JP6735122B2 - 会計データ作成装置、会計データ作成方法、及び会計データ作成プログラム - Google Patents

会計データ作成装置、会計データ作成方法、及び会計データ作成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、会計データ作成装置、会計データ作成方法、及び会計データ作成プログラムに関する。
特許文献1には、企業の財務会計管理業務ソフトのデータ処理を行う業務処理制御端末機を含むコンピュータシステムが記載されている(請求項1参照)。この特許文献1に記載のコンピュータシステムは、デフォルトの設定用表示画面を用いてデータ管理項目と、項目配置(レイアウト)とを予め設定しておくことができるように構成されている(図2のS21〜S23参照)。そして、特許文献1に記載のコンピュータシステムを用いることにより、業務処理時には、登録データの入力を、設定した項目・順序で行うことができる(同S25参照)。
特開2002−083258号公報
ここで、特許文献1に記載の技術では、項目配置の設定は、そのために用意された項目配置設定用表示画面を介して、利用者によるマウスでのドラッグを受け付けることによって行われる(段落[0024]参照)。したがって、特許文献1に記載の技術では、マウスでのドラッグを受け付けることが可能な設定画面上でしか、すなわち項目配置可能な場所が予めデザインされているレイアウト(帳票)の範囲内でしか、設定変更の自由度がない。
ところで、企業における管理会計においては、会計担当者が、既存の会計データを用いて、表計算ソフト(例えば、マイクロソフト社のエクセル(登録商標))におけるスプレッドシート上で作成した経営資料を作成することが多い。しかしながら、このような経営資料は、手作業で作成されたものであるために、翌月も完全に同じレイアウトで同等の経営資料を作成することができるとは限らないという問題点がある。また、複数の傘下企業を抱える大企業においては、各傘下企業の会計担当者が既定のレイアウトで自社分の経営資料を作成したつもりでも、他社の経営資料と同等の見栄えを確保することは極めて困難であり、そのため、傘下企業から集められた複数の経営資料を見比べると、統一感がない等の違和感が生じるという問題点がある。これらの問題点は、手作業によって作りこまれたフォーマットには会計担当者のノウハウや作為が意図せずとも入りこんだり、そのフォーマットを他の会計担当者が流用しても元の会計担当者のノウハウや作為を把握することができなかったりすることに起因する。特に、会計データは、科目の数が多岐にわたり、また、日次、月次というようにデータの数も膨大であるため、上記の問題点はより顕著となる。
以上のことから、帳票によらずとも、自由度の高いスプレッドシートを用いて、統一感のあるレイアウトで会計資料等の会計データを既存の会計データから自動的に作成することができることが求められている。そして、そのようなことが実現できれば、管理会計用の又は税務会計用の会計データの作成の手間を大幅に軽減することができることも期待される。
そこで、本発明は、統一感のあるレイアウトの会計データを大幅な手間をかけることなく作成することができる会計データ作成装置、会計データ作成方法、及び会計データ作成プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る会計データ作成装置は、複数科目の第1の会計データのデータ群を用いて、複数のセルが行方向及び列方向に配列したスプレッドシート上に配置するための所定の表タイプの第2の会計データを作成するための、制御部を備えた会計データ作成装置であって、前記制御部は、前記スプレッドシートにおける所定のセルの行及び列に関するセル特定情報、前記データ群から選択される第1の会計データの科目に関する科目情報、及び、前記表タイプの種類に関する表タイプ情報を互いに関連付けた第1のマスタと、前記表タイプ情報、前記所定のセルからの相対位置を前記行方向及び前記列方向のうちの少なくとも1方向におけるセルの数で規定するための相対位置情報、及び、前記科目情報に対応する科目に属する1群の第1の会計データを互いに関連付けた第2のマスタとを参照することにより、選択された表タイプに応じて定まる科目に属する1群の第1の会計データに対応する文字列を、前記所定のセル及び前記相対位置にあるセルに配置する配置手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る会計データ作成装置は、前記に記載の会計データ作成装置において、前記スプレッドシートは、複数枚のスプレッドシートを包含する電子的なファイルにおける一のスプレッドシートであり、かつ、前記配置手段は、さらに、前記第2のマスタにおける前記1群の第1の会計データに対応する前記相対位置に関するレイアウト情報と、前記複数枚のスプレッドシートのうちの前記一のスプレッドシートを特定するためのシート特定情報とを互いに関連付けた第3のマスタを参照することにより、前記1群の第1の会計データに対応する文字列を前記シート特定情報で特定されるスプレッドシートに配置することを特徴とする。
さらに、本発明に係る会計データ作成装置は、前記に記載の会計データ作成装置において、前記制御部は、前記1群の第1の会計データと、前記シート特定情報と、当該シート特定情報で特定されるスプレッドシートに設定すべきシート名に関するシート名情報とを互いに関連付けた第4のマスタを参照することにより、前記1群の第1の会計データを配置すべきスプレッドシートにシート名を設定するシート名設定手段をさらに含むことを特徴とする。
