207は、中心軸(β)に対して、約20°〜約40°の範囲、約25°〜約35°の範囲、又は約30°の角度を成す先端部を有することができる。非限定的な例では、肩回旋筋腱板の修復で用いられるシャフト本体207は、約2.5×10−2センチメートル〜約0.25センチメートル(約0.01インチ〜約0.10インチ)の範囲、又は約0.15センチメートル(約0.06インチ)である長さ(L6)を有する、先端部155を有することができる。
シャフト本体207は更に、一実施形態では、遠位に向いている切断エッジ260を画定することができる。切断エッジ260は、シャフト本体207が円筒状又は代わりの形状であるかに関係なく、先端部255に対して外に延びる、例えば、先端部255から、半径方向とも呼ぶことができる中心軸210に実質的に垂直な方向に延びる、肩部を画定することができる。切断エッジ260は、環状である、又は、必要に応じて、分割されることができる。あるいは、切断エッジ260は、必要に応じて、中心軸210に対して任意の角度で先端部から外に広がることができる。切断エッジ260は、中心軸210の周りで延在する円形又は多角形の外周を有することができる。切断エッジ260は、直線状、ぎざぎざの形状、のこぎり歯状、又は軟組織若しくは骨の皮質壁等の骨を通って、切断する、穿孔する、あるいは、打ち込むことができる別の形態を成すことができる。
シャフト205は更に、シャフト本体207の中を延びる、例えば、中心軸210に向かって外側表面209の中へ延びるチャネル265を保有することができる。チャネル265は、外側表面209と中心軸210との間の位置で終端することができる。チャネル265は、中心軸210の周りで、例えば、中心軸210の周りで円周方向に、外側表面209に沿って延在することができる。チャネル265が中心軸210の周りで回転するときに、チャネル265は、中心軸110に沿って、近位又は遠位のどちらの方向にも並進移動しない。チャネルは、先端部255の近位かつ溝240の遠位に(例えば、先端部255と溝240との間に)配置されることができる。切断エッジ260が存在する実施形態では、切断エッジ260が先端部255とチャネル265との間に配置されるように、チャネル265は、切断エッジ260に対して、例えば、近位に、隣接して配置されることができる。チャネル265は、湾曲状の断面、又は複数の面から構成された断面を有することができる。チャネル265は、溝240に対して、同じ深さ若しくは異なる深さ、及び/又は断面形状を有するように設計されることができる。非限定的な例では、肩回旋筋腱板の修復で用いられるシャフト本体207は、曲率半径が約2.5×10−2センチメートル〜約0.25センチメートル(約0.01インチ〜約0.1インチ)の範囲、又は約0.15センチメートル(約0.06インチ)である湾曲状の断面を有するチャネル265を有することができる。
シャフト本体207は、中心軸210に沿って遠位端230から所定の距離に設置される視覚的マーキング219を保有することができる。所定の距離は、上述したように直線距離であり得る。視覚的マーキング219のシャフトの遠位端230からの距離は、特定の軟組織ディスプレーサツールが使用されるように設計された臨床的な状態に基づいて、予め設定されることができ、軟組織ディスプレーサツールの意図する使用に応じて異なり得る。通常、視覚的マーキング219はひとたび位置付けされると、軟組織ディスプレーサツール200の使用者によって変更されない。以下でより詳細に説明するように、示された深さが骨に打ち込まれるとき、所定の距離は、骨内に形成された窪みの好適な深さに相当することができる。したがって、医療専門家は、軟組織ディスプレーサツール200が骨に挿入された深さを測定するために、視覚的マーキング219をガイドとして用い、それによって、軟組織ディスプレーサツール200が挿入された骨の窪みの深さを測定することができる。あるいは、シャフト本体207が、透明の材料、又は半透明の材料で作られる実施形態では、シャフト本体207の開口部280に受け入れられた誘導部材285又は他の器具は、誘導部材285又は他の器具の遠位端から所定の(pretermined)距離に設置される視覚的マーキング219を保有することができる。
シャフト205は更に、シャフト本体207の中へ延びる、例えば、中心軸210に向かって外側表面209の中へ延びる第2のチャネル267を保有することができる。チャネル267は、外側表面209と中心軸210との間の位置で終端することができる。チャネル267は、中心軸210の周りで、例えば、中心軸210の周りで円周方向に、外側表面209に沿って延在することができる。チャネル267が中心軸210の周りで回転するときに、チャネル267は、中心軸210に沿って、近位又は遠位のどちらの方向にも並進移動しない。チャネルは、先端部255及び溝240の近位に(例えば、溝240と近位端220との間に)配置されることができる。チャネル267は、湾曲状の断面、又は複数の交差する面から構成された断面を有することができる。チャネル267は、溝240に対して、同じ深さ若しくは異なる深さ、及び/又は断面形状を有するように設計されることができる。