さらに、本発明に係る会計データ作成装置は、前記に記載の会計データ作成装置において、前記制御部は、前記1群の第1の会計データと、前記シート特定情報と、当該シート特定情報で特定されるスプレッドシートを包含するファイルに設定すべきファイル名に関するファイル名情報とを互いに関連付けた第5のマスタを参照することにより、前記1群の第1の会計データを配置すべきスプレッドシートを包含するファイルにファイル名を設定するファイル名設定手段をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明に係る会計データ作成方法は、制御部を備えた会計データ作成装置において実行される、複数科目の第1の会計データのデータ群を用いて、複数のセルが行方向及び列方向に配列したスプレッドシート上に配置するための所定の表タイプの第2の会計データを作成するための会計データ作成方法であって、前記制御部において実行される、前記スプレッドシートにおける所定のセルの行及び列に関するセル特定情報、前記データ群から選択される第1の会計データの科目に関する科目情報、及び、前記表タイプの種類に関する表タイプ情報を互いに関連付けた第1のマスタと、前記表タイプ情報、前記所定のセルからの相対位置を前記行方向及び前記列方向のうちの少なくとも1方向におけるセルの数で規定するための相対位置情報、及び、前記科目情報に対応する科目に属する1群の第1の会計データを互いに関連付けた第2のマスタとを参照することにより、選択された表タイプに応じて定まる科目に属する1群の第1の会計データに対応する文字列を、前記所定のセル及び前記相対位置にあるセルに配置する配置ステップを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る会計データ作成プログラムは、制御部を備えた会計データ作成装置において実行させるための、複数科目の第1の会計データのデータ群を用いて、複数のセルが行方向及び列方向に配列したスプレッドシート上に配置するための所定の表タイプの第2の会計データを作成するための会計データ作成プログラムであって、前記制御部において実行させるための、前記スプレッドシートにおける所定のセルの行及び列に関するセル特定情報、前記データ群から選択される第1の会計データの科目に関する科目情報、及び、前記表タイプの種類に関する表タイプ情報を互いに関連付けた第1のマスタと、前記表タイプ情報、前記所定のセルからの相対位置を前記行方向及び前記列方向のうちの少なくとも1方向におけるセルの数で規定するための相対位置情報、及び、前記科目情報に対応する科目に属する1群の第1の会計データを互いに関連付けた第2のマスタとを参照することにより、選択された表タイプに応じて定まる科目に属する1群の第1の会計データに対応する文字列を、前記所定のセル及び前記相対位置にあるセルに配置する配置ステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、統一感のあるレイアウトの会計データを大幅な手間をかけることなく作成することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る会計データ作成装置を含む会計データ作成システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、図1における会計データ作成装置100において実行される会計データ作成方法に係る処理手順を示すフローチャートである。 図3は、表タイプが決定されたときに、図2のステップS203で出力書式設定マスタ106aから取得可能な情報を説明するために用いられる図であり、図3(a)は、取得される科目情報とセル特定情報の一例を示し、図3(b)は、図3(a)から取得された情報に従った出力例を示す。 図4は、表タイプが決定されたときに、図2のステップS203でシート内設定マスタ106bから取得可能な情報を説明するために用いられる図であり、図4(a)は、取得される相対位置情報の一例を示し、図4(b)は、図4(a)から取得された情報に従った出力例を示す。 図5は、図2のステップS205でスプレッドシートが特定されたときに、図2のステップS207で配置される会計データを説明するために用いられる図であり、図5(a)は、図2のステップS205で表計算ソフト設定マスタ106cから取得されるシート特定情報の一例を示し、図5(b),図5(c),及び図5(d)は、図5(a)から取得された情報に従った出力例を示す。 図6は、図5の別の例を示す図であり、図6(a),図6(b),図6(c),図6(d)は、それぞれ、図5(a),図5(b),図5(c),図5(d)に示す例とは別の例を示す。 図7は、図2のステップS210のマスタ編集処理のサブルーチンに係る処理手順を示すフローチャートである。 図8は、図7のステップS213で表示される出力書式設定マスタメンテナンス画面の一例を示す図である。 図9は、図8に示すような出力書式設定マスタメンテナンス画面を介して登録可能な項目を説明するための図であり、図9(a)はヘッダ部分を、図9(b)は、明細部分を示す。 図10は、図7のステップS214で表示されるシート内設定マスタメンテナンス画面の一例を示す図である。 図11は、図10に示すようなシート内設定マスタメンテナンス画面を介して登録可能な項目を説明するための図であり、図11(a)はヘッダ部分を、図11(b)は、明細部分を示す。 図12は、互いに異なるレイアウトを説明するために用いられる図であり、図12(a)は、レイアウトの第1の例を、図12(b)は、同第2の例を、図12(c)は、同第3の例を示す。 図13は、図7のステップS215で表示される表計算ソフト設定マスタメンテナンス画面の一例を示す図である。 図14は、図13に示すような表計算ソフト設定マスタメンテナンス画面を介して登録可能な項目を説明するための図であり、図14(a)はヘッダ部分を、図14(b)は、明細部分を示す。 図15は、図7のステップS213〜S215で各種マスタに対して設定を行った結果、複数のレイアウトが登録された場合のレイアウト一覧画面の例を示す図である。 図16は、図7の処理で用いられるスプレッドシートのテンプレートの例を示す図であり、図16(a)は、ステップS212で選択されるテンプレートを示し、図16(b)は、図16(a)のテンプレートに対して、会計データA,B,Cのレイアウト等が設定された場合を模式的に示す。 図17は、図16(b)に示すテンプレートに対して設定されているマスタの設定例を示す図であり、図17(a)は、出力書式設定マスタ106aの設定例を示し、図17(b)は、シート内設定マスタ106bの設定例を示す。 図18は、図16(b)に示すテンプレートに対して設定されている表計算ソフト設定マスタ106cの設定例を示す図である。 図19は、図16(b)のテンプレートに対して会計データの配置を行った場合の例を示す図である。
本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態を説明する。
[1−1.構成]
図1は、本実施形態に係る会計データ作成装置を含む会計データ作成システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す会計データ作成システム1000は、情報処理装置としての会計データ作成装置100と、サーバ200と、会計データ作成装置100及びサーバ200を相互に通信可能に接続するネットワーク300とを含んでいる。
会計データ作成装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータであり、複数科目の第1の会計データのデータ群(例えば、既存の会計データ)から、表計算ソフト(例えば、マイクロソフト社のエクセル(登録商標))におけるシート(セルが行方向及び列方向に配列したスプレッドシート)上に、所定の表タイプの第2の会計データ(例えば、会計資料用データ)を作成するための情報処理装置である。なお、会計データ作成装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
会計データ作成装置100は、制御部102と、通信インターフェース部104と、記憶部106と、入出力インターフェース部108とを備えている。会計データ作成装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、会計データ作成装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、会計データ作成装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。したがって、通信インターフェース部104は、図1には図示されていない情報処理装置からの入力情報等を、ネットワーク300を介して又はネットワーク300及びサーバ200を介して、受け付けることが可能に構成されているとともに、所定の情報処理装置に対して所定の情報を出力することが可能に構成されている。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラム(本発明のプログラムを含む)が記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。また、この記憶部106には、本発明の情報管理プログラムを実施するために用いられる各種のマスタ(データベース又はテーブル)が書出し/読出し可能に格納されている。各種のマスタについては後述する。
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。
制御部102は、会計データ作成装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
さらに図1を参照しながら、記憶部106の構成と制御部102の構成について詳述する。
記憶部106には、図1に示されるように、出力書式設定マスタ106a(第1のマスタ)と、シート内設定マスタ106b(第2のマスタ)と、表計算ソフト設定マスタ106c(第3のマスタ)とが格納されている。
出力書式設定マスタ106aは、概略的には、出力書式設定マスタ106aは、一以上の会計データをスプレッドシート上に配置するときの始点(基準)となるセルを設定するためのマスタである。この出力書式設定マスタ106aには、作成したい会計データの表タイプの種類ごとに、スプレッドシート上の所定のセルを特定するためのセル特定情報と、第1の会計データの科目情報とを互いに関連付けたテーブルが格納されている。ここで、セル特定情報とは、スプレッドシートにおける所定のセルの行及び列に関する情報をいい、本実施形態では、特定の表タイプの会計データをスプレッドシート上に配置するときの始点となるセルを特定するための情報に該当する。また、第1の会計データの科目情報は、この出力書式設定マスタ106aにおいては、特定の表タイプの会計データをスプレッドシート上配置するときに、既存の第1の会計データの群から選択的に用いるべき会計データの科目を特定するための情報に該当する。
シート内設定マスタ106bは、概略的には、シート内設定マスタ106bは、2以上の会計データをスプレッドシート上に配置するときのレイアウトを(始点セルを定めずに)設定するためのマスタである。このシート内設定マスタ106bには、作成したい会計データの表タイプの種類ごとに、出力書式設定マスタ106aのセル特定情報に対応する所定のセルを基準にした相対位置を規定するための相対位置情報と、出力書式設定マスタ106aの科目情報に対応する科目に属する1群の第1の会計データとを互いに関連付けたテーブルが格納されている。本実施形態では、上記相対位置情報は、基準となる所定のセルからの相対位置を、スプレッドシートの行方向及び列方向のうちの少なくとも1方向におけるセルの数で規定するための情報(レイアウト情報)が用いられる。