引き続き図3A〜Cを参照して、シャフト205は、近位端220から遠位端230まで、一般に中心軸210に沿ってシャフト本体207を通って延在する開口部280を画定するように、カニューレ状にされていることができる。開口部280は更に、中心軸210に対して中心に位置付けられることができ、誘導部材285を受け入れるために、必要に応じた寸法及び形状であることができる。したがって、シャフト本体207は、近位端220から遠位端230まで延在し開口部280を画定する内側表面283を含むことが理解されるべきである。内側表面283は、実質的に円筒状の形状であることができ、又は、必要に応じて、多面体等の他の形状を成すことができる。内側表面283は、シャフト本体(D3)の直径より小さく、誘導部材285を受け入れるほど十分に大きい寸法である直径(D5)を有することができる。非限定的な例では、肩回旋筋腱板の修復で用いられるシャフト本体207は、約0.13センチメートル〜約0.38センチメートル(約0.05インチ〜約0.15インチ)、若しくは約0.13センチメートル〜約0.25センチメートル(約0.05インチ〜約0.10インチ)の範囲である、又は約0.18センチメートル(約0.07インチ)である直径(D5)を有する内側表面283によって画定された開口部280を有することができる。
図4A〜Bを参照して、並びに前述したように、軟組織ディスプレーサツール200は更に、近位端、遠位端を有し、中心軸に沿って細長い誘導部材285であって、図示されるように直線形であり得る、又は必要に応じて他の形状であり得る誘導部材を含むことができる。誘導部材285は、任意に構築されることができ、少なくとも下にある骨の表面まで進められるように構成されることができ、いくつかの実施形態では下にある骨の中に進められる、又は固定される。例えば、図4Aに示されるように、一実施形態に従って構築された誘導部材285は、本体289、及び本体289から遠位に延在する先端部291を有する、K−ワイヤ(Kirschnerワイヤ)287として構成されることができる。先端部291は、遠位方向に沿ってテーパ形状であり得、必要に応じてとがった先端部を画定することができる。K−ワイヤは、軟組織及び/又は骨の皮質壁等の骨を穿孔し、骨の海綿状部分に打ち込まれることができる、とがった先端部を有することができる。例えば、K−ワイヤの先端部形状は、ダイヤモンド先端部、又はトロカール先端部を含むことができる。K−ワイヤ287は更に、先端部291に近位の位置で、ねじ切りされることができる、又は、滑らか若しくはねじ切り無しであり得る。したがって、開口部は、骨の中に事前に掘削されることができ、K−ワイヤ287は、事前に作られた開口部に挿入されることができる。ねじ切りされた場合、K−ワイヤは、ねじこんで骨に取り付けられるように、回転されることができる。あるいは、掘削器具が、開口部を事前に作ることができる。更に代替として、開口部が作られるように、K−ワイヤ287の先端部291が骨の中に打ち込まれることができる。ねじ切りされた場合、K−ワイヤ287は、ねじこんで骨に取り付けられるように、次に回転されることができる。したがって、K−ワイヤ287は、形成される窪みを画定する位置で、骨の中に固定されることができる。誘導部材285は、骨の中に進められるように構成されることができ、例えば、骨の中に開口部を形成することができる、又は、骨の中に、例えば、事前に掘削された開口部内に、固定されることができることが理解されるべきである。
肩回旋筋腱板を含む軟組織の修復等のいくつかの手技では、K−ワイヤ287等の軟組織ディスプレーサツール200の誘導部材285は、軟組織を貫通して導入され、骨の中に進められる、又は骨の中に固定されることができる。例えば、K−ワイヤ287は、上述の方法で、事前に掘削され開口部の中に進められる若しくは固定される、又は骨の中に打ち込まれることができる。K−ワイヤがねじ切りされていない場合、K−ワイヤ287は骨の中に圧入されることができる。したがって、K−ワイヤ287は、打ち込む、ハンマーで打つ、掘削する、又はねじ込むを含む、当該技術分野において周知の任意の方法によって、植込まれることができる。K−ワイヤ287は、シャフト205の開口部280の中に配置された間、又はシャフト205の外部のどちらかで、骨の中に進められる、又は固定されることができることが理解されるべきである。したがって、方法は、K−ワイヤ287を骨まで前進させる若しくは骨に固定させる前に、又は後に、K−ワイヤ287が開口部280を通って延在するように、シャフト205をK−ワイヤ287に被せて置くステップを含むことができる。K−ワイヤ287が骨の中に進められる又は固定され、開口部280を通って更に延在すると、シャフト205は、K−ワイヤ287に沿って、軟組織を貫通して骨まで挿入されることができる。