表計算ソフト設定マスタ106cは、概略的には、表計算ソフトの特定のスプレッドシート(複数枚のスプレッドシートを包含する電子的なファイルにおける一のスプレッドシート)を指定するためのマスタである。この表計算ソフト設定マスタ106cには、シート内設定マスタ106bのレイアウト情報と、一のスプレッドシートを特定するためのシート特定情報とを互いに関連付けたテーブルが格納されている。また、本実施形態では、表計算ソフト設定マスタ106cに格納されているテーブルには、シート特定情報に対応するスプレッドシートに設定すべきシート名(シート名情報)及び当該スプレッドシートを含む電子的なファイルに設定すべきファイル名(ファイル名情報)も関連付けられている(したがって、本実施形態では、表計算ソフト設定マスタ106cは、シート名設定のための第4マスタ,ファイル名設定のための第5のマスタとしても機能する)。
制御部102は、図1に示されるように、複数のモジュールを備えており、具体的には、配置部102aと、シート名設定部102bと、ファイル名設定部102cとを備えている。
配置部102aは、上述した出力書式設定マスタ106a及びシート内設定マスタ106bを参照することにより、選択された表タイプに応じて定まる科目に属する1群の第1の会計データに対応する文字列を、所定のセル及び相対位置にあるセルに配置するためのモジュールである。したがって、このモジュールは、配置手段として機能する。また、この配置部102aは、本実施形態では、表計算ソフト設定マスタ106cを参照することにより、1群の第1の会計データに対応する文字列をシート特定情報で特定されるスプレッドシートに配置するためのモジュールでもある。
シート名設定部102bは、表計算ソフト設定マスタ106cを参照することにより、1群の第1の会計データを配置すべきスプレッドシートにシート名を設定するためのモジュールである。したがって、このモジュールは、シート名設定手段として機能する。また、ファイル名設定部102cは、表計算ソフト設定マスタ106cを参照することにより、1群の第1の会計データを配置すべきスプレッドシートを包含するファイルにファイル名を設定するためのモジュールである。したがって、このモジュールは、ファイル名設定手段として機能する。
[1−2.処理動作]
続いて、図1に示す会計データ作成システム1000において実行される処理について説明する。
図2は、図1における会計データ作成装置100において実行される会計データ作成方法に係る処理手順を示すフローチャートである。この図2に示す処理の大部分は、会計データ作成装置100の制御部102において実行される。
まず、ステップS201において、まず、出力書式設定マスタ106aを読み出すことによって、表タイプのリスト(一覧)を表示し、ユーザによる表タイプの決定を待機する。このとき、出力書式設定マスタ106aに格納されている表タイプ情報以外の情報が表示されてもよい。ここで、「表タイプ」とは、会計データをスプレッドシート上に配置することで作成される会計データのフォーマット又はテンプレートを意味する。なお、表タイプの名称はユーザが任意に設定可能である。また、表タイプのリストの表示だけであれば、出力書式設定マスタ106aを読み出すことに代えて、シート内設定マスタ106bから読み出してもよいし、出力書式設定マスタ106a及びシート内設定マスタ106bとは別に格納しておいたリストを読み出してもよい。
そして、表タイプの決定がなされたと判断された場合には(ステップS202でYes)、ステップS203において、決定された種類の表タイプ情報から、出力書式設定マスタ106aを参照することにより、対応する科目情報と、セル特定情報(つまり、所定のセルの位置の情報)とを取得するとともに、シート内設定マスタ106bを参照することにより、相対位置情報を取得する。
例えば、表タイプとして「1 利益」が選択された場合、図3(a)に示すように、出力書式設定マスタ106aからは、科目情報として、経常利益と当期純利益の科目コードに関する情報が取得されるとともに、セル特定情報として、取得した科目情報ごとに、出力行及び出力列に関する情報が取得される。ここで、「出力行」及び「出力列」とは、会計データに対応する文字列を配置するためのセルのスプレッドシート上の位置を意味する。図3(b)には、図3(a)に示す出力書式設定マスタ106aから取得した情報に基づいて会計データに対応する文字列を配置した場合の一例が示されている。なお、「会計データに対応する文字列」とは、一般的には、会計上の科目に属する会計データの数値(又は、数値と当該数値に用いる単位の組み合わせ)を指すが、図3(b)に示す例では、説明の都合上、科目コードと科目名が配置されている(後続の図面においても同様に数値が配置されていない場合がある)。
同様に、表タイプとして「1 利益」が選択された場合、図4(a)に示すように、シート内設定マスタ106bからは、相対位置情報として、ずらし行及びずらし列に関する情報が取得される。ここで、「ずらし行」及び「ずらし列」とは、セル特定情報で特定される所定のセルからの相対位置を、それぞれ、スプレッドシートの行方向及び列方向におおけるセルの数で規定するための情報を意味する。
さらに、図4(a)に示すシート内設定マスタ106bからは、対象期間(例えば、当期,前期,後期等の会計上の集計期間の区別)に関する情報と、実績/予算の区別に関する情報と、レイアウト情報とが取得される。ここで、「レイアウト情報」とは、例えば、レイアウト番号及びレイアウトに任意に設定されたレイアウト名の単独又は組み合わせであり、この情報は、表計算ソフト設定マスタ106cを参照するときにも用いられる。図4(a)からも分かるように、対象期間と実績/予算の区別との組み合わせにより、複数の情報をまとめて取得することができるようにシート内設定マスタ106bは構成されている。図4(b)には、図4(a)に示すシート内設定マスタ106bから取得した情報に基づいて、図3(a)に示す出力書式設定マスタ106aから取得した科目情報に対応する科目に属する会計データに対応する文字列を配置した場合の一例が示されている。図4(b)からも分かるように、ずらし列を設定することで、複数の会計データに対応する文字列を比較可能に配置することができるようになる。このように、ずらし行やずらし列を設定することで、複数の会計データに対応する文字列が配置されるべきレイアウトが定まることとなる。そのため、このように定まるレイアウトに対しては同じレイアウト情報(図4(a)に示す例では「1 予実比較」)が設定される。