K−ワイヤ287が骨の中に打ち込まれるにつれて、K−ワイヤ287の外側表面と軟組織との間の摩擦力によって、軟組織がK−ワイヤ287と共に骨の外側表面に向けて又は外側表面まで運ばれてしまう可能性があることが理解される。更に、K−ワイヤ287が固定されている間、軟組織が骨まで運ばれなかった場合、シャフト205が骨に打ち込まれるにつれて、シャフト205の外側表面209と軟組織との間の摩擦力によって、軟組織がシャフト205と共に骨の外側表面まで運ばれてしまう可能性があることが理解される。したがって、K−ワイヤ287が骨の中に固定されるとき、及びシャフト205が骨に打ち込まれたとき、軟組織が視覚的マーキング219への視覚的なアクセスを阻止する可能性がある。
したがって、溝240が軟組織と位置合わせするように、シャフト205は、十分な深さまで骨の中に打ち込まれることができる。したがって、軟組織を骨から離して持ち上げるために、軟組織ディスプレーサツール100に関して上述した方法で、シャフト205は回転されることができる。視覚的マーキング219の位置は、このように上述の方法で評価されることができ、軟組織ディスプレーサツール200が所定深さに骨の中に打ち込まれたことが目視で確認できるように、シャフトは、骨の中に更に打ち込まれ、次に軟組織を骨から離して持ち上げるために、必要に応じて何回でも回転されることができる。視野が骨と持ち上げられた軟組織との間にあるカメラ又は他の画像装置は、視覚的マーキング219及び骨の画像に提供することができる。視覚的マーキング219が骨に対して所望の至近距離に位置合わせされると、シャフト205は、上述したように、引くこと若しくは回すこと、又は引くことと回すこととの組み合わせによって、取り外されることができる。K−ワイヤ287は、シャフト205の取り外し前又は後に、骨から取り外されることができる。
次に図4Bを参照して、別の実施形態に従って構築された誘導部材285は、本体295、及び本体295から遠位に延在する先端部297を有するトロカール293として構成されることができる。先端部297は、遠位方向に沿ってテーパ形状であり得、必要に応じてとがった先端部を画定することができる。先端部297は、とがらせることができ、かつ軟組織を穿孔することができる。いくつかの実施形態では、先端部297は、骨の皮質壁等の骨を穿孔することができ、かつ骨の海綿状部分の中へ打ち込まれることができる。したがって、トロカール293の先端部297は、軟組織の中へ打ち込まれることができ、トロカール293は更に、少なくとも骨の表面まで、又は所望の深さまで骨の中へ打ち込まれることができる。トロカール自体が、中実であることができ、又はガイドワイヤーを受け入れるようにカニューレ状にされていることができる。トロカールは、視覚的マーキング219を保有することができ、トロカール293によって保有された視覚的マーキング219がシャフト205を通って目に見えるように、シャフト205は、透明又は半透明であり得ることが理解されるべきである。あるいは、トロカール293は、軟組織を穿孔するために用いることができ、シャフト205を少なくとも下にある骨の表面まで運ぶために用いることができる。トロカール293は、シャフト205の開口部280から取り外されることができ、骨パンチ等の器具が、シャフト205の開口部280の中へ挿入されることができる。骨パンチ等の器具は、器具の遠位端から所定距離である視覚的マーキング219を保有することができる。したがって、器具285がシャフト205の開口部280内に配置されたとき、器具上の視覚的マーキング219がシャフト205を通して見えるように、シャフト205は、ポリカーボネート、アクリル、及びポリスチレン挙げられるが、これらに限定されない、透明又は半透明の材料で作られることができる。