図2に戻り、ステップS204では、ステップS203で取得したレイアウト情報(レイアウト番号)から、表計算ソフト設定マスタ106cを参照することにより、シート特定情報があるかどうか判別する。ここで、「シート特定情報」とは、表計算ソフトの電子的な1つのファイルの中に、複数枚のスプレッドシートがある場合又は複数枚のスプレッドシートを作成可能な場合に、一のスプレッドシートを特定するための情報をいう。そして、シート特定情報がある場合には(ステップS204でYes)、そのシート特定情報を取得して(ステップS205)、ステップS207へ進む。
例えば、レイアウト情報として「1 予実比較」が取得された場合、図5(a)に示す例では、表計算ソフト設定マスタ106cからは、シート特定情報として、3つの互いに異なるシート名に関する情報が取得される。本実施形態では、シート名が異なることで、異なるシートを用いるべきことが特定される。図5(b),図5(c),図5(d)には、図5(a)に示す表計算ソフト設定マスタ106cから取得した3つのシート特定情報(シート名)に基づいて、それぞれ、図3(a)に示す出力書式設定マスタ106aから取得した科目情報に対応する科目に属する会計データに対応する文字列を配置した場合の一例が示されている。図5(b),図5(c),図5(d)を比較すれば分かるように、複数枚のシートを用いても、配置される文字列が異なるだけで、レイアウト又はテンプレートは変更なくそのままである。また、図6(a),図6(b),図6(c),図6(d)には、それぞれ、図5(a),図5(b),図5(c),図5(d)に示す例とは別の例が示されている。
また、ステップS205において、表計算ソフト設定マスタ106cから1以上のシート特定情報を取得するときに、表計算ソフト設定マスタ106cからは、ファイル名情報も取得される。図5(a)や図6(a)に示した例からも分かるように、複数枚のシートを用いる場合には共通したファイル名が表計算ソフト設定マスタ106cに設定され、これにより、ファイル名情報を取得することができる。
一方、ステップS204の判別の結果、シート特定情報がない場合又は取得に失敗した場合には(ステップS204でNo)、デフォルトのシート(例えば1枚目のスプレッドシート)を選択して(ステップS206)、ステップS207へ進む。
続くステップS207では、選択された表タイプ情報に基づいて特定された科目に属する既存の1群の会計データを読み出して、対応する文字列を、3つのマスタ(出力書式設定マスタ106a,シート内設定マスタ106b,表計算ソフト設定マスタ106c)から取得した情報にしたがってスプレッドシート上のセルに配置し、さらに、シート名情報及びファイル名情報を取得している場合には、対応するシート名及びファイル名を設定する。これにより、第2の会計データ(例えば経営資料)が作成される。そして、本処理を完了する。
一方で、ステップS202で表タイプの決定がなされない場合、後述するマスタ編集処理が行われ(ステップS210)、その後、表タイプの決定を促すべく、ステップS202の処理(又はステップS201の処理)に戻り、表タイプが決定されれば、上述したステップS203〜S207の処理を行って本処理を完了する。
以上詳細に説明したように、図2の処理によれば、表タイプが選択されることにより(ステップS202でYes)、その表タイプの情報に基づいて、出力書式設定マスタ106a及びシート内設定マスタ106bから、用いるべき会計データの科目特定情報、並びに、用いるべき会計データに対応する文字列を配置するための所定のセルの特定情報及び相対位置情報が取得されて(ステップS203)、会計データに対応する文字列がスプレッドシート上に配置される(ステップS207)。これにより、ユーザ(例えば会計担当者)は、表タイプを指定するだけで、目的とするレイアウトの会計データ(例えば、会計資料)を大幅な手間をかけることなく作成することができる。また、別のユーザが同じ表タイプを指定しても同等のレイアウトの会計データを作成することができる。このように、本実施形態によれば、会計データの作成に際し、ユーザによるノウハウや作為が入りこむことがないため、統一感のあるレイアウトを実現することができる。
また、図2の処理によれば、表計算ソフト設定マスタ106cを参照してシート特定情報を取得した場合には(ステップS205)、当該情報にしたがって、対応するスプレッドシートに会計データを配置する(ステップS207)。これにより、ユーザは、スプレッドシートを選択する手間をなくすことができ、さらには、スプレッドシートの選択や他のスプレッドシートへの会計データのコピーといった作業が回避されるので、そのような作業にともなって生じ得るレイアウトの乱れを防止することもできる。
さらに、図2の処理によれば、表計算ソフト設定マスタ106cからシート名情報及びファイル名情報を取得して対応するシート名及びファイル名が設定されるので、ユーザは、シート名やファイル名を変更する手間も省くことができる。
次に、図2の処理で用いられる各種マスタの設定方法について説明する。その設定に係る処理は、任意のタイミングで実行可能であり、図2のステップS210のマスタ編集処理に係る処理の説明から明らかであるので、以下に、マスタ編集処理について説明する。
図7は、図2のステップS210のマスタ編集処理のサブルーチンに係る処理手順を示すフローチャートである。本処理の大部分も会計データ作成装置100の制御部102において実行される。
図7において、まず、ステップS211では、マスタの編集(新規作成、修正、削除)の旨の入力がなされるのを待機し、マスタ編集の旨の入力がない場合には(ステップS211でNo)、図2のステップS202に戻って表タイプリストの表示状態を維持する。マスタ編集の旨の入力がなされた場合には(ステップS211でYes)、スプレッドシートのテンプレートの選択がなされるのを待機する(ステップS211)。テンプレートとは、ユーザが用いる表計算ソフトの電子的なファイルにおけるスプレッドシートをいい、ブランクのスプレッドシートであってもよいし、所定のセルに表計算ソフトで処理可能な計算式が埋め込まれたスプレッドシートであってもよい。表計算ソフトで処理可能な計算式は、四則演算に限られることはなく、テーブル化やグラフ化のための式も含まれる。テンプレートの選択を待機することに代えて、デフォルトのスプレッドシートを提示してもよい。
そして、選択されたスプレッドシートのテンプレートを用いて、各種マスタ(出力書式設定マスタ106a,シート内設定マスタ106b,表計算ソフト設定マスタ106c)の設定を行う(ステップS213,S214,S215)。なお、マスタの設定順序は任意であり、各種マスタについて新規作成や既存の設定の変更といった編集(メンテナンス)を行う。
出力書式設定マスタ106aの設定(ステップS213)は、図8に示すような出力書式設定マスタメンテナンス画面を用いて行う。このメンテナンス画面を介して、表タイプ情報や用いるべき会計データの科目情報を登録し、さらに、セル特定情報として所定のセルの出力行及び出力列を登録する。その他の任意設定項目の登録も行ってもよい。図9(a)及び図9(b)には、図8に示すような出力書式設定マスタメンテナンス画面を介して登録可能な項目が示されている。
シート内設定マスタ106bの設定(ステップS214)は、図10に示すようなシート内設定マスタメンテナンス画面を用いて行う。このメンテナンス画面を介して、表タイプ情報や用いるべき会計データを登録し、さらに、相対位置情報としてずらし行及びずらし列を登録する。その他の任意設定項目の登録も行ってもよい。図11(a)及び図11(b)には、図10に示すようなシート内設定マスタメンテナンス画面を介して登録可能な項目が示されている。
ここで、出力書式設定マスタ106a及びシート内設定マスタ106bの設定に際し、表タイプ情報として、互いに同じ表タイプを指定することで、双方のマスタに共通した設定を行うことができ、これにより、レイアウトと当該レイアウトを配置するための始点が定まることとなる。そして、そのように定まるレイアウトは、レイアウト情報(レイアウト番号)として各種マスタに登録可能になっている。図12(a),図12(b),図12(c)には、互いに異なるレイアウトの例が示されている。
表計算ソフト設定マスタ106cの設定(ステップS215)は、図13に示すような表計算ソフト設定マスタメンテナンス画面を用いて行う。このメンテナンス画面を介して、上述したレイアウト情報を登録するとともに、シート特定情報として、会計データを配置すべきスプレッドシートを指定する。なお、複数枚のスプレッドシートについて指定を行う場合には、テンプレートとして電子的なファイルを指定する必要がある。レイアウト情報として、シート内設定マスタ106bに登録したレイアウト情報と同じレイアウト情報を登録することで、シート内設定マスタ106bのレイアウトを複数枚のスプレッドシートに適用することができるようになる。また、その他の任意設定項目の登録も行ってもよい。図14(a)及び図14(b)には、図13に示すような表計算ソフト設定マスタメンテナンス画面を介して登録可能な項目が示されている。
図15には、ステップS213〜S215で各種マスタに対して設定を行った結果、複数のレイアウトが登録された場合のレイアウト一覧画面の例が示されている。図15に示すように、会計データに対応する数値の単位(円,千,万)が設定可能になっていることが好ましく、この設定も、図13に示すような表計算ソフト設定マスタメンテナンス画面における出力単位の項目を用いて行うことが可能である。
続いて、ステップS216では、ステップS213〜S215で設定登録がなされた表タイプ情報,レイアウト情報,シート特定情報で特定されるレイアウト設定済みのスプレッドシート(テンプレートのスプレッドシート)に対して、シート名を設定する。さらに、ステップS217では、ステップS216でシート名を設定したスプレッドシートを包含する電子的なファイルに対して、ファイル名又はファイル名の一部(例えば接頭語)を設定する。本実施形態においては、ステップS216のシート名設定及びステップS217のファイル名設定は、図13に示すような表計算ソフト設定マスタメンテナンス画面を介して行うことができるようになっている。なお、ステップS216及びステップS217の処理を行わなくてもよい。
上述したようにして設定登録が完了したら、各種マスタのメンテナンス画面の登録ボタンの押下に応じて、マスタの新規登録又は更新を行い(ステップS218)、本処理を完了する。引き続いて、会計データの作成を行う場合には、図2の処理にリターンする。
以上詳細に説明したように、図7の処理によれば、各種マスタの編集を行うことで(ステップS213〜S215)、特には、相対位置情報としてずらし行及びずらし列をセルの数で指定していくだけで(図10参照)、会計データに対応する文字列を配置するためのレイアウトを設定登録することができる。したがって、表計算ソフトの1つ1つのセルを選択して設定する手間がないので、ユーザの手間を大幅に軽減することができる。また、登録されたマスタは、他の情報処理装置でも取り扱うことが可能であるため、統一感のある会計データを作成することができることとなる。