手術中に、トロカール293は、上述されるように、骨の中に打ち込まれることができる。トロカール293が開口部280の中に挿入される前、又は挿入された後に、トロカール293は骨の中へ打ち込まれることができる。トロカール293が開口部280の中に挿入される前に骨に打ち込まれる場合、そのときにはトロカールが少なくとも開口部280の中に、又は開口部280を通って、延在するように、シャフト205は、トロカール293を覆うようにして設置されていることができる。次に、シャフト205は、遠位端230が骨に接して置かれるまで、トロカール293に沿って打ち込まれることができる。あるいは、トルーカル293がシャフト205の開口部280に配置される間、トロカール293は、軟組織を貫通して、少なくとも骨の表面まで打ち込まれることができる。シャフト205の外側表面209と軟組織との間の摩擦力によって、軟組織がシャフト205と共に骨の外側表面まで運ばれてしまう可能性がある。カメラ又は他の画像装置の所望する視野が軟組織と骨との間に向けられるまで、上述の方法でシャフト205を回転させることによって、軟組織は骨から離れて持ち上げられることができる。トロカールは、シャフト205の開口部280から取り外されることができ、器具は、シャフト205の開口部280の中に挿入されることができる。軟組織を骨から離して引き上げるためにシャフト205が回転される前に又は後に、トロカール293は、シャフト205の開口部280から取り外されることができる。器具がシャフト205の開口部280の中に挿入されると、器具上のマーキング219の視野の妨げとなるように軟組織が位置付けられている場合、軟組織を持ち上げるようにシャフト205は回転されることができる。器具は骨の中に打ち込まれることができ、シャフト205が軟組織と接触している、及び、器具はシャフト205を通って打ち込まれるので、器具を骨に打ち込むステップは、軟組織を骨の方へ運ばせない。次に、器具及びシャフト205は、骨から取り外されることができる。
更に、他の用途では、軟組織ディスプレーサツール100及び200は、他の方法に従って、骨の中に窪みを形成し、骨の中の窪みの深さを測定するために用いることができることが理解されるべきである。例えば、軟組織が切断されている場合、したがって、シャフトと共に骨の外側表面に向かって運ばれない場合には、軟組織ディスプレーサツールは、骨の中に挿入されることができ、医療専門家は、軟組織ディスプレーサツールが挿入された深さを決定するために、視覚的マーキングを見ることができ、それによって、骨の中の窪みの深さを決定することができる。軟組織ディスプレーサツールは、更に骨の中に打ち込まれ、視覚的マーキングと遠位端130、230との間の所定距離に相当する深さに軟組織ディスプレーサツールが骨の中に挿入されるまで、視覚的マーキングは繰り返し見られることができる。
肩回旋筋腱板を含む軟組織の修復等のいくつかの手技では、医療専門家は、まず断裂を完全なものにし、軟組織ディスプレーサツール100、200を、断裂部を貫通して、骨の中に挿入させる。前述したように、医療専門家は、視覚的マーキングを見て、骨の中の窪みの深さを決定することができる。医療専門家は、軟組織ディスプレーサツールを骨の中に打ち込むステップ、及び、視覚的マーキングが存在する場合は、視覚的マーキングを見るステップを繰り返すことができる。軟組織ディスプレーサツールが、骨の中に、所定距離又は所望の深さまで挿入されると、軟組織ディスプレーサツールは、引くこと若しくは回すこと、又は引くことと回すこととの組み合わせことによって、取り外されることができる。図1Cに示されるように、遠位端から近位に見て時計回りの溝140を有する軟組織ディスプレーサツール100は、遠位端から近位に見て反時計回りの方向に骨窪みインジケータをただ回転させること、又は近位に向けられた力をシャフトに加えることと組み合わせることのどちらかによって、取り外されることができる。左回りの溝を有する軟組織ディスプレーサツールは、近位端から見て反時計回りの方向に骨窪みインジケータを回転させることによって取り外すのに好適である、ことが理解されるべきである。
上述の実施形態に対して、その広い発明概念から逸脱することなく、変更を行なうことができることが当業者に理解されるであろう。更に、本明細書で説明した任意の実施形態に関する上述の構造、特徴、及び方法は、特に指定されない限り、本明細書で説明した任意の他の実施形態に組み込まれることができることが理解されるべきである。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるのではなく、本開示の趣旨及び範囲内にある修正を包含するものであることが理解されよう。
〔実施の態様〕
(1) 軟組織ディスプレーサツールの外側シャフト表面に沿って軟組織を動かすための軟組織ディスプレーサツールであって、
中心軸に沿って細長いシャフトであって、近位端と、遠位方向に前記近位端から離間されている遠位端と、前記近位端と前記遠位端との間に等距離に配置された中央位置と、を有するシャフト本体と、外側シャフト表面と、を含む、シャフトを備え、