次に、図7のマスタ編集処理の具体例を説明する。図16(a)は、ステップS212で選択されるスプレッドシートのテンプレートの一例である。このように会計データを配置しないセルには必要な文字列を予め入力されていてもよいし、必要な罫線が付されていてもよいし、上述した計算式が埋め込まれていてもよいし、さらには、フォントの設定がなされていてもよい。図16(b)は、図16(a)のテンプレートに対して、会計データA,B,Cのレイアウト等が設定された場合を模式的に示す図である。図16(b)においてハッチングが付された領域にあるセルは、図7を用いて説明したマスタ編集処理によって入力設定可能なセルに該当する。
図16(b)に示すテンプレートに対して設定されているマスタの設定例が図17(a),図17(b),図18に示されている。具体的には、図17(a)は、出力書式設定マスタ106aの設定例を示し、図17(b)は、シート内設定マスタ106bの設定例を示し、図18は、表計算ソフト設定マスタ106cの設定例を示している。そして、図18に示す複数のレイアウト情報のうちの一のレイアウト情報にしたがって、図16(b)のテンプレートに対して会計データの配置を行った場合の例が図19に示されている。図19からも分かるように、図17(b)に示すように登録された会計データに対応する文字列がテンプレートの各セルに納まっており、これにより、対象期間が前期と当期で同月比を行う等の経営分析を行うことができる。
[1−3.第1の実施形態の変形例]
上述した第1の実施形態では、出力書式設定マスタ106a(第1のマスタ)及びシート内設定マスタ106b(第2のマスタ)において互いに共通する項目として表タイプ情報を用いたが他の情報を用いてもよい。これに代えて、第1のマスタ及び第2のマスタを一のマスタに統合してもよく、この場合、表タイプが定まることにより、始点のセルとレイアウトとが定まることとなる。また、上述した第1の実施形態では、表計算ソフト設定マスタ106c(第3のマスタ)が、シート名設定のための第4のマスタ及びファイル名設定のための第5のマスタとしても機能する場合を説明したが、第4のマスタ及び第5のマスタの一方又は双方を、第3のマスタからは独立したマスタとしてもよい。
[2.第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態では、シート内設定マスタ106bを用いて相対位置情報(ずらし行及びずらし位置)を設定したが、本実施形態では、相対位置情報に代えて、所定のセル(始点のセル)からの行方向及び列方向の少なくとも1方向と終点のセルの位置を設定することにより、領域に関する情報を設定する。このような実施形態によっても、レイアウトを定めることができる。
[3.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、会計データ作成装置100及び会計データ作成システム1000に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、会計データ作成装置100及び会計データ作成システム1000が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて会計データ作成装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、会計データ作成装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバ(例えばネットワーク300を介して接続されたサーバ200)に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。したがって、本明細書で説明したような処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体もまた本発明を構成することとなる。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、会計データ作成装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、会計データ作成装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、特に、既存の会計データを用いて会計資料を作成する場合において有用である。
100 会計データ作成装置
102 制御部
102a 配置部
102b シート名設定部
102c ファイル名設定部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 出力書式設定マスタ
106b シート内設定マスタ
106c 表計算ソフト設定マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
1000 会計データ作成システム

Claims (6)

  1. 複数科目の第1の会計データのデータ群を用いて、複数のセルが行方向及び列方向に配列したスプレッドシート上に配置するための所定の表タイプの第2の会計データを作成するための、制御部を備えた会計データ作成装置であって、
    前記制御部は、
    前記スプレッドシートにおける所定のセルの行及び列に関するセル特定情報、前記データ群から選択される第1の会計データの科目に関する科目情報、及び、前記表タイプの種類に関する表タイプ情報を互いに関連付けた第1のマスタと、
    前記表タイプ情報、前記所定のセルからの相対位置を前記行方向及び前記列方向のうちの少なくとも1方向におけるセルの数で規定するための相対位置情報、及び、前記科目情報に対応する科目に属する1群の第1の会計データを互いに関連付けた第2のマスタとを参照することにより、
    選択された表タイプに応じて取得された科目情報ごとに、行及び列に関するセル特定情報として取得し、
    選択された表タイプに応じて定まる科目に属する1群の第1の会計データに対応する文字列を、前記行及び列に関するセル特定情報からの前記相対位置にあるセルに配置する配置手段
    を備え
    ここで、前記スプレッドシートは、複数枚のスプレッドシートを包含する電子的なファイルにおける一のスプレッドシートであり、かつ、
    前記配置手段は、さらに、
    前記第2のマスタにおける前記1群の第1の会計データに対応する前記相対位置に関するレイアウト情報と、前記複数枚のスプレッドシートのうちの前記一のスプレッドシートを特定するためのシート特定情報とを互いに関連付けた第3のマスタを参照することにより、前記1群の第1の会計データに対応する文字列を前記シート特定情報で特定されるスプレッドシートに配置する
    ことを特徴とする会計データ作成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記1群の第1の会計データと、前記シート特定情報と、当該シート特定情報で特定されるスプレッドシートに設定すべきシート名に関するシート名情報とを互いに関連付けた第4のマスタを参照することにより、前記1群の第1の会計データを配置すべきスプレッドシートにシート名を設定するシート名設定手段
    をさらに含む
    ことを特徴とする請求項に記載の会計データ作成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記1群の第1の会計データと、前記シート特定情報と、当該シート特定情報で特定されるスプレッドシートを包含するファイルに設定すべきファイル名に関するファイル名情報とを互いに関連付けた第5のマスタを参照することにより、前記1群の第1の会計データを配置すべきスプレッドシートを包含するファイルにファイル名を設定するファイル名設定手段
    をさらに含む
    ことを特徴とする請求項又はに記載の会計データ作成装置。
  4. 前記配置手段は、
    複数科目の第1の会計データのうちの一の第1の会計データに対応する文字列を、前記行及び列に関するセル特定情報に該当するセルに配置する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の会計データ作成装置。
  5. 制御部を備えた会計データ作成装置において実行される、複数科目の第1の会計データのデータ群を用いて、複数のセルが行方向及び列方向に配列したスプレッドシート上に配置するための所定の表タイプの第2の会計データを作成するための会計データ作成方法であって、
    前記制御部において実行される、
    前記スプレッドシートにおける所定のセルの行及び列に関するセル特定情報、前記データ群から選択される第1の会計データの科目に関する科目情報、及び、前記表タイプの種類に関する表タイプ情報を互いに関連付けた第1のマスタと、
    前記表タイプ情報、前記所定のセルからの相対位置を前記行方向及び前記列方向のうちの少なくとも1方向におけるセルの数で規定するための相対位置情報、及び、前記科目情報に対応する科目に属する1群の第1の会計データを互いに関連付けた第2のマスタとを参照することにより、
    選択された表タイプに応じて取得された科目情報ごとに、行及び列に関するセル特定情報として取得し、
    選択された表タイプに応じて定まる科目に属する1群の第1の会計データに対応する文字列を、前記行及び列に関するセル特定情報からの前記相対位置にあるセルに配置する配置ステップ
    を含み、
    ここで、前記スプレッドシートは、複数枚のスプレッドシートを包含する電子的なファイルにおける一のスプレッドシートであり、かつ、
    前記配置ステップでは、さらに、
    前記第2のマスタにおける前記1群の第1の会計データに対応する前記相対位置に関するレイアウト情報と、前記複数枚のスプレッドシートのうちの前記一のスプレッドシートを特定するためのシート特定情報とを互いに関連付けた第3のマスタを参照することにより、前記1群の第1の会計データに対応する文字列を前記シート特定情報で特定されるスプレッドシートに配置する
    ことを特徴とする会計データ作成方法。
  6. 制御部を備えた会計データ作成装置において実行させるための、複数科目の第1の会計データのデータ群を用いて、複数のセルが行方向及び列方向に配列したスプレッドシート上に配置するための所定の表タイプの第2の会計データを作成するための会計データ作成プログラムであって、
    前記制御部において実行させるための、
    前記スプレッドシートにおける所定のセルの行及び列に関するセル特定情報、前記データ群から選択される第1の会計データの科目に関する科目情報、及び、前記表タイプの種類に関する表タイプ情報を互いに関連付けた第1のマスタと、
    前記表タイプ情報、前記所定のセルからの相対位置を前記行方向及び前記列方向のうちの少なくとも1方向におけるセルの数で規定するための相対位置情報、及び、前記科目情報に対応する科目に属する1群の第1の会計データを互いに関連付けた第2のマスタとを参照することにより、
    選択された表タイプに応じて取得された科目情報ごとに、行及び列に関するセル特定情報として取得し、
    選択された表タイプに応じて定まる科目に属する1群の第1の会計データに対応する文字列を、前記行及び列に関するセル特定情報からの前記相対位置にあるセルに配置する配置ステップ
    を含み、
    ここで、前記スプレッドシートは、複数枚のスプレッドシートを包含する電子的なファイルにおける一のスプレッドシートであり、かつ、
    前記配置ステップでは、さらに、
    前記第2のマスタにおける前記1群の第1の会計データに対応する前記相対位置に関するレイアウト情報と、前記複数枚のスプレッドシートのうちの前記一のスプレッドシートを特定するためのシート特定情報とを互いに関連付けた第3のマスタを参照することにより、前記1群の第1の会計データに対応する文字列を前記シート特定情報で特定されるスプレッドシートに配置する
    ことを特徴とする会計データ作成プログラム。
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