前記外側シャフト表面は、少なくとも1つの傾斜した溝を含み、前記少なくとも1つの傾斜した溝は、前記シャフト本体の中へと窪んでおり、(1)前記中心軸に垂直である面に対して傾斜していて、かつ2)前記中心軸の周りを回転し、前記溝は、第1の端部、及び前記遠位方向に沿って前記第1の端部から離間されている第2の端部で終端し、前記第2の端部は、前記遠位方向の反対側である近位方向に沿って前記遠位端から離間されている、軟組織ディスプレーサツール。
(2) 前記シャフト本体の前記遠位端は、テーパ形状の先端部を含む、実施態様1に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(3) 前記テーパ形状の先端部は、とがった先端部である、実施態様2に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(4) 前記先端部は、切頭体形状である、実施態様2に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(5) 前記外側シャフト表面上のそれぞれの溝の遠位に位置する、遠位に面する切断エッジを更に含む、実施態様1に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(6) 前記傾斜した溝は、前記溝が、前記遠位端から前記近位端の方に見て前記遠位方向の反対側である近位方向に延びるにつれて、前記中央位置の外側表面の周りで時計回りに配向されている、実施態様1に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(7) 前記シャフトは、前記近位端から前記遠位端まで前記中心軸に沿って延在する開口部を画定するようにカニューレ状にされている、実施態様1に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(8) 前記シャフトは、透明又は半透明の材料を含む、実施態様7に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(9) 前記開口部に受け入れられる寸法であり、かつ軟組織を穿孔するように構成されている誘導部材を更に含む、実施態様7に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(10) 前記誘導部材は、骨の中に進められるように構成される、実施態様9に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(11) 前記誘導部材は、K−ワイヤである、実施態様9に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(12) 前記誘導部材は、トロカールである、実施態様9に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(13) 前記傾斜した溝は、螺旋形である、実施態様1に記載の軟組織ディスプレーサツール。
(14) 骨の中に孔を形成する方法であって、
軟組織を貫通して少なくとも前記骨の外側表面までシャフトを挿入することであって、前記シャフトは中心軸に沿って細長く、前記シャフトは、近位端と、遠位方向に前記近位端から離間されている遠位端と、前記近位端と前記遠位端との間に等距離に配置された中央位置と、を有するシャフト本体と、外側シャフト表面と、を含み、前記外側シャフト表面は、少なくとも1つの傾斜した溝を含み、前記少なくとも1つの傾斜した溝は、前記シャフト本体の中へと窪んでおり、(1)前記中心軸に垂直である面に対して傾斜していて、かつ2)前記中心軸の周りを回転し、前記溝は、第1の端部、及び前記遠位方向に沿って前記第1の端部から離間されている第2の端部で終端し、前記第2の端部は、前記遠位方向の反対側である近位方向に沿って前記遠位端から離間されている、シャフトを挿入することと、
前記挿入するステップの後に、前記傾斜した溝に前記軟組織を前記骨から離して引き上げさせるように前記シャフトを回転させることと、を含む、方法。
(15) 前記傾斜した溝は、前記軟組織と当接するように構成された前記シャフト上の位置を規定し、前記回転させるステップは、前記位置を、前記骨から離れる方向に前記シャフトに沿って動かすことを更に含む、実施態様14に記載の方法。
(16) 前記シャフトは、テーパ形状の先端部を更に含み、前記方法は、前記テーパ形状の先端部を前記骨の中に打ち込むステップを更に含む、実施態様14に記載の方法。
(17) 前記挿入するステップの前に、K−ワイヤを前記軟組織に貫通させて前記骨の中に植込むステップを更に含む、実施態様14に記載の方法。
(18) 前記打ち込むステップは、前記挿入するステップの後で、かつ前記回転させるステップの前に行われる、実施態様16に記載の方法。
(19) トロカールを前記軟組織に貫通させて少なくとも前記骨まで打ち込むステップを更に含む、実施態様14に記載の方法。
(20) 前記腱と前記骨との間に配置された前記シャフトの部分を視覚化するステップを更に含む、実施態様14に記載の方法。

Claims (13)

  1. 軟組織ディスプレーサツールの外側シャフト表面に沿って軟組織を動かすための軟組織ディスプレーサツールであって、
    中心軸に沿って細長いシャフトであって、近位端と遠位方向に前記近位端から離間されている遠位端とを有するシャフト本体および外側シャフト表面を含む、シャフトを備え、
    前記外側シャフト表面は、少なくとも1つの傾斜した溝を画し、前記少なくとも1つの傾斜した溝は、前記シャフト本体の中へと窪んでおり、(1)前記中心軸に垂直である面に対して傾斜していて、かつ(2)前記中心軸の周りを回転し、前記傾斜した溝は、第1の端部、及び前記遠位方向に沿って前記第1の端部から離間されている第2の端部で終端し、前記第2の端部は、前記遠位方向の反対側である近位方向に沿って前記遠位端から離間されており、
    前記外側シャフト表面は、実質的に滑らかであり、前記傾斜した溝は、前記シャフトが軟組織の中で回転すると、前記軟組織を前記外側シャフト表面に沿って前記近位方向に動かすように構成されており、
    前記シャフトは、前記傾斜した溝の前記第1の端部と前記傾斜した溝の前記第2の端部との間の固定された位置に複数の視覚的マーキングを更に含み、前記視覚的マーキングは、前記シャフトの外から視覚的にアクセス可能であり、
    前記少なくとも1つの傾斜した溝の遠位に位置する、遠位に面する切断エッジを更に含み、前記切断エッジの最大外径は前記外側シャフト表面の最大外径と略同一の大きさであり、
    前記軟組織ディスプレーサツールが骨に所望の深さで挿入された時に前記骨の表面に近接する前記シャフト上の位置に、前記視覚的マーキングは設けられている、軟組織ディスプレーサツール。
  2. 前記シャフト本体の前記遠位端は、テーパ形状の先端部を含む、請求項1に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  3. 前記テーパ形状の先端部は、とがった先端部である、請求項2に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  4. 前記先端部は、切頭体形状である、請求項2に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  5. 前記傾斜した溝は、前記傾斜した溝が、前記遠位端から前記近位端の方に見て前記遠位方向の反対側である近位方向に延びるにつれて、前記近位端と前記遠位端との間の外側シャフト表面の周りで時計回りに配向されている、請求項1に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  6. 前記シャフトは、前記近位端から前記遠位端まで前記中心軸に沿って延在する開口部を画定するようにカニューレ状にされている、請求項1に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  7. 前記シャフトは、透明又は半透明の材料を含む、請求項6に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  8. 前記開口部に受け入れられる寸法であり、かつ軟組織を穿孔するように構成されている誘導部材を更に含む、請求項6に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  9. 前記誘導部材は、骨の中に進められるように構成される、請求項8に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  10. 前記誘導部材は、K−ワイヤである、請求項8に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  11. 前記誘導部材は、トロカールである、請求項8に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  12. 前記傾斜した溝は、螺旋形である、請求項1に記載の軟組織ディスプレーサツール。
  13. 前記外側シャフト表面は1つまたは複数の凸部として構成されており、当該凸部は、前記中心軸の周りを複数の回転に沿って連続して延びる、請求項1に記載の軟組織ディスプレーサツール。
